JPH05163907A - V型エンジンの動弁装置 - Google Patents
V型エンジンの動弁装置Info
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- JPH05163907A JPH05163907A JP34989591A JP34989591A JPH05163907A JP H05163907 A JPH05163907 A JP H05163907A JP 34989591 A JP34989591 A JP 34989591A JP 34989591 A JP34989591 A JP 34989591A JP H05163907 A JPH05163907 A JP H05163907A
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- Japan
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- intake
- exhaust
- timing
- crankshaft
- timing pulley
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 第1・第2バンクにおけるタイミングプーリ
とタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共
鳴を防止し得て騒音の増幅を防止し得て放出される騒音
の低減を果たし得るV型エンジンの動弁装置の提供。 【構成】 V型エンジン2のクランク軸4から第1・第
2バンク6,8に夫々設けた第1・第2動弁機構12,
14の第1・第2カム軸16i,16e,18i,18
eに夫々伝達される回転の総減速比を変化させることな
く、クランク軸と第1・第2カム軸との夫々の中間に位
置させて設けた第1・第2中間軸26,28から第1・
第2バンクの第1・第2カム軸に伝達される回転の中間
減速比を夫々異ならせるべく、第1・第2中間軸に設け
た一次側第1・第2中間軸タイミングプーリ30,34
の歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2カム軸タ
イミングプーリの歯数22i,22e,24i,24e
とを夫々異ならせて設定している。
とタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共
鳴を防止し得て騒音の増幅を防止し得て放出される騒音
の低減を果たし得るV型エンジンの動弁装置の提供。 【構成】 V型エンジン2のクランク軸4から第1・第
2バンク6,8に夫々設けた第1・第2動弁機構12,
14の第1・第2カム軸16i,16e,18i,18
eに夫々伝達される回転の総減速比を変化させることな
く、クランク軸と第1・第2カム軸との夫々の中間に位
置させて設けた第1・第2中間軸26,28から第1・
第2バンクの第1・第2カム軸に伝達される回転の中間
減速比を夫々異ならせるべく、第1・第2中間軸に設け
た一次側第1・第2中間軸タイミングプーリ30,34
の歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2カム軸タ
イミングプーリの歯数22i,22e,24i,24e
とを夫々異ならせて設定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はV型エンジンの動弁装
置に係り、特にV型エンジンの第1・第2バンクにおけ
るタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時
に発生する騒音の共鳴を防止し得て騒音の増幅を防止し
得て放出される騒音の低減を果たし得るV型エンジンの
動弁装置に関する。
置に係り、特にV型エンジンの第1・第2バンクにおけ
るタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時
に発生する騒音の共鳴を防止し得て騒音の増幅を防止し
得て放出される騒音の低減を果たし得るV型エンジンの
動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される4サイクルのエンジ
ンにおいては、クランク軸の回転に同期して動弁装置の
カム軸を回転させるために、たとえば、クランク軸に歯
付きのクランク軸タイミングプーリを取付けて設けると
ともにカム軸に歯付きのカム軸タイミングプーリを取付
けて設け、これらクランク軸タイミングプーリとカム軸
タイミングプーリとにタイミングベルトを巻掛けて設
け、クランク軸の回転を減速して伝達している。
ンにおいては、クランク軸の回転に同期して動弁装置の
カム軸を回転させるために、たとえば、クランク軸に歯
付きのクランク軸タイミングプーリを取付けて設けると
ともにカム軸に歯付きのカム軸タイミングプーリを取付
けて設け、これらクランク軸タイミングプーリとカム軸
タイミングプーリとにタイミングベルトを巻掛けて設
け、クランク軸の回転を減速して伝達している。
【0003】また、動弁装置には、クランク軸にクラン
ク軸タイミングギヤを取付けて設けるとともにカム軸に
カム軸タイミングギヤを取付けて設け、これらクランク
軸タイミングギヤとカム軸タイミングギヤとにタイミン
グチェーンを巻掛けて設け、クランク軸の回転を減速し
て伝達するものもある。
ク軸タイミングギヤを取付けて設けるとともにカム軸に
カム軸タイミングギヤを取付けて設け、これらクランク
軸タイミングギヤとカム軸タイミングギヤとにタイミン
グチェーンを巻掛けて設け、クランク軸の回転を減速し
て伝達するものもある。
【0004】このような動弁装置として、4サイクルの
V型エンジンに設けられる動弁装置には、例えば、図2
〜図6に示すものがある。
V型エンジンに設けられる動弁装置には、例えば、図2
〜図6に示すものがある。
【0005】図2におけるV型エンジン102は、クラ
ンク軸104を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク106・108に動弁装置110の第1・第
2動弁機構112・114を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2
カム軸118i・118eを設けている。この動弁装置
110は、クランク軸104に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ120を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸118i・118eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ122i・122e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ124i・1
24eを取付けて設けている。
ンク軸104を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク106・108に動弁装置110の第1・第
2動弁機構112・114を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2
カム軸118i・118eを設けている。この動弁装置
110は、クランク軸104に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ120を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸118i・118eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ122i・122e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ124i・1
