JP2009218707A - 警報器およびそれを用いた警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急地震速報をより多くの人に伝達できる警報システムを提供する。
【解決手段】地震到来前の緊急地震速報の信号が配信されてくるインターホン3を備えた住居2において、互いに異なる複数の場所にそれぞれ警報器4を設置する。それら全ての警報器4を通信線14によって直列接続し、当該直列接続の両端の警報器のうちの速報受信1番目の警報器4をインターホン3に通信線14によって信号接続する。インターホン3は、緊急地震速報の信号を受信したときには、緊急地震速報の信号を速報受信1番目の警報器4に送信する。警報器4は、緊急地震速報の信号を受信したことを検知したときに地震到来を事前に報知すると共に、信号の中継機能によって、その緊急地震速報の信号を通信線14を介して信号接続されている他の警報器4に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震到来前の緊急地震速報に基づいて地震到来を事前に報知する警報器およびそれを用いた警報システムに関するものである。
近年、図6に示すような緊急地震速報の配信システム30が提案され、一部が実用化されている。緊急地震速報とは、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づき更に推定された各地での主要動の到達時刻や震度を、各地に地震が到来する前に、可能な限り速く知らせるための情報である。この緊急地震速報の配信システム30では、緊急地震速報発信機関である気象庁31から地震の発生場所(緯度と経度)とその震度等の情報が緊急地震速報として発信される構成となっており、緊急地震速報発信機関(気象庁)31から緊急地震速報が発信されると、当該緊急地震速報は配信事業者32に伝えられ電話回線等の情報通信手段34を通して受信機35に配信される。
受信機35は、鉄道関連会社や役所等の公共性を有する場所や、放送局などに設置されている。各受信機35は、それぞれ、地震情報作成手段(図示せず)に信号接続されており、地震情報作成手段は、受信機35が緊急地震速報発信機関31からの緊急地震速報を受信すると、直ちに、その緊急地震速報に含まれている地震の発生場所(緯度と経度)とその震度等の情報に基づいて、地震が到来する予測時刻とその予測震度を計算により推定し、当該推定(算出)された到来予測時刻と予測震度等の情報を緊急地震速報として出力する。放送局に設置されている受信機35が緊急地震速報発信機関31からの緊急地震速報を受信して地震の到来予測時刻やその予測震度が算出されたときに当該地震の到来予測時刻や震度等の情報が緊急地震速報として緊急に放送されるシステムや、公共性を有する場所に設置されている受信機35が緊急地震速報を受信して地震の到来予測時刻やその予測震度が緊急地震速報として算出されたときには、その緊急地震速報の情報に基づいて、地震到来に対する対策(例えば、施設内にいる人の避難誘導や、列車の運行制御などの対策)を行うためのシステムが提案されている。
特許第3929058号公報 特開平5−12590号公報 特開2007−164255号公報
ところで、緊急地震速報の利用に関し、最近では、受信機35を図7に示すようなマンション等の集合住宅37の管理部38に設けることが検討されている。その管理部38は、集合住宅37の各住居39のそれぞれに設けられているインターホン(ドアホン)40に通信網により信号接続され、管理部38から各住居39のそれぞれのインターホン40に情報を提供することが可能となっている。この通信システムを利用した緊急地震速報の配信が提案されている。つまり、その提案では、管理部38に受信機35を設置すると共に、地震情報作成手段(図示せず)を設けておき、管理部38の受信機35が緊急地震速報発信機関31からの緊急地震速報を受信して地震情報作成手段により地震の到来予測時刻とその予測震度等が算出され緊急地震速報として出力されたときには、その緊急地震速報を各住居39のインターホン40に配信してインターホン40により地震到来を事前に各住居39に報知させるというものである。
しかしながら、各住居39では、インターホン40に緊急地震速報が配信されたときにはインターホン40だけが地震到来の危険を報知するので、インターホン40の設置場所から離れている例えば寝室や廊下にいる人にはその警報が伝わり難いという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、地震が到来することを事前に、より多くの人に伝達できる警報器およびそれを用いた警報システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明の警報器は、有線通信と無線通信のうちの一方又は両方により送信されてくる地震到来前の緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに地震到来を事前に報知する警報手段と、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに有線通信と無線通信のうちの一方又は両方で緊急地震速報の信号を送信する速報中継部とを有することを特徴としている。
