JP3174806U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早くできる包装箱を提供する。
【解決手段】底面部と、内側スリーブ状部5を有する内箱部A1で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能である。外箱部A2は、内箱部を覆い、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部105と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部24,34と接着されている外箱部A2とを有する。内箱部には、側面部20の本体部22から連設された表示部支持部26と、内箱部の正面側に形成され、表示部支持部26から連設された表示部16とを有し、表示部支持部26を本体部22に対して回動させ、表示部支持部26と表示部16の境界位置を突出部13に係止させて、表示部を正面側に下方に傾斜した状態で支持させる。
【選択図】図3

Description

本考案は、包装箱に関するものであり、複数の商品を集合して包装するとともに、包装箱の一部を分離させて商品を店頭等に陳列する包装箱に関するものである。
従来より、出願人は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部と接着されている外箱部と、を有し、外箱部の片部を外側に回動することにより分離部が片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、その後、外箱部を上方に引き上げることにより、内箱部に収納された状態の商品を陳列することができるもので、包装箱に陳列された商品が陳列場所に陳列されていることを顧客に強く知らせることができる包装箱として、特許文献1に示す先行技術文献の出願を行っている。
この特許文献1に示す包装箱において、POP広告として機能する突出揺動表示部16を組み立てるには、正面部10における切目線M1と切目線M2とを破断して、折れ線N2を正面視において山折りするとともに折れ線N1を正面視において谷折りする。
実用新案登録第3150920号公報
しかし、特許文献1の包装箱において、正面部10における切目線M1と切目線M2とを破断して、折れ線N2を正面視において山折りするとともに折れ線N1を正面視において谷折りする必要があり、すなわち、破断する操作と、2回の折曲げ操作が必要になり、さらに素早く表示部を組み立てることができる包装箱が要望されていた。
また、特許文献1の包装箱においては、突出揺動表示部が揺動するので、これを固定して配置することができない。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部と接着されている外箱部と、を有する包装箱において、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができ、表示部を固定して配置することができる包装箱を提供することである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、包装箱であって、略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された接続部と、接続部から切目線を介して連設された表示部とを有し、一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側の位置から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部を有し、外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、接続部を切目線を介して内側正面部から除去し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする。
第1の構成の包装箱においては、接続部を内側正面部から分離して除去し、表示部支持部を内側に倒すのみで表示部を表示状態にすることができるので、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができる。また、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させるので、表示部を固定して配置することができる。
また、外箱部の外側側面部の片部を外側に回動させて、分離部を内箱部から分離して外箱部を上方に引き上げるのみで陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
また、第2には、包装箱であって、略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された表示部とを有し、一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側の位置から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部を有し、外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、正面本体部と表示部間の切目線を破断し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする。
第2の構成の包装箱においては、正面本体部と表示部間の切目線を破断し、表示部支持部を内側に倒すのみで表示部を表示状態にすることができるので、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができる。また、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させるので、表示部を固定して配置することができる。
また、外箱部の外側側面部の片部を外側に回動させて、分離部を内箱部から分離して外箱部を上方に引き上げるのみで陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
また、第3には、第1又は第2の構成において、第1内側側面部における内側側面部本体部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側に水平な辺部を有し、表示部支持部は、該水平な辺部から第1折れ線を介して連設されていることを特徴とする。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、表示部支持部は、第1折れ線に沿って形成された第1帯状部と第2折れ線に沿って形成された第2帯状部とで略L字状に形成されていることを特徴とする。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部には、係止部と係止する切欠部が形成されていることを特徴とする。これにより、切欠部を係止部と係止させることにより、表示部を強固に正面本体部に固定することができる。
