JP5383334B2 - 紙葉束搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有価証券などの紙葉束を搬送する紙葉束搬送装置に関する。
紙葉束搬送装置は、有価証券などの紙葉類を区分処理する紙葉類処理装置と一体になって、又は紙葉類処理装置の後処理を行う装置として用いられる。
従来、紙葉類100枚の束(以下、100枚紙葉束と称する。)を10個まとめた未結束の1000枚紙葉束を搬送する装置では、紙葉類の品質により紙葉類の厚さが大きく変化する。すなわち、再流通可能な紙葉類(以下、正券と称する。)の1000枚紙葉束の厚さは90mm程度であるが、再流通不可能な紙葉類(以下、損券と称する。)の1000枚紙葉束の厚さは200mm程度になるものもある。
このように、厚さ形状が不安定な未結束の媒体を搬送するのは困難であるため、従来装置では、1000枚紙葉束の厚みを押さえるために100枚紙葉束を5個積層した500枚紙葉束として搬送することが行われてきた。また、500枚紙葉束を2個積層して1000枚紙葉束を形成する場合は、形成した1000枚紙葉束の厚さが一定になるように、一方の500枚紙葉束を反転し、その500枚紙葉束の結束帯位置が他の500枚紙葉束の結束位置と異なるようにしていた。
なお、上記500枚紙葉束又は1000枚紙葉束の搬送の際の形態は、100枚紙葉束の上に400枚紙葉束又は900枚紙葉束を積み重ねる形態ではなく、100枚紙葉束の側端面を底部にした立位状態の100枚紙葉束を5個又は10個隣り合わせに一塊に載置した状態で取り扱う。このような形態を用いるのは、移動面に対する接触面積が紙葉類の表面又は裏面が移動面に接触する場合に比べて少ないことと、単純に100枚紙葉束を5個又は10個積層する場合に比べ、移動の際に荷崩れしにくいために採用されてきており、本発明の課題解決の際にも、この形態を基本にする。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−276751号公報(第7頁、図3)
しかしながら、上述した1000枚紙葉束は、500枚紙葉束2個の一方を反転して隣り合わせに並べて1000枚紙葉束を形成するためにその反転手段が必要になり、装置が複雑になるという課題があった。
また、1000枚紙葉束が結束された状態であれば、当該1000枚紙葉束をベルトコンベアに載置することは従来から行われており容易な方法である。しかしながら、本実施例のように、未結束の1000枚紙葉束(100枚紙葉束は結束されているが1000枚紙葉束としては未結束の状態)は約1kgあり、これをベルトコンベアなど底部が撓む可能性のある搬送手段で搬送すると、荷崩れを起こしやすいという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、1000枚紙葉束のように相応の重量があり、かつ、当該1000枚紙葉束の厚さが変化した場合であっても、その1000枚紙葉束の厚さに応じて当該1000枚紙葉束を挟持する移動ガイドの幅を変化させることにより、上述した500枚紙葉束の反転機構を用いることなく1000枚紙葉束の搬送可能な紙葉束搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉束搬送装置は、搬送される紙葉束の搬送方向と直交する方向の長さより長い板状体を搬送方向に複数配置して構成した搬送テーブルと、この搬送テーブル上に搬送方向に配置した固定ガイドと、この固定ガイドと対向する位置に配置した可動ガイドと、前記固定ガイドと前記可動ガイドに直交する位置に配置したスライドレールと、前記可動ガイドがアームを介して取付けられ、前記スライドレール上で進退自在に移動可能な第1のスライダと、この第1のスライダを一定の荷重で前記固定ガイド側に付勢する付勢手段と、前記第1のスライダに対して固定ガイド方向直前に取付けられ、前記付勢手段によって前記固定ガイド側に移動しようとする前記第1のスライダの移動を停止するためのガイドストッパを備えた第2のスライダと、この第2のスライダを前記スライドレールに沿って進退移動するガイド開閉機構手段と、このガイド開閉機構手段によって移動した前記第2のスライダの被検出体の位置が、前記固定ガイドと前記可動ガイドの間の幅が紙葉束を搬送するのに十分な広さになる位置に到達したことを検知する第1のスライダ検知センサと、前記ガイド開閉機構手段によって移動した第2のスライダの被検出体の位置が、前記スライドレールの軸上前記固定ガイド側に前進し、前記固定ガイドと前記可動ガイドの幅が紙葉束を挟持することができる位置に到達したことにより、前記第2のスライダに備えられたガイドストッパが前記第1のスライダの付勢力の影響を受けない状態になる位置に到達したことを検知する第2のスライダ検知センサと、前記固定ガイド及び前記可動ガイドの間に形成された搬送路に紙葉束を押し出す押出手段と、この押出手段によって押し出された紙葉束を検知する紙葉束検知センサが前記押出手段によって押し出された紙葉束を検知したとき、前記押出手段による押し出しを停止し、前記第2のスライダを前記スライドレールの軸上に前進させ、当該第2のスライダの被検出体の位置が前記第2のスライダ検知センサによって検知されるまで移動することにより、前記可動ガイドが紙葉束を前記固定ガイド側に前記付勢手段の付勢力により挟持し、この挟持された紙葉束を前記押出手段によってさらに搬送方向下流に押し出す制御手段と、を備えたことを特徴とする。
1000枚紙葉束の厚さが変化した場合であっても、その1000枚紙葉束の厚さに応じて当該1000枚紙葉束を挟持する移動ガイドの幅が変化することにより上述した500枚紙葉束の反転機構を用いることなく1000枚紙葉束の移動可能な紙葉束搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の実施例1に係る紙葉束搬送装置100の斜視図 図1に示す固定ガイド1の斜視図 図2に示す固定ガイド1のベルトを取り外したときの内部の斜視図 図1に示す可動ガイド2及びスライダ部3の斜視図 図4に示す可動ガイド2及びスライダ部3を図示矢印Z方向から見た斜視図 図4に示す可動ガイド2のスライダ33を駆動するガイド開閉機構部4を説明する斜視図 図6に示すスライダ検知センサ44aの斜視図 搬送テーブル5が組み込まれた紙葉束搬送装置100の側面図 搬送テーブル5の平面図で可動ガイド2が移動する前の状態図 図9に示す搬送テーブル5の平面図で可動ガイド2が移動した状態を示す図 1000枚紙葉束Sが紙葉束検知センサ6に検知される前の状態を示す図 図11に示す状態からプッシャ7によって押し出され、紙葉束検知センサ6によって検知された状態を示す図 図12に状態からさらに可動ガイド2が移動し、1000枚紙葉束Sを固定ガイド1との間に挟みこんだ状態 固定ガイド1及び波動ガイド部2aによって挟持された1000枚紙葉束がプッシャ7によって押し出されている途中の状態 固定ガイド1及び可動ガイド2に挟持された1000枚紙葉束が搬送テーブルから排出される状態を示す図 本発明の実施例2に係る固定ガイド1x及び可動ガイド2xを用いた紙葉束搬送装置100の要部を示す図
本発明を実施するための形態は以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明に係る紙葉束搬送装置100の斜視図である。紙葉束搬送装置100は、固定ガイド1、可動ガイド2、ガイド開閉機構部4、搬送テーブル5などが設けられている。
このように構成された紙葉束搬送装置100の搬送テーブル5上に1000枚紙葉束Sが図示矢印A方向に後述するプッシャなどによって押し出されて供給される。本紙葉束搬送装置100は、このようにして供給された1000枚紙葉束Sを転倒することなく安定して移動する装置である。
本実施例の1000枚紙葉束Sは、100枚紙葉束Hが同一方向に10個隣り合わせに載置されて図示した状態で供給される場合を前提にしている。なお、この100枚紙葉束Hは、紙葉類Pを100枚積層し紙帯又はセロファンなどの結束帯Kで結束して構成されたものである。
本実施例では、結束帯Kの位置が同一方向に揃っている場合について説明する。
