JP2009173336A - テープ結束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気吸引を用いたテープの搬送によりテープのループを形成する場合において、ループを良好に形成することができる小型のテープ結束装置を提供する。
【解決手段】テープTの端部に被結束物巻回用のループを形成するためのループ形成機構として、搬送方向L1に並ぶように多角形状に配置された複数のベルト搬送機構12,13を含む。各ベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19は、互いの間に空気吸引用の隙間を設けて配置されている。隙間を通した空気吸引によりテープTを搬送ベルト19に吸着して搬送する。
【選択図】図7

Description

本発明は、テープを用いて被結束物を結束するテープ結束装置に関する。
近年、搬送ベルトに形成された多孔を介して空気吸引することにより、テープを搬送ベルトに吸着して搬送し、テープによる矩形状のループを形成するテープ結束装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許第3585926号公報
しかしながら、特許文献1では、唯一のベルトが多数のプーリに巻き掛けられて多数回、方向転換されている。このため、その唯一のベルトは、何度もプーリで屈曲された非常に長い経路の全体を循環することになる。したがって、その唯一のベルトは、部分的に張力が過大になり易い。その結果、ベルトを駆動するための電動モータとしては非常に大きなトルクが要求されるので、大型の電動モータを使用する必要があり、ひいては、結束装置が大型化する。
また、上記の矩形のコーナ部においては、テープの搬送方向を直角に転換する必要があるが、唯一のベルトを用いている特許文献1では、上記の矩形のコーナ部において、方向転換用の湾曲状の案内板を設けている。
しかしながら、唯一のベルトを用いている特許文献1では、ベルトがプーリの外側に巻き回されているため、方向転換させるための固定案内板の長さが長くなる。この長い固定案内板に対してテープの端部が摺動するため、摺動抵抗を受けたテープの端部の搬送が妨げられ易い。
特に、被結束物が例えば豆腐その他の水分を含んだものである場合、テープに付着した水分によって、テープが上記の長い固定案内板に吸着してしまうおそれがある。また、薄いフィルム状のテープの場合、上記の長い固定案内板に静電吸着するおそれがある。これらの場合、テープによるループを良好に形成できない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、空気吸引を用いたテープの搬送によりテープのループを形成する場合において、ループを良好に形成することができる小型のテープ結束装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、テープの端部に被結束物巻回用のループを形成するためのループ形成機構を備え、上記ループ形成機構は、搬送方向に並ぶように多角形状に配置され、空気吸引によってテープを吸着して搬送する複数のベルト搬送機構を含み、各ベルト搬送機構は、上記搬送方向とは平行に延び且つ上記搬送方向とは直交する方向に空気吸引用の隙間を設けて並ぶ複数の無端状の搬送ベルトを有していることを特徴とするものである。
唯一の長尺のベルトを多数のプーリを介して何度も屈曲させる従来の場合には、長尺のベルトにおいて部分的に張力が過大になっていた。これに対して、本発明では、多角形状に配置された複数のベルト搬送機構を用いるので、従来と比較して、ベルトの屈曲回数を格段に低減することができ、その結果、ベルトの張力を格段に低減することができる。したがって、ベルト搬送機構の駆動のための電動モータとして、小型の電動モータを用いることが可能となり、ひいては、テープ結束装置を小型にすることができる。
また、上記複数のベルト搬送機構は、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構を含み、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の搬送ベルトが、共通のプーリに巻き掛けられている場合がある(請求項2)。この場合、互いに隣接するベルト搬送機構の互いの搬送ベルトのテープ搬送面間の距離を近づけることができる。プーリ付近でのテープの方向転換を良好に行うことができる。
また、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の一方から他方へのテープの方向転換を促す案内部材を備えている場合がある(請求項3)。この場合、案内部材によって、互いに隣接するベルト搬送機構の一方から他方へ良好にテープを方向転換させることができる。
また、上記案内部材は、上記プーリの同軸上に同行回転可能に設けられ、上記プーリよりも大径をなす環状部材を含み、上記環状部材の外周によって、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の一方から他方へのテープの方向転換を促すようにしてある場合がある(請求項4)。
この場合、互いに隣接するベルト搬送機構の搬送ベルトが共通に巻かれたプーリの同軸上に配置された環状部材が、プーリと同行回転する。したがって、環状部材がテープを方向転換させるときに、環状部材の外周とテープとの相対速度が小さい。その結果、環状部材がテープに対してテープ搬送を妨げるような摺動抵抗を与えることがない。
また、例えば豆腐その他の水分を含んだ被結束物を結束するときにテープに付着した水分によって、テープが環状部材の外周に吸着したとしても、環状部材がプーリと同行回転しているので、テープを次のベルト搬送機構側へ良好に搬送することができる。
