JPH0635025A - 補正光学装置、カメラ、防振装置、及び防振カメラ - Google Patents

補正光学装置、カメラ、防振装置、及び防振カメラ

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JPH0635025A
JPH0635025A JP4206992A JP20699292A JPH0635025A JP H0635025 A JPH0635025 A JP H0635025A JP 4206992 A JP4206992 A JP 4206992A JP 20699292 A JP20699292 A JP 20699292A JP H0635025 A JPH0635025 A JP H0635025A
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JP
Japan
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signal
camera
image
optical system
shake
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Application number
JP4206992A
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English (en)
Inventor
Akihiro Fujiwara
昭広 藤原
Takeshi Morofuji
剛 諸藤
Yutaka Fujiwara
豊 藤原
Shigeru Ogino
野 滋 荻
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な処理により補正光学系の駆動領域に制
限を加え、光学的なケラレを防止する。 【構成】 補正光学系を結像光学系の光束有効領域内に
おいて変位させるべく該補正光学系の光軸の変位量を、
二次元座標上での一次関数による評価値に基づいて算出
する制御手段3a,3b,14を設け、二次元座標上で
の一次関数による評価値に基づいて補正光学系の可動の
領域に制限を加え、結像光学系の光束有効領域内におい
て補正光学系が駆動するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に配置される
防振装置に具備される補正光学装置や、カメラの方位を
検出する方位検出手段を備えたカメラや、カメラ等に配
置される防振装置、及び防振機能を備えた防振カメラの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の防振装置の構成について説
明する。
【0003】図17はこの種の防振装置の補正光学系と
して用いられる可変頂角プリズム(Variable Augle Pri
sm:以下、VAP)の構造について示す図であり、図1
7において、31a,31bはガラス等の透明板、33
は柔らかい材質のベローズであり、これらにより形成さ
れる空間に透明の流動体が封入されている。
【0004】前記透明板31aは軸35を中心にアーム
34に力を加える事によって頂角が可変となり、透明板
31b)も同様に不図示のアームに力を加えることによ
って前記透明板31aと直角を成す方向に可変となって
いる。
【0005】上記の構成において、透明板31aが縦方
向、透明板31bが横方向に回動するとすると、その機
構的制約から、その可動領域は図16に示される21の
様な正方形となる。
【0006】一方、このVAPの様な補正光学系が搭載
される撮影光学系は鏡筒の構造上、図18に示される2
2の様な円形の有効領域が存在し、その外側の領域は光
学的ケラレが生じてしまう。
【0007】これを防止する為に、従来においては、円
形有効領域22に合せて、以下の図17に示す処理を行
うことにより円形領域23(図18参照)に制限を加え
ていた。
【0008】図19はその処理シーケンスを示すフロー
チャートである。
【0009】まず、ステップ41において、VAPの縦
位置信号,横位置信号を各々入力し、これらをレジスタ
Ra,Rbにストアする。次のステップ42において、
中心からの距離を求めるために「Ra2 +Rb2 」を計
算し、これをレジスタSにストアする。そして、ステッ
プ43において、所定値r2 (rは半径)とレジスタS
の内容との比較を行い、この結果、レジスタSの内容の
方が大きい場合はステップ44へ進み、不図示のスイッ
チにより角速度センサ等からの振れ信号の入力をOFF
にし、小さい場合はステップ45へ進み、不図示のスイ
ッチにより振れ信号の入力を継続する。
【0010】なお、弱い向心力をかけておけば、振れ信
号の入力をOFFにしても時間とともに有効領域内に戻
ってくる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような処理方法においては、最も無駄のない制限を加得
ることができる利点を有してはいるが、位置信号の2乗
の演算をしなければならず、処理時間を多く要してい
た。
【0012】次に、発明が解決しようとする別の問題点
について説明する。
【0013】ムービーカメラの撮影手法として、運動す
る物体を画面内にとらえながら撮影する、流し撮りとい
う手法がある。例えば、サーキット上を走るレーシング
カーを路側の定点から撮影する場合、フォーカシングと
しては、初めは徐々に近づき、中盤急激に近づいて、目
前を通過後急激に遠ざかり、終盤徐々に遠ざかるのに合
せて調整していく。ズーミングもテレからワイド、さら
に再度テレへと同様に緩急を伴わせて変化するように調
