JP2009209381A - 成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法 - Google Patents

成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】膜質が良好な膜を、高い稼働率で連続的に長尺な基板に形成することができる成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の成膜装置は、長尺の基板を搬送する第1の搬送手段と、チャンバと、チャンバ内を所定の真空度にする真空排気部と、基板の搬送方向と直交する方向に回転軸を有し、かつ基板の幅方向における基板の長さよりも長く、第1の搬送手段により搬送された基板が表面に巻き掛けられる回転可能なドラムと、ドラムに巻き掛けられた基板を搬送する第2の搬送手段と、ドラムに巻き掛けられた基板の表面に気相成膜法により、成膜物質を堆積させて膜を形成する成膜部と、ドラムに対向して設けられたマスクとを有する。マスクは、ドラムで基板が巻き掛けられていない第1の領域と、ドラムに巻き掛けられた基板のうち、ドラムの回転方向の最下流側の第2の領域とを遮るものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、気相成膜法により真空中で長尺の基板の表面に膜を形成する成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法に関し、特に、長尺な基板に膜を形成する場合、クリーニングために大気開放することなく、高い稼働率で、連続的に膜を形成することができるとともに膜質が良好な膜を形成することができる成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法に関する。
真空雰囲気のチャンバ内で、プラズマCVDによって、長尺な基板(ウェブ状の基板)に連続的に成膜を行う成膜装置として、例えば、接地(アース)したドラムと、このドラムに対面して配置された高周波電源に接続された電極とを用いる装置が知られている。
この成膜装置では、ドラムの所定領域に基板を巻き掛けてドラムを回転することにより、基板を所定の成膜位置に位置して長手方向に搬送しつつ、ドラムと電極との間に高周波電圧を印加して電界を形成し、かつ、ドラムと電極との間に、成膜のための原料ガス、さらにはアルゴンガスなどを導入して、基板の表面にプラズマCVDによる成膜を行う。
しかしながら、この成膜装置では、ドラム両端の基板が巻き掛かっていない部分も、基板と全く同様に、プラズマおよび原料ガスと接触するため、成膜時に形成される反応生成物が、ドラムの両端にも付着してしまうことが避けられない。このドラムの両端に付着した反応生成物は、長尺な基板に連続的に成膜を行うにしたがって堆積し、いずれは剥がれ落ちてパーティクルとなってしまい、形成される膜の品質を低下させ、ひいては、製品の品質を低下させる原因となる。
このため、成膜装置を所定の時間稼動させた後に、このドラムに付着した反応生成物を取り除いている。ドラムに付着した反応生成物を取り除く場合、成膜装置を一度停止させて、大気開放し、再度所定の真空度にする必要があり、時間がかかる。そこで、ドラムに付着した反応生成物を、効率よく取り除くことができる製造装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の薄膜半導体の製造装置は、フィルム基板の表面に薄膜半導体を形成するための反応室と、この反応室へ薄膜に応じた原料ガスを供給するガス供給手段と、反応室の圧力を制御しながらガスを排気する排気手段と、反応室内にフィルム基板の一側に対向して配設された高周波電極と、他側に配設された接地電極と、フィルム基板加熱用のヒータと、接地電極と高周波電極との間を巻だしロールから巻取りロールまでフィルム基板を搬送するための搬送手段とを備えている。この特許文献1の薄膜半導体の製造装置では、ヒータを円筒状の加熱ロールとなし、接地電極を、加熱ロールと所定の間隙をもって同心円筒状に配設し、かつ巻だしロールと巻取りロールとの間に配設してフィルム基板を搬送するための円筒状のサセプターロールとなし、さらに高周波電極を、サセプターロールと対向して切欠き同心円筒状に配設されている。
特許文献1においては、反応生成物は、サセプターロールに付着することとなるが、このサセプターロールは、搬送ロールを兼ね回転可能であるため、反応生成物を比較的広い空間であって清掃し易い場所で除去することが可能となり、反応生成物の除去・清掃作業が容易となる。
また、特許文献1の薄膜半導体の製造装置においては、サセプターロールを、加熱ロールに着脱可能な構成が記載されており、これにより、反応生成物の除去・清掃作業をさらに容易なものとしている。
