JP2581022Y2 - エンジンの補機駆動装置 - Google Patents

エンジンの補機駆動装置

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JP2581022Y2
JP2581022Y2 JP1992054526U JP5452692U JP2581022Y2 JP 2581022 Y2 JP2581022 Y2 JP 2581022Y2 JP 1992054526 U JP1992054526 U JP 1992054526U JP 5452692 U JP5452692 U JP 5452692U JP 2581022 Y2 JP2581022 Y2 JP 2581022Y2
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JP
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gear
friction
idle
idle gear
auxiliary
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JP1992054526U
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義彰 煙石
大 姫野
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンの補機駆動装
置に関する。
【0002】
【従来技術】エンジンの補機駆動装置としては、実開平
3−52345号公報に示すように、クランク軸端部に
固定されたタイミングギヤと補機駆動軸に固定された補
機ギヤとをアイドルギヤを介して連係するものにおい
て、フリクションギヤを、補機ギヤ、アイドルギヤに添
設し、これにより、バックラッシュを防ぎつつ、クラン
ク軸の駆動力を補機駆動軸に伝達するようにしたもの
は、既に知られている。
【0003】ところで、エンジンの補機駆動装置には、
クランク軸に固定されたタイミングギヤと補機駆動軸に
固定された補機ギヤとの間に、該タイミングギヤに噛合
する第1アイドルギヤと、該アイドルギヤ及び前記補機
ギヤに噛合する第2アイドルギヤとを介在させ、さら
に、前記補機駆動軸を無端状の伝達部材(例えばベル
ト)を介して被駆動部材(例えばカムシャフト)に連係
したものがある。このものにおいても、バックラッシュ
を防止するために、フリクションギヤが用いられること
になっており、その場合、駆動力の大きいものにフリク
ションギヤを添設することが通例であることから、タイ
ミングギヤと補機ギヤとにフリクションギヤがそれぞれ
添設されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記エンジン
の補機駆動装置においては、補機駆動軸と被駆動部材と
を無端状の伝達部材で連係しなければならないことか
ら、該補機駆動軸に伝達プーリ等の回転伝達部材を取付
け、さらには、その回転伝達部材と補機ギヤとの間にオ
イルシール等を介在させており、そのような構成の下
で、フリクションギヤを補機ギヤに添設している。この
ため、回転伝達部材としての伝達プーリ、オイルシール
等の位置がエンジンの長手方向外側にずれ、エンジンの
全長が比較的長いものとなっている。本考案は上記実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、バックラッシュ
を防ぎつつ、エンジンの全長を短縮することができるエ
ンジンの補機駆動装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案にあっては、クランク軸に固定されたタイミン
グギヤと補機駆動軸に固定された補機ギヤとがアイドル
ギヤを介して連係されているエンジンの補機駆動装置に
おいて、前記補機駆動軸に、無端状の伝達部材を巻回し
該無端状の伝達部材介して被駆動部材に連係する回転伝
達部材が、前記補機ギヤに隣り合うようにして固定さ
れ、前記アイドルギヤとして、前記タイミングギヤに噛
合する第1アイドルギヤと、該第1アイドルギヤ及び前
記補機ギヤに噛合する第2アイドルギヤとが備えられ、
前記タイミングギヤに前記第1アイドルギヤに噛合する
ようにして第1フリクションギヤが添設されていると共
に、前記第2アイドルギヤに前記補機ギヤに噛合するよ
うにして第2フリクションギヤが添設されている、構成
としてある。上述の構成により、第2フリクションギヤ
が第2アイドルギヤに添設することから、補機駆動軸に
おいては、伝達プーリ等の回転伝達部材をエンジンの長
手方向外側にずらす必要がなくなる。このため、第2フ
リクションギヤの厚さに相当する分だけ、エンジンの全
長を短縮することができることになる。その一方、タイ
ミングギヤに添設される第1フリクションギヤが第1ア
イドルギヤと噛合し、第2アイドルギヤに添設される第
2フリクションギヤが補機ギヤにすることになり、これ
により、バックラッシュについては、従来同様、防止で
きることになる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1はエンジン本体である。この実
施例に係るエンジン本体1はOHC型エンジンであり、
エンジン本体1の出力軸であるクランク軸2の上方に被
駆動部材としてのカムシャフト3が配設され、そのカム
シャフト3の端部にはカムシャフトプ−リ4が固定され
ている。
【0007】一方、前記エンジン本体1の側部には、図
1に示すように補機駆動軸としての燃料噴射ポンプ駆動
軸(以下、噴射ポンプ駆動軸と称す)5が配設されてい
る。この噴射ポンプ駆動軸5と前記クランク軸2とは、
これらの間に形成されたギヤ列6によって連係されてお
り、そのギヤ列6は、クランク軸2の端部に固定された
タイミングギヤ7と、噴射ポンプ駆動軸5の端部に固定
された燃料噴射ポンプギヤ(以下、ポンプギヤと称す)
8と、ポンプギヤ8とタイミングギヤ7との間に介設さ
れ該タイミングギヤ7に噛合する第1アイドルギヤ9
と、該第1アイドルギヤ9とポンプギヤ8との間に介設
され該第1アイドルギヤ9及びポンプギヤ8に噛合する
第2アイドルギヤ10とで構成されている。これによ
り、エンジン本体1の燃焼室には、図示を略した燃料噴
射ポンプで加圧された燃料が供給されるようになってい
る。
【0008】前記ギヤ列6においては、前記タイミング
ギヤ7に第1フリクションギヤ11が添設され、前記第
2アイドルギヤ10に第2フリクションギヤ12が添設
されている。上記第1フリクションギヤ11は、タイミ
ングギヤ7に設けられた小径部7aに該タイミングギヤ
7に摺接するようにして嵌合保持されており、該第1フ
リクションギヤ11は前記第1アイドルギヤ9に噛合さ
れている。上記第2フリクションギヤ12は、第2アイ
ドルギヤ10の小径部10aに該第2アイドルギヤ10
に摺接するようにして嵌合され、該第2フリクションギ
ヤ12の内周縁部は、第2アイドルギヤ保持用保持プレ
−ト13により外方への移動が規制されることになって
いる。特に、本実施例においては、上記第2フリクショ
ンギヤ12の内周に滑り部材としてのフランジ部を有す
るブッシュ14が嵌合され、該ブッシュ14は第2フリ
クションギヤ12の内周縁部と保持プレ−ト13との間
に介在されることになっている。上記ブッシュ14とし
ては、スチ−ル等の材質のものが用いられる。
【0009】前記ギヤ列6は、図2に示すように、カバ
ー体15により覆われている。カバー体15には、前記
クランク軸2が貫通する貫通孔16と共に、前記ポンプ
ギヤ8に設けられる小径部8aが貫通する貫通孔17が
設けられており、貫通孔17内周部とポンプギヤ8の小
径部8aとの間にはオイルシ−ル18が設けられてい
る。
【0010】前記噴射ポンプ駆動軸5には、図2に示す
ように前記カバ−体15の外方において伝達プ−リ19
が嵌合されている。この伝達プ−リ19は、その側面が
前記ポンプギヤ8の小径部8a先端面に固定されてお
り、伝達プ−リ19とポンプギヤ8とは相対回転不能と
なっている。
【0011】前記伝達プ−リ19と前記カムシャフトプ
−リ4との間には、図2、図3に示すように、伝達部材
としてのタイミングベルト20が掛渡されている。これ
により、クランク軸2からの駆動力がカムシャフト3に
伝達されることになり、カムシャフト3は、吸気弁、排
気弁(ロッカア−ム)を作動させることになっている。
尚、21はオイルポンプギヤ、22はバキュ−ムポンプ
ギヤである。
【0012】したがって、上記装置においては、上述の
ように、第1、第2のフリクションギヤ11、12を配
設しても、その配設により各ギヤを規制することができ
ることになり、バックラッシュを防止できることにな
る。その一方、第2フリクションギヤ12を第2アイド
ルギヤ10に添設することから、伝達プ−リ19、オイ
ルシ−ル18、第2フリクションギヤ12を、エンジン
本体1の長手方向において並べて配設しなくてもよくな
り、エンジンの全長が長くなることを抑えることができ
ることになる。この場合、第2フリクションギヤ12
は、保持プレ−ト13による押圧力(保持力)を受ける
ことになるが、その両者12、13の間に滑り部材とし
てのブッシュ14が介在されていることから、第2フリ
クションギヤ12等の摩耗を抑制できることになる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上述べたようにクランク軸に
固定されたタイミングギヤと補機駆動軸に固定された補
機ギヤとの間に、該タイミングギヤに噛合する第1アイ
ドルギヤと、該第1アイドルギヤ及び前記補機ギヤに噛
合する第2アイドルギヤとを介在させ、さらに、前記補
機駆動軸を無端状の伝達部材を介して被駆動部材に連係
したものにおいて、バックラッシュを防ぎつつ、エンジ
ンの全長を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る補機駆動装置を説明する一部破断
正面図。
【図2】図1のギヤ類を便宜的に一列に連係させた状態
を示す図。
【図3】第2アイドルギヤに第2フリクションギヤを添
設した状態を示す図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 クランク軸 3 カムシャフト 5 噴射ポンプ駆動軸 7 タイミングギヤ 8 ポンプギヤ 9 第1アイドルギヤ 10 第2アイドルギヤ 11 第1フリクションギヤ 12 第2フリクションギヤ 13 保持プレ−ト 14 ブッシュ 20 タイミングベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 67/04 F02B 67/06 F16H 1/20 F16H 55/18

