JP2009199634A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】書込動作以外の期間における抵抗性記憶素子の抵抗値の変動を抑制することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】この相変化メモリは、相変化に伴う抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する相変化素子6を含むメモリセルと、書込動作時に、書込データの論理に応じて相変化素子6をアモルファス状態または結晶状態にする書込回路2と、読出動作時に、相変化素子6の記憶データを読み出す読出回路3と、ディスチャージ動作時に、相変化素子6にディスチャージ電圧を印加し、相変化素子6にトラップされた電子を除去するディスチャージ回路4とを備える。したがって、相変化素子6の抵抗値の変動を抑制できる。
【選択図】図1

Description

この発明は半導体装置に関し、特に、抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する抵抗性記憶素子を備えた半導体装置に関する。より特定的には、この発明は、相変化に伴う抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する相変化素子を備えた半導体装置に関する。
近年、高集積化および高速動作が可能な不揮発性メモリとして、相変化メモリの開発が進められている。相変化メモリでは、相変化素子の相変化に伴う抵抗値のレベル変化を利用してデータを記憶する。相変化素子のデータの書込は、相変化素子に電流を流して発熱させることにより行なわれる。
このような書込動作には、リセット動作とセット動作がある。リセット動作は、相変化素子を比較的高温に保つことにより、相変化素子を高抵抗のアモルファス状態にする動作である。セット動作は、相変化素子を十分に長い期間で比較的低温に保つことにより、低抵抗の結晶状態にする動作である。また、相変化素子のデータの読出は、相変化素子の状態を変化させない範囲で電流を流し、相変化素子の抵抗値の高低を判別することにより行なわれる(たとえば、非特許文献1参照)。
2002 IEEE International Solid-State Circuits Conference, Digest of Technical Papers、p.202-203
しかし、従来の相変化メモリでは、書込動作を行なわない期間でも、相変化素子の抵抗値が変動すると言う問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、書込動作以外の期間における抵抗性記憶素子の抵抗値の変動を抑制することが可能な半導体装置を提供することである。
この発明に係る半導体装置は、抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する抵抗性記憶素子を含むメモリセルと、書込動作時に、書込データの論理に応じた書込電圧を抵抗性記憶素子に印加し、抵抗性記憶素子の抵抗値を設定する書込回路と、読出動作時に、抵抗性記憶素子に読出電圧を印加し、抵抗性記憶素子に流れる電流に基づいて抵抗性記憶素子の記憶データを読み出す読出回路と、ディスチャージ動作時に、抵抗性記憶素子にディスチャージ電圧を印加し、抵抗性記憶素子にトラップされた電荷を除去するディスチャージ回路とを備えたものである。
この発明に係る半導体装置では、書込回路および読出回路に加え、ディスチャージ動作時に、抵抗性記憶素子にディスチャージ電圧を印加し、抵抗性記憶素子にトラップされた電荷を除去するディスチャージ回路が設けられる。したがって、抵抗性記憶素子にトラップされた電荷に起因する抵抗性記憶素子の抵抗値の変動を抑制することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。図1において、この相変化メモリは、メモリアレイ1、書込回路2、読出回路3、およびディスチャージ回路4を含む。
メモリアレイ1は、複数行複数列に配置された複数のメモリセルを含む。各メモリセルは、相変化に伴う抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する相変化素子を有する。書込回路2は、書込動作時に、メモリアレイ1の複数のメモリセルのうちのいずれかのメモリセルを選択し、選択したメモリセルにデータを書き込む。読出回路3は、読出動作時に、メモリアレイの1の複数のメモリセルのうちのいずれかのメモリセルを選択し、選択したメモリセルの記憶データを読み出す。ディスチャージ回路4は、ディスチャージ動作時に、各メモリセルの相変化素子にトラップされた電子をディスチャージさせて、相変化素子の抵抗値の変動を抑制する。
図2は、メモリアレイ1に含まれるメモリセルの構成を示す回路図である。図1において、このメモリセルは、NチャネルMOSトランジスタ5および相変化素子6を含む。NチャネルMOSトランジスタ5のゲートGはワード線電圧VWLを受け、そのソースSはソース線電圧VSLを受け、その基板SUB(ウェル、バックゲート)はウェル線電圧VMWを受け、そのドレインDは相変化素子6の一方電極ELに接続されている。相変化素子6の他方電極は、ビット線電圧VBLを受ける。
ワード線電圧VWLおよびビット線電圧VBLは、書込回路2、読出回路3およびディスチャージ回路4によって制御される。ソース線電圧VBLおよびウェル電圧VMWは、この実施の形態1では、ともに接地電圧(0V)に固定される。
書込回路2は、相変化素子6を高抵抗のアモルファス状態にすることより相変化素子6にたとえばデータ“1”を書き込み、相変化素子6を低抵抗の結晶状態にすることにより相変化素子6にたとえばデータ“0”を書き込む。書込回路2は、相変化素子6に与える熱とその期間によって相変化素子6の状態を制御する。相変化素子6を高抵抗のアモルファス状態にする動作はリセット動作と呼ばれ、相変化素子6を低抵抗の結晶状態にする動作はセット動作と呼ばれる。
図3はリセット動作時における書込回路2の動作を示すタイムチャートであり、図4はセット動作時における書込回路2の動作を示すタイムチャートであり、図5はリセット動作時およびセット動作時における相変化素子6の温度変化を示すタイムチャートである。
書込回路2は、リセット動作時は、図3に示すように、ワード線電圧VWLを正の一定電圧VaにしてメモリセルのNチャネルMOSトランジスタ5を導通状態にさせる。次に、書込回路2は、ビット線電圧VBLを短時間だけ正電圧Vaにし、相変化素子6にリセット電流を流す。リセット電流は、図5に示すように、相変化素子6の温度が短時間taだけ相変化材料の融点Taよりも高くなった後、短時間tdで結晶化温度Txよりも低くなるように設定される。これにより、相変化素子6は、結晶化することなく、高抵抗のアモルファス状態にされる。
また書込回路2は、セット動作時は、図4に示すように、ワード線電圧VWLを正の一定電圧Vb(<Va)にしてメモリセルのNチャネルMOSトランジスタ5の抵抗値を所定値に設定する。次に、書込回路2は、ビット線電圧VBLを比較的長時間tsにわたって正電圧Vcにし、相変化素子6にセット電流を流す。セット電流は、図5に示すように、相変化素子6の温度が比較的長時間tmにわたって相変化材料の結晶化温度Tx以上で融点Ta以下になるように設定される。結晶化温度Txは、融点Ta以下で、かつガラス転移点以上の温度である。これにより、相変化素子6は結晶化される。
図6は、読出動作時における読出回路3の動作を示すタイムチャートである。読出回路3は、図6に示すように、ワード線電圧VWLを正の一定電圧VdにしてメモリセルのNチャネルMOSトランジスタ5を導通状態にし、ビット線BLにリセット動作時およびセット動作時よりも低い正電圧Veを印加し、相変化素子6に流れる読出電流に基づいてデータを読み出す。この読出電流は、相変化素子6の状態が変化しないように、低いレベルに設定される。
たとえば、読出回路3は、相変化素子6に流れる電流が所定のしきい値電流よりも小さい場合は、相変化素子6は高抵抗のアモルファス状態であり、相変化素子6の記憶データは“1”であると判定する。また読出回路3は、相変化素子6に流れる電流が所定のしきい値電流よりも大きい場合は、相変化素子6は低抵抗の結晶状態であり、相変化素子6の記憶データは“0”であると判定する。
図7は、ディスチャージ動作時におけるディスチャージ回路4の動作を示すタイムチャートである。ディスチャージ回路4は、図7に示すように、ワード線電圧VWLを0VにしてメモリセルのNチャネルMOSトランジスタ5を非導通状態にし、ビット線BLに正電圧Vfを印加し、相変化素子6にトラップされた電子をディスチャージさせ、リセット、セット、および読出期間以外の期間における相変化素子6の抵抗値の変動を抑制する。
ディスチャージ動作は、リセット動作の直前または直後、あるいはリセット動作の直前と直後の両方、あるいはセット動作の直前または直後、あるいはセット動作の直前と直後の両方、あるいは読出動作の直前または直後、あるいは読出動作の直前と直後の両方のうちのいずれのタイミングで行なってもよい。また、リセット動作、セット動作および読出動作とは独立した期間でディスチャージ動作を行なってもよい。
以下、このディスチャージ動作について詳説する。図8は、相変化素子6の高温ベークの前後における抵抗値を示す図である。相変化素子6としては、リセット、セット、および読出動作を行なった後のものを使用した。図8の横軸は、高温ベーク直前における相変化素子6の抵抗値を示している。図8の縦軸は、高温ベーク直後における相変化素子6の抵抗値を示している。図8中の直線S1は、傾きが1の直線である。図8から、高温ベークにより、相変化素子6の抵抗値が上昇していることが分かる。
このような現象が起こる理由の1つを次に説明する。図9は、リセット、セット、および読出動作時における相変化素子6の相変化材料層PCおよび電極ELの界面近傍のエネルギー準位を示す図である。相変化素子6は、相変化材料層PCの一方側表面の一部の領域に一方電極ELを生成し、他方側表面の全面に他方電極を生成したものである。相変化材料層PCのうちの一方電極ELと接触した領域は、相変化制御対象領域と呼ばれ、アモルファス状態または結晶状態に制御される。
図9において、Ecは導電帯、Ef_1はフェルミ準位、Evは価電子帯、Tは一方電極ELと相変化材料層PCの界面近傍に在る電子トラップサイト、e_1,e_2,e_3は電子である。リセット、セット、および読出の各動作期間中において、一方電極ELに0Vが印加されるとともに相変化材料層PC側に正電圧が印加され、電子はe_1→e_2→e_3の順で流れる。
図10は、図9で示した動作が終了した後のエネルギー準位を示す図である。図10では、一方電極ELおよび相変化材料層PC側に電圧は印加されていない。図9で示した状態を経た結果、一方電極ELと相変化材料層PCの界面近傍のトラップサイトTに電子e_2がトラップされる。また、相変化材料層PCがアモルファス状態である場合、相変化材料層PCの禁制帯の中にトラップされたホールh_aとトラップされた電子e_aが存在する。
図11は、図10で示した状態を引続き放置した場合のエネルギー準位を示す図である。図11に示すように、電子e_2がトラップサイトTからデトラップしてホールh_aと再結合すると、相変化材料層PCのフェルミ準位はEf_1からEf_2に変動し、併せて相変化材料層PC側のキャリアの経路が上述の再結合により塞がれる。その結果、相変化素子6の抵抗値は、図10で示した場合よりも高くなる。その結果、図8で示したような抵抗変動が発生する。
一方、図10のトラップサイトTにトラップされた電子e_2が、放置およびベークを経て相変化材料層PCの禁制帯中に在るホールh_a以外の方向にデトラップした場合、電子e_2がトラップされていたサイトTのエネルギー準位が下がることに起因し、相変化素子6の抵抗値が下がる現象が発生する。このような問題を抑制するため、本実施の形態1では、図7で示したディスチャージ動作を行ない、相変化材料層PCと一方電極ELの界面近傍に蓄積された電子を排除する。
図12は、ディスチャージ動作を施した相変化素子6の高温ベークの前後における抵抗値を示す図であって、図8と対比される図である。相変化素子6としては、ディスチャージ動作後にリセット、セット、および読出動作を行ない、さらにディスチャージ動作を行なった後のものを使用した。
図8の測定と図12の測定では、同じ相変化素子6を使用した。また図8の測定において、有意ではないレベルにまでベークに伴う抵抗値の変動が収束していることを確認し、次に図8の測定前に実施した時と同じ回数のディスチャージ、リセット、セット、読出、およびディスチャージ動作を行ない、その後に図12の測定を実施している。
図8の測定と図12の測定では、ベーク時間とベーク温度は同じである。また、ベーク直前における複数の相変化素子6の抵抗値については、その分散および抵抗値範囲が図8の測定と図12の測定との間で有意差が無いように分布させている。図8の場合と同様に、図12の横軸はベーク直前の相変化素子6の抵抗値を示し、縦軸はベーク後の相変化素子6の抵抗値を示す。直線S1は、傾き1の直線である。図8と比較して、図12の場合、ベーク前後における抵抗値の変動が抑制されていることが分かる。
