JP2009237195A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の前端面に対応するノズルと、冷却ファンとを連結するフレキシブルなチューブが大きい曲率で屈曲することに起因するエアの流速や、風量が低減されることを防止する。
【解決手段】左端側の画像形成ステーション34の前方に左の冷却ファン81を配設し、右端側の画像形成ステーション31の前方に右の冷却ファン82を配設する。左の冷却ファン81の吐出口87a〜87dと、右端側の4個のノズルa〜dとを、フレキシブルなチューブ83a〜83dによって連結し、右の冷却ファン82の吐出口87e〜87hと、左端側の4個のノズルe〜hとを、フレキシブルなチューブ83e〜83hによって連結する。各冷却ファン81,82は、チューブによって遠い側の4個のノズルに連結されているので、チューブの曲率を小さくすることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の現像装置を、複数の冷却ファンからフレキシブルなチューブを介して導いたエアで冷却する画像形成装置に関する。
複写機,プリンタ等の画像形成装置において、感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像装置によってトナーが付着されてトナー像として現像される。現像装置においては、現像容器内の現像剤を撹拌部材によって撹拌したり、現像ローラの表面に担持する現像剤の層厚を層厚規制部材によって規制したりする。このため撹拌部材や層厚規制部材と現像剤との間に摩擦熱が発生して、現像剤の温度が上昇する。そして、現像剤が昇温すると、現像剤の流動性が低下して、適正な濃度のトナー像を形成することが困難となる。この不具合の防止策として、冷却ファンを利用し、冷却ファンの吐出口から吐出されるエアをダクトによって現像装置に導く技術が知られている。なお、画像形成装置が4色タンデム方式である場合には、4個の現像装置のそれぞれに対してダクトを設ける必要がある。
ところが、画像形成装置の内部は、種々の部材が高い密度で密集しているため、適切なダクトを確保することが困難な場合がある。
そこで、特許文献1では、ダクトに代えてフレキシブルなチューブを使用している。チューブの基端側を冷却ファンに連結し、中間部を適宜に湾曲させて部材間の間隙を縫うようにし、先端側を画像形成装置の前面に対向するように配置して、現像装置に対してエアを吹きつけるようにしている。
特開2007−41562号公報
上述の特許文献1においては、冷却ファンが画像形成装置本体の右側面に配置されているため、基端部を冷却ファンに連結されたチューブは、まず、右側面に沿って前方に延び、右側面と前面とが交差する右のコーナーで90度向きを変えて、前面に沿って左方に延び、さらに、後方に向けて90度向きを変えて、現像装置の前面に対向し、現像装置の前面に対して前方からエアを吹き付ける。これに伴い、チューブ長(エアの流路長)が長くなりがちで、また、右のコーナーで90度向きを変える際に、曲率が比較的大きく(曲率半径が小さく)なりがちである。このため、ダクトを設けることができない場合でも、現像装置を冷却可能であるという大きな利点を有する反面、エネルギーの損失という観点からは、必ずしも有利であるとは言えない。
そこで、本発明は、チューブを使用することで、ダクトを設けることなく現像装置を冷却することができ、しかも、チューブ長を短く、かつチューブの曲率を小さく押さえることにより、エネルギーの損失が少なくして効率的に現像装置を冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、ほぼ直方体状の画像形成装置本体の前端側から後端側にかけて前後方向に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置とを有する、nを自然数とした場合の2n個の色別画像形成部を備え、2n個の前記色別画像形成部が、前記画像形成装置本体の左右方向に整列された画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、(1)ほぼ右向きにエアを吐出するn個の右向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最左端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された左の冷却ファンと、(2)ほぼ左向きにエアを吐出するn個の左向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最右端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された右の冷却ファンと、(3)前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンよりも後側で、かつ2n個の前記現像装置よりも前側に、前後方向を向けて配設され、前端側に位置するエア供給口から供給されたエアを、後端側に位置するエア噴出口から2n個の前記現像装置のそれぞれの前端面に向けて噴き出す2n本のノズルと、(4)基端側が前記左の冷却ファンの、n個の前記右向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ右方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n個の前記ノズルのうち、右端側に位置するn個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結されたn本のフレキシブルなチューブと、(5)基端側が前記右の冷却ファンの、n個の前記左向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ左方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