JP2009244516A - 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器 - Google Patents

首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、簡易に容器に装着でき、装着後、表示シート片が垂れ下がり難い首掛けラベルを提供することである。
【課題手段】 外面に広告が表示された表示シート片2と、容器の首部に挿入される第1シート片31及び第2シート片32と、を有し、第1シート片31は、表示シート片2の横方向と略平行な第1接着部51を介して表示シート片2の内面に接着され、第1シート片31は、表示シート片2の縦方向一端部2a側に延出された第1延出片41を有し、第1延出片41の面内に、第1孔部61が形成されており、第2シート片32は、表示シート片2の横方向と略平行な第2接着部52を介して表示シート片2の内面に接着され、第2シート片32は、表示シート片2の縦方向他端部2b側に延出された第2延出片42を有し、第2延出片42の面内に、第2孔部62が形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、宣伝広告効果を高めるために容器の首部に装着して使用される首掛けラベル、及び首掛けラベルが装着された首掛けラベル付き容器に関する。
従来、宣伝広告効果を高める目的で、商品名、懸賞案内などの各種広告を表示した首掛けラベル(掛止ラベルなどとも呼ばれる)が、容器の首部に装着されている。
かかる首掛けラベルは、主として広告を表示する表示シート片と、容器の首部に挿入して、前記表示シート片を起立させる係止シート片と、を有する。
例えば、特許文献1には、首掛けラベルとして、瓶首に取り付ける宣伝広告具が開示されている。
この特許文献1には、様々な態様の宣伝広告具が開示されている。そのうち、特許文献1の[0007]及び[図13]〜[図18]に開示された宣伝広告具は、天板及び瓶首嵌入板を表板に対して略90度に折り曲げて側面視略コの字状にした状態で瓶首に取り付けられる。
特開2000−98895号公報
上記側面視略コの字状に折り曲げて取り付けられる宣伝広告具は、瓶首に装着する前は扁平状であるため保管の便に優れ、瓶首に装着するときに糊付けする必要がないため瓶首に簡易に装着できる。
しかしながら、上記側面視略コの字状の宣伝広告具は、瓶首に装着した後、自重によって、表板(表示シート片)が垂れ下がるという問題点がある。
このように表板が垂れ下がると、外見が悪くなる上、表板に表示された広告が見え難くなる。
本発明の目的は、簡易に容器に装着でき、装着後、表示シート片が垂れ下がり難い首掛けラベルを提供することである。
また、本発明の他の目的は、表示シート片が垂れ下がり難い首掛けラベル付き容器を提供することである。
本発明の首掛けラベルは、外面に広告が表示された表示シート片と、容器の首部に挿入される第1シート片及び第2シート片と、を有し、前記第1シート片及び第2シート片は、前記表示シート片の内面に重ねられ、前記第1シート片は、前記表示シート片の横方向と略平行な第1接着部を介して前記表示シート片の内面に接着され、前記第1シート片は、前記第1接着部を基準に、前記表示シート片の縦方向一端部側に延出された第1延出片を有し、前記第1延出片の面内に、容器の首部に挿入可能な第1孔部が形成されており、前記第2シート片は、前記表示シート片の横方向と略平行な第2接着部を介して前記表示シート片の内面に接着され、前記第2シート片は、前記第2接着部を基準に、前記表示シート片の縦方向他端部側に延出された第2延出片を有し、前記第2延出片の面内に、容器の首部に挿入可能な第2孔部が形成されていることを特徴とする。
上記本発明の首掛けラベルは、第1シート片の第1延出片及び第2シート片の第2延出片を、互いに近づくように曲げ、第2延出片の第2孔部を容器の首部に挿入した後、続いて、第1延出片の第1孔部を容器の首部に挿入することによって、容器に装着される。よって、上記首掛けラベルは、簡易に容器に装着できる。
第1シート片及び第2シート片は、第1接着部及び第2接着部において表示シート片に接着され且つ互いに近づくように曲げられている。そのため、第1シート片及び第2シート片には、元に戻る力が作用する。よって、上記曲げられた第1延出片は、上向きの反発力を有し、上記曲げられた第2延出片は、下向きの反発力を有する。
このように首部に挿入された第1延出片及び第2延出片が互いに離れる方向に反発することによって、首掛けラベル1が位置ずれし難く、更に、自重によって第1延出片及び第2延出片が変形し難いので、表示シート片が垂れ下がることを防止できる。
本発明の別の局面によれば、首掛けラベル付き容器を提供する。本発明の首掛けラベル付き容器は、首部を有する容器と、前記容器の首部に装着された首掛けラベルと、を有し、前記首掛けラベルは、前記容器の首部の前方において起立し且つ外面に広告が表示された表示シート片と、前記首部の上方部に挿入された第1シート片と、前記首部の下方部に挿入された第2シート片と、を有し、前記第1シート片の一端部が表示シート片に接着され、前記第1シート片が上方に付勢されており、前記第2シート片の一端部が表示シート片に接着され、前記第2シート片が下方に付勢されていることを特徴とする。
本発明の首掛けラベルは、容器に簡易に装着でき、装着後において、表示シート片が垂れ下がり難い。
また、本発明の首掛けラベル付き容器は、表示シート片が垂れ下がり難く、宣伝広告効果に優れている。
<首掛けラベルの1つの実施形態>
図1〜図5に於いて、1は、外面に広告が表示された表示シート片2と、前記表示シート片2に部分接着され且つ容器の首部に挿入される第1シート片31及び第2シート片32と、を有する首掛けラベルを示す。
容器に装着する前の首掛けラベル1は、略扁平状である。
前記第1シート片31は、前記表示シート片2の内面に重ねられ、且つ第1接着部51を介して表示シート片2の内面に接着されている。この第1接着部51を基準にして、第1シート片31は、表示シート片2の縦方向一端部2a側に延出されている。
他方、前記第2シート片32は、前記表示シート片2の内面に重ねられ、且つ第2接着部52を介して表示シート片2の内面に接着されている。この第2接着部52を基準にして、第2シート片32は、表示シート片2の縦方向他端部2b側に延出されている。
ここで、本明細書において、表示シート片2の縦方向とは、首掛けラベル1を容器の首部に装着したときに起立した表示シート片2を基準にして、その上下方向をいう。また、表示シート片2の横方向とは、表示シート片2の面内において、前記縦方向と略直交する方向をいう。例えば、表示シート片2が、平面視略矩形状に形成されている場合には、前記縦方向は、その縦辺と平行な方向である。
本明細書において、表示シート片2の内面とは、首掛けラベル1を容器の首部に装着したときに起立した表示シート片2を基準にして、容器の首部に向かい合う面をいう。また、表示シート片2の外面とは、前記表示シート片2の内面と反対側の面をいう。第1シート片31及び第2シート片32の内面とは、表示シート片2の内面に重ね合わされる面をいう。
また、本明細書において、接頭語の第1及び第2は、用語を区別するために用いられ、部材の優劣や順序などを意味するものではない。
上記表示シート片2は、所定の平面視形状(例えば、平面視略矩形状など)に形成されている。表示シート片2の大きさは、特に限定されず、装着する容器の大きさや形状、及び首部の長さに応じて適宜設定できる。例えば、表示シート片2が平面視略矩形状に形成される場合、その大きさは、縦×横が20mm〜150mm×20mm〜100mm程度である。
表示シート片2の外面には、広告が表示されている。なお、必要に応じて、表示シート片2の内面や、第1シート片31及び第2シート片32の内面及び/又は外面にも、広告が表示されていてもよい。該広告表示は、商品名、懸賞案内、商品説明などの任意の表示であり、該広告表示は、従来公知の印刷法で各シートに施すことができる。
