JP2009186966A - 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
式[1]中、Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又は下記式[5]表される基であって、式[5]中、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はアリール基を表し、R6とR7とが結合して環を形成していてもよい。)
E_homo>−4.67(eV)
を満たし、かつ上記B3LYP/6−31G(d,p)による構造最適化計算後に得られた安定構造における制限Hartree−Fock法計算(基底関数は6−31G(d,p)、以下この計算をHF/6−31G(d,p)とする。)による分極率αの計算値αcalが、次式
αcal>70(Å3)
を満たす、電子写真感光体である。
第1の本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、その感光層は下記一般式[1]で表される繰り返し構造を含むポリアリレート樹脂を含有し、さらに一般式[6]で表されるエナミン化合物を含有している。感光層に含まれるポリアリレート樹脂はバインダー樹脂として用いられ、エナミン化合物は電荷輸送材料として用いられる。
E_homo>−4.67(eV)
を満たし、かつ上記B3LYP/6−31G(d,p)による構造最適化計算後に得られた安定構造における制限Hartree−Fock法計算(基底関数は6−31G(d,p)、以下この計算をHF/6−31G(d,p)とする)による分極率αの計算値αcalが、次式
αcal>70(Å3)
を満たすことを特徴とする電子写真感光体である。
最初に、ポリアリレート樹脂について説明する。感光層に含まれるポリアリレート樹脂は、上記一般式[1]で表される繰り返し構造を含むものであり、公知の方法により、例えば二価ヒドロキシアリール成分とジカルボン酸成分とにより製造することができる。
上述したポリアリレート樹脂は電子写真感光体に用いられ、該感光体の導電性支持体上に設けられる感光層中のバインダー樹脂として用いられる。
次に、エナミン化合物について説明する。本発明において、電子写真感光体の感光層に含まれるエナミン化合物は、下記式[6]
で表される化合物であることが好ましい。
電荷輸送物質のB3LYP/6−31G(d,p)を用いた構造最適化計算によるHOMOのエネルギーレベルE_homoは、E_homo>−4.67(eV)が好ましく、E_homo>−4.65(eV)がより好ましく、E_homo>−4.63(eV)が最も好ましい。HOMOのエネルギーレベルが高いほど、露光後電位が低く優れた電子写真感光体が得られるからである。一方、E_homoが高すぎると、耐ガス性の低下、ゴーストの発生等の不具合が出るため、E_homo<−4.30(eV)が好ましく、E_homo<−4.50(eV)がより好ましく、E_homo<−4.56(eV)が最も好ましい。
また、本発明のパラメータを有する電荷輸送材料は、本発明のパラメータの範囲外の電荷輸送材料と併用しても構わないが、前述の本発明の効果を十分に発揮するには、全電荷輸送材料中、本発明のパラメータを有する電荷輸送材料は通常30質量%以上、好ましくは50質量%以上、より好ましくは80質量%以上であり、100質量%であることが最も好ましい。
導電性支持体としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫等の導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(インジウム−スズ酸化物)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。形態としては、ドラム状、シート状、ベルト状等のものが用いられる。金属材料の導電性支持体の上に、導電性・表面性等の制御のため及び欠陥被覆のため、適当な抵抗値を持つ導電性材料を塗布したものでも良い。
導電性支持体と感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。
下引き層としては、樹脂、又は、樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したもの等が用いられる。下引き層に用いる金属酸化物粒子の例としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子や、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素を含む金属酸化物粒子が挙げられる。このように、金属酸化物粒子として、1種類の粒子のみを用いても良いし複数の種類の粒子を混合して用いても良い。これらの金属酸化物粒子の中で、酸化チタン及び酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコン等の有機物による処理を施されていても良い。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることができる。複数の結晶状態のものが含まれていても良い。
