JP2009173067A - 車両用格納シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員が着座する使用位置ではロック性と回動軌跡とを安定させながら、通常位置と格納位置との間で生じるリンク長さ寸法誤差を吸収できる、車両用格納シートを提供する。
【解決手段】フロア上に固定され乗員が着座可能な使用位置と、格納凹部内へ収納された収納位置との間で、中間リンク15を介して車両前後方向に変位自在であり、中間リンク15は、シートの内部フレームを構成するブリッジ21とフロアに固定された連結ベースとに、車両前後方向に回動自在に連結されている。案内軸23が挿通されるブリッジ21の案内溝24は、シートが使用位置にあるときは、案内軸23が案内溝24内で位置ズレしない(t3=t4)が、シートを使用位置から格納位置へ変位させるにつれて、案内軸23が案内溝24内で車両前後方向へ位置ズレ可能となるよう、案内軸23の直径t3よりも前後寸法が大きくなる(t3<t5)形状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、フロア上に固定され乗員が着座可能な使用位置と、フロアの一部に凹み形成された格納凹部内へ折り畳み収納された収納位置との間で、リンク機構を介して車両前後方向に変位自在な、車両用格納シートに関する。
この種の車両用格納シートとして、例えば特許文献1がある。特許文献1の格納シートは、リンク機構としてシートとフロアとの間に中間リンクと後方リンクとが車両前後方向に並設されており、当該中間リンクと後方リンクとを介して、使用位置と格納位置との間で変位自在となっている。詳細は説明されていないが、その構成からして、両リンクの上端はシートに固定された内部フレーム(連結部材)に、軸部材を介して車両前後方向に回動自在に連結されている。一方両リンクの下端は、フロアに固定された連結部材たるストッパー片に、軸部材を介して車両前後方向に回動自在に連結されている。両リンクの両端は、連結部材に対してガタツキ無く、すなわち例えば車両前後方向に位置ズレすることが無いように連結されている。そして、小さな力で容易にシートの折り畳み操作を行うことができるように、中間リンクと後方リンクとの少なくとも一方に、シートがシート重量と弾発力とがバランスする中立点に位置するように弾発力を付与するバネ体が組み込まれている。
特開2006−4091号公報
特許文献1の車両用格納シートでは、各リンクが連結部材に対してガタツキなく車両前後方向に位置ズレすることが無いように連結されている。しかし実際には、シートを使用位置で固定するストライカ、該ストライカと係合するフック部材、シート側及びフロア側の連結部材、各リンク、シートを格納位置で固定するストライカ、及び該格納位置のストライカと係合するフック部材などの各種部材には、その取り付け位置や寸法などに誤差がある。そのため、シートを使用位置と格納位置との間で変位させるにつれて各リンクの回動中心がばらつき、各連結部材やリンクに引張荷重や圧縮荷重が作用する。特に、リンク機構が中間リンクと後方リンクとによって構成されていることから、各リンクの寸法誤差やその上下端の連結部位誤差によるばらつきが懸念される。リンク機構が中間リンク又は後方リンクのいずれか一方のみの場合でも、使用位置固定用のストライカと格納位置固定用のストライカの設置位置誤差により、リンクの必要寸法が異なることも懸念される。これでは、シート位置が安定しない、使用位置と格納位置との間でシートを円滑に変位させることができなくなる、無理な荷重が作用することで各連結部材やリンクが変形若しくは破損する、などの問題が生じる。
各リンクの回動中心がばらつかないように、上記リンクや連結部材などの各種部材の設置位置や寸法を精巧に組み付け・製造できればよいが、その精度には限界があり現実的に無理がある。また、各リンクを二部材で構成して組み付け時に寸法調製可能とすることも考えられる。しかし、組み付け時に例えば使用位置を基準として各リンクの寸法を調製しても、格納位置を基準としたときの各リンクに必要な寸法には対応できないし、中間リンクと後方リンクとの相対的な寸法調製は困難である。すなわち、リンク機構を構成する各リンクの全てを寸法調整可能としても、それぞれが連結部材にガタツキなく連結されていれば、格納シートを使用位置と格納位置との間で変位させたときの回動中心のばらつきを吸収させることはできず、確実に上記問題を解決することはできない。
