JP2000081646A - 手振れ補正機能付きカメラ - Google Patents

手振れ補正機能付きカメラ

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JP2000081646A
JP2000081646A JP18003699A JP18003699A JP2000081646A JP 2000081646 A JP2000081646 A JP 2000081646A JP 18003699 A JP18003699 A JP 18003699A JP 18003699 A JP18003699 A JP 18003699A JP 2000081646 A JP2000081646 A JP 2000081646A
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camera
camera shake
shake correction
correction function
acceleration
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JP18003699A
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English (en)
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Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加速度センサを用いて、手振れによるカメラ態
位の変化の良好な検出を可能にする。 【解決手段】手振れによるカメラ態位の変化を検出する
手振れ検出手段と、手振れ検出手段により検出された手
振れ量に応じて手振れ補正を行う手振れ補正手段とを有
するカメラにおいて、手振れ検出手段が、独立した3軸
の内の少なくとも2軸に設けられた少なくとも2対の加
速度センサ対(X1,X2),(Z1,Z2)と、これら加
速度センサ対の出力に応じて、互いに直交する少なくと
も2軸の周りの角加速度、角速度および角を演算する演
算手段とを有し、各加速度センサ対の2つの加速度セン
サは、設けられた軸に直交する互いに同じ向きの加速度
を検出するように配備されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は手振れ補正機能付
きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラでは時間的に連続した映像
を撮影するので、カメラに手振れがあると再生画像が揺
れて見づらいものになる。また、通常のスティルカメラ
や電子スティルカメラでも、変倍比の大きい望遠レンズ
で撮影を行うような場合には手振れが撮影の妨げにな
る。このような「カメラの手振れによる撮影不全」を防
止するため、手振れによるカメラ態位の変化を検出し、
検出された変化量に基づき手振れ補正が行われている。
カメラの手振れで主として問題となるのは「カメラの左
右方向および上下方向の振れ」であり、これらの振れに
よるカメラ態位の傾きを検出する のに、上下・左右の振れに関する2軸の回りの振れ角を
知るために、上記2軸の回りの「手振れに伴うカメラの
角速度」を検出する必要がある。2軸角速度センサとし
ては「圧電振動ジャイロ」が優れているが、センササイ
ズが大きいのでカメラが大型化しやすく、また消費電力
も大きい。カメラの振れに伴うカメラ態位の変化を検出
するのに「1対の加速度センサ」を用いる方法が知られ
ている(特開平7−20547号公報)。加速度センサ
はシリコンプロセスによる半導体作製技術を利用して作
製されるため、チップ化が容易で低コストに実現でき、
消費電力も小さい。しかし、上記公報記載の方法では、
加速度センサが1対しか用いられていないので、2軸の
回りの角速度の検出精度を高くするのが難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、加速度セ
ンサを用いて、手振れによるカメラ態位の変化の良好な
検出を可能にし、良好な手振れ補正を可能にした手振れ
補正機能付きカメラの実現を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手振れ補正機
能付きカメラは「手振れによるカメラ態位の変化を検出
する手振れ検出手段と、該手振れ検出手段により検出さ
れた手振れ量に応じて手振れ補正を行う手振れ補正手段
とを有するカメラ」であって、以下の点を特徴とする
(請求項1)。即ち、手振れ検出手段は、少なくとも2
