JP2009173370A - シート搬送装置の駆動伝達機構及び原稿搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置の駆動伝達機構及び原稿搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する駆動ギアと被駆動ギアとの噛み合いを解除し得る解除機構を備えたシート搬送装置の駆動伝達機構、及び該駆動伝達機構を用いた原稿搬送装置を実現する。
【解決手段】上搬送ローラギア22aと、上搬送ローラギア22aに駆動源による第1駆動力を伝達する遊星ギア36とを備えている。上搬送ローラギア22aが駆動モータ以外の第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、第2駆動力による上搬送ローラギア22aの逆回転駆動によって、遊星ギア36と当接する位置に解除部材51を移動させて、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを阻止する解除機構50を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動ギアから被駆動ギアへ駆動力を伝達する駆動機構に関するものであり、より詳細には、原稿や記録紙等のシートを搬送するシート搬送装置の駆動伝達機構に関するものである。
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ、複合機等の画像形成装置、或いはスキャナ等においては、用紙或いは原稿等のシートを、対向して配された一対の搬送ローラ間に挟持し、搬送ローラを回転させることで搬送するようになっている。
このような搬送ローラは、搬送ローラギアに駆動ギアを介して駆動源からの駆動力が伝達されることで回転駆動され、搬送ローラ間に通されたシートを、一対の搬送ローラが対向し合う部位の移動方向へと搬送させる。
ところで、シートを搬送ローラの回転駆動にて搬送する構成においては、駆動ギアと搬送ローラギアとが常に噛み合ったままであると、シートが詰まったとき、ユーザがシートを取り除こうとしても、搬送ローラの逆方向への回転が駆動源にて阻止され、シートの取り除きが困難になるといった不具合がある。
特許文献1には、このような不具合を解決するものとして、駆動ギアと従動ギア(被駆動ギア)との間に配したアイドルギアを、駆動時のみ従動ギアに接触させて駆動ギアの駆動力を伝達し、非駆動時はアイドルギアを従動ギアから離間させる解除機構が2つ開示されている。
第1の解除機構では、アイドルギアが、駆動ギアの回転中心を中心として回動可能に支持されており、該アイドルギアが、駆動ギアが正回転されたとき、圧力角により生じる回動力によって従動ギアに噛み合い、駆動ギアが逆回転されたとき、圧力角により生じる回動力によって従動ギアとの噛み合いが解除されるようになっている。
また、第2の解除機構では、アイドルギアが、駆動ギアの回転中心を中心として回動可能に支持されると共に、該アイドルギアに従動ギアとの噛み合いが解除される方向の引っ張り力を付勢する弾性手段を設け、アイドルギアが、駆動ギアが正回転されたとき、圧力角により生じる回動力によって従動ギアに噛み合い、駆動ギアが停止されたとき、弾性手段の引っ張り力によって従動ギアとの噛み合いが解除されるようになっている。
アイドルギアと従動ギアとの噛み合わせが非駆動時に解除されることで、従動ギアに取り付けられた搬送ローラは逆方向にも回転可能となるので、シートの取り除きが可能となる。
特開平8−285034号公報(平成8年11月1日公開)
しかしながら、上記従来の駆動伝達機構に設けられた解除機構には、以下のような問題がある。
第1の解除機構では、駆動源の駆動力を伝達するアイドルギア(駆動ギア)と従動ギア(被駆動ギア)との噛み合いを解除させるにあたり、駆動源を逆回転させる必要がある。ところが、駆動源が他のユニットにも駆動力を伝達させていることも多々あり、他のユニットの関係で駆動源を逆回転できない場合がある。このような場合、第1の解除機構は採用できない。
一方、第2の解除機構では、駆動源を逆回転させる必要はないが、常に、弾性手段の引っ張り力に抗いながら従動ギアに駆動力を伝達する構成であるため、駆動源の駆動力が損なわれるという問題がある。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する駆動ギアと従動ギア(被駆動ギア)との噛み合いを解除し得る解除機構を備えたシート搬送装置の駆動伝達機構、及び該駆動伝達機構を用いた原稿搬送装置を提供することを目的としている。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構は、上記課題を解決するために、被駆動ギアと、被駆動ギアと噛み合って該被駆動ギアに駆動源による第1駆動力を伝達する遊星ギアとを備えたシート搬送装置の駆動伝達機構において、前記被駆動ギアが前記第1駆動力以外の駆動力である第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、前記第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止する解除機構を備えたことを特徴としている。
これによれば、解除機構は、被駆動ギアが駆動源より得る第1駆動力以外の第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって、前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させ、前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止するようになっている。
