JP2017032653A - 像ブレ補正装置、その制御方法、撮像装置、及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影条件等の違いによる像ブレ補正性能の低下を抑制できる像ブレ補正装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態の像ブレ補正装置は、像ブレ補正手段(103)を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、振れ信号に基づき、像ブレ補正手段(103)の駆動を制御する制御手段(203、205)を備え、制御手段は、少なくとも検出された撮影条件に応じて、像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧を切り替える。
【選択図】図4

Description

本発明は、像ブレ補正装置、その制御方法、撮像装置、及び光学機器に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置による画像撮像時に、例えば、カメラ本体を保持するユーザの手が揺れる(手振れが発生する)ことにより、被写体像に振れ(像ブレ)が生ずる場合がある。この像ブレを補正する像ブレ補正手段を備える撮像装置が提案されている。像ブレ補正手段による補正処理としては、従来より光学像ブレ補正処理や、電子的像ブレ補正処理が用いられている。
光学式像ブレ補正処理は、角速度センサ等でカメラ本体に加えられた振動を検出し、検出結果に応じて撮像光学系内部に設けられた像ブレ補正レンズを移動させる。これにより、撮像光学系の光軸方向を変化させることによって撮像素子の受光面に結像される像を移動して像ブレを補正する。
可動部の駆動方法としては、公知のボイスコイルモータ(以下、VCM)を用いる方法が知られている。VCMを用いる方法では、検出したカメラ本体の振れと可動部の位置とに基づいてVCMのコイル(駆動コイル)に流す電流量を制御マイコン等の演算結果により調節することで可動部の駆動を行う。また、コイルに印加する電圧の調整をPWM制御により行う方法が知られている。コイルに印加する電圧は、式1のように、最大駆動電圧とPWM(Pulse Width Modulation)のDuty比(デューティー比)により決定される。
印加電圧=最大駆動電圧×PWM設定/PWM基準ビット数 (式1)
式1から分かるように、コイルに印加される電圧の分解能は、最大駆動電圧とPWM基準ビット数から決まる。コイルに印加される電圧の分解能が小さければ、コイルに流す電流量をより細かく制御できるため、可動部のより細かい制御が可能となる。
ところで、近年撮影状況(撮影シーン)は多様化している。振れの小さい静止状態での撮影のみならず、例えば、悪路を走る自動車や自転車など大きく揺れる乗り物に乗りながら撮影する状況や、歩きながら撮影する状況などが考えられる。このような状況では、像ブレ量が大きいために、像ブレ補正手段の補正できる像ブレ補正量を大きくする必要性があるが、像ブレ補正量を大きくするためには、像ブレ補正手段が大型化し、像ブレ補正手段の可動部の重量が増加してしまう。ここで駆動ストロークを大きくするためには、可動部駆動のための最大駆動トルクを大きくする必要がある。しかし、最大駆動トルクを発生させるためにコイルに印加する最大駆動電圧を大きくすると、前述したようにコイルに印加する電圧の分解能が大きくなり、可動部の細かい制御ができない。
特許文献1は、異なる像ブレ補正のパワーを持った第1の補正レンズ及び第2の補正レンズをそれぞれ含む第1被駆動部と第2被駆動部を、固定部材を挟んで前後に配置する像ブレ補正装置を開示している。特許文献1には、第1被駆動部と第2被駆動部を反対方向に駆動することにより、補正ストロークを大きくすることが開示されている。
特開2009−258389号公報
しかしながら、特許文献1に開示された像ブレ補正装置では、振れに対して2つの被駆動部を同時に動かすため、2つの被駆動部のうち駆動量に対する制御分解能の低い被駆動部の駆動精度の影響により、ブレ補正残りが発生する等、補正性能が低下してしまう。
本発明は、撮影条件等の違いによる像ブレ補正性能の低下を抑制できる像ブレ補正装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の像ブレ補正装置は、像ブレ補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、振れ検出信号に基づき、像ブレ補正手段の駆動を制御する制御手段を備え、制御手段は、少なくとも検出された撮影条件に応じて、像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧を切り替える。
本発明の像ブレ補正装置によれば、撮影条件等の違いによる像ブレ補正性能の低下を抑制し、良好な像ブレ補正を実現できる。
第1実施形態における撮像装置の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る像ブレ補正装置の構成例を示す図である。 像ブレ補正レンズ駆動部の分解斜視図である。 像ブレ補正装置が備える補正機構について説明する図である。 第1実施形態に係る振れ補正制御処理を説明するフローチャートである。 制御モード1及び制御モード2における駆動分解能を示す図である。 パンニング動作検出時の制御を示す図である。 第2実施形態に係る像ブレ補正装置の構成例を示す図である。 第2実施形態の像ブレ補正装置が備える補正機構について説明する図である。 第2実施形態に係る振れ補正制御処理を説明するフローチャートである。