一方、第1シート片31及び第2シート片32は、所定の平面視形状(例えば、平面視略矩形状など)に形成されている。両シート片31,32は、略同形に形成されていることが好ましいが、異なる形状に形成されていてもよい。また、両シート片31,32は、同大に形成されていることが好ましいが、両シート片31,32の何れか一方が、他方よりも大きく形成されていてもよい。この場合、第2シート片32の方が、第1シート片31よりも大きく形成されていることが好ましい。
両シート片31,32の大きさは、特に限定されず、装着する容器の大きさや形状に応じて適宜設定できる。例えば、両シート片31,32が平面視略矩形状に形成される場合、両シート片31,32の大きさは、縦×横が20mm〜100mm×20mm〜100mm程度である。
第1シート片31は、第1シート片31の一端部31aが表示シート片2の縦方向中途部に位置し、且つ第1シート片31の他端部31bが表示シート片2の縦方向一端部2aから外側に位置するように、表示シート片2の内面に重ねられている。なお、第1シート片31の一端縁(一端部31aの縁)は、表示シート片2の横方向Yと略平行に配置されている。
この第1シート片31の一端部31aの内面は、表示シート片2の内面に接着されている。この接着部分が、第1接着部51に相当する。該第1接着部51は、表示シート片2の横方向Yと略平行に伸びる所定幅の帯状に形成されている。
表示シート片2に接着された第1シート片31は、第1接着部51を基準にして、表示シート片2の縦方向一端部2a側へ延出されている。この第1接着部51以外の延出された領域が、第1延出片41に相当する。この第1延出片41は、第1接着部51の外縁51aの近傍において湾曲させることができる。
なお、第1延出片41は、少なくとも第1接着部51の外縁51aの近傍位置に、横方向Yと略平行な方向又は横方向Yに対して±45度以内の方向に延びる折り目を有しない(折り目が形成されていない)ことが好ましく、特に、第1延出片41の全体が、折り目を有しない(折り目が形成されていない)ことが好ましい。
上記第1延出片41の面内には、例えば、平面視略H字状の第1切り目71が形成されている。該第1切り目71が形成された第1延出片41は、その面内に第1孔部61を有する。すなわち、第1延出片41を容器の首部に挿入したときに、この第1切り目71で区画された領域が押し上げられ、第1延出片41の面内に、容器の首部に挿入される第1孔部61が形成される。
上記第1切り目71は、表示シート片2の縦方向Xと略平行に伸びる有端直線状の中央切り目711と、前記中央切り目711の両端部に連設され且つ横方向Yと略平行に伸びる有端直線状の一対の側方切り目712,712と、からなる。なお、前記側方切り目712の両端部は、僅かに内側へ曲がった傾斜状に形成されていてもよい。
さらに、第1延出片41の面内には、例えば、平面視略円弧状の第2切り目72が形成されている。該第2切り目72が形成された第1延出片41は、容器の段部に係合しうる係合部を有する。すなわち、第1延出片41を容器の首部に挿入したときに、この第2切り目72にて分割された縁が容器の段部に引掛かる。
上記第2切り目72は、中央切り目711と略平行であって中央切り目711から離れるように膨らんだ円弧状の切り目721と、前記切り目721の両端部に連設された傾斜状の切り目722と、からなる。この切り目721にて分割される縁が、容器の段部に係合し得る係合部となる。
他方、第2シート片32は、第2シート片32の一端部32aが表示シート片2の縦方向中途部に位置し、且つ第2シート片32の他端部32bが表示シート片2の縦方向他端部2bから外側に位置するように、表示シート片2の内面に重ねられている。なお、第2シート片32の一端縁(一端部32aの縁)は、表示シート片2の横方向Yと略平行に配置されている。また、第2シート片32の一端縁が第1シート片31の一端縁に対向され、第2シート片32及び第1シート片31は、表示シート片2の内面上に並べられている。
