JP2019067443A - 防災機器システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続され、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つは時刻情報を送信可能であり、該時刻情報は前記中央装置から前記防災機器に送信され、
前記防災機器は、受信した前記時刻情報に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信した際と、前記第2の時刻情報を受信した際に、それぞれ前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
前記防災機器は、前記在宅検出手段で検出された建物内の人の有無に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、自機の障害発生時に、前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した前記中央装置は、前記時刻情報に応じて前記障害警報の発生可否の情報を前記防災機器に送信することを特徴として構成されている。
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、内部クロックを有しており、所定間隔おきに前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した中央装置は、前記時刻情報を前記防災機器に送信し、前記時刻情報を受信した前記防災機器は、前記内部クロックを当該時刻情報に基づいて補正し、
前記防災機器は、自機の障害発生時には、補正された前記内部クロックの時刻に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴として構成されている。
図1に示すように、住宅1には、複数の部屋2,3,4があり、それぞれに火災発生を検出し異常警報を発生可能な防災機器としての火災警報器14が設置されている。また、部屋3には、火災発生時に火災警報器14からの信号を受信することで異常警報を発生可能な防災機器としての火災受信器15が設置されている。火災警報器14や火災受信器15は、火災検出時の異常警報と、自機の障害発生時の障害警報とを、それぞれ発生することができる。なお、本実施形態において異常とは火災発生のことをいい、障害とは電池残量低下や回路の故障など火災警報器14等の正常動作を妨げる事象をいう。
本実施形態の火災警報器14は、図2に示すように、光電式で火災時に発生する煙を検出することのできるセンサ14aと、複数の火災警報器14や火災受信器15及び中央装置10が無線で接続された無線ネットワーク内での情報の送受信を行う無線通信部14bと、異常を検出した場合の異常警報や自機に障害が発生した場合の障害警報を、音声により発生する警報発生部14cとを有している。
住宅1の部屋2には、さらに中央装置10とテレビ11が設置されている。中央装置10は、住宅1内の各火災警報器14と第1のネットワークにより接続されており、住宅1内のテレビ11とは第2のネットワークにより接続されている。なお、第2のネットワークには、テレビ11だけでなくその他の家電機器も接続されるが、本実施形態では省略する。中央装置10は、さらに外部のインターネット網5とも接続されており、該インターネット網5を介して外部との情報の送受信を行うことができる。
第1のネットワークは、火災警報器14や火災受信器15間で無線通信を行うために、上述した無線通信部14b,15aの規格に基づく第1の通信方式が採用されている。第2のネットワークは、中央装置10と住宅1内の家電機器との間で無線通信を行うために、第2の通信方式が採用されている。第2の通信方式は、第1の通信方式とは異なる所定の規格に基づく通信方式であって、家電機器専用の通信方式であってもよいし、また、家電機器以外の機器においても用いられる汎用的な通信方式であってもよい。
中央装置10は、図2に示すように、各機器との通信制御を行う制御部10aと、第2のネットワークの各機器との通信を行う無線通信部10bと、インターネット網5との通信を行うインターネット通信部10cとを有している。また、テレビ11は、少なくとも表示部11a、無線通信部11b、及び時計部11cを有している。なお、テレビ11と中央装置10は、有線で接続されていてもよく、その場合には、テレビ11は有線通信部(図示しない)を有する。
いずれかの火災警報器14において、センサ14aが火災の発生を検出すると、当該火災警報器14は、警報発生部14cから音声による異常警報を発生する。それと共に、当該火災警報器14は、無線通信部14bから他の火災警報器14や火災受信器15に対して火災発生信号を送信し、その火災発生信号を受信した他の火災警報器14は、警報発生部14cから音声による異常警報を発生し、火災発生信号を受信した火災受信器15は、警報発生部15bから光及び音声による異常警報を発生する。
火災警報器14や火災受信器15は、電池14d,15cの残量が少なくなったことを、電圧レベルの低下により検出することができる。電池14d,15cの残量が少なくなったことを検出した火災警報器14や火災受信器15は、警報発生部14c,15bからその旨の障害警報を音声で発生させる。この際の各機器の動作について以下説明する。なお、火災警報器14と火災受信器15では、この場合の動作は同様であるので、ここでは火災警報器14についてのみ説明する。
図3には、火災警報器14における動作状態切替のフロー図を示している。時刻情報とは、午前7時や午後2時といった時刻に対応する情報のことをいう。本実施形態では、午前7時と午前0時の2回、火災警報器14の動作状態を切替えるので、少なくとも2種類の情報が、各機器間で送受信できればよい。
図4には、電池残量が低下したことに伴う火災警報器14の障害警報発生のフロー図を示している。まず、火災警報器14は、電池残量が低下していないか否かを検出する(SD−1)。電池残量が低下していなければ、SD−1のステップを繰り返す。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5には第2の実施形態における防災機器システムの全体構成図を、図6には第2の実施形態における防災機器システムを構成する各機器の構成図を、それぞれ示している。図5に示すように、本形態の防災機器システムは、部屋2,3,4にそれぞれ火災警報器14が設置され、部屋3には火災受信器15が設置され、部屋2には中央装置10及びテレビ11が設置される点では、第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態において異常とは、火災発生のみならず、ガス漏れも含まれる。