さらには、成膜装置において、ドラムの両端に、反応生成物が付着することを抑制するために、ドラムに巻き掛けられた基板よりも小さい電極を用いることもなされている。
特開2002−76394号公報
しかしながら、特許文献1の製造装置においても、ドラムに付着した反応生成物を、取り除くためには、製造装置を一度停止させて、大気開放し、チャンバを開ける必要がある。そして、ドラムに付着した反応生成物を取り除いた後に、コンタミの発生を防止するためにチャンバ内のガスを取り除き、再度チャンバ内を真空にし、原料ガスを供給し、成膜する必要がある。このとき、チャンバ内を真空するために時間がかかる。このように、特許文献1の製造装置においても、メンテナンスに時間を要し、製造装置の稼働率の低下を招くという問題点がある。
また、基板の長手方向と直交する幅方向における電極の端部と対向する基板の領域における膜質と、電極の中心部と対向する基板の領域における膜質とでは著しく異なる。このため、成膜装置において、基板よりも小さい電極を用いた場合、基板の幅方向の端部の膜質が十分でない。膜質が十分ではないときには、端部を切断する必要があり、歩留まりが悪くなるという問題点がある。
さらに、成膜装置において、成膜時には、基板をドラムに巻掛けて長手方向に搬送しつつ、反応生成物を順次堆積させて最終的に所定の厚さの膜としているが、基板の長手方向における電極の端部と対向する基板の領域における膜質と、電極の中心部と対向する基板の領域における膜質とも異なる。このことから、成膜開始時の膜質と成膜終了時の膜質が異なり、厚さ方向における膜質が異なってしまう。このため、厚さ方向において均質な膜が得られない虞がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、長尺な基板に膜を形成する場合、クリーニングために大気開放することなく、高い稼働率で、連続的に膜を形成することができるとともに膜質が良好な膜を形成することができる成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、所定の搬送経路で、長尺の基板を搬送する第1の搬送手段と、チャンバと、前記チャンバ内を所定の真空度にする真空排気部と、前記チャンバ内に設けられ、前記基板の搬送方向と直交する方向に回転軸を有し、かつ前記基板の搬送方向と直交する幅方向における前記基板の長さよりも長く、前記第1の搬送手段により搬送された基板が表面の所定の領域に巻き掛けられる回転可能なドラムと、所定の搬送経路で、前記ドラムに巻き掛けられた基板を搬送する第2の搬送手段と、前記チャンバ内に設けられ、前記ドラムに巻き掛けられた前記基板の表面の所定の範囲に、気相成膜法により、成膜物質を堆積させて膜を形成する成膜部と、前記ドラムに対向して設けられたマスクとを有し、前記マスクは、前記ドラムにおいて前記基板が巻き掛けられていない第1の領域と、前記基板において前記成膜部により前記膜が形成される範囲のうち、前記ドラムの回転方向の最下流部の第2の領域とを遮るものであることを特徴とする成膜装置を提供するものである。
本発明において、前記マスクは、更に、前記基板において前記成膜部により前記膜が形成される範囲のうち、前記ドラムの回転方向の最上流部の第3の領域とを遮るものであることが好ましい。
また、本発明において、前記成膜部は、前記ドラムに対向して、所定の隙間を設けて、前記マスクを挟んで配置された成膜電極と、前記成膜電極に高周波電圧を印加する高周波電源部と、膜を形成するための原料ガスを前記隙間に供給する原料ガス供給部とを有することが好ましい。
さらに、本発明において、前記マスクは、絶縁物により構成されていることが好ましい。
また、本発明において、前記マスクは、前記第1の領域を遮る平面状の第1の部分と、前記第2の領域を遮る平面状の第2の部分とを有するものであり、前記第1の部分および前記第2の部分は、前記ドラムに対向する面と反対側の面が、粗面化されていることが好ましい。
さらにまた、本発明において、前記マスクは、更に前記第3の領域を遮る平面状の第3の部分を有し、前記第3の部分は、前記ドラムに対向する面と反対側の面が、粗面化されていることが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、前記基板の表面に形成されたガスバリア膜とを有し、
前記ガスバリア膜は、本発明の第1の態様の膜装置を用いて製造されたことを特徴とするガスバリアフィルムを提供するものである。
さらに、本発明の第3の態様は、基板の表面に、ガスバリア膜を本発明の第1の態様の膜装置を用いて形成することを特徴とするガスバリアフィルムの製造方法を提供するものである。
