JP6470478B2 - 撮像装置及び撮像制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6470478B2
JP6470478B2 JP2018539540A JP2018539540A JP6470478B2 JP 6470478 B2 JP6470478 B2 JP 6470478B2 JP 2018539540 A JP2018539540 A JP 2018539540A JP 2018539540 A JP2018539540 A JP 2018539540A JP 6470478 B2 JP6470478 B2 JP 6470478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
image
lens
movable range
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018539540A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018051629A1 (ja
Inventor
一剛 今西
一剛 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6470478B2 publication Critical patent/JP6470478B2/ja
Publication of JPWO2018051629A1 publication Critical patent/JPWO2018051629A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2205/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • G03B2205/0007Movement of one or more optical elements for control of motion blur

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

本発明は撮像装置及び撮像制御方法に係り、特に手ブレによる撮影画像のブレを防止する撮像装置及び撮像制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置において、撮像装置自体のブレを検出し、検出したブレに応じて補正用レンズをシフトすることで、画像ブレを補正し、シャープな画像を得るOIS(Optical Image Stabilizer)が知られている。
特許文献1には、OISを用いたカメラにおいて、補正光学系の可動範囲を円形や八角形とすることで、レンズ鏡筒を小型化する技術が記載されている。
特許第3162126号公報
しかしながら、補正用レンズの可動範囲が円形や八角形である場合には、補正用レンズが可動中心から変位した位置においてパンニング動作やチルト動作が行われると、水平方向及び垂直方向の補正可能範囲が互いの位置により影響を受け、ブレ補正が急に停止してしまう。例えば、上下方向に変位した位置においては、左右方向の移動量が減少する。このため、ファインダやディスプレイ上で被写体を捉えることが困難となるという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ブレ補正動作中の被写体追従性能とレンズの小型化を両立することができる撮像装置及び撮像制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために撮像装置の一の態様は、受光した被写体像を画像信号に変換する撮像素子と被写体からの入射光を撮像素子に入射させる撮像レンズとを有する撮像部であって、撮像レンズと撮像素子との少なくとも一方が入射光の光軸方向に直交する方向に移動可能であり、撮像レンズと撮像素子との相対移動の最大可動範囲が円形である撮像部と、撮像部のブレを連続的に検出するブレ検出部と、検出したブレに応じて撮像レンズと撮像素子とを相対移動させて被写体像のブレを補正する補正部と、撮像部における一定のフレームレートでの撮影時に、補正部による相対移動の可動範囲を円形に含まれる矩形の内側に制限する制御部とを備えた。
本態様によれば、撮像部における一定のフレームレートでの撮影時に、補正部による相対移動の可動範囲を最大可動範囲である円形に含まれる矩形の内側に制限するようにしたので、ブレ補正動作中の被写体追従性能とレンズの小型化を両立することができる。
制御部は、静止画の撮影時に相対移動の可動範囲を円形の内側にすることが好ましい。これにより、静止画の撮影時にブレ補正効果を最大限に確保することができる。
使用者が被写体像を確認するためのライブビュー画像を表示する表示部を備え、制御部は、ライブビュー画像の撮影時に相対移動の可動範囲を矩形の内側に制限することが好ましい。これにより、フレーム間のつながりの良いライブビュー画像を撮影することができる。
制御部は、動画の撮影時に相対移動の可動範囲を矩形の内側に制限することが好ましい。これにより、フレーム間のつながりの良い動画を撮影することができる。
制御部は、静止画を連続して撮影する連写撮影時に相対移動の可動範囲を矩形の内側に制限することが好ましい。これにより、フレーム間のつながりの良い連続した静止画を撮影することができる。
矩形は円形に内接することが好ましい。また、矩形は正方形であることが好ましい。これにより、可動範囲をできるだけ広くすることができる。
矩形は、撮像部の撮像視野の水平方向及び垂直方向にそれぞれ平行な辺を有することが好ましい。これにより、撮像装置を水平方向に振るパンニング動作及び/又は撮像装置を垂直方向に振るチルト動作が行われた際にも、被写体追従性能を確保することができる。
制御部は、撮像レンズと撮像素子との相対位置が矩形の内側に入ってから相対移動の可動範囲を矩形の内側に制限することが好ましい。これにより、可動範囲の切り替わり時の違和感を防止することができる。
補正部は、撮像レンズを移動させることが好ましい。また、補正部は、撮像素子を移動させてもよい。本態様は、レンズシフト方式及び/又はセンサシフト方式のブレ補正機構に適用することができる。
上記目的を達成するために撮像制御方法の一の態様は、受光した被写体像を画像信号に変換する撮像素子と被写体からの入射光を撮像素子に入射させる撮像レンズとを有する撮像部であって、撮像レンズと撮像素子との少なくとも一方が入射光の光軸方向に直交する方向に移動可能であり、撮像レンズと撮像素子との相対移動の最大可動範囲が円形である撮像部によって被写体を撮像する撮像工程と、撮像部のブレを連続的に検出するブレ検出工程と、検出したブレに応じて撮像レンズと撮像素子とを相対移動させて被写体像のブレを補正する補正工程と、撮像工程における一定のフレームレートでの撮影時に、補正工程による相対移動の可動範囲を円形に含まれる矩形の内側に制限する制御工程とを備えた。
本態様によれば、撮像部における一定のフレームレートでの撮影時に、補正部による相対移動の可動範囲を最大可動範囲である円形に含まれる矩形の内側に制限するようにしたので、ブレ補正動作中の被写体追従性能とレンズの小型化を両立することができる。
また、上記の撮像制御方法をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体も本態様に含まれる。
本発明によれば、ブレ補正動作中の被写体追従性能とレンズの小型化を両立することができる。
デジタルカメラ200の外観構成を示す正面斜視図である。 デジタルカメラ200の外観構成を示す背面斜視図である。 デジタルカメラ200の内部構成を示すブロック図である。 撮像部10を示す概略図である。 手ブレ補正機構116を示す分解斜視図である。 カバーが取り外されている状態の手ブレ補正機構116の正面図である。 手ブレ補正機構116の要部断面図である。 手ブレ補正制御部117の電気的構成の一例を示すブロック図である。 補正可能範囲の影響を説明するための図である。 デジタルカメラ200のOISの可動範囲を示す図である。 デジタルカメラ200の手ブレ補正方法の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。 四角形SQにおける補正可能範囲を説明するための図である。 第2の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。 第1〜第3の実施形態に係る撮像視野の水平垂直方向と四角形SQを示す図である。 他の実施形態に係る撮像視野の水平垂直方向と四角形SQを示す図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
<デジタルカメラの全体構成>
図1及び図2は、それぞれ本実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ200の外観構成の一例を示す正面斜視図及び背面斜視図である。
