JP2019064664A - ネックpopラベル - Google Patents

ネックpopラベル Download PDF

Info

Publication number
JP2019064664A
JP2019064664A JP2017191320A JP2017191320A JP2019064664A JP 2019064664 A JP2019064664 A JP 2019064664A JP 2017191320 A JP2017191320 A JP 2017191320A JP 2017191320 A JP2017191320 A JP 2017191320A JP 2019064664 A JP2019064664 A JP 2019064664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neck
container
center
pop label
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017191320A
Other languages
English (en)
Inventor
正規 矢田部
Masanori Yatabe
正規 矢田部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Infomedia Co Ltd
Original Assignee
Toppan TDK Label Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan TDK Label Co Ltd filed Critical Toppan TDK Label Co Ltd
Priority to JP2017191320A priority Critical patent/JP2019064664A/ja
Publication of JP2019064664A publication Critical patent/JP2019064664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】起立状態の表示部を実現する。【解決手段】容器B首部B2を挿通させ表示部11a,11bを起立可能なネックPOPラベル10であって、中心12aが一致するようにネック挿通部12の周囲に設けられた仮想矩形14において、頂点15a〜15dから中心側に向けて延在する4本の放射切断線16a〜16dと、放射切断線端部17a,17bを結ぶ中心切断部17と、を有し、容器に装着した際に、放射切断線と横辺との間に形成される胴部係止部19a,19bの下端が、起立した表示部どうしを縦辺の横方向外側で接続する接続部13a,13bよりも、高さ方向下側に位置される。【選択図】図1

Description

本発明はネックPOPラベルに関し、特に各種容器に装着して諸情報を表示するための起立方ネックPOPラベルに用いて好適な技術に関する。
一般に、清涼飲料水や酒類などの飲料、調味料等の食品、乳液等の化粧品等について、商品のPRやキャンペーン、くじ、レシピ紹介を行う場合には、店頭陳列時に消費者の注意を喚起してその広告効果を高めるために、商品名、特徴、キャッチフレーズ、その他の情報を表示したネックPOPラベルを容器等の首部に装着することがおこなわれている。
この種のネックPOPラベルとして、特許文献1,2には、容器の首部を挿通させて掛止するよう、シート片に挿通孔を形成し、首部を挿通させる切れ目を形成するとともに、ネックPOPラベルの表示面を容器の首部よりも上側に起立させるものが記載されている。
さらに、単層のネックPOPラベルとして、特許文献3に記載されたものが知られている。
特開2005−62702号公報 特許第5254170号公報 特開2007−320600号公報
しかし、上記の特許文献1,2に記載されたものは、いずれも複数のシートを貼り合わせており、起立型のネックPOPラベルを単層で実現したいという要求があった。
また、起立する部分が単層となった場合、容器に装着した際、自重にて垂れ下がり容器自体のデザインおよび表記内容を遮視してしまい、容器本体の持っている諸情報の表示および宣伝効果をなくしてしまう問題点がある。
さらに、表示部分が自重で垂れ下がっているため、裏面の情報を意図して可視しなければ確認することができないという欠点があった。
さらに、上記の特許文献3に記載されたものは、起立する表示部分に切れ込みが入っており視認性がよくないため改善したいという要求があった。また、上記の特許文献3に記載されたものは、容器への固定が確実ではなく、そのために、ラベルがボトルの首部から容易に抜けてしまうというおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.起立型のネックPOPラベルを単層で実現すること。
2.表示部分に切れ込みを入れることなく起立型のネックPOPラベルを実現すること。
3.容器への係止を確実にすること。
本発明のネックPOPラベルは、容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通部を有し、前記挿通部の縦方向両側に位置する表示部を起立可能なネックPOPラベルであって、
前記ネック挿通部とその中心が一致するとともに対向する二辺が前記縦方向と一致するように前記ネック挿通部の周囲に設けられた仮想矩形において、
前記仮想矩形の頂点から前記ネック挿通部中心側に向けて延在する4本の放射切断線と、
前記放射切断線の前記ネック挿通部中心側端部を結ぶ中心切断部と、を有し、
前記容器に装着した際に、
前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部の下端が、起立した前記表示部どうしを前記縦辺の横方向外側で接続する接続部よりも、高さ方向下側に位置されることにより上記課題を解決した。
前記仮想矩形における前記縦方向に延在する縦辺の長さをaとし、前記仮想矩形における前記縦方向と直交する横方向に延在する横辺の長さをbとし、
前記容器の首部径寸法をrとしたときに、
(a+b)/rの値が、2.55〜2.65の範囲となるように設定されることができる。
本発明において、前記放射切断線と前記縦辺との間に形成されるネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出長さをcとしたときに、
c/rの値が、0.485〜0.495の範囲となるように設定されることがより好ましい。
本発明は、前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部において、前記横辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した下側突出長さをdとしたときに、
d/rの値が、0.56〜0.66の範囲となるように設定されることが可能である。
