JP2019067443A - 防災機器システム - Google Patents

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Abstract

【課題】防災機器には時計機能を持たせることなく、時間帯に応じた障害警報に関する動作の変更を可能とした防災機器システムを提供する。【解決手段】防災機器システムは、自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器としての火災警報器14と中央装置10とが第1のネットワークで無線接続されておいる。中央装置10は、他の機器としてのテレビ11と第2のネットワークで接続され、第2のネットワーク内の機器11の少なくとも一つは時刻情報を送信可能であり、時刻情報は中央装置10から防災機器14に送信され、防災機器14は、受信した時刻情報に応じて障害警報に関する動作状態を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、住宅内に設置される火災警報器やガス漏れ警報器などの防災機器と中央装置とを無線ネットワークで接続した防災機器システムに関する。
住宅内には、火災発生を検出し異常警報を発生する火災警報器や、ガス漏れを検出し異常警報を発生するガス漏れ警報器などの防災機器が設置される。これらの防災機器を無線ネットワークで接続した防災機器システムが知られている。かかる防災機器システムでは、例えば1つの火災警報器で火災を検出した場合に、火災検出信号を他の火災警報器に無線送信して、他の火災警報器でも異常警報を発生させるといったことが可能となる。
住宅用の防災機器は、主に電池によって駆動される。防災機器が、火災等の監視に加えて、無線通信も行うことができるように構成されていることにより、電池が機器の寿命よりも早く消耗することがある。この場合には、電池電圧の低下が検出されるので、防災機器は、電圧低下を検出したら電池切れの障害警報を発生する。また、電池切れ以外に、防災機器において何らかの障害が発生した場合にも、防災機器が障害警報を発生することがある。
防災機器からの電池切れ等の障害発生の警報は、音や光を発生することによってなされる。このような障害警報が夜間に発生されることは、利用者にとっては睡眠を妨げられるなどするため、望ましくない。そこで、夜間には障害警報を発生しないようにし、昼間に障害警報を発生させるようにすることが考えられる。
しかし、その場合には防災機器に時計機能を持たせる必要がある。防災機器に対し個別的に時計機能を持たせると、消費電力の増大により電池寿命に影響し、また、部品が増加してコストアップに繋がる。また、安価な時計を防災機器に搭載したとしても、長い時間の間に時計の誤差が蓄積し、次第に時間がずれていくため、当初設定した時間帯で所定の動作が行われない可能性がある。
この点については、例えば複数の防災機器のうち一つをマスターに、それ以外をスレーブに、それぞれ設定し、マスターの防災機器からスレーブの防災機器に時刻情報を配信し、マスターの防災機器は外部からの時刻情報と定期的に同期することで、スレーブの防災機器には時計機能を持たせる必要がないようにすることが可能である。このような防災機器システムとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2010−181921号公報
防災機器にマスターとスレーブを設定する場合、マスターの防災機器には時計機能が必要であるから、同じ種類の防災機器(例えば火災警報器)であっても、時計機能を有したものと有しないものを作り分ける必要がある。時計機能を有する防災機器では、時計機能や、時刻を同期するための電力も必要となるため、電池の消耗が早くなる可能性もある。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、防災機器には時計機能を持たせることなく、時間帯に応じた障害警報に関する動作の変更を可能とした防災機器システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る防災機器システムは、自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続され、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つは時刻情報を送信可能であり、該時刻情報は前記中央装置から前記防災機器に送信され、
前記防災機器は、受信した前記時刻情報に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
請求項1に係る発明によれば、第2のネットワーク内の機器から取得した時刻情報に基づいて、防災機器の障害警報に関する動作状態を変更することができる。
また、請求項2の発明に係る防災機器システムは、前記時刻情報を送信可能な前記機器は、夜間の所定時間に第1の時刻情報を送信し、昼間の所定時間に第2の時刻情報を送信し、
前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信した際と、前記第2の時刻情報を受信した際に、それぞれ前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
請求項2に係る発明によれば、昼間と夜間とで防災機器の障害警報に関する動作状態を変えることができる。
