JP2019500551A - 非優勢次数ランダムスプロケット - Google Patents

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Abstract

ピッチ半径のパターンを備える内燃機関用非優勢次数ランダムスプロケットであって、それによって前記ピッチ半径の半径方向の変化が前記内燃機関のドライブシステムにおいて非優勢次数おける緊張力を励起する、非優勢次数ランダムスプロケット。
【選択図】 図25

Description

本発明は、スプロケットの分野に関する。より詳細には、本発明は噛合いノイズが低減されたスプロケット及びチェーンシステムに関する。
図1は典型的なエンジン―例えば、この装置は直列4気筒ディーゼルエンジンに使用されてもよい―用のチェーンドライブシステムの一例を示している。5つのスプロケットがあり―スプロケット30はクランクシャフト上にあり、スプロケット31はクランクシャフトスプロケット30によって駆動され、排気カムシャフトスプロケット33及び吸気カムシャフトスプロケット34を駆動するアイドラである。スプロケット32は燃料ポンプを駆動する。2つのチェーンがある―ストランド1〜3からなる、燃料ポンプチェーン10がクランクシャフトスプロケット30によって駆動され、アイドラスプロケット31及び燃料ポンプスプロケット32を駆動し、そしてストランド4〜6からなるカムタイミングチェーン20がアイドラルスプロケット31によって駆動され、吸気カムシャフトスプロケット34及び排気スプロケット33を駆動する。
チェーン又は歯付ベルトドライブは振動励起を受ける。例えば、チェーン又は歯付ベルトドライブはエンジンクランクシャフトとカムシャフトとの間に使用することができる。該振動励起は、クランクシャフトの捩り振動及び/又はバルブトレイン及び/又は燃料ポンプからの変動トルク負荷であり得る。
ランダムスプロケットは、チェーン噛合いノイズを低減するためにチェーンドライブに使用されることがある。従来のランダムスプロケットは、ピッチ半径変化の固定「ランダム」パターンを使用して噛合いタイミングを変える。これは噛合いノイズを分散させるので、不愉快な純音ではない。非ランダムスプロケットであれば、噛合いノイズはすべて噛合い周波数又は噛合い次数に集中される。ランダムスプロケットであれば、多くの次数―主として低次数及び噛合い次数周辺の次数―にわたって拡散される。それは不愉快なノイズを低減させる一方、ランダムスプロケットの半径方向の変化は、―ほとんど低次数(スプロケット1回転につき数回)で―チェーンドライブ内に振動緊張力を生成する。
ほとんどのチェーンドライブは、1つ以上の捩り共振周波数を有する。ランダムスプロケットによって引き起こされる緊張力変動が、チェーンドライブ捩り共振周波数又はそれに近い周波数を有する次数である場合、緊張力変動が増幅される―おそらくチェーン緊張力に相当な変動を引き起こす。
チェーンドライブに、(クランクTV、カムトルク、燃料ポンプトルクなどの)緊張力変動の外的要因がある場合、ランダムスプロケットによって引き起こされる振動緊張力が平均緊張力に加わり、全体の最大緊張力を増加させる。この場合、ランダムスプロケットは常に最大チェーン緊張力を増加させる。最大緊張力がチェーンの許容範囲内にとどまる場合、これは問題になり得ない。
チェーンドライブに外的な緊張力変動の要因がある場合、ランダムスプロケットは、外部源からの緊張力変動がすでに存在する次数で緊張力変動を生成すると考えられる。多くの場合、これは全体の最大緊張力が足し合わされて増加させる緊張力を生成する。既存のランダムスプロケット法を使用すると、結果的にほとんど常に全体の最大チェーン緊張力が増加する。多くの場合、緊張力はチェーンの許容緊張力レベルを超えて増加する。このため、エンジンカムやバランスシャフトドライブなど、緊張力変動の外部要因を伴う多くのチェーンドライブでは、従来のランダムスプロケットを使用することは可能でない。
緊張力低減ラムダムズプロケットは、1つ又は2つの特定の次数における緊張力を生成するためにランダムスプロケットの半径方向の変化パターンを規定することによって開発された。緊張力低減ランダムスプロケットによって生成された緊張力は、緊張力変動の外部源によって引き起こされる緊張力と反対になるように位相調整される。この結果、緊張力が相殺され、全体の最大緊張力レベルが低下する。緊張力低減ランダムスプロケットが一様な反復パターンを使用し、かつ正しい緊張力レベルを生成するように振幅を選択する必要があるため、緊張力低減ランダムスプロケットは噛合いノイズにあまり影響を与えないことが多い。
緊張力低減スプロケットは、チェーン緊張力の顕著な次数を使用して、振動励起によって生じる緊張力と反対になるように位相調整した緊張力変動を生成させ、これによって(全体の最大緊張力がこれらの次数の1つによって支配されるとき)チェーン又はベルトドライブ共振においてそれらの次数の緊張力が相殺又は部分的に相殺される。問題は、全体的なチェーン緊張力の増加を制限しながら十分なノイズ低減のためにランダムスプロケットをどのように設計するかにある。
本発明は、ドライブの噛合いノイズを低減することを目的とした可変ピッチ半径を有するランダムスプロケット又はプーリを開示する。該ランダムスプロケット又はプーリは、振動励起によって引き起こされるチェーン緊張力では既に顕著でない次数から成る半径方向の変化パターンを使用する。
振動励起及び捩り共振を伴うチェーン又は歯付ベルトドライブは、特定の次数における振動緊張力を生成する。ランダムパターンによるチェーン緊張力の増加を最小限に抑えるために、ランダムスプロケットの半径方向の変化パターンでは、これらの次数は回避される必要がある。