したがって、駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する遊星ギアと被駆動ギアとの噛み合いを解除することができる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構においては、さらに、前記解除部材が、前記被駆動ギアと同軸に設けられ、摩擦力にて前記被駆動ギアに連れ周りする構成とすることもできる。
これによれば、被駆動ギアと同軸に設けられ、摩擦力にて被駆動ギアに連れ周りする解除部材が、第2駆動力による被駆動ギアの逆回転駆動によって移動して遊星ギアを前記被駆動ギアより離間させて遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを解除する。
これにより、被駆動ギアが駆動源より得る第1駆動力以外の第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、第2駆動力による被駆動ギアの逆回転駆動によって前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止する解除機構を、容易に構成することができる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構においては、さらに、前記解除機構が、前記第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって移動して前記遊星ギアを前記被駆動ギアより離間させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを解除する解除部材を備え、該解除部材は、前記被駆動ギアの軸とは別の軸に支持され、摩擦力にて前記被駆動ギアに連れ周りする構成とすることもできる。
これによれば、被駆動ギアとは別の軸に設けられ、摩擦力にて被駆動ギアに連れ周りする解除部材が、第2駆動力による被駆動ギアの逆回転駆動によって移動して遊星ギアを前記被駆動ギアより離間させて遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを解除する。
これにより、被駆動ギアが駆動源より得る第1駆動力以外の第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、第2駆動力による被駆動ギアの逆回転駆動によって前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止する解除機構を、容易に構成することができる。
しかも、被駆動ギアとは別の軸に設けられているので、解除部材が被駆動ギアと同軸に配置される構成に比して部材配置の自由度が高く、例えば、後述する回転規制部を配置する場合は、その配置も容易になる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構においては、さらに、前記解除機構が、前記解除部材が連れ回りする範囲を規制する回転規制部を備える構成とすることが好ましい。
被駆動ギアに連れ回りする解除部材の場合、ジャム解除時のみ被駆動ギアに連れ回りする構成とすることが好ましい。しかしながら、ジャム解除時のみ連れ周りする構成とするには、ジャム解除時のみ解除部材を被駆動ギアに接触させるスプリング等を設ける必要があり、機構が複雑になる。
これに対し、上記のように、解除部材が連れ回りする範囲を規制する回転規制部を設けて解除部材の移動範囲を規制することで、スプリング等の複雑な機構を設けることなく、簡単に解除部材が被駆動ギアに常時連れ回ることによる不具合を回避できる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構においては、さらに、前記解除部材が、前記遊星ギアを回動可能に支持する支持軸の周縁部に当接して遊星ギアを離間させる構成とすることもできる。
これによれば、第1、第2の解除部材は、遊星ギアに直接接触することがないので、遊星ギアの接触による当接部分の磨耗を防止できる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構においては、さらに、前記被駆動ギアと噛み合うアイドルギアを備え、前記遊星ギアは、前記駆動源が第1方向に回転したときは前記被駆動ギアと噛み合い、前記駆動源が前記第1方向と反対の方向である第2方向に回転したときは前記アイドルギアと噛み合う構成と組み合わせることもできる。
本発明の原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、原稿を載置する原稿トレイと、前記原稿トレイ上の原稿を繰り出す繰出ローラと、繰り出された原稿を搬送する搬送ローラとを備えた原稿搬送装置であって、前記搬送ローラの駆動力伝達機構として、前記本発明のシート搬送装置の駆動力伝達機構を備えることを特徴としている。
これにより、駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する駆動ギアと従動ギア(被駆動ギア)との噛み合いを解除して、ジャムした原稿を簡単に取り除くことができる。
発明の原稿搬送装置においては、さらに、前記繰出ローラが、回動自在に支持されたアームの一端に設けられることで上下動自在に構成されると共に、前記アームの他端が原稿搬送路と接触することで上方向への移動が規制され、前記アームにおける原稿搬送路と接触する他端にローラが設けられている構成とすることもできる。
これによれば、繰出ローラを上下動させる回動自在のアームの原稿搬送路と接触する端部にローラが設けられているので、アームの端部が直接原稿と接触する構成よりも、原稿搬送を円滑にできる。また、紙詰まり処理時の原稿引き抜き時にも、原稿引抜き作業が円滑にできる。