24eを取付けて設けている。
【0006】また、動弁装置110は、吸気用・排気用
第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2
カム軸118i・118eの中間に位置させて設けた中
間軸126にアイドル用の歯付きの中間軸タイミングプ
ーリ128を取付けて設け、クランク軸タイミングプー
リ120と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ
122i・122e及び吸気用・排気用第2カム軸タイ
ミングプーリ124i・124eと中間軸タイミングプ
ーリ128とに歯付きのタイミングベルト130を巻掛
けて設け、吸気用・排気用第1カム軸116i・116
e及び吸気用・排気用第2カム軸118i・118eを
回転させる。なお、符号132は、ベルトテンショナで
ある。
第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気用第2
カム軸118i・118eの中間に位置させて設けた中
間軸126にアイドル用の歯付きの中間軸タイミングプ
ーリ128を取付けて設け、クランク軸タイミングプー
リ120と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ
122i・122e及び吸気用・排気用第2カム軸タイ
ミングプーリ124i・124eと中間軸タイミングプ
ーリ128とに歯付きのタイミングベルト130を巻掛
けて設け、吸気用・排気用第1カム軸116i・116
e及び吸気用・排気用第2カム軸118i・118eを
回転させる。なお、符号132は、ベルトテンショナで
ある。
【0007】この動弁装置110は、クランク軸タイミ
ングプーリ120の歯数に対して吸気用・排気用第1カ
ム軸タイミングプーリ122i・122e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ124i・124e
の歯数を2倍とし、クランク軸104の回転を吸気用・
排気用第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気
用第2カム軸118i・118eに減速して伝達してい
る。
ングプーリ120の歯数に対して吸気用・排気用第1カ
ム軸タイミングプーリ122i・122e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ124i・124e
の歯数を2倍とし、クランク軸104の回転を吸気用・
排気用第1カム軸116i・116e及び吸気用・排気
用第2カム軸118i・118eに減速して伝達してい
る。
【0008】図3におけるV型エンジン202は、クラ
ンク軸204を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク206・208に動弁装置210の第1・第
2動弁機構212・214を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸216i・216e及び吸気用・排気用第2
カム軸218i・218eを設けている。この動弁装置
210は、クランク軸204に歯付きのクランク軸第1
・第2タイミングプーリ220・222を取付けて設
け、吸気用・排気用第1カム軸216i・216e及び
吸気用・排気用第2カム軸218i・218eに夫々歯
付きの吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22
4i・224e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミン
グプーリ226i・226eを取付けて設けている。
ンク軸204を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク206・208に動弁装置210の第1・第
2動弁機構212・214を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸216i・216e及び吸気用・排気用第2
カム軸218i・218eを設けている。この動弁装置
210は、クランク軸204に歯付きのクランク軸第1
・第2タイミングプーリ220・222を取付けて設
け、吸気用・排気用第1カム軸216i・216e及び
吸気用・排気用第2カム軸218i・218eに夫々歯
付きの吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22
4i・224e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミン
グプーリ226i・226eを取付けて設けている。
【0009】また、動弁装置210は、クランク軸第1
タイミングプーリ220と吸気用・排気用第1カム軸タ
イミングプーリ224i・224eとに歯付きの第1タ
イミングベルト228を巻掛けて設けるとともに、クラ
ンク軸第2タイミングプーリ222と吸気用・排気用第
2カム軸タイミングプーリ226i・226eとに歯付
きの第2タイミングベルト230を巻掛けて設け、吸気
用・排気用第1カム軸216i・216e及び吸気用・
排気用第2カム軸218i・218eを回転させる。な
お、符号232・234は、夫々第1・第2ベルトテン
ショナである。
タイミングプーリ220と吸気用・排気用第1カム軸タ
イミングプーリ224i・224eとに歯付きの第1タ
イミングベルト228を巻掛けて設けるとともに、クラ
ンク軸第2タイミングプーリ222と吸気用・排気用第
2カム軸タイミングプーリ226i・226eとに歯付
きの第2タイミングベルト230を巻掛けて設け、吸気
用・排気用第1カム軸216i・216e及び吸気用・
排気用第2カム軸218i・218eを回転させる。な
お、符号232・234は、夫々第1・第2ベルトテン
ショナである。
【0010】この動弁装置210は、クランク軸第1・
第2タイミングプーリ220・222の歯数に対して吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ224i・2
24e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ
226i・226eの歯数を2倍とし、クランク軸20
4の回転を吸気用・排気用第1カム軸216i・216
e及び吸気用・排気用第2カム軸218i・218eに
減速して伝達している。
第2タイミングプーリ220・222の歯数に対して吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ224i・2
24e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ
226i・226eの歯数を2倍とし、クランク軸20
4の回転を吸気用・排気用第1カム軸216i・216
e及び吸気用・排気用第2カム軸218i・218eに
減速して伝達している。
【0011】図4におけるV型エンジン302は、クラ
ンク軸304を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク306・308に動弁装置310の第1・第
2動弁機構312・314を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸316i・316e及び吸気用・排気用第2
カム軸318i・318eを設けている。この動弁装置
310は、クランク軸304に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ320を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸316i・316e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸318i・318eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ322i・322e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ324i・3
