JP6031723B2 - 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器 - Google Patents

首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6031723B2
JP6031723B2 JP2012075364A JP2012075364A JP6031723B2 JP 6031723 B2 JP6031723 B2 JP 6031723B2 JP 2012075364 A JP2012075364 A JP 2012075364A JP 2012075364 A JP2012075364 A JP 2012075364A JP 6031723 B2 JP6031723 B2 JP 6031723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neck
container
piece
display
locking piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012075364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013205664A (ja
Inventor
正人 永野
正人 永野
完 井口
完 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal Inc filed Critical Fuji Seal Inc
Priority to JP2012075364A priority Critical patent/JP6031723B2/ja
Publication of JP2013205664A publication Critical patent/JP2013205664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031723B2 publication Critical patent/JP6031723B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

本発明は、宣伝広告効果を高めるために、容器の首部に装着して使用される首掛けラベル及びそれが装着された首掛けラベル付き容器に関する。
従来、宣伝広告効果を高める目的で、商品名、懸賞案内などの各種広告を表示した首掛けラベルを、容器に装着することが行われている。首掛けラベルは、ネックハンガーラベル又は掛止ラベルなどとも呼ばれる。
例えば、特許文献1には、ボトル容器の首部に取り付けて使用する板紙製の表示具であって、一枚のブランクを側面視でH型に折り曲げて接着加工しており、ボトル容器の首部が挿入可能な差込み孔が設けられた横方向の差込み部と、その差込み部の両側にそれぞれ設けられた縦方向の表示部と、を有し、前記差込み部の中央部から差込み孔側へ、半円弧状の一対の爪が差込み部と平行に延設されている表示具が開示されている。
かかる表示具は、その差込み孔をボトル容器のキャップに通し、差込み部を首部まで下げると、一対の爪がキャップの下縁部分に引っ掛かった状態になるので、簡単には取れなくなる。
しかしながら、前記表示具の爪は、差込み部と平行に延設されているので、表示具の差込み部を容器の首部へ挿入する際に、その爪がキャップに干渉する。このため、表示具を容器に装着し難いという問題点がある。
一方、爪の延設長さを短くすれば、表示具の差込み部を容器の首部に挿入し易くなるが、そうすると、表示具の装着後、爪がキャップの下縁部分から離れてしまい、表示具が容器から簡単に外れるという問題点を生じる。
また、前記爪は差込み孔側へ膨らむ半円弧状に形成されており、爪の先端における一点が容器と接触してキャップの下縁部分に係止される。しかしながら、このような爪による係止構造では、表示具の容器に対する装着安定性が悪いという問題点もある。
特開2002−55611号公報
本発明の目的は、容器に装着し易く、容器に装着した後には外れ難く、装着安定性に優れた首掛けラベル及びその首掛けラベル付き容器を提供することである。
本発明の首掛けラベルは、段部を有する首部を有する容器に装着される首掛けラベルであって、装着時に前記容器の首部の正面及び背面に立ち上がる一対の表示片と、前記首部の段部に係止される先端部を有する一対の係止片と、前記一対の表示片を連結する一対の連結片と、前記一対の表示片と前記一対の連結片によって囲われた範囲内に設けられた挿通孔部と、を有し、第1係止片の基端部が接着層を介して前記第1表示片の裏面側に接着され、且つ、第1係止片の先端部が前記基端部に対して上向きに折り曲げられて自由端部とされ、第2係止片の基端部が接着層を介して前記第2表示片の裏面側に接着され、且つ、第2係止片の先端部が前記基端部に対して上向きに折り曲げられて自由端部とされている。