対の加速度センサ対と、演算手段とを有する。加速度セ
ンサ対は、2個の加速度センサにより構成される。
【0005】少なくとも2対の加速度センサ対は、独立
した3軸の内の少なくとも2軸に設けられる。即ち、3
軸のうちの少なくとも2軸は加速度センサ対を有するこ
とになる。勿論、3軸の全てに加速度センサ対を設けて
も良い。加速度センサ対を設ける軸は仮想的なものであ
り、実体的に軸として存在する訳ではない。加速度セン
サ対を構成する2つ加速度センサを結ぶ直線が「軸」と
なるのである。上記3軸が「独立している」とは、3軸
が3次元ベクトル的な意味で独立していること、即ち、
3軸のうちの何れも、他の2軸の方向を持つベクトルの
合成によって得られないことを意味する。
【0006】さらに、各加速度センサ対の2つの加速度
センサは「設けられた軸に直交する互いに同じ向きの加
速度」を検出するように配備される。即ち、加速度セン
サ対を構成する2つの加速度センサが検出する加速度
は、同じ方向の加速度である。
【0007】演算手段は、加速度センサ対の出力に応じ
て、互いに直交する少なくとも2軸の周りの角加速度、
角速度および角を演算する手段である。すなわち、カメ
ラ態位の変化量としての「手振れ量」は、演算結果とし
て知られる。この請求項1記載の発明において、演算手
段の演算結果に基づき手振れ補正を行う手振れ補正手段
としては、公知の適宜のものを利用することができる。
【0008】上記請求項1記載の手振れ補正機能付きカ
メラはまた、各加速度センサの出力からカットオフ周波
数:20Hz以上の周波数成分を除去するローパスフィ
ルタを有することができる(請求項2)。請求項1また
は2記載の手振れ補正機能付きカメラにおいて、加速度
センサ対が設けられる軸は「カメラ光軸を1つの軸とす
る直交3軸のうちの2軸」とすることができる(請求項
3)。「カメラ光軸」はカメラに装備されたレンズの光
軸を意味する。また、2つの軸のそれぞれに1対の加速
度センサ対を設ける場合、これら2対の加速度センサ対
により、カメラ光軸の左右の振れの手振れ量と、カメラ
光軸の鉛直面内での振れの手振れ量を検出するようにで
きる(請求項4)。
【0009】手振れ補正手段は、前述の如く基本的には
公知の適宜のものを利用できるが、「手振れ検出手段が
検出する角加速度、角速度および角に応じて、撮影光学
系に含まれる補正レンズを光軸直交方向に駆動制御する
方式のもの」とすることができ(請求項5)、あるいは
「手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度および角
に応じて、撮影光学系の光軸上に配備した可変頂角プリ
ズムの頂角を駆動制御する方式のもの」とすることもで
き(請求項6)、さらには、カメラが「撮像素子により
撮影画像を読み取る方式のもの」である場合には、手振
れ補正手段として「手振れ検出手段が検出する角加速
度、角速度および角に応じて、撮影素子を変位制御する
方式のもの」を用いることができる(請求項7)。請求
項1〜7の任意の1に記載の手振れ補正機能付きカメラ
においては、手振れ検出手段が検出する角加速度、角速
度および角に応じて「絞り、露光時間、ズーム倍率等の
撮影パラメータを変更決定」するようにできる(請求項
8)。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)は、この発明の手振れ
補正機能付きカメラ本体と、加速度センサ対とを説明す
るための図である。カメラ10はビデオカメラで、レン
ズ12による被写体Obの像を、2次元CCD等の撮像
素子の撮像面14上に結像させて撮像を行う。図に示す
ように、レンズ12の光軸に合致させてZ軸をとり、Z
軸に直交させて、互いに直交するX軸およびY軸を図の
ように設定する。X,Y,Z座標の原点は撮像面14の
中心である。こうすると、カメラ10を「普通に構えた
撮影状態」では、YZ面は実質的に鉛直面となり、X方
向は水平方向となる。このような撮影状態で問題となる
手振れで重要なものは、「左右方向の振れ」即ち、X方
向でのカメラ光軸の振れ(Y軸に平行な軸の回りの揺
動)と、「上下方向の振れ」即ち、鉛直面内におけるカ
メラ光軸の振れ(X軸に平行な軸の回りの揺動)であ
る。
【0011】図1の実施の形態では、このような2種の
手振れの手振れ量を精度良く検出するため、第1の加速
度センサ対を構成する2個の加速度センサZ1,Z2をZ
軸上に配備し、第2の加速度センサ対を構成する2個の
加速度センサX1,X2をX軸上に配備する。加速度セン
サZ1,Z2はZ方向に所定の距離を隔して配備され、加
速度センサX1,X2はX方向に所定の距離を隔して配備