次に、このような効果が得られる理由について説明する。図13は、ディスチャージ動作時における相変化素子6の相変化材料層PCおよび電極ELの界面近傍のエネルギー準位を示す図であって、図9と対比される図である。ディスチャージ動作時では、一方電極EL側から給電しないので、図9で示したような、一方電極EL側からトラップサイトTへの新たな電子e_1の供給は無い。一方、相変化材料層PC側には正電圧VBL=Vfを給電しているため、界面近傍のトラップサイトTに元々在った電子e_3は、正電圧VBL=Vf側へ移動する。その結果、ディスチャージ動作の完了後、図14に示すように、一方電極ELと相変化材料層PCの界面領域にトラップされた電子の量が低減される。これにより、その後の放置およびベークに伴う相変化素子6の抵抗変動を抑制している。
なお、図10で示したトラップサイトTに捕獲された電子e_2が、放置およびベークを経て相変化材料層PCの禁制帯中に在るホールh_a以外の方向にデトラップし、元々電子e_2がトラップされていたサイトTのエネルギー準位が下がることに起因して相変化素子6の抵抗値が下がる現象も、その原因は図10のトラップサイトTへの電子e_2の蓄積である。ディスチャージ動作を適用することにより、図15に示すように、この電子e_2の蓄積も低減させることができる。したがって、ディスチャージ動作を行なうことにより、このような現象に伴う抵抗変動も抑制させることができる。
また、相変化素子6の抵抗変動が発生する原因、およびディスチャージ動作の効果は、図16に示すように、一方電極ELと相変化材料層PCの界面に表面準位SLEが在る相変化素子6や、図17に示すように、一方電極ELと相変化材料層PC素子の間に絶縁層ILを挟んだ構造の相変化素子6でも同じである。
なお、この実施の形態1では、本発明が、NチャネルMOSトランジスタ5と相変化素子6とが電気的に直列に接続された構成のメモリセルに適用された場合について説明したが、この発明は、他の構成のメモリセルにも適用可能である。
たとえば、NチャネルMOSトランジスタ5をPチャネルMOSトランジスタと置換してもよいし、図18に示すように、NチャネルMOSトランジスタ5をバイポーラトランジスタ7と置換してもよい。バイポーラトランジスタ7のベースBはワード線電圧VWLを受け、そのコレクタCは相変化素子6の一方電極ELに接続され、そのエミッタEはソース電圧VSLを受ける。
また、本発明は、図19に示すように、相変化素子6と、その両端の2つの端子8,9のみで構成されたメモリセルに対しても適用できる。端子8は相変化素子6の一方電極ELに接続され、端子9は相変化素子6の他方電極に接続される。2端子8,9のうちのいずれか一方の端子をオープン状態(フローティング状態、ハイインピーダンス状態)にし、他方の端子に給電すれば、それがディスチャージ動作となる。たとえば、一方端子8をオープン状態とし、他方端子9を正電圧にした場合、一方電極ELと相変化材料層PCの界面領域のエネルギー準位図は図13である。この動作を経て図14の状態を実現できる。また、他方端子9をオープン状態とし、一方端子8を正電圧にした場合、一方電極ELと相変化材料層PCの界面領域のエネルギー準位図は図15になる。図15に示すように、元々トラップサイトTに在った電子e_4をデトラップさせ、その結果図14の状態を実現でき、図11に示す現象に因る相変化素子6の抵抗変動を抑制できる。
また、本発明は、図20に示すように、端子8,9間にダイオード10と相変化素子6が電気的に直列に接続された構成のメモリセルに対しても適用できる。このメモリセルは、図2のNチャネルMOSトランジスタ5の基板SUBとドレインDから相変化素子6の他方電極までの領域を切り出したものに相当する。このメモリセルでは、ダイオード10のアノードが端子8に接続され、ダイオード10のカソードが相変化素子6の一方電極ELに接続されている。図13の説明で述べた理由に基づき、ダイオード10にとって逆バイアスとなるよう、一方端子8の電圧よりも他方端子9の電圧を相対的に高くすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。
また、一方端子8をオープン状態にするとともに他方端子9を正電圧にすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。また、他方端子9をオープン状態にするとともに一方端子8を負電圧にすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。また、図15で述べた理由に基づき、ダイオード10にとって順バイアスとなるよう、他方端子9をオープン状態にするとともに一方端子8を正電圧にすることにより、あるいは一方端子8をオープン状態にするとともに他方端子9を負電圧にすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。
また、本発明は、図21に示すように、端子9,8間に相変化素子6とダイオード10が電気的に直列に接続された構成のメモリセルに対しても適用できる。このメモリセルでは、ダイオード10のカソードが端子8に接続され、ダイオード10のアノードが相変化素子6の一方電極ELに接続されている。
このメモリセルでは、図15で述べた理由に基づき、ダイオード10にとって逆バイアスとなるよう、一方端子8よりも相対的に負の電圧を他方端子9側に供給し、または他方端子9よりも相対的に正の電圧を一方端子8側に供給することにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。また、一方端子8をオープン状態にするとともに他方端子9を負電圧にすることにより、または他方端子9をオープン状態にするとともに一方端子8を正電圧にすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。また、図13で述べた理由に基づき、ダイオード10にとって順バイアスとなるよう、他方端子9をオープン状態にするとともに一方端子8を負電圧にし、または一方端子8をオープン状態にするとともに他方端子9を正電圧にすることにより、ディスチャージ動作を行なうことができる。
[実施の形態2]
図22は、この発明の実施の形態2による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図である。図22において、この相変換メモリはメモリアレイMAを備える。メモリアレイMAは、複数行複数列に配置された複数のメモリセルMM<0,0>〜MM<x,n(y+1)+y>と、それぞれ複数行に対応して設けられた複数のワード線WL<0>〜WL<x>と、それぞれ複数列に対応して設けられた複数のビット線BL<0>〜BL<n(y+1)+y>とを含む。ただし、x,y,nの各々は自然数である。ビット線BL<0>〜BL<n(y+1)+y>は、(y+1)本ずつ(n+1)個のビット線グループに分割されている。
各メモリセルMMは、図2で示したものと同じ構成であり、NチャネルMOSトランジスタ5と相変化素子6を含む。NチャネルMOSトランジスタ5のゲートは対応のワード線WLに接続され、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受け、そのドレインは相変化素子6を介して対応のビット線BLに接続されている。
また、この相変換メモリは、XデコーダXDECと、それぞれワード線WL<0>〜WL<x>に対応して設けられたワード線ドライバWLD<0>〜WLD<x>とを備える。XデコーダXDECは、入力されたアドレス信号に従って、内部行アドレス信号Xadd<0>〜Xadd<x>のうちのいずれかの信号を活性化レベルの「H」レベルにする。
各ワード線ドライバWLDは、インバータ11,14およびNANDゲート12,13を含む論理回路で構成される。各ワード線ドライバWLDは、対応の内部行アドレス信号Xaddが「H」レベルにされ、X全選択信号XALLSが「H」レベルにされ、かつX全非選択信号XUNSが「H」レベルにされた場合、リードライトパルスRWPに従って、ワード線WLを選択レベルの「H」レベルに立ち上げる。
また、各ワード線ドライバWLDは、X全選択信号XALLSが「L」レベルにされ、X全非選択信号XUNSが「H」レベルにされ、かつリードライトパルスRWPが「H」レベルにされた場合は、全ワード線WL<0>〜WL<x>を選択レベルの「H」レベルに立ち上げる。また、各ワード線ドライバWLDは、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされた場合は、全ワード線WL<0>〜WL<x>を非選択レベルの「L」レベルにする。
また、この相変換メモリは、それぞれn+1個のビット線グループに対応して設けられたYスイッチYSW<0>〜YSW<n>を備える。YスイッチYSW<0>〜YSW<n>は、それぞれノードBLSA<0>〜BLSA<n>に接続されている。各YスイッチYSWは、それぞれ対応の(y+1)本のビット線BLと対応のノードBLSAとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスタYSWP<0>〜YSWP<y>と、それぞれ対応の(y+1)本のビット線BLと対応のノードBLSAとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタYSWN<0>〜YSWN<y>とを含む。PチャネルMOSトランジスタYSWP<0>〜YSWP<y>のゲートはそれぞれビット線選択信号YB<0>〜YB<y>を受け、NチャネルMOSトランジスタYSWN<0>〜YSWN<y>のゲートはそれぞれビット線選択信号YT<0>〜YT<y>を受ける。ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>は、それぞれビット線選択信号YT<0>〜YT<y>の反転信号である。ビット線選択時は、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>のうちの1つまたは全部が「H」レベルにされる。したがって、YスイッチYSW<0>〜YSW<n>により、ノードBLSA<0>〜BLSA<n>の各々に1本または(n+1)本のビット線BLが接続される。
また、この相変換メモリは、YデコーダYDECと、それぞれビット線選択信号YB<0>〜YB<y>,YT<0>〜YT<y>に対応して設けられたYドライバYD<0>〜YD<y>を備える。YデコーダYDECは、入力されたアドレス信号に従って、内部列アドレス信号Yadd<0>〜Yadd<y>のうちのいずれかの信号を活性化レベルの「H」レベルにする。
各YドライバYDは、インバータ15,18およびNANDゲート16,17を含む論理回路で構成される。各YドライバYDは、Y全選択信号YALLSが「H」レベルにされ、かつY全非選択信号YUNSが「H」レベルにされた場合、対応の内部列アドレス信号Yaddが活性化レベルの「H」レベルにされたことに応じて、対応のビット線選択信号YB,YTをそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにする。この場合は、ノードBLSA<0>〜BLSA<n>の各々に1本のビット線BLが接続される。
また、各YドライバYDは、Y全選択信号YALLSが「L」レベルにされ、かつY全非選択信号YUNSが「H」レベルにされた場合、対応のビット線選択信号YB,YTをそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにする。この場合は、ノードBLSA<0>〜BLSA<n>の各々に(n+1)本のビット線BLが接続される。
また、各YドライバYDは、非選択信号YUNSが「L」レベルの場合、対応のビット線選択信号YB,YTをそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにする。この場合は、ビット線BL<0>〜BL<n(y+1)+y>とノードBLSA<0>〜BLSA<n>は接続されない。
また、この相変化メモリは、それぞれノードBLSA<0>〜BLSA<n>に接続されたライト/ディスチャージ回路BLSW<0>〜BLSW<n>および読出用センスアンプSA<0>〜SA<n>と、ライト/ディスチャージパルス生成回路19とを備える。ライト/ディスチャージ回路BLSW<0>〜BLSW<n>は、それぞれパルス信号BLV1<0>〜BLV1<n>、BLV2<0>〜BLV2<n>、BLVN<0>〜BLVN<n>によって制御される。
各ライト/ディスチャージ回路BLSWは、図23に示すように、PチャネルMOSトランジスタQ1,Q2およびNチャネルMOSトランジスタQ3を含む。PチャネルMOSトランジスタQ1,Q2のソースはそれぞれ電圧V1,V2を受け、それらのゲートはそれぞれパルス信号BLV1,BLV2を受け、それらのドレインはともにノードBLSAに接続される。NチャネルMOSトランジスタQ3のドレインはノードBLSAに接続され、そのゲートはパルス信号BLVNを受け、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受ける。