デジタルカメラ200は、カメラ本体202と、そのカメラ本体202の正面に取り付けられた撮影レンズ204とで構成されている。撮影レンズ204は、レンズ側マウントとカメラ側マウントにより着脱自在に構成してもよい。
カメラ本体202の上面にはシャッタボタン208が設けられている。
シャッタボタン208は、半押し時にオンするスイッチS1と全押し時にオンするスイッチS2とを有する二段式となっている。デジタルカメラ200は、シャッタボタン208の半押し時にAE(Automatic Exposure:自動露出)動作及びAF(Auto Focus:自動焦点合わせ)動作を行い、全押し時に本撮影を行う。
また、カメラ本体202の背面には、液晶モニタ210及び操作ボタン212が設けられている。
液晶モニタ210は、ライブビュー画像、撮影画像、又はデジタルカメラ200の撮影条件等を表示する表示部である。液晶モニタ210に表示されるライブビュー画像及び撮影画像の水平方向及び垂直方向は、撮像部10の撮像視野(撮像画像の範囲)の水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)とそれぞれ平行である。
操作ボタン212は、電源スイッチ、撮影モードダイヤル、及び手ブレ補正スイッチ等を含む操作部である。
デジタルカメラ200は、撮影モードとして、静止画撮影モード、連写撮影モード、及び動画撮影モードを有している。静止画撮影モードは、本撮影の指示に応じて静止画を1枚撮影する。連写撮影モードでは、本撮影の指示に応じて複数枚の静止画を一定の時間間隔で撮影する。また、動画撮影モードでは、本撮影の指示に応じて動画像を撮影する。
本撮影では、撮影により得られた画像(本撮影画像)が記録メディア131(図3参照)に記録される。また、記録メディア131に記録した画像は、デジタルカメラ200を操作ボタン212の操作により再生モードに設定することで、液晶モニタ210に再生表示される。
<デジタルカメラの内部構成>
図3は、デジタルカメラ200の内部構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ200は、前述した撮影レンズ204、シャッタボタン208、液晶モニタ210及び操作ボタン212の他、CCD(Charge Coupled Device)13、手ブレ補正装置100、CPU(Central Processing Unit)111、フォーカス用モータドライバ115、タイミングジェネレータ119、CCDドライバ120、アナログ信号処理部122、A/D(Analog/Digital)変換器123、画像入力コントローラ124、画像信号処理回路125、圧縮処理回路126、ビデオエンコーダ127、バス129、メディアコントローラ130、記録メディア131、メモリ132、AF検出回路133、及びAE検出回路134等を備えて構成される。
シャッタボタン208及び操作ボタン212は、操作に応じた信号をCPU111に出力する。各部はCPU111に制御されて動作し、CPU111は、シャッタボタン208及び操作ボタン212からの入力に基づき所定の制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ200の各部を制御する。
CPU111はプログラムROM(Read Only Memory)を内蔵しており、このプログラムROMにはCPU111が実行する制御プログラムのほか、制御に必要な各種データ等が記録されている。CPU111は、このプログラムROMに記録された制御プログラムをメモリ132に読み出し、逐次実行することにより、デジタルカメラ200の各部を制御する。
なお、このメモリ132は、プログラムの実行処理領域として利用されるほか、画像データ等の一時記憶領域、各種作業領域として利用される。
撮影レンズ204は、フォーカス用モータドライバ115に駆動されて、撮影レンズ204の光軸上を前後移動する。CPU111は、フォーカス用モータドライバ115を介して撮影レンズ204の移動を制御し、フォーカシングを行う。
手ブレ補正装置100は、防振レンズ12を含む手ブレ補正機構116(図5参照)と、この手ブレ補正機構116を制御する手ブレ補正制御部117とから構成されており、デジタルカメラ200の手ブレに伴うCCD13の被写体像のブレを補正する。なお、手ブレ補正機構116及び手ブレ補正制御部117の詳細については後述する。
撮影レンズ204及び防振レンズ12(撮像レンズの一例)は、被写体からの被写体光(入射光の一例)をCCD13(撮像素子の一例)に入射させる。CCD13に入射した被写体光は、CCD13の受光面に結像される。CCD13は、撮像視野を形成するX方向及びY方向に多数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を備えており、受光面上に結像された被写体像を、各受光素子によって電気信号に変換する。
このCCD13は、タイミングジェネレータ119からCCDドライバ120を介して供給される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、各画素に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな画像信号として出力する。CPU111は、タイミングジェネレータ119を制御して、CCD13の駆動を制御する。
なお、各画素の電荷蓄積時間(露出時間)は、タイミングジェネレータ119から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決められる。CPU111は、タイミングジェネレータ119に対して電荷蓄積時間を指示する。
また、画像信号の出力は、デジタルカメラ200が撮影モードに設定されると開始される。即ち、デジタルカメラ200が撮影モードに設定されると、液晶モニタ210にライブビュー画像を表示するため、画像信号の出力が開始される。ライブビュー画像は、例えば毎秒30フレームのフレームレートで撮影される。このライブビュー画像用の画像信号の出力は、本撮影の指示が行われると一旦停止され、本撮影が終了すると再度開始される。このライブビュー画像により、使用者は被写体像を確認し、本撮影の構図を設定することができる。デジタルカメラ200の背面に電子ファインダを設け、ライブビュー画像を電子ファインダに表示してもよい。
CCD13から出力される画像信号は、アナログ信号であり、このアナログの画像信号は、アナログ信号処理部122に取り込まれる。
アナログ信号処理部122は、相関二重サンプリング回路及び自動ゲインコントロール回路を含んで構成される。相関二重サンプリング回路は画像信号に含まれるノイズの除去を行い、自動ゲインコントロール回路はノイズ除去された画像信号を所定のゲインで増幅する。このアナログ信号処理部122で所要の信号処理が施されたアナログの画像信号は、A/D変換器123に取り込まれる。
A/D変換器123は、取り込んだアナログの画像信号を所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換する。この画像信号は、いわゆるRAWデータであり、画素ごとにR(Red)、G(Green)、及びB(Blue)の濃度を示す階調値を有している。
画像入力コントローラ124は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、A/D変換器123から出力された1コマ分の画像信号を蓄積する。この画像入力コントローラ124に蓄積された1コマ分の画像信号は、バス129を介してメモリ132に格納される。
バス129には、上記CPU111、メモリ132、及び画像入力コントローラ124のほか、画像信号処理回路125、圧縮処理回路126、ビデオエンコーダ127、メディアコントローラ130、AF検出回路133、及びAE検出回路134等が接続されており、これらはバス129を介して互いに情報を送受信できるようにされている。
メモリ132に格納された1コマ分の画像信号は、点順次(画素の順番)に画像信号処理回路125に取り込まれる。
画像信号処理回路125は、点順次に取り込んだR、G、及びBの各色の画像信号に対して所定の信号処理を施し、輝度信号Yと色差信号Cr及びCbとからなる画像信号(Y/C信号)を生成する。
AF検出回路133は、CPU111の指令に従い、画像入力コントローラ124を介してメモリ132に格納されたR、G、及びBの画像信号を取り込み、AF制御に必要な焦点評価値を算出する。このAF検出回路133は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面に設定された所定のフォーカス領域内の信号を切り出すフォーカス領域抽出部、及びフォーカス領域内の絶対値データを積算する積算部を含み、この積算部で積算されたフォーカス領域内の絶対値データを焦点評価値としてCPU111に出力する。CPU111は、このAF検出回路133から出力される焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置に撮影レンズ204を移動させることにより、主要被写体への焦点合わせを行う。