また、第6には、包装箱であって、略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された接続部と、接続部から切目線を介して連設された表示部とを有し、一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側に水平な辺部を有し、該水平な辺部から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部で、第1折れ線に沿って形成された第1帯状部と第2折れ線に沿って形成された第2帯状部とで略L字状に形成された表示部支持部を有し、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部には、係止部と係止する切欠部が形成され、外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、接続部を切目線を介して内側正面部から除去し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部に設けられた切欠部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする。
第6の構成の包装箱においては、接続部を内側正面部から分離して除去し、表示部支持部を内側に倒すのみで表示部を表示状態にすることができるので、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができる。また、切欠部を係止部と係止させることにより、表示部を強固に正面本体部に固定して配置することができる。
また、外箱部の外側側面部の片部を外側に回動させて、分離部を内箱部から分離して外箱部を上方に引き上げるのみで陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、底面部は、内側正面部の下辺から連設された第1片部と、一対の内側側面部の一方における下辺から連設された第2片部と、一対の内側側面部の他方における下辺から連設された第3片部と、内側背面部の下辺から連設された第4片部により形成され、内側スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする。
本考案に基づく包装箱によれば、接続部を内側正面部から分離して除去するか又は正面本体部と表示部間の切目線を破断し、表示部支持部を内側に倒すのみで表示部を表示状態にすることができるので、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができる。また、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させるので、表示部を固定して配置することができる。
また、外箱部の外側側面部の片部を外側に回動させて、分離部を内箱部から分離して外箱部を上方に引き上げるのみで陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
本考案の実施例に基づく包装箱の前方斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の後方斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の分解斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の底面図である。 内箱部の展開図である。 図5の要部拡大図である。 外箱部の展開図である。 包装箱を折り畳んだ状態を示す平面図である。 包装箱を折り畳んだ際の内箱部の折り畳み状態を示す平面図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 内箱部の他の例を示す要部拡大図である。
本考案においては、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部と接着されている外箱部と、を有する包装箱において、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができ、表示部を固定して配置することができる包装箱を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく包装箱Aは、図1〜図7等に示すように構成され、内箱部A1と、外箱部A2とを有していて、それぞれが1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール、厚紙等)により形成されている。
内箱部A1は、全体に上部が開口した容器状を呈し、図3、図5等に示すように、スリーブ状部(内側スリーブ状部)5と、底面部50とを有している。スリーブ状部5は、組立て状態では、底面部50の周囲から立設して形成され、正面部(内側正面部)10と、側面部(内側側面部)20と、側面部(内側側面部)30と、背面部(内側背面部)40と、糊代部42とを有していて、その展開状態は、図5に示すように形成されている。
ここで、正面部10は、正面本体部12と、正面本体部12からミシン目状の切目線K1aを介して連設された接続部14と、接続部14の正面本体部12側とは反対側の辺部からミシン目状の切目線K1bを介して連設された表示部16とを有している。
正面本体部12は、方形状(具体的には、長方形状)の上側に切欠部を形成した形状を呈し、該切欠部は、正面本体部12の右側面側の端部から略水平に伸びた(つまり、正面本体部12の下辺と略平行の)辺部12aと、辺部12aの左側面側の端部から連設され、右側面側から左側面側に向けて下方に傾斜する直線状の辺部12bと、辺部12bの左側面側の端部から上方に伸びた略円弧状の辺部12cとにより形成されている。略円弧状の辺部12cは右側面側に突出していて、辺部12cを先端に有する突出部(係止部)13が形成されている。辺部12bと辺部12cとが接する位置においては、辺部12bと辺部12cとは鋭角をなしている。内箱部A1を陳列状態に組み立てた際には、表示部16と表示部支持部26間の境界位置(切欠部K9の形成位置)が突出部13と係合する。
なお、辺部12cの辺部12b側とは反対側の端部は、正面本体部12の左側面側の端部から水平に伸びた(つまり、正面本体部12の下辺と平行の)辺部12dから連設されている。辺部12aは、辺部12dや折れ線C27よりも若干下方に形成されていて、辺部12dは折れ線C27と上下方向に同じ高さに形成されている。
また、接続部14は、正面本体部12の上端からミシン目状の切目線K1aを介して連設され、右側面側に尖った略三角形状を呈している。すなわち、接続部14は、辺部12aに沿った辺部と、該辺部12aに沿った辺部から連設された辺部12bに沿った辺部と、該辺部12bに沿った辺部から連設された辺部12cの一部に沿った辺部と、該辺部12cに沿った辺部から連設された直線状に傾斜した辺部14aと、表示部16の辺部に沿った辺部と、鉛直方向の辺部で正面本体部12と本体部22間の折れ線C22の延長線上の辺部とで囲まれた形状を呈している。接続部14と正面本体部12間の切目線K1aは、辺部12cの一部と辺部12bと辺部12aに沿って形成されている。また、接続部14と本体部22間及び接続部14と表示部支持部26間にも鉛直方向の切込みが折れ線C22の延長線上に形成されている。接続部14は、正面本体部12と表示部16とを切目線を介して接続している。この接続部14は、内箱部A1を陳列状態に組み立てる際には、除去されるものである。
