JP3304455B2 - V型エンジンのカム軸駆動装置 - Google Patents
V型エンジンのカム軸駆動装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のバンクの上部に
設けられた吸排気カム軸を、チェーン等を介して駆動す
るようにしたV型エンジンのカム軸駆動装置に関する。
設けられた吸排気カム軸を、チェーン等を介して駆動す
るようにしたV型エンジンのカム軸駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 .V型DOHCエンジンのカム軸駆動装置として、図
2に示すものが知られている(特開平2-30906 号公報
等)。このエンジン1は、左右のバンク2の上部に設け
られた吸排気カム軸3,4とクランク軸5とに一本の無
端チェーン6が巻き掛けられており、クランク軸5の回
転がチェーン6を介して吸排気カム軸3,4に伝達され
るようになっている。図中、7はチェーンガイド、8は
チェーンテンショナーである。
2に示すものが知られている(特開平2-30906 号公報
等)。このエンジン1は、左右のバンク2の上部に設け
られた吸排気カム軸3,4とクランク軸5とに一本の無
端チェーン6が巻き掛けられており、クランク軸5の回
転がチェーン6を介して吸排気カム軸3,4に伝達され
るようになっている。図中、7はチェーンガイド、8は
チェーンテンショナーである。
【0003】ところで、4ストロークエンジンでは吸排
気カム軸3,4の回転をクランク軸5の1/2に減速す
る必要上、吸排気カム軸3,4のスプロケット径3a,
4aをクランクギヤ径5aの2倍にしなければならな
い。よって、上記構成のエンジン1では、左右バンク2
の上部に大径のスプロケット3a,4aが並設されるこ
ととなり、吸排気バルブの挟み角が大きくなってしま
う。この結果、コンパクトな燃焼室およびヘッド形状と
することができず、またエンジン全幅も広がってしま
う。
気カム軸3,4の回転をクランク軸5の1/2に減速す
る必要上、吸排気カム軸3,4のスプロケット径3a,
4aをクランクギヤ径5aの2倍にしなければならな
い。よって、上記構成のエンジン1では、左右バンク2
の上部に大径のスプロケット3a,4aが並設されるこ
ととなり、吸排気バルブの挟み角が大きくなってしま
う。この結果、コンパクトな燃焼室およびヘッド形状と
することができず、またエンジン全幅も広がってしま
う。
【0004】.この問題点を解消したカム軸駆動装置
として、図3に示すものが知られている(特開昭63-128
08号公報等)。このエンジン9は、左右のバンク2の内
側の吸気カム軸3に大径のスプロケット10を取り付
け、この大径スプロケット10によってクランク軸5の
回転を減速するようにしたものである。大径スプロケッ
ト10によって減速された回転は、小径スプロケット1
1およびカムカムチェーン12を介して排気カム軸4に
も伝達される。図中、13はカムカムチェーン用のテン
ショナーである。この構成によれば、図2のものよりバ
ルブ挟み角を小さくでき、コンパクトな燃焼室とするこ
とができる。
として、図3に示すものが知られている(特開昭63-128
08号公報等)。このエンジン9は、左右のバンク2の内
側の吸気カム軸3に大径のスプロケット10を取り付
け、この大径スプロケット10によってクランク軸5の
回転を減速するようにしたものである。大径スプロケッ
ト10によって減速された回転は、小径スプロケット1
1およびカムカムチェーン12を介して排気カム軸4に
も伝達される。図中、13はカムカムチェーン用のテン
ショナーである。この構成によれば、図2のものよりバ
ルブ挟み角を小さくでき、コンパクトな燃焼室とするこ
とができる。
【0005】しかし、駆動用チェーンとして二本のカム
カムチェーン12と一本のメインチェーン14との計3
本のチェーンが必要となるため、テンショナー13,1
5やガイド16も含め部品点数が増大し高コストとな
る。また、大径スプロケット10に小径スプロケット1
1を重ねて取り付けるため、エンジン端部17からの突
出量18が大きくなってしまう。また、吸排気カム軸
3,4をカムカムチェーン12で駆動しているため、各
カム軸3,4の距離が制限(一般には95mm前後といわれ
る)されてしまい、バルブ挟み角が制限され燃焼室のコ
ンパクト化が十分達成できない。
カムチェーン12と一本のメインチェーン14との計3
本のチェーンが必要となるため、テンショナー13,1
5やガイド16も含め部品点数が増大し高コストとな
る。また、大径スプロケット10に小径スプロケット1
1を重ねて取り付けるため、エンジン端部17からの突
出量18が大きくなってしまう。また、吸排気カム軸
3,4をカムカムチェーン12で駆動しているため、各
カム軸3,4の距離が制限(一般には95mm前後といわれ
る)されてしまい、バルブ挟み角が制限され燃焼室のコ