図1は、本実施形態における撮像装置の構成例を示す図である。
本発明は、デジタル一眼レフカメラに装着される交換レンズやレンズ鏡筒のような光学機器、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、Webカメラ等の撮像装置、携帯電話やタブレット端末等の撮像装置を具備する電子機器に適用できる。図1に示す撮像装置は、デジタルスチルカメラである。
図1に示す撮像装置は、ズームユニット101乃至制御部119を備える。ズームユニット101は、結像光学系を構成する、倍率が可変な撮影レンズの一部である。ズームユニット101は、撮影レンズの倍率を変更するズームレンズを含んでいる。ズーム駆動部102は、制御部119の制御に従ってズームユニット101の駆動を制御する。第1像ブレ補正レンズ103は、像ブレを補正する補正部材である。第1像ブレ補正レンズ103は、撮影レンズの光軸に対して直交する方向に移動可能に構成されている。第1像ブレ補正レンズ駆動部104は、制御部119の制御に従って第1像ブレ補正レンズ103の駆動を制御する。
絞り・シャッタユニット105は、絞り機能を有するメカニカルシャッタである。絞り・シャッタ駆動部106は、制御部119の制御に従って絞り・シャッタユニット105を駆動する。フォーカスレンズ107は、撮影レンズの一部であり、撮影レンズの光軸に沿って位置を変更可能に構成される。フォーカス駆動部108は、制御部119の制御に従ってフォーカスレンズ107を駆動する。
撮像部109は、撮影レンズによる光学像を、CCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて画素単位の電気信号に変換する。CCDは、Charge Coupled Deviceの略称である。CMOSは、Complementary Metal−Oxideの略称である。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号に対して、A/D変換、相関二重サンプリング、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、色補間処理等を行い、映像信号に変換する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を、用途に応じて加工する。具体的には、映像信号処理部111は、表示用の映像を生成したり、記録用に符号化処理やデータファイル化を行ったりする。
表示部112は、映像信号処理部111が出力する表示用の映像信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。電源部115は、撮像装置全体に、用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部116は、外部装置との間で通信信号及び映像信号を入出力する。操作部117は、撮像装置にユーザが指示を与えるためのボタンやスイッチなどを有する。記憶部118は、映像情報など様々なデータを記憶する。制御部119は、例えばCPU、ROM、RAMを有し、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開してCPUで実行することによって撮像装置の各部を制御し、以下に説明する様々な動作を含む撮像装置の動作を実現する。CPUは、Central Processing Unitの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。
操作部117は、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)及び第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたレリーズボタンを有する。レリーズボタンが、半押しされた場合にレリーズスイッチSW1がオンし、レリーズボタンが最後まで押し込まれたときにレリーズスイッチSW2がオンする。レリーズスイッチSW1がオンすると、制御部119が、映像信号処理部111が表示部112に出力する表示用の映像信号に基づいてAF評価値を算出する。そして、制御部119が、AF評価値に基づいて、フォーカス駆動部108を制御することにより自動焦点検出を行う。
また、制御部119は、映像信号の輝度情報と、予め定められたプログラム線図とに基づいて、適切な露光量を得るための絞り値及びシャッタスピードを決定するAE処理を行う。レリーズスイッチSW2がオンされると、制御部119は、決定した絞り及びシャッタ速度で撮影を行い、撮像部109で得られた画像データを記憶部118に記憶するように各処理部を制御する。
