JP6517035B2 - 警報システム及びプログラム - Google Patents

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本発明は、火災等の災害発生時に携帯端末を用いて各個人に警報を報知する警報システム及びプログラムに関する。
火災等の異常が発生すると非常ベルにより自動的に報知する特許文献1のような自動火災報知設備が知られている。このような自動火災報知設備では、火災が起きた際には防排煙機器を作動させるとともに、地区ベル等の地区音響装置を鳴動させて館内にいる人に異常事態が生じたことを知らせる。自動火災報知設備の場合は、このように音響警報である地区ベルや音声警報である非常放送設備を用いた火災警報が中心であり、火災警報表示機による火災警報表示や、フラッシュライトによる光警報などは広く普及していない。
特開2002−74533号公報
地区ベル等の地区音響装置は、建物内にいる人に災害が発生したことを知らせ、避難を行わせるために警報音を鳴動する。しかし、地区音響装置が鳴っても避難を開始する人は少ないと言われている。これは、人が災害を認知する際に、非日常的な行動を避けようとするバイアスがかかっているためである。このバイアスには、警報を報知されても正常であると考えようとする正常バイアスと、他の人が周囲にいる場合に互いに他の人が警報により動かない様子を見てしまい、安心してしまう同調性バイアスがあることが知られている。これらのバイアスに対して、単純な音響警報だけでなく、様々なツール及び態様で警報を行ったり、具体的な情報を提供したりすることで、バイアスを下げることができると言われている。たとえば、単なる音響警報だけでなく、表示によりどこでどのような異常事態が発生したかという具体的な情報を人に提供すると、バイアスが下がって避難行動をとりやすくなる。
本発明では、スマートフォン等の携帯端末を所持する人が建物に入って在館者となる際に、iBeacon(登録商標)等の近距離無線信号を使用した技術によって携帯端末の入館検出を行う。そして、火災等の異常が生じた場合には、携帯端末により火災等の異常に対する音響警報を発するとともに、火災の災害情報を携帯端末の画面に表示して、火災発生場所などの具体的な情報を提供する。本発明は、このような個人に対する具体的な情報提供によって在館者の自主的な避難を促すものであり、以下の通りのものである。
(1)本発明は、建物に設置される自動火災報知設備から火災情報を含む災害情報を受信する災害情報サイトと、前記建物の出入口で発信器IDを含んだ近距離無線信号を発信する信号発信器と、を備える警報システムであって、前記近距離無線信号を受信した携帯端末に前記発信器IDにより前記災害情報サイトを関連付けさせて、前記災害情報サイトから前記携帯端末に通信網を介して情報通信可能にするとともに、前記災害情報サイトは、前記災害情報を受信すると、関連付けられた前記携帯端末に前記通信網を介して前記災害情報に関する災害報知情報を送信し、前記携帯端末の発音手段に警報を発音させるとともに表示手段に前記災害報知情報を表示させる、警報システムである。
(2)また、本発明は、(1)において、前記信号発信器は建物内各所に設置され、前記災害情報サイトは、前記発信器IDにより前記携帯端末の位置に基づく前記災害報知情報を送信する、警報システムである。
(3)また、本発明は、前記(1)又は(2)において、前記災害情報サイトが前記携帯端末に送信する前記災害報知情報は、火災報知情報以外に地震報知情報又は異常気象報知情報である、警報システムである。
(4)また、本発明は、携帯端末に、発信器IDを含んだ近距離無線信号を検出するステップと、前記検出により通信網を介して建物の災害情報サイトと関連付けるステップと、関連付けられた前記災害情報サイトから前記通信網を介して前記発信器IDに応じた災害報知情報を受信するステップと、前記災害報知情報の受信により、発音手段から警報を発音するとともに、表示手段に前記災害報知情報を表示するステップと、を実行させるためのプログラムである。
(5)また、本発明は、前記(4)プログラムが組み込まれた、デパート各社や各店の情報提供用アプリケーションプログラムである。
本発明の請求項1,4に記載の構成によると、在館者が保持する携帯端末は、建物の出入口で近距離無線信号を検出して、その建物の災害情報サイトと関連付けられており、災害報知情報を受信すると警報を発音するとともに災害報知情報を表示して、在館者に報知することができる。これにより、在館者は災害情報を正しく認識して避難しなければならないと理解し、正常バイアスが下がって避難させることができる。さらに、携帯端末を保持していない在館者に関して、携帯端末を保持する在館者が避難することにより、他の人が警報により動かないことに同調する同調性バイアスが下がるため、携帯端末を保持していない在館者も避難させることができる。すなわち、携帯端末を保持している在館者だけでなく、在館者全体の避難を促す効果を奏する。