される。加速度センサX1,X2は、図示の都合上、図1
(a)においては「カメラ10の外側にある」かのよう
に描かれているが、これらは勿論カメラ本体の内部に配
備される。加速度センサZ1,Z2は「配備位置における
Y方向の加速度」を検出できるようになっている。加速
度センサX1,X2は「配備位置におけるZ方向の加速
度」を検出できるようになっている。即ち、図1(a)に
示す実施の形態において、加速度センサ対X1,X2,Z
1,Z2の設けられる軸は、カメラ光軸を1つの軸とする
直交3軸(X,Y,Z軸)のうちの2軸(X,Z軸)で
あり(請求項3)、2つの軸(X,Z軸)のそれぞれに
1対の加速度センサ対が設けられ、これら2対の加速度
センサ対により、カメラ光軸の、左右方向の振れの手振
れ量と、カメラ光軸の上下方向の振れの手振れ量を検出
する(請求項4)。
【0012】図1(b)を参照して、カメラ10の「カ
メラ光軸の上下方向の振れ」によるカメラ態位の変化
量、即ち「手振れ量」を検出する場合を説明する。図1
(b)において、図面はYZ面(実質的な鉛直面)に平
行であり、従ってX方向は図面に直交する。図1(b)
に示すように、カメラ本体が「Z軸上の点:Oを通りX
方向に平行な軸」の回りにYZ面内で角:θだけ傾くよ
うな手振れを生じたものとする。このとき、加速度セン
サZ1が検知した加速度をA1、加速度センサZ2が検知
した加速度をA2とする。回転中心:Oから加速度セン
サZ1,Z2に至る距離を図の如く、L1’,L2’とする
と、回転の角速度をω、時間をtとして、 A1=L1’・(dω/dt) (1) A2=L2’・(dω/dt) (2) であるから、 A2−A1=(L2’−L1’)・(dω/dt) (3) となる。これを角加速度:(dω/dt)について解け
ば、 (dω/dt)=(A2−A1)/(L2’−L1’) (4) となる。(4)式の右辺において、(A2−A1)は加速
度センサZ1,Z2の検出値を差演算することにより得ら
れ、(L2’−L1’)は、Z軸上における加速度センサ
1,Z2の間隔で、図1(a)における距離:L1,L2
を用いて(L2−L1)と書くことができ、これはカメラ
10における「定数」である。従って、加速度センサZ
1,Z2による検出加速度A1,A2が知れると、既知の
量:(L2−L2)を用いて(4)式の右辺を演算し、角
加速度:(dω/dt)を知ることができる。さらに、
角加速度:(dω/dt)に対し積分演算を順次行うこ
とにより、角速度:ωおよび回転角:θを知ることがで
きる。このようにして、カメラ10が鉛直面内で傾いた
角:θおよび角速度:ωを「手振れ量」として知ること
ができる。全く同様にして、加速度センサX1,X2の検
出する加速度に基づいて、カメラ光軸の「左右方向の手
振れ量(角:α及び角速度:γとする)」を演算により
算出できることは容易に離解されよう。
【0013】このように得られた手振れ量:θ,α,
ω,γに応じ、撮像面14上の被写体像位置を、恰も
角:θ,αの傾きが生じなかったかのように補正するの
が「手振れ補正」である。手振れ補正には種々の方式の
ものが知られており、いくつかについては後述するが、
ここでは、手振れによる被写体像の変位を保証するよう
に、撮像素子をX,Y方向に変位させて、被写体像が常
に撮像面に合致するように手振れ補正を行う場合を簡単
に説明する。図2において、YおよびZは、図1(a)
に示したように、それぞれ「カメラ光軸に合致した方
向:Z」および「実質的な鉛直方向:Y」であるとす
る。図面に直交する方向をX方向とすれば、撮像面はX
Y面である。レンズ12の焦点距離をfとし、図中の距
離:L,L′を用いると、レンズ12と撮像面(XY
面)との距離は「f+L′」である。被写体Obに対す
るレンズ12の物体距離を「f+L」とすると、撮像倍
率:βは「β=f/L」である。上記距離:L′は「繰
り出し量」であり、これを用いると倍率:βは、「β=
L′/f」で与えられる。図2に示すように、カメラ1
0が「カメラ光軸を正しく被写体に向けた状態」から、
カメラ光軸が(X軸の回りに)反時計回りに角:θX
け、鉛直面内で傾くように手振れが生じた場合を考え
る。手振れ以前における被写体像の中心が「XY面(撮
像面)とカメラ光軸との交点」にあったとすると、この
被写体像の中心は、手振れにより傾いた撮像面上のC点
に移動することになる。手振れの前後における「被写体
像の中心の変位」を図のようにΔYとすると、 ΔY=(1+β)2・θX・f (5) である。(5)式の両辺を時間:tにより微分すれば、 d(ΔY)/dt=(1+β)2・f・(dθX/dt) (6) となる。ここで、θX,(dθX/dt)は前述の角:θ
