JP5212727B2

JP5212727B2 - ボトルネッカー

Info

Publication number: JP5212727B2
Application number: JP2009034824A
Authority: JP
Inventors: 泰一郎小林; 雅人田中
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2009-02-18
Filing date: 2009-02-18
Publication date: 2013-06-19
Anticipated expiration: 2029-02-18
Also published as: JP2010189030A

Description

本発明は、宣伝や広告のためにボトルの首部に吊下げて使用されるボトルネッカーに関するものである。

従来より、この種のボトルネッカーは、ウィスキーボトルを始めとしてボトル状の各種飲料容器を販売するに際し、特に新製品の販売時や、各種キャンペーンを行う時などに利用されている。このようなボトルネッカーに用いられるシート製の吊下げ具として、例えば特許文献１に記載のものが知られている。

特許文献１に記載のボトルネッカーは、連続する複数のシート面を開封自在に折り畳んでなるシート本体と、折り畳んだ際に任意の面に位置するシート面に連設され容器の首部に掛止可能な掛止片と、折り畳んだ際に任意の面に位置するシート面に折り曲げ線を介して連設されるシート本体の折り畳み状態の維持、解除を行う係止片とからなり、中央部に掛止孔が穿設された掛止片を容器の首部に係止させて使用するものである。

このボトルネッカーは、シート本体を折り畳んだ際に最下面に位置するシート面と折り畳んだ際に最上面に位置するシート面との表側に、必要なアイキャッチを印刷表示しておくことにより、販売促進効果を高めることができるものであり、シート面の裏側にも印刷表示層を設けてもよいものである。また、折り畳んだ際、内側に入る複数のシート面に、例えば、アンケート項目等を記載した葉書を印刷しておくことにより、消費者に情報を提供すると共に、消費者からの情報を収集することも可能となる。

特開２００１−２４００６３号公報

上記した特許文献１に記載のボトルネッカーは、シート本体を折り畳んだ際、最上面に位置するシート面に設けられた係止片が、掛止片と連設されたシート面と掛止片のない任意の面に位置するシート面との間に挟み込まれて保持するようになっている。このため、ボトルの首部に掛けられた状態で店頭に陳列される際、消費者が指で触れたりする場合があるが、この時に係止片が外れてばらけやすいという欠点があった。

本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、店頭での陳列状態では消費者からも解除部が見えにくく、また強い保持機能を持ったボトルネッカーを提供することにある。

上記の目的を達成するため、本発明のボトルネッカーは、縦方向に２列かつ横方向に複数列の並びで複数の上側シート面と複数の下側シート面とを連設してなるシート本体と、任意の上側シート面に連設されボトルの首部に掛止可能な掛止片と、任意の下側シート面に連設された保持片と、保持片の左右にそれぞれ連設され、互いに掛かり合うように切り込みを設けた掛かり片とからなり、縦方向に折り畳まれ横方向に２つ折りされたシート本体を保持片とその左右の掛かり片とで保持することを特徴とする。

そして、上記構成のボトルネッカーにおいて、保持片が連設する下側シート面の端縁から保持片の中間部分にまで達する切り込みにより保持片の内側に凸状の表示片が区画形成されている形態としてもよい。

本発明のボトルネッカーは、縦方向に２列かつ横方向に複数列の並びで複数の上側シート面と複数の下側シート面とを連設してなるシート本体と、任意の上側シート面に連設されボトルの首部に掛止可能な掛止片と、任意の下側シート面に連設された保持片と、保持片の左右にそれぞれ連設され、互いに掛かり合うように切り込みを設けた掛かり片とからなり、縦方向に折り畳まれ横方向に２つ折りされたシート本体を保持片とその左右の掛かり片とで保持することを特徴としているので、折り畳んだシート本体の前面側に保持片が位置し、保持片の左右の掛かり片が背面側で掛かり合うことでシート本体を保持することになるため、掛かり片により強い保持機能を有するとともに、ボトルの首部に吊るした状態での陳列時に消費者から掛かり片が見えにくく、指が掛かり片に触れてばらけるというようなことがない。

また、保持片が連設する下側シート面の端縁から保持片の中間部分にまで達する切り込みにより保持片の内側に凸状の表示片を区画形成しておくことにより、折り畳んだ際に表示片が突き出た状態になるため、この部分を利用して宣伝効果を挙げることができる。

本発明に係るボトルネッカーの一例をボトルの首部に吊るした使用状態で示す斜視図である。図１のボトルネッカーの正面図である。図１のボトルネッカーの背面図である。図１のボトルネッカーを形成するブランクの展開図である。図４のブランクを折り畳んで図１のボトルネッカーを形成する途中の状態を示す説明図である。図５に続く折り畳み途中の状態を示す説明図である。

次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

図１は本発明に係るボトルネッカーの一例をボトルの首部に吊るした使用状態で示す斜視図、図２は図１のボトルネッカーの正面図、図３は同じく図１のボトルネッカーの背面図、図４は図１のボトルネッカーを形成するブランクの展開図である。