AE検出回路134は、CPU111の指令に従い、画像入力コントローラ124を介してメモリ132に格納されたR、G、及びBの画像信号を取り込み、AE制御に必要な積算値を算出する。CPU111は、積算値から輝度値を算出し、輝度値から露出値を求める。また露出値から所定のプログラム線図に従って、絞り値及びシャッタスピードを決定する。
圧縮処理回路126は、CPU111からの圧縮指令に従い、入力されたY/C信号にJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)等の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU111からの伸張指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施して、非圧縮の画像データを生成する。
ビデオエンコーダ127は、CPU111からの指令に従い、液晶モニタ210への表示を制御する。
メディアコントローラ130は、CPU111からの指令に従い、記録メディア131に対してデータの読み/書きを制御する。なお、記録メディア131は、カメラ本体に対して着脱自在なものでもよいし、また、カメラ本体に内蔵されたものでもよい。着脱自在とする場合は、カメラ本体にカードスロットを設け、このカードスロットに装填して使用する。
<手ブレ補正機構の構成>
図4は、撮像部10を示す概略図である。同図に示すように、撮像部10は、撮影レンズ204、防振レンズ12、及びCCD13から構成される。デジタルカメラ200の光学系は、撮影レンズ204及び防振レンズ12から構成されている。なお、撮影レンズ204は、2枚のレンズ204A及び204Bによって構成されている。
この光学系の光軸14上にCCD13が配置されており、このCCD13は、前述したように、被写体像を電気信号に変換する。撮像部10に手ブレが発生すると、露光中に被写体像がCCD13上を動くために、CCD13からは、ぼけた画像の電気信号が発生する。なお、手ブレとは、使用者がデジタルカメラ200を用いて撮影を行う際にデジタルカメラ200(撮像部10)に生じる振動である。
デジタルカメラ200は、撮影モードの設定とは別に、操作ボタン212によって、手ブレ補正モードと手ブレ補正無効モードとを切り替えることが可能となっている。手ブレ補正モードでは、被写体像のブレがキャンセルされるように防振レンズ12が移動制御され、手ブレ補正無効モードでは、防振レンズ12が停止するように制御される。
デジタルカメラ200は、カメラボディ又はレンズアセンブリ内に、撮像部10のブレを連続的に検出する角速度センサ50(図8参照、ブレ検出部の一例)を備えている。角速度センサ50は、X方向及びY方向のブレを検出し、ブレの角速度を表す信号を出力する。なお、角速度センサ50に代えて、角加速度を表す信号を出力する角加速度センサを用いてもよい。
撮像部10に手ブレが発生していない場合は、防振レンズ12の光軸が光学系の光軸14と一致している。角速度センサ50によって撮像部10のX方向及び/又はY方向の手ブレが検出されると、防振レンズ12は、手ブレの大きさと方向に応じて、光軸14(光軸方向)と直交するX方向及び/又はY方向に移動する。図4に示す矢印は、+X方向及び−X方向への移動を表している。これにより、CCD13に結像する被写体像がほぼ停止した状態となり、シャープな画像を表す信号がCCD13から出力される。
図5は、防振レンズ12を移動させるための手ブレ補正機構116(補正部の一例)を示す分解斜視図であり、図6はカバーが取り外されている状態の手ブレ補正機構116の正面図である。また、図7は手ブレ補正機構116の要部断面図である。
レンズ鏡筒15には、撮影レンズ204が取り付けられている。このレンズ鏡筒15は、レンズアセンブリに固定されている。また、レンズ鏡筒15には、X方向に延びたメインガイド軸16と、Y方向に延びたメインガイド軸17とが設けられており、また、X方向に移動可能なXスライダ18と、Y方向に移動可能なYスライダ19とが収納されている。Xスライダ18及びYスライダ19は、平面から見た形がほぼL字形をしている。
Xスライダ18には、一対の軸孔18aが形成されており、これらの軸孔18aがメインガイド軸16にスライダブリに嵌まっている。同様に、Yスライダ19の一対の軸孔19aは、メインガイド軸17にスライダブリに嵌まっている。
また、Xスライダ18には、一対の軸孔18bが形成されている。この軸孔18bは、Y方向に延びたサブガイド軸20にスライダブリに嵌まっている。Yスライダ19の一対の軸孔19bは、X方向に延びたサブガイド軸21にスライダブリに嵌まっている。
Xスライダ18には、偏平なリング状のコイル22が取り付けられている。同様に、Yスライダ19にもコイル23が取り付けられている。コイル22との間にX方向の電磁力を発生するために、永久磁石26を内側に取り付けたヨーク25がレンズ鏡筒15に取り付けられている。なお、コイル23との間にY方向の電磁力を発生するためのヨーク及び永久磁石は、図では省略してある。
レンズホルダ30は、防振レンズ12を保持している。このレンズホルダ30には、一対の穴30aが形成されており、これらにX方向に延びたサブガイド軸21の両端が嵌合され、そしてサブガイド軸21が動かないように接着剤などで固定されている。同様に、一対の穴30bにサブガイド軸20がしっかりと保持されている。
Xスライダ18及びYスライダ19を隠すように、レンズホルダ30にカバー32が配置されている。このカバー32は、レンズ鏡筒15のステップ15aに載せられている。カバー32の内面には、2個の永久磁石33及び34が取り付けられている。永久磁石33はヨーク25に対面し、永久磁石34は別のヨーク(図示せず)に対面する。
図7に示すように、コイル22の両側には、永久磁石26、33が位置しており、また、ヨーク25の折り曲片25aがコイル22内に入り込んでいる。コイル22を通電すると、コイル22に発生した磁界と、永久磁石26及び33の磁界により電磁力が発生する。この電磁力は、コイル22の電流の向きに応じて、+X方向又は−X方向に作用し、Xスライダ18を+X方向又は−X方向に移動させる。同様に、コイル23に通電すると、コイル23に発生した磁界と、図示しない永久磁石及び永久磁石34の磁界から発生した電磁力により、Yスライダ19を+Y方向又は−Y方向に移動させる。
また、レンズ鏡筒15の穴15b及び15cには、それぞれXホール素子40及びYホール素子41が収納されている。Xホール素子40は、Xスライダ18の下面に埋め込まれた小さな磁石42の磁界に応答して電圧を発生する。この電圧は、Xスライダ18のX方向での位置に対応している。また、Yホール素子41も、Yスライダ19の下面に埋め込まれた磁石43の磁界に応答して電圧を発生し、この電圧はYスライダ19のY方向での位置に対応している。
Xホール素子40及びYホール素子41は、防振レンズ12の位置に応じて、例えば0〜5Vの電圧範囲の信号を発生する。Xスライダ18がX基準位置に位置し、Yスライダ19がY基準位置に位置している状態では、防振レンズ12の光軸が光学系の光軸14に一致しており、Xホール素子40及びYホール素子41の出力信号は、ともに基準電圧である2.5V(基準電圧)である。
<手ブレ補正制御部の作用>
デジタルカメラ200の電源が投入されると、手ブレ補正制御部117(図2参照)は、基準電圧(2.5V)を制御目標値信号とする。そして、手ブレ補正制御部117は、Xホール素子40及びYホール素子41の出力信号が制御目標値信号である基準電圧に到達するように、コイル22及び23に供給する電流の向き及び大きさをフィードバック制御する。このフィードバック制御により、Xスライダ18はX基準位置に向けて移動され、Yスライダ19はY基準位置に向けて移動される。Xスライダ18及びYスライダ19が基準位置にセットされると、防振レンズ12の光軸が光学系の光軸14に一致する。
手ブレ補正無効モードでは、手ブレがあっても、制御目標値信号は基準電圧に保たれる。これにより、防振レンズ12は手ブレがあっても、停止したままとなる。
一方、手ブレ補正モードでは、手ブレに応じて防振レンズ12がレンズホルダ30とともに移動する。手ブレが発生すると、角速度センサ50はX方向及びY方向の角速度信号を発生する。X方向及びY方向の角速度信号は個別に積分され、X方向とY方向の角度信号にそれぞれ変換される。この角度信号は、この角度(ブレ角)に相当する像ぶれを補正するための防振レンズ12の直線移動に相当したレンズ変位量信号に変換される。得られたレンズ変位量信号は、基準電圧(2.5V)に加算されて、制御目標値信号となる。