さらに、請求項3の発明に係る防災機器システムは、前記防災機器は、自機の障害発生時に前記障害警報を発生する警報発生手段を有し、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間は、前記警報発生手段から前記障害警報を発生させない動作状態となることを特徴として構成されている。
請求項3に係る発明によれば、夜間の時間帯には防災機器から障害警報を発生させないようにして、利用者の睡眠を妨げないようにすることができる。
さらにまた、請求項4の発明に係る防災機器システムは、前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間に自機の障害が発生した場合には、前記第2の時刻情報を受信した後に前記警報発生手段に前記障害警報を発生させることを特徴として構成されている。
請求項4に係る発明によれば、夜間の時間帯には防災機器から障害警報を発生させないが、昼間の時間帯となった時点で障害警報が発生されるので、利用者が早期に機器の障害について発見することが可能となる。
そして、請求項5の発明に係る防災機器システムは、前記中央装置は、建物内の人の有無を検出可能な在宅検出手段と接続されると共に、該在宅検出手段で検出された建物内の人の有無の情報を前記防災機器に送信し、
前記防災機器は、前記在宅検出手段で検出された建物内の人の有無に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
請求項5に係る発明によれば、建物内に人が不在の場合には障害警報を発生しないようにして、無駄な障害警報を減らすことができる。
また、請求項6の発明に係る防災機器システムは、前記中央装置は、前記防災機器で異常を検出した場合に、前記第2のネットワークで接続された機器に対して、異常検出信号を送信することを特徴として構成されている。
請求項6に係る発明によれば、第2のネットワーク内の機器において、異常発生を知らせる表示等を行うことが可能となる。
さらに、請求項7の発明に係る防災機器システムは、前記中央装置は、前記防災機器で障害を検出した場合に、前記防災機器または外部から障害対応情報を取得し、該障害対応情報を前記第2のネットワークで接続された機器に対して送信することを特徴として構成されている。
請求項7に係る発明によれば、防災機器に関する説明書等を紛失していても、第2のネットワーク内の機器に説明等を表示させることができ、防災機器の障害に対して円滑に対応することが可能となる。
さらにまた、請求項8の発明に係る防災機器システムは、自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、自機の障害発生時に、前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した前記中央装置は、前記時刻情報に応じて前記障害警報の発生可否の情報を前記防災機器に送信することを特徴として構成されている。
請求項8に係る発明によれば、第2のネットワーク内の機器から取得した時刻情報に基づいて、防災機器の障害警報に関する動作を異ならせることができる。
そして、請求項9の発明に係る防災機器システムは、自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、内部クロックを有しており、所定間隔おきに前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した中央装置は、前記時刻情報を前記防災機器に送信し、前記時刻情報を受信した前記防災機器は、前記内部クロックを当該時刻情報に基づいて補正し、
前記防災機器は、自機の障害発生時には、補正された前記内部クロックの時刻に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
請求項9に係る発明によれば、定期的に内部クロックを補正し、防災機器が有する内部クロックを用いて障害警報に関する動作状態の切替を行うことができる。
本発明に係る防災機器システムによれば、第2のネットワーク内の機器から取得した時刻情報に基づいて、防災機器の障害警報に関する動作状態を変更するので、防災機器に時計機能を持たせることなく、時刻に応じた動作状態の変更を行うことができる。
防災機器システムの全体構成図である。 住宅内に設置される機器の構成図である。 時間帯による防災機器の動作状態変更に関するフローチャートである。 電池残量が低下したことに伴う火災警報器の障害警報発生のフロー図である。 第2の実施形態における防災機器システムの全体構成図である。 第2の実施形態における防災機器システムを構成する各機器の構成図である。 住宅内の人の有無を判断するフローチャートである。 就寝しているか否かの検出のフローチャートである。 火災警報器における障害警報の動作フローチャートである。 中央装置で障害警報の可否を判断する場合のフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、住宅に設置される複数の火災警報器14と中央装置10とを有する防災機器システムについて説明する。図1には防災機器システムの全体構成図を、図2には防災機器システムを構成する各機器の構成図を、それぞれ示している。
(防災機器の設置と警報の性質)
