JP6060439B2 - 包装体 - Google Patents

包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP6060439B2
JP6060439B2 JP2013522809A JP2013522809A JP6060439B2 JP 6060439 B2 JP6060439 B2 JP 6060439B2 JP 2013522809 A JP2013522809 A JP 2013522809A JP 2013522809 A JP2013522809 A JP 2013522809A JP 6060439 B2 JP6060439 B2 JP 6060439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
sheet
sheet piece
pieces
mount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013522809A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013002131A1 (ja
Inventor
雅教 柴▲崎▼
雅教 柴▲崎▼
谷 直樹
直樹 谷
亜裕子 保坂
亜裕子 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal Inc filed Critical Fuji Seal Inc
Publication of JPWO2013002131A1 publication Critical patent/JPWO2013002131A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6060439B2 publication Critical patent/JP6060439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D73/00Packages comprising articles attached to cards, sheets or webs
    • B65D73/0078Packages comprising articles attached to cards, sheets or webs the articles being retained or enclosed in a folded-over or doubled card
    • B65D73/0085Packages comprising articles attached to cards, sheets or webs the articles being retained or enclosed in a folded-over or doubled card within a window, hole or cut-out portion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は、台紙に物品が取り付けられた包装体に関する。
従来、特許文献1のように、筒状シュリンクフィルムを介して台紙に物品が取り付けられた包装体が知られている。
台紙に物品を取り付けた包装体は、比較的簡易な構造である上、材料の使用量も少ないので、コスト的に優れている。また、前記包装体は、台紙の上方部を指で摘んで持ち運びできるため、包装形態として優れている。
かかる包装体は、通常、台紙に形成された吊下げ用孔を通じて、吊下げて陳列し販売される。
また、前記包装体は、置き台上に自立させて陳列することもできる。この場合、台紙の下方部が物品よりも下方に突出していると包装体が自立しない。そのため、例えば、特許文献1の図16のように、台紙の下縁と物品の下面が略一致するように、物品を台紙に取り付ける必要がある。
しかしながら、前記台紙の下縁と物品の下面が略一致した包装体は、自立時に物品の下面が置き台に接するので、物品の下面が汚れることがある。
さらに、台紙の下縁と物品の下面が略一致するように物品を取り付けなければならず、これが設計通りでないと、包装体が前方又は後方に傾いた状態で自立し、安定性が悪いという問題点がある。
他方、前記物品を立方体状の空の包装箱に収納して自立陳列すれば、物品下面への汚れ付着などの問題は生じない。
しかしながら、包装箱を使用すると、その組み立て作業が煩雑となる。さらに、単に包装箱内に物品を入れただけでは物品が箱内で動くので、通常、位置決め用のホルダー部材に物品を保持して包装箱内に収納する。しかし、別途のホルダー部材を使用すると、その分、包装コストの上昇を招くという問題点がある。
特開昭49−3796号公報
本発明の目的は、上方部を摘んで持ち運びでき、且つ物品の下面を置き台上から離した状態で良好に自立しうる包装体を提供することである。
本発明の包装体は、第1シート片及び第2シート片を有し且つ前記第1シート片及び第2シート片が互いの内面を対面させた状態で前記第1シート片及び第2シート片の左側縁同士及び右側縁同士が連結されている台紙と、前記台紙の第1シート片の外面側に取り付けられた物品と、を有し、前記第1シート片の上方部と第2シート片の上方部が一体化され且つ前記第1シート片の下方部と第2シート片の下方部が互いに離反可能に構成されており、前記第1シート片の面内には、前記両シート片の下方部を離反させたときに、前記物品の下縁の外側を通過する開口部が形成されており、前記第1シート片及び第2シート片の少なくとも何れか一方の下縁から、保持片が延設されており、前記第1シート片の下方部と第2シート片の下方部を離反させ且つ前記保持片を折り曲げて前記両シート片の間に介在させることにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている。
本発明の包装体は、第1シート片の上方部と第2シート片の上方部が一体化されているので、台紙の上方部を摘んで持ち運びできる。
また、両側縁において連結された第1シート片及び第2シート片の両下方部の離反が保持片によって保持されているので、両シート片の下縁を接地部として包装体を自立させることができる。
さらに、第1シート片の面内には前記開口部が形成されている。そのため、台紙の第1シート片の外面側に取り付けられた物品は、両シート片の下方部を互いに離反させたときに第1シート片に追従せず、第1シート片と第2シート片の間又は開口部の下縁に跨って配置される。このように比較的重量のある物品が、第1シート片と第2シート片の間又は開口部の下縁に跨って配置されるので、前記包装体は自立安定性に優れている。
また、保持片を折り曲げて両シート片の間に介在させることにより、両シート片の下方部の離反を保持できるので、その組み立て作業も非常に簡単である。
本発明の好ましい包装体は、前記開口部が、前記両シート片の下方部を離反させたときに、さらに前記物品の両側縁の外側を通過するように形成されている。
本発明の好ましい包装体は、前記保持片の一部又は全部が第1シート片及び第2シート片の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片を外側に押し出すことにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている。
本発明の好ましい包装体は、前記保持片が、少なくとも2つ設けられており、一方の保持片が、前記第1シート片の左側下縁から延設された左第1片と、前記第2シート片の左側下縁から延設された左第2片と、から形成され、前記左第1片及び左第2片が連結されており、他方の保持片が、前記第1シート片の右側下縁から延設された右第1片と、前記第2シート片の右側下縁から延設された右第2片と、から形成され、前記右第1片及び右第2片が連結されており、前記一方の保持片と第1シート片及び第2シート片の両左側下縁との境界、並びに、前記他方の保持片と第1シート片及び第2シート片の両右側下縁との境界に、上向き山型状の折り罫線がそれぞれ形成されており、前記2つの保持片を前記山型状の折り罫線においてそれぞれ折り曲げて前記両シート片の間に介在させることにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている。
好ましくは、前記各包装体は、前記両シート片の下方部の離反が保持されている状態において、前記第1シート片の開口部の縁が前記物品の少なくとも両側縁に近接している。
本発明の包装体は、上方部を摘んで持ち運びでき、さらに、台紙の下縁を接地部として置き台上に自立させることができる。包装体を自立させたときには、物品の下面が置き台上に接触しないので、物品の下面が汚れることもない。
また、本発明の包装体は、保持片を折り曲げて第1シート片及び第2シート片の間に介在させることによって接地部を形成できるので、その組立作業も簡単である。