および角速度:ωに対応するから、加速度センサZ1
2の検出結果を用いる演算により知ることができ、そ
れに基づきΔYとd(ΔY)/dtとを知ることができ
る。このようにして得られた「ΔYとd(ΔY)/dt」
に基き、撮像素子をY方向に「d(ΔY)/dtの速さ
で、ΔYの距離だけ変位」させれば、カメラ光軸の上下
方向の手振れに拘らず、被写体像の中心はY方向に於い
て常に撮像面の中心に位置することになる。同様に、左
右方向における振れ角:θY(鉛直軸:Y軸の回りの回
転角)の手振れによる被写体像中心のずれをΔXとする
と、上記(5),(6)に対応して、 ΔX=(1+β)2・θY・f (7) d(ΔX)/dt=(1+β)2・f・(dθY/dt) (8) が得られ、θY,(dθY/dt)は前述の角:αおよび
角速度:γに対応するから、加速度センサX1,X2の検
出結果を用いる演算により知ることができ、それに基づ
きΔXとd(ΔX)/dtとを知ることができる。この
ように得られた「ΔXとd(ΔX)/dt」に基づき、
撮像素子を、X方向に「d(ΔX)/dtの速さで、Δ
Xの距離だけ変位」させれば、カメラ光軸の左右方向の
手振れに拘らず、被写体像の中心はX方向に於いて常に
撮像面の中心に位置することになる。このようにして、
上下方向および左右方向の手振れを補正して、手振れに
よる影響の無い良好な撮影を行うことができる。
【0014】図3は、手振れ検出手段と「手振れ補正手
段の回路部分」とをブロック図として表したものであ
る。加速度センサZ1,Z2,X1,X2の出力はそれぞれ
フィルター31,32,33,34に入力する。フィル
タ31〜34は、それぞれハイパスフィルタ及びローパ
スフィルタとで構成される。ハイパスフィルタは、入力
成分の内の直流成分(重力加速度成分)をカットする。
これは静止状態におけるオフセット(被写体像と撮像面
との定常的なずれ)を低減するために行われる。静止状
態におけるオフセットを除去するには、ハイパスフィル
タによらず、手振れ検出手段の直流成分を抽出してオフ
セット量を求め、演算により除去しても良い。
【0015】ローパスフィルタは、各加速度センサの出
力からカットオフ周波数:20Hz以上の周波数成分を
除去するために用いられる。例えばカメラ10のボディ
がアルミニウム製である場合、手振れ検出における「角
速度の時間変化」の典型例を示すと図4の(a)に示す
如くであり、そのパワースペクトルは図4(b)に示す
如くであって、手振れによる角速度の時間的変動は、1
0Hz以下の周波数成分が大勢を占めており、従って、
カットオフ周波数:20Hz以上の信号成分を除去する
ことにより、ノイズ等の不要な信号を除去して、手振れ
補正に必要な正確な信号を得ることができる。なお、フ
ィルタ31〜34は演算手段の一部を構成する。
【0016】フィルタ31〜34により不要な信号部分
を除去された各「加速度値」は、角加速度演算手段3
5,36に入力し、同演算手段35,36は前述の式
(4)に類した演算を行って、上下方向および左右方向
の「角加速度」を演算する。演算結果は、積分演算手段
37,38に入力し、同演算手段37,38は入力され
た角加速度を積分演算することにより、手振れ量である
角速度と振れ角とを演算する。これらの演算結果は、補
正アクチュエータ駆動量演算手段39に入力し、同演算
手段は入力情報に応じてアクチュエータ駆動量を演算算
出する。そして、補正アクチュエータ駆動手段40は上
記算出された「アクチュエータ駆動量」に従ってアクチ
ュエータを駆動し、これにより手振れ補正が実行され
る。
【0017】即ち、図1〜図4に即して説明した上記実
施の形態のカメラは、手振れによるカメラ態位の変化を
検出する手振れ検出手段と、手振れ検出手段により検出
された手振れ量に応じて手振れ補正を行う手振れ補正手
段とを有するカメラ10において、手振れ検出手段が、
独立した3軸の内の少なくとも2軸に設けられた、少な
くとも2対の加速度センサ対(Z1,Z2),(X1
2)と、これら加速度センサ対の出力に応じて、互い
に直交する少なくとも2軸の周りの角加速度、角速度お
よび角を演算する演算手段35,36,37,38を有
し、各加速度センサ対が、設けられた軸に直交する互い
に同じ向きの加速度を検出するように配備されているも
のである(請求項1)。また、上記実施の形態は、各加
速度センサZ1,Z2,X1,X2の出力からカットオフ周
波数:20Hz以上の周波数成分を除去するローパスフ
ィルタを有するものであり(請求項2)、加速度センサ
対(X1,X2),(Z1,Z2)の設けられる軸は、カメ
ラ光軸を1つの軸(Z軸)とする直交3軸のうちの2軸
(X軸およびZ軸)である(請求項3)。そして、2対
