JP2009225541A - 電力変換装置の寿命診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置のインバータ5、コンバータ3を構成するスイッチング素子3,3aの劣化度を正確に評価する。
【解決手段】スイッチング素子のケース20内に温度センサ14を取付け、PWM信号でスイッチング素子を制御して、インバータ5から、予め定められた周波数及び電流値を有する試験電力を出力させる。この状態においてはスイッチング素子のジャンクション・ポイントから出力される熱は一定であるので、温度センサにて検出されたケース内温度に基づいてスイッチング素子の構成部材間の熱抵抗Rを求め、この熱抵抗から構成部材の劣化度を評価している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流をコンバータで直流に変換し、この直流をインバータで交流に変換して出力する電力変換装置に係わり、特にインバータやコンバータに組込まれたスイッチング素子の劣化度を評価する電力変換装置の寿命診断装置に関する。
例えば、負荷としての交流電動機における速度やトルクを広範囲に亘って制御する手法として、交流をコンバータで直流に変換し、この直流をインバータで交流に変換して、交流電動機等の交流負荷に供給する電力変換装置が実用化されている。
図14は、一般的な電力変換装置の構成図である。交流電源1から供給される三相交流は電力変換部2のコンバータ3で直流に全波整流され、平滑コンデンサ4でリップル分が吸収されてインバータ5に供給される。このインバータ5においては、トランジスタとダイオードとの並列回路からなるスイッチング素子6が6個、ブリッジ接続されている。インバータ5は入力された直流を三相交流に変換して、交流負荷としての交流の電動機7へ供給する。
電動機7の運転操作部8は、電動機7に対する起動、停止、速度(回転速度)、トルク等の指示を電力変換部2の変換制御部9に送信する。この変換制御部9内にはPWM(パルス幅変調)信号を発生するPWM信号発生部10、速度・トルク演算部11が設けられている。
速度・トルク演算部11は運転操作部8からの起動、停止、速度(回転速度)、トルク等の指示に基づき、PWM信号発生部10に対してPWM信号のパルス幅、周波数等を指示する。PWM信号発生部10は、インバータ5の6個の各スイッチング素子6へそれぞれ、タイミングをずらせて各PWM信号を印加する。PWM信号発生部10は、各PWM信号の送信時間間隔、パルス幅を変更することによって、インバータ5から電動機7へ出力される交流の周波数、及び振幅を任意に設定可能である。
さらに、インバータ5のみならず、コンバータ3においても、6個のスイッチング素子6がブリッジ接続されている電力変換装置も実用化されている。
なお、このような構成の電力変換装置は、起動、停止が頻繁に実施され、速度も大幅に変更される電動機7の電源として最適であるが、例えば、エレベータの電動機に用いた例が特許文献1、2に開示されている。
特願2007−223799号公報 特願2003−299250号公報
このような構成の電力変換装置においては、交流の電動機7の定格が大きい場合は、各スイッチング素子6として、大容量の半導体スイッチング素子が使用される。例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)が採用されている。このような大容量の半導体スイッチング素子においては発熱による温度上昇が無視できない値となる。
さらに、インバータ5やコンバータ3に組込まれたスイッチング素子は、PWM信号にて高周波数でオンオフ制御されるので、スイッチング素子を構成する半導体チップや、ヒートシンク(冷却器)、はんだ等の各構成部材に対して、繰り返し熱応力が印加される。この繰り返し熱応力動作に起因する各構成部材の劣化を定量的に把握する手段がない。
したがって、従来においては、この電力変換装置が設置されている動作環境が、全ての電力変換装置を一定一律の条件下のもとに寿命算出を行い、スイッチング素子の定期交換をこの電力変換装置のユーザに推奨していた。
そのため、ユーザ毎に異なる使用環境において、特に使用頻度、繰り返し動作サイクルの使用条件が比較的低い電力変換装置に対しては、スイッチング素子の余寿命があるにも拘わらず、定期交換時期にてこのスイッチング素子を交換することになり、電力変換装置の維持管理費が大幅に上昇する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インバータやコンバータに組込まれた各スイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求めることで、当該構成部材の繰り返し熱応力履歴に起因する劣化度、ひいてはこの構成部材が組込まれたスイッチング素子の劣化度を高い