パルス信号BLV1,BLV2,BLVNがそれぞれ「L」レベル、「H」レベルおよび「L」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタQ1が導通してノードBLSAは電圧V1になる。パルス信号BLV1,BLV2,BLVNがそれぞれ「H」レベル、「L」レベルおよび「L」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタQ2が導通してノードBLSAは電圧V2になる。パルス信号BLV1,BLV2,BLVNがともに「H」レベルの場合は、NチャネルMOSトランジスタQ3が導通してノードBLSAは0Vになる。パルス信号BLV1,BLV2,BLVNがそれぞれ「H」レベル、「H」レベルおよび「L」レベルの場合は、トランジスタQ1〜Q3がともに非導通になってノードBLSAはオープン状態にされる。
読出用センスアンプSAは、読出動作時に対応のノードBLSAに所定の電圧を印加し、対応のトランジスタYSWN,YSWP、ビット線BL、およびメモリセルMMを介して接地電圧VSSのラインに流れる電流に基づいて、そのメモリセルMMの記憶データを読み出す。
ライト/ディスチャージパルス生成回路19は、書換モード信号および書換データ信号に従って、X全選択信号XALLS、X全非選択信号XUNS、Y全選択信号YALLS、Y全非選択信号YUNS、リードライトパルスRWP、パルス信号BLV1<0>〜BLV1<n>、BLV2<0>〜BLV2<n>、BLVN<0>〜BLVN<n>を生成する。
図24は、ライト/ディスチャージパルス生成回路19の要部を示す回路ブロック図である。図24において、ライト/ディスチャージパルス生成回路19は、それぞれライト/ディスチャージ回路BLSW<0>〜BLSW<n>に対応して設けられたパルス生成回路20.0〜20.nと、ORゲート33とを含む。
パルス生成回路20.0〜20.nは、それぞれ、書換モード信号に含まれる書込活性信号WEA<0>〜WEA<n>と、書換データ信号に含まれる書込データ入力信号DATAIN<0>〜DATAIN<n>とに応答して、パルス信号BLV1<0>〜BLV1<n>、BLV2<0>〜BLV2<n>、BLVN<0>〜BLVN<n>を生成する。
各パルス生成回路20は、遅延回路21,24,26、インバータ22、ORゲート23,25,28,29、ANDゲート27,31、NANDゲート30、およびゲート回路32を含む。遅延回路21は、書込活性信号WEAを遅延させて信号WEA1を生成する。インバータ22は、信号WEA1を反転させて信号WEA2を生成する。ORゲート23は、書込活性信号WEAとインバータ22の出力信号WEA2の論理和信号WEA3を生成する。遅延回路24は、ORゲート23の出力信号WEA3を遅延させて信号WEA4を生成する。
ORゲート25は、遅延回路21の出力信号WEA1と、書込活性信号WEAと、書込データ入力信号DATAINとの論理和信号WEA5を生成する。遅延回路26は、ORゲート25の出力信号WEA5を遅延させて信号WEA6を生成する。ANDゲート27は、信号WEA3〜WEA6の論理積信号をパルス信号BLVNとして出力する。
ORゲート28は、信号WEA3,WEA4の論理和信号WEA8を生成する。ORゲート29は、信号WEA5,WEA6の論理和信号WEA9を生成する。NANDゲート30は、信号WEA8,WEA9の論理積信号の反転信号WEA10を生成する。ANDゲート31は、信号WEA8,WEA9の論理積信号をパルス信号BLV1として出力する。ゲート回路32は、パルス信号BLV1とパルス信号BLVNの反転信号との論理積信号の反転信号をパルス信号BLV2として出力する。ORゲート33は、パルス生成回路20.0〜20.nで生成された信号WEA10<0>〜WEA10<n>の論理和信号をリードライトパルスRWPとして出力する。
図25は、図22〜24で示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。図25では、パルス生成回路20.0に対応する部分の動作が示されている。書込データ入力信号DATAIN<0>のレベルによって波形が変化する信号については、書込データ入力信号DATAIN<0>が「H」レベルの場合の動作(リセット動作)は点線および実線で示され、書込データ入力信号DATAIN<0>が「L」レベルの場合の動作(セット動作)は実線のみで示されている。また、図中の「DC」は、ディスチャージ動作を示している。
図25において、書込活性信号WEA<0>が所定時間だけ活性化レベルの「L」レベルにされる。書込活性信号WEA<0>は、遅延回路21によって遅延されて信号WEA1<0>となる。信号WEA1<0>は、インバータ22によって反転および遅延されて信号WEA2<0>となる。信号WEA<0>,WEA2<0>の論理和信号が信号WEA3<0>となる。信号WEA3<0>は、遅延回路24によって遅延されて信号WEA4<0>となる。
書込データ入力信号DATAIN<0>が「L」レベルの場合、信号WEA<0>,WEA1<0>の論理和信号が信号WEA5<0>となる。信号WEA5<0>は、遅延回路26によって遅延されて信号WEA6<0>となる。信号WEA3〜WEA6の論理積信号がパルス信号BLVN<0>となる。パルス信号BLVN<0>は、書込活性信号WEA<0>の立下りエッジから信号WEA6<0>の立ち上がりエッジまでの期間で「L」レベルになり、この期間において図23のNチャネルMOSトランジスタQ3が非導通になる。
また、信号WEA3<0>,WEA4<0>の論理和信号が信号WEA8<0>となる。信号WEA5<0>,WEA6<0>の論理和信号が信号WEA9<0>となる。信号WEA8<0>,WEA9<0>の論理積信号がパルス信号BLV1<0>となる。パルス信号BLV1<0>は、信号WEA8<0>の立下りエッジから信号WEA9<0>の立ち上がりエッジまでの期間で「L」レベルになり、この期間において図23のPチャネルMOSトランジスタQ1が導通し、ノードBLSA<0>に電圧V1が与えられる。
パルス信号BLV2<0>は、パルス信号BLVN<0>の立下りエッジからパルス信号BLV1<0>の立下りエッジまでの期間と、パルス信号BLV1<0>の立ち上がりエッジからパルス信号BLVN<0>の立ち上がりエッジまでの期間とで「L」レベルになり、両方の期間において図23のPチャネルMOSトランジスタQ2が導通し、ノードBLSA<0>に電圧V2が与えられる。
また、内部列アドレス信号Yadd<0>、Y全選択信号YALLS、Y全非選択信号YUNSがともに「H」レベルにされる。これにより、ビット線選択信号YB<0>,YT<0>がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされ、図22のトランジスタYSWP<0>,YSWN<0>がともに導通し、ビット線BL<0>とノードBLSA<0>とが電気的に接続される。したがって、ビット線BL<0>の電圧は、ノードBLSA<0>の電圧と同様に変化する。
また、信号WEA8<0>,WEA9<0>の論理積信号の反転信号が信号WEA10<0>となり、信号WEA10<0>がリードライトパルスRWPとなる。リードライトパルスRWPは、パルス信号BLV1<0>の反転信号である。また、内部行アドレス信号Xadd<0>、X全選択信号XALLS、X全非選択信号XUNSがともに「H」レベルにされる。したがって、図22のワード線ドライバWLD<0>により、リードライトパルスRWPが「H」レベルの期間においてワード線WL<0>が選択レベルの「H」レベルにされる。
したがって、リードライトパルスRWPが「H」レベルの期間においては、ワード線WL<0>が選択レベルの「H」レベルにされるとともに、ビット線BL<0>に電圧V1が印加され、メモリセルMM<0,0>の相変化素子6に対してセット動作が行なわれる。また、セット動作の直前および直後の両方の期間において、ワード線WL<0>が非選択レベルの「L」レベルにされるとともに、ビット線BL<0>に電圧V2が印加され、メモリセルMM<0,0>の相変化素子6に対してディスチャージ動作が行なわれる。このとき、ビット線BL<0>に接続された他のメモリセルMM<1,0>〜MM<x,0>の相変化素子6に対してもディスチャージ動作が行なわれる。
したがって、相変化メモリ全体では、(n+1)本のビット線BLに対応するメモリセルMMの相変化素子6に対してディスチャージ動作が同時に行なわれる。また、Y全選択信号YALLSを「L」レベルにするとともにY全非選択信号YUNSを「H」レベルにして全ビット線BLを選択した場合は、全メモリセルMMの相変化素子6に対してディスチャージ動作が同時に行なわれる。
また、書込データ入力信号DATAIN<0>が「H」レベルの場合、信号WEA5<0>,WEA6<0>,WEA9<0>が「H」レベルに固定される。パルス信号BLVN<0>は、信号WEA3<0>,WEA4<0>の論理積信号となる。パルス信号BLVN<0>は、書込活性信号WEA<0>の立下りエッジから信号WEA4<0>の立ち上がりエッジまでの期間で「L」レベルになり、この期間において図23のNチャネルMOSトランジスタQ3が非導通になる。この期間は、書込データ入力信号DATAIN<0>が「L」レベルの場合に比べて短くなる。これは、図3〜図5で示したように、リセット動作において相変化素子6に電流を流す時間は、セット動作において相変化素子6に電流を流す期間よりも短いことに対応している。
また、パルス信号BLV1<0>が「L」レベルにされる期間と、パルス信号BLV2<0>が「H」レベルにされる期間も短くなる。しかし、パルス信号BLV2<0>が「H」レベルにされる期間の直前および直後の両方で、パルス信号BLV2<0>が「L」レベルにされることに変わりはない。また、信号WEA9<0>が「H」レベルに固定された結果、信号WEA10<0>およびリードライトパルスRWPのパルス幅も短くなる。
リードライトパルスRWPが「H」レベルの期間においては、ワード線WL<0>が選択レベルの「H」レベルにされるとともに、ビット線BL<0>に電圧V1が印加され、メモリセルMM<0,0>の相変化素子6に対してリセット動作が行なわれる。なお、セット動作時とリセット動作時では、図示しない切換回路によって電圧V1のレベルは切換えられている。
また、リセット動作の直前および直後の両方の期間において、ワード線WL<0>が非選択レベルの「L」レベルにされるとともに、ビット線BL<0>に電圧V2が印加され、メモリセルMM<0,0>の相変化素子6に対してディスチャージ動作が行なわれる。このとき、ビット線BL<0>に接続された他のメモリセルMM<1,0>〜MM<x、0>の相変化素子6に対してもディスチャージ動作が行なわれる。また、Y全選択信号YALLSを「L」レベルにするとともにY全非選択信号YUNSを「H」レベルにして全ビット線BLを選択した場合は、全メモリセルMMの相変化素子6に対してディスチャージ動作が同時に行なわれる。
この実施の形態2においては、セット動作の直前および直後の両方と、リセット動作の直前および直後の両方においてディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
(変更例1)
図26は、実施の形態2の変更例1を示す回路ブロック図であって、図24と対比される図である。図26において、この変更例1では、パルス生成回路20.0〜20.nがそれぞれパルス生成回路35.0〜35.nと置換される。パルス生成回路35は、パルス生成回路20からANDゲート31およびゲート回路32を除去したものである。ANDゲート27の出力信号は、パルス信号BLV1,BLVNとして使用される。パルス信号BLV2は生成されない。図23のPチャネルMOSトランジスタQ2は、非導通状態に固定されるか、除去される。
図27は、この変更例1の動作を示すタイムチャートであって、図25と対比される図である。図27において、ノードBLSA<0>は、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「H」レベルの場合は0Vとなり、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「L」レベルの場合は電圧V1となる。
したがって、この変更例1では、セット動作時(またはリセット動作時)にビット線BL<0>に印加される電圧と、ディスチャージ動作時にビット線BL<0>に印加される電圧は同じ電圧V1にされる。なお、セット動作の直前および直後の両方と、リセット動作の直前および直後の両方においてディスチャージ動作を行なう点は、実施の形態2と同じである。
(変更例2)
図28は、実施の形態2の変更例2を示す回路ブロック図であって、図26と対比される図である。図28において、この変更例2では、パルス生成回路35.0〜35.nがそれぞれパルス生成回路36.0〜36.nと置換される。パルス生成回路36は、パルス生成回路35の遅延回路24,26、ANDゲート27、ORゲート28,29、およびNANDゲート30を除去し、ANDゲート37、インバータ38、および遅延回路39を設けたものである。