の加速度センサ対(X1,X2),(Z1,Z2)により、
カメラ光軸の「左右方向の振れの手振れ量」と「鉛直面
内での振れの手振れ量」を検出する(請求項4)。
【0018】図5は、請求項5記載の発明の実施の1形
態を、特徴部分のみブロック図として示している。カメ
ラのレンズ12は、固定レンズ121とシャッタSと補
正レンズ122とフォーカスレンズ123とを有してい
る。フォーカスレンズ123は光軸方向に移動可能であ
る。即ち、フォーカスレンズ123はアクチュエータ5
6により光軸方向へ移動され、移動された位置がフォー
カスレンズ位置検出手段55により検出される。検出さ
れたフォーカスレンズ位置情報はCPU60に送られ
る。CPU60は自動合焦制御プログラムに従って、フ
ォーカスレンズ123の変位を制御して被写体像を撮像
面に結像させる。一方、補正レンズ122は、手振れ補
正を行うためのものであって、撮像面に平行なX方向及
びY方向に変位可能で、アクチュエータ53によりY方
向、アクチュエータ54によりX方向に移動されるよう
になっており、各方向に変位した位置は補正レンズ位置
検出手段51,52により検出されるようになってい
る。
【0019】アクチュエータ53,54と補正レンズ位
置検出手段51,52は、手振れ補正手段の機械的部分
を構成し、CPU60は「タイマ、A/Dコンバータ、
カウンタ等が一体となったワンチップマイクロコンピュ
ータ」として構成され、手振れ補正手段の回路部分を構
成し、加速度センサX1,X2,Z1,Z2の検知内容に応
じて、補正レンズ位置検出手段51,52により検出さ
れるレンズ位置に基づき、アクチュエータ53,54を
制御して前述の手振れ補正を行うほか、カメラ全体を制
御する。トリガ装置61としては、例えばシャッタレリ
ーズボタンが利用され、「半押し状態」でトリガ信号が
発生される。加速度センサやアクチュエータ駆動源への
電源供給は撮影時のみ必要であるため、トリガ信号が出
力されるまでは電源供給が行われないようにし、不使用
時の電力消費を抑制する。
【0020】上記アクチュエータ53,54,56とし
ては、微小な変位を実現できるボイスコイルモータ等の
小型モータや圧電素子、あるいは圧電素子を用いた超音
波モータ、磁歪素子等を利用できる。即ち、図5に示す
実施の形態では、手振れ補正手段は「手振れ検出手段が
検出する角加速度、角速度および角に応じて、撮影光学
系12に含まれる補正レンズ122を光軸直交方向(X
方向およびY方向)に駆動制御する方式のもの」であ
る。
【0021】図6に特徴部分を示す実施の形態は、請求
項6記載の発明に関するものであって、手振れ補正手段
は「撮影光学系12Aの光軸上に配備された可変頂角プ
リズム65の頂角を駆動制御する方式」のものである。
可変頂角プリズム65は、2枚の透明板を、ポリエチレ
ン樹脂等のフィルムで形成された蛇腹で繋ぎ、内部を高
屈折率の液で満たしたものであり、図示されない頂角制
御機構により、X,Yの2方向の手振れに応じて頂角を
制御できるようになっている。可変頂角プリズム65は
レンズ鏡筒内に配備される。可変頂角プリズムには、上
記2方向に応じて頂角を変化させる1対のコイルが設け
られ、上記鏡筒には各コイルに対応して永久磁石が配備
されている。手振れ検出手段からの信号により上記コイ
ルに通電し、通電により発生する磁場と永久磁石との相
互作用を利用して頂角を変化させる。
【0022】図6(a)は「手振れ量:0の場合」であ
り、可変頂角プリズム65の頂角は0である。図6
(b)は「手振れを生じた場合」であり、手振れ検出手
段が検出する角加速度、角速度および角に応じて、可変
頂角プリズム65の頂角が変化させられ、可変頂角プリ
ズム65による屈折を利用して手振れ補正が行われる。
頂角制御機構は上記コイルと磁石による電磁式のものに
限らず、上述のボイスコイルモータや圧電素子、超音波
モータ等の微小変位アクチュエータを適宜利用できる。
頂角可変プリズムにはロック機構を設け、頂角を変化さ
せる必要がないときはロック状態とし、不要な電力消費
を低減する。
【0023】図7に特徴部分を示す実施の形態は、請求
項7記載の発明に関するものであって、手振れ補正手段
は「撮影素子を変位制御する方式のもの」である。即
ち、CCD等の撮像素子140は保持体150に保持さ
れる。保持体150は、図示されない支持基体にバイモ
ルフ型圧電素子151,152を介して支持されてお
り、バイモルフ型圧電素子151,152によりY方向
に変位可能である。撮像素子140はバイモルフ型圧電
素子153,154で保持されており、バイモルフ型圧
電素子153,154によりX方向に変位可能になって