24eを取付けて設けている。
ンク軸304を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク306・308に動弁装置310の第1・第
2動弁機構312・314を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸316i・316e及び吸気用・排気用第2
カム軸318i・318eを設けている。この動弁装置
310は、クランク軸304に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ320を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸316i・316e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸318i・318eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ322i・322e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ324i・3
24eを取付けて設けている。
【0012】また、動弁装置310は、吸気用第1カム
軸316i及び吸気用第2カム軸318iに歯付きの中
間用第1・第2カム軸タイミングプーリ326・328
を取付けて設け、クランク軸タイミングプーリ320と
中間用第1・第2カム軸タイミングプーリ326・32
8とに歯付きの中間用タイミングベルト330を巻掛け
て設けるとともに、吸気用・排気用第1カム軸タイミン
グプーリ322i・322e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸タイミングプーリ324i・324eに夫々歯付き
の第1・第2カム軸タイミングベルト332・334を
巻掛けて設け、吸気用・排気用第1カム軸316i・3
16e及び吸気用・排気用第2カム軸318i・318
eを回転させる。なお、符号336・338・340
は、中間用ベルトテンショナ・第1ベルトテンショナ・
第2ベルトテンショナである。
軸316i及び吸気用第2カム軸318iに歯付きの中
間用第1・第2カム軸タイミングプーリ326・328
を取付けて設け、クランク軸タイミングプーリ320と
中間用第1・第2カム軸タイミングプーリ326・32
8とに歯付きの中間用タイミングベルト330を巻掛け
て設けるとともに、吸気用・排気用第1カム軸タイミン
グプーリ322i・322e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸タイミングプーリ324i・324eに夫々歯付き
の第1・第2カム軸タイミングベルト332・334を
巻掛けて設け、吸気用・排気用第1カム軸316i・3
16e及び吸気用・排気用第2カム軸318i・318
eを回転させる。なお、符号336・338・340
は、中間用ベルトテンショナ・第1ベルトテンショナ・
第2ベルトテンショナである。
【0013】この動弁装置310は、クランク軸タイミ
ングプーリ320の歯数に対して中間用第1・第2カム
軸タイミングプーリ326・328の歯数を2倍とし、
クランク軸304の回転を吸気用・排気用第1カム軸3
16i・316e及び吸気用・排気用第2カム軸318
i・318eに減速して伝達している。また、吸気用・
排気用第1カム軸タイミングプーリ322i・322e
及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ324
i・324eの歯数は、同歯数である。この図4におけ
る動弁装置310は、特開昭60−230503号公報
に開示されている。
ングプーリ320の歯数に対して中間用第1・第2カム
軸タイミングプーリ326・328の歯数を2倍とし、
クランク軸304の回転を吸気用・排気用第1カム軸3
16i・316e及び吸気用・排気用第2カム軸318
i・318eに減速して伝達している。また、吸気用・
排気用第1カム軸タイミングプーリ322i・322e
及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ324
i・324eの歯数は、同歯数である。この図4におけ
る動弁装置310は、特開昭60−230503号公報
に開示されている。
【0014】図5におけるV型エンジン402は、クラ
ンク軸404を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク406・408に動弁装置410の第1・第
2動弁機構412・414を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2
カム軸418i・418eを設けている。この動弁装置
410は、クランク軸404に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ420を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ422i・422e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ424i・4
24eを取付けて設けている。
ンク軸404を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク406・408に動弁装置410の第1・第
2動弁機構412・414を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2
カム軸418i・418eを設けている。この動弁装置
410は、クランク軸404に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ420を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ422i・422e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ424i・4
24eを取付けて設けている。
【0015】また、動弁装置410は、クランク軸40
4と吸気用・排気用第1カム軸416i・416e及び
吸気用・排気用第2カム軸418i・418eとの中間
に位置させて中間軸426を設けている。この中間軸4
26には、クランク軸404の回転を吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eに減速して伝達すべく、歯付き
で径大の一次側中間軸タイミングプーリ428及び径小
の二次側第1・第2中間軸タイミングプーリ430・4
32を夫々取付けて設けている。
4と吸気用・排気用第1カム軸416i・416e及び
吸気用・排気用第2カム軸418i・418eとの中間
に位置させて中間軸426を設けている。この中間軸4
26には、クランク軸404の回転を吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eに減速して伝達すべく、歯付き
で径大の一次側中間軸タイミングプーリ428及び径小
の二次側第1・第2中間軸タイミングプーリ430・4
32を夫々取付けて設けている。
【0016】クランク軸タイミングプーリ420と一次
側中間軸タイミングプーリ428とには、歯付きの一次
側タイミングベルト434を巻掛けて設けている。ま
た、二次側中間軸第1・第2タイミングプーリ430・