ANDゲート37は、ORゲート23,25の出力信号WEA3,WEA5の論理積信号WEA7を生成する。インバータ38は、ANDゲート37の出力信号WEA7の反転信号WEA10を生成してORゲート33に与える。遅延回路39は、ANDゲート37の出力信号WEA7を遅延させてパルス信号BLV1,BLVNを生成する。
図29は、この変更例2の動作を示すタイムチャートであって、図27と対比される図である。図29において、信号WEA3<0>,WEA5<0>の論理積信号が信号WEA7<0>となる。信号WEA7<0>の反転信号WEA10がライトリードパルスRWPとなる。ワード線WL<0>は、ライトリードパルスRWPに応答して選択レベルの「H」レベルにされる。
また、信号WEA7<0>が遅延されてパルス信号BLV1<0>,BLVN<0>となる。ノードBLSA<0>は、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「H」レベルの場合は0Vとなり、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「L」レベルの場合は電圧V1となる。
したがって、この変更例2では、ワード線WL<0>が「H」レベルにされた後にビット線BL<0>が電圧V1にされ、ワード線WL<0>が「L」レベルにされた後にビット線BL<0>が0Vにされ、セット動作の直後と、リセット動作の直後においてディスチャージ動作が行なわれる。また、セット動作時(またはリセット動作時)にビット線BL<0>に印加される電圧と、ディスチャージ動作時にビット線BL<0>に印加される電圧は同じ電圧V1にされる。
(変更例3)
図30は、実施の形態2の変更例3を示す回路ブロック図であって、図28と対比される図である。図30において、この変更例3では、パルス生成回路36.0〜36.nがそれぞれパルス生成回路40.0〜40.nと置換される。パルス生成回路40は、パルス生成回路36の遅延回路39を除去し、インバータ41、NANDゲート42、遅延回路43、およびANDゲート44を設けたものである。
インバータ41は、書込活性信号WEAを反転および遅延させて信号WEA11を生成する。NANDゲート42は、信号WEA,WEA11の論理積信号の反転信号を生成する。遅延回路43は、NANDゲート42の出力信号を遅延させてパルス信号BLV2を生成する。ANDゲート37の出力信号WEA7は、パルス信号BLV1となる。ANDゲート44は、パルス信号BLV1,BLV2の論理積信号をパルス信号BLVNとして出力する。
図31は、この変更例3の動作を示すタイムチャートであって、図29と対比される図である。図31において、信号WEA3<0>,WEA5<0>の論理積信号WEA7<0>がパルス信号BLV1<0>となる。また、書込活性信号WEA<0>がインバータ41によって反転および遅延されて信号WEA11<0>となる。信号WEA<0>,WEA11<0>の論理積信号の反転信号が遅延回路43によって遅延されてパルス信号BLV2<0>となる。パルス信号BLV1<0>,BLV2<0>の論理積信号がパルス信号BLVN<0>となる。
したがって、この変更例3では、ワード線WL<0>が「H」レベルにされるのと同時にビット線BL<0>が電圧V1にされ、ワード線WL<0>が「L」レベルにされるのと同時にビット線BL<0>が0Vにされ、その後にビット線BL<0>が電圧V2にされる。よって、セット動作の完了後のセット動作とは独立した期間と、リセット動作の完了後のリセット動作とは独立した期間とにおいてディスチャージ動作が行なわれる。また、セット動作時(またはリセット動作時)にはビット線BL<0>に電圧V1が印加され、ディスチャージ動作時にはビット線BL<0>に電圧V2が印加される。
(変更例4)
図32は、実施の形態2の変更例4を示す回路ブロック図であって、図28と対比される図である。図32において、この変更例4では、パルス生成回路36.0〜36.nがそれぞれパルス生成回路45.0〜45.nと置換される。パルス生成回路45は、パルス生成回路36の遅延回路39を除去し、遅延回路46を設けたものである。
ANDゲート37の出力信号WEA7は、パルス信号BLV1,BLVNとなる。遅延回路46は、ANDゲート37の出力信号WEA7を遅延させて信号WEA12を生成する。インバータ38は、遅延回路46の出力信号WEA12の反転信号WEA10を生成してORゲート33に与える。
図33は、この変更例4の動作を示すタイムチャートであって、図29と対比される図である。図33において、信号WEA3<0>,WEA5<0>の論理積信号信号WEA7<0>がパルス信号BLV1<0>,BLVN<0>となる。ノードBLSA<0>は、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「H」レベルの場合は0Vとなり、パルス信号BLV1<0>,BLVN<0>が「L」レベルの場合は電圧V1となる。信号WEA7<0>の遅延信号の反転信号WEA10がライトリードパルスRWPとなる。ワード線WL<0>は、ライトリードパルスRWPに応答して選択レベルの「H」レベルにされる。
したがって、この変更例4では、ビット線BL<0>が電圧V1にされた後にワード線WL<0>が「H」レベルにされ、ビット線BL<0>が0Vにされた後にワード線WL<0>が「L」レベルにされ、セット動作の直前と、リセット動作の直前においてディスチャージ動作が行なわれる。また、セット動作時(またはリセット動作時)にビット線BL<0>に印加される電圧と、ディスチャージ動作時にビット線BL<0>に印加される電圧は同じ電圧V1にされる。
(変更例5)
図34は、実施の形態2の変更例5を示す回路ブロック図であって、図30と対比される図である。図34において、この変更例5では、パルス生成回路40.0〜40.nがそれぞれパルス生成回路47.0〜47.nと置換される。パルス生成回路47は、パルス生成回路40の遅延回路43およびNANDゲート42を除去し、遅延回路48およびORゲート49を設けたものである。
遅延回路48は、ANDゲート37の出力信号WEA7<0>を遅延させてパルス信号BLV1<0>を生成する。インバータ38は、パルス信号BLV1<0>の反転信号WEA10を生成してORゲート30に与える。ORゲート49は、書込活性信号WEAおよび信号WEA11の論理和信号をパルス信号BLV2として出力する。
図35は、この変更例5の動作を示すタイムチャートであって、図31と対比される図である。図35において、信号WEA3<0>,WEA5<0>の論理積信号WEA7<0>が遅延回路48で遅延されてパルス信号BLV1<0>となる。パルス信号BLV1<0>はインバータ38で反転されてリードライトパルスRWPとなる。また、書込活性信号WEA<0>がインバータ41によって反転および遅延されて信号WEA11<0>となる。信号WEA<0>,WEA11<0>の論理和信号がパルス信号BLV2<0>となる。パルス信号BLV1<0>,BLV2<0>の論理積信号がパルス信号BLVN<0>となる。
したがって、この変更例5では、ワード線WL<0>が「L」レベルにされている期間にビット線BL<0>が電圧V2にされてディスチャージ動作が行なわれ、ディスチャージ動作の完了後にセット動作またはリセット動作が行なわれる。換言すると、セット動作の開始前のセット動作とは独立した期間と、リセット動作の開始前のリセット動作とは独立した期間とにおいてディスチャージ動作が行なわれる。また、セット動作時(またはリセット動作時)にはビット線BL<0>に電圧V1が印加され、ディスチャージ動作時にはビット線BL<0>に電圧V2が印加される。
(変更例6)
図36は、実施の形態2の変更例6を示す回路ブロック図であって、図30と対比される図である。図36において、この変更例6では、パルス生成回路40.0〜40.nがそれぞれパルス生成回路50.0〜50.nと置換される。パルス生成回路50は、パルス生成回路40からインバータ41、NANDゲート42、および遅延回路43を除去したものである。また、この変更例6では、パルス生成回路50.0〜50.nに共通にインバータ51、NANDゲート52、および遅延回路53が設けられる。
インバータ51は、書込活性信号/WEを反転および遅延させて信号EA1を生成する。書込活性信号/WEは、書込動作に関連する回路の活性化を指示する信号である。書込活性信号/WEの代わりに、読出動作に関連する回路の活性化を指示する読出活性信号/RE、または相変化メモリの活性化を指示するチップ活性信号/CE、または相変化メモリが含まれるモジュールの活性化を指示するモジュール活性信号/CE、またはディスチャージ動作の実行を指示するディスチャージ指示信号/DCを用いてもよい。あるいは、書込活性信号/WEの代わりに、信号/WE,/RE,/CE,/DCのうちの2つ以上の信号の論理積信号を用いてもよい。
NANDゲート52は、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号を生成する。遅延回路53は、NANDゲート52の出力信号を遅延させてパルス信号BLV2<0>〜BLV2<n>およびY全選択信号YALLSを生成する。なお、遅延回路53を省略してNANDゲート52の出力信号をパルス信号BLV2<0>〜BLV2<n>およびY全選択信号YALLSとしてもよい。
図37は、この変更例6の動作を示すタイムチャートであって、図29と対比される図である。図37において、書込活性信号WEA<0>は、書込活性信号/WEと同じタイミングでレベル変化する。書込活性信号/WEがインバータ51によって反転および遅延されて信号EA1となる。信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が遅延回路53によって遅延されてパルス信号BLV2<0>〜BLV2<n>およびY全選択信号YALLSとなる。遅延回路53の遅延時間は、パルス信号BLV2<0>〜BLV2<n>およびY全選択信号YALLSがセット動作(またはリセット動作)の完了後に所定時間だけ「L」レベルになるように設定されている。なお、図37では図面の簡単化のため、たとえばBLV2<0>〜BLV2<n>はBLV2<n:1>と記されている。これは、他の信号および以下の図面でも同様である。
したがって、この変更例6では、ワード線WL<0>が「H」レベルにされるのと同時にビット線BL<0>が電圧V1にされ、ワード線WL<0>が「L」レベルにされるのと同時にビット線BL<0>が0Vにされ、その後にビット線BL<0>が電圧V2にされる。よって、セット動作の完了後のセット動作とは独立した期間と、リセット動作の完了後のリセット動作とは独立した期間とにおいて全メモリセルMMのディスチャージ動作が行なわれる。また、セット動作時(またはリセット動作時)にはビット線BL<0>に電圧V1が印加され、ディスチャージ動作時には全ビット線BLに電圧V2が印加される。
なお、セット動作の開始前のセット動作とは独立した期間と、リセット動作の開始前ののリセット動作とは独立した期間とにおいて全メモリセルMMのディスチャージ動作を行ってもよい。
[実施の形態3]
図38は、この発明の実施の形態3による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図22と対比される図である。図38において、この相変換メモリが図22の相変換メモリと異なる主な点は、ソース線SLとソース切換回路SLSWが追加され、ライト/ディスチャージパルス生成回路19がライト/ディスチャージパルス生成回路60で置換されている点である。各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5のソースは、接地電圧VSSのラインの代わりにソース線SLに接続されている。
ソース切換回路SLSWは、図39に示すように、PチャネルMOSトランジスタ61およびNチャネルMOSトランジスタ62を含む。PチャネルMOSトランジスタ61のソースは電圧VPを受け、そのゲートは信号SLVを受け、そのドレインはソース線SLに接続されている。NチャネルMOSトランジスタ62のドレインはソース線SLに接続され、そのゲートは信号SLVを受け、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受ける。信号SLVは、ライト/ディスチャージパルス生成回路60で生成される。
信号SLVが「H」レベルの場合は、トランジスタ61が非導通になるとともにトランジスタ62が導通し、ソース線SLは接地電圧VSSにされる。信号SLVが「L」レベルの場合は、トランジスタ62が非導通になるとともにトランジスタ61が導通し、ソース線SLは電圧VPにされる。
また、ライト/ディスチャージ回路BLSWは、図40に示すように、PチャネルMOSトランジスタ63およびNチャネルMOSトランジスタ64を含む。PチャネルMOSトランジスタ63のソースは電圧VPを受け、そのゲートは信号BLVPを受け、そのドレインはノードBLSAに接続されている。NチャネルMOSトランジスタ64のドレインはノードBLSAに接続され、そのゲートは信号BLVNを受け、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受ける。信号BLVP,BLVNは、ライト/ディスチャージパルス生成回路60で生成される。