いる。手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度およ
び角に応じて、バイモルフ型圧電素子151,152,
153,154により撮像素子140をY方向およびX
方向に変位させることにより手振れ補正を行う。
【0024】撮像素子の変位手段には、上記バイモルフ
型圧電素子のほか、積層型圧電素子やボイスコイルモー
タ等の微小変位アクチュエータを適宜利用できる。図1
0は、撮像面14を有する撮像素子をバイモルフアクチ
ュエータAC1とAC2とで、基板142に支持し、バ
イモルフアクチュエータAC1,AC2によりY方向お
よびX方向に変位させる場合の例である。また、図11
に示すのは、撮像面14を有する撮像素子をボイスコイ
ルモータBC1とBC2とで、基板142に支持し、ボ
イスコイルモータBC1,BC2によりY方向およびX
方向に変位させる場合の例である。また、図12に示す
のは、撮像面14を有する撮像素子を積層型圧電アクチ
ュエータDA1とDA2とで、基板142に支持し、積
層型圧電アクチュエータDA1,DA2によりY方向お
よびX方向に変位させる場合の例である。なお、図10
〜図12に示す例では、加速度センサY1,Y2を設けて
レンズ12の光軸(Z軸)の回りの回転の角速度を検出
できるようになっている。
【0025】図8は、請求項8記載の発明における撮影
時の動作を表すフローチャートである。図に示すよう
に、撮影時にシャッタレリーズボタンが半押し状態にな
ると、手振れ検出が行われる。カメラの制御手段(図5
のCPU60)には、基準状態における撮影条件を定め
た基準撮影パラメータ(絞り量、シャッタ速度、ズーム
倍率等)が設定されており、検出された手振れ量が所定
の閾値:aより小さいときは基準撮影パラメータでの撮
影を行い、このとき手振れ補正は行わない。検出された
手振れが閾値:aより大きい場合には、更に閾値:aよ
り大きい閾値:bを越える手振れ量であるか否かが判定
される。手振れ量が閾値:bより小さいときには、手振
れ補正を行わず、絞り、露光時間、ズーム倍率等の撮影
パラメータを基準撮影パラメータと異なる値(例えば、
絞り開放、シャッタ速度の高速化等、予め制御手段に記
憶されている)に変更決定して撮影を行う。即ち、閾
値:aは手振れ補正が不要で、基準撮影パラメータで撮
影を行える程度の手振れ状態の上限であり、閾値:b
は、手振れ補正を行わなくても撮影パラメータの偏向で
対処できる程度の手振れ状態の上限である。そして手振
れ量が閾値:bを越えるときは、撮影パラメータは基準
撮影パラメータのまま、手振れ補正を実行しつつ撮影を
行うのである。図9に、上記閾値の具体例として閾値:
a=0.05m/sec2と閾値:b=0.1m/se
2を示す。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な手振れ補正機能付きカメラを実現できる。この
発明の手振れ補正機能付きカメラは、カメラに固定され
た独立3軸のうちの少なくとも2軸に関する手振れを2
対の加速度センサを用いて検出するので、手振れ量を高
精度に検出でき、良好な手振れ補正が可能である。ま
た、高価な圧電振動ジャイロを用いず、安価で小さい加
速度センサを用いるのでカメラの低コスト化・コンパク
ト化が容易である。請求項2記載の発明では、ローパス
フィルタを使用することにより、手振れ以外のノイズの
影響を有効に軽減でき、請求項4記載の発明では、撮影
時に生じる主たる手振れである上下方向と左右方向の手
振れを有効に検出し、適正な手振れ補正を行うことがで
きる。請求項5,6,7記載の発明は、従来から知られ
た手振れ補正を使用でき、請求項8記載の発明では、検
出された手振れ状態に適した撮影を行うことができ、手
振れ補正に伴う電力消費を有効に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の手振れ補正機能付きカメラの実施の
1形態における加速度センサ対による角加速度の検出を
説明するための図である。
【図2】手振れ補正を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態における手振れ検出手段と、手
振れ補正手段の回路部分を説明するためのブロック図で
ある。
【図4】手振れによる角速度の時間的変動と、そのパワ
ースペクトルを示す図である。
【図5】請求項5記載の発明の実施の1形態を特徴部分
のみ示す図である。
【図6】請求項6記載の発明の実施の1形態を特徴部分
のみ示す図である。
【図7】請求項7記載の発明の実施の1形態を特徴部分
のみ示す図である。
【図8】請求項8記載の発明のカメラによる、撮影時の