また、この発明の警報システムは、緊急地震速報発信機関から発信される地震到来前の緊急地震速報の受信機能と前記緊急地震速報を受信したときに緊急地震速報を配信する配信機能とを備えた管理部に、有線通信又は無線通信によって共通に信号接続されている複数の住居の各戸毎のインターホンと、前記住居の互いに異なる場所に設置されている複数の警報器とを有し、同じ住居の全ての警報器は通信線によって直列に接続され、当該直列接続の両端の警報器のうちの一方側である速報受信1番目の警報器が通信線によって同じ住居のインターホンに信号接続されている構成と成し、前記インターホンは、前記管理部から配信される信号を受信する受信部と、前記緊急地震速報の信号に含まれている識別情報に基づいて、前記受信部による緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに前記速報受信1番目の警報器に向けて緊急地震速報の信号を送信する速報送信部とを有し、前記各警報器は、それぞれ、通信線を介して送信されてきた緊急地震速報の信号を受信する有線通信受信部と、当該有線通信受信部による緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに地震到来を事前に報知する警報手段と、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに通信線を介して接続されている他の警報器に向けて緊急地震速報の信号を送信する速報中継部とを有しており、前記管理部から各住居毎のインターホンにそれぞれ緊急地震速報が配信され各インターホンから緊急地震速報が送信されたときには、前記警報器が順番に地震到来の警報を始めることを特徴としている。
なお、本願の特許請求の範囲および明細書においては、住居とは、人が出入りする建物や建物の各戸であり、人が居住している住宅だけでなく、オフィスや店舗等も示すものである。
この発明の警報システムでは、同じ住居の互いに異なる複数の場所に、それぞれ、緊急地震速報の信号受信によって地震到来を事前に報知する警報器が設置される構成であるので、住居の何れの場所にいても緊急地震速報が発信されたことを伝達できるように各警報器を設置することによって、それら警報器により、住居にいる人に対して居場所に関係無く緊急地震速報の発信を伝達させることが可能になる。これにより、より多くの人に地震到来を事前に認識させることができて、地震到来に因る人的被害を軽減させることができる。
この発明の警報器は、速報中継部を備えているので、同じ住居に設置されている全ての警報器を通信線によって直列に信号接続しても、インターホンから発信された緊急地震速報の信号を全ての警報器に順次伝達させることが可能である。全ての警報器を通信線を介して直列に信号接続させる場合に、例えば、速報受信1番目の警報器を、同じ住居の他の警報器の中で最も近い警報器に通信線を介して信号接続させて速報受信2番目の警報器とし、当該速報受信2番目の警報器は、さらに他の警報器の中で最も近い警報器に通信線を介して信号接続させるという如く、警報器間の通信線の長さを短くすることを考慮して通信線の配線を行うことによって、全ての警報器をそれぞれインターホンに通信線によって直接的に信号接続させる場合に比べて、緊急地震速報の信号通信のための通信線の配線長さを短くすることができ、また、通信線の屋内配線の簡素化を図ることができる。
また、同じ住居の全ての警報器が通信線を介して直列に信号接続されるのに代えて、同じ住居の全ての警報器が通信線によって直接的にインターホンに信号接続されている構成とすることによって、インターホンが緊急地震速報の信号を送信したときには、同じ住居の全ての警報器が一斉に警報を始めるので、それら全ての警報器が直列に信号接続されている場合に比べて、インターホンが緊急地震速報の信号を送信してから、全ての警報器が警報を始めるまでの時間を短くできる。
さらに、同じ住居の全ての警報器が通信線によって直接的にインターホンに信号接続されている上に、同じ住居の全ての警報器の中の少なくとも2つの警報器同士が通信線によって信号接続されている構成を備えることによって、仮に、その信号接続されている警報器同士のうちの一方側の警報器と、インターホンとを信号接続している通信線が断線していてインターホンから上記一方側の警報器に緊急地震速報の信号が伝達されなくとも、インターホンから他方側の警報器に伝達された緊急地震速報の信号が当該他方側の警報器の速報中継部の動作によって上記一方側の警報器に送信されることとなり、緊急地震速報の伝達漏れを回避できる。さらに、同じ住居の全ての警報器のうちの少なくとも1つは、他の住居の警報器にも信号線を介して信号接続されている構成を備えることによっても、上記同様の効果、つまり、緊急地震速報の伝達漏れを回避できる効果を奏することができる。これにより、この発明の警報システムに対する信頼性を高めることができる。
インターホンと、警報器とを信号線を介して信号接続するのに代えて、インターホンと警報器が無線通信によって信号接続されている構成を備えることによって、インターホンと警報器とを信号接続させるための通信線の配線作業が不要となる。このため、既設の住居に警報器を後付けする場合には好都合である。また、インターホンと警報器との間の通信線を設けなくて済む分、屋内配線の簡素化を図ることができる。また、インターホンと警報器が無線通信によって信号接続されているだけでなく、同じ住居の全ての警報器のうちの少なくとも1つは、通信線によってもインターホンに信号接続されている構成を備える場合に、インターホンからの電波を受信し難い場所に設置される警報器と、インターホンとを通信線によって信号接続させることによって、インターホンから、同じ住居の全ての警報器に緊急地震速報の信号をほぼ確実に伝達することができて、この発明の警報システムに対する信頼性を向上させることができる。