信号BLVP,BLVNがともに「H」レベルにされた場合は、トランジスタ63が非導通になるとともにトランジスタ64が導通し、ノードBLSAは接地電圧VSSにされる。信号BLVP,BLVNがともに「L」レベルにされた場合は、トランジスタ63が導通するとともにトランジスタ64が非導通になり、ノードBLSAは電圧VPにされる。信号BLVP,BLVNがそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされた場合は、トランジスタ63,64がともに非導通になり、ノードBLSAはオープン状態にされる。
また、ワード線ドライバWLDは、X全選択信号XALLSが「H」レベルにされ、かつX全非選択信号XUNSが「H」レベルにされた場合、対応の内部行アドレス信号Xaddが「H」レベルにされたことに応じて対応のワード線WLを選択レベルの「H」レベルに立ち上げ、対応の内部行アドレス信号Xaddが「L」レベルにされたことに応じて対応のワード線WLを非選択レベルの「L」レベルに立ち下げる。なお、リードライトパルスRWPは生成されない。
図41は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60の要部を示す回路ブロック図である。図41において、ライト/ディスチャージパルス生成回路60は、インバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。インバータ65は、書込活性信号/WEを反転および遅延させて信号EA1を生成する。書込活性信号/WEの代わりに、読出活性信号/RE、またはチップ活性信号/CE、またはモジュール活性信号/CE、またはディスチャージパルス信号/DCを用いてもよい。あるいは、書込活性信号/WEの代わりに、信号/WE,/RE,/CE,/DCのうちの2つ以上の信号の論理積信号を用いてもよい。書込活性信号/WEの代わりに、これらの信号を使用してもよいことは、以下の実施の形態および変更例において同じである。
NANDゲート66は、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号を生成する。遅延回路67は、NANDゲート66の出力信号を遅延させてY全非選択信号YUNS、X全選択信号XALLS、および信号SLVを生成する。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全非選択信号YUNS、X全選択信号XALLS、および信号SLVとしてもよい。
図42は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートである。図42において、初期状態では、パルス信号BLVP<0>〜BLVP<n>,BLVN<0>〜BLVN<n>がともに「H」レベルにされ、ノードBLSA<0>〜BLSA<n>は「L」レベル(0V)にされる。
また、内部列アドレス信号Yadd<0>は「H」レベルにされ、他の内部列アドレス信号Yadd<1>〜Yadd<y>は「L」レベルにされている。Y全選択信号YALLSは「H」レベルにされ、Y全非選択信号YUNSは「H」レベルにされている。
したがって、ビット線選択信号YB<0>は「L」レベルにされ、他のビット線選択信号YB<1>〜YB<y>は「H」レベルにされている。また、ビット線選択信号YT<0>は「H」レベルにされ、他のビット線選択信号YT<1>〜YT<y>は「L」レベルにされている。よって、ビット線BL<0>は「L」レベルにされ、他のビット線BL<1>〜BL<y>はオープン状態にされている。
また、内部行アドレス信号Xadd<0>〜Xadd<x>は「L」レベルにされ、X全選択信号XALLSは「H」レベルにされ、X全非選択信号XUNSは「H」レベルにされている。したがって、全ワード線WL<0>〜WL<x>は「L」レベルにされている。また、信号SLVは「H」レベルにされ、ソース線SLは「L」レベルにされている。
書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YUNS,XALLS,SLVとなる。遅延回路67の遅延時間は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、信号YUNS,XALLS,SLVの各々が所定時間だけ「L」レベルにされるように設定されている。
Y全非選択信号YUNSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「H」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「L」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>がオープン状態にされる。また、X全選択信号XALLSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「H」レベルにされる。また、信号SLVが「L」レベルにされると、ソース線SLが「H」レベルにされる。これにより、全メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5が導通し、相変化素子6の一方電極に「H」レベルが印加され、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図15参照)。
この実施の形態3においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
なお、この実施の形態3では、図39のPチャネルMOSトランジスタ61のソースと図40のPチャネルMOSトランジスタ63のソースとに同じ電圧VPを与えたが、異なる電圧を与えてもよい。
また、メモリアレイMAの全メモリセルMMに対して1本のソース線SLを設けたが、メモリアレイMAを各々が複数のメモリセルMMを含む複数のメモリブロックに分割し、各メモリブロックごとにソース線SLとソース切換回路SLSWを設けてもよい。
[実施の形態4]
図43は、この発明の実施の形態4による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図38と対比される図である。図43において、この相変換メモリが図38の相変換メモリと異なる主な点は、ウェル線MWとウェル切換回路MWSWが追加され、ライト/ディスチャージパルス生成回路60がライト/ディスチャージパルス生成回路70で置換されている点である。各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5のウェル(基板、バックゲート)は、接地電圧VSSのラインの代わりにウェル線MWに接続されている。
ウェル切換回路MWSWは、図44に示すように、PチャネルMOSトランジスタ71およびNチャネルMOSトランジスタ72を含む。PチャネルMOSトランジスタ71のソースは電圧VPを受け、そのゲートは信号MWVを受け、そのドレインはウェル線MWに接続されている。NチャネルMOSトランジスタ72のドレインはウェル線MWに接続され、そのゲートは信号MWVを受け、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受ける。信号MWVは、ライト/ディスチャージパルス生成回路70で生成される。
信号MWVが「H」レベルの場合は、トランジスタ71が非導通になるとともにトランジスタ72が導通し、ウェル線MWは接地電圧VSSにされる。信号MWVが「L」レベルの場合は、トランジスタ72が非導通になるとともにトランジスタ71が導通し、ウェル線MWは電圧VPにされる。
また、ソース切換回路SLSWは、図45に示すように、PチャネルMOSトランジスタ73およびNチャネルMOSトランジスタ74を含む。PチャネルMOSトランジスタ73のソースは電圧VPを受け、そのゲートは信号SLVPを受け、そのドレインはソース線SLに接続されている。NチャネルMOSトランジスタ74のドレインはソース線SLに接続され、そのゲートは信号SLVNを受け、そのソースは接地電圧VSS(0V)を受ける。信号SLVP,SLVNは、ライト/ディスチャージパルス生成回路70で生成される。
信号SLVP,SLVNがともに「H」レベルにされた場合は、トランジスタ73が非導通になるとともにトランジスタ74が導通し、ソース線SLは接地電圧VSSにされる。信号SLVP,SLVNがともに「L」レベルにされた場合は、トランジスタ73が導通するとともにトランジスタ74が非導通になり、ソース線SLは電圧VPにされる。信号SLVP,SLVNがそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされた場合は、トランジスタ73,74がともに非導通になり、ソース線SLはオープン状態にされる。
図46は、ライト/ディスチャージパルス生成回路70の要部を示す回路ブロック図であって、図41と対比される図である。図46において、ライト/ディスチャージパルス生成回路70は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60と同様に接続されたインバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。ただし、遅延回路67の出力信号は、Y全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLVP,SLVN,MWVとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLVP,SLVN,MWVとしてもよい。
図47は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートであって、図42と対比される図である。図47において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YUNS,XUNS,SLVP,SLVN,MWVとなる。したがって、信号YUNS,XUNS,SLVP,SLVN,MWVの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
Y全非選択信号YUNSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「H」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「L」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>がオープン状態にされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「L」レベルにされる。また、信号SLVP,SLVNが「L」レベルにされると、ソース線SLが「H」レベルにされる。また、信号MWVが「L」レベルにされると、ウェル線MWが「H」レベルにされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極に「H」レベルが印加され、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図15参照)。
この実施の形態4においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
なお、この実施の形態4では、図40のPチャネルMOSトランジスタ63のソースと図44のPチャネルMOSトランジスタ71のソースと図45のPチャネルMOSトランジスタ75のソースとに同じ電圧VPを与えたが、異なる電圧を与えてもよい。
また、メモリアレイMAの全メモリセルMMに対して1本のソース線SLと1本のウェル線MWを設けたが、メモリアレイMAを各々が複数のメモリセルMMを含む複数のメモリブロックに分割し、各メモリブロックごとにソース線SLとソース切換回路SLSWとウェル線MWとウェル切換回路MWSWを設けてもよい。
図48は、この実施の形態4の変更例を示す回路ブロック図であって、図46と対比される図である。また、図49は、この変更例の動作を示すタイムチャートであって、図47と対比される図である。図48および図49において、この変更例では、信号SLVPは「H」レベルに固定される。したがって、信号SLVNが「L」レベルにされると、図45のトランジスタ73,74がともに非導通になり、ソース線SLがオープン状態にされる。この場合は、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極にウェル線MWを介して「H」レベルが印加され、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図15参照)。
[実施の形態5]
