JP2009203937A - エンジンにおける調時伝動機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数,重量及びバックラッシュの増加を招くことなく,高圧燃料ポンプの配置の自由度を高めることを可能にする,エンジンにおける調時伝動機構を提供する。
【解決手段】エンジンにおける調時伝動機構T2は,クランク軸4に取り付けられる駆動スプロケット20,高圧燃料ポンプPのポンプ入力軸24に取り付けられる従動スプロケット25及び,これら駆動スプロケット20及び従動スプロケット25間に巻き掛けられるチェーン22よりなるチェーン伝動装置Cと;ポンプ入力軸24に,従動スプロケット25と同軸状に取り付けられる駆動ギヤ26及び,カム軸13bに取り付けられて駆動ギヤ26に噛合する従動ギヤ27よりなるギヤ伝動装置Gと;で構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】エンジンにおける調時伝動機構T2は,クランク軸4に取り付けられる駆動スプロケット20,高圧燃料ポンプPのポンプ入力軸24に取り付けられる従動スプロケット25及び,これら駆動スプロケット20及び従動スプロケット25間に巻き掛けられるチェーン22よりなるチェーン伝動装置Cと;ポンプ入力軸24に,従動スプロケット25と同軸状に取り付けられる駆動ギヤ26及び,カム軸13bに取り付けられて駆動ギヤ26に噛合する従動ギヤ27よりなるギヤ伝動装置Gと;で構成される。
【選択図】 図2
Description
本発明は,クランク軸により動弁用のカム軸を所定のタイミングで駆動すると共に高圧燃料ポンプを駆動するための,エンジンにおける調時伝動機構の改良に関する。
従来,かゝるエンジンにおける調時伝動機構として,クランク軸から高圧燃料ポンプに動力を伝達するギヤ伝動装置と,高圧燃料ポンプからカム軸に動力を伝達するチェーン伝動装置とで構成したものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−264794号公報
ところで,上記特許文献1記載のものでは,ギヤ伝動装置に大径の中間ギヤを設けてクランク軸及び高圧燃料ポンプの軸間を大きく広げ,高圧燃料ポンプの配置の自由度を高めているが,ギヤ伝動装置に中間ギヤを設けることは,部品点数及び重量の増加を招くのみならず,中間ギヤが存在することでギヤ伝動装置のバックラッシュが倍増してしまい,クランク軸及びカム軸間の伝動タイミングにずれを生じさせたり,振動を生じさせたりする原因となる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,部品点数,重量及びバックラッシュの増加を招くことなく,高圧燃料ポンプの配置の自由度を高めることを可能にする,エンジンにおける調時伝動機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,クランク軸により動弁用のカム軸を所定のタイミングで駆動すると共に高圧燃料ポンプを駆動するための,エンジンにおける調時伝動機構において,クランク軸に取り付けられる駆動スプロケット,この駆動スプロケットが存在するエンジン本体の一側方に配設される高圧燃料ポンプのポンプ入力軸に取り付けられる従動スプロケット及び,これら駆動スプロケット及び従動スプロケット間に巻き掛けられるチェーンよりなるチェーン伝動装置と;前記ポンプ入力軸に,前記従動スプロケットと同軸状に取り付けられる駆動ギヤ及び,カム軸に取り付けられて前記駆動ギヤに噛合する従動ギヤよりなるギヤ伝動装置と;で構成されることを第1の特徴とする。尚,前記調時伝動機構は,後述する本発明の実施例中の第2調時伝動機構T2に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,クランク軸及びカム軸を支持するエンジン本体の一側方に,前記チェーン伝動置及びギヤ伝動装置を配設すると共に,エンジン本体及びチェーン伝動装置間にギヤ伝動装置を配置し,前記チェーン伝動装置の外側面に隣接するようにしてエンジン本体に固定されるポンプ支持部材に前記高圧燃料ポンプを取り付けたことを第2の特徴とする。尚,前記ポンプ支持部材は,後述する本発明の実施例中の伝動カバー30に対応する。
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,クランク軸及びカム軸の軸線間を結ぶ平面の一側方に高圧燃料ポンプをオフセットして配置したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,調時伝動機構では,クランク軸の回転を,先ずチェーン伝動装置を介して高圧燃料ポンプに,次いでギヤ伝動装置を介してカム軸へと伝達するので,カム軸に高圧燃料ポンプの負荷が加わることを回避でき,ギヤ伝動装置及びカム軸の減肉,軽量化を図ることができる。