例えば、紙葉類Pが有価証券の場合、表面及び裏面に人物などの印刷が施されているが、左右の一方に透かしなど施されている場合、同一方向に100枚積層して100枚紙葉束Hを形成すると、透かしが施されている部分と印刷が施されている部分の厚さが異なる場合が多い。この状態の100枚紙葉束Hを10個隣り合わせに載置して1000枚紙葉束Sを形成すると、100枚紙葉束Hのときの厚さの違いが10倍になる。
また、紙葉類には正券といわれる再使用可能な比較的新しい紙葉類と、再使用不可能な古い紙葉類が存在する。上述した印刷又は透かしのあるなしとは無関係に、正券に対して損券は、汚れ・折れ癖などにより厚くなる。1000枚紙葉束の場合の正券は90mm程度であるのに対し、損券は200mm程度になるものもある。即ち、紙葉類の品質によって1000枚紙葉束Sの厚さが約2倍程度変動する場合がある。
さらに、正券の場合には結束帯Kで結束した先端部分の厚さと結束帯のない後端部分の厚さの違いは少ないが、損券の場合には、結束帯で結束した先端部分の厚さと結束帯のない後端部分の厚さの違いが大きくなる。
以上説明したように、1000枚紙葉束Sを形成する際、その結束帯Kの方向を揃えて隣り合わせに載置した場合、上述した理由により1000枚紙葉束の厚さの変動が大きくなるので、その対策として、一方の500枚紙葉束を反転し、その500枚紙葉束の結束帯位置が他の500枚紙葉束の結束位置と異なるようにして搬送路に載置した後に移動する場合が多いのはこうした課題を解決するためであり、上記「背景技術」に記載したとおりである。
しかしながら、この500枚紙葉束を反転にしたからといって、正券の1000枚紙葉束の厚さと、損券の1000枚紙葉束の厚さの違いは緩和されるだけで歴然として残る。
図2は、固定ガイド1の斜視図である。また、図3は、図2に示す固定ガイド1のベルト11を取り外したときの、その内部の斜視図である。以下、この図2、図3を参照して説明する。
搬送路を構成する搬送テーブル5に沿って、1000枚紙葉束Sの迎入部11aから搬送下流に向かってアイドルローラ12a〜12dがベース15上に配置される。また、このアイドルローラ12a〜12dにはベルト11が掛け回されている。
この結果、1000枚紙葉束Sを迎え入れる迎入部11a及び1000枚紙葉束Sが搬送下流側に移動するときの搬送ガイド面11bが形成される。
ここで迎入部11aは、搬送ガイド面11bに対して開口角θ1(本実施例では15°)開口するようにアイドルローラ12aが配置されている。「迎入部」と称するのは、当該固定ガイド1は、基本的にガイドとしての機能しかなく、1000枚紙葉束Sを積極的に取込み、かつ、搬送する機能を有しておらず、1000枚紙葉束Sが後述するプッシャによって押し出されて供給されたとき、1000枚紙葉束Sを迎え入れ、搬送ガイド面11bに沿って移動されるようにガイドする機能のみを有しているからである。
アイドルローラ12b及び12cの間並びにアイドルローラ12c及び12dの間には撓み防止ガイド13、13が配置してあり、ベルト13の撓みを制限する。
また、ベルト11の戻り部分にはベルトガイド14が配置してあり、ベルト11がアイドルローラ12(アイドルローラ12a〜12dの総称)から外れるのを防止する。
上述したベルト11、アイドルローラ12、撓み防止ガイド13及びベルトガイド14は、全てベース15に取付けてある。また、ベース15は、紙葉束搬送装置100を構成するフレーム(図示しない)に固定される。
図4は、図1に示す可動ガイド2及びスライダ部3の斜視図である。図5は、図4に示す可動ガイド2及びスライダ部3を図示矢印Z方向から見た斜視図である。図6は、図4に示すスライダ33を駆動するガイド開閉機構部4を説明する斜視図である。以下、これらの図面を参照して可動ガイド2の説明を行う。
可動ガイド2は、固定ガイド1に対して搬送テーブル5の対向する位置に配置され、制御部44によってスライダ33が進退移動制御されるのに伴い固定ガイド1に向かって進退移動することができる。