下引き層の膜厚は、任意に選ぶことができるが、感光体特性及び塗布性から0.1μm以上25μm以下が好ましい。また、下引き層には、公知の酸化防止剤等を添加しても良い。
次に、導電性支持体上に(前述の下引き層を設ける場合は下引き層上に)形成される感光層について説明する。感光層は、上述した一般式[1]又は[9]で表される繰り返し構造を含むポリアリレート樹脂と、上述したエナミン化合物とを含有する層であり、その型式としては、電荷発生材料と電荷輸送材料(エナミン化合物を含む)とがバインダー樹脂であるポリアリレート樹脂中に分散又は溶解した同一層からなる単層型と、電荷発生材料がバインダー樹脂中に分散又は溶解した電荷発生層及び電荷輸送材料(エナミン化合物を含む)がバインダー樹脂であるポリアリレート樹脂中に分散又は溶解した電荷輸送層の二層からなる積層型とが挙げられるが、そのいずれの形態であってもよい。一般に、電荷輸送材料は、単層型でも積層型でも、電荷移動機能としては同等の性能を示すことが知られている。
感光層が積層型である場合、その電荷発生層に使用される電荷発生材料としては、例え
ばセレニウム及びその合金、硫化カドミウム、その他無機系光導電材料、又は、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料等の有機顔料等、各種の光導電材料が使用できる。中でも有機顔料が好ましく、特にフタロシアニン顔料、アゾ顔料が好ましい。これらの電荷発生材料は、例えばポリアリレート樹脂、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルプロピオナール、ポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、セルロースエステル、セルロースエーテル等の各種バインダー樹脂で結着した形で使用される。この場合の電荷発生材料の使用比率は、バインダー樹脂100質量部に対して電荷発生材料30質量部以上500質量部以下の範囲で使用され、その膜厚は通常0.1μm以上1μm以下、好ましくは0.15μm以上0.6μm以下が好適である。
感光層が積層型である場合、その電荷輸送層に使用される電荷輸送材料として、上記のエナミン化合物が用いられる。上述の通り、エナミン化合物は単独で用いても他の電荷輸送材料と併用で使用しても良く、こうした電荷輸送材料が、上記一般式[1]又は[9]で表される繰り返し構造のポリアリレート樹脂を含むバインダー樹脂に結着した形で電荷輸送層が形成される。電荷輸送層は、単一の層から成っていても良いし、構成成分あるいは組成比の異なる複数の層を重ねたものでも良い。
電子写真感光体を構成する上記各層は、含有させる材料を溶剤に溶解又は分散させて得られた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により順次塗布して形成される。これらの中でも生産性の高さから浸漬塗布方法が好ましい。
本発明で用いるバインダー樹脂である上記ポリアリレート樹脂は、塗布工程に用いられる溶剤に対し、溶解性に優れると共に、溶解後の塗布溶液の安定性にも優れるので好ましい。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。ただし、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
図1に示すように、画像形成装置は、電子写真感光体1、帯電装置(帯電部)2、露光装置(露光部)3及び現像装置(現像部)4を備えて構成され、更に、必要に応じて転写装置5、クリーニング装置6及び定着装置7が設けられる。
トナー像の記録紙P上への転写後、定着装置7を通過させてトナー像を記録紙P上へ熱定着することで、最終的な画像が得られる。
エナミン化合物の製造について、CT−9を代表として説明する。
窒素雰囲気下、還流管、Dean−stark分水器を順次に反応器にセットし、N,N’−ジ(p−トリル)ベンジジン7.29g(20mmol)、ジフェニルアセトアルデヒド8.63g(44mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物0.20gをそれぞれ反応器に仕込み、撹拌をしながら、キシレン50mlに溶解した。その後、140℃を維持しながら、2時間還流脱水し、室温まで冷却した。反応液とトルエン/脱塩水(v/v=1:1)を混合撹拌し、分液した。得られた有機層を1NNaOHの水溶液で洗浄、分液し、さらに有機層を脱塩水2〜3回で洗浄、分液した。得られた有機層の溶媒を減圧留去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル400g、展開溶媒:トルエン/ヘキサン=1/2)に通し、さらにメタノールによる再沈で精製した。真空乾燥した後、上記の例示化合物CT−9を黄色い粉末として得た(収量10.81g、収率75%、純度99.5%)。なお、純度は、高速液体クロマトグラフィーのチャートの単純面積比率値から算出した。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図3に示す。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着層(厚み70nm)を形成した導電性支持体を用い、その導電性支持体のアルミニウム蒸着層上に、以下の下引き層用分散液をバーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μmとなるように塗布し、乾燥させ下引き層を形成した。