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に固定されたタイミングギヤ
    と補機駆動軸に固定された補機ギヤとがアイドルギヤを
    介して連係されているエンジンの補機駆動装置におい
    て、 前記補機駆動軸に、無端状の伝達部材を巻回し該無端状
    の伝達部材介して被駆動部材に連係する回転伝達部材
    が、前記補機ギヤに隣り合うようにして固定され、 前記アイドルギヤとして、前記タイミングギヤに噛合す
    る第1アイドルギヤと、該第1アイドルギヤ及び前記補
    機ギヤに噛合する第2アイドルギヤとが備えられ、 前記タイミングギヤに前記第1アイドルギヤに噛合する
    ようにして第1フリクションギヤが添設されていると共
    に、前記第2アイドルギヤに前記補機ギヤに噛合するよ
    うにして第2フリクションギヤが添設されている、 ことを特徴とするエンジンの補機駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2フリクションギヤを前記第2アイドルギヤに押
    圧保持する保持部材が設けられ、 前記保持部材と前記第2フリクションギヤとの間に、摩
    擦力を低減する滑り部材が介在されている、 ことを特徴とするエンジンの補機駆動装置。
JP1992054526U 1992-07-10 1992-07-10 エンジンの補機駆動装置 Expired - Lifetime JP2581022Y2 (ja)

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JPH0612732U JPH0612732U (ja) 1994-02-18
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