消火器12は、火災発生時に火炎に向かって噴射することで、消火を行うためのものであって、本実施形態ではさらに消火器12に無線通信部12aを設けてあり、中央装置10との間で無線通信可能としている。無線通信部12aは、電池12bによって駆動される。
レコーダ24は、中央装置10と無線通信可能な無線通信部24aと、時計部24bとを有している。レコーダ24はテレビ放送を録画する機能を有するものであるが、本実施形態ではテレビ11の代わりに時計機能を有する機器として利用することができる。
本実施形態の防災機器システムでは、火災警報器14、火災受信器15、消火器12、及びガス漏れ警報器13が、それぞれ電池14d,15c,12b,13dを有しており、これらの機器は、電池残量が低下した際に障害警報を発生する。そして、各機器においては、テレビ11またはレコーダ24の時計機能を用いて、深夜の時間帯には障害警報を発生しないようにすることができる。また、それに加えて、住宅1内の人の有無や、就寝しているか否かといった条件に応じて、動作状態を変更することができる。以下、その動作について説明する。
住宅1内の人の有無は、在宅検出手段としての人感センサ16によって検出することができる。また、在宅検出手段として、ガスメータ21やコンロ22を用いることもできる。ガスメータ21やコンロ22は、住宅1内に人がいると判断することに用いられる。例えば、ガスメータ21の計測部21aで検出されるガスの使用量が所定以上である場合には、住宅1内に人がいると判断することができる。また、コンロ22が使用中である場合にも、住宅1内に人がいると判断することができる。
住宅1内の人が就寝しているか否かについては、テレビ11またはレコーダ24の時計機能と照明機器23によって検出することができる。ここで、テレビ11またはレコーダ24は、第1の実施形態と同様に、所定の時間、例えば午前0時と午後7時に、それぞれ第1の時刻情報と第2の時刻情報を中央装置10に対して送信するものとする。この場合に、中央装置10による就寝しているか否かの検出は、図8に示すようなフローとすることができる。
これらの判断を加えた火災警報器14における障害警報の動作フローについて図9に示している。まず、火災警報器14は、電池残量が低下していないか否かを検出する(SG−1)。電池残量が低下していなければ、SG−1のステップを繰り返す。
2 第1の部屋
3 第2の部屋
4 第3の部屋
5 インターネット網
10 中央装置
10a 制御部
10b 無線通信部
10c インターネット通信部
10d 中継部
11 テレビ
11a 表示部
11b 無線通信部
11c 時計部
12 消火器
13 ガス漏れ警報器
14 火災警報器
14a センサ
14b 無線通信部
14c 警報発生部
14d 電池
15 火災受信器
16 人感センサ
21 ガスメータ
22 コンロ
23 照明機器
24 レコーダ
Claims (9)
- 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続され、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つは時刻情報を送信可能であり、該時刻情報は前記中央装置から前記防災機器に送信され、
前記防災機器は、受信した前記時刻情報に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする防災機器システム。 - 前記時刻情報を送信可能な前記機器は、夜間の所定時間に第1の時刻情報を送信し、昼間の所定時間に第2の時刻情報を送信し、
前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信した際と、前記第2の時刻情報を受信した際に、それぞれ前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする請求項1記載の防災機器システム。 - 前記防災機器は、自機の障害発生時に前記障害警報を発生する警報発生手段を有し、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間は、前記警報発生手段から前記障害警報を発生させない動作状態となることを特徴とする請求項2記載の防災機器システム。
- 前記防災機器は、前記第1の時刻情報を受信してから前記第2の時刻情報を受信するまでの間に自機の障害が発生した場合には、前記第2の時刻情報を受信した後に前記警報発生手段に前記障害警報を発生させることを特徴とする請求項3記載の防災機器システム。
- 前記中央装置は、建物内の人の有無を検出可能な在宅検出手段と接続されると共に、該在宅検出手段で検出された建物内の人の有無の情報を前記防災機器に送信し、
前記防災機器は、前記在宅検出手段で検出された建物内の人の有無に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防災機器システム。 - 前記中央装置は、前記防災機器で異常を検出した場合に、前記第2のネットワークで接続された機器に対して、異常検出信号を送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の防災機器システム。
- 前記中央装置は、前記防災機器で障害を検出した場合に、前記防災機器または外部から障害対応情報を取得し、該障害対応情報を前記第2のネットワークで接続された機器に対して送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防災機器システム。
- 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、自機の障害発生時に、前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した前記中央装置は、前記時刻情報に応じて前記障害警報の発生可否の情報を前記防災機器に送信することを特徴とする防災機器システム。 - 自機の障害発生時の障害警報を発する防災機器と中央装置とが第1のネットワークで無線接続された防災機器システムであって、
前記中央装置は、他の機器と第2のネットワークで接続されると共に、該第2のネットワーク内の機器の少なくとも一つから時刻情報を取得可能であり、
前記防災機器は、内部クロックを有しており、所定間隔おきに前記中央装置に対してリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号を受信した中央装置は、前記時刻情報を前記防災機器に送信し、前記時刻情報を受信した前記防災機器は、前記内部クロックを当該時刻情報に基づいて補正し、
前記防災機器は、自機の障害発生時には、補正された前記内部クロックの時刻に応じて前記障害警報に関する動作状態を変更することを特徴とする防災機器システム。
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