JP4951642B2 - 電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置 - Google Patents

電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置 Download PDF

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本発明は、半導体スイッチング素子を含む電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置に関する。
一般に半導体モジュールの内部では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等の半導体スイッチング素子が半田付けにより絶縁基板上に固定されている。半導体スイッチング素子に通電及び遮断が繰り返されることで半導体スイッチング素子の温度が上昇,下降して、半導体スイッチング素子と絶縁基板との線膨張係数の差異により半田部に応力が集中し、疲労によりクラックが発生する。このクラックが進行することにより半導体スイッチング素子の放熱が妨げられ、熱抵抗が上昇し半導体スイッチング素子が破壊する。破壊前にこれを検知する手段としては、特許文献1のような温度検知素子を用いて熱抵抗の増大を検出する方法や、特許文献2のようにハンダと抵抗との積層体を取り付けることでクラックの状態を検知する方法がある。
また、特許文献3のように、制御装置において運転指令から損失を演算した推定値と温度変化率との関係から正常と異常とを判定して劣化による熱抵抗の増大を検知する方法もある。
これらの例では、特許文献1においては温度検知素子が必要であり、また特許文献2においてはハンダと抵抗との積層体が必要であり、半導体モジュールの小型化には適さない。また、特許文献3においては損失を演算するための高価な制御回路が必要となる。
一方、温度を検出する方法として、特許文献4のようにゲート抵抗の温度による抵抗値変化を利用したものがある。また、ゲート抵抗を半導体チップに搭載する例が特許文献5に記載されており、半導体チップに搭載されたゲート抵抗の抵抗値変化から半導体チップ温度を推測することができる。しかし、半導体チップの温度がわかってもチップとケースとの熱抵抗は検出することができないためクラック進行の検知には応用できない。
また、エレベータを駆動する電力変換装置に用いられる半導体モジュールの熱抵抗変化を検出するものとして、特許文献6のように、半導体モジュールのケース温度と放熱器温度との差を検出して特定の運転モードで動かしたときの温度差から異常を判定する例や、特許文献7では、半導体モジュール内部に温度センサを設けてあらかじめ定められた運転モードで運転したときの温度差が初期値からどれだけ増加したかで劣化を検出する方法がある。前者の例では半導体モジュール内部のハンダクラックは検出できなく、また両方の例ともに特定の運転モードでの温度検出が必要であり、エレベータのサービス低下につながる可能性がある。
さらに、電気自動車あるいはハイブリッド自動車を駆動する電力変換装置に用いられる半導体モジュールの熱抵抗変化を検出する例として、特許文献8がある。この例では半導体素子の電圧降下の温度特性を利用して、車両停止時に点検し残存寿命を評価している。しかし、半導体素子の電圧降下はオン状態では数ボルト程度であるのに対してオフ状態では数百ボルト以上印加されるため精度良い測定は困難である。また、この例では、例えば上アーム側の温度上昇を測定する際に、下アームをオン・オフさせているが、IGBTのオン電圧は低いので、測定するIGBT自体をオン・オフさせないと十分に温度を上昇させることはできないため精度良い評価が困難である。
一方、通常の運転時にIGBTの温度上昇を抑制する方法として、三相インバータにおいて各相のスイッチングをある期間毎に停止させて(例えば上アーム側はオンのままで下アーム側はオフのままで)スイッチング損失を低減させる二相変調モードがあり、インバータに温度検出素子を付けて所定温度以上と判断した場合には二相変調モードに切替える方式が特許文献9に記載されている。ただし、これは温度が許容温度を超えるのを保護するには役立つが劣化判定はできない。