本発明の成膜装置によれば、ドラムにおいて基板が巻き掛けられていない第1の領域と、ドラムに巻き掛けられた基板のうち、ドラムの回転方向の最下流部の第2の領域とを遮るマスクを設けることにより、ドラムに巻き掛けられた基板の表面に気相成膜法により膜を形成する際に、膜となる成膜物質が、ドラムの表面において基板が巻き掛けられていない領域に堆積することが抑制される。このため、ドラムの基板が巻き掛けられていない領域に付着した成膜物質が剥がれることによるパーティクルの発生を抑制することができる。これにより、ドラムの基板が巻き掛けられていない領域に堆積した成膜物質を取り除くために、成膜装置を一旦停止させて、チャンバを大気開放する必要がなく、長尺の基板の表面に膜を形成する際に、連続して稼働させることができ、メンテナンスによる装置の稼働率の低下を抑制することができる。
また、本発明の成膜装置によれば、上述のように、基板に膜を形成している際に、ドラムの表面において基板が巻き掛けられていない領域に、膜となる成膜物質の堆積が抑制されるため、パーティクルの発生を抑制することができ、形成される膜の膜質の低下を抑制することもでき、ひいては、品質の良い製品を製造することができる。
さらに、本発明の成膜装置によれば、基板においては、ドラムに巻き掛かっている基板のうち、ドラムの回転方向の最下流部の第2の領域への膜となる成膜物質の付着が抑制されるため、膜の厚さ方向において均質な膜を形成することができ、良好な膜質の膜が得られる。
また、本発明のガスバリアフィルムによれば、ガスバリア膜を本発明の成膜装置により形成しているため、膜質が良好なガスバリア膜を有するものとなり、ガスバリア性能が高いものとなる。
また、本発明のガスバリアフィルムの製造方法によれば、ガスバリア膜を本発明の成膜装置により形成しているため、膜質が良好なガスバリア膜を、高い生産効率で形成することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る成膜装置を示す模式図であり、図2(a)は、図1に示す成膜装置の成膜室の模式的側面図であり、(b)は、成膜室におけるドラムとマスクと成膜電極との配置位置を示す模式的斜視図である。なお、図2(a)は、図1に比して、構成を簡略化して図示しており、後述するドラム26、成膜電極42、高周波電源44、仕切部48、マスク50を示し、それ以外の構成については、図示を省略している。
図1に示す本発明の実施形態に係る成膜装置10は、ロール・ツー・ロール(Roll to Roll)の成膜装置であり、基板Zの表面Zf、または基板Zの表面Zfに有機層が形成されていれば、その表面に、所定の機能を有する膜を形成するものであり、例えば、光学フィルム、またはガスバリアフィルム等の機能性フィルムの製造に利用されるものである。
成膜装置10は、長尺の基板Z(ウェブ状の基板Z)に連続で成膜を行う装置であって、基本的に、長尺な基板Zを供給する供給室12と、長尺な基板Zに膜を形成する成膜室(チャンバ)14と、膜が形成された長尺な基板Zを巻き取る巻取り室16と、真空排気部32と、制御部36とを有する。この制御部36により、成膜装置10における各要素の動作が制御される。
また、成膜装置10においては、供給室12と成膜室14とを区画する壁15a、および成膜室14と巻取り室16とを区画する壁15bには、基板Zが通過するスリット状の開口15cが形成されている。
成膜装置10においては、供給室12、成膜室14および巻取り室16には、真空排気部32が配管34を介して接続されている。この真空排気部32により、供給室12、成膜室14および巻取り室16の内部が所定の真空度にされる。
真空排気部32は、供給室12、成膜室14および巻取り室16を排気して所定の真空度に保つものであり、ドライポンプおよびターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有するものである。また、供給室12、成膜室14および巻取り室16には、それぞれ内部の圧力を測定する圧力センサ(図示せず)が設けられている。
なお、真空排気部32による供給室12、成膜室14および巻取り室16の到達真空度には、特に限定はなく、実施する成膜方法等に応じて、十分な真空度を保てればよい。この真空排気部32は、制御部36により制御される。
供給室12は、長尺な基板Zを供給する部位であり、基板ロール20、およびガイドローラ21が設けられている。
基板ロール20は、長尺な基板Zを連続的に送り出すものであり、例えば、反時計回りに基板Zが巻回されている。
基板ロール20は、例えば、駆動源としてモータ(図示せず)が接続されている。このモータによって基板ロール20が基板Zを巻き戻す方向rに回転されて、本実施形態では、時計回りに回転されて、基板Zが連続的に送り出される。
