JP2011037360A - 格納シート - Google Patents

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Abstract

【課題】格納位置での姿勢のばらつきをなくすことができる格納シートを提供することにを課題とする。
【解決手段】一端部側が床に、他端部側が座部の前部に回転可能に取り付けられた前側リンク27と、一端部側が床に、他端部側が座部の後部に回転可能に取り付けられた後側リンクと、を有し、前側リンク、後側リンクの往復動により、シートが床のシート設置部上に位置して着座可能な使用位置と、シートがシート格納部に格納される格納位置との間を移動する格納シートにおいて、シートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構と、使用位置と格納位置との間の前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、格納シートに関する。
下記特許文献1には、格納シートが記載されている。この特許文献1では、車輌内の床にシート設置部とシート設置部の後方に位置する格納部とを形成している。床には左右一対の前側リンクと左右一対の後側リンクの下端側がヒンジ機構を利用して回転可能に取り付けられている。また、各前側リンクおよび各後側リンクの上端側はヒンジ機構を利用してシートの座部が回転可能に取り付けられている。このため、床、前側リンク、シート(座部)、後側リンクとで、四節回転機構が形成されている。
そして、シートが格納部に格納された格納位置で電動モータを作動させると、電動モータの駆動力によって、前側リンク、後側リンクが一方の方向へ回転する。すると、シートは、規定された軌跡に従って、シート設置部へ移動し、着座可能な使用位置となる。
また、シートが使用位置で、電動モータを先程とは逆方向に回転するように作動させると、前側リンク、後側リンクが他方の方向へ回転し、シートは、規定された軌跡に従って、格納位置に復帰する。
特開2006−264582号公報
このような格納シートを組み付ける場合、使用位置にある状態で格納シートは組み付けられる。
一方、床、前側リンク、シート(座部)、後側リンクとでなる四節回転機構によって、シートの移動軌跡および使用位置、格納位置でのシートの姿勢は、決定される。
一方、四節回転機構を構成する各部品の寸法精度、各部品の取り付け精度には、誤差がある。よって、格納部に格納された格納位置でのシートの姿勢がばらつき、座部の前部が正規の姿勢より上がったり、座部の後部が正規の姿勢より上がったりする問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、格納位置での姿勢のばらつきをなくすことができる格納シートを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、座部を有するシートと、前後に並ぶシート設置部,シート格納部を有する床と、一端部側が前記床に、他端部側が前記座部の前部に回転可能に取り付けられた前側リンクと、一端部側が前記床に、他端部側が前記座部の後部に回転可能に取り付けられた後側リンクと、を有し、前記前側リンク、前記後側リンクの往復動により、前記シートが前記床のシート設置部上に位置して着座可能な使用位置と、前記シートが前記シート格納部に格納される格納位置との間を移動する格納シートにおいて、前記前側リンクと前記床との取り付け部、前記前側リンクと前記座部との取り付け部、前記後側リンクと前記床との取り付け部、前記後側リンクと前記座部との取り付け部のうち、少なくとも1つの取り付け部に設けられ、前記シートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構と、使用位置と格納位置との間の前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構と、を設けたことを特徴とする請求項1記載の格納シートである。
請求項2に係る発明は、前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側とのうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合し、前記シートの使用位置と格納位置との間の移動を可能とするガイドとからなり、前記ピンは、前記リンクの回転中心軸と平行な第1ピン、第2ピンで構成され、これら第1ピン、第2ピンは、前記回転中心軸を介して両側に設けられ、前記ガイドは、前記第1ピン、第2ピンが係合する第1ガイド、第2ガイドで構成され、該第1ガイド、第2ガイドは、前記リンクの回転中心軸を中心とした円弧部と、前記円弧部の2つの終端のうち、前記シートが格納位置にある前記ピンが対向する終端に連設され、前記円弧部の半径方向に延出し、前記シートを前後方向に移動可能とするばらつき吸収部とを有し、前記第1ピン、第2ピンと、前記第1ガイド、第2ガイドの円弧部とで、前記移動軌跡一定化機構が形成され、前記第1ピン、第2ピンと、前記第1ガイド、第2ガイドのばらつき吸収部とで前記格納位置ばらつき吸収機構が形成されることを特徴とする請求項1記載の格納シートである。