n個の前記ノズルのうち、左端側に位置するn個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結されたn本のフレキシブルなチューブと、を備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記現像装置は、現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、を備え、前記現像容器は、前記撹拌部材が収納された撹拌室と、前記撹拌室に隣接するとともに前記現像容器の前端側から後端側まで延設されたダクトと、を有し、前記ノズルは、前記ダクトの前端側に向けてエアを吐出する、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、ほぼ直方体状の画像形成装置本体の前端側から後端側にかけて前後方向に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置とを有する、nを自然数とした場合の2n個の色別画像形成部を備え、2n個の前記色別画像形成部が、前記画像形成装置本体の左右方向に整列された画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、(1)ほぼ右向きにエアを吐出する2n個の右向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最左端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された左の冷却ファンと、(2)ほぼ左向きにエアを吐出する2n個の左向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最右端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された右の冷却ファンと、(3)前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンよりも後側で、かつ2n個の前記現像装置よりも前側に、前後方向を向けて配設され、前端側に位置するエア供給口から供給されたエアを、後端側に位置するエア噴出口から2n個の前記現像装置のそれぞれの前端面に向けて2個ずつで噴き出す4n本のノズルと、(4)基端側が前記左の冷却ファンの、2n個の前記右向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ右方に延び、先端側が後方に向きを変えて4n個の前記ノズルのうち、右端側に位置する2n個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結された2n本のフレキシブルなチューブと、(5)基端側が前記右の冷却ファンの、2n個の前記左向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ左方に延び、先端側が後方に向きを変えて4n個の前記ノズルのうち、左端側に位置する2n個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結された2n本のフレキシブルなチューブと、を備える、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る画像形成装置において、前記現像装置は、現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材によって撹拌された前記現像剤を表面に担持して回転する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラが表面に担持する前記現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、を備え、前記現像容器は、前記撹拌部材が収納された撹拌室と、前記撹拌室に隣接するとともに前記現像容器の前端側から後端側まで延設されたダクトと、を有し、前記現像装置のそれぞれの前記前端面に向けて噴き出す2個の前記ノズルのうち、一方は、前記ダクトにおける前端側に向けてエアを噴出し、他方は、前記層厚規制部材に対応する位置に向けてエアを噴出する、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に係る画像形成装置において、前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンは、エアを吸引する吸引口が前側に配設されている、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に係る画像形成装置において、前記左の冷却ファンと前記右の冷却ファンとは、同形のファンであって、一方が他方に対して、前後方向の仮想の回転中心を基準にほぼ180度回転させた状態で使用される、ことを特徴とする。
上述の特許請求の範囲において、n=1の場合とは、色別画像形成部が2個、現像装置が2個の場合であり、例えば、ブラック(BK)とレッド(R)の2色のトナー(現像剤)によって画像形成を行う画像形成装置である。n=2の場合とは、色別画像形成部が4個、現像装置が4個の場合であり、例えば、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の4色のトナーによって、4色フルカラーの画像を形成する一般的なカラーの画像形成装置である。また、n=3の場合とは、色別画像形成部が6個、現像装置が6個の場合であり、例えば、上述のn=2の場合の4色に、さらに淡いシアンや淡いマゼンタを加えた6色の画像形成装置や、上述の4色に、さらに金色や銀色等の特別色を加えた6色の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、左の冷却ファンのn個の右向きの吐出口のそれぞれに基端側を連結したn本のチューブは、その中間部がほぼ右方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n本のノズルのうちの右端側に位置するn本のノズルのエア供給口にそれぞれ連結されている。