ガイドローラ21は、基板Zを所定の搬送経路で成膜室14に案内するものである。このガイドローラ21は、公知のガイドローラにより構成される。
本実施形態の成膜装置10においては、ガイドローラ21は、駆動ローラまたは従動ローラでもよい。また、ガイドローラ21は、基板Zの搬送時における張力を調整するテンションローラとして作用するローラであってもよい。
本発明の成膜装置において、基板Zは、特に限定されるものではなく、気相成膜法による膜の形成が可能な各種の基板が全て利用可能である。基板Zとしては、例えば、PETフィルム等の各種の樹脂フィルム、またはアルミニウムシートなどの各種の金属シート等を用いることができる。
巻取り室16は、後述するように、成膜室14で、表面Zfに膜が形成された基板Zを巻き取る部位であり、巻取りロール30、およびガイドローラ31が設けられている。
巻取りロール30は、成膜された基板Zをロール状に、例えば、時計回りに巻き取るものである。
この巻取りロール30は、例えば、駆動源としてモータ(図示せず)が接続されている。このモータにより巻取りロール30が回転されて、成膜済の基板Zが巻き取られる。
巻取りロール30においては、モータによって基板Zを巻き取る方向Rに回転されて、本実施形態では、時計回りに回転されて、成膜済の基板Zを連続的に、例えば、時計回りに巻き取る。
ガイドローラ31は、先のガイドローラ21と同様、成膜室14から搬送された基板Zを、所定の搬送経路で巻取りロール30に案内するものである。このガイドローラ31は、公知のガイドローラにより構成される。なお、供給室12のガイドローラ21と同様に、ガイドローラ31も、駆動ローラまたは従動ローラでもよい。また、ガイドローラ31は、テンションローラとして作用するローラであってもよい。
成膜室14は、真空チャンバとして機能するものであり、基板Zを搬送しつつ連続的に、基板Zの表面Zfに、気相成膜法のうち、例えば、プラズマCVDによって、膜を形成する部位である。
成膜室14は、例えば、ステンレスなど、各種の真空チャンバで利用されている材料を用いて構成されている。
成膜室14には、2つのガイドローラ24、28と、ドラム26と、成膜部40とが設けられている。
ガイドローラ24と、ガイドローラ28とが、所定の間隔を設けて対向して、平行に配置されており、また、ガイドローラ24、およびガイドローラ28は、基板Zの搬送方向Dに対して、その長手方向を直交させて配置されている。
ガイドローラ24は、供給室12に設けられたガイドローラ21から搬送された基板Zをドラム26に搬送するものである。このガイドローラ24は、例えば、基板Zの搬送方向Dと直交する方向A(以下、軸方向A(図2(a)参照)という)に回転軸を有し回転可能であり、かつガイドローラ24は、軸方向Aの長さが、基板Zの長手方向と直交する幅方向Wにおける長さ(以下、基板Zの幅という)よりも長い。
なお、基板ロール20、ガイドローラ21、ガイドローラ24により、本発明の第1の搬送手段が構成される。
ガイドローラ28は、ドラム26に巻き掛けられた基板Zを巻取り室16に設けられたガイドローラ31に搬送するものである。このガイドローラ28は、例えば、軸方向Aに回転軸を有し回転可能であり、かつガイドローラ28は、軸方向Aの長さが基板Zの幅よりも長い。
なお、ガイドローラ28、ガイドローラ31、巻取りロール30により、本発明の第2の搬送手段が構成される。
また、ガイドローラ24、ガイドローラ28は、上記構成以外は、供給室12に設けられたガイドローラ21と同様の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
ドラム26は、ガイドローラ24と、ガイドローラ28との間の空間Hの下方に設けられている。ドラム26は、その長手方向を、ガイドローラ24およびガイドローラ28の長手方向に対して平行にして配置されている。さらには、ドラム26は接地されている。
このドラム26は、例えば、円筒状を呈し、軸方向Aに回転軸を有し、回転方向ωに回転可能なものである。かつ図2(a)および(b)に示すように、ドラム26は、軸方向Aにおける長さが基板Zの幅よりも長い。ドラム26においては、基板Zの幅方向における中心と、ドラム26の軸方向Aの中心とを合わせて、基板Zを、その表面(周面)に巻き掛けた場合、その両側の端部26aは、基板Zが掛からない領域(第1の領域)となる。
ドラム26は、その表面(周面)に基板Zが巻き掛けられて、回転することにより、基板Zを所定の成膜位置に保持しつつ、搬送方向Dに基板Zを搬送するものである。