請求項3に係る発明は、前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合するガイドであって、前記シートが格納位置の場合、前後方向に延びる形状のガイドと、前記リンク側に設けられ、前記ガイドに係合した前記ピンの移動をロックするロック手段と、前記シートが格納位置になると、前記ロック手段をロック解除するロック解除手段と、前記シートが使用位置になると、前記ロック手段がロック可能な位置に、前記ピンと、前記リンクとの位置決めを行なうセンタリング手段とを有し、前記ピンと、前記ガイドと、前記ロック手段と、前記センタリング手段とで、使用位置から格納位置までの前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構が形成され、前記ピンと、前記ガイドと、前記ロック手段と、前記ロック解除手段とで、前記格納位置ばらつき吸収機構が形成されていることを特徴とする請求項1記載の格納シートである。
請求項4に係る発明は、前記格納位置ばらつき吸収機構、前記移動軌跡一定化機構は、
前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合するガイドであって、前記シートが格納位置の場合、前後方向に延びる形状のガイドと、前記ピンが前記ガイドの長手方向の中央部に位置するようにする付勢手段と、からなることを特徴とする請求項1記載の格納シートである。
以上述べたように請求項1−4記載の発明によれば、前記前側リンクと前記床との取り付け部、前記前側リンクと前記座部との取り付け部、前記後側リンクと前記床との取り付け部、前記後側リンクと前記座部との取り付け部のうち、少なくとも1つの取り付け部に、前記シートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構を設けたことにより、格納位置で、シートを前後方向に移動することで、格納シートの姿勢のばらつきをなくすことができる。
使用位置と格納位置との間の前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構を設けたことにより、使用位置と格納位置との間の格納シートの移動軌跡が一定となり、操作性がよい。
第1形態の要部分解斜視図である。 第1形態の作動を説明する図である。 第1形態の作動を説明する図である。 第1形態の格納シートが設けられた車両を説明する図である。 図4の格納シートが格納位置にある状態を示す図である。 図5の格納シートが格納位置と使用位置との間にある状態を示す図である。 図5の格納シートが使用位置にある状態を示す図である。 第2形態の要部分解斜視図である。 第2形態の作動を説明する図である。 第2形態の作動を説明する図である。 第2形態の作動を説明する図である。 第2形態の作動を説明する図である。 第3形態の要部分解斜視図である。 第3形態の使用位置での構成図である。 第3形態の作動を説明する図である。
次に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<第1形態>
(全体構成)
最初に、格納シートの全体構成を説明する。
図4〜図7に示すように、車両10内の床面11には、前後に並べて形成したシート設置面12とシート設置面13と後方のシート設置面13の直後に位置する格納部14とが設けられている。
2列目のシートである格納シート20は、格納部14に格納可能、かつ、シート設置面13に載置可能なシートであり、その具体的な構造は以下の通りである。
格納シート20は、シートクッション(座部)21と、座部の後部にその下部を左右方向の回転軸を介して回転可能に設けられたシートバック(背もたれ部)22とを具備している。シートバック22は、シートクッション21に対して略直交する起立位置(図4の位置)と、シートクッション21と略平行をなす折り畳み位置(図5〜図7の位置)との間を回転可能である。
シート設置面13の前部には、2つのストライカ21Fが左右一対として設けられ、シート設置面13の後部には、2つのストライカ21Rが左右一対として設けられている。
図5〜図7に示すように、格納部14の底面16の中央部には、一つのストライカ18が設けられている。格納部14の前壁19の左右方向の中央部には、金属製の前側ブラケット(車両床面の固定部材)25が固着されている。前側ブラケット25には、金属製の前側リンク27の下部が回転可能に取り付けられている。前側リンク27は図5の状態と図7の状態との間を回転可能となっている。
尚、本形態では、前側ブラケット25と前側リンク27とに、後述する格納位置ばらつき吸収手段が設けられている。
シートクッション21の底面には、金属製からなりかつ前後方向に延びる左右一対のシートクッションフレームが固着されている。このシートクッションフレームに左右方向に延びる回転支持軸30を介して前側リンク27の上部が回転可能に接続されている。