432と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ4
22i・422e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミ
ングプーリ424i・424eとには、夫々歯付きの二
次側第1・第2カム軸タイミングベルト436・438
を巻掛けて設けている。これにより、吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eを回転させる。なお、符号44
0・442・444は、一次側ベルトテンショナ・二次
側第1ベルトテンショナ・二次側第2ベルトテンショナ
である。
側中間軸タイミングプーリ428とには、歯付きの一次
側タイミングベルト434を巻掛けて設けている。ま
た、二次側中間軸第1・第2タイミングプーリ430・
432と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ4
22i・422e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミ
ングプーリ424i・424eとには、夫々歯付きの二
次側第1・第2カム軸タイミングベルト436・438
を巻掛けて設けている。これにより、吸気用・排気用第
1カム軸416i・416e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸418i・418eを回転させる。なお、符号44
0・442・444は、一次側ベルトテンショナ・二次
側第1ベルトテンショナ・二次側第2ベルトテンショナ
である。
【0017】この動弁装置410は、クランク軸タイミ
ングプーリ420の歯数に対して一次側中間軸タイミン
グプーリ428の歯数を2倍とし、クランク軸404の
回転を吸気用・排気用第1カム軸416i・416e及
び吸気用・排気用第2カム軸418i・418eに減速
して伝達している。また、クランク軸タイミングプーリ
420と二次側中間軸第1・第2タイミングプーリ43
0・432と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプー
リ422i・422e及び吸気用・排気用第2カム軸タ
イミングプーリ424i・424eの歯数は、同歯数で
ある。
ングプーリ420の歯数に対して一次側中間軸タイミン
グプーリ428の歯数を2倍とし、クランク軸404の
回転を吸気用・排気用第1カム軸416i・416e及
び吸気用・排気用第2カム軸418i・418eに減速
して伝達している。また、クランク軸タイミングプーリ
420と二次側中間軸第1・第2タイミングプーリ43
0・432と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプー
リ422i・422e及び吸気用・排気用第2カム軸タ
イミングプーリ424i・424eの歯数は、同歯数で
ある。
【0018】図6におけるV型エンジン502は、クラ
ンク軸504を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク506・508に動弁装置510の第1・第
2動弁機構512・514を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸516i・516e及び吸気用・排気用第2
カム軸518i・518eを設けている。この動弁装置
510は、クランク軸504に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ520を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸516i・516e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸518i・518eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ522i・522e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ524i・5
24eを取付けて設けている。
ンク軸504を設けるとともにV字型に配設した第1・
第2バンク506・508に動弁装置510の第1・第
2動弁機構512・514を設け、夫々吸気用・排気用
第1カム軸516i・516e及び吸気用・排気用第2
カム軸518i・518eを設けている。この動弁装置
510は、クランク軸504に歯付きのクランク軸タイ
ミングプーリ520を取付けて設け、吸気用・排気用第
1カム軸516i・516e及び吸気用・排気用第2カ
ム軸518i・518eに夫々歯付きの吸気用・排気用
第1カム軸タイミングプーリ522i・522e及び吸
気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ524i・5
24eを取付けて設けている。
【0019】また、動弁装置510は、クランク軸50
4と吸気用・排気用第1カム軸516i・516e及び
吸気用・排気用第2カム軸518i・518eとの夫々
の中間に位置させて第1・第2中間軸526・528を
設けている。これら第1・第2中間軸526・528に
は、クランク軸504の回転を吸気用・排気用第1カム
軸516i・516e及び吸気用・排気用第2カム軸5
18i・518eに減速して伝達すべく、歯付きで径大
の一次側第1中間軸タイミングプーリ530及び径小の
二次側第1中間軸タイミングプーリ532と歯付きで径
大の一次側第2中間軸タイミングプーリ534及び径小
の二次側第2中間軸タイミングプーリ536とを夫々取
付けて設けている。
4と吸気用・排気用第1カム軸516i・516e及び
吸気用・排気用第2カム軸518i・518eとの夫々
の中間に位置させて第1・第2中間軸526・528を
設けている。これら第1・第2中間軸526・528に
は、クランク軸504の回転を吸気用・排気用第1カム
軸516i・516e及び吸気用・排気用第2カム軸5
18i・518eに減速して伝達すべく、歯付きで径大
の一次側第1中間軸タイミングプーリ530及び径小の
二次側第1中間軸タイミングプーリ532と歯付きで径
大の一次側第2中間軸タイミングプーリ534及び径小
の二次側第2中間軸タイミングプーリ536とを夫々取
付けて設けている。
【0020】クランク軸タイミングプーリ520と一次
側第1・第2中間軸タイミングプーリ530・534と
には、歯付きの一次側タイミングベルト538を巻掛け
て設けている。二次側第1中間軸タイミングプーリ53
2と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ522
i・522eとには、二次側第1タイミングベルト54
0を巻掛けて設けている。また、二次側第2中間軸タイ
ミングプーリ536と吸気用・排気用第2カム軸タイミ
ングプーリ524i・524eとには、二次側第2タイ
ミングベルト542を巻掛けて設けている。これによ
り、吸気用・排気用第1カム軸516i・516e及び
吸気用・排気用第2カム軸518i・518eを回転さ
せる。なお、符号544・546・548は、一次側ベ
ルトテンショナ・二次側第1ベルトテンショナ・二次側
第2ベルトテンショナである。
側第1・第2中間軸タイミングプーリ530・534と
には、歯付きの一次側タイミングベルト538を巻掛け
て設けている。二次側第1中間軸タイミングプーリ53
2と吸気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ522
i・522eとには、二次側第1タイミングベルト54
0を巻掛けて設けている。また、二次側第2中間軸タイ
ミングプーリ536と吸気用・排気用第2カム軸タイミ
ングプーリ524i・524eとには、二次側第2タイ
ミングベルト542を巻掛けて設けている。これによ
り、吸気用・排気用第1カム軸516i・516e及び