管理部に信号接続されている全てのインターホンの速報送信部がそれぞれ無線通信により送信する緊急地震速報の無線信号の周波数が同じ構成にすることによって、警報器は、近隣の住居のインターホンから無線送信された緊急地震速報をも受信できる。このため、警報器は、インターホンから緊急地震速報の信号が送信されたときには、緊急地震速報の信号をより確実に受信できることとなる。
また、マンションに設置されている全ての警報器のうちの少なくとも1つは、別のマンションに設置されている少なくとも1つの警報器に通信線を介して信号接続されている構成を備えることによって、それら通信線を介して信号接続されている警報器同士の緊急地震速報の信号通信によって、それら警報器がそれぞれ設置されているマンション同士の緊急地震速報の信号通信が行われることになるから、それら緊急地震速報の信号通信が可能なマンション同士のうちの一方のマンションが、仮に、当該マンションの管理部の緊急地震速報を受信する装置が故障して緊急地震速報の信号を受信できなかったとしても、他方のマンションから緊急地震速報の信号が伝達される。このため、本発明の警報システムの信頼性をより向上させることができる。
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
第1実施形態例の警報システムは、集合住宅であるマンションの住居に設けられ図6に示すような緊急地震速報発信機関(気象庁)31から緊急地震速報が発信されたときに当該緊急地震速報の信号に基づいて地震到来を事前に報知するための警報システムであり、図1のブロック図に示されるような構成を有する。つまり、この警報システム1は、マンションの住居2のインターホン(ドアホン)3と、複数の警報器4(図1の例では、4つの警報器41〜44)とを有して構成されている。
インターホン3は、玄関先に設けられた呼び鈴操作手段や、住居2内の設備によっては住居2内に設置されている各種センサ等に接続されると共に、マンションの前記図7に示されるような管理部38に有線通信又は無線通信によって信号接続され、管理部38から情報が配信されてくるものである。その管理部38は、緊急地震速報用の受信機35と地震情報作成手段(図示せず)を有し、当該管理部38では、前述したように、受信機35が緊急地震速報発信機関31からの緊急地震速報を受信すると、直ちに、地震情報作成手段によって地震の到来予測時刻およびその震度等が計算により推定され当該算出された地震の到来予測時刻およびその震度等の情報が緊急地震速報として出力される。そして、管理部38は、その緊急地震速報の信号を、信号接続されている各住居2のインターホン3に配信する機能を備えている。インターホン3は、図2のブロック図に示されるように、制御装置5を有し、当該制御装置5は、受信部6と、受信信号判定部7と、速報送信部8と、報知制御部9とを有して構成されている。また、インターホン3は、制御装置5の他に、報知手段10とリセット操作部11をも有している。
制御装置5の受信部6は、管理部38から有線通信又は無線通信によって配信される緊急地震速報の信号を少なくとも含む様々な信号を受信するものである。この受信部6が受信する緊急地震速報以外の受信信号の例を挙げると、例えば、来客による呼び鈴操作情報の信号や、玄関先に設けられたカメラの画像情報の信号や、住居2を管理するためのセンサ等からの検知情報の信号(例えば、住居2の玄関に近づく不審者検知情報の信号、ガス漏れ検知情報の信号、不完全燃焼(CO)検知情報またこれによる換気検知情報の信号、火災検知情報の信号、火災スプリンクラー作動検知情報の信号、水漏れ検知情報の信号、玄関や窓の開放等に因る防犯異常検知情報の信号、戸締まり完了検知情報の信号など)や、住居2内に設置されているセンサの電池切れ情報やセンサの異常発生情報の信号や、トイレやお風呂や住居2内のその他の場所に設置されたコールボタン(緊急呼び出しボタン)の操作による緊急呼び出し情報の信号や、住居2の過電流検知情報(電気機器の使いすぎ検知情報)の信号や、宅配ボックスに荷物が届けられたことを報知するための信号や、マンションのエレベータの操作情報の信号や、警報データが移されたことを報知するための信号等が有る。なお、もちろん、受信部6が受信する信号は、住居2の設備に応じて異なるものであり、上記例を挙げた緊急地震速報以外の信号の全てが受信部6で受信されるとは限らないし、上記以外の信号が受信部6で受信される場合もある。
受信信号判定部7は、受信部6が受信した信号を取り込み、当該取り込んだ受信信号のそれぞれについて、緊急地震速報の信号に含まれている緊急地震速報を示す識別情報の有無を判断し、その識別情報が有ると判断したときには緊急地震速報の信号を受信したと判断(検知)する構成を有する。つまり、受信信号判定部7は、緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部としての機能を有するものである。