本発明の首掛けラベルは、一対の係止片(第1係止片及び第2係止片)が、その先端部を上向きにしてそれぞれ折り曲げられているので、首掛けラベルを容器に装着すべく、これを容器の上方から押し下げたときに、第1係止片及び第2係止片が回動し、容器の首部に簡単に首掛けラベルを挿入できる。
首掛けラベルを容器に挿入した後、上向きに折り曲げられている一対の係止片の先端部が容器側に当たって首部の段部に係止されるので、装着後の首掛けラベルが容器から外れ難くなる。
また、折り曲げられた一対の係止片の先端部が容器側に向かって常時付勢するので、装着された首掛けラベルが容器に対して安定する。
本発明の首掛けラベル付き容器は、段部を有する首部を有する容器と、前記容器の首部に装着された首掛けラベルと、を有する首掛けラベル付き容器であって、前記首掛けラベルが、前記容器の首部の正面及び背面に立ち上がった一対の表示片と、前記首部の段部に係止された一対の係止片と、前記一対の表示片を連結する一対の連結片と、前記一対の表示片と前記一対の連結片によって囲われた範囲内に設けられ且つ前記容器の首部に挿通された挿通孔部と、を有し、第1係止片の基端部が接着層を介して前記第1表示片の裏面側に接着され、且つ、第2係止片の基端部が接着層を介して前記第2表示片の裏面側に接着されており、前記第1係止片が、第1表示片と容器の首部の間に介在され、且つ、前記第2係止片が、第2表示片と容器の首部の間に介在されており、前記第1係止片の先端部及び第2係止片の先端部が、それぞれ前記基端部に対して上向きに折り曲げられ、前記第1係止片及び第2係止片の各先端部が、前記首部の段部に係止されている。
本発明の首掛けラベルは、容器に装着し易く、一方、容器に装着した後には外れ難い。また、本発明の首掛けラベルは、容器に対して安定的に装着できる。
本発明の首掛けラベル付き容器は、首掛けラベルが外れ難く、また、首掛けラベルが位置ずれし難い。かかる首掛けラベル付き容器は、首掛けラベルの装着時に位置合わせした一対の表示片の向きが不用意に変わり難く、その表示片に表された広告宣伝表示を効果的に消費者に見せることができる。
本発明の1つの実施形態に係る首掛けラベルの右側面図。 同平面図。 同首掛けラベルを扁平状にしたときの上面図。ただし、接着部が設けられた範囲を判りやすく図示するため、便宜上、接着部を薄墨塗りで示している。 同首掛けラベルが扁平状の状態のときの下面図。 同首掛けラベルが扁平状の状態のときの右側面図。 図3のVI−VI線断面図。 同首掛けラベルを容器に装着する途中の状態を示す右側面図。 同首掛けラベルを容器に装着した首掛けラベル付き容器の右側面図。 同首掛けラベル付き容器の正面図。 同首掛けラベル付き容器の上面図。 本発明の他の実施形態に係る首掛けラベルの右側面図。 更なる他の実施形態に係る首掛けラベルの下面図(扁平状の状態で表している)。 図12の首掛けラベルを容器に装着した首掛けラベル付き容器の正面図。 更なる他の実施形態に係る首掛けラベルの上面図(扁平状の状態で表している)。
以下、本発明について適宜図面を参照しつつ説明する。
ただし、本明細書において、各部の用語の前に付した、第1及び第2は、各部を区別するために付加されたものであり、各部の優劣や順序などを意味しない。
また、「正面」は、自立させた容器の周方向の任意の一箇所から容器を見たときに見える面であり、「背面」は、前記正面から周方向に約180度ずれた箇所から容器を見たときに見える面である。さらに、方向性を示す用語として、「上、下、左、右、前、後」を使用するが、これらは、便宜上、自立させた容器を基準にした方向を指す。また、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
図1及び図2に於いて、首掛けラベル1は、前後一対の表示片21,22と、前後一対の係止片31,32と、左右一対の連結片41,42と、前記一対の表示片21,22と一対の連結片41,42によって囲われた範囲内に設けられた挿通孔部5と、を有する。
首掛けラベル1は、適度な剛性と可撓性を有するシート材から形成されている。
シート材は、特に限定されず、紙、厚紙、合成紙、合成樹脂シート、合成樹脂発泡シート、これらの積層体、これらと他のシートの積層体などを用いることができる。通常、前記シート材は、合成紙、紙、合成樹脂シートが用いられる。紙を用いる場合には、その目付量が60〜150g/m程度のものが好ましい。合成紙または合成樹脂シートを用いる場合には、その厚みが30μm〜150μm程度のものが好ましい。
首掛けラベル1は、所定形状に形成した1枚のシート材を適宜折り曲げ且つ接着することにより、形成されている。もっとも、所定形状に形成した2枚以上のシート材を適宜折り曲げ且つ接着することにより、首掛けラベル1が形成されていてもよい。