本発明の第1実施形態に係る包装体を上方側から見た斜視図。 図1のII−II線断面図。 同包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同台紙の下面図。 同台紙の基になるシート材の展開図。 同台紙の保持片を第1シート片及び第2シート片の両下方部の間に差し込む途中状態の下面図。 同台紙の保持片を第1シート片及び第2シート片の間に介在させ、台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態の下面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態の左側面図。 図8のX−X線断面図。 第1実施形態の筒状のシュリンクフィルムを取り付けた台紙の正面図。 第1実施形態の第1変形例に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同台紙の基になるシート材の展開図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 同台紙の下方部の離反を保持した状態の下面図。 図14のXVI−XVI線断面図。 第1実施形態の第2変形例に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同背面図。 同台紙の下方部の離反を保持した状態の下面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 図20のXXI−XXI線断面図。 本発明の第2実施形態に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同台紙の基になるシート材の展開図。 山型状の折り罫線の変形例を適用した台紙の正面図。 第2実施形態の台紙の保持片を第1シート片及び第2シート片の間に介在させ、台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態の下面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態の左側面図。 図26のXXVIII−XXVIII線断面図。 第2実施形態に係る包装体を上方側から見た斜視図。 図29のXXX−XXX線断面図。 第2実施形態の変形例に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 図32のXXXIII−XXXIII線断面図。 本発明の第3実施形態に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同背面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 同台紙の下方部の離反を保持した状態の下面図。 図36のXXXVIII−XXXVIII線断面図。 本発明の第3実施形態の変形例に係る包装体に使用される、下方部を離反させる前の扁平状の台紙の正面図。 同背面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態を上方側から見た斜視図。 同台紙の下方部の離反を保持した状態の下面図。 図41のXXXXIII−XXXXIII線断面図。 その他の実施形態に係る台紙の正面図。 その他の実施形態に係る台紙の正面図。 その他の実施形態に係る台紙の正面図。 同台紙の両シート片の下方部の離反を保持した状態の断面図。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、各部の用語の接頭語として、第1、第2などを付す場合があるが、該接頭語は、用語を区別するために付加されたものであり、各部の順序や優劣などを意味しない。また、方向性を示す用語として、上、下、左、右などを使用するが、これらは、包装体又は台紙を自立させた状態を基準にして、その包装体又は台紙を第1シート片の外面に対して直交する方向から見たときの方向を指す。また、各図において、一点鎖線は、折り罫線を示す。折り罫線は、台紙が折り曲げられる境界となる罫線である。なお、前記折り罫線を示す一点鎖線は、その罫線で折り曲げられていない状態であり、折り罫線であってもそこで折り曲げられている箇所は、実線で示している。
図1及び図2において、本発明の包装体10は、第1シート片1及び第2シート片2を有し且つ第1シート片1及び第2シート片2の左側縁同士及び右側縁同士が連結されている台紙3と、台紙3の第1シート片1の外面側に取り付けられた物品4と、を有し、第1シート片1の上方部と第2シート片2の上方部が一体化され且つ第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部が互いに離反可能に構成されており、第1シート片1の面内には、両シート片1,2の下方部を離反させたときに、物品4の下縁4bの外側を通過する開口部5が形成されており、第1シート片1及び第2シート片2の少なくとも何れか一方の下縁から、保持片6が延設されており、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を離反させ且つ保持片6を折り曲げて両シート片1,2の間に介在させることにより、両シート片1,2の下方部の離反が保持されている。「両シート片1,2の下方部の離反が保持されている」とは、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部とが離れた状態が、維持されているという意味である。なお、台紙の「紙」は、台紙が紙製であるという意味ではないことに留意されたい。
以下、本発明の包装体について、幾つかの実施形態を具体的に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の包装体は、保持片の一部又は全部が第1シート片及び第2シート片の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片を突っ張ることにより、両シート片の下方部の離反が保持されている。
(物品)
台紙3に取り付けられる物品4は、特に限定されず、従来公知のものを使用できる。
物品4としては、化粧料などが収納されたスプレー式容器、キャップ付き容器、ボトル型容器などの各種容器などが挙げられる。
物品4の形状は、特に限定されず、水平断面が円形状の筒状、水平断面が多角形状(例えば、四角形)の筒状などが挙げられる。また、物品4の形状は、大径部分及び小径部分を有する形状などでもよい。例えば、一般的なボトル型容器は、大径部分である胴部と小径部分である首部とが組み合わされた形状である。物品4の形状は、円筒状、多角柱状、円錐台筒状又は多角錐台筒状が好ましく、大径部分と小径部分を有する物品である場合には、その物品の少なくとも大径部分の形状が、円筒状、多角柱状、円錐台筒状又は多角錐台筒状であることが好ましい。なお、前記円という用語は、楕円を含む。
物品4は、台紙3の第1シート片1の外面側に直接取り付けられていてもよいし、図1及び図2に示すように、筒状に形成されたシュリンクフィルム41のような別途の取付手段を介して台紙3に取り付けられていてもよい。なお、シュリンクフィルム41は、筒状に限られず、一方開口部を溶断シール等によって封止したシュリンクフィルムを使用することもできる。シュリンクフィルム41は、所定温度(例えば70℃〜100℃)に加熱すると、周方向に熱収縮するものである。シュリンクフィルム41は、従来公知のものを使用できる。好ましくは、シュリンクフィルム41は、透明である。
(台紙)
図3及び図4にも示すように、台紙3は、第1シート片1と第2シート片2とを有し、両シート片1,2は、互いの内面同士を対面させて重ねられている。第1シート片1の左側縁と第2シート片2の左側縁は一体的に連結され、且つ、第1シート片1の右側縁と第2シート片2の右側縁も一体的に連結されている。前記両側縁同士が連結された第1シート片1及び第2シート片2は、通常、1枚のシート材を折り罫線において折り曲げ且つ糊代片31を接着することにより形成される。従って、第1シート片1及び第2シート片2の各側縁は、前記折り罫線において折り曲げられた部分に相当する。これらの側縁は、直線状に延びている。両側縁同士が連結され且つ重ねられた第1シート片1及び第2シート片2からなる台紙3は、下方部を離反させて接地部を形成する前には、扁平状である。
第1シート片1及び第2シート片2は、例えば、それぞれ正面視略矩形状に形成されている。第1シート片1及び第2シート片2が正面視略矩形状である場合、第1シート片1及び第2シート片2の両側縁は、何れも上下方向と平行に延びる直線状である。なお、正面視形状は、第1シート片1の外面に対して直交する方向から見たときの形状をいう。第1シート片1の下縁1bは、第2シート片2の下縁2bよりも下方に突出するように形成されている。詳細には、第1シート片1の下縁1bは、その両側縁から左右方向中央部に向かうに従って徐々に下方に突出する、比較的曲率の大きな弧状に形成されている。一方、第2シート片2の下縁2bは、左右方向と平行な直線状に形成されている。第1シート片1の下縁1bと第2シート片2の下縁2bとの上下方向の最大差は、1mm〜5mm程度とされている。
台紙3を形成するシート材は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。シート材としては、例えば、厚紙、合成樹脂製シート、金属蒸着層を有する合成樹脂製シート、及びこれらの積層シートなどが挙げられる。前記厚紙は、薄い合成樹脂製フィルムが積層された厚紙を含む。前記合成樹脂製シートは、薄い紙が積層された合成樹脂製シートを含む。比較的安価であることから、前記厚紙又は合成樹脂製シートを用いることが好ましい。前記合成樹脂製シートとしては、例えば、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系などのシートが挙げられる。適度な剛性を有することから、ポリプロピレン製シートが好ましい。シート材の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.2mm〜1.5mm程度である。厚紙の場合には、0.5mm〜1.5mm程度であり、合成樹脂製シートの場合には、0.2mm〜0.6mm程度である。前記台紙3には、必要に応じて、所望のデザインが表示されていてもよい。
重ねられた第1シート片1と第2シート片2は、その上方部において一体化されており、両シート片1,2の上方部は互いに離反しない。例えば、両シート片1,2の内面の一部に接着剤を塗布して接着することにより、両シート片1,2の上方部が一体化されている。重ねられた第1シート片1と第2シート片2は、その各下方部において一体化されていない。このため、両シート片1,2の下方部は、自由領域となっており、互いに離反可能である。台紙3の上方部の左右方向中央部には、第1シート片1及び第2シート片2を貫通する、吊下げ用孔32が形成されている。
また、第1シート片1の面内には、切込線7が形成されている。この切込線7は、例えば、第1シート片1の左右方向中央部に形成されている。もっとも、切込線7は、第1シート片1の中央部から左側又は右側に寄って形成されていてもよい。第1シート片1の面内において、前記切込線7で囲われた領域8は、第2シート片2と一体化されている。例えば、前記囲繞領域8の内面に接着剤を塗布して接着することにより、前記囲繞領域8が第2シート片2の上下方向中途部に一体化されている。以下、切込線7で囲われた領域8を「囲繞領域8」という場合がある。従って、非接着である第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部とが離反するように、両シート片1,2の下方部をそれぞれ外側に拡げると(つまり、第1シート片1と第2シート片2の両側縁同士が互いに近づくように押し撓ませると)、前記囲繞領域8が第2シート片2に追従し、囲繞領域8が切込線7に従って第1シート片1から分離される。このため、第1シート片1の面内には、前記囲繞領域8に対応する開口部5が生じる。この開口部5の縁形状は、前記切込線7の形状に一致している。