ボトルネッカー１を形成するブランクは、折り畳みが可能なシートを打ち抜いて形成したもので、図４に示すように、縦罫線ａ、縦ミシン目線ｂ、縦罫線ｃ及び横罫線ｄにより縦方向に２列かつ横方向に４列の並びで４枚の上側シート面１１〜１４と４枚の下側シート面１５〜１８とを連設したシート本体１０と、上側シート面１４の上端に折り曲げ線ｅを介して連設されたボトルの首部に掛止可能な掛止片２０と、下側シート面１７に折り曲げ線ｆを介して連設された保持片３０と、保持片３０の左右にそれぞれ折り曲げ線ｇ，ｈを介して連設され、互いに掛かり合うように切り込みｘ，ｙを設けた掛かり片３１，３２とからなる。

係止片２０には、中央部にボトルの首部が入るサイズの円形孔２１が形成され、その円形孔２１に突き出るように四方から抜け止め片２２が設けられている。

保持片３０には、下側シート面１７の端縁から保持片３０の中間部分にまで達する半円形の切り込みαが設けられ、この切り込みαにより保持片３０の内側に凸状の表示片３０ａが区画形成されている。

図４のブランクを折り畳む順序は次のようである。まず、上側シート面１１と下側シート面１５を縦罫線ａで内側に折り曲げ、重なった上側シート面１１，１２と下側シート面１５，１６とを縦ミシン目線ｂで内側に折り曲げた後、外側となった上側シート面１２と下側シート面１６の上に重なるように上側シート面１４と下側シート面１８を縦罫線ｃで内側に折り曲げる。このようにシート本体１０を縦方向に折り畳んだ状態を係止片２０が正面を向いた状態で示すと図５のようになる。

続いて、図５に示す状態から、上側シート面１３と下側シート面１７が合わさるようにしてシート本体１０全体を横罫線ｄで横方向に２つ折りし、さらに、保持片３０を折り曲げ線ｆのところで外側に折り返して図６に示す状態とした後、保持片３０の左右の掛止片３１，３２をうしろ側に折り曲げてそれらの切り込みｘ，ｙ同士を掛かり合わせる。このように掛止片３１，３２がシート本体１０の背面側で掛かり合うことで、図２及び図３に示すように、折り畳んだシート本体１０をしっかりと保持させることができる。

このように折り畳み状態を保持したボトルネッカー１は、図１に示すように、係止片２０の円形孔２１をボトルＢの首部に通して吊下げ状態で使用する。このとき、円形孔２１には抜け止め片２２が設けてあるので、手が触れた程度では外れることがない。保持片３０が前面に位置するので、ここに必要なアイキャッチを印刷しておくことで、販売促進効果を高めることができる。

また、ボトルネッカー１はボトルＢの首部から外して広げることになるので、その他のシート面の表裏にも必要に応じて種々の印刷を施しておくことは言うまでもない。この例のボトルネッカー１では、上側シート面１１，１２と下側シート面１５，１６の４つシート面を応募葉書シートとしており、縦ミシン目線ｂのところでその葉書部分を分離することができる。

上記のボトルネッカー１は、保持片３０に表示片３０ａを切り込みαで区画してあるため、表示片３０ａとの境界で折り曲げ線ｆを折り曲げないでおくことで、図示の如く、表示片３０ａが下側シート面１７から上方に突き出た状態となる。したがって、保持片３０の表示領域による宣伝効果に加え、表示片３０ａの突き出た部分を利用してさらに宣伝効果を挙げることができる。

また、本発明のボトルネッカー１は、正面に位置する保持片３０が逆折りされているため、表印刷と裏印刷の配色をコントラストにすることなどで、視認性の高い印象的なデザインが可能となる。

シート本体１０を構成するシート面の数は、上記の例では横方向について４列の並びとしたが、必要に応じて３列、５列と増減してもよい。また、ボトルＢの首部に掛止可能な掛止片２０はいずれの上側シート面に連設してもよいし、保持片３０についてもいずれの下側シート面に連設してもよい。また、シート面を区画する罫線は必要に応じてミシン目線としてもよい。

以上、本発明を実施するための形態について詳細に説明してきたが、本発明によるボトルネッカーは、上記の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。

１ボトルネッカー
１０シート本体
１１〜１４上側シート面
１５〜１８下側シート面
２０掛止片
２１円形孔
２２抜け止め片
３０保持片
３０ａ表示片
３１，３２掛かり片
Ｂボトル
ａ縦罫線
ｂ縦ミシン目線
ｃ縦罫線
ｄ横罫線
ｅ，ｆ，ｇ，ｈ折り曲げ線
ｘ，ｙ切り込み
α 切り込み

Claims

縦方向に２列かつ横方向に複数列の並びで複数の上側シート面と複数の下側シート面とを連設してなるシート本体と、任意の上側シート面に連設されボトルの首部に掛止可能な掛止片と、任意の下側シート面に連設された保持片と、保持片の左右にそれぞれ連設され、互いに掛かり合うように切り込みを設けた掛かり片とからなり、縦方向に折り畳まれ横方向に２つ折りされたシート本体を保持片とその左右の掛かり片とで保持することを特徴とするボトルネッカー。
保持片が連設する下側シート面の端縁から保持片の中間部分にまで達する切り込みにより保持片の内側に凸状の表示片が区画形成されていることを特徴とする請求項１に記載のボトルネッカー。