一対の表示片21,22は、首掛けラベル1を容器に装着した際に、容器の正面及び背面に立ち上がる。一対の表示片21,22は、主として広告宣伝のための表示媒体であり、その表面には、所望のデザインが表示されている。なお、本発明の首掛けラベル1は、表示片21,22の表面だけにデザインが表示されている場合に限られず、表示片21,22の裏面及び連結片41,42などのその他の部分にもデザインが表示されていてもよい。
一対の係止片31,32は、それぞれ前記表示片21,22の裏面側に設けられ、且つ、係止片31,32の先端部31a,32aがそれぞれ自由端部とされている。一対の係止片31,32は、その先端部31a,32aを上向きにしてそれぞれ折り曲げられており、首掛けラベル1を容器に装着した際に、その先端部31a,32aにて容器の首部の段部に係止される。
以下、係止片31,32を、先端部31a,32a及び基端部31b,32bという2つの領域に分けて説明する場合がある。
係止片31,32の先端部31a,32aは、それぞれ、係止片31,32の折り曲げ部(本実施形態では、第2折り目62,62)を基準にして、表示片21,22から離れる領域を指し、係止片31,32の基端部31b,32bは、それぞれ、前記係止片31,32の折り曲げ部を基準にして、先端部31a,32aよりも表示片21,22に近い領域を指す。
一対の連結片41,42は、一対の表示片21,22を連結する部分であり、一対の表示片21,22の間隔を規制している。
挿通孔部5は、首掛けラベル1を容器の首部に挿入する部分である。
具体的には、第1表示片21及び第2表示片22(一対の表示片21,22の一方及び他方)は、比較的大きな面積の平板状であり、その外形は特に限定されず、適宜な形状に設定できる。図示例では、直線状の両側縁、上縁及び下縁を有し且つ曲線状の下側両隅縁を有する略矩形状に形成されている。
第1表示片21の裏面側の左右端部には、左右の連結片41,42の一端部が連結されており、その左右の連結片41,42の他端部は、第2表示片22の裏面側の左右端部に連結されている。
左右の連結片41,42は、上面視帯状に形成されている。帯状の連結片41,42の長さLは、装着する容器のキャップ部の直径よりも大きいことが好ましく、例えば、容器のキャップ部の直径の1.1倍〜2倍である。なお、連結片41,42の長さLは、連結片41,42に対して略直交状に立ち上がったときの第1表示片21と第2表示片22の間隔に等しい。
帯状の連結片41,42の長さLを容器のキャップ部の直径よりも大きくすることにより、第1係止片31及び第2係止片32の付勢力を効果的に発揮させることができる。
左右の連結片41,42は、第1表示片21及び第2表示片22の上下方向中途部(好ましくは上下方向略中央部)にそれぞれ連結されている。また、左右の連結片41,42は、所定間隔を開けて配置されており、左右の連結片41,42の間に上面視略矩形状の挿通孔部5が形成されている。
前記左右の連結片41,42の間隔Wは、特に限定されず、装着する容器のキャップ部の直径よりも大きくてよいし、或いは、若干小さくてもよい。
前記左右の連結片41,42の間隔Wが、容器のキャップ部の直径よりも大きい場合には、容器のキャップ部に挿通孔部5の縁(連結片41,42の内縁41a,42a)が接触しないように、首掛けラベル1を容器に挿入できる。
他方、前記左右の連結片41,42の間隔Wが、容器のキャップ部の直径よりも若干小さい場合には、首掛けラベル1を容器に装着した際、左右の連結片41,42の内縁41a,42aを段部の下方に位置させることができ、係止片31,32だけでなく、連結片41,42も段部に係止させることができる。特に、左右の連結片41,42の内縁41a,42aが容器の首部の外面に当接することから、前記左右の連結片41,42の間隔は、図示のように、容器の首部の直径と略同じであることが好ましい。ただし、前記左右の連結片41,42の間隔Wは、連結片41,42の内縁41a,42a間の長さを意味する。
第1表示片21と左右の連結片41,42の一端部との境界、及び、第2表示片22と左右の連結片41,42の他端部との境界には、それぞれ第1折り目61が形成されている。
第1表示片21及び第2表示片22は、それぞれ前記第1折り目61において連結片41,42の上面に対して略直交に折り曲げられて立ち上がっている。また、第1表示片21及び第2表示片22は、前記第1折り目61を回動軸として、連結片41,42の上面に対して鈍角又は鋭角となるように回動自在である。
なお、本明細書において、折り目は、それに沿って各片を折り易くするために形成された線である。折り目としては、例えば、シート材の厚み方向に略V字状に切り込んだ非貫通刻みであるハーフカット線、シート材の厚み方向に貫通する貫通孔が断続的に形成されたミシン目線などが挙げられる。