切込線7は、両端部を有する有端の正面視非直線状の線でもよいし、端部を有しない無端の正面視非直線状の線でもよい。なお、切込線7は、第1シート片1を厚み方向に分断した切断連続線であるが、その連続線の途中に第1シート片1を厚み方向に分断していない部分が僅かに残っていてもよい。つまり、切込線7は、非常に長い貫通孔が非常に短い非貫通部を有して断続的に形成されたミシン目線のような構成でもよい。
図示例の切込線7は、両端部を有する、有端の正面視非直線状の線である。有端の非直線状の切込線7における前記囲繞領域8は、その切込線7の両端部を結んだ仮想線と切込線7で囲われる領域に相当する。この切込線7は、例えば、上下方向に延びる左右一対の第1線71,71と、前記一対の第1線71,71の各下端部に連結され且つ左右方向に延びる第2線72と、を有する。前記第1線71,71の各上端部は、切込線7のそれぞれの端部に相当する。第1線71,71の各上端部は、第1シート片1の切れ過ぎを防止するために、返り形状(例えば、逆U字状)とされている。
第1線71は、上下方向と平行に延びていてもよいが、円筒状又は多角柱状の物品4(大径部分と小径部分を有する物品の場合には、大径部分が円筒状又は多角柱状)を取り付ける場合には、図3に示すように、第1シート片1の側縁側に僅かに膨らんだ弧状に形成されていることが好ましい。具体的には、左側の第1線71は、その上端部から中途部においては下方に向かうに従って第1シート片1の左側縁側に僅かに寄っていき、且つ、その中途部から下端部においては下方に向かうに従って第1シート片1の右側縁側に僅かに寄っていく。右側の第1線71は、その上端部から中途部においては下方に向かうに従って第1シート片1の右側縁側に僅かに寄っていき、且つ、その中途部から下端部においては下方に向かうに従って第1シート片1の左側縁側に僅かに寄っていく。
左右の第1線71,71の間隔(左側の第1線71と右側の第1線71の間の左右方向長さ)は、両上端部の間で最も短く、両中途部の間で最も長く、両下端部の間で前記両中途部の間よりも僅かに短くなっている。また、前記左側の第1線71の下端部と右側の第1線71の下端部との間の間隔は、物品4の下面の最大径よりも僅かに長く設計されている。なお、前記左側及び右側の第1線71,71の両下端部の間隔は、第2線72の左右方向長さに等しい。第2線72の左右方向中途部(好ましくは、図示したように、第2線72の左右方向中央部)は、下方にU字状に屈曲されている。この第2線72の屈曲により、それに対応する開口部5の下縁5bの中途部に、被係止凹部51が生じる。
前記切込線7は物品4の下方部の外形よりも大きいので、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を離反させたときに、切込線7によって生じる開口部5の縁5a,5bが、物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bの外側を通過する。さらに、前記一対の第1線71,71はそれぞれ第1シート片1の側縁側に膨らんだ弧状に形成されているので、保持片6によって両シート片1,2の下方部の離反を保持した後、開口部5の上下方向に沿った縁5aが物品4の側縁4aに近接する。これは、両シート片1,2を離反させると第1シート片1の下方部が湾曲するが、この下方部の湾曲によって、前記左右一対の第1線71,71の間隔が下方側において短くなるためである。本発明の台紙3では、第1シート片1及び第2シート片2の各上方部が扁平状のままで第1シート片1の下方部と及び第2シート片2の下方部が拡げられる。そのため、第1シート片1の下方部が下方に向かうに従い曲率の小さい曲面状に湾曲することから、下方部が湾曲したときに物品4の側縁4aに沿った開口部5の縁5aを生じさせるために、前記第1線71,71を弧状にしている。
第2シート片2の下縁2bには、本実施形態の保持片6が延設されている。この保持片6は、前記第2シート片2の下縁2bから延設された連結片61と、前記連結片61から延設された介在片62と、を有する。連結片61は、第2シート片2に連結されている。連結片61と第2シート片2の境界には、第2シート片2の下縁2bに沿って折り罫線が形成されている。下方から見て略紡錘形状の接地部を形成するために、連結片61は、第2シート片2の左右方向中央部の下縁2bに連結されていることが好ましい。介在片62は、連結片61の、前記第2シート片2に連結された側と反対側に連結されている。介在片62と連結片61の境界にも、折り罫線が形成されている。
介在片62は、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を離反させたときに、両シート片1,2の間に介在できる長さであって、両シート片1,2の内面に接し且つ両シート片1,2が平坦状に戻ろうとする復元力に抗して両シート片1,2を外側に押し出すことができる長さに形成されている。両側縁が連結された第1シート片1及び第2シート片2の各下方部を互い離反させると、両シート片1,2の下縁1b,2bは下方から見て略紡錘形状を成す。このため、介在片62の正面視形状は、変形した菱形状に形成されている。詳細には、介在片62の、連結片61に連結された側の縁及びその連結側と反対側の縁は、左右方向に向かうに従って互いに近づく傾斜状に形成されている。
また、介在片62の、前記連結側と反対側の縁には、第1シート片1の開口部5に係止される係止部63と、第1シート片1の内面を押圧する左右一対の押し部64と、が形成されている。係止部63は、介在片62の左右方向中央部から延設されている。係止部63は、左右方向長さが長い部分と、それよりも短い部分と、を有し、その長い部分が短い部分よりも前記介在片62から離れている。詳しくは、係止部63は、正面視略台形状に形成され、その上底において介在片62に連結されている。
一対の押し部64は、前記連結側と反対側における介在片62の一対の傾斜状の縁から、それぞれ延設されている。押し部64と介在片62の間には、折り罫線が形成されている。なお、介在片62の面内には、窓部65(介在片62を貫通する孔)が設けられている。この窓部65を通じて、物品4の下面に表示された各種印字を視認できる。
図5は、前記台紙3を形成するためのシート材の展開図である。この展開図においては、台紙3の各部に対応する箇所に、同一符号を付している。この例のシート材は、糊代片31が第1シート片1の側縁から延設されている。糊代片31の外面並びに第1シート片1の上方部の内面及び囲繞領域8の内面(又は第2シート片2の上方部の内面及び囲繞領域8に対応する第2シート片2の内面)に、接着剤を塗布し、第1シート片1、第2シート片2及び糊代片31の各境界に形成された上下方向に延びる折り罫線に沿って折り曲げ、糊代片31を第2シート片2の左側部の内面に接着することにより、図3及び図4に示すような扁平状の台紙3が得られる。
なお、前記シート材において、糊代片31は第1シート片1から延設されているが、糊代片31を第2シート片2に接着した後には、前記糊代片31は第2シート片2の一部を成す。つまり、糊代片は、概念上、それが接着されるシート片に包含される。以下、他の実施形態及び変形例においても、糊代片は、概念上、それが接着されるシート片に包含される。
なお、図5において、接着剤の塗布部分を無数のドットで示している。また、このシート片には、第2シート片2の面内に、上下方向に延びる2本の折り罫線が形成されている(図示例では、この2本の折り罫線は、介在片62の両側縁の延長線上に上下方向に延びている)。前記2本の折り罫線に第1シート片1の囲繞領域8が重なる場合には、必要に応じて、囲繞領域8の面内に、前記第2シート片2の面内の2本の折り罫線に対応する、2本の折り罫線を形成してもよい。囲繞領域8の面内に前記折り罫線を形成することにより、囲繞領域8が第2シート片2に沿って曲がりやすくなる。もっとも、第2シート片2の面内及び囲繞領域8の面内に、折り罫線が形成されていなくてもよい。
次に、使用時に台紙3を自立させるために、扁平状の台紙3を立体的に変形させる手順について説明する。
台紙3は、上記のように扁平状にして保管又は運搬される。台紙3の使用時には、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部をそれぞれ離反するように外側に拡げる。すると、囲繞領域8が切込線7に従って第1シート片1から分離されるので、第1シート片1の面内に、切込線7に従った開口部5が生じる。
そして、図6に示すように、各折り罫線に沿って連結片61、介在片62及び一対の押し部64を折り曲げる。詳しくは、連結片61に対して略直交するように、折り罫線に沿って介在片62を約90度に折り曲げ、その介在片62に対して略直交するように、折り罫線に沿って押し部64を約90度に下方に折り曲げる。その状態で、連結片61及び介在片62(保持片6)を両シート片1,2の間に差し込むため、折り罫線に沿って連結片61を約180度に折り曲げる。
最後に、介在片62の係止部63の短い部分を、開口部5の被係止凹部51に上方から嵌め入れることによって、図7乃至図10に示すように、下方部が拡げられた立体的な台紙3が得られる。前記介在片62の係止部63が、開口部5の被係止凹部51の上に載ることによって、係止部63が、開口部5によって下方から支持される。また、係止部63の短い部分を嵌め入れたときには、長い部分は被係止凹部51の外側に突出するので、係止部63が被係止凹部51から脱落し難くなる。
さらに、前記連結片61が第2シート片2の内面に沿って当接すると共に、前記介在片62が第1シート片1及び第2シート片2の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片1,2を外側に押し出すように押圧する。かかる介在片62によって、前記両シート片1,2の下方部の離反が保持され、両シート片1,2の下方部は互いに近づく方向に復元することはない。介在片62が介在した状態において、押し部64は、第1シート片1の内面に当接している。押し部64が第1シート片1に当接することにより、介在片62の押圧力が、第1シート片1に直線状に加わらない(介在片62の押圧力が第1シート片1に一部分に集中しない)。かかる押圧力の分散によって、第1シート片1の歪みを防止できる。