このように構成されていることにより、可動ガイド2は、固定ガイド1との間に向かい入れた1000枚紙葉束Sを固定ガイド1側に押圧しながら挟み込んで搬送方向上流から搬送方向下流に向かって移動されるようにガイドする機能を有する。以下、その構成及び動作を詳細に説明する。
可動ガイド2は、固定ガイド1に対して搬送テーブル5の対向する位置に配置され、迎い入れた1000枚紙葉束Sを挟持搬送(移動)するために固定ガイド1と鏡像状に構成される。即ち、固定ガイド1の迎入部11a及び搬送ガイド面11bと同様に可動ガイド2の迎入部21a及び搬送ガイド21b構成される。従って、可動ガイド2の向入部21aの開口角θ2は固定ガイド1の開口角θ1と同様に15°に設定されている。
また、この迎入部21aから搬送下流に向かってアイドルローラ22a〜22dがベース25上に配置される。さらに、このアイドルローラ2a〜22dにはベルト21が掛け回されている。
ベース25は、第1のスライダ26bに固定されたアーム26aを介してスライドレール31に直線運動可能に連結される。このスライドレール31は固定ガイド1の搬送ガイド面11bに直交する方向に配置されている。
アーム26aは、第1のスライダ26bに固定されて上記スライドレール31に連結される。また、このアーム26aは、スライドレール31と並行に配置された定荷重バネ34で固定ガイド1の配置されている方向に引っ張られる。このような構成により、可動ガイド2は、定荷重バネ34により固定ガイド1の方向に常時定荷重で引っ張られている。
スライダ(第2のスライダ)33は、アーム26aがスライドレール31に連結される位置より前(引っ張り方向下流側)に配置される。このスライダ33には、ガイドストッパ33a及びスライダ33の位置を検出するための被検出体であるドグ33bが設けられている。また、このスライダ33本体は、ガイド開閉機構部(ガイド開閉機構手段)4によって駆動される。
ガイド開閉機構部4は、駆動源としてのモータ41、このモータ41の回転軸に取付けられ同軸上に回転するプーリ43a、タイミングベルト42、プーリ43bで構成される。
タイミングベルト42は、モータ41の回転軸に組み込まれたプーリ43a及び、スライダ33の移動方向前方に固定されたプーリ43bに掛け回され、リング状無端ベルトを構成する。このタイミングベルト42の一端にスライダ33の取付部33cが取付けられる。
モータ41は、制御部45によって正逆回転制御される。この回転制御によってスライダ33は進退自在に移動できる。
スライダ33がタイミングベルト42の移動に伴なって移動すると、そのガイドストッパ33aも移動するため、このガイドストッパ33aにより位置決めされている可動ガイド2が移動する。
図7は、図6に示すスライダ33の位置を検知するスライダ検知センサ44aの斜視図である。スライダ33の位置は、スライダ33に設けられた被検出体としてのドグ33bを検知することによって行われる。なお、本実施例では、このスライドレール31の移動方向に2箇所、スライダ検知センサ44a(第1のスライダ検知センサ)及びスライダ検知センサ44b(第2のスライダ検知センサ)が配置されている。
このスライダ検知センサ44bの配置位置は、スライダ33(第2のスライダ)をスライドレール31の軸上に前進させ、当該スライダ検知センサ44bによって検知されるまで移動すると、可動ガイド2の搬送ガイド面21bが1000枚紙葉束Sを押圧するため、スライダ33のガイドストッパ33aが第1のスライダ26bに固定されたアーム26aからの付勢力から開放される。
すなわち、本実施例の1000枚紙葉束搬送装置では、搬送しようとする1000枚紙葉束の厚さが最も少ない状態であっても上述した付勢力から開放さされる状態(付勢力を受けない状態)にされることが必要になる。
図8は、搬送テーブル5が組み込まれた紙葉束搬送装置100の側面図である。図9は、搬送テーブル5の平面図で可動ガイド2が移動する前の状態を示す図である。図10は、図9に示す搬送テーブル5の平面図で可動ガイド2が移動した状態を示す図である。