また、表示部16は、接続部14における正面本体部12側とは反対側からミシン目状の切目線K1bを介して連設され、互いに平行な直線状の辺部16a、16cと、辺部16aと辺部16c間に設けられ略半円状の辺部16bと、側面部20に設けられた表示部支持部26との間の直線状の折れ線C28とにより囲まれた形状を呈している。表示部16と接続部14間の切目線K1bは、辺部16bの一部と辺部16aに沿って形成されている。表示部16は、表示部支持部26と折れ線(第2折れ線)C28を介して連設されている。
表示部16の外側の面には、予め商品の広告等の表示内容を印刷しておく。なお、内箱部A1の展開状態において、表示部16の外側の面は、内箱部A1の外側の面と同じ面となるので、内箱部A1の表示部16以外の領域と同時に表示部16に印刷を行なうことができる。
なお、内箱部A1を陳列状態にして表示部16と表示部支持部26とを組み立てる前の状態、例えば、包装箱Aを箱状に組み立てた状態(図1の状態)や包装箱Aの包装状態(図11の状態)においては、正面部10(すなわち、正面本体部12と接続部14と表示部16)は全体で1つの平板状を呈し、同一の平面をなしている。内箱部A1を陳列状態にして表示部16と表示部支持部26とを組み立てた状態は、図15に示す状態である。
また、側面部(第1内側側面部)20は、正面部10の正面本体部12の正面視における右側の端部から折れ線を介して連設され、方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、その上端の縁部は、凹凸形状に形成され、背面側の端部においては、背面部40の上端の縁部の高さと同じに形成されている。この側面部20は、本体部(内側側面部本体部)22と、分離部24と、表示部支持部26とを有している。
ここで、側面部20の上端の領域の一部に切目線(第1切目線)K2と切目線K4とからなる境界線で区画することにより分離部24が形成されている。切目線K2は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)であり、切目線K4は、連続した切込みにより形成されている。本体部22は、側面部20における分離部24と表示部支持部26とを除いた領域となる。
すなわち、切目線K2は、横方向(略水平方向)に略円弧状に形成され、切目線K4は、切目線K2の背面側の端部から垂直方向(つまり、水平方向(側面部20の下辺の方向)に直角の方向)に直線状に形成されている。つまり、分離部24は、側面部20の上端の領域の一部、すなわち、正面部側の端部から背面部側の端部にまでの上端の縁部に接する領域に形成され、本体部22と切目線K2を介して分離可能に形成されている。
分離部24は、正面側と背面側が直線状に形成され、上面側と下面側が円弧状に形成されている。分離部24の正面側と背面側の辺部は垂直方向に形成されている。つまり、分離部24の下辺は切目線K2により形成され、分離部24の背面側の辺部は切目線K4により形成されている。
分離部24の形状は、外箱部A2の側面の片部126を外側に回動させることにより、分離部24を本体部22から分離し、その後、外箱部A2を上方に引き上げる際に支障とならないように形成されている。つまり、分離された分離部24が本体部22に対して上方に移動する際に支障とならないように、分離部24は、側面部20の上端の領域の一部、すなわち、側面部20の正面側の端部から背面側の端部までの上端の縁部に接する領域の一部に設けられ、切目線K4は、水平方向に対して90度以下(具体的には、90度)に形成されている。つまり、切目線K4の角度が90度よりも大きくなってしまうと、分離部24を本体部22に対して上方に移動させる際に、本体部22が支障となる可能性があるが、本実施例の場合にはそのようなおそれがない。
本体部22は、側面部20における分離部24及び表示部支持部26以外の部分であり、全体に略L字状を呈し、その屈曲部の内側に分離部24が形成されているといえる。本体部22の上辺(上端の縁部)は、正面側の端部から背面側に形成された水平な(本体部22の下辺と平行な)辺部22aと、辺部22aの背面側の端部から連設され横方向に略円弧状に形成された辺部22bと、辺部22bの背面側の端部から連設され水平方向に対して直角に形成された辺部22cと、辺部22cの上端から形成され円弧状を呈する辺部22dと、辺部22dの背面側の端部から連設され水平方向に直線状の辺部22eとから形成されている。切目線K2は、辺部22bに沿って形成され、切目線K4は、辺部22cの一部に沿って形成されている。つまり、本体部22は、本体部22の上辺における分離部24よりも正面側に水平な辺部22aを有し、表示部支持部26は、辺部22aから折れ線C27を介して連設されている。折れ線C27は、辺部22aと一致して形成されている。
この分離部24の形成位置は、外箱部A2の片部126の裏側の領域であり、分離部24は片部126の裏側に接着され、片部126を外側に回動させることにより、分離部24も片部126の裏側に接着したまま切目線K2が破断されて、分離部24が本体部22から分離するように形成されている。分離部24は、片部126よりも小さく形成されていて、分離部24の外形が片部126の外形よりもはみだすことがない。
また、表示部支持部26は、本体部22の辺部22aから折れ線(第1折れ線)C27に沿って形成され、略L字状に形成されている。すなわち、表示部支持部26は、本体部22から折れ線C27を介して上方に連設され、辺部22aに沿って形成された帯状部27と、帯状部27の正面側の端部から連設され帯状部27の形成方向に対して直角方向に形成された帯状部28とを有している。帯状部27は、折れ線C27と平行な辺部27aと辺部27aの背面側の端部から連設され、辺部22aに対して傾斜して形成された辺部27bとを有している。また、帯状部28は、折れ線C28と平行な辺部28aと辺部28aの辺部27aとは反対側の端部から連設され折れ線C28と接する略円弧状の辺部28bとを有しており、辺部27aと辺部28a間には、略円弧状の辺部28cが形成されている。なお、表示部支持部26は、内箱部A1の包装状態においては(つまり、内箱部A1を陳列状態にして表示部16と表示部支持部26とを組み立てる前の状態)、当然本体部22と同一の平面をなし、折れ線C28は、正面本体部12と本体部22間の折れ線C22の延長線上にあり、折れ線C28と折れ線C22とは直線状をなす。折れ線C27と折れ線C28とは直角をなしている。