チェーン緊張力において顕著でない次数で構成された半径方向の変化を伴うランダムスプロケットを使用することで、ランダムスプロケットが振動励起による緊張力と同時にドライブ共振を励起するランダムスプロケットによる緊張力を軽減し、ランダムスプロケットによるチェーン緊張力の増加を最小限に抑える。
図1は、I−4(直列4気筒)ディーゼルに適用するための従来技術2段チェーンドライブを示す。 図2aは、図1のドライブにおけるクランク捩り振動からの励起のグラフを示す。 図2bは、図1のドライブにおけるクランク捩り振動からの励起のグラフを示す。 図2cは、図1のドライブにおけるクランク捩り振動からの励起のグラフを示す。 図3aは、図1のドライブにおける排気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図3bは、図1のドライブにおける排気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図3cは、図1のドライブにおける排気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図4aは、図1のドライブにおける吸気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図4bは、図1のドライブにおける吸気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図4cは、図1のドライブにおける吸気カムトルクからの励起のグラフを示す。 図5aは、図1のドライブにおける燃料ポンプトルクからの励起のグラフを示す。 図5bは、図1のドライブにおける燃料ポンプトルクからの励起のグラフを示す。 図5cは、図1のドライブにおける燃料ポンプトルクからの励起のグラフを示す。 図6aは、図1の燃料ポンプチェーン(ストランド1〜3)のエンジン速度対ストランド緊張力を示す。 図6bは、図1のカムタイミングチェーン(ストランド4〜6)のエンジン速度対ストランド緊張力を示す。 図7aは、図1のストランド1におけるストランド緊張力を示す。 図7bは、図1のストランド1におけるストランド緊張力を示す。 図7cは、図1のストランド1におけるストランド緊張力を示す。 図8aは、図1のストランド2におけるストランド緊張力を示す。 図8bは、図1のストランド2におけるストランド緊張力を示す。 図8cは、図1のストランド2におけるストランド緊張力を示す。 図9aは、図1のストランド3におけるストランド緊張力を示す。 図9bは、図1のストランド3におけるストランド緊張力を示す。 図9cは、図1のストランド3におけるストランド緊張力を示す。 図10aは、図1のストランド4におけるストランド緊張力を示す。 図10bは、図1のストランド4におけるストランド緊張力を示す。 図10cは、図1のストランド4におけるストランド緊張力を示す。 図11aは、図1のストランド5におけるストランド緊張力を示す。 図11bは、図1のストランド5におけるストランド緊張力を示す。 図11cは、図1のストランド5におけるストランド緊張力を示す。 図12aは、図1のストランド6におけるストランド緊張力を示す。 図12bは、図1のストランド6におけるストランド緊張力を示す。 図12cは、図1のストランド6におけるストランド緊張力を示す。 図13aは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図13bは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図13cは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図13dは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図13eは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図13fは、「ストレート」スプロケットを備えた、図1に示したベースラインシステムに関する総括グラフを示す。 図14aは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図14bは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図14cは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図14dは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図14eは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図14fは、従来のランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15aは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15bは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15cは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15dは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15eは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図15fは、従来のランダムスプロケットを備え外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16aは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16bは