そこで本発明は、乗員が着座する使用位置ではロック性と回動軌跡とを安定させながら、リンクの回動中心がばらつくことによる、通常位置と格納位置との間で生じるリンク長さ寸法誤差を吸収できる、車両用格納シートを提供することを目的とする。
本発明の車両用格納シートは、フロア上に固定され乗員が着座可能な使用位置と、フロアの一部に凹み形成された格納凹部内へ折り畳み収納された収納位置との間で、リンクを介して車両前後方向に変位自在である。シートが格納される格納凹部は、使用位置より車両前方に形成されている場合と、使用位置より車両後方に形成されている場合とがある。前記リンクの一端はシートに固定された連結部材に、前記リンクの他端はフロアに固定された連結部材に、それぞれ車両前後方向に回動自在に連結されている。シートに固定される連結部材としては、代表的にはシートの内部フレームや、内部フレームに接合される部材などが相当する。フロアに固定される連結部材には、フロアとは別に製造された連結部材のほか、フロアと一体的に形成された連結部をも含む。前記リンクと前記シート側及びフロア側の連結部材とは、該リンク及び連結部材の少なくとも一方に形成された挿通孔に挿通される軸部材によって連結されている。挿通孔は、リンクと連結部材との双方に形成されている場合と、リンク又は連結部材の一方のみに形成されている場合とがある。挿通孔がリンクと連結部材との双方に形成されている場合は、軸部材はリンク及び連結部材とは別部材となっている。挿通孔がリンク又は連結部材のいずれか一方に形成されている場合は、軸部材は挿通孔が形成された部材とは異なる部材に一体成形されていることになる。
そのうえで、前記リンクとシートとの連結部分又は前記リンクとフロアとの連結部分のいずれか一方における前記挿通孔は、前記シートが前記使用位置にあるときには、前記軸部材が前記挿通孔内で車両前後方向に位置ズレしないが、前記シートを使用位置から格納位置へ変位させるにつれて、前記軸部材が前記挿通孔内で車両前後方向へ位置ズレ可能となる形状に形成されていることを特徴とする。挿通孔が軸部材が挿通孔内で車両前後方向に位置ズレすることによって、リンクが連結部材に対して車両前後方向に位置ズレ可能となる。すなわち、シートが格納位置にあるとき、リンクと連結部材との連結部分にはガタを有する。
前記軸部材が挿通孔内で車両前後方向に位置ズレ可能となる連結部分では、例えば前記リンクは、これの回動中心となる回動軸と、該回動軸よりもリンクの長手方向に所定量離れた位置に設けられた案内軸とによって、前記連結部材に連結することができる。案内軸を設ける位置としては、リンクの長手方向において回動軸よりも外側(端部側)でもよいし、回動軸よりも中心側でもよい。同時に、前記連結部材には、前記回動軸が挿通される軸孔と、前記案内軸が挿通され、該案内軸の回動軌跡に沿って形成された案内溝とを穿設しておく。この軸孔と案内溝とが、前記挿通孔に相当する。この場合、前記連結部材の軸孔は、前記軸部材の直径よりも前後寸法が大きい長孔状に形成すると共に、前記連結部材の案内溝は、前記シートが前記使用位置にあるときは前記案内軸の外面と車両前後方向で当接しており、前記シートが前記使用位置から前記格納位置に変位するにつれて前記案内軸の直径よりも前後寸法が大きくなる形状に形成することが好ましい。軸孔が軸部材の直径よりも前後寸法が大きい長孔状に形成されていることで、軸孔内には軸部材が車両前後方向に位置ズレ可能な空間が形成される。また、案内溝もシートが使用位置から格納位置に変位するにつれて案内軸の直径よりも前後寸法が大きくなっていることで、シートが格納位置に変位するにつれて、案内溝内に案内軸が車両前後方向に位置ズレ可能な空間が生じる。
また、前記シートとフロアとの間には、前記位置ズレ可能に連結されたリンクの車両前方側又は後方側に、シートに固定された連結部材とフロアに固定された連結部材とに対して、回動軸を介して車両前後方向に回動自在かつ位置ズレ不能状に連結された、他のリンクを設けることが好ましい。当該他のリンクは、前記位置ズレ可能なリンクの車両前方側に設けてもよいし、車両後方側に設けてもよい。換言すれば、シートとフロアとの間において車両前後方向に並設された第1のリンクと第2のリンクとからなるリンク機構によって、シートが使用位置と格納位置との間で変位自在となっている場合において、第1のリンクと第2のリンクの内、いずれか一方を連結部材に対して位置ズレ可能に連結すればよい。