操作部117は、さらに、振れ補正モードを選択可能にする像ブレ補正スイッチを有する。像ブレ補正スイッチにより振れ補正モードが選択されると、制御部119が、第1像ブレ補正レンズ駆動部104に像ブレ補正動作を指示し、これを受けた第1像ブレ補正レンズ駆動部104が、像ブレ補正オフの指示がなされるまで像ブレ補正動作を行う。また、操作部117は、静止画撮影モードと動画撮影モードとのうちの一方を選択可能な撮影モード選択スイッチを有する。撮影モード選択スイッチの操作による撮影モードの選択を通じて、制御部119は、第1像ブレ補正レンズ駆動部104の動作条件を変更することができる。第1像ブレ補正レンズ駆動部104によって、本実施形態の像ブレ補正装置が構成される。
また、操作部117は、再生モードを選択するための再生モード選択スイッチも有する。再生モード選択スイッチの操作によって、再生モードが選択されると、制御部119が像ブレ補正動作を停止する。また、操作部117には、ズーム倍率変更の指示を行う倍率変更スイッチが含まれる。倍率変更スイッチの操作によって、ズーム倍率変更の指示がされると、制御部119を介して指示を受けたズーム駆動部102が、ズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームユニット101を移動させる。
図2は、本実施形態に係る像ブレ補正装置の構成を示す図である。
第1振動センサ201は、例えば角速度センサであり、通常姿勢(画像の長さ方向が水平方向とほぼ一致する姿勢)における、撮像装置の垂直方向(ピッチ方向)の振動を検出する。第2振動センサ202は例えば角速度センサであり、通常姿勢における撮像装置の水平方向(ヨー方向)の振動を検出する。第1像ブレ補正制御部203は、ピッチ方向における像ブレ補正レンズの補正位置制御信号を出力し、像ブレ補正レンズの駆動を制御する。第2像ブレ補正制御部204は、ヨー方向における像ブレ補正レンズの補正位置制御信号を出力し、像ブレ補正レンズの駆動を制御する。
第1レンズ位置制御部205は、第1像ブレ補正制御部203からのピッチ方向での補正位置制御信号と、第1ホール素子209からの像ブレ補正レンズのピッチ方向での位置情報とから、フィードバック制御を行う。これにより、第1レンズ位置制御部205は、例えば、アクチュエータである第1ドライブ部207を駆動する。同様に、第2レンズ位置制御部206は、第2像ブレ補正制御部204からのヨー方向での補正位置制御信号と、第2ホール素子210からの像ブレ補正レンズのヨー方向での位置情報とから、フィードバック制御を行う。これにより、第2レンズ位置制御部206は、例えば、アクチュエータである第2ドライブ部208を駆動する。
次に、第1像ブレ補正レンズ駆動部104による第1像ブレ補正レンズ103の駆動制御動作について説明する。
第1像ブレ補正制御部203には、第1振動センサ201から撮像装置のピッチ方向の振れを表す振れ信号(振れ検出信号、角速度信号)が供給される。また、第2像ブレ補正制御部204には、第2振動センサ202から撮像装置のヨー方向の振れを表す振れ信号(角速度信号)が供給される。
第1像ブレ補正制御部203は、供給された振れ信号に基づいて、ピッチ方向に第1像ブレ補正レンズ103を駆動する補正位置制御信号を生成し、第1レンズ位置制御部205に出力する。また、第2像ブレ補正制御部204は、供給された振れ信号に基づいて、ヨー方向に第1像ブレ補正レンズ103を駆動する補正位置制御信号を生成し、第2レンズ位置制御部206に出力する。
第1ホール素子209は、第1像ブレ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1像ブレ補正レンズ103のピッチ方向における位置情報として出力する。第2ホール素子210は、第1像ブレ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1像ブレ補正レンズ103のヨー方向における位置情報として出力する。位置情報は、第1レンズ位置制御部205、及び第2レンズ位置制御部206に供給される。
第1レンズ位置制御部205は、第1ホール素子209からの信号値が、第1像ブレ補正制御部203からの補正位置制御信号値に収束するよう、第1ドライブ部207を駆動しながらフィードバック制御する。また、第2レンズ位置制御部206は、第2ホール素子210からの信号値が、第2像ブレ補正制御部204からの補正位置制御信号値に収束するよう、第2ドライブ部208を駆動しながらフィードバック制御する。なお、第1ホール素子209、第2ホール素子210から出力される位置信号値には、ばらつきがあるので、所定の補正位置制御信号に対して第1像ブレ補正レンズ103が所定の位置に移動するように、第1及び第2ホール素子209,210の出力調整を行う。
第1像ブレ補正制御部203は、第1振動センサ201からの振れ情報に基づき、被写体像の画像振れを打ち消すように第1像ブレ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を出力する。第2像ブレ補正制御部204は、第2振動センサ202からの振れ情報に基づき、画像振れを打ち消すように第1像ブレ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を出力する。