吸気用・排気用第2カム軸518i・518eを回転さ
せる。なお、符号544・546・548は、一次側ベ
ルトテンショナ・二次側第1ベルトテンショナ・二次側
第2ベルトテンショナである。
【0021】この動弁装置510は、クランク軸タイミ
ングプーリ520の歯数に対して一次側第1・第2中間
軸タイミングプーリ530・534の歯数を2倍とし、
クランク軸504の回転を吸気用・排気用第1カム軸5
16i・516e及び吸気用・排気用第2カム軸518
i・518eに減速して伝達している。また、クランク
軸タイミングプーリ520と二次側第1・第2中間軸タ
イミングプーリ532・536と吸気用・排気用第1カ
ム軸タイミングプーリ522i・522e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ524i・524e
との歯数は、同歯数である。この図6における動弁装置
510は、特開平2−211307号公報に開示されて
いる。
ングプーリ520の歯数に対して一次側第1・第2中間
軸タイミングプーリ530・534の歯数を2倍とし、
クランク軸504の回転を吸気用・排気用第1カム軸5
16i・516e及び吸気用・排気用第2カム軸518
i・518eに減速して伝達している。また、クランク
軸タイミングプーリ520と二次側第1・第2中間軸タ
イミングプーリ532・536と吸気用・排気用第1カ
ム軸タイミングプーリ522i・522e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ524i・524e
との歯数は、同歯数である。この図6における動弁装置
510は、特開平2−211307号公報に開示されて
いる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、4サイクル
のV型エンジンの動弁装置においては、クランク軸の回
転に対して第1・第2カム軸の回転を減速する必要があ
る。そこで、前記図2〜図6に示す如く、クランク軸タ
イミングプーリの歯数に対してカム軸タイミングプーリ
や中間軸タイミングプーリ等の歯数を2倍とし、クラン
ク軸から第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減
速比を1/2としていた。
のV型エンジンの動弁装置においては、クランク軸の回
転に対して第1・第2カム軸の回転を減速する必要があ
る。そこで、前記図2〜図6に示す如く、クランク軸タ
イミングプーリの歯数に対してカム軸タイミングプーリ
や中間軸タイミングプーリ等の歯数を2倍とし、クラン
ク軸から第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減
速比を1/2としていた。
【0023】ところが、V型エンジンの動弁装置におい
ては、クランク軸の回転を第1・第2カム軸に減速して
伝達すべく、クランク軸タイミングプーリの歯数に対し
て第1・第2カム軸タイミングプーリや中間軸タイミン
グプーリ等の歯数を2倍の構成としたことから、第1バ
ンクのタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合
い時に発生する騒音と第2バンクのタイミングプーリと
タイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音とが、
相互に影響しあって共鳴する問題を生じた。
ては、クランク軸の回転を第1・第2カム軸に減速して
伝達すべく、クランク軸タイミングプーリの歯数に対し
て第1・第2カム軸タイミングプーリや中間軸タイミン
グプーリ等の歯数を2倍の構成としたことから、第1バ
ンクのタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合
い時に発生する騒音と第2バンクのタイミングプーリと
タイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音とが、
相互に影響しあって共鳴する問題を生じた。
【0024】このため、V型エンジンの動弁装置におい
ては、第1バンクと第2バンクとにおけるタイミングプ
ーリとタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音
が共鳴により増幅される不都合があり、この結果、放出
される騒音が増大される不都合があった。このような不
都合は、タイミングギヤとタイミングチェーンとにより
回転を減速して伝達する動弁装置においても、同様に発
生する。特に、前記の如く第1・第2バンクに夫々吸気
用・排気用第1カム軸及び吸気用・排気用第2カム軸を
設けた、いわゆるDOHC方式のV型エンジンの動弁装
置においては、タイミングプーリ(あるいは、タイミン
グギヤ)の構成数が多いことから、前記の騒音が共鳴に
より増幅されて放出される騒音が増大される傾向が、よ
り顕著となる不都合があった。
ては、第1バンクと第2バンクとにおけるタイミングプ
ーリとタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音
が共鳴により増幅される不都合があり、この結果、放出
される騒音が増大される不都合があった。このような不
都合は、タイミングギヤとタイミングチェーンとにより
回転を減速して伝達する動弁装置においても、同様に発
生する。特に、前記の如く第1・第2バンクに夫々吸気
用・排気用第1カム軸及び吸気用・排気用第2カム軸を
設けた、いわゆるDOHC方式のV型エンジンの動弁装
置においては、タイミングプーリ(あるいは、タイミン
グギヤ)の構成数が多いことから、前記の騒音が共鳴に
より増幅されて放出される騒音が増大される傾向が、よ
り顕著となる不都合があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、V型エンジンのクランク
軸にクランク軸タイミングプーリを取付けて設けるとと
もに前記V型エンジンの第1・第2バンクに夫々設けた
第1・第2動弁機構の第1・第2カム軸に夫々第1・第
2カム軸タイミングプーリを取付けて設け、前記クラン
ク軸と前記第1・第2カム軸との夫々の中間に位置させ
て第1・第2中間軸を設け、これら第1・第2中間軸に
は前記クランク軸の回転を前記第1・第2カム軸に減速
して伝達すべく径大の一次側第1中間軸タイミングプー
リ及び径小の二次側第1中間軸タイミングプーリと径大
の一次側第2中間軸タイミングプーリ及び径小の二次側
第2中間軸タイミングプーリとを夫々取付けて設け、前
記クランク軸タイミングプーリと前記一次側第1・第2
中間軸タイミングプーリとに一次側タイミングベルトを
巻掛けて設け、前記二次側第1中間軸タイミングプーリ
と前記第1カム軸タイミングプーリとに二次側第1タイ
ミングベルトを巻掛けて設けるとともに前記二次側第2
中間軸タイミングプーリと前記第2カム軸タイミングプ
ーリとに二次側第2タイミングベルトを巻掛けて設けた
V型エンジンの動弁装置において、前記クランク軸から
前記第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減速比
を変化させることなく前記第1・第2中間軸から前記第
1・第2カム軸に伝達される回転の中間減速比を夫々異
ならせるべく前記一次側第1・第2中間軸タイミングプ
ーリの歯数と前記第1・第2カム軸タイミングプーリの
歯数とを夫々異ならせて設定したことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、V型エンジンのクランク
軸にクランク軸タイミングプーリを取付けて設けるとと
もに前記V型エンジンの第1・第2バンクに夫々設けた
第1・第2動弁機構の第1・第2カム軸に夫々第1・第
2カム軸タイミングプーリを取付けて設け、前記クラン
ク軸と前記第1・第2カム軸との夫々の中間に位置させ
て第1・第2中間軸を設け、これら第1・第2中間軸に