したがって、搬送ベルトにテープを吸引搬送して多角形状のループを形成する場合において、テープによるループを良好に形成することができる。ひいては、豆腐その他の水分を含んだ被結束物の結束や、静電吸着し易いテープを用いた結束を良好に行うことができる。また、プーリに環状部材を配設するだけでよく、構造が簡単である。
また、上記環状部材は環状板を含む場合がある(請求項5)。環状板であれば、外周の面積が狭いので、環状板の外周へのテープの吸着を抑制することができ、テープを一方のベルト搬送機構から他方のベルト搬送機構に良好に受け渡すことができる。
また、上記環状部材は環状の弾性部材を含む場合がある(請求項6)。弾性部材であればプーリに容易に装着することがができる。また、弾性部材としてコストの安い汎用のOリングを用いることも可能となる。
また、上記ループ形成機構は、上記隙間に連通する負圧溝を形成する負圧溝形成枠を含み、上記案内部材は、負圧溝形成枠に固定され上記共通のプーリの外周に対向する本体と、上記本体から上記隙間内へ延びる案内片とを含み、上記案内片は、上記搬送方向に対して傾斜しテープの搬送方向の端部に当接可能な傾斜状案内面を有している場合がある(請求項7)。この場合、案内部材として、固定型を用いるものの、案内片が搬送ベルト間の隙間内に傾斜状に入り込んでいるので、搬送ベルトによって搬送されるテープの端部が、案内片の端面に衝突することがない。すなわち、テープの端部が、案内片の傾斜状案内面によって搬送ベルトからスムーズに引き剥がされ、次のベルト搬送機構に良好に受け渡される。
また、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構のそれぞれの搬送ベルトが、上記搬送方向とは直交するテープの幅方向の中心位置に対して対称に配置されている場合がある(請求項8)。この場合、テープを搬送ベルトに偏りなく吸着でき、良好に搬送することができる。
また、各ベルト搬送機構の各搬送ベルトは、歯付きプーリに巻き掛けられた歯付きベルトからなる場合がある(請求項9)。この場合、歯付きベルトからなる搬送ベルトは、歯付きプーリに対して、ずれを生ずることがないので、搬送ベルトに過大な張力が負荷されることがない。したがって、ベルト搬送機構の駆動のためのモータとして、小型のモータを用いることが可能となり、ひいては、テープ結束装置を小型にすることができる。
また、各ベルト搬送機構の各搬送ベルトは、上記隙間に連通する多数の溝が形成されたテープ搬送面を有している場合がある(請求項10)。この場合、搬送ベルトの搬送面の多数の溝を通しても空気吸引が可能となり、搬送ベルトによる搬送能力をより向上することができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態としてのテープ結束装置1の模式的正面図であり、図2は テープ結束装置1の概略斜視図である。図1を参照して、テープ結束装置1は、装置本体2と、装置本体2の高さ方向の中央部に設けられ、被結束物Aを載置するためのテーブル3とを備えている。図2に示すように、テーブル3には、被結束物結束用のテープTがテーブル3の上下に通過するテープ通過溝4が形成されている。テーブル3は、テープ通過溝4を前後に挟む前部3aおよび後部3bを有している。また、テーブル3から下方に延びる周壁部3cが設けられている。
図1に示すように、装置本体2において、テーブル3の上方には、テープTの端部にループを形成するためのループ形成空間5が設けられている。そのループ形成空間5においてループを形成するためのループ形成機構6は、四角環状に配置された負圧溝形成枠7と、第1〜第4の4つのベルト搬送機構11〜14と、これらのベルト搬送機構11〜14の各搬送ベルトにテープ4を吸着して搬送するために、負圧溝形成枠7を介してテープ4を空気吸引する空気吸引ポンプ8とを備えている。
具体的には、負圧溝形成枠7は、図1および図2に示すように、下枠21、縦枠22、上枠23および縦枠24を有している。下枠21、縦枠22、上枠23および縦枠24が、この順で四角環状に並べられている。下枠21が一対の縦枠22,24の下端間を接続しており、上枠23が一対の縦枠22,24の上端間を接続している。
一対の縦枠22,24および上枠23が、テーブル3の上方に配置されており、下枠21は、テーブル3の下方に配置されている。図1および図3に示すように、第1のベルト搬送機構11が下枠21内に収容され、第2のベルト搬送機構12が右側の縦枠22内に収容され、第3のベルト搬送機構13が上枠23内に収容され、第4のベルト搬送機構14が左側の縦枠24内に収容されている。
図3を参照して、各ベルト搬送機構11〜14は、複数の併設された搬送ベルト19を含んでいる。第1のベルト搬送機構11の搬送ベルト19は、第1のプーリ41および第2のプーリ42間に巻き回されている。第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19は、第2のプーリ42および第3のプーリ43間に巻き回されている。第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19は、第3のプーリ43および第4のプーリ44間に巻き回されている。第4のベルト搬送機構14の搬送ベルト19は、第4のプーリ44および第5のプーリ45間に巻き回されている。
このように、隣接する第1および第2のベルト搬送機構11,12の搬送ベルト19が、共通の第2のプーリ42に巻き掛けられている。また、隣接する第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が、共通の第3のプーリ43に巻き掛けられている。また、隣接する第3および第4のベルト搬送機構13,14の搬送ベルト19が、共通の第4のプーリ44に巻き掛けられている。第1、第2、第3および第4のベルト搬送機構11〜14は、図3において、反時計回りとなる搬送方向L1に沿って並ぶように矩形状に配置されている。