例えば、第1像ブレ補正制御部203、及び第2像ブレ補正制御部204は、振れ情報(角速度信号)または振れ情報にフィルタ処理等を行うことにより、補正速度制御信号または補正位置制御信号を生成する。以上の動作により、撮影時に手振れ等の振動が撮像装置に存在しても、ある程度の振動までは画像振れを防止できる。また、第1像ブレ補正制御部203、及び第2像ブレ補正制御部204は、第1振動センサ201、及び第2振動センサ202からの振れ情報と、第1ホール素子209、及び第2ホール素子210の出力に基づいて、撮像装置のパンニング状態を検出する。そしてパンニング制御を行う。
図3は、像ブレ補正レンズ駆動部の分解斜視図である。
第1像ブレ補正レンズ駆動部104は、第1像ブレ補正レンズ103、可動鏡筒122、固定地板123、転動ボール124、第1ドライブ部207、第2ドライブ部208を備える。また、第1像ブレ補正レンズ駆動部104は、付勢ばね127、第1ホール素子209、第2ホール素子210、センサーホルダー129を備える。
第1ドライブ部207は、第1磁石1251、第1コイル1252、第1ヨーク1253を備える。第2ドライブ部208は、第2磁石1261、第2コイル1262、第2ヨーク1263を備える。
第1像ブレ補正レンズ103は、光軸を偏心させることのできる第1の補正光学部材である。第1像ブレ補正レンズ103は、第1像ブレ補正制御部203、第2像ブレ補正制御部204により駆動制御される。これにより、撮像光学系を通過した光像を移動させる像ブレ補正動作が行われ、撮像面での像の安定性を確保することができる。なお、本実施形態では、補正光学系として補正レンズを用いているが、撮影光学系に対してCCDなどの撮像手段を駆動することでも、撮像面での像の安定性を確保できる。すなわち、撮像手段を、像ブレを補正する手段として用いてもよい。
可動鏡筒122は、中央の開口部に第1像ブレ補正レンズ103を保持する第1の可動部である。可動鏡筒122は、第1磁石1251及び第2磁石1261を保持する。また、可動鏡筒122は、転動ボール受け部を3個備えており、転動ボール124によって、光軸と直交する面内を移動可能に転動支持される。また、可動鏡筒122は、ばねかけ部を3個所備えており、付勢ばね127の一端を保持できる。
固定地板123は、円筒形状に形成される第1の固定部材である。固定地板123は、外周部の3個所にフォロワー1231を備える。固定地板123の中央の開口部に、可動鏡筒122が配置されている。これにより、可動鏡筒122の可動量を制限することができる。また、固定地板123は、第1磁石1251の着磁面と対向する個所において、第1コイル1252及び第1ヨーク1253を保持する。また、固定地板123は、第2磁石1261の着磁面と対向する個所において、第2コイル1262及び第2ヨーク1263を保持する。また、固定地板123は、転動ボール受け部を3個備え、可動鏡筒122を、転動ボール124を介して、光軸と直交する面内を移動可能に支持する。また、固定地板123は、ばねかけ部を3個備える。これにより、付勢ばね127の一端を保持する。
第1ドライブ部207は、この例では、公知のボイスコイルモータである。固定地板123に取り付けられた第1コイル1252に電流を流すことで、可動鏡筒122に固定された第1磁石1251との間にローレンツ力を発生し、可動鏡筒122を駆動することができる。第2ドライブ部208は、第1ドライブ部207と同様のボイスコイルモータを90°回転させて配置したものであるので、詳しい説明は省略する。
付勢ばね127は、変形量に比例する付勢力を発生する引っ張りばねである。付勢ばね127は、一端を可動鏡筒122に固定され、他端を固定地板123に固定され、その間に付勢力を発生する。この付勢力により、転動ボール124が挟持され、転動ボール124は固定地板123と可動鏡筒122との接触状態を保つことができる。
第1ホール素子209及び第2ホール素子210は、第1磁石1251及び第2磁石1261の磁束を読み取るホール素子を利用した2つの磁気センサであり、その出力変化から、可動鏡筒122の平面内の移動を検出することができる。
センサーホルダー129は、概略円盤上に構成され、固定地板123に固定される。2つの位置センサ128を、第1磁石1251及び第2磁石1261と対向する位置に保持することができる。また、センサーホルダー129は、固定地板123とともに形成された内部の空間に可動鏡筒122を収納することができる。これにより、像ブレ補正装置に衝撃力がかかったときや、姿勢差が変化したときでも、内部の部品の脱落を防ぐことができる。上述した構成により、第1像ブレ補正レンズ駆動部104は、光軸と直交する面上の任意の位置に第1像ブレ補正レンズ103を移動させることができる。
図4は、本実施形態の像ブレ補正装置が備えるピッチ方向の振れ信号を補正する機構を示す図である。
なお、第2像ブレ補正制御部204、第2レンズ位置制御部206、第2ドライブ部208によって実現されるヨー方向の振れ信号を補正する機構については、図4に示す機構と同様であるので、説明を省略する。
図4において、第1振動センサ201は、撮像装置に加わる振れ情報信号(角速度信号)を検出する。第1像ブレ補正制御部203は、LPF(ローパスフィルタ)503、パン判定部502を備える。第1振動センサ201が検出した像ブレ信号は、LPF503により積分処理され、振れ角度信号が生成される。