また、本発明の請求項2に記載の構成によると、前記信号発信器は建物内各所に設置され、前記災害情報サイトでは携帯端末からのIDにより位置が特定され、携帯端末の位置に基づく災害報知情報を送信する。したがって、災害情報に加え、避難方向の指示など、在館者の所在地に応じたさらにきめの細かい報知を行うことができる。
また、本発明の請求項3に記載の構成によると、地震報知情報を携帯端末に表示させることにより地震の予告を行って商品陳列棚から離れた位置に誘導したり、異常気象報知情報により、豪雨の場合に浸水の危険性のある場所から避難させたり、竜巻の場合に窓や出入口から離れた場所に避難させたりすることができる効果を奏する。
また、本発明の請求項4に記載の構成によると、災害情報アプリケーション(請求項3のプログラム)がデパート各社や各店の情報提供用アプリケーションに組み込まれることにより、デパート各社や各店を訪れる可能性が高い人の携帯端末に災害情報アプリケーションがインストールされる。
実施例1を構成する全体像を説明するための図 実施例1の入館登録時の動作を説明するための図 実施例1の火災発生時の動作を説明するための図
次に、実施例により発明を実施する形態を説明する。
実施例1を構成する全体像を図1により説明する。図1において、100は警報支援システム、200は防火対象物としての建物(一例)に設置されるとともに警報支援システム100に接続された自動火災報知設備である。警報支援システム100において、1は災害情報サイトである支援装置、2は携帯端末、21は携帯端末の液晶画面、3は3G HighSpeed(登録商標)等の通信網である。また、自動火災報知設備200において、4は火災受信機、5は煙感知器や熱感知器等の火災感知器、6はガス漏れ感知器、7は地区音響装置、8,9は中継器、10はこれらをつなぐ信号線である。火災感知器5、地区音響装置7、中継器9は各階ごとに設けられ、火災受信機4は1階の管理室等に設けられている。また、詳細に示さない建物の1階には出入口91があり、一対の信号発信器92が設けられている。信号発信器92は、iBeaconの発信モジュールでもよい。なお、自動火災報知設備200の構成は一例であり、一般的に用いられる火災を検出して報知する設備であればよく、たとえば、各火災感知器5と火災受信機4との間で信号線10を省略できるように無線信号を用いたり、火災発生時に連動制御される防排煙機器を制御したりする設備であってもよい。
信号発信器92には発信器IDが設定されており、信号発信器92は近距離無線信号によって、常に発信器IDを発信している。発信には近距離無線信号を使用しているため、商用電源の配線を行わずに電源を電池にしても、電池交換なしで長期間使用することができる。信号発信器92には、建物の出入口91に設置された全ての信号発信器92で共通の発信器IDを設定してもよいが、異なった発信器IDを設定してもよい。発信機IDは、建物IDに対応させて、建物/信号発信器テーブルとして支援装置1に記憶させておく。このことにより、発信器IDがどの建物の信号発信器92から発信されたものかを特定することができる。
近距離無線信号は、出入口91を通過する全ての携帯端末2で捉えられることが好ましい。そのため、出入口91が小さければ近距離無線信号の強さは弱くて良いが、大型商業施設のように出入口91が大きい場合には、図1のように複数個の信号発信器92を設けたり、ある程度強い無線信号を用いたりすることが望ましい。強い無線信号とする場合には、電池の容量を大きくするか、商用電源を用いればよい。近距離無線信号の発信は常時行われているが、間欠的に常に発信していてもよい。
次に、携帯端末2の所持者が建物へ入る際の入館登録時と、火災発生時における実施例1の動作について説明する。
[入館登録時]
携帯端末2には、事前に災害情報アプリケーションのプログラムがインストールされている。この災害情報アプリケーションは携帯端末2の所持者が自らインストールしてもよいし、販売時等に携帯端末2にインストールされていてもよい。図2は実施例1の入館登録時の動作を説明するための図である。建物の出入口91には信号発信器92が設置され、信号発信器92は発信器IDを含んだ近距離無線信号を発信している。スマートフォン等の携帯端末2の所持者が、建物に入るために出入口91を通過すると、携帯端末2が近距離無線信号を捉えて発信器IDを受信する(S10)。そうすると携帯端末2は、災害情報アプリケーションにより近距離無線信号と発信器IDを検出するとともに、3G HighSpeed(登録商標)等の通信網3を介して災害情報サイトである支援装置1にアクセスし、発信器IDと携帯端末IDを送信する。このことにより災害情報サイトに関連付けられ(S11)、災害情報サイトから携帯端末2に通信網3を介して情報通信可能にする。