ここで、レンズ変位量信号は、手ブレの方向に応じて正負の符号を有するため、制御目標値信号は、基準電圧(2.5V)を中心にして変化する。
例えば、+X方向に手ブレが発生すると、それを補正するためのレンズ変位量信号が基準電圧に加算されて、制御目標値信号が算出される。次に、Xホール素子40の出力信号が制御目標値信号となるように、コイル22の電流の向き及び大きさが決められる。このコイル22の通電により発生した磁界と、永久磁石26、33の磁界とにより、−X方向の電磁力がコイル22に作用する。この電磁力により、Xスライダ18は、メインガイド軸16に沿って−X方向に移動する。また、Xスライダ18はサブガイド軸20を介してレンズホルダ30に連結されているため、Xスライダ18は、レンズホルダ30を−X方向に押す。
ここで、レンズホルダ30に固定されたサブガイド軸21は、Yスライダ19の軸孔19bにガイドされる。これにより、Xスライダ18とレンズホルダ30は、メインガイド軸16及びYスライダ19の一対の軸孔19aにガイドされながら一緒に移動する。
Xスライダ18が、制御目標値信号に対応したレンズ位置まで移動すると、Xホール素子40の出力信号が制御目標値信号に一致する。これにより、CCD13に結像する被写体像は殆ど移動しない。したがって、CCD13からは、鮮明な画像の電気信号が発生する。
手ブレが停止すると、レンズ変位量信号は徐々に0に戻るようにセンタリング制御される。その結果、制御目標値信号は基準電圧(2.5V)となり、Xホール素子40の出力信号が基準電圧に戻るように、コイル22の電流の向き及び大きさが決定される。これにより、Xスライダ18がX基準位置に向けて徐々に移動する。Xスライダ18がX基準位置に戻った後は、このX基準位置に維持されるように、コイル22の電流の向きと大きさが制御される。レンズホルダ30は、Xスライダ18とともに移動するため、防振レンズ12の光軸が光学系の光軸14に一致した状態となる。
また、−X方向の手ブレが発生すると、手ブレの大きさに応じた値を持ったプラスのレンズ変位量信号が基準電圧に加算され、制御目標値信号が算出される。Xホール素子40の出力信号が制御目標値信号になるように、コイル22の電流の向き及び大きさが決められる。このコイル22の通電により、Xスライダ18は、メインガイド軸16に沿って+X方向に移動する。−X方向の手ブレがなくなると、Xスライダ18はX基準位置に徐々に戻し、そして、Xスライダ18をX基準位置に維持する。X基準位置では、防振レンズ12の光軸は光学系の光軸14に一致している。
Y方向の手ブレに対しても同様である。このY方向の手ブレに対しては、コイル23によってYスライダ19をY方向に移動する。このときにサブガイド軸21を介してレンズホルダ30がY方向に押される。Yスライダ19は、メインガイド軸17にガイドされ、レンズホルダ30のサブガイド軸20は、Xスライダ18の軸孔18bにガイドされる。レンズホルダ30が、Yスライダ19と一緒にY方向に移動すると、Y方向の手ブレによる画像の移動が防止され、CCD13に結像する被写体像はほぼ停止する。Y方向の手ブレがなくなると、Yスライダ19は、センタリング制御によりY基準位置に徐々に戻される。
実際の手ブレは、X方向とY方向の両方で発生するため、レンズホルダ30がX方向とY方向の両方へ同時に移動する。
<手ブレ補正制御部の電気的構成>
図8は、手ブレ補正制御部117の電気的構成の一例を示すブロック図である。手ブレ補正制御部117は、X方向の手ブレ補正制御部とY方向の手ブレ補正制御部との2系統を有するが、両系統の構成は同様であるので、ここでは代表してX方向の手ブレ補正制御部のみを示している。
図8に示すように、手ブレ補正制御部117は、前述のXホール素子40の他、角速度センサ50、HPF(High-pass filter)152、アナログアンプ154、A/D変換器156、HPF158、積分回路160、積分リミッタ162、位相補償回路164、制御目標値演算回路166、制御目標値リミッタ168、減算器170、アナログアンプ172、A/D変換器174、位相補償回路176、モータドライバ178、VCM(Voice Coil Motor)180、コントローラ182(制御部の一例)、及び動作範囲設定部184を備えている。コントローラ182は、図示しない一つ又は複数のプロセッサが動作することにより実現される。
角速度センサ50は、撮像部10(図4参照)のX方向及びY方向の角速度を検出する。ここでは、X方向の角速度に対応する角速度信号(電圧信号)をアナログのHPF152に出力する。HPF152は、入力する角速度信号の直流成分を除去する。このHPF152の出力信号は、アナログアンプ154を介してA/D変換器156に入力される。
A/D変換器156は、入力されたアナログの角速度信号をデジタルの角速度信号に変換し、デジタルのHPF158に入力する。HPF158は、直流の基準値を検出するLPF(Low-pass filter)158Aと、減算器158Bとから構成されており、減算器158Bは、角速度信号からLPF158Aにて検出された基準値を減算する。これにより、手ブレとは見なせない低い周波数の角速度信号を除去する。
デジタルのHPF158から出力された角速度信号は、積分回路160によって積分され、角度(ブレ角)信号に変換される。即ち、積分回路160は、入力された角速度信号A1を積分して角度信号An+1に変換する。この積分には次式が使われる。
n+1=α×A1+A …(式1)
ここで、αは係数であり、Aはレジスタから読み出した前回の積分値である。
この積分により、手ブレによって発生した光学系の傾き角度が算出される。得られた角度信号An+1は、積分リミッタ162に送られる。この積分リミッタ162は、傾き角度がリミット角度を越えた場合には、越えた部分をカットする。したがって、角度信号An+1の最大値は、リミット角度となる。このリミット角度(ブレ角の上限値及び下限値の各制限値)は、コントローラ182から与えられる。
積分リミッタ162から出力される角度信号は、位相補償回路164に入力される。位相補償回路164は、上記の演算等によって実際の角度よりも遅れた角度信号の遅れ補償を行う。
位相補償回路164において位相補償された角度信号は、制御目標値演算回路166に入力され、CCD13の被写体像のブレを補正するための防振レンズ12の移動すべきX方向のレンズ位置を示す制御目標値に変換される。
制御目標値演算回路166において演算された制御目標値は、制御目標値リミッタ168に入力される。制御目標値リミッタ168には、防振レンズ12の可動範囲がコントローラ182によって設定されており、制御目標値リミッタ168は、出力する制御目標値が予め設定された可動範囲を越えないように、入力された制御目標値を制限する。
制御目標値リミッタ168から出力された制御目標値は、減算器170の正入力に入力される。
一方、減算器170の負入力には、防振レンズ12の現在位置を示すレンズ位置信号が入力される。防振レンズ12の現在位置は、Xホール素子40によって検出される。即ち、Xホール素子40は、防振レンズ12のレンズ位置に対応する検出信号(電圧信号)を出力する。この検出信号は、アナログアンプ172を介してA/D変換器174に入力される。A/D変換器174はアナログの検出信号をデジタル信号に変換し、変換した信号を防振レンズ12の現在位置を示すレンズ位置信号として減算器170に負入力に出力する。
減算器170は、制御目標値とレンズ位置信号(現在位置)との差分を求め、この差分を防振レンズ12の操作量として出力する。
減算器170から出力された操作量は、位相補償回路176によって位相補償された後、モータドライバ178に加えられる。モータドライバ178は、入力された操作量に対応してパルス幅変調した駆動信号を生成し、この駆動信号を、図5に示したコイル22を有するVCM180に出力する。
これにより、防振レンズ12は、操作量に対応した移動量だけX方向に駆動され、デジタルカメラ200のX方向の手ブレによる被写体像のブレが生じないように制御される。なお、X方向の手ブレと同様に、Y方向の手ブレも補正される。
コントローラ182は、積分回路160、積分リミッタ162及び制御目標値リミッタ168を制御する。コントローラ182は、積分回路160から積分結果(角度信号)を取得し、A/D変換器174から防振レンズ12のレンズ位置信号を取得し、動作範囲設定部184から可動範囲を示す信号を取得し、CPU111(図3参照)からデジタルカメラ200の動作及び状態に関する信号を取得する。
動作範囲設定部184は、防振レンズ12の可動範囲が設定される。コントローラ182は、ここで設定された可動範囲を取得し、制御目標値リミッタ168に設定する。
また、コントローラ182は、CPU111から手ブレ補正無効モードを示す信号を取得すると、積分回路160の積分値(角度)を0にリセットするとともに、積分回路160での積分動作を停止、又は0を積分させる。これにより、防振レンズ12の動作範囲の中心位置を0とした場合、制御目標値は0となり、防振レンズ12はその動作範囲の中心位置で停止した状態となる。