本発明のシート搬送装置の駆動伝達機構は、以上のように、被駆動ギアと、被駆動ギアと噛み合って該被駆動ギアに駆動源による第1駆動力を伝達する遊星ギアとを備えたシート搬送装置の駆動伝達機構において、前記被駆動ギアが前記第1駆動力以外の駆動力である第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、前記第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止する解除機構を備えた構成である。
これにより、駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する遊星ギアと被駆動ギアとの噛み合いを解除することができるという効果を奏する。
本発明の原稿搬送装置は、以上のように、原稿を載置する原稿トレイと、前記原稿トレイ上の原稿を繰り出す繰出ローラと、繰り出された原稿を搬送する搬送ローラとを備えた原稿搬送装置であって、前記搬送ローラの駆動力伝達機構として、前記本発明のシート搬送装置の駆動力伝達機構を備えた構成である。
これにより、駆動源を逆回転させたり、駆動源の駆動力を損なったりすることなく、駆動源の駆動力を伝達する駆動ギアと従動ギア(被駆動ギア)との噛み合いを解除して、ジャムした原稿を簡単に取り除くことのできるという効果を奏する。
本発明の実施の形態について図1ないし図11に基づいて説明すると以下の通りである。
まず、図2を用いて、実施の一形態であるシート搬送装置の駆動伝達機構を備える原稿搬送装置100の構成について説明する。図2は、原稿搬送装置100の構成を示す縦断面図である。
原稿トレイ1は、原稿を載置するものである。載置された原稿のサイズは、原稿サイズ検出センサ20で検出され、載置された原稿の有無は、原稿有無検知センサ16で検出される。
載置された原稿の給紙は、ピックアーム(アーム)23の一端に設けられたピックローラ(繰出ローラ)15にて行われる。ピックローラ15は、図示しないソレノイドにより駆動され、原稿給紙時、載置された原稿の最上面に接触して、最上部の原稿を繰り出す。繰り出された原稿は、サバキローラ2と分離パッド3との間に搬送され、1番上のものだけが第1搬送路4へと送り出される。第1搬送路4へと送り出された原稿の端部は、搬送センサ5にて検出される。
ここで、ピックローラ15は、原稿を繰り出すとき以外、原稿の最上面から離間した上方位置で待機する。ピックローラ15が上方位置に移動したときのピックアーム23の回転は、ピックアーム23におけるピックローラ15が設けられていない方の端が、第1搬送路4の底板と当接することで規制されるようになっている。
また、本実施形態の原稿搬送装置100では、ピックアーム23のピックローラ15が設けられていない方の端には、ピックアームコロ(ローラ)23aが設けられている。給紙された原稿は、ピックアーム23のピックローラ15が設けられていない方の端と第1搬送路4の底板との間を通過するので、このようにピックアームコロ23aが設けられることで、原稿が円滑に進行するようになる。また、紙詰まり処理時の原稿引き抜き時にも、原稿引抜き作業が円滑にできる。
第1搬送路4に搬送された原稿は、上搬送ローラ22によりレジストローラ6へと搬送される。レジストローラ6では、原稿の先端が突き合わされて整合される。
レジストローラ6を通過した原稿は、読取ガイド8に沿って搬送され、読取ガラス7を通過する際に、画像情報が読み取られる。すなわち、光源ランプ9から照射された光が、読取ガラス7を透過して原稿に当たり、その反射光が、読取ガラス7を再び透過し、複数の折り返しミラー10…を経由してレンズ11で集光されてCCD12に入射し、画像データに変換される。
読取ガラス7を通過した原稿は、下搬送ローラ13にて、反転ローラ14へと搬送される。このとき、原稿は、自重にて図面上実線の状態にある切り換えゲート18を押し上げて通過する。通過した原稿は、片面読み取りの場合であれば、そのまま排紙トレイ17上に排紙される。このとき、排紙される原稿の端部は、排紙センサ19にて検出される。
一方、両面読み取りの場合は、反転ローラ14が逆回転して原稿をスイッチバックさせる。スイッチバックされた原稿は、切り換えゲート18により第2搬送路21へと搬送され、再度、第1搬送路4に入り、読取ガラス7に向けて搬送される。
なお、上記構成において、下搬送ローラ13、レジストローラ6、上搬送ローラ22、及び反転ローラ14は何れも、対向して配された一対のローラ間に原稿を挟持して搬送する構成である。
次に、図3を用いて、原稿搬送装置100における駆動伝達機構の構成について説明する。図3は、原稿搬送装置100の駆動伝達機構の構成を示すツリー図である。
原稿搬送装置100においては、共用の駆動モータ(駆動源)30の駆動力(第1駆動力)が、図示しない伝達機構を介してピックローラ15、サバキローラ2、下搬送ローラ13、レジストローラ6、上搬送ローラ22、及び反転ローラ14に伝達される。図3では、駆動力の伝達方向を矢印で示している。
上記駆動モータ30は、正逆回転可能なものであり、後述する主制御部41(図4参照)にて、正逆方向に回転制御される。駆動モータ30の駆動力は、反転ローラ14には電磁クラッチ29を介して伝達される。これにより、反転ローラ14は、駆動モータ30の回転方向に応じて正逆方向に回転する。
ピックローラ15、サバキローラ2、下搬送ローラ13、及びレジストローラ6には、駆動モータ30の駆動力は、1方向クラッチ31を介して伝達される。1方向クラッチ31は、駆動モータ30が正転方向に回転するときのみ、その駆動力を伝達するものである。これにより、ピックローラ15、サバキローラ2、下搬送ローラ13、及びレジストローラ6は、駆動モータ30が正転方向に回転するときのみ、その駆動力が伝達される。