この場合の前記他のリンクは、前記シート側に連結される上方リンク部材と、前記フロア側に連結される下方リンク部材との二部材で構成し、前記上方リンク部材と下方リンク部材とは、両リンク部材にそれぞれ穿設された固定孔を互いに重ねた状態で、両固定孔に挿通される固定部材によって固定されることで1つのリンクとする。そのうえで、前記上方リンク部材又は下方リンク部材の固定孔のうち少なくとも一方は、リンク長手方向の長さ寸法が、前記固定部材の直径よりも大きい長孔状に形成しておく。長孔状の固定孔は、上方リンク部材と下方リンク部材の双方に形成してもよいし、上方リンク部材又は下方リンク部材のいずれか一方のみに形成してもよい。長孔状の固定孔を上方リンク部材又は下方リンク部材のいずれか一方のみに形成する場合は、他方の固定孔は固定部材がちょうど挿通される大きさに形成しておく。
本発明によれば、リンクの一方端側が、シートを使用位置から格納位置へ変位させるにつれて、連結部材に対して車両前後方向へ位置ズレ可能となっていることによって、シートを格納位置に変位させた際にリンクの回動中心にばらつきが生じたとしても、当該ばらつきを吸収できる。したがって、連結部材やリンクに無理な荷重が作用することが無く、シートを使用位置と格納位置との間で繰り返し変位させた際に、連結部材やリンクが変形若しくは破損することを防げる。一方、シートが使用位置にあるときには、軸部材は挿通孔内で位置ズレすることはないので、シートを使用位置で安定的に固定できる。また、シートを格納位置から使用位置に戻す際の軌跡も安定させることができるので、リンクとフロアとの干渉も防げる。
軸部材が挿通孔内で位置ズレ可能となる連結部分において、リンクが回動中心となる回動軸と案内軸とに連結されていれば、回動軸によってリンクの回動中心を規定しながら、案内軸によって位置ズレ可能状態と安定保持状態とが切り替え可能となる。すなわち、軸孔が軸部材の直径よりも前後寸法が大きい長孔状に形成されていることで、リンクの回動中心は軸孔内に規定され、回動中心が大きく変動することはない。一方、回動軸は常時軸孔内で位置ズレ可能であるが、案内溝はシートが使用位置にあるときは案内軸と当接していることによって、案内軸及び回動軸は使用位置においてガタツクことはなく、シートは安定して固定される。これに対し、案内溝がシートが使用位置から格納位置に変位するにつれて案内軸の直径よりも前後寸法が大きくなる形状に形成されていることによって、回動軸及び案内軸は格納位置に変位するにつれて挿通孔内で位置ズレ可能となり、リンクの寸法誤差などを吸収できる。
また、位置ズレ可能に連結されたリンクとは別に、ガタツキなく連結されたリンクを設けていれば、シートを使用位置と格納位置との間でより安定して変位できる。この場合、位置ズレ可能なリンクと他のリンクとで相対的な寸法誤差が生じても、一方のリンクが位置ズレ可能なので当該寸法誤差を的確に吸収でき、各リンク等に無理な荷重が作用することを避けられる。そのうえで、他のリンクを二部材で構成して、両リンク部材の固定孔のうち少なくとも一方を、固定部材の直径よりも大きい長孔状に形成しておけば、当該他のリンクを組み付ける際に、固定孔内で固定部材の固定位置を調整できる。これにより、連結部材の設置位置誤差に応じて他のリンクの長さ寸法を組み付け時に調製できる。
(実施例)
以下に、適宜図面を参照しながら、本発明に係る車両用格納シートの実施の形態について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさらに種々の変更が可能であることはいうまでもない。図1は、シートクッションの概略内部フレーム構造を示す分解斜視図である。図2は、格納シートの変位状態を示す側面図である。図3は、位置ズレ可能な連結部の変位状態を示す要部拡大側面図である。図4は、後方リンクの要部拡大分解斜視図である。なお、図2において、図面左側が車両前方側であり、図面右側が車両後方側である。同様に、図3において、図面左側が車両前方の使用位置側であり、図面右側が車両後方の格納位置側である。
