JPH11310203A - 結束機のテープ案内構造 - Google Patents
結束機のテープ案内構造Info
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- JPH11310203A JPH11310203A JP11738798A JP11738798A JPH11310203A JP H11310203 A JPH11310203 A JP H11310203A JP 11738798 A JP11738798 A JP 11738798A JP 11738798 A JP11738798 A JP 11738798A JP H11310203 A JPH11310203 A JP H11310203A
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Abstract
でありスペースを広くとると共に製造コストが高い。 【解決手段】ループ形成のために走行するテープの外面
を外側案内部材11により案内し、テープTの内面をワ
イヤー部材からなる内側案内部材12,13により案内
する。ループ径を縮小するためにテープTを引き締める
と、内側案内部材12,13は弾性変形して互いの間の
間隔を拡げる退避姿勢となり、テープTの内方への通過
を許容する。テープTが通過した後、内側案内部材1
2,13は自身の弾性により元の案内姿勢に復帰する。
Description
該ループの引締めにより被結束物を結束する結束機に適
用され、ループ形成のために走行するテープを案内する
テープ案内構造である。
として、少なくとも片面が熱接着性の結束用のテープ
を、被結束物に巻回すると共に、その巻き始め部の外面
と巻き終わり部の内面とを重合させ、この重合部分に、
ヒータにて加熱された加熱押圧部を押し当てて、テープ
に塗布された熱可塑性樹脂で重合部分を熱融着させるこ
とにより、被結束物を結束するものが提供されている。
れるテープを、アーチ状の案内路に沿って走行させて、
案内路に沿うテープのループを形成した後、当該ループ
を絞り込んで、ループ内に配置された被結束物を結束す
るようにしている。
プ形成の際に走行するテープの湾曲の外側面を案内する
外側案内部材と、湾曲の内側面を案内する内側案内部材
とを備えている。
ループの内側面を支持して案内する必要があるが、テー
プを引き締めてループを縮小する際にはテープから退避
する必要がある。
側案内部材を進退自在に支持する支持機構や、内側案内
部材を進退させる駆動機構や、この駆動機構の動作をテ
ープ走行用ローラ等と同期させるための連動機構等が必
要であった。その結果、構造が複雑となり、結束機が大
型化すると共に、製造コストが高くなるという問題があ
った。
り、構造が簡単でスペースをとらず製造コストの安い結
束機のテープ案内構造を提供することを目的とする。
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
テープによるループを形成し、このループの引締めによ
り被結束物を結束する結束機において、ループ形成のた
めに走行するテープを案内するテープ案内構造であっ
て、ループ形成のために走行するテープの湾曲の外側面
および内側面をそれぞれ案内する外側案内部材および内
側案内部材を備え、上記内側案内部材を、外側案内部材
と所定間隔隔てて対向するワイヤー部材により構成し、
このワイヤー部材は、ループ形成時のテープの走行を案
内する案内姿勢から、ループの縮径を許容するべくテー
プの幅方向に退避する退避姿勢へと弾性変形可能である
ことを特徴とするものである。
ープは、その湾曲の内面を案内姿勢にあるワイヤー部材
によって案内されてループを形成する。次いで、ループ
を引き締めると、ワイヤー部材が引き締め中のテープに
よって押されて弾性変形してテープの幅方向に退避する
一方、テープがワイヤー部材の横をすり抜けて引き締め
られ、ループの径が縮小される。テープがすり抜けた後
は、ワイヤー部材は自身の弾性によって、テープの走行
を案内することのできる元の案内姿勢に復帰する。内側
案内部材が自身を案内姿勢に付勢する弾性を有するもの
としたので、内側案内部材を案内姿勢に付勢するための
弾性部材を別途に設ける場合と比較して、格段に構造を
簡素化することができる。
勢へ弾性変形可能であるとは、弾性を有するワイヤー部
材を弾性を発揮できる状態に支持することを意味する。
例えば、ワイヤー部材の両端を固定して、ワイヤー部材
の両端間の中間部分が弾性変形する機能を発揮するよう
にすれば良い。また、ワイヤー部材の両端を弾性部材に
より支持する構造としても良い。
おいて、上記ワイヤー部材は、テープの幅方向の両側部
をそれぞれ案内する一対が設けられていることを特徴と
するものである。
テープの幅方向の両側部を案内するので、安定して案内
できる結果、ループ形成不良等を起こすおそれがない。
各ワイヤー部材としては、案内姿勢から退避姿勢への変
位量を少なくできるので、変位に伴う弾性反発力が不必
要に大きくならない。したがって、退避姿勢のワイヤー
部材がテープの側部を不必要に強く押すようなことがな
い結果、ループ引き締め時のテープはワイヤー部材の横
をスムーズにすり抜けることができる。
は2において、上記ワイヤー部材の両端は固定部材によ
り固定された固定端となっていることを特徴とするもの
である。
が非常に簡単となる一方、このようにしても、弾性を有
するワイヤー部材であれば、姿勢変化をスムーズに行う
ことができる。
付図面を参照しつつ説明する。
プ案内構造を含む結束機の要部を示している。同図を参
照して、結束機本体1の上面は、被結束物を載置するた
めのテーブル2で形成されている。このテーブル2はテ
ープ通路としての溝3を挟んで前テーブル4と後テーブ
ル5とに分かれている。溝3の両端部には、テーブル2
の上方に配置されるアーチ状の案内枠6の脚部6a,6
bが固定されている。案内枠6は一対のフランジ7,8
と、これらフランジ7,8を連結するウェブ9とを有す
る断面コ字形形状(いわゆる溝形)をしている。上記一
対のフランジ7,8によって案内路10の前側壁と後側
壁が構成されている。