図1に示すように、住宅1には、複数の部屋2,3,4があり、それぞれに火災発生を検出し異常警報を発生可能な防災機器としての火災警報器14が設置されている。また、部屋3には、火災発生時に火災警報器14からの信号を受信することで異常警報を発生可能な防災機器としての火災受信器15が設置されている。火災警報器14や火災受信器15は、火災検出時の異常警報と、自機の障害発生時の障害警報とを、それぞれ発生することができる。なお、本実施形態において異常とは火災発生のことをいい、障害とは電池残量低下や回路の故障など火災警報器14等の正常動作を妨げる事象をいう。
異常警報は、火災等の異常発生時の警報であるので、緊急性を有し、住宅1内の人の有無に関わらず発生させる必要がある性質を持っているが、障害警報は電池残量低下などの障害を知らせるものであり、緊急性は有しておらず、住宅1内に人がいて気付かなければその意義を有しない性質を持っている。障害警報は緊急性を有しないので、障害が発生した際に必ずしも直ちに発生させる必要はなく、夜間の就寝時などには発生させず、昼間になってから発生させることが可能である。また、住宅1内に人が不在の場合にも、必ずしも直ちに発生させる必要はなく、住宅1に人が帰宅してきてから発生させることが可能である。本実施形態では、時間帯に応じた動作状態の変更について説明する。
(各防災機器の構成)
本実施形態の火災警報器14は、図2に示すように、光電式で火災時に発生する煙を検出することのできるセンサ14aと、複数の火災警報器14や火災受信器15及び中央装置10が無線で接続された無線ネットワーク内での情報の送受信を行う無線通信部14bと、異常を検出した場合の異常警報や自機に障害が発生した場合の障害警報を、音声により発生する警報発生部14cとを有している。
火災受信器15は、情報の送受信を行う無線通信部15aと、火災警報器14からの信号を受信することで音声及び光により異常警報を発生する警報発生部15bとを有している。警報発生部15bは、自機の障害が検出された場合には障害警報も発生する。火災警報器14や火災受信器15は、電池14d,15cによって駆動される。
火災警報器14の無線通信部14bや火災受信器15の無線通信部15aは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備の標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備えている。ただし、これ以外の規格に準拠していてもよいし、独自の規格による構成であってもよい。
火災警報器14は、図1では各部屋の壁面に設けられているが、天井などに設置されるものであってもよい。火災警報器14の火災を検出する原理としては、本実施形態では煙を検出するものであるが、その他にも熱検出、火炎検出、あるいはこれらのうち複数を組み合わせたもののいずれであってもよい。
(防災機器システムのその他の構成)
住宅1の部屋2には、さらに中央装置10とテレビ11が設置されている。中央装置10は、住宅1内の各火災警報器14と第1のネットワークにより接続されており、住宅1内のテレビ11とは第2のネットワークにより接続されている。なお、第2のネットワークには、テレビ11だけでなくその他の家電機器も接続されるが、本実施形態では省略する。中央装置10は、さらに外部のインターネット網5とも接続されており、該インターネット網5を介して外部との情報の送受信を行うことができる。
(ネットワークの構成)
第1のネットワークは、火災警報器14や火災受信器15間で無線通信を行うために、上述した無線通信部14b,15aの規格に基づく第1の通信方式が採用されている。第2のネットワークは、中央装置10と住宅1内の家電機器との間で無線通信を行うために、第2の通信方式が採用されている。第2の通信方式は、第1の通信方式とは異なる所定の規格に基づく通信方式であって、家電機器専用の通信方式であってもよいし、また、家電機器以外の機器においても用いられる汎用的な通信方式であってもよい。
(中央装置の構成)
中央装置10は、図2に示すように、各機器との通信制御を行う制御部10aと、第2のネットワークの各機器との通信を行う無線通信部10bと、インターネット網5との通信を行うインターネット通信部10cとを有している。また、テレビ11は、少なくとも表示部11a、無線通信部11b、及び時計部11cを有している。なお、テレビ11と中央装置10は、有線で接続されていてもよく、その場合には、テレビ11は有線通信部(図示しない)を有する。
また、中央装置10は、第1のネットワークと第2のネットワークの間で情報の送受信を行うことが可能な中継部10dを有している。中央装置10は本来、第2のネットワークに用いられる機器であり、そのままではそれぞれ規格が異なる第1のネットワークと第2のネットワークとの間で情報の送受信を行うことはできないが、中継部10dを有していることにより、中央装置10が火災警報器14や火災受信器15のネットワークである第1のネットワークの構成機器ともなることができ、両無線ネットワーク間での情報のやりとりを行うことが可能となる。なお、中継部10dは、第1のネットワークの各機器との通信を行う機能も有している。
(異常検出時における防災機器の動作)
いずれかの火災警報器14において、センサ14aが火災の発生を検出すると、当該火災警報器14は、警報発生部14cから音声による異常警報を発生する。それと共に、当該火災警報器14は、無線通信部14bから他の火災警報器14や火災受信器15に対して火災発生信号を送信し、その火災発生信号を受信した他の火災警報器14は、警報発生部14cから音声による異常警報を発生し、火災発生信号を受信した火災受信器15は、警報発生部15bから光及び音声による異常警報を発生する。