また、本発明において、前記縦辺の長さaと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
a/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定される手段を採用することもできる。
また、前記横辺の長さbと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
b/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定されることができる。
また、前記縦辺の長さaと 前記横辺の長さbとにおいて、
b/aの値が、0.95〜1.00の範囲となるように設定されることが好ましい。
本発明においては、前記中心突出長さcと前記下側突出長さdとにおいて、
d/cの値が、1.00〜1.40の範囲となるように設定されることができる。
また、前記横方向における前記胴部係止部どうしの最近接距離(b−2c)において、
(b−2c)/rの値が、0.30〜0.32の範囲となるように設定されることができる。
また、前記横方向における前記放射切断線とネックPOPラベル輪郭線との最短距離をeとしたときに、
e/rの値が、0.35〜0.40の範囲となるように設定されることができる。
また、前記ネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出部が、前記容器のネックと点接触可能とされていることができる。
本発明のネックPOPラベルは、容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通部を有し、前記挿通部の縦方向両側に位置する表示部を起立可能なネックPOPラベルであって、
前記ネック挿通部とその中心が一致するとともに対向する二辺が前記縦方向と一致するように前記ネック挿通部の周囲に設けられた仮想矩形において、
前記仮想矩形の頂点から前記ネック挿通部中心側に向けて延在する4本の放射切断線と、
前記放射切断線の前記ネック挿通部中心側端部を結ぶ中心切断部と、を有し、
前記容器に装着した際に、
前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部の下端が、起立した前記表示部どうしを前記縦辺の横方向外側で接続する接続部よりも、高さ方向下側に位置されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開くことで、ネックPOPラベルを容器の首部(ネック)にかけるようにネック挿通部が貫通した状態となる。また、ネックPOPラベルを容器の首部(ネック)に係止する変形に従い、前記放射切断線と前記縦辺との間に形成されるネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接するとともに、前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部の下端(中心側先端)が容器の胴部に当接して、表示部が起立した状態で容器首部(ネック)にネックPOPラベルを係止することが可能となる。
本発明のネックPOPラベルは、前記仮想矩形における前記縦方向に延在する縦辺の長さをaとし、前記仮想矩形における前記縦方向と直交する横方向に延在する横辺の長さをbとし、
前記容器の首部径寸法をrとしたときに、
(a+b)/rの値が、2.55〜2.65の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開くことで、ネックPOPラベルを容器の首部(ネック)にかけるようにネック挿通部が貫通した状態となる。また、ネックPOPラベルを容器の首部(ネック)に係止する変形に従い、前記放射切断線と前記縦辺との間に形成されるネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接するとともに、前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部の下端(中心側先端)が容器の胴部に当接して、表示部が起立した状態で容器首部(ネック)にネックPOPラベルを係止することが可能となる。さらに、ネックPOPラベルが容器首部に対して四方向に位置規制されてずれることがない。同時に、(a+b)/rの値が上記の範囲に設定されたことにより、ネック係止部の中心側先端がネックから外れることがなく、同時に、胴部係止部の下端(中心側先端)が容器の胴部に当接して表示部を起立状態に維持することが可能となる。また、ネック係止部とラベル輪郭との間が下凸に曲面状になりネックから肩部にかけた領域に対して押しつけられて、ラベルの係止を強固におこなうことができる。これにより、表示部分に切れ込みを入れることなく起立型のネックPOPラベルを実現して、容器への係止を確実にし、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。
さらに、表示部が起立した状態とされているため、容器が複数収納される収納函での収納状態のまま、容器首部(ネック)にネックPOPラベルを係止することが可能となる。また、表示部が起立した状態で容器首部(ネック)にネックPOPラベルを係止することで、容器胴部における表示を隠すことなく視認することが容易となる。
ここで、前記放射切断線は略直線とされて、ネック挿通部中心側端部が、横方向におけるネック挿通部中心に対して対象な位置で2本ずつ接続され、この接続点がネック係止部の中心側先端として突出した状態とすることができる。また、これらネック係止部の中心側先端どうしを、ネック係止部の中心を通る直線状とされた切断線で接続して中心切断部とすることができる。中心切断部は、放射切断線と同じように直線状とすることもできるが、より幅を広く設定することもでき、例えば、その中央が拡幅された形状とすることもできる。
本発明において、前記放射切断線と前記縦辺との間に形成されるネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出長さをcとしたときに、
c/rの値が、0.485〜0.495の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、縦方向(縦辺方向)における容器の首部径寸法に対するネック挿通部として貫通状態を形成する大きさを規定して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。同時に、横方向に押圧されるネック係止部の中心側先端の傾き具合(押圧状態)を制御して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。