搬送テーブル5は、1000枚紙葉束Sの重量が約1kgになることからベルトコンベアなどのように撓まないことが必要になる。また、それに絶えうる構造で、かつ、1000枚紙葉束Sの底部と接触するために、摩擦係数の低い硬質の材質が望ましい。本実施例では、以上のことを考慮した金属性のガイド板5a〜5cで構成してあるが、テフロン(R)シートやプラスチックシートなどを貼り付けて使用してもよい。
ガイド板5a〜5cの搬送上流側先端部は、それぞれθ3(本実施例では15°)下方に折り曲げられており、1000枚紙葉束Sが迎入部11a、21aから搬送下流に搬送されるときに1000枚紙葉束Sの搬送先端が当該ガイド板5a〜5cの繋ぎ目に引っかからないように構成されている。
また、ガイド板5aと5bの間、及びガイド板5bと5cの間には隙間5d、5dが設けてあり、この隙間をアーム26aが移動できるようになっている。このアーム26aの移動に伴なって可動ガイド2が移動するのは上記図5を用いて説明した通りである。
図9は、可動ガイド2が移動する前の状態(ホームポジション)で、固定ガイド1と可動ガイド2の間が広く、1000枚紙葉束Sを迎え入れる前の状態である。一方、図10は、1000枚紙葉束Sが紙葉束検知センサ6(発光部6a、受光部6bの総称)によって検知され、可動ガイド2が固定ガイド1に向かって移動した状態を示す。
図11〜図15は、本発明の紙葉束搬送装置100の動作を説明するための状態遷移図である。この一連の動作は、制御部45によって制御される。
図11は、1000枚紙葉束Sが紙葉束検知センサ6に検知される前の状態を示す図であり、可動ガイド2の待機状態である。この状態では、可動ガイド2は、固定ガイド部1の間が最も長く搬送路が最も広い状態である。
図12は、図11に示す状態からプッシャ(押出手段)7によって押し出され、紙葉束検知センサ6によって検知された状態を示す図である。以下、その動作を順に(1)〜(3)に示す。
(1)初めに、1000枚紙葉束Sは、プッシャ7によって図示矢印A方向に押し出される。
(2)上記(1)の結果、1000枚紙葉束Sが、紙葉束検知センサ6によって検知されると、プッシャ7は押し出すのを停止する。
(3)制御部45は、ガイド開閉機構部(ガイド開閉機構手段)4のモータ41を駆動させ、スライダ33をスライドレール31の軸方向に移動する。この結果、スライダ33のガイドストッパ33aによって移動できない状態にあるアーム26aに固定された可動ガイド2がスライダ33の移動に伴なって固定ガイド1側に向かって移動する。図12は、まさに可動ガイド2が移動している状態を示す。
図13は、上記(3)の状態からさらに可動ガイド2が移動し、1000枚紙葉束Sを固定ガイド1との間に挟みこんだ状態を示す。この挟み込んだ状態では、可動ガイド2は定荷重バネ(付勢手段)34によって1000枚紙葉束Sを固定ガイド1側に押圧する。
一方、スライダ33は、このスライダ33に設けられた被検出体としてのドグ33bがスライダ検知センサ44bに検知されるまで移動する。そして、ドグ33bが検知されると、制御部45は、モータ41を停止する。
従ってこのときには、ガイドストッパ33aは、スライダ検知センサ44bによってドグ33bが検知されるまで移動するが、可動ガイド2は、1000枚紙葉束Sの厚さによって停止する位置が異なることになる。
本実施例では、1000枚紙葉束Sを押圧するために定荷重バネ(付勢手段)34が用いられているため、「課題」に記載した1000枚紙葉束の厚さが変化した場合であっても常に一定の押圧力で当該1000枚紙葉束を挟持することができる。
図14は、固定ガイド1及び可動ガイド2によって挟持された1000枚紙葉束Sが、プッシャ7によって押し出されている途中の状態を示す。この状態では、1000枚紙葉束Sは、定荷重バネ34によって所定の押圧力で押圧されているが、当該1000枚紙葉束が固定ガイド1及び可動ガイド2の搬送ガイド面11b、21bと当接する部分のベルトはアイドルローラに掛けられているため、回転負荷が少なく、プッシャ7の押圧を受け、押圧方向である搬送下流に容易に押し出される。
図15は、このようにして、固定ガイド1及び可動ガイド2に挟持された1000枚紙葉束Sが当該紙葉束装置100の搬送テーブル5から排出される。