パン判定部502は、撮像装置のパン動作やチルト動作など大きな振れがあったか否かを判定する。具体的には、パン判定部502は、第1振動センサ201が検出した振れ信号が規定値以上となった場合に、パン動作がされたと判定する。また、パン判定部502は、第1像ブレ補正レンズ103の現在位置が規定値以上となった場合に、パン動作がされたと判定してもよい。また、パン判定部502は、第1像ブレ補正レンズ103の目標位置が規定値以上となった場合に、パン動作がされたと判定してもよい。これにより、大きな振れが撮像装置に加わった場合に、第1像ブレ補正レンズ103、第2像ブレ補正レンズ113が可動範囲以上に駆動してしまうことを防止し、パン動作直後の揺れ戻しにより撮影画像が不安定になることを防止することができる。
パン動作がされたと判定された場合に、第1像ブレ補正レンズ103がメカ的に駆動可能な限界位置まで駆動してしまい、振れ補正性能が低下してしまうことがあるため、振れ補正制御を停止し、パン判定時の位置に保持する。また、パン動作がされたと判定された場合に、第1像ブレ補正レンズ103をメカ的な駆動限界位置の中央位置にセンタリングする動作を行ってもよい。
次に第1像ブレ補正レンズの目標位置が、第1レンズ位置制御部205へ入力される。第1ホール素子209で検出された第1像ブレ補正レンズ103の位置情報が、第1像ブレ補正レンズの目標位置と比較される。そして、第1ドライブ部207を介して、位置フィードバック制御により像ブレ補正動作が実行される。
駆動分解能変更部401は、パン判定部502がパン動作など大きな振れがあったと判定した場合、または操作部117を介してユーザの操作により撮影条件の変更通知があった場合に、第1ドライブに対して、駆動分解能の変更を指示する。駆動分解能の変更とは、駆動コイルに印加する最小駆動電圧の分解能のことであり、本実施形態では制御モード1及び制御モード2のいずれかの分解能に変更する例を示す。
図6は、制御モード1及び制御モード2における駆動分解能を示す図である。
前述したように、第1像ブレ補正レンズ103は、第1ホール素子209による位置情報とLPF503とによる目標位置をもとに第1レンズ位置制御部205によりフィードバック制御される。フィードバック制御量は、第1ドライブ部207により駆動コイルに印加する電圧を、最大駆動電圧とPWMのDutyにより設定する。ここで、駆動コイルに印加する電圧の分解能は、式1のように最大駆動電圧をPWMの基準ビット数で除した値であることから、PWMの基準ビット数が10bit(0−1023)で一定とすると、最大駆動電圧により決定される。
図6(A)に示す制御モード1は、最大駆動電圧を10Vとした例であり、図6(B)に示す制御モード2は、最大駆動電圧を1Vとした例である。この時の最小駆動電圧の分解能(制御分解能)は、制御モード1では0.0195Vとなり、制御モード2では0.00195Vとなる。最大駆動電圧が制御モード1に比べて小さい制御モード2では、第1レンズ位置制御部205により演算された設定値に対して、より小さな電圧を駆動コイルに印加できることからより細かい位置制御が可能となる。つまり制御モード2では、微小駆動が可能である。
一方、コイルに印加する最大駆動電圧値は、VCMが発生する最大駆動トルクと等価であることから、制御モード1は、制御モード2に比べてより大きなトルクで駆動することができる。このため、例えば、第1像ブレ補正レンズ103に大きな外力が加わった場合にも、像ブレ補正レンズの位置を目標位置に保持することができる。つまり、制御モード1は、最大駆動トルクは大きいが分解能が荒く微小な駆動は行わない。一方、制御モード2は、最大駆動トルクは小さいが分解能が細かく微小な駆動が可能である。このような特徴から、本実施形態では表1に示す撮影条件にて、制御モード1及び2を切り替える制御を行う。
Figure 2017032653
上述したように、制御モード1は、最大駆動トルクが大きいが分解能が荒く微小な駆動を行わない。一方、制御モード2は、最大駆動トルクが小さいが分解能が細かく微小な駆動が可能である。そのため、振れの大きさが大きいような撮影状況、例えば、歩きながらの撮影や、車に乗っての撮影、またはパンニングしながらの撮影などでは、可動部に外乱が加わりやすく大きな駆動力が必要であることから制御モード1が選択される。
また、撮影モードが動画撮影の場合は、動く被写体を狙いながら撮影するなどカメラを比較的大きく動かしながら撮影することが多いため、同様に制御モード1が選択される。一方、静止画撮影の場合は、比較的しっかり構えて被写体を狙いながら撮影することが多く、露光時間も動画撮影時に比べて短いため、大きな駆動力は必要なくむしろ細かい振れに対応した細かい制御が必要であることから制御モード2が選択される。また、カメラを三脚に置いた状態での撮影においても同様に大きな振れは発生しづらく、三脚における地面の振動など、比較的高周波で小さい振れに対応する必要があることから、制御モード2が選択される。
図5は、本実施形態に係る振れ補正制御処理を説明するフローチャートである。
像ブレ補正制御演算は、一定周期間隔で実行される。まず、ステップS101にて、処理が開始すると、ステップS102にて、第1振動センサ201が像ブレ信号を取得する。次に、ステップS103にて、LPF503がステップS102にて取得した像ブレ信号を積分して、角速度情報から角度情報へ変換する。