精度で評価でき、この電力変換装置のユーザ又は保守員へ適切な部品交換時期を知らせることができ、電力変換装置の信頼性向上と維持管理費の節減とを図れる電力変換装置の寿命診断装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、交流電源から供給される交流電力をコンバータで一旦直流電力に変換し、この直流電力をスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータで交流電力に変換して出力する電力変換部と、この電力変換部のインバータのスイッチング素子をオンオフ制御して出力される交流電力を制御する変換制御部とを有する電力変換装置の寿命診断装置において、
スイッチング素子のケース内に設けられた温度センサと、スイッチング素子を制御して、インバータから、予め定められた周波数及び電流値を有する試験電力を出力させる試験電力出力手段と、試験電力の出力期間内において、温度センサにて検出されたケース内温度に基づいてスイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求める熱抵抗導出手段と、この求めた熱抵抗に基づいてスイッチング素子の劣化度を評価する劣化度評価手段とを備えている。
このような構成においては、予め定められた周波数及び電流値を有する試験電力を出力させている。そして、試験電力の出力期間におけるスイッチング素子のケース内温度を測定している。したがって、この温度が上昇することは、スイッチング素子の構成部材の熱抵抗が上昇して、熱が放熱されにくくなっている。熱抵抗が上昇することは、該当構成部材間の接続面において、ひびやき亀裂が生じて、劣化が進んでいることになる。よって、熱抵抗を求めることによって、該当構成部材の劣化度、ひいては、この構成部材が組込まれたスイッチング素子の劣化度を診断できる。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、インバータの外部の大気温度を検出する温度センサと、この温度センサにて検出された大気温度と基準大気温度との温度差に基づいて前記評価された劣化度の評価結果を補正する劣化度評価補正手段とを備えている。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、評価された劣化度の評価結果を通信回線を介して外部の監視センターへ送信する評価結果送信手段を備えている。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、試験電力の出力開始の指示を操作入力する外部操作スイッチを備えている。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、インバータの交流電力の出力有無を検出するインバータ動作状態検出手段と、試験電力出力手段における試験電力出力を一定時間間隔で所定時間継続して実施するためのスケジュールを記憶するスケジュールメモリと、このスケジュールメモリにおける実施期間に含まれるインバータの動作期間において、試験電力出力手段に試験電力の出力を指示する試験電力出力制御手段とを備えている。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、スイッチング素子を制御して、インバータから出力される交流電力を低減する出力低減手段を備えている。
また、別の発明は、交流電源から供給される交流電力をスイッチング素子をブリッジ接続してなるコンバータで一旦直流電力に変換し、この直流電力をスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータで交流電力に変換して出力する電力変換部と、この電力変換部のインバータ及びコンバータのスイッチング素子をオンオフ制御して前記出力される交流電力を制御する変換制御部とを有する電力変換装置の寿命診断装置において、
コンバータのスイッチング素子のケース内に設けられた温度センサと、コンバータのスイッチング素子を制御して、コンバータから、予め定められた電流値を有する直流の試験電力を出力させる試験電力出力手段と、試験電力の出力期間内において、温度センサにて検出されたケース内温度に基づいて前記コンバータのスイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求める熱抵抗導出手段と、この求めた熱抵抗に基づいてコンバータのスイッチング素子の劣化度を評価する劣化度評価手段とを備えている。
この発明の特徴は、交流を直流に変換するコンバータはブリッジ接続され複数のスイッチング素子で構成されていた場合は、先のインバータの場合とほぼ同様の作用効果を奏することができることである。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、コンバータの外部の大気温度を検出する温度センサと、この温度センサにて検出された大気温度と基準大気温度との温度差に基づいて前記評価された劣化度の評価結果を補正する劣化度評価補正手段とを備えている。