動作を表すフローチャートである。
【図9】図8の説明にある閾値:a,bの具体例を示す
図である。
【図10】撮像素子をバイモルフアクチュエータで変位
させる例を示す図である。
【図11】撮像素子をボイスコイルモータで変位させる
例を示す図である。
【図12】撮像素子を積層型圧電アクチュエータで変位
させる例を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 レンズ 14 撮像面 X1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2,, 加速度センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手振れによるカメラ態位の変化を検出する
    手振れ検出手段と、該手振れ検出手段により検出された
    手振れ量に応じて手振れ補正を行う手振れ補正手段とを
    有するカメラにおいて、 手振れ検出手段が、 独立した3軸の内の少なくとも2軸に設けられた、少な
    くとも2対の加速度センサ対と、 これら加速度センサ対の出力に応じて、互いに直交する
    少なくとも2軸の周りの角加速度、角速度および角を演
    算する演算手段とを有し、 各加速度センサ対の2つの加速度センサは、設けられた
    軸に直交する互いに同じ向きの加速度を検出するように
    配備されていることを特徴とする手振れ補正機能付きカ
    メラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の手振れ補正機能付きカメラ
    において、 各加速度センサの出力からカットオフ周波数:20Hz
    以上の周波数成分を除去するローパスフィルタを有する
    ことを特徴とする手振れ補正機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の手振れ補正機能付
    きカメラにおいて、 加速度センサ対の設けられる軸は、カメラ光軸を1つの
    軸とする直交3軸のうちの2軸であることを特徴とする
    手振れ補正機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の手振れ補
    正機能付きカメラにおいて、 2つの軸のそれぞれに1対の加速度センサ対が設けら
    れ、 これら2対の加速度センサ対により、カメラ光軸の、左
    右方向の振れの手振れ量と、鉛直面内での振れの手振れ
    量を検出することを特徴とする手振れ補正機能付きカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載の手振れ補
    正機能付きカメラにおいて、 手振れ補正手段が、 手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度および角に
    応じて、撮影光学系に含まれる補正レンズを光軸直交方
    向に駆動制御する方式のものであることを特徴とする手
    振れ補正機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】請求項1〜4の任意の1に記載の手振れ補
    正機能付きカメラにおいて、 手振れ補正手段が、 手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度および角に
    応じて、撮影光学系の光軸上に配備した可変頂角プリズ
    ムの頂角を駆動制御する方式のものであることを特徴と
    する手振れ補正機能付きカメラ。
  7. 【請求項7】請求項1〜4の任意の1に記載の手振れ補
    正機能付きカメラにおいて、 カメラが、撮像素子により撮影画像を読み取る方式のも
    のであって、 手振れ補正手段が、 手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度および角に
    応じて、撮影素子を変位制御する方式のものであること
    を特徴とする手振れ補正機能付きカメラ。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の任意の1に記載の手振れ補
    正機能付きカメラにおいて、 手振れ検出手段が検出する角加速度、角速度および角に
    応じて、絞り、露光時間、ズーム倍率等の撮影パラメー
    タを変更決定することを特徴とする手振れ補正機能付き
    カメラ。
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