つまり、左の冷却ファンのn個の右向きの吐出口と、これら右向きの吐出口からは遠い、右端側に位置するn本のノズルとが、n本のチューブによって連結されている。また、右の冷却ファンのn個の左向きの吐出口のそれぞれに基端側を連結したn本のチューブは、その中間部がほぼ左方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n本のノズルのうちの左端側に位置するn本のノズルのエア供給口にそれぞれ連結されている。つまり、右の冷却ファンのn個の左向きの吐出口と、これら左向きの吐出口からは遠い、左端側に位置するn本のノズルとが、n本のチューブによって連結されている。このように、チューブは、その長さが長くなるように配置されているので、中間部が湾曲する場合であっても、その曲率を小さく(曲率半径を大きく)することができる。したがって、チューブが短くて曲率が大きくなる場合と比較して、チューブ内を流れるエアの流速及び流量を十分に確保して、現像装置内の現像剤の昇温を抑制することができる。なお、ノズルは、各現像装置の端面に対して1個が対応するように配置されている。
請求項2の発明によれば、チューブを介してダクトに供給されるエアの流速及び流量を十分に確保されるので、ダクトを介して主に撹拌室内の現像剤の昇温を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、左の冷却ファン又は右の冷却ファンから2本のチューブを介して、2本のノズルにより、各現像装置にエアを噴き付けることができる。
請求項4の発明によれば、2本のノズルから噴出エアにより、ダクトを介して主に撹拌室内の現像剤の昇温を抑制し、また、層厚規制部材近傍の現像剤の昇温を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、左の冷却ファン及び右の冷却ファンは、色別画像形成部の前側に配置されていて、前側に吸引口を有しているので、画像形成装置本体の前端側から容易にエアを吸引することができる。
請求項6の発明によれば、左に冷却ファンと右に冷却ファンの双方を同形のもので構成することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図7を参照して、本発明に係る画像形成装置2について詳述する。このうち、図1は、本発明に係る画像形成装置2を正面10a側(操作パネル7が配設されていて、画像形成装置2の使用時にユーザ等が位置する側)の右斜め上方から見た斜視図である。図2は、画像形成装置2の内部の構成を、正面10a側から見て模式的に示す図である。ただし、同図においては、図1に示す画像読取部5の図示は省略されている。図3は、ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dの前端面を正面側から見た図である。図4は、ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dを前後方向に直交する平面で切った断面を示す図である。図5は、リテーナユニット78を前側左斜め上から見た斜視図である。図6は、リテーナユニット78から冷却装置80を抜き出して示す斜視図である。図7は、冷却装置80を上方から見て説明する図である。
図1,図2を参照して、画像形成装置2の概略を説明する。
図1に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置本体10を備えている。画像形成装置本体10の正面10a側には、前側に引き出し可能な給紙カセット20、前側に開閉自在な扉4が配設されており、右側面10bには、開閉自在な手差しトレイ21が配設されており、左側面10cには、シートPのジャム処理時に開閉されるカバー部材(不図示)が配設されている。また、画像形成装置本体10の上側には、排紙トレイ57が設けてあり、その上方には、空間を介して、画像読取部5が配設されている。画像読取部5の上面には、画像が読み取られる原稿(不図示)が載置されるコンタクトガラス6が配設されていて、コンタクトガラス6の前側には、操作パネル7が配設されている。なお、同図では、コンタクトガラス6を上方から覆う、開閉自在な原稿押圧板は図示が省略されている。
図2に示すように、画像形成装置2には、画像形成装置本体10に、シート給送部11と、画像形成部12と、定着部13と、シート排出部14と、シート再給送部15とが設けられている。
シート給送部11は、給紙カセット20からの給紙、手差しトレイ21からの給紙、画像形成装置本体10の下方に配設された大容量デッキ(不図示)からの給紙ができるようになっている。給紙カセット20からの給紙の場合、給紙カセット20内に積層状態で収納されたシートPは、給紙ローラ22によって給紙され、給送ローラ23及びリタードローラ24によって1枚だけ分離され、搬送ローラ対25によってレジストローラ対26に搬送される。また、手差しトレイ21からの給紙の場合、手差しトレイ21上にセットされたシートは、手差し給送ユニット27によって給送され、さらに手差し搬送ユニット28によってレジストローラ対26に搬送される。また、大容量デッキからの給紙の場合、大容量デッキから給紙されたシートPは、画像形成装置本体10の左端側において上方に延びる搬送パス29に沿って搬送ローラ対30により、レジストローラ対26に搬送される。これら給紙カセット20、手差しトレイ21、大容量デッキから給紙されたシートPは、レジストローラ対26で一旦停止されて斜行が矯正された後、次に説明する画像形成部12の中間転写ベルト41によって搬送されるトナー像にタイミングを合わせるようにして、画像形成部12に供給される。