図50は、この発明の実施の形態5による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図43と対比される図である。図50において、この相変換メモリが図43の相変換メモリと異なる主な点は、ソース線SLと切換回路SLSW,MWSWが除去され、ウェル線MWに電圧VMが印加され、各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5および相変化素子6がビット線BLと接地電圧VSSのラインとの間に接続され、ライト/ディスチャージパルス生成回路70がライト/ディスチャージパルス生成回路75で置換されている点である。電圧VMは、ディスチャージ動作時は負電圧にされ、それ以外の期間は接地電圧VSSにされる。
また、ワード線ドライバWLDの最終段のインバータ14は、PチャネルMOSトランジスタ14aおよびNチャネルMOSトランジスタ14bを含む。PチャネルMOSトランジスタ14aのソースは電圧VPを受け、そのドレインはワード線WLに接続され、そのゲートはNANDゲート13の出力信号を受ける。NチャネルMOSトランジスタ14bのドレインはワード線WLに接続され、そのソースおよびウェルは電圧VMを受け、そのゲートはNANDゲート13の出力信号を受ける。また、YスイッチYSWのNチャネルMOSトランジスタYSWNのウェルは電圧VMを受ける。
また、図51に示すように、ライト/ディスチャージ回路BLSWのNチャネルMOSトランジスタ64のソースおよびウェルは電圧VMを受ける。信号BLVP,BLVNがともに「H」レベルにされた場合は、トランジスタ63が非導通になるとともにトランジスタ64が導通し、ノードBLSAは電圧VMにされる。信号BLVP,BLVNがともに「L」レベルにされた場合は、トランジスタ63が導通するとともにトランジスタ64が非導通になり、ノードBLSAは電圧VPにされる。信号BLVP,BLVNがそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされた場合は、トランジスタ63,64がともに非導通になり、ノードBLSAはオープン状態にされる。
図52は、ライト/ディスチャージパルス生成回路75の要部を示す回路ブロック図であって、図46と対比される図である。図52において、ライト/ディスチャージパルス生成回路75は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60と同様に接続されたインバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。ただし、遅延回路67の出力信号は、Y全選択信号YALLS、X全非選択信号XUNS、および信号VMCとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全選択信号YALLS、X全非選択信号XUNS、および信号VMCとしてもよい。電圧VMは、電圧切換回路(図示せず)により、信号VMCが「H」レベルの場合は接地電圧VSSにされ、信号VMCが「L」レベルの場合は負電圧にされる。
図53は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートであって、図47と対比される図である。図53において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YALLS,XUNS,VMCとなる。したがって、信号YALLS,XUNS,VMCの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
信号VMCが「L」レベルにされると、電圧VMが負電圧にされ、ノードBLSA<0>〜BLSA<n>が負電圧にされる。Y全選択信号YALLSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「L」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「H」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>が負電圧にされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が負電圧にされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極がオープン状態にされ、その他方電極が接地電圧VSSにされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図13参照)。
この実施の形態4においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
なお、図54に示すように、ライト/ディスチャージ回路BLSWにレベル変換回路76を追加してもよい。レベル変換回路76は、信号BLVNが「H」レベルの場合はNチャネルMOSトランジスタ64のゲートに電圧VPを与え、信号BLVNが「L」レベルの場合はNチャネルMOSトランジスタ64のゲートに電圧VMを与える。
また、図55に示すように、ワード線ドライバWLDにレベル変換回路77を追加してもよい。レベル変換回路77は、NANDゲート13の出力信号が「H」レベルの場合はインバータ14の入力ノードに電圧VPを与え、NANDゲート13の出力信号が「L」レベルの場合はインバータ14の入力ノードに電圧VMを与える。
また、図56に示すように、YドライバYDの最終段のインバータ18をレベル変換回路78およびインバータ79,80で置換してもよい。レベル変換回路78は、NANDゲート17の出力信号が「H」レベルの場合は電圧VPを出力し、NANDゲート17の出力信号が「L」レベルの場合は電圧VMを出力する。インバータ79は、PチャネルMOSトランジスタ79aおよびNチャネルMOSトランジスタ79bを含み、レベル変換回路78の出力信号を反転させて信号YTを生成する。インバータ80は、PチャネルMOSトランジスタ80aおよびNチャネルMOSトランジスタ80bを含み、インバータ79の出力信号YTを反転させて信号YBを出力する。PチャネルMOSトランジスタ79a,80aのソースは電圧VPを受け、NチャネルMOSトランジスタ79b,80bのソースは電圧VMを受ける。レベル変換回路78の出力信号が「H」レベル(電圧VP)の場合は、インバータ79,80の出力信号YT,YBはそれぞれ「L」レベル(電圧VM)および「H」レベル(電圧VP)となる。レベル変換回路78の出力信号が「L」レベル(電圧VM)の場合は、インバータ79,80の出力信号YT,YBはそれぞれ「H」レベル(電圧VP)および「L」レベル(電圧VM)となる。
[実施の形態6]
図57は、この発明の実施の形態6による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図38と対比される図である。図57において、この相変換メモリが図38の相変換メモリと異なる主な点は、各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5および相変化素子6がビット線BLとソース線SLとの間に接続され、ライト/ディスチャージパルス生成回路60がライト/ディスチャージパルス生成回路81で置換されている点である。
図58は、ライト/ディスチャージパルス生成回路81の要部を示す回路ブロック図であって、図41と対比される図である。図58において、ライト/ディスチャージパルス生成回路81は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60と同様に接続されたインバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。ただし、遅延回路67の出力信号は、Y全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLVとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLVとしてもよい。
図59は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートであって、図42と対比される図である。図59において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YUNS,XUNS,SLVとなる。したがって、信号YUNS,XUNS,SLVの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
Y全非選択信号YUNSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「H」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「L」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>がオープン状態にされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「L」レベルにされる。また、信号SLVが「L」レベルにされると、ソース線SLが「H」レベルにされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極がオープン状態にされ、その他方電極が「H」レベルにされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図13参照)。
この実施の形態6においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
[実施の形態7]
図60は、この発明の実施の形態7による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図43と対比される図である。図60において、この相変換メモリが図43の相変換メモリと異なる主な点は、各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5および相変化素子6がビット線BLとソース線SLとの間に接続され、ライト/ディスチャージパルス生成回路70がライト/ディスチャージパルス生成回路82で置換されている点である。
また、ソース切換回路SLSWは、図61に示すように、NチャネルMOSトランジスタ83を含む。NチャネルMOSトランジスタ83のドレインはソース線SLに接続され、そのゲートは信号SLVを受け、そのソースは接地電圧VSSを受ける。信号SLVが「H」レベルの場合は、NチャネルMOSトランジスタ83が導通してソース線SLは接地電圧VSSにされる。信号SLVが「L」レベルの場合は、NチャネルMOSトランジスタ83が非導通になってソース線SLはオープン状態にされる。
図62は、ライト/ディスチャージパルス生成回路82の要部を示す回路ブロック図であって、図46と対比される図である。図62において、ライト/ディスチャージパルス生成回路82は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60と同様に接続されたインバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。ただし、遅延回路67の出力信号は、Y全選択信号YALLS、X全非選択信号XUNS、および信号BLVP,BLVN,SLV,MWVとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全選択信号YALLS、X全非選択信号XUNS、および信号BLVP,BLVN,SLV,MWVとしてもよい。
図63は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートであって、図47と対比される図である。図63において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YALLS,XUNS,BLVP,BLVN,SLV,MWVとなる。したがって、信号YALLS,XUNS,BLVP,BLVN,SLV,MWVの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
信号BLVP<0>〜BLVP<n>,BLVN<0>〜BLVN<n>が「L」レベルにされると、BLSA<0>〜BLSA<n>がともに「H」レベルにされる。Y全選択信号YALLSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「L」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「H」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>が「H」レベルにされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「L」レベルにされる。また、信号SLVが「L」レベルにされると、ソース線SLがオープン状態にされる。また、信号MWVが「L」レベルにされると、ウェル線MWが「H」レベルにされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極が正電圧にされ、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図15参照)。