この排出が終わると、次の1000枚紙葉束の処理を行うために、プッシャ7は元の状態(図11参照)に復帰する。同様に、制御部45は、モータ41を逆回転し、スライダ検知センサ44aによってドグ33bが検知されるまでスライダ33を元の位置に戻す。
図16は、本発明の実施例2に係る固定ガイド1x及び可動ガイド2xを用いた紙葉束搬送装置100の要部を示す図である。本実施例の他の部分は、図1に示す実施例1と同様であるため、同様部分の説明を省略して異なる部分の説明を行う。
固定ガイド1xは、図2又は図3に示す固定ガイド1を構成するアイドルローラ12a〜12d及びベルト11廃止し、搬送ガイド面11b及び迎入部11aの開口角θを同じにする板状体のガイドを用い、当該ガイドが1000枚紙葉束Sの表面と接触する部分に低接触抵抗材を貼り付けて又は塗布して構成したものである。例えば、固定ガイド1xの上記迎入部1xa及び搬送ガイド面1xbの表面にテフロン(R)シートを貼ることにより同様に効果を達成することができる。
可動ガイド2xは、図4又は図5に示す可動ガイド2を構成するアイドルローラ22a〜22d及びベルト21を廃止に、搬送ガイド面21b及び迎入部21aの開口角θを同じにする板状体のガイドを用い、当該ガイドが1000枚紙葉束Sの表面と接触する部分に低接触抵抗材を貼り付けて構成したものである。この低接触抵抗材としては上述したテフロン(R)シートを用いることができる。
以上、この実施例2の構成によって、実施例1に示す固定ガイド1及び可動ガイド1と同様の効果を得ることができる。
以上実施例1及び実施例2で説明したように、本発明の1000枚紙葉束搬送装置によれば、下記(1)〜(3)の効果が得られる。
(1)1000枚紙葉束が正券又は損券による厚さが違う場合であっても、その厚さに応じた挟持搬送が可能になる。
(2)未結束状態の1000枚紙葉束を挟持搬送するため、荷崩れを起こさずに立位状態で搬送することが可能になる。
(3)また、この方法によれば相応の重量がある媒体であっても、媒体の重量を受ける部分が摩擦係数の小さな硬質の材質とすることができ、搬送方向には、ベルト11、21によるガイド搬送が可能であることから、軽負荷搬送を実現できる。
なお、本発明では、1000枚紙葉束を例に説明したが、500枚紙葉束の搬送の場合も可能であるし、1000枚紙葉束を越す紙葉束の搬送であっても可能な場合があることは当然である。
S 1000枚紙葉束
H 100枚紙葉束
K 結束帯
100 紙葉束搬送装置
1 固定ガイド
11 ベルト
12a〜12d アイドルローラ
15ベース
2 可動ガイド
21 ベルト
22a〜22d アイドルローラ
25 ベース
26 アーム
3 スライダ部
31 スライドレール
33a ガイドストッパ
33b ドグ(被検出体)
34 定荷重バネ
4 ガイド開閉機構部
41 モータ
42 タイミングベルト
44a、44b スライダ検知センサ
5 搬送テーブル
5a〜5c ガイド板
6 紙葉束検知センサ
7 プッシャ

Claims (5)

  1. 搬送される紙葉束の搬送方向と直交する方向の長さより長い板状体を搬送方向に複数配
    置して構成した搬送テーブルと、
    この搬送テーブル上に搬送方向に配置した固定ガイドと、
    この固定ガイドと対向する位置に配置した可動ガイドと、
    前記固定ガイドと前記可動ガイドに直交する位置に配置したスライドレールと、
    前記可動ガイドがアームを介して取付けられ、前記スライドレール上で進退自在に移動可能な第1のスライダと、
    この第1のスライダを一定の荷重で前記固定ガイド側に付勢する付勢手段と、
    前記第1のスライダに対して固定ガイド方向直前に取付けられ、前記付勢手段によって前記固定ガイド側に移動しようとする前記第1のスライダの移動を停止するためのガイドストッパを備えた第2のスライダと、
    この第2のスライダを前記スライドレールに沿って進退移動するガイド開閉機構手段と、
