JP2014013028A - 動弁駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のシリンダヘッドを有するエンジンにおいて、タイミングチェーン及びスプロケットが発生する騒音を低減した動弁駆動装置を提供する。
【解決手段】エンジン1の複数のシリンダヘッド2,3にそれぞれ設けられた動弁を駆動する動弁駆動装置を、第1のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第1のカムスプロケット21,31と、第2のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第2のカムスプロケット41,51と、クランクシャフトに固定されたクランクスプロケット11,12と、クランクスプロケット又はクランクスプロケットと連動するアイドラスプロケット72から第1のカムスプロケットと第2のカムスプロケットとにそれぞれ駆動力を伝達する第1のチェーン80及び第2のチェーン100とを備え、第1のカムスプロケットの歯数と第2のカムスプロケットの歯数とを異ならせた構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、水平対向エンジンやV型エンジンのように複数のシリンダヘッドを有するエンジンの動弁駆動装置に関し、特にタイミングチェーン及びスプロケットが発生する騒音を低減したものに関する。
4ストロークのレシプロ内燃機関においては、一般にシリンダヘッドに設けられたカムシャフトによって、吸排気ポートにそれぞれ設けられた動弁(バルブ)の開閉を行っている。カムシャフトは、例えばタイミングチェーン等の動力伝達部材によって、クランクシャフトの1/2の回転数で駆動される。
また、クランク軸回りの位相を異ならせて振り分けられた複数のシリンダ(バンク)を有する水平対向エンジンやV型エンジン等の場合には、カムシャフトは各バンクのシリンダヘッドにそれぞれ設けられる。
例えば特許文献1には、V型内燃機関の動弁駆動装置において、クランクシャフトに設けられたクランクギヤによって駆動されるアイドラギヤに左右バンク用の駆動スプロケットを設け、各駆動スプロケットから左右バンクのカムスプロケットへタイミングチェーンによって動力伝達するようにし、さらに左右バンクの間に各タイミングチェーンの張力を調整するテンショナを配置することが記載されている。
このようなタイミングチェーンは、各スプロケットとの噛合い時に、スプロケット歯数に由来する次数のノイズ(噛合い音)を発生する。
例えば、各カムスプロケットを36T、これを駆動するクランクスプロケットを18Tとした場合、この動弁駆動装置が発生する噛合い音は18次に特徴を持ち、聴感上目立ってしまう。
タイミングチェーンを用いた動弁駆動装置の騒音低減に関する従来技術として、例えば特許文献2には、チェーンガイドとチェーンとの接触面の形状や、その配設位置をチューニングすることによって、各スプロケットに対する巻付け駒数の二倍の値を、巻付け角が90度未満の場合には奇数、90度以上の場合には偶数とすることが記載されている。
また、特許文献3には、クランクスプロケットの歯とキー溝との位置関係を、左右バンク間で異ならせることによって、同一タイミングでの噛合いを防止することが記載されている。
また、特許文献4には、一対の駆動軸と従動軸にそれぞれ複数のスプロケットを設けるとともに、各スプロケットの歯数を異ならせることが記載されている。
特開2005−163583号公報 特開平7−35204号公報 特開平7―150968号公報 特開平4−262153号公報
上述した特許文献2,3に記載された技術は、一定の騒音低減効果はあるものと認められるが、これらを適用した場合であっても、各シリンダのカムスプロケット等から発せられる噛合い音の次数は同じであることから、依然として特定次数成分の騒音が目立ちやすいという問題があった。