この受信信号判定部7は、緊急地震速報の信号受信を検知したときには、受信部6から受け取った緊急地震速報の信号を速報送信部8および報知制御部9に出力する。また、受信信号判定部7は、受信部6から取り込んだ受信信号に緊急地震速報の識別情報が無い(つまり、当該受信信号は緊急地震速報の信号では無い)と判断したときにはその信号を報知制御部9に出力する。なお、受信信号判定部7から速報送信部8に出力される緊急地震速報の信号は、受信部6から受信信号判定部7に入力した信号そのままでもよいし、緊急地震速報の信号受信を検知したことを知らせるための別の信号を緊急地震速報の信号として受信信号判定部7から速報送信部8に出力してもよい。
速報送信部8は、図2の実線により示される有線通信送信部12を有している。当該有線通信送信部12は、図1に示される速報受信1番目の警報器4(41)に通信線14を介して信号接続されており、受信信号判定部7から緊急地震速報の信号が加えられたときに当該緊急地震速報の信号を有線通信により速報受信1番目の警報器4(41)に向けて送信する構成を備えている。
報知制御部9は、受信信号判定部7から信号が加えられたときに、その信号に含まれている識別情報に基づいて当該信号を識別し、当該信号の情報に応じた報知が成されるように報知手段10の報知動作を制御する構成を備えている。報知手段10は、報知制御部9の制御動作に基づいて報知動作を行うものであり、例えば、来客による呼び鈴操作情報の信号が報知制御部9に加えられたときには、報知制御部9の制御動作によって、報知手段10は、来客を知らせるための例えば呼び鈴音を発する。また、玄関先のカメラの画像情報の信号がインターホン3に送信されてくる構成の場合には、報知手段10は例えば液晶画面等の画像表示手段を有し、上記玄関先のカメラの画像情報の信号が報知制御部9に加えられたときには、報知制御部9の制御動作によって、報知手段10は、画像表示手段にカメラの画像情報に基づいた映像を写す。さらに、センサ等からの情報の信号が報知制御部9に加えられたときには、報知制御部9の制御動作によって、報知手段10は、例えば警報ランプの点灯や警報ブザーの発生や画面表示等の予め定められた報知手法によりセンサ等からの情報を報知する。
さらにまた、この第1実施形態例では、報知手段10は、地震到来を事前に報知する機能を備えている。当該報知手段10の地震到来の事前報知の構成は、地震到来を事前に報知させることができれば、その構成は特に限定されるものではなく、様々な構成があるが、その例を挙げると、例えば、報知手段10は、予め記憶された地震到来事前報知用の音声メッセージを流すメッセージ警報装置や、警報ブザー等の聴覚的に地震到来の危険を事前に知らせる構成を有する。また、報知手段10は、警報ランプや、液晶画面等の視覚的に地震到来の危険を事前に知らせる構成を有していてもよい。さらに、報知手段10は、上記したような聴覚的な報知のための構成と、視覚的な報知のための構成とを両方共に有していてもよい。リセット操作部11は、例えばリセットボタン等により構成され、当該リセット操作部11が操作されたときには、リセット信号を報知制御部9に出力する構成を備えている。報知制御部9は、そのリセット信号が加えられたときに、報知手段10の地震到来の事前報知動作等の警報動作を停止させる構成を備えている。なお、報知手段10の地震到来の事前報知動作の停止は、上記したようなリセット操作部11の手動操作によって成されるのではなく、例えば、制御装置5にタイマーを内蔵させておき、報知手段10の地震到来の事前報知動作の開始からの経過時間が、予め設定された警報継続時間に達したことを上記タイマーによって検知したときに自動的に報知手段10の地震到来の事前報知動作が停止する構成としてもよいものである。
警報器4(41〜44)は、それぞれ、地震到来の事前報知機能を備えているものであり、住居2の互いに異なる場所に設置されている。それら警報器4(41〜44)のそれぞれの設置場所は、住居2の何れの場所にいても、インターホン3および全ての警報器4(41〜44)の中の少なくとも1つからの地震到来の警報を認識できるようにインターホン3の設置位置や警報器4同士の互いの設置位置を考慮して適宜設定されている。この第1実施形態例では、同じ住居2の全ての警報器4(41〜44)は通信線14によって直列に信号接続されている。この直列接続の両端の警報器4(41,44)のうちの予め定められた速報受信1番目の警報器4(41)が通信線14によってインターホン3の有線通信送信部12に信号接続されている。なお、住居2内に設置されている全ての地震到来の事前報知機能を備えた警報器4(41〜44)は、地震到来警報専用の警報器であってもよいが、例えば、警報器4(41〜44)のうちの一つは、メタンやプロパン等のガス漏れを報知するための警報器に地震到来の事前報知機能を設けた複合機能の警報器であり、別の一つは、火災警報器に地震到来の事前報知機能を設けた複合機能の警報器であり、さらに別の一つは、CO警報器に地震到来の事前報知機能を設けた複合機能の警報器であるというように、警報器4(41〜44)のうちの少なくとも一つは、地震到来警報専用の警報器でなくともよい。地震到来の事前報知機能を持つ警報器4(41〜44)のうちの少なくとも一つが上記したような複合機能の警報器である場合には、全ての警報器4(41〜44)が地震到来警報専用の警報器である場合に比べて、住居2内に設置される全種類の警報器のトータル数を少なくすることができる。