この第2シート片32の一端部32aの内面は、表示シート片2の内面に接着されている。この接着部分が、第2接着部52に相当する。該第2接着部52は、表示シート片2の横方向Yと略平行に伸びる所定幅の帯状に形成されている。
表示シート片2に接着された第2シート片32は、第2接着部52を基準にして、表示シート片2の縦方向他端部2b側へ延出されている。この第2接着部52以外の延出された領域が、第2延出片42に相当する。この第2延出片42は、第2接着部52の外縁52aの近傍において湾曲させることができる。
なお、第2延出片42は、少なくとも第2接着部52の外縁52aの近傍位置に、横方向Yと略平行な方向又は横方向Yに対して±45度以内の方向に延びる折り目を有しない(折り目が形成されていない)ことが好ましく、特に、第2延出片42の全体が、折り目を有しない(折り目が形成されていない)ことが好ましい。
第1接着部51の外縁51aと第2接着部52の外縁52aは、適度な間隔を有していることが好ましい。第1接着部51の外縁51aと第2接着部52の外縁52aの間隔Lが余りに短いと、首掛けラベル1を容器に装着したときに、表示シート片2の縦方向両端部2a,2bが反り易く、他方、前記間隔Lが余りに長いと、首掛けラベル1を容器に装着したときに、表示シート片2の縦方向中途部において表示シート片2が湾曲し易い。
上記第1接着部51の外縁51aと第2接着部52の外縁52aの間隔Lは、表示シート片の縦方向長さ(縦方向一端部2aの縁から他端部2bの縁までの長さ)の、1/5倍〜5/6倍が好ましく、更に、1/3倍〜2/3倍がより好ましい。
さらに、上記第2延出片42の面内には、容器の首部に挿入可能な開口が形成されている。この開口は、第2延出片42の一部分を所定の平面視形状(例えば、矩形状、円形状、楕円形状など)に切り抜くことによって形成されている。該開口は、第2孔部62である。
上記基材シート片2と第1シート片31、及び基材シート片2と第2シート片32は、例えば、接着剤を用いて接着される。なお、これらのシート片が、溶剤接着可能なシート材で構成されている場合には、溶剤接着でもよいし、熱シール可能なシート材で構成されている場合には、熱シールでもよい。
上記第1接着部51及び第2接着部52の幅は、特に限定されず、各シート片の大きさに応じて適宜設定できる。外れ難くするためには、前記第1及び第2接着部51,52の幅は、好ましくは3mm以上であり、より好ましくは5mm以上である。前記第1及び第2接着部51,52の幅の上限は特に限定されないが、通常、20mmもあれば十分である。
上記表示シート片2、第1シート片31及び第2シート片32は、適度な剛性と可撓性を有するシート材から構成されている。該シート材は、特に限定されず、紙、厚紙、合成紙、合成樹脂シート、合成樹脂発泡シート、これらの積層体、これらと他のシートの積層体などを用いることができる。好ましくは、前記シート材としては、合成紙、紙、合成樹脂シートが用いられる。紙を用いる場合には、その目付量が60〜150g/m程度のものが好ましい。合成紙又は合成樹脂シートなどを用いる場合には、その厚みが30μm〜150μm程度のものが好ましい。表示シート片2、第1シート片31及び第2シート片32は、同一のシート材でもよいし、材質及び/又は厚みが異なるシート材をそれぞれ用いてもよい。
好ましくは、表示シート片2は、第1シート片31及び第2シート片32よりも剛性の高いシート材が用いられる。このような表示シート片2を用いることにより、第1シート片31及び第2シート片32を容器の首部に挿入係止させたときに、表示シート片2が大きく湾曲することを防止できる。
この場合、表示シート片2としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリアミド系などを主成分とする合成樹脂シート、普通紙などの紙、などを用いることが好ましい。一方、第1シート材31及び第2シート材32は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを主成分とする合成樹脂シート、合成紙(好ましくはポリプロピレンを主成分とする合成紙)、などを用いることが好ましい。また、表示シート片2と第1シート片31などは、同じ素材のシート材を用いることもできる。この場合、表示シート片2として、第1シート片31よりも厚いシート材を用いれば、表示シート片2は、適度な剛性を有する。