    このガイド開閉機構手段によって移動した前記第2のスライダの被検出体の位置が、前記固定ガイドと前記可動ガイドの間の幅が紙葉束を搬送するのに十分な広さになる位置に到達したことを検知する第1のスライダ検知センサと、
    前記ガイド開閉機構手段によって移動した第2のスライダの被検出体の位置が、前記スライドレールの軸上前記固定ガイド側に前進し、前記固定ガイドと前記可動ガイドの幅が紙葉束を挟持することができる位置に到達したことにより、前記第2のスライダに備えられたガイドストッパが前記第1のスライダの付勢力の影響を受けない状態になる位置に到達したことを検知する第2のスライダ検知センサと、
    前記固定ガイド及び前記可動ガイドの間に形成された搬送路に紙葉束を押し出す押出手段と、
    この押出手段によって押し出された紙葉束を検知する紙葉束検知センサが前記押出手段によって押し出された紙葉束を検知したとき、前記押出手段による押し出しを停止し、前記第2のスライダを前記スライドレールの軸上に前進させ、当該第2のスライダの被検出体の位置が前記第2のスライダ検知センサによって検知されるまで移動することにより、前記可動ガイドが紙葉束を前記固定ガイド側に前記付勢手段の付勢力により挟持し、この挟持された紙葉束を前記押出手段によってさらに搬送方向下流に押し出す制御手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉束搬送装置。
  2. 前記固定ガイドは、
    搬送方向に配置した複数のアイドルローラと、
    このアイドルローラに掛け回した無端ベルトと、
    この無端ベルトの内側であって、かつ、当該無端ベルトが紙葉束を挟持して紙葉束の搬送をガイドする搬送ガイド面の内側に配置した撓み防止ガイドと、
    を備え、
    紙葉束を迎え入れる迎入部に配置した先端のアイドルローラを、所定の角度開口して配置したことを特徴とする請求項1記載の紙葉束搬送装置。
  3. 前記可動ガイドは、
    この可動ガイド用ベースと、
    このベース上に配置した複数のアイドルローラと、
    このアイドルローラに掛け回した無端ベルトと、
    この無端ベルトの内側であって、かつ、当該無端ベルトが紙葉束を挟持して紙葉束の搬送をガイドする搬送ガイド面の内側に配置した撓み防止ガイドと、
    この可動ガイド用ベースを前記第1のスライダに固定するアームと、
    を備え、
    紙葉束を迎え入れる迎入部に配置した先端のアイドルローラを、所定の角度開口して配置したことを特徴とする請求項1記載の紙葉束搬送装置。
  4. 前記ガイド開閉機構手段は、
    正逆回転可能なモータと、
    このモータの回転軸に取付けられ同軸上で回転するプーリと、
    前記第2のスライダの移動方向前方に固定されたプーリに掛け回されたタイミングベルトと、
    このタイミングベルトの一端に前記第2のスライダを固定する固定手段と、
    前記モータを正転することにより前記第2のスライダを前記スライドレールの軸上前記固定ガイド側に前進させることにより前記可動ガイドを前進させ、当該第2のスライダの被検出体が前記第2のスライダ検知センサによって検知されたとき前記モータを停止し、前記モータを逆転することにより前記第2のスライダを後退させることにより前記可動ガイドを後退させ、当該第2のスライダの被検出体が前記第1のスライダ検知センサによって検知されたとき前記モータを停止し、当該可動ガイドをホームポジションの位置に復帰させることを特徴とする請求項1記載の紙葉束搬送装置。
  5. 前記固定ガイド及び可動ガイドを構成するアイドルローラ及びベルトの代わりに板状体のガイドを用い、前記固定ガイド及び可動ガイドの搬送ガイド面及び紙葉束を迎え入れる迎入部の開口角を前記固定ガイド及び前記可動ガイドの開口角と同じにする板状体のガイドを用い、当該ガイドが紙葉束の表面と接触する部分を低接触抵抗材で構成したことを特徴とする請求項1記載の紙葉束搬送装置。
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