特開平9−148523号公報 特開2008−34707号公報 特開2003−134795号公報 特開2000−124781号公報 特開2002−83964号公報 特開2007−269413号公報 特開2007−230728号公報 特開2002−119043号公報 特開2003−199381号公報
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、比較的簡単な構成で精度良く半導体モジュールの劣化を検出できる電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置を提供する。
本発明による電力変換装置は、半導体スイッチング素子を含む半導体モジュールと、半導体スイッチング素子をオンオフスイッチングする駆動回路と、駆動回路にオン・オフ指令信号を与える制御装置とを有する。さらに、本電力変換装置は、半導体モジュールの温度を検出する温度検出部と、温度検出部の検出結果に基づいて半導体モジュールの劣化を判定する劣化判定部とを備え、温度検出部は、半導体スイッチング素子のスイッチング回数を変化させたときの温度を検出し、このスイッチング回数を変化させる期間は、半導体モジュールにおける半導体スイッチング素子とケースとの間の熱抵抗が定常値に至る時間より長く、半導体モジュールの放熱器の熱時定数に対して小さい。
本発明によるエレベータ装置は、乗りかごと、乗りかごを吊るロープと、ロープを駆動して前記乗りかごを昇降させるモータとを備えるが、上記本発明による電力変換装置によってモータに電力を供給する。さらに、スイッチング回数を増大させる期間において、乗りかごの積載量が定格積載質量の略半分である0.3〜0.7倍とする。
本発明によれば、比較的簡単な構成で精度良く半導体モジュールの劣化を検出できる電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置を実現できる。
本発明の第一の実施形態の構成を示す。 第一の実施形態における温度曲線を示す。 第一の実施形態における検出方法の説明図である。 第一の実施形態に関するゲート抵抗の温度特性を示す。 本発明の第二の実施形態の構成を示す。 本発明の第三の実施形態における検出部の構成を示す。 本発明の第四の実施形態における温度曲線を示す。 本発明の第五の実施形態として検出に適した範囲を示す。
図1は、本発明の第一の実施形態である電力変換装置およびそれを用いて駆動制御されるエレベータ装置の概略構成を示す。商用電源71から受電する交流電力がPWM整流器2で直流電力に変換され、平滑コンデンサ72を介してインバータ1に供給される。インバータ1は、直流電力を所望の周波数の交流電力に変換して、交流電力によって駆動されるモータ73に供給する。モータ73,反らせ車83の両側にロープ85により乗りかご81と釣合錘84とが吊られた構成で、モータ73を回転させて乗りかご81を昇降させる。エレベータ装置の制御は電流センサ6,エンコーダを含む速度検出器74からの信号に基づいて制御装置5により行われる。
制御装置5は、速度検出器74,乗りかごの荷重センサ82及び図示していないエレベータの呼び情報などからエレベータ制御部51で速度を制御し、さらに電流制御部52で必要なトルクが出るように電流を制御する。PWM搬送波発生部54と電流制御部52からの指令により、パルス生成部55でPWMパルスを生成し、パルス送信部56を介してゲート駆動回路3に各スイッチング素子のオン/オフ指令SGが送られる。ゲート駆動回路3では、このオン/オフ指令信号をIGBT駆動信号に変換して、ゲート抵抗31,32を介してゲート電圧信号を印加することにより、インバータ1を構成する各半導体モジュール11〜16の半導体スイッチング素子(ここではIGBT)を駆動する。ここで、半導体モジュール12内部においてゲート抵抗31はIGBT半導体チップに搭載されており、他方のゲート抵抗32はIGBT及び環流ダイオードの半導体チップが搭載されている絶縁基板121とは別の絶縁基板122に配置されている。ゲート抵抗31,32はいずれも温度によって抵抗値が変化する特性を有しており、これらの抵抗を用いて温度を検知することができる。