一方、コントローラ182は、CPU111から手ブレ補正モードを示す信号を取得すると、積分回路160での積分動作を可能にする。また、CPU111は、シャッタボタン208の半押し時にオンするスイッチS1の信号と、全押し時にオンするスイッチS2の信号とをコントローラ182に出力する。
コントローラ182は、手ブレ補正モードにおいては、積分回路160での積分動作を可能にするが、スイッチS1又はスイッチS2がオンの期間以外の期間では、積分結果(角度)をわずかに小さくする値に補正し、防振レンズ12を光学中心に徐々に戻すセンタリング制御を行う。これにより、防振精度は低下するが、防振動作ができなくなることを回避することができる。一方、スイッチS1又はスイッチS2がオンの期間では、積分結果(角度)を補正する処理を行わないようにし、この期間での防振精度を上げる。
<手ブレ補正の問題点>
防振レンズ12の最大可動範囲が矩形の場合は、像面で見た周辺光量を確保するため、防振レンズ12以外のレンズも大きくし、イメージサークルを大きくする必要がある。一方、防振レンズ12の最大可動範囲が円形の場合は、像面で見たイメージサークルが矩形の0.707倍で済むため、防振レンズ以外のレンズも小さくでき、イメージサークルを最小化することができる。
本実施形態では、防振レンズ12の最大可動範囲は、Xスライダ18及びYスライダ19の移動の機械的な限界値(メカ限界)よりも所定量だけ内側の範囲であり、撮影レンズ204を含めたレンズ全体のイメージサークルの形状に合わせた円形の範囲である。このように可動範囲を円形とすることで、レンズ全体の有効径を最小化することができる。
しかしながら、防振レンズ12の光軸が可動範囲の中心から変位した位置にある状態でデジタルカメラ200を水平方向に振るパンニング動作及び/又はデジタルカメラ200を垂直方向に振るチルト動作が行われると、水平方向及び垂直方向の補正可能範囲が互いの位置により影響をうけ、手ブレ補正が急に停止してしまう場合がある。このような場合には、液晶モニタ210又は電子ファインダ(図示せず)で被写体を捉えることが困難となる。
図9は、補正可能範囲の影響を説明するための図である。同図に示すように、防振レンズ12の光軸の可動範囲が半径rを有する円形CRの内側であるとする。防振レンズ12の光軸がY方向について基準位置(Y=0)である場合には、防振レンズ12の光軸のX方向の移動は+rから−rまでが可能となる。
しかしながら、防振レンズ12の光軸のY方向座標がy1であるとすると、防振レンズ12の光軸のX方向の移動は+x1から−x1までの間に制限される。ここで、|r|>|x1|である。
一方、可動範囲が矩形の場合は、このような制限は受けない。しかしながら、防振レンズ12の動作範囲の限界値を矩形の範囲として設計すると、前述のようにレンズ全体のイメージサークルを大きく確保しなければならずレンズ径を大きくする必要がある。また、補正光学系周辺に大きなスペ−スを確保しておく必要があり、レンズ鏡筒が大きくなるという問題点を生じる。
<手ブレ補正方法>
デジタルカメラ200が手ブレ補正モードに設定されている場合の手ブレ補正方法(撮像制御方法の一例)について説明する。以下において、撮像部10の防振レンズ12の光軸の可動範囲を、「OISの可動範囲」と表記する。図10は、デジタルカメラ200のOISの可動範囲を示す図である。同図において、X軸は撮像部10の撮像視野の水平方向と平行な方向の軸であり、Y軸は撮像部10の撮像視野の垂直方向と平行な方向の軸である。
OISの最大可動範囲は、Xスライダ18の基準位置であるX基準位置及びYスライダ19の基準位置であるY基準位置を中心とする真円の円形CRの内側の範囲である。円形CRは、X方向の可動範囲が最大でXGYRO_INTEG_MAXからXGYRO_INTEG_MINまでであり、Y方向の可動範囲が最大でYGYRO_INTEG_MAXからYGYRO_INTEG_MINまでである。
また、デジタルカメラ200は、OISの最大可動範囲よりも狭い範囲であるOISの制限可動範囲を有している。本実施形態のOISの制限可動範囲は、撮像部10の撮像視野の水平方向及び垂直方向にそれぞれ平行な辺を有し、円形CRに内接する正方形(矩形の一例)である四角形SQの内側の範囲である。四角形SQは、X方向の可動範囲がXGYRO_INTEG_RECT_MAXからXGYRO_INTEG_RECT_MINまでであり、Y方向の可動範囲がYGYRO_INTEG_RECT_MAXからYGYRO_INTEG_RECT_MINまでである。
図11は、デジタルカメラ200の手ブレ補正方法の処理を示すフローチャートである。
最初に、動作範囲設定部184において、OISの可動範囲を最大可動範囲の円形CR又は制限可動範囲の四角形SQのいずれかに決定する(ステップS101)。詳細は後述するが、OISの可動範囲は、基本的には、シャッタボタン208の操作に応じて静止画を1枚だけ撮影する際の露光時には円形CRが選択され、ライブビュー画像の撮影時、動画の撮影時、及び静止画を連続して撮影する連写撮影時等の一定のフレームレートで撮影を行う場合は四角形SQが選択される。
次に、撮像部10による撮影を開始する(ステップS102、撮像工程の一例)。前述のように、デジタルカメラ200が撮影モードに設定されると、ライブビュー画像の撮影を開始する。また、シャッタボタン208による撮影指示によって、本撮影を開始する。
本撮影は、静止画撮影モードに設定されている場合は静止画を1枚だけ撮影する。連写撮影モードに設定されている場合は複数枚の静止画を一定の時間間隔で撮影する。連写撮影は、例えば毎秒6枚ずつの静止画が撮影される。また、動画撮影モードに設定されている場合は動画像を撮影する。動画の撮影は、例えば毎秒60フレームのフレームレートで撮影される。
撮影中は、角速度センサ50による手ブレの検出が行われ(ステップS103、ブレ検出工程の一例)、OISの可動範囲において(制御工程の一例)、検出された手ブレに応じたブレ補正が行われる(ステップS104、補正工程の一例)。撮影が終了すると(ステップS105)、本フローチャートの処理を終了する。
<OISの可動範囲の設定方法>
次に、OISの可動範囲の設定方法の詳細について説明する。
〔第1の実施形態〕
図12は、第1の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。ここでは、デジタルカメラ200が静止画撮影モードに設定されているものとする。
最初に、OISの可動範囲が円形領域制限のみであるかを判定する(ステップS11)。デジタルカメラ200は、操作ボタン212の操作により、OISの可動範囲を円形CRの内側のみに設定することができる。この設定がされている場合、動作範囲設定部184は、OISの可動範囲を円形CRに固定し(ステップS12)、本フローチャートの処理を終了する。
OISの可動範囲が円形領域制限のみでない場合は、四角形領域制限のみであるかを判定する(ステップS13)。デジタルカメラ200は、OISの可動範囲を四角形SQの内側のみに設定することもできる。この設定がされている場合、動作範囲設定部184は、OISの可動範囲を四角形SQに固定し(ステップS14)、本フローチャートの処理を終了する。
OISの可動範囲が円形領域制限のみにも四角形領域制限のみにも設定されていない場合は、本撮影の撮影タイミングであるか否かを判定する(ステップS15)。本撮影の撮影タイミング、即ちシャッタボタン208による撮影指示が入力された場合には、動作範囲設定部184は、四角形領域制限のフラグを不可能に設定し(ステップS16)、OISの可動範囲を円形CRに設定する(ステップS17)。このように、静止画撮影モードの本撮影時にはOISの可動範囲を円形CRとしたブレ補正が行われる。これにより、ブレ補正効果を最大限に確保することができる。
本撮影の撮影タイミングでない場合は、四角形領域制限のフラグが可能に設定されているか否かを判定する(ステップS18)。四角形領域制限のフラグが可能に設定されている場合は、OISの可動範囲を四角形SQに設定して(ステップS19)、本フローチャートの処理を終了する。
これに対し、四角形領域制限のフラグが不可能に設定されている場合は、OISの位置(防振レンズ12の光軸とCCD13との相対位置)が四角形SQの範囲内であるか否かを判定する(ステップS20)。OISの位置が四角形SQの範囲内である場合は、四角形領域制限のフラグを可能に再設定する(ステップS21)。そして、OISの可動範囲を四角形SQに設定し(ステップS22)、本フローチャートの処理を終了する。
図13は、四角形SQにおける補正可能範囲を説明するための図である。同図に示すように、OISの可動範囲が四角形SQの内側である場合には、OISのX方向の移動は、OISのY方向座標にかかわらずXGYRO_INTEG_RECT_MAXからXGYRO_INTEG_RECT_MINまで可能となる。同様に、OISのY方向の移動は、OISのX方向座標にかかわらずYGYRO_INTEG_RECT_MAXからYGYRO_INTEG_RECT_MINまで可能となる。
