JPH0735736U - 内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置 - Google Patents

内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置

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JPH0735736U
JPH0735736U JP6216593U JP6216593U JPH0735736U JP H0735736 U JPH0735736 U JP H0735736U JP 6216593 U JP6216593 U JP 6216593U JP 6216593 U JP6216593 U JP 6216593U JP H0735736 U JPH0735736 U JP H0735736U
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JP
Japan
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support shaft
idle gear
cylinder block
gear
peripheral portion
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Pending
Application number
JP6216593U
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English (en)
Inventor
栄一 小松
真志 森下
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車列におけるアイドル歯車16が回転自在
に被嵌する支持軸19を、これを縦貫通するボルト20
にてシリンダブロック12等に対して、当該支持軸にお
ける一端面19aが前記シリンダブロック等の側面12
aに接当するように締結して成る取付け装置において、
前記支持軸19が首振り変位することを低減する。 【構成】 前記支持軸19の一端面19aにおける外周
部を、当該一端面19aにおける内周部よりも高くす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関において、そのクランク軸の回転をカム軸又はエンジン補 機に伝達する場合等において使用するアイドル歯車用の支持軸を、シリンダブロ ック又はシリンダヘッドに対して取付けるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内燃機関においては、図6に示すように、クランク軸1上に嵌着した 主動歯車2と、カム軸3上に嵌着した従動歯車4とを、その間に配設したアイド ル歯車5に対して噛合することにより、このアイドル歯車5を介して、前記クラ ンク軸1の回転をカム軸3又はエンジン補機に伝達することが行われている。
【0003】 この場合において、従来は、例えば、実開昭64−48466号公報の第6図 に記載され、且つ、図7に示すように、シリンダブロック6又はシリンダヘッド の側面に、前記アイドル歯車5用の支持軸7を、当該支持軸7を縦貫通するボル ト8の締結によって取付け、この支持軸7に、前記アイドル歯車5を回転自在に 被嵌すると言う構成にしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このアイドル歯車5用の支持軸7は、その一端部に一体的に造形した 突起部7aを、シリンダブロック6又はシリンダヘッドの側面に設けた凹所6a に嵌合すると言う構成にしているものの、基本的には、支持軸7の一端面7bを 、当該支持軸7を縦貫通する一本又は二本のボルト8の締結にて、シリンダブロ ック6等の側面6bに対して押圧することによって取付けるものであって、前記 ボルト8の締結力は、支持軸7の一端面7bの全体にわたって分散することにな るから、この支持軸7は、図7に矢印Aで示すように、左右方向に首振り変位し 易いのである。
【0005】 特に、前記実開昭64−48466号公報に記載されているように、クランク 軸1上の主動歯車2と支持軸7上のアイドル歯車5との間、及び支持軸7上のア イドル歯車5とカム軸3上の従動歯車4との間の両方にバックラシュ除去用のシ ザーズ歯車を適用した場合には、これらシザーズ歯車におけるばね力が、前記ア イドル歯車5の支持軸7に対して、当該支持軸7の直角方向に作用するから、支 持軸7における左右方向への首振り変位が一層増大することになる。
【0006】 そこで、従来の構成において、支持軸7における首振り変位を低減するために 、当該支持軸7を縦貫通するボルト8の本数を多くするか、或いは、支持軸7の 一端部における直径Dを大きくするように構成しているが、前者のように、ボル ト8の本数を多くすることは、部品点数及び機械加工の工数の増大を招来すると 言う問題があり、また、後者のように、支持軸7の一端部における直径Dを大き くすることは、取付けスペースの増大及び重量の増加を招来すると言う問題があ った。
【0007】 本考案は、前記アイドル歯車用の支持軸を、その取付け用ボルトの本数を多く したり、当該支持軸の一端部における直径を大きくすることなく、その首振り変 位を確実に低減できる状態で取付けできる装置を提供することを技術的課題とす るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、 「歯車列におけるアイドル歯車が回転自在に被嵌する支持軸を、これを縦貫通す るボルトにてシリンダブロック等に対して、当該支持軸における一端面が前記シ リンダブロック等の側面に接当するように締結して成る取付け装置において、前 記支持軸の一端面における外周部を、当該一端面における内周部よりも高くする 。」 と言う構成にした。
【0009】
【作 用】
このように、支持軸の一端面における外周部を、当該一端面における内周部よ りも高くすることにより、支持軸を、これを縦貫通するボルトにて、シリンダブ ロック等に対して締結したとき、その一端面における外周部が、前記シリンダブ ロック等における側面に対して接当し、この外周部に、前記ボルトの締結力が集 中して作用することになるから、前記支持軸が首振り変位することを、前記ボル トの締結力を、従来のように、支持軸における一端面の全体にわたって分散する 場合よりも、大幅に低減できるのである。
【0010】
【考案の効果】
従って、本考案によると、アイドル歯車用の支持軸を、その取付け用ボルトの 本数を多くしたり、当該支持軸の一端部における直径を大きくすることなく、そ の首振り変位を確実に低減できる状態で取付けることができる効果を有する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図1〜図5の図面について説明する。 図1〜図4は、第1の実施例を示し、この図において符号11は、シリンダブ ロック12に軸支したクランク軸を、符号13は、前記シリンダブロック12の 取付けたオルタネータ等のエンジン補機における入力軸を各々示し、前記クラン ク軸11には、主動歯車14が、入力軸13には従動歯車15が各々嵌着され、 これら両歯車14,15の間には、アイドル歯車16が、前記両歯車14,15 に対して噛合するように配設され、且つ、このアイドル歯車16には、前記主動 歯車14に対するバックラシュ除去用のシザーズ歯車17と、前記従動歯車15 に対するバックラシュ除去用のシザーズ歯車18とが設けられている。