上記表示シート片2の剛性度は、リングクラッシュ強度5.0N以上であり、好ましくは、同7.0N〜50.0Nであり、より好ましくは、同10.0N〜30.0Nである。リングクラッシュ強度が5.0N以上の表示シート片2を用いれば、首掛けラベル1を容器に装着したときに、表示シート片2が湾曲し難くなる。
また、第1シート片31及び第2シート片32の剛性度は、リングクラッシュ強度1.0N〜20.0Nであり、好ましくは、同2.0N〜15.0Nであり、より好ましくは、同3.0N〜10.0Nである。
ただし、リングクラッシュ強度は、JIS P 8126に準じて測定された値である。
<首掛けラベル付き容器の1つの実施形態>
図6及び図7において、10は、首部91を有する容器9と、容器9の首部91に装着された上記首掛けラベル1と、を有する首掛けラベル付き容器を示す。
容器9は、首部91を有していれば特に限定されず、従来公知の容器を採用できる。
なお、首部とは、容器の胴部よりも小径の部分であって胴部の上方に形成された細長い部分を指す。
図示した容器9は、胴部92と、該胴部92の上方に形成され且つ胴部92よりも小径の首部91と、該首部91の上部に着脱可能に取り付けられたキャップ部93と、を有するボトル型容器である。該キャップ部93は、首部91よりも少し大径であり、従って、該キャップ部94の下端部に段部94がある。
上記容器9の首部91に上記首掛けラベル1を下記のようにして装着することによって、本発明の首掛けラベル付き容器10が得られる。
まず、図8に示すように、首掛けラベル1の、第1シート片31の第1延出片41及び第2シート片32の第2延出片42を、互いに近づくように曲げる。
第1シート片31は、基材シート片2に重ねられ且つ第1シート片31の一端部31a(第1接着部51)において表示シート片2に接着されているので、第1接着部51の外縁51aの近傍において第1延出片41は上向きに膨んだ円弧状に湾曲する。この状態において、元の平坦状に戻ろうとする力が作用しているので、上記曲げられた第1延出片41は、上方に付勢されている(上向きの反発力を有する)。
他方、第2シート片32は、基材シート片2に重ねられ且つ第2シート片32の一端部32a(第2接着部52)において表示シート片2に接着されているので、第2接着部52の外縁52aの近傍において第2延出片42は下向きに膨んだ円弧状に湾曲する。この状態において、元の平坦状に戻ろうとする力が作用しているので、上記曲げられた第2延出片42は、下方に付勢されている(下向きの反発力を有する)。
特に、第1延出片41及び第2延出片42は、折り目を有しないので、上記反発力が減殺され難い。
かかる首掛けラベル1を容器9の首部91の上方から下方に移動させ、第2延出片42の第2孔部62を容器9の首部91に挿入し、次いで、第1延出片41の第1孔部61(上記実施形態では、略H字状の第1切り目71)を容器9の首部91に挿入することにより、首掛けラベル1を容器9に装着できる。
なお、図6に示すように、第1延出片41を首部91に挿入したときには、第1切り目71で区画された領域411が容器9の上部によって押し上げられ、第1孔部61が生じる。そして、前記押し上げられた領域411は、容器9の首部91を挟んで立ち上がる。この立ち上がった領域411に広告を表示しておくことにより、より多くの広告表示を消費者に見せることができる。
また、第1延出片41に形成された第2切り目72の縁が、容器9の段部94(例えば、キャップ部93の下端部や首部91に形成されたフランジ部など)に係合する。この係合によって、上方に付勢された第1シート片31が容器9に対して位置ずれすることを防止できる。
一方、下方に付勢された第2延出片42は、それに形成された第2孔部62の縁が首部91よりも大径の胴部92の上方部に当たるので、該第2延出片42が位置ずれすることもない。