格納部14の底面16の前部近傍には、金属製の後側ブラケット31が左右一対として固定されている。これら後側ブラケット31により、左右方向に延びる金属製の回転軸32の両端部が回転可能に支持されている。
回転軸32の両端部には、金属からなる左右一対のロッド33の下部がそれぞれ固着されている。さらに、左右のロッド33の上部には、金属製である左右一対の後脚35の下部がそれぞれ固着されている。
後脚35の前面の下部近傍には、ストライカ挿入溝36が形成されている。そして、後脚35の内部には、フックとポールからなり、シート設置面13に設けられたストライカ17Rと係脱可能なリアロック機構が設けられている。
左右の後脚35の上部は、左右方向に延びる回転軸37を介してシートクッションフレームに回転可能に取り付けられている(ロッド33と、後脚35とが後側リンクの構成要素である)。また、回転軸37には、連結回転部材38が回転可能に接続している。さらに、左右の連結回転部材38には、左右方向に延びる回転軸40を介して前後方向に延びる連係リンク41の後側が回転可能に接続されている。
ロッド33の下部が回転軸32によって後側ブラケット31に回転可能に支持され、かつ後脚35の上部が回転軸37を介してシートクッションフレームに接続されているので、ロッド33および後脚35は図7の状態と図5の状態との間を回転可能となっている。
図示するように、左右の連係リンク41の前部は左右方向に延びる回転軸44を介して金属製の前脚45の上部に接続されている。左右の前脚45は、左右方向に延びる図示しない連結部材によって互いに結合されている。その上部はシートクッションフレームに左右方向に延びる回転軸48を介して回転可能に接続されている。
左右の前脚45は、左右の連係リンク41および連結回転部材38を介して左右の後脚35と連係しているので、後脚35およびロッド33と前脚45は同期しながら回転する。即ち、後脚35と前脚45の一方がシートクッション21の底部空間内に収納される格納位置(図5参照)に位置するときは他方も底部空間内に収納される格納位置に位置し、後脚35と前脚45の一方がシートクッション21に対して略直交する直交位置(図7)に位置するときは他方もシートクッション21に対して略直交する直交位置に位置する。
左右の前脚45の前面の下部近傍には、ストライカ挿入溝46が形成されている。左右の前脚45の内部には、フックとポールからなり、シート設置面13に設けられたストライカ17Fと係脱可能なフロントロック機構が設けられている。
また、シートクッション21の底部空間の底面に固定したフレームには、左右方向に延びる回転軸を介してフック部材57が回転可能に支持されている。フック部材57は、格納部14に設けられたストライカ18と係脱可能な部材であり、ストライカ18と係合可能な係合位置(図5〜図7の位置)と、ストライカ18と係合できない非係合位置(図示せず)との間を回転可能であり、図示しない付勢手段により係合位置側に回転付勢されている。
図4に示すように、シートクッション21の側面には、ロック解除スイッチSWが設けてある。このロック解除スイッチSWは、図4に示すロック許容位置と、図示しないロック解除位置との間をスライド可能である。そして、図示しない付勢手段により、常時はロック許容位置に付勢されている。このロック解除スイッチSWは、シートバック22が折り畳み位置に位置するときにフック部材57、後脚35に設けたリアロック機構、および、前脚45に設けたフロントロック機構のロック・アンロックを行なうものである。即ち、シートバック22が起立位置に位置するときはフック部材57、リアロック機構、およびフロントロック機構に影響を及ぼせないが、シートバック22が折り畳み位置に位置する状態で、ロック許容位置に位置するときには、フック部材57が係合位置に位置し、かつリアロック機構およびフロントロック機構がロック状態になるのを許容し、シートバック22が折り畳み位置に位置する状態でロック解除位置に位置するときは、フック部材57を非係合位置に移動させ、かつリアロック機構およびフロントロック機構をアンロックする。
ここで、格納シート20の作動を説明する。シート全体が格納位置に位置する状態を示す図5において、係合位置に位置するフック部材57がストライカ18に係合し、シートは格納位置から移動不能となっている。
ロック許容位置に位置するロック解除スイッチSWをロック解除位置までスライドさせるとフック部材57が非係合位置に移動するので、フック部材57とストライカ18の係合が解除される。従って、ロック解除スイッチSWをロック許容位置に戻しながらシートを前斜め上方の力を与えればシートは前側リンク27とロッド33(及び後脚35、連結回転部材38)によって規定された回転軌跡に従って前方へ回転移動する。
図7に示すように、シートが使用位置まで回転すると、前脚45のストライカ挿入溝46にストライカ17Fが進入すると共に、後脚35のストライカ挿入溝36にストライカ17Rが進入する。すると、前脚45に設けられたフロントロック機構がストライカ17Fをロックし、後脚35に設けられたリアロック機構がストライカ17Rをロックするので、シートが使用位置に保持される。