図1に示すように、成膜部40は、ドラム26の下方に設けられており、基板Zがドラム26に巻き掛けられた状態で、ドラム26が回転して、基板Zが搬送方向Dに搬送されつつ、基板Zの表面Zfに膜を形成するものである。
成膜部40は、気相成膜法のうち、例えば、プラズマCVDを用いて膜を形成するものであり、成膜電極42、高周波電源44、原料ガス供給部46、仕切部48およびマスク50を有する。制御部36により、成膜部40の高周波電源44、および原料ガス供給部46が制御される。
成膜部40においては、成膜室14の下方に、ドラム26において基板Zが巻き掛けられている領域26bに対向して、所定の隙間Sを設けて、マスク50を挟んで成膜電極42が設けられている。すなわち、成膜電極42とドラム26との隙間Sにマスク50が設けられている。
成膜電極42は、例えば、平面視長方形の平板状に形成されており、広い面42aに複数の穴(図示せず)が等間隔で形成されている。成膜電極42は、この広い面42aをドラム26に向けて配置されている。この成膜電極42は、一般的にシャワー電極と呼ばれるものである。また、成膜電極42は、ドラム26に巻き掛けられる基板Zの幅方向Wの長さよりも長く、成膜電極42の端部43bは、ドラム26の端部26aにまで達する。
また、成膜電極42は、高周波電源44が接続されており、この高周波電源44により、成膜電極42に高周波電圧が印加される。
成膜電極42は、平板状に限定されるものではなく、例えば、ドラム26の軸方向Aに分割した複数の電極を配列した構成等、プラズマCVDによる成膜が可能なものであれば、各種の電極の構成が利用可能である。なお、基板Zに対する電界およびプラズマなどの均一性等の点で、成膜電極42は、本実施形態のような平面視長方形の平板状のシャワー電極であることが好ましい。
また、成膜電極42と高周波電源44とは、必要に応じて、インピーダンス整合をとるためのマッチングボックスを介して接続してもよい。
本実施形態においては、ドラム26に巻き掛けられた基板Zのうち、成膜電極42により膜が形成される範囲、例えば、成膜電極42をドラム26に投影した領域が、成膜ゾーンαである。この成膜ゾーンαにおいては、ドラム26の回転方向ωにおける最上流部(第3の領域)Zuと、最下流部(第2の領域)Zdとが、それぞれ端になる。
基板Zは、ドラム26に巻き掛けられて、搬送されると、その位置は変わるものの、搬送されている基板Zにおいても、ドラム26の回転方向ωにおける最上流部Zu、または最下流部Zdに位置したときには、基板Zの最上流部Zu、または最下流部Zdという。
原料ガス供給部46は、例えば、配管47を介して、成膜電極42の複数の穴を通して隙間Sに、膜を形成する原料ガスを供給するものである。ドラム26と成膜電極42との隙間Sがプラズマの発生空間になる。
本実施形態においては、原料ガスは、例えば、SiO膜を形成する場合、TEOSガス、および活性種ガスとして酸素ガスが用いられる。
原料ガス供給部46は、プラズマCVD装置で用いられている各種のガス導入手段が利用可能である。
また、原料ガス供給部46においては、原料ガスのみならず、アルゴンガスまたは窒素ガスなどの不活性ガス、および酸素ガス等の活性種ガス等、プラズマCVDで用いられている各種のガスを、原料ガスと共に、隙間Sに供給してもよい。このように、複数種のガスを導入する場合には、各ガスを同じ配管で混合して、成膜電極42の複数の穴を通して隙間Sに供給しても、各ガスを異なる配管から成膜電極42の複数の穴を通して隙間Sに供給してもよい。
さらに、原料ガスまたはその他、不活性ガスおよび活性種ガスの種類または導入量も、形成する膜の種類、または目的とする成膜レート等に応じて、適宜、選択/設定すればよい。
仕切部48は、成膜電極42を成膜室14内において区画するものである。
この仕切部48は、例えば、一対の仕切板48aにより構成されており、一対の仕切板48aで、成膜電極42を挟むようにして配置されている。
各仕切板48aは、それぞれドラム26の長さ方向に伸びた板状部材であり、ドラム26側の端部が、成膜電極42とは反対側に折曲している。この仕切部48により、隙間S、すなわち、プラズマ発生空間が、成膜室14内において区画されている。
マスク50は、平面視略長方形状の平板52に、平面視略長方形状の開口部54が形成されたものであり、例えば、絶縁物により構成されている。この絶縁物には、例えば、アルミナなどのセラミックスが用いられる。
マスク50は、開口部54をドラム26に対向して配置されており、軸方向Aにその長手方向を一致させている。マスク50においては、平板52の外形は成膜電極42の外形と略相似形であり、その大きさは成膜電極42よりも大きい。開口部の外形54は、成膜電極の外形42と略相似形であり、その大きさは、成膜電極42よりも小さい。