得られたラベル付き容器10は、表示シート片2が容器9の首部91の前方において起立しており、該表示シート片2の起立状態が、首部91の上方部に挿入係止された第1シート片31及び首部91の下方部に挿入係止された第2シート片32によって保持されている。
上記首掛けラベル付き容器10は、表示シート片2が首部91の前方側に略平坦状となって起立しているので、表示シート片2の外面に表示された広告表示を消費者に良好に見せることができる。
上記首掛けラベル付き容器10は、第1延出片41と第2延出片42が容器9の首部91の上下に間隔を開けて挿入されている。この第1延出片41は、第1接着部51の近傍において上向きに膨んだ円弧状に湾曲しているので、第1シート片31の剛性によって、上方に付勢されている。このため、第1延出片41は、上向きに反発して容器9の首部91に係止される。好ましくは、上述のように、第1延出片41の第1孔部61の縁(上記実施形態では、第2切り目72の縁)が、容器9の段部94に係合し、第1延出片41は、首部91の所定位置に係止される。
一方、第2延出片42は、第2接着部52の近傍において下向きに膨んだ円弧状に湾曲しているので、第2シート片32の剛性によって、下方に付勢されている。このため、第2延出片42は、下向きに反発して容器9の首部91に係止される。好ましくは、上述のように、第2延出片42の第2孔部62の縁が、容器9の胴部92の上方部に当たり、第2延出片42は、首部91の所定位置に係止される。
このように首部91に挿入された第1延出片41及び第2延出片42が互いに離れる方向に反発することによって、首部91に装着された首掛けラベル1がずれ難く、更に、表示シート片2の自重によって、第1延出片41及び第2延出片42が変形し難く、表示シート片2が垂れ下がることを防止できる。
上記のように本発明の首掛けラベル10は、容器9に対して安定的に装着できるので、例えば、表示シート片2に、附属品を具備させることもできる。附属品としては、例えば、おまけを入れた袋、リーフレットを封入した袋などが挙げられる。このような附属品を、表示シート片2に貼付してもよい。
<他の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態を示す。
ただし、他の実施形態の説明に於いて、主として上記実施形態と異なる構成及び効果について説明し、上記実施形態と同様の構成などについては、その説明を省略し、用語及び符号を援用することがある。
上記実施形態では、第1シート片31及び第2シート片32は、別体のシート材からなるが、例えば、図9に示すように、第1シート片31及び第2シート片32が1枚のシート材から構成されていてもよい。このように第1シート片31及び第2シート片32を1枚のシート材で構成することにより、別体のシート材から構成する場合に比して、第1シート片31及び第2シート片32の剛性が高くなり、両シート片31,32を曲げたときにその反発力が増すので好ましい。
この場合、第1接着部51及び第2接着部52は、所定間隔を開けて別個に設けられていてもよいし、両接着部51,52が一体的に繋がっていてもよい。要は、第1接着部51の外縁51aと第2接着部52の外縁52aの間隔が開いていればよい。
また、表示シート片2、第1シート片31及び第2シート片32が、1枚のシート材から構成されていてもよい。この場合、図10に示すように、1枚のシート材21の縦方向一端側を、第1折曲部11及び第2折曲部12にて山折り及び谷折りして略Z字状に重ね合わせ、且つ、1枚のシート材21の縦方向他端側を、第3折曲部13及び第4折曲部14にて山折り及び谷折りして略Z字状に重ね合わせる。このように折り返すことにより、1枚のシート材21から、表示シート片2、第1シート片31及び第2シート片32を形成できる。そして、上記実施形態と同様にして、表示シート片2の内面と第1シート片31の内面を、第1接着部51にて接着し、且つ、表示シート片2の内面と第2シート片32の内面を、第2接着部52にて接着することにより、他の実施形態に係るラベル1が得られる。なお、かかる1枚のシート材21を折り返して形成されたラベル1は、表示シート片2と第1及び第2シート片31,32とが、第1折曲部11及び第3折曲部13において開くので、これを防止するため、第3接着部53及び第4接着部54が設けられる。