警報器4は、図3のブロック図に示されるように、警報手段15と、制御装置16とを有し、制御装置16は、受信部17と、速報受信検知部18と、速報中継部19と、警報制御部20とを有して構成されている。なお、警報器4が地震到来の事前報知機能とそれ以外の機能とを持つ複合機能の警報器である場合には、警報器4はそれ以外の機能を行うための構成をも有するものであるが、ここでは、その説明は省略し、地震到来の事前報知機能に関する構成のみを説明するものとする。
制御装置16の受信部17は、図3の実線に示されるような有線通信受信部21を有し、当該有線通信受信部21は通信線14に接続され当該通信線14による有線通信によって送信されてくる信号を受信する構成を有している。速報受信検知部18は、受信部17で受信された信号を取り込み、この取り込んだ信号が緊急地震速報の信号であるか否かを、信号に含まれている識別情報に基づいて判断し、緊急地震速報の信号であると判断したときには、当該緊急地震速報の信号を速報中継部19と警報制御部20に向けて出力する。速報中継部19は、速報受信検知部18から緊急地震速報の信号を受け取ると、この受け取った緊急地震速報の信号をそのまま、当該速報中継部19に接続されている通信線14を通して送信する。
警報制御部20は、速報受信検知部18から緊急地震速報の信号を受け取ったときには、地震到来を事前に報知させるべく警報手段15の動作を制御する構成を備えている。警報手段15は、地震到来を事前に報知するものであり、地震到来を事前に報知させることができれば、その構成は特に限定されるものではない。例えば、警報ブザーのように聴覚的に警報を認識させる構成と、警報ランプのように視覚的に警報を認識させる構成との一方又は両方の構成を備えている。
この第1実施形態例では、警報手段15の警報動作を停止させるための構成を備えている。その構成は特に限定されるものではなく、ざまざまな構成を取り得る。例えば、各警報器4(41〜44)には、それぞれ、リセットボタン(図示せず)が設けられていて、各警報器4(41〜44)の警報制御部20は、警報手段15が警報動作を行っている最中に、そのリセットボタンが手動操作されたことを検知したときには、警報手段15の警報動作を停止させてもよい。また、インターホン3の報知手段10の地震到来の事前報知動作が停止したときに、当該報知手段10の警報動作が停止したことを知らせる信号がインターホン3から警報器4に向けて送信される構成とし、警報器4の警報制御手段20が、その信号を受信部17を介して受け取ったことを検知したときに、警報手段15の警報動作を停止させる構成としてもよい。さらに、警報手段15の警報動作は、次に示すように自動的に停止する構成としてもよい。例えば、警報手段15の警報動作を自動的に停止させる場合には、警報器4はタイマー(図示せず)を内蔵しており、警報制御部20は、警報手段15の警報動作が開始してから予め設定された警報継続時間が経過したことを上記タイマーによって検知したときに警報手段15の警報動作を停止させてもよい。
この第1実施形態例の警報システムにおけるインターホン3と警報器4のそれぞれの構成は上記のように構成されている。当該構成によって、この警報システム1では、管理部38からインターホン3に緊急地震速報の信号が配信されてきたときには、インターホン3から予め定められた速報受信1番目の警報器4(41)に向けて緊急地震速報の信号が送信される。そして、その速報受信1番目の警報器4(41)がその緊急地震速報の信号を受信すると、速報受信1番目の警報器4(41)は、地震到来の警報を始めると共に、緊急地震速報の信号を速報受信2番目の警報器4(42)に向けて送信し、当該速報受信2番目の警報器4(42)が緊急地震速報の信号を受信すると、上記同様に、速報受信2番目の警報器4(42)は、地震到来の警報を始めると共に、緊急地震速報の信号を速報受信3番目の警報器4(43)に向けて送信するというように、直列接続されている警報器4(41〜44)は順番に地震到来の警報を始める。このように、緊急地震速報が発信されたことを、住居2において、インターホン3だけでなく、複数の警報器4から報知(警報)させることによって、住居2の何れの場所に居ても警報を認識することが可能になり、地震到来による人的被害を軽減させることができる。
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施形態例では、同じ住居2に設置されている全ての警報器4は、図4の実線に示されるように、直接にインターホン3に通信線14を介して信号接続されている。この構成以外の構成は、第1実施形態例と同様である。この第2実施形態例における警報システム1では、管理部38から緊急地震速報の信号がインターホン3に配信されると、インターホン3から全ての警報器4(41〜44)に向けて通信線14を介して緊急地震速報の信号が送信され、全ての警報器4(41〜44)が一斉に地震到来の警報を始める。
以下に、第3実施形態例を説明する。なお、この第3実施形態例の説明において、第2実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施形態例では、第2実施形態例の構成に加えて、同じ住居2の全ての警報器4のうちの少なくとも2つの警報器4同士は、図4の点線に示されるように、通信線14によって、信号接続されている。図4の例では、警報器41,43が通信線14によって信号接続されており、これら警報器41,43は、それぞれ、インターホン3から緊急地震速報の信号が送信されてくるだけでなく、通信線14を介して信号接続されている相手側の警報器4の速報中継部19の動作によって当該相手側の警報器4からも緊急地震速報の信号が送信されてくる。上記した構成以外の構成は第2実施形態例と同様である。