しかも,ギヤ伝動装置は,ポンプ入力軸及びカム軸にそれぞれ取り付けられる駆動ギヤ及び従動ギヤの二枚のギヤで構成されるので,部品点数が少なく構造が簡単であるのみならず,調時伝動機構で発生するバックラッシュを最小限に抑えることができ,クランク軸からカム軸への伝動タイミングを適正に保持することができる。
また,カム軸は,その動弁作用上,負荷変動を受けるものであるが,その負荷変動は,ギヤ伝動装置を介して負荷の大なる高圧燃料ポンプに吸収されることになるため,カム軸の負荷変動がチェーン伝動装置に加わることを防ぐことができ,その分,チェーン伝動装置の減肉,軽量化,延いてはエンジンの軽量化を図ることができる。
さらに,高圧燃料ポンプは,チェーン伝動装置の従動側に配置されることから,クランク軸からカム軸側に充分に離してカム軸側に設置することが可能となり,高圧燃料ポンプの配置の自由度を高めることができる。
本発明の第2の特徴によれば,カム軸のエンジン本体からのオーバハング量,並びにポンプ入力軸のポンプ支持部材からのオーバハング量を最小にして,それらの耐久性を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば,エンジンのコンパクト化に寄与し得る。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の調時伝動機構を備える自動車用V型エンジンの正面図,図2は上記調時伝動機構の斜視図,図3は図1の3−3線断面図である。
先ず,図1及び図2において,エンジンEは,左右V字状に配置される第1及び第2バンクB1,B2を有するV型のエンジンである。第1及び第2バンクB1,B2がそれぞれ有する複数の気筒2a,2bは共通のシリンダブロック3に形成され,このシリンダブロック3の下部でクランク軸4が回転自在に支持される。
またシリンダブロック3の上部には,第1及び第2バンクB1,B2の気筒2a,2bが開口する第1及び第2デッキ面5a,5bが形成され,第1及び第2デッキ面5a,5bには,シリンダヘッド6a,6bがそれぞれ接合される。各シリンダヘッド6a,6bには,各気筒2a,2bに対応する吸気ポート7及び排気ポート8が形成されると共に,これら吸気及び排気ポート7,8を開閉する吸気及び排気弁10,11と,これら吸気及び排気弁10,11を開閉駆動する動弁装置12とが設けられる。
この動弁装置12は,クランク軸4と平行にシリンダヘッド6a,6bに回転自在に支持されるカム軸13a,13bと,このカム軸13a,13bの吸気及び排気カムのリフト動作を開弁動作に変えて吸気及び排気弁10,11にそれぞれ伝達する吸気及び排気ロッカアーム14,15とで構成される。この動弁装置12を覆うヘッドカバー16a,16bがシリンダヘッド6a,6bの上端面に接合される。以上において,シリンダブロック3及びシリンダヘッド6a,6bにより,エンジン本体1が構成される。以下,第1バンクB1側のカム軸13aを第1カム軸13a,第2バンクB2側のカム軸13bを第2カム軸13bと呼ぶ。
クランク軸4,第1カム軸13a及び第2カム軸13bの各一端部は,エンジン本体1の一側に突出しており,クランク軸4及び第1カム軸13aの各一端部間は第1調時伝動機構T1により連結され,またクランク軸4及び第2カム軸13bの各一端部間は第2調時伝動機構T2により連結される。
第1調時伝動機構T1は,クランク軸4の一端部に固着される駆動スプロケット20と,第1カム軸13aの一端部に固着される第1従動スプロケット21と,これら駆動スプロケット20及び第1従動スプロケット21に巻き掛けられるチェーン22とで構成され,クランク軸4の回転を1/2の減速比をもって伝達するようになっている。
一方,第2調時伝動機構T2は,各バンクB1,B2の気筒2a,2bに燃料を直接噴射するための高圧燃料ポンプPの駆動にも使用される。これを図1〜図3を参照しながら詳述する。
図2及び図3において,高圧燃料ポンプPは,第1及び第2調時伝動機構T1,T2を覆うようエンジン本体1に結合される伝動カバー30の外側面にボルト40により取り付けられる。その際,高圧燃料ポンプPは,そのポンプ入力軸24が図1に示すように,クランク軸4及び第2カム軸13b間の中点より第2カム軸13b寄りに,且つクランク軸4及び第2カム軸13bの両軸線間を結ぶ平面31より第1バンクB1側にオフセットするように配置される。