第1係止片31及び第2係止片32(一対の係止片31,32の一方及び他方)は、一対の連結片41,42の間に配置され、挿通孔部5へと臨み出ている。
第1係止片31は、その基端部31bの一縁が第3折り目63を介して第1表示片21に連結され、その第3折り目63にて折り曲げることにより、第1表示片21の裏面側に配置されている。第2係止片32は、その基端部32bの一縁が第3折り目63を介して第2表示片22に連結され、その第3折り目63にて折り曲げることにより、第2表示片22の裏面側に配置されている。
第1係止片31の先端部31aと第2係止片32の先端部32aは、向かい合っている。
図1に示すように、首掛けラベル1は、装着状態のときに、その第1係止片31が折れ曲がり、その第1係止片31の先端部31aが、第1表示片31の裏面に対して鋭角を成して、挿通孔部へと突出している。同様に、第2係止片32が折れ曲がり、その先端部32aが、第2表示片32の裏面に対して鋭角を成して、挿通孔部へと突出している。
前記第1係止片31の先端部31aと第1表示片31とが成す角度α1は、例えば、30度〜80度であり、前記第2係止片32の先端部32aと第2表示片32との成す角度α2は、例えば、30度〜80度である。
第1係止片31の基端部31bの上方部と第1表示片21の上方部(第1折り目61よりも上方にある第1係止片31の基端部31bと第1表示片21)は、第1接着層71を介して接着されており、第2係止片32の基端部32bの上方部と第2表示片22の上方部(第1折り目61よりも上方にある第2係止片32の基端部32bと第2表示片22)は、第2接着層72を介して接着されている。
従って、第1係止片31の基端部31bは、第1表示片21の裏面と略平行に延びており、第2係止片32の基端部32bも同様に、第2表示片22の裏面と略平行に延びている。
さらに、第1係止片31及び第2係止片32の面内には、前記第1折り目61と平行に、第2折り目62,62がそれぞれ形成されている。
前記第2折り目62を基準にして、第1係止片31の基端部31bは、第1表示片21の裏面側に沿って立ち上がっており、第1係止片31の先端部31aは、その先端縁を上向きにしてそれぞれ折り曲げられている。この第1係止片31の先端部31aは、自由端部であり、前記第2折り目62を回動軸として、上下に回動自在である。
同様に、前記第2折り目62を基準にして、第2係止片32の基端部32bは、第2表示片22の裏面側に沿って立ち上がっており、第2係止片32の先端部32aは、その先端縁を上向きにしてそれぞれ折り曲げられている。この第2係止片32の先端部32aは、自由端部であり、前記第2折り目62を回動軸として、上下に回動自在である。
本発明の首掛けラベル1は、容器に装着された際には、上述のように、一対の表示片21,22が立ち上がり、一対の係止片31,32が折れ曲がっていると共に、その一対の係止片31,32の先端部31a,32aの間に挿通孔部5を有する形態を成している(図1及び図2)。
容器に装着していない時(首掛けラベル1そのものを保管又は運搬する時)の上記首掛けラベル1の形態は、図3乃至図6に示すように、扁平状とされている。
図3において、各折り目を一点鎖線で表している。
図3乃至図6に示す扁平状態の首掛けラベル1は、略長方形状の1枚のシート材の両側部を、第3折り目63,63において裏面側に180度折り返し、重なり部分のうち、第3折り目63,63の近傍領域を接着することにより、扁平状されている。
この折り返した両側部の一方が第1表示片21であり、他方が第2表示片22である。
具体的には、図3乃至図6に示すように、扁平状とされた首掛けラベル1は、矩形状の主片10の両側部に、第3折り目63,63を介して、第1表示片21及び第2表示片22が連設されている。
第1表示片21は、前記第3折り目63にて折り曲げられ且つ主片10の一方の裏面側に重ねられ、接着剤などからなる第1接着層71によって接着されている。
第2表示片22は、前記第3折り目63にて折り曲げられ且つ主片10の他方の裏面側に重ねられ、接着剤などからなる第2接着層72によって接着されている。
主片10の面内には、連結片41,42及び係止片31,32を区画するため、前記第3折り目63,63と平行な直線状の第1切込み線81と、この第1切込み線81の両端にそれぞれ連設され且つ第1切込み線81と直交する方向に延びる一対の第2切込み線82と、が形成されている。このような第1切込み線81及び第2切込み線82は、上面から見ると(上面視)、それらを併せて略H字状の切込み線を成している。なお、前記切込み線は、主片10の厚み方向に貫通し且つ主片10の面内を切断する線である。
また、主片10の面内には、前記一対の第2切込み線82の両端から主片10の側縁へそれぞれ延びる、第1折り目61,…がそれぞれ形成され、さらに、第1切込み線81と第2切込み線82で囲われた範囲内に、前記第1切込み線81と平行に延びる第2折り目62,62がそれぞれ形成されている。