次に、ステップS104にて、パン判定部502が、撮像装置がパン動作(パンニング)中であるか否かを判定する。なお、前述したように、パン判定部502は、パン動作に限らず大きな振れがあったか否か、例えば、チルト動作(チルティング)中であるか否か、またはパンニング及びチルティングを含む撮影方向変更操作中であるか否か等を判定してもよい。
撮像装置がパンニング中であると判定された場合は、ステップS107にて、第1像ブレ補正制御部203が像ブレ補正レンズの目標位置をパンニング判定時の位置に固定して、振れ補正を停止する。ステップS108にて、駆動分解能変更部401は、第1ドライブ部207が像ブレ補正レンズを駆動するための駆動コイルに印加する最大電圧の設定を、制御モード2に比べて大きい制御モード1に設定する。
ステップS109にて、第1レンズ位置制御部205は、第1像ブレ補正レンズ103の現在位置を第1ホール素子209から取得する。ステップS110にて、第1レンズ位置制御部205は、ステップS103にて算出した像ブレ補正レンズ目標位置に、第1像ブレ補正レンズ103の位置が追従するようにフィードバック制御する。このように、撮像装置に加わる像ブレの影響が除去される。
一方、ステップS104にて撮像装置がパンニング中ではないと判定された場合には、ステップS105にて、第1像ブレ補正制御部203は、操作部117によりユーザが所定の撮影条件に変更したか否かを判定する。所定の撮影条件に設定された場合には、ステップS108にて、駆動分解能変更部401は、第1ドライブ部207の設定を制御モード1に設定する。
また、所定の撮影条件に設定されていない場合には、ステップS106にて、駆動分解能変更部401は、第1ドライブ部207の設定を制御モード2に設定する。なお、ステップS104にて撮像装置がパンニング中であると判定され、ステップS107にて振れ補正を停止した後に、再度ステップS104にてパンニング中ではないと判定された場合には、ステップS112にて、振れ補正が再開される。
図7は、パンニング動作検出時の像ブレ補正レンズの制御、及び駆動分解能の変更を示す図である。
図7に示すように、パンニング動作中ではなく、振れの小さい撮影状況においては、制御モード2で振れ補正の制御が行われる。しかし、パンニング動作中など振れの大きい撮影状況を検知すると、最大駆動トルクの大きい制御モード1に切り替えて、振れ補正動作を停止し、パンニング判定時の位置に像ブレ補正レンズを固定する。
このように、大きな振れによる外乱によって像ブレ補正レンズが駆動可能な限界位置まで駆動してしまい、振れ補正再開後に振れ補正の効果が低下すること、及び像ブレ補正レンズが駆動可能な限界位置にあることによる光学性能の低下を抑制する。その後、パンニング動作が終わったと判定されると、像ブレ補正レンズを固定していた位置から振れ補正動作を再開し、さらに駆動分解能を、最大駆動トルクは小さいが分解能が細かい制御モード2に変更する。
なお、制御モード1及び2間の駆動分解能の変更時において、変更時の分解能の差によって、駆動コイルに印加される電圧がステップ状に変化し、可動部が大きくずれてしまったり、駆動音が発生したりといった弊害を避けるため、次のことが行われる。例えば、制御モード2から1へのモード変更時において、駆動電圧に不連続が発生しないように、以下の式2のように計算したDutyを駆動分解能の変更と同時に設定する。
また、制御モード1から2への変更時は、最大駆動電圧が異なるため、制御モード2では出力できないこともあり得る。しかし、駆動電圧の変更は最大駆動トルクが必要でない時に行われることが前提であるため、制御モード2で出力可能な電圧になった時に切り替えを行うことで同様の計算式で対応できる。
制御モード1変更時のDuty
=(制御モード2のDuty−512)×1V/10V+512 (式2)
以上のように、本実施形態によれば、撮影条件に応じて、像ブレ補正レンズのコイルに印加される電圧の分解能を変更することで、最大駆動トルクの大きさと最小駆動電圧の分解能を両立することが可能となる。これにより、振れ補正効果の高い、像ブレ補正装置を提供することができる。
なお本実施形態では、駆動分解能を制御モード1及び2の2つに分けて制御する方法を示したが、2つに限られたものではなく、任意の複数の分解能で構成した場合においても同様に適用可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る像ブレ補正装置について説明する。本実施形態では、第1像ブレ補正レンズに加えて、同じ構成の第2振れ補正レンズを備える構成とする。なお、第2振れ補正レンズの構成は、第1像ブレ補正レンズと同じであるため、その詳細な説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る像ブレ補正装置の構成を示す図である。
第1実施形態の構成(図2)に対して、本実施形態では第2像ブレ補正レンズ113、第3レンズ位置制御部211、第4レンズ位置制御部212、第4ホール素子213、第3ドライブ部214、第4ドライブ部215、第3ホール素子216をさらに備える。また、第2像ブレ補正レンズ113の目標位置は、第1像ブレ補正レンズ103と同様に、第1像ブレ補正制御部203及び第2像ブレ補正制御部204により算出される。
図9は、本実施形態の像振れ補正装置が備えるピッチ方向の振れ信号を補正する機構を示す図である。