本発明は、前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部において、前記横辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した下側突出長さをdとしたときに、
d/rの値が、0.56〜0.66の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、縦方向(縦辺方向)における容器の首部径寸法に対するネック挿通部として貫通状態を形成する大きさを規定して、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態を確実にして、表示部の起立状態を維持して容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。同時に、縦方向に引張されるネック係止部のラベル輪郭線側(外側)の開き具合(引張状態)を制御して、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態を確実にして、表示部の起立状態を維持して容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。
また、本発明において、前記縦辺の長さaと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
a/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、縦方向(縦辺方向)における容器の首部径寸法に対するネック挿通部として貫通状態を形成する大きさを規定して、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態を確実にして、表示部の起立状態を維持して容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。同時に、縦方向に引張されるネック係止部のラベル輪郭線側(外側)の開き具合(引張状態)を制御して、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態を確実にして、表示部の起立状態を維持して容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。
また、前記横辺の長さbと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
b/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、横方向(横辺方向)における容器の首部径寸法に対するネック挿通部として貫通状態を形成する大きさを規定して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。同時に、横方向に押圧されるネック係止部の中心側先端の傾き具合(押圧状態)を制御して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。
また、前記縦辺の長さaと 前記横辺の長さbとにおいて、
b/aの値が、0.95〜1.00の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部に形成されるネック挿通部における貫通状態を規定して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態と、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態とをそれぞれ制御するとともに、これらの押圧力の比率を制御して、表示部の起立状態を維持して容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。
本発明においては、前記中心突出長さcと前記下側突出長さdとにおいて、
d/cの値が、1.00〜1.40の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げて放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、縦方向に引張されるネック係止部のラベル輪郭線側(外側)の開き具合(引張状態)と、横方向に押圧されるネック係止部の中心側先端の傾き具合(押圧状態)と、を同時に制御して、胴部係止部の下端(中心側先端)がネックと胴部との境界である肩部付近に当接する状態と、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態と、を同時に確実な状態として、表示部の起立状態を維持するとともに容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。
また、前記横方向における前記胴部係止部どうしの最近接距離(b−2c)において、
(b−2c)/rの値が、0.30〜0.32の範囲となるように設定されることにより、両方の表示部を上向きに曲げた状態で、放射切断線と中心切断部とからラベル中央部が開いた状態で、縦方向(縦辺方向)における容器の首部径寸法に対するネック挿通部として貫通状態を形成する大きさを規定して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。同時に、横方向に押圧されるネック係止部の中心側先端の傾き具合(押圧状態)を制御して、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこない、ネックPOPラベルが脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。ここで、上記のように(b−2c)/rの値を設定する事で、中心切断部の形状、つまり、胴部係止部の下端(中心側先端)の輪郭形状設定における自由度を向上することが可能となる。
また、前記横方向における前記放射切断線とネックPOPラベル輪郭線との最短距離をeとしたときに、
e/rの値が、0.35〜0.40の範囲となるように設定されることにより、ネック係止部のラベル輪郭線側(外側)の幅寸法を設定することが可能となり、縦方向に引張されるネック係止部のラベル輪郭線側(外側)の開き具合(引張状態)と引張具合とを設定することができる。同時に、ネック係止部のラベル輪郭線側(外側)における湾曲具合、つまり、装着状態で起立した表示部下端横方向端部どうしを接続する引張力を設定可能とすることで、表示部の起立状態を設定することが可能となる。
また、前記ネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出部が、前記容器のネックと点接触可能とされていることにより、容器首部における断面輪郭に影響を受けることなく、ネック係止部の中心側先端がネック上端付近(容器の蓋部下側位置)に当接する状態を確実にして、容器への係止をおこなうとともに、装着状態で起立した表示部下端横方向端部どうしを接続する引張力を設定可能とすることができる。