図2に示されるように、本実施例の格納シート1は、乗員の着座部となるシートクッション2と、背凭れとなるシートバック3と、頭部を支持するヘッドレスト4とを有し、自動車などの車両用のリヤシートとして適用されている。シートバック3は、図示していないリクライニング機構を介してシートクッション2に連結されており、図2(A)の想像線で示すシートクッション2上に起立した使用姿勢と、図2の実線で示すシートクッション2上に前倒された不使用姿勢との間で、車両前後方向に揺動自在となっている。そして、フロア6上に固定され乗員が着座可能な図2(A)に示す使用位置と、フロア6の一部に凹み形成された格納凹部7内へ折り畳み収納された図2(C)に示す収納位置との間で、リンク機構を介して車両前後方向に変位自在となっている。格納凹部7は、格納シート1の使用位置の車両後方側に形成されており、格納シート1を格納位置へ変位させるには、該格納シート1をリンク機構を介して車両後方側へ変位させることになる。
使用位置では、格納シート1は、ロック手段によってフロア6上にロック固定されている。ロック手段は、フロア6上に設けられたストライカ10と、シートクッション2の下面に設けられ、ストライカ10に係合可能なフック11とからなる。ロック手段は、シートクッション2の前端部及び後端部においてそれぞれ左右一対設けられている。具体的には、図1及び図2に示されるように、シートクッション2の下面前端部の左右両側方には、図示していないロック機構を有する前フック11fが車両前後方向に回動自在に枢結されており、シートクッション2の下面後端部の左右両側方には、図示していないロック機構を有する後フック11rが、車両前後方向に回動自在に枢結されている。ストライカ10も、格納シート1の使用位置において左右の両前フック11fと係合可能な位置に設けられた前ストライカ10fと、格納シート1の使用位置において左右の両後フック11rと係合可能な位置に設けられた後ストライカ10rとからなる。リクライニング機構のロック機構と各フック11のロック機構とは連動しており、シートバック3を不使用姿勢へ前倒するときにリクライニング機構のロック状態を解除すると、各フック11と各ストライカ10とのロック状態も解除される。なお、後フック11rは、後述の後方リンク14に設けられている。
図1及び図2に示されるようにリンク機構は、格納シート1とフロア6(の一部の格納凹部7)との間において車両前後方向に並設された後方リンク14と中間リンク15とからなる。後方リンク14はシートクッション2の下面後端部に枢結されており、中間リンク15はシートクッション2の下面前後中間部に枢結されている。すなわち、両リンク14・15の上端は、格納シート1のシートクッション2の内部に固定された内部フレームに、軸ピン16によって車両前後後方に回動自在に連結されている。一方、両リンク14・15の下端は、フロア6の一部に形成された格納凹部7の底面に固定された連結ベース17に、軸ピン16によって車両前後方向に回動自在に連結されている。軸ピン16は、両リンク14・15、内部フレーム、及び連結ベース17のそれぞれに穿設された軸孔18・19に挿通されている。当該軸ピン16が両リンク14・15の回動中心となり、本発明の回動軸に相当する。
シートクッション2の内部には、骨格となる金属製の内部フレームが構成されている。シートクッション2の内部フレームは、平面視で略四角枠状を呈する枠フレーム20と、枠フレーム20の左右中央部において前後端に亘って架設されたブリッジ21とを有する。後方リンク14は枠フレーム20の後端部左右両側方に二本枢結されており、中間リンク15はブリッジ21の前後中間部に一本だけ枢結されている。ブリッジ21は、中間リンク15が連結され上下方向に扁平な連結板部21aと、該連結板部21aの上端から水平方向へ一体的に延在するフランジ部21bとからなり、当該フランジ部21bによってブリッジ21の左右方向への強度が高められている。枠フレーム20が後方リンク14のシート側連結部材に相当し、ブリッジ21が中間リンク15のシート側連結部材に相当し、連結ベース17が両リンク14・15のフロア側連結部材に相当する。