図3乃至図6に示す扁平状態の首掛けラベル1を、各第1折り目61において第1表示片21及び第2表示片22を連結片41,42に対して立ち上げると共に、第1切込み線81と第2切込み線82で囲われた範囲に形成される第1係止片31及び第2係止片32を第2折り目62,62で折り曲げることにより、図1及び図2に示すような起立した首掛けラベル1が得られる。
なお、図1において、第2折り目62,62(第1係止片31及び第2係止片32の各折り曲げ部)は、連結片41,42よりも下方に位置している。
図1及び図2に示す首掛けラベル1を容器の首部に装着することにより、図8乃至図10に示すような首掛けラベル付き容器Aが得られる。
具体的には、本発明の首掛けラベル1を装着する容器9は、段部95を有する首部93を有していれば、特に限定されず、本発明の首掛けラベル1は様々な容器9に装着できる。
特に、本発明の首掛けラベル1は、いわゆるPETボトルなどのボトル型合成樹脂製容器、アルミニウムボトル缶などのボトル型金属製容器などに装着するのに好適である。
このような容器9は、図示のように、円筒状又は四角筒状の胴部91と、胴部91の上方に形成され且つ胴部91よりも小径の首部93と、首部93の上方に着脱可能に取り付けられ且つ円筒状のキャップ部94と、前記胴部91の上端から首部93の間に形成され、上方に向かうに従って次第に小径となる肩部92と、を有する。
かかる肩部92は、上向き傾斜状であり、首部93は、上下方向において殆ど径差のない円筒直胴状である。
キャップ部94は、首部93よりも大径である。前記首部93とキャップ部94の径差により、キャップ部94の下端と首部93の間に、容器9の軸芯方向に窪んだ段差(段部95)が周方向の全体に渡って存在する。
図1及び図2に示す、第1表示片21、第2表示片22、第1係止片31及び第2係止片32をそれぞれ上述のように折り曲げた首掛けラベル1を、その挿通孔部5を容器9のキャップ部94に位置合わせして、容器9の首部93の上方から下方に押し下げる(図7参照)。
第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aは、第2折り目62,62にて回動自在なので、首掛けラベル1を押し下げると、容器9のキャップ部94の周縁に押し当たった第1係止片31及び第2係止片32の先端部31a,32aが、それぞれ第1表示片21及び第2表示片22の裏面側に回動しながらキャップ部94を越え、首部93至る。さらに、首掛けラベル1を押し下げると、図7に示すように、第1係止片31及び第2係止片32の先端部31a,32aが肩部92に至ると共に、一対の連結片41,42がキャップ部94を越え、連結片41,42の内縁41a,42aが容器9の首部93の外面に接する。
首掛けラベル1を押し下げたときに、キャップ部94に当たった第1係止片31及び第2係止片32が回動するので、容器9の首部93に挿通孔部5を通す際には障害がなく、簡単に首掛けラベル1を挿入できる。
第1係止片31及び第2係止片32の先端部31a,32aは、鋭角に上向き傾斜で折り曲げられており、押し下げ途中でさらに小さい角度に曲がるので、それぞれ容器9側に向かって反発力を有する。このため、首掛けラベル1を押し下げ中において、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aが容器9の外面(キャップ部94、首部93及び肩部92の外面)に常時当たる。押し下げを止めると、首掛けラベル1が容器9に係止された首掛けラベル付き容器Aが得られる。
具体的には、図7に示すように、首掛けラベル1の押し下げ途中において、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aが、第1表示片21及び第2表示片22に対して、図1に示す初期の角度α1,α2よりも小さい角度β1,β2に折れ曲がる。かかる第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aは、その反発力により互いに容器9側に付勢し合う。
そして、首掛けラベル1の押し下げを止めると、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aの反発力により、その先端部31a,32aの各先端縁が肩部92の傾斜に従い上方に擦り動き、首掛けラベル1が自然に上方に移動する。また、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aの反発力は、容器9の径外方向に作用するので、図7に示すように、装着途中に傾いていた第1表示片21及び第2表示片22は、鉛直方向に立ち上がっていく。この際、連結片41,42の突っ張りも第1表示片21及び第2表示片22の鉛直方向への立ち上がりに寄与する。