ンパクト化が十分達成できない。
【0006】.バルブ挟み角をさらに小さくし、燃焼
室のコンパクト化を推進したカム軸駆動装置として、図
4に示すものが知られている(特開平2-169809号公報
等)。このエンジン19は、左右のバンク2にそれぞれ
設けられた大径アイドルギヤ20によってクランク軸5
の回転を減速し、大径アイドルギヤ20に同軸に固定さ
れた小径アイドルギヤ21によって各吸排気カム軸3,
4を駆動するものである。この構成によれば、大径アイ
ドルギヤ20によってクランク軸5の回転が十分減速さ
れるので、吸排気カム軸3,4のスプロケットを小径化
できる。よって、図3のものよりさらにバルブ挟み角を
小さくでき燃焼室をコンパクト化できる。
室のコンパクト化を推進したカム軸駆動装置として、図
4に示すものが知られている(特開平2-169809号公報
等)。このエンジン19は、左右のバンク2にそれぞれ
設けられた大径アイドルギヤ20によってクランク軸5
の回転を減速し、大径アイドルギヤ20に同軸に固定さ
れた小径アイドルギヤ21によって各吸排気カム軸3,
4を駆動するものである。この構成によれば、大径アイ
ドルギヤ20によってクランク軸5の回転が十分減速さ
れるので、吸排気カム軸3,4のスプロケットを小径化
できる。よって、図3のものよりさらにバルブ挟み角を
小さくでき燃焼室をコンパクト化できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動用のチェ
ーン22,23,24,25が4本になってしまうた
め、テンショナー26やガイド27等の付属品も含め部
品点数が増大し、高コストとなる。また、クランク軸5
の回転を左右の大径アイドルギヤ20に振り分けなけれ
ばならないためクランクギヤ5を重ねて設ける必要があ
り、しかも各大径アイドルギヤ20に小径アイドルギヤ
21を重ねて取り付ける必要があるため、エンジン端部
17からの突出量28が図3のもの以上に大きくなって
しまう。すなわち、エンジン全長が長くなり車両への搭
載性が悪化する。
ーン22,23,24,25が4本になってしまうた
め、テンショナー26やガイド27等の付属品も含め部
品点数が増大し、高コストとなる。また、クランク軸5
の回転を左右の大径アイドルギヤ20に振り分けなけれ
ばならないためクランクギヤ5を重ねて設ける必要があ
り、しかも各大径アイドルギヤ20に小径アイドルギヤ
21を重ねて取り付ける必要があるため、エンジン端部
17からの突出量28が図3のもの以上に大きくなって
しまう。すなわち、エンジン全長が長くなり車両への搭
載性が悪化する。
【0008】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、少ない部品点数で即ち低コストでエンジン端部
からの突出量を小さくできるV型エンジンのカム軸駆動
装置を提供することにある。
目的は、少ない部品点数で即ち低コストでエンジン端部
からの突出量を小さくできるV型エンジンのカム軸駆動
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、V型に配置された左右のバンクの上部にそ
れぞれ吸排気カム軸を設け、これら吸排気カム軸にクラ
ンク軸の回転をチェーン等を介して伝達するV型エンジ
ンのカム軸駆動装置において、V型エンジンの一方のバ
ンクの端面に形成され、他方のバンクの端面よりも引き
込まされたオフセット部と、該オフセット部に回転自在
に取り付けられ、クランク軸に取り付けたクランクギヤ
と面一に配置され、クランクギヤよりも大径に形成され
た第一アイドラと、該第一アイドラとクランクギヤとに
上記オフセット部において巻き掛けられ、クランク軸の
回転を減速して第一アイドラに伝える第一チェーンと、
上記第一アイドラに一体的に取り付けられ、左右のバン
クの吸排気カム軸に取り付けた各スプロケットと面一に
配置され、第一アイドラよりも小径に形成された第二ア
イドラと、該第二アイドラと各バンクの吸排気カム軸の
各スプロケットとに巻き掛けられた第二チェーンとを備
えたものである。
に本発明は、V型に配置された左右のバンクの上部にそ
れぞれ吸排気カム軸を設け、これら吸排気カム軸にクラ
ンク軸の回転をチェーン等を介して伝達するV型エンジ
ンのカム軸駆動装置において、V型エンジンの一方のバ
ンクの端面に形成され、他方のバンクの端面よりも引き
込まされたオフセット部と、該オフセット部に回転自在
に取り付けられ、クランク軸に取り付けたクランクギヤ
と面一に配置され、クランクギヤよりも大径に形成され
た第一アイドラと、該第一アイドラとクランクギヤとに
上記オフセット部において巻き掛けられ、クランク軸の
回転を減速して第一アイドラに伝える第一チェーンと、
上記第一アイドラに一体的に取り付けられ、左右のバン
クの吸排気カム軸に取り付けた各スプロケットと面一に
配置され、第一アイドラよりも小径に形成された第二ア
イドラと、該第二アイドラと各バンクの吸排気カム軸の