整していく。
【0014】この様な撮影手法を上手に行うにはある程
度の熟練を要するため、素人にはなかなかうまく行かな
いものである。
【0015】フォーカシングに関して、オートフォーカ
スの技術が近年かなり高性能化してきているが、高速で
運動する物体に対してはどうしても追従が遅れぎみにな
ってしまい、また、ズーミングに関しても、通常のパワ
ーズームでは滑らかにはなるものの、上記の様にズーミ
ング速度を可変にしなければならない場合ではやはりな
かなか正確にフレーミングが出来ないものである。
【0016】さらに、発明が解決しようとする別の問題
点について説明する。
【0017】従来から、スチールカメラ,ビデオカメラ
用の防振装置に配置される補正光学系として、撮影光学
系の一部を光軸の直角方向にシフトさせる方式、撮影光
学系の一部の慣性を利用する方式、更には液体を用いた
VAP(可変頂角プリズム)を用いた方式などが提案さ
れている。
【0018】また、手振れと流し撮りの何れであるかを
判別し、上記補正光学系の制御の特性を変えるものも提
案されている。
【0019】ところが、鉄道写真等の様に極めて動きの
速い被写体を流し撮りする場合、手振れや振動に近い速
度,加速度で該流し撮りは行われるため、この際に防振
装置が作動し、本来の流し撮りの効果が失われてしまう
ことが生じていた。
【0020】この点に鑑み、特開昭61ー288664
号においては、例えば流し撮り時には防振スイッチをO
FFにし、流し撮りに対応させようとする提案がなされ
ている。
【0021】しかしながら、防振スイッチをOFFにす
ることによって防振動作を完全に止めた場合、例えば鉄
道写真の場合、図20に示す様に、上下方向に手振れが
生じ(左右方向は被写体の速度に同期したと仮定してい
る)、醜い写真となってしまうことがあった。
【0022】以上の事から、流し撮りの場合、被写体の
動く方向に対しては防振機能を止め、一方、被写体の動
く方向と直角方向は防振機能を働かせることが理想とさ
れる。
【0023】前述の防振装置において、上下方向,左右
方向で独立の防振機能を働かせるべく切換スイッチを設
け、適宜防振方向を切り換える構成にすることも可能で
あるが、カメラのホールドする向き(縦,横又は斜め)
によって制御方式を切換える必要がある。そこで、特開
昭61ー240778号に示される様に、位置変位信号
を利用したものや、独立したレンズ位置検出手段を用い
る事が考えられるが、この様な方式は高度は演算と複雑
な回路構成を必要するため、コストアップの要因となっ
ていた。
【0024】更に、発明が解決しようとする別の問題点
について説明する。
【0025】従来の防振装置における像振れ補正の方式
としては、電子的に補正を行う方式のものや光学的に補
正を行う方式のものなどが知られている。そして、前記
光学的に補正を行う方式ものには、慣性振り子式のもの
やVAP(可変頂角プリズム)を使ったタイプが提案さ
れている。
【0026】しかしながら、上記の防振装置において
は、像振れを100%とることはシステムの構成要素等
のばらつきを考慮すると不可能であり、又、該装置が搭
載される例えばビデオカメラの撮影条件の全てに対応さ
れる(静止撮影,パンニング等)ことを考えても同様に
不可能と言える。
【0027】本発明の第1の目的は、簡単な処理により
補正光学系の駆動領域に制限を加え、光学的なケラレを
防止することのできる補正光学装置を提供することであ
る。
【0028】本発明の第2の目的は、困難とされていた
撮影手法を初心者の人であっても可能とすることのでき
るカメラを提供することである。
【0029】本発明の第3の目的は、何れの方向の流し
撮りが行われたとしても、理想的な撮影を行わせること
のできる防振装置を提供することである。
【0030】本発明の第4の目的は、画像の振れを抑え
た撮影を撮影者に促し、より一層の防振効果を期待する
ことのできる防振カメラを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、補正光学系を
結像光学系の光束有効領域内において変位させるべく該
補正光学系の光軸の変位量を、二次元座標上での一次関
数による評価値に基づいて算出する制御手段を設け、二
次元座標上での一次関数による評価値に基づいて補正光
学系の可動の領域に制限を加え、結像光学系の光束有効
領域内において補正光学系が駆動するようにしている。
【0032】また、本発明は、カメラの方位を検出する
方位検出手段と、カメラの方位信号と撮影対象によって
変化せられる部材の位置信号を対応づけて記憶した記憶
手段と、撮影時に、前記方位検出手段からの方位信号に
基づいて、前記記憶手段よりこの時の撮影対象によって
変化せられる部材の位置信号を読出し、これにしたがっ
て前記部材を駆動する制御手段とを設け、撮影時には、
方位検出手段からの方位信号に対応する、撮影対象によ
って変化せられる部材の位置信号を記憶手段より読出
し、これに基づいて自動的に前記部材を駆動するように
している。
【0033】また、本発明は、光軸に直角な平面内にお
いて、補正光学機構を鉛直方向に移動させ、その方向の
振れを補正する、前記鉛直方向の振れを検出する振れ検
出手段及びこの手段からの振れ検出信号に基づいて補正
光学機構を駆動する駆動手段を持つ第1の防振手段と、
光軸に直角な平面内において、補正光学機構を前記鉛直
方向と直交する水平方向に移動させ、その方向の振れを
補正する、前記水平方向の振れを検出する振れ検出手段
及びこの手段からの振れ検出信号に基づいて補正光学機
構を駆動する駆動手段を持つ第2の防振手段と、前記第
1と第2の防振手段の両方或はいずれかを動作させる選