また、火災警報器14からの火災発生信号は、中央装置10も受信する。火災発生信号を受信した中央装置10は、火災が発生した旨の情報を、インターネット網5を介して外部のセキュリティ会社や消防署等に送信することができる。また、中央装置10は、火災発生信号を第2のネットワークの機器に対して送信することもできる。例えば、テレビ11に火災発生信号を送信し、当該火災発生信号を受信したテレビ11は、自動的に火災発生を示す表示をすることができる。このように、第1のネットワークと第2のネットワークを跨いだ情報の送受信によって、利用者がより確実に火災発生を把握することができる。
(障害警報について)
火災警報器14や火災受信器15は、電池14d,15cの残量が少なくなったことを、電圧レベルの低下により検出することができる。電池14d,15cの残量が少なくなったことを検出した火災警報器14や火災受信器15は、警報発生部14c,15bからその旨の障害警報を音声で発生させる。この際の各機器の動作について以下説明する。なお、火災警報器14と火災受信器15では、この場合の動作は同様であるので、ここでは火災警報器14についてのみ説明する。
まず、火災警報器14は、電池14dの残量が少なくなったことを検出した際に、直ちに障害警報を発生させる第1の動作状態と、電池14dの残量が少なくなったことを検出した際に、すぐには障害警報を発生させず、障害警報の待機状態となる第2の動作状態とを切り替えることができる。これら動作状態の切替は、後述する時刻情報に基づいて行われる。
(火災警報器の障害警報に関する動作状態切替)
図3には、火災警報器14における動作状態切替のフロー図を示している。時刻情報とは、午前7時や午後2時といった時刻に対応する情報のことをいう。本実施形態では、午前7時と午前0時の2回、火災警報器14の動作状態を切替えるので、少なくとも2種類の情報が、各機器間で送受信できればよい。
時刻情報の取得は、第2のネットワークに接続されたテレビ11において行われる。テレビ11は、受信するテレビ放送の信号から時刻を認識してもよいし、内蔵する時計機能から時刻を認識してもよい。ただし、内蔵する時計機能を利用する場合には、時刻が次第にずれていることが考えられるので、テレビ放送の信号などから所定期間ごとに時刻の補正を行うことが望ましい。
ここでは、午前0時の時刻情報のことを第1の時刻情報と、午前7時の時刻情報のことを第2の時刻情報とする。図3に示すように、テレビ11が第1の時刻情報を取得したら(SA−1)、テレビ11は第1の時刻情報を中央装置10に対して送信する(SA−2)。テレビ11は、その後、第2の時刻情報を取得したら(SA−3)、テレビ11は第2の時刻情報を中央装置10に対して送信する(SA−4)。
第1の時刻情報をテレビ11から受信した(SB−1)中央装置10は、第1の時刻情報を第1のネットワーク内の火災警報器14に対して送信する(SB−2)。また、第2の時刻情報をテレビ11から受信した(SB−3)中央装置10は、第2の時刻情報を火災警報器14に対して送信する(SB−4)。
第1の時刻情報を中央装置10から受信した(SC−1)火災警報器14は、第1の動作状態から第2の動作状態に切り替わる(SC−2)。ここで、火災警報器14の第1の動作状態とは、電池残量が所定よりも低下した場合に、警報発生部14cから直ちに障害警報を発生する動作状態のことであり、火災警報器14の第2の動作状態とは、電池残量が所定よりも低下した場合であっても、障害警報を発生しない動作状態のことである。火災警報器14が第1の時刻情報を受信した際には、火災警報器14は第2の動作状態に切り替わるので、それ以降第2の時刻情報を受信するまでの間は、電池残量が所定よりも低下した場合であっても、すぐには障害警報を発生しないことになる。
第2の時刻情報を中央装置10から受信した(SC−3)火災警報器14は、第2の動作状態から第1の動作状態に切り替わる(SC−4)。すなわち、火災警報器14が第2の時刻情報を受信した際には、火災警報器14は第1の動作状態に切り替わるので、それ以降第1の時刻情報を受信するまでの間は、電池残量が所定よりも低下した場合に、直ちに障害警報を発生することになる。
第1の時刻情報と第2の時刻情報を、それぞれ何時とするかは、テレビ11から設定することができる。テレビ11には、火災警報器14など第1のネットワーク内の機器の設定を行うアプリケーションが予め設けられている。このアプリケーションは、テレビ11のリモコンにより操作可能であり、これによって第1の時刻情報と第2の時刻情報を設定することで、テレビ11は設定された時間になると、第1の時刻情報または第2の時刻情報を送信する。
また、時刻情報を送信する別の形態としては、下記のようなものが考えられる。火災警報器14から中央装置10に対し、所定時間毎にリクエスト信号が送信され、当該リクエスト信号は第2のネットワークの機器に送信され、リクエスト信号を受信したテレビ11は、第1の時刻情報または第2の時刻情報で設定された時刻となっていた場合には、いずれかの信号を送信する。このように構成されていてもよい。
(電池残量低下時における火災警報器の動作)
図4には、電池残量が低下したことに伴う火災警報器14の障害警報発生のフロー図を示している。まず、火災警報器14は、電池残量が低下していないか否かを検出する(SD−1)。電池残量が低下していなければ、SD−1のステップを繰り返す。