画像形成部12には、4個の画像形成ステーション、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像形成ステーション(色別画像形成部)31,32,33,34と、露光装置35と、中間転写ベルトユニット3とが配設されている。なお、各画像形成ステーション31〜34の構成は同様であるので、シアンの画像形成ステーション32について、符号を付して説明し、他の画像形成ステーション31,33,34についての説明は省略する。各画像形成ステーション31〜34には、感光ドラム(像担持体)36が配設されていて、これら感光ドラム36には、帯電装置37、露光装置35によって静電潜像が形成され、この静電潜像は現像ユニットとして構成される現像装置38によってトナー像として現像される。なお、現像装置38については、各色ごとに区別する必要がある場合には、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの順に、現像装置38a,38b,38c,38dと記す。感光ドラム36上に形成されたトナー像は、1次転写ローラ40により、中間転写ベルトユニット3の中間転写ベルト41上に1次転写される。トナー像転写後の感光ドラム36は、表面に残った転写残トナーがクリーニング装置42によって除去される。
画像形成部12には、中間転写ベルトユニット3が配設されている。中間転写ベルトユニット3は、フレーム43と、このフレーム43によって支持された駆動ローラ44、従動ローラ45、テンションローラ46、1次転写ローラ40等の各ローラと、これらローラに張架された無端状の中間転写ベルト41とを備えている。中間転写ベルト41は、駆動ローラ44の矢印方向の回転(図2中の時計回り)によって矢印R41方向に回転する。上述のそれぞれの感光ドラム36上に形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ40によって1次転写部T1において中間転写ベルト41上に順次に転写され、中間転写ベルト41上で重ね合わされる。こうして中間転写ベルト41上で重ね合わされた4色のトナー像は、上述のシート給送部11から供給されたシートPに、2次転写ニップ部T2において2次転写ローラ47によって一括で2次転写される。一方、トナー像転写後の中間転写ベルト41は、表面に残った転写残トナーがベルトクリーナ48によって除去される。
定着部13には、定着ローラ50と、加熱ローラ51と、これらのローラに張架された定着ベルト52と、加圧ローラ53とが配設されている。定着ベルト52と加圧ローラ53との間には、定着ニップ部Nが形成されていて、上述の画像形成部12において表面にトナー像が転写されたシートPは、この定着ニップ部Nを通過する際に加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。
シート排出部14は、トナー像定着後のシートPを搬送ローラ対54により排紙パス55に沿って搬送し、排出ローラ対56によって排紙トレイ57上に排出するものである。
シート再給送部15は、表面にトナー像が定着されたシートPを、上述の排紙パス55に搬送し、シート後端がフラッパ58を抜けた直後に、フラッパ58を切り換えるとともに、排紙ローラ対56を逆転することで、シートPを表裏反転して再搬送ローラ対60により再搬送パス61に導く。その後、シートを再搬送ローラ対62,63によって搬送し、再度、画像形成部12に供給するものである。画像形成部12に供給されたシートPは、裏面にトナー像が転写され、定着部13で定着された後、排出パス55を通って、排紙トレイ57上に排出されるようになっている。
上述構成の画像形成装置においては、シート給送部11から供給されたシートPに対し、画像形成部12で形成した4色のトナー像を一括で転写し、これらトナー像を定着部13で定着した後、シート排紙部14の排紙トレイ57上に排出する。なお、必要に応じて、トナー像定着後のシートPは、シート再給送部15に送られて、裏面にもトナー像が転写され、定着された後、排紙トレイ57上に排出される。
図2,図3に示すように、画像形成ステーション31〜34(31,32,33,34)は、ドラムユニット39a〜39d(39a,39b,39c,39d)と、現像装置(現像ユニット)38a〜38d(38a,38b,38c,38d)とを備えている。図4に示すように、ドラムユニット39a〜39dは、ドラムフレーム36Aに対して、感光ドラム36、帯電装置37、クリーニング装置42等が一体的に組み込まれてユニットを構成している。このうち、帯電装置37は、感光ドラム36表面を所定の極性・電位に帯電する帯電ローラ37aと、帯電ローラ37a表面に付着したトナー等の異物を除去するクリーニングローラ37bとを有している。また、クリーニング装置42は、感光ドラム36表面から転写残トナーを除去するクリーニングローラ42a及びクリーニングブレード42b、クリーニングローラ42aを清掃するスイープローラ42c、感光ドラム36から除去したトナーを前面側に搬送する搬送スクリュー42d等を有している。
現像装置38a〜38dは、トナーを収納する現像容器(収容容器)70に対して、2本の撹拌部材71,72、マグネットローラ73、層厚規制部材(穂切り板)74、現像ローラ75等が一体的に組み込まれて構成されている。なお、同図に示す現像装置38a〜38dでは、非磁性で合成樹脂製のトナーと、磁性を有する鉄製キャリヤとを主成分とする2成分現像剤が使用されている。現像容器70には、下部に、現像剤が収納される撹拌室76が設けてあり、この撹拌室76に、上述の2本の撹拌ローラ71,72が配設されていて、現像剤を撹拌して、キャリヤとトナーとを均一に混合するとともに、摩擦帯電による電荷をトナーに付与する。撹拌された現像剤は、マグネットローラ73に供給され、マグネットローラ73の表面にキャリヤが磁力によって穂立てされ、穂立てされたキャリヤの表面にトナーが静電的に付着される。こうして、マグネットローラ73の表面に担持された現像剤は、マグネットローラ73の同図中の時計回りの回転により、層厚規制部材74の先端を通過する際に、穂切りされて層厚が規制される。層厚が規制された現像剤は、現像ローラ75に接触し、トナーのみが現像ローラ75表面に移動して担持される。担持されたトナーは、現像ローラ75の時計回りの回転により、現像ローラ75と感光ドラム36とが最接近する現像位置に搬送され、現像ローラ75と感光ドラム36との間に印加される現像バイアスによって感光ドラム36表面の静電潜像に付着されてトナー像を形成する。