また、折れ線C28における折れ線C22側とは反対側の先端には、切欠部K9が形成されている。つまり、表示部支持部26の帯状部28における先端の表示部16側に切欠きが形成されるとともに、表示部16における接続部14側とは反対側の端部における表示部支持部26側に切欠きが形成され、それら2つの切欠きにより切欠部K9が形成されている。この切欠部K9の箇所が、突出部13と係合する。つまり、表示部16と表示部支持部26間の境界位置の端部には、突出部13と係止する切欠部K9が形成されている。すなわち、折れ線C28の長さh2は、正面本体部12における右側面側の端部から辺部12bの左側面側の端部(辺部12bが辺部12cと接する位置)までの長さh1(直線距離の長さ)と略同一(同一としてもよい)となっている。
なお、表示部支持部26が本体部22に対して折曲しやすいように、折れ線C27に沿って切込みK30が形成され、表示部16が表示部支持部26に対して折曲しやすいように、折れ線C28に沿って切込みK32が形成されている。
なお、内箱部A1を陳列状態にして表示部16と表示部支持部26とを組み立てる前の状態、例えば、包装箱Aを箱状に組み立てた状態(図1の状態)や包装箱Aの包装状態(図11の状態)においては、側面部20(すなわち、本体部22と分離部24と表示部支持部26)は全体で1つの平板状を呈し、同一の平面をなしている。
また、側面部30は、正面部10の正面視における左側の端部から折れ線を介して連設され、方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、その上端の縁部は、凹凸形状に形成され、背面側の端部においては、背面部40の上端の縁部の高さと同じに形成されている。この側面部30は、本体部(内側側面部本体部)32と、分離部34とを有している。この側面部30の構成は、側面部20における表示部支持部26を除くとともに、本体部32の辺部32aを本体部22の辺部22aとは異なり略円弧状とした構成と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して対称に形成されていて、本体部32は辺部32aを除き本体部22と対称(展開状態では線対称)に形成され、分離部34は分離部24と対称(展開状態では線対称)に形成されていることから詳しい説明を省略する。なお、辺部32aは、下方に窪んだ略円弧状を呈している。
なお、側面部30の上端の領域の一部に切目線(第1切目線)K6と切目線K8とからなる境界線で区画することにより分離部34が形成されている。切目線K6は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成され、切目線K8は、連続した切込みにより形成されている。
また、分離部34の形成位置は、外箱部A2の片部136の裏側の領域であり、分離部34は片部136の裏側に接着され、片部136を外側に回動させることにより、分離部34も片部136の裏側に接着したまま切目線K6が破断されて、分離部34が本体部32から分離するように形成されている。
また、背面部40は、側面部20の右側面視における右端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。この背面部40の横幅は、正面部の横幅と同一に形成され、背面部40の縦幅は、側面部20、30の縦幅(最大縦幅)と同一に形成されている。
また、糊代部42は、側面部30の左側面視における左端から折れ線を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部42は、図3に示すように、その外側の面が背面部40の内側の面に接着されている。
また、底面部50は、第1片部60と、第2片部70と、第3片部80と、第4片部90とを有し、包装箱Aの組立て状態においては、図4に示すように、略方形状の外形を呈している。
ここで、第1片部60は、正面部10の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。この第1片部60は、底面部50の組立て状態においては、第4片部90と点対称に形成されている。
また、第2片部70は、側面部20の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部70の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第2片部70の角部(側面部20と背面部40の境界位置の角部)からは第2片部70の側面部20との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線70−1(この折れ線70−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部70は、折れ線70−1を介して本体部72と先端部74とに区画される。本体部72の先端の先端部74側には、他方の本体部82と互いに係止するように切欠部72aが形成されている。先端部74の上面は、第4片部90の下面に接着されている。
また、第3片部80は、側面部30の下端から折れ線を介して連設され、底面部50の組立て状態においては、第2片部70と点対称に形成されている。すなわち、第3片部80は、側面部30の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部80の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第3片部80の角部(側面部30と正面部10の境界位置の角部)からは第3片部80の側面部30との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線80−1(この折れ線80−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部80は、折れ線80−1を介して本体部82と先端部84とに区画される。本体部82の先端の先端部84側には、他方の本体部72と互いに係止するように切欠部82aが形成されている。先端部84の上面は、第1片部60の下面に接着されている。
また、第4片部90は、背面部40の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。
内箱部A1を箱状に組み立てた状態では、正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になり、底面部50を構成する各部材は、正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略直角(直角でもよい)となる。また、スリーブ状部5を構成する各部材(正面部10、側面部20、30、背面部40)における隣接する部材は互いに直角となっている。また、内箱部A1は、平板状に折り畳むことができ、正面部10と側面部30との角度を小さくし、背面部40と側面部20との角度を小さくさせるとともに、第2片部70の本体部72を上方に回動させて側面部20に対して略平行にし、第3片部80の本体部82を上方に回動させて側面部30に対して略平行にすることにより、図9に示すように、内箱部A1が全体に平板状に折り畳むことができる。また、内箱部A1を折り畳んだ状態では、底面部50を構成する各部は、スリーブ状部5内にスリーブ状部5を構成する正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略平行な状態となる。