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16cは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16dは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16eは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図16fは、本発明の非優勢次数(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17aは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17bは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17cは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17dは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17eは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図17fは、本発明の非優勢(NPO)ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図18aは、異なる向きで装着された従来のランダムスプロケットを備えた、図1に示したシステムに関する緊張力のグラフを示す。 図18bは、異なる向きで装着された従来のランダムスプロケットを備えた、図1に示したシステムに関する緊張力のグラフを示す。 図18cは、異なる向きで装着されたNPOランダムスプロケットを備えた、図1に示したシステムに関する緊張力のグラフを示す。 図18dは、異なる向きで装着されたNPOランダムスプロケットを備えた、図1に示したシステムに関する緊張力のグラフを示す。 図19aは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図19bは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図19cは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図19dは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図19eは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図19fは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20aは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20bは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20cは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20dは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20eは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図20fは、緊張力低減ランダムスプロケットを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21aは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21bは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21cは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21dは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21eは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図21fは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴わない、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22aは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22bは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22cは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22dは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22eは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図22fは、NPOスプロケットと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを備えかつ外部励起を伴う、図1に示したシステムに関するグラフを示す。 図23は、図1に示したシステムに関するチェーン負荷対エンジンRPMのグラフを示し、ストレートスプロケット、従来のランダムスプロケット、緊張力低減ランダムスプロケット、NPOランダムスプロケット、及びNPOランダムと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを示す。 