図1および図2を参照して、テープ結束装置1は、ループ形成機構6にテープTを供給するための供給機構9を備えている。その供給機構9は、装置本体2によって回転可能に支持されたテープロール10を備えている。
また、図1および図3を参照して、供給機構9は、テープロール10から繰り出されるテープTをループ形成機構6へ供給するために互いの間にテープTを挟持して搬送する、正逆回転可能な搬送ローラ31および搬送ベルト32を備えている。
また、図1および図2を参照して、供給機構9は、テープロール10と搬送ベルト32との間に介在し、所定長さのテープTをプールしておくことができるアキュームレータ機構33を備えている。
アキュームレータ機構33は、複数のローラ34〜37を有しており、上方のローラ34、35は位置が固定されているのに対して、下方のローラ36、37は、昇降可能に装置本体2によって支持されている。具体的には、各ローラ36,37の支軸が、装置本体2に形成された案内溝38によって上下に移動可能に支持されている。また、各ローラ36,37は、例えば重り或いはばね等の付勢部材(図示せず)によって下方に付勢されている。
搬送ローラ31および搬送ベルト32が正転(図1において時計回りに回転)されて、アキュームレータ機構33のテープTの張力が増大すると、上記の付勢部材に抗して、ローラ36,37が図1に実線で示す上方位置に上昇し、これに伴って、アキュームレータ機構33にプールされていたテープTがループ形成機構6に潤沢に供給される。
一方、搬送ローラ31および搬送ベルト32が逆転(図1において反時計回りに回転)されて、アキュームレータ機構33のテープTの張力が減少すると、上記の付勢部材の働きで、ローラ36,37が図1に破線で示す下方位置に下降し、これに伴って、所定長のテープTがアキュームレータ機構33にプールされる。
図3を参照して、搬送ローラ31と第1のベルト搬送機構11の始端との間には、第1クランプ機構兼切断機構15、加熱機構16および第2クランプ機構17が配置されている。また、紙面後方(テーブル3の後部3bの下方位置)からテープ通過溝4内に進出して、これら第1クランプ機構兼切断機構15、加熱機構16および第2クランプ機構17の上方位置に配置される受け板18が設けられている。
また、第4のベルト搬送機構14の第5のプーリ45に近傍には、第4のベルト搬送機構14の搬送ベルト19によって搬送されたテープTを受け板18の下方に案内する案内部材25が配置されている。案内部材25の一部は、第4のベルト搬送機構14の隣接する搬送ベルト19間に入り込むように櫛状に形成されている。
図4に示すように、第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19は、互いの間に空気吸引用の隙間Sを設けて配置されている。図示していないが、他のベルト搬送機構11,12,14についても同じ構造である。
図5および図6に示すように、搬送ベルト19は、その外周面からなるテープ搬送面19aと、その内周面からなるプーリ係合面19bとを有している。プーリ係合面19bには、搬送ベルト19の搬送方向L1とは直交する幅方向W1に延びる歯20が形成されている。すなわち、搬送ベルト19は、プーリ係合面19bに歯20が設けられた歯付きベルト(コッグドベルト)として構成されている。また、各プーリ41〜45は、歯付きプーリとして構成されている(図6では第2のプーリ42のみ示してある)。
図Aを参照して、第2のベルト搬送機構12の複数の搬送ベルト19と第3のベルト搬送機構13の複数の搬送ベルト19が、第3のプーリ43に共通に巻き掛けられている。第3のプーリ43の支軸43aは負圧溝形成枠7に回転可能に支持されている。
また、第3のプーリ43の軸方向X1に関して、第2のベルト搬送機構12の複数の搬送ベルト19と第3のベルト搬送機構13の複数の搬送ベルト19とが、1または複数本ずつ(図Aの例では、1本ずつ)交互に巻き掛けられている。
また、テープTの搬送方向L1とは直交するテープTの幅方向TWの中心位置TW1に対して、各ベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が、対称に配置されている。他のベルト搬送機構11,14の搬送ベルト19についても同じであり、幅方向TWの中心位置TW1に対して対称に配置されている。
例えば、両ベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19を交互に配置するとすれば、図7に示すように、第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19が4本のときに、第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19は3本となり、3本の中央の搬送ベルト19が、テープTの幅方向TWの中心TW1に沿って配置されることになる。
例えば、第2のベルト搬送機構12および第3のベルト搬送機構13のそれぞれを2本の搬送ベルト19で構成し、第2のベルト搬送機構12の2本の搬送ベルト19の間に、第3のベルト搬送機構13の2本の搬送ベルト19を配置するようにしてもよい。
図7に示すように、各ベルト搬送機構12,13の複数の搬送ベルト19を、テープTの幅方向TWの中心位置TW1に対して対称に配置している関係上、第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19は、テープTの幅方向TWの一対の端部TW2に配置することが可能であるが、第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19は、テープTの幅方向TWの一対の端部TW2から少し離れた位置に配置せざるを得ない。このため、上枠23の前壁23aや後壁23bから搬送ベルト19までの距離が遠くなっている。