また、特許文献4に記載された技術は、部品点数、重量、設置スペースなどがいずれも増加することから、自動車用エンジンの動弁駆動装置に適用することは現実的ではない。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、複数のシリンダヘッドを有するエンジンにおいて、タイミングチェーン及びスプロケットが発生する騒音を低減した動弁駆動装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、エンジンの複数のシリンダヘッドにそれぞれ設けられた動弁を駆動する動弁駆動装置であって、第1のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第1のカムスプロケットと、第2のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第2のカムスプロケットと、クランクシャフトに固定されたクランクスプロケットと、前記クランクスプロケット又は前記クランクスプロケットと連動するアイドラスプロケットから前記第1のカムスプロケットと前記第2のカムスプロケットとにそれぞれ駆動力を伝達する第1のチェーン及び第2のチェーンとを備え、前記第1のカムスプロケットの歯数と前記第2のカムスプロケットの歯数とを異ならせたことを特徴とする動弁駆動装置である。
これによれば、各シリンダヘッドのカムスプロケットの歯数を相互に異ならせることによって、噛合い音の次数を分散化し、特定次数の騒音が目立ちにくくすることができる。
このため、車両の静粛性を向上することができ、あるいは、静粛性が従来同等でよい場合には、遮音材等を低減して軽量化及びコスト低減を図ることができる。
請求項2に係る発明は、前記クランクスプロケットに巻き掛けられかつエンジン補機及び前記アイドラスプロケットの駆動を行う第3のチェーンを備え、前記第1のチェーンは前記クランクスプロケットに巻き掛けられ、前記第2のチェーンは前記アイドラスプロケットに巻き掛けられ、前記アイドラスプロケットは、前記クランクスプロケットに対して減速されることを特徴とする請求項2に記載の動弁駆動装置である。
これによれば、アイドラスプロケットを減速し、ここから第2のカムスプロケットに駆動力を伝達することによって、第2のカムスプロケットの歯数を第1のカムスプロケットの歯数に対して減らすことができ、例えばDOHCエンジンの吸気、排気側カムシャフトの軸間距離等に起因して、カムスプロケットを大径化できないなど制約がある場合であっても、第1のカムスプロケットと第2のカムスプロケットの歯数を異ならせることができ、既存のエンジンにも比較的容易に本発明を適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数のシリンダヘッドを有するエンジンにおいて、タイミングチェーン及びスプロケットが発生する騒音を低減した動弁駆動装置を提供することができる。
本発明の参考例である動弁駆動装置を有するエンジンをクランクシャフトの軸方向(縦置搭載の場合の車両前方側)から見た図である。 図1のII−II部矢視断面図である。 図1のIII−III部矢視断面図である。 図1のエンジンの各スプロケットの歯数を示す図である。 本発明を適用した動弁駆動装置の実施例1を有するエンジンの各スプロケットの歯数を示す図である。 本発明を適用した動弁駆動装置の実施例2を有するエンジンの各スプロケットの歯数を示す図である。
本発明は、複数のシリンダヘッドを有するエンジンにおいて、タイミングチェーン及びスプロケットが発生する騒音を低減した動弁駆動装置を提供する課題を、各シリンダヘッドに設けられたカムスプロケットの歯数を相互に異ならせて、噛合い音の次数を分散化することによって解決した。
まず、本発明の参考例として、本発明が適用される対象となる従来技術に係るエンジンについて説明する。
参考例の動弁駆動装置は、例えば乗用車等の自動車の車体前部に縦置搭載されるエンジンに設けられる。
図1に示すように、エンジン1は、右側シリンダ2及び左側シリンダ3を有する水平対向エンジンであって、例えば4気筒のターボディーゼルエンジンである。
エンジン1は、クランクシャフト10、右側吸気カムシャフト20、右側排気カムシャフト30、左側吸気カムシャフト40、左側排気カムシャフト50、燃料ポンプ60(図2、図3を参照)、アイドラスプロケット70、RHチェーン80、プライマリチェーン(PRチェーン)90、LHチェーン100、オイルポンプ110、ウォーターポンプ120等を備えて構成されている。
クランクシャフト10は、エンジン1の出力軸である。クランクシャフト10には、気筒数分のクランクアーム及びクランクピンが形成され、各クランクピンは図示しない各気筒のピストンとコンロッドを介して連結される。クランクシャフト10の図示しない車両後方部側の端部(以下「後端部」と称する)は、フライホイールが設けられ、変速機に接続される。