は前記クランク軸の回転を前記第1・第2カム軸に減速
して伝達すべく径大の一次側第1中間軸タイミングプー
リ及び径小の二次側第1中間軸タイミングプーリと径大
の一次側第2中間軸タイミングプーリ及び径小の二次側
第2中間軸タイミングプーリとを夫々取付けて設け、前
記クランク軸タイミングプーリと前記一次側第1・第2
中間軸タイミングプーリとに一次側タイミングベルトを
巻掛けて設け、前記二次側第1中間軸タイミングプーリ
と前記第1カム軸タイミングプーリとに二次側第1タイ
ミングベルトを巻掛けて設けるとともに前記二次側第2
中間軸タイミングプーリと前記第2カム軸タイミングプ
ーリとに二次側第2タイミングベルトを巻掛けて設けた
V型エンジンの動弁装置において、前記クランク軸から
前記第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減速比
を変化させることなく前記第1・第2中間軸から前記第
1・第2カム軸に伝達される回転の中間減速比を夫々異
ならせるべく前記一次側第1・第2中間軸タイミングプ
ーリの歯数と前記第1・第2カム軸タイミングプーリの
歯数とを夫々異ならせて設定したことを特徴とする。
【0026】
【作用】この発明の構成によれば、V型エンジンのクラ
ンク軸から第1・第2バンクに夫々設けた第1・第2動
弁機構の第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減
速比を変化させることなく、クランク軸と第1・第2カ
ム軸との夫々の中間に位置させて設けた第1・第2中間
軸から第1・第2バンクの第1・第2カム軸に伝達され
る回転の中間減速比を夫々異ならせるように、第1・第
2中間軸に設けた一次側第1・第2中間軸タイミングプ
ーリの歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2カム
軸タイミングプーリの歯数とを夫々異ならせて設定して
いる。これにより、第1バンクと第2バンクとにおける
タイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時に
発生する騒音の共鳴を防止することができる。
ンク軸から第1・第2バンクに夫々設けた第1・第2動
弁機構の第1・第2カム軸に夫々伝達される回転の総減
速比を変化させることなく、クランク軸と第1・第2カ
ム軸との夫々の中間に位置させて設けた第1・第2中間
軸から第1・第2バンクの第1・第2カム軸に伝達され
る回転の中間減速比を夫々異ならせるように、第1・第
2中間軸に設けた一次側第1・第2中間軸タイミングプ
ーリの歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2カム
軸タイミングプーリの歯数とを夫々異ならせて設定して
いる。これにより、第1バンクと第2バンクとにおける
タイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時に
発生する騒音の共鳴を防止することができる。
【0027】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を詳
細に説明する。図1において、2はV型エンジンであ
る。V型エンジン2は、クランク軸4を設けるとともに
V字型に配設した第1・第2バンク6・8に動弁装置1
0の第1・第2動弁機構12・14を設け、夫々吸気用
・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・排気用
第2カム軸18i・18eを設けている。
細に説明する。図1において、2はV型エンジンであ
る。V型エンジン2は、クランク軸4を設けるとともに
V字型に配設した第1・第2バンク6・8に動弁装置1
0の第1・第2動弁機構12・14を設け、夫々吸気用
・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・排気用
第2カム軸18i・18eを設けている。
【0028】この動弁装置10は、クランク軸4に歯付
きのクランク軸タイミングプーリ20を取付けて設け、
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々歯付きの吸気用
・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22e及
び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24i・
24eを取付けて設けている。
きのクランク軸タイミングプーリ20を取付けて設け、
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々歯付きの吸気用
・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22e及
び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24i・
24eを取付けて設けている。
【0029】また、動弁装置10は、クランク軸4と吸
気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・排
気用第2カム軸18i・18eとの夫々の中間に位置さ
せて、第1・第2中間軸26・28を設けている。これ
ら第1・第2中間軸26・28には、クランク軸4の回
転を吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気
用・排気用第2カム軸18i・18eに減速して伝達す
べく、歯付きで径大の一次側第1中間軸タイミングプー
リ30及び径小の二次側第1中間軸タイミングプーリ3
2と歯付きで径大の一次側第2中間軸タイミングプーリ
34及び径小の二次側第2中間軸タイミングプーリ36
とを夫々取付けて設けている。
気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・排
気用第2カム軸18i・18eとの夫々の中間に位置さ
せて、第1・第2中間軸26・28を設けている。これ
ら第1・第2中間軸26・28には、クランク軸4の回
転を吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気
用・排気用第2カム軸18i・18eに減速して伝達す
べく、歯付きで径大の一次側第1中間軸タイミングプー
リ30及び径小の二次側第1中間軸タイミングプーリ3
2と歯付きで径大の一次側第2中間軸タイミングプーリ
34及び径小の二次側第2中間軸タイミングプーリ36
とを夫々取付けて設けている。
【0030】前記クランク軸タイミングプーリ20と一
次側第1・第2中間軸タイミングプーリ30・34とに
は、歯付きの一次側タイミングベルト38を巻掛けて設
けている。二次側第1中間軸タイミングプーリ32と吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22
eとには、二次側第1タイミングベルト40を巻掛けて
設けている。また、二次側第2中間軸タイミングプーリ
36と吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24
i・24eとには、二次側第2タイミングベルト42を
巻掛けて設けている。これにより、吸気用・排気用第1
カム軸16i・16e及び吸気用・排気用第2カム軸1
8i・18eを回転させる。なお、符号44・46・4
8は、夫々一次側ベルトテンショナ・二次側第1ベルト
テンショナ・二次側第2ベルトテンショナである。
次側第1・第2中間軸タイミングプーリ30・34とに
は、歯付きの一次側タイミングベルト38を巻掛けて設
けている。二次側第1中間軸タイミングプーリ32と吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22