また、上搬送ローラ22には、駆動モータ30の駆動力は、遊星ギア装置32を介して伝達される。遊星ギア装置32は、駆動モータ30が正逆いずれの方向に回転しても同じ方向(原稿搬送方向)に上搬送ローラ22を駆動するものである。遊星ギア装置32の機構については、後述する。
次に、図4を用いて、原稿搬送装置100の制御系について説明する。図4は、原稿搬送装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
主制御部(メインCPU)41は、原稿搬送装置100の制御中枢であり、操作パネル44より、原稿の読取が指示されると、上記した搬送センサ5、原稿有無検知センサ16、排紙センサ19、原稿サイズ検出センサ20の各検出出力に基づいて、上記したピックローラソレノイド42、駆動モータ30、原稿読取部43、CCD12、電磁クラッチ29を制御して、後述する図5に示すフローを実行するものである。
ピックローラソレノイド42は、ピックアーム23を回動させて、ピックローラ15を原稿に対して離接させるものである。原稿読取部43は、図2に示した光源ランプ9、複数の折り返しミラー10…、レンズ11等を具備しており、原稿の画像情報を読み取り、CCD12に原稿の画像データを取得するものである。
駆動モータ30は、上述したように、ピックローラ15、サバキローラ2、レジストローラ6、反転ローラ14、上搬送ローラ22、及び下搬送ローラ13を駆動するものである。電磁クラッチ29は、駆動モータ30の駆動力の反転ローラ14への伝達をオン・オフする。
次に、図5に基づいて、原稿搬送装置100における、原稿の両面を読み取る時の制御について説明する。図5は、原稿搬送装置100における、両面原稿読取時の制御手順を示すフローチャートである。
操作パネル44における読取スタートボタンによる読み取り指示がされると(S1のY)、原稿有無検知センサ16で原稿の有無を検知する(S2)。ここで、原稿が無ければ(S2のN)、エラー表示をして(S26)、再度待機状態に戻る。
一方、原稿が有れば(S2のY)、原稿サイズ検出センサ20により原稿サイズを検出し(S3)、駆動モータ30の正回転(原稿搬送方向、第1方向)を開始する(S4)。駆動モータ30が正回転している間、図2において、反転ローラ14は時計方向に回転し、上搬送ローラ22,レジストローラ6,下搬送ローラ13は時計方向に回転し、ピックローラ15、サバキローラ2は反時計方向に回転する。
次いで、ピックローラソレノイド42を駆動してピックローラ15を原稿上部に1sec接触させて原稿を繰り出し(S5)、搬送センサ5で原稿の先端の到着(原稿無し→原稿有りの変化)を検知する(S6)。
原稿の先端の到着を検知すると(S6のY)、搬送センサ5にて原稿の先端の到着を検知後、所定時間T1aが経過するまで待機する(S7)。所定時間T1aは、原稿が上搬送ローラ22にて搬送センサ5からレジストローラ6の圧接位置直前までの距離を搬送されるのに要する時間であり、搬送センサ5からレジストローラの圧接位置直前までの距離÷搬送速度Vにより算出される。所定時間T1a経過の時点では、レジストローラ6に原稿は挟持されていない状態となっている。
所定時間T1aが経過すると(S7のY)、駆動モータ30を逆回転させる(S8)。駆動モータ30を逆回転させることで、1方向クラッチを介して駆動モータ30と接続されている、ピックローラ15、サバキローラ2、下搬送ローラ13、及びレジストローラ6が停止する。なお、サバキローラ2は、原稿による連れ回り状態となる。一方、遊星ギア装置32が後述のように移動することで、上搬送ローラ22は、駆動モータ30を逆回転されても、時計方向(原稿搬送方向)に回転し続け、上搬送ローラ22の駆動力によって原稿搬送は継続される。
駆動モータ30を逆回転させた後、所定時間T3待機して(S9)、停止したレジストローラ6に原稿が押し当て、原稿先端に撓みを形成して原稿先端を整合させる。所定時間T3が経過すると(S9のY)、駆動モータ30を正回転させて(S10)、レジストローラ6の駆動を再開する。
続いて、さらに、所定時間T1bが経過するまで待機する(S11)。所定時間T1bは、原稿がレジストローラ6から原稿読取部43の読取領域までの距離を搬送されるのに要する時間であり、レジストローラ6から読取領域までの距離÷搬送速度Vにより算出される。
所定時間T1bが経過すると(S11のY)、原稿の表(おもて)面の読み取りを開始するよう原稿読取部43に指示する(S12)。これにより、原稿読取部43は、指示に基づいて原稿サイズ分のデータの読み取りを実行する。
その後、オモテ面読取スタートから所定時間T4が経過したタイミングで(S13のY)、電磁クラッチ29をオンする(S14)。所定時間T4は、読取位置から下搬送ローラ13までの距離÷搬送速度Vにより算出される。したがって、原稿先端が下搬送ローラ13に到達した時点で反転ローラ14の回転を開始することができる。
そして、さらにオモテ面読取スタートから所定時間T2が経過するまで待機し(S15)、所定時間T2が経過すると、駆動モータ30を逆回転させる(S16)。上記所定時間T2は、(読取位置から反転ローラ14までの距離L2+原稿サイズ−α)÷搬送速度Vにより算出される。ここでの原稿サイズとは、原稿の搬送方向長さである。また、αは、反転ローラ14で原稿後端部分を挟持した際の反転ローラ圧接位置から原稿後端までの距離に相当する。読取位置から反転ローラ14までの距離L2+原稿サイズだけ搬送すると原稿が排紙トレイ17に排出されてしまうので、原稿が排出されてしまわないように、長さα(10mm程度)を減じている。
駆動モータ30を逆回転させた後、再度、搬送センサ5で原稿先端が検知されると(S17)、前記と同様、所定時間T1aが経過するまで待機する(S18)。