介在片62によって両シート片1,2の下方部の離反が保持された台紙3は、図9に示すように、両シート片1,2の上方部(台紙3の上方部)が扁平状で、下方に向かうに従って、第1シート片1及び第2シート片2(台紙3の下方部)が外側へ拡がっている。そして、両シート片1,2の下縁1b,2bが外側に拡がり且つ両シート片1,2の下縁1b,2bで囲われる領域が大きいので、その両シート片1,2の下縁1b,2bを接地部として台紙3を自立させることができる。なお、第1シート片1の下縁1bは、第2シート片2の下縁2bよりも下方に突出した弧状に形成されているので、下方部を拡げた上記台紙3は、その接地部(両シート片1,2の下縁1b,2b)を平坦面上に載せると、第2シート片側にやや傾いて自立する。これは、台紙3に物品4を取り付けて包装体10を形成したときに、その重心が第1シート片側に寄ることがあることを考慮したためである。
次に、第1実施形態の包装体10の作製手順の一例について説明する。
上記扁平状の台紙3に、物品4を取り付ける。例えば、筒状のシュリンクフィルム41を用いて物品4を台紙3に取り付ける場合には、先に、筒状のシュリンクフィルム41を台紙3に取り付ける。まず、図11の二点鎖線で示すように、扁平状にした筒状のシュリンクフィルム41の一方面を台紙3の第1シート片側に取り付ける。筒状のシュリンクフィルム41は、通常、接着剤を用いて取り付けられる。もっとも、特許文献1の図21及び図22に示すような舌状の突出部を、第1シート片1から起立させ、この突出部に筒状のシュリンクフィルム41を係止させて取り付けてもよい(図示せず)。
接着剤は、筒状のシュリンクフィルム41に塗布してもよいが、通常、台紙3に塗布される。例えば、接着剤を、第1シート片1の上方部の外面及び囲繞領域8の外面に、上下方向帯状に塗布する。なお、図11において、接着剤の塗布部分を無数のドットで示し、図2及び図11の符号33は、その接着剤の塗布層を示す。前記筒状のシュリンクフィルム41の中心軸が台紙3の左右方向中央部に略一致するように、筒状のシュリンクフィルム41は接着剤を介して第1シート片1の外面に接着される。図11において、接着剤は、上下方向帯状に一箇所塗布されているが、必要応じて、複数(例えば、2つ)の箇所に上下方向帯状に塗布してもよいし、複数の箇所に、左右方向帯状に塗布してもよい。
通常、扁平状の台紙3を上下方向に搬送しながら、塗布機から接着剤を吐出することにより、第1シート片1の上方部の外面及び囲繞領域8の外面に、接着剤を上下方向帯状に塗布できる。本実施形態では、囲繞領域8は、第1シート片1の面内に設けられているので、前記塗布機による接着剤の塗布を確実に実施できる。
詳しくは、本発明においては、第1シート片1に物品4を通過させることができる開口部5が形成されていればよく、従って、上記切込線7は、無端状でもよい。つまり、本発明の開口部5は、第1シート片1を外側に拡げたときに生じるものでもよいし、予め第1シート片1の面内に設けられた孔でもよい。もっとも、無端状の切込線7を第1シート片1に形成すると、その切込線7で囲われた領域が第1シート片1から除去されるので、両シート片1,2を離反させる前から第1シート片1に予め開口部5が存在する。このため、上記と同様な帯状範囲に接着剤を塗布する際に、その接着剤は、第1シート片1の上方部の外面と前記開口部から露出した第2シート片2の内面に塗布されることになる。この場合、第1シート片1の外面から第2シート片2の内面に至る箇所に段差が存在するので、接着剤を良好に塗布できない場合がある。この点、有端の切込線7であれば、囲繞領域8の上端部が第1シート片1に繋がっているので、接着剤を塗布する途中に段差はなく、第1シート片1の平坦な外面に従って、接着剤を良好に塗布できる。
ただし、本発明の包装体1は、筒状のシュリンクフィルム41(又は物品4)が第1シート片1の上方部及び囲繞領域8に接着される場合に限定されない。上記のような接着剤塗布の作業性のメリットを除けば、筒状のシュリンクフィルム41(又は物品4)が、上述の第1シート片1の外面と開口部5から露出した第2シート片2の内面、又は、第1シート片1の上方部の外面のみ若しくは上述の開口部5から露出した第2シート片2の内面のみに、接着されていてもよい。
次に、前記筒状のシュリンクフィルム41を拡径し、その内部に物品4を挿入する。挿入時、物品4の下面が切込線7の第2線72(開口部5の下縁5b)よりも下方に出ないように位置合わせする。好ましくは、正面視での物品4の下縁4b(正面視で見える物品4下面の輪郭)が前記第2線72に略一致又はそれよりも上方で近接するように位置合わせする。物品4を挿入後、筒状のシュリンクフィルム41を加熱して収縮させることにより、物品4の台紙3への取り付けが完了する。筒状のシュリンクフィルム41を介して取り付けられた物品4は、その中心軸が切込線7の一対の第1線71,71の間の中央部に略一致している。また、正面視での物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bが切込線7の第1線71の下方部及び第2線72に重なっていない。また、第1シート片1の上方部及び囲繞領域8は第2シート片2に一体化されているので、物品4は、第2シート片2に一体化されていることに等しい。
この物品付きの台紙3について、その第1シート片1及び第2シート片2の各下方部をそれぞれ外側に拡げると、第1シート片1に生じる開口部5の縁5a,5bが物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bに接触することなく、開口部5が物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bの外側を通過する。このため、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を円滑に離反させることができる。事後、上述の扁平状の台紙3を立体的に変形させる手順と同様にして、保持片6を折り曲げ、両シート片1,2の間に差し入れて介在片62によって両シート片1,2の離反を保持することにより、図1及び図2に示すような包装体10が得られる。
得られた包装体10は、第1シート片1及び第2シート片2の上方部が扁平状であり、第1シート片1及び第2シート片2の各下方部が、両シート片1,2の内面に略直交する方向に介在した保持片6の一部(介在片62)によって拡げられ且つその状態が保持されている。さらに、図1に示すように、第1シート片1の開口部5の両側縁5a,5aが、物品4の両側縁4a,4aに近接している。また、第1シート片1を拡げたときにはその開口部5が物品4を通過するので、第2シート片2と一体化された物品4が、第1シート片1に追従することはない。このため、両シート片1,2の下方部の離反状態において、物品4は、開口部5の下縁5bに跨って配置されている。なお、小さな物品4を取り付ける又は台紙3の左右方向長さを大きくするなどの調整を行うことにより、両シート片1,2の下方部の離反状態において、物品4を第1シート片1と第2シート片2の間に配置できる。
かかる包装体10は、第1シート片1の上方部と第2シート片2の上方部とが一体化された扁平状であるので、その台紙3の上方部を摘んで容易に持ち運びできる。さらに、この包装体10は、両側縁において連結された第1シート片1及び第2シート片2の各下方部の離反が保持されているので、両シート片1,2の下縁1b,2bが外側に拡がった状態が保持されている。従って、両シート片1,2の下縁1b,2bは下方から見て略紡錘形状を成し、両シート片1,2の下縁1b,2bで囲われる領域が大きいので、両シート片1,2の下縁1b,2bを接地部として包装体10を自立させることができる。包装体10を自立させたときには、物品4の下面が置き面に直接的に接触しないので、物品4が汚れることもない。
特に、本発明の包装体10は、物品4が開口部5の下縁5bに跨って又は第1シート片1と第2シート片2の間に配置されているので、自立安定性に優れている。さらに、本発明においては、上述のように物品未装着の台紙3が、自立時に、第2シート片側にやや傾くように構成されている。物品4が開口部5の下縁5bに跨っている包装体10は、第1シート片側に重心が偏る場合が多いが、自立時に第2シート片側にやや傾く台紙3の使用により、より安定的に自立する。
また、台紙3の保持片6を折り曲げて両シート片1,2の間に介在させるだけで自立可能な包装体10を構成できるので、その組み立て作業も非常に簡単である。さらに、離反した両シート片1,2の下方部には介在片62が介在し、その介在片62が物品4の下面に近接している。そのため、仮に、自重によって物品4がシュリンクフィルム41から下方に位置ずれしても、その下方ずれを介在片62によって抑制できる。また、第1シート片1の開口部5の両側縁5a,5aが物品4の両側縁4a,4aに近接しているので、包装体10の運搬時に、物品4が左右に振れることを抑制でき、物品4の脱落を防止できる。
(第1実施形態の第1変形例)
図12及び図14乃至図16は、上記第1実施形態の包装体の第1変形例を示す。図13は、この変形例に係る包装体の台紙を形成するためのシート材を展開した状態を示す。なお、台紙の各部に対応する箇所に同一符号を付し、接着剤の塗布部分を無数のドットで示している。ただし、これらに図示した包装体は、上記第1実施形態と同様に、物品が取り付けられるが、その物品は図示していない。なお、第1実施形態と共通する構成及び作用効果についてはその説明を省略し、用語及び符号を援用する場合がある。以下、他の変形例の説明についても同様である。
図12乃至図16において、第1シート片1の面内には、上下方向に延びる左右一対の第1線71,71と、前記一対の第1線71,71の各下端部に連結され且つ左右方向に延びる第2線72と、を有する切込線7が形成されている。囲繞領域8の面内には、前記第1線71,71の各上端部から第2線72にまで、上下方向に延びる左右一対の折り罫線が形成されている。この変形例の台紙3も、上記第1実施形態と同様に、第1シート片1の下縁1bの左右方向中央部が、第2シート片2の下縁2bよりも下方に突出するように形成されている。
本変形例の台紙3の保持片6は、第1シート片1の下縁1bから延設された第1保持片部66と、第2シート片2の下縁2bから延設された第2保持片部67と、から構成されている。これら第1保持片部66と第2保持片部67を組み合わせることにより、保持片6が構成され、両シート片1,2の下方部の離反が保持される。