この後、図4に示すように、シートバック22を起立位置まで回転させれば、シートは着座可能状態となる。
(格納位置ばらつき吸収機構、移動軌跡一定化機構)
本形態例では、前側ブラケット25と前側リンク27とに、シートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構及び使用位置と格納位置との間のシートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構とが設けられている。
図1〜図3を用いて説明する。図1に示すように、 前側リンク27の下部には、前側リンク27の回転中心軸Oと平行で、前側リンク27の回転中心軸Oを通る直線上で、回転中心軸Oを介して第1ピン101、第2ピン103が設けられている。
前側ブラケット25には、第1ピン101、第2ピン103が係合する第1ガイド(貫通穴)105、第2ガイド(貫通穴)107が設けられている。
第1ガイド105は、回転中心軸Oを中心とした円弧部105aと、円弧部105aの2つの終端のうち、シートが格納位置にある第1ピン101が対向する終端に連設され、円弧部105aの半径方向に延出し、シートを前後方向に移動可能とするばらつき吸収部105bとからなっている。
又、第2ガイド107は、回転中心軸Oを中心とした円弧部107aと、円弧部107aの2つの終端のうち、シートが格納位置にある第2ピン103が対向する終端に連設され、円弧部107aの半径方向に延出し、シートを前後方向に移動可能とするばらつき吸収部107bとからなっている。
そして、第1ピン101、第2ピン103と、第1ガイド105、第2ガイド107の円弧部105a、円弧部107aとで、使用位置と格納位置との間のシートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構が形成されている。
また、第1ピン101、第2ピンと103、第1ガイド105、第2ガイド107のばらつき吸収部105b、ばらつき吸収部107bとでシートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構が形成されている。
このような構成によれば、図3に示す様に、格納位置で、シートを前後方向に移動することで、第1ピン101,第2ピン103が第1ガイド105のばらつき吸収部105b、第2ガイド107のばらつき吸収部107bを移動し、格納シートの姿勢のばらつきをなくすことができる。
又、図2に示すように、第1ピン101,第2ピン103が第1ガイド105の円弧部105a、第2ガイド107の円弧部107aを移動することにより、前側リンク27が回転軸Oを中心に回転し、使用位置と格納位置との間の格納シートの移動軌跡が一定となる。
尚、本形態は、上記形態に限定するものではない。上記形態では、第1ピン101、第2ピン103を前側リンク27に設け、第1ガイド105,第2ガイド107を前側ブラケット25に設けたが、逆に、第1ピン101、第2ピン103を前側ブラケット25に設け、第1ガイド105,第2ガイド107を前側リンク27に設けてもよい。
次に、本形態の格納位置ばらつき吸収機構は、前側ブラケット25と前側リンク27とに設けたが、前側リンク27とシートクッションフレームとに設けてもよい。又、後脚35とシートクッションフレームとに設けてもよい。更に、ロッド33と、後側ブラケット31とに設けてもよい。また、これら4つの箇所の中で、複数箇所設けてもよい。
次に、第1ガイド105,第2ガイド107は貫通穴としたが、貫通穴に限定するものではなく、有底穴であってもよい。
<第2形態>
図8〜図12を用いて説明する。
尚、本形態の格納シートの全体構成は、第1形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
図8に示すように、本形態の格納位置ばらつき吸収機構、移動軌跡一定化機構は、前側リンク27とシートクッションフレームに設けられるブラケット111とに設けられる。
ブラケット111の垂直方向の面を有する垂直部113と、垂直部113の上部から折曲し水平方向のフランジ部115とからなっている。垂直部113は、基部113aと基部113aより前側リンク27側へ突出した段部113bとからなっている。又、フランジ部115には、切り欠き部115aが形成されている。
段部113bには、ピン117が設けられている。前側リンク27には、ピン117が係合するガイド27aが形成されている。このガイド27aは、シートが格納位置の場合、前後方向に延びる形状の長穴となっている。