なお、図1のように整流器側がPWM整流器2の場合には、インバータ1と同様に各半導体モジュール21〜26の半導体スイッチング素子を駆動するための制御回路及びゲート駆動回路が用いられるが、構成としてはインバータと同様なので、図の簡略化のために図示は省略している。
制御装置5は、二相変調と三相変調とを切替えるための変調方式切替部53を持っており、この切替指令に応じてパルス生成部55では、二相変調スイッチングと三相変調スイッチングの両方のパルスを生成することができる。
また劣化判定部4があり、2つのゲート抵抗31,32から絶縁部411及び421を介して電圧検出部412及び422によりゲート抵抗の両端電圧V1及びV2を検出して、電圧比較部43により電圧比V1/V2を検出する。ゲート抵抗の両端電圧の検出としては、ゲート駆動回路3から供給されるゲート電流が最大値の時の両端電圧を検出している。
図3は、検出のタイミングチャートを示す。パルス送信部56からゲート駆動回路3へのオン/オフ指令SGは最初オフの状態であるが、t10でオン指令が入る。ゲート駆動回路3内の例えばフォトカプラの遅延により、t11の時点でゲート電流が流れ始める。ゲート電流が流れることによりゲート電圧が上昇する。ゲート電流はt12でピーク値となり、この時に電圧検出部412,422に検出指令SDを与えることでゲート抵抗の両端電圧を検知する。オン指令のタイミングt10からゲート電流が最大となるt12までの時間はゲート電源電圧とゲート抵抗とから概ね決まるので、この時間だけ遅延させる遅延回路401により検出指令SDを与えることができる。
ゲート電流が最大となる時点はゲート抵抗の両端電圧も最大となるため、パルス送信部56からの信号を用いずに、逐次検出したデータを前のデータとの比較により最大値を出す構成にしてもよいが、その際ゲート電流の変化は高速であるため、比較演算の処理を高速に行うことが好ましい。
その後、ゲート電圧Vgeがさらに上がってt13の時点でゲート閾値電圧に至るためコレクタ電流Icが流れ始める。コレクタ電流Icの上昇により配線インダクタンス分がもつ電圧の分だけコレクタ−エミッタ電圧Vceが低下する。その後、さらにVceは低下してオン定常状態に至る。このようにゲート抵抗両端電圧を検出するt12の時点では、コレクタ電流Icおよびコレクタ−エミッタ電圧Vceはまだ変化していないので、電位の変動がなくノイズが発生しにくいため精度よく検出できる。また、t14でオフ指令が入るとやや遅れたt15でゲート電流Igが負の向きに流れ始めて、t16で電圧Vceが上昇を始めてオフ動作が行われる。この時のゲート抵抗両端電圧を検出することも可能である。
次に、図2を用いて、劣化による熱抵抗増大を検出する方法について説明する。図2はエレベータの運転例の一部として、時刻t1で加速して時刻t2で加速終了して一定速度で走行しているときの、速度v,モータの電流i,半導体モジュール12の半導体スイッチング素子の損失P及びスイッチング素子のチップ〜ケース温度差ΔTj−cの変化を示す。なお、モータの電流は実際には可変周波数の正弦波状の電流であるが、ここでは電流の大きさを表すために短時間の電流実効値を示した。
時刻t1からt2の間は加速期間であり、速度vが増加する。加速中は慣性の影響によりt2以降の定速期間に比べて電流が大きくなるため損失も大きい。なお実際のエレベータでは加速期間中も乗り心地を良くするために加速度を変化させることなどのため、速度は必ずしも直線的に増加するわけではないが、ここでは図の簡略化のため加速度を一定とした。