択手段とを備え、また、第1と第2の防振手段内の補正
光学機構、駆動手段及び振動検出手段を光軸回りに回動
自在に構成し、且つこれらを光軸回りの任意の位置に固
定する固定手段を具備し、光軸に直角な平面内における
鉛直方向と水平方向の防振を独立に行えるようにし、ま
た、補正光学機構、駆動手段及び振動検出手段を光軸回
りに回動自在に構成し、前記カメラが斜め方向に意図的
に振られた場合、その方向に何れか一方の防振方向が一
致するようにこれらを回動出来るようにしている。
【0034】また、本発明は、撮像素子からの電気信号
を画像信号に変換するプロセス手段からの画像信号と像
振れを補正した画像信号を出力する像振れ補正手段から
の画像信号の何れかを選択し、電子式ファインダへ入力
させる選択手段を設け、選択手段の操作により、防振動
作中において、自由に像振れ補正前の画像と像振れ補正
後の画像を電子式ファインダにて表示させ得る構成にし
ている。
【0035】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における可変頂
角プリズム駆動装置を備えた防振装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0036】図1において、ジャイロ等で構成される角
速度センサ1a,1bより出力される振れ信号であると
ころの角速度信号2a,2bは、スイッチ3a,3bを
介して積分回路4a,4bに与えられ、ここで角度信号
5a,5bに変換される。減算回路6a,6bは前記角
度信号5a,5bとVAP位置信号12a,12bとの
差分信号を求め、アンプ7a,7bに与え、アンプ7
a,7bはこの差分信号を増幅する。この増幅された信
号は駆動回路8a,8bを介して駆動機構9a,9bへ
与えら、ここでトルクに変換され、VAP10a,10
bが駆動されることになる。そして、その動き量は位置
センサ11a,11bによって再び電気信号である位置
信号12a,12bに変換され、前記減算回路6a,6
bへ入力される。
【0037】前記減算回路6a,6bの出力である差分
信号から位置信号12a,12bまでの開ループゲイン
は十分大きな値であり、これにより、積分回路4a,4
bが出力する角度信号5a,5bにVAP10a,10
bの角度が追従して動くように制御される。
【0038】また、前記位置信号12a,12bはマイ
クロコンピュータより構成される制御回路14へも入力
されており、制御回路14はこの位置信号12a,12
bが入力されると、これらの値に基づいてスイッチ3
a,3bを制御信号13a,13bによりON,OFF
し、VAP10a,10bの可動領域が所定範囲(後述
の制限される領域)を越えない様にする。
【0039】図2は上記制御回路14の主要部分の動作
を示すフローチャートであり、以下に説明する。
【0040】まず、ステップ51において、VAP10
a,10bの縦,横位置信号12a,12bを各々入力
し、これらをレジスタRa,Rbにストアする。次のス
テップ52においては、従来のように「Ra2 +Rb
2 」を計算するのではなく、「|Ra|+|Rb|」を
計算し、これをレジスタSにストアする。そして、ステ
ップ53においては、所定値wとレジスタSの内容との
比較を行い、この結果、レジスタSの内容の方が大きい
場合はステップ54へ進み、スイッチ3a,3bをOF
Fにして積分回路4a,4bへ角速度信号2a,2bを
与えないようにし、又小さい場合はステップ55へ進
み、スイッチ3a,3bをONにして積分回路4a,4
bへ角速度信号2a,2bを継続して与えるようにす
る。
【0041】以上のような処理(一次関数による処理)
を行うことによってVAP10a,10bの可動領域に
制限を加えると、その制限領域は図3の24に示される
ひし形となる。
【0042】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例における主要部分の動作を示すフローチャートであ
り、図2と同一のステップ番号を付してある。また、回
路構成は第1の実施例と同様である。
【0043】第1の実施例と異なる部分は、ステップ5
6において、「Max〔S/√(2),|Ra|,Rb
|〕を計算し、これをレジスタSにストアし、次のステ
ップ57において、所定値wよりも大きいw´とレジス
タSの内容との比較を行うようにしている点である。そ
の他は第1の実施例と同様である。
【0044】以上のような処理を行うことによってVA
P10a,10bの可動領域に制限を加えると、その制
限領域は図5の25に示される8角形になり、より円形
に近い形となる。
【0045】(第3の実施例)図6は、図1におけるマ
イクロコンピュータより成る制御回路14が行ってい
た、前記第2の実施例における機能を、ハードウェアに
よって実現した場合を示す回路図である。
【0046】図6において、61,62は絶対値回路で
あり、ここでRa(=12a),Rb(=12b)から
|Ra|と|Rb|を生成する。63は加算回路であ
り、ここで「|Ra|+|Rb|」を生成する。64〜
66は比較回路であり、|Ra|,|Rb|を所定値w
´と、「|Ra|+|Rb|」を「√(2)w´」とそ
れぞれ比較し、所定値w´,「√(2)w´」を越えた
時に論理“1”を出力する。67,68はノアゲートで
あり、それぞれの出力がスイッチ3a,3bのON,O
FFを制御する制御信号13a,13bとなる。
【0047】したがって、比較回路64〜65の出力で
ある論理が“1”の時、スイッチ3a,3bはONとな
り、積分回路4a,4bへ角速度信号2a,2bが継続
して伝達されることになる。