本発明によれば、表示部を起立させて装着でき、容器胴部の表示を隠すことなく、同時に、表示部分に切れ込みを入れることなく、起立型のネックPOPラベルを単層で実現するとともに、容器への係止を確実にすることができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を示す平面図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態における装着状態を示す斜視図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第2実施形態を示す平面図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第3実施形態を示す平面図である。
以下、本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるネックPOPラベルを示す平面図であり、図2は、本実施形態におけるネックPOPラベルの装着状態を示す斜視図であり、図において、符号10は、ネックPOPラベルである。
本実施形態に係るネックPOPラベル(ラベル)10は、図1,図2に示すように、商品のPR広告やキャンペーン等の各種情報を記載して、消費者の注意を喚起しつつ情報提供するためのものであり、清涼飲料水、酒類や調味料、化粧品、医薬品等が充填された容器Bの肩部B3に装着される。
容器Bは、図2に示すように、液体等を充填する容器本体B4の上部に形成された首部B2にキャップ(蓋部)B1を緊締してなるものである。この容器Bの容器本体B4の胴部B5は、断面が略円形とされており、容器本体B4の上部において、首部B2に向かって断面の径寸法が漸次小となる肩部B3が形成されている。また、容器Bにおいて、キャップB1の下側位置において、首部B2とは段差が形成されるように、キャップB1に比べて首部B2の径寸法が小さくなるように設定されている。
また、図1においては、容器Bの首部B2における径寸法が、符号rとして示されており、また、キャップ(蓋部)B1の下側位置における首部B2と段差となる部分の最大径寸法が、符号Rとして示されている。
ここで、これらの径寸法は、r<R、の関係を満たしている。
本実施形態に係るネックPOPラベル10は、図1,図2に示すように、略矩形に形成された一枚のシート材からなり、その長手方向両端位置を表示部11a,11bとしたものである。
本実施形態におけるシート材は、紙やフィルム等の可撓性を有するものとされ、角が丸められた矩形とされてもよい。
表示部11aおよび表示部11bは、ネックPOPラベル10の長手方向となる縦方向(Y方向)両端に設けられ、それぞれほぼ等しいか対称な輪郭形状を有している。表示部11a,11bの輪郭形状としては、他の形態も可能である。
表示部11bには、図2に示すように、起立した際に外側となる面に、リーフレット11cが設けられていることもできる。なお、表示部11aの外側面、あるいは、表示部11a,11bにおける起立時の内側面にも、このようなリーフレットを設けることが可能である。
リーフレット11cは、枚葉の用紙を折り畳む、あるいは、複数枚を重ねて一方から開けるように接続して、印刷等の表示面積を増大させて、ネックPOPラベル10に搭載する表示情報量を増やすことを可能としている。さらに、ブックレットのように形成することもできる。なお、リーフレット11cを設けないこともできる。
ネックPOPラベル10の中央には、図1に示すように、切り込み線によって容器B上端部に設けられた首部B2を挿通させる首掛け用のネック挿通部12が形成されている。
ネック挿通部12は、その中心12aがネックPOPラベル10の中心と一致する。ネック挿通部12は、中心12aに対して点対称に設けられる。
具体的には、まず、対向する二辺(縦辺)14a,14bが縦方向(Y方向)と一致するとともに、これら二辺(縦辺)14a,14bにその端部で相互に接続される対向する二辺(横辺)14c,14dと、が横方向(X方向)と一致するようにネック挿通部12の周囲に設けられた仮想矩形14を設定する。
仮想矩形14の中心点は、ネック挿通部12の中心12aと一致している。
こ設定された仮想矩形14において、その頂点15a〜15dからネック挿通部12の中心12a側に向けて延在する4本の放射切断線16a〜16dと、この放射切断線16a〜16dのネック挿通部12中心12a側端部17a,17bを結ぶ中心切断部17と、を切り込み線として設ける。
これら放射切断線16a〜16dおよび中心切断部17は、ネック挿通部12を構成している。
本実施形態において、これら放射切断線16a〜16dおよび中心切断部(中心切断線)17は、いずれも直線状に形成されているが、これに限定されるものではなく、後述の寸法関係を満たしていれば、X方向の外側に凸である弧状、X方向の内側に凸である弧状、Y方向の外側に凸である弧状、Y方向の内側に凸である弧状、あるいは、頂点15a、15bと端部17aとを結ぶとともに頂点15c,15dと端部17bとを結ぶ曲線あるいは折れ線等、他の形状とすることも可能である。また、中心12aに対して点対称であることが好ましいが、これに限られるものではない。
放射切断線16a,16bと縦辺14aとの間には、ネック係止部18aが形成されており、放射切断線16c,16dと縦辺14bとの間には、ネック係止部18bが形成されている。
ネック係止部18a,18bは、その外側、つまり、縦辺14a,14bとネックPOPラベル10の輪郭10aとの間が接続部13a,13bとされている。
接続部13a,13bは、縦方向(Y方向)における表示部11aの中心12a側で、横方向(X方向)における両端位置と、縦方向(Y方向)における表示部11bの中心12a側で、横方向(X方向)における両端位置と、を接続している。
接続部13a,13bの外側輪郭は、それぞれネックPOPラベル10の輪郭10aの一部となっている。
ネック係止部18aと接続部13aとは、一体に形成されており、仮想線である縦辺16aの両側で面一とされており、ネック係止部18bと接続部13bとは、一体に形成されており、仮想線である縦辺16bの両側で面一とされている。
接続部13aの幅寸法eは、頂点15a,15bとネックPOPラベル10の輪郭線10aとの距離e、すなわち、横方向(X方向)における放射切断線16a,16bとネックPOPラベル10の輪郭線10aとの最短距離eに等しくなる。
接続部13aの幅寸法eは、一体として形成されているネック係止部18aおよび接続部13aにおける最も小さい値となっている。
接続部13bの幅寸法eは、頂点15c,15dとネックPOPラベル10の輪郭線10aとの距離e、すなわち、横方向(X方向)における放射切断線16c,16dとネックPOPラベル10の輪郭線10aとの最短距離eと等しくなっている。
接続部13bの幅寸法eは、一体として形成されているネック係止部18bおよび接続部13bにおける最も小さい値となっている。