時刻t3までは二相変調スイッチング方式、すなわち三相のうち一相をその大小関係から順番に一相ずつスイッチングを休止させる方式によりスイッチング損失を低減しているが、時刻t3からt4までの間は三相すべての相をスイッチングさせる三相変調スイッチング方式に切替えている。これにより電流は同じでも損失は増大する。図2においてΔTj−cは、半導体モジュールが初期の状態を点線で示し、ハンダクラックにより劣化した状態を実線で示した。劣化した状態では熱抵抗が増大しているため、初期の状態に比べて温度が高くなる。また、二相変調スイッチング方式である時刻t5と三相変調スイッチング方式に切替えた後の時刻t6との温度差も劣化状態では増大する(すなわちΔT>ΔT0)。通常、初期状態と劣化状態とを直接比較するためには、両方で他の環境が一致した条件で比較することが好ましく、初期状態を記憶しておくことが好ましいが、本実施形態では比較的簡単な回路あるいは方法によって時刻t5と時刻t6との温度差を検出することができる。
一般的な半導体モジュールでは、半導体チップとケースとの熱抵抗及びケースと放熱器との間の熱抵抗は1秒程度で定常値となるのに対して、放熱器の熱時定数は1分から数分である。そのため、t3からt4の間の時間を、数秒とすることでΔTj−cは十分に変化して検知でき、また放熱器の温度はほとんど上昇しない。すなわち、二相変調方式から三相変調方式に切替えてスイッチング回数を増やす期間t3〜t4を、半導体チップとケースとの間の熱抵抗が定常値に至る時間より長く、かつ半導体モジュールの放熱器の熱時定数よりも短い時間に設定することにより、放熱性能を損なうことなく、温度Tc,Tjを精度良く検知できる。また、比較的高層の建築物で、入り口の階(例えば、1階)から展望階へ直行するエレベータにおいては、速度が一定の期間は数十秒以上あるため、その間にt3からt4の検知をするための時間は十分に確保できる。
次に、劣化による熱抵抗の増大の検出方法について説明する。
ゲート抵抗31及び32の温度特性を図4に示す。本実施形態において用いるゲート抵抗では、25℃の抵抗値に対して125℃の抵抗値が2倍である。
ここで、ゲート抵抗31と32とは同じ抵抗値として、温度Tにおける抵抗値R(T)は(1)式で表される。
R(T)=R0・{1+(2R0−R0)/(125−25)・(T−25)}
=R0・{1+R0・(T−25)/100} ・・・(1)
半導体チップに搭載されたゲート抵抗31の抵抗値をR1、両端電圧をV1として、半導体チップが配置される絶縁基板とは別の絶縁基板に搭載されたゲート抵抗32の抵抗値をR2、両端電圧をV2とする。ここで、ゲート抵抗31の温度は半導体チップの温度Tjであり、ゲート抵抗32の温度はケース温度Tcである。本実施形態では、両抵抗の25℃における抵抗値R0をともに1Ωとする。
図2のt5において、ケース温度Tc(t5)=70℃,損失P(t5)=P0=1000W、チップとケースとの間の熱抵抗の標準値Rth(j−c)=0.02[K/W]とすると、Tj(t5)は(2)式により表される。
Tj(t5)=Tc(t5)+Rth(j−c)・P(t5) ・・・(2)
=70+0.02×1000=90℃
よって、抵抗値は、
R1(t5)=R1(T=90℃)=1×{1+1×(90−25)/100}=1.65Ω
R2(t5)=R2(T=70℃)=1×{1+1×(70−25)/100}=1.45Ω
ゲート電流の最大値をIg(t5)として、各ゲート抵抗の両端電圧V1,V2は、以下となる。
V1(t5)=Ig(t5)・R1(t5)=1.65・Ig(t5)
V2(t5)=Ig(t5)・R2(t5)=1.45・Ig(t5)
図1の電圧検出部412及び422によって、この電圧V1(t5)及びV2(t5)が検出され、電圧比較部43の出力は、(3)式となる。
(V1/V2)|t5=V1(t5)/V2(t5)=1.65/1.45
=1.138 ・・・(3)
検出調整部44では、変調方式切替部53からt5時点で送信された信号を受けると、t5時点におけるV1/V2の値を検出値格納部45に一時的に格納する。
次に図2のt6において、チップとケースとの熱抵抗Rth(j−c)が増大していない場合について説明する。t5の時点の損失P0に対して損失がk倍になっているとする。t6におけるTcは、半導体モジュールのケースと放熱器との間の熱抵抗をRth(c−f)=0.01[K/W]として、(4)式で表される。ここで放熱器の温度はTfinとする。