所定時間T1aが経過すると、所定時間T3待機して(S19)、停止したレジストローラ6に原稿を押し当て原稿先端に撓みを形成して原稿先端を整合させる。そして、電磁クラッチ29をオフする(S20)。最大原稿長さの原稿の先端が上搬送ローラ22に到達したときに当該原稿の後端が反転ローラ14を通過するように搬送路の長さが設定してある。したがって、原稿後端が反転ローラ14を通過した時点で反転ローラ14の逆回転のための駆動モータ30の逆回転を、正回転に切り換えることができる。
その後、駆動モータ30を正回転に切り換える(S21)、前記と同様に、さらに所定時間T1bが経過するまで待機する(S22)。そして、さらに所定時間T1bが経過すると、原稿先端が読取領域に達しているので、原稿の裏面の読み取りを開始するよう原稿読取部43に指示する(S23)。
このように、S16以降の駆動モータ30が逆方向に回転している間、反転ローラ14は反時計方向に回転しており、上搬送ローラ22は時計方向に回転する。レジストローラ6、下搬送ローラ13は、駆動モータ30が逆回転している間は、1方向クラッチ31により駆動力が伝達されず停止している。そして、原稿がレジストローラ6に到達したときに、駆動モータ30が再び正回転することにより原稿を再度、原稿読取部43の読取領域に搬送し、原稿読取部43が指示に基づいて原稿サイズ分のデータの読み取りを実行する。以降、S24〜S28までの処理は、S13〜S17と同一である。
次に、所定時間T1a+が経過するまで待機する(S29)。所定時間T1a+は、原稿が上搬送ローラ22にて搬送センサ5からレジストローラ6の圧接位置までの距離を搬送されるのに要する時間であり、搬送センサ5からレジストローラ圧接位置までの距離÷搬送速度Vにより算出される。所定時間T1a+経過の時点で、レジストローラ6に原稿先端が到達している状態となる。原稿先端がレジストローラ6に挟持されているので、電磁クラッチ29をオフにして(S30)駆動モータ30を正回転に切り換える(S31)。
その後、排紙センサ19にて原稿後端を検知(原稿有り→原稿無しの変化を検知)すると(S32)、原稿が排出されたと判断して、次の原稿の搬送制御に移行して、S2と同様に、原稿有無検知センサ16で原稿の有無を検知する(S33)。ここで、原稿有無検知センサ16で原稿有りを検知したら(S33のY)、再度S5に戻り処理を継続する。原稿が無ければ(S33のN)、処理を終了する。
なお、以上は両面読取時の制御である。片面読取時の制御は、S12の次にS32に移行するよう制御する。
次に、図6(a)(b)、及び図7を用いて、遊星ギア装置32と、該遊星ギア装置32を用いて駆動モータ30の回転方向に関わりなく上搬送ローラ22を常に同方向へ回転させる機構について説明する。図6(a)は、駆動モータ30が正回転している通常搬送時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態を示す説明図であり、図6(b)は、駆動モータ30が逆回転している反転搬送時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態を示す説明図である。また、図7は、遊星ギア装置32の側面図である。
遊星ギア装置32は、遊星ギア第1駆動ギア33、遊星ギア第2駆動ギア34、遊星ギアアーム35、遊星ギア36、及びスプリング38を備えている。
遊星ギア第1駆動ギア33には、図示しない伝達機構により駆動モータ30の駆動力が伝達されている。遊星ギア第1駆動ギア33には、遊星ギア第2駆動ギア34が同軸形成されており、遊星ギア第1駆動ギア33と遊星ギア第2駆動ギア34とは、一体的に駆動される。
遊星ギア36は、遊星ギア第2駆動ギア34の外周に配されており、遊星ギアアーム35の一端に回転自在に支持されている。遊星ギアアーム35の他端は、遊星ギア第2駆動ギア34の支軸39に回動自在に支持されると共に、スプリング38により遊星ギア第2駆動ギア34に圧接されている。これにより、遊星ギアアーム35は、遊星ギア第2駆動ギア34の回転に連れ回りし、遊星ギア36も遊星ギア第2駆動ギア34と噛み合った状態で、遊星ギア第2駆動ギア34の回転と共に移動する。
遊星ギア36は、遊星ギア第2駆動ギア34の回転方向に応じて、上搬送ローラ22の駆動ギアである上搬送ローラギア22a、或いは上搬送ローラギア22aと噛み合うアイドルギア37と噛み合い、遊星ギア第1駆動ギア33に伝達された駆動力を、上搬送ローラギア22a、或いはアイドルギア37に伝達する。
図6(a)に示すように、通常搬送時(駆動モータ30正回転時)、遊星ギア第1駆動ギア33及び遊星ギア第2駆動ギア34は、図において反時計方向に回転する。遊星ギア第2駆動ギア34の外周と共に遊星ギア36も反時計方向に移動してアイドルギア37に当接して噛み合う。遊星ギア36がアイドルギア37に当接することで、遊星ギア36は、時計方向に回転して、アイドルギア37を反時計方向に回転させる。アイドルギア37が反時計方向に回転されることで、これに噛み合う上搬送ローラギア22aは時計方向に回転し、上搬送ローラ22が時計方向に回転する。
一方、反転搬送時(駆動モータ30逆回転時)は、図6(b)に示すように、遊星ギア第1駆動ギア33及び遊星ギア第2駆動ギア34は、図において時計方向に回転する。遊星ギア第2駆動ギア34の外周と共に遊星ギア36も時計方向に移動して上搬送ローラギア22aに当接して噛み合う。遊星ギア36が上搬送ローラギア22aに当接することで、遊星ギア36は、反時計方向に回転して、上搬送ローラギア22aを時計方向に回転させ、上搬送ローラ22が時計方向に回転する。
このようにして、遊星ギア装置32により、駆動モータ30が正回転であっても逆回転であっても上搬送ローラ22を一定の方向(時計回り)に回転させることが可能となる。
次に、図8を用いて、原稿搬送装置100において、原稿ジャムが発生し、ジャムした原稿を引き抜く時の状態について説明する。図8は、原稿搬送装置100における原稿を引き抜く力が、駆動伝達機構に伝わる経路を示すツリー図である。図8では、人力による駆動力が伝達される方向を矢印で示している。