放射切断線16a,16dおよび中心切断部17と横辺14cとの間には、胴部係止部19aが形成されており、放射切断線16b,16cおよび中心切断部17と横辺14dとの間には、胴部係止部19bが形成されている。
胴部係止部19aは、表示部11aにおける縦方向(Y方向)の中心12a側に位置している横辺14cに接続され、かつ、横辺14cの横方向(X方向)における全長で接続されている。胴部係止部19aの接続された表示部11a横方向(X方向)両外側位置には、接続部13a,13bが隣接して接続されている。胴部係止部19aは表示部11aと一体に形成されており、仮想線である横辺14cの両側で胴部係止部19aと表示部11aとが面一とされている。
胴部係止部19bは、表示部11bにおける縦方向(Y方向)の中心12a側に位置している横辺14dに接続され、かつ、横辺14dの横方向(X方向)における全長で接続されている。胴部係止部19bの接続された表示部11b横方向(X方向)両外側位置には、接続部13a,13bが隣接して接続されている。胴部係止部19bは表示部11bと一体に形成されており、仮想線である横辺14dの両側で胴部係止部19bと表示部11bとが面一とされている。
本実施形態においては、上述した構成において、以下のように、各寸法、あるいは、寸法比が設定されている。
仮想矩形14における縦方向(Y方向)に延在する縦辺14a,14bの長さa、
仮想矩形14における縦方向と直交する横方向(X方向)に延在する横辺14c,14dの長さb、
ネック係止部18a,18bにおいて、縦辺14a,14bからネック挿通部12中心12a側へ最も突出した中心突出長さc、
胴部係止部19a,19bにおいて、横辺14c,14dからネック挿通部12中心12a側へ最も突出した下側突出長さd、
横方向(X方向)における放射切断線16a〜16dとネックPOPラベル10輪郭線10aとの最短距離(接続部13a,13bのX方向幅寸法)e。
これら寸法a〜eを、容器Bの首部B2の径寸法rに対して、あるいは相互の関係として、以下のように設定する。
2.55≦ (a+b)/r ≦2.65
0.485≦ c/r ≦0.495
0.56≦ d/r ≦0.66
1.25≦ a/r ≦1.35
1.25≦ b/r ≦1.35
0.95≦ b/r ≦1.00
1.00≦ d/c ≦1.40
0.30≦ (b−2c)/r ≦0.32
0.35≦ e/r ≦0.40
また、これら寸法a〜eを、キャップB1の下側位置における首部B2と段差となる部分の最大径寸法Rに対して、あるいは相互の関係として、以下のように設定することもできる。
2.35≦ (a+b)/R ≦2.45
0.465≦ c/R ≦0.475
0.51≦ d/R ≦0.61
1.21≦ a/R ≦1.31
1.21≦ b/R≦1.31
0.91≦ b/R≦0.96
0.28≦ (b−2c)/R ≦0.30
0.31≦ e/R ≦0.36
本実施形態のネックPOPラベル10においては、図2に示すように、両方の表示部11a,11bを上向きに曲げることにより、放射切断線16a〜16dと中心切断部(中心切断線)17とからラベル中心12a付近が貫通状態となるように開くことができる。この状態で、ネックPOPラベル10を容器Bの首部(ネック)B2にかけることで、ネック挿通部12を首部(ネック)B2が貫通した状態となる。
このとき、ネックPOPラベル10を容器Bの首部(ネック)B2に係止する変形に従い、ネック係止部18a,18bの中心側先端17a,17bがネックB2上端付近(容器のキャップB1下側位置)の段差に当接する。
同時に、胴部係止部19a,19bの下端(中心側先端)が容器Bの胴部B5あるいは肩部B3付近に当接する。
このとき、ネック係止部18a,18bが当接した首部(ネック)B2から横方向(X方向)の外側に向けて押圧される。同時に、接続部13a,13bが接続している表示部11a,11b下端によって横方向(X方向)の中心12a側(内側)に向けて押圧される。
また、接続部13a,13bが湾曲して、表示部11a,11b下端から下凸で、かつ、横方向(X方向)の中心12a側(内側)がZ方向上側(上方向位置)に位置する状態となる。この変形した接続部13a,13bの弾性力により、中心側先端17a,17bからのネックB2へのX方向内側向きおよびZ方向下向きとなる押圧状態、および、接続部13a,13bの縦方向(Y方向)中央位置の肩部B3への下向きとなる押圧状態が維持される。
同時に、接続部13a,13bの湾曲により、表示部11a,11b下端が縦方向(Y方向)中心向きに引張される。これにより、キャップB1に当接している表示部11a,11b内面がキャップB1を押圧するとともに、胴部係止部19a,19bの下端(中心側先端)が肩部B3付近に当接して、肩部B3付近をZ方向に押圧する状態となる。
これにより、表示部が起立した状態で容器首部(ネック)にネックPOPラベルを係止することが可能となる。
なお、本実施形態のネックPOPラベル10においては、a,b,c,d,e,r,Rの各寸法およびその関係を上記のように設定することにより、両方の表示部11a,11bを上向きに曲げた状態で、放射切断線16a〜16dと中心切断部とから中心12a付近が開くことで、ネックPOPラベル10を容器Bの首部(ネック)B2にかけるようにネック挿通部12が貫通した状態となる。
このようにネックPOPラベル10を容器Bの首部(ネック)B2に係止させるよう変形したことで、放射切断線16a,16bと縦辺14aとの間に形成されるネック係止部18aの中心側先端17a、および、放射切断線16c,16dと縦辺14bとの間に形成されるネック係止部18bの中心側先端17bが、ネックB2上端付近(容器BのキャップB1下側位置の段差)に当接する。
同時に、放射切断線16b,16cと横辺14dとの間に形成される胴部係止部19bの下端(中心12a側先端)、および、放射切断線16a,16dと横辺14cとの間に形成される胴部係止部19aの下端(中心12a側先端)が、容器Bの胴部B5付近の肩部B3に当接して、表示部11a,11bが起立した状態で容器Bの首部(ネック)B2にネックPOPラベル10を係止することが可能となる。
さらに、ネックPOPラベル10が容器BのネックB2に対して縦方向(Y方向)および横方向(X方向)の四方向から中心12aに向けて位置規制されるとともに、上下方向(Z方向)にもネックB2の段差と肩部B3とに挟まれて位置規制され、この状態がずれることがない。
同時に、ネック係止部18a,18bの中心側先端17a,17bがネックB2から外れることがなく、同時に、胴部係止部19a,19bの下端(中心12a側先端)が容器Bの肩部B3に当接して表示部11a,11bを起立状態に維持することが可能となる。また、ネック係止部18a,18bとラベル輪郭10aとの間が下凸に曲面状になりネックB2から肩部B3にかけた領域に対して押しつけられて、ラベル10の係止を強固におこなうことができる。