Tc(t6)=Tc(t5)+Rth(c−f)・(k−1)・P0+(Tfin(t6)
−Tfin(t5)) ・・・(4)
ここで、t5からt6の時間は数秒程度であるため放熱器の温度変化は無視できる。
損失は、スイッチング周波数が10kHz程度とした場合には、定常損失よりもスイッチング損失の割合が大きく、二相変調から三相変調にすると、スイッチング回数が3/2=1.5倍となり、力率が比較的高い(0.9以上)場合には、二相変調時には大きな電流値でのスイッチングが停止していたこともあり、定常損失も含めた損失が1.5倍程度となり得る。そこで、損失の増大比率をk=1.5とする。
Tc(t6)=70+0.01×(1.5−1)×1000=75℃
Tj(t6)=Tc(t6)+Rth(j−c)・P(t6)
=75+0.02×1.5×1000=105℃
よって、各抵抗値は、
R1(t6)=1×{1+1×(105−25)/100}=1.8Ω
R2(t6)=1×{1+1×(75−25)/100}=1.5Ω
したがって、電圧比較部43の出力は、(5)式となる。
(V1/V2)|t6=V1(t6)/V2(t6)=1.8/1.5=1.2 ・・・(5)
t5とt6とにおける電圧比率から、電圧比較部46において(3)式と(5)式との差が次の(6)式のように導出される。
(V1/V2)|t6−(V1/V2)|t5=1.2−1.138=0.062
・・・(6)
一方、劣化により熱抵抗が増大した場合について以下に説明する。ここで、熱抵抗がγ倍になったとして、劣化後の熱抵抗Rth(j−c)′は(7)式となる。
Rth(j−c)′=γ・Rth(j−c) ・・・(7)
ここではγ=1.2すなわちチップとケース間の熱抵抗が初期値の1.2倍になったとする。
まずt5における温度は、損失がP,Rth(c−f)は劣化がないとして、劣化がない時と同じなので、Tc(t5)′=70℃とみなしてよい。チップ温度Tjは熱抵抗がγ倍になっているため、
Tj(t5)′=Tc(t5)′+Rth(j−c)・γ・P0
=70+0.02×1.2×1000=70+24=94℃
となる。したがって、各抵抗値は、
R1(t5)′=R1(T=94℃)=1×{1+1×(94−25)/100}
=1.69Ω
R2(t5)′=R2(T=70℃)=1×{1+1×(70−25)/100}
=1.45Ω
ゲート電流の最大値をIg(t5)′として、各ゲート抵抗の両端電圧V1,V2は、以下となる。
V1(t5)′=Ig(t5)′・R1(t5)′=1.65・Ig(t5)′
V2(t5)′=Ig(t5)′・R2(t5)′=1.45・Ig(t5)′
図1の電圧検出部412及び422により、この電圧V1(t5)′及びV2(t5)′が検出され、電圧比較部43の出力は、(8)式となる。
(V1/V2)|t5′=V1(t5)′/V2(t5)′=1.69/1.45
=1.166 ・・・(8)
検出調整部44では、変調方式切替部53からt5時点で送信された信号を受けると、t5におけるV1/V2の値を検出値格納部45に一時的に格納する。
次にt6時点について説明する。t5の時点の損失P0に対して損失がk倍になっている。半導体モジュールのケースと放熱器との間の熱抵抗はRth(c−f)=0.01[K/W]のまま変化しないとして、(9)式となる。
Tc(t6)′=Tc(t5)′+Rth(c−f)・(k−1)・P0+(Tfin(t6)′
−Tfin(t5)′) ・・・(9)
ここでも、t5からt6の時間は数秒程度であるため放熱器の温度変化は無視できる。
損失の増大比率は劣化していない時と同じく、k=1.5として、
Tc(t6)′=70+0.01・(1.5−1)・1000=75℃
Tj(t6)′=Tc(t6)′+Rth(j−c)・γ・P(t6)
=75+0.02×1.2×1.5×1000=111℃
よって、各抵抗値は、
R1(t6)′=1×{1+1×(111−25)/100}=1.86Ω
R2(t6)′=1×{1+1×(75−25)/100}=1.5Ω