そこで、図4に示すように、前壁23aおよび後壁23bの内壁面にそれぞれ直交状に固定され、搬送方向L1(図4では示されていないが、紙面とは直交する方向)へ延びる案内部材としての案内板39を用いて、テープTの幅方向TWの端部を搬送方向L1(紙面とは直交する方向)に案内することが、テープTの不要な撓みを防止するうえで好ましい。
また、第3のプーリ43の外周面43bには、第3のプーリ43よりも大径をなす複数の案内部材としての環状板26が、第3のプーリ43と同行回転可能に設けられている。環状板26は、隣接する第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19と第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19との間に配置されている。
図3を参照して、互いに隣接する第1および第2のベルト搬送機構11,12の搬送ベルト19が共通に巻かれた第2のプーリ42の同軸上に、第2のプーリと同行回転する案内部材としての環状板26が配置されている。また、互いに隣接する第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が共通に巻かれた第3のプーリ43の同軸上に、第3のプーリ43と同行回転する案内部材としての環状板26が配置されている。また、互いに隣接する第3および第4のベルト搬送機構13,14の搬送ベルト19が共通に巻かれた第4のプーリ44の同軸上に、第4のプーリ44と同行回転する案内部材としての環状板26が配置されている。
図8Aに示すように、第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19により搬送されてきたテープTの端部Taは、第3のプーリ43の同軸上で第3のプーリ43と同行回転する、第3のプーリ43よりも大径の環状板26の外周26aによって、第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19から引き剥がされて、進路を変更され、図8Bに示すように、第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19に受け渡されることになる。第2のプーリ42および第4のプーリ44にも設けられた環状板26についても、同じ働きをする。
テープTを方向転換させるための環状部材として、環状板26に限らず、環状のブロック体であってもよい。上記環状部材としては、例えば金属製、樹脂製のものを用いることができる。また、上記環状部材として、ゴム等の弾性部材を用いるようにしてもよい。弾性部材を用いた場合、当該弾性部材をプーリ42〜44に容易に装着することができるという利点がある。また、汎用のOリングを用いることも可能となり、その場合、製造コストを安くすることができる。
図9および図10を参照して、搬送ベルト32は、第1のプーリ51、第2のプーリ52およびテンショナプーリ53に巻き回されたエンドレスベルトからなる。搬送ベルト32は、第1のプーリ51および第2のプーリ52間に掛け渡された領域を含み、その領域内に、搬送ローラ31の周面31aの所定領域C1に沿って湾曲状をなす領域D1を含む。
搬送ローラ31の周面31aの所定領域C1に対応する中心角E1としては、45°〜150°の範囲にあることが好ましい。より好ましくは、90°〜120°、さらに好ましくは、105°〜115°の範囲にあることが好ましい。
また、搬送ベルト32は、搬送ベルト32自身の張力によって搬送ローラ31の周面31aに押圧されているので、搬送ローラ31の周面31aを均一に押圧することが可能とてなる。
また、テンショナプーリ53は、搬送ベルト32に張力を負荷するように機能している。具体的には、装置本体2によって支点54の回りに回動可能に支持された支持部材55によって、テンショナプーリ53が、その支軸56の回りに回動可能に支持されている。テンショナプーリ53は、支点54から所定距離離隔した位置に配置されている。
また、支持部材55は、付勢部材としての例えば引っ張りコイルばね57によって、回動方向に付勢され、その結果、テンショナプーリ53が搬送ベルト32に張力を負荷する方向に付勢されている。引っ張りコイルばね57は、装置本体2に設けられた係合部としての例えば軸58と、支持部材55に設けられた係合部としての例えば軸59との間に介在している。テンショナプーリ53、支持部材55および引っ張りコイルばね57によって、テンショナ機構60が構成されている。
また、第1のプーリ51の中心軸線51aと第2のプーリ52の中心軸線52aとを含む平面P1が、搬送ローラ31と交差するようにされている。搬送ベルト32を支持する第1および第2のプーリ51,52と搬送ローラ31との位置関係をこのように設定することにより、搬送ベルト32に上記湾曲状の領域D1を設ける構成や、搬送ベルト32自身の張力によって搬送ベルト32が搬送ローラ31の周面31aに押圧される構成を容易に実現することができる。
図10に示したように、搬送ベルト32が、搬送ローラ31の周面31aに沿って湾曲状をなす領域D1を含んでいるので、テープTの搬送方向L1に関しての、搬送ベルト32および搬送ローラ31とテープTとの接触面積を広く確保することができる。
したがって、搬送力が要求される広幅のテープTに対して、テープTに対する押圧力を強くせずとも、搬送ローラ31および搬送ベルト32間にテープTを確実に挟持して、テープTを滑りなく良好に搬送することができる。テープTに対する押圧力を強くする必要がないので、テープTの傷みの発生を防止することができる。また、搬送ローラ31や搬送ベルト32に、摩耗等の劣化が生じ難いので、耐久性を向上することができる。