クランクシャフト10は、エンジン1の運転時に、図1における時計回りに回転する。クランクシャフト10の車両前方側の端部(以下「前端部」と称する)には、第1クランクスプロケット11及び第2クランクスプロケット12が固定されている。
第1クランクスプロケット11は、RHチェーン80が巻き掛けられ、右側シリンダ2側に設けられた吸排気バルブを駆動するものである。
第2クランクスプロケット12は、PRチェーン90が巻き掛けられ、燃料ポンプ60の燃料ポンプスプロケット61及びアイドラスプロケット70の第1アイドラスプロケット71を駆動するものである。第2クランクスプロケット12は、第1クランクスプロケット11に対して歯数が大きくかつ大径に形成されている。
図2及び図3に示すように、第1クランクスプロケット11、第2クランクスプロケット12は、クランクシャフト10の前端部側から順次配列されている。
右側吸気カムシャフト20は、右側シリンダ2の吸気バルブを駆動するものである。
右側排気カムシャフト30は、右側シリンダ2の排気バルブを駆動するものである。
右側吸気カムシャフト20及び右側排気カムシャフト30は、右側吸気カムシャフト20が上方となるように、上下方向に並べて配置されている。
右側吸気カムシャフト20及び右側排気カムシャフト30の前端部には、それぞれ右側吸気カムスプロケット21、右側排気カムスプロケット31が固定されている。
左側吸気カムシャフト40は、左側シリンダ3の吸気バルブを駆動するものである。
左側排気カムシャフト50は、左側シリンダ3の排気バルブを駆動するものである。
左側吸気カムシャフト40及び左側排気カムシャフト50は、左側吸気カムシャフト40が上方となるように、上下方向に並べて配置されている。
左側吸気カムシャフト40及び左側排気カムシャフト50の前端部には、それぞれ左側吸気カムスプロケット41、左側排気カムスプロケット51が固定されている。
燃料ポンプ60は、図3に示すように、エンジン1の上部に設けられ、例えば軽油等の燃料を高圧に加圧して図示しないコモンレールに供給するものである。
燃料ポンプ60は、その本体部がクランクシャフト10のほぼ上方に設けられ、前方に突き出した入力軸60a(図3参照)を備えている。この入力軸60aの先端部には、図1に示す燃料ポンプスプロケット61が固定されている。燃料ポンプスプロケット61には、PRチェーン90が巻き掛けられている。
アイドラスプロケット70は、第1アイドラスプロケット71及び第2アイドラスプロケット72が一体となってクランクシャフト10と平行な回転軸回りに回転可能となるように構成したものである。
第1アイドラスプロケット71は、LHチェーン100の張り側(燃料ポンプスプロケット61側から第2クランクスプロケット12側へ戻る側)と、LHチェーン100の内側から噛合するように、第2クランクスプロケット12の上方側でありかつ燃料ポンプスプロケット61の下方側であって、左側シリンダ3側にオフセットした位置に配置されている。
第2アイドラスプロケット72は、第1アイドラスプロケット71の後方側(変速機側)に同心に配置されている。第2アイドラスプロケット72は、第1アイドラスプロケット71よりも歯数が小さくかつ小径に形成されている。
RHチェーン80は、第1クランクスプロケット11、右側排気カムスプロケット31、右側吸気カムスプロケット21に順次巻き掛けられている。
RHチェーン80には、チェーンテンショナ81、チェーンテンショナレバー82、チェーンガイド83が設けられている。
チェーンテンショナ81は、チェーンテンショナレバー82をチェーンに対して押圧させるプランジャを備えている。
チェーンテンショナレバー82は、エンジン本体に対してクランクシャフト10と平行な回転軸回りに揺動可能に取り付けられ、チェーンテンショナ81のプランジャに押されることによってRHチェーン80に押し付けられ、RHチェーン80のテンションを適切な範囲内となるように調整する。なお、以下説明する他のチェーンテンショナ及びチェーンテンショナレバーもこれらと同様の機能を有する。
チェーンテンショナ81及びチェーンテンショナレバー82は、RHチェーン80の弛み側(被駆動側スプロケットから駆動側スプロケットへ戻る側。RHチェーン80の場合には下側。)に配置されている。