したがって、電圧比較部43の出力は、(10)式となる。
(V1/V2)|t6′=V1(t6)′/V2(t6)′=1.86/1.5=1.24
・・・(10)
t5とt6とにおける電圧比率から、電圧比較部46において(8)式と(10)式との差が(11)式のように導出される。
(V1/V2)|t6′−(V1/V2)|t5′=1.24−1.166=0.074
・・・(11)
電圧比率比較部48では、劣化前には(6)式で算出された0.062、劣化時には(11)式で算出された0.074が、判定閾値47と比較される。ここで判定閾値を0.070とすることで、熱抵抗の劣化が検出できる。熱抵抗の劣化を検出した場合には熱抵抗増大判定部49から制御装置5内のエレベータ制御部51に劣化情報が伝送される。劣化情報は診断結果出力部57で表示するとともに、診断結果送信部58により図示していないエレベータが設置されている建物の管理室やエレベータ保守会社の遠隔監視室に伝達される。
このようにして、図2に示した損失を増大させたときの温度変化ΔTとΔT0との差を用いて劣化による熱抵抗の増大を検出することができる。上記の実施形態では、熱抵抗の増大率γを1.2としたが、判定閾値47を変えることで他の数値にも設定できる。
なお、劣化判定部4を半導体モジュール内部に具備しても良いが、電力変換装置を小型化するには半導体モジュールを小型にすることが好ましい。そのために、半導体モジュールにはゲート抵抗31及び32の両端電圧を検出するための端子を設けることが好ましい。
上記の実施形態は、電力変換装置の小型化に適し、かつ、高価な制御回路を必要とせず、エレベータ装置のサービスを低下させることなく、半導体モジュールの劣化を検出することができる。
図5は、本発明の第二の実施形態である電力変換装置及びそれを用いたエレベータ装置を示す。なお、以下、主に、図1の実施形態と異なる構成について説明する。
本実施形態では、図2のt5においてスイッチング周波数を変更させて損失を変化させる。制御装置5に、2通りのスイッチング周波数に対応するPWM搬送波発生部541と542とを設けており、これを変調方式切替部53の指令によりパルス生成部55でどちらの搬送波を用いるか切替えている。
搬送波発生部542によるスイッチング周波数は、搬送波発生部541によるスイッチング周波数より高く設定されている。このため、図2のt3〜t4において搬送波発生部541から搬送波発生部542へ切替えることにより、図2のt3〜t4の状態と同様に、スイッチング損失を増大させることができる。
また、本実施形態においては、温度の検出にゲート抵抗を用いるのではなく、スイッチング素子のチップが搭載されている絶縁基板121に設けた温度センサ91とケース温度を測定する温度センサ92とから、温度検出部41及び42によってチップ温度Tjとケース温度Tcとを検出してその差すなわち温度差ΔTj−cを温度比較部430により検出している。図2におけるt5とt6とのΔTj−cを比較して、その差が所定の閾値よりも大きければ、熱抵抗が増大していると判定される。ここで、温度センサとしては、サーミスタなどが用いられる。
本実施形態では、温度を温度センサにより直接検出しているので、温度差検出部40の構成を簡単にできる。
図6は、本発明の第三の実施形態である電力変換装置およびそれを適用したエレベータ装置の一部を示す。なお、本図は、図1におけるインバータ1のうちの一相分を示したものである。一つの半導体モジュール1Uに上側アーム(11)と下側アーム(12)とが含まれており、それぞれのアームにおいては複数(図6では三個)の半導体スイッチング素子が並列接続されている。このような半導体スイッチング素子の並列接続により、半導体モジュールが大容量化されている。なお、図の簡略化のために上側アーム(11)については図示を省略しているが同じ並列数のスイッチング素子が接続されている。なお、ここで下側アーム(12)の半導体スイッチング素子について温度を検出しているのは、上側アーム(11)の半導体スイッチング素子のエミッタは負荷に接続される部分であるためスイッチングにより電位が変動するのに対して、下側アーム(12)の半導体スイッチング素子のエミッタは負極に接続されているためスイッチングによる電位の変化はなくノイズ分が少なく精度良く検出できるためである。