図24は、ストレートスプロケット、従来のランダムスプロケット、緊張力低減ランダムスプロケット、NPOランダムスプロケット、及びNPOランダムと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせを対象とした、スプロケット半径方向の変化対歯底部番号のグラフである。 図25は、NPOランダムスプロケットを用いた緊張力低減方法のフローチャートである。 図26は、図2a、5a、7a、8a、9a、10a、11a、及び12aの凡例を示す。 図27は、図2b、3b、4b、5b、7b、8b、9b、10b、11b、12b、13c、13d、14c、14d、15c、15d、16c、16d、17c、17d、19c、19d、20c、20d、21c、21d、22c及び22dの凡例を示す。 図28は、図2c、3c、4c、5c、7c、8c、9c、10c、11c、12c、13e、13f、14e、14f、15e、15f、16e、16f、17e、17f、19e、19f、20e、20f、21e、21f、22e、及び22fの凡例を示す。 図29は、図6a、13a、14a、15a、16a、17a、19a、20a、21a、及び22aの凡例を示す。 図30は、図6b、13b、14b、15b、16b、17b、19b、20b、21b、及び22bの凡例を示す。 図31は、図3a及び4aの凡例を示す。
本発明は、チェーン緊張力において優勢でない次数のみを使用してランダムパターンを生成することによって、チェーン緊張力の増加の問題に取り組む。これを行うことで、ランダムスプロケットによる緊張力と外部からの緊張力との相互作用が最小限に抑えられる。また、ランダムスプロケットによる緊張力は、外部からの緊張力と同時に共振を励起することはない。さらに、ランダムスプロケット上の半径方向の変化の向きはもはや非常に重要ではない(外部源による次数を追加又は相殺しないからである)。この方法と緊張力低減ランダムスプロケットを組み合わせることが可能である。これは、緊張力低減ランダムスプロケットのために最初に次数、振幅、及び位相を規定することによって行うことができる。次いで、チェーン緊張力において既に顕著でない他の次数を追加することができ、それによって全体の最大緊張力の増加を最小限に抑えて噛合いノイズ低減をさらに改善することができる。
チェーン又はベルトドライブは、多くの構成及び様々な振動励起を有することができる。重要なことは、ドライブが振動励起を受けやすく、ドライブがこれらの励起によって励起されることができる捩り共振を有することにある。使用することができる多くの半径方向の変化パターンが存在する。重要なことは、このパターンがチェーン緊張力において顕著である次数を含んでいないことにある。すなわち、パターンがチェーン緊張力において顕著である次数を含んでいれば、振動励起によって生じる緊張力を相殺するために適切な振幅と向きを有する次数が選択される。
この概念は、ノイズと全体の最大チェーン緊張力の両方を減少させるために緊張力低減スプロケットの半径方向の変化と組み合わせることができる。
図2a、5a、7a、8a、9a、10a、11a、及び12aの凡例が図26に見られることに留意されたい。図2b、3b、4b、5b、7b、8b、9b、10b、11b、12b、13c、13d、14c、14d、15c、15d、16c、16d、17c、17d、19c、19d、20c、20d、21c、21d、22c、及び22dの凡例が図27に見られる。図2c、3c、4c、5c、7c、8c、9c、10c、11c、12c、13e、13f、14e、14f、15e、15f、16e、16f、17e、17f、19e、19f、20e、20f、21e、21f、22e、及び22fの凡例が図28に見られる。図6a、13a、14a、15a、16a、17a、19a、20a、21a、及び22aの凡例が図29に見られる。図6b、13b、14b、15b、16b、17b、19b、20b、21b、及び22bの凡例が図30に見られる。図3a及び4aの凡例が図31に見られる。
図1のチェーンドライブ装置は、クランク捩り振動からの高い振動励起を有する。これは、図2a〜図2cのグラフに見ることができる。同様に、図3a〜図3c及び図4a〜図4cは、排気カムシャフト及び吸気カムシャフトにおけるカムトルクのグラフをそれぞれ示し、図5a〜図5cは、燃料ポンプトルクを示す。
図2a、図3a、図4a及び図5aは、異なる速度における1エンジンサイクルの振動励起の時間トレースを示す。これらの時間トレースはエンジンサイクル(2クランク回転)ごとに繰り返される。これは4気筒エンジンなので、振動励起はエンジンサイクルにおいて4回繰り返すパターンを持っている。これは、優勢な第4次のエンジンサイクル次数を生成する(励起はエンジンサイクルあたり4回増減する)。時間トレースは正弦波ではないので、第4次のエンジンサイクル次数の倍数(8、12、16、...)である高調波―すなわち次数―がある。
4サイクルエンジンに適用するために本明細書で使用される「エンジンサイクル次数」又は単に「次数」という用語は、「エンジンサイクル」次数を指すことが理解されるであろう。グラフは、括弧内に「クランクスプロケット次数」と注記している。4サイクルエンジンの場合、エンジンサイクル次数はクランクスプロケット次数の2倍である、クランクがエンジンサイクルごとに2回転するからである。
この適用のために、時間トレースは次の式を使用して次数振幅と位相で表すことができる。
Figure 2019500551
ここで、A=次数4、8、12...の振幅
φ=次数4、8、12...の位相
θ=エンジンサイクル又はカム角度(1エンジンサイクルにわたって0〜360度)
各次数の振幅及び位相は、エンジン速度によって変化する。次数4、8、12、16及び20の速度に伴う振幅の変動は図2b、3b、4b及び5bに示されており、同じプロットは図2c、3c、4c及び5cにおいて次数6、10、14、18及び22に関して示される。