現像容器70には、撹拌室76の底部76aの下側に、断面形状が左右に長い長方形状で、前後方向に長いダクト77、つまり現像容器70の前端側から後端側に至るダクト77を有している。後述するノズルa〜d(a,b,c,d)の先端のエア噴出口92bは、このダクト77の前端側(図4中の編み目Aで示す部分)に対向するように配置されて撹拌室76の底部76aを冷却することで、撹拌室76内の現像剤を冷却する。また、後述する他のノズルe〜h(e,f,g,h)は、図4中の編み目Bで示す部分に対向するように配置されて層厚規制部材74を冷却するようにしている。
ところで、上述の現像装置38a〜38dにおいて、現像剤は、撹拌スクリュー71,72によって撹拌される際、また、層厚規制部材74によって穂切りされる際に、これらの部材に摺擦されることにより、また、現像剤の粒子自体が相互に摺擦されることにより摩擦熱が発生して昇温する。そして、現像剤が昇温するとその流動性が低下するため、摩擦帯電によって付与される電荷が減少し、また移動しにくくなるため、静電潜像を現像した際に、適正な濃度のトナー像を形成することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、画像形成ステーション31〜34の前側に、図5,図7に示すように、左右方向に長いほぼ直方体状のリテーナユニット78を配設し、このリテーナユニット78に、現像容器70を介して現像剤を冷却するための冷却装置80を設けてい
る。つまり、現像装置38a〜38dが、冷却装置80による冷却対象とする被冷却部材となっている。以下、冷却装置80について説明する。なお、図5に示すリテーナユニット78は、その前面側を覆う前カバーの図示を省略している。ただし、前カバーに装着されているフィルタ84については図示してある。
図5に示すように、リテーナユニット78の下部には、上述のクリーニング装置42によって回収して前側に搬送した転写残トナーを回収する回収機構85が配置されているが、本発明には直接的な影響はないので説明を省略する。リテーナユニット78の上部には、現像装置38a〜38dに補給するトナーを収納した補給容器(不図示)を支持するための4個の受け皿86a,86b,86c,86dが配設されている。リテーナユニット78の上下方向の中間部には、次に説明する、現像装置38a〜38dを冷却するための冷却装置80が組み込まれている。
図6は、図5に示すリテーナユニット78から、冷却装置80全体を、各部材の位置関係はそのままの状態で抜き出したものである。同図に示す冷却装置80は、その構成要素として、2個の冷却ファン81,82、8本のノズルa〜h(a,b,c,d,e,f,g,h)、8本のフレキシブルなチューブ83a〜83h(83a,83b,83c,83d,83e,83f,83g,83h)等を備えている。
図7は、冷却装置80を上方から見た図であり、冷却装置80の各構成要素と、画像形成ステーション31〜34、特に現像装置38a〜38dとの位置関係を詳細に示す図である。
図5〜図7に示すように、冷却ファン81,82は、リテーナユニット78の左端側と右端側とにそれぞれ配設されている。このうち左の冷却ファン781は、4個の画像形成ステーション(色別画像形成部)31〜34のうち、最左端に位置するブラックの画像形成ステーション34の前側に配置され、一方、右の冷却ファン82は、最右端に位置するマゼンタの画像形成ステーション31の前側に配置されている。左,右の冷却ファン81,82は、前側に、エアを取り入れる吸引口81a,82aを有していて、この吸引口81a,82aからフィルタ84を介して、エアを吸引し、吸引したエアを遠心力により接戦方向に吐出するようになっている。この冷却ファン81,82としては、例えば、シロッコファンを使用することができる。
図6に示すように、左の冷却ファン81は、右端側のほぼ下半部に、4個の右向きの吐出口87a〜87d(87a,87b,87c,87d)を有している。各右向きの吐出口87a〜87dは、ほぼ左右方向を向いた軸を基準とした円筒状に形成されている。4個の右向きの吐出口87a〜87dは、前後2列に配置されており、前側の2個の吐出口87a,87bは、上と下とに配置され、後側の2個の吐出口87c,87dは、前側の2個と同じピッチで上と下とに配置されていて、下の1個の吐出口87dが前の2個の吐出口87a,87b間に位置するように配置されている。これら4個の右向きの吐出口87a〜87dは、左右方向の位置については、画像形成ステーション33,34の間、すなわちイエローのドラムユニット39cと、ブラックの現像装置38dとの間に対応する位置に配置されている。左の冷却ファン81は、前側の吸引口81aから吸引したエアを、4個の右向きの吐出口87a〜87dから右方に向けて吐出するようになっている。
右の冷却ファン82は、図6に示すように、左の冷却ファン81と同じ構成のものを使用している。すなわち、右の冷却ファン82は、左の冷却ファン81の吸引口81aの中心を前後方向に貫通する中心軸(仮想の回転中心)Cを基準としてほぼ180度回転させた状態で使用されている。右の冷却ファン82は、左端側のほぼ上半部に、4個の左向きの吐出口87e〜87h(87e,87f,87g,87h)を有している。各左向きの吐出口87e〜87hは、ほぼ左右方向を向いた軸を基準とした円筒状に形成されている。4個の左向きの吐出口87e〜87hは、前後2列に配置されており、前側の2個の吐出口87f,87hは、上と下とに配置され、後側の2個の吐出口87e,87gは、前側の2個と同じピッチで上と下とに配置されていて、上の1個の吐出口87eが前の2個の吐出口87f,87hの間に位置するように配置されている。これら4個の左向きの吐出口87e〜87hは、左右方向の位置については、右から2番目のシアンの画像形成ステーション32の現像装置38bに対応する位置に配置されている。