これにより、表示部11a,11bの下側位置に切れ込みを入れることなく起立させ、表示部11a,11bの表示領域を起立させて係止するタイプのネックPOPラベル10を実現し、容器Bへの係止を確実にし、ネックPOPラベル10が脱落しないように装着状態を維持することが可能となる。
さらに、表示部11a,11bが起立した状態とされているため、複数の容器Bが近接して収納される収納函に収納された状態のまま、容器Bの首部(ネック)B2にネックPOPラベル10を係止することが可能となる。また、表示部11a,11bが起立した状態で容器Bの首部(ネック)B2にネックPOPラベル10を係止することで、容器Bの胴部B5における表示を隠すことなく視認することが容易となる。
両方の表示部11a,11bを上向きに曲げた状態で、放射切断線16a〜16dと中心切断線17とからラベル10中心12a付近が開いた状態で、縦方向(Y方向)における容器Bの首部B2径寸法に対するネック挿通部12として貫通状態を形成する大きさとして、上記のa〜e,r,Rの寸法・関係が設定されているため、装着状態としてキャップB1が貫通可能であるとともに、ネック係止部18a,18bの中心側先端17a,17bがネックB2の段差に当接する状態を確実にして、ネックPOPラベル10を容器に係止することが可能となるとともに、ネックPOPラベル10が脱落しないように装着状態を維持することを両立して可能とすることができる。
同時に、横方向(X方向)外側に向けてネックB2から押圧されるネック係止部18a,18bの中心側先端17a,17bにおいて、その傾き具合(押圧状態)を制御して、ネック係止部18a,18bの中心側先端17a,17bがネックB2上端付近の段差に当接する状態を確実にして、ネックPOPラベル10が容器に係止されることを可能とするとともにその装着状態を維持することができる。
また、両方の表示部11a,11bを上向きに曲げてネックB2貫通可能とされたラベル装着状態において、横方向(X方向)におけるネックB2外径寸法に対するネック挿通部12としての貫通状態の設定とともに、胴部係止部19a,19bの下端(中心側先端)が肩部B3付近に確実に当接させることができ、これにより、表示部11a,11bの起立状態を維持して容器Bへ押圧させて、ネックPOPラベル10が脱落しないように起立装着状態を維持することが可能となる。
同時に、縦方向(Y方向)に引張されるネック接続部13a,13bのラベル輪郭線10a側(外側)の開き具合(引張状態)を制御して、胴部係止部19a,19b下端(中心側先端)の肩部B3付近への押圧状態を設定して、表示部11a,11bの起立状態を好適な角度に設定し、同時に、容器Bへの係止を確実にして起立装着状態のネックPOPラベル10が脱落しないようにすることが可能となる。
また、横方向(X方向)におけるネック係止部18a,18bの中心12a側先端17a,17bが容器BのキャップB1下側段差に当接する押圧状態とその傾き具合(押圧状態)とを設定するとともに、同時に、縦方向(Y方向)における胴部係止部19a,19bの下端(中心12a側先端)が肩部B3付近に当接する押圧状態を設定することができる。
これにより、横方向(X方向)と縦方向(Y方向)とにおいて、ネックB2からネック係止部18a,18bおよび胴部係止部19a,19bがそれぞれ押圧される押圧比を設定して、ネックPOPラベル10が外れないように表示部11a,11bの起立状態を維持することが可能となる。
同時に、縦方向(Y方向)に引張される接続部13a,13bの外側への開き具合(引張状態)と、横方向(X方向)に押圧されるネック係止部18a,18bの中心12a側先端17a,17bの傾き具合(押圧状態)と、を同時に設定して、胴部係止部19a,19bの下端(中心12a側先端)が肩部B3付近に当接する状態と、ネック係止部18a,18bの中心12a側先端17a,17bがキャップB1下側位置の段差に当接する状態と、を同時に制御して、確実な係止状態を維持することが可能となる。
また、中心切断線17の形状、つまり、胴部係止部19a,19bの下端(中心12a側先端)の輪郭形状設定における自由度を向上することが可能となる。
また、接続部13a,13bの幅寸法を設定することが可能となり、縦方向(Y寸法)に引張される接続部13a,13bの開き具合(引張状態)と肩部B3付近への押圧具合とを設定することができる。さらに、接続部13a,13bにおける湾曲具合、つまり、装着状態で起立した表示部11a,11b下端横方向端部どうしを接続する引張力を設定可能とすることで、表示部11a,11bの起立状態を設定することが可能となる。
また、ネック係止部18a,18bの中心12a側先端17a,17bがネックB2とそれぞれ点接触可能とされていることにより、外形寸法rによる規定のみでネック係止部18a,18bへの押圧力を設定することが可能となり、ネックB2における断面輪郭形状に影響を受けることなく、ネック係止部18a,18bの中心12a側先端17a,17bがキャップB1下側位置の段差に当接する状態を確実にして、容器BへのネックPOPラベル10の係止をおこなうとともに、装着状態で起立した表示部11a,11b下端横方向端部どうしを接続する引張力を設定して表示部11a,11bの起立状態を設定可能とすることができる。
さらに、リーフレット11cが極めて厚く、その重量が増大した場合でも、本実施形態におけるネックPOPラベル10では、その重量に対抗して表示部11a,11bを起立状態として維持することが可能となる。
以下、本発明に係るネックPOPラベルの第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図3は、本実施形態におけるネックPOPラベルを示す平面図であり、本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、頂点15a〜15d付近の放射切断線16a〜16d形状に関する点と、輪郭10aに関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、頂点15a〜15d付近の放射切断線16a〜16dがそれぞれ、小さな弧状に形成されている。
ここで、放射切断線16a〜16dの弧状部分において、その縦方向(Y方向)の最外側位置が、それぞれ仮想矩形14の横片14c,14dに接するように設定され、その横方向(X方向)の最外側位置が、それぞれ仮想矩形14の縦辺14a,14bに接するように設定されている。
なお、図において、放射切断線16a〜16dの弧状部分における先端が、横方向(X方向)外側に湾曲するように形成しているが、放射切断線16a〜16dの弧状部分における先端が、縦方向(Y方向)外側に湾曲するように形成することも可能である。
これらの場合でも、仮想矩形14の頂点15a〜15dの設定は、第1実施形態と同様であり、寸法a〜e,r,Rの設定も同様にすることができる。