図6a及び図6bは、燃料ポンプチェーン10及びカムタイミングチェーン20の各ストランドにおける最大及び最小緊張力対エンジン速度(チェーンドライブ・ダイナミック・シミュレーション・コンピュータ・プログラムを使用して計算した)を示す。これらの緊張力は、外部振動励起の結果である。最大緊張力は、チェーンの耐久限界(例えば、プライマリチェーンの場合は2800ニュートン、セカンダリチェーンの場合は2300ニュートン)に非常に近い。
ストランド緊張力毎の時間トレース及び次数振幅を図7a〜図12cに示し、その中に図7a、8a、9a、10a、11a及び12aはストランド緊張力対ストランド1〜6の様々なエンジン速度におけるクランク角をそれぞれ示し、図7b、図8b、図9b、図10b、図11b及び図12bは、次数4、8、12、16及び20に関するストランド緊張力対エンジン速度を示し、図7c、図8c、図9c、図10c、図11c及び図12cは、次数6、10、14、18及び22に関するストランド緊張力対エンジン速度を示す。
図7a〜12cから、チェーンドライブの最初の捩じり共振に起因して、約3500〜4000RPMのエンジン速度で緊張力に大きなピークがあることに留意されたい。これは、第8次のエンジンサイクル次数で最も顕著である。第8次のエンジンサイクル次数の増幅は、最高のチェーン緊張力を引き起こす。
図13a〜図13fは、図1に示すベースラインシステムの総括図を示しており、その中でスプロケット30〜34は「ストレート」スプロケット―すなわち、ノイズ又はトルク又は緊張力調整のためのランダム化又は他の修正を伴わないスプロケットである。
図13a及び図13bは図6a及び6bに、それぞれ対応し、燃料ポンプチェーン10(ストランド1〜3)及びカムタイミングチェーン20(ストランド4〜6)における最大ストランド緊張力及び最小ストランド緊張力を示す。図13c〜図13fは、燃料ポンプチェーン10(ストランド3)及びカムタイミングチェーン20(ストランド6)の最も高い緊張力を有するストランドの次数内容を示す。図13cは図9bに対応し、図13dは図12bに対応し、図13eは図9cに対応し、図13fは図12cに対応する。
このドライブ装置に関する噛合いノイズは受け入れられない。最悪のノイズは燃料ポンプスプロケット近傍から来る。先行技術で知られているように、この問題に対処するためにランダム燃料ポンプスプロケットを使用してノイズレベルを低減することが可能であろう。
図14a〜図14fは、外部励起が存在しない―すなわち、クランクシャフト、カムシャフト(複数)又は燃料ポンプの作動によって導入されたトルク変動を考慮しない、場合の従来のランダムスプロケットによって生じるチェーン緊張力を示す。図14c〜図14fは、従来のランダムスプロケットが多くの次数で緊張力を励起することを示している。より顕著な次数としては、第4次、第10次、第12次のエンジンサイクル次数が挙げられる。
しかしながら、外部励起なるものがあらゆる現実世界のエンジンに存在し、クランクシャフト上のピストン、又はカムシャフト(複数)上のバルブの衝撃、又は燃料ポンプの動作によって生成されることが理解されるであろう。外部励起を組み合わせると、第4次及び/又は第12次の寄与が足し合わされてチェーン緊張力を増加させることになる可能性がある。これは図15a〜図15fに示されている。図14a〜図14fに示すベースラインと比較して、ストランド1、2、4、5及び6の緊張力は大きく増加し、ストランド3の緊張力の増加はより小さい。このようなチェーン緊張力の増加は受け入れられない。
図16a〜図16fは、本出願の中で教示されるように、ベースラインシステムにおいて顕著ではない次数のみに基づくピッチ半径変の変化を伴うランダムスプロケットを用いて生成されたチェーン緊張力(以下、「非優勢次数」又はNPOランダムスプロットと呼ぶ)を示している。上記の図14a〜図14fと同様に、図16a〜図16fは外部励起を考慮しない。この場合、NPOランダムスプロケットパターンに使用できる次数は、第1次、第2次、第3次、第5次、第6次、第7次、第9次、第10次、第11次、第13次の…エンジンサイクル次数である。
この例のエンジンでは、燃料ポンプスプロケットは、エンジンサイクルごとに2回転―すなわち、クランクシャフトと同じ速度で回転する。これは、燃料ポンプスプロケット次数がエンジンサイクル次数の2倍であることを意味する―第1次の燃料ポンプスプロケット次数(燃料ポンプの回転ごとに1回繰り返される正弦波)が第2次のエンジンサイクル次数に等しくなる、以下同様。つまり、燃料ポンプスプロケットは第2次、第4次、第6次、第8次、第10次、第12次の...エンジンサイクル次数の生成にのみ使用できる。
ベースラインの緊張力で既に優勢である次数を取り除くことは、第2次、第6次、第10次、第11次、第14次、第18次の...エンジンサイクル次数―すなわち、第1次、第3次、第5次、第7次、第9次の...燃料ポンプスプロケット次数を残すことである。図16c〜図16fの次数プロットは、この例では、NPOランダムスプロケットが主に第6次、第10次、第14次及び第18次のエンジンサイクル次数で緊張力を生成することを示している。第4次、第8次、第12次、第16次の...エンジンサイクル次数で生成される緊張力は非常に小さく、外部励起と組み合わされたときに大幅には加算されない。
図17a〜図17は、NPOランダムスプロットを有するが、図15a〜図15fのように外部励起を考慮に入れるエンジンのグラフを示す。ベースラインからの次数内容(図13a〜図13f)を比較すると、図17a〜図17fは、優勢次数のわずかな変化と、NPOランダムスプロケットからの新規次数の追加のみを示している。ストランド1、2、4、5、6の最大緊張力はわずかに増加するだけである。ストランド3の緊張力は、NPOランダムスプロケットの第10次のエンジンサイクル次数の寄与に起因しても少し増加する。これは、NPOスプロケットを生成するために使用される第5次のスプロケット次数の振幅を減らすことによって改善することができるであろう。