この分散液を、上述の下引き層上に乾燥後の膜厚が0.4μmとなるようにワイアバーで塗布した後、乾燥して電荷発生層を形成した。
b=100×ηsp/C C=6.00(g/L)
η=b/a
Mv=3207×η1.205
ポリアリレート樹脂Xに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Yと電荷輸送物質CT−3を使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A2を得た。なお、ポリアリレート樹脂Yの粘度平均分子量は51,700であった。
ポリアリレート樹脂Xに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Zと電荷輸送物質CT−3を使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A3を得た。なお、ポリアリレート樹脂Zの粘度平均分子量は47,100であった。
使用したポリアリレート樹脂と電荷輸送物質を、表2に示す通りとした以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A4〜A15を得た。
ポリアリレート樹脂Xに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Wと電荷輸送物質CT−11を使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A16を得た。なお、ポリアリレート樹脂Wの粘度平均分子量は50,300であった。
ポリアリレート樹脂Xを用い、電荷輸送物質CT−3に代え、下記構造を有する電荷輸送物質CT−23を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P1を得た。
電荷輸送物質CT−23を用い、表2に示すポリアリレート樹脂を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P2〜P3を得た。
ポリアリレート樹脂Yを用い、電荷輸送物質CT−3に代え、下記構造を有する電荷輸送物質CT−24を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P4を得た。
ポリアリレート樹脂Yを用い、電荷輸送物質CT−3に代え、下記構造を有する電荷輸送物質CT−25を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P5を得た。
ポリアリレート樹脂Yを用い、電荷輸送物質CT−3に代え、下記構造を有する電荷輸送物質CT−26を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P6を得た。
製造した電子写真感光体A1〜A16、P1〜P6について以下の電気特性試験と摩耗試験を行った。これらの結果を表2にまとめた。
(電気特性試験)
電子写真学会測定標準に従って製造された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)を使用し、上記感光体シートを外径80mmのアルミニウム製ドラムに貼り付けて円筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体シートのアルミニウム基体との導通を取った上で、ドラムを一定回転数60rpmで回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行った。その際、感光体の初期表面電位が−(マイナス。以下同じ。)700Vになるように帯電させ、ハロゲンランプの光を干渉フィルターで780nmの単色光としたものを1.0μJ/cm2で露光したときの100ミリ秒後の露光後表面電位(以下、VLと呼ぶことがある。)を測定した。VL測定に際しては、露光から電位測定に要する時間を100msとし、高速応答の条件とした。また、感光体表面電位が、−700Vから−350Vになるまでに要した半減露光エネルギーE1/2(μJ/cm2)を求めた。測定環境は、温度25℃、相対湿度50%(以下、NN環境と呼ぶことがある。)及び、温度5℃、相対湿度10%(以下、LL環境と呼ぶことがある。)で行った。得られた結果を表2に示す。
上記感光体シートを直径10cmの円状に切断しテーバー摩耗試験機(Taber社製)により、摩耗評価を行った。試験条件は、23℃、50%RHの雰囲気下、摩耗輪CS−10Fを用いて、荷重なし(摩耗輪の自重)で1000回回転後の摩耗量を試験前後の質量を比較することにより測定した。その結果を表2に示す。