なお、第2像ブレ補正制御部204、第2レンズ位置制御部206、第4レンズ位置制御部212、第2ドライブ部208、第4ドライブ部215により実現されるヨー方向の振れ信号を補正する機構は、図9に示す機構と同様であるので、説明を省略する。
図9において、第1振動センサ201は、撮像装置に加わる振れ信号(角速度信号)を検出する。第1像ブレ補正制御部203は、LPF(ローパスフィルタ)501、LPF503、及びLPF(ローパスフィルタ)504を備える。LPF501は、第1振動センサ201が検出した像ブレ信号から低周波成分(低周波信号)を抽出する。LPF501により抽出された低周波の像ブレ信号は、LPF503により積分処理され、低周波成分のみ抽出された振れ角度信号が生成される。
一方、第1振動センサ201で検出された像ブレ信号からLPF501で抽出された低周波成分を減算することで、像ブレ信号から高周波成分を抽出する。LPF504は、抽出された高周波成分(高周波信号)を積分処理し、振れ信号の高周波成分を積分することで、角速度情報から角度情報に変換し、高周波成分のみ抽出された振れ角度信号が生成される。このように生成された低周波及び高周波の振れ角度信号は、それぞれ第1レンズ位置制御部205、及び第3レンズ位置制御部211に入力される。具体的には、低周波成分から生成された第1像ブレ補正レンズ103の目標位置は、第1レンズ位置制御部205へ入力される。また、高周波成分から生成された第2像ブレ補正レンズ113の目標位置は、第3レンズ位置制御部211へ入力される。
第1ホール素子209で検出された第1像ブレ補正レンズ103の位置情報は、LPF503により算出されたレンズ目標位置と比較され、第1ドライブ部207を介して位置フィードバック制御により像ブレ補正動作が実行される。また、第2像ブレ補正レンズ113の位置を検出する第3ホール素子216で検出された位置情報は、LPF504により算出されたレンズ目標位置と比較され、第3ドライブ部214を介して位置フィードバック制御により像ブレ補正動作が実行される。
なお、第1レンズ位置制御部205及び第3レンズ位置制御部211の構成は、例えば、PID制御を使用するが、どのような制御演算器を使用してもよい。また、本実施形態では、第1ドライブ部207及び第3ドライブ部214の駆動分解能を変更する駆動分解能変更部401を実施形態1と同様に有している。以上のように構成された撮像装置において行われる像ブレ補正レンズ制御方法について図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態の撮像装置による像ブレ補正レンズ目標位置算出処理を説明するフローチャートである。
この処理は、一定周期間隔で実行される。まず、ステップS201にて、処理が開始すると、ステップS202にて、第1振動センサ201が像ブレ信号を取得する。ステップS203にて、LPF501が、像ブレ信号の周波数帯域を分割する演算を行い、ステップS204にて、LPF501の演算結果が像ブレ信号の低周波成分としてメモリに保存される。
ステップS205にて、駆動分解能変更部401は、第1ドライブ部207の駆動分解能を制御モード2に比べて最大駆動電圧が大きく、最小駆動分解能の荒い制御モード1に設定する。また、駆動分解能変更部401は、第3ドライブ部214の駆動分解能を制御モード1に比べて最大駆動電圧が小さく、最小駆動分解能の細かい制御モード2に設定する。ステップS206にて、LPF503は、LPF501の出力値を積分して、角速度情報から角度情報へ変換する。
ステップS207にて、LPF504は、ステップS204でメモリに保存されたLPF501の出力値を取得する。
次に、ステップS208にて、LPF504は、ステップS202で取得された像ブレ信号からステップS207で取得したLPF501の出力値を減算して、像ブレ信号の高周波数成分を抽出する。このようにして、像ブレ信号がLPF501で設定したカットオフ周波数に応じて低周波成分と高周波成分に分離される信号分離が行われる。
次に、ステップS209にて、LPF504は、抽出した手振れ信号の高周波成分を積分することで角速度情報から角度情報に変換する。ステップS210にて、第1レンズ位置制御部205は、第1像ブレ補正レンズ103の現在位置を取得し、ステップS211にて、ステップS206で算出された目標位置へフィードバック制御することにより、像ブレ信号の低周波成分が補正される。
ステップS212にて、第2レンズ位置制御部211は、第2像ブレ補正レンズ113の現在位置を取得し、ステップS213にて、ステップS209で算出された目標位置へフィードバック制御することにより、像ブレ信号の高周波成分が補正される。ステップS214にて、処理を終了する。このように、像ブレ信号の低周波成分及び高周波成分に対して像ブレ補正レンズが駆動されることで、撮像装置に加わる像ブレの影響が除去される。
上述したように、本実施形態では、撮像装置の像ブレの低周波成分を除去する第1像ブレ補正レンズ103を駆動する第1ドライブ部207の駆動分解能を制御モード1に設定する。また、撮像装置の像ブレの高周波成分を除去する第2像ブレ補正レンズ113を駆動する第3ドライブ部214の駆動分解能を制御モード2に設定する。低周波の振れは、比較的振幅が大きいため、第1像ブレ補正レンズ103の駆動ストロークは大きく、また、振れ補正角度を大きくする。このため、第1像ブレ補正レンズ103は大きく、可動部の重量も大きくなる。そこで、第1像ブレ補正レンズを駆動するための最大駆動トルクは大きく設定する必要がある。一方、高周波の振れを補正する第2像ブレ補正レンズ113は、駆動ストロークも小さく、高周波の小さな振れを補正する。そのため、最大駆動電圧は小さいが、駆動分解能が細かく、微小な振れに対して制御しやすい制御モード2に設定する。