図18a〜図18dは、従来のランダムスプロケット(図18a〜図18b)及び本出願のNPOランダムスプロケット(図18c〜図18d)の向きとともにどのように変化するかを示している。これらの図で使用されているように、用語「向き」は、エンジンサイクルの開始時のスプロケットの角度位置を意味する。スプロケットの向きは歯が1つずつ増えるごとに変化し得る。
従来のランダムスプロケットであれば、図18a〜図18bに示すように、スプロケットの向きに起因して最大緊張力の大きな変動があり得る。また、いくつかの状況で緊張力を軽減する向きを選択することは、他の状況での緊張力を増大させる可能性がある。したがって、従来のランダムスプロケットを有するエンジンを製造又は整備する場合、製造業者又は整備業者はスプロケットがシャフトにどのように組み付けられているかに非常に注意する必要がある―スプロケットを外し、若干向きを変えて再取り付けすると、結果としてチェーン緊張力の大きな変化をもたらすことができる。NPOランダムスプロケットの向きに伴う緊張力変動はずっと小さく、NPOスプロケットを使用したエンジンの製造と整備に有利である。
図19a〜図19fは、外部励起を考慮することのない、従来技術の緊張力低減ランダムスプロケットによって生成された緊張力の例を示す。この例では、緊張力低減ランダムスプロケットは、第4次と第8次のエンジンサイクル次数(第2次と第4次の燃料ポンプスプロケット次数)で緊張力を発生させるように設計されている。考えられる条件下では、第8次のエンジンサイクル次数は、3000〜4000RPMの範囲のチェーンドライブ捩り共振を励起する。
スプロケットの向きは緊張力低減ランダムスプロケットにとって非常に重要である。緊張力低減ランダムスプロケットにより発生される緊張力は、ベースライン緊張力に対して反対の位相を有するように時間を調節されなければならない―ベースライン緊張力が高い場合には、緊張力低減ランダムスプロケットからの緊張力が低くなければならない、逆もまた同じでなければならない。
図20a〜図20fは、外部励起と組み合わせた場合の緊張力低減ランダムスプロケットの効果を示す。ストランド1、2、4、5及び6における最大緊張力は、図15a〜図15fに示す従来のランダムスプロケットを使用したものより著しく減少し、一方、ストランド3の最大緊張力はより少ない量で減少する。
本出願の奇数燃料ポンプスプロケット次数から構成されるNPOランダムスプロケットパターンは、従来技術の緊張力低減ランダムスプロケットの第2次及び第4次の燃料ポンプスプロケット次数と組み合わせて、それぞれの利点を組み合わせることができる。スプロケットだけで発生された緊張力を図21a〜21fに示し、外部励起と組み合わせた場合の結果を図22a〜図22fに示す。
図23に見られるように、新しいランダムスプロケットパターンのノイズ改善が得られ、チェーン緊張力がほとんど増加していない。このデザインには緊張力低減次数が含まれているため、NPOランダムと緊張力低減ランダムスプロケットの組み合わせは、エンジンサイクルに対して適切な向きにする必要がある。
図23は、燃料ポンプスプロケットにかかる噛合い次数チェーン力を示す。これはシステムのノイズ特性の尺度である。この例では、エンジンが1500〜2500RPMの範囲で作動しているときに問題のノイズが発生するものと想定する。
従来のランダムスプロケット(円形でトレース)では、1700RPM以下では改善が見られないが、1700RPM以上では大幅な改善を示している。これが受け入れられるかどうかは、チェーンからリスナーまでのノイズ経路においてどの周波数が増幅され、減衰されるかに大きく依存している。緊張力低減ランダムスプロケット(菱形でトレース)は、ある速度範囲でいくらかの改善を示している。
本出願のNPOランダムスプロケット(正方形でトレース)は、1400RPM前後から始まり、約1400RPMと約2200RPMとの間でかなりの改善を示し、それは少しも騒がしくない。NPOランダムと緊張力低減ランダムスプロケット(三角形でトレース)を組み合わせることにより、NPOランダムスプロケットと同様のノイズ結果が得られる。
表1は、実施例NPOランダム及び緊張力低減ランダムスプロケットを対象とした半径方向の変化パターンを構成するために使用される次数、振幅及び位相を示す。パターンが次数内容に基づいて生成されていないため、従来のランダムスプロケットは含まれていない。半径方向の変化は、次式を用いて計算される。
Figure 2019500551
ここで、A=次数1、2、3...の振幅
φ=次数1、2、3...の位相
θ=スプロケット角度
=次数1、2、3...のスプロケット次数
ΔR=ピッチ半径平均シフト
すべての着座したピン位置の間で一定のピッチ長を維持するためにピッチ半径の平均シフトが含まれる。NPOランダムスプロケット次数については、位相はスプロケットの向きと同様に、結果得られるチェーン緊張力にわずかな影響しか及ぼさない。
Figure 2019500551
表2はスプロケット周りのスプロケット歯底部毎の従来のランダムスプロケットの半径方向の変化及び角度変化の表を示す。着座したピン中心間のピッチ長を一定に保つには、角度変化を含めなければならない。右端の列には、各ピッチ半径変動に割り当てられた数字が含まれている。1は最高の半径方向の変化であり、2は次に高い半径方向の変化であり、以下同様である。この場合、3つの異なる半径方向の変化しかない。典型的な従来のランダムスプロケットはいくつかの一定の半径方向の変化値のみを使用する。右端の列の数字は、スプロケットパターンと呼ばれる。従来のランダムスプロケットでは、パターンの繰り返しは避けられる。