また、別の発明は、上述した発明の電力変換装置の寿命診断装置において、評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、前記コンバータのスイッチング素子を制御して、前記コンバータから出力される直流電力を低減する出力低減手段を備えている。
本発明においては、インバータやコンバータに組込まれた各スイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求めることで、当該構成部材の繰り返し熱応力履歴に起因する劣化度、ひいてはこの構成部材が組込まれたスイッチング素子の劣化度を高い精度で評価できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図14に示す従来の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第1実施形態の電力変換装置は、電力変換部2と変換制御部15とで構成されている。電力変換部2において、交流電源1から供給される三相交流電力は、例えばダイオード等の整流素子がブリッジ接続されたコンバータ3で直流電力に全波整流されたのち、平滑コンデンサ4でこの直流電力に含まれるリップル成分が除去される。
リップル成分が除去された直流電力は、トランジスタとダイオードとの並列回路からなる6個のスイッチング素子6がブリッジ接続されているインバータ5で三相交流電力に変換されて出力線路12を介して交流三相の電動機7に供給される。
電動機7の運転操作部8は、電動機7に対する起動、停止、速度(回転速度)、トルク等の指示を変換制御部15に送信する。この変換制御部15内にはPWM(パルス幅変調)信号を発生するPWM信号発生部10、速度・トルク演算部11が設けられている。
速度・トルク演算部11は運転操作部8からの起動、停止、速度(回転速度)、トルク(電流)等の指示に基づき、PWM信号発生部10に対してPWM信号のパルス幅、周波数等を指示する。PWM信号発生部10は、インバータ5の6個の各スイッチング素子6へそれぞれ、タイミングをずらせて各PWM信号を印加する。PWM信号発生部10は、各PWM信号の送信時間間隔、パルス幅を変更することによって、インバータ5から電動機7へ出力される交流の周波数、及び振幅を任意に設定可能である。
さらに、この第1実施形態においては、インバータ5の出力線路12に電流巻線13が取付けられており、変換制御部15内の電流検出部13aで、インバータ5から出力される三相交流電力の電流値を読取る。
インバータ5の各スイッチング素子6として、電動機7の定格が大きい場合は、大容量の半導体スイッチング素子が使用される。例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)が採用されている。
図2は、上記のIGBTを採用したスイッチング素子6の斜視図であり、図3は同スイッチング素子6の断面模式図である。ベース(絶縁基板)20aを底板とするケース20内に半導体素子であるバイポーラ・トランジスタを構成するシリコンチップ25が図示しない支持部材で固定されている。ケース20の上面に電極21が取付けられ、ベース(絶縁基板)20aの下面には、シリコンコンパウンド24を介して放熱器(ヒートシンク)23が取付けられている。具体的には、ケース20及びベース20aの四隅に穿設された、ねじ穴22にボルトをねじ込むことによって、放熱器(ヒートシンク)23をケース20のベース(絶縁基板)20aに熱的に接続している。
このような構成の各スイッチング素子6のケース20内に、このケース20内の温度Tを検出する例えば熱電対で構成された温度センサ14が組込まれている。この温度センサ14の検出信号は、図1の変換制御部15内の温度検出部16へ入力される。
次に、図2、図3のスイッチング素子6における温度特性について説明する。一般的に、n型/p型、不純物濃度、電子レベル準位、等が異なる半導体相互間の接続部分(ジャンクション)においては、ジャンクション熱が発生する。すなわち、発生するジャンクション熱Qは、この半導体素子(バイポーラ・トランジスタ)に印加する電流Iに基づいてほぼ一義的に定まる。そして、この発生するジャンクション熱Qは、周囲に放熱することによって、発生地点(ジャンクション・ポイント)の温度、すなわち、ジャンクション温度Tjが定まる。
図3のスイッチング素子6においては、シリコンチップ25内のジャンクション・ポイント26で発生するジャンクション熱Qは、シリコンチップ25、空気(支持部材)、ベース(絶縁基板)20a、シリコンコンパウンド24、放熱器23を介してケース20外の大気32へ放出される。この場合の各経過地点26、28、30の各温度Tj、Tc、Tbは各熱が通る経路の熱抵抗Rに応じて定まる。