また、本実施形態においては、輪郭10aの四隅が大きく弧状に形成されている。
本実施形態においては、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明に係るネックPOPラベルの第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図4は、本実施形態におけるネックPOPラベルを示す平面図であり、本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、放射切断線16a〜16d形状に関する点と、中心切断部17の形状に関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、放射切断線16a〜16dがそれぞれ、大きな弧状に形成されている。
また、本実施形態では、中心切断部17が縦方向(Y方向)に大きな寸法を有しており、ネックPOPラベル10が平面状であっても貫通孔を有する状態とされている。つまり、中心切断線17が幅広となるように形成されているものである。この中心切断部17の形状にともなって、胴部係止部のY方向寸法dが第1実施形態の値よりも小さくなるように設定されている。
本実施形態においては、仮想矩形14の頂点15a〜15dの設定は、第1実施形態と同様であり、寸法a〜e,r,Rの設定も同様にすることができ、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明にかかる実施例を説明する。
なお、本発明における具体例について説明する。
ここでは、図1に示すネックPOPラベルとし、以下にその諸元を示す。
a;34.3mm
b;33.4mm
c;12.65mm
d;17.65mm
b−2c;8.1mm
e;9.3mm
これらの寸法を有するネックPOPラベルを、以下の寸法を有する市販のペットボトルに装着した。
r;25.8mm
R;33.0mm
このような寸法を有するネックPOPラベルは、表示部が起立した状態で、印刷した表示領域の目視状態もよく、また、容器胴部の表示を隠すことがなかった。また、キャップ下側の段差で係止されて、簡単には外れなかった。
次に比較として、次のようなネックPOPラベルを用意して、同じ容器に係止したが、簡単に外れるか、表示領域の目視状態がよくなかった。
a対応;38.3mm
b対応;37.4mm
c対応;10.65mm
e対応;5.3mm
この結果から、本発明のネックPOPラベルは、良好な表示と確実な係止とを両立させることがわかる。
10…ネックPOPラベル
11a,11b…表示部
11c…リーフレット
12…ネック挿通部
12a…中心
13a,13b…接続部
14…仮想矩形
14a,14b…縦辺
14c,14d…横辺
15a〜15d…頂点
16a〜16d…放射切断線
17a,17b…端部
17…中心切断部(中心切断線)
18a,18b…係止部
19a、19b…胴部係止部
B…容器
B2…首部
B1…キャップ(蓋部)
B3…肩部
B5…胴部
B4…容器本体

Claims (11)

  1. 容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通部を有し、前記挿通部の縦方向両側に位置する表示部を起立可能なネックPOPラベルであって、
    前記ネック挿通部とその中心が一致するとともに対向する二辺が前記縦方向と一致するように前記ネック挿通部の周囲に設けられた仮想矩形において、
    前記仮想矩形の頂点から前記ネック挿通部中心側に向けて延在する4本の放射切断線と、
    前記放射切断線の前記ネック挿通部中心側端部を結ぶ中心切断部と、を有し、
    前記容器に装着した際に、
    前記放射切断線と前記横辺との間に形成される胴部係止部の下端が、起立した前記表示部どうしを前記縦辺の横方向外側で接続する接続部よりも、高さ方向下側に位置されることを特徴とするネックPOPラベル。
  2. 前記仮想矩形における前記縦方向に延在する縦辺の長さをaとし、前記仮想矩形における前記縦方向と直交する横方向に延在する横辺の長さをbとし、
    前記容器の首部径寸法をrとしたときに、
    (a+b)/rの値が、2.55〜2.65の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1記載のネックPOPラベル。
  3. 前記放射切断線と前記縦辺との間に形成されるネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出長さをcとしたときに、
    c/rの値が、0.485〜0.495の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1または2記載のネックPOPラベル。
  4. 前記胴部係止部において、前記横辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した下側突出長さをdとしたときに、
    d/rの値が、0.56〜0.66の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のネックPOPラベル。
  5. 前記縦辺の長さaと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
    a/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のネックPOPラベル。
  6. 前記横辺の長さbと前記容器の首部径寸法rとにおいて、
    b/rの値が、1.25〜1.35の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のネックPOPラベル。
  7. 前記縦辺の長さaと 前記横辺の長さbとにおいて、
    b/aの値が、0.95〜1.00の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1から6のいずれか記載のネックPOPラベル。
  8. 前記中心突出長さcと前記下側突出長さdとにおいて、
    d/cの値が、1.00〜1.40の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項4から7のいずれか記載のネックPOPラベル。
  9. 前記横方向における前記胴部係止部どうしの最近接距離(b−2c)において、
    (b−2c)/rの値が、0.30〜0.32の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項4から8のいずれか記載のネックPOPラベル。
  10. 前記横方向における前記放射切断線とネックPOPラベル輪郭線との最短距離をeとしたときに、