図7に示すように、左,右の冷却ファン81,82は、それぞれの吸引口81a,82aの中心の高さが同じになるように配設されている。このため、左の冷却ファン41の4個の右向きの吐出口87a〜87dに対して、右の冷却ファン82の4個の左向きの吐出口87e〜87hは、高い位置に配置されている。さらに、左,右の冷却ファン81,82の前後方向の位置については、左の冷却ファン81の方が右の冷却ファン82よりも少し前方に位置するように配置されている。すなわち、左の冷却ファン81の後側の2個の右向きの吐出口87c,87dと、右の冷却ファンの前側の2個の左向きの吐出口87f〜87hとが、前後方向にほぼ一致するように配置されている。このように、左の冷却ファン81の4個の右向きの吐出口87a〜87dと右の冷却ファン82の4個の左向きの吐出口87e〜87hとの位置が上下方向及び前後方向にずれていることにより、後述する8本のチューブ83a〜83hを配置した際に、これらの干渉を適度に解消することができるようになっている。
図6,図7に示すように、ノズルa〜hとしては、4個のダクト用のノズルa,c,e,gと、4個の層厚規制部材用のノズルb,d,f,hとの合計8個が使用されている。これら8本のノズルa〜hは、いずれも左,右の冷却ファン81,82よりも後側で、かつ4個の画像形成ステーション31〜34(現像装置38a〜38d)よりも前側に配設されていて、1個のダクト用のノズルと1個の層厚規制部材用のノズルとが、それぞれ1個の画像形成ステーションに対応するように配置されている。
ダクト用のノズルaは、ほぼ円筒状に形成されていて、その中心軸を前後方向に向けた姿勢で、取付部材90を介して、リテーナユニット78のベース部分(不図示)に取り付けられている。前後方向に向けられたノズルaは、前端側に位置する部分がエア供給口92aとなり、後端側に位置する部分がエア噴出口92bとなっている。他のノズルc,e,gも、上述のノズルaと同様に形成されている。ノズルa,c,e,gは、画像形成ステーション31〜34を支持している枠体93の一部を構成するフレーム94によって位置決めされている。フレーム94は、4個の画像形成ステーション31〜34の前端のすぐ前方において、左右方向に長く配置されている。フレーム94における4個の画像形成ステーション31〜34に対応する部分には、薄い金属製の位置決め板95が取り付けられていて、この位置決め板95には、ノズルa,c,e,gを位置決めするための位置決め孔95aが穿設されている。ノズルa,c,e,gは、取付部材90の先端をこの位置決め孔95aに係合させることで、エア噴出口92bが、図4に示すダクト77の前端側に対面するように位置決めされる。ノズルa,c,e,gは、エア供給口92aに後述するチューブ83a,83c,83e,83gの先端側が連結されており、チューブ83a,83c,83e,83gを介して上述の左,右の冷却ファン81,82から供給されたエアを、エア噴出口92bから噴出して、ダクト77の前端側に吹き付けるようになっている。
上述のダクト用のノズルa,c,e,gがほぼ円筒状に形成されているのに対し、層厚規制部材用のノズルb,d,f,hは、先細りの円筒状に形成されている。ノズルbは、その中心軸を前後方向に向けた姿勢で、取付部材91を介して、リテーナユニット78のベース部分(不図示)に取り付けられている。前後方向に向けられたノズルbは、前端側に位置する部分がエア供給口96aとなり、後端側に位置する部分が先細りのエア噴出口96bとなっている。ノズルbは、上述のフレーム94の位置決め板95に穿設された位置決め孔95bに対して直接係合されることで、図4に示す層厚規制部材74の近傍の編み目Bで示す部分に対面するように位置決めされる。ノズルbは、エア供給口96aに後述するチューブ83bの先端側が連結されており、チューブ83bを介して左の冷却ファン81から供給されたエアを、エア噴出口96bから噴出して、層厚規制部材74の近傍に吹き付けるようになっている。なお、ノズルd,f,hも、ノズルbと同様の構成である。
上述のように、ノズルa〜hは、フレーム94の位置決め板95によって位置決めされ、また、現像装置38a〜38dは、フレーム94を一部とする枠体93によって位置決めされている。つまり、ノズルa〜hと現像装置38a〜38dとは、いずれもフレーム94を介して位置決めされている。したがって、ノズルa〜hは現像装置38a〜38dに対して、エア噴出口92b,96bが高い精度で位置決めされていて、エア噴出口92b,96bから噴出されたエアは、ダクト77に対して無駄なく効率的に供給され、また、層厚規制部材74の近傍に効率よくエアを吹き付けることができる。
8本のチューブ83a〜83hは、例えばビニール管によって形成されていて、いずれも適度に湾曲(屈曲)が可能な、いわゆるフレキシブルに構成されている。8本のチューブ83a〜83hのうち、4本はその基端側が左の冷却ファン81に連結され、残りの4本はその基端側が右の冷却ファン82に連結されている。そして、左の冷却ファン81に連結された4本のチューブ87a〜87dは、その先端側が、8本のノズルa〜hのうちの右端側(8本のノズルa〜hの中央(ノズルdとノズルeとの間)よりも右側をいう。)に位置する4本のノズルa〜dに連結され、右の冷却ファン82に連結された4本のチューブ83e〜83hは、その先端側が、8本のノズルa〜hのうちの左端側(8本のノズルa〜hの中央(ノズルdとノズルeとの間)より左側をいう。)に位置する4本のノズルe〜hに連結されている。すなわち、左の冷却ファン81に連結された4本のチューブ83a〜83dのうち、チューブ83aは、その基端側が前側でかつ上側(以下「前上」のように略記する。)