このように、静止画撮影モードにおいて、本撮影の撮影タイミングではない、即ちライブビュー画像の撮影時には、OISの可動範囲を四角形SQとしたブレ補正が行われる。これにより、水平方向及び垂直方向の可動範囲が互いに影響されず、パンニング動作及び/又はチルト動作が行われた際にも、被写体追従性能を確保することができるので、液晶モニタ210上で被写体を捉えることが容易になる。
一方、本撮影が終了した直後等において、OISの位置が四角形SQの範囲外である場合には、OISの可動範囲を円形CRに設定し(ステップS23)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、OISの位置が四角形SQの範囲外であり、OISの可動範囲が円形CRに設定された場合であっても、前述したセンタリング制御により、OISの位置が徐々に四角形SQの範囲内に戻ってくる。また、その後の手ブレの補正又はアングル変更等の影響により、センタリング制御に依らずにOISの位置が四角形SQの範囲内に戻る場合もある。
このような場合には、再度このフローチャートの処理を行った際に、ステップS10の判定においてOISの位置が四角形SQの範囲内であると判断される。その結果、ステップS11において四角形領域制限のフラグが可能に再設定され、ステップS12においてOISの可動範囲が四角形SQに設定される。このように、OISの位置が四角形SQの範囲外にある場合は、OISの位置が四角形SQの範囲内に復帰した後に可動範囲を四角形SQに切り替えるため、可動範囲の切り替わり時の違和感を防止することができる。
本実施形態によれば、OISの最大可動範囲を円形CRにすることでレンズの小型化を実現できる。また、ライブビュー画像の撮影時には、可動範囲を円形CRに含まれる四角形SQとすることで、水平方向及び垂直方向の可動範囲が互いに影響されず、被写体追従性能を確保することができる。
さらに、四角形SQは円形CRに外接する正方形としたため、可動範囲をできるだけ広くすることができる。
また、本撮影中は可動範囲を円形CRとすることで、最大限にブレ補正効果を確保することができる。さらに、本撮影完了後は、四角形SQの内側に移動した後に可動範囲を切り替えるため、可動範囲の切り替わり時の違和感を防止することができる。
〔第2の実施形態〕
図14は、第2の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。
最初に、操作ボタン212の操作により動画撮影モードに遷移した、又はシャッタボタン208の撮影指示により動画撮影を開始したか否かを判定する(ステップS31)。動画撮影モードに遷移した場合、又は動画撮影を開始した場合は、OISの位置が四角形SQの範囲内であるか否かを判定する(ステップS32)。
OISの位置が四角形SQの範囲内である場合は、動作範囲設定部184は、四角形領域制限のフラグを可能に設定し、かつOISの可動範囲を四角形SQに設定し(ステップS33)、本フローチャートの処理を終了する。
このように、動画撮影モードに遷移した場合、又は動画撮影時には、OISの可動範囲を四角形SQとしたブレ補正が行われる。これにより、水平方向及び垂直方向の可動範囲が互いに影響されず、被写体追従性能を確保することができるので、フレーム間のつながりの良い動画を撮影することができる。
OISの位置が四角形SQの範囲外である場合には、動作範囲設定部184はOISの可動範囲を円形CRに設定し(ステップS34)、本フローチャートの処理を終了する。なお、OISの位置が四角形SQの範囲外であり、OISの可動範囲が円形CRに設定された場合であっても、センタリング制御等によりOISの位置が四角形SQの範囲内に復帰するため、再度フローチャートの処理を行った際に、OISの可動範囲を四角形SQに切り替えることができる。したがって、可動範囲の切り替わり時の違和感を防止することができる。
一方、動画撮影モードに遷移していない場合、又は動画撮影を開始していない場合は、静止画撮影モードにおける本撮影の露光中であるか否かを判定する(ステップS35)。ここで、本撮影の露光中とは、シャッタボタン208の全押し時であってもよいし、半押し時と全押し時の両方を含んでもいてもよい。
本撮影の露光中である場合には、動作範囲設定部184は、OISの可動範囲を円形CRに設定し(ステップS36)、本フローチャートの処理を終了する。このように、本撮影の露光中にはOISの可動範囲を円形CRとしたブレ補正が行われる。これにより、ブレ補正効果を最大限に確保することができる。
本撮影の露光中でない場合には、OISの位置が四角形SQの範囲内であるか否かを判定する(ステップS37)。
OISの位置が四角形SQの範囲内である場合は、動作範囲設定部184は、四角形領域制限のフラグを可能に設定し、かつOISの可動範囲を四角形SQに設定し(ステップS38)、本フローチャートの処理を終了する。
このように、動画撮影モードに遷移していない、かつ動画撮影を開始していない、かつ静止画撮影モードにおける本撮影の露光中でない場合、即ちライブビュー画像の撮影時には、OISの可動範囲を四角形SQとしたブレ補正が行われる。これにより、水平方向及び垂直方向の可動範囲が互いに影響されず、被写体追従性能を確保することができるので、液晶モニタ210上で被写体を捉えることが容易になる。
OISの位置が四角形SQの範囲外である場合には、動作範囲設定部184はOISの可動範囲を円形CRに設定し(ステップS39)、本フローチャートの処理を終了する。これまでと同様に、OISの位置が四角形SQの範囲内に復帰してからOISの可動範囲を四角形SQに切り替えるため、可動範囲の切り替わり時の違和感を防止することができる。
本実施形態によれば、動画撮影モードに遷移した場合、又は動画撮影時に、OISの可動範囲を四角形SQとしたブレ補正を行うことで、フレーム間のつながりの良い動画を撮影することができる。
〔第3の実施形態〕
図15は、第3の実施形態に係るOISの可動範囲の設定方法を示すフローチャートである。なお、図14に示すフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
最初に、操作ボタン212の操作により連写撮影モードに遷移した、又はシャッタボタン208の撮影指示により連写撮影中であるか否かを判定する(ステップS41)。ここで、連写撮影中とは、CCD13への露光中のみならず、複数の静止画の撮影の最初の静止画の撮影から最後の静止画の撮影までの間の期間をいう。
連写撮影モードに遷移した場合、又は連写撮影中である場合は、OISの位置が四角形SQの範囲内であるか否かを判定する(ステップS32)。そして、OISの位置が四角形SQの範囲内である場合は、OISの可動範囲を四角形SQに設定し(ステップS33)、OISの位置が四角形SQの範囲外である場合には、OISの可動範囲を円形CRに設定する(ステップS34)。
連写撮影モードに遷移しておらず、連写撮影中でもない場合は、ステップS25に移行する。以下の動作は第2の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、連写撮影モードに遷移した場合、又は連写撮影時に、OISの可動範囲を四角形SQとしたブレ補正を行う。これにより、フレーム間のつながりの良い複数の静止画を連写撮影することができる。
<その他の形態>
図16は、第1〜第3の実施形態に係る撮像部10の撮像視野の水平方向であるX方向及び撮像視野の垂直方向であるY方向と、X方向及びY方向にそれぞれ平行な辺を有するOISの制限可動範囲である四角形SQを示す図である。また、補正機構の座標として、Xスライダ18の移動方向である補正機構座標(水平)及びYスライダ19の移動方向である補正機構座標(垂直)を示している。角速度センサ50は、補正機構座標(水平)及び補正機構座標(垂直)の方向の角速度をそれぞれ検出する。
このように、第1〜第3の実施形態では、撮像視野の水平方向及び垂直方向と、補正機構の水平方向及び垂直方向とが、それぞれ平行である。しかしながら、補正機構の方向は、撮像視野の方向と平行な方向に限定されない。
図17は、他の実施形態に係る撮像部10の撮像視野の水平方向であるX方向及び撮像視野の垂直方向であるY方向と、X方向及びY方向にそれぞれ平行な辺を有するOISの制限可動範囲である四角形SQを示す図であり、補正機構の座標として、Xスライダ18の移動方向である補正機構座標(水平)及びYスライダ19の移動方向である補正機構座標(垂直)を示している。ここでは、補正機構の水平方向及び垂直方向は、撮像視野の水平方向及び垂直方向に対してそれぞれ45度傾いている。
このように、補正機構の方向は撮像視野の方向に対して傾いていてもよい。この場合であっても、制限可動範囲である四角形SQは、撮像部10の撮像視野の水平方向及び垂直方向にそれぞれ平行な辺を有する四角形とする。これにより、水平方向及び垂直方向の可動範囲が互いに影響されず、被写体追従性能を確保することができる。