支援装置1は、信号発信器92が備えられた建物についての災害情報を扱う災害情報サイトである。災害情報サイトでは、災害情報アプリケーションによって携帯端末2から送られた発信器IDと携帯端末IDを関連付けて記憶する(S12)。このとき、発信機IDを建物IDに対応させて、建物/信号発信器テーブルとして支援装置1に記憶している。そのため、上記の関連付けた記憶により、言い換えれば、建物IDと携帯端末が関連付けられているとも言える。携帯端末IDは、災害発生時に携帯端末2に情報を送信するために必要となる。
携帯端末2を所持した人が建物に在館しているのか、それとも一度建物に入ってから外に出たかは、たとえば、発信器ID及び携帯端末IDが災害情報サイトに何回送られたかによって判断する。奇数回の場合にはその建物の在館者として登録し、偶数回の場合には入った後に出たとしてその建物には在館していないと登録する。また、発信器ID及び携帯端末IDが災害情報サイトに送られるとその建物の在館者として設定し、GPS等の位置情報や、他の建物の発信器IDを受信した等により明らかに建物の外にいると判断された際に、その建物の在館者である設定を解除するようにしてもよい。
後述するように、建物の在館者の全てが災害報知情報を受信する必要はないため、在館者であるにも関わらず建物の外にいる設定になっていても特に問題はない。また、建物の外にいる携帯端末2の所持者が災害情報を受信してもよい。携帯端末2で災害の場所等の表示を行えば、建物の外にいる携帯端末2の所持者は避難の必要がないと理解できる。さらに、災害の場所等の表示を見た携帯端末2の所持者が少し前にいた建物で災害が発生したことを知り、その建物に近づかない行動をとることも期待される。
また、携帯端末2を所持した人が建物に在館しているのか、それとも一度建物に入ってから外に出たかについては、携帯端末2の災害情報アプリケーションで何回発信器IDを検出したかによって判断し、その結果で入館/退館を災害情報サイトに送信してもよく、携帯端末2の位置情報によって、出入口91に対する移動方向を判断したり、また、出入口91近辺をうろついている場合などで出入口91から相当距離を離れない場合には1回と計数したりすることが可能となる。
[火災発生時]
図3は実施例1の火災発生時の動作を説明するための図である。実施例1において、建物には図1のように通信網3と接続された自動火災報知設備200が備えられている。火災が発生すると、火災感知器5のうちのいずれかが煙や熱等を感知する(S20)。たとえば、火災11が3階東側で発生した場合には、3階の東の火災感知器5が煙を捉え、信号線10を介して感知信号が火災受信機4へ送られる。蓄積機能等により火災であると判断すると、火災受信機4は火災警報動作を行う(S21)。具体的には、火災受信機4が図示しない主音響装置を鳴動させるとともに、中継器9に信号を送り、地区音響装置7を鳴動させる。
上記火災判断に基づいて、実施例1ではさらに、火災情報を火災受信機4からインターフェース41に移報する。火災受信機4からの移報を受けると、インターフェース41はLANやインターネット、3G HighSpeed等の通信網3を介して支援装置1に接続する。そして、建物IDとともに災害情報を送信する(S22)。災害情報には、たとえば、「火災発生」、「発生場所は3階東側」との情報が含まれる。
支援装置1は建物/信号発信器テーブルのほかに建物名称や建物内レイアウト等のデータを有しており、受信した建物IDと災害情報から、たとえば、「○○百貨店3階東側で火災が発生しました。落ち着いて建物の外に避難してください。」との文章を作成する(S23)。「火災発生」情報と作成した文章は火災報知情報として支援装置1に記憶される。記憶する火災報知情報は、文章だけでなく、建物内レイアウト等の種々の情報を含んでもよい。
次に、建物IDと建物/信号発信器テーブルにより送信する携帯端末IDを特定し(S24)、通信網3を介して携帯端末2へ火災報知情報を災害報知情報として配信する(S25)。携帯端末2は、災害情報アプリケーションによって関連付けられた災害情報サイトから発信器IDに応じた災害報知情報を受信することになる。