Figure 2019500551
表3は、実施例NPOランダムスプロケットの半径方向の変化とパターンを示している。スプロケットパターンには多くの歯底部半径が含まれており、規則的な繰り返しパターンはない。これは、ほとんどのNPOランダムスプロケットのケースに当てはまる。しかし、使用されている次数やそれらがどのように位相調整されるかに応じて、定期的な繰り返しパターンを有するNPOランダムスプロケットを有することは可能である。
Figure 2019500551
表4は実施例緊張力低減ランダムスプロケットの半径方向の変化及びパターンを示す。緊張力低減スプロケットには、2回繰り返すパターンが含まれる。緊張力低減ランダムスプロケットには、しばしば実質的に繰り返すパターンが含まれるが、これは必ずしも必要ではない。
Figure 2019500551
表5は、実施例NPOランダム+緊張力低減型ランダムスプロケットの半径方向の変化とパターンを示す。NPOランダムスプロケットと同様に、繰り返す半径方向の変化は、あるとしても、少数しかない。パターンには繰り返しはない。NPOランダムと緊張力低減ランダムスプロケットを組み合わせたパターンの繰り返しは全くありそうにない。
Figure 2019500551
図24は、実施例スプロケットに関する半径方向の変化対スプロケット歯底部番号を比較するプロットを包含する。これは緊張力低減ランダムスプロケットにおける反復と他のスプロケットにおける反復の不足を示している。また、従来のランダムスプロケットで使用されたわずかしかない離散的な半径方向の変化も示している。
新しいランダムスプロケットに使用できるエンジンサイクル次数は、エンジンの構成に応じて異なってくる。NPOランダムスプロケットに使用できるスプロケット次数は、クランクと新しいランダムスプロケットの速度比に依存する。表6は、NPOランダムスプロケットに使用できるエンジンサイクル次数の例を示している。
Figure 2019500551
これらの次数はエンジンが点火順序及び/又はその高調波によって支配されるトルクを有さない燃料ポンプを有する場合に変更され得る。場合によっては、点火順序又はその高調波ではないクランク捩り振動における次数のために使用すべきでない追加の次数が存在することもある。
NPOランダムスプロケットがクランク速度で回転すると、使用できるスプロケット次数は上記の次数の2倍になる。NPOランダムスプロケットがカム速度(クランク速度の半分)で回転すると、スプロケット次数は上記の次数と同じになる。同様に、他の速度比が使用される場合、使用可能なスプロケット次数は、上記の次数の2倍にNPOランダムスプロケットの速度とクランク速度の比を乗じたものとなる。
図25は、NPOランダムスプロケットを用いて最大チェーン緊張力を増加させずに噛合いノイズを低減する方法のフローチャートである。
第1のステップでは、緊張力が発生するエンジンサイクル次数を決定するためにチェーンドライブ内の外部励起が決定される(ステップ200)。あるいは、緊張力を決定し、次いで優勢なエンジンサイクル次数(複数)を決定するために、チェーンドライブに励起を加えることができる。
チェーンドライブ内で緊張力が優勢であるエンジンサイクル次数は、スプロケット次数に変換される(ステップ202)。例えば、スプロケット次数はエンジンサイクル次数の半分になる。従って、第4次のエンジンサイクル次数は、第2次のクランクスプロケット次数である。
非優勢である次数が決定される(ステップ204)。これらは、ステップ200〜202で発見されなかった次数である。
非優勢次数(NPO)スプロケットを生成するために、非優勢次数がスプロケットの半径方向の変化パターンに組み込まれる(ステップ206)。非優勢次数の振幅はチェーンドライブに導入される緊張力を決定し、スプロケットの半径方向の変化パターンに対応する。好ましい実施形態では、選択された非優勢次数はスプロケットの歯数の半分未満であり、第1次及び第2次の次数は通常避けられる。なぜなら、スプロケット歯数の半分以上の次数はエイリアスされ、かつより低い次数として現れるからである。第1次及び第2次の次数のような、低次数は噛合いノイズにほとんど影響を及ぼさないのが一般的である。なぜならば低次数は噛合いタイミングに十分な変化をもたらさず、そういうわけで緊張力低減ランダムスプロケットでは噛合いノイズの大幅な低減がない。
非優勢次数(NPO)スプロケットが内燃機関のチェーンドライブに装着される(ステップ208)、そこでこの方法が終了する。
上述したチェーンドライブシステムは、カムシャフト、燃料ポンプなどを指すが、本発明のNPOスプロケットは、バランスシャフト又はウォータポンプなどの、チェーンによって駆動される他のエンジンアクセサリ及び構成部品と共に等しく有用であることに留意する必要がある。
上記の説明は内燃機関との関わりにおいてであるが、本発明のNPOスプロケットがトランスミッション、搬送用ケース、ハイブリッドドライブなどの、他のチェーン用途と共に使用できることにも留意する必要がある。NPOの概念が、特定の次数における励起又は特定の次数における他のシステムとの相互作用を有する(ランダムパターンで避ける必要がある次数を生成する)いかなるチェーン駆動システムにも適用できることがうかがわれる。
また、「スプロケット」という用語には、歯付きベルト駆動システムに使用されるプーリーが含まれることにも留意する必要がある。
したがって、本明細書に記載した本発明の実施形態は、単に本発明の原理の適用の例示目的に過ぎないことを理解すべきである。図示した実施形態の詳細に対する本明細書の参照は、それら自体が本発明に必須であると見なされるそれらの特徴を列挙する特許請求の範囲を限定するように意図されない。

Claims (14)