次に、外箱部A2は、内箱部A1を覆う箱体であり、図1〜図4、図7等に示すように、スリーブ状部(外側スリーブ状部)105と、上面部160、170、180、190とを有していて、その展開状態は、図7に示すように形成されている。
ここで、スリーブ状部105は、組み立てた状態では、四角形状の筒状を呈し、正面部(外側正面部)110と、側面部(外側側面部)120と、側面部(外側側面部)130と、背面部(外側背面部)140とを有している。
ここで、正面部110は、方形状(長方形状)の板状を呈している。この正面部110の横幅は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、正面部10(具体的には、正面本体部12)の横幅よりも若干大きく形成されている。
また、側面部120は、正面部110の正面視における右側の端部から折れ線K12を介して連設され、方形状を呈し、切目線(第2切目線)122と切目線124a、124bが形成されている。
ここで、切目線122は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成され、略コ字状を呈し、横方向に形成された略円弧状の切目線122aと、切目線122aの端部(右側面視における左側の端部)から下側に向けて縦方向(側面部120の下辺と略直角な方向)に形成された直線状の切目線122bと、切目線122bの下端から横方向で切目線122aに対して略平行に形成された略円弧状の切目線122cにより、全体に略コ字状に形成されている。また、切目線122aの長さと切目線122cの長さは略同一に形成されている。この切目線122aと切目線122c間の幅は、内箱部A1の分離部24の縦方向の幅よりも大きく形成され、また、切目線122aや切目線122cの長さは、分離部24の横方向の幅よりも大きく形成されている。以上のように、切目線122と、切目線122a及び切目線122cの切目線122b側とは反対側の端部間を結ぶ折れ線C126により囲まれた領域が、片部126となる。
また、切目線122bの上端から下端に向けての途中位置には、切目線122aや切目線122cが設けられている側とは反対側に、横方向に互いに平行な切目線124a、124bが形成されている。つまり、切目線124aと切目線124bは、互いに平行に形成され、連続した切込みにより形成されている。また、切目線124aは、切目線122aよりも下側に形成され、切目線124bは、切目線122cよりも上側に形成されている。以上のように、切目線124aと、切目線124bと、切目線122bと、切目線124a及び切目線124bの切目線122b側とは反対側の端部間を結ぶ直線状の折れ線C128により囲まれた領域が、片部128となる。この側面部120の横幅は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、側面部20の横幅よりも若干大きく形成されている。
なお、正面部110と側面部120の境界位置には、所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)直線状の折れ線K12が形成されている。また、側面部120と正面部110の間の位置における下側には、縦長の開口部K14が形成されている。
また、側面部130は、正面部110の正面視における左側の端部から折れ線K16を介して連設され、方形状を呈し、切目線(第2切目線)132と切目線134a、134bが形成されている。
この側面部130の構成は、側面部120と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して開口部K14や切欠部K18の箇所の形状を除き対称に形成されていて、切目線132は、切目線122と対称に形成され、横方向に形成された略円弧状の切目線132aと、切目線132aの端部(左側面視における右側の端部)から下側に向けて縦方向に形成された切目線132bと、切目線132bの下端から横方向で切目線132aに対して略平行に形成された略円弧状の切目線132cにより、全体に略逆コ字状に形成されている。切目線132は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成されている。また、切目線132bの上端から下端に向けての途中位置には、切目線132aや切目線132cが設けられている側とは反対側に、横方向に互いに平行な切目線134a、134bが形成されている。切目線134a、134bは、連続した切込みにより形成されている。そして、切目線132と、切目線132a及び切目線132cの切目線132b側とは反対側の端部間を結ぶ直線状の折れ線C136により囲まれた領域が、片部136となり、また、切目線134aと、切目線134bと、切目線132bと、切目線134a及び切目線134bの切目線132b側とは反対側の端部間を結ぶ直線状の折れ線C138により囲まれた領域が、片部138となる。切目線132の詳しい構成は、切目線122と対称である以外は同一の構成であるので、詳しい説明を省略し、また、切目線134a、134bの詳しい構成は、切目線124a、124bと対称である以外は同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。
なお、正面部110と側面部130の境界位置には、所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)直線状の折れ線K16が形成されている。また、側面部130と正面部110の間の位置における下側には、縦長の切欠部K18が形成されている。、外箱部A2には、開口部K14や切欠部K18が設けられているので、正面部110や側面部120、130の下端が外側と内側間を移動する余裕があり、外箱部A2を容易に引き上げることができる。
また、背面部140は、側面部120の右側面視における右端から折れ線K20を介して連設され、方形状を呈している。この背面部140の横幅は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、背面部40の横幅よりも若干大きく形成されている。
また、糊代部142は、背面部140の背面視における右端から折れ線(所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)直線状の折れ線K22)を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部142は、図2に示すように、その内側の面が側面部130の外側の面に接着されている。
また、正面部110と側面部120、130と背面部140の縦幅は同一に形成されていて、内箱部A1の縦幅と同一又は若干大きく形成されている。