マスク50は、開口部54を囲む3つの領域52a〜52cに分けられる。
マスク50の平板52の軸方向Aの領域52aは、基板Zの搬送方向Dの上流Du側に配置され、ドラム26に巻き掛けられた基板Zのうち、ドラム26の回転方向ωの最上流部Zuを遮るものである。
マスク50の平板52の軸方向A(幅方向W)の両側の領域52bは、ドラム26の表面において基板Zが巻き掛けられていない領域(ドラム26の端部26a(第1の領域))を遮るものである。
マスク50の平板52の軸方向Aの領域52cは、基板Zの搬送方向Dの下流Dd側に配置され、ドラム26に巻き掛けられた基板Zのうち、ドラム26の回転方向ωの最下流部Zdを遮るものである。
成膜電極42において、ドラム26の回転方向ωの上流側の端部43aはマスク50の領域52aにより遮られ、ドラム26の回転方向ωの下流側の端部43cはマスク50の領域52cにより遮られ、軸方向Aの両側の端部43bはマスク50の両側の領域52bにより遮られている。このように、成膜電極42の面42aのうち、開口部54から臨むのは、その中央部となり、その外縁端部はマスク50により遮られる。
これにより、成膜時には、マスク50により、基板Zは、最上流部Zuおよび最下流部Zdが遮られ、成膜ゾーンαの回転方向ωにおける両端に、膜となる反応生成物(成膜物質)の堆積が抑制される。
また、ドラム26においても、マスク50により、ドラム26の表面において基板Zが巻き掛けられていない領域(ドラム26の端部26a)が遮られる。
このことから、成膜時に、成膜電極42の外縁近傍(端部43a〜43c)で発生したプラズマにより生成される反応生成物が遮られ、成膜電極42の面42aの中央部で発生したプラズマにより生成される反応生成物により膜が形成される。これにより、基板Zの幅方向Wの端部において、異なる膜質となることが抑制されるとともに、回転方向ωにおいても、均質な膜を形成することができるため、形成される膜は、厚さ方向において均質な膜を得ることができる。
さらには、ドラム26の表面において基板Zが巻き掛けられていない領域(ドラム26の端部26a)においても、成膜時に、プラズマにより生成される反応生成物が基板Zの表面Zfに付着することが抑制される。これにより、後述するように、高い生産性で、かつ成膜室14内を汚染させることなく膜質の良い膜を得ることができる。
なお、マスク50は、ドラム26と対向していない裏面51は、粗面化されていることが好ましい。裏面51を粗面化することにより、成膜時に、裏面51に反応生成物が付着した場合、アンカー効果により反応生成物の付着力が強固になり、剥離が抑制されて、反応生成物が反応室14内に飛散することが抑制される。
本実施形態においては、マスク50は、成膜電極42の周縁の端部43a〜43cに対応する部分に設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示すように、マスク50aは、ドラム26の回転方向ωの最下流部Zdを遮る端部43cと、ドラム26の基板Zが掛けられない領域であるドラム26の両側の各端部26aを遮る端部43bとを有するものであればよい。
このマスク50aの構成でも、本実施形態のマスク50と同様の効果が得られ、ドラム26の基板Zが掛けられない領域への反応生成物の付着が抑制されるとともに、厚さ方向に均質な膜を得ることができる。
また、ドラム26には、温度を調節する温度調節部(図示せず)を設けてもよく、この温度調節部は、例えば、ドラム26の中心に設けられるヒータである。
また、ドラム26には、高周波電圧を印加する他の高周波電源部(図示せず)を設けてもよい。この他の高周波電源部により、ドラム26にはバイアス電圧が印加されるため、イオンボンバードメント効果により、緻密な膜を得ることができる。
なお、高周波電源44、および他の高周波電源は、いずれも、プラズマCVDによる成膜に利用される公知の高周波電源を用いることができる。また、高周波電源44、および他の高周波電源は、最大出力等にも、特に限定はなく、形成する膜または成膜レート等に応じて、適宜、選択/設定すればよい。
次に、本実施形態の成膜装置10の動作について説明する。
成膜装置10は、供給室12から成膜室14を経て巻取り室16に至る所定の経路で、供給室12から巻取り室16まで長尺な基板Zを通して搬送しつつ、成膜室14において、基板Zに膜を形成するものである。