この実施の形態7においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
図64は、この実施の形態7の変更例を示す回路ブロック図であり、図65はこの変更例の動作を示すタイムチャートである。図64において、この変更例では、ライト/ディスチャージパルス生成回路82の遅延回路67の出力信号は、Y全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLV,MWVとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号SLV,MWVとしてもよい。
図65において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YUNS,XUNS,SLV,MWVとなる。したがって、信号YUNS,XUNS,SLV,MWVの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
Y全非選択信号YUNSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「H」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「L」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>がオープン状態にされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「L」レベルにされる。また、信号SLVが「L」レベルにされると、ソース線SLがオープン状態にされる。また、信号MWVが「L」レベルにされると、ウェル線MWが「H」レベルにされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極が正電圧にされ、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図15参照)。
[実施の形態8]
図66は、この発明の実施の形態8による相変換メモリの全体構成を示す回路ブロック図であって、図60と対比される図である。図66において、この相変換メモリが図60の相変換メモリと異なる主な点は、各メモリセルMMのNチャネルMOSトランジスタ5および相変化素子6がソース線SLとビット線BLとの間に接続され、ライト/ディスチャージパルス生成回路82がライト/ディスチャージパルス生成回路84で置換されている点である。また、ウェル切換回路MWSWでは、図67に示すように、ウェル線MWは接地電圧VSSのラインに常時接続されている。
図68は、ライト/ディスチャージパルス生成回路84の要部を示す回路ブロック図である。図68において、ライト/ディスチャージパルス生成回路84は、ライト/ディスチャージパルス生成回路60と同様に接続されたインバータ65、NANDゲート66、および遅延回路67を含む。ただし、遅延回路67の出力信号は、Y全選択信号YALLS、X全選択信号XALLS、および信号BLVP,BLVN,SLVとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全選択信号YALLS、X全選択信号XALLS、および信号BLVP,BLVN,SLVとしてもよい。
図69は、この相変化メモリのディスチャージ動作を示すタイムチャートである。図69において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YALLS,XALLS,BLVP,BLVN,SLVとなる。したがって、信号YALLS,XALLS,BLVP,BLVN,SLVの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
信号BLVP<0>〜BLVP<n>,BLVN<0>〜BLVN<n>が「L」レベルにされると、BLSA<0>〜BLSA<n>がともに「H」レベルにされる。Y全選択信号YALLSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「L」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「H」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>が「H」レベルにされる。また、X全選択信号XALLSが「H」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が「H」レベルにされる。また、信号SLVが「L」レベルにされると、ソース線SLがオープン状態にされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極がオープン状態にされ、その他方電極が正電圧にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図13参照)。
この実施の形態8においては、セット動作およびリセット動作と独立にディスチャージ動作を行なうので、相変化素子6の抵抗変動を抑制することができる。
図70は、この実施の形態8の変更例を示す回路ブロック図である。図70において、この変更例では、ライト/ディスチャージパルス生成回路82の遅延回路67の出力信号は、Y全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号VMCとして使用される。なお、遅延回路67を省略してNANDゲート66の出力信号をY全非選択信号YUNS、X全非選択信号XUNS、および信号VMCとしてもよい。
また、ウェル切換回路MWSWでは、図71に示すように、ウェル線MWは電圧VMのラインに常時接続されている。ソース切換回路SLSWでは、図72に示すように、ソース線SLは電圧VMのラインに常時接続されている。ワード線ドライバWLDは、図50または図55で示したものと同じである。電圧VMは、電圧切換回路(図示せず)により、信号VMCが「H」レベルの場合は接地電圧VSSにされ、信号VMCが「L」レベルの場合は負電圧にされる。
図73はこの変更例の動作を示すタイムチャートである。図73において、書込活性信号/WEが所定時間だけ「L」レベルにされるとともに、内部行アドレス信号Xadd<0>が所定時間だけ「H」レベルにされると、ワード線WL<0>が所定時間だけ「H」レベルに立ち上げられる。また、書込活性信号/WEを反転させて遅延させた信号EA1が生成され、信号/WE,EA1の論理積信号の反転信号が信号YUNS,XUNS,VMCとなる。したがって、信号YUNS,XUNS,VMCの各々は、ワード線WL<0>が「L」レベルに立ち下げられた後に、所定時間だけ「L」レベルにされる。
Y全非選択信号YUNSが「L」レベルにされると、ビット線選択信号YB<0>〜YB<y>が「H」レベルにされるとともに、ビット線選択信号YT<0>〜YT<y>が「L」レベルにされ、全ビット線BL<0>〜BL<y>がオープン状態にされる。また、信号VMCが「L」レベルにされると、電圧VMは負電圧にされ、ソース線SLおよびウェル線MWは負電圧にされる。また、X全非選択信号XUNSが「L」レベルにされると、全ワード線WL<0>〜WL<x>が負電圧にされる。これにより、全メモリセルMMの相変化素子6の一方電極が負電圧にされ、その他方電極がオープン状態にされ、全メモリセルMMに対してディスチャージ動作が行なわれる(図13参照)。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図1に示したメモリアレイに含まれるメモリセルの構成を示す回路図である。 図1に示した書込回路のリセット動作を示すタイムチャートである。 図1に示した書込回路のセット動作を示すタイムチャートである。 図3および図4で示したリセット動作およびセット動作における相変化素子の温度変化を示すタイムチャートである。 図1に示した読出回路の動作を示すタイムチャートである。 図1に示したディスチャージ回路の動作を示すタイムチャートである。 図7に示したディスチャージ動作の必要性を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の必要性を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の必要性を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の必要性を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の効果を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の効果を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の効果を説明するための図である。 図7に示したディスチャージ動作の効果を説明するための図である。 実施の形態1の変更例を示す図である。 実施の形態1の他の変更例を示す図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示す図である。 この発明の実施の形態2による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図22に示したライト/ディスチャージ回路の構成を示す回路図である。 図22に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図22〜図24に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例1を示す回路図である。 図26に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例2を示す回路図である。 図28に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例3を示す回路図である。 図30に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例4を示す回路図である。 図32に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例5を示す回路図である。 図34に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の変更例6を示す回路図である。 図36に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態3による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図38に示したソース切換回路の構成を示す回路図である。 図38に示したライト/ディスチャージ回路の構成を示す回路図である。 図38に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図38〜図41に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態4による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図43に示したウェル切換回路の構成を示す回路図である。 図43に示したソース切換回路の構成を示す回路図である。 図43に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図43〜図46に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態4の変更例を示す回路図である。 図48に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態5による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図50に示したライト/ディスチャージ回路の構成を示す回路図である。 図50に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図50〜図52に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 図50に示したライト/ディスチャージ回路の他の構成を例示する回路図である。 図50に示したワード線ドライバの他の構成を例示する回路図である。 図50に示したYドライバの他の構成を例示する回路図である。 この発明の実施の形態6による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図57に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図57および図58に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態7による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図60に示したライト/ディスチャージ回路の構成を示す回路図である。 