JP2009214692A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロックが摩耗しても、サイプによる車両の制動性と駆動性の向上効果を維持しながら、操縦性の低下を防止する。
【解決手段】周方向の主溝とラグ溝とによってトレッド部に区画したブロック9にサイプ11を設けた空気入りタイヤであって、サイプ11の互いに向き合った溝面13を粗度の粗い面にし、幅方向の中央部15から開口部17に向かって前記面粗度を粗くしたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は空気入りタイヤに関する。
特許文献1に「空気入りタイヤ」が記載されている。
この文献の他にも、路面と接触するトレッド部に形成されたブロックにサイプ(幅方向溝)を設けた空気入りタイヤが種々提案されている。
サイプは、ウェット路や氷雪路などを車両が走行するとき、トレッド面の水を吸収し排除してタイヤの滑りを抑え制動性と駆動性及び操縦性を向上させると共に、外力を受けてブロックが撓んだときにサイプのエッジが路面を噛むエッジ効果によってタイヤのグリップ性能を高く保ち、制動性と駆動性をさらに向上させる。
特開平8−175115号公報
しかし、サイプを設けるとブロックの剛性が低下するので、乾燥した路面(ドライ路)では車両の操縦性を低下させる恐れがある。
上記提案の中に、図9〜図13に示すように、サイプ301をブロック303に設けたものがある。図10のように、このサイプ301は幅方向の両端部に中央部305に較べて浅い部分307を形成し、ブロック303の剛性を高めたことによって車両の制動性と駆動性を向上させながら操縦性の低下を防止している。
図12はタイヤが新しい状態のサイプ301を示しており、図13はタイヤが摩耗しサイプ301が短くなった状態を示している。このようにブロック303の摩耗が進行すると浅い部分307がトレッド部の表面に露出して、サイプ301は中央部305だけが残り、両端側が閉じた状態になる。
両端側が閉じた状態ではサイプ301による排水機能が大きく低下すると共に、ブロック303は剛性が高くなって撓みにくくなり、エッジ効果も低下するので、特に、ウエット路面で車両の制動性と駆動性及び操縦性が共に低下し、乗り心地も低下する。
そこで、本発明の目的は、ブロックが摩耗しても、サイプによる車両の制動性と駆動性の向上効果を維持しながら、操縦性の低下を防止する空気入りタイヤを提供することにある。
請求項1の発明は、周方向の主溝とほぼ幅方向のラグ溝とによってトレッド部に区画したブロックに、ほぼ幅方向のサイプを設けた空気入りタイヤであって、前記サイプの互いに向き合った溝面を粗度の粗い面にし、幅方向の中央部から開口部に向かって前記の面粗度を粗くしたことを特徴とする。
なお、本発明において、粗い面とは、サイプの溝面が互いに接触したときの摩擦抵抗を高くするための凸部(あるいは、凹凸部)を備えた面のことであり、粗度が粗いとは、この凸部が高いこと、あるいは、凸部の密度が高いことなどを意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された空気入りタイヤであって、前記サイプの深さ方向の底部側から開口側に向かって、前記面粗度を粗くしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載された空気入りタイヤであって、前記サイプが、前記ブロックの両側の端面に開口していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載された空気入りタイヤであって、前記サイプが、前記ブロックの片側の端面に開口していることを特徴とする。
請求項1の空気入りタイヤは、幅方向の中央部から開口部に向かって、サイプ溝面の面粗度を粗くした。
上記のように、サイプの溝面に粗度の粗い面を設けると、ブロックに外力が掛かった場合、粗い面を形成する凸部が接地による変形により互いに接触し、その摩擦抵抗により変形(撓み)が抑制されてブロックの剛性低下が防止されるので、ドライ路で車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプの排水機能とエッジ効果によりウェット路や氷雪路などで制動性と駆動性が向上する。又、接地後の変形により始めにサイプの相反する面が接触する構成とされていることにより、サイプの排水性等を充分に確保される。
また、上記のように、溝面に粗い面を設けたことによってブロックの剛性低下が防止されるから、ブロックの剛性を低下させない範囲で、サイプの深さや数を増やすことが可能になり、車両の制動性と駆動性だけでなく、乗り心地を向上させることができる。
これに加えて、本発明の空気入りタイヤでは、ブロックが摩耗するに従ってサイプ301が閉じた状態になる図9〜図13の従来例と異なり、ブロックが摩耗した場合でもサイプが閉じた状態になることはなく、サイプの排水機能とエッジ効果が維持されるので、ウェット路や氷雪路などでの車両の制動性と駆動性が高く保たれる。
請求項2の空気入りタイヤは、請求項1の発明の効果が得られる。