実施例8、10〜15、比較例1〜3、6で得られた感光体を、電荷輸送層の電界強度E=2.0+5E(V/cm)、温度21℃下におけるホールドリフト移動度をTOF法により測定した。各電子写真感光体A8、A10〜A15、P1〜P3、P6のホールドリフト移動度を表3に示す。
電荷輸送層を以下に示す通りに作製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
ポリアリレート樹脂Mに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Nと電荷輸送性材料CT−9を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体B2を得た。ポリアリレート樹脂Nは、公知の方法で製造することができる。ポリアリレート樹脂Nの粘度平均分子量は34,700であった。
ポリアリレート樹脂Mに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Pと電荷輸送性材料CT−9を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体B3を得た。なお、ポリアリレート樹脂Pの粘度平均分子量は31,000であった。
ポリアリレート樹脂Mに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Qと電荷輸送性材料CT−9を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体B4を得た。なお、ポリアリレート樹脂Qの粘度平均分子量は33,500であった。
表5に示すポリアリレート樹脂と電荷輸送性材料を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体B5〜B12を得た。
ポリアリレート樹脂Mに代え、下記構造を有するポリアリレート樹脂Rと電荷輸送性材料CT−9を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体Q1を作製した。なお、ポリアリレート樹脂Rの粘度平均分子量は37,200であった。
ポリアリレート樹脂Mに代え、下記構造を有するポリカーボネート樹脂Sと電荷輸送性材料CT−9を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体Q2を得た。なお、ポリカーボネート樹脂Sの粘度平均分子量は40,000であった。
ポリアリレート樹脂Mに代え、ポリアリレート樹脂Nを用い、電荷輸送性材料CT−9に代え、下記構造を有する電荷輸送性材料CT−27(25部)とCT−28(25部)の混合物を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体Q3を得た。
ポリアリレート樹脂Mに代え、ポリアリレート樹脂Nを用い、電荷輸送性材料CT−9に代え、下記構造を有する電荷輸送性材料CT−29を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体Q4を得た。
ポリアリレート樹脂Mに代え、ポリアリレート樹脂Nを用い、電荷輸送性材料CT−9に代え、下記構造を有する電荷輸送性材料CT−30を使用した以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体Q5を得た。
ポリアリレート樹脂Mに代え、ポリアリレート樹脂Pを用い、電荷輸送性材料CT−9に代え、CT−29を使用した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体Q6を得た。
ポリアリレート樹脂Mに代え、ポリアリレート樹脂Pを用い、電荷輸送性材料CT−9に代え、CT−30を使用した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体Q7を得た。
製造した電子写真感光体B1〜B12、Q1〜Q7について以下の電気特性試験と摩耗試験を行った。これらの結果を表5にまとめた。
電子写真学会測定標準に従って製造された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)を使用し、上記感光体シートを外径80mmのアルミニウム製ドラムに貼り付けて円筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体シートのアルミニウム基体との導通を取った上で、ドラムを一定回転数60rpmで回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行った。その際、感光体の初期表面電位が−(マイナス。以下同じ。)700Vになるように帯電させ、ハロゲンランプの光を干渉フィルターで780nmの単色光としたものを1.0μJ/cm2で露光したときの100ミリ秒後の露光後表面電位(以下、VLと呼ぶことがある。)を測定した。VL測定に際しては、露光から電位測定に要する時間を100msとし、高速応答の条件とした。また、感光体表面電位が、−700Vから−350Vになるまでに要した半減露光エネルギーE1/2(μJ/cm2)を求めた。測定環境は、温度25℃、相対湿度50%(以下、NN環境と呼ぶことがある。)および、温度5℃、相対湿度10%(以下、LL環境と呼ぶことがある。)で行った。得られた結果を表5に示す。