なお、図4の例では、2つの警報器41,43が通信線14によって信号接続されていたが、例えば、警報器41は、同じ住居2の別の2つの警報器42,43にそれぞれ通信線14を介して信号接続されているというように、1つの警報器4が、同じ住居2の他の2つ以上の警報器4に通信線14を介して信号接続されている構成としてもよい。
以下に、第4実施形態例を説明する。なお、この第4実施形態例の説明において、第1〜第3の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第4実施形態例では、同じ住居2の全ての警報器4は、第1実施形態例と同様に、通信線14によって直列に信号接続され、当該直列接続の両端の警報器4のうちの予め設定された速報受信1番目の警報器がインターホン3に信号接続されている構成を備えているか、あるいは、同じ住居2の全ての警報器4は、第2実施形態例又は第3実施形態例と同様に、通信線14によって、直接的にインターホン3に信号接続されている構成を備え、その上で、図5に示されるように、同じ住居2の全ての警報器4のうちの少なくとも1つは、他の住居2の警報器4にも通信線14を通して信号接続されている。この構成以外の構成は、第1〜第3の各実施形態例と同様である。
なお、図5の例では、隣接する住居2の警報器4同士が通信線14を介して信号接続されていたが、離間配置している住居2の警報器4同士が通信線14を介して信号接続されていてもよい。また、1軒の住居2の警報器4が他の2軒以上の住居2の警報器4に通信線14を介して信号接続されていてもよい。
以下に、第5実施形態例を説明する。なお、この第5実施形態例の説明において、第1〜第4の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第5実施形態例では、同じ住居2のインターホン3と警報器4との間は通信線14によって信号接続されているのではなく、無線通信によって信号接続されている構成と成している。インターホン3と、警報器4とが無線通信によって信号接続するために、インターホン3は、図2の点線に示すような無線通信送信部23を速報送信部8に有すると共に、アンテナ24を有している。また、警報器4は、図3の点線に示すような無線通信受信部26を受信部17に有すると共に、アンテナ27を有している。インターホン3と警報器4の各アンテナ24,27は、緊急地震速報の信号の送受信(無線通信)が可能なものであり、当該各アンテナ24,27は、それぞれ、予め設定された周波数の信号(電波)を無線通信できる構成であれば、その構成は特に限定されるものではない。
インターホン3の無線通信送信部23は、受信信号判定部7から速報送信部8に出力された緊急地震速報の信号を搬送波に乗せる変調回路を有して構成されており、その変調回路により作成された緊急地震速報の無線通信用の信号をアンテナ24を介して無線送信させる。警報器4の無線通信受信部26は、アンテナ27で受信した信号を復調する復調回路を有して構成されており、その復調回路によって搬送波から検出された信号を速報受信検知部18に出力する。
上記以外の構成は第1〜第4の各実施形態例と同様である。なお、この第5実施形態例では、同じ住居2のインターホン3と全ての警報器4との間は、無線通信のみによって信号接続される構成であるから、インターホン3と警報器4との間を有線通信させるための、インターホン3の有線通信送信部12や、警報器4の有線通信受信部21を省略してもよい。もちろん、インターホン3や、警報器4が、第1〜第4の各実施形態例に述べたような有線通信の構成にも、この第5実施形態例に述べたような無線通信の構成にも適用できるものにする場合には、インターホン3の速報送信部8は有線通信送信部12と無線通信送信部23の両方を有し、また、警報器4の受信部17は有線通信受信部21と無線通信受信部26の両方を有する構成とする。
また、同じ住居2のインターホン3と、全ての警報器4とが無線通信によって信号接続されているのに加えて、それら全ての警報器4のうちの少なくとも1つ(例えば、インターホン3から無線信号を受信し難い場所に設置された警報器など)が通信線14によってインターホン3に信号接続されている構成としてもよい。さらに、同じ住居2のインターホン3と、全ての警報器4とが無線通信によって信号接続されているのに加えて、同じ住居2の全ての警報器4のうちの少なくとも2つの警報器4同士は、第3実施形態例で述べたように、通信線14を介して有線通信によって信号接続されていてもよい。また、同じ住居2の全ての警報器4のうちの少なくとも1つの警報器4は、別の1つ以上の住居2の警報器4に通信線14によって信号接続されている構成としてもよい。