SD−1のステップで、電池残量が低下していることが検出されたら、火災警報器14は自身が第1の動作状態であるか否かを検出する(SD−2)。ここで第1の動作状態であった場合には、火災警報器14は警報発生部14cから直ちに障害警報を発生させる(SD−3)。なお、火災受信器15の場合には、警報発生部15bから光と音による障害警報が発生される。
SD−2のステップにおいて、火災警報器14が第1の動作状態でない、すなわち第2の動作状態であった場合には、火災警報器14は障害警報を発生せず、第2の時刻情報を中央装置10から受信するまで待機する(SD−4)。火災警報器14が第2の時刻情報を中央装置10から受信したら、火災警報器14は第2の動作状態から第1の動作状態に切り替わる(SD−5)。そして、直ちに警報発生部14cから障害警報を発生させる(SD−6)。
第1の時刻情報は午前0時に対応した情報であり、第2の時刻情報は午前7時に対応した情報であるから、火災警報器14が第1の時刻情報を受信してから第2の時刻情報を受信するまでの間は、深夜の時間帯である。この深夜の時間帯には、火災警報器14が電池残量低下を検出しても、すぐには障害警報を発生せず、午前7時になるのを待ってから障害警報を発生するので、深夜の時間帯に障害警報を発することがないようにすることができる。一方で、深夜以外の時間帯には、火災警報器14が電池残量低下を検出した場合に、直ちに障害警報が発せられる。
また、時刻に合わせた動作状態の変更のための時刻情報は、第2のネットワーク内の機器であるテレビ11から取得するので、時計機能を火災警報器14や火災受信器15が有している必要がない。これにより、火災警報器14火災受信器15の部品点数増加を抑えることができる。また、火災警報器14や火災受信器15を、時計機能を有したものと有しないものに作り分ける必要もなく、全て共通化することができるので、更なる効率化を図ることができる。
本実施形態では、第1の時刻情報は午前0時に、第2の時刻情報は午前7時に対応する情報としたが、他の時刻を各時刻情報に対応させてもよい。また、本実施形態では、火災警報器14が第2の動作状態であった場合に、障害警報を第2の時刻情報受信後、直ちに発生させているが、これには限られず、さらに他の条件を満たした場合に障害警報を発生するようにしてもよい。さらに、本実施形態では、電池残量低下の障害警報発生について説明したが、障害としては電池残量低下に限られず、例えば自己診断によるセンサ14aや回路の故障などの様々な障害について障害警報を発生する場合にも、本発明を適用できる。
また、火災警報器14から障害警報を発生させる際に、テレビ11に所定の情報を表示させるようにしてもよい。この場合、火災警報器14は、警報発生部14cから障害警報を発生させる際に、中央装置10に対し第1のネットワークを通じて障害検出情報を送信する。このとき、火災警報器14からは、自身が記憶する障害対応情報である電池交換手順に関する情報を、併せて中央装置10に対し送信する。障害検出情報及び障害対応情報を受信した中央装置10は、これらを第2のネットワークを通じてテレビ11に送信する。中央装置10から情報を受信したテレビ11は、表示部11aに電池交換手順の情報を表示する。
火災警報器14の電池の寿命は長く、電池を交換する時期には火災警報器14の説明書等は紛失していることも多いので、電池交換手順の情報がテレビ11に表示されることにより、利用者は障害警報が電池残量低下によるものであることを容易に認識できると共に、電池交換の手順も容易に理解することができる。また、障害対応情報である電池交換手順の情報は、火災警報器14から中央装置10に送信されるものには限られず、障害検出情報を受信した中央装置10が、インターネット網5を通じて所定の外部から取得してもよい。
(第2の実施形態の防災機器システムの全体構成)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5には第2の実施形態における防災機器システムの全体構成図を、図6には第2の実施形態における防災機器システムを構成する各機器の構成図を、それぞれ示している。図5に示すように、本形態の防災機器システムは、部屋2,3,4にそれぞれ火災警報器14が設置され、部屋3には火災受信器15が設置され、部屋2には中央装置10及びテレビ11が設置される点では、第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態において異常とは、火災発生のみならず、ガス漏れも含まれる。
本実施形態では、さらに部屋2,4に消火器12がそれぞれ設置され、部屋2,4には人感センサ16がそれぞれ設置され、部屋3にはガス漏れ警報器13が設置されている。また、部屋2にはレコーダ24が、部屋2,3,4にはそれぞれ照明機器23が、部屋3にはコンロ22が、室外にはガスメータ21が、それぞれ設置されている。
(各防災機器の構成)
消火器12は、火災発生時に火炎に向かって噴射することで、消火を行うためのものであって、本実施形態ではさらに消火器12に無線通信部12aを設けてあり、中央装置10との間で無線通信可能としている。無線通信部12aは、電池12bによって駆動される。
ガス漏れ警報器13は、ガスが漏れていた場合にセンサ13aによってガスを検出し、異常警報を発生するものであり、さらに中央装置10との間で無線通信を行う無線通信部13bと、ガス漏れ警報や電池残量低下の障害警報を発生する警報発生部13cと、電力を供給する電池13dとを有している。