四角形SQは、円形CRに内接する正方形に限定されず、円形CRの内側に含まれる矩形であって、撮像視野の水平方向及び垂直方向にそれぞれ平行な辺を有する矩形であればよい。
また、第1〜第3の実施形態では、防振レンズ12を移動制御するいわゆるレンズシフトによって撮像部10の手ブレ補正を行ったが、手ブレ補正は防振レンズ12及びCCD13のうち少なくとも一方を移動制御することで防振レンズ12とCCD13とを相対移動させればよい。例えば、CCD13を移動制御するいわゆるセンサシフトによって撮像部10の手ブレ補正を行う場合にも適用可能である。また、レンズシフトとセンサシフトとを組み合わせ、防振レンズ12及びCCD13の相対移動の範囲を円形CR及び四角形SQとしてもよい。
本実施形態では、撮像部10を備えたデジタルカメラ200を用いて説明したが、撮像部10を備える携帯電話、スマートフォン、及びタブレット端末等にも適用可能である。
本実施形態に係る画像形成方法及びOISの可動範囲の設定方法は、コンピュータに上記の各工程を実行せるためのプログラムとして構成し、構成したプログラムを記憶したCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)等の非一時的な記録媒体を構成することも可能である。
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。
10 撮像部
12 防振レンズ
13 CCD
14 光軸
15 レンズ鏡筒
15a ステップ
15b 穴
15c 穴
16 メインガイド軸
17 メインガイド軸
18 Xスライダ
18a 軸孔
18b 軸孔
19 Yスライダ
19a 軸孔
19b 軸孔
20 サブガイド軸
21 サブガイド軸
22 コイル
23 コイル
25 ヨーク
25a 折り曲片
26 永久磁石
30 レンズホルダ
30a 穴
30b 穴
32 カバー
33 永久磁石
34 永久磁石
40 Xホール素子
41 Yホール素子
42 磁石
43 磁石
50 角速度センサ
100 手ブレ補正装置
111 CPU
115 フォーカス用モータドライバ
116 手ブレ補正機構
117 手ブレ補正制御部
119 タイミングジェネレータ
120 CCDドライバ
122 アナログ信号処理部
123 A/D変換器
124 画像入力コントローラ
125 画像信号処理回路
126 圧縮処理回路
127 ビデオエンコーダ
129 バス
130 メディアコントローラ
131 記録メディア
132 メモリ
133 AF検出回路
134 AE検出回路
152 HPF
154 アナログアンプ
156 A/D変換器
158 HPF
158A LPF
158B 減算器
160 積分回路
162 積分リミッタ
164 位相補償回路
166 制御目標値演算回路
168 制御目標値リミッタ
170 減算器
172 アナログアンプ
174 A/D変換器
176 位相補償回路
178 モータドライバ
180 VCM
182 コントローラ
184 動作範囲設定部
200 デジタルカメラ
202 カメラ本体
204 撮影レンズ
204A レンズ
204B レンズ
208 シャッタボタン
210 液晶モニタ
212 操作ボタンA1 角速度信号
CR 円形
S1 スイッチ
S2 スイッチ
SQ 四角形
S11〜S39 OISの可動範囲の設定処理の工程
S101〜S105 手ブレ補正処理の工程

Claims (12)

  1. 受光した被写体像を画像信号に変換する撮像素子と被写体からの入射光を前記撮像素子に入射させる撮像レンズとを有する撮像部であって、前記撮像レンズと前記撮像素子との少なくとも一方が前記入射光の光軸方向に直交する方向に移動可能であり、前記撮像レンズと前記撮像素子との相対移動の最大可動範囲が円形である撮像部と、
    前記撮像部のブレを連続的に検出するブレ検出部と、
    前記検出したブレに応じて前記撮像レンズと前記撮像素子とを相対移動させて前記被写体像のブレを補正する補正部と、
    前記撮像部における一定のフレームレートでの撮影時に、前記補正部による前記相対移動の可動範囲を前記円形に含まれる矩形の内側に制限する制御部と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記制御部は、静止画の撮影時に前記相対移動の可動範囲を前記円形の内側にする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 使用者が前記被写体像を確認するためのライブビュー画像を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、前記ライブビュー画像の撮影時に前記相対移動の可動範囲を前記矩形の内側に制限する請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、動画の撮影時に前記相対移動の可動範囲を前記矩形の内側に制限する請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、静止画を連続して撮影する連写撮影時に前記相対移動の可動範囲を前記矩形の内側に制限する請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記矩形は前記円形に内接する請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記矩形は正方形である請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記矩形は、前記撮像部の撮像視野の水平方向及び垂直方向にそれぞれ平行な辺を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記撮像レンズと前記撮像素子との相対位置が前記矩形の内側に入ってから前記相対移動の可動範囲を前記矩形の内側に制限する請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記補正部は、前記撮像レンズを移動させる請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記補正部は、前記撮像素子を移動させる請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 受光した被写体像を画像信号に変換する撮像素子と被写体からの入射光を前記撮像素子に入射させる撮像レンズとを有する撮像部であって、前記撮像レンズと前記撮像素子との少なくとも一方が前記入射光の光軸方向に直交する方向に移動可能であり、前記撮像レンズと前記撮像素子との相対移動の最大可動範囲が円形である撮像部によって前記被写体を撮像する撮像工程と、
    前記撮像部のブレを連続的に検出するブレ検出工程と、
    前記検出したブレに応じて前記撮像レンズと前記撮像素子とを相対移動させて前記被写体像のブレを補正する補正工程と、
    前記撮像工程における一定のフレームレートでの撮影時に、前記補正工程による前記相対移動の可動範囲を前記円形に含まれる矩形の内側に制限する制御工程と、
    を備えた撮像制御方法。
JP2018539540A 2016-09-14 2017-07-18 撮像装置及び撮像制御方法 Active JP6470478B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016179437 2016-09-14
JP2016179437 2016-09-14
PCT/JP2017/025844 WO2018051629A1 (ja) 2016-09-14 2017-07-18 撮像装置及び撮像制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6470478B2 true JP6470478B2 (ja) 2019-02-13
JPWO2018051629A1 JPWO2018051629A1 (ja) 2019-03-28

Family

ID=61618744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018539540A Active JP6470478B2 (ja) 2016-09-14 2017-07-18 撮像装置及び撮像制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (3) US10812723B2 (ja)
JP (1) JP6470478B2 (ja)
CN (1) CN109691085B (ja)
DE (1) DE112017004624B4 (ja)