先端部31a,32aの各先端縁が段部95に至ると、首掛けラベル1の移動が止まり、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aが段部95に係止された首掛けラベル付き容器Aが得られる(図8乃至図10参照)。
なお、上記では首掛けラベル1を容器9に装着する際、第1係止片31及び第2係止片32を図1に示すように鋭角状に折り曲げた状態で、首掛けラベル1を押し下げているが、このような装着方法に限られない。
例えば、図7の二点鎖線で示すように、第1係止片31及び第2係止片32の先端部31a,32aが鉛直方向に向いて折れ曲がるように、その先端部31a,32aを指などで摘んだ状態で、首掛けラベル1の挿通孔部を容器9の首部93に挿入してもよい。この場合、指などを離すと、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aが、その反発力により、容器9の首部93に当たり、事後、上記と同様に、第1係止片31の先端部31a及び第2係止片32の先端部32aが段部95に係止された首掛けラベル付き容器Aが得られる。
得られた首掛けラベル付き容器Aは、第1係止片31及び第2係止片32が下方から段部95に係止されるので、装着後の首掛けラベル1が容器9から不用意に外れるおそれがない。さらに、一対の連結片41,42の内縁41a,42aが段部95の下方に位置しているので、連結片41,42も段部95に係止され、首掛けラベル1がより上方に抜けにくくなっている。
上記首掛けラベル1が容器9に装着された首掛けラベル付き容器Aは、容器9の首部93の正面及び背面に第1表示片21及び第2表示片22が立ち上がっており、上向きにして折り曲げられた第1係止片31及び第2係止片32の各先端部31a,32aが首部93の段部95に係止され、一対の連結片41,42が第1表示片21及び第2表示片22を連結している。さらに、立ち上がった第1表示片21及び第2表示片22の下縁21a,22aが容器9の肩部92に接している。
前記第1係止片31は、第1表示片21と容器9の首部93の間に介在され、且つ、第2係止片32は、第2表示片22と容器9の首部93の間に介在されており、一対の係止片31,32が互いに向かい合って容器9の首部93に当たり且つこれを付勢しているので、首掛けラベル1が容器9に安定的に装着される。
特に、一対の連結片41,42の内縁41a,42aが容器9の首部93の外面に接しているので、首掛けラベル1は、挿通孔部5の周方向均等四箇所で容器9の首部93に当たり、より装着安定性に優れている。さらに、立ち上がった第1表示片21及び第2表示片22の下縁21a,22aが容器9の肩部92に接していることも、装着安定性に寄与している。
なお、首掛けラベル付き容器Aにおいて、図8及び図9に示すように、立ち上がった第1表示片21及び第2表示片22の上縁21b,22bが容器9のキャップ部94の上面よりも下方に位置するように、第1表示片21及び第2表示片22の大きさが設定されている。前記第1表示片21及び第2表示片22は、その上端21b,22bが容器9のキャップ部94の上面から突出していないので、首掛けラベル付き容器Aの複数を梱包箱に箱詰めした際に、装着された首掛けラベル1が梱包箱の蓋によって押し下げられることを防止できる。
もっとも、本発明の首掛けラベル付き容器Aにおいては、第1係止片31及び第2係止片32が上向きにして折り曲げられ且つ容器9を付勢している。このため、図8乃至図10に示す装着状態の首掛けラベル1の上方から荷重がかかり、首掛けラベル1が下方に押し下げられても、その荷重が無くなると、第1係止片31及び第2係止片32が肩部92の傾斜に従い首掛けラベル1を上方へ押し戻し、元の装着位置に復帰させるという効果がある。この効果をもたらす構成及び作用は、上述した首掛けラベル1の装着時に首掛けラベル1の押し下げを止めたときと同様であるので、その説明は省略する。
次に、本発明の首掛けラベルの他の実施形態を示す。
ただし、他の実施形態の説明に於いて、主として上記実施形態と異なる構成及び効果について説明し、上記実施形態と同様の構成などについては、その説明を省略し、用語及び符号を援用することがある。
上記実施形態において、第1係止片31及び第2係止片32は、その面内に形成された第2折り目62,62において上向き鋭角状に折り曲げられているが、例えば、図11に示すように、第1係止片31及び第2係止片32は、その先端部31a,32aを上向きにして湾曲されていてもよい。この場合、第1係止片31及び第2係止片32の面内には折り目が形成されていない。このように湾曲された第1係止片31及び第2係止片32は、第1表示片21及び第2表示片22と容器9との間に介在して、容器9をより大きな力で付勢するので、かかる首掛けラベル1は、装着安定性により優れる。