eとには、二次側第1タイミングベルト40を巻掛けて
設けている。また、二次側第2中間軸タイミングプーリ
36と吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24
i・24eとには、二次側第2タイミングベルト42を
巻掛けて設けている。これにより、吸気用・排気用第1
カム軸16i・16e及び吸気用・排気用第2カム軸1
8i・18eを回転させる。なお、符号44・46・4
8は、夫々一次側ベルトテンショナ・二次側第1ベルト
テンショナ・二次側第2ベルトテンショナである。
【0031】このようなV型エンジン2の動弁装置10
において、クランク軸4から第1・第2バンク6・8の
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々伝達される回転
の総減速比を変化させることなく、第1・第2中間軸2
6・28から吸気用・排気用第1カム軸16i・16e
及び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに伝達さ
れる回転の中間減速比を夫々異ならせるべく、一次側第
1・第2中間軸タイミングプーリ30・34の歯数と吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22
e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24
i・24eの歯数とを夫々異ならせて設定している。
において、クランク軸4から第1・第2バンク6・8の
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々伝達される回転
の総減速比を変化させることなく、第1・第2中間軸2
6・28から吸気用・排気用第1カム軸16i・16e
及び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに伝達さ
れる回転の中間減速比を夫々異ならせるべく、一次側第
1・第2中間軸タイミングプーリ30・34の歯数と吸
気用・排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22
e及び吸気用・排気用第2カム軸タイミングプーリ24
i・24eの歯数とを夫々異ならせて設定している。
【0032】即ち、クランク軸タイミングプーリ20に
一次側タイミングベルト38により巻掛けられる一次側
第1中間軸タイミングプーリ30と一次側第2中間軸タ
イミングプーリ34との歯数を、異ならせて設定する。
また、二次側第1中間軸タイミングプーリ32に二次側
第1タイミングベルト40により巻掛けられる吸気用・
排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22eと二
次側第2中間軸タイミングプーリ36に二次側第2タイ
ミングベルト42により巻掛けられる吸気用・排気用第
2カム軸タイミングプーリ24i・24eとの歯数を、
異ならせて設定する。
一次側タイミングベルト38により巻掛けられる一次側
第1中間軸タイミングプーリ30と一次側第2中間軸タ
イミングプーリ34との歯数を、異ならせて設定する。
また、二次側第1中間軸タイミングプーリ32に二次側
第1タイミングベルト40により巻掛けられる吸気用・
排気用第1カム軸タイミングプーリ22i・22eと二
次側第2中間軸タイミングプーリ36に二次側第2タイ
ミングベルト42により巻掛けられる吸気用・排気用第
2カム軸タイミングプーリ24i・24eとの歯数を、
異ならせて設定する。
【0033】但し、これらの歯数は、クランク軸4の回
転に対して、第1・第2バンク6・8の吸気用・排気用
第1カム軸16i・16e及び吸気用・排気用第2カム
軸18i・18eの回転がいずれも1/2になるよう
に、設定する。
転に対して、第1・第2バンク6・8の吸気用・排気用
第1カム軸16i・16e及び吸気用・排気用第2カム
軸18i・18eの回転がいずれも1/2になるよう
に、設定する。
【0034】これにより、動弁装置10は、クランク軸
4の回転を吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及
び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに、第1・
第2バンク6・8の中間において異なる回転により伝達
するとともに各カム軸に最終的に所定に減速して伝達す
る。
4の回転を吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及
び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに、第1・
第2バンク6・8の中間において異なる回転により伝達
するとともに各カム軸に最終的に所定に減速して伝達す
る。
【0035】この動弁装置10の各プーリの歯数として
は、例えば、表1に掲げるものがある。
は、例えば、表1に掲げるものがある。
【0036】
【表1】
【0037】このように、この動弁装置10は、V型エ
ンジン2のクランク軸4から第1・第2バンク6・8の
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々伝達される回転
の総減速比を変化させることなく、第1・第2中間軸2
6・28から吸気用・排気用第1カム軸16i・16e
及び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに伝達さ
れる回転の中間減速比を夫々異ならせるように、第1・
第2中間軸26・28に設けた一次側第1・第2中間軸
タイミングプーリ30・34の歯数と吸気用・排気用第
1カム軸タイミングプーリ22i・22e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ24i・24eの歯
数とを夫々異ならせて設定している。
ンジン2のクランク軸4から第1・第2バンク6・8の
吸気用・排気用第1カム軸16i・16e及び吸気用・
排気用第2カム軸18i・18eに夫々伝達される回転
の総減速比を変化させることなく、第1・第2中間軸2
6・28から吸気用・排気用第1カム軸16i・16e
及び吸気用・排気用第2カム軸18i・18eに伝達さ
れる回転の中間減速比を夫々異ならせるように、第1・
第2中間軸26・28に設けた一次側第1・第2中間軸
タイミングプーリ30・34の歯数と吸気用・排気用第
1カム軸タイミングプーリ22i・22e及び吸気用・
排気用第2カム軸タイミングプーリ24i・24eの歯
数とを夫々異ならせて設定している。
【0038】このように第1・第2バンク6・8におけ
るタイミングプーリの歯数を異ならせることにより、各
カム軸への回転の所定の減速伝達を損なうことなく、第
1バンク6と第2バンク8とにおけタイミングプーリと
タイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共鳴
を防止することができる。
るタイミングプーリの歯数を異ならせることにより、各
カム軸への回転の所定の減速伝達を損なうことなく、第
1バンク6と第2バンク8とにおけタイミングプーリと
タイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共鳴
を防止することができる。
【0039】このため、タイミングプーリとタイミング
ベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共鳴を防止し得
て、騒音の増幅を防止し得て、これにより、放出される
騒音の低減を果たすことができる。
ベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共鳴を防止し得
て、騒音の増幅を防止し得て、これにより、放出される
騒音の低減を果たすことができる。