原稿ジャムが発生すると、ユーザは、原稿搬送装置100の外装カバーを開く。そして、ユーザは、原稿トレイ1上に残っているジャムした原稿の後端を引き抜こうとする。原稿引き抜きにより、上搬送ローラ22には、反時計方向(原稿搬送方向とは逆方向)に回転する駆動力が人力により与えられる。
レジストローラ6、下搬送ローラ13にも、原稿を引き抜く人力により、反時計方向(原稿搬送方向とは逆方向)に回転する駆動力が与えられる。これにより、反転ローラ14は、駆動モータ30を逆方向に回転させる。レジストローラ6、下搬送ローラ13も、1方向クラッチ31を介して駆動モータ30を逆方向に回転させる。
駆動モータ30が逆方向に回転されると、図6(b)に示した反転搬送時と同様の状態となる。つまり、遊星ギア第1駆動ギア33が時計方向に回転するため、遊星ギア36も、遊星ギア第2駆動ギア34の時計方向の回転に伴い時計方向に移動して上搬送ローラギア22aに当接し、上搬送ローラ22を時計方向に回転させようとする。
したがって、ユーザが、原稿を引き抜きにて上搬送ローラ22を反時計方向に回転させてとしても、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aが当接すると、上搬送ローラ22を時計方向に回転させようとする遊星ギアの時計方向の回転に阻まれ、原稿を引き抜けない状態が生じる。
本実施形態の原稿搬送装置100では、このような原稿が引き抜けないといった問題に対処する構成として、ジャムした原稿の引き抜き時に、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを解除させる解除機構50が設けられている。
図1(a)〜図1(c)を用いて、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを解除させる解除機構50について説明する。図1(a)は、駆動モータ30が正回転している通常搬送時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態並びに解除機構50の状態を示す説明図であり、図1(b)は、駆動モータ30が逆回転している反転搬送時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態並びに解除機構50の状態を示す説明図である。そして、図1(c)は、ジャム解除時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態並びに解除機構50の状態を示す説明図である。
解除機構50は、上搬送ローラギア(被駆動ギア)22aが、駆動モータ30の駆動力(第1駆動力)以外の駆動力である、第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、前記第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって、前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止するものである。
ここで、上記第2駆動力は、例えば、搬送ローラに挟持された原稿を、原稿搬送向とは逆方向に引き抜こうとする人力である。これによれば、原稿を取り除くために与えられる人力にて上搬送ローラギア22aが逆回転駆動されることを利用して、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを解除させる。
詳細には、本実施の形態における上記解除機構50は、原稿を引き抜こうとする人力によって遊星ギア36と上搬送ローラギア22aが噛み合う前に上搬送ローラギア22aが逆回転駆動されることで移動して遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを解除する解除部材(第1解除部材)51を備えている。
解除部材51は、上搬送ローラギア22aと同軸に設けられ、摩擦力にて上搬送ローラギア22aの回転に連れ周りする構成であり、3つの突起51a〜51cを有している。このうち、突起51aは、上搬送ローラギア22aの外周よりも先端部が突出しており、先端部を遊星ギア36に当接させて遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとを離間させるものである。残り2つの突起51b、51cは、規制部材52と係合することで、解除部材50が上搬送ローラギア22aに連れ周りする範囲を規制するものである。残り2つの突起51b、51cと、規制部材52とで、回転規制部が構成されている。
図1(a)、図1(b)に示すように、通常搬送時(駆動モータ30正回転時)も、反転搬送時(駆動モータ30逆回転時)も、上搬送ローラギア22aは、時計方向に回転されるため、上搬送ローラギア22aに連れ回りする解除部材51も時計方向に回転する。解除部材51の時計方向への回転は、規制部材52が突起51bに当接することで規制される。
この状態では、解除部材50の突起51aは、遊星ギア36と接触しないため、遊星ギア36はアイドルギア37或いは上搬送ローラギア22aに駆動力を伝達できる。
そして、図1(c)に示すように、ジャム解除時は、原稿搬送方向とは反時計方向に引っ張られる原稿に、上搬送ローラ22が連れ回りして上搬送ローラギア22aが反時計方向に回転する。この上搬送ローラギア22aの回転に解除部材51も連れ回りして反時計方向に回転し、突起51aの先端部が、遊星ギア36と当接する位置に移動する。一方、遊星ギア36は、遊星ギア第2駆動ギア34の時計方向への回転に伴い、アイドルギア37より離れ、遊星ギア第2駆動ギア34の外周と共に時計方向に移動し、上搬送ローラギア22aに当接して噛み合おうとするが、上搬送ローラギア22aに当接するよちも前に上搬送ローラギア22aに当接し、上搬送ローラギア22aとの噛み合いが阻止される。