図3、図4に示すように、シリコンチップ25の下面から空気(支持部材)を介したベース(絶縁基板)20a上面地点28までの熱抵抗27、ベース(絶縁基板)20aの上面からシリコンコンパウンド24下面地点30までの熱抵抗29、シリコンコンパウンド24の下面から放熱器(ヒートシンク)23の下面(大気)までの熱抵抗31、及び大気32の大気温度Taにて定まる。
各熱抵抗27、29、31の値が低い場合は、ジャンクション・ポイント26で発生するジャンクション熱Qは大気32(大気温度Ta)へ効率的に放射されるが、熱抵抗27、29、31の値が高い場合は、その高い熱抵抗の上流側の地点の温度が上昇する。
このスイッチング素子6の前述した、シリコンチップ25、支持部材、ベース(絶縁基板)20a、シリコンコンパウンド24、放熱器23等の各構成部材間の熱抵抗Rが上昇する主な原因は、PWM信号のオンオフ制御にて構成部材相互間の熱膨張率の相違に起因する、境目に生じる微細なきずやクラック等である。したがって、この各構成部材間の熱抵抗Rの上昇が検出できれば、各構成部材の劣化度を把握できる。
図5(a)、(b)、(c)は、このスイッチング素子6を同一条件で稼働し続けた場合における、構成部材の熱破壊に至るまでの劣化の進行と各要因との関係を示す特性図である。図5(a)は構成部材の温度との関係を示し、図5(a)は構成部材間の熱抵抗との関係を示し、図5(c)は構成部材の稼働時間との関係を示す。いずれの特性においても、破壊に至る直前で劣化が急速に進むので、劣化の主原因である構成部材間の熱抵抗Rを監視し、その熱抵抗Rが閾値RYを超えたら、警告を出力すればよい。
その熱抵抗Rの変化を測定するには、各スイッチング素子6に一定の電流Iを一定時間継続して流し、その一定期間にて発生するジャンクション熱Qを基準量に固定し、各経過地点26、28、30の各温度Tj、Tc、Tbを測定することによって、算出可能である。この場合、大気33の温度Taは例えば室温の25°Cの一定の基準温度であるとする。そして、この実施形態においては、ケース20内に設置された1個の温度センサ14で、各温度Tj、Tcの平均温度を検出している。
図1の変換制御部15内の試験電力出力設定部19は、インバータ5から、予め定められた基準周波数及び基準電流値を有する試験電力を一定時間出力させる指示をPWM信号発生部10へ送出する。同時に、温度検出部16へ温度検出指示を送出する。さらに、速度トルク演算部11に試験電力の基準周波数及び基準電流値を送付する。PWM信号発生部10は、インバータ5の各スイッチング素子6に対して、PWM信号を送出して、インバータ5から前記試験電力を出力させる。速度トルク演算部11は、電流検出器13aで検出された試験電力の周波数、電流値が基準周波数及び基準電流値に一致するように、PWM信号発生部10へフィードバック制御を掛ける。
このような試験電力を一定期間継続して出力させることにより、インバータ5の各スイッチング素子6における図3、図4に示すジャンクション熱Qが一定値に制御される。
温度検出部16は、試験電力出力設定部19から、温度検出指示が入力されると、各温度センサ14の検出信号から、各スイッチング素子6のケース内温度Tを算出して、熱抵抗算出部17へ送出する。熱抵抗算出部17は、ケース内温度を用いて、各スイッチング素子6のシリコンチップ25、支持部材、ベース(絶縁基板)20a、シリコンコンパウンド24等の各構成部材間の合成された熱抵抗Rを算出する。劣化度評価部18は、この求めた熱抵抗Rに基づいてスイッチング素子6の劣化度を評価する。具体的には、求めた熱抵抗Rが予め設定した閾値RYを超えると劣化進行の警告評価となり、求めた熱抵抗Rが予め設定した閾値RYを超えないと、正常評価となる。
このように構成された第1実施形態の電力変換装置の寿命診断装置においては、インバータ5から予め定められた周波数及び電流値を有する試験電力を一定期間に出力させている。そして、試験電力の出力期間におけるスイッチング素子6のケース20内温度を測定している。したがって、この温度が上昇することは、スイッチング素子6の構成部材間の熱抵抗Rが上昇して、試験電力出力により生じ一定のジャンクション熱が放熱されにくくなっている。熱抵抗が上昇することは、該当構成部材間にひびやき亀裂が生じて、劣化が進んでいることになる。よって、抵抗値算出部17にて、熱抵抗Rを求めることによって、該当構成部材間の劣化度、ひいては、この構成部材が組込まれたスイッチング素子の劣化度を正確に診断できる。