WO (1) WO2018051629A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018078841A1 (ja) * 2016-10-31 2018-05-03 三菱電機株式会社 撮像機器連携装置、撮像機器連携プログラム、連携サポートシステムおよび制御システム
JP2019118027A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 カメラコントローラ
WO2020105348A1 (ja) * 2018-11-21 2020-05-28 富士フイルム株式会社 像ブレ補正装置、レンズ装置、撮像装置
JP7378945B2 (ja) * 2019-03-25 2023-11-14 キヤノン株式会社 振動検出装置および撮像装置
CN110445972B (zh) * 2019-08-29 2022-08-12 Oppo广东移动通信有限公司 摄像头模组及电子设备
US11223767B1 (en) * 2020-12-16 2022-01-11 Semiconductor Components Industries, Llc Methods and apparatus for optical image stabilization

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635025A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Canon Inc 補正光学装置、カメラ、防振装置、及び防振カメラ
JP2008203312A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Nikon Corp カメラシステムおよびカメラボディ
JP2015021992A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 キヤノン株式会社 像振れ補正装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3162126B2 (ja) 1991-09-06 2001-04-25 キヤノン株式会社 像ぶれ補正装置
US6374048B1 (en) * 1999-04-09 2002-04-16 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Device for correcting a tremble of a focused image
JP4305434B2 (ja) * 2005-09-14 2009-07-29 カシオ計算機株式会社 電子カメラ及びプログラム
JP4178480B2 (ja) * 2006-06-14 2008-11-12 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置および撮像方法
EP1959677B1 (en) 2007-02-16 2019-09-04 Nikon Corporation Camera system and camera body
CN101790033B (zh) * 2009-01-28 2014-04-16 奥林巴斯映像株式会社 摄像装置以及应用于该摄像装置的抖动校正装置
JP5246424B2 (ja) * 2009-05-11 2013-07-24 ソニー株式会社 撮像装置
JP5380184B2 (ja) * 2009-07-09 2014-01-08 富士フイルム株式会社 複眼カメラ及びその制御方法
CN102239686B (zh) * 2009-10-07 2016-10-05 松下电器(美国)知识产权公司 摄影装置、方法及电路
JP3162126U (ja) 2010-06-10 2010-08-19 倉田 正博 負帰還電力増幅器
US9407797B1 (en) * 2013-04-17 2016-08-02 Valve Corporation Methods and systems for changing duty cycle to reduce judder effect
JP6486656B2 (ja) * 2014-11-11 2019-03-20 オリンパス株式会社 撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635025A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Canon Inc 補正光学装置、カメラ、防振装置、及び防振カメラ
JP2008203312A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Nikon Corp カメラシステムおよびカメラボディ
JP2015021992A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 キヤノン株式会社 像振れ補正装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN109691085A (zh) 2019-04-26
US20200412957A1 (en) 2020-12-31
JPWO2018051629A1 (ja) 2019-03-28
US10812723B2 (en) 2020-10-20
WO2018051629A1 (ja) 2018-03-22
DE112017004624B4 (de) 2020-11-12
CN109691085B (zh) 2021-03-09
DE112017004624T5 (de) 2019-06-06
US11297240B2 (en) 2022-04-05
US20190191092A1 (en) 2019-06-20
US20220174219A1 (en) 2022-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6470478B2 (ja) 撮像装置及び撮像制御方法
JP6486656B2 (ja) 撮像装置
US9678357B2 (en) Image stabilization apparatus and method of controlling the same, and storage medium
WO2016132571A1 (ja) 撮像装置
WO2007097287A1 (ja) 撮像装置及びレンズ鏡筒
JP4875971B2 (ja) 撮影装置及びその調整方法
JP2015075697A (ja) 像振れ補正装置、その制御方法および撮像装置
JP2015102776A (ja) 像振れ補正装置およびその制御方法
JP2007043584A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6558891B2 (ja) 像振れ補正装置および撮像装置
US9811891B2 (en) Image shake correction device, optical apparatus, imaging apparatus, and control method
JP2012128202A (ja) 光学機器及びそれを備えた撮像装置、光学機器の制御方法
JP2012078495A (ja) 撮像装置、ブレ補正装置及びブレ補正方法
JP2018165800A (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5161513B2 (ja) 手振れ補正装置及び方法
JP4718498B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP6395401B2 (ja) 像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置
JP2016171511A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5001014B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2017032653A (ja) 像ブレ補正装置、その制御方法、撮像装置、及び光学機器
JP6742819B2 (ja) 像ブレ補正装置、光学機器、撮像装置および制御方法
JP4824538B2 (ja) 手ぶれ補正機能を有する撮像装置およびその制御方法
JP2008233156A (ja) 撮像装置の制御方法と撮像装置
JP5746775B2 (ja) 光学機器およびその制御方法
JP2017200029A (ja) 画像劣化検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181214

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250