第1保持片部66は、前記第1シート片1の下縁1bから延設された第1連結片661と、前記第1連結片661から延設された第1介在片662と、を有する。第2保持片部67は、前記第2シート片2の下縁2bから延設された第2連結片671と、前記第2連結片671から延設された第2介在片672と、を有する。
第1介在片662及び第2介在片672は、何れも正面視横長八角形状に形成されている。第1シート片1の下縁1bと第1連結片661の境界、及び、第1連結片661と第1介在片662の境界には、それぞれ折り罫線が形成されている。さらに、第1連結片661と第1介在片662の境界には、差込み口663が切り込まれている。第2シート片2の下縁2bと第2連結片671の境界、及び、第2連結片671と第2介在片672の境界には、それぞれ折り罫線が形成されている。さらに、第2介在片672の左右方向中央部から差込み片673が延設されている。差し込み片673は、前記差し込み口663に挿入して係止される。
この変形例に係る台紙3も上記第1実施形態と同様に、物品4を取り付け、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を外側に拡げて使用される。この際、図14乃至図16に示すように、第1連結片661を第1シート片1の内面に当接させ且つ第1介在片662を第1連結片661に対して略直交するように折り曲げることにより、第1介在片662が第1シート片1及び第2シート片2の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片1,2を外側に押し出すように押圧する。同様に、第2連結片671を第2シート片2の内面に当接させ且つ第2介在片672を第2連結片671に対して略直交するように折り曲げることにより、第2介在片672が第1シート片1及び第2シート片2の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片1,2を外側に押し出すように押圧する。この第2介在片672の差込み片673を第1介在片662の差込み口663に係止させることにより、第1介在片662及び第2介在片672が一体化される。第1介在片662及び第2介在片672からなる保持片6によって両シート片1,2の下方部の離反が保持された台紙3は、図15及び図16に示すように、両シート片1,2の上方部が扁平状で、両シート片1,2の下縁1b,2bを接地部として自立させることができる。
なお、本変形例では、保持片6は、第1シート片1の下縁1bから延設された第1保持片部66と、第2シート片2の下縁2bから延設された第2保持片部67と、から構成されているが、反対に、前記第2保持片部67を第1シート片1の下縁1bから延設し、且つ前記第1保持片部66を第2シート片2の下縁2bから延設してもよい。また、各保持片部66,67の寸法は、図面に限定されず、適宜、設定可能である。また、第1介在片662及び第2介在片672の面内には、窓部(第1介在片662及び第2介在片672を貫通する孔)が設けられていてもよい。この窓部を通じて、物品4の下面に表示された各種印字を視認できる。必要に応じて、差込み片673と接触するシート片に切り抜き部を設けてもよい。
(第1実施形態の第2変形例)
図17乃至図21は、上記第1実施形態の包装体の第2変形例を示す。ただし、これらに図示した包装体は、上記第1実施形態と同様に、物品が取り付けられるが、その物品は図示していない。
本変形例の第1シート片1の面内には、上記と同様な、左右一対の第1線71,71と第2線72とを有する切込線7が形成されている。本変形例の台紙3の保持片6は、第1シート片1の下縁1bから延設された第3介在片674と、第2シート片2の下縁2bから延設された第4介在片675と、から構成されている。これら第3介在片674と第4介在片675を係合し、一体化させることで、保持片6が構成され、両シート片1,2の下方部の離反が保持される。
第3介在片674は、正面視略紡錘形状に形成されている。第1シート片1の下縁1bと第3介在片674の境界には、斜めに延びる2本の第1切れ目73,73と、第1切れ目73,73の端部から左右方向に直線状に延びる2本の折り罫線と、U字状に形成された第2切れ目74aが形成されている。第3介在片674を折り罫線に沿って折り曲げた際、第1シート片1の下縁1bの左右方向中央部には、下方に突出する第1脚部11が形成される。また、第3介在片674の面内には、左右方向に延びる細長い差し込み孔部676が形成されている。差し込み孔部676は、第4介在片675の差し込み部675bを挿入可能な孔部である。第3介在片674の面内には、窓部651が形成されている。
第4介在片675は、第2シート片2の下縁2bから延設された差し込み保持部675aと、差し込み保持部675aから下方に延設された差し込み部675bと、を有する。差し込み部675bの左右方向における最大長さC2よりも、差し込み保持部675aの左右方向における最大長さC3の方が長くなるように形成される。さらに好ましくは、図18のように、差し込み保持部675aと差し込み部675bとの境界には、V字状の切込みが形成される。V字状の切込みが形成されることで、第3介在片674と第4介在片675を係合した際、第4介在片675の差し込み部675bが第3介在片674の差し込み孔部676から脱落し難くなる。第4介在片675の面内には、窓部652が形成されている。 第3介在片674と第4介在片675を係止させたときに、第3介在片674の窓部651と第4介在片675の窓部652は、略一致して、1つの窓部を構成する。
また、第4介在片675と第2シート片2の境界には、左右方向に直線状に延びる2本の折り罫線と、U字状に形成された第3切れ目74bが形成されている。第4介在片675を折り罫線に沿って折り曲げた際、第2シート片2の下縁2bの左右方向中央部には、下方に突出する第2脚部21が形成される。差し込み孔部676の左右方向の長さC1は、第4介在片675の差し込み部675bの左右方向における最大長さC2以上で、且つ、第4介在片675の差し込み保持部675aの最大長さC3よりも短く形成される。
本変形例に係る台紙3も上記第1実施形態と同様に、物品4を取り付け、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を外側に拡げて使用される。
この際、図19乃至図21に示すように、第3介在片674を第1シート片1の内面に対して略直交するように折り曲げ、続いて、第4介在片675を第2シート片2の内面に対して略直交するように折り曲げつつ差し込み部675bを第3介在片674の差し込み孔部676に挿入する。そうすると、第3介在片674及び第4介在片675が係合し、保持片6が形成される。
形成された保持片6は、第1シート片1及び第2シート片2の内面に対して略直交する方向に介在し、両シート片1,2を外側に押し出すように押圧する。前記保持片6によって両シート片1,2の下方部の離反が保持された台紙3は、図20及び図21に示すように、両シート片1,2の上方部が扁平状で、両シート片1,2の下縁1b,2bを接地部として自立させることができる。特に、本変形例の包装体は、第1脚部11及び第2脚部21によって前方又は後方に倒れ難くなる。
なお、保持片6を形成する際に、第4介在片675を両シート片1,2の内側に折り曲げた後、第3介在片674を折り曲げつつ第4介在片675の差し込み部675bを第3介在片674の差し込み孔部676に挿入してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態の包装体は、保持片を山型状の折り罫線において折り曲げて第1シート片及び第2シート片を突っ張ることにより、両シート片の下方部の離反が保持されている。
以下、第2実施形態を説明するが、上記第1実施形態と同様の構成及び作用効果についてはその説明を省略し、且つ、用語及び符号を援用する場合がある。
(物品)
台紙3に取り付けられる物品4は、上記第1実施形態で説明したように、従来公知のものを用いることができる。
(台紙)
図22に示すように、台紙3は、上記第1実施形態と同様に、両側縁が連結された第1シート片1と第2シート片2とを有し、両シート片1,2の上方部は一体化され、且つ両シート片1,2の下方部は離反可能とされている。第1シート片1の面内には、開口部5を生じさせるために、上記第1実施形態と同様な、切込線7が形成されている。
第2実施形態では、保持片は、2つ設けられ、両保持片91,92は、第1シート片1の下縁1b及び第2シート片2の下縁2bに、それぞれ連結されている。一方の保持片91は、台紙3の左側下縁から延設され、他方の保持片92は、台紙3の右側下縁から延設されている。
図23は、本実施形態の台紙3を形成するためのシート材の展開図である。この展開図においては、台紙3の各部に対応する箇所に、同一符号を付している。以下、図22の台紙3の正面図とその台紙3の基になるシート材の双方を参照されたい。
詳しくは、一方の保持片91は、第1シート片1の左側下縁から延設された左第1片911と、第2シート片2の左側下縁から延設された左第2片912と、を有し、前記左第1片911及び左第2片912が連結されて一体化されている。従って、一方の保持片91は、第1シート片1の左側下縁及び第2シート片2の左側下縁に跨って、それらの下縁から延設されている。左第1片911の下縁及び左第2片912の下縁は、下方に向かうに従って互いに近づくように傾斜している。つまり、一方の保持片91は、図23に示すように、下方に向かうに従って狭くなる逆三角形状に形成されている。
左第1片911の左右方向長さ(第1シート片1の左側縁と左第1片911の右端の間の間隔)と、左第2片912の左右方向長さ(第1シート片1の左側縁と左第2片912の右端の間の間隔)とは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。例えば、図22に示すように、左第1片911の左右方向長さA1は左第2片912の左右方向長さB1よりも短い。また、前記左第1片911及び左第2片912の連結部分には、図23に示すように第1シート片1の左側縁上に形成された折り罫線の延長線上に延びる折り罫線が形成されている。従って、左第1片911及び左第2片912は、前記折り罫線を介して連結されている。