人感センサ16は、人間が発する赤外線を検知するセンサ16aを有し、部屋に人がいるか否かを検出することができる。また、人感センサ16は、人の有無の検出結果を、無線通信部16bを用いて中央装置10に対し無線送信することができる。
本実施形態では、火災警報器14、火災受信器15、人感センサ16、消火器12、及びガス漏れ警報器13は、中央装置10との間で第1のネットワークを構成している。
(各家電機器の構成)
レコーダ24は、中央装置10と無線通信可能な無線通信部24aと、時計部24bとを有している。レコーダ24はテレビ放送を録画する機能を有するものであるが、本実施形態ではテレビ11の代わりに時計機能を有する機器として利用することができる。
各部屋2,3,4に設置されている照明機器23には、中央装置10と無線通信可能な無線通信部23aが設けられている。照明機器23は、照明のオン・オフ状態の情報を、中央装置10に対して無線送信することができる。
ガスメータ21は、住宅1内でのガスの使用量を計測するものであり、その計測を行う計測部21aと、計測結果を中央装置10に対して無線送信する無線通信部21bとを有している。コンロ22は、台所である部屋3に設置されており、調理に用いられるが、その使用状態を中央装置10に対して無線送信する無線通信部22aを有している。
本実施形態では、テレビ11、ガスメータ21、コンロ22、照明機器23、レコーダ24は、中央装置10との間で第2のネットワークを構成している。
(第2の実施形態における障害警報)
本実施形態の防災機器システムでは、火災警報器14、火災受信器15、消火器12、及びガス漏れ警報器13が、それぞれ電池14d,15c,12b,13dを有しており、これらの機器は、電池残量が低下した際に障害警報を発生する。そして、各機器においては、テレビ11またはレコーダ24の時計機能を用いて、深夜の時間帯には障害警報を発生しないようにすることができる。また、それに加えて、住宅1内の人の有無や、就寝しているか否かといった条件に応じて、動作状態を変更することができる。以下、その動作について説明する。
(住宅内の人の有無の判断)
住宅1内の人の有無は、在宅検出手段としての人感センサ16によって検出することができる。また、在宅検出手段として、ガスメータ21やコンロ22を用いることもできる。ガスメータ21やコンロ22は、住宅1内に人がいると判断することに用いられる。例えば、ガスメータ21の計測部21aで検出されるガスの使用量が所定以上である場合には、住宅1内に人がいると判断することができる。また、コンロ22が使用中である場合にも、住宅1内に人がいると判断することができる。
住宅1内の人の有無は、1つの機器だけでなく、複数の機器を用いる方が、より正確に検出することが可能となる。例えば、各機器の情報を受信する中央装置10の動作として、図7に示すようなフローとすることができる。まず、コンロ22が使用されているか否かを検出し(SE−1)、使用されていれば在宅と判断する(SE−2)。コンロ22が使用されていなかった場合、ガスメータ21で検出されるガス使用量が所定以上であるか否かを検出し(SE−3)、所定以上であった場合には在宅と判断する(SE−4)。ガス使用量が所定より少ない場合、人感センサ16で人がいるか否かを検出する(SE−5)。人感センサ16で人がいると検出されれば、在宅と判断し(SE−6)、人感センサ16で人がいないと検出されれば、不在と判断する(SE−7)。なお、住宅1内の人の有無については、中央装置10で判断してもよいが、各機器からの情報を火災警報器14などの第1のネットワークの機器が中央装置10を通じて取得し、第1のネットワークの機器において判断するようにしてもよい。
(住宅内の人の就寝の判断)
住宅1内の人が就寝しているか否かについては、テレビ11またはレコーダ24の時計機能と照明機器23によって検出することができる。ここで、テレビ11またはレコーダ24は、第1の実施形態と同様に、所定の時間、例えば午前0時と午後7時に、それぞれ第1の時刻情報と第2の時刻情報を中央装置10に対して送信するものとする。この場合に、中央装置10による就寝しているか否かの検出は、図8に示すようなフローとすることができる。
まず、中央装置10は、第1の時刻情報の受信後であって第2の時刻情報の受信前、すなわち深夜の時間帯であるか否かを検出する(SF−1)。深夜の時間帯でなかった場合は、就寝している状態ではないと判断されるので、そのままフローを終了する(SF−2)。SF−1で深夜の時間帯であった場合には、さらに照明機器23の使用状態を検出し(SF−3)、少なくとも1つの照明機器23がオンであった場合にはまだ就寝していないものと判断し、フローを終了する(SF−4)。SF−3において全ての照明機器23がオフであった場合には、就寝しているものと判断できる(SF−5)。なお、住宅1内の人が就寝しているか否かについても、中央装置10で判断してもよいが、各機器からの情報を火災警報器14などの第1のネットワークの機器が中央装置10を通じて取得し、第1のネットワークの機器において判断するようにしてもよい。
(第2の実施形態における障害警報発生の動作)
これらの判断を加えた火災警報器14における障害警報の動作フローについて図9に示している。まず、火災警報器14は、電池残量が低下していないか否かを検出する(SG−1)。電池残量が低下していなければ、SG−1のステップを繰り返す。
SG−1のステップで、電池残量が低下していることが検出されたら、住宅1内の人の有無が判断される(SG−2)。ここの判断は、図7のフローにて行われ、中央装置10で行われた判断の情報を火災警報器14が受信するようにしてもよいし、火災警報器14が必要な情報を受信して自身で判断するようにしてもよい。