図1によく示されるように、中間リンク15は、これの回動中心となる軸ピン16と、該軸ピン16よりも中間リンク15の長手方向内側(中間部側)に所定量離れた位置に設けられた案内軸23とによって、ブリッジ21に連結されている。すなわちブリッジ21(の連結板部21a)には、軸ピン16が挿通される軸孔18に加えて、案内軸23が挿通され、該案内軸23の回動軌跡に沿って円弧状に形成された案内溝24とが穿設されている。案内軸23は、中間リンク15の側面に一体形成されている。図3に示されるように、ブリッジ21の軸孔18は、その上下寸法は軸ピン16の直径t1と同等(僅かに大きい)であるが、前後寸法t2は軸ピン16の直径t1よりも大きい横長の長孔状に形成されている。一方、ブリッジ21の案内溝24は、格納シート1が使用位置にあるときは案内軸23の外面と車両前後方向で当接しており、格納シートが1使用位置から格納位置に変位するにつれて案内軸23の直径よりも前後寸法が大きくなる形状に形成されている。これにより、詳細は後述するが、格納シート1が使用位置から格納位置に変位するにつれて、中間リンク15はブリッジ21に対して車両前後方向に位置ズレ可能となっている。なお、ブリッジ21の軸孔18以外、すなわち両リンク14・15、枠フレーム20、及び連結ベース17に形成された軸孔19は円形であり、その内径は軸ピン16の直径と同等(僅かに大きい)である。したがって、各軸ピン16は各軸孔19内にガタツキなく挿通さている。なお。後方リンク14が、本発明の他のリンクに相当する。
図4などに示されるように、後方リンク14は、格納シート1側に連結される上方リンク部材26と、フロア6側に連結される下方リンク部材27との二部材からなる。上方リンク部材26と下方リンク部材27とは、両リンク部材26・27にそれぞれ穿設された固定孔28・29を互いに重ねた状態で、両固定孔28・29に挿通される固定部材たるボルト30によって連結固定されることで1つのリンク14とされている。具体的には、下方リンク部材27は断面コ字状に形成されており、四角棒状の上方リンク部材26が下方リンク部材27の内面に当接する状態で収容されている。上方リンク部材26の固定孔28は円形であり、その直径はボルト30の軸部の直径と同等(僅かに大きい)である。一方、下方リンク部材27の固定孔29は上下縦長の長孔状に形成されており、その左右幅寸法はボルト30の軸部の直径及び上方リンク部材26の固定孔28の直径と同等(ボルト30の軸部より僅かに大きい)であるが、上下長さ寸法はボルト30の軸部の直径及び上方リンク部材26の固定孔28の直径よりも大きく形成されている。ボルト30の頭部は、下方リンク部材27の固定孔29の左右幅寸法よりも大きい。
このように、後方リンク14を構成する上下のリンク部材26・27の内、少なくとも一方のリンク部材27の固定孔29が、固定部材たるボルト30の軸部の直径よりも大きい長孔状に形成されていることによって、後方リンク14における寸法誤差などに対応可能となっている。すなわち、後方リンク14を組み付けるとき、先ず、上方リンク部材26の上端を格納シート1の枠フレーム20へ枢結すると共に、下方リンク部材27の下端を連結ベース17へ枢結する。そのうえで、上方リンク部材26の下端部を下方リンク部材27の上端部の内面にあてがい、両リンク部材26・27の両固定孔28・29においてボルト30を挿通固定する。このとき、連結ベース17の設置位置誤差や寸法誤差などによって上方リンク部材26と下方リンク部材27とが内外で重なる部分の上下位置が車両によって異なり得るが、下方リンク部材27の固定孔29が上下縦長に形成されていることで、このような位置ズレに応じてボルト30の固定位置を調整できる。これにより、格納シート1と連結ベース17との相対的な位置関係の誤差などにより、後方リンク14へ無理な荷重が作用することが避けられる。