その結果、この電力変換装置のユーザ又は保守員へ適切な部品交換時期を知らせることができ、電力変換装置の信頼性向上と維持管理費の節減とを図れる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態の電力変換装置においては、電力変換部2内における、インバータ5の外部に大気32の温度Taを検出する温度センサ33が設置されている。この温度センサ33の検出信号は変換制御部15a内に設けられた温度検出部34へ入力される。温度検出部34は、温度センサ33の検出信号からインバータ5の外部に大気32の温度Taを求めて、劣化度評価補正部35へ送出する。
劣化度評価補正部35は、温度検出部34から入力された大気温度Taと基準大気気温度との温度差に基づいて、劣化度評価部18の劣化度の評価結果を補正する。
図4に示すように、ジャンクション・ポイント26のジャンクション温度Tjは、発熱Qの放熱先である大気32の温度Taによっても変化する。大気32の温度Taが高いと、ジャンクション熱Qの放熱効果も低くなり、ジャンクション温度Tjは上昇する。ジャンクション温度Tjが上昇すると、各経過地点26、28、30の各温度Tj、Tc、Tbも上昇し、検出されたケース内温度Tも上昇する。
しかし、熱抵抗算出部17は大気温度は基準大気温度の一定として熱抵抗Rを算出しているので、滅抵抗Rが実際の値より高くなる。したがって、温度検出部34から入力された大気温度Taと基準大気温度との温度差に基づいて、劣化度評価部18の劣化度の評価結果を補正する。例えば、測定された大気温度Taが基準大気温度より高い場合においては、算出された熱抵抗を下方修正するので、閾値RY以下になり、劣化進行の警告評価が取消される。したがって、スイッチング素子6の劣化度の評価精度をより一層向上できる。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態においては、変換制御部15b内に、劣化度評価部36で評価された劣化度の評価結果を通信回線を介して外部の監視センター37へ送信する評価結果送信部36が設けられている。
このように構成された第3実施形態の寿命診断装置においては、求めた熱抵抗Rが予め設定した閾値RYを超えると劣化進行の警告評求めた熱抵抗Rが予め設定した閾値RYを超えると劣化進行の警告が監視センター37へ通知される。その結果、監視センター37のオペレータは、この電力変換装置のユーザまたは保守員へ適切な交換時期を知らせることができ、電力変換装置のユーザに対するサービスを向上できる。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態においては、変換制御部15c外に、この変換制御部15c内に設けられた試験電力出力設定部19に対して、試験電力の出力開始の指示を操作入力する外部操作スイッチ38が設けられている。これにより、この電力変換装置のユーザまたは保守員の手動操作により、スイッチング素子6の劣化評価動作が可能となり、この寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の利便性が実現できる。
(第5実施形態)
図9は本発明の第5実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第5実施形態においては、変換制御部15d内に、インバータ動作状態検出部39、スケジュールメモリ40、試験電力出力制御部41が設けられている。
スケジュールメモリ40内には、前述したスイッチング素子6の劣化度評価実施のための試験電力の出力を例えば1ヶ月の時間間隔で10分間だけ継続して実施するためのスケジュールが記憶されている。なお、この10分間は、月初めの1日午前0時00分〜10分等のこのインバータ5の稼働している確率が少ない時間帯に設定されている。なお、この10分の時間幅はスイッチング素子6のケース20内の温度が一定値に落ち着くまでの所要時間である。インバータ動作状態検出部39は、電流検出部13aで検出されるインバータ5の交流電力の出力有無から、インバータ5を含む電力変換部2全体の稼働/非稼働の動作状態を検出して、試験電力出力制御部41へ送出する。
試験電力出力制御部41は、スケジュールメモリ40における試験電力の出力の実施期間なると、インバータ動作状態検出部39がインバータ5を含む電力変換部2全体の非稼働状態のとき、記試験電力出力設定部19へ試験電力の出力を指示する。一方、インバータ動作状態検出部39がインバータ5を含む電力変換部2全体の稼働状態のとき、記試験電力出力設定部19へ試験電力の出力を中止する。
このように構成された第5実施形態の寿命診断装置においては、スケジュールメモリ40に予め設定された例えば月1回のペースでスイッチング素子6の劣化度評価が自動実施される。さらに、この実施は、電動機7に対して交流電力を供給している通常の稼働時間に重なった場合は、通常の稼働が優先して実施され、劣化度評価は次回に延期される。したがって、通常の稼働に影響を与えることなく、インバータ5のスイッチング素子6の劣化度評価が自動実施される。