ゲート電圧はモジュールの中央部に位置する半導体スイッチング素子1212に接続されるゲート抵抗312について検出する。半導体モジュールでは内部の並列素子間で電流分担が均等化されており、各素子の温度は概ね同じであるが、半導体モジュールの中央部に配置されている方が温度上昇は大きくなりやすいため、劣化検知の信頼性向上のため半導体モジュールの中央部で検出している。
Tc=70℃,Tj=90℃とすると、R1=R(90℃)=1.65Ω,R2=R(70℃)=1.45Ωである。ここで、ゲート抵抗32を流れるゲート電流をIgとすると、抵抗312を流れる電流は、ゲート電流がほぼ3等分され、Ig/3である。そのため、抵抗の両端電圧は(12)式および(13)式となる。
V1=R1・Ig/3=1.65/3・Ig ・・・(12)
V2=R2・Ig=1.45・Ig ・・・(13)
図1の実施形態と同様に電圧比を求めるために、(12)式と(13)式における電流値の違いを補正する。すなわち、抵抗312の電圧検出部412の検出値に並列数補正部414によって並列数補正値413(ここでは3倍)を乗じることで、電圧比較部43以降は実施例1の場合と同様の回路及び計算方法を用いることができる。
なお、本実施形態では、半導体チップに内蔵されたゲート抵抗311〜313の抵抗値と、これらゲート抵抗とは別に配置されたゲート抵抗32との抵抗値を同じにしたが、抵抗値が異なる場合には、並列数補正値413の数値を抵抗値と並列数に応じて変更すれば良い。
図7は、本発明の第四の実施形態である電力変換装置およびそれを用いたエレベータ装置における熱抵抗増大検出方法を示す。なお、図7は第一の実施形態における図2に相当するものである。図2の場合にはt3からt4までの間のスイッチング回数を増やして損失を増大させたときの温度上昇の変化から熱抵抗の増大を検出したが、本実施形態では、逆にt3からt4までのスイッチング回数を減らした時の温度差の変化から熱抵抗の増大を検出している。温度差ΔTは、損失の変化量ΔPと熱抵抗との積で表せるため、劣化により熱抵抗が増大すると変化量が増える。よって、図2の損失を増大させたときと同様に熱抵抗の増大を検出することできる。
熱抵抗の増大を検出するために損失を増大させる場合には、Tjが半導体スイッチング素子の許容温度を超えないようにしなくてはならないが、本実施形態では許容温度を考慮しなくても良い。
図8は、本発明の第五の実施形態である電力変換装置およびそれを用いたエレベータ装置における、エレベータが力行運転する際の電流とエレベータの定格積載質量に対する実際の積載率との関係を示す。一般的なエレベータでは積載量が定格の約半分の時に釣り合うように釣合錘の重さが決められている。そのため、積載率が約0.5で電流が最小となり、積載率が1.0の上昇時及び積載なしで下降する時の電流が大きくなる。積載率が1.0の時の電流値I0に対して、2/3以下の範囲で図2に示すように二相変調方式から三相変調方式に変更しても(スイッチングの回数は3/2倍となる)、損失は電流値がI0の時の損失を超えることがないため、温度Tjは許容温度を超えるようなことはない。
図8のように、例えば積載率が0.3〜0.7ならば、二相変調方式から三相変調方式に変更しても、定格積載時の電流を超えることはないため、熱抵抗を検出するために損失を増大させても半導体スイッチング素子の半導体チップの温度が許容温度を超えるようなことはない。図1あるいは図5における荷重センサ82からの信号により、積載率がエレベータ制御部51で損失を増大させることができる値である0.3〜0.7の範囲であるかどうかを検知して、変調方式切替部53にその情報を伝達することで変調方式を切替えても良い。