【0012】 また、符号19は、前記アイドル歯車16を回転自在に被嵌した支持軸を示し 、この支持軸19は、これを縦貫通する二本のボルト20にて前記シリンダブロ ック12に対して、当該支持軸19における一端面19aが前記シリンダブロッ ク12の側面12aに接当するように締結されている。 なお、この場合、支持軸19は、その一端部に一体的に造形した突起部19b を、シリンダブロック12の側面12aに設けた凹所12bに嵌合すると言う構 成にされ、且つ、この支持軸19の内部には、シリンダブロック12における潤 滑油通路21内における潤滑油を、当該支持軸19の外周面とこれに被嵌したア イドル歯車16の内周面との摺動部に導くためのオイル通路22が穿設されてい る。また、前記支持軸19における一端部の外周面には、軽量化を図るためのぬ すみ凹所23が、円周方向の4箇所に設けられている。
【0013】 そして、前記支持軸19における一端面19aには、その外周部に適宜高さ寸 法Hの突起部19cを一体的に造形することによって、前記支持軸19の一端面 19aにおける外周部を、当該一端面19aにおける内周部よりも高くするよう に構成する。 このように構成したことにより、支持軸19を、これを縦貫通する二本のボル ト20にて、シリンダブロック12に対して締結したとき、その一端面19aの 外周における突起部19cが、前記シリンダブロック12における側面12aに 対して接当し、この外周の突起部19cに、前記両ボルト20の締結力が集中し て作用することになるから、前記支持軸19が首振り変位することを、前記両ボ ルト20の締結力を、従来のように、支持軸19における一端面19aの全体に わたって分散する場合よりも、大幅に低減できるのである。
【0014】 図5は、第2の実施例を示すものであり、この第2の実施例は、前記支持軸1 9における一端面19a′を、内周に向かって適宜角度θだけ傾斜する円錐面に 形成することによって、支持軸19の一端面19a′における外周部19c′を 、当該一端面19a′における内周部よりも高くするように構成したものであり 、この場合においても、支持軸19を、これを縦貫通する二本のボルト20にて 、シリンダブロック12に対して締結したとき、その一端面19a′における外 周部19c′が、前記シリンダブロック12における側面12aに対して接当し 、この外周部19c′に、前記両ボルト20の締結力が集中して作用することに なるから、前記と同様に、支持軸19の首振り変位を確実に低減できるのである 。
【0015】 なお、本考案は、クランク軸11の回転をエンジン補機に伝達する歯車列中に おけるアイドル歯車に適用する場合に限らず、クランク軸の回転を吸気・排気弁 用のカム軸に伝達する歯車列中におけるアイドル歯車は勿論のこと、その他の歯 車列中におけるアイドル歯車に対しても適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車列の正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】第1実施例による支持軸における要部拡大断面
図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】第2実施例による支持軸における要部拡大断面
図である。
【図6】従来の歯車列を示す正面図である。
【図7】図6のVII −VII 視拡大断面図である。
【符号の説明】
11 クランク軸 12 シリンダブロック 12a シリンダブロックの側面 13 エンジン補機の入力軸 14 主動歯車 15 従動歯車 16 アイドル歯車 19 支持軸 19a 支持軸の一端面 20 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車列におけるアイドル歯車が回転自在に
    被嵌する支持軸を、これを縦貫通するボルトにてシリン
    ダブロック等に対して、当該支持軸における一端面が前
    記シリンダブロック等の側面に接当するように締結して
    成る取付け装置において、前記支持軸の一端面における
    外周部を、当該一端面における内周部よりも高くしたこ
    とを特徴とする内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸
    の取付け装置。
JP6216593U 1993-11-18 1993-11-18 内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置 Pending JPH0735736U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6216593U JPH0735736U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置

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JP6216593U JPH0735736U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置

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JPH0735736U true JPH0735736U (ja) 1995-07-04

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ID=13192243

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JP6216593U Pending JPH0735736U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 内燃機関におけるアイドル歯車用支持軸の取付け装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104061311A (zh) * 2013-03-21 2014-09-24 株式会社久保田 发动机的齿轮传动装置
WO2024069813A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 日産自動車株式会社 ギア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104061311A (zh) * 2013-03-21 2014-09-24 株式会社久保田 发动机的齿轮传动装置
CN104061311B (zh) * 2013-03-21 2018-02-27 株式会社久保田 发动机的齿轮传动装置
WO2024069813A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 日産自動車株式会社 ギア構造

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