各スプロケットとに巻き掛けられた第二チェーンとを備
えたものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、クランク軸の回転は、第一
チェーンを介して減速されて大径の第一アイドラに伝達
され、第一アイドラに一体的に設けられた小径の第二ア
イドラから第二チェーンを介して左右のバンク上部の吸
排気カム軸へ伝達される。
チェーンを介して減速されて大径の第一アイドラに伝達
され、第一アイドラに一体的に設けられた小径の第二ア
イドラから第二チェーンを介して左右のバンク上部の吸
排気カム軸へ伝達される。
【0011】ここで、上記第一アイドラおよび第二アイ
ドラを、一方のバンク端面を他方のバンク端面より引き
込ませて形成したオフセット部に設けているので、従来
デットスペースとなっていたオフセット部の空間を有効
に利用することになる。よって、エンジン端部からクラ
ンク軸方向の突出量が小さくなり、エンジン全長を抑え
ることができる。
ドラを、一方のバンク端面を他方のバンク端面より引き
込ませて形成したオフセット部に設けているので、従来
デットスペースとなっていたオフセット部の空間を有効
に利用することになる。よって、エンジン端部からクラ
ンク軸方向の突出量が小さくなり、エンジン全長を抑え
ることができる。
【0012】また、左右のバンクの吸排気カム軸へは、
第一アイドラによって減速された回転が伝達されるの
で、吸排気カム軸の駆動輪径(スプロケット径,プーリ
径)を小さくできる。よって、バルブ挟み角を小さくで
き、コンパクトな燃焼室を達成できると共にエンジン全
幅を小さくできる。
第一アイドラによって減速された回転が伝達されるの
で、吸排気カム軸の駆動輪径(スプロケット径,プーリ
径)を小さくできる。よって、バルブ挟み角を小さくで
き、コンパクトな燃焼室を達成できると共にエンジン全
幅を小さくできる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1に示すように、このエンジン29は、
V型に配置された左右のバンク2の上部にそれぞれ吸排
気カム軸3,4が設けられた所謂V型DOHCエンジン
となっている。上記左右のバンク2は、少なくともコン
ロッドのビックエンドの厚さだけクランク軸方向にずら
されており、結果として一方のバンク端面2aに、他方
のバンク端面2bより引き込んだオフセット部30が形
成されている。
V型に配置された左右のバンク2の上部にそれぞれ吸排
気カム軸3,4が設けられた所謂V型DOHCエンジン
となっている。上記左右のバンク2は、少なくともコン
ロッドのビックエンドの厚さだけクランク軸方向にずら
されており、結果として一方のバンク端面2aに、他方
のバンク端面2bより引き込んだオフセット部30が形
成されている。
【0015】このオフセット部30には、クランク軸5
の回転がチェーン31を介して減速して伝達される第一
アイドラ32が設けられている。第一アイドラ32は、
クランクギヤ5aの2倍の歯数を有する2倍の直径のス
プロケットからなり、クランクギヤ5aとの間に巻き掛
けられた第一チェーン31を介して、クランク軸5の回
転を1/2に減速するものである。かかる第一アイドラ
32は、一方のバンク端面2aのオフセット部30に、
他方のバンク端面2aより引き込んだ位置に設けられて
いる。
の回転がチェーン31を介して減速して伝達される第一
アイドラ32が設けられている。第一アイドラ32は、
クランクギヤ5aの2倍の歯数を有する2倍の直径のス
プロケットからなり、クランクギヤ5aとの間に巻き掛
けられた第一チェーン31を介して、クランク軸5の回
転を1/2に減速するものである。かかる第一アイドラ
32は、一方のバンク端面2aのオフセット部30に、
他方のバンク端面2aより引き込んだ位置に設けられて
いる。
【0016】第一アイドラ32には、その減速された回
転を第二チェーン33を介して上記4本の吸排気カム軸
3,4へ伝達する第二アイドラ34が同軸に一体的に設
けられている。第二アイドラ34は、第一アイドラ32
にスペーサロッド35を介して取り付けられてオフセッ
ト部30から所定量突出されており、吸排気カム軸3,
4の駆動スプロケット3a,4aと面一になるように位
置されている。かかる第二アイドラ34は、吸排気カム
軸3,4のスプロケット3a,4aと同歯数のスプロケ
ットからなり、1/2に減速されたクランク軸5の回転
をそのまま吸排気カム軸3,4へ伝達するものである。
転を第二チェーン33を介して上記4本の吸排気カム軸
3,4へ伝達する第二アイドラ34が同軸に一体的に設
けられている。第二アイドラ34は、第一アイドラ32
にスペーサロッド35を介して取り付けられてオフセッ
ト部30から所定量突出されており、吸排気カム軸3,
4の駆動スプロケット3a,4aと面一になるように位
置されている。かかる第二アイドラ34は、吸排気カム