また、サイプの深さ方向の底部側から開口側に向かって面粗度を粗くしたので、タイヤが新しい間(ブロックの摩耗が少ない間)は、面粗度の粗い開口側部分での摩擦抵抗によってブロックの剛性と車両の操縦性が高く保たれる。さらに、ブロックの摩耗に伴ってサイプの開口側(面粗度の粗い部分)が摩耗しても、ブロックは摩耗しただけ剛性が高くなるから、サイプを設けたことによる剛性低下が補われる。
このように構成された空気入りタイヤは、新品の状態からブロックが摩耗した状態までの長い間、ブロックの剛性と車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプによる制動性と駆動性の向上効果も高く保たれる。
請求項3の空気入りタイヤは、請求項1または請求項2の発明の効果が得られる。
また、サイプがブロックの両側端面に開口しているこの構成では、従来例と異なって、ブロックが摩耗しても、サイプが両側で開放された状態が保たれて排水機能とエッジ効果が維持されるから、ウエット路面での制動性と駆動性が高く保たれる。
請求項4の空気入りタイヤは、請求項1または請求項2の発明の効果が得られる。
また、サイプがブロックの片側端面に開口しているこの構成でも、上記請求項と同様に、ブロックが摩耗してもサイプが閉じた状態にならず排水機能とエッジ効果が維持され、ウエット路面での制動性と駆動性が高く保たれる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図6は、本発明の第1実施形態を示し、図1は空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図、図2はブロックの斜視図、図3は図2のA−A断面図で、サイプの溝面を示す図、図4は図2のA−A断面図で、サイプの溝面における面粗度の分布状態を示す図、図5は図4のB−B断面図で、溝面の幅方向開口部側断面における面粗度の分布状態を示す図、図6は図4のC−C断面図で、溝面の幅方向中央部側断面における面粗度の分布状態を示す図である。
(空気入りタイヤ1の構成)
図1のように、空気入りタイヤ1は、主溝3とこれと交差するラグ溝5とによってトレッド部7に規則正しく整列された多数のブロック9を有する。図1と図2のように、各ブロック9には2本のサイプ11を設け、図3のように、サイプ11は、十分に深く形成され、且つ、その底部19はフラットに形成されている。つまり、サイプ11の深さは、その位置(中央と端部)に係わらず一定に形成されている。
図5と図6のように、サイプ11の各溝面13は凸部23を設けることによって面粗度を粗くしてあり、さらに、開口部17,17での凸部23の高さをH1にし、中央部15での凸部23の高さをそれより低いH2にすることにより、中央部15から両側の開口部17,17に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が中央部15から両開口部17に向かって大きくなるように設定されている。
また、図5のように、凸部23の間隔を開口部21側でL1にし底部19側でそれより広いL2にすることにより、底部19側から開口部21側に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が底部19側から開口部21側に向かって大きくなるように設定されている。尚、凸部23の密度ではなく、凸部23の高さ等によって摩擦抵抗が中央部15から両開口部17に向かって大きくなるようにしても良い。
(空気入りタイヤ1の効果)
上記のように構成された空気入りタイヤ1は、外力が掛かってもサイプ11の各溝面13に形成した凸部23が互いに接触することによりブロック9の変形が抑制され剛性低下が防止されるから、車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ11の排水機能とエッジ効果によってウェット路や氷雪路などで制動性と駆動性が向上する。
さらに、空気入りタイヤ1は、従来例と異なってサイプ11の深さ(表面から底部19までの寸法)を深く、且つ、底部19をフラットに形成すると共に、サイプ11がブロック9の両端(開口部17)で開口しているから、ブロック9が摩耗してもサイプ11が閉じた状態になることはなく、排水機能とエッジ効果が維持され、ウェット路や氷雪路などでの車両の制動性と駆動性が高く保たれる。
また、サイプ11(溝面13)の底部19側から開口部21側に向かって面粗度を粗くしたので、ブロック9の摩耗が少ない間は、面粗度の粗い開口部21側の部分での摩擦抵抗によってブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれ、さらに、ブロック9の摩耗に伴って開口部21側の面粗度の粗い部分が摩耗しても、ブロック9は摩耗しただけ剛性が高くなりサイプ11を設けたことによる剛性低下が補われるから、空気入りタイヤ1は新品からブロック9が摩耗した状態までの長い間、ブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ11による制動性と駆動性の向上効果も高く保たれる。
また、サイプ11(溝面13)の摩擦抵抗を高くしたことによって、上記のようにブロック9の剛性低下が防止されるから、サイプ11の深さや数をそれだけ増やすことが可能になり、車両の制動性と駆動性だけでなく、乗り心地を向上させることができる。
(実施例)
次に、表1によって実施例の説明をする。