  1. 特定の次数において励起又は相互作用を有するチェーン駆動システム又はベルト駆動システム用の非優勢次数ランダムスプロケットであって:
    ピッチ半径のパターンを備え、それによって前記ピッチ半径の半径方向の変化が、前記チェーン駆動システムの前記励起又は相互作用の前記特定の次数において優勢でない次数においてのみ緊張力を励起する、非優勢次数ランダムスプロケット。
  2. ドライビングスプロケット及び少なくとも1つのドリブンスプロケットを有するクランクシャフトを有する内燃機関用のチェーンドライブ又はベルトドライブであって:
    a)前記ドライビングスプロケット又は前記少なくとも1つのドリブンスプロケットのうちの少なくとも片方が非優勢次数ランダムスプロケットであって:ピッチ半径のパターンを備え、それによって前記ピッチ半径の半径方向の変化が、前記内燃機関のドライブシステムにおいて非優勢次数における緊張力を励起する、非優勢ランダムスプロケットと;及び
    b)前記ドライビングスプロケットと前記少なくとも1つのドリブンスプロケットに噛み合うチェーンと、を備える、チェーンドライブ又はベルトドライブ。
  3. 前記内燃機関が、アクセサリスプロケットを有する少なくとも1つのアクセサリをさらに備え、前記チェーンが前記アクセサリスプロケットに噛み合う、請求項2に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  4. 前記アクセサリが燃料ポンプである、請求項3に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  5. 前記アクセサリスプロケットが非優勢次数ランダムスプロケットであって:ピッチ半径のパターンを備え、それによって前記ピッチ半径の前記半径方向の変化が前記ドライブシステムの前記励起又は相互作用の前記特定の次数において優勢でない次数においてのみ緊張力を励起する、請求項3に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  6. 前記ドライビングスプロケット又は前記少なくとも1つのドリブンスプロケットのうちの少なくとも片方が、緊張力低減ランダムスプロケットである、請求項5に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  7. 前記ドライビングスプロケット又は前記少なくとも1つのドリブンスプロケットの少なくとも片方が、緊張力低減ランダムスプロケットである、請求項2に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  8. 前記少なくとも1つのドリブンスプロケットが、前記内燃機関のカムシャフト上にある、請求項2に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  9. 前記少なくとも1つのドリブンスプロケットが、前記内燃機関のバランスシャフト上にある、請求項2に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  10. ドライビングスプロケットを有するクランクシャフトと、ドリブンスプロケットを有する少なくとも1つのカムシャフトと、アクセサリスプロケットを有する少なくとも1つのアクセサリとを有する内燃機関用のチェーンドライブ又はベルトドライブであって:
    a)前記ドライビングスプロケット又は前記少なくとも1つのドリブンスプロケット又は前記少なくとも1つのアクセサリスプロケットの少なくとも1つが非優勢次数ランダムスプロケットであって:ピッチ半径のパターンを備え、それによって前記ピッチ半径の前記半径方向の変化が、前記内燃機関のドライブシステムの前記励起又は相互作用の前記特定の次数において優勢ではない次数でのみ緊張力を励起する、非優勢次数ランダムスプロケットと;及び
    b)前記ドライビングスプロケット及び前記少なくとも1つのドリブンスプロケット並びに前記少なくとも1つのアクセサリスプロケットに噛み合うチェーンと、を備える、チェーンドライブ又はベルトドライブ。
  11. 前記ドライビングスプロケット又は前記少なくとも1つのドリブンスプロケット又は前記少なくとも1つのアクセサリスプロケットのうちの少なくとも1つが、緊張力低減ランダムスプロケットである、請求項10に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  12. 前記アクセサリが燃料ポンプである、請求項10に記載のチェーンドライブ又はベルトドライブ。
  13. ドライビングスプロケットを有するクランクシャフトとドリブンスプロケットを有する少なくとも1つのシャフトとを有する内燃機関用のチェーンドライブ又はベルトドライブにおける噛合いノイズを低減する方法であって:
    緊張力が発生するエンジンサイクル次数を決定するために前記チェーンドライブ内の外部励起を決定するステップと;
    緊張力が優勢であるエンジンサイクル次数をスプロケット次数に変換するステップと;
    非優勢であるスプロケット次数を決定するステップと;
    前記非優勢次数の少なくとも1つをスプロケットの半径方向の変化パターンに組み込むステップと;
    前記内燃機関のチェーンドライブ又はベルトドライブにスプロケットを取り付けるステップと、を含む方法。
  14. ピッチ半径の反復パターンであって、それによって前記ピッチ半径の半径方向の変化が前記内燃機関のドライブシステムにおいて非優勢次数における緊張力を励起する、ピッチ半径の反復パターンを備える前記内燃機関の前記チェーンドライブ内に緊張力低減スプロケットをさらに備える、請求項13に記載の方法。
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