【0048】このハードウェア構成により、第2の実施
例と同様、制限領域は図5の25に示される8角形にな
り、より円形に近い形となる。
【0049】以上の第1乃至第3の実施例によれば、従
来のようにVAP10a,10bの位置信号の2乗の演
算を行うのではなく、一次関数による評価値〔f(x,
y)=ax+by+c〕に基づいて領域に制限を加える
ようにしているため、理想的な円形領域に近い制限を加
えつつ、演算処理に要する時間を短縮することが可能と
なる。
【0050】また、第3の実施例で示したように、簡単
なハートウェアに置換え可能な為、システムのIC実現
化をより容易にすることが可能となる。
【0051】(第4の実施例)図7は本発明の第4の実
施例におけるカメラの要部構成を示すブロック図であ
る。
【0052】図7において、101は光学系で、ここで
はビデオカメラ等のズームレンズである。102は内部
回転体の回転慣性により回転軸のずれる角速度に比例し
た値の信号を得るジャイロ、103は前記ジャイロ10
2からの角速度を積分し、方角の情報(姿勢信号)とし
て出力する積分回路、104は前記積分回路からの姿勢
信号等をA/D変換して取り込み、各種の回路の動作を
制御するマイクロコンピュータより成るコントローラ、
105は複数のデータを記憶するメモリ回路である。1
06は前記メモリ回路105へのアドレス信号であり、
107は前記メモリ回路105からの読出し及び書込み
信号である。
【0053】108はコントローラ104からのフォー
カス制御信号が入力されるフォーカス駆動回路、109
は前記フォーカス駆動回路108によって駆動され、光
学系101中のフォーカスレンズを位置変化(移動)さ
せるフォーカスモータ、110は位置変化せられる前記
フォーカスレンズの位置信号をコントローラ104へ出
力するフォーカスエンコーダである。111はコントロ
ーラ104からのズーム制御信号が入力されるズーム駆
動回路、112は前記ズーム駆動回路111によって駆
動され、光学系101中のズームレンズを位置変化させ
るズームモータ、112は前記位置変化せられるズーム
レンズの位置信号をコントローラ104へ出力するズー
ムエンコーダである。
【0054】114は防振制御を行うコントローラで、
像振れ補正用の光学系であるVAP(可変角プリズム)
を駆動し、光学系101のズームレンズに入射する光束
の光路を変更する。
【0055】116は“設定”モードと“実行”モード
の切り換えを行うためのモード切換スイッチ、117は
前記モード切換スイッチ116により“設定”モードが
選択されている際に有効に作用する記憶ボタンである。
【0056】上記構成において、カメラの電源が投入さ
れると、積分回路103は初期化される。この時、カメ
ラの向いていた方向が初期状態として定義される。
【0057】モード切換スイッチ116により“設定”
モードが選択されている際には、117の記憶ボタンが
有効となり、この記憶ボタン117が押された時、この
時の積分回路103において得られる姿勢信号、フォー
カスエンコーダ110において得られるフォーカスレン
ズの位置信号、及びズームエンコーダ113において得
られたズームレンズの位置信号がコントローラ104に
て読み取られ、これらがひとつの組となってメモリ回路
105に記憶される。
【0058】この記憶ボタン117の押圧操作が複数回
行われれば、この回数分、姿勢信号、フォーカス信号、
及びズーム信号それぞれが組となってメモリ回路105
に記憶されることになる。
【0059】モード切換スイッチ116により“実行”
モードが選択されている際には、“設定”モード時に記
憶された複数のデータ(姿勢信号、フォーカスレンズ位
置信号、ズームレンズ位置信号)に基づき、コントロー
ラ104はその時の姿勢信号の関数としてフォーカスレ
ンズ位置、ズームレンズ位置を設定する。即ち、等しい
姿勢信号が記憶値の中に有った場合は、それに対応する
位置にフォーカスレンズ及びズームレンズを設定し、そ
うでない場合は、それに近い記憶値から補間によって適
切な位置に設定を行う。
【0060】図8にメモリ回路105に記憶された各デ
ータの組の例を示すものであり、図9にその例の移動軌
跡を示す。
【0061】記憶ポイントはA〜Fまでの6点であり、
図9はそれらを直線で結んだものである。
【0062】次に、図10のフローチャートにより、コ
ントローラ104での動作について説明する。
【0063】先ず、ステップ151において、モード切
換スイッチ116により“設定”モードが選択されてい
るか、それとも“実行”モードが選択されているかの判
別を行う。この結果、“設定”モードが選択されている
場合にはステップ152へ進み、ここでは記憶ボタン1
17が押されているか否かを判別し、押されていればス
テップ153へ進み、ここでその時の姿勢信号、フォー
カス位置信号、ズーム位置信号それぞれを記憶し、ステ
ップ151へ戻る。
【0064】この様な動作は、モード切換スイッチ11
6により“設定”モードが選択され、且つ記憶ボタン1
17が押されている間継続される。したがって、前述し
たようにメモリ回路105内には、例えば図8に示すよ
うに、記憶ボタン117が押された回数分の組データが
記憶されることになる。
【0065】一方、ステップ151において、モード切
換スイッチ116により“実行”モードが選択されてい
る場合にはステップ154へ進む。そして、ここでは前
記ステップ153において記憶された、例えば図8に示
すような姿勢信号、フォーカス位置信号、ズーム位置信
号の情報に基づき、現在の姿勢信号に対応するフォーカ
スレンズの位置とズームレンズの位置を算出し、次のス
テップ115において、フォーカス駆動回路108を介