特に、テンショナプーリ53によって搬送ベルト32に張力を負荷することができるので、経時的に搬送ベルト32に伸びを生じたとしても、それを吸収できる。したがって、長期にわたって、搬送ベルト32の押圧力を安定して維持でき、安定した搬送力を確保することができる。
図11を参照して、第1クランプ機構兼切断機構15、加熱機構16および第2クランプ機構17は、駆動部材としての電動モータ27の回転軸28に同行回転する第1、第2および第3のカム61,62,63によって、それぞれ、昇降駆動されるようになっている。
図12を参照して、第1クランプ機構兼切断機構15は、装置本体2に固定された一対のガイド64によって、上下動可能に支持された支持体65と、支持体65の下部に回転可能に支持され支持体65と上下に同行移動するカムフォロワ66と、支持体65を下方に付勢する例えば引っ張りコイルばねからなる付勢部材67と、支持体65によって上下に移動可能に支持され、受け板18の下面との間にテープTを挟持可能な第1クランプ68と、支持体65によって上下に移動可能に支持されカッタ支持部材69と、カッタ支持部材69の上部に固定され、第1クランプ68の下面68aに形成されたカッタ進入溝68b(図11も参照)に進入することによりテープTを切断するカッタ70とを備えている。
第1クランプ68と一体移動する軸71が、支持体65を貫通している。その軸71に設けられた大径部72が、例えば軸71に嵌められた圧縮コイルばねからなる付勢部材73によって、上方へ付勢されることにより、第1クランプ68が上方位置に付勢されている。軸71の下端には、支持体65からの軸71の離脱を防止するストッパ74が設けられている。
カッタ支持部材69と一体移動する軸75が、支持体65を貫通している。その軸75に設けられた大径部76が、例えば軸75に嵌められた圧縮コイルばねからなる付勢部材77によって、上方へ付勢されることにより、カッタ支持部材69が上方位置に付勢されている。軸75の下端には、支持体65からの軸75の離脱を防止するストッパ78が設けられている。
カム61による押し上げによって、付勢部材67に抗して支持体65、カッタ支持部材69および第1クランプ68が同行して上昇し、まず、第1クランプ68と受け板18の下面との間にテープTが挟持される。これにより、第1クランプ68が受け板18によって上昇位置に位置決めされ、第1クランプ68の上昇移動が規制される。受け板18の前端18aは、規制部材30によって受けられ、上方への移動が規制されている。
その後、カム61による更なる押し上げによって、支持体65およびカッタ支持部材69が上昇し、図12のように、カッタ支持部材69の上面のカッタ70と第1クランプ68の下面68aとの間に形成されるテープ挿通孔79に挿通されたテープTが、カッタ70によって第1クランプ68の下面68aのカッタ進入溝68b内に押し込まれて、図13に示すように切断される。
図14を参照して、加熱機構16は、装置本体2に固定された一対のガイド80によって上下動可能に支持されたT字形形状をなす支持体81と、支持体81の下部に回転可能に支持され支持体81と上下に同行移動するカムフォロワ82と、支持体81を下方に付勢する例えば引っ張りコイルばねからなる付勢部材83と、支持体81の上部のヒータ支持部81aの少なくとも上面81bに設けられた例えば面状ヒータからなるヒータ84と、ヒータ84に給電するための電線85とを備えている。
カム62による押し上げによって、付勢部材83に抗して支持体81およびヒータ84が同行して上昇され、ヒータ84によって、テープTの重合部分が受け板18の下面に押圧されて加熱され、その結果、テープTの重合部分が熱融着されるようになっている。
図15を参照して、第2クランプ機構17は、装置本体2に固定された一対のガイド86によって上下動可能に支持された支持体87と、支持体87の下部に回転可能に支持され支持体87と上下に同行移動するカムフォロワ88と、支持体87を下方に付勢する例えば引っ張りコイルばねからなる付勢部材89と、支持体87の上部に固定され、受け板18の下面に当接可能な横長棒状の第2クランプ90とを備えている。
カム63による押し上げによって、付勢部材89に抗して支持体87およびヒータ84が同行して上昇され、第2クランプ90と受け板18の下面との間にテープTの端部Taが挟持されるようになっている。
図16Aを参照して、受け板18は、前後方向に延びており、駆動機構91によって前後に駆動される。その駆動機構91は、装置本体2に固定された支持ブロック92に一端が固定され、前後に延びる案内軸93を備えている。その案内軸93によって案内軸93の軸方向に移動可能に支持された可動体94に、受け板18の後端18bが固定されている。可動体94は案内軸93を相対摺動可能に挿通する挿通孔94aを有している。案内軸93の後端には、当該案内軸93からの可動体94の抜脱を防止するストッパ101が設けられている。
また、支持ブロック92は、受け板18を前後にスライド移動可能に支持する受け板挿通溝95を有している。受け板18の前端18aは受け板挿通溝95を通して前方へ進出する。
駆動機構91は、装置本体2によって支持された駆動部材としての電動モータ96と、その電動モータ96の回転軸96aと同行して回動する回動部材97と、回動部材97と上記可動体94とを連結する連結アーム98とを備えている。連結アーム98の一端98aは、可動体94と枢軸99を介して回動可能に連結され、連結アーム98の他端98bは、回動部材97と枢軸100を介して回動可能に連結されている。枢軸100は、回動部材97において、電動モータ96の回転軸96aから所定距離離隔した位置に配置されている。