また、上記実施形態では、第1延出片41に、平面視略H字状の第1切り目71が形成されているが、これに代えて、第1延出片41に、容器9の首部91に挿入可能な開口(第1孔部61に相当する)が形成されていてもよい。この開口は、第1延出片41の一部分を所定の平面視形状(例えば、矩形状、円形状、楕円形状など)に切り抜くことによって形成できる。このように第1孔部61が、第1延出片41に予め形成された開口である場合、第1延出片41を容器9の首部91に挿入したときに、第1孔部61の一縁が容器9の段部などに係合し得る。このため、第1延出片31が容器9の首部91から抜け出ることを防止できる。
また、上記実施形態では、第1延出片41に、開口が形成されているが、これに代えて、第1延出片41の面内に、首部に挿入可能な第2孔部62が生じ得る切り目が形成されていてもよい。この切り目としては、上記実施形態の第1延出片41に形成された平面視略H字状の第1切り目などが挙げられる。第2延出片42に前記略H字状の切り目を形成することにより、第2延出片42を容器9の首部91に挿入したときに、第2延出片42の一部の領域が立ち上がるので好ましい。
本発明の1つの実施形態に係る首掛けラベルの平面図。ただし、薄墨塗り部分は、第1及び第2接着部を示す(他の図も同様)。 同背面図。 図1のIII−III線断面図(横方向で切断)。 図2のIV−IV線断面図。 図2のV−V線断面図。 本発明の1つの実施形態に係る首掛けラベル容器の正面図。 同側面図。 首掛けラベルを容器に装着する過程を表した側面図。 本発明の他の実施形態に係る首掛けラベルの断面図(横方向で切断)。 本発明の更なる他の実施形態に係る首掛けラベルの断面図(横方向で切断)。
符号の説明
1…首掛けラベル、2…表示シート片、2a…縦方向一端部、2b…縦方向他端部、31…第1シート片、32…第2シート片、41…第1延出片、42…第2延出片、51…第1接着部、52…第2接着部、61…第1孔部、62…第2孔部、9…容器、91…首部、10…首掛けラベル付き容器

Claims (2)

  1. 外面に広告が表示された表示シート片と、容器の首部に挿入される第1シート片及び第2シート片と、を有し、
    前記第1シート片及び第2シート片は、前記表示シート片の内面に重ねられ、
    前記第1シート片は、前記表示シート片の横方向と略平行な第1接着部を介して前記表示シート片の内面に接着され、前記第1シート片は、前記第1接着部を基準に、前記表示シート片の縦方向一端部側に延出された第1延出片を有し、前記第1延出片の面内に、容器の首部に挿入可能な第1孔部が形成されており、
    前記第2シート片は、前記表示シート片の横方向と略平行な第2接着部を介して前記表示シート片の内面に接着され、前記第2シート片は、前記第2接着部を基準に、前記表示シート片の縦方向他端部側に延出された第2延出片を有し、前記第2延出片の面内に、容器の首部に挿入可能な第2孔部が形成されていることを特徴とする首掛けラベル。
  2. 首部を有する容器と、前記容器の首部に装着された首掛けラベルと、を有し、
    前記首掛けラベルは、前記容器の首部の前方において起立し且つ外面に広告が表示された表示シート片と、前記首部の上方部に挿入された第1シート片と、前記首部の下方部に挿入された第2シート片と、を有し、
    前記第1シート片の一端部が表示シート片に接着され、前記第1シート片が上方に付勢されており、
    前記第2シート片の一端部が表示シート片に接着され、前記第2シート片が下方に付勢されていることを特徴とする首掛けラベル付き容器。
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