してフォーカスレンズの位置を設定し、次のステップ1
56において、ズーム駆動回路111を介してズームレ
ンズの位置を設定する。
【0066】図8の設定データに基づくと、例えば姿勢
が37度の時にはC点とD点との間であるから、フォー
カスレンズは「3.68mm」、ズームレンズは「36mm」
と直線補間によってその位置が求められる。
【0067】勿論、二次補間やその他の高度な補間方法
を用いれば、より精確な駆動が行える事は言うまでもな
い。
【0068】(第5の実施例)図11は本発明の第5の
実施例におけるカメラの主要部分の電気的構成等を示す
図である。
【0069】前述の第4の実施例では、防振機能を有す
るカメラに於て、その検出系であるジャイロ等の角速度
検出手段を利用したシステムを示したが、この実施例で
は、方位に対応する諸設定を自動的に行うというシステ
ムの為に、専用に方位検出手段を有した構成としたもの
である。
【0070】図11において、201は光学系、202
はマイクロコンピュータより成るコントローラ、203
は第1の実施例と同様に複数のデータを記憶するメモリ
回路であるRAM、204は前記RAM203へのアド
レス信号、205は前記RAM203からの読出し及び
書込み信号である。206はコントローラ202からの
フォーカス制御信号が入力されるフォーカス駆動回路、
207は前記フォーカス駆動回路206によって駆動さ
れ、光学系201中のフォーカスレンズを位置変化(移
動)させるフォーカスモータ、208はコントローラ2
02からのズーム制御信号が入力されるズーム駆動回
路、209は前記ズーム駆動回路208によって駆動さ
れ、光学系201中のズームレンズを位置変化させるズ
ームモータである。
【0071】208は前記光学系210が装着されたカ
メラ本体、209はカメラ本体208の方位に対応する
信号を前記コントローラ202へ出力するロータリーエ
ンコーダ、210は前記エンコーダの下部に設けられた
三脚取付穴を介してカメラ本体を保持する三脚である。
【0072】カメラ本体208を三脚210に取付けた
場合、該三脚210に対してカメラ本体208は自由に
回転可能となって、ロータリーエンコーダ209からは
三脚210、即ち、地面を基準としたカメラ本体208
の方位に対応する信号が出力されることになる。
【0073】なお、姿勢信号、フォーカス位置信号、ズ
ーム位置信号の組となるデータは第1の実施例の用にし
てRAMに既に記憶されているものする。
【0074】上記構成において、実際の撮影時、つまり
第4の実施例の様に“実行”モードが選択されている場
合には、コントローラ202は例えば図8に示すような
姿勢信号、フォーカス位置信号、ズーム位置信号が記憶
されているRAM203内の各情報に基づき、現在の姿
勢信号に対応するフォーカスレンズの位置とズームレン
ズの位置を算出し、フォーカス駆動回路206へフォー
カス駆動信号を出力してフォーカスレンズの位置を設定
すると共に、ズーム駆動回路208へズーム駆動信号を
出力し、ズームレンズの位置を設定する。
【0075】(第6の実施例)上記の第4及び第5の実
施例においては、主にカメラを横(yaw)方向にパン
ニングした場合の例について述べたが、縦(pitch )方
向にパンニングした場合に好適な例を、第6の実施例と
して以下に説明する。
【0076】図12は本発明の第6の実施例におけるカ
メラの主要部分の構成を示す図であり、301は内部に
絞りを備えた光学系、302はカメラ本体、303は内
部回転体の回転慣性により重力方向を認識でき、カメラ
の仰角を検出して仰角信号を発生するフリージャイロ、
304はマイクロコンピュータ等より成るコントロー
ラ、305は露出補正値を予め記憶しているROM、3
06はそのアドレス信号307はその読出し信号であ
る。307は絞り駆動回路であり、309はその出力で
あるところの絞り駆動信号である。308はカメラから
フィードバックされる露出量フィードバック信号で、こ
の値が所定値に安定する様にフィードバックがかかる。
306はコントローラ304から出力される露出補正値
信号であり、この値により上記所定値を変更する。
【0077】さて、従来の自動絞り制御(自動露出制
御)では、平均測光や中央部重点測光などの画面内の部
位により重み付けをし、その合計を基準値に一致させる
方式がほとんどであった。この為、極端な画像では適正
露出が得られない場合があった。例えば、地面を見おろ
すシーンから青空を見上げるシーンへのチルトアップを
自動露出で撮影する場合、地面は適正露出であっても、
青空が背景となる遠くの人物は大概黒つぶれとなってし
まっていた。
【0078】そこで、この第6の実施例では、例えば、
マイナス方向(即ち、地面)では補正なし、ゼロ方向
(即ち、水平線)ではややオーバーぎみに補正、プラス
方向(即ち、空)ではかなりオーバーに補正するべく値
を予めとROM305に記憶しておき、フリージャイロ
303からの仰角信号に応じて前記ROM305内より
それに対応した記憶値(露出補正値)を読出し、これを
絞り駆動回路307へ出力して絞り制御を行うようにし
ている。
【0079】したがって、地面を見おろすシーンから青
空を見上げるシーンへのチルトアップする撮影時におい
て、自動露出を行うことのみで撮影する場合に比べ、よ
り的確な露出制御が行えるようになる。
【0080】以上の第4乃至第6の実施例によれば、予
め被写体が通過すると思われる経路の何点かについてカ
メラを向けて構え、フォーカス、ズーム、アイリス等の
位置をカメラの各方位に対応させて記憶(記憶ボタンの
操作により、或は予め)しておき、撮影時には単にカメ