中間リンク15も、後方リンク14と同様の構造を有する。具体的には、格納シート1側に連結される四角棒状の上方リンク部材40と、フロア6側に連結される断面コ字状の下方リンク部材41との二部材からなる(図1参照)。そして、中間リンク15を構成する上下のリンク部材40・41の内、少なくとも一方のリンク部材(本実施例では下方リンク41)の固定孔42が、ボルト30の軸部の直径よりも大きい長孔状に形成されていることによって、後方リンク14における寸法誤差などに対応可能となっている。すなわち、後方リンク14と同様に、中間リンク15を組み付けるとき、上端を格納シート1のブリッジ21へ枢結した上方リンク部材40の下端部を、下端を連結ベース17へ枢結した下方リンク部材41の上端部の内面にあてがい、両リンク部材40・41をボルト30によって固定する。このとき、連結ベース17の設置位置や寸法などに誤差があっても、下方リンク部材41の固定孔42が長孔状に形成されていることで、ボルト30の固定位置を調整しながら中間リンク15の長さを調整できる。これにより、格納シート1と連結ベース17との相対的な位置関係の誤差などにより、中間リンク15へ無理な荷重が作用することも避けられる。
次に、格納シート1を使用位置と格納位置との間で変位させたときの作用について説明する。格納シート1が、図2(A)に示す使用位置において、同図の想像線で示す乗員が着座可能な使用姿勢にある状態では、格納シート1の各フック11がフロア6の各ストライカ10に係合ロックされていることで、格納シート1が使用位置で固定されている。このとき、図3(A)に示されるように、中間リンク15の案内軸23がブリッジ21の案内溝24の内面に当接していることで、中間リンク15はブリッジ21に対して車両前後方向に位置ズレすることがなく、格納シート1は使用位置で安定的に固定されている。すなわち、案内溝24の使用位置側の幅寸法t4は、案内軸23の直径t3と同等(僅かに大きい)となっている。中間リンク15の回動軸となる軸ピン16は、ブリッジ21の軸孔18内で車両前後方向に常時位置ズレ可能である。なお、t1<t2及びt3=t4(正確にはt3≒t4)の関係が維持されている限り、軸ピン16の直径t1と案内軸23の直径t3とは、同じであってもよいし異なっていても良い。
フロア6と格納凹部7の前方側壁との境界部は傾斜面8となっており、格納シート1が使用位置で固定されているとき、中間リンク15が傾斜面8に接触しないように設計されている。この使用状態から、シートクッション2の側面等に設けられた図外のレバーを操作して、シートバック3をシートクッション2の上方へ前倒させる。これに伴い各フック11のロック状態が解除され、各フック11が各ストライカ10から離脱可能となる。そして、各フック11を各ストライカ10から離脱させて、図2(B)に示されるように、格納シート1を後方リンク14及び中間リンク15を介して車両後方側へ変位させる。これに伴い、左右の前フック11fは、シートクッション2内へ格納されるように後方へ変位回動する。このとき、図3(B)に示されるように、案内軸23は円弧状の案内溝24の中間部に移動することで、軸ピン16及び案内軸23は、それぞれ軸孔18及び案内溝24内で車両前後方向に位置ズレ可能となる。
図2(B)の位置からさらに格納シート1を後方へ変位させることで、図2(C)に示されるように、格納シート1を格納凹部7内に格納される。この格納位置では、シートクッション2の下面左右中間部(各フック11の間)に設けられた格納フック35が、格納凹部7の底面に設けられたストライカ36に係合することで、格納シート1が格納凹部7内で保持される。また、左右の両前フック11fは、左右の両後フック11rの内側に位置している。図3(C)に示されるように、案内軸23は、案内溝24の格納位置側に移動している。このとき、案内溝24の格納位置側の幅寸法t5は、案内軸23の直径t3よりも大きく形成されている。これにより、案内軸23は、格納位置においても案内溝24内で車両前後方向に位置ズレ可能であり、中間リンク15は、格納シート1を安定的に固定された使用位置から、格納位置へ変位させるに伴って連結部材たるブリッジ21に対して車両前後方向に位置ズレ可能となる。
ここで、後方リンク14及び中間リンク15を、それぞれ上方リンク部材26・40と下方リンク部材27・41の二部材で構成し、使用位置を基準として両リンク14・15の長さを調整したが、当該使用位置基準の長さが格納位置において必要とされる長さとは必ずしも一致しない場合がある。つまり、種々の寸法誤差や設置位置誤差等により、使用位置において必要となるリンク14・15の長さと、格納位置において必要となるリンク14・15の長さとが異なることがあり、個々後方リンク14と中間リンク15における誤差も両者14・15間で互いに異なる。