JP6220808B2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP6220808B2
JP6220808B2 JP2015076667A JP2015076667A JP6220808B2 JP 6220808 B2 JP6220808 B2 JP 6220808B2 JP 2015076667 A JP2015076667 A JP 2015076667A JP 2015076667 A JP2015076667 A JP 2015076667A JP 6220808 B2 JP6220808 B2 JP 6220808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
separation
piece
main body
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015076667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016074478A (ja
Inventor
陽介 西村
陽介 西村
恵藏 佐光
恵藏 佐光
Original Assignee
株式会社クラウン・パッケージ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クラウン・パッケージ filed Critical 株式会社クラウン・パッケージ
Publication of JP2016074478A publication Critical patent/JP2016074478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6220808B2 publication Critical patent/JP6220808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Cartons (AREA)

Description

本考案は、包装箱に関するものであり、複数の商品を集合して包装するとともに、包装箱の一部を分離させて商品を店頭等に陳列する包装箱に関するものである。
出願人は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部と接着されている外箱部と、を有し、外箱部の片部を外側に回動することにより分離部が片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、その後、外箱部を上方に引き上げることにより、内箱部に収納された状態の商品を陳列することができる包装箱であって、積み重ねを行なうことができるものとして、特許文献1に示す先行技術文献についての出願を行っている。
実用新案登録第3151355号公報
しかし、特許文献1の包装箱においては、商品を内箱部A1に収納して梱包する際に、上面部160〜190を閉状態にする前に、内箱部A1の上面部15を正面部10(特に、上部正面部13a、13b)に対して折り曲げるとともに、差込みフラップ部19を上面部15に対して折り曲げて、差込みフラップ部19を背面部40の内側に差し込む作業が必要になり、また、商品Gが収納された内箱部A1を複数積み重ねた場合に、最上段にある内箱部A1に収納された商品を視認しやすくするとともに取り出しやすくするには、上面部15から切取り片部17を上面部15から切り取って、商品を上方から視認するとともに商品を上方から取り出すことができるようにする必要がある。
そこで、本発明が解決しようとする問題点は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着されている外箱部と、を有する包装箱において、商品を梱包する際の作業工程が少なく、また、最上段の内箱部に収納された商品の視認や取り出しを容易とするために余分な作業を必要としない包装箱を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、包装箱であって、内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、内箱部が、底面部(50)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、外箱部が、内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする。
上記第1の構成の包装箱においては、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
なお、上記第1の構成において、第1片部を外側に回動させることにより第1切目線が破断し、第2片部を外側に回動させることにより第2切目線が破断するものとしてもよい。
また、第2には、上記第1の構成において、第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されていることを特徴とする。
よって、第3分離部の上側と第4分離部の上側に開口部が設けられているので、第1内側側面部と第2内側側面部を内側に押すことにより、第3切目線と第4切目線とを容易に破断することができる。
また、第3には、上記第2の構成において、一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。よって、第1内側側面部が下方に押された際の第3切目線の破断と第2内側側面部が下方に押された際の第4切目線の破断が容易となる。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、第3分離部が、内側右側面部の内側の面における第1分離部以外の領域に接着され、第4分離部が、内側左側面部の内側の面における第2分離部以外の領域に接着されていることを特徴とする。これにより、第3分離部が第1分離部の領域に接着され、第4分離部が第2分離部に接着されている場合には、第3切目線や第4切目線の破断の際に第1切目線や第2切目線が破断するおそれがあるが、そのようなおそれがない。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、内側右側面部の上辺には第1突状部(20−1)が形成されるとともに、内側左側面部の上辺には第2突状部(30−1)が形成され、底面部における内側右側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第1突状部と係合する第1係合穴(20−2)が形成され、底面部における内側左側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第2突状部と係合する第2係合穴(30−2)が形成されていることを特徴とする。よって、包装箱を積み重ねた状態を固定することができ、上側の内箱部が下側の内箱部からずり落ちることがない。
なお、上記第5において、「第1突状部は、内側右側面部と第1上面部間の境界に切込みを形成することにより形成され、第2突状部は、内側左側面部と第2上面部間の境界に切込みを形成することにより形成されていることを特徴とする。」とするのが好ましい。
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、外側正面部の上辺から連設された第1フラップ部(260)と、外側背面部の上辺から連設された第2フラップ(290)が設けられ、第1フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さ及び第2フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さは、第3切目線が破断して第1上面部が底面部に対して略平行であり、かつ、第4切目線が破断して第2上面部が底面部に対して略平行な状態で、第1フラップ部を外側正面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触せず、第2フラップ部を外側背面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触しないように、外側右側面部と外側左側面部間の長さから第1上面部の外側右側面部と第1内側側面部間の長さと第2上面部の外側左側面部と第2内側側面部間の長さとを減じた長さ以下に形成されていることを特徴とする。
よって、第1フラップ部及び第2フラップ部が、第1上面部及び第2上面部と干渉することがなく、外箱部の第1蓋部と第2蓋部を閉じた状態とする際に支障となることがない。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である第1端部領域が(底面部第1片部対の一方における第1端部領域以外の領域である第1本体部に対して)折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である第2端部領域が(底面部第2片部対の一方における第2端部領域以外の領域である第2本体部に対して)折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着されていることを特徴とする。
また、第8には、包装箱であって、内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、内箱部が、底面部(50)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第1内側側面部が、第1内側側面部の上端から下方に形成された第1上側領域(120−1)と、第1内側側面部の下端から上方に形成され、第1上側領域の下端位置にまで形成された第1下側領域(120−2)とを有し、第1下側領域が、第1ライナー(1012)と、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯(1014)とを有する片面段ボールにより形成され、第1上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該中芯の第1ライナーとは反対側の面に接着された第2ライナー(1016)とを有する両面段ボールにより形成され、第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部が、第2内側側面部の上端から下方に形成された第2上側領域(140−1)と、第2内側側面部の下端から上方に形成され、第2上側領域の下端位置にまで形成された第2下側領域(140−2)とを有し、第2下側領域が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該第2ライナーとを有する両面段ボールにより形成され、第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、外箱部が、内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする。
上記第8の構成の包装箱においては、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、第1内側側面部の第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部の第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成されているので、中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
なお、上記第8の構成において、第1片部を外側に回動させることにより第1切目線が破断し、第2片部を外側に回動させることにより第2切目線が破断するものとしてもよい。
また、第9には、上記第8の構成において、第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された第1開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、第3分離部と第1開口部は、第1内側側面部における第1下側領域に形成され、第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された第2開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画され、第4分離部と第2開口部は、第2内側側面部における第2下側領域に形成されていることを特徴とする。
よって、第3分離部の上側と第4分離部の上側に開口部が設けられているので、第1内側側面部と第2内側側面部を内側に押すことにより、第3切目線と第4切目線とを容易に破断することができる。
また、第10には、包装箱であって、内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、内箱部が、底面部(50)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第1内側側面部が、第1ライナーと、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第1内側側面部における該中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側側面部における該中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、外箱部が、内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする。
上記第10の構成の包装箱においては、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、第1内側側面部の第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部の第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成されているので、中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
なお、上記第10の構成において、第1片部を外側に回動させることにより第1切目線が破断し、第2片部を外側に回動させることにより第2切目線が破断するものとしてもよい。
また、第11には、上記第10の構成において、第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、
第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されていることを特徴とする。
よって、第3分離部の上側と第4分離部の上側に開口部が設けられているので、第1内側側面部と第2内側側面部を内側に押すことにより、第3切目線と第4切目線とを容易に破断することができる。
また、第12には、上記第9又は第11の構成において、一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。よって、第1内側側面部が下方に押された際の第3切目線の破断と第2内側側面部が下方に押された際の第4切目線の破断が容易となる。
また、第13には、包装箱であって、内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、内箱部が、底面部(50)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、第1内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第1内側底面部(150)と、第2内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第2内側底面部(160)と、を有し、内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第1内側側面部が、第1内側側面部の上端から下方に形成された第1上側領域(120−1)と、第1内側側面部の下端から上方に形成され、第1上側領域の下端位置にまで形成された第1下側領域(120−2)とを有し、第1下側領域が、第1ライナー(1012)と、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯(1014)とを有する片面段ボールにより形成され、第1上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該中芯の第1ライナーとは反対側の面に接着された第2ライナー(1016)とを有する両面段ボールにより形成され、第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部が、第2内側側面部の上端から下方に形成された第2上側領域(140−1)と、第2内側側面部の下端から上方に形成され、第2上側領域の下端位置にまで形成された第2下側領域(140−2)とを有し、第2下側領域が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該第2ライナーとを有する両面段ボールにより形成され、第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、第1内側底面部は、第1内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第1連設ライナーと、第1内側側面部における中芯から連設され、該第1連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側底面部は、第2内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第2連設ライナーと、第2内側側面部における中芯から連設され、該第2連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、外箱部が、内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となり、第1上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第1内側底面部が第1上面部と略平行な状態で底面部に接し、第1内側底面部における中芯が第1連設ライナーの上側に位置し、第2上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第2内側底面部が第2上面部と略平行な状態で底面部に接し、第2内側底面部における中芯が第2連設ライナーの上側に位置することを特徴とする。
上記第13の構成の包装箱においては、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、第1内側側面部の第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部の第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成されているので、中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
また、第1内側底面部や第2内側底面部の中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
なお、上記第13の構成において、第1片部を外側に回動させることにより第1切目線が破断し、第2片部を外側に回動させることにより第2切目線が破断するものとしてもよい。
また、第14には、上記第13の構成において、第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された第1開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画されるとともに、第3分離部が、第1内側側面部と第1内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第1内側底面部と区画され、第3分離部と第1開口部は、第1内側側面部における第1下側領域に形成され、
第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された第2開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されるとともに、第4分離部が、第2内側側面部と第2内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第2内側底面部と区画され、第4分離部と第2開口部は、第2内側側面部における第2下側領域に形成されていることを特徴とする。
よって、第3分離部の上側と第4分離部の上側に開口部が設けられているので、第1内側側面部と第2内側側面部を内側に押すことにより、第3切目線と第4切目線とを容易に破断することができる。