    e/rの値が、0.35〜0.40の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項1から9のいずれか記載のネックPOPラベル。
  11. 前記ネック係止部において、前記縦辺から前記ネック挿通部中心側へ最も突出した中心突出部が、前記容器のネックと点接触可能とされていることを特徴とする請求項3から10のいずれか記載のネックPOPラベル。
JP2017191320A 2017-09-29 2017-09-29 ネックpopラベル Pending JP2019064664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191320A JP2019064664A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ネックpopラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191320A JP2019064664A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ネックpopラベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019064664A true JP2019064664A (ja) 2019-04-25

Family

ID=66340310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017191320A Pending JP2019064664A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ネックpopラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019064664A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140002A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Toppan Label Co Ltd ネックハンガーラベル
JP2007320600A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toppan Printing Co Ltd ボトルネッカーラベル
JP2009244516A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP2010274951A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル付き容器
JP2013205664A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP2014174520A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Fuji Seal International Inc 表示ラベル、及び表示ラベル付き容器
JP2015067280A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 株式会社フジシール 掛止ラベル付き容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140002A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Toppan Label Co Ltd ネックハンガーラベル
JP2007320600A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toppan Printing Co Ltd ボトルネッカーラベル
JP2009244516A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP2010274951A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル付き容器
JP2013205664A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Fuji Seal International Inc 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP2014174520A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Fuji Seal International Inc 表示ラベル、及び表示ラベル付き容器
JP2015067280A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 株式会社フジシール 掛止ラベル付き容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4904005B2 (ja) 掛止用袋体
JP2019064664A (ja) ネックpopラベル
JP5254170B2 (ja) 首掛けラベル
JP4999741B2 (ja) 首掛けラベル
JP4712085B2 (ja) 瓶用首かけ袋
JP2009173330A (ja) 包装箱
JP4895983B2 (ja) 組立式立体ラベル
JP3126416U (ja) 缶用広告表示体
JP4711496B2 (ja) 首掛け用ラベル
JP6221157B2 (ja) ネックポップラベル
JP2009244516A (ja) 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP3243458B2 (ja) ボトルの首かけラベル
JP4697070B2 (ja) 容器用吊り下げ具
JP2005084297A (ja) 缶用ラベル
JP2015067280A (ja) 掛止ラベル付き容器
JP4688549B2 (ja) 包装体
JP3920543B2 (ja) 成形容器及び容器形成体
JP2024053890A (ja) ラベル付容器及びラベル
JP6031723B2 (ja) 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP2009018854A (ja) 物品添設用包装体
JP2006282233A (ja) 缶用リーフレット
JP2006048309A (ja) ダミー容器用の表示シート
JP4549567B2 (ja) カートン
JP5212727B2 (ja) ボトルネッカー
JP2018124378A (ja) ネックpopラベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220614