したがって、格納シート1を格納位置へ変位させるに伴い、中間リンク15の回動中心が、後方リンク14の回動中心に対して変位することがある。そこで、格納シート1が格納位置へ変位するに伴って中間リンク15が位置ズレ可能となることで、格納凹部7内のストライカ36や連結ベース17の設置誤差、及び後方リンク14と中間リンク15との寸法誤差などにより、後方リンク14と中間リンク15との回動中心にばらつきが生じても、これに応じて中間リンク15がばらつきを吸収するように車両前後方向へ移動でき、両リンク14・15や連結ベース17等が変形したり破損することが有効に防がれる。なお、案内溝24の車両前方側(格納位置側)の幅寸法t5は、軸孔18の前後寸法t2以上(t2≦t5)であればよい。好ましくは、t2=t5である。
格納シート1を格納位置から使用位置へ変位させる場合は、上記操作と逆の操作を行えばよい。このとき、案内軸23が案内溝24内を使用位置へ移動するにしたがって、案内溝24の幅寸法が小さくなり、最終的に案内溝24の幅寸法t4と案内軸23の直径t3とが同等となることで、案内軸23の使用位置側への回動軌跡も安定する。したがって、格納シート1を格納位置から使用位置へ変位させる際に、中間リンク15がフロア6の傾斜面8と干渉することも避けられる。
(変形例)
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、その他にも種々の変形が可能である。例えば軸孔18及び案内溝24と案内軸23とを設ける部分、すなわち位置ズレ可能な連結部分は、中間リンク15上端の中間リンク15とブリッジ21との連結部分に限らない。具体的には、中間リンク15下端の中間リンク15と連結ベース17との連結部分、後方リンク14上端の後方リンク14と枠フレーム20との連結部分、又は後方リンク14下端の後方リンク14と連結ベース17との連結部分に設けることもできる。このとき、位置ズレ可能な連結部分は、後方リンク14の両端、及び中間リンク15の両端のうち、いずれか一箇所のみとしてもよいし、複数箇所としてもよい。つまり、格納シート1とフロア6との間に、第1のリンクと第2のリンクとが連結部材を介して車両前後方向に並設されている場合に、第1のリンクのシート側連結部、第1のリンクのフロア側連結部、第2のリンクのシート側連結部、及び第2のリンクのフロア側連結部のうち、少なくとも一箇所において、リンクが連結部材に対して車両前後方向に位置ズレ可能となっていればよい。後方リンク14を位置ズレ可能とし、中間リング15をガタツキ無く(位置ズレ不能状に)連結する場合は、中間リンク15が本発明の他のリンクに相当することになる。
上記実施例では、後方リンク14と中間リンク15とを共に上下リンク部材からなる二部材で構成したが、両リンク14・15のうち、位置ズレ可能に連結されているリンクは、必ずしも長さ調節可能な二部材構成とする必要は無く、1本のリンク部材とすることもできる。
上記実施例では、案内軸23及び案内溝24をそれぞれ軸ピン16及び軸孔18より中間リンク15の中間側、すなわち長手方向内側に設けたが、これに限らず案内軸23及び案内溝24を軸ピン16及び軸孔18より中間リンク15の端部側、すなわち長手方向外側に設けることもできる。この場合、案内溝24は、上記実施例での形状に対して軸ピン16を挟んで前後及び上下に反転させた形状とする。具体的には、中間部が上方側へ湾曲する円弧状に形成したうえで、使用位置側となる車両前方側の幅寸法t5を案内軸23の直径t3と同等(t3=t5、正確にはt5が僅かに大きいt3≒t5)とし、かつ格納位置側となる車両後方側の幅寸法t4を案内軸23の直径t3よりも大きく(t3>t4)する。
また、ブリッジ21の軸孔18を、軸ピン16の直径よりも前後寸法が大きい長孔とする場合のほか、中間リンク15の軸孔19を、軸ピン16の直径よりも前後寸法が大きい長孔とすることもできる。この場合、ブリッジ21の軸孔18は、軸ピン16の直径と同等としておく。案内軸23は、中間リンク15に一体成形するのみならず、中間リンク15にも挿通孔を穿設して、別部材としての案内軸23を挿通させてもよい。
上記実施例では、中間リンク15を一本としたが、シートクッション2の内部フレームを構成するブリッジ21を左右両側方部に設けて、中間リンク15も左右に二本設けることもできる。