ために走行する熱融着性のテープTの外面(湾曲外方の
面)を案内する板状の外側案内部材11が配置されてい
る。この外側案内部材11が案内路10の外周壁を構成
している。外側案内部材11の導入側端11aは排出側
端11bの下方へ入り込むように傾斜状とされている。
いて、ループ形成のために走行するテープTの内面(湾
曲内方の面)を案内する一対の内側案内部材12,13
が配置されている。各内側案内部材12,13は、針金
又は樹脂等の弾性変形可能なワイヤー部材により構成さ
れている。前後の内側案内部材12,13は、テープT
の幅方向に距離を隔てており、それぞれ両端が案内枠6
の前後のフランジ7,8にそれぞれ固定されている。
7,8にはねじ14が固定されており、このねじ14を
径方向の上下に貫通する保持孔15が形成されている。
図2ではフランジ8とこれに固定される内側案内部材1
3のみを示してあるが、フランジ7とこれに固定される
内側案内部材12とについても同様である。上記の保持
孔15に内側案内部材12,13の端部を挿通した後、
ねじに固定用のナット16をねじ込むことにより、内側
案内部材12,13の端部を保持孔15に固定するよう
にしている。これにより、各内側案内部材12,13の
両端は固定端となり、このようにして両端が固定端とな
った各内側案内部材12,13は、図3(a)に示すよ
うにループ形成時のテープTの走行を案内する案内姿勢
と、図3(b)に示すようにループの縮径を許容するべ
くテープTの幅方向に退避する退避姿勢とに変位可能で
あると共に、自身の有する弾性(ばね性)によって案内
姿勢に付勢されている。
は、テープTの送り出しおよび引き戻しを行うテープ走
行機構17が設けられている。このテープ走行機構17
は、ゴムローラからなる送出ローラ18および結束ロー
ラ19を有している。送出ローラ18は正回転(時計回
り)するように駆動制御されており、巻反部20のテー
プTを外側案内部材11の傾斜状導入側端11aへ向け
て送り出す際に使用される。また、結束ローラ19は送
出ローラ18に対して逆回転(反時計回りに回転)する
ように駆動制御されている。
上には、それぞれ金属製の従動ローラ21,22が配置
されている。これら従動ローラ21,22は、対応する
送出ローラ18および結束ローラ19に対して交互に当
接するように、結束機本体1の側板によって支持されて
いる。即ち、巻反部20のテープTを送り出す場合は、
送出ローラ18と従動ローラ21とが当接し(このと
き、従動ローラ22は結束ローラ19から離れてい
る)、テープTを被結束物の周囲に引き締めて結束する
場合には、上記状態とは逆になって、結束ローラ19と
従動ローラ22とが互いに当接し、送出ローラ18と従
動ローラ21とが互いに離れることになる。
被結束物の下面を受けると共に、クランプ部材との間で
テープTの先端を把持する前後進退自在な受け板と、受
け板の下面において重合されたテープTを加熱押圧する
加熱押圧部、熱融着後のテープTを切断するカッタ機構
等が配置されている。
(f)を参照して説明する。まず、図4(a)に示すよ
うに、溝へ進出している受け板23の上面に被結束物A
を載置する。
ーラ18および従動ローラ21によって、テープTが送
出され、ループ形成のために、外側案内部材11と内側
案内部材12,13との間の案内路10に沿って送られ
る。
10に沿ってテープTのループLが形成されると共に、
送られたテープTの先端部が受け板23の下面と進出し
た第1クランプ部材24との間に挟持され止定される。
このとき、一対の内側案内部材12,13は、図3
(a)に示すように互いに平行な状態であり、ループを
形成するテープTの内方に位置している。
ーラ19によってテープTが引き戻され、ループ径が縮
小されると、縮径するテープTに押されて、図3(b)
に示すように一対の内側案内部材12,13の互いの間
の間隔が拡げられ、一対の内側案内部材12,13間を
テープTがすり抜けていく。
が被結束物Aの周囲を密な状態で取り囲む。この状態で
は、一対の内側案内部材12,13は自身の弾性によっ
て元の互いに平行な状態に復帰し、次工程でのループ形
成を案内できる案内姿勢に戻っている。テープTが被結
束物Aの周囲を密に取り囲んだ後、テープTの先端部お
よびテープTの巻き終わり部を重合させて受け板23の
下面と第2クランプ部材25との間にクランプする。
27付の加熱押圧部26がテープTの重合部分Taを受
け板23の下面に押圧しながら加熱して重合部分を熱融
着させると共に、カッタ27によってテープTが切断
し、その後、受け板23が退避して、結束が完了する。
案内部材12,13を弾性を有するワイヤー部材により
構成するという非常に簡単な構造により、ループ形成時
に走行するテープTを案内する機能と、ループ縮径時に
テープTの引締めを許容する機能と、テープTの引締め
後に案内姿勢へと自己復帰する機能とを達成できる。し
たがって、小型化を図れ、しかも製造コストを安くする
ことができ、ひいては、小型で廉価な結束機を得ること
ができる。
内部材12,13によってテープTの幅方向の両側部を
案内するので、ループ形成時のテープ走行を安定させる
ことができる。
れば、ループ形成時にはテープTの幅方向の両縁部近傍
を案内すれば良く、したがって、テープTの引締め時に
おいて、各内側案内部材12,13の変位量を少なくで
きるので、内側案内部材12,13が引き締め時のテー
プTに与える抵抗を非常に少なくできスムーズな引締め
が可能となる。
固定端としたので、内側案内部材12,13の取付け構
造が簡単になる一方、このように固定しても、内側案内
部材12,13が弾性を有するワイヤー部材からなるの
で、該ワイヤー部材が案内姿勢と退避姿勢とにスムーズ
に姿勢変化する妨げとはならない。
るものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すこと
ができる。
に走行するテープを案内する機能と、ループ縮径時にテ
ープの引締めを許容する機能と、テープの引締め後に案
内姿勢へと自己復帰する機能とを、内側案内部材を弾性
を有するワイヤー部材により構成するという非常に簡単
な構造にて達成できる。したがって、小型化を図れ、し