他方の保持片92は、第1シート片1の右側下縁から延設された右第1片921と、第2シート片2の右側下縁から延設された右第2片922と、を有し、前記右第1片921及び右第2片922が連結されて一体化されている。従って、他方の保持片92は、第1シート片1の右側下縁及び第2シート片2の右側下縁に跨って、それらの下縁から延設されている。右第1片921の下縁及び右第2片922の下縁は、下方に向かうに従って互いに近づくように傾斜している。つまり、他方の保持片92も、下方に向かうに従って狭くなる逆三角形状に形成されている。
右第1片921の左右方向長さ(第1シート片1の右側縁と右第1片921の左端の間の間隔)と、右第2片922の左右方向長さ(第1シート片1の右側縁と右第2片922の左端の間の間隔)とは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。例えば、図22に示すように、右第1片921の左右方向長さA2は右第2片922の左右方向長さB2よりも短い。また、前記右第1片921及び右第2片922の連結部分には、図23に示すように第1シート片1の右側縁上に形成された折り罫線の延長線上に延びる折り罫線が形成されている。従って、右第1片921及び右第2片922は、前記折り罫線を介して連結されている。両保持片91,92の面内には、前記延長線上に延びる折り罫線がそれぞれ形成されているので、第2実施形態の台紙3も、図22に示すように、使用前には扁平状に折り畳むことができる。
前記両保持片91,92と台紙3の左側下縁及び右側下縁との境界には、上向き山型状の折り罫線X,Yがそれぞれ形成されている。詳しくは、一方の保持片91と第1シート片1の左側下縁及び第2シート片2の左側下縁との境界には、上向きに膨らんだ山型状の折り罫線Xが形成されている。換言すると、本実施形態の台紙3の左側下縁(第1シート片1の左側下縁と第2シート片2の左側下縁を結んだ縁)は、上向きに膨らんだ山型状に形成されており、その台紙3の左側下縁に、折り罫線Xが形成され且つそれを介して一方の保持片91が連結されている。
その山型状の折り罫線Xは、左第1片911と第1シート片1の左側下縁の境界に形成された左第1折り罫線X1と、左第2片912と第2シート片2の左側下縁の境界に形成された左第2折り罫線X2と、からなる。左第1折り罫線X1及び左第2折り罫線X2は、上下方向に対して鋭角に延びており、好ましくは、上下方向に対して30度〜70度である。左第1折り罫線X1の長さと左第2折り罫線X2の長さとは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。図示例では、左第1折り罫線X1が左第2折り罫線X2よりも短い。
他方の保持片92と第1シート片1の右側下縁及び第2シート片2の右側下縁との境界にも、上向きに膨らんだ山型状の折り罫線Yが形成されている。換言すると、本実施形態の台紙3の右側下縁(第1シート片1の右側下縁と第2シート片2の右側下縁を結んだ縁)は、上向きに膨らんだ山型状に形成されており、その台紙3の右側下縁に、折り罫線Yが形成され且つそれを介して他方の保持片92が連結されている。
その山型状の折り罫線Yは、右第1片921と第1シート片1の右側下縁の境界に形成された右第1折り罫線Y1と、右第2片922と第2シート片2の右側下縁の境界に形成された右第2折り罫線Y2と、からなる。右第1折り罫線Y1及び右第2折り罫線Y2は、上下方向に対して鋭角に延びており、好ましくは、上下方向に対して30度〜70度である。右第1折り罫線Y1の長さと右第2折り罫線Y2の長さとは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。図示例では、右第1折り罫線Y1が右第2折り罫線Y2よりも短い。前記上向きの山型状は、図示したように、2つの曲線からなり且つ上向きに頂部を有するドーム型が好ましい。もっとも、上向きの山型状は、図24に示すように、2つの直線からなり且つ上向きに頂部を有する三角型でもよい。
図23の糊代片31の外面並びに第1シート片1の上方部の内面及び囲繞領域8の内面に、接着剤を塗布し、第1シート片1、第2シート片2及び糊代片31の境界に形成された上下方向に延びる折り罫線に沿って折り曲げ、糊代片31を第2シート片2の左側部の内面に接着することにより、図22に示すような扁平状の台紙3が得られる。なお、図23において、接着剤の塗布部分を無数のドットで示している。
次に、使用時に台紙3を自立させるために、第2実施形態の扁平状の台紙3を立体的に変形させる手順について説明する。
扁平状の台紙3について、一方の保持片91及び他方の保持片92を、それぞれ外側から内側に押し込むことにより、両保持片91,92は、山型状の折り罫線X,Yにおいて、第1シート片1及び第2シート片2の間に折れ曲がる。
図25乃至図28に示すように、2つの保持片91,92を山型状の折り罫線X,Yにおいてそれぞれ折り曲げて前記両シート片1,2の間に保持片91,92を介在させることにより、前記両シート片1,2の下方部の離反が保持される。具体的には、保持片91,92を山型状の折り罫線X,Yにて折り曲げると、保持片91,92は上向き屋根状に屈曲した状態で両シート片1,2の間に介在する。なお、左第1片911及び左第2片912の連結部分並びに右第1片921及び右第2片922の連結部分に上下方向の折り罫線が形成されていない場合、保持片91,92を山型状の折り罫線X,Yにて折り曲げると、保持片91,92は上向き曲面状に屈曲した状態で両シート片1,2の間に介在する。
山型状の折り罫線X,Yにて折り曲げた保持片91,92は、元に戻り難いので(折り曲げ前の、第1シート片1の外面と平行な状態に戻り難いので)、保持片91,92によって両シート片1,2の下方部の離反を保持できる。特に、山型状の折り罫線X,Yがドーム型である場合には、折り曲げた保持片91,92が、より元に戻り難いので好ましい。
さらに、左第1片911と左第2片912の何れか一方の左右方向長さが他方に比して長い、又は、左第1折り罫線X1と左第2折り罫線X2の何れか一方の長さが他方に比して長い。そのため、折り曲げられた一方の保持片91は、第1シート片1及び第2シート片2の復元力によって扁平状に押し潰されず、上向きに屈曲した状態で両シート片1,2の間に介在する。同様に、右第1片921と右第2片922の何れか一方の左右方向長さが他方に比して長い、又は、右第1折り罫線Y1と右第2折り罫線Y2の何れか一方の長さが他方に比して長い。そのため、折り曲げられた他方の保持片92は、第1シート片1及び第2シート片2の復元力によって扁平状に押し潰されず、上向きに屈曲した状態で両シート片1,2の間に介在する。このため、保持片91,92によって両シート片1,2の下方部の離反を確実に保持できる。
次に、第2実施形態の包装体10の作製手順の一例について説明する。
上記第1実施形態と同様にして、扁平状の台紙3に、物品4を取り付ける。例えば、筒状のシュリンクフィルム41を用いて物品4を台紙3に取り付ける場合には、第1実施形態と同様にして、台紙3の所定位置に筒状のシュリンクフィルム41を取り付ける。このシュリンクフィルム41を介して物品4を取り付けると、物品4は、その中心軸が切込線7の一対の第1線71の間の中央部に略一致して配置され、第2シート片2に実質的に一体化される。この物品付きの台紙3について、上述の手順に従って、2つの保持片91,92をそれぞれ外側から内側に押し込むことにより、図29及び図30に示すような包装体10が得られる。
第2実施形態の包装体10も、第1実施形態と同様に、第1シート片1を拡げたときに開口部5が物品4の外側を通過するので、第2シート片2と一体化された物品4が、第1シート片1に追従することはない。かかる包装体10は、台紙3の上方部を摘んで容易に持ち運びできる。さらに、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部が離反し且つそれが維持されているので、両シート片1,2の下縁1b,2bは、下方から見て略紡錘形状を成している。かかる両シート片1,2の下縁1b,2bで囲われる領域は大きいので、両シート片1,2の下縁1b,2bを接地部として包装体10を自立させることができる。また、台紙3の保持片91,92を折り曲げるだけで自立可能な包装体10を構成できるので、その組み立て作業も非常に簡単である。第1シート片1の開口部5の両側縁5a,5aが物品4の両側縁4a,4aに近接しているので、包装体10の運搬時に、物品4が左右に振れることを抑制でき、物品4の脱落を防止できる。
(第2実施形態の変形例)
図31乃至図33は、上記第2実施形態の包装体の変形例を示す。ただし、これらに図示した包装体は、第2実施形態と同様に、物品が取り付けられるが、その物品は図示していない。
図31乃至図33に示すように、第1シート片1の面内には、上下方向に延びる左右一対の第1線71,71と、前記一対の第1線71,71の各下端部に連結され且つ左右方向に延びる第2線72と、を有する切込線7が形成されている。第2線72は、その中央部が左右方向と平行直線状に延び、且つその左右側が外側に向かうに従って下方にやや傾斜している。囲繞領域8の面内には、前記第1線71,71の各上端部から第2線72の平行直線部にまで、上下方向に延びる左右一対の折り罫線が形成されている。
さらに、左右の第1線71,71の下端部と第2線72の端部との交点から下方に向かって、直線的な第4切れ目75,75がそれぞれ形成されている。前記第4切れ目75,75は、切込線7と同様に、第1シート片1を厚み方向に分断した線である。前記第4切れ目75,75と切込線7の第2線72に囲われた領域81は、境界に折り罫線が形成され且つ第1シート片1の下方部に繋がっており、その折り罫線にて前記領域81を内側に折り曲げることができる。
この変形例に係る台紙3も、上記第2実施形態と同様に、物品4を取り付け、両保持片91,92を外側から内側に押し込むことにより、両保持片91,92が、第1シート片1及び第2シート片2の間に折れ曲がり且つ両シート片1,2の下方部の離反を保持する。かかる保持片91,92によって両シート片1,2の下方部が外側に拡げられた際には、図33に示すように、前記第4切れ目75,75と切込線7の第2線72に囲われた領域81が、第1シート片1及び第2シート片2の間に介在し且つ両シート片1,2の内面に対して略直交する方向に介在し、両シート片1,2の下方部の離反が保持される。