ラを被写体にむけて追いかけると、その方位に対応する
記憶値が読み出され、これにしたがってフォーカス、ズ
ーム、アイリス等の位置が自動的に制御されるため、設
定した通りの画角でピントも絞りも合った撮影が容易に
行えるようになる。
【0081】また、設定したポイント間も補間により適
正な状態が設定され、滑らかなレンズワークが自動的に
行われることになる。
【0082】(第7の実施例)図13及び図14は本発
明の第7の実施例における防振装置を示すものであり、
図13はその主要部分の断面図、図14はその正面図で
ある。なお、この実施例では、補正光学光学系を左右,
上下にシフトさせて防振作用行うタイプを例にしてい
る。また、補正光学系409及びこれを二次元方向に移
動可能に保持する構成部材(401〜407を指してい
る)。
【0083】図13において、401は撮影光学系41
0を保持し、不図示のカメラ本体に取付けられる固定部
材である。402は回転部材であり、ボール403及び
固定部材401及び回転部材402のボールレース部に
より支持され、光軸の回りに自由に回転する。404は
第1の移動枠で、軸405に沿って図14の左右方向に
移動する。406は第2の移動枠で、補正光学系409
を保持し、軸407に沿って上下方向に移動する。
【0084】以上の補正光学系409及びこれを二次元
方向に移動可能に保持する構成部材(401〜407)
により補正光学機構を構成している。
【0085】408はカメラ本体に加わる振れを検出す
る振動検出手段、駆動手段、及び、該振動検出手段から
の信号に基づいて前記駆動手段を駆動して補正光学系4
09を軸405,軸407の二次元方向にシフトさせ、
前記振れに起因する像振れを補正する制御手段が搭載さ
れた回路部(なお、各手段は既存の構成のものと同様で
あるので、その詳細については省略する)であり、ここ
では回転部材402を一方向に保つウェイトが組込まれ
ている。
【0086】尚、移動枠404,406の駆動手段は、
モータ,プランジャなど限定するものではない。
【0087】411は防振スイッチであり、接点aが選
択されている際には2方向の防振を行い、接点bが選択
されている場合には、例えばカメラの上下方向の防振の
みを行い、接点cが選択されている場合には、例えばカ
メラの左右方向の防振のみを行うべく指示がなされてい
るものと前記制御手段は判別し、防振制御を行う。
【0088】以上の構成において、通常の撮影時(防振
スイッチ411の接点aが選択されている場合)には、
カメラ本体(不図示)に振動が加わった時、回路部40
8に設けられている振動検知手段、駆動手段、制御手段
により、補正光学系409をを移動させ、結像面の振れ
を防止する。
【0089】また、水平方向に流し撮りを行う時には、
防振スイッチ411の接点cを選択する。すると、左右
方向の防振動作を停止させるべく信号が制御手段に入力
する為、上下方向のみの防振動作を行わせることにな
る。したがって、図20に示した上下方向の振れが抑制
され、理想的な流し撮りが可能となる。
【0090】また、使用頻度は非常に少ないが、上下限
方向に流し撮りを行う時には、防振スイッチ411の接
点bを選択する。すると、上下方向の防振動作を停止さ
せるべく信号が制御手段に入力する為、左右方向のみの
防振動作を行わせることになる。よって、この際にも同
様の効果が得られる。
【0091】(第8の実施例)図15は本発明の第8の
実施例における防振装置の主要部分の断面を示す図であ
り、図13及び図14と同じ部分は同一符号を付してあ
る。
【0092】第7の実施例と異なる部分は、固定部材4
01に回転部材402を任意の位置に固定するロックビ
ス411を設けたものである。
【0093】以上の構成において、移動被写体が斜め方
向に移動する場合、防振動作を停止させる方向と前記の
被写体移動方向とが一致するまで回転部材402を回動
させ、この位置でロックビス411により回転部材2を
固定する。
【0094】これにより、斜め方向に移動する被写体に
対しても、適正な流し撮りが可能となる。
【0095】なお、前記第7及び第8の実施例では、防
振用の補正光学系として、左右,上下にシフトさせる方
式を例にしているが、これに限定されるものではなく、
左右,上下独立に動作する他の全ての防振方式において
も本考案は実施可能であることは云うまでもない。
【0096】以上の第7及び第8実施例によれば、左右
(水平)方向と上下方向に独立して防振動作を行う機能
を働かせるべく構成とし、撮影時に流し撮り方向の防振
動作を停止させ、その方向と直交方向のみ防振動作を行
うようにしているため、簡単な構成により、理想的な流
し撮りを行うことが可能となる。
【0097】また、第8の実施例のように、補正光学機
構とその駆動手段と振動検出手段それぞれを光軸回りに
回転自在に構成し、任意の位置でこれらをロックするこ
とが可能な構成にしている為、斜め方向に移動する被写
体に対しても、その方向に一方の防振方向を一致させる
ことにより、理想的な流し撮りを行うことが可能とな
る。
【0098】(第9の実施例)図16は本発明の第9の
実施例における防振カメラの概略構成を示すブロック図
である。
【0099】図16において、501はCCD面上に像
を結像されるレンズ群、502はCCDであり、該CC
D502により光電変換した信号はカメラプロセス回路
503へ送られ、ここでビデオ信号に変換される(この
実施例では、電子的補正にて像振れ補正を行う方式のカ
メラを例にとっている)。
【0100】前記カメラプロセス回路503によって生
成されたビデオ信号は像振れ補正回路504(例えば、
メモリに蓄えられた前フィールドの画面と現フィールド