軸3,4のスプロケット3a,4aと同歯数のスプロケ
ットからなり、1/2に減速されたクランク軸5の回転
をそのまま吸排気カム軸3,4へ伝達するものである。
【0017】上記第一および第二チェーン31,33に
は、それぞれチェーンガイド36,チェーンテンショナ
ー37が設けられている。また、第二チェーン33は、
V型バンクの谷間に設けられたアイドラ38によってV
字状に偏向されている。なお、本実施例にあってはクラ
ンク軸5の回転を吸排気カム軸3,4に伝達するために
チェーン31,33&スプロケット5a,32,34,
3a,4aを用いたが、これに代えてベルト&プーリ或
いは段付ベルト&段付プーリ等を用いてもよいことは勿
論である。
は、それぞれチェーンガイド36,チェーンテンショナ
ー37が設けられている。また、第二チェーン33は、
V型バンクの谷間に設けられたアイドラ38によってV
字状に偏向されている。なお、本実施例にあってはクラ
ンク軸5の回転を吸排気カム軸3,4に伝達するために
チェーン31,33&スプロケット5a,32,34,
3a,4aを用いたが、これに代えてベルト&プーリ或
いは段付ベルト&段付プーリ等を用いてもよいことは勿
論である。
【0018】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
て述べる。
【0019】クランク軸5の回転は、第一チェーン31
を介して減速されて大径の第一アイドラ32に伝達さ
れ、第一アイドラ32に一体的に設けられた小径の第二
アイドラ34から第二チェーン33を介して左右のバン
ク2上部の吸排気カム軸3,4へ伝達される。
を介して減速されて大径の第一アイドラ32に伝達さ
れ、第一アイドラ32に一体的に設けられた小径の第二
アイドラ34から第二チェーン33を介して左右のバン
ク2上部の吸排気カム軸3,4へ伝達される。
【0020】ここで、上記第一アイドラ32および第二
アイドラ34を、一方のバンク端面2aに他方のバンク
端面2bより引き込ませて形成したオフセット部30に
設けているので、従来デットスペースとなっていたオフ
セット部30の空間を有効に利用することになる。すな
わち、第一チェーン31の位置を、オフセット部30側
のバンク2のNo 2ボア位置に基づいて決めることができ
る。よって、エンジン端部17からクランク軸方向の突
出量39が小さくなり、エンジン全長を抑えることがで
きる。
アイドラ34を、一方のバンク端面2aに他方のバンク
端面2bより引き込ませて形成したオフセット部30に
設けているので、従来デットスペースとなっていたオフ
セット部30の空間を有効に利用することになる。すな
わち、第一チェーン31の位置を、オフセット部30側
のバンク2のNo 2ボア位置に基づいて決めることができ
る。よって、エンジン端部17からクランク軸方向の突
出量39が小さくなり、エンジン全長を抑えることがで
きる。
【0021】また、左右のバンク2の吸排気カム軸3,
4へは、大径の第一アイドラ32によって既に減速され
た回転が伝達されるので、吸排気カム軸3,4の駆動輪
径3,a,4a(スプロケット径やプーリ径)を小さく
できる。よって、左右のバンク2の上部にそれぞれ設け
られる吸排気カム軸3,4のスプロケット3a,4aを
互いに近接させることができ、バルブ挟み角を小さくし
てコンパクトな燃焼室を達成できる。また、エンジン全
幅をも小さくできる。
4へは、大径の第一アイドラ32によって既に減速され
た回転が伝達されるので、吸排気カム軸3,4の駆動輪
径3,a,4a(スプロケット径やプーリ径)を小さく
できる。よって、左右のバンク2の上部にそれぞれ設け
られる吸排気カム軸3,4のスプロケット3a,4aを
互いに近接させることができ、バルブ挟み角を小さくし
てコンパクトな燃焼室を達成できる。また、エンジン全
幅をも小さくできる。
【0022】また、カム軸駆動用のチェーンが第一およ
び第二チェーン31,33の2本で済むため、3本ある
いは4本のチェーンを用いていた図3図4に示す従来の
ものよりテンショナー37やガイド36等の付属部品も
含めて部品点数を少なくでき、低コストとなる。
び第二チェーン31,33の2本で済むため、3本ある
いは4本のチェーンを用いていた図3図4に示す従来の
ものよりテンショナー37やガイド36等の付属部品も
含めて部品点数を少なくでき、低コストとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る「V型
エンジンのカム軸駆動装置」によれば次の如き優れた効
果を発揮できる。
エンジンのカム軸駆動装置」によれば次の如き優れた効
果を発揮できる。
【0024】(1) エンジンの全長全幅を小さくできる。
【0025】(2) バルブ挟み角の小さいコンパクトな燃
焼室を達成できる。
焼室を達成できる。
【0026】(3) 部品点数が少ないので低コストとな
る。
る。
【図1】本発明の一実施例を示すV型エンジンのカム軸