回動部材97と連結アーム98を用いるクランク機構によって、電動モータ96の回転運動を受け板18の直線運動に変換し、広幅のテープTを用いる場合に対応できるように、受け板18の前後の移動量を大きく確保している。
受け板18は、被結束物Aを受けるべく、図16Bに示すようにテープ通過溝4に進出する進出位置と、図16Aに示すようにテープ通過溝4から退避する後退位置とに進退されるようになっている。
次いで、テープ結束装置の1のテープ結束動作について説明する。まず、供給機構9の搬送ローラ31および搬送ベルト32が正転して、テープTがループ形成機構6に供給される。これに伴って、空気吸引ポンプ8が駆動されて、負圧溝形成枠7の各枠21〜24内に負圧が発生される。供給機構9の搬送ローラ31、第1のベルト搬送機構11の第1のプーリ41および第4のベルト搬送機構14の第5のプーリ45は、同じ駆動機構110によって駆動されるようになっている。
具体的には、図17に示すように、搬送ローラ31とは同軸上に同行回転可能なプーリ111と、第1のベルト搬送機構11の第1のプーリ41とは同軸上に同行回転可能なプーリ112と、第4のベルト搬送機構14の第5のプーリ45とは同軸上に同行回転可能なプーリ113とが設けられ、これらのプーリ111,112,113に共通の無端のベルト114が巻き掛けられている。
また、駆動部材としての電動モータ115により駆動される駆動プーリ116と、上記プーリ111と同行回転するプーリ117との間にベルト118が巻き回されており、電動モータ115によって、ベルト118を介して、プーリ111が駆動され、これに伴って、ベルト114を介してプーリ112,113が駆動されるようになっている。
上記プーリ111が駆動されることにより、供給機構9の搬送ローラ31が駆動され、また、搬送ローラ31に従動して搬送ベルト32が駆動される。プーリ112,113が駆動されることにより、第1のベルト搬送機構11の第1のプーリ41および第4のベルト搬送機構14の第5のプーリ45が駆動される。すなわち、ベルト搬送機構11〜14の始端のプーリである第1のプーリ41と終端のプーリである第5のプーリ45が駆動され、これにより、ベルト搬送機構11〜14の全体が駆動されるようになっている。
これにより、テープTの端部Taが第1のベルト搬送機構11、第2のベルト搬送機構12、第3のベルト搬送機構13および第4のベルト搬送機構14へと順次に搬送され、図18Aに示すように、テープTのループTLが形成される。
次いで、図18Bに示すように、テープTの端部Taが、第1クランプ機構兼切断機構15の上昇された第1クランプ68と受け板18との間に挟持される。
次いで、図19Aに示すように、受け板18上に、被結束物Aを載置する。
次いで、空気吸引ポンプ8の駆動が停止されて、各ベルト搬送機構11〜14の搬送ベルト19への吸着が解除されるとともに、搬送ローラ31およひ搬送ベルト32が逆転されることにより、ループTLが引き絞られて、テープTが被結束物Aの周囲に沿う形状となる。
次いで、図19Bに示すように、第2クランプ機構17の上昇した第2クランプ90と受け板18の下面との間で、テープTの重合部分Tbが挟持される。次いで、図19Cに示すように、加熱機構16の上昇したヒータ84がテープTの重合部分Tbを受け板18の下面に押圧しつつ加熱し、テープTの重合部分Tbを加熱融着する。
図示していないが、ヒータ84の動作とほとんど同じタイミングまたは少し遅れたタイミングで、第1クランプ機構兼切断機構15の上昇したカッタ70がテープTの余長部分を切断し、結束が完了する。
本実施の形態によれば、下記の作用効果を奏する。すなわち、唯一の長尺のベルトを多数のプーリを介して何度も屈曲させる従来の場合には、長尺のベルトにおいて部分的に張力が過大になっていた。これに対して、本実施の形態では、多角形状に配置された複数のベルト搬送機構11〜14を用いるので、従来と比較して、搬送ベルト19の屈曲回数を格段に低減することができ、その結果、搬送ベルト19の張力を格段に低減することができる。したがって、ベルト搬送機構11〜14の駆動のための電動モータ115として、小型のモータを用いることが可能となり、ひいては、テープ結束装置1を小型にすることができる。
また、隣接する第1および第2のベルト搬送機構11,12の搬送ベルト19が、共通の第2のプーリ42に巻き掛けられているので、第1および第2のベルト搬送機構11,12間で互いの搬送ベルト19のテープ搬送面19a間の距離を近づけることができる。したがって、第2のプーリ42付近においてテープTの方向転換を良好に行うことができる。
また、隣接する第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が、共通の第3のプーリ43に巻き掛けられており、隣接する第3および第4のベルト搬送機構13,14の搬送ベルト19が、共通の第4のプーリ44に巻き掛けられているので、同じ効果が得られる。
また、互いに隣接する第1および第2のベルト搬送機構11,12の搬送ベルト19が共通に巻かれた第2のプーリ42の同軸上に、第2のプーリと同行回転する環状板26が配置されている。また、互いに隣接する第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が共通に巻かれた第3のプーリ43の同軸上に、第3のプーリ43と同行回転する環状板26が配置されている。また、互いに隣接する第3および第4のベルト搬送機構13,14の搬送ベルト19が共通に巻かれた第4のプーリ44の同軸上に、第4のプーリ44と同行回転する環状板26が配置されている。
例えば図8A、図8Bに示すように、互いに隣接する第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が共通に巻かれた第3のプーリ43の同軸上に配置された環状板26が、第3のプーリ43と同行回転する。したがって、環状板26がテープTを方向転換させるときに、環状板26の外周26aとテープTとの相対速度が小さい。その結果、環状板26がテープTに対してテープ搬送を妨げるような摺動抵抗を与えることがない。