【0040】なお、この実施例においては、タイミング
プーリとタイミングベルトとにより回転を減速して伝達
する動弁装置を例示したが、タイミングギヤとタイミン
グチェーンとにより回転を減速して伝達する動弁装置に
おいても実施可能である。
プーリとタイミングベルトとにより回転を減速して伝達
する動弁装置を例示したが、タイミングギヤとタイミン
グチェーンとにより回転を減速して伝達する動弁装置に
おいても実施可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなように、こ
の発明によれば、総減速比を変化させることなく第1・
第2バンクの中間減速比を夫々異ならせるように、第1
・第2中間軸に設けた一次側第1・第2中間軸タイミン
グプーリの歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2
カム軸タイミングプーリの歯数とを夫々異ならせて設定
していることにより、第1バンクと第2バンクとにおけ
るタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時
に発生する騒音の共鳴を防止することができる。このた
め、適正な回転の伝達を確保し得て、タイミングプーリ
とタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共
鳴を防止し得て、騒音の増幅を防止し得て、これによ
り、放出される騒音の低減を果たすことができる。
の発明によれば、総減速比を変化させることなく第1・
第2バンクの中間減速比を夫々異ならせるように、第1
・第2中間軸に設けた一次側第1・第2中間軸タイミン
グプーリの歯数と第1・第2カム軸に設けた第1・第2
カム軸タイミングプーリの歯数とを夫々異ならせて設定
していることにより、第1バンクと第2バンクとにおけ
るタイミングプーリとタイミングベルトとの噛み合い時
に発生する騒音の共鳴を防止することができる。このた
め、適正な回転の伝達を確保し得て、タイミングプーリ
とタイミングベルトとの噛み合い時に発生する騒音の共
鳴を防止し得て、騒音の増幅を防止し得て、これによ
り、放出される騒音の低減を果たすことができる。
【図1】この発明の実施例を示すV型エンジンの動弁装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】第1の従来例を示すV型エンジンの動弁装置の
概略面図である。
概略面図である。
【図3】第2の従来例を示すV型エンジンの動弁装置の
概略面図である。
概略面図である。
【図4】第3の従来例を示すV型エンジンの動弁装置の
概略面図である。
概略面図である。
【図5】第4の従来例を示すV型エンジンの動弁装置の
概略面図である。
概略面図である。
【図6】第5の従来例を示すV型エンジンの動弁装置の
概略面図である。
概略面図である。
2 V型エンジン 4 クランク軸 6 第1バンク 8 第2バンク 10 動弁装置 12 第1動弁機構 14 第2動弁機構 16i・16e 吸気用・排気用第1カム軸 18i・18e 吸気用・排気用第2カム軸 20 クランク軸タイミングプーリ 22i・22e 吸気用・排気用第1カム軸タイミング
プーリ 24i・24e 吸気用・排気用第2カム軸タイミング
プーリ 26 第1中間軸 28 第2中間軸 30 一次側第1中間軸タイミングプーリ 32 二次側第1中間軸タイミングプーリ 34 一次側第2中間軸タイミングプーリ 36 二次側第2中間軸タイミングプーリ 38 一次側タイミングベルト 40 二次側第1タイミングベルト 42 二次側第2タイミングベルト
プーリ 24i・24e 吸気用・排気用第2カム軸タイミング
プーリ 26 第1中間軸 28 第2中間軸 30 一次側第1中間軸タイミングプーリ 32 二次側第1中間軸タイミングプーリ 34 一次側第2中間軸タイミングプーリ 36 二次側第2中間軸タイミングプーリ 38 一次側タイミングベルト 40 二次側第1タイミングベルト 42 二次側第2タイミングベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 V型エンジンのクランク軸にクランク軸
タイミングプーリを取付けて設けるとともに前記V型エ
ンジンの第1・第2バンクに夫々設けた第1・第2動弁
機構の第1・第2カム軸に夫々第1・第2カム軸タイミ
ングプーリを取付けて設け、前記クランク軸と前記第1
・第2カム軸との夫々の中間に位置させて第1・第2中
間軸を設け、これら第1・第2中間軸には前記クランク
軸の回転を前記第1・第2カム軸に減速して伝達すべく
径大の一次側第1中間軸タイミングプーリ及び径小の二
次側第1中間軸タイミングプーリと径大の一次側第2中
間軸タイミングプーリ及び径小の二次側第2中間軸タイ
ミングプーリとを夫々取付けて設け、前記クランク軸タ
イミングプーリと前記一次側第1・第2中間軸タイミン
グプーリとに一次側タイミングベルトを巻掛けて設け、
前記二次側第1中間軸タイミングプーリと前記第1カム
軸タイミングプーリとに二次側第1タイミングベルトを
巻掛けて設けるとともに前記二次側第2中間軸タイミン
グプーリと前記第2カム軸タイミングプーリとに二次側
第2タイミングベルトを巻掛けて設けたV型エンジンの
動弁装置において、前記クランク軸から前記第1・第2
カム軸に夫々伝達される回転の総減速比を変化させるこ
となく前記第1・第2中間軸から前記第1・第2カム軸
に伝達される回転の中間減速比を夫々異ならせるべく前
記一次側第1・第2中間軸タイミングプーリの歯数と前
記第1・第2カム軸タイミングプーリの歯数とを夫々異
ならせて設定したことを特徴とするV型エンジンの動弁
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34989591A JPH05163907A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | V型エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34989591A JPH05163907A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | V型エンジンの動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05163907A true JPH05163907A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18406837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34989591A Pending JPH05163907A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | V型エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05163907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014013028A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | 動弁駆動装置 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP34989591A patent/JPH05163907A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014013028A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | 動弁駆動装置 |
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