以上のように、本実施形態では振れの周波数に応じて駆動分解能の異なる像ブレ補正レンズを用いて振れ補正を行うことにより、振れ補正効果の高い、像ブレ補正装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、像ブレ信号の周波数を低周波及び高周波の2つの周波数に分離し、2つの像ブレ補正レンズを用いて補正する場合を示した。しかし、分離する周波数は、2つに限られたものではなく、任意の複数の領域に分けた場合においても同様に適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
103 第1像ブレ補正レンズ
201 第1振動センサ
203 第1像ブレ補正制御部
205 第1レンズ位置制御部
401 駆動分解能変更部

Claims (12)

  1. 像ブレ補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、
    振れ検出信号に基づき、前記像ブレ補正手段の駆動を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、少なくとも検出された撮影条件に応じて、前記像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧を切り替える、ことを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 装置の振れの大きさが所定の値よりも大きい場合に、前記制御手段は、前記最大駆動電圧を所定の値よりも大きい値に切り替える、ことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記制御手段は、撮影方向変更操作中であるか否か、前記像ブレ補正装置の状態、撮影モード、のうち少なくとも1つに応じて、前記最大駆動電圧を切り替える、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記制御手段は、撮影方向変更操作中である場合に、前記像振れ補正手段の駆動を停止したうえで、前記最大駆動電圧を、撮影方向変更操作中でない場合と比較して大きい値に切り替える、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記撮影方向変更操作は、少なくともパンニングまたはチルティングである、ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記制御手段は、前記像ブレ補正装置の状態が手持ちである場合に、前記最大駆動電圧を、前記像ブレ補正装置の状態が三脚置きである場合と比較して大きい値に切り替える、ことを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記制御手段は、前記撮影モードが動画である場合に、前記最大駆動電圧を、前記撮影モードが静止画である場合と比較して大きい値に切り替える、ことを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮影条件に応じて前記最大駆動電圧を切り替える際に、駆動電圧に不連続が発生しないようにデューティー比を変更する、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  9. 第1の像ブレ補正手段、及び第2の像ブレ補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、
    振れ検出信号を低周波信号と高周波信号に分離する信号分離手段と、
    前記低周波信号に基づき前記第1の像ブレ補正手段の駆動を制御し、前記高周波信号に基づき前記第2の像ブレ補正手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧を、前記第2の像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧よりも大きく設定する、ことを特徴とする像ブレ補正装置。
  10. 像ブレ補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置の制御方法であって、
    振れ検出信号に基づき、前記像ブレ補正手段の駆動を制御する制御工程を有し、
    前記制御工程において、少なくとも検出された撮影条件に応じて、前記像ブレ補正手段を駆動する際の最大駆動電圧を切り替える、ことを特徴とする制御方法。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1から9のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置を備えることを特徴とする光学機器。

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