また、例えば豆腐その他の水分を含んだ被結束物Aを結束するときにテープTに付着した水分によって、テープTが環状板26の外周26aに吸着したとしても、環状板26が第3のプーリ43と同行回転しているので、テープTを次の第3のベルト搬送機構13側へ良好に搬送することができる。薄肉のテープTが環状板26の周面に静電吸着する場合にも効果がある。
したがって、搬送ベルト19にテープTを吸引搬送して矩形状のループTLを形成する場合において、テープTによるループTLを良好に形成することができる。ひいては、豆腐その他の水分を含んだ被結束物Aを結束する場合や、静電吸着し易いテープTを用いて結束する場合にも良好に行うことができる。また、各プーリ42,43,44に環状板26を配設するだけでよいので、構造が簡単である。
第2および第3のベルト搬送機構12,13のそれぞれの複数の搬送ベルト19が、テープTの搬送方向L1とは直交するテープTの幅方向TWの中心位置TW1に対して、対称に配置されている。したがって、テープTを各ベルト搬送機構11〜13の搬送ベルト19に偏りなく吸着でき、良好に搬送することができる。他のベルト搬送機構11,14についても同じである。
また、第2および第3のベルト搬送機構12,13の搬送ベルト19が、第3のプーリ43の軸方向X1に関して交互に配置され、各環状板26が、第2ベルト搬送機構12の搬送ベルト19および第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19の間に配置されているので、広幅のテープTの方向転換を良好に行うことができる。第2のプーリ42や第4のプーリ44の環状板26についても同じである。
上記の環状板26は各プーリ42,43,44と単一の材料で一体に形成されていてもよいし、別部材からなる環状板26を各プーリ42,43,44に取り付けるようにしてもよい。
また、各ベルト搬送機構11〜14の各搬送ベルト19が、歯付きプーリからなるプーリ42,43,44に巻き掛けられた歯付きベルトからなっているので、搬送ベルト19が、歯付きプーリに対して、ずれを生ずることがない。したがって、搬送ベルト19に過大な張力が負荷されることがない。この点からも、ベルト搬送機構11〜14の駆動のための電動モータ115として、小型の電動モータを用いることが可能となり、ひいては、テープ結束装置1を小型にすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態では、搬送方向L1に互いに隣接する第2のベルト搬送機構12から第3のベルト搬送機構13へのテープTの方向転換を促す案内部材として、第3のプーリ43と同行回転する環状板26を用いていたが、環状板26に代えて、図20に示すような固定案内板260を用いるようにしてもよい。
案内部材としての固定案内板260は、本体261と、複数の案内片262とを有している。本体261は、負圧溝形成枠7に固定され共通のプーリとしての第3のプーリ43の外周に対向している。案内片262は、本体261から搬送ベルト19間の隙間S内へ延びている。案内片262は、テープTの搬送方向L1に対して傾斜しテープTの搬送方向L1の端部Taに当接可能な傾斜状案内面262を有している。
本実施の形態では、案内部材として、固定案内板260を用いるものの、図21に示すように、固定案内板260の案内片262が搬送ベルト19間の隙間S内に傾斜状に入り込んでいるので、搬送ベルト19によって搬送されるテープTの端部Taが、案内片262の端面に衝突することがない。すなわち、テープTの端部Taが、案内片262の傾斜状案内面263によって第2のベルト搬送機構12の搬送ベルト19からスムーズに引き剥がされ、第3のベルト搬送機構13の搬送ベルト19ヘ良好に受け渡される。
また、図22に示すように、搬送ベルト19のテープ搬送面19aに、搬送ベルト19の搬送方向L1とは直交する幅方向W1に延びる溝29が形成されていてもよい。
この場合、テープ搬送面19aの多数の溝29を通しても空気吸引が可能となり、搬送ベルト19による搬送能力をより向上することができる。特に、搬送ベルト19の幅方向W1の全域にわたって、テープTを吸着でき、しかも、図23に示すように、テープTが溝29内に、若干量、凸状に入り込むので、テープTに対する搬送ベルト19の搬送力を高めることができ、テープTを滑りなく、良好に搬送することができる。なお、溝29は搬送ベルト19を挟んだ一対の隙間Sの少なくとも一方に連通していればよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
本発明の一実施形態のテープ結束装置の概略正面図である。 テープ結束装置の概略斜視図である。 テープ結束装置の上部の模式的断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 搬送ベルトの一部破断斜視図である。 搬送ベルトおよび第2のプーリの断面図である。 図3のVII −VII 線に沿う断面図である。 第2のベルト搬送機構および第3のベルト搬送機構の連結部分の模式図であり、第2のベルト搬送機構から第3のベルト搬送機構にテープが受け渡される直前の状態を示している。 第2のベルト搬送機構および第3のベルト搬送機構の連結部分の模式図であり、第2のベルト搬送機構から第3のベルト搬送機構にテープが受け渡された直後の状態を示している。 供給機構の搬送ローラおよび搬送ベルトとその周辺の構造を示す概略図である。 供給機構の搬送ローラおよび搬送ベルトとその周辺の構造を示す概略図であり、搬送ローラおよび搬送ベルトによって挟持されてテープTが搬送される状態を示している。 