これにより、上搬送ローラギア22aの反時計方向への回転が、遊星ギア36にて阻まれることが無く、ジャムした原稿の引き抜きを容易に行うことが可能となる。
なお、遊星ギア36との当接位置へと移動した後の解除部材51のさらなる回転は、規制部材52が突起51cに当接することで規制される。
以上のように、本実施形態の原稿搬送装置100においては、解除機構50が、搬送ローラに挟持された原稿を、原稿搬送向とは逆方向に引き抜こうとする人力にて、上搬送ローラギア22aが逆回転駆動されることを利用して、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとが噛み合うよりも前に解除部材51を移動させ、遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを阻止するものである。
これにより、駆動モータ30を逆回転させたり、駆動モータ30の駆動力を損なったりすることなく、駆動モータ30の駆動力が伝達される遊星ギア第1駆動ギア33、厳密には遊星ギア第2駆動ギア34と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを解除することができる。
また、このように上搬送ローラギア22aに連れ回りする解除部材50の場合、ジャム解除時のみ解除部材50を上搬送ローラギア22aに接触させて連れ回りする構成とすることが好ましいが、ジャム解除時のみ連れ周りする構成とするには、解除部材50をジャム解除時のみ上搬送ローラギア22aに接触させるスプリング等を設ける必要があり、機構が複雑になる。
これに対し、上記のように、解除部材50が連れ回りする範囲を規制する、規制部材52を含む回転規制部を設けて解除部材50の移動範囲を規制することで、スプリング等の複雑な機構を設けることなく、簡単に解除部材が被駆動ギアに常時連れ回ることによる不具合を回避できる。
なお、解除部材の構成は、図1(a)〜図1(c)に例示した解除部材50の構成に限らず、例えば、図9(a)、図9(b)に示すような形状の解除部材53,54であってもよい。要は、上搬送ローラギア22aの外周より突出した当接部53a、54aを有し、規制部材52と係合し、解除部材53,54の回転を規制するための係合部53b、54bを有しておればよい。図9(a)、図9(b)は、解除部材の別の形状を示す説明図である。
また、解除部材51において、突起51aにおける先端部は、遊星ギア36に当接して遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを阻止する構成としたが、解除部材51が、遊星ギア36を回動可能に支持する支持軸の周縁部に当接して遊星ギア36と上搬送ローラギア22aとの噛み合いを阻止する構成とすることもできる。
これによれば、解除部材51が遊星ギア36に直接接触することがないので、遊星ギア36の接触にて、突起51aの先端部分が磨耗されることを、効果的に防止することができる。
さらに、ここでは、解除部材51が上搬送ローラギア22aと同軸に設けられた構成を例示したが、例えば、図10(a)、図10(b)に示す解除機構55のような構成とすることもできる。
図10(a)は、駆動モータ30が正回転している通常搬送時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態並びに解除機構55の状態を示す説明図であり、図10(b)は、ジャム解除時の遊星ギア装置32及び上搬送ローラギア22aの駆動状態並びに解除機構55の状態を示す説明図である。なお、説明の便宜上、実施の形態1で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
上記解除機構55では、上搬送ローラギア22aの軸22bと接触する(上搬送ローラギア22aに接触する構成でもよい)別の回転部材56の軸に、前記した解除部材51(或いは53,54を)が連れ回り可能に取り付けられている。
これによれば、解除部材51(或いは53,54を)が、上搬送ローラギア22aとは別の軸に設けられているので、解除部材51(或いは53,54を)が上搬送ローラギア22aと同軸に配置される構成に比して部材配置の自由度が高くなる。例えば、回転規制部を構成する規制部材52の配置スぺースを、上搬送ローラギア22aの周囲に確保できない場合であっても、当該構成を採用することで、問題なく回転規制部を設けることができる。
また、図10(a)、図10(b)に示す解除機構55においては、上述した、解除部材51における突起51aの先端部を、遊星ギア36を回動可能に支持する支持軸の周縁部に当接させて、遊星ギア36を離間させる構成を採用している。
さらに、図11(a)〜図11(c)に、遊星ギア装置23に換えて使用できる別の遊星ギア装置28を示す。図11(a)〜図11(c)は、遊星ギア装置28の側面図である。なお、説明の便宜上、実施の形態1で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
遊星ギア装置28は、遊星ギア装置32と同様に、遊星ギア第1駆動ギア33、遊星ギア第2駆動ギア34、遊星ギアアーム35、遊星ギア36を備えている。図11(a)に示すように、遊星ギア装置28の場合、支軸39には留めリブ27が設けられており、遊星ギアアーム35の軸方向へのずれが阻止されるようになっている。また、図11(b)に示すように、遊星ギアアーム35には、遊星ギア36の貫通孔36aを貫通して遊星ギア36を遊嵌する遊星ギア自転軸26が設けられている。遊星ギア36は、図11(c)に示すように、遊星ギア自転軸26の先端に設けられた当接片60にその一方の面36bが接触するように、スプリング38にて押圧されている(図11(C)参照)。