この実施例は、空気入りタイヤ1(図1〜図6:第1実施形態)と、比較例用の空気入りタイヤ(図9〜図13)とを全輪に装着した車両を用い、下記の条件で制動性能試験と操縦性能試験を行い、その結果を表1に示した。
(1)タイヤの空気圧は、JATMA YEAR BOOKの最大負荷能力に対応する空気圧に設定した。
(2)制動性能は、新品の実施例タイヤと比較例タイヤをそれぞれ装備した車両と、トレッド部の溝深さが50%まで摩耗した実施例タイヤと比較例タイヤをそれぞれ装備した車両が、80Km/Hでウエット路面を走行中にブレーキを掛けたときの制動距離を測定し、比較例の指数を100として結果を示した。そして、指数が大きい程、結果は良好であることを示す。
(3)操縦性能は、新品の実施例タイヤと比較例タイヤをそれぞれ装備した車両を、ドライでスムーズなアスファルト路を走行させて実車フィーリング実験を行い、10段階で評価した。そして、数が大きい程、結果は良好であることを示す。
Figure 2009214692
制動性能は、新品タイヤの場合、実施例と比較例共に良好な制動性能を示したが、摩耗タイヤでは、実施例が比較例に対して優れた結果を得ており、この摩耗タイヤでの結果は、ブロック9が摩耗してもサイプ11の排水機能とエッジ効果が維持され、ウェット路で車両の制動性を高く保つ空気入りタイヤ1の効果を示している。
操縦性能は、実施例が比較例に対して優れた結果を得ており、この結果は、サイプ11の溝面13同士の摩擦抵抗を高め、ブロック9の剛性低下を防止した空気入りタイヤ1の効果を示している。
(第2実施形態)
図7によって空気入りタイヤ101(本発明の第2実施形態)の説明をする。空気入りタイヤ101は第1実施例の空気入りタイヤ1の変形例であり、図7は空気入りタイヤ101のブロック9を示す斜視図である。以下、空気入りタイヤ1と同符号を用いて説明する。
[空気入りタイヤ101の特徴及び構成]
空気入りタイヤ101は、ブロック9に2本のサイプ103が設けられており、サイプ103は、深さ(底部)が幅方向に一定になっていると共に、ブロック9の片側の端面で開口されて開口部105になり、他側で閉止されて閉止部107になっている。
サイプ103の各溝面13は凸部23を設けて面粗度を粗くしてあり、開口部105側で凸部23の高さを高くし、開口部105と閉止部107の間の中央部109側で凸部23の高さをそれより低くすることにより、中央部109から両側の開口部105と閉止部107に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が中央部109から開口部105と閉止部107に向かって大きくなるように設定されている。
また、凸部23の間隔を、深さ方向の開口側で狭くし、底部側でそれより広くすることにより、底部側から開口側に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が底部側から開口側に向かって大きくなるように設定されている。
(空気入りタイヤ101の効果)
上記のように構成された空気入りタイヤ101は、外力が掛かってもサイプ103の各溝面13に形成した凸部23が互いに接触することによりブロック9の変形が抑制され剛性低下が防止されるから、車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ103の排水機能とエッジ効果によってウェット路や氷雪路などで制動性と駆動性が向上する。
さらに、空気入りタイヤ101は、サイプ103の底部19を幅方向にフラットにすると共に、サイプ103がブロック9の片側(開口部105)で開口しているから、ブロック9が摩耗してもサイプ103が閉じた状態になることはなく、排水機能とエッジ効果が維持され、ウェット路や氷雪路などでの車両の制動性と駆動性が高く保たれる。
また、サイプ103(溝面13)の底部側から開口側に向かって面粗度を粗くしたので、ブロック9の摩耗が少ない間は、面粗度の粗い開口側部分での摩擦抵抗によってブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれ、さらに、ブロック9の摩耗に伴って開口側の面粗度の粗い部分が摩耗しても、ブロック9は摩耗しただけ剛性が高くなりサイプ103を設けたことによる剛性低下が補われるから、空気入りタイヤ101は新品から摩耗した状態までの長い間、ブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ103による制動性と駆動性の向上効果も高く保たれる。
また、サイプ103(溝面13)の摩擦抵抗を高くしたことによって、上記のようにブロック9の剛性低下が防止されるから、サイプ103の深さや数をそれだけ増やすことが可能になり、車両の制動性と駆動性だけでなく、乗り心地を向上させることができる。
(第3実施形態)
図8によって空気入りタイヤ201(本発明の第3実施形態)の説明をする。空気入りタイヤ201は第1実施例の空気入りタイヤ1の変形例であり、図8は空気入りタイヤ201のブロック9を示す斜視図である。以下、空気入りタイヤ1と同符号を用いて説明する。
[空気入りタイヤ201の特徴及び構成]