災害報知情報が配信された携帯端末2では、災害情報アプリケーションによって発音手段から災害報知情報の受信に基づく災害警報音を発音させ、表示手段である液晶画面21上に「○○百貨店3階東側で火災が発生しました。落ち着いて建物の外に避難してください。」との災害報知情報を表示する(S26)。このとき、携帯端末2が静音モードであるなしに関わらず、災害警報音の発音や、バイブレータによる携帯端末2の振動を強制的に行うなどして、携帯端末2を所持している人に警報の発生を気づかせ、液晶画面21上の災害報知情報を確認させる。携帯端末2の所持者は、「○○百貨店3階東側で火災が発生しました。落ち着いて建物の外に避難してください。」との表示を見て、外部への避難行動を開始する。なお、携帯端末2に表示する文章は、災害情報サイトから建物IDと災害情報を受信して携帯端末2内で作成するようにしてもよい。
このように、建物に在館している携帯端末2の所持者は、火災等の発生時に建物内での火災警報の発音のみならず、所持するスマートフォン等の携帯端末2からも詳細な火災報知情報を確認することができる。そのため、所持者個人に対する避難指示や、具体的な災害の情報により、避難しようとする意識が喚起される。
本発明で用いるiBeacon等の近距離無線信号は、位置情報の取得に利用できるツールであるが、本実施例のような建物の出入口におけるゲートとして用いるだけでなく、さらに、エレベータ、エスカレータ及び階段の出入口などの建物内各所にも配置し、発信器IDとエリア情報を対応させて災害情報サイトに登録しておくなどして、建物内各所のゲートとして建物内での携帯端末2が所在するエリアを判別させてもよい。
この場合、たとえば災害情報サイトは、火災発生場所の直上である4階東側のエリア用に「○○百貨店3階東側で火災が発生しました。西側の階段から落ち着いて建物の外に避難してください。東側の階段は使用しないでください。」との文章を作成し、そのエリアを示す発信器IDに対応付けられて記憶されている携帯端末IDにより、携帯端末2に送信して表示させる。そうすると、火災発生場所の直上である4階東側のエリアにいる在館者の携帯端末2のみに上記の文章が表示され、適切な避難誘導を行うことができる。さらに、発信器IDとエリア情報を対応させて災害情報サイトに登録しておけば、火災判断前である火災を感知した初期の段階に、感知場所に近いエリアにいる所持者の携帯端末2だけに災害報知情報を配信して、とりあえず避難させることもできる。
なお、実施例1では支援装置1に建物/信号発信器テーブルを設けているが、火災受信機4内に設けても良い。また、建物に設置される信号発信器92のIDを統一すれば、建物/信号発信器テーブルを設けなくても良い。さらに、この実施例1では支援装置1に対して自動火災報知設備200は1対1で示されているが、IDで区別できるので複数の建物の自動火災報知設備に対応することもできる。
実施例1では火災発生という災害に対して用いる例を示したが、地震や豪雨等の災害について用いても良い。たとえば、地震予告警報が発令された場合には、対象地域の建物の発信器IDと関連付けられた携帯端末2に対して、「この地域に地震予告警報が発せられました。商品陳列棚から離れてください。」などの地震報知情報を表示することができる。また、異常気象報知情報としては、豪雨が発生した場合には、対象地域の携帯端末2に「現在、豪雨が発生しています。地下階は浸水するおそれがありますので、2階以上に避難してください。」などと表示してもよく、竜巻警報が発令された場合には、「現在、竜巻警報が発令中です。屋外に面した扉や窓から離れた位置に避難してください。」などと表示してもよい。即ち、携帯端末2に、災害に応じた表示を行う。
そのような場合には、自治体等から建物内の火災受信機4に災害注意情報が送られて、災害情報サイトに転送される機能を付加しても良い。また、災害情報サイト内に自治体と建物の関連付けを記憶しておき、自治体等から直接的に災害情報サイトへ災害注意情報が送られて、建物内の携帯端末2に災害報知情報を配信しても良い。
実施例1では火災発生位置を災害情報サイトに送信することにより自動的に文章等の表示内容が作成されたが、建物内の防災センタ要員が表示内容を作成して災害情報サイトに送信し、建物内の携帯端末2に配信しても良い。
ところで、携帯端末2がスマートフォンであり、建物がデパートである場合、全ての在館者がスマートフォンを所持しているわけではない。しかし、在館者のうちで何割かの人が災害情報アプリケーションをインストールしたスマートフォンを所持していれば、その人達が避難行動をとることにより、他の人が警報に対して動かないことに同調する同調性バイアスが下がる。そのことにより携帯端末2を所持していない周囲の人や、災害情報アプリケーションをインストールしていない携帯端末2を所持するも避難行動をとりやすくなる。平成26年のスマートフォンの普及率は40%程度と高く、デパートでは、より高い割合でスマートフォンを所持する利用者がいると言われている。そうすると、在館者の中に高い割合で存在するスマートフォンの所持者が避難行動をとることにより、周囲に避難の必要性を喚起することができる。なお、スマートフォンの普及率は年々上昇している。