切断機構、加熱機構およびクランプ機構とそれらを駆動するカムを含む駆動機構の一部破断側面図である。 切断機構の概略正面図であり、切断前の状態を示している。 切断機構の概略正面図であり、切断後の状態を示している。 加熱機構の概略正面図である。 クランプ機構の概略正面図である。 受け板とその駆動機構の模式図であり、受け板がテープ通過溝から後退した状態を示している。 受け板とその駆動機構の模式図であり、受け板がテープ通過溝内に進出した状態を示している。 ループ形成機構および供給機構の駆動機構の模式図である。 テープによるループが形成された状態を示すテープ結束装置の模式的工程図である。 ループが形成されたテープの端部を第1のクランプと受け板との間に挟持した状態を示すテープ結束装置の模式的工程図である。 ループが被結束物の周囲に引き絞られた状態を示すテープ結束装置の模式的工程図である。 テープの重合部分を第2クランプと受け板との間に挟持する状態を示すテープ結束装置の模式的工程図である。 テープの重合部分にヒータを押圧して加熱融着する状態を示すテープ結束装置の模式的工程図である。 本発明の別の実施の形態のベルト搬送機構および固定案内板の分解斜視図である。 図20のベルト搬送機構および固定案内板の模式的断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態における搬送ベルトの一部破断斜視図である。 図22の搬送ベルトとテープの断面図である。
符号の説明
1 テープ結束装置
2 装置本体
3 テーブル
4 テープ通過溝
5 ループ形成空間
6 ループ形成機構
7 負圧溝形成枠
8 空気吸引ポンプ
9 供給機構
T テープ
TL ループ
Ta 端部
A 被結束物
TW (テープの)幅方向(搬送方向とは直交する方向)
TW1 (テープの幅方向の)中心位置
10 テープロール
11 第1のベルト搬送機構
12 第2のベルト搬送機構
13 第3のベルト搬送機構
14 第4のベルト搬送機構
15 第1クランプ機構兼切断機構
16 加熱機構
17 第2クランプ機構
18 受け板
19 搬送ベルト
L1 搬送方向
W1 幅方向(搬送方向とは直交する方向)
20 歯
29 溝
S (空気吸引用の)隙間
26 環状板(環状部材。案内部材)
26a 外周
41 第1のプーリ(歯付きプーリ)
42 第2のプーリ(歯付きプーリ。共通のプーリ)
43 第3のプーリ(歯付きプーリ。共通のプーリ)
44 第4のプーリ(歯付きプーリ。共通のプーリ)
45 第5のプーリ(歯付きプーリ)
68 第1クランプ
70 カッタ
84 ヒータ
90 第2クランプ
260 固定案内板(案内部材)
261 本体
262 案内片
263 傾斜状案内面

Claims (10)

  1. テープの端部に被結束物巻回用のループを形成するためのループ形成機構を備え、
    上記ループ形成機構は、搬送方向に並ぶように多角形状に配置され、空気吸引によってテープを吸着して搬送する複数のベルト搬送機構を含み、
    各ベルト搬送機構は、上記搬送方向とは平行に延び且つ上記搬送方向とは直交する方向に空気吸引用の隙間を設けて並ぶ複数の無端状の搬送ベルトを有していることを特徴とするテープ結束装置。
  2. 請求項1において、上記複数のベルト搬送機構は、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構を含み、
    上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の搬送ベルトが、共通のプーリに巻き掛けられていることを特徴とするテープ結束装置。
  3. 請求項2において、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の一方から他方へのテープの方向転換を促す案内部材を備えていることを特徴とするテープ結束装置。
  4. 請求項3において、上記案内部材は、上記プーリの同軸上に同行回転可能に設けられ、上記プーリよりも大径をなす環状部材を含み、
    上記環状部材の外周によって、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構の一方から他方へのテープの方向転換を促すようにしてあることを特徴とするテープ結束装置。
  5. 請求項4において、上記環状部材は環状板を含むことを特徴とするテープ結束装置。
  6. 請求項3から5の何れか1項において、上記環状部材は環状の弾性部材を含むことを特徴とするテープ結束装置。
  7. 請求項3において、上記ループ形成機構は、上記隙間に連通する負圧溝を形成する負圧溝形成枠を含み、
    上記案内部材は、負圧溝形成枠に固定され上記共通のプーリの外周に対向する本体と、上記本体から上記隙間内へ延びる案内片とを含み、
    上記案内片は、上記搬送方向に対して傾斜しテープの搬送方向の端部に当接可能な傾斜状案内面を有していることを特徴とするテープ結束装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項において、上記搬送方向に互いに隣接するベルト搬送機構のそれぞれの搬送ベルトが、上記搬送方向とは直交するテープの幅方向の中心位置に対して対称に配置されていることを特徴とするテープ結束装置。
  9. 請求項1から8の何れか1項において、各ベルト搬送機構の各搬送ベルトは、歯付きプーリに巻き掛けられた歯付きベルトからなることを特徴とするテープ結束装置。
  10. 請求項1から8の何れか1項において、各ベルト搬送機構の各搬送ベルトは、上記隙間に連通する多数の溝が形成されたテープ搬送面を有していることをテープ結束装置。
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