図60に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図60〜図52に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態7の変更例を示す回路図である。 図64に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態8による相変化メモリの全体構成を示すブロック図である。 図66に示したウェル切換回路の構成を示す回路図である。 図69に示したライト/ディスチャージパルス生成回路の構成を示す回路図である。 図66〜図68に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態8の変更例を示す回路図である。 図70に示した相変化メモリのウェル切換回路の構成を示す回路図である。 図70に示した相変化メモリのソース切換回路の構成を示す回路図である。 図70〜図72に示した相変化メモリの動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 メモリアレイ、2 書込回路、3 読出回路、4 ディスチャージ回路、5,14b,Q3,62,64,72,74,79b、80b,83,YSWN NチャネルMOSトランジスタ、6 相変化素子、7 バイポーラトランジスタ、8,9 端子、10 ダイオード、11,14,15,18,22,38,41,51,65,79,80 インバータ、12,13,16,17,30,42,52,66 NANDゲート、14a,Q1,Q2,61,63,71,73,79a,80a,YSWP PチャネルMOSトランジスタ、19,60,70,75,81,82,84 ライト/ディスチャージパルス生成回路、20,35,36,40,45,47,50 パルス生成回路、21,24,26,39,43,46,48,53,67 遅延回路、23,25,28,29,33,49 ORゲート、27,31,37,44 ANDゲート、32 ゲート回路、76〜78 レベル変換回路、BL ビット線、BLSA ノード、BLSW ライト/ディスチャージ回路、e 電子、EL 電極、IL 絶縁層、MA メモリアレイ、MM メモリセル、MW ウェル線、MWSW ウェル切換回路、PC 相変化材料層、SA 読出用センスアンプ、SL ソース線、SLSW ソース切換回路、WL ワード線、WLD ワード線ドライバ、XDEC Xデコーダ、YD Yドライバ、YDEC Yデコーダ、YSW Yスイッチ。

Claims (24)

  1. 抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する抵抗性記憶素子を含むメモリセルと、
    書込動作時に、書込データの論理に応じた書込電圧を前記抵抗性記憶素子に印加し、前記抵抗性記憶素子の抵抗値を設定する書込回路と、
    読出動作時に、前記抵抗性記憶素子に読出電圧を印加し、前記抵抗性記憶素子に流れる電流に基づいて前記抵抗性記憶素子の記憶データを読み出す読出回路と、
    ディスチャージ動作時に、前記抵抗性記憶素子にディスチャージ電圧を印加し、前記抵抗性記憶素子にトラップされた電荷を除去するディスチャージ回路とを備える、半導体装置。
  2. 前記抵抗性記憶素子は、相変化に伴う抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する相変化素子を含み、
    前記書込回路は、第1の論理のデータを書き込む場合は、前記相変化素子に第1の書込電圧を印加して前記相変化素子を結晶状態にし、第2の論理のデータを書き込む場合は、前記相変化素子に第2の書込電圧を印加して前記相変化素子をアモルファス状態にする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記相変化素子は、積層された導電層および相変化材料層を有する、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記相変化素子は、積層された導電層、絶縁層、および相変化材料層を有する、請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、前記抵抗性記憶素子の一方電極に前記ディスチャージ電圧を印加するとともに、他方電極をオープン状態にする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記ディスチャージ電圧は前記書込電圧および前記読出電圧と異なる、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記ディスチャージ動作は、前記書込動作および前記読出動作のうちの少なくとも一方の動作の直前および直後の両方で行なわれる、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記ディスチャージ動作は、前記書込動作および前記読出動作のうちの少なくとも一方の動作の直前に行なわれる、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記ディスチャージ動作は、前記書込動作および前記読出動作のうちの少なくとも一方の動作の直後に行なわれる、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記ディスチャージ動作は、前記書込動作および前記読出動作の各々の直前および直後から独立した期間に行なわれる、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記メモリセルは前記抵抗性記憶素子のみを含む、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体装置。
  12. 前記メモリセルは、直列接続されたダイオードおよび前記抵抗性記憶素子を含む、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体装置。
  13. 前記メモリセルは、直列接続された電界効果型トランジスタおよび前記抵抗性記憶素子を含む、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体装置。
  14. 前記メモリセルは、直列接続されたバイポーラトランジスタおよび前記抵抗性記憶素子を含む、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体装置。
  15. 複数行複数列に配置された複数のメモリセルと、それぞれ前記複数行に対応して設けられた複数のワード線と、それぞれ前記複数列に対応して設けられた複数のビット線とを含むメモリアレイを備え、
    各メモリセルは、相変化に伴う抵抗値のレベル変化によってデータを記憶する相変化素子と、ゲートが対応のワード線に接続され、対応のビット線に前記相変化素子と直列接続されたN型トランジスタとを有し、
    さらに、書込動作時に、選択されたメモリセルの相変化素子に書込データの論理に応じた書込電圧を印加し、前記相変化素子の抵抗値を設定する書込回路と、
    読出動作時に、選択されたメモリセルの相変化素子に読出電圧を印加し、該相変化素子に流れる電流に基づいて該相変化素子の記憶データを読み出す読出回路と、
    ディスチャージ動作時に、各メモリセルの相変化素子の一方電極にディスチャージ電圧を印加するとともに他方電極をオープン状態にして、各相変化素子にトラップされた電荷を除去するディスチャージ回路とを備える、半導体装置。
  16. 前記N型トランジスタのドレインは対応の相変化素子を介して対応のビット線に接続され、そのソースは接地電圧を受け、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を接地電圧にし、各ビット線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加する、請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応の相変化素子を介して対応のビット線に接続され、そのソースは前記ソース線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を正電圧にし、各ビット線をオープン状態にし、前記ソース線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加する、請求項15に記載の半導体装置。
  18. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線およびウェル線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応の相変化素子を介して対応のビット線に接続され、そのソースは前記ソース線に接続され、その基板は前記ウェル線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を接地電圧にし、各ビット線をオープン状態にし、前記ソース線を正電圧またはオープン状態にし、前記ウェル線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加する、請求項15に記載の半導体装置。
  19. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応の相変化素子を介して対応のビット線に接続され、そのソースは前記ソース線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を正電圧または接地電圧にし、各ビット線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加し、前記ソース線をオープン状態にする、請求項15に記載の半導体装置。
  20. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線およびウェル線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応の相変化素子を介して対応のビット線に接続され、そのソースは前記ソース線に接続され、その基板は前記ウェル線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を負電圧にし、各ビット線をオープン状態にし、前記ソース線に前記ディスチャージ電圧として負電圧を印加し、前記ウェル線を負電圧にする、請求項15に記載の半導体装置。
  21. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたウェル線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応のビット線に接続され、そのソースは対応の相変化素子を介して接地電圧を受け、その基板は前記ウェル線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を負電圧にし、各ビット線に前記ディスチャージ電圧として負電圧を印加し、前記ウェル線を負電圧にする、請求項15に記載の半導体装置。
  22. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応のビット線に接続され、そのソースは対応の相変化素子を介して前記ソース線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を接地電圧にし、前記ソース線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加する、請求項15に記載の半導体装置。
  23. 前記メモリアレイは、さらに、前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線およびウェル線を含み、
    前記N型トランジスタのドレインは対応のビット線に接続され、そのソースは対応の相変化素子を介して前記ソース線に接続され、その基板は前記ウェル線に接続され、
    前記ディスチャージ回路は、前記ディスチャージ動作時に、各ワード線を接地電圧にし、各ビット線を正電圧またはオープン状態にし、前記ソース線をオープン状態にし、前記ウェル線に前記ディスチャージ電圧として正電圧を印加する、請求項15に記載の半導体装置。
  24. 前記ディスチャージ回路は、ディスチャージパルス信号に応答して活性化され、
    さらに、前記書込回路を活性化させる書込活性信号、前記読出回路を活性化させる読出活性信号、前記半導体装置を活性化させるチップ活性信号、前記半導体装置が含まれるモジュールを活性化させるモジュール活性信号、あるいは前記ディスチャージ動作の実行を指示するディスチャージ指示信号に応答して前記ディスチャージパルス信号を生成するパルス生成回路を備える、請求項15から請求項23までのいずれかに記載の半導体装置。
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