さらに、管理部38に信号接続されている全てのインターホン3(例えば、同じマンションの全ての住居2の各インターホン3)の速報送信部8の無線通信送信部23がアンテナ24を介して無線送信する緊急地震速報の無線信号の周波数は、互いに異なっていてもよいし、同じであってもよい。周波数が同じ場合には、警報器4は、同じ住居2のインターホン3からの緊急地震速報の信号を受信できるだけでなく、他の住居2のインターホン3から送信された緊急地震速報の信号をも受信可能となる。なお、各住居2のインターホン3が、緊急地震速報の信号以外の信号の無線通信を行う場合には、その緊急地震速報の信号以外の信号の無線信号(電波)の周波数は、各住居2(インターホン3)毎に異なるものとするか、あるいは、全ての住居2に共通の周波数とする場合には暗号化した情報を無線信号に載せる構成とすることが望ましい。これにより、インターホン3から送信されたセンサ等への無線信号が、他の住居2のセンサ等で受信されてしまって、当該他の住居2のセンサ等が誤動作するという問題を回避できる。
なお、本発明は第1〜第5の各実施形態例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1〜第5の各実施形態例の構成に加えて、マンション(集合住宅)に設置されている全ての警報器4のうちの少なくとも1つは、別のマンションに設置されている1つ以上の警報器4に通信線14を介して信号接続されている構成としてもよい。また、マンション(集合住宅)に設置されている全ての警報器4のうちの少なくとも1つは、2つ以上のマンションの警報器4に通信線14を介して信号接続されている構成としてもよい。
さらに、第1〜第5の各実施形態例では、マンション(集合住宅)の住居2を例にして説明したが、住居2はマンションの住宅ではなく、オフィスビルの各オフィス等であってもよく、第1〜第5の各実施形態例と同様の構成を備えることによって、同様の効果を得ることができる。また、住居2はマンションの住居ではなく、戸建ての住宅や店舗や事務所や、町工場等でもよく、この場合には、緊急地震速報用の受信機35を持つ管理部38が、例えば、自治会の会館等の公共性を有する場所に設けられ、上記戸建ての住宅や店舗や事務所や、町工場等にそれぞれ設置されたインターホン3が上記管理部38に信号接続されて当該管理部38から各インターホン3に緊急地震速報の信号が配信される構成が構築された状態で、上記戸建ての住宅や店舗や事務所や、町工場等の住居に、第1〜第5の各実施形態例と同様の構成の警報システム1を設けることによって、第1〜第5の各実施形態例と同様の効果を得ることができる。
さらに、第1〜第4の各実施形態例では、警報器4の速報中継部19は、速報受信検知部18から加えられた緊急地震速報の信号を通信線14を介して送信する構成であったが、その構成に加えて、緊急地震速報の信号をアンテナ27を介して無線送信する機能を設けてもよい。この場合には、警報器4には、第5実施形態例で述べたような無線通信受信部26が受信部17に設けられると共に、アンテナ27が設けられる。これにより、警報器4は、通信線14を介して緊急地震速報の信号を受信するだけでなく、他の警報器4から送信された緊急地震速報の信号をも受信することになる。
また、第5実施形態例のように、インターホン3と警報器4との間が無線通信によって信号接続されている場合には、警報器4の速報中継部19は、速報受信検知部18から緊急地震速報の信号を加えられたときに、その緊急地震速報の信号を無線通信のみによって送信する構成としてもよい。この場合には、警報器4は、無線通信によって、インターホン3からだけでなく、他の警報器4から送信された緊急地震速報の信号をも受信する。
さらに、同じマンションの、警報システム1を設けた各住居2におけるインターホン3と警報器4との間の信号接続構成は、上述したような各実施形態例のうちの何れか一つの同じものであってもよいし、同じものでなくともよい。さらに、図1や図5の例では、住居2に設置される警報器4の数は4個であったが、住居2に設けられる警報器4の設置数は、複数であれば、住居2の広さや部屋数等を考慮した適宜な数としてよいものである。
第1実施形態例の警報システムを説明するためのブロック構成図である。 本発明に係る実施形態例の警報システムを構成するインターホンの構成例を説明するためのブロック図である。 本発明の警報器および警報システムに係る実施形態例における警報器の構成例を説明するためのブロック図である。 第2や第3の各実施形態例の警報システムにおいて特徴的なインターホンと警報器の信号接続構成を説明するための図である。 第4実施形態例の警報システムにおいて特徴的なインターホンと警報器の信号接続構成を説明するための図である。 実用化されている緊急地震速報の配信システムを説明するための図である。 マンション等の管理部と各住居との情報伝達のためのシステム例を説明するための図である。
符号の説明
1 警報システム
2 住居
3 インターホン
4 警報器
6 受信部
7 受信信号判定部
8 速報送信部
14 通信線
15 警報手段
18 速報受信検知部
19 速報中継部
21 有線通信受信部
26 無線通信受信部
38 管理部

Claims (11)

  1. 有線通信と無線通信のうちの一方又は両方により送信されてくる地震到来前の緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに地震到来を事前に報知する警報手段と、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに有線通信と無線通信のうちの一方又は両方で緊急地震速報の信号を送信する速報中継部とを有することを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器は、ガス漏れ警報器と、CO警報器と、火災警報器とのうちの何れか一つであることを特徴とする警報器。