さらに、上記実施形態において、第1表示片21及び第2表示片22の各下縁21a,22aは、直線状に形成されているが、例えば、図12に示すように、第1表示片21及び第2表示片22の各下縁21a,22aの略中央部が、第1表示片21及び第2表示片22の面内方向に凹んだ半円弧状に形成されていてもよい。
かかる首掛けラベル1を容器9に装着した際には、図13に示すように、立ち上がった第1表示片21及び第2表示片22の各下縁21a,22aが、曲面である肩部92の外形に沿って接するようになり、第1表示片21及び第2表示片22の下縁21a,22aが、肩部92に対して線接触し得る。このため、第1表示片21及び第2表示片22がより安定的に立ち上がるので好ましい。
なお、第1表示片21及び第2表示片22の各下縁21a,22aが半円弧状に形成されている場合に限られず、第1表示片21及び第2表示片22のうち何れか一方の下縁21a,22aが、半円弧状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態において、第1係止片31及び第2係止片32の各先端縁(先端部31a,32aの縁)は、直線状に形成されているが、例えば、図14に示すように、第1係止片31及び第2係止片32の各先端縁31b,32bが、第1係止片31及び第2係止片32の面内方向に凹んだ半円弧状に形成されていてもよい。
かかる首掛けラベル1を容器9に装着した際には、第1係止片31及び第2係止片32の各先端縁31b,32bが、曲面である首部93の外形に沿って接するようになり、第1係止片31及び第2係止片32の先端縁31b,32bが、肩部92に対して線接触し得る。このため、首掛けラベル1の装着安定性がより良好となる上、第1係止片31及び第2係止片32の段部95に対する係止もより強くなるので好ましい。
なお、第1係止片31及び第2係止片32の各先端縁31b,32bが半円弧状に形成されている場合に限られず、第1係止片31及び第2係止片32のうち何れか一方の先端縁が、半円弧状に形成されていてもよい。
1…首掛けラベル、21,22…表示片、31,32…係止片、31a,32a…係止片の先端部、41,42…連結片、5…挿通孔部、9…容器、92…容器の肩部、93…容器の首部、94…容器のキャップ部、95…容器の段部、A…首掛けラベル付き容器

Claims (2)

  1. 段部を有する首部を有する容器に装着される首掛けラベルであって、
    装着時に前記容器の首部の正面及び背面に立ち上がる一対の表示片と、
    前記首部の段部に係止される先端部を有する一対の係止片と、
    前記一対の表示片を連結する一対の連結片と、
    前記一対の表示片と前記一対の連結片によって囲われた範囲内に設けられた挿通孔部と、を有し、
    第1係止片の基端部が接着層を介して前記第1表示片の裏面側に接着され、且つ、第1係止片の先端部が前記基端部に対して上向きに折り曲げられて自由端部とされ、
    第2係止片の基端部が接着層を介して前記第2表示片の裏面側に接着され、且つ、第2係止片の先端部が前記基端部に対して上向きに折り曲げられて自由端部とされている、首掛けラベル。
  2. 段部を有する首部を有する容器と、前記容器の首部に装着された首掛けラベルと、を有する首掛けラベル付き容器であって、
    前記首掛けラベルが、前記容器の首部の正面及び背面に立ち上がった一対の表示片と、
    前記首部の段部に係止された一対の係止片と、
    前記一対の表示片を連結する一対の連結片と、
    前記一対の表示片と前記一対の連結片によって囲われた範囲内に設けられ且つ前記容器の首部に挿通された挿通孔部と、を有し、
    第1係止片の基端部が接着層を介して前記第1表示片の裏面側に接着され、且つ、第2係止片の基端部が接着層を介して前記第2表示片の裏面側に接着されており、
    前記第1係止片が、第1表示片と容器の首部の間に介在され、且つ、前記第2係止片が、第2表示片と容器の首部の間に介在されており、
    前記第1係止片の先端部及び第2係止片の先端部が、それぞれ前記基端部に対して上向きに折り曲げられ、前記第1係止片及び第2係止片の各先端部が、前記首部の段部に係止されている、首掛けラベル付き容器。
JP2012075364A 2012-03-29 2012-03-29 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器 Expired - Fee Related JP6031723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075364A JP6031723B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075364A JP6031723B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013205664A JP2013205664A (ja) 2013-10-07