上記実施例では、後方リンク14を構成する上方リンク部材26の固定孔28を円形とし、下方リンク部材27の固定孔29を上下縦長に形成したが、これとは逆に、上方リンク部材26の固定孔28を上下縦長とし、下方リンク部材27の固定孔29を円形に形成してもよい。連結ベース17は、一部材で構成したが、後方リンク14用と中間リンク15用の別個独立した2つの連結ベースをそれぞれ用いてもよい。
シートクッションの概略内部フレーム構造を示す分解斜視図である。 格納シートの変位状態を示す側面図である。 位置ズレ可能な連結部の変位状態を示す要部拡大側面図である。 後方リンクの要部拡大斜視図である。
符号の説明
1 格納シート
2 シートクッション
3 シートバック
6 フロア
7 格納凹部
8 傾斜面
10 ストライカ
11 フック
14 後方リンク
15 中間リンク
16 軸ピン(回動軸)
17 連結ベース(連結部材)
18 軸孔(長孔)
20 枠フレーム
21 ブリッジ
23 案内軸
24 案内溝
26 上方リンク部材
27 下方リンク部材
30 連結ベース
1 軸ピンの直径
2 軸孔の前後寸法
3 案内軸の直径
4 案内溝の車両後方側(使用位置側)幅寸法
5 案内溝の車両前方側(格納位置側)幅寸法

Claims (3)

  1. フロア上に固定され乗員が着座可能な使用位置と、フロアの一部に凹み形成された格納凹部内へ折り畳み収納された収納位置との間で、リンクを介して車両前後方向に変位自在であり、
    前記リンクの一端はシートに固定された連結部材に、前記リンクの他端はフロアに固定された連結部材に、それぞれ車両前後方向に回動自在に連結されており、
    前記リンクと前記シート側及びフロア側の連結部材とは、該リンク及び連結部材の少なくとも一方に形成された挿通孔に挿通される軸部材によって連結されている車両用シートであって、
    前記リンクとシートとの連結部分又は前記リンクとフロアとの連結部分のいずれか一方における前記挿通孔は、前記シートが前記使用位置にあるときには、前記軸部材が前記挿通孔内で車両前後方向に位置ズレしないが、前記シートを使用位置から格納位置へ変位させるにつれて、前記軸部材が前記挿通孔内で車両前後方向へ位置ズレ可能となる形状に形成されていることを特徴とする車両用格納シート。
  2. 前記軸部材が挿通孔内で車両前後方向に位置ズレ可能となる連結部分では、前記リンクは、これの回動中心となる回動軸と、該回動軸よりもリンクの長手方向に所定量離れた位置に設けられた案内軸とによって、前記連結部材に連結されており、
    前記連結部材には、前記回動軸が挿通される軸孔と、前記案内軸が挿通され、該案内軸の回動軌跡に沿って形成された案内溝とが穿設されており、
    前記連結部材の軸孔は、前記軸部材の直径よりも前後寸法が大きい長孔状に形成されており、
    前記連結部材の案内溝は、前記シートが前記使用位置にあるときは前記案内軸の外面と車両前後方向で当接しており、前記シートが前記使用位置から前記格納位置に変位するにつれて前記案内軸の直径よりも前後寸法が大きくなる形状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用格納シート。
  3. 前記シートとフロアとの間には、前記位置ズレ可能に連結されたリンクの車両前方側又は後方側に、シートに固定された連結部材とフロアに固定された連結部材とに対して、回動軸を介して車両前後方向に回動自在かつ位置ズレ不能状に連結された、他のリンクが設けられており、
    前記他のリンクは、前記シート側に連結される上方リンク部材と、前記フロア側に連結される下方リンク部材との二部材からなり、
    前記上方リンク部材と下方リンク部材とは、両リンク部材にそれぞれ穿設された固定孔を互いに重ねた状態で、両固定孔に挿通される固定部材によって固定されることで1つのリンクとされており、
    前記上方リンク部材又は下方リンク部材の固定孔のうち少なくとも一方は、リンク長手方向の長さ寸法が、前記固定部材の直径よりも大きい長孔状に形成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の車両用格納シート。


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