(第6実施形態)
図10は本発明の第6実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第6実施形態においては、変換制御部15e内に、出力低減設定部42が設けられている。この出力低減設定部42は、劣化度評価部18で評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、具体的には、求めた熱抵抗Rが予め設定した閾値RYを超えて劣化進行の警告評価が出力されたとき、スイッチング素子6に流れる電流を制御して、インバータ5から出力される交流電力を低減する指示を速度トルク演算部11へ出力する。速度トルク演算部11は、PWM信号のパルス幅を狭くする指示をPWM信号発生部10へ送出する。同時に、電流検出度13aで、インバータ5から出力される交流電力の電流値が低下したことを確認する。
このように構成された第6実施形態の寿命診断装置においては、インバータ5のスイッチング素子6の劣化が進行している状況下においても、電力変換装置の使用範囲を制限しながら稼働を継続することが可能である。
(第7実施形態)
図11は本発明の第7実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第7実施形態の寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の電力変換部2aにおいては、インバータ5を構成するブリッジ接続された6個のスイッチング素子6には、温度センサ14は取付けられていない。そして、変換制御部15f内には、インバータ5のスイッチング素子6の劣化度を評価する機能は設けられていない。
電力変換部2aの交流電源1から供給される三相交流電力を直流電力に変換するコンバータ3aにおいては、トランジスタとダイオードとの並列回路からなる6個のスイッチング素子6aがブリッジ接続されている。そして、この6個のスイッチング素子6aは、変換制御部15f内に設けられたPWM信号発生部10aから出力されるPWM信号で入力される三相交流電力の波形変化に同期してオンオフ制御される。その結果コンバータ3aは入力された三相交流電力は直流電力に変換して平滑コンデンサ4でリップル分が除去されてからインバータ5に入力されて、再度インバータ5で三相交流電力に変換されて、交流の電動機7へ供給される。
コンバータ3aから出力される直流電力の電流値は電流巻線43a、43bを介して電流検出部44で検出される。電流演算部45は検出された直流電力の電流値が試験電力出力設定部19aから受領した試験電力の電流値に一致するように、PWM信号発生部10aに対してPWM信号のパルス幅等を指示する。
試験電力出力設定部19aは、コンバータ3aから、予め定められた基準電流値を有する試験電力を一定時間出力させる指示をPWM信号発生部10aへ送出する。同時に、温度検出部16アへ温度検出指示を送出する。さらに、電流演算部45に試験電力の基準電流値を送付する。PWM信号発生部10aは、コンバータ3aの各スイッチング素子6aに対して、PWM信号を送出して、コンバータ3aから直流の試験電力を出力させる。
コンバータ3aの各スイッチング素子6aは、図2〜図5で示した第1実施形態のインバータ5の各スイッチング素子6と同一構成を有しており、ケース20内に温度センサ14が取付けられている。
変換制御部15fにおいて、温度検出部16aは、試験電力出力設定部19aから、温度検出指示が入力されると、各温度センサ14の検出信号から、各スイッチング素子6aのケース内温度Tを算出して、熱抵抗算出部17aへ送出する。熱抵抗算出部17aは、ケース内温度を用いて、各スイッチング素子6aの各構成部材間の合成された熱抵抗Rを算出する。劣化度評価部18aは、この求めた熱抵抗Rに基づいてスイッチング素子6aの劣化度を評価する。
このように構成された第7実施形態の電力変換装置の寿命診断装置においては、コンバータ3aから予め定められた基準電流値を有する直流の試験電力を一定期間に出力させている。そして、試験電力の出力期間におけるスイッチング素子6aのケース20内温度を測定している。そして、先に説明した第1実施例と同様に、抵抗値算出部17aにて、熱抵抗Rを求めることによって、該当構成部材間の劣化度、ひいては、この構成部材が組込まれたスイッチング素子6aの劣化度を正確に診断できる。
したがって、コンバータ3aに対しても、第1実施例と同様の作用効果を奏することが可能となる。
(第8実施形態)