の右向きの吐出口87aに連結され、中間部が右方でやや下方に延び、先端側が後方に向きを変えて、最も右端に位置するノズルaのエア供給口92aに連結されている。以下、チューブの中間部の長さが異なることを除いて、ほぼ同様にして、チューブ83bは、前下の右向きの吐出口87bと右から2番目のノズルbとを連結し、チューブ83cは、後上の右向きの吐出口87cと右から3番目のノズルcとを連結し、チューブ83dは、後下の右向きの吐出口87dと右から4番目のノズルcとを連結している。これに対し、右の冷却ファン82に連結された4本のチューブ83e〜83hのうち、チューブ83eは、その基端側が後上の左向きの吐出口87eに連結され、中間部が左方でやや下方に延び、先端側が後方に向きを変えて、左から4番目のノズルeのエア供給口92aに連結されている。以下、チューブの中間部の長さが異なることを除いて、ほぼ同様にして、チューブ83fは、前上の左向きの吐出口87fと左から3番目のノズルfとを連結し、チューブ83gは、後下の左向きの吐出口87gと左から2番目のノズルgとを連結し、チューブ83hは、前下の左向きの吐出口87hと最左端のノズルhとを連結している。
以上のように、本実施形態では、冷却ファン81,82として、2個のシロッコファン(遠心ファン)を使用することで、エアの流速を速め、多くの流量を確保するようにしている。また、これら冷却ファン81,82の配設位置を、従来例では、画像形成装置本体10の右側面10bであったのに対し、被冷却部材である現像装置38a〜38dの前面に配置することで、チューブ83a〜83hの長さを短縮し、また、従来とは異なり、画像形成装置本体10の右コーナーで屈曲される必要がなくなったので、エネルギーの損失を低減することができる。さらに、チューブ83a〜83hは、基端側が連結される左,右の冷却ファン81,82の左向きの吐出口87a〜87d,右向きの吐出口87e〜87hが左右方向に向けられ、かつ先端側が連結されるノズルa〜hが前後方向に向けられているため、中間部で90度向きが変えられることになる。このため、左向き吐出口87a〜87d又は右向き吐出口87e〜87hからノズルa〜hまでの距離が近い場合には、チューブ83a〜83hの中間部を急激に湾曲させる必要が生じ、曲率が大きくなったり、極端な場合には折れ曲がったりするため、エネルギーの損出が大きくなる。そこで、本実施形態では、左の冷却ファン81の右向きの吐出口87a〜87dに基端側が連結された4本のチューブ87a〜87dは、8本のノズルのうち、左の冷却ファン81から遠い右端側の4本のノズルa〜dに連結し、右の冷却ファン82の左向きの吐出口87e〜87hに基端側が連結された4本のチューブ83e〜83hは、8本のノズルa〜hのうち、右の冷却ファン82から遠い左端側の4本のノズルe〜hに連結するようにした。これにより、各チューブ83a〜83hの中間部の長さに程度に余裕を持たせて、向きを90度変える際に、屈曲率が大きくならないようにしている。これにより、エネルギーの損失を抑制して、現像装置38a〜38hを効率よく冷却することができる。
上述では、8本のノズルa〜h及び8本のチューブ83a〜83hによって、画像形成ステーション31〜34の現像装置38a〜38dのダクト77にエアを供給し、かつ層厚規制部材74の近傍にエアを吹きつける場合を例に説明したが、例えば、層厚規制部材を冷却しない構成の場合には、これに対応するノズルe〜h、チューブ83e〜83h、、吐出口87e〜87hを省略すればよい。この場合でも、ダクト77に効率よくエアを供給することができるので、ダクト77、撹拌室76の底部76aを介して、撹拌室76内の現像剤を有効に冷却することができる。
本発明は、画像形成装置の他の部材、例えば、定着装置を冷却する場合にも適用することが可能である。
本発明に係る画像形成装置を正面側(操作パネルが配設されていて、画像形成装置の使用時にユーザ等が位置する側)の右斜め上方から見た斜視図である。 画像形成装置の内部の構成を、正面側から見て模式的に示す図である。 ドラムユニット及び現像装置の前端面を正面側から見た図である。 ドラムユニット及び現像装置を前後方向に直交する平面で切った断面を示す図である。 リテーナユニットを前側左斜め上から見た斜視図である。 リテーナユニットから冷却装置を抜き出して示す斜視図である。 冷却装置を上方から見て説明する図である。
符号の説明
2……画像形成装置、10……画像形成装置本体、31……マゼンタの画像形成ステーション(色別画像形成部)、32……シアンの画像形成ステーション(色別画像形成部)、33……イエローの画像形成ステーション(色別画像形成部)、34……ブラックの画像形成ステーション(色別画像形成部)、36……感光ドラム(像担持体)、38……現像装置(現像ユニット)、38a……マゼンタの現像装置、38b……シアンの現像装置、38c……イエローの現像装置、38d……ブラックの現像装置、70……現像容器、71,72……撹拌部材、74……層厚規制部材、76……撹拌室、77……ダクト、81……左の冷却ファン、81a,82a……吸引口、82……右の冷却ファン、83a〜83h……チューブ、87a〜87d……右向き吐出口、87e〜87h……左向き吐出口、92a,96a……エア供給口、92b,96b……エア噴出口、
a〜h……ノズル、C……中心軸(仮想の回転中心)

Claims (6)

  1. ほぼ直方体状の画像形成装置本体の前端側から後端側にかけて前後方向に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置とを有する、nを自然数とした場合の2n個の色別画像形成部を備え、2n個の前記色別画像形成部が、前記画像形成装置本体の左右方向に整列された画像形成装置において、
    ほぼ右向きにエアを吐出するn個の右向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最左端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された左の冷却ファンと、