また、上面部160は、正面部110の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、上面部170は、側面部120の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。この上面部170と上面部160との間には隙間K24が形成されている。また、上面部180は、側面部130の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。この上面部180と上面部160との間には隙間K26が形成されている。また、上面部190は、背面部140の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。この上面部190と上面部170との間には隙間K28が形成されている。これら4つの上面部160〜190は、外箱部A2の上面を開閉するものであり、特に、上面部170と上面部180を閉状態とすることにより外箱部A2の上面が塞がれる。つまり、上面部160〜190は、蓋部を構成する。なお、上面部160〜190は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっている。なお、外箱部A2の展開状態においては、図7に示すように、上面部160〜190における隣接した上面部においては、隙間K24、K26、K28が形成されている。なお、蓋部としての上面部160〜190はスリーブ状部105の上端の各辺から連設されているが、少なくとも1つの上面部から連設されていればよい。
外箱部A2を箱状に組み立てた状態では、正面部110と背面部140とが互いに平行になり、側面部120と側面部130とが互いに平行になる。また、スリーブ状部105を構成する各部材(正面部110、側面部120、130、背面部140)における隣接する部材は互いに直角となっている。
次に、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部24、34の箇所で互いに接着されている。つまり、分離部24の外側の面と側面部120(特に、片部126)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されるとともに、分離部34の外側の面と側面部130(特に、片部136)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されることにより、包装箱Aが全体に一体に形成される。つまり、分離部24の外側の面の全部又は一部の領域と側面部120の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられていて、同様に、分離部34の外側の面の全部又は一部の領域と側面部130の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられている。これにより、外箱部A2のスリーブ状部105は、内箱部A1におけるスリーブ状部5の外側の面に沿って設けられ、例えば、正面部10の外側の面に沿って正面部110が設けられ、側面部20の外側の面に沿って側面部120が設けられ、側面部30の外側の面に沿って側面部130が設けられ、背面部40の外側の面に沿って背面部140が設けられている。該接着剤層の接着力は、外箱部A2の片部126を外側に回動させた際に、同時に分離部24の下側の切目線K2が破れて、分離部24が内箱部A1から分離し、回動させた片部126に接着した状態で片部126に従動するように設定されていて、同様に、外箱部A2の片部136を外側に回動させた際に、同時に分離部34の下側の切目線K6が破れて、分離部34が内箱部A1から分離し、回動させた片部136に接着した状態で片部136に従動するように設定されている。
また、内箱部A1と外箱部A2とが接着された状態では、内箱部A1の下端と外箱部A2の下端とが同じ高さになるように形成されている。なお、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部24、34の箇所以外は互いに接着されていない。以上のように、内箱部A1は外箱部A2の内側に収納した状態となっていて、内箱部A1の底面部50以外は外箱部A2に被覆された状態となっている。つまり、外箱部A2の下端の高さ方向の位置は、内箱部A1の下端の高さ方向の位置と略同一であり、上面部160〜190を封止した状態では内箱部においては底面部50のみが露出している。
なお、上記構成の包装箱Aは、内箱部A1が上記のように折り畳むことができ、また、外箱部A2がスリーブ状部105を有し、全体に略スリーブ状を呈しているので、包装箱Aの状態においても平板状に折り畳むことができ、正面部110を側面部130に対して略平行になるようにし、かつ、側面部120を背面部140に対して略平行になるようにすることにより、図8に示すように平板状に折り畳むことができる。
なお、上記内箱部A1、外箱部A2において、各折れ線の箇所には、予め罫線が形成されている。
上記構成の包装箱Aの使用状態について説明する。包装箱Aを使用しない状況では、上記のように包装箱Aは平板状に折り畳むことができるので、折り畳んで保管しておく。
そして、包装箱Aを使用する際に、包装箱Aを組み立てる。すなわち、外箱部A2における正面部110と背面部140とが互いに平行になり、側面部120と側面部130とが互いに平行になるようにするとともに、内箱部A1における正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になるようにし、底面部50がスリーブ状部5、105に直角になるようにすることにより包装箱Aが立体状に組み立てられる。このように、包装箱Aを組み立てた状態においては、正面部10と側面部20とが直角となるので、表示部16も表示部支持部26に対して折曲した状態となっている。
そして、図10に示すように、包装箱Aの上方から複数の被収納物(商品)Gを内箱部A1内に収納する。なお、被収納物Gとしては、表示部支持部26が設けられているので、レトルトパウチ等のパウチ製品のように柔軟性のあるものとする。なお、上面部160〜190は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっているので、被収納物Gはそのまま包装箱Aの上方から収納すればよい。また、表示部16や接続部14を含めた正面部10や表示部支持部26を含めた側面部20は、上方に立設した状態となっているので、被収納物の収納に支障はない。その後、上面部160〜190を閉状態にして、接着テープTを外箱部A2の正面部110から上面を経て背面部140側にまで接着させることにより、図11に示すように、上面部160〜190を封止する。
以上のようにして、被収納物を包装箱Aに包装したら、被収納物Gを収納した包装箱Aを被収納物Gを陳列する場所に搬送する。
その後、被収納物を陳列する場合には、外箱部A2を内箱部A1から分離する。すなわち、図12に示すように、外箱部A2の側面部120の片部128を内側に押し込むことにより片部126の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部126を外側に回動させる。つまり、折れ線C126が回動軸となって片部126が水平方向に回動する。