図12は本発明の第8実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図11に示す第7実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第8実施形態の電力変換装置においては、電力変換部2a内における、コンバータ3aの外部に大気32の温度Taを検出する温度センサ33aが設置されている。この温度センサ33aの検出信号は変換制御部15g内に設けられた温度検出部34aへ入力される。温度検出部34aは、温度センサ33aの検出信号からコンバータ3aの外部に大気32の温度Taを求めて、劣化度評価補正部35aへ送出する。劣化度評価補正部35aは、温度検出部34aから入力された大気温度Taと基準大気気温度との温度差に基づいて、劣化度評価部18aの劣化度の評価結果を補正する。
このように構成された愛8実施形態の寿命診断装置においては、スイッチング素子6aに対する劣化度評価に含まれる大気温度変動の誤差要因を除去しているので、先に説明した第2実施形態の寿命診断装置とほぼ同じ効果を得ることが可能である。
(第9実施形態)
図13は本発明の第9実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図である。図11に示す第7実施形態の電力変換装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第9実施形態の電力変換装置においては、変換制御部15h内に、出力低減設定部42aが設けられている。この出力低減設定部42aは、劣化度評価部18aで評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、スイッチング素子6aに流れる電流を制御して、コンバータ3aから出力される直流電力を低減する指示を電流演算部45へ出力する。電流演算部45は、PWM信号のパルス幅を狭くする指示をPWM信号発生部10aへ送出する。同時に、電流検出度44で、コンバータ3aから出力される直流電力の電流値が低下したことを確認する。
このように構成された第9実施形態の寿命診断装置においては、インバータ3aのスイッチング素子6aの劣化が進行している状況下においても、電力変換装置の使用範囲を制限しながら稼働を継続することが可能である。したがって、先に説明した第6実施形態の寿命診断装置とほぼ同じ効果を得ることが可能である。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、図11の第7実施形態において、コンバータ3aの各スイッチング素子6aのみならず、インバータ5の各スイッチング素子6の劣化度評価も同時にを実施することも可能である。
本発明の第1実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 同電力変換装置のインバータに組込まれたスイッチング素子の外観図 同スイッチング素子の断面模式図 同スイッチング素子の温度回路図 同スイッチング素子の劣化特性図 本発明の第2実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第3実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第4実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第5実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第6実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第7実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第8実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 本発明の第9実施形態に係わる寿命診断装置が組込まれた電力変換装置の概略構成図 従来の電力変換装置の概略構成図
符号の説明
1…交流電源、2,2a…電力変換部、3,3a…コンバータ、4…平滑コンデンサ、5…インバータ、6,6a…スイッチング素子、7…電動機、8…運転操作部、10,10a…PWM信号発生部、11…速度トルク演算部、13.43a,43b…電流巻線、13a,44…電流検出部、14,33,33a…温度センサ,15,15a〜15h…変換制御部、16,16a,34,34a…温度検出部、17,17a…熱抵抗部、18,18a…劣化度評価部、19,19a…試験電力出力設定部、20…ケース、23…冷却器(ヒートシンク)、24…シリコンコンパウンド、25…シリコンチップ、32…大気、35,35a…劣化度評価値補正部、36…評価結果送信部、37…監視センター、38…外部操作スイッチ、39…インバータ動作状態検出部、40…スケジュールメモリ、41…試験電力出力制御部、42…出力低減設定部、45…電流演算部

Claims (9)