高圧燃料ポンプPは,第2カム軸13bと平行にして伝動カバー30内方に突出するロータ軸32を有しており,このロータ軸32にジョイント33を介して前記ポンプ入力軸24が連結される。ジョイント33には,例えばオルダムジョイントが使用される。
ポンプ入力軸24の,ジョイント33側の端部にはフランジ24aが形成されており,このフランジ24aに,ジョイント33を囲繞する第2従動スプロケット25がボルト41で一体的に結合される。この第2従動スプロケット25と前記駆動スプロケット20とにチェーン22が巻き掛けられる。この図示例では,チェーン22は,第1及び第2調時伝動機構T1,T2に共用されるもので,クランク軸4の直上において,チェーン22の上部経路を,第1バンクB1側から第2バンクB2側へと規制するガイドロータ34がエンジン本体1に軸支される。
再び図3において,ポンプ入力軸24の,第2従動スプロケット25と反対側の端面に駆動ギヤ26がボルト42により一体的に結合され,この駆動ギヤ26は,第2カム軸13bの一端部にボルト43で一体的に結合される従動ギヤ27に噛合する。
前記駆動ギヤ26は,その両側面より突出する円筒状の第1及び第2ハブ26a,26bを一体に有しており,第1ハブ26aはポンプ入力軸24の外周に嵌合する。これら第1及び第2ハブ26a,26bは,エンジン本体1の一側面にボルト44で固着される二股状の軸受部材35により回転自在に支承される。この二股状の軸受部材35は,軸方向中間部で二分割され,その両部分は,第1及び第2ハブ26a,26bへの嵌合後,ボルト45で相互に結合される。したがって,駆動ギヤ26は,軸受部材35により両持ち式に支持されることになる。
而して,駆動スプロケット20,第2従動スプロケット25及びチェーン22よりなるチェーン伝動装置Cが構成され,また駆動ギヤ26及び従動ギヤ27よりなるギヤ伝動装置Gが構成され,ギヤ伝動装置Gは,チェーン伝動装置Cの内側,即ちチェーン伝動装置Cとエンジン本体1との間に配置される。第2調時伝動機構T2は,これらチェーン伝動装置C及びギヤ伝動装置Gによって構成され,クランク軸4の回転をポンプ入力軸24に伝達すると共に,クランク軸4の回転を1/2の減速比をもって第2カム軸13bに伝達するようになっている。
再び,図1において,エンジン本体1には,駆動スプロケット20及び第1従動スプロケット21間のチェーン22の緩み側の外側面に摺接する可動チェーンガイド50の上端部が枢軸49を介して揺動自在に軸支され,この可動チェーンガイド50の下端部をチェーン22側に押圧するチェーンテンショナ51がエンジン本体1に取り付けられる。また第2従動スプロケット25及びガイドロータ34間のチェーン22の外側面,ガイドロータ34及び第2従動スプロケット25間のチェーン22の外側面,並びに第2従動スプロケット25及び駆動スプロケット20間のチェーン22の外側面にそれぞれ摺接する固定チェーンガイド52,53,54がエンジン本体1の一側面に固着される。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンEの運転中,第1調時伝動機構T1では,クランク軸4の回転を1/2の減速比に減速して第1カム軸13aに伝達して,それを回転駆動する。
一方,第2調時伝動機構T2では,チェーン伝動装置Cがクランク軸4の回転を高圧燃料ポンプPのポンプ入力軸24に伝達して,高圧燃料ポンプPを作動すると共に,チェーン伝動装置C及びギヤ伝動装置Gの協働により,クランク軸4の回転を1/2の減速比に減速して第1カム軸13aに伝達して,それを回転駆動する。
ところで,エンジンEの高圧燃料ポンプPの負荷は,第2カム軸13bの負荷より大であるが,第2調時伝動機構T2では,上記のように,クランク軸4の回転を,先ずチェーン伝動装置Cを介して高圧燃料ポンプPに,次いでギヤ伝動装置Gを介して第2カム軸13bへと伝達するので,第2カム軸13bに高圧燃料ポンプPの負荷が加わることを回避でき,ギヤ伝動装置G及び第2カム軸13bの減肉,軽量化を図ることができる。
しかも,ギヤ伝動装置Gは,ポンプ入力軸24及び第2カム軸13bにそれぞれ取り付けられる駆動ギヤ26及び従動ギヤ27の二枚のギヤで構成されるので,部品点数が少なく構造が簡単であるのみならず,第2調時伝動機構T2で発生するバックラッシュを最小限に抑えることができ,クランク軸4から第2カム軸13bへの伝動タイミングを適正に保持することができる。