チェーンガイド83は、RHチェーン80に当接し、RHチェーン80を案内するものである。チェーンガイド83は、RHチェーン80の張り側(駆動側スプロケットから被駆動側スプロケットへ行く側。RHチェーン80の場合には上側。)に配置されている。
PRチェーン90は、第2クランクスプロケット12、第1アイドラスプロケット71、燃料ポンプスプロケット61に順次巻き掛けられている。
PRチェーン90の弛み側(右側シリンダ2側)には、チェーンテンショナ91、チェーンテンショナレバー92が設けられている。
LHチェーン100は、第2アイドラスプロケット72、左側吸気カムスプロケット41、左側排気カムスプロケット51に順次巻き掛けられている。
LHチェーン100の弛み側(上側)には、チェーンテンショナ101、チェーンテンショナレバー102が設けられ、張り側(下側)には、チェーンガイド103が設けられている。
オイルポンプ110は、エンジン1の潤滑油を加圧して吐出するものである。
オイルポンプ110は、例えば、クランクシャフト10に固定されたインナロータ及びこのインナロータと連動して回転するアウタロータを有するトロコイドポンプである。
図2、図3に示すように、オイルポンプ110は、その内部にクランクシャフト10が挿入され、第2クランクスプロケット12と、エンジン前端部側のクランクジャーナル10aとの間に配置されている。
ウォーターポンプ120は、エンジン1の冷却水を循環させるものである。ウォーターポンプ120は、クランクシャフト10の軸方向から見た位置がクランクシャフト10と左側排気カムシャフト50との間における左側シリンダ3の下部に配置されている。
図4は、参考例における各スプロケットの歯数を示す図である。
図4に示すように、参考例においては、各スプロケットの歯数は、以下のように設定されている。

第1クランクスプロケット11: 18T
第2クランクスプロケット12: 27T
右側吸気カムスプロケット21: 36T
右側排気カムスプロケット31: 36T
左側吸気カムスプロケット41: 36T
左側排気カムスプロケット51: 36T
燃料ポンプスプロケット61: 27T
第1アイドラスプロケット71: 27T
第2アイドラスプロケット72: 18T

このようなスプロケット歯数の場合、エンジンの運転時に発生する各チェーン、スプロケットの噛合い音の次数は、18次と27次に集中し、聴感上目立ってしまう。
以下、本発明を適用した動弁駆動装置の実施例1について説明する。
なお、以下説明する各実施例において、上述した参考例と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は、実施例1における各スプロケットの歯数を示す図である。
図5に示すように、実施例1においては、各スプロケットの歯数は、以下のように設定されている。

第1クランクスプロケット11: 19T
第2クランクスプロケット12: 27T
右側吸気カムスプロケット21: 38T
右側排気カムスプロケット31: 38T
左側吸気カムスプロケット41: 36T
左側排気カムスプロケット51: 36T
燃料ポンプスプロケット61: 27T
第1アイドラスプロケット71: 27T
第2アイドラスプロケット72: 18T

実施例1においては、エンジンの運転時に発生する各チェーン、スプロケットの噛合い音の次数は、18次、19次、27次に分散されることから、聴感上特定の次数の騒音が目立ちにくくすることができる。
これによって、車両の静粛性を向上することができ、あるいは、静粛性を維持しつつ遮音材を低減するなどして車両の軽量化、コスト低減を図ることができる。
次に、本発明を適用した動弁駆動装置の実施例2について説明する。
図6は、実施例2における各スプロケットの歯数を示す図である。
図6に示すように、実施例2においては、各スプロケットの歯数は、以下のように設定されている。

第1クランクスプロケット11: 18T
第2クランクスプロケット12: 21T
右側吸気カムスプロケット21: 36T
右側排気カムスプロケット31: 36T
左側吸気カムスプロケット41: 28T
左側排気カムスプロケット51: 28T
燃料ポンプスプロケット61: 21T
第1アイドラスプロケット71: 27T
第2アイドラスプロケット72: 18T

実施例2においては、エンジンの運転時に発生する各チェーン、スプロケットの噛合い音の次数は、14次、18次、21次に分散される。