かも製造コストを安くすることができ、ひいては、小型
で廉価な結束機を得ることができる。
部材によってテープの幅方向の両側部を案内するので、
ループ形成時のテープ走行を安定させることができる。
一対のワイヤー部材であればテープの両側縁近傍を支持
すれば良く、したがって、テープの引締め時において、
各ワイヤー部材の変位量を少なくできるので、ワイヤー
部材が引き締め時のテープに与える抵抗を非常に少なく
できスムーズな引締めが可能となる。
イヤー部材のスムーズな姿勢変化を確保しつつ、ワイヤ
ー部材を支持する構造を簡素化することができる。
を含む結束機の要部の一部破断斜視図である。
定する部分を示す概略分解斜視図である。
略斜視図であり、(a)ではワイヤー部材がループ形成
を案内する案内姿勢にあり、(b)ではワイヤー部材が
ループの縮径を許容する退避姿勢にある。
の模式的正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】テープによるループを形成し、このループ
の引締めにより被結束物を結束する結束機において、ル
ープ形成のために走行するテープを案内するテープ案内
構造であって、 ループ形成のために走行するテープの湾曲の外側面およ
び内側面をそれぞれ案内する外側案内部材および内側案
内部材を備え、 上記内側案内部材を、外側案内部材と所定間隔隔てて対
向するワイヤー部材により構成し、 このワイヤー部材は、ループ形成時のテープの走行を案
内する案内姿勢から、ループの縮径を許容するべくテー
プの幅方向に退避する退避姿勢へと弾性変形可能である
ことを特徴とする結束機のテープ案内構造。 - 【請求項2】上記ワイヤー部材は、テープの幅方向の両
側部をそれぞれ案内する一対が設けられていることを特
徴とする請求項1記載の結束機のテープ案内構造。 - 【請求項3】上記ワイヤー部材の両端は固定部材により
固定された固定端となっていることを特徴とする請求項
1又は2記載の結束機のテープ案内構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11738798A JP3630980B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 結束機のテープ案内構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11738798A JP3630980B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 結束機のテープ案内構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11310203A true JPH11310203A (ja) | 1999-11-09 |
JP3630980B2 JP3630980B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=14710399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11738798A Expired - Lifetime JP3630980B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 結束機のテープ案内構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3630980B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005054529B4 (de) * | 2005-11-14 | 2008-02-07 | Signode Bernpak Gmbh | Vorrichtung zum Umreifen von Packstücken mit einem Umreifungsmittel |
JP2009173336A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Taiyo Seiki Kk | テープ結束装置 |
JP2012091849A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Taiyo Seiki Kk | テープによる結束機 |
CN113830347A (zh) * | 2021-09-15 | 2021-12-24 | 深圳市恒永晟建材运输有限公司 | 一种建材运输用钢管捆扎装置 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11738798A patent/JP3630980B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7757468B2 (en) * | 2005-11-14 | 2010-07-20 | Illinois Tool Works Inc. | Device for strapping packages with strapping material |
JP2009173336A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Taiyo Seiki Kk | テープ結束装置 |
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CN113830347A (zh) * | 2021-09-15 | 2021-12-24 | 深圳市恒永晟建材运输有限公司 | 一种建材运输用钢管捆扎装置 |
CN113830347B (zh) * | 2021-09-15 | 2022-09-13 | 深圳市恒永晟建材运输有限公司 | 一种建材运输用钢管捆扎装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3630980B2 (ja) | 2005-03-23 |
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