駆動装置の概要図であり、(a)は平面図、(b) は正面図
である。
駆動装置の概要図であり、(a)は平面図、(b) は正面図
である。
【図2】従来例を示すV型エンジンのカム軸駆動装置の
概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図である。
概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図である。
【図3】別の従来例を示すV型エンジンのカム軸駆動装
置の概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図であ
る。
置の概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図であ
る。
【図4】更に別の従来例を示すV型エンジンのカム軸駆
動装置の概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図で
ある。
動装置の概要図であり、(a) は平面図、(b) は正面図で
ある。
2 バンク 2a 一方のバンクの端面 2b 他方のバンクの端面 3 吸気カム軸 4 排気カム軸 5 クランク軸 30 オフセット部 31 第一チェーン 32 第一アイドラ 33 第二チェーン 34 第二アイドラ
Claims (1)
- 【請求項1】 V型に配置された左右のバンクの上部に
それぞれ吸排気カム軸を設け、これら吸排気カム軸にク
ランク軸の回転をチェーン等を介して伝達するV型エン
ジンのカム軸駆動装置において、V型エンジンの一方の
バンクの端面に形成され、他方のバンクの端面よりも引
き込まされたオフセット部と、該オフセット部に回転自
在に取り付けられ、クランク軸に取り付けたクランクギ
ヤと面一に配置され、クランクギヤよりも大径に形成さ
れた第一アイドラと、該第一アイドラとクランクギヤと
に上記オフセット部において巻き掛けられ、クランク軸
の回転を減速して第一アイドラに伝える第一チェーン
と、上記第一アイドラに一体的に取り付けられ、左右の
バンクの吸排気カム軸に取り付けた各スプロケットと面
一に配置され、第一アイドラよりも小径に形成された第
二アイドラと、該第二アイドラと各バンクの吸排気カム
軸の各スプロケットとに巻き掛けられた第二チェーンと
を備えたことを特徴とするV型エンジンのカム軸駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34270492A JP3304455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | V型エンジンのカム軸駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34270492A JP3304455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | V型エンジンのカム軸駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185313A JPH06185313A (ja) | 1994-07-05 |
JP3304455B2 true JP3304455B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18355852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34270492A Expired - Fee Related JP3304455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | V型エンジンのカム軸駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304455B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4572629B2 (ja) * | 2004-09-01 | 2010-11-04 | トヨタ自動車株式会社 | V型内燃機関の伝達体振動抑制装置 |
JP6627443B2 (ja) * | 2015-11-12 | 2020-01-08 | いすゞ自動車株式会社 | カム軸駆動装置 |
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1992
- 1992-12-22 JP JP34270492A patent/JP3304455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06185313A (ja) | 1994-07-05 |
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