  1. 交流電源から供給される交流電力をコンバータで一旦直流電力に変換し、この直流電力をスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータで交流電力に変換して出力する電力変換部と、この電力変換部のインバータのスイッチング素子をオンオフ制御して前記出力される交流電力を制御する変換制御部とを有する電力変換装置の寿命診断装置において、
    前記スイッチング素子のケース内に設けられた温度センサと、
    前記スイッチング素子を制御して、前記インバータから、予め定められた周波数及び電流値を有する試験電力を出力させる試験電力出力手段と、
    前記試験電力の出力期間内において、前記温度センサにて検出されたケース内温度に基づいて前記スイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求める熱抵抗導出手段と、
    この求めた熱抵抗に基づいて前記スイッチング素子の劣化度を評価する劣化度評価手段と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置の寿命診断装置。
  2. 前記インバータの外部の大気温度を検出する温度センサと、
    この温度センサにて検出された大気温度と基準大気温度との温度差に基づいて前記評価された劣化度の評価結果を補正する劣化度評価補正手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  3. 前記評価された劣化度の評価結果を通信回線を介して外部の監視センターへ送信する評価結果送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  4. 前記試験電力の出力開始の指示を操作入力する外部操作スイッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  5. 前記インバータの交流電力の出力有無を検出するインバータ動作状態検出手段と、
    前記試験電力出力手段における試験電力出力を一定時間間隔で所定時間継続して実施するためのスケジュールを記憶するスケジュールメモリと、
    このスケジュールメモリにおける実施期間に含まれる前記インバータの動作期間において、前記試験電力出力手段に前記試験電力の出力を指示する試験電力出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  6. 前記評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、前記スイッチング素子を制御して、前記インバータから出力される交流電力を低減する出力低減手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  7. 交流電源から供給される交流電力を、スイッチング素子をブリッジ接続してなるコンバータで一旦直流電力に変換し、この直流電力をスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータで交流電力に変換して出力する電力変換部と、この電力変換部のインバータ及びコンバータのスイッチング素子をオンオフ制御して前記出力される交流電力を制御する変換制御部とを有する電力変換装置の寿命診断装置において、
    前記コンバータのスイッチング素子のケース内に設けられた温度センサと、
    前記コンバータのスイッチング素子を制御して、前記コンバータから、予め定められた電流値を有する直流の試験電力を出力させる試験電力出力手段と、
    前記試験電力の出力期間内において、前記温度センサにて検出されたケース内温度に基づいて前記コンバータのスイッチング素子の構成部材間の熱抵抗を求める熱抵抗導出手段と、
    この求めた熱抵抗に基づいて前記コンバータのスイッチング素子の劣化度を評価する劣化度評価手段と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置の寿命診断装置。
  8. 前記コンバータの外部の大気温度を検出する温度センサと、
    この温度センサにて検出された大気温度と基準大気温度との温度差に基づいて前記評価された劣化度の評価結果を補正する劣化度評価補正手段と
    を備えたことを特徴とする請求項7記載の電力変換装置の寿命診断装置。
  9. 前記評価された劣化度の評価結果が予め定められた閾値を超えたとき、前記コンバータのスイッチング素子を制御して、前記コンバータから出力される直流電力を低減する出力低減手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の電力変換装置の寿命診断装置。
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