空気入りタイヤ201は、ブロック9に2本のサイプ203が設けられており、サイプ203は、深さ(底部)が幅方向に一定になっていると共に、ブロック9の両端側で閉止されて閉止部205になっている。
サイプ203の各溝面13は凸部23を設けて面粗度を粗くしてあり、凸部23の高さを両端の閉止部205側で高く、中央部207側でそれより低くすることにより、中央部207から両側の閉止部205に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が中央部207から閉止部205に向かって大きくなるように設定されている。
また、凸部23の間隔を深さ方向の開口側で狭くし、底部側でそれより広くすることにより、底部側から開口側に向かって面粗度を粗くし、溝面13同士が接触したときの摩擦抵抗が底部側から開口側に向かって大きくなるように設定されている。
(空気入りタイヤ201の効果)
上記のように構成された空気入りタイヤ201は、外力が掛かってもサイプ203の各溝面13に形成した凸部23が互いに接触することによりブロック9の変形が抑制され剛性低下が防止されるから、車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ203の吸水機能とエッジ効果によってウェット路や氷雪路などで制動性と駆動性が向上する。
また、サイプ203(溝面13)の底部側から開口側に向かって面粗度を粗くしたので、ブロック9の摩耗が少ない間は、面粗度の粗い開口側部分での摩擦抵抗によってブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれ、さらに、ブロック9の摩耗に伴って開口側の面粗度の粗い部分が摩耗しても、ブロック9は摩耗しただけ剛性が高くなりサイプ203を設けたことによる剛性低下が補われるから、空気入りタイヤ201は新品から摩耗した状態までの長い間、ブロック9の剛性と車両の操縦性が高く保たれると共に、サイプ203による制動性と駆動性の向上効果も高く保たれる。
また、サイプ203(溝面13)の摩擦抵抗を高くしたことによって、上記のようにブロック9の剛性低下が防止されるから、サイプ203の深さや数をそれだけ増やすことが可能になり、車両の制動性と駆動性だけでなく、乗り心地を向上させることができる。
(その他の実施の形態)
本発明の範囲は、上記の各実施形態に限定されない。
例えば、サイプ溝面の面粗度は、凸部や凹凸部を設けることによって粗くすることができるが、これらの凸部と凹凸部の高さ、密度、分布状態などは所望のタイヤ性能に応じて任意に選択可能であり、例えば凹凸部の振幅を大きくし、且つ、互いに対向する凹凸が噛み合うように配置しても良い。また、これらの条件は溝面の幅方向や深さ方向にわたって段階的に変化させても、徐々に変化させてもよい。
また、凸部の頂部形状は、所望の摩擦抵抗に応じてエッジ状にしても、丸みを与えてもよい。
実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部を示す平面図である。 ブロックの斜視図である。 図2のA−A断面図であり、サイプの溝面を示す。 図2のA−A断面図であり、サイプの溝面における面粗度の分布状態を示す。 図4のB−B断面図であり、溝面の幅方向開口部側断面における面粗度の分布状態を示す。 図4のC−C断面図であり、溝面の幅方向中央部側断面における面粗度の分布状態を示す。 実施形態2の空気入りタイヤのブロックを示す斜視図である。 実施形態3の空気入りタイヤのブロックを示す斜視図である。 従来例の空気入りタイヤのサイプとブロックを示す斜視図である。 図9のD−D断面図である。 図9のE−E断面図である。 図10のF矢視図である。 図10のF矢視図である。
符号の説明
1…空気入りタイヤ
3…主溝
5…ラグ溝
7…トレッド部
9…ブロック
11…サイプ
13…溝面
15…中央部
17…開口部
19…底部
21…開口部
23…凸部(凹凸部)
101…空気入りタイヤ
103…サイプ
105…開口部
107…閉止部
109…中央部
201…空気入りタイヤ
203…サイプ
205…閉止部
207…中央部

Claims (4)

  1. 周方向の主溝とほぼ幅方向のラグ溝とによってトレッド部に区画したブロックに、ほぼ幅方向のサイプを設けた空気入りタイヤであって、
    前記サイプの互いに向き合った溝面を粗度の粗い面にし、幅方向の中央部から開口部に向かって前記の面粗度を粗くしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1に記載された空気入りタイヤであって、
    前記サイプの深さ方向の底部側から開口側に向かって、前記面粗度を粗くしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または請求項2に記載された空気入りタイヤであって、
    前記サイプが、前記ブロックの両側の端面に開口していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 請求項1または請求項2に記載された空気入りタイヤであって、
    前記サイプが、前記ブロックの片側の端面に開口していることを特徴とする空気入りタイヤ。
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