成膜装置10においては、長尺な基板Zが、例えば、反時計回り巻回された基板ロール20からガイドローラ21を経て、成膜室14に搬送される。成膜室14においては、ガイドローラ24、ドラム26、ガイドローラ28を経て、巻取り室16に搬送される。巻取り室16においては、ガイドローラ31を経て、巻取りロール30に、長尺な基板Zが巻き取られる。長尺な基板Zを、この搬送経路で通した後、供給室12、成膜室14および巻取り室16の内部を真空排気部32により、所定の真空度に保ち、成膜部40において、成膜電源42に、高周波電源44から高周波電圧を印加するとともに、原料ガス供給部46から配管47を介して隙間Sに、膜を形成するための原料ガスを供給する。
成膜電源42の周囲に電磁波を放射させると、隙間Sで、成膜電極42の近傍に局在化したプラズマが生成され、原料ガスが励起・解離され、膜となる反応生成物が生成される。この反応生成物が堆積し、基板Zの表面Zfに、所定の膜が形成される。
このとき、マスク50の領域52a〜52cで、成膜電極42の外縁(端部43a〜43c)で生成された反応生成物が基板Zの表面Zfに到達することが遮られ、ドラム26の表面26a、ドラム26に巻き掛けられた基板Zの最上流部Zuと、最下流部(第2の領域)Zdとにおいて、反応生成物の堆積が抑制される。
一方、マスク50の開口部54を通り、成膜電極42の中央部で生成された反応生成物が、基板Zの表面Zfに堆積して所定の膜厚の膜が形成される。
そして、順次、長尺な基板Zが反時計回り巻回された基板ロール20をモータにより時計回りに回転させて、長尺な基板Zを連続的に送り出し、ドラム26で基板Zをプラズマが生成される位置に保持しつつ、ドラム26を所定の速度で回転させて、成膜部40により長尺な基板Zの表面Zfに連続的に膜を形成する。これにより、表面Zfに所定の膜が形成された基板Z、すなわち、膜の性質または種類に応じて機能性フィルムが製造される。表面Zfに所定の膜が形成された基板Zが、ガイドローラ28、およびガイドローラ31を経て、巻取りロール30に、成膜された長尺な基板Z(機能性フィルム)が巻き取られる。
このようにして、本実施形態の成膜装置10の成膜方法においては、表面Zfに所定の膜が形成された基板Z、すなわち、機能性フィルムを製造することができる。
本実施形態の成膜装置10の成膜方法においては、長尺な基板Zの表面Zfへの膜の形成の際に、マスク50により、長尺な基板Zが巻き掛けられていない領域(ドラム26の端部26a)への反応生成物の堆積が抑制される。
このため、ドラム26に形成された反応生成物(成膜物質)を除去するため、成膜室14を大気開放する必要がなく、メンテナンスに要する時間を減らすことができ、成膜装置10を連続して稼働させることができ、成膜装置10の稼働率を高くすることができる。
さらには、ドラム26の表面26aへの反応生成物(成膜物質)の堆積が抑制されるため、パーティクルの発生が抑制されて、膜質の低下も抑制される。
このように、本実施形態の成膜装置10においては、高い稼働率で、長尺な基板Zへの成膜を連続して安定して行うことができ、しかも、パーティクルの発生が抑制されるため、品質が良好な膜を、高い生産性で形成することができる。
さらには、本実施形態においては、マスク50により、基板Zの搬送方向Dの上流Du側における成膜電極42の端部43aおよび下流Dd側の端部43bの近傍で生成される反応生成物が膜の形成に利用されることがない。このため、膜質に影響を与える反応生成物を用いることなく膜を形成できるため、厚さ方向において均質で、膜質の良い膜を形成することができる。
また、本実施形態においては、成膜電極42の長さを、基板Zの幅よりも小さくする必要がないため、端部を切断するなどのこともないことから、歩留まりもよく製造することができる。
本実施形態において、成膜する膜は、特に限定されるものではなく、気相成膜法によって成膜可能なものであれば、製造する機能性フィルムに応じて要求される機能を有するものが適宜形成することができる。また、膜の厚さにも、特に限定はなく、機能性フィルムに応じて要求される性能に応じて、必要な膜さを適宜決定すればよい。
さらに、成膜する膜は、単層に限定はされず、複数層であってもよい。膜を複数層形成する場合には、各層は、同じものであっても、互いに異なるものであってもよい。
本実施形態において、例えば、機能性フィルムとして、ガスバリアフィルム(水蒸気バリアフィルム)を製造する際には、膜として、窒化ケイ素膜、酸化アルミニウム膜、酸化ケイ素膜等の無機膜を成膜する。
また、機能性フィルムとして、有機ELディスプレイおよび液晶ディスプレイのような表示装置などの各種のデバイスまたは装置の保護フィルムを製造する際には、膜として、酸化ケイ素膜等の無機膜を成膜する。
さらに、機能性フィルムとして、光反射防止フィルム、光反射フィルム、各種のフィルタ等の光学フィルムを製造する際には、膜として、目的とする光学特性を有する膜、または目的とする光学特性を発現する材料からなる膜を成膜する。