SG−2において住宅1内に人がいないと判断された場合、火災警報器14の動作状態にかかわらず、火災警報器14は第2の動作状態となる(SG−3)。すなわち、直ちには障害警報を発生しない動作状態となる。続いて、図7のフローを所定時間毎に繰り返し(SG−4)、人がいることが検出された、すなわち帰宅したと判断されたら、火災警報器14は第1の動作状態に切り替わり(SG−5)、障害警報を発生する(SG−6)。
SG−2において住宅1内に人がいると判断された場合、次に火災警報器14が第1の動作状態であるか否かを検出する(SG−7)。ここで第1の動作状態であった場合には、火災警報器14は警報発生部14cから直ちに障害警報を発生させる(SG−8)。
SG−7において火災警報器14が第2の動作状態であった場合には、さらに住宅1内の人が就寝しているか否かを判断する(SG−9)。この判断は、図8のフローにて行われ、中央装置10で行われた判断の情報を火災警報器14が受信するようにしてもよいし、火災警報器14が必要な情報を受信して自身で判断するようにしてもよい。
SG−9で就寝していると判断されない場合には、火災警報器14は第1の動作状態に切り替わり(SG−10)、警報発生部14cから障害警報を発生させる(SG−11)。SG−9で就寝していると判断された場合には、火災警報器14はさらに第2の時刻情報を中央装置10から受信するまで待機し(SG−12)、受信したら火災警報器14は第2の動作状態から第1の動作状態に切り替わる(SG−13)。そして、直ちに警報発生部14cから障害警報を発生させる(SG−14)。
このように、第1のネットワークの機器において、第1のネットワークの他の機器や第2のネットワークの機器からの情報を基に、住宅1内の人の有無や就寝状態を判断することで、より適切に障害警報を発生させることが可能となる。具体的には、住宅1内に人がいない場合には、障害警報を発生させても誰も気付かないので、帰宅を待って障害警報を発生させることができる。また、深夜の時間帯であっても、まだ就寝していなければ、障害警報を発生させることができ、就寝していれば、翌朝を待って障害警報を発生させることができる。
ここでは火災警報器14の障害警報についての動作について説明したが、火災受信器15や消火器12、ガス漏れ警報器13においても、同様である。
また、火災警報器14など第1のネットワーク内の防災機器において、第1の時刻情報や第2の時刻情報に基づいて障害警報に関する動作状態を切替えるのではなく、中央装置10において各防災機器がいずれの動作を行うか、判断するようにしてもよい。この場合のフローチャートを図10に示している。ここでは、火災警報器14についての動作を示しているが、火災受信器15や消火器12、ガス漏れ警報器13においても同様である。
まず、火災警報器14は、電池残量低下などの自機についての障害が発生しているか否かを検出する(SH−1)。障害発生を検出した場合、中央装置10に対してリクエスト信号を送信する(SH−2)。リクエスト信号を受信した中央装置10は、図7のフローにより人の有無を検出し(SH−3)、不在の場合には火災警報器14に対し警報不可の旨の情報を送信する(SH−4)。警報不可の旨の情報を受信した火災警報器14は、障害警報を発生しない。その後、中央装置10では図7のフローを所定時間毎に繰り返し(SH−5)、帰宅と判断されたら、火災警報器14に対し警報可の旨の情報を送信する(SH−6)。この旨の情報を受信した火災警報器14は、障害警報を発生させる。
SH−3のステップで在宅と判断された場合、中央装置10は時刻が第1の時刻以降第2の時刻以前であるか否かを判断する(SH−7)。時刻は、中央装置10自身またはテレビ11などの第2のネットワーク内の機器から取得される。時刻がSH−7で判断される時間内でなかった場合には、中央装置10からは警報可の旨の情報が送信される(SH−8)。時刻がSH−7で判断される時間内であった場合には、さらに図8のフローにより就寝しているか否かが判断され(SH−9)、就寝していなければ警報可の旨の情報が中央装置10から送信される(SH−10)。
SH−9のステップで就寝中と判断された場合、中央装置10は警報不可の旨の情報を送信する(SH−11)。その後、第2の時刻となるまで待機し(SH−12)、第2の時刻になったら、中央装置10は警報可の旨の情報を送信する(SH−13)。このようなフローによっても、防災機器に時計機能を持たせることなく、障害警報に関する動作を時間帯に応じて変えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、これらの実施形態では、第2のネットワークの機器であるテレビ11またはレコーダ24が有する時計機能を用いて、第1の時刻情報や第2の時刻情報を送信するようにしたが、中央装置10に時計機能を持たせ、中央装置10から第1の時刻情報や第2の時刻情報を送信するようにしてもよい。
また、火災警報器14などの第1のネットワーク内の機器に、それぞれ内部クロックの構成を設け、その機能を利用して障害警報に関する動作状態を切替えるようにしてもよい。この場合、内部クロックは誤差が大きく、長期間使用することにより時間のズレが蓄積されていくので、以下のように補正を行うことができる。まず、所定間隔おき、例えば1日、または1週間、あるいは1か月おきに、火災警報器14は中央装置10に対しリクエスト信号を送信する。当該リクエスト信号を受信した中央装置10は、自身の時計機能または第2のネットワーク内のテレビ11などの時計機能から、正確な時刻を取得し、その時刻の情報を火災警報器14に送信する。時刻の情報を受信した火災警報器14は、自身の内部クロックを受信した時刻の情報に基づいて補正する。このように、定期的に同期を行うことで、火災警報器14の内部クロックを用いて、障害警報に関する動作状態の切替を行うことができる。