以上の構成により、遊星ギア装置32と同様に、遊星ギア36は、公転時に、遊星ギア第2駆動ギア34の駆動力により空回りすることなく、遊星ギア第2駆動ギア34の回転方向と同一方向に公転(外周を移動)することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施の一形態を示すものであり、(a)は、原稿搬送装置に備えられた駆動モータが正回転している通常搬送時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態並びに解除機構の状態を示す説明図、(b)は、駆動モータが逆回転している反転搬送時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態並びに解除機構の状態を示す説明図、(c)は、ジャム解除時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態並びに解除機構の状態を示す説明図である。 上記原稿搬送装置の構成を示す縦断面図である。 上記原稿搬送装置の駆動伝達機構の構成を示すツリー図である。 上記原稿搬送装置の制御系の構成を示すブロック図である。 上記原稿搬送装置における、両面原稿読取時の制御手順を示すフローチャートである。 (a)は、上記原稿搬送装置に備えられた駆動モータが正回転している通常搬送時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態を示す説明図、(b)は、駆動モータが逆回転している反転搬送時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態を示す説明図である。 上記原稿搬送装置に備えられた上記遊星ギア装置の側面図である。 上記原稿搬送装置における原稿を引き抜く力が、駆動伝達機構に伝わる経路を示すツリー図である。 (a)(b)は共に、上記原稿搬送装置の解除機構に備えられる解除部材の別の形状を示す説明図である。 本発明の実施のその他の形態を示すものであり、(a)は、原稿搬送装置に備えられた駆動モータが正回転している通常搬送時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態並びに解除機構の状態を示す説明図であり、(b)は、ジャム解除時の遊星ギア装置及び上搬送ローラギアの駆動状態並びに解除機構の状態を示す説明図である。 上記原稿搬送装置に備えることのできる、遊星ギア装置の別の構成例を示すもので、(a)〜(c)共に遊星ギア装置の側面図である。
符号の説明
22a 上搬送ローラギア(被従動ギア)
23 ピックアーム(アーム)
23a ピックアームコロ(ローラ)
28 遊星ギア装置
32 遊星ギア装置
36 遊星ギア
37 アイドルギア
50 解除機構
51 解除部材
52 規制部材
53 解除部材
54 解除部材
55 解除機構。

Claims (8)

  1. 被駆動ギアと、被駆動ギアと噛み合って該被駆動ギアに駆動源による第1駆動力を伝達する遊星ギアとを備えたシート搬送装置の駆動伝達機構において、
    前記被駆動ギアが前記第1駆動力以外の駆動力である第2駆動力にて逆回転駆動させられたときに、前記第2駆動力による前記被駆動ギアの逆回転駆動によって前記遊星ギアと前記被駆動ギアとが噛み合うよりも前に解除部材を移動させて前記遊星ギアと前記被駆動ギアとの噛み合いを阻止する解除機構を備えたことを特徴とする駆動伝達機構。
  2. 前記解除部材は、前記被駆動ギアと同軸に設けられ、摩擦力にて前記被駆動ギアに連れ周りすることを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達機構。
  3. 前記解除部材は、前記被駆動ギアの軸とは別の軸に支持され、摩擦力にて前記被駆動ギアに連れ周りすることを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達機構。
  4. 前記解除機構は、前記解除部材が連れ回りする範囲を規制する回転規制部を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の駆動力伝達機構。
  5. 前記解除部材は、前記遊星ギアを回動可能に支持する支持軸の周縁部に当接して遊星ギアを離間させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の駆動力伝達機構。
  6. 前記被駆動ギアと噛み合うアイドルギアを備え、
    前記遊星ギアは、前記駆動源が第1方向に回転したときは前記被駆動ギアと噛み合い、前記駆動源が前記第1方向と反対の方向である第2方向に回転したときは前記アイドルギアと噛み合うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の駆動力伝達機構。
  7. 原稿を載置する原稿トレイと、
    前記原稿トレイ上の原稿を繰り出す繰出ローラと、
    繰り出された原稿を搬送する搬送ローラとを備えた原稿搬送装置であって、
    前記搬送ローラの駆動力伝達機構として、請求項1〜6の何れか1項に記載の駆動力伝達機構を備えることを特徴とする原稿搬送装置。
  8. 前記繰出ローラは、回動自在に支持されたアームの一端に設けられることで上下動自在に構成されると共に、前記アームの他端が原稿搬送路と接触することで上方向への移動が規制され、前記アームにおける原稿搬送路と接触する他端にローラが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の原稿搬送装置。
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