  3. 緊急地震速報発信機関から発信される地震到来前の緊急地震速報の受信機能と前記緊急地震速報を受信したときに緊急地震速報を配信する配信機能とを備えた管理部に、有線通信又は無線通信によって共通に信号接続されている複数の住居の各戸毎のインターホンと、前記住居の互いに異なる場所に設置されている複数の警報器とを有し、同じ住居の全ての警報器は通信線によって直列に接続され、当該直列接続の両端の警報器のうちの一方側である速報受信1番目の警報器が通信線によって同じ住居のインターホンに信号接続されている構成と成し、前記インターホンは、前記管理部から配信される信号を受信する受信部と、前記緊急地震速報の信号に含まれている識別情報に基づいて、前記受信部による緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに前記速報受信1番目の警報器に向けて緊急地震速報の信号を送信する速報送信部とを有し、前記各警報器は、それぞれ、通信線を介して送信されてきた緊急地震速報の信号を受信する有線通信受信部と、当該有線通信受信部による緊急地震速報の信号受信を検知する速報受信検知部と、当該速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに地震到来を事前に報知する警報手段と、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに通信線を介して接続されている他の警報器に向けて緊急地震速報の信号を送信する速報中継部とを有しており、前記管理部から各住居毎のインターホンにそれぞれ緊急地震速報が配信され各インターホンから緊急地震速報が送信されたときには、前記警報器が順番に地震到来の警報を始めることを特徴とする警報システム。
  4. 同じ住居の全ての警報器が直列に接続されるのに代えて、同じ住居の全ての警報器は、通信線によってインターホンに信号接続されており、インターホンの速報送信部は、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに通信線を介して接続されている全ての警報器に向けて緊急地震速報の信号を送信する構成と成し、管理部から各住居毎のインターホンにそれぞれ緊急地震速報が配信され各インターホンから緊急地震速報が送信されたときには、各住居の全ての警報器が一斉に地震到来の警報を始めることを特徴とする請求項3記載の警報システム。
  5. 同じ住居の全ての警報器が通信線によってインターホンに信号接続されているのに加えて、同じ住居の全ての警報器の中の少なくとも2つの警報器同士が通信線によって信号接続されており、その通信線によって信号接続されている警報器同士は、インターホンから緊急地震速報の信号が送信されてくるだけでなく、通信線を介して信号接続されている相手側の警報器の速報中継部の動作によって当該相手側の警報器からも緊急地震速報の信号が送信されてくることを特徴とする請求項4記載の警報システム。
  6. 同じ住居の全ての警報器のうちの少なくとも1つは、他の住居の警報器にも通信線を介して信号接続されていることを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項5記載の警報システム。
  7. インターホンの速報送信部は、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに緊急地震速報の信号を無線通信によって送信する機能を有し、警報器は、無線通信により送信されてきた緊急地震速報の信号を受信する無線通信受信部を有し、警報器の速報受信検知部は、その無線通信受信部による緊急地震速報の信号受信を検知する機能を有しており、インターホンと警報器が通信線によって信号接続されるのに代えて、インターホンと警報器は無線通信によって信号接続されていることを特徴とする請求項4又は請求項5又は請求項6記載の警報システム。
  8. インターホンの速報送信部は、速報受信検知部が緊急地震速報の信号受信を検知したときに緊急地震速報の信号を通信線を通して送信する機能と緊急地震速報の信号を無線通信によって送信する機能を有し、警報器の速報受信検知部は、有線通信受信部と無線通信受信部のそれぞれによる緊急地震速報の信号受信を検知する構成を有しており、同じ住居の全ての警報器のうちの少なくとも1つは、無線通信だけでなく、通信線によってもインターホンに信号接続されていることを特徴とする請求項7記載の警報システム。
  9. 管理部に信号接続されている全てのインターホンの速報送信部がそれぞれ無線通信により送信する緊急地震速報の無線信号の周波数は同じであることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の警報システム。
  10. 住居は、マンションの各住居であることを特徴とする請求項3乃至請求項9の何れか一つに記載の警報システム。
  11. マンションに設置されている全ての警報器のうちの少なくとも1つは、別のマンションに設置されている少なくとも1つの警報器に通信線を介して信号接続されていることを特徴とする請求項10記載の警報システム。
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