また、災害情報アプリケーションは公共性が高いため、災害情報サイトへのアクセスコマンドや特定の発信器ID等を有する近距離無線信号を携帯端末が検出すると、携帯端末の購入当初から記憶されているソフトウェアによって災害情報アプリケーションのインストールを要求したり、自動的にインストールしたりするようにしてもよい。
災害情報アプリケーションは災害情報の提供用に複数の建物で共用してもよいが、デパート各社や各店の情報提供用の近距離無線信号を発信する信号発信器を用いたシステムをベースにして、情報提供用アプリケーションプログラムに本発明の災害情報アプリケーションを組み込んでもよい。また、近年ではデパートは無料でwifi(登録商標)を使用できるようにするとともに、独自の情報提供サイトから情報サービスを提供している場合が多い。したがって、個々のデパートの情報提供サイトへの接続や、無料のwifiへの接続の際に災害情報アプリケーションを併せてインストールするようにしてもよい。
なお、本発明の実施例では実施の形態では、信号発信器92を設ける建物をデパートとして説明したが、それだけに限らず、競技場、ホール、駅、空港や屋外施設のような不特定多数の人が出入りする建物、場所であればどこにでも適用できる。
1 支援装置、2 携帯端末、21 液晶画面、3 通信網、4 火災受信機、41 インターフェース、5 火災感知器、6 ガス漏れ感知器、7 地区音響装置、8 中継器、9 中継器、10 信号線、11 火災、91 建物の出入口、92 信号発信器、100 警報支援システム、200 自動火災報知設備

Claims (4)

  1. 建物に設置される自動火災報知設備から火災情報を含む災害情報を受信する災害情報サイトと、
    前記建物の出入口で発信器IDを含んだ近距離無線信号を発信する信号発信器と、を備える警報システムであって、
    前記近距離無線信号を受信した携帯端末に前記発信器IDにより前記災害情報サイトを関連付けさせて、前記災害情報サイトから前記携帯端末に通信網を介して情報通信可能にするとともに、
    前記災害情報サイトは、前記災害情報を受信すると、関連付けられた前記携帯端末に前記通信網を介して前記災害情報に関する災害報知情報を送信し、表示手段に前記災害報知情報を表示させ、
    前記発信器IDと携帯端末IDが奇数回送られた場合には在館者として設定して携帯端末を関連づけ、偶数回送られた場合には在館者である設定を解除する、
    警報システム。
  2. 建物に設置される自動火災報知設備から火災情報を含む災害情報を受信する災害情報サイトと、
    前記建物の出入口で発信器IDを含んだ近距離無線信号を発信する信号発信器と、を備える警報システムであって、
    前記近距離無線信号を受信した携帯端末に前記発信器IDにより前記災害情報サイトを関連付けさせて、前記災害情報サイトから前記携帯端末に通信網を介して情報通信可能にするとともに、
    前記災害情報サイトは、前記災害情報を受信すると、関連付けられた前記携帯端末に前記通信網を介して前記災害情報に関する災害報知情報を送信し、表示手段に前記災害報知情報を表示させ、
    前記発信器ID及び携帯端末IDが災害情報サイトに送られると前記建物の在館者として設定し、前記携帯端末のGPSの位置情報により前記建物の外にいると判断された際に、前記携帯端末を関連づけた在館者である設定を解除する、
    警報システム。
  3. 建物に設置される自動火災報知設備から火災情報を含む災害情報を受信する災害情報サイトと、
    前記建物の出入口で発信器IDを含んだ近距離無線信号を発信する信号発信器と、を備える警報システムであって、
    前記発信器IDは、どの建物の信号発信器から発信されたものかを特定することができるものであり、
    前記近距離無線信号を受信した携帯端末に前記発信器IDにより前記災害情報サイトを関連付けさせて、前記災害情報サイトから前記携帯端末に通信網を介して情報通信可能にするとともに、
    前記災害情報サイトは、前記災害情報を受信すると、関連付けられた前記携帯端末に前記通信網を介して前記災害情報に関する災害報知情報を送信し、表示手段に前記災害報知情報を表示させ、
    前記発信器ID及び携帯端末IDが災害情報サイトに送られると前記建物の在館者として設定し、他の建物の発信器IDを受信した際に、前記携帯端末を関連づけた在館者である設定を解除する、
    警報システム。
  4. 前記信号発信器は建物内各所に設置され、
    前記災害情報サイトは、前記発信器IDにより判別される前記携帯端末の位置に基づく前記災害報知情報を送信する、
    請求項1乃至3のいずれかの警報システム。
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