[第3実施形態]
第3実施形態の包装体は、弧状の稜線で屋根状とされた保持片によって第1シート片及び第2シート片を突っ張ることにより、両シート片の下方部の離反が保持されている。
以下、第3実施形態を説明するが、上記第1及び第2実施形態と同様の構成及び作用効果についてはその説明を省略し、且つ、用語及び符号を援用する場合がある。
図34乃至図38に示すように、台紙3は、上記第1実施形態と同様に、両側縁が連結された第1シート片1と第2シート片2とを有し、両シート片1,2の上方部は一体化され、且つ両シート片1,2の下方部は離反可能とされている。第1シート片1の面内には、開口部5を生じさせるために、上記第2実施形態と同様な、切込線7が形成されている。なお、第3実施形態の台紙3も、上記第1実施形態と同様に、第1シート片1の下縁1bの左右方向中央部が、第2シート片2の下縁2bよりも下方に突出するように形成されている。
第3実施形態の台紙3の保持片は、第1シート片1の下縁1bから延設された第1構成片部68と、第2シート片2の下縁2bから延設された第2構成片部69と、から構成されている。これら第1構成片部68と第2構成片部69の下端部を接合して屋根状に起立させることにより、保持片6が構成され、両シート片1,2の下方部の離反が保持される。
第1構成片部68は、前記第1シート片1の下縁1bから延設された第1片681と、前記第1片681から延設された第1接着片682と、を有する。第2構成片部69は、前記第2シート片2の下縁2bから延設された第2片691と、前記第2片691から延設された第2接着片692と、を有する。第1片681又は第2片691の面内に、窓部(第1片681又は第2片691を貫通する孔)が設けられていてもよい。この窓部を通じて、物品4の下面に表示された各種印字を視認できる。
第1シート片1の下縁1bと第1片681の境界、及び、第1片681と第1接着片682の境界には、それぞれ折り罫線が形成されている。第1シート片1の下縁1bと第1片681の境界に設けられた折り罫線は、左右方向と平行な直線状である。第1片681と第1接着片682の境界に設けられた折り罫線Zは、第2実施形態のような、上向きに膨らんだ山型状であり、好ましくは、図示したように上向きに頂部を有するドーム型である。第2シート片2の下縁2bと第2片691の境界、及び、第2片691と第2接着片692の境界には、それぞれ折り罫線が形成されている。第2シート片2の下縁2bと第2片691の境界に設けられた折り罫線は、左右方向と平行な直線状である。第2片691と第2接着片692の境界に設けられた折り罫線Wは、第2実施形態のような、上向きに膨らんだ山型状であり、好ましくは、図示したように上向きに頂部を有するドーム型である。
なお、第1シート片1の下縁1bと第1片681の境界、及び、第2シート片2の下縁2bと第2片691の境界に、それぞれ設けられた折り罫線についても、上向き山型状に形成されていてもよい。
さらに、第1構成片部68の上下方向長さL1と第2構成片部69の上下方向長さL2とは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。例えば、図34及び図35に示すように、第1構成片部68の上下方向長さL1は、第2構成片部69の上下方向長さL2よりも短い。第1構成片部68及び第2構成片部69は、それぞれ第1シート片1の下縁1b及び第2シート片2の下縁2bの左右方向中途部から延設され、好ましくは左右方向中央部から延設される。そして、第1構成片部68と第2構成片部69の内面同士が重ね合わされ、対面した第1接着片682の内面と第2接着片692の内面が接着剤などで接着されている。
第3実施形態の台紙3も、上記第2実施形態と同様に、物品4を取り付け、保持片6を外側から内側に押し込むことにより、両構成片部68,69が、第1シート片1及び第2シート片2の間に介在し且つ両シート片1,2の下方部の離反を保持する。具体的には、第1接着片682及び第2接着片692が向かい合うように接着された第1構成片部68及び第2構成片部69を、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を外側に拡げながら、両シート片1,2の間に押し込む。すると、図34及び図35のように扁平状であった第1構成片部68及び第2構成片部69は、その第1片681及び第2片691が反転する。よって、図37及び図38に示したように、両シート片1,2の間に、山型状の折り罫線Z,Wを稜線として第1片681と第2片691が屋根状に屈曲した状態で介在する。この屋根状のものが保持片6である。
山型状の折り罫線Z,Wを稜線として屋根状に屈曲した保持片(第1片681及び第2片691)は、元に戻り難いので(折り曲げ前の、第1シート片1及び第2シート片2と平行な状態に戻り難いので)、前記保持片によって両シート片1,2の下方部の離反を保持できる。なお、各構成片部68,69の寸法は図面に限定されず、適宜、設定可能である。第3実施形態に係る包装体も、保持片を折り曲げるだけで自立可能となる。
(第3実施形態の変形例)
図39乃至図43に示すように、台紙3は、上記第3実施形態と同様に、両側縁が連結された第1シート片1と第2シート片2とを有し、両シート片1,2の上方部が一体化され、且つ両シート片1,2の下方部は離反可能とされている。第1シート片1の面内には、開口部5を生じさせるために、上記第3実施形態と同様な、切込線7が形成されている。本変形例の台紙3も、上記第3実施形態と同様に、第1シート片1の下縁1bの左右方向中央部が、第2シート片2の下縁2bよりも下方に突出するように形成されている。
台紙3の保持片6は、第1シート片1の下縁1bから延設された第3構成片部68aと、第2シート片2の下縁2bから延設された第4構成片部69aと、から構成されている。これら第3構成片部68aと第4構成片部69aの下端部を接合して屋根状に起立させることにより、図43に示すように、保持片6が構成される。この保持片6により、両シート片1,2の下方部の離反が保持される。
第3構成片部68aは、前記第1シート片1の下縁1bから延設された第3片683と、前記第3片683から延設された第3接着片684と、を有する。第4構成片部69aは、前記第2シート片2の下縁2bから延設された第4片693と、前記第4片693から延設された第4接着片694と、を有する。第3片683と第3接着片684の境界に設けられた折り罫線Z1、及び、第4片693と第4接着片694の境界に設けられた折り罫線W1は、第3実施形態のような、上向きに膨らんだ山型状である。
第2シート片2の下縁2bと第4片693との境界には、2本の第5切れ目76,76と、第5切れ目76,76の端部から左右方向に直線状に延びる2本の折り罫線と、U字状に形成された第6切れ目77と、が形成されている。第4片693を折り罫線に沿って折り曲げた際、第2シート片2の下縁2bの左右方向中央部には、下方に突出する脚部22が形成される。
本変形例では、図40のように、第4片693は、第3片683よりも小さい略矩形状であり、第4接着片694は、第3接着片684と同一形状である。第3構成片部68aの上下方向長さL3と第4構成片部69aの上下方向長さL4とは、同じでもよいが、何れか一方が長いことが好ましい。第3構成片部68aと第4構成片部69aが重ね合わされ、対面した第3接着片684の内面と第4接着片694の内面が接着剤などで接着されている。
前記接着された第3構成片部68a及び第4構成片部69aを、第1シート片1の下方部と第2シート片2の下方部を外側に拡げながら、両シート片1,2の間に押し込む。すると、図43に示すように、両シート片1,2の間に、第3片683と第4片693が屋根状に屈曲した状態で介在する。この屋根状のものが保持片6である
本変形例の包装体も、第3実施形態と同様な効果を奏する。
[その他の実施形態]
上記第1乃至第3実施形態において、第1シート片1及び第2シート片2は、それぞれ正面視略矩形状に形成されているが、両シート片1,2は略矩形状に限られず、適宜変更できる。
図44は、両シート片1,2を正面視略台形状に形成した台紙3を示す。この両シート片1,2の両側縁は、何れも上下方向に対して僅かに角度を有して傾斜している。この変形例に関する図44は、第2実施形態の台紙3に基づいているが、この変形例を第1及び第3実施形態の台紙3にも同様に適用できる。
さらに、上記第1乃至第3実施形態において、有端の非直線状の切込線7で囲われた領域8は、その全てが残されているが、例えば、図45に示すように、有端の非直線状の切込線7で囲われた領域の一部分を除去してもよい。符号81は、除去した部分を示す。この場合、前記切込線7で囲われた領域のうち、除去した部分を除いた残りの領域82が、第2シート片2の内面に接着される。この変形例に関して参照する図45は、第1実施形態の台紙3に基づいているが、この変形例を第2及び第3実施形態の台紙3にも同様に適用できる。
また、上記第1乃至第3実施形態において、囲繞領域8は第2シート片2に接着されているが、囲繞領域8は第2シート片2に接着されていなくてもよい。物品4が、第2シート片2の上方部又は中途部の少なくとも何れか一方に一体化され且つ正面視で物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bが切込線7の第1線71及び第2線72に重ならない位置に取り付けられていれば、台紙3の両シート片1,2の下方部を離反させたときに、第1シート片1の開口部5の縁が物品4の両側縁4a,4a及び下縁4bに接触することがない。
上記第1乃至第3実施形態において、台紙3は、第1シート片1及び第2シート片2の2つのシート片からなるが、これに限定されず、3つ以上のシート片から構成されていてもよい。3つ以上のシート片から台紙3を構成する場合、第3シート片以降のシート片は、例えば、第2シート片2の外面に重ね合わせて設けることができ、特に、第2シート片2に対して着脱可能又は開閉可能に設けることが好ましい。
上記第1実施形態において、保持片91,92の係止部63は、長い部分と短い部分とを有するが、図45に示すように、左右方向長さが同じの係止部63であってもよい。つまり、係止部63は、正面視略矩形状に形成されていてもよい。かかる係止部63にあっては、開口部5の被係止凹部51に嵌め入れやすいという利点がある。