上記感光体シートを直径10cmの円状に切断しテーバー摩耗試験機(Taber社製)により、摩耗評価を行った。試験条件は、23℃、50%RHの雰囲気下、摩耗輪CS−10Fを用いて、荷重なし(摩耗輪の自重)で1000回回転後の摩耗量を試験前後の質量を比較することにより測定した。その結果を表5に示す。
CuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルのブラッグ角(2θ±0.2°)が、9.3°、13.2°、26.2°および27.1°に主たる回折ピークを示すA型のオキシチタニウムフタロシアニン10部、ポリビニルブチラール(電気化学工業社製、商品名:デンカブチラール #6000C)2.5部、フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイト社製、商品名:PKHH)2.5部、1,2−ジメトキシエタン450部、および4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 50部を混合し、サンドグラインドミルで粉砕、分散処理を行った。このようにして得られた分散液を、直径30mm、長さ357mmの、表面をアルマイト処理したアルミニウム製チューブ面に、膜厚が0.4μmになるように塗布して電荷発生層を設けた。
使用したポリアリレート樹脂と電荷輸送物質を表6に示す通りとした以外は、実施例29と同様にして、実施例としての電子写真感光体B14〜B24を得た。
使用したバインダー樹脂と電荷輸送物質を表6に示す通りとした以外は、実施例29と同様にして、比較例としての電子写真感光体Q8〜Q14を得た。
得られた電子写真感光体の感光層にカッターナイフで、10×10の碁盤目(1mm四方の正方形を100マス)を作製した時の、感光層の剥離の程度によって接着性を評価した。
○:剥離しない、
△:1〜30%剥離する、
×:30%以上剥離する
接着性試験で剥離しにくい感光体ほど、プリンターの接触部材による負荷に強く好ましい。例えば、この試験で×の感光体は、プリンターで画像を多数枚印刷したときに、帯電ローラの端部が感光体に接触する部位で、感光層が剥離するといった問題が起こるのに対し、○の感光体ではこのような問題が生じない。
上記の実施例及び比較例の結果を見ると、一般式[1]で表される本発明のポリアリレート樹脂を用いた実施例29〜40及び比較例16〜20の感光層は、本発明のバインダー樹脂を用いない比較例14〜15の感光層に比べ、耐磨耗性に優れることが分かる。
中でも、Ar3、Ar4が置換基を有する場合に接着性が良好で、特に好ましい。
さらに、比較例15の結果から、従前からあるポリカーボネート樹脂Sと本発明の電荷輸送物質とを組み合わせて用いた場合には、画像濃度の品質には大きく影響しないものの、膜減りから来るかぶり欠陥が生じやすいことが分かる。
表面が鏡面仕上げされた外径30mm、長さ246mm、肉厚0.75mmのアルミニウム製シリンダーの表面に、陽極酸化処理を行い、その後、酢酸ニッケルを主成分とする封孔剤によって封孔処理を行うことにより、約6μmの陽極酸化被膜(アルマイト被膜)を形成した。このシリンダーを、以下に示す電荷発生層形成用塗布液と電荷輸送層形成用塗布液を浸漬塗布法により順次塗布し、乾燥後の膜厚がそれぞれ、0.4μm、18μmとなるように、電荷発生層と電荷輸送層を形成し感光体ドラムを得た。
作製した感光体ドラムを、沖データ社製カラープリンターC5900dnのブラックドラムカートリッジに装着した。
C5900dnの仕様
4連タンデム
カラー26ppm、モノクロ32ppm
接触ローラ帯電(直流電圧印加)
非磁性1成分接触現像
LED露光
初期、及び20,000枚画像形成後に、ゴースト、カブリ、濃度低下等の画像劣化が発生するかを判定した。また、20,000枚画像形成による磨耗量を調べた。また、以下に説明する<電気特性試験>、<トルク試験>を行い、結果を表7に示した。
電子写真学会測定標準に準拠した電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、第404頁〜405頁記載)を使用し、感光体ドラムを一定回転数で回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行った。初期表面電位を−700V、露光光として780nm、除電光として660nmの単色光を用い、露光光を1.0μJ/cm2照射した時点の表面電位(VL)を測定した。VL測定に際しては、露光から電位測定に要する時間を100msとした。測定環境は、温度25℃、相対湿度50%(NN環境)で行った。VL値の絶対値が小さいほど応答性が良い(単位:−V)。