同様に、外箱部A2の側面部130の片部138を内側に押し込むことにより片部136の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部136を外側に回動させる。つまり、折れ線C136が回動軸となって片部136が水平方向に回動する。なお、片部126、136が回動する際の回動軸となる折れ線C126、C136の箇所には、罫線を形成しておかなくても片部126、136を回動させることにより自然と折れ線が形成されるが、予め該折れ線の箇所に罫線を形成しておいてもよい。
すると、外箱部A2の片部126を外側に回動させた際に、同時に分離部24の下側の切目線K2が破れて、分離部24が内箱部A1から分離し、回動させた片部126に接着した状態で片部126に従動する。同様に、外箱部A2の片部136を外側に回動させた際に、同時に分離部34の下側の切目線K6が破れて、分離部34が内箱部A1から分離し、回動させた片部136に接着した状態で片部136に従動する。
そして、図13に示すように、外箱部A2を上方に引き上げることにより、被収納物を収納した状態で、かつ、分離部24、34が分離した状態の内箱部A1が残るので、その後、表示部16と表示部支持部26とを組み立てて、表示部16を表示状態にする。
すなわち、まず、正面部10から接続部14を分離する。すなわち、接続部14と正面本体部12間の切目線を破断するとともに、接続部14と表示部16間の切目線を破断して、接続部14を正面本体部12及び表示部16から分離して、図14に示す状態とする。
次に、表示部支持部26を側面部20の本体部22に対して内側に倒し(すなわち、表示部支持部26を折れ線C27を介して内側に回動させる)、表示部16と表示部支持部26間に形成された切欠部K9(表示部16と表示部支持部26の境界における本体部22側とは反対側の端部)を突出部13に係止させて、図15に示す状態とする。
すると、表示部支持部26が水平方向に固定され、表示部16は、包装箱Aを組み立てた際に表示部支持部26に対して折曲した状態となっているので、表示部16は表示部支持部26に対して下方に折曲し、包装箱Aを組み立てた状態では、表示部支持部26に対して直角に折曲していた表示部16が復元して、表示部支持部26に対して斜めに折曲した状態となり、表示部16は、背面側から正面側に向けて斜め下方に傾斜した状態となる。よって、表示部16に表示された表示内容を斜め上方から視認した際に表示内容を見やすくすることができる。なお、図10や図1に示す包装箱Aを箱状に組み立てた状態や、図11に示す包装箱Aの包装状態においては、表示部16は、すでに表示部支持部26に対して折曲した状態となっているので、表示部16を表示部支持部26に対して折り曲げる操作は必要ない。
なお、表示部支持部26が水平方向に固定されることにより内箱部A1の内側に突出するが、被収納物Gをパウチ製品のように柔軟性のあるものとすることにより、水平状態の表示部支持部26により被収納物Gが押されても被収納物Gの側面が凹むので、表示部支持部26が邪魔になることがない。
本実施例の包装箱においては、接続部14を正面部10から分離して除去し、表示部支持部26を内側に倒すのみで表示部16を表示状態にすることができるので、POP広告として機能する表示部の組立てを極めて素早く行なうことができる。特に、特許文献1に記載の包装箱に比べても、接続部14を除去する破断操作と、1回の折曲げ操作(表示部支持部26を内側に倒す折曲げ操作)のみで表示状態とすることができるので、極めて素早く表示部を組み立てることができる。
また、表示部16と表示部支持部26間の境界位置の端部を係止部に係止させるので、表示部16を固定して配置することができ、特に、切欠部K9が設けられているので、切欠部K9を突出部13と係止させることにより、表示部16を強固に正面本体部12に固定することができる。
また、表示部支持部26が本体部22に連設され、表示部16が表示部支持部26に連設されているので、表示部支持部26と本体部22の連設箇所を長く確保することができるとともに、表示部16と表示部支持部26の連設箇所を長く確保することができるので、表示部16を安定して支持することができ、表示部16が表示部支持部26から破れて脱落するおそれが小さく、特許文献1に記載の包装箱に比べても、表示部が脱落するおそれが小さい。
また、本実施例の包装箱Aによれば、図1や図2に示すように、上方が開口した包装箱Aに対して上方から被収納物である商品を収納して、上面部160〜190を閉じて1つの接着テープTにより封止するのみであるので、容易に被収納物(商品)の梱包作業を行うことができる。
また、本実施例の包装箱Aによれば、外箱部A2の側面部120、130の片部128、138を内側に押し込むことにより片部126、136の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部126、136を外側に回動させて、分離部24、34を内箱部A1から分離して外箱部A2を上方に引き上げるのみで陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
なお、外箱部A2には、開口部K14と切欠部K18が設けられていて、正面部110や側面部120、130の下端が外側と内側間を移動する余裕があるので、外箱部A2を容易に引き上げることができる。
また、被収納物の陳列状態においては、内箱部A1における正面部10の高さ方向の長さは、背面部40の高さ方向の長さよりも小さく形成されているので、正面部10を正面側として陳列することにより被収納物をユーザから見やすくすることができる。
なお、包装箱Aを左右対称の構成としてもよく、特に、内箱部A1を左右対称の構成としてもよい。すなわち、表示部支持部26を側面部30(第1内側側面部)の本体部32から連設させ、表示部支持部26から連設された表示部16を正面本体部12の右側面側に形成された突出部13に係止する構成としてもよい。
また、表示部16は、切目線を介して接続部14に連設され、接続部14が切目線を介して正面本体部12に連設されているとしたが、表示部16を接続部14まで含んだ形状として、表示部が切目線を介して正面本体部12に連設された構成としてもよい。例えば、図16に示すように、表示部16が切目線を介して正面本体部12に連設された構成としてもよい。その場合には、正面本体部12と表示部16間の切目線K1aを破断し、表示部支持部26を折れ線C27を介して本体部22に対して内側に回動させて、表示部16と表示部支持部26間の境界位置の端部(つまり、切欠部K9)を突出部13に係止させることにより、表示部16が表示部支持部26により正面側に下方に傾斜した状態で支持される。
なお、上記の説明において、外箱部A2においては、スリーブ状部105を構成する正面部110と側面部120の境界位置に開口部K14が設けられ、正面部110と側面部130の境界位置に切欠部K18が設けられているとして説明したが、同様の構成の開口部又は切欠部を側面部120と背面部140の境界位置や側面部130と背面部140の境界位置に設けるようにしてもよい。