の画面とを比較して動きベクトルを抽出して像振れを補
正するもの等があるが、本発明においては特に限定する
ものではない)へ送られ、像振れ補正(防振)が行われ
ていた。
【0101】従来例では(図省略)この補正した信号が
電子ビューファインダ(EVF)507へ送られ、補正
後の信号だけを撮影者が見る構成となっていた。
【0102】本実施例においては、防振中においても、
モード切換回路505によるモード切り換えにより、カ
メラプロセス回路503からの画像を電子ビューファイ
ンダ507にてモニタすること可能としている。
【0103】つまり、撮影者がモード切換スイッチ50
6の状態を切り換えることにより、モード切換回路50
5がこれに応じて、例えばスイッチ508をONに、ス
イッチ509をOFFにし、カメラプロセス回路503
の画像を電子ビューファインダ507へ出力させ、ま
た、スイッチ508をOFFに、スイッチ509をON
にし、像振れ補正回路504の画像を電子ビューファイ
ンダ507へ出力させ、像振れ補正後の画面と補正前の
画面を自由にモニタすることが可能な構成としている。
【0104】以上の第9の実施例によれば、撮影者が防
振中に自由に補正前の画面と補正後の画面とをモニタす
ることが可能な構成にしているため、撮影者が防振中に
補正前の画面を見ながら撮影すれば、撮影者は防振中の
画面を見ながら撮影することよりも一層の画面の振れを
抑えるように撮影するため、より一層の防振効果を得る
ことが可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補正光学系を結像光学系の光束有効領域内において変位
させるべく該補正光学系の光軸の変位量を、二次元座標
上での一次関数による評価値に基づいて算出する制御手
段を設け、二次元座標上での一次関数による評価値に基
づいて補正光学系の可動の領域に制限を加え、結像光学
系の光束有効領域内において補正光学系が駆動するよう
にしている。
【0106】よって、簡単な処理により補正光学系の駆
動領域に制限を加え、光学的なケラレを防止することが
可能となる。
【0107】また、本発明によれば、カメラの方位を検
出する方位検出手段と、カメラの方位信号と撮影対象に
よって変化せられる部材の位置信号を対応づけて記憶し
た記憶手段と、撮影時に、前記方位検出手段からの方位
信号に基づいて、前記記憶手段よりこの時の撮影対象に
よって変化せられる部材の位置信号を読出し、これにし
たがって前記部材を駆動する制御手段とを設け、撮影時
には、方位検出手段からの方位信号に対応する、撮影対
象によって変化せられる部材の位置信号を記憶手段より
読出し、これに基づいて自動的に前述の部材を駆動する
ようにしている。
【0108】よって、困難とされていた撮影手法を初心
者の人であっても可能とするカメラを提供可能となる。
【0109】また、本発明によれば、光軸に直角な平面
内において、補正光学機構を鉛直方向に移動させ、その
方向の振れを補正する、前記鉛直方向の振れを検出する
振れ検出手段及びこの手段からの振れ検出信号に基づい
て補正光学機構を駆動する駆動手段を持つ第1の防振手
段と、光軸に直角な平面内において、補正光学機構を前
記鉛直方向と直交する水平方向に移動させ、その方向の
振れを補正する、前記水平方向の振れを検出する振れ検
出手段及びこの手段からの振れ検出信号に基づいて補正
光学機構を駆動する駆動手段を持つ第2の防振手段と、
前記第1と第2の防振手段の両方或はいずれかを動作さ
せる選択手段とを備え、また、第1と第2の防振手段内
の補正光学機構、駆動手段及び振動検出手段を光軸回り
に回動自在に構成し、且つこれらを光軸回りの任意の位
置に固定する固定手段を具備し、光軸に直角な平面内に
おける鉛直方向と水平方向の防振を独立に行えるように
し、また、補正光学機構、駆動手段及び振動検出手段を
光軸回りに回動自在に構成し、前記カメラが斜め方向に
意図的に振られた場合、その方向に何れか一方の防振方
向が一致するようにこれらを回動出来るようにしてい
る。
【0110】よって、何れの方向の流し撮りが行われた
としても、理想的な撮影を行わせることが可能となる。
【0111】また、本発明によれば、撮像素子からの電
気信号を画像信号に変換するプロセス手段からの画像信
号と像振れを補正した画像信号を出力する像振れ補正手
段からの画像信号の何れかを選択し、電子式ファインダ
へ入力させる選択手段を設け、選択手段の操作により、
防振動作中において、自由に像振れ補正前の画像と像振
れ補正後の画像を電子式ファインダにて表示させ得る構
成にしている。
【0112】よって、画像の振れを抑えた撮影を撮影者
に促し、より一層の防振効果を期待することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振用補正光学
装置を示すブロック図である。
【図2】図1の制御回路の主要部分の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の第1の実施例における制限領域につい
て説明する為の図である。
【図4】本発明の第2の実施例における主要部分の動作
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例における制限領域につい
て説明する為の図である。
【図6】本発明の第3の実施例における主要部分を示す
回路図である。
【図7】本発明の第4の実施例におけるカメラの要部構
成を示すブロック図である。
【図8】図7のメモリ回路に記憶されるデータの一例を
示す図である。
【図9】図8の各記憶ポイントについて説明するための
図である。