また,第2カム軸13bは,その動弁作用上,負荷変動を受けるものであるが,その負荷変動は,ギヤ伝動装置Gを介して負荷の大なる高圧燃料ポンプPに吸収されることになるため,第2カム軸13bの負荷変動がチェーン伝動装置Cに加わることを防ぐことができ,その分,チェーン伝動装置Cの減肉,軽量化,延いてはエンジンEの軽量化を図ることができる。
さらに,高圧燃料ポンプPは,チェーン伝動装置Cの従動側に配置されることから,クランク軸4から第2カム軸13b側に充分に離して,具体的には,クランク軸4及び第2カム軸13b間の中点より第2カム軸13b側に設置することが可能となり,高圧燃料ポンプPの配置の自由度を高めることができる。その際,高圧燃料ポンプPを,クランク軸4及び第2カム軸13bの両軸線を通る平面31から第1バンクB1側にオフセットして配置することは,V型エンジンEのコンパクト化を図る上に有効である。
また,第2調時伝動機構T2を覆う伝動カバー30に高圧燃料ポンプPを取り付け,ギヤ伝動装置Gを,エンジン本体1及びチェーン伝動装置C間に配置したので,第2カム軸13bのエンジン本体1からのオーバハング量,並びにポンプ入力軸24の伝動カバー30からのオーバハング量を最小にして,それらの耐久性を図ることができる。
尚,この実施例のエンジンEでは,第2カム軸13bと高圧燃料ポンプPとが極めて近接しているので,機種によって高圧燃料ポンプPを不要とする場合には,チェーン22を介して第2カム軸13bを駆動するよう,第2カム軸13bの駆動手段を簡単に変更することができ,エンジン本体1を何ら変更することなく,複数機種への対応が簡単でコストメリットが大きい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,本発明は,V型エンジンに限らず,直列多気筒エンジンにも適用可能である
C・・・・・・チェーン伝動装置
E・・・・・・エンジン
G・・・・・・ギヤ伝動装置
P・・・・・・高圧燃料ポンプ
T2・・・・・調時伝動機構(第2調時伝動機構)
1・・・・・・エンジン本体
4・・・・・・クランク軸
13b・・・・カム軸(第2カム軸)
20・・・・・駆動スプロケット
22・・・・・チェーン
24・・・・・ポンプ入力軸
25・・・・・従動スプロケット(第2従動スプロケット)
26・・・・・駆動ギヤ
27・・・・・従動ギヤ
30・・・・・ポンプ支持部材(伝動ケース)
E・・・・・・エンジン
G・・・・・・ギヤ伝動装置
P・・・・・・高圧燃料ポンプ
T2・・・・・調時伝動機構(第2調時伝動機構)
1・・・・・・エンジン本体
4・・・・・・クランク軸
13b・・・・カム軸(第2カム軸)
20・・・・・駆動スプロケット
22・・・・・チェーン
24・・・・・ポンプ入力軸
25・・・・・従動スプロケット(第2従動スプロケット)
26・・・・・駆動ギヤ
27・・・・・従動ギヤ
30・・・・・ポンプ支持部材(伝動ケース)
Claims (3)
- クランク軸(4)により動弁用のカム軸(13b)を所定のタイミングで駆動すると共に高圧燃料ポンプ(P)を駆動するための,エンジンにおける調時伝動機構において,
クランク軸(4)に取り付けられる駆動スプロケット(20),この駆動スプロケット(20)が存在するエンジン本体(1)の一側方に配設される高圧燃料ポンプ(P)のポンプ入力軸(24)に取り付けられる従動スプロケット(25)及び,これら駆動スプロケット(20)及び従動スプロケット(25)間に巻き掛けられるチェーン(22)よりなるチェーン伝動装置(C)と;前記ポンプ入力軸(24)に,前記従動スプロケット(25)と同軸状に取り付けられる駆動ギヤ(26)及び,カム軸(13b)に取り付けられて前記駆動ギヤ(26)に噛合する従動ギヤ(27)よりなるギヤ伝動装置(G)と;で構成されることを特徴とする,エンジンにおける調時伝動機構。 - 請求項1記載のエンジンにおける調時伝動機構において,
クランク軸(4)及びカム軸(13b)を支持するエンジン本体(1)の一側方に,前記チェーン伝動装置(C)及びギヤ伝動装置(G)を配設すると共に,エンジン本体(1)及びチェーン伝動装置(C)間にギヤ伝動装置(G)を配置し,前記チェーン伝動装置(C)の外側面に隣接するようにしてエンジン本体(1)に固定されるポンプ支持部材(30)に前記高圧燃料ポンプ(P)を取り付けたことを特徴とする,エンジンにおける調時伝動機構。 - 請求項1又は2記載のエンジンにおける調時伝動機構において,
クランク軸(4)及びカム軸(13b)の軸線間を結ぶ平面の一側方に高圧燃料ポンプ(P)をオフセットして配置したことを特徴とする,エンジンにおける調時伝動機構。
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