なお、上記の説明においては、内箱部A1や外箱部A2が4つの側面部を有するもの、つまり、平面視が四角形の形状のものとして説明したが、平面視が他の多角形のものでもよい。例えば、内箱部や外箱部における側面部が6つや8つのものでもよく、このように側面部の数が偶数の場合には、内箱部における2つの分離部は相対する側面部に設ける。例えば、平面視が六角形の場合には、互いに平行な側面部に2つの分離部を設ける。また、側面部の数が奇数の場合には、一方の分離部が設けられた側面部と平行な対向する側面部がある場合には、その側面部に他の分離部を設け、平行な側面部がない場合には、一方の分離部が設けられた側面部と最も平行に近い(つまり、該側面部となす角度が最も小さい)側面部に他の分離部を設ければよい。
A 包装箱
A1 内箱部
A2 外箱部
5、105 スリーブ状部
10、110 正面部
12 正面本体部
14 接続部
16 表示部
20、30、120、130 側面部
22、32 本体部
24、34 分離部
26 表示部支持部
27、28 帯状部
40、140 背面部
42、142 糊代部
50 底面部
60 第1片部
70 第2片部
80 第3片部
90 第4片部
126、128、136、138 片部
160、170、180、190 上面部
K2、K4、K6、K8 切目線
C27、C28 折れ線

Claims (7)

  1. 包装箱であって、
    略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された接続部と、接続部から切目線を介して連設された表示部とを有し、
    一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側の位置から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部を有し、
    外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、接続部を切目線を介して内側正面部から除去し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする包装箱。
  2. 包装箱であって、
    略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された表示部とを有し、
    一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側の位置から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部を有し、
    外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、正面本体部と表示部間の切目線を破断し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする包装箱。
  3. 第1内側側面部における内側側面部本体部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側に水平な辺部を有し、表示部支持部は、該水平な辺部から第1折れ線を介して連設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 表示部支持部は、第1折れ線に沿って形成された第1帯状部と第2折れ線に沿って形成された第2帯状部とで略L字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の包装箱。
  5. 表示部と表示部支持部間の境界位置の端部には、係止部と係止する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の包装箱
  6. 包装箱であって、
    略方形状の外形を有する底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部における各内側側面部が、内側正面部及び内側背面部と折れ線を介して連設された内側側面部本体部と、内側側面部本体部の上辺からミシン目状の切込みを有する第1切目線を介して連設された分離部とを有する内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側スリーブ状部の上端から折れ線を介して連設された蓋部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含みミシン目状の切込み又は連続した切込みを有する第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成された外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    内側正面部は、一対の内側側面部から折れ線を介して連設された正面本体部で、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部を係止するための係止部を有する正面本体部と、正面本体部の上辺から切目線を介して連設された接続部と、接続部から切目線を介して連設された表示部とを有し、
    一対の内側側面部の一方である第1内側側面部は、内側側面部本体部の上辺における分離部よりも正面側に水平な辺部を有し、該水平な辺部から第1折れ線を介して上方に連設された表示部支持部で、第1折れ線と直角をなす第2折れ線を介して表示部に連設されている表示部支持部で、第1折れ線に沿って形成された第1帯状部と第2折れ線に沿って形成された第2帯状部とで略L字状に形成された表示部支持部を有し、
    表示部と表示部支持部間の境界位置の端部には、係止部と係止する切欠部が形成され、
    外側側面部における分離部が接着された片部を第2切目線を介して片部を該外側側面部の他の部分に対して回動させることにより、第1切目線が破断して分離部が第1片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、外箱部を上方に引き上げて外箱部を分離した状態で、接続部を切目線を介して内側正面部から除去し、表示部支持部を第1折れ線を介して第1内側側面部の内側側面部本体部に対して内側に回動させて、表示部と表示部支持部間の境界位置の端部に設けられた切欠部を係止部に係止させることにより、表示部が表示部支持部により正面側に下方に傾斜した状態で支持されることを特徴とする包装箱。
  7. 底面部は、内側正面部の下辺から連設された第1片部と、一対の内側側面部の一方における下辺から連設された第2片部と、一対の内側側面部の他方における下辺から連設された第3片部と、内側背面部の下辺から連設された第4片部により形成され、内側スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102105206B1 (ko) * 2019-03-20 2020-04-27 정사근 사무 용지 포장 커버

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