1 住宅
2 第1の部屋
3 第2の部屋
4 第3の部屋
5 インターネット網
10 中央装置
10a 制御部
10b 無線通信部
10c インターネット通信部
10d 中継部
11 テレビ
11a 表示部
11b 無線通信部
11c 時計部
12 消火器
13 ガス漏れ警報器
14 火災警報器
14a センサ
14b 無線通信部
14c 警報発生部
14d 電池
15 火災受信器
16 人感センサ
21 ガスメータ
22 コンロ
23 照明機器
24 レコーダ

Claims (9)

  1. 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
    前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続され、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つは時刻情報を送信可能であり、該時刻情報は前記中央装置から前記防災機器に送信され、
    前記防災機器は、受信した前記時刻情報に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする防災機器システム。
  2. 前記時刻情報を送信可能な前記機器は、夜間の所定時間に第1の時刻情報を送信し、昼間の所定時間に第2の時刻情報を送信し、
    前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信した際と、前記第2の時刻情報を受信した際に、それぞれ前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする請求項1記載の防災機器システム。
  3. 前記防災機器は、自機の障害発生時に前記障害警報を発生する警報発生手段を有し、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間は、前記警報発生手段から前記障害警報を発生させない動作状態となることを特徴とする請求項2記載の防災機器システム。
  4. 前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間に自機の障害が発生した場合には、前記第2の時刻情報を受信した後に前記警報発生手段に前記障害警報を発生させることを特徴とする請求項3記載の防災機器システム。
  5. 前記中央装置は、建物内の人の有無を検出可能な在宅検出手段と接続されると共に、該在宅検出手段で検出された建物内の人の有無の情報を前記防災機器に送信し、
    前記防災機器は、前記在宅検出手段で検出された建物内の人の有無に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防災機器システム。
  6. 前記中央装置は、前記防災機器で異常を検出した場合に、前記第2のネットワークで接続された機器に対して、異常検出信号を送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の防災機器システム。
  7. 前記中央装置は、前記防災機器で障害を検出した場合に、前記防災機器または外部から障害対応情報を取得し、該障害対応情報を前記第2のネットワークで接続された機器に対して送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防災機器システム。
  8. 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
    前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
    前記防災機器は、自機の障害発生時に、前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した前記中央装置は、前記時刻情報に応じて前記障害警報の発生可否の情報を前記防災機器に送信することを特徴とする防災機器システム。
  9. 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
    前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
    前記防災機器は、内部クロックを有しており、所定間隔おきに前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した中央装置は、前記時刻情報を前記防災機器に送信し、前記時刻情報を受信した前記防災機器は、前記内部クロックを当該時刻情報に基づいて補正し、
    前記防災機器は、自機の障害発生時には、補正された前記内部クロックの時刻に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする防災機器システム。
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