トルクモーターを50rpmで回転させ、感光体に負荷がかからない状態でのトルクを測定する。このトルク値をT0とする。次に、長さ230mm、幅14mm(うち自由長8mm) 、厚さ2mmのウレタンゴムよりなるブレードを、その先端が感光体の長手方向と平行になるよう、且つ感光体表面の接線とのなす角が20°となるように、線圧24.5g/cmで押しつける。この時、ブレードの先端には、筆を用いて若干トナーを付着させた。
実施例41において、表7に示す電荷輸送材料とバインダー樹脂を用いた以外は実施例41と同様にして、電子写真感光体を作製し、評価を行った。
以上のことから、本発明のエナミン化合物とポリアリレート樹脂を組み合わせた場合、特に良好な特性が得られることが分かる。
外径30mm、長さ326mm、肉厚0.8mmのアルミニウム製シリンダーを、以下に示す下引き層形成用塗布液、電荷発生層形成用塗布液、電荷輸送層形成用塗布液を浸漬塗布法により順次塗布し、乾燥後の膜厚がそれぞれ1.25μm、0.4μm、20μmとなるように、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層を形成し感光体ドラムを得た。
下引き層形成用塗布液は、実施例1で作製した下引き層形成用塗布液と同様のものを用いた。
電荷輸送層形成用塗布液は実施例41で作製した電荷輸送層形成用塗布液と同じものを用いた。
作製した感光体ドラムを、シャープ社製デジタル複写機AL−1600のドラムカートリッジに装着し、複写機に装着し、10,000枚の画像形成を行ったが、初期、及び10,000枚画像形成後ともに、ゴースト、カブリ、濃度低下等の画像劣化のない良好な画像が得られた。
実施例43において用いた電荷輸送層形成用塗布液の代わりに実施例42で作製した電荷輸送層形成用塗布液を用いた以外は、実施例43と同様に評価を行った。
初期、及び10,000枚画像形成後ともに、ゴースト、カブリ、濃度低下等の画像劣化のない良好な画像が得られた。
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(加圧ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙
Claims (8)
- 導電性支持体上に、感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、下記式[1]で表される繰り返し構造を有するポリアリレート樹脂と、下記式[6]で表される化合物とを少なくとも含有する、電子写真感光体。
式[1]中、Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又は下記式[5]表される基であって、式[5]中、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はアリール基を表し、R6とR7とが結合して環を形成していてもよい。)
- 前記式[1]中のXが、酸素原子、硫黄原子、前記式[2]で表される基、又は前記式[3]で表される基である、請求項1に記載の電子写真感光体。
- 導電性支持体上に、感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、少なくともポリアリレート樹脂と電荷輸送物質を含有し、該電荷輸送物質の密度汎関数計算B3LYP/6−31G(d,p)による構造最適化計算の結果得られた、HOMOのエネルギーレベルE_homoが、次式
E_homo>−4.67(eV)
を満たし、かつ上記B3LYP/6−31G(d,p)による構造最適化計算後に得られた安定構造における制限Hartree−Fock法計算(基底関数は6−31G(d,p))による分極率αの計算値αcalが、次式
αcal>70(Å3)
を満たす、電子写真感光体。 - 前記ポリアリレート樹脂が前記式[1]で表される繰り返し構造を有するポリアリレート樹脂である、請求項4に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、電荷発生層および電荷輸送層を備えて構成され、前記導電性支持体上に、該電荷発生層および該電荷輸送層がこの順で積層されてなる、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯電した電子写真感光体に対し像露光を行い静電潜像を形成する像露光手段、該静電潜像をトナーで現像する現像手段、該トナーを被転写体に転写する転写手段、該被転写体に転写された該トナーを定着させる定着手段、または、電子写真感光体に付着した該トナーを回収するクリーニング手段から選ばれる少なくとも一つと、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子写真感光体とを備えてなる電子写真カートリッジ。
- 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯電した該電子写真感光体に対し露光を行い静電潜像を形成する露光手段、該静電潜像をトナーで現像する現像手段、および、該トナーを被転写体に転写する転写手段を備えてなる画像形成装置。
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