【図10】図7のコントローラでの動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の第5の実施例におけるカメラの要部
構成を示す図である。
【図12】本発明の第6の実施例におけるカメラの要部
構成を示す図である。
【図13】本発明の第7の実施例における防振用補正光
学機構の断面図である。
【図14】図13の補正光学機構の正面図である。
【図15】本発明の第8の実施例における防振用補正光
学機構の断面図である。
【図16】本発明の第9の実施例における防振カメラの
要部構成を示すブロック図である。
【図17】一般的な防振用補正光学装置に配置される補
正光学系であるVAPの構成について説明する為の図で
ある。
【図18】従来のVAPの可動の制限領域について説明
するための図である。
【図19】図17のVAPの可動の制限領域について説
明するための図である。
【図20】従来の流し撮り時における問題点について説
明するための図である。
【符号の説明】
3a,3b スイッチ 8a,8b 駆動回路 10a,10b VAP 11a,11b 位置センサ 14 制御回路 102 ジャイロ 104,202,304 コントローラ 105 メモリ回路 108,206 フォーカス駆動回路 111,208 ズーム駆動回路 115 VAP 203 RAM 208,302 カメラ本体 209 エンコーダ 303 フリージャイロ 305 ROM 307 絞り駆動回路 404,406 第1,第2の移動枠 408 回路部 409 補正光学系 411 防振スイッチ 503 プロセス回路 504 像振れ補正回路 506 モード切換スイッチ 507 電子ビューファインダ(EV
F) 508 モード切換回路 508,509 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻 野 滋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の光束有効領域を有する結像光学系
    を保持したレンズ鏡筒内に配置される、前記結像光学系
    とは異なった光束有効領域を持つ補正光学系と、該補正
    光学系を二次元方向に駆動し、前記結像光学系の光軸を
    変位させる駆動手段と、前記補正光学系を前記結像光学
    系の光束有効領域内において変位させるべく該補正光学
    系の光軸の変位量を、二次元座標上での一次関数による
    評価値に基づいて算出する制御手段とを備えた補正光学
    装置。
  2. 【請求項2】 カメラの方位を検出する方位検出手段
    と、カメラの方位信号と撮影対象によって変化せられる
    部材の位置信号を対応づけて記憶した記憶手段と、撮影
    時に、前記方位検出手段からの方位信号に基づいて、前
    記記憶手段よりこの時の撮影対象によって変化せられる
    部材の位置信号を読出し、これにしたがって前記部材を
    駆動する制御手段とを備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影対象によって変化せられる部材の位
    置信号を発生する位置信号発生手段と、方位検出手段か
    らの方位信号とこの時の前記位置信号発生手段からの位
    置信号を対応づけて記憶手段に記憶させる記憶設定手段
    とを具備したことを特徴とする請求項2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影対象によって変化せられる部材は、
    フォーカス部材、ズーム部材、絞り部材の少なくとも何
    れか一つであることを特徴とする請求項2又は3記載の
    カメラ。
  5. 【請求項5】 方位検出手段は、カメラに加わる振れ量
    を検出する手段であることを特徴とする請求項2又は3
    記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 光軸に直角な平面内において、補正光学
    機構を鉛直方向に移動させ、その方向の振れを補正す
    る、前記鉛直方向の振れを検出する振れ検出手段及びこ
    の手段からの振れ検出信号に基づいて補正光学機構を駆
    動する駆動手段を持つ第1の防振手段と、光軸に直角な
    平面内において、補正光学機構を前記鉛直方向と直交す
    る水平方向に移動させ、その方向の振れを補正する、前
    記水平方向の振れを検出する振れ検出手段及びこの手段
    からの振れ検出信号に基づいて補正光学機構を駆動する
    駆動手段を持つ第2の防振手段と、前記第1と第2の防
    振手段の両方或はいずれかを動作させる選択手段とを備
    えた防振装置。
  7. 【請求項7】 第1と第2の防振手段内の補正光学機
    構、駆動手段及び振動検出手段を光軸回りに回動自在に
    構成し、且つこれらを光軸回りの任意の位置に固定する
    固定手段を具備したことを特徴とする請求項6記載の防
    振装置。
  8. 【請求項8】 撮像素子からの電気信号を画像信号に変
    換するプロセス手段と、該プロセス手段からの信号より
    像振れを検知し、像振れを補正した画像信号を出力する
    像振れ補正手段と、入力される画像信号を表示する電子
    式ファインダとを備えた防振カメラにおいて、前記プロ
    セス手段からの画像信号と前記像振れ補正手段からの画
    像信号の何れかを選択し、前記電子式ファインダへ入力
    させる選択手段を設けたことを特徴とする防振カメラ。
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