このようにして、本実施形態の成膜装置10により得られた機能性フィルムは、膜質が良い膜を有するため、機能性フィルムが、例えば、ガスバリアフィルムであれば、ガスバリア性能が良いものとなる。しかも、機能性フィルムを製造する場合には、膜質が良い膜を生産効率も良く製造でき、さらには、端部を切断するなどのこともないことから、歩留まりもよく製造することができる。
本実施形態の成膜装置10においては、プラズマCVDを例にして、説明したが、プラズマCVDに限定されるものではない。本発明の成膜部は、気相成膜法を用いるものであれば、各種の物理的気相成長法(PVD:Physical Vapor Deposition)、化学的気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング法、蒸着法またはイオンプレーティング法などを用いることもできる。
以上、本発明の成膜装置について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのは、もちろんである。
本発明の実施形態に係る成膜装置を示す模式図である。 (a)は、図1に示す成膜装置の成膜室の模式的側面図であり、(b)は、成膜室におけるドラムとマスクと成膜電極との配置位置を示す模式的斜視図である。 マスクの他の例を示す模式図である。
符号の説明
10 成膜装置
12 供給室
14 成膜室
16 巻取り室
20 基板ロール
21,24,28,31 ガイドローラ
30 巻取りロール
32 真空排気部
36 制御部
40 成膜部
42 成膜電極
44 高周波電源
46 原料ガス供給部
50 マスク
52a〜52c 領域
D 搬送方向
Z 基板

Claims (8)

  1. 所定の搬送経路で、長尺の基板を搬送する第1の搬送手段と、
    チャンバと、
    前記チャンバ内を所定の真空度にする真空排気部と、
    前記チャンバ内に設けられ、前記基板の搬送方向と直交する方向に回転軸を有し、かつ前記基板の搬送方向と直交する幅方向における前記基板の長さよりも長く、前記第1の搬送手段により搬送された基板が表面の所定の領域に巻き掛けられる回転可能なドラムと、
    所定の搬送経路で、前記ドラムに巻き掛けられた基板を搬送する第2の搬送手段と、
    前記チャンバ内に設けられ、前記ドラムに巻き掛けられた前記基板の表面の所定の範囲に、気相成膜法により、成膜物質を堆積させて膜を形成する成膜部と、
    前記ドラムに対向して設けられたマスクとを有し、
    前記マスクは、前記ドラムにおいて前記基板が巻き掛けられていない第1の領域と、前記基板において前記成膜部により前記膜が形成される範囲のうち、前記ドラムの回転方向の最下流部の第2の領域とを遮るものであることを特徴とする成膜装置。
  2. 前記マスクは、更に、前記基板において前記成膜部により前記膜が形成される範囲のうち、前記ドラムの回転方向の最上流部の第3の領域とを遮るものである請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記成膜部は、前記ドラムに対向して、所定の隙間を設けて、前記マスクを挟んで配置された成膜電極と、前記成膜電極に高周波電圧を印加する高周波電源部と、膜を形成するための原料ガスを前記隙間に供給する原料ガス供給部とを有する請求項1または2に記載の成膜装置。
  4. 前記マスクは、絶縁物により構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の成膜装置。
  5. 前記マスクは、前記第1の領域を遮る平面状の第1の部分と、前記第2の領域を遮る平面状の第2の部分とを有するものであり、前記第1の部分および前記第2の部分は、前記ドラムに対向する面と反対側の面が、粗面化されている請求項1〜4のいずれかに記載の成膜装置。
  6. 前記マスクは、更に前記第3の領域を遮る平面状の第3の部分を有し、前記第3の部分は、前記ドラムに対向する面と反対側の面が、粗面化されている請求項5に記載の成膜装置。
  7. 基板と、前記基板の表面に形成されたガスバリア膜とを有し、
    前記ガスバリア膜は、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の成膜装置を用いて製造されたことを特徴とするガスバリアフィルム。
  8. 基板の表面に、ガスバリア膜を前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の成膜装置を用いて形成することを特徴とするガスバリアフィルムの製造方法。
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