    ほぼ左向きにエアを吐出するn個の左向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最右端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された右の冷却ファンと、
    前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンよりも後側で、かつ2n個の前記現像装置よりも前側に、前後方向を向けて配設され、前端側に位置するエア供給口から供給されたエアを、後端側に位置するエア噴出口から2n個の前記現像装置のそれぞれの前端面に向けて噴き出す2n本のノズルと、
    基端側が前記左の冷却ファンの、n個の前記右向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ右方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n個の前記ノズルのうち、右端側に位置するn個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結されたn本のフレキシブルなチューブと、
    基端側が前記右の冷却ファンの、n個の前記左向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ左方に延び、先端側が後方に向きを変えて2n個の前記ノズルのうち、左端側に位置するn個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結されたn本のフレキシブルなチューブと、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置は、現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、を備え、
    前記現像容器は、前記撹拌部材が収納された撹拌室と、前記撹拌室に隣接するとともに前記現像容器の前端側から後端側まで延設されたダクトと、を有し、
    前記ノズルは、前記ダクトの前端側に向けてエアを吐出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ほぼ直方体状の画像形成装置本体の前端側から後端側にかけて前後方向に配設された像担持体と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置とを有する、nを自然数とした場合の2n個の色別画像形成部を備え、2n個の前記色別画像形成部が、前記画像形成装置本体の左右方向に整列された画像形成装置において、
    ほぼ右向きにエアを吐出する2n個の右向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最左端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された左の冷却ファンと、
    ほぼ左向きにエアを吐出する2n個の左向きの吐出口を有し、2n個の前記色別画像形成部のうち、最右端に位置する前記色別画像形成部の前側に配置された右の冷却ファンと、
    前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンよりも後側で、かつ2n個の前記現像装置よりも前側に、前後方向を向けて配設され、前端側に位置するエア供給口から供給されたエアを、後端側に位置するエア噴出口から2n個の前記現像装置のそれぞれの前端面に向けて2個ずつで噴き出す4n本のノズルと、
    基端側が前記左の冷却ファンの、2n個の前記右向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ右方に延び、先端側が後方に向きを変えて4n個の前記ノズルのうち、右端側に位置する2n個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結された2n本のフレキシブルなチューブと、
    基端側が前記右の冷却ファンの、2n個の前記左向きの吐出口にそれぞれ連結され、中間部がほぼ左方に延び、先端側が後方に向きを変えて4n個の前記ノズルのうち、左端側に位置する2n個の前記ノズルの前記エア供給口にそれぞれ連結された2n本のフレキシブルなチューブと、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材によって撹拌された前記現像剤を表面に担持して回転する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラが表面に担持する前記現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、を備え、
    前記現像容器は、前記撹拌部材が収納された撹拌室と、前記撹拌室に隣接するとともに前記現像容器の前端側から後端側まで延設されたダクトと、を有し、
    前記現像装置のそれぞれの前記前端面に向けて噴き出す2個の前記ノズルのうち、一方は、前記ダクトにおける前端側に向けてエアを噴出し、他方は、前記層厚規制部材に対応する位置に向けてエアを噴出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記左の冷却ファン及び前記右の冷却ファンは、エアを吸引する吸引口が前側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記左の冷却ファンと前記右の冷却ファンとは、同形のファンであって、一方が他方に対して、前後方向の仮想の回転中心を基準にほぼ180度回転させた状態で使用される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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