JP6031723B2 true JP6031723B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=49524801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012075364A Expired - Fee Related JP6031723B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031723B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064664A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社トッパンTdkレーベル ネックpopラベル

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109088A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Nakano Vinegar Co Ltd ボトル用小物ホルダ
JP2005062702A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Koopakku International Kk 首架けラベル
JP3124346U (ja) * 2006-04-03 2006-08-17 株式会社ティーピーパック 表示ラベル
JP5205091B2 (ja) * 2008-03-21 2013-06-05 株式会社フジシールインターナショナル 首掛けラベル付き容器
JP5254170B2 (ja) * 2009-10-09 2013-08-07 株式会社トッパンTdkレーベル 首掛けラベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013205664A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10959461B2 (en) Display packages, blanks for forming trap seal card and blank for forming display box
JP3185841U (ja) 包装箱
JP5205091B2 (ja) 首掛けラベル付き容器
JP6031723B2 (ja) 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP6060439B2 (ja) 包装体
JP5507358B2 (ja) 包装容器
JP4999741B2 (ja) 首掛けラベル
US8650779B1 (en) Gift card holder for a floral arrangement
JP2009244516A (ja) 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP6356862B2 (ja) 包装袋用ラベル及びシート材
JP4820212B2 (ja) 立上片付ケース
JP2015067280A (ja) 掛止ラベル付き容器
JP4708225B2 (ja) 把手孔構造および該把手孔構造を用いた包装箱
JP2018065593A (ja) シュリンクフィルム付き台紙及び包装体
JP3148048U (ja) 包装用ケース
TWM399121U (en) Package shell, package of sweeping tool and sweeping tool product
JP2018158739A (ja) 包装材及び包装体
JP3156328U (ja) 運搬容器用取付具
JP5262767B2 (ja) 開封機能付き紙箱
JP5618086B2 (ja) 商品包装体
JP6422718B2 (ja) Popラベル、及びラベル付き容器
JP6350464B2 (ja) 表示物
JP5155014B2 (ja) 吊下片付包装用箱
JP5326122B2 (ja) 表示ラベル
JP6003276B2 (ja) ディスプレイカートン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20161007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6031723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees