JP7217923B2 - 製函前ボックス及び包装箱 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、側面に破断線が設けられていても強度に優れた包装箱を提供する。
本明細書において、「周状」とは、「筒体の中心線を取り囲む状態」を意味している。
この構成によれば、取り外しが容易なカバー片によって側板部に形成された破断線の周辺を補強することができる。
この構成によれば、分離が容易なカバー片を有した製函前ボックスを容易に作製することができる。
この構成によれば、分離が容易なカバー片を有した製函前ボックスを容易に作製することができる。
この構成によれば、製函前ボックスから側板部にカバー片を設けた包装箱を簡便に組み立てることができる。
この構成によれば、包装箱を密閉した状態で、ジッパーを開封する開け口を側板部に設けることができる。
この構成によれば、上記いずれかの作用を奏する。
また、本実施形態において、本発明の各部を上辺、下辺、側辺等と称することがあるが、これらは特に断りのない限り、底板フラップを下面としてブランクシート、製函前ボックス又は包装箱を視た場合の各部の相対的な位置関係を示すためのものであり、必ずしも包装箱の向き等を定めるものではない。
接合代15は、第1側板部3と第4側板部6とを連結させる接着部となっている。
破断線Kは、第1側板部3において上下方向の略中央部分に形成されたミシン目K1と、第2側板部4において略山形に形成されたミシン目K2と、第3側板部5に形成されたミシン目K3と、第4側板部6において略山形に形成されたミシン目K4とを備えている。
ミシン目K2及びミシン目K4は、第3側板部5を挟んで対称に形成されており、製函時に向かい合う略平行な線となるように形成されている。
第2側板部4の折り曲げ線4cは、第2側板部4の上辺2dの第1側板部3側の端部から、ミシン目K2の頂点付近に向かって、ミシン目K2まで延びている。
折り曲げ線4cと折り曲げ線6cとは、製函時に互いに対向し略平行になるように設けられている。
折り曲げ線3cと折り曲げ線15cとは、第1側板部3から第4側板部6を組み立てて筒体2を形成した時に重なり合うように設けられている。
天板フラップ8は、図1に示す筒体2の開口部7の全体を覆い得る面積を有する矩形に形成されている。
天板フラップ8には、製函時に第2側板部4の内表面に沿って差し込まれる差し込み片17が折り曲げ線17cに沿って形成されている。差し込み片17の先端角部は、製函時に筒体2内への差し込みを容易にするよう円弧状に湾曲している。
第1側板部3及び第3側板部5の上辺2bには、略台形の短フラップ18がそれぞれ設けられている。
第2底板フラップ11は、第2側板部4の下辺2eを下底辺とし、緩やかな傾斜辺20dに段差部20cが形成された略台形のベース部20と、ベース部20から突出し、第1底板フラップ10と接合してこれと連動可能となる連動接合部21とを備えている。
連動接合部21は、製函時に第1底板フラップ10の一部と重なり接着により連結できるように形成されている。
ベース部25は、下辺2cを下底辺として、下辺2cに略平行な上底辺25bに向かって徐々にすぼむ略台形に形成されている。
上底辺25bの第4底板フラップ13側の傾斜辺25dは、第4底板フラップ13側に突出部26を突出させるとともに、ブランクシート1aの折り畳み時に突出部26と第4側板部6とが干渉することを回避させ得る折り曲げ線となっている。
第3底板フラップ12のベース部25には、上底辺25bを介してカバー片14が連接している。
カバー片14と第3底板フラップ12とは一体的に形成されている。カバー片14と第3底板フラップ12との境となっている上底辺25bには、カバー片14と第3底板フラップ12との分離を容易にするスリット(切断線)が間欠的に形成されている。
以上の構成によって形成されているブランクシート1aは、剛性のある紙又は合成樹脂等の1枚のシートを打ち抜き、各部分又はその境に折り曲げの罫線や破断線K等を設けて形成されている。
図4に示すように、第1底板フラップ10を第1側板部3の内面(すなわち図2及び図4で見えている面)に、第3底板フラップ12を第3側板部5の内面に、それぞれ対向するように下辺2cで折り曲げる。カバー片14は、第3底板フラップ12に連接しているので、カバー片14も第3側板部5の内面に対向して重なる。
この状態で、連動接合部21の内面(すなわち図4で見えている面)に接着剤を塗布する。第4底板フラップ13の連動接合部21には、第3底板フラップ12と重なる部分にのみ接着剤を塗布する。
次いで、第1側板部3及び第2側板部4の間の側辺2aにおいてブランクシート1aを矢印T2方向に折り曲げ、接合代15の外面上に第1側板部3の端部を重ね、接着する。
図3においては、内部に折り曲げられた底板フラップとして、同図で手前側に向けた第2側板部4に連接している第2底板フラップ11及び第3側板部5に連接している第3底板フラップ12のみを図示している。なお、製函前ボックス1Aの状態で、第1底板フラップ10から第4底板フラップ13は、筒体2の内側に折り畳まれた状態で、第1底板フラップ10及び第2底板フラップ11、第3底板フラップ12及び第4底板フラップ13が連動する状態となっている。
この際、第3底板フラップ12は第3側板部5に対して直角に広がろうとするが、カバー片14は第3側板部5の内面に貼り付いているので、カバー片14が、上底辺25bに沿って第3底板フラップ12と分離する。
以上により、開口部7が開口した包装箱X1になる。
以上により、直方体で積み上げが可能な状態の包装箱X1となる。
まず、図1に示す第1側板部3の押え片16を筒体2の内側に向かって押して、ミシン目K1のアーチ形の部分及びスリット16a,16aを破断し、押え片16を回動させて筒体2の内側に押し込む。これにより、ミシン目K1の下側に指を入れるスペースが形成されるので、ミシン目K1の下端に指を掛ける。
カバー片14は、ミシン目K3よりも上側に貼着しているので、包装箱X1の上部30と共に、下部40から離れる。
また、包装箱X1の上部30を下部40から分離する際にカバー片14を上部30と共に取り去るため、包装箱X1の下部40に収納された物品の表示をカバー片14で隠してしまうことなく外部に露出させることができるという効果を奏する。
また、図9及び図10に示すように、製函前ボックス1Bは、筒体2の周方向の一部において破断線K,Lを二本平行に形成し、破断線K,Lの間に開封孔45を形成している点においても製函前ボックス1Aと異なっている。
なお、第3底板フラップ12及びカバー片14は、ブランクシート1aのものと略同様である。
具体的には、破断線Kが、図3に示す製函前ボックス1Aと略同様に筒体2を連続で一周するように設けられている。破断線Lは、第2側板部4の幅方向の略中央から第3側板部5を横切って、第4側板部6の幅方向の略中央までの部分に形成された破断線Kに対して、その上辺2a,2d側に、一定の間隔を空けて形成されている。
なお、破断線Kは、第1側板部3の幅方向の全体で下方に膨らむ緩やかな弧を描くように形成されており、図11に示す包装箱X2の上部30を第1側板部3側に倒すだけで容易に破断可能となっている。
第1天板フラップ18x,第2天板フラップ8x,第3天板フラップ18x及び第4天板フラップ8xは、略矩形に形成され、第1側板部3~第4側板部6の各上辺2b,2dに連接している。
図11に示す包装箱X2への物品の収納後、包装箱X2の上部30を分離して商品を陳列する手順は以下のとおりである。
本実施形態においても、カバー片14は全て破断線Kよりも上辺2b側で接着しているため、カバー片14は上部30と一体となって、下部40から離れる。
また、ブランクシート1a,1bにおけるカバー片14の取り付け位置は、全てが底板フラップ又は天板フラップのいずれかに連接していなくてもよい。例えば、4枚のカバー片のうち2枚が底板フラップに連接され、残り2枚が天板フラップに連接させていてもよい。
1A,1B 製函前ボックス
3,4,5,6 側板部
2 筒体
8 天板フラップ
10,11,12,13 底板フラップ
14 カバー片
K,L 破断線
X1,X2,X3 包装箱
Claims (5)
- 複数の側板部を組み立てて形成される筒体と、この筒体の一方の開口部を塞ぐ天板フラップと、前記筒体の他方の開口部を塞ぐ底板フラップとを備え、
前記底板フラップは隣り合う2つの底板フラップが連結することで前記筒体を立体形状にする動作によって立ち上がり、前記他方の開口部を閉じるワンタッチ底であり、
前記筒体にこの筒体の上部と下部とを分離する破断線が周状に設けられ、
前記筒体の内側で前記破断線を覆うカバー片を有し、
前記カバー片と前記側板部とが、前記破断線より天板フラップ側の領域でのみ接着されているか、又は前記破断線より底板フラップ側の領域でのみ接着され、
前記カバー片は、切断線を介して前記底板フラップに連接しており、
前記カバー片が連接している前記底板フラップは、前記側板部の下辺で前記筒体の内側に向かって折り曲げられ、
前記カバー片は、前記側板部の下辺の延在方向に前記下辺よりも短く形成され、
前記切断線は、前記底板フラップを前記側板部に対して直角に引き起こして立体にする動作によって前記カバー片を前記底板フラップから分離させるものである製函前ボックス。
- 前記破断線は、少なくとも1つの側面板において、少なくとも幅方向の中央部分で、同側板部の上下方向の下から2分の1よりも下方に形成され、
前記カバー片は、前記破断線が少なくとも幅方向の中央部分で、同側板部の上下方向の下から2分の1よりも下方に形成されている側面板に貼着されている請求項1に記載の製函前ボックス。 - 前記切断線は、少なくともその中央部が円弧状に形成されている請求項1又は2に記載の製函前ボックス。
- 前記側板部の前記カバー片が重なっている領域に、破断線の一部を含む孔が形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の製函前ボックス。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載の製函前ボックスを用いて形成された包装箱。
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JP2018124242A JP7217923B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 製函前ボックス及び包装箱 |
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JP2018124242A JP7217923B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 製函前ボックス及び包装箱 |
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JPH11348968A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-21 | Seiko Shokai:Kk | 紙製包装用箱成形体及び紙製包装用箱の成形方法 |
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