実施例2においては、上述した実施例1の効果と実質的に同様の効果に加えて、吸気カムシャフトと排気カムシャフトとの軸間距離等の制約によってカムスプロケットの大型化が困難である場合にも、アイドラスプロケットをクランクスプロケットに対して減速することによって、カムスプロケットの歯数を減らすことが可能となり、本発明を適用することができる。
例えば、参考例のエンジンをもとに、実施例1の構成を適用しようとした場合、右側吸気カムスプロケット21、右側排気カムスプロケット31を36Tから38Tに変更する必要があるが、このようなスプロケットの歯数増加がスペース的に困難な場合もありうる。
実施例2の構成によれば、このような場合であっても本発明を適用することが可能である。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)実施例の内燃機関は、例えば、水平対向4気筒DOHCのターボディーゼルエンジンであったが、本発明は他種類の内燃機関にも適用することができる。本発明は、例えば、V型エンジンや6気筒以上の多気筒エンジン、吸排気弁を共通のカムシャフトで駆動するSOHCエンジン、ディーゼル以外のエンジンにも適用することができる。また、エンジンの搭載方向、搭載位置も特に限定されない。
(2)動弁駆動装置を構成する各要素の形状、構造、配置等は上述した実施例のものに限定されず適宜変更することができる。例えば、各スプロケットの歯数は、各カムシャフトがクランクシャフトの半分の回転数となり、燃料ポンプの回転数が適切となるように適宜設定することができる。また、V型エンジンの場合には燃料ポンプは左右(前後)バンク内、バンク外のいずれにも配置可能である。
(3)各実施例では、左側の各カムシャフトを駆動するチェーンを、アイドラスプロケットを介して駆動しているが、各シリンダヘッドのカムスプロケットを駆動するチェーンを、ともに同軸に設けられたクランクスプロケットに直接巻き掛ける構成としてもよい。
1 エンジン
2 右側シリンダ 3 左側シリンダ
10 クランクシャフト 10a クランクジャーナル
11 第1クランクスプロケット 12 第2クランクスプロケット
20 右側吸気カムシャフト 21 右側吸気カムスプロケット
30 右側排気カムシャフト 31 右側排気カムスプロケット
40 左側吸気カムシャフト 41 左側吸気カムスプロケット
50 左側排気カムシャフト 51 左側排気カムスプロケット
60 燃料ポンプ 60a 入力軸
61 燃料ポンプスプロケット
70 アイドラスプロケット 71 第1アイドラスプロケット
72 第2アイドラスプロケット
80 RHチェーン 81 チェーンテンショナ
82 チェーンテンショナレバー 83 チェーンガイド
90 PRチェーン 91 チェーンテンショナ
92 チェーンテンショナレバー
100 LHチェーン 101 チェーンテンショナ
102 チェーンテンショナレバー 103 チェーンガイド
110 オイルポンプ 120 ウォーターポンプ

Claims (2)

  1. エンジンの複数のシリンダヘッドにそれぞれ設けられた動弁を駆動する動弁駆動装置であって、
    第1のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第1のカムスプロケットと、
    第2のシリンダヘッドに設けられたカムシャフトに取付けられた第2のカムスプロケットと、
    クランクシャフトに固定されたクランクスプロケットと、
    前記クランクスプロケット又は前記クランクスプロケットと連動するアイドラスプロケットから前記第1のカムスプロケットと前記第2のカムスプロケットとにそれぞれ駆動力を伝達する第1のチェーン及び第2のチェーンと
    を備え、
    前記第1のカムスプロケットの歯数と前記第2のカムスプロケットの歯数とを異ならせたこと
    を特徴とする動弁駆動装置。
  2. 前記クランクスプロケットに巻き掛けられかつエンジン補機及び前記アイドラスプロケットの駆動を行う第3のチェーンを備え、
    前記第1のチェーンは前記クランクスプロケットに巻き掛けられ、
    前記第2のチェーンは前記アイドラスプロケットに巻き掛けられ、
    前記アイドラスプロケットは、前記クランクスプロケットに対して減速されること
    を特徴とする請求項1に記載の動弁駆動装置。
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