また、第15には包装箱であって、内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、内箱部が、底面部(50)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、第1内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第1内側底面部(150)と、第2内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第2内側底面部(160)と、を有し、内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、第1内側側面部が、第1ライナーと、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第1内側側面部における該中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側側面部における該中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、第1内側底面部は、第1内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第1連設ライナーと、第1内側側面部における中芯から連設され、該第1連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側底面部は、第2内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第2連設ライナーと、第2内側側面部における中芯から連設され、該第2連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、外箱部が、内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となり、第1上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第1内側底面部が第1上面部と略平行な状態で底面部に接し、第1内側底面部における中芯が第1連設ライナーの上側に位置し、第2上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第2内側底面部が第2上面部と略平行な状態で底面部に接し、第2内側底面部における中芯が第2連設ライナーの上側に位置することを特徴とする。
上記第15の構成の包装箱においては、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、第1内側側面部の第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部の第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成されているので、中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
また、第1内側底面部や第2内側底面部の中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
なお、上記第15の構成において、第1片部を外側に回動させることにより第1切目線が破断し、第2片部を外側に回動させることにより第2切目線が破断するものとしてもよい。
また、第16には、上記第15の構成において、第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画されるとともに、第3分離部が、第1内側側面部と第1内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第1内側底面部と区画され、第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されるとともに、第4分離部が、第2内側側面部と第2内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第2内側底面部と区画されていることを特徴とする。
よって、第3分離部の上側と第4分離部の上側に開口部が設けられているので、第1内側側面部と第2内側側面部を内側に押すことにより、第3切目線と第4切目線とを容易に破断することができる。
また、第17には、上記第14又は第16の構成において、一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。よって、第1内側側面部が下方に押された際の第3切目線の破断と第2内側側面部が下方に押された際の第4切目線の破断が容易となる。

また、第18には、上記第8から第17までのいずれかの構成において、底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、
底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である第1端部領域が(底面部第1片部対の一方における第1端部領域以外の領域である第1本体部に対して)折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、
底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である第2端部領域が(底面部第2片部対の一方における第2端部領域以外の領域である第2本体部に対して)折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着されていることを特徴とする。
また、第19には、上記第13から第17までのいずれかの構成において、底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方である底面部第2片部(70)における底面部第1片部対の他方(90)の側の部分である第1端部領域(74)が、底面部第2片部における第1端部領域以外の領域である第1本体部(72)に対して折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方である底面部第3片部(80)における底面部第2片部対の他方(60)の側の部分である第2端部領域(84)が、底面部第3片部における第2端部領域以外の領域である第2本体部(82)に対して折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着され、内側スリーブ状部を四角筒状に組み立てた状態では、第1内側底面部の一部は、第1本体部(72)と底面部第1片部対における他方との間に挟まれた状態となり、第2内側底面部の一部は、第2本体部(82)と底面部第2片部対における他方との間に挟まれた状態となることを特徴とする。
よって、第1内側底面部、第2内側底面部が底面部と略平行に保たれ、第1内側底面部、第2内側底面部の先端が上方に向いた状態とはならないため、被収納物を収納する際に、被収納物を収納しやすく、また、被収納物を第1内側底面部及び第2内側底面部の上側に配置することができる。
また、第20には、上記第19の構成において、第1内側底面部における第1内側側面部側とは反対側の端部における底面部第1片部対の他方側の端部には、第1内側側面部側とは反対側に突出する第3突状部(154)が形成され、第2内側底面部における第2内側側面部側とは反対側の端部における底面部第2片部対の他方側の端部には、第2内側側面部側とは反対側に突出する第4突状部(164)が形成され、内側スリーブ状部を四角筒状に組み立てた状態では、第3突状部が、第1本体部(72)と底面部第1片部対における他方との間に挟まれた状態となり、第4突状部が、第2本体部(82)と底面部第2片部対における他方との間に挟まれた状態となることを特徴とする。
よって、第3突状部が設けられているので、第1内側底面部を第1本体部と底面部第1片部対における他方との間に容易に挟むことができ、また、第4突状部が設けられているので、第2本体部と底面部第2片部対における他方との間に容易に挟むことができる。
また、第21には、上記第8から第20までのいずれかの構成において、中芯の断面略波形形状における段の方向が、第1内側側面部及び第2内側側面部において、縦方向に形成されていることを特徴とする。よって、被収納物が正面側又は背面側に倒れるのを防止することができる。
また、第22には、上記第8から第21までのいずれかの構成において、第3分離部が、内側右側面部の内側の面における第1分離部以外の領域に接着され、第4分離部が、内側左側面部の内側の面における第2分離部以外の領域に接着されていることを特徴とする。これにより、第3分離部が第1分離部の領域に接着され、第4分離部が第2分離部に接着されている場合には、第3切目線や第4切目線の破断の際に第1切目線や第2切目線が破断するおそれがあるが、そのようなおそれがない。
また、第23には、上記第8から第22までのいずれかの構成において、内側右側面部の上辺には第1突状部(20−1)が形成されるとともに、内側左側面部の上辺には第2突状部(30−1)が形成され、底面部における内側右側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第1突状部と係合する第1係合穴(20−2)が形成され、底面部における内側左側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第2突状部と係合する第2係合穴(30−2)が形成されていることを特徴とする。よって、包装箱を積み重ねた状態を固定することができ、上側の内箱部が下側の内箱部からずり落ちることがない。
なお、上記第23において、「第1突状部は、内側右側面部と第1上面部間の境界に切込みを形成することにより形成され、第2突状部は、内側左側面部と第2上面部間の境界に切込みを形成することにより形成されていることを特徴とする。」とするのが好ましい。
また、第24には、上記第8から第22までのいずれかの構成において、外側正面部の上辺から連設された第1フラップ部(260)と、外側背面部の上辺から連設された第2フラップ(290)が設けられ、第1フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さ及び第2フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さは、第3切目線が破断して第1上面部が底面部に対して略平行であり、かつ、第4切目線が破断して第2上面部が底面部に対して略平行な状態で、第1フラップ部を外側正面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触せず、第2フラップ部を外側背面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触しないように、外側右側面部と外側左側面部間の長さから第1上面部の外側右側面部と第1内側側面部間の長さと第2上面部の外側左側面部と第2内側側面部間の長さとを減じた長さ以下に形成されていることを特徴とする。
よって、第1フラップ部及び第2フラップ部が、第1上面部及び第2上面部と干渉することがなく、外箱部の第1蓋部と第2蓋部を閉じた状態とする際に支障となることがない。
本発明に基づく包装箱によれば、第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となるので、内箱部に被収納物を収納した後に、第1蓋部と第2蓋部とを回動させて、第1上面部と第2上面部とを底面部と略平行にすることにより、下段の包装箱における第1上面部と第2上面部の上に上段の包装箱における底面部を載せることができ、包装箱を積み重ねることができる。
また、被収納物を梱包する際に、被収納物を収納した後に第1蓋部と第2蓋部を回動させることにより、第1上面部と第2上面部が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部を積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、被収納物を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部において、最上段の内箱部も左右両側に第1上面部と第2上面部が設けられているのみで被収納物の上方が開口された状態であるので、被収納物商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部に収納された被収納物の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、第1内側側面部において、中芯が第2内側側面部側に露出して形成され、第2内側側面部において、中芯が第1内側側面部側に露出して形成されている場合や、さらに、第1内側底面部と第2内側底面部が設けられている場合には、中芯を被収納物の滑り止めとして機能させることができる。
本発明の実施例1に基づく包装箱の前方斜視図である。 本発明の実施例1に基づく包装箱の後方斜視図である。 本発明の実施例1に基づく包装箱の分解斜視図である。 本発明の実施例1に基づく包装箱の右側面図である。 本発明の実施例1及び実施例2に基づく包装箱の底面図である。 内箱部の展開図である。 外箱部の展開図である。 包装箱を折り畳んだ状態を示す平面図である。 包装箱を折り畳んだ際の内箱部の折り畳み状態を示す平面図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す説明図であり、前後方向における中央位置の端面により説明する説明図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施例2に基づく包装箱の前方斜視図である。 本発明の実施例2に基づく包装箱の後方斜視図である。 本発明の実施例2に基づく包装箱の分解斜視図である。 本発明の実施例2に基づく包装箱の分解斜視図である。 本発明の実施例2に基づく包装箱の右側面図である。 内箱部の展開図である。 内箱部の展開図で、図21の反対側の面の展開図である。 段ボールシートを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)はA−A断面図であり、(c)はB−B断面図であり、(d)は左側面図であり、(e)は右側面図である。 外箱部の展開図である。 包装箱を折り畳んだ状態を示す平面図である。 包装箱を折り畳んだ際の内箱部の折り畳み状態を示す平面図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す説明図であり、前後方向における中央位置の端面により説明する説明図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。
本発明においては、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着されている外箱部と、を有する包装箱において、商品を梱包する際の作業工程が少なく、また、最上段の内箱部に収納された商品の視認や取り出しを容易とするために余分な作業を必要としない包装箱を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく実施例1の包装箱Pは、図1〜図7等に示すように構成され、内箱部Aと、外箱部Bとを有していて、内箱部Aと外箱部Bのそれぞれが1枚のシート状のブランク(具体的には段ボール(特に、両面段ボール)であり、厚紙等でもよい)により形成されている。なお、両面段ボールにおける中芯の段の方向は、図6、図7に示す円内に示す方向である。
内箱部Aは、全体に上部が開口した容器状を呈し、図3、図6等に示すように、スリーブ状部(内側スリーブ状部)5と、底面部50と、上面部110、130と、内側側面部120、140とを有している。スリーブ状部5は、組立て状態では、底面部50の周囲から立設して形成され、正面部(内側正面部)10と、側面部(内側右側面部)20と、側面部(内側左側面部)30と、背面部(内側背面部)40と、糊代部49とを有していて、その展開状態は、図6に示すように形成されている。
ここで、正面部10は、方形状を呈し、具体的には、横長長方形状を呈している。
また、側面部20は、正面部10の正面視における右側面側の端部から折れ線C3を介して連設され、方形状における正面上側の一部を切り欠いた形状を呈し、側面部20の上辺は、正面部10の上辺10aから連続して水平方向に形成された直線状の辺部20aと、辺部20aの背面側の端部から連設され、背面側に上方に傾斜して形成された直線状の辺部20bと、辺部20bの上端から背面側に向けて水平に形成された(側面部20の下辺と平行に形成された)辺部20cとを有している。この辺部20cは、背面部40の上端の縁部の高さと同じに形成されている。なお、辺部20cには、上面部110との境界位置に形成された略コ字状の切込みにより横長長方形状の突状部20−1が形成されている。つまり、辺部20cは、突状部20−1を挟んで正面側と背面側が直線状に形成されている。突状部20−1は、側面部20の前後方向における略中央位置に設けられていて、上方に突出して形成されている。この側面部20は、本体部(内側右側面部本体部)22と、分離部(第1分離部)24とを有している。
また、分離部24は、側面部20に形成された切目線(第1切目線)24aと開口部24bにより区画された領域であり、切目線24aは、横方向に間隔を介して設けられた円弧状の切目線24a−1、24a−2(切目線24a−1と切目線24a−2とは互いに左右対称に形成されている)と、切目線24a−1の下端と24a−2の下端を結ぶ横方向(側面部20の下辺と平行な方向)の直線状の切目線24a−3とを有し、開口部24bは、横長の長方形状を呈し、開口部24bにおける一対の角部のうちの正面側の角部と切目線24a−2が接続し、開口部24bにおける一対の角部のうちの背面側の角部と切目線24a−1が接続している。切目線24aと開口部24bにより囲まれた領域が分離部24となる。本体部22は、側面部20において分離部24を除いた領域である。分離部24は、側面部20における横方向の略中央で上下方向における中央やや上側の位置に形成されている。切目線24a−1、24b−1、24c−1は、ミシン目状の切目線である。ここで、ミシン目状の切目線とは、間隔をおきながら連続して形成された複数の切込みをいう(他においても同じ)。つまり、切目線24a−1、24b−1、24c−1は、切断予定線である。
この分離部24の形成位置は、外箱部Bの片部224の裏側の領域であり、分離部24は片部224の裏側に接着され、片部224の上端を外側かつ下方に回動させることにより、分離部24も片部224の裏側に接着したまま切目線24aが破断されて、分離部24が本体部22から分離するように形成されている。分離部24は、図4に示すように、片部224よりも小さく形成されていて、側面視において、分離部24の外形が片部224の外形よりもはみ出すことがない。
また、開口部24bは、外箱部Bにおける片部226を押し込むことができるための空間として形成されていて、片部226を押し込む際の支障とならないように、開口部24bは、片部226よりも大きく形成され、側面視において、片部226が開口部24bよりはみ出すことがない。
また、側面部30は、正面部10の正面視における左側の端部から折れ線C2を介して連設され、方形状における正面上側の一部を切り欠いた形状を呈し、背面側の端部においては、背面部40の上端の縁部の高さと同じに形成されている。この側面部30は、本体部(内側左側面部本体部)32と、分離部(第2分離部)34とを有している。
この側面部30の構成は、内箱部Aの組立て状態では、側面部20と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して対称に形成されている。
すなわち、分離部34は、切目線(第2切目線)34aと開口部34bとにより区画された領域であり、切目線34aは、横方向に間隔を介して設けられた円弧状の切目線34a−1、34a−2と、切目線34a−1の下端と34a−2の下端を結ぶ横方向(側面部30の下辺と平行な方向)の直線状の切目線34a−3とを有し、開口部34bは、横長の長方形状を呈し、開口部34bにおける一対の角部のうちの正面側の角部と切目線34a−2が接続し、開口部34bにおける一対の角部のうちの背面側の角部と切目線34a−1が接続している。切目線34aと開口部34bにより囲まれた領域が分離部34となる。本体部32は、側面部30において分離部34を除いた領域である。分離部34は、側面部30における横方向の略中央で上下方向における中央やや上側の位置に形成されている。切目線34a−1、34b−1、34c−1は、ミシン目状の切目線であり、切断予定線である。
この分離部34の形成位置は、外箱部Bの片部234の裏側の領域であり、分離部34は片部234の裏側に接着され、片部234の上端を外側かつ下方に回動させることにより、分離部34も片部234の裏側に接着したまま切目線34aが破断されて、分離部34が本体部32から分離するように形成されている。分離部34は、片部234よりも小さく形成されていて、側面視において、分離部34の外形が片部234の外形よりもはみ出すことがない。
また、開口部34bは、外箱部Bにおける片部236を押し込むことができるための空間として形成されていて、片部236を押し込む際の支障とならないように、開口部34bは、片部236よりも大きく形成され、側面視において、片部236が開口部34bよりはみ出すことがない。
また、側面部30の上端には、側面部30と上面部130の境界位置に形成された略コ字状の切込みにより横長長方形状の突状部30−1が形成されている。
また、背面部40は、側面部20の右側面視における右端から折れ線C4を介して連設され、全体には方形状を呈している。この背面部40の横幅は、正面部10の横幅と同一に形成され、背面部40の縦幅(最大縦幅)は、側面部20、30の縦幅(最大縦幅)と同一に形成されている。
また、糊代部49は、側面部30の左側面視における左端から折れ線C1を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部49は、その外側の面が背面部40の内側の面に接着されている。
また、底面部50は、いわゆるワンタッチ底であり、第1片部(底面部第1片部)60と、第2片部(底面部第2片部)70と、第3片部(底面部第3片部)80と、第4片部(底面部第4片部)90とを有し、包装箱Pの組立て状態においては、図5に示すように、略方形状の外形を呈している。
ここで、第1片部60は、正面部10の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部Aの内底面の一部を形成している。この第1片部60は、底面部50の組立て状態においては、第4片部90と点対称に形成されている。
また、第2片部70は、側面部20の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部70の上面の一部が内箱部Aの内底面の一部を形成している。また、第2片部70の角部(側面部20と背面部40の境界位置の下端)からは第2片部70の正面部10との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線70−1(この折れ線70−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部Aを折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部70は、折れ線70−1を介して本体部72と先端部74とに区画される。本体部72の先端の先端部74側には、他方の本体部82と互いに係止するように切欠部72aが形成されている。先端部74の上面は、第4片部90の下面に接着されている。
また、第2片部70と側面部20の境界位置には、係合穴20−2が設けられている。つまり、係合穴20−2は、第2片部70と側面部20間の境界線に沿って帯状(横長長方形状)に形成され、係合穴20−2の両側から側面部20と第2片部70間の折れ線が伸びた構成となっている。この係合穴20−2は、前後方向においては、突状部20−1と同じ位置に設けられ、複数の内箱部Aを積み重ねた際に、下側の内箱部Aの突状部20−1が上側の内箱部Aの係合穴20−2に係合する。
また、第3片部80は、側面部30の下端から折れ線を介して連設され、底面部50の組立て状態においては、第2片部70と点対称に形成されている。すなわち、第3片部80は、背面部40の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部80の上面の一部が内箱部Aの内底面の一部を形成している。また、第3片部80の角部(正面部10と側面部30の境界位置の下端)からは第3片部80の側面部30との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線80−1(この折れ線80−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部Aを折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部80は、折れ線80−1を介して本体部82と先端部84とに区画される。本体部82の先端の先端部84側には、他方の本体部72と互いに係止するように切欠部82aが形成されている。先端部84の上面は、第1片部60の下面に接着されている。
また、第3片部80と側面部30の境界位置には、係合穴30−2が設けられている。つまり、係合穴30−2は、第3片部80と側面部30間の境界線に沿って帯状(横長長方形状)に形成され、係合穴30−2の両側から側面部30と第3片部80間の折れ線が伸びた構成となっている。この係合穴30−2は、前後方向においては、突状部30−1と同じ位置に設けられ、複数の内箱部Aを積み重ねた際に、下側の内箱部Aの突状部30−1が上側の内箱部Aの係合穴30−2に係合する。
また、第4片部90は、背面部40の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部Aの内底面の一部を形成している。
以上のように、底面部50において、隣接する2つの片部(第1片部60と第3片部80)である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である先端部(第1端部領域)84が折れ線を介して折曲げ可能であり、該先端部84が第1片部60に接着され、他の隣接する2つの片部(第2片部70と第4片部90)である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である先端部(第2端部領域)74が折れ線を介して折曲げ可能であり、該先端部74が第4片部90に接着されている。
また、上面部(第1上面部)110は、側面部20の上辺(突状部20−1の領域を除く上辺)から折れ線を介して連設され、側面部20の上辺に沿って帯状を呈している。つまり、上面部110は、正面側から背面側に向けて同一幅に形成されている。上面部110の幅(側面部20の上辺と内側側面部120の上辺との間の長さ)は、上面部110及び上面部130が水平方向に配置された際に、上面部110、130の上面に内箱部Aを積み重ねることができる長さに形成されている。なお、上面部110は、略長方形状(具体的には、台形形状)に形成され、その背面側の辺部は、側面部20の上辺に対して鋭角に傾斜している。なお、上面部110の背面側の辺部が、側面部20の上辺に対して鋭角に傾斜しているのは、外箱部Bを閉蓋状態とした際に、フラップ部260に接触しないようにするためである。
また、内側側面部(第1内側側面部)120は、上面部110の側面部20とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、方形状における先端側(上面部110とは反対側)の両側の角部が面取りされた外形を有している。つまり、内側側面部120の上辺(上面部110との境界線)と下辺とは平行に形成されている。内側側面部120の上下方向の長さ(つまり、内側側面部120の上辺と下辺の間の長さ)は、上面部110を側面部20に対して直角に折り曲げて、上面部110が水平になった際に、本体部122の下辺が底面部50に接する長さとなっている。
この内側側面部120は、本体部(第1内側側面部本体部)122と、分離部(第3分離部)124とを有している。分離部124は、内側側面部120の下端領域に形成された切目線(第3切目線)124a、124bと開口部124cにより区画された領域であり、切目線124aは、内側側面部120の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど背面側となるように内側側面部120の下辺に対して傾斜して形成され、切目線124bは、内側側面部120の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど正面側となるように内側側面部120の下辺に対して傾斜して形成されている。つまり、分離部124は、台形形状を呈し、具体的には、線対称(前後線対称)(つまり、等脚台形形状)に形成されている。本体部122は、内側側面部120において分離部124を除いた領域である。切目線124a、124bは、ミシン目状の切目線であり、切断予定線である。
なお、分離部124は、側面部20(具体的には、本体部22)の内側の面(具体的には、側面部20の内側の面における分離部24以外の領域)に接着され、分離部124が側面部20に接着され、切目線124a、124bを破断する前の状態では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され(つまり、側面部20と上面部110とは全体に平板状を呈している)、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なった状態となっている。また、分離部124が側面部20に接着され、切目線124a、124bを破断する前の状態では、内側側面部120の下辺が底面部50の上面よりも上方に位置している。
なお、分離部124は、側面部20の内側の面における分離部24以外の領域に接着されているので、切目線124a、124bの破断に際して支障がない。すなわち、分離部124が分離部24の領域に接着されている場合には、内側側面部120を下方に押し込んで切目線124a、124bを破断した際に、分離部24の切目線24aも破断してしまうおそれがあるが、そのような支障はない。
なお、分離部24を側面部20の下端領域に設け、分離部24の領域に分離部124を接着する構成としてもよい。
また、開口部124cは、切目線124aの延長線上に形成された背面側の辺部と、切目線124bの延長線上に形成された正面側の辺部と、分離部124の上辺と一致する下側辺部と、分離部124の上辺と平行な上側辺部とに囲まれて形成されている。開口部124cにおける上側辺部と下側辺部間の長さは、上面部110を側面部20に対して直角に折り曲げた際に、切目線124a、124bが破断して本体部122が分離部124に対して分離する際に、本体部122の分離部124からの分離に支障がない長さに形成されている。つまり、上面部110を側面部20に対して直角に折り曲げることにより、本体部122が分離部124に対して下方に移動しようとすることにより切目線124a、124bが破断するが、開口部124cが設けられていないと、本体部122が分離部124に対して下方への相対移動が困難であるので、開口部124cを設けることにより切目線124a、124bの破断を容易にしている。なお、分離部124と分離した本体部122は、側面部20に対して内側に斜めに傾斜するので(つまり、本体部122は分離部124の内側に傾斜する)、開口部124cにおける上側辺部と下側辺部間の長さは、本体部122の分離部124からの分離に支障がない長さであればよく、上面部110の幅よりも小さくてもよい。
また、切目線124a、124bは、下方に向けて幅狭となるテーパ状に形成されているので、本体部122を分離部124に対して下方に相対移動させた際に切目線124a、124bの破断が容易となっている。なお、切目線124a、124bは、テーパでなくてもよい(例えば、切目線124a、124bが互いに平行で、内側側面部120の下辺に対して直角方向に形成したものであってもよい)。
なお、切目線124a、124bを破断する前の状態では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され(つまり、側面部20と上面部110とは全体に平板状を呈している)、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なった状態となっている。
また、上面部(第2上面部)130は、側面部30の上辺(突状部30−1の領域を除く上辺)から折れ線を介して連設され、側面部30の上辺に沿って帯状を呈している。つまり、上面部130は、正面側から背面側に向けて同一幅に形成されている。上面部130は、上面部110と左右対称に形成されている以外は同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
また、内側側面部(第2内側側面部)140は、上面部130の側面部30とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、方形状における先端側(上面部130とは反対側)の両側の角部が面取りされた外形を有している。つまり、内側側面部140の上辺(上面部130との境界線)と下辺とは平行に形成されている。
内側側面部140は、内側側面部120と左右対称に形成されている以外は、内側側面部120と同一に形成されている。つまり、内側側面部140の上下方向の長さ(つまり、内側側面部140の上辺と下辺の間の長さ)は、上面部130を側面部30に対して直角に折り曲げて、上面部130が水平になった際に、本体部142の下辺が底面部50に接する長さとなっている。
この内側側面部140は、本体部(第2内側側面部本体部)142と、分離部(第4分離部)144とを有している。分離部144は、内側側面部140の下端領域に形成された切目線(第4切目線)144a、144bと開口部144cにより区画された領域であり、切目線144aは、内側側面部140の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど背面側となるように内側側面部140の下辺に対して傾斜して形成され、切目線144bは、内側側面部140の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど正面側となるように内側側面部140の下辺に対して傾斜して形成されている。つまり、分離部144は、台形形状を呈している。本体部142は、内側側面部140において分離部144を除いた領域である。切目線144a、144bは、ミシン目状に形成された切断予定線である。
なお、分離部144は、側面部30(具体的には、本体部32)の内側の面に接着され、分離部144が側面部30に接着され、切目線144a、144bを破断する前の状態では、上面部130は側面部30の上方に立設して形成され(つまり、側面部30と上面部130とは全体に平板状を呈している)、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なった状態となっている。また、分離部144が側面部30に接着され、切目線144a、144bを破断する前の状態では、内側側面部140の下辺が底面部50の上面よりも上方に位置している。
なお、分離部144は、側面部30の内側の面における分離部34以外の領域に接着されているので、切目線144a、144bの破断に際して支障がない。すなわち、分離部144が分離部34の領域に接着されている場合には、内側側面部140を下方に押し込んで切目線144a、144bを破断した際に、分離部34の切目線34aも破断してしまうおそれがあるが、そのような支障はない。
なお、分離部34を側面部30の下端領域に設け、分離部34の領域に分離部144を接着する構成としてもよい。
また、開口部144cは、切目線144aの延長線上に形成された背面側の辺部と、切目線144bの延長線上に形成された正面側の辺部と、分離部144の上辺と一致する下側辺部と、分離部144の上辺と平行な上側辺部とに囲まれて形成されている。開口部144cの構成は、開口部124cの構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。つまり、開口部144cにおける上側辺部と下側辺部間の長さは、上面部130を側面部30に対して直角に折り曲げた際に、切目線144a、144bが破断して本体部142が分離部144に対して分離する際に、本体部142の分離部144からの分離に支障がない長さに形成されている。また、切目線144a、144bは、下方に向けて幅狭となるテーパ状に形成されているので、本体部142を分離部144に対して下方に相対移動させた際に切目線144a、144bの破断が容易となっている。なお、切目線144a、144bは、テーパでなくてもよい(例えば、切目線144a、144bが互いに平行で、内側側面部140の下辺に対して直角方向に形成したものであってもよい)。
内箱部Aを箱状に組み立てた状態では、正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になり、底面部50を構成する各部材は、正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略直角(直角でもよい)となる。つまり、スリーブ状部5は、底面部50に対して略直角(直角でもよい)となる。また、スリーブ状部5を構成する各部材(正面部10、側面部20、30、背面部40)における隣接する部材は互いに直角となっている。
また、内箱部Aは、平板状に折り畳むことができ(図9参照)、内箱部Aにおいては、正面部10と側面部30との角度を小さくし(つまり、直角より小さくする)、背面部40と側面部20との角度を小さくさせる(つまり、直角より小さくする)ことにより、四角筒状のスリーブ状部5が扁平になるとともに、底面部50を構成する各部がスリーブ状部5内に回動して、内箱部Aが全体に平板状に折り畳むことができる。内箱部Aを折り畳んだ状態では、底面部50を構成する各部は、スリーブ状部5内にスリーブ状部5を構成する正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略平行な状態となる。
次に、外箱部Bは、内箱部Aを覆う箱体であり、図1〜図4、図7等に示すように、スリーブ状部(外側スリーブ状部)205と、フラップ部260、290と、蓋部270、280とを有していて、その展開状態は、図7に示すように形成されている。
ここで、スリーブ状部205は、組み立てた状態では、四角形状の筒状を呈し、正面部(外側正面部)210と、側面部(外側右側面部)220と、側面部(外側左側面部)230と、背面部(外側背面部)240と、糊代部242とを有している。
ここで、正面部210は、方形状(長方形状)の板状を呈している。この正面部210の横幅は、内箱部Aを収納することができるように、内箱部Aの左右方向の幅よりも若干大きく形成されている。
また、側面部220は、正面部210の正面視における右側の端部から折れ線C22を介して連設され、方形状を呈し、切目線222と切目線224a、224bが形成されている。
ここで、切目線222は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成され、横方向に間隔を介して設けられた円弧状の切目線222a、222cと、切目線222aの上端と222cの上端を結ぶ横方向(側面部220の下辺と平行な方向)の直線状の切目線222bとを有し、全体に下向きの略コ字状を呈している。切目線(第5切目線)222と、切目線222a及び切目線222cの切目線222b側とは反対側の端部間を結ぶ折れ線C224により囲まれた領域が、片部(第1片部)224となる。
また、切目線222bの一方の端部から他方の端部までに途中位置には、切目線222aや切目線222cが設けられている側とは反対側に、縦方向(切目線222bと直角方向)に互いに平行な切目線224a、224bが形成されている。つまり、切目線224aと切目線224bは、互いに平行に形成され、連続した切込みにより形成されている。また、切目線224aは、切目線222aよりも内側(横方向の内側)に形成され、切目線224bは、切目線222cよりも内側(横方向の内側)に形成されている。以上のように、切目線224aと、切目線224bと、切目線222bと、切目線224a及び切目線224bの切目線222b側とは反対側の端部間を結ぶ直線状の折れ線C226により囲まれた領域が、片部226となる。この側面部220の横幅は、内箱部Aを外箱部B内に収納することができるように、側面部20の横幅よりも若干大きく形成されている。
また、側面部230は、正面部210の正面視における左側の端部から折れ線C21を介して連設され、方形状を呈し、切目線(第6切目線)232と切目線234a、234bが形成されている。
この側面部230の構成は、側面部220と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して対称に形成されていて、切目線232は、切目線222と対称に形成され、横方向に間隔を介して設けられた円弧状の切目線232a、232cと、切目線232aの上端と232cの上端を結ぶ横方向(側面部230の下辺と平行な方向)の直線状の切目線232bとを有し、全体に下向きの略コ字状を呈している。切目線232と、切目線232a及び切目線232cの切目線232b側とは反対側の端部間を結ぶ折れ線C234により囲まれた領域が、片部(第2片部)234となる。
また、切目線232bの一方の端部から他方の端部までに途中位置には、切目線232aや切目線232cが設けられている側とは反対側に、縦方向(切目線232bと直角方向)に互いに平行な切目線234a、234bが形成されている。つまり、切目線234aと切目線234bは、互いに平行に形成され、連続した切込みにより形成されている。また、切目線234aは、切目線232aよりも内側(横方向の内側)に形成され、切目線234bは、切目線232cよりも内側(横方向の内側)に形成されている。以上のように、切目線234aと、切目線234bと、切目線232bと、切目線234a及び切目線234bの切目線232b側とは反対側の端部間を結ぶ直線状の折れ線C236により囲まれた領域が、片部236となる。この側面部230の横幅は、内箱部Aを外箱部B内に収納することができるように、側面部30の横幅よりも若干大きく形成されていて、側面部220の横幅と同一に形成されている。
また、背面部240は、側面部220の右側面視における右端から折れ線C23を介して連設され、方形状を呈している。この背面部240の横幅は、正面部210の横幅と同一に形成され、内箱部Aを外箱部B内に収納することができるように、内箱部Aの左右方向の幅よりも若干大きく形成されている。
また、糊代部242は、背面部240の背面視における右端から折れ線C24を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部242は、図2に示すように、その内側の面が側面部220の外側の面に接着されている。
また、正面部210と側面部220、230と背面部240の縦幅は同一に形成されていて、内箱部Aの縦幅と同一(略同一としてもよい)に形成されている。すなわち、外箱部Bのスリーブ状部205の縦方向の長さは、内箱部Aのスリーブ状部5の縦方向の長さ(最大長さ)と同一(略同一としてもよい)に形成されている。
また、フラップ部(第1フラップ部)260は、正面部210の上端から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、基端側よりも先端側が幅狭となっている。すなわち、フラップ部260は、基端部262と、基端部262の先端側から連設された先端部264とを有し、基端部262は、正面部210の上辺から折れ線を介して連設され、先端部264側に向けて幅狭となる台形形状を呈している。つまり、基端部262の基端の幅は、正面部210の幅と同一であるが、左右両側の辺部が先端に向けて内側に傾斜することにより、先端に向けて幅狭となっている。先端部264は、略長方形状を呈し、長方形状の先端の両側の角部を面取りした形状を呈している。なお、フラップ部260の先端部264が幅狭に形成されているのは、外箱部Bを閉蓋状態にした際に、フラップ部260が上面部110、130に接触しないようにするためである。
つまり、フラップ部260の先端部264の左右方向の長さ260aは、切目線124a、124bが破断して上面部110が底面部50に対して略平行であり、かつ、切目線144a、144bが破断して上面部130が底面部50に対して略平行な状態で、フラップ部260を正面部210に対して回動して閉じた際に上面部110、130に接触しないように、側面部220と側面部230間の長さ(「折れ線C21と折れ線C22間の長さ」、「折れ線C23と折れ線C24間の長さ」としてもよい)から上面部110の幅(側面部20と内側側面部120間の長さ)と上面部130の幅(側面部30と内側側面部140間の長さ)とを減じた長さ以下に形成されている。
これにより、蓋部270、280を閉じた状態とする際に、支障となることがない。つまり、包装箱Pの組立て状態において、蓋部270、280を閉じて、上面部110、130が側面部20、30に対して折曲する(回動するとしてもよい)際に、内側側面部120、140がフラップ部260に接触することがなく、上面部110、130が側面部20、30に対して折曲する際に支障となることがない。また、上面部110、130がフラップ部260に接触すると、フラップ部260が上面部110、130に乗り上げてしまうおそれがあり、フラップ部260が上面部110、130と接触して上面部110、130に乗り上げてしまうと、蓋部270、280を閉じた状態にすることができないおそれがあるが、上記のように、フラップ部260が上面部110、130と干渉しないので、そのようなおそれがない。
また、蓋部270は、側面部220の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。
また、蓋部280は、側面部230の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。
また、フラップ部(第2フラップ部)290は、背面部240の上端から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、基端側よりも先端側が幅狭となっている。すなわち、フラップ部290は、基端部292と、基端部292の先端側から連設された先端部294とを有し、基端部292は、背面部240の上辺から折れ線を介して連設され、先端部294側に向けて幅狭となる台形形状を呈している。つまり、基端部292の基端の幅は、背面部240の幅と同一であるが、左右両側の辺部が先端に向けて内側に傾斜することにより、先端に向けて幅狭となっている。先端部294は、略長方形状を呈し、長方形状の先端の両側の角部を面取りした形状を呈している。なお、フラップ部290の先端部294が幅狭に形成されているのは、外箱部Bを閉蓋状態にした際に、フラップ部290が上面部110、130に接触しないようにするためである。
つまり、フラップ部290の先端部294の左右方向の長さ290aは、切目線124a、124bが破断して上面部110が底面部50に対して略平行であり、かつ、切目線144a、144bが破断して上面部130が底面部50に対して略平行な状態で、フラップ部290を背面部240に対して回動して閉じた際に上面部110、130に接触しないように、側面部220と側面部230間の長さ(「折れ線C21と折れ線C22間の長さ」、「折れ線C23と折れ線C24間の長さ」としてもよい)から上面部110の幅(側面部20と内側側面部120の長さ)と上面部130の幅(側面部30と内側側面部140間の長さ)とを減じた長さ以下に形成されている。
これにより、蓋部270、280を閉じた状態とする際に、支障となることがない。つまり、包装箱Pの組立て状態において、蓋部270、280を閉じて、上面部110、130が側面部20、30に対して折曲する(回動するとしてもよい)際に、内側側面部120、140がフラップ部290に接触することがなく、上面部110、130が側面部20、30に対して折曲する際に支障となることがない。また、上面部110、130がフラップ部290に接触すると、フラップ部260が上面部110、130に乗り上げてしまうおそれがあり、フラップ部290が上面部110、130と接触して上面部110、130に乗り上げてしまうと、蓋部270、280を閉じた状態にすることができないおそれがあるが、上記のように、フラップ部290が上面部110、130と干渉しないので、そのようなおそれがない。以上のように、フラップ部290は、フラップ部260と同一の構成となっている。
また、正面部210と側面部220の境界位置の下側には縦長帯状の開口部K220が形成され、また、正面部210と側面部230の境界位置の下側には縦長帯状の切欠部K230が形成され、内箱部Aと外箱部Bとを接着した状態では、開口部K220の上端が正面部10と側面部20間の境界位置の上端と略一致し、切欠部K230の上端が正面部10と側面部30間の境界位置の上端と略一致し、特に、切欠部K230の上端が正面部10と側面部30間の境界位置の上端と係合している。
これら蓋部270、280及びフラップ部260、290は、外箱部Bの上面を開閉するものであり、特に、蓋部270、280を閉状態とすることにより外箱部Bの上面が塞がれる。なお、蓋部270、280及びフラップ部260、290は、予め上方に立ち上がった(「立設した」としてもよい)状態になっていて(つまり、フラップ部260は正面部210の上辺から立ち上がり、蓋部270は側面部220の上辺から立ち上がり、蓋部280は側面部230の上辺から立ち上がり、フラップ部290は背面部240の上辺から立ち上がった状態となっている)、外箱部Bの上方が開口した状態になっている。
外箱部Bを箱状に組み立てた状態では、正面部210と背面部240とが互いに平行になり、側面部220と側面部230とが互いに平行になる。また、スリーブ状部205を構成する各部材(正面部210、側面部220、230、背面部240)における隣接する部材は互いに直角となっている。
次に、内箱部Aと外箱部Bとは、分離部24、34の箇所で互いに接着されている。つまり、分離部24の外側の面と側面部220(特に、片部224)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されるとともに、分離部34の外側の面と側面部230(特に、片部234)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されることにより、包装箱Pが全体に一体に形成される。つまり、分離部24の外側の面の全部又は一部の領域と側面部220の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられていて、同様に、分離部34の外側の面の全部又は一部の領域と側面部230の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられている。これにより、外箱部Bのスリーブ状部205は、内箱部Aにおけるスリーブ状部5の外側の面に沿って設けられ、例えば、正面部10の外側の面に沿って正面部210が設けられ、側面部20の外側の面に沿って側面部220が設けられ、側面部30の外側の面に沿って側面部230が設けられ、背面部40の外側の面に沿って背面部240が設けられている。該接着剤層の接着力は、外箱部Bの片部224を外側に回動させた際に、同時に分離部24の周囲の切目線24aが破れて、分離部24が内箱部Aから分離し、回動させた片部224に接着した状態で片部224に従動するように設定されていて、同様に、外箱部Bの片部234を外側に回動させた際に、同時に分離部34の周囲の切目線34aが破れて、分離部34が内箱部Aから分離し、回動させた片部234に接着した状態で片部234に従動するように設定されている。
また、内箱部Aと外箱部Bとが接着した状態では、側面部20の上辺の高さと側面部220の上辺の高さとが一致(略一致としてもよい)し、これにより、上面部110は、側面部220の上辺よりも上方に突出した状態となっている。同様に、内箱部Aと外箱部Bとが接着した状態では、側面部30の上辺の高さと側面部230の上辺の高さとが一致(略一致としてもよい)し、これにより、上面部130は、側面部230の上辺よりも上方に突出した状態となっている。
また、内箱部Aと外箱部Bとが接着された状態では、内箱部Aの下端と外箱部Bの下端とが同じ高さになるように形成されている。なお、内箱部Aと外箱部Bとは、分離部24、34の箇所以外は互いに接着されていない。
以上のように、内箱部Aは外箱部Bの内側に収納した状態となっていて、内箱部Aの底面部50以外は外箱部Bに被覆された状態となっている。つまり、外箱部Bの下端の高さ方向の位置は、内箱部Aの下端の高さ方向の位置と略同一であり、フラップ部260〜290を封止した状態では内箱部Aにおいては底面部50のみが露出している。
なお、上記構成の包装箱Pは、内箱部Aが上記のように折り畳むことができ、また、外箱部Bがスリーブ状部205を有し、全体に略スリーブ状を呈しているので、包装箱Pの状態においても平板状に折り畳むことができ、正面部210を側面部230に対して略平行になるようにし、かつ、側面部220を背面部240に対して略平行になるようにすることにより、図8に示すように平板状に折り畳むことができる。
なお、上記内箱部A及び外箱部Bにおいて、各折れ線の箇所には、予め罫線が形成されている。
上記構成の包装箱Pの使用状態について説明する。包装箱Pを使用しない状況では、上記のように包装箱Pは平板状に折り畳むことができるので、折り畳んで保管しておく。
そして、包装箱Pを使用する際に、包装箱Pを組み立てる。すなわち、外箱部Bにおける正面部210と背面部240とが互いに平行になり、側面部220と側面部230とが互いに平行になるようにするとともに、内箱部Aにおける正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になるようにし、底面部50がスリーブ状部5、205に対して直角になるようにすることにより包装箱Pが立体状に組み立てられる。
なお、この段階では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なり、上面部110は、側面部220の上端から突出した状態となっており、上面部130は側面部30の上方に立設して形成され、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なり、上面部130は、側面部230の上端から突出した状態となっている。
そして、図10に示すように、包装箱Pの上方から複数の被収納物としての商品Gを内箱部A内に収納する。外箱部Bにおいて、蓋部270、280及びフラップ部260、290は予め上方に立設した状態になっていて、外箱部Bの上方が開口した状態になっており、また、内箱部Aにおいて、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なり、また、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なっているので、商品Gの収納には支障とならず、商品Gはそのまま包装箱Pの上方から収納すればよい。
次に、蓋部270、280及びフラップ部260、290を閉状態にする。すなわち、フラップ部260を正面部210に対して内側に折り曲げるとともに、フラップ部290を背面部240に対して内側に折り曲げ、その後、蓋部270を側面部220に対して内側に折り曲げるとともに、蓋部280を側面部230に対して内側に折り曲げる。
すると、蓋部270を側面部220に対して回動させて折り曲げる際に、上面部110が蓋部270により押されて、側面部20に対して折曲し(図11(a)に示す状態から図11(b)に示す状態となる)、上面部110が側面部20に対して折曲することにより、内側側面部120が下方に押されるので、これにより、切目線124a、124bが破断し、本体部122が分離部124と分離する。そして、本体部122が、本体部122の上端側が内側となるように傾斜しながら下方に移動して、本体部122の下端が底面部50に接する。本体部122の下端が底面部50に接した状態では、本体部122の下端は、底面部50と側面部20の角部又はその近傍に位置し、側面部20と上面部110と本体部122とで直角三角形又は直角三角形に近似した形状を呈することになる(図11(c)参照)。つまり、図11(a)の状態から蓋部270を折り曲げることにより、図11(b)に示す状態を経て図11(c)に示す状態となる。本体部122の下端が底面部50に接した状態では、上面部110は水平(略水平としてもよい)となる(つまり、底面部50に対して平行(略平行としてもよい)になる)(図11(c)参照)。
つまり、側面部220の上辺から上方に立ち上がった状態の蓋部270を側面部220に対して内側に回動させることにより、上面部110が蓋部270により押されて側面部20に対して回動し、上面部110が側面部20に対して回動することにより、内側側面部120が下方に押されて切目線124a、124bが破断し、本体部122が分離部124と分離して、本体部122の下端が底面部50の上面に接し、本体部122の下端が底面部50に接した状態で、上面部110が底面部50に対して略平行となる。
同様に、蓋部280を側面部230に対して回動させて折り曲げる際に、上面部130が蓋部280により押されて、側面部30に対して折曲し(図11(a)に示す状態から図11(b)に示す状態となる)、上面部130が側面部30に対して折曲することにより、内側側面部140が下方に押されるので、これにより、切目線144a、144bが破断し、本体部142が分離部144と分離する。そして、本体部142が、本体部142の上端側が内側となるように傾斜しながら下方に移動して、本体部142の下端が底面部50に接する。本体部142の下端が底面部50に接した状態では、本体部142の下端は、底面部50と側面部30の角部又はその近傍に位置し、側面部30と上面部130と本体部142とで直角三角形又は直角三角形に近似した形状を呈することになる(図11(c)参照)。つまり、図11(a)の状態から蓋部280を折り曲げることにより、図11(b)に示す状態を経て図11(c)に示す状態となる。本体部142の下端が底面部50に接した状態では、上面部130は水平(略水平としてもよい)となる(つまり、底面部50に対して平行(略平行としてもよい)になる)。
なお、図11は、前後方向における中央位置の端面を示すものであり、本体部122、142における該端面位置の下端には、分離部122、124による切欠部が形成されているため、図11(c)においては、本体部122、142が底面部50に接するようには表現されない。
つまり、側面部230の上辺から上方に立ち上がった状態の蓋部280を側面部230に対して内側に回動させることにより、上面部130が蓋部280により押されて側面部30に対して回動し、上面部130が側面部30に対して回動することにより、内側側面部140が下方に押されて切目線144a、144bが破断し、本体部142が分離部144と分離して、本体部142の下端が底面部50の上面に接し、本体部142の下端が底面部50に接した状態で、上面部130が底面部50に対して略平行となる。
以上のようにして、内箱部Aの左右両側の上端には、上面部110、130による縁部が形成される。
蓋部270を側面部220に対して直角に折り曲げ、蓋部280を側面部230に対して直角に折り曲げた状態では、蓋部270の先端と蓋部280の先端が当接して、外箱部Bの上面が蓋部270、280により覆われるので、接着テープTを外箱部Bの正面部210から上面を経て背面部240側にまで接着させることにより、フラップ部260〜290が封止される(図12参照)。
以上のようにして、商品Gを包装箱Pに包装したら、商品Gを収納した包装箱Pを商品Gを陳列する場所に搬送する。
その後、被収納物を陳列する場合には、外箱部Bを内箱部Aから分離する。すなわち、図13に示すように、外箱部Bの側面部220の片部226を内側に押し込むことにより片部224の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部224を外側に回動させる。つまり、折れ線C224が回動軸となって片部224が上下方向に回動する。
同様に、外箱部Bの側面部230の片部236を内側に押し込むことにより片部234の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部234を外側に回動させる。つまり、折れ線C234が回動軸となって片部234が上下方向に回動する。なお、片部224、234が回動する際の回動軸となる折れ線C224、C234の箇所には、罫線を形成しておかなくても片部224、234を回動させることにより自然と折れ線が形成されるが、予め該折れ線の箇所に罫線を形成しておいてもよい。
すると、外箱部Bの片部224を外側に回動させた際に、同時に分離部24の周囲の切目線24aが破れて、分離部24が内箱部A(具体的には、本体部22)から分離し、回動させた片部224に接着した状態で片部224に従動する。同様に、外箱部Bの片部234を外側に回動させた際に、同時に分離部34の周囲の切目線34aが破れて、分離部34が内箱部A(具体的には、本体部32)から分離し、回動させた片部234に接着した状態で片部234に従動する。
そして、図14に示すように、外箱部Bを上方に引き上げることにより、被収納物、つまり、商品Gを収納した状態で、かつ、分離部24、34が分離した状態の内箱部Aが残る。
内箱部Aにおいては、上面部110、130が左右両側に設けられているので、上側の内箱部Aの底面部50を下側の内箱部Aの上面部110、130上に載せることにより、内箱部Aを積み重ねることができる(図15参照)。その際、下側の内箱部Aの突状部20−1を係合穴20−2に係合させるとともに、下側の内箱部Aの突状部30−1を係合穴30−2に係合させることにより、包装箱を積み重ねた状態を固定することができ、上側の内箱部Aが下側の内箱部Aからずり落ちることがない。
以上のように、本実施例の包装箱Pにおいては、商品を梱包する際には、蓋部270、280を回動させることにより、上面部110、130が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部Aを積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、商品を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部Aにおいて、最上段の内箱部Aも左右両側に上面部110、130が設けられているのみで商品の上方が開口された状態であるので、商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部Aに収納された商品の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
次に、本発明に基づく実施例2の包装箱P’は、図16〜図24等に示すように構成され、内箱部Aと、外箱部Bとを有していて、内箱部Aと外箱部Bは、1枚のシート状のブランク(具体的には段ボール(特に、両面段ボール))により形成されており、内箱部Aにおいては、一部の領域が、後述するように片面段ボールにより形成されていて、片面段ボール以外の領域が両面段ボールにより形成されている。また、外箱部Bは、両面段ボールにより形成されている。段ボールにおける中芯の段の方向は、図21、図22、図24に示す円内に示す方向である。つまり、内箱部Aにおいては、中芯の段の方向は、スリーブ状部5の下辺の方向(正面部10の下辺の方向、側面部20、30の下辺の方向、背面部40の下辺の方向)に対して直角方向に形成され、外箱部Bにおいては、スリーブ状部205の下辺の方向(正面部210の下辺の方向、側面部220、230の下辺の方向、背面部240の下辺の方向)に対して直角方向に形成されている。
なお、外箱部Bは、両面段ボール以外のシート状のブランク(例えば、厚紙、片面段ボール等)により形成されたものとしてもよい。
内箱部Aは、内側側面部120の下端から内側底面部150が連設され、内側側面部140の下端から内側底面部160が連設され、内側側面部120、140の一部と内側底面部150、160が片面段ボールにより形成されている以外は、実施例1の内箱部Aと同様の構成である。すなわち、内箱部Aにおける内側側面部120、140の一部と内側底面部150、160以外の領域が、中芯1014と、中芯1014の一方の面に接着されたライナー1016と、中芯1014の他方の面に接着されたライナー1012とからなる両面段ボールにより形成され、内側側面部120、140の一部と内側底面部150、160が、中芯1014と、中芯1014の一方の面に接着されたライナー1012とからなる片面段ボールにより形成されている。
すなわち、内箱部Aは、全体に上部が開口した容器状を呈し、図18、図19等に示すように、スリーブ状部(内側スリーブ状部)5と、底面部50と、上面部110、130と、内側側面部120、140と、内側底面部150、160とを有している。スリーブ状部5は、組立て状態では、底面部50の周囲から立設して形成され、正面部(内側正面部)10と、側面部(内側右側面部)20と、側面部(内側左側面部)30と、背面部(内側背面部)40と、糊代部49とを有していて、その展開状態は、図21に示すように形成されている。
ここで、正面部10の構成は、実施例1における正面部10と同一の構成であり、側面部20の構成は、実施例1における側面部20と同一の構成であり、側面部30の構成は、実施例1における側面部30と同一の構成であり、背面部40の構成は、実施例1における背面部40と同一の構成であり、底面部50の構成は、実施例1における底面部50と同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。
なお、側面部20は、本体部(内側右側面部本体部)22と、分離部(第1分離部)24とを有し、側面部20の上端には、突状部20−1が形成されている。また、側面部30は、本体部(内側左側面部本体部)32と、分離部(第2分離部)34とを有し、側面部30の上端には、突状部30−1が形成されている。
また、底面部50は、第1片部(底面部第1片部)60と、第2片部(底面部第2片部)70と、第3片部(底面部第3片部)80と、第4片部(底面部第4片部)90とを有している。第2片部70と側面部20の境界位置には、係合穴20−2が設けられ、第3片部80と側面部30の境界位置には、係合穴30−2が設けられている。
また、上面部(第1上面部)110は、実施例1の上面部110と同様の構成であり、上面部(第2上面部)130は、実施例1の上面部130と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
また、内側側面部(第1内側側面部)120は、上面部110の側面部20とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、方形状における先端側(上面部110とは反対側)で背面側の角部が円弧状に面取りされた外形を有している。つまり、内側側面部120の上辺(上面部110との境界線)と下辺とは平行に形成されている。内側側面部120の上下方向の長さ(つまり、内側側面部120の上辺と下辺の間の長さ)は、上面部110を側面部20に対して直角に折り曲げて、上面部110が水平になった際に、本体部122の下辺が底面部50に接する長さとなっている。
この内側側面部120においては、内側の面の一部に中芯1014が露出して形成されている。つまり、図21、図22に示すように、内側側面部120の上側の辺部(上面部110側の辺部)から連設された上側領域120−1が、ライナー1016と中芯1014とライナー1012とにより形成された両面段ボールにより形成され、内側側面部120の下側の辺部(内側底面部150側の辺部)から連設された下側領域120−2が、中芯1014とライナー1012とにより形成された片面段ボールにより形成され、上側領域120−1と下側領域120−2とが、内側側面部120の上下方向の途中位置(内側側面部120の上側の辺部寄りの位置)で隣接している。中芯1014の段の方向は、縦方向となっていて、内側側面部120の上辺や下辺に対して直角方向となっている。また、上側領域120−1と下側領域120−2の境界位置(上側領域120−1におけるライナー1016の下辺)は、内側側面部120の上辺や下辺に対して平行に形成されている。以上のように、内側側面部120の領域における大部分の領域において、中芯1014が露出した構成となっている。
この内側側面部120は、本体部(第1内側側面部本体部)122と、分離部(第3分離部)124とを有している。分離部124は、内側側面部120の下端領域に形成された切目線(第3切目線)124a、124bと開口部124cと切込み(切目線)124dとにより区画された領域であり、切れ目線124a、124bと開口部124cは、実施例1における切れ目線124a、124bと開口部124cと同様の構成である。
すなわち、切目線124aは、内側側面部120の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど背面側となるように内側側面部120の下辺に対して傾斜して形成され、切目線124bは、内側側面部120の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど正面側となるように内側側面部120の下辺に対して傾斜して形成されている。つまり、分離部124は、台形形状を呈し、具体的には、線対称(前後線対称)(つまり、等脚台形形状)に形成されている。本体部122は、内側側面部120において分離部124を除いた領域である。切目線124a、124bは、ミシン目状の切目線であり、切断予定線である。
また、分離部124は、側面部20(具体的には、本体部22)の内側の面(具体的には、側面部20の内側の面における分離部24以外の領域)に接着され、分離部124が側面部20に接着され、切目線124a、124bを破断する前の状態では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され(つまり、側面部20と上面部110とは全体に平板状を呈している)、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なった状態となっている。また、分離部124が側面部20に接着され、切目線124a、124bを破断する前の状態では、内側側面部120の下辺が底面部50の上面よりも上方に位置している。
なお、分離部124は、側面部20の内側の面における分離部24以外の領域に接着されているので、切目線124a、124bの破断に際して支障がない。すなわち、分離部124が分離部24の領域に接着されている場合には、内側側面部120を下方に押し込んで切目線124a、124bを破断した際に、分離部24の切目線24aも破断してしまうおそれがあるが、そのような支障はない。
なお、分離部24を側面部20の下端領域に設け、分離部24の領域に分離部124を接着する構成としてもよい。
また、開口部124cは、切目線124aの延長線上に形成された背面側の辺部と、切目線124bの延長線上に形成された正面側の辺部と、分離部124の上辺と一致する下側辺部と、分離部124の上辺と平行な上側辺部とに囲まれて形成されている。開口部124cにおける上側辺部と下側辺部間の長さは、上面部110を側面部20に対して直角に折り曲げた際に、切目線124a、124bが破断して本体部122が分離部124に対して分離する際に、本体部122の分離部124からの分離に支障がない長さに形成されている。
また、切目線124a、124bは、下方に向けて幅狭となるテーパ状に形成されているので、本体部122を分離部124に対して下方に相対移動させた際に切目線124a、124bの破断が容易となっている。なお、切目線124a、124bは、テーパでなくてもよい(例えば、切目線124a、124bが互いに平行で、内側側面部120の下辺に対して直角方向に形成したものであってもよい)。
また、切込み124dは、切目線124aの下端と切目線124bの下端の間に直線状に形成され、内側側面部120と内側底面部150間の折れ線C11に沿って(つまり、折れ線C11の延長線上に)形成されている。切込み124dは、切目線124aの下端から切目線124bの下端にまで連続した切込みであり、分離部124と内側底面部150とは、切込み124dを介して分離している。
以上のように、分離部124は、切目線124aと切目線124bとにより本体部122と接続されている。また、分離部124は、切目線124a、124bと開口部124cとにより本体部122と区画され、分離部124は、切込み124dを介して内側底面部150と区画されている。
なお、切目線124aの下端と切目線124bの下端の間に切込み124d(つまり、切込みとしての切目線)が形成されているとしたが、切目線124aの下端と切目線124bの下端の間にミシン目状の切目線(つまり、切断予定線としての切目線)を形成してもよい。
また、分離部124は、内側側面部120の下端から形成され、切込み124dは、折れ線C11に沿って形成されているとしたが、分離部124は、内側側面部120の下端から形成された構成でなくてもよく、その場合には、切込み124dは、折れ線C11よりも上方に形成されることになる。
なお、切目線124a、124bを破断する前の状態では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され(つまり、側面部20と上面部110とは全体に平板状を呈している)、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なった状態となっている。
また、内側側面部(第2内側側面部)140は、上面部130の側面部30とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、略方形状を呈し、方形状における先端側(上面部130とは反対側)で正面側の角部が円弧状に面取りされた外形を有している。つまり、内側側面部140の上辺(上面部130との境界線)と下辺とは平行に形成されている。
この内側側面部140においては、内側側面部120と同様に、内側の面の一部に中芯1014が露出して形成されている。つまり、図21、図22に示すように、内側側面部140の上側の辺部(上面部130側の辺部)から連設された上側領域140−1が、ライナー1016と中芯1014とライナー1012とにより形成された両面段ボールにより形成され、内側側面部140の下側の辺部(内側底面部160側の辺部)から連設された下側領域140−2が、中芯1014とライナー1012とにより形成された片面段ボールにより形成され、上側領域140−1と下側領域140−2とが、内側側面部140の上下方向の途中位置(内側側面部140の上側の辺部寄りの位置)で隣接している。中芯1014の段の方向は、縦方向となっていて、内側側面部140の上辺や下辺に対して直角方向となっている。また、上側領域140−1と下側領域140−2の境界位置(上側領域140−1におけるライナー1016の下辺)は、内側側面部140の上辺や下辺に対して平行に形成されている。以上のように、内側側面部140の領域における大部分の領域において、中芯1014が露出した構成となっている。
内側側面部140は、内側側面部120と円弧状の面取り位置が前後逆である以外は、内側側面部120と左右対称に形成されている。つまり、内側側面部140の上下方向の長さ(つまり、内側側面部140の上辺と下辺の間の長さ)は、上面部130を側面部30に対して直角に折り曲げて、上面部130が水平になった際に、本体部142の下辺が底面部50に接する長さとなっている。
この内側側面部140は、本体部(第2内側側面部本体部)142と、分離部(第4分離部)144とを有している。分離部144は、内側側面部140の下端領域に形成された切目線(第4切目線)144a、144bと開口部144cと切込み144dとにより区画された領域であり、切れ目線144a、144bと開口部144cは、実施例1における切れ目線144a、144bと開口部144cと同様の構成である。
すなわち、切目線144aは、内側側面部140の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど背面側となるように内側側面部140の下辺に対して傾斜して形成され、切目線144bは、内側側面部140の下辺から略上方に向けて直線状に形成され、上方にいくほど正面側となるように内側側面部140の下辺に対して傾斜して形成されている。つまり、分離部144は、台形形状を呈し、具体的には、線対称(前後線対称)(つまり、等脚台形形状)に形成されている。本体部142は、内側側面部140において分離部144を除いた領域である。切目線144a、144bは、ミシン目状の切目線であり、切断予定線である。
また、分離部144は、側面部30(具体的には、本体部32)の内側の面に接着され、分離部144が側面部30に接着され、切目線144a、144bを破断する前の状態では、上面部130は側面部30の上方に立設して形成され(つまり、側面部30と上面部130とは全体に平板状を呈している)、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なった状態となっている。また、分離部144が側面部30に接着され、切目線144a、144bを破断する前の状態では、内側側面部140の下辺が底面部50の上面よりも上方に位置している。
なお、分離部144は、側面部30の内側の面における分離部34以外の領域に接着されているので、切目線144a、144bの破断に際して支障がない。すなわち、分離部144が分離部34の領域に接着されている場合には、内側側面部140を下方に押し込んで切目線144a、144bを破断した際に、分離部34の切目線34aも破断してしまうおそれがあるが、そのような支障はない。
なお、分離部34を側面部30の下端領域に設け、分離部34の領域に分離部144を接着する構成としてもよい。
また、開口部144cは、切目線144aの延長線上に形成された背面側の辺部と、切目線144bの延長線上に形成された正面側の辺部と、分離部144の上辺と一致する下側辺部と、分離部144の上辺と平行な上側辺部とに囲まれて形成されている。開口部144cの構成は、開口部124cの構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。つまり、開口部144cにおける上側辺部と下側辺部間の長さは、上面部130を側面部30に対して直角に折り曲げた際に、切目線144a、144bが破断して本体部142が分離部144に対して分離する際に、本体部142の分離部144からの分離に支障がない長さに形成されている。また、切目線144a、144bは、下方に向けて幅狭となるテーパ状に形成されているので、本体部142を分離部144に対して下方に相対移動させた際に切目線144a、144bの破断が容易となっている。なお、切目線144a、144bは、テーパでなくてもよい(例えば、切目線144a、144bが互いに平行で、内側側面部140の下辺に対して直角方向に形成したものであってもよい)。
また、切込み144dは、切目線144aの下端と切目線144bの下端の間に直線状に形成され、内側側面部140と内側底面部160間の折れ線C12に沿って形成されている。切込み144dは、切目線144aの下端から切目線144bの下端にまで連続した切込みであり、分離部144と内側底面部160とは、切込み144dを介して分離している。
以上のように、分離部144は、切目線144aと切目線144bとにより本体部142と接続されている。また、分離部144は、切目線144a、144bと開口部144cとにより本体部142と区画され、分離部144は、切込み144dを介して内側底面部160と区画されている。
なお、切目線144aの下端と切目線144bの下端の間に切込み144d(つまり、切込みとしての切目線)が形成されているとしたが、切目線144aの下端と切目線144bの下端の間にミシン目状の切目線(つまり、切断予定線としての切目線)を形成してもよい。
また、分離部144は、内側側面部140の下端から形成され、切込み144dは、折れ線C12に沿って形成されているとしたが、分離部144は、内側側面部140の下端から形成された構成でなくてもよく、その場合には、切込み144dは、折れ線C12よりも上方に形成されることになる。
また、内側底面部150は、内側側面部120における本体部122の下辺から折れ線を介して連設され、本体部122の下辺に沿って細長長方形状の本体部152と、本体部152の内側側面部120とは反対側の辺部における背面側の端部領域から内側側面部120とは反対側の突出した突状部154と、本体部152の正面側の辺部から突出した突状部156とを有している。突状部154は、略半円状を呈し、突状部156は、方形状の角部(本体部152側とは反対側の2つの角部)を円弧状に欠切した形状を呈している。内側底面部150は、第2片部70の本体部72よりも小さく形成され、内側底面部150と本体部72を重ねた場合に、内側底面部150の輪郭が本体部72の輪郭からはみ出さないようになっており、内側底面部150の内側側面部120側の辺部と該辺部の反対側までの長さ(最大長さ)h11は、少なくとも、本体部72の側面部20側の辺部と切欠部72a間の長さ(正面部10の横方向の長さの半分の長さ、背面部40の横方向の長さの半分の長さとしてもよい)h13よりも小さく形成され、内側底面部150の前後方向の長さ(最大長さ)h12は、少なくとも、本体部72における側面部20側の辺部と該辺部と反対側の辺部間の長さが長さh11よりも長い領域における前後方向の長さh14よりも短く形成されている。
この内側底面部150においては、内側の面に中芯1014が露出して形成されている。つまり、図21、図22に示すように、内側底面部150が、中芯1014とライナー1012とにより形成された片面段ボールにより形成されている。内箱部Aを組み立てた状態において、内側底面部150における中芯1014が内側に露出した状態となる。また、内側底面部150における突状部154は、内箱部Aを組み立てた際に、本体部72と第4片部90の間に挟まれた状態となる。また、突状部154が設けられているので、内側底面部150を本体部72と第4片部90間に容易に挟むことができる。
また、内側底面部160は、内側側面部140における本体部142の下辺から折れ線を介して連設され、本体部142の下辺に沿って細長長方形状の本体部162と、本体部162の内側側面部140とは反対側の辺部における正面側の端部領域から内側側面部140とは反対側の突出した突状部154とを有している。本体部162の背面側の角部は円弧状に面取りされ、突状部154は、略半円状を呈している。内側底面部160は、第3片部80の本体部82よりも小さく形成され、内側底面部160と本体部82を重ねた場合に、内側底面部160の輪郭が本体部82の輪郭からはみ出さないようになっており、内側底面部160の内側側面部140側の辺部と該辺部の反対側までの長さ(最大長さ)h21は、少なくとも、本体部82の側面部30側の辺部と切欠部82a間の長さ(正面部10の横方向の長さの半分の長さ、背面部40の横方向の長さの半分の長さとしてもよい)h23よりも小さく形成され、内側底面部160の前後方向の長さ(最大長さ)h22は、少なくとも、本体部82における側面部30側の辺部と該辺部と反対側の辺部間の長さが長さh21よりも長い領域における前後方向の長さh24よりも短く形成されている。
この内側底面部160においては、内側の面に中芯1014が露出して形成されている。つまり、図21、図22に示すように、内側底面部160が、中芯1014とライナー1012とにより形成された片面段ボールにより形成されている。内箱部Aを組み立てた状態において、内側底面部160における中芯1014が内側に露出した状態となる。また、内側底面部160における突状部164は、内箱部Aを組み立てた際に、本体部82と第1片部60の間に挟まれた状態となる。また、突状部164が設けられているので、内側底面部160を本体部82と第1片部60間に容易に挟むことができる。
なお、上記のように、内箱部Aにおいては、内側側面部120の下側領域120−2と、内側側面部140の下側領域140−2と、内側底面部150、160とが片面段ボールにより形成されているが、内箱部Aの製造に際しては、図23に示すような段ボールシートを用いる。図23に示す段ボールシートは、両面段ボールからなる領域R1と、片面段ボールからなる領域R2を有するが、このような構成の段ボールシートは、出願人が開示した特開2013−99853号に記載されている。
図23に示す段ボールシート1010は、全体に方形状のシート状を呈し、方形状のライナー(第1ライナー)1012と、ライナー1012の一方の面に接着された方形状の(「方形状の外形を有する」としてもよい)中芯1014と、中芯1014のライナー1012が接着された面とは反対側の面に接着された方形状のライナー(第2ライナー)1016とを有している。なお、図23において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向に直角な方向である。
ここで、ライナー1012とライナー1016とは、紙製の板状のシート材である。また、中芯1014は、断面波形形状のシート材であり、紙製の板状のシート材を断面略波形形状に形成したものである。なお、図23において、中芯1014の段の方向(略波形形状における段の方向)(中芯1014に形成されている溝部の方向)は、縦方向(Y1−Y2方向)に形成されている。
ライナー1012の平面視における形状及び大きさは、中芯1014の平面視における形状及び大きさと同一(略同一としてもよい)であり、ライナー1012と中芯1014とはともに横方向の長さがaで縦方向の長さb1で同一(略同一としてもよい)となっている。また、ライナー1012と中芯1014とは、ライナー1012の各辺部1012a、1012b、1012c、1012dと中芯1014における対応する各辺部1014a、1014b、1014c、1014dとが一致(略一致としてもよい)するように接着されている。つまり、平面視において、辺部1012aは辺部1014aと一致し、辺部1012bは辺部1014bと一致し、辺部1012cは辺部1014cと一致し、辺部1012dは辺部1014dと一致している。なお、ライナー1012と中芯1014とで、片面段ボール1011を構成する。
一方、ライナー1016は、横方向の長さはaでライナー1012や中芯1014の横方向の長さと同一(略同一としてもよい)であるものの、縦方向の長さb2は、ライナー1012と中芯1014の縦方向の長さb1よりも短く形成されている。
また、ライナー1016の中芯1014の段の方向(Y1−Y2方向)と直角の方向(X1−X2方向)の辺部1016aは、中芯1014における段の方向(Y1−Y2方向)と直角の方向(X1−X2向)の辺部1014aと一致(略一致としてもよい)して形成され、これにより、中芯1014においてライナー1016が形成されていない領域、つまり、ライナー1016の辺部1016bと中芯1014の辺部1014b間には、中芯1014が露出した状態となっている。なお、ライナー1016は、ライナー1016における左右両側の2つの辺部1016c、1016dも、中芯1014における対応する辺部1014c、1014dと一致(略一致としてもよい)するように中芯1014に接着されている。つまり、辺部1016cは辺部1014cと一致し、辺部1016dは辺部1014dと一致する。また、辺部1016bの方向は、中芯1014の段の方向と直角の方向である。
つまり、段ボールシート1010において、ライナー1016が設けられている領域R1は両面段ボールであり、ライナー1016が設けられていない領域R2は片面段ボールとなっている。以上のように、段ボールシート1010においては、両面段ボールにおいて、一方のライナー1016の幅が他方のライナー1012の幅よりも短く形成され、中芯1014における段の方向における一方の側(Y1側)に偏って接着されて、他方の側には中芯1014が露出した構成となっている。なお、段ボールシート1010の大きさ、中芯1014における段の数、中芯1014における段の高さや単位長さ当たりの段の数は任意であり、中芯1014の段高や段数としては、例えば、Eフルート、Fフルート、Gフルート等のものが挙げられる。
段ボールシート1010を製造するには、帯状に形成されたライナー1012用の第1ライナー原紙と、第1ライナー原紙と略同一幅の帯状に形成された中芯1014用の原紙を断面略波形形状に形成した中芯原紙とを接着する第1接着工程と、中芯原紙の第1ライナー原紙側とは反対側の面に、第1ライナー原紙よりも短い幅を有し帯状の第2ライナー原紙(ライナー1016用のライナー原紙)を接着して段ボールシート素体を形成する第2接着工程で、第2ライナー原紙の一方の端部を中芯原紙の一方の端部に一致させて接着する第2接着工程と、第2接着工程において形成された段ボールシート素体を切断して段ボールシートを形成する切断工程により行なう。
展開状態の内箱部Aを製造するに当たっては、段ボールシート1010を型抜き加工(トムソン加工)して形成するが、その際、段ボールシート1010における両面段ボールと片面段ボールの境界(つまり、ライナー1016の辺部1016b)が、内側側面部120における上側領域120−1と下側領域120−2間の境界位置や内側側面部140における上側領域140−1と下側領域140−2間の境界位置となるようにする。
内箱部Aを箱状に組み立てた状態では、正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になり、底面部50を構成する各部材は、正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略直角(直角でもよい)となる。つまり、スリーブ状部5は、底面部50に対して略直角(直角でもよい)となる。また、スリーブ状部5を構成する各部材(正面部10、側面部20、30、背面部40)における隣接する部材は互いに直角となっている。
また、内箱部Aは、平板状に折り畳むことができ(図26参照)、内箱部Aにおいては、正面部10と側面部30との角度を小さくし(つまり、直角より小さくする)、背面部40と側面部20との角度を小さくさせる(つまり、直角より小さくする)ことにより、四角筒状のスリーブ状部5が扁平になるとともに、底面部50を構成する各部がスリーブ状部5内に回動して、内箱部Aが全体に平板状に折り畳むことができる。内箱部Aを折り畳んだ状態では、底面部50を構成する各部は、スリーブ状部5内にスリーブ状部5を構成する正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略平行な状態となる。また、内箱部Aを折り畳んだ状態では、内側底面部150は、第2片部70の本体部72に沿って本体部72に接した状態であり、内側底面部160は、第3片部80の本体部82に沿って本体部82に接した状態となっている。
次に、外箱部Bは、内箱部Aを覆う箱体であり、図16〜図20、図24等に示すように、スリーブ状部(外側スリーブ状部)205と、フラップ部260、290と、蓋部270、280とを有していて、その展開状態は、図24に示すように形成されている。
ここで、スリーブ状部205は、組み立てた状態では、四角形状の筒状を呈し、正面部(外側正面部)210と、側面部(外側右側面部)220と、側面部(外側左側面部)230と、背面部(外側背面部)240と、糊代部242とを有している。
正面部210の構成は、実施例1における正面部210と同一の構成であり、側面部220の構成は、実施例1における側面部220と同一の構成であり、側面部230の構成は、実施例1における側面部230と同一の構成であり、背面部240の構成は、実施例1における背面部240と同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。
なお、側面部220には、片部224、226が形成され、側面部230には、片部234、236が形成されている。
また、フラップ部260の構成は、実施例1におけるフラップ部260と同一の構成であり、フラップ部290の構成は、実施例1におけるフラップ部290と同一の構成であり、蓋部270の構成は、実施例1における蓋部270と同一の構成であり、蓋部280の構成は、実施例1における蓋部280と同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。
なお、実施例2においても、フラップ部260の先端部264の左右方向の長さ260aは、切目線124a、124bが破断して上面部110が底面部50に対して略平行であり、かつ、切目線144a、144bが破断して上面部130が底面部50に対して略平行な状態で、フラップ部260を正面部210に対して回動して閉じた際に上面部110、130に接触しないように、側面部220と側面部230間の長さ(「折れ線C21と折れ線C22間の長さ」、「折れ線C23と折れ線C24間の長さ」としてもよい)から上面部110の幅(側面部20と内側側面部120間の長さ)と上面部130の幅(側面部30と内側側面部140間の長さ)とを減じた長さ以下に形成されている。
また、フラップ部290の先端部294の左右方向の長さ290aは、切目線124a、124bが破断して上面部110が底面部50に対して略平行であり、かつ、切目線144a、144bが破断して上面部130が底面部50に対して略平行な状態で、フラップ部290を背面部240に対して回動して閉じた際に上面部110、130に接触しないように、側面部220と側面部230間の長さ(「折れ線C21と折れ線C22間の長さ」、「折れ線C23と折れ線C24間の長さ」としてもよい)から上面部110の幅(側面部20と内側側面部120の長さ)と上面部130の幅(側面部30と内側側面部140間の長さ)とを減じた長さ以下に形成されている。
また、実施例1の場合と同様に、外箱部Bを箱状に組み立てた状態では、正面部210と背面部240とが互いに平行になり、側面部220と側面部230とが互いに平行になる。また、スリーブ状部205を構成する各部材(正面部210、側面部220、230、背面部240)における隣接する部材は互いに直角となっている。
次に、実施例1の場合と同様に、内箱部Aと外箱部Bとは、分離部24、34の箇所で互いに接着されている。つまり、分離部24の外側の面と側面部220(特に、片部224)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されるとともに、分離部34の外側の面と側面部230(特に、片部234)の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されることにより、包装箱P’が全体に一体に形成される。つまり、分離部24の外側の面の全部又は一部の領域と側面部220の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられていて、同様に、分離部34の外側の面の全部又は一部の領域と側面部230の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられている。これにより、外箱部Bのスリーブ状部205は、内箱部Aにおけるスリーブ状部5の外側の面に沿って設けられ、例えば、正面部10の外側の面に沿って正面部210が設けられ、側面部20の外側の面に沿って側面部220が設けられ、側面部30の外側の面に沿って側面部230が設けられ、背面部40の外側の面に沿って背面部240が設けられている。該接着剤層の接着力は、外箱部Bの片部224を外側に回動させた際に、同時に分離部24の周囲の切目線24aが破れて、分離部24が内箱部Aから分離し、回動させた片部224に接着した状態で片部224に従動するように設定されていて、同様に、外箱部Bの片部234を外側に回動させた際に、同時に分離部34の周囲の切目線34aが破れて、分離部34が内箱部Aから分離し、回動させた片部234に接着した状態で片部234に従動するように設定されている。
また、実施例1の場合と同様に、内箱部Aと外箱部Bとが接着した状態では、側面部20の上辺の高さと側面部220の上辺の高さとが一致(略一致としてもよい)し、これにより、上面部110は、側面部220の上辺よりも上方に突出した状態となっている。同様に、内箱部Aと外箱部Bとが接着した状態では、側面部30の上辺の高さと側面部230の上辺の高さとが一致(略一致としてもよい)し、これにより、上面部130は、側面部230の上辺よりも上方に突出した状態となっている。
また、内箱部Aと外箱部Bとが接着された状態では、内箱部Aの下端と外箱部Bの下端とが同じ高さになるように形成されている。なお、内箱部Aと外箱部Bとは、分離部24、34の箇所以外は互いに接着されていない。
以上のように、内箱部Aは外箱部Bの内側に収納した状態となっていて、内箱部Aの底面部50以外は外箱部Bに被覆された状態となっている。つまり、外箱部Bの下端の高さ方向の位置は、内箱部Aの下端の高さ方向の位置と略同一であり、フラップ部260〜290を封止した状態では内箱部Aにおいては底面部50のみが露出している。
なお、上記構成の包装箱P’は、内箱部Aが上記のように折り畳むことができ、また、外箱部Bがスリーブ状部205を有し、全体に略スリーブ状を呈しているので、包装箱Pの状態においても平板状に折り畳むことができ、正面部210を側面部230に対して略平行になるようにし、かつ、側面部220を背面部240に対して略平行になるようにすることにより、図25に示すように平板状に折り畳むことができる。
なお、上記内箱部A及び外箱部Bにおいて、各折れ線の箇所には、予め罫線が形成されている。
上記構成の包装箱P’の使用状態について説明する。包装箱P’を使用しない状況では、上記のように包装箱Pは平板状に折り畳むことができるので、折り畳んで保管しておく。
そして、包装箱P’を使用する際に、包装箱P’を組み立てる。すなわち、外箱部Bにおける正面部210と背面部240とが互いに平行になり、側面部220と側面部230とが互いに平行になるようにするとともに、内箱部Aにおける正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になるようにし、底面部50がスリーブ状部5、205に対して直角になるようにすることにより包装箱Pが立体状に組み立てられる。
底面部50がスリーブ状部5、205に対して直角になるように底面部50が組み立てられた状態では、内側底面部150における突状部154は、本体部72と第4片部90の間に挟まれた状態となり、内側底面部160における突状部164は、本体部82と第1片部60の間に挟まれた状態となる。これにより、内側底面部150、160が底面部50と略平行に保たれ、内側底面部150、160の先端(内側側面部120、140側とは反対側の端部)が上方に向いた状態とはならないため、商品Gを収納する際に、商品Gを収納しやすく、また、商品Gを内側底面部150、160の上側に配置することができる。
なお、この段階では、上面部110は側面部20の上方に立設して形成され、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なり、上面部110は、側面部220の上端から突出した状態となっており、上面部130は側面部30の上方に立設して形成され、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なり、上面部130は、側面部230の上端から突出した状態となっている。
そして、図27に示すように、包装箱P’の上方から複数の被収納物としての商品Gを内箱部A内に収納する。外箱部Bにおいて、蓋部270、280及びフラップ部260、290は予め上方に立設した状態になっていて、外箱部Bの上方が開口した状態になっており、また、内箱部Aにおいて、内側側面部120は、上面部110に対して折り返されて、上面部110の内側の面及び側面部20の内側の面と重なり、また、内側側面部140は、上面部130に対して折り返されて、上面部130の内側の面及び側面部30の内側の面と重なっているので、商品Gの収納には支障とならず、商品Gはそのまま包装箱P’の上方から収納すればよい。
なお、商品Gを収納していない状態では、実際には、底面部50の第1辺部60〜第4片部90においては、先端側が斜め上方に傾斜した状態となっていて、第4片部90の先端側と本体部72の間には隙間が形成され、第1片部60の先端側と本体部82の間には隙間が形成されるため、突状部154は、本体部72と第4片部90の間に挟まれた状態となっているものの、ほぼ水平状態であり、突状部164は、本体部82と第1片部60の間に挟まれた状態となっているものの、ほぼ水平状態であるが、商品Gを収納した状態では、底面部50に上側から荷重がかかることにより、第4片部90と本体部72とが密着した状態となるため、突状部154が下方に引っぱられて内側底面部150は斜めに傾斜した状態となり、第1片部60と本体部82とが密着した状態となるため、突状部164が下方に引っぱられて内側底面部160は斜めに傾斜した状態となる。
次に、蓋部270、280及びフラップ部260、290を閉状態にする。すなわち、フラップ部260を正面部210に対して内側に折り曲げるとともに、フラップ部290を背面部240に対して内側に折り曲げ、その後、蓋部270を側面部220に対して内側に折り曲げるとともに、蓋部280を側面部230に対して内側に折り曲げる。
すると、蓋部270を側面部220に対して回動させて折り曲げる際に、上面部110が蓋部270により押されて、側面部20に対して折曲し(図28(a)に示す状態から図28(b)に示す状態となる)、上面部110が側面部20に対して折曲することにより、内側側面部120が下方に押されるので、これにより、切目線124a、124bが破断し、本体部122が分離部124と分離する。そして、本体部122が、本体部122の上端側が内側となるように傾斜しながら下方に移動して、本体部122の下端が底面部50に接する。本体部122の下端が底面部50に接した状態では、本体部122の下端は、底面部50と側面部20の角部又はその近傍に位置し、側面部20と上面部110と本体部122とで直角三角形又は直角三角形に近似した形状を呈することになる(図28(c)参照)。つまり、図28(a)の状態から蓋部270を折り曲げることにより、図28(b)に示す状態を経て図28(c)に示す状態となる。本体部122の下端が底面部50に接した状態では、上面部110は水平(略水平としてもよい)となる(つまり、底面部50に対して平行(略平行としてもよい)になる)(図28(c)参照)。また、本体部122の下端が底面部50に接した状態では、内側底面部150は、水平状態となり、本体部72の上面に沿って本体部72に接した状態となる。
つまり、側面部220の上辺から上方に立ち上がった状態の蓋部270を側面部220に対して内側に回動させることにより、上面部110が蓋部270により押されて側面部20に対して回動し、上面部110が側面部20に対して回動することにより、内側側面部120が下方に押されて切目線124a、124bが破断し、本体部122が分離部124と分離して、本体部122の下端が底面部50の上面に接し、本体部122の下端が底面部50に接するとともに、内側底面部150が底面部50と平行に底面部50に接した状態で、上面部110が底面部50に対して略平行となる。
同様に、蓋部280を側面部230に対して回動させて折り曲げる際に、上面部130が蓋部280により押されて、側面部30に対して折曲し(図28(a)に示す状態から図28(b)に示す状態となる)、上面部130が側面部30に対して折曲することにより、内側側面部140が下方に押されるので、これにより、切目線144a、144bが破断し、本体部142が分離部144と分離する。そして、本体部142が、本体部142の上端側が内側となるように傾斜しながら下方に移動して、本体部142の下端が底面部50に接する。本体部142の下端が底面部50に接した状態では、本体部142の下端は、底面部50と側面部30の角部又はその近傍に位置し、側面部30と上面部130と本体部142とで直角三角形又は直角三角形に近似した形状を呈することになる(図28(c)参照)。つまり、図28(a)の状態から蓋部280を折り曲げることにより、図28(b)に示す状態を経て図28(c)に示す状態となる。本体部142の下端が底面部50に接した状態では、上面部130は水平(略水平としてもよい)となる(つまり、底面部50に対して平行(略平行としてもよい)になる)。また、本体部142の下端が底面部50に接した状態では、水平方向となり、内側底面部160は、水平状態となり、本体部82の上面に沿って本体部82に接した状態となる。
つまり、側面部230の上辺から上方に立ち上がった状態の蓋部280を側面部230に対して内側に回動させることにより、上面部130が蓋部280により押されて側面部30に対して回動し、上面部130が側面部30に対して回動することにより、内側側面部140が下方に押されて切目線144a、144bが破断し、本体部142が分離部144と分離して、本体部142の下端が底面部50の上面に接し、本体部142の下端が底面部50に接するとともに、内側底面部160が底面部50と平行に底面部50に接した状態で、上面部130が底面部50に対して略平行となる。
以上のようにして、内箱部Aの左右両側の上端には、上面部110、130による縁部が形成される。
蓋部270を側面部220に対して直角に折り曲げ、蓋部280を側面部230に対して直角に折り曲げた状態では、蓋部270の先端と蓋部280の先端が当接して、外箱部Bの上面が蓋部270、280により覆われるので、接着テープTを外箱部Bの正面部210から上面を経て背面部240側にまで接着させることにより、フラップ部260〜290が封止される(図29参照)。
以上のようにして、商品Gを包装箱P’に包装したら、商品Gを収納した包装箱P’を商品Gを陳列する場所に搬送する。
その後、被収納物を陳列する場合には、外箱部Bを内箱部Aから分離する。すなわち、図30に示すように、外箱部Bの側面部220の片部226を内側に押し込むことにより片部224の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部224を外側に回動させる。つまり、折れ線C224が回動軸となって片部224が上下方向に回動する。
同様に、外箱部Bの側面部230の片部236を内側に押し込むことにより片部234の先端に指を引っかけることができるようにした後に、片部234を外側に回動させる。つまり、折れ線C234が回動軸となって片部234が上下方向に回動する。なお、片部224、234が回動する際の回動軸となる折れ線C224、C234の箇所には、罫線を形成しておかなくても片部224、234を回動させることにより自然と折れ線が形成されるが、予め該折れ線の箇所に罫線を形成しておいてもよい。
すると、外箱部Bの片部224を外側に回動させた際に、同時に分離部24の周囲の切目線24aが破れて、分離部24が内箱部A(具体的には、本体部22)から分離し、回動させた片部224に接着した状態で片部224に従動する。同様に、外箱部Bの片部234を外側に回動させた際に、同時に分離部34の周囲の切目線34aが破れて、分離部34が内箱部A(具体的には、本体部32)から分離し、回動させた片部234に接着した状態で片部234に従動する。
そして、図31に示すように、外箱部Bを上方に引き上げることにより、被収納物、つまり、商品Gを収納した状態で、かつ、分離部24、34が分離した状態の内箱部Aが残る。
内箱部Aにおいては、上面部110、130が左右両側に設けられているので、上側の内箱部Aの底面部50を下側の内箱部Aの上面部110、130上に載せることにより、内箱部Aを積み重ねることができる(図32参照)。その際、下側の内箱部Aの突状部20−1を係合穴20−2に係合させるとともに、下側の内箱部Aの突状部30−1を係合穴30−2に係合させることにより、包装箱を積み重ねた状態を固定することができ、上側の内箱部Aが下側の内箱部Aからずり落ちることがない。
なお、内側側面部120には、上側領域120−1が設けられていて、上側領域120−1は両面段ボールにより形成されているので、上面部110との接続箇所の強度が弱くなることがなく、また、内側底面部150が設けられていることにより、下側領域120−2が片面段ボールにより形成されていても、内側側面部120の立設状態を十分保つことができるので、上面部110の上に他の包装箱P’の内箱部Aを載置した場合に、下側の内箱部Aにより上側の内箱部Aを十分支えることができる。
同様に、内側側面部140には、上側領域140−1が設けられていて、上側領域140−1は両面段ボールにより形成されているので、上面部130のとの接続箇所の強度が弱くなることがなく、また、内側底面部160が設けられていることにより、下側領域140−2が片面段ボールにより形成されていても、内側側面部140の立設状態を十分保つことができるので、上面部130の上に他の包装箱P’の内箱部Aを載置した場合に、下側の内箱部Aにより上側の内箱部Aを十分支えることができる。
また、内箱部Aにおいては、内側側面部120、140の下側領域120−2、140−2と内側底面部150、160が片面段ボールにより形成され、片面段ボールにおける中芯1014が収納空間の内側に露出して商品Gに接するので、中芯1014を商品Gの滑り止めとして機能させることができ、特に、内側側面部120、140に設けられた中芯1014の段の方向が縦方向であるので、商品Gと内側側面部120、140の中芯1014との摩擦力により、商品Gが正面側又は背面側に倒れるのを防止することができる。よって、商品Gがパウチ製品のように自立が困難な商品であっても、商品Gを起立した状態としておき、商品Gの陳列状態を損なわないようにすることができる。また、内側底面部150、160が設けられていて、内側底面部150、160が底面部50に平行に底面部50に接した状態では、中芯1014がライナー1012の上側(つまり、底面部50側とは反対側)に配置されるので、商品Gが前後方向に不用意にスライドしてしまうのを防止でき、複数の商品Gが正面側又は背面側に偏って陳列されるのを防止することができる。
また、内側底面部150、160が設けられているので、商品Gが内側底面部150、160に接した状態で収納されることにより、内側側面部120の本体部122の中芯と内側側面部140の本体部142の中芯とが商品Gに確実に接して本体部122、142による滑り止め効果を発揮させることができる。つまり、内側底面部150、160が設けられていないと、商品Gに押されることにより内側側面部120、140は外側に逃げてしまい(つまり、内側側面部120は側面部20側に接近し、内側側面部140は側面部30側に接近する)、商品Gと本体部122、142の中芯との接触度合いが弱いが、内側底面部150、160の上面に商品Gが設けられることにより、内側底面部150、160の位置が固定されて、内側側面部120、140が外側に逃げることができず、商品Gと本体部122、142の中芯との接触度合いが強く、本体部122、142の中芯による滑り止め効果を発揮させることができる。
以上のように、本実施例の包装箱Pにおいては、商品を梱包する際には、蓋部270、280を回動させることにより、上面部110、130が回動して底面部と略平行(つまり、略水平)になるので、別途内箱部Aを積み重ねるための構成の組立て作業を行なう必要がなく、商品を梱包する際の作業工程が少なくことができる。
また、積み重ねた状態の内箱部Aにおいて、最上段の内箱部Aも左右両側に上面部110、130が設けられているのみで商品の上方が開口された状態であるので、商品の視認や取出しに支障はなく、最上段の内箱部Aに収納された商品の視認や取り出しを容易とするために余分な作業が必要ない。
また、内箱部Aにおいては、内側側面部120、140の下側領域120−2、140−2と内側底面部150、160が片面段ボールにより形成されているので、片面段ボールにおける中芯1014が収納空間の内側に露出して商品Gに接するので、中芯1014を商品Gの滑り止めとして機能させることができ、特に、内側側面部120、140に設けられた中芯1014の段の方向が縦方向であるので、商品Gが正面側又は背面側に倒れるのを防止することができる。
なお、上記収納箱P’において、内側底面部150、160が設けられない構成としてもよい。すなわち、内側底面部150、160が設けられない場合でも、内側側面部120、140の本体部122、142に接する形状・大きさの商品Gを収納することにより、本体部122、142の中芯による滑り止め効果を得ることができる。
また、内側側面部120、140における中芯の方向は、縦方向であるとしたが、縦方向以外の方向としてもよく、例えば、横方向(内側側面部120、140の上辺や下辺と平行な方向)としてもよい。横方向とした場合でも、縦方向の場合に比べて商品の倒れ防止効果が低くなるものの、商品と中芯の接触面積が、内側側面部120、140全体が両面段ボールで形成される場合に比べて大きいので、商品の倒れ防止効果を得ることができる。
また、内側側面部120、140においては、両面段ボールにより形成された上側領域120−1、140−1と、片面段ボールにより形成された下側領域120−2、140−2とを有するとしたが、内側側面部120、140が片面段ボールのみにより形成された構成としてもよい。その場合には、内側側面部120、140と上面部110、130との接続箇所の強度が上記の場合に比べて弱くなるが、上記と同様に商品の倒れ防止効果を得ることができる。
また、上記実施例1及び実施例2において、内箱部Aには、突状部20−1、30−1と係合穴20−2、30−2が設けられるとしたが、これらの構成を省略した構成としてもよい。その場合には、内箱部Aを積み重ねる際には、上側の内箱部Aの底面部50を上面部110、130上に載置することになる。
また、上記実施例2における説明においては、内箱部Aは、内側底面部150、160を有するものとして説明したが、内側底面部150、160の構成を省略した構成としてもよい。この場合でも、内側側面部120、140において片面段ボールの中芯1014が露出しているので、中芯1014を商品Gの滑り止めとして機能させることができる。
P、P’ 包装箱
A 内箱部
B 外箱部
5、205 スリーブ状部
10、210 正面部
20、30、220、230 側面部
20−1、30−1 突状部
20−2、30−2 係合穴
22、32、122、142 本体部
24、34、124、144 分離部
40、240 背面部
49、242 糊代部
50 底面部
60 第1片部
70 第2片部
80 第3片部
90 第4片部
110、130 上面部
120、140 内側側面部
150、160 内側底面部
152、162 本体部
154、156、164 突状部
224、226、234、236 片部
260、290 フラップ部
270、280 蓋部
1010 段ボールシート
1012、1016 ライナー
1014 中芯
C1、C2、C3、C4、C11、C12、C21、C22、C23、C24 折れ線

Claims (24)

  1. 包装箱であって、
    内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、
    内箱部が、
    底面部(50)と、
    底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、
    内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、
    第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、
    内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、
    第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、
    内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、
    内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、
    第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    外箱部が、
    内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、
    外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、
    外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、
    外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、
    内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、
    第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、
    外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、
    外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする包装箱。
  2. 第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、
    第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
  4. 第3分離部が、内側右側面部の内側の面における第1分離部以外の領域に接着され、第4分離部が、内側左側面部の内側の面における第2分離部以外の領域に接着されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の包装箱。
  5. 内側右側面部の上辺には第1突状部(20−1)が形成されるとともに、内側左側面部の上辺には第2突状部(30−1)が形成され、底面部における内側右側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第1突状部と係合する第1係合穴(20−2)が形成され、底面部における内側左側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第2突状部と係合する第2係合穴(30−2)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の包装箱。
  6. 外側正面部の上辺から連設された第1フラップ部(260)と、外側背面部の上辺から連設された第2フラップ(290)が設けられ、
    第1フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さ及び第2フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さは、第3切目線が破断して第1上面部が底面部に対して略平行であり、かつ、第4切目線が破断して第2上面部が底面部に対して略平行な状態で、第1フラップ部を外側正面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触せず、第2フラップ部を外側背面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触しないように、外側右側面部と外側左側面部間の長さから第1上面部の外側右側面部と第1内側側面部間の長さと第2上面部の外側左側面部と第2内側側面部間の長さとを減じた長さ以下に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の包装箱。
  7. 底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である第1端部領域が折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である第2端部領域が折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の包装箱。
  8. 包装箱であって、
    内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、
    内箱部が、
    底面部(50)と、
    底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、
    内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、
    第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、
    内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、
    第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、
    内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、
    内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、
    第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第1内側側面部が、第1内側側面部の上端から下方に形成された第1上側領域(120−1)と、第1内側側面部の下端から上方に形成され、第1上側領域の下端位置にまで形成された第1下側領域(120−2)とを有し、第1下側領域が、第1ライナー(1012)と、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯(1014)とを有する片面段ボールにより形成され、第1上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該中芯の第1ライナーとは反対側の面に接着された第2ライナー(1016)とを有する両面段ボールにより形成され、第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、
    第2内側側面部が、第2内側側面部の上端から下方に形成された第2上側領域(140−1)と、第2内側側面部の下端から上方に形成され、第2上側領域の下端位置にまで形成された第2下側領域(140−2)とを有し、第2下側領域が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該第2ライナーとを有する両面段ボールにより形成され、第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、
    外箱部が、
    内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、
    外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、
    外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、
    外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、
    内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、
    第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、
    外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、
    外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする包装箱。
  9. 第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された第1開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、第3分離部と第1開口部は、第1内側側面部における第1下側領域に形成され、
    第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された第2開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画され、第4分離部と第2開口部は、第2内側側面部における第2下側領域に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の包装箱。
  10. 包装箱であって、
    内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、
    内箱部が、
    底面部(50)と、
    底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、
    内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、
    第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、
    内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、
    第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、を有し、
    内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、
    内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、
    第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第1内側側面部が、第1ライナーと、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第1内側側面部における該中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、
    第2内側側面部が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側側面部における該中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、
    外箱部が、
    内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、
    外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、
    外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、
    外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、
    内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、
    第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、
    外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、
    外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となることを特徴とする包装箱。
  11. 第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画され、
    第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されていることを特徴とする請求項10に記載の包装箱。
  12. 一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項9又は11に記載の包装箱。
  13. 包装箱であって、
    内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、
    内箱部が、
    底面部(50)と、
    底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、
    内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、
    第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、
    内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、
    第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、
    第1内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第1内側底面部(150)と、
    第2内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第2内側底面部(160)と、を有し、
    内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、
    内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、
    第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第1内側側面部が、第1内側側面部の上端から下方に形成された第1上側領域(120−1)と、第1内側側面部の下端から上方に形成され、第1上側領域の下端位置にまで形成された第1下側領域(120−2)とを有し、第1下側領域が、第1ライナー(1012)と、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯(1014)とを有する片面段ボールにより形成され、第1上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該中芯の第1ライナーとは反対側の面に接着された第2ライナー(1016)とを有する両面段ボールにより形成され、第1下側領域における中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、
    第2内側側面部が、第2内側側面部の上端から下方に形成された第2上側領域(140−1)と、第2内側側面部の下端から上方に形成され、第2上側領域の下端位置にまで形成された第2下側領域(140−2)とを有し、第2下側領域が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2上側領域が、該第1ライナーと、該中芯と、該第2ライナーとを有する両面段ボールにより形成され、第2下側領域における中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、
    第1内側底面部は、第1内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第1連設ライナーと、第1内側側面部における中芯から連設され、該第1連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、
    第2内側底面部は、第2内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第2連設ライナーと、第2内側側面部における中芯から連設され、該第2連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、
    外箱部が、
    内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、
    外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、
    外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、
    外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、
    内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、
    第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、
    外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、
    外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となり、
    第1上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第1内側底面部が第1上面部と略平行な状態で底面部に接し、第1内側底面部における中芯が第1連設ライナーの上側に位置し、第2上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第2内側底面部が第2上面部と略平行な状態で底面部に接し、第2内側底面部における中芯が第2連設ライナーの上側に位置することを特徴とする包装箱。
  14. 第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された第1開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画されるとともに、第3分離部が、第1内側側面部と第1内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第1内側底面部と区画され、第3分離部と第1開口部は、第1内側側面部における第1下側領域に形成され、
    第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された第2開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されるとともに、第4分離部が、第2内側側面部と第2内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第2内側底面部と区画され、第4分離部と第2開口部は、第2内側側面部における第2下側領域に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の包装箱。
  15. 包装箱であって、
    内箱部(A)と外箱部(B)とを有し、
    内箱部が、
    底面部(50)と、
    底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部(10)と、内側右側面部(20)と、内側左側面部(30)と、内側背面部(40)とからなる内側スリーブ状部(5)と、
    内側右側面部の上辺から連設され、内側右側面部の上辺に沿って帯状に形成された第1上面部で、内側右側面部の上辺から上方に向けて形成された第1上面部(110)と、
    第1上面部の内側右側面部とは反対側の辺部から連設された第1内側側面部で、第1上面部に対して折り返して形成された第1内側側面部(120)と、
    内側左側面部の上辺から連設され、内側左側面部の上辺に沿って帯状に形成された第2上面部で、内側左側面部の上辺から上方に向けて形成された第2上面部(130)と、
    第2上面部の内側左側面部とは反対側の辺部から連設された第2内側側面部で、第2上面部に対して折り返して形成された第2内側側面部(140)と、
    第1内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第1内側底面部(150)と、
    第2内側側面部の下端の辺部から折れ線を介して連設された第2内側底面部(160)と、を有し、
    内側右側面部において、内側右側面部の一部が第1分離部(24)として第1分離部以外の部分である内側右側面部本体部(22)と第1切目線(24a)を介して分離可能に形成され、
    内側左側面部において、内側左側面部の一部が第2分離部(34)として第2分離部以外の部分である内側左側面部本体部(32)と第2切目線(34a)を介して分離可能に形成され、
    第1内側側面部において、第1内側側面部の一部が第3分離部(124)として第3分離部以外の部分である第1内側側面部本体部(122)と第3切目線(124a、124b)を介して分離可能に形成され、第3分離部が内側右側面部の内側の面に接着され、第1内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第2内側側面部において、第2内側側面部の一部が第4分離部(144)として第4分離部以外の部分である第2内側側面部本体部(142)と第4切目線(144a、144b)を介して分離可能に形成され、第4分離部が内側左側面部の内側の面に接着され、第2内側側面部の下辺が底面部の上面よりも上方に位置し、
    第1内側側面部が、第1ライナーと、第1ライナーの一方の面に接着された中芯で断面略波形形状の中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第1内側側面部における該中芯は、第2内側側面部側に露出して形成され、
    第2内側側面部が、該第1ライナーと、該中芯とを有する片面段ボールにより形成され、第2内側側面部における該中芯は、第1内側側面部側に露出して形成され、
    第1内側底面部は、第1内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第1連設ライナーと、第1内側側面部における中芯から連設され、該第1連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、
    第2内側底面部は、第2内側側面部における第1ライナーから連設されたライナーである第2連設ライナーと、第2内側側面部における中芯から連設され、該第2連設ライナーに接着された中芯とを有する片面段ボールにより形成され、
    外箱部が、
    内箱部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内箱部の内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部(210)と、内側右側面部の外側の面に沿って形成された外側右側面部(220)と、内側左側面部の外側の面に沿って形成された外側左側面部(230)と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部(240)とを有する外側スリーブ状部(205)と、
    外側右側面部の上辺から連設された第1蓋部(270)と、
    外側左側面部の上辺から連設された第2蓋部(280)と、を有し、
    外側右側面部に第1分離部が接着され、外側右側面部における第1分離部が接着された領域を含み第5切目線(222)を介して形成された第1片部(224)が外側右側面部の他の部分に対して回動可能に形成されるとともに、外側左側面部に第2分離部が接着され、外側左側面部における第2分離部が接着された領域を含み第6切目線(232)を介して形成された第2片部(234)が外側左側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、
    内側右側面部の上辺の高さと外側右側面部の上辺の高さとが略一致するとともに、内側左側面部の上辺の高さと外側左側面部の上辺の高さとが略一致し、
    第1上面部が外側右側面部の上辺よりも上方に突出して形成されるとともに、第2上面部が外側左側面部の上辺よりも上方に突出して形成され、
    外側右側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第1蓋部を外側右側面部に対して内側に回動させることにより、第1上面部が第1蓋部により押されて内側右側面部に対して回動し、第1上面部が内側右側面部に対して回動することにより、第1内側側面部が下方に押されて第3切目線が破断し、第1内側側面部本体部が第3分離部と分離して、第1内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第1内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第1上面部が底面部に対して略平行となり、
    外側左側面部の上辺から上方に立ち上がった状態の第2蓋部を外側左側面部に対して内側に回動させることにより、第2上面部が第2蓋部により押されて内側左側面部に対して回動し、第2上面部が内側左側面部に対して回動することにより、第2内側側面部が下方に押されて第4切目線が破断し、第2内側側面部本体部が第4分離部と分離して、第2内側側面部本体部の下端が底面部の上面に接し、第2内側側面部本体部の下端が底面部に接した状態で、第2上面部が底面部に対して略平行となり、
    第1上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第1内側底面部が第1上面部と略平行な状態で底面部に接し、第1内側底面部における中芯が第1連設ライナーの上側に位置し、第2上面部が底面部に対して略平行になった状態では、第2内側底面部が第2上面部と略平行な状態で底面部に接し、第2内側底面部における中芯が第2連設ライナーの上側に位置することを特徴とする包装箱。
  16. 第3切目線が第1内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第3分離部が、該一対の第3切目線と一対の第3切目線の上端の間に形成された開口部(124c)により第1内側側面部本体部と区画されるとともに、第3分離部が、第1内側側面部と第1内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第1内側底面部と区画され、
    第4切目線が第2内側側面部の下辺から上方に一対形成され、第4分離部が、該一対の第4切目線と一対の第4切目線の上端の間に形成された開口部(144c)により第2内側側面部本体部と区画されるとともに、第4分離部が、第2内側側面部と第2内側底面部間の折れ線に沿って形成された切目線を介して第2内側底面部と区画されていることを特徴とする請求項15に記載の包装箱。
  17. 一対の第3切目線が、一対の第3切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成され、一対の第4切目線が、一対の第4切目線間の間隔が上方にいくほど大きくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項14又は16に記載の包装箱。
  18. 底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である第1端部領域が折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である第2端部領域が折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着されていることを特徴とする請求項8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17に記載の包装箱。
  19. 底面部が、ワンタッチ底により形成され、内側正面部の下辺から連設された底面部第1片部(60)と、内側右側面部の下辺から連設された底面部第2片部(70)と、内側左側面部の下辺から連設された底面部第3片部(80)と、内側背面部の下辺から連設された底面部第4片部(90)とを有し、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における隣接する2つの片部である底面部第1片部対の一方である底面部第2片部(70)における底面部第1片部対の他方(90)の側の部分である第1端部領域(74)が、底面部第2片部における第1端部領域以外の領域である第1本体部(72)に対して折れ線を介して折曲げ可能であり、該第1端部領域が底面部第1片部対における他方に接着され、
    底面部第1片部と底面部第2片部と底面部第3片部と底面部第4片部における底面部第1片部対以外の互いに隣接する2つの片部である底面部第2片部対の一方である底面部第3片部(80)における底面部第2片部対の他方(60)の側の部分である第2端部領域(84)が、底面部第3片部における第2端部領域以外の領域である第2本体部(82)に対して折れ線を介して折曲げ可能であり、該第2端部領域が底面部第2片部対における他方に接着され、
    内側スリーブ状部を四角筒状に組み立てた状態では、第1内側底面部の一部は、第1本体部(72)と底面部第1片部対における他方との間に挟まれた状態となり、第2内側底面部の一部は、第2本体部(82)と底面部第2片部対における他方との間に挟まれた状態となることを特徴とする請求項13又は14又は15又は16又は17に記載の包装箱。
  20. 第1内側底面部における第1内側側面部側とは反対側の端部における底面部第1片部対の他方側の端部には、第1内側側面部側とは反対側に突出する第3突状部(154)が形成され、
    第2内側底面部における第2内側側面部側とは反対側の端部における底面部第2片部対の他方側の端部には、第2内側側面部側とは反対側に突出する第4突状部(164)が形成され、
    内側スリーブ状部を四角筒状に組み立てた状態では、第3突状部が、第1本体部(72)と底面部第1片部対における他方との間に挟まれた状態となり、第4突状部が、第2本体部(82)と底面部第2片部対における他方との間に挟まれた状態となることを特徴とする請求項19に記載の包装箱。
  21. 中芯の断面略波形形状における段の方向が、第1内側側面部及び第2内側側面部において、縦方向に形成されていることを特徴とする請求項8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18又は19又は20に記載の包装箱。
  22. 第3分離部が、内側右側面部の内側の面における第1分離部以外の領域に接着され、第4分離部が、内側左側面部の内側の面における第2分離部以外の領域に接着されていることを特徴とする請求項8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18又は19又は20又は21に記載の包装箱。
  23. 内側右側面部の上辺には第1突状部(20−1)が形成されるとともに、内側左側面部の上辺には第2突状部(30−1)が形成され、底面部における内側右側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第1突状部と係合する第1係合穴(20−2)が形成され、底面部における内側左側面部側の端部には、包装箱を積み重ねた場合に、下段の包装箱における第2突状部と係合する第2係合穴(30−2)が形成されていることを特徴とする請求項8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18又は19又は20又は21又は22に記載の包装箱。
  24. 外側正面部の上辺から連設された第1フラップ部(260)と、外側背面部の上辺から連設された第2フラップ(290)が設けられ、
    第1フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さ及び第2フラップ部の少なくとも先端領域の左右方向の長さは、第3切目線が破断して第1上面部が底面部に対して略平行であり、かつ、第4切目線が破断して第2上面部が底面部に対して略平行な状態で、第1フラップ部を外側正面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触せず、第2フラップ部を外側背面部に対して回動して閉じた際に第1上面部及び第2上面部に接触しないように、外側右側面部と外側左側面部間の長さから第1上面部の外側右側面部と第1内側側面部間の長さと第2上面部の外側左側面部と第2内側側面部間の長さとを減じた長さ以下に形成されていることを特徴とする請求項8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18又は19又は20又は21又は22又は23に記載の包装箱。
JP2015076667A 2014-10-06 2015-04-03 包装箱 Active JP6220808B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205987 2014-10-06
JP2014205987 2014-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016074478A JP2016074478A (ja) 2016-05-12
JP6220808B2 true JP6220808B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=55950765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015076667A Active JP6220808B2 (ja) 2014-10-06 2015-04-03 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6220808B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7475030B2 (ja) 2020-05-11 2024-04-26 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱及び包装箱の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612179Y2 (ja) * 1976-08-03 1981-03-19
JP4519262B2 (ja) * 2000-04-27 2010-08-04 ユニ・チャーム株式会社 同梱ディスプレイ用段ボール箱
JP5309072B2 (ja) * 2010-04-06 2013-10-09 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱の製造方法
JP5417407B2 (ja) * 2011-10-18 2014-02-12 株式会社クラウン・パッケージ 箱体及び段ボールシートの製造方法
US9096343B2 (en) * 2012-04-03 2015-08-04 Innovative Packaging Designs L.P. Display ready container

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016074478A (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10403175B2 (en) Multi-panel display kit
CA2834089C (en) Shipping and display container
JP3139948U (ja) 包装箱
JP6220808B2 (ja) 包装箱
JP5309072B2 (ja) 包装箱の製造方法
JP5782470B2 (ja) 包装箱
JP6712842B2 (ja) 商品展示方法および段ボール箱
JP6361393B2 (ja) 振り出しカートン
JP3179759U (ja) 包装箱
AU2013294680B2 (en) Packaging
JP3147084U (ja) 包装箱
JP5380730B2 (ja) 包装ケース、清掃具包装体、及び清掃具製品
JP5935623B2 (ja) 展示機能付き包装箱
JP3174806U (ja) 包装箱
JP3183777U (ja) 陳列兼用段ボール箱用シート及び陳列兼用段ボール箱
JP3175414U (ja) 包装箱
JP3147086U (ja) 包装箱
JP3220116U (ja) 包装箱
JP7376394B2 (ja) 包装容器
JP3172649U (ja) 包装用箱
JP5262767B2 (ja) 開封機能付き紙箱
JP7187978B2 (ja) 包装箱
JP7217923B2 (ja) 製函前ボックス及び包装箱
JP6902874B2 (ja) 包装箱の製造方法及び包装箱
JP4956308B2 (ja) ダンボール箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6220808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250