上記第1乃至第3実施形態において、左右方向に延びる第2線72は平行直線状に延びて形成されているが、これに限定されず、例えば、湾曲状、凸状に形成してもよい。
さらに、上記第1乃至第3実施形態において、切込線7は、上下方向に延びる左右一対の第1線71,71と、左右方向に延びる第2線72と、からなるが、これに限定されない。例えば、図46に示すように、切込線7が、左右方向に直線状に延びる左右一対の第3線78,78と、前記第3線78,78の各端部に連結され且つ下方に膨らむU字状に形成された第4線79と、から構成されていてもよい。この切込線7は、第1シート片1の左側縁から右側縁まで形成されている。もっとも、図46の切込線7は、第1シート片1の左側縁から右側縁まで直線状に形成されていてもよい。図46の台紙3も、上記第3実施形態と同様に、接着された第1構成片部68及び第2構成片部69を、第1シート片1と第2シート片2の間に押し込むと、図47のように、両シート片1,2の間に保持片6が介在し、切込線7から開口部5が生じる。この際、開口部5の第2下縁5d(切込線7の第4線79)が、物品4の下縁4bの外側を通過するようになる(図47参照)。
なお、この変形例に関して参照する図46は、第3実施形態の台紙3に基づいているが、この変形例を第1及び第2実施形態の台紙3にも同様に適用できる。
上記第1乃至第3実施形態における各保持片の構成と切込線の構成とは、それぞれ適宜組み合わせ又は置換することができる。例えば、第3実施形態の包装体に、第2実施形態の変形例にかかる切込線の構成(切込線7と第4切れ目75とを有する構成)を適用してもよい。
1…第1シート片、2…第2シート片、3…台紙、4…物品、4a…物品の側縁、4b…物品の下縁、5…開口部、5a,5b…開口部の縁、6,91,92…保持片、61…連結片、62…介在片、911…左第1片、912…左第2片、921…右第1片、922…右第2片、X,Y…山型状の折り罫線、10…包装体

Claims (5)

  1. 第1シート片及び第2シート片を有し且つ前記第1シート片及び第2シート片が互いの内面を対面させた状態で前記第1シート片及び第2シート片の左側縁同士及び右側縁同士が連結されている台紙と、前記台紙の第1シート片の外面側に取り付けられた物品と、を有し、
    前記第1シート片の上方部と第2シート片の上方部が一体化され且つ前記第1シート片の下方部と第2シート片の下方部が互いに離反可能に構成されており、
    前記第1シート片の面内には、前記両シート片の下方部を離反させたときに、前記物品の下縁の外側を通過する開口部が形成されており、
    前記第1シート片及び第2シート片の少なくとも何れか一方の下縁から、保持片が延設されており、
    前記第1シート片の下方部と第2シート片の下方部を離反させ且つ前記保持片を折り曲げて前記両シート片の間に介在させることにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている、包装体。
  2. 前記開口部が、前記両シート片の下方部を離反させたときに、さらに前記物品の両側縁の外側を通過するように形成されている、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記保持片の一部又は全部が第1シート片及び第2シート片の内面に対して略直交する方向に介在して両シート片を外側に押し出すことにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている、請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 前記保持片が、少なくとも2つ設けられており、
    一方の保持片が、前記第1シート片の左側下縁から延設された左第1片と、前記第2シート片の左側下縁から延設された左第2片と、から形成され、前記左第1片及び左第2片が連結されており、
    他方の保持片が、前記第1シート片の右側下縁から延設された右第1片と、前記第2シート片の右側下縁から延設された右第2片と、から形成され、前記右第1片及び右第2片が連結されており、
    前記一方の保持片と第1シート片及び第2シート片の両左側下縁との境界、並びに、前記他方の保持片と第1シート片及び第2シート片の両右側下縁との境界に、上向き山型状の折り罫線がそれぞれ形成されており、
    前記2つの保持片を前記山型状の折り罫線においてそれぞれ折り曲げて前記両シート片の間に介在させることにより、前記両シート片の下方部の離反が保持されている、請求項1又は2に記載の包装体。
  5. 前記両シート片の下方部の離反が保持されている状態において、前記第1シート片の開口部の縁が、前記物品の少なくとも両側縁に近接している、請求項2〜4のいずれかに記載の包装体。
JP2013522809A 2011-06-29 2012-06-22 包装体 Active JP6060439B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011144110 2011-06-29
JP2011144110 2011-06-29
PCT/JP2012/065952 WO2013002131A1 (ja) 2011-06-29 2012-06-22 包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013002131A1 JPWO2013002131A1 (ja) 2015-02-23
JP6060439B2 true JP6060439B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=47424027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013522809A Active JP6060439B2 (ja) 2011-06-29 2012-06-22 包装体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6060439B2 (ja)
WO (1) WO2013002131A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014155233A1 (en) * 2013-03-26 2014-10-02 Koninklijke Philips N.V. Lighting device
JP6388226B2 (ja) * 2013-08-02 2018-09-12 株式会社フジシール 包装体
JP6281776B2 (ja) * 2015-06-04 2018-02-21 相互印刷株式会社 包装体
JP6405572B2 (ja) * 2016-12-26 2018-10-17 株式会社フジシール 包装体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747971U (ja) * 1980-09-01 1982-03-17
JPH0667316U (ja) * 1993-01-18 1994-09-22 凸版印刷株式会社 保持枠体
JP2006151497A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Fuji Seal International Inc ケース
JP4183136B2 (ja) * 2005-05-31 2008-11-19 株式会社フジシールインターナショナル 包装用ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2013002131A1 (ja) 2015-02-23
WO2013002131A1 (ja) 2013-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10959461B2 (en) Display packages, blanks for forming trap seal card and blank for forming display box
JP6060439B2 (ja) 包装体
JP6111237B2 (ja) 容器
JP6240476B2 (ja) 梱包箱用シート及び梱包体
JP5522601B2 (ja) 容器包装体
JP2012140140A (ja) 包装用ケースのシート接続構造及び包装用ケース
JP6924572B2 (ja) 包装体および包装材
EP2557046B1 (en) Packing case
JP6595226B2 (ja) 中箱付き包装用箱
WO2018087310A1 (en) Cartridge display package, blank for forming the cartridge display package and method of manufacturing the same
JP6655428B2 (ja) Ptpシートの包装体
JP6273490B2 (ja) 包装用台紙
JP6422718B2 (ja) Popラベル、及びラベル付き容器
JP6031723B2 (ja) 首掛けラベル、及び首掛けラベル付き容器
JP5707064B2 (ja) 包装体
JP3182107U (ja) カード型包装容器
JP2019077478A (ja) 包装容器
JP2006131246A (ja) 折り畳み箱、折り畳み箱の収納構造、並びに、折り畳み箱の製造方法
JP5618086B2 (ja) 商品包装体
JP4999545B2 (ja) 収納ケース
JP5262767B2 (ja) 開封機能付き紙箱
JP5067842B2 (ja) コップ収納ケース
EP3283393A1 (en) Display packages, blanks for forming trap seal card and blank for forming display box
JP6822206B2 (ja) シュリンク台紙
JP4999062B2 (ja) コップ収納ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20161121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6060439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250