以上の実施形態に限らず、本発明の技術的思想の範囲内において種々の実施形態が可能であることは言うまでもない。例えば、半導体スイッチング素子としては、IGBTの他、パワーMOSFETなどの他の半導体スイッチング素子を用いることもできる。また、本発明は、インバータに限らず、半導体モジュールが用いられるコンバータや各種スイッチング電源などにおいて実施できる。さらに、本発明による電力変換装置は、エレベータの他、一定電流の状態が継続する装置に適用することができ、同様の効果をもたらす。
1 インバータ
2 PWM整流器
3 ゲート駆動回路
4 劣化判定部
5 制御装置
6 電流センサ
11〜16,21〜26 半導体モジュール
31,32 ゲート抵抗
43,46 電圧比較部
44 検出調整部
45 検出値格納部
47 判定閾値
48 電圧比率比較部
49 熱抵抗増大判定部
51 エレベータ制御部
52 電流制御部
53 変調方式切替部
54 PWM搬送波発生部
55 パルス生成部
56 パルス送信部
57 診断結果出力部
58 診断結果送信部
71 商用電源
72 平滑コンデンサ
73 モータ
74 速度検出器
81 乗りかご
82 荷重センサ
83 反らせ車
84 釣合錘
85 ロープ
401 遅延回路
411,421 絶縁部
412,422 電圧検出部

Claims (6)

  1. 半導体スイッチング素子を含む半導体モジュールと、
    前記半導体スイッチング素子をオン・オフスイッチングする駆動回路と、
    前記駆動回路にオン・オフ指令信号を与える制御装置と、
    を有する電力変換装置において、
    前記半導体モジュールの温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて前記半導体モジュールの劣化を判定する劣化判定部と、
    を備え、
    前記温度検出部は、前記半導体スイッチング素子のスイッチング回数を変化させたときの温度を検出し、
    前記スイッチング回数を変化させる期間は、前記半導体モジュールにおける前記半導体スイッチング素子とケースとの間の熱抵抗が定常値に至る時間より長く、前記半導体モジュールの放熱器の熱時定数に対して小さいことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、前記制御装置がスイッチング変調モードを二相変調と三相変調とを切替えることで前記スイッチング回数を変化させることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1において、前記制御装置がスイッチング周波数を変えることで前記スイッチング回数を変化させることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項において、前記温度検出部は、前記半導体スイッチング素子と前記駆動回路との間に接続されるゲート抵抗を含むことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項において、前記温度検出部は、スイッチング時のゲート電流ピーク時における前記ゲート抵抗の両端電圧から抵抗値を検出する手段を備えることを特徴とする電力変換装置。
  6. 乗りかごと、前記乗りかごを吊るロープと、前記ロープを駆動して前記乗りかごを昇降させるモータと、前記モータに電力を供給する電力変換装置と、を備えるエレベータ装置において、
    前記電力変換装置は、半導体スイッチング素子を含む半導体モジュールと、前記半導体スイッチング素子をオンオフスイッチングする駆動回路と、前記駆動回路にオン・オフ指令信号を与える制御装置とを有し、かつ前記半導体モジュールの温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記半導体モジュールの劣化を判定する劣化判定部とを備え、前記温度検出部は、前記半導体スイッチング素子のスイッチング回数を変化させたときの温度を検出し、
    前記スイッチング回数を増大させる期間において、前記乗りかごの積載量が定格積載質量の0.3〜0.7倍であることを特徴とするエレベータ装置。
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