ガイド27aの下部には、貫通穴27bが形成されている。この貫通穴27bには、中間部の断面形状が円、両端部の断面形状が小判のピン119が回転可能に設けられている。ピン119の断面形状がそれぞれの小判部分には、ロックレバー121の中間部、ロックレバー121の一方の端部側に位置するサブレバー123が取り付けられている。よって、ロックレバー121、サブレバー123は一体化され、前側リンク27に対して回転可能となっている。ロックレバー121の他方の端部側には、ピン117に係合可能なロック部121aが形成されている。そして、図示しない付勢手段により、ロックレバー121は、ロック部121aがピン117に係合する方向に付勢されている。
又、ブラケット111の基部113aにはサブレバー123が当接可能なセンタリングピン125が設けられている。
ここで、上記構成の格納位置ばらつき吸収機構、移動軌跡一体化機構の作動を説明する。
図9は、シートが使用位置にある状態を示している。この時、図示しない付勢手段により、ロックレバー121のロック部121aがガイド27aに係合したピン117に係合し、ピン117(シート)のガイド27aの長手方向の移動が禁止されている。よって、ピン117とロックレバー121と図示しない付勢手段とで、ガイド27aに係合したピン117の移動をロックするロック手段が構成されている。
シートを格納位置に移動させると、図10に示す状態となる。この時、ピン117の移動はロック手段によりロックされているので、使用位置から格納位置までのシートの移動軌跡は一定となる。即ち、ピン117と、ガイド27aと、ロック手段と、後述するセンタリング手段とで、使用位置から格納位置までの前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構が形成されている。
そして、前側リンク27が寝て、ロックレバー121の一方の端部側がブラケット111の切り欠き部115a以外のフランジ部115に当接し、ロックレバー121のロック部121aがガイド27aに係合したピン117から離脱し、ロック解除状態となる。即ち、ロックレバー121の一方の端部側と、ブラケット111の切り欠き部115a以外のフランジ部115とでロック手段をロック解除するロック解除手段が構成されている。この時、ロックレバー121の他方の端部側(ロック部121aが形成された側)はフランジ部115に向かって移動するが、切り欠き部115aにより移動を妨げられることはない。
そして、格納位置で、シートを前後方向に移動することで、ピン117がガイド27aを移動し、格納シートの姿勢のばらつきをなくすことができる。即ち、ピン117と、ガイド27aと、ロック手段と、ロック解除手段とで、格納位置ばらつき吸収機構が形成されている。
尚、格納位置で、シートを前後方向に移動した状態のままで、シートを使用状態に復帰させる場合、ピン117と前側リンク27との位置関係が変化し、ロック手段によるロックができない場合がある。
使用位置での前側リンク27がピン117に対して下方にある場合、図11に示すように、シートを使用位置に向かって移動させると、センタリングピン125にロックレバー121と一体となって回転するサブレバー123が当接し、ブラケット(シート)111を下方に押し下げ、ロック手段によるロックが可能となる。
逆に、使用位置での前側リンク27がピン117に対して上方にある場合、図12に示すように、シートを使用位置に向かって移動させると、前側リンク27の上部がブラケット111のフランジ部115に当接し、ブラケット(シート)111を上方に押し上げ、ロック手段によるロックが可能となる。
よって、ロックレバー121(サブレバー123)とセンタリングピン125と、ブラケット111のフランジ部115とで、シートが使用位置になると、ロック手段がロック可能な位置に、ピン117と、前側リンク27との位置決めを行なうセンタリング手段が構成されている。
このような構成によれば、格納位置で、シートを前後方向に移動することで、ピン117がガイド27aを移動し、格納シートの姿勢のばらつきをなくすことができる。
又、ガイド27aに係合したピン117の移動をロックすることにより、前側リンク27がピン117を中心に回転し、使用位置から格納位置までの格納シートの移動軌跡が一定となる。
尚、本形態は、上記形態に限定するものではない。上記形態では、ピン117をブラケット111に設け、ガイド27aを前側リンク27に設けたが、逆に、ピン117を前側リンク27に設け、ガイド27aをブラケット111に設けてもよい。
次に、本形態の格納位置ばらつき吸収機構は、前側リンク27とブラケット111(シートクッションフレーム)に設けたが、前側ブラケット25と前側リンク27とに設けてもよい。又、後脚35とシートクッションフレームとに設けてもよい。更に、ロッド33と、後側ブラケット31とに設けてもよい。また、これら4つの箇所の中で、複数箇所設けてもよい。
<第3形態>
図13〜図15を用いて説明する。
尚、本形態の格納シートの全体構成は、第1形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
図13,図14に示すように、本形態の格納位置ばらつき吸収機構は、前側リンク27と前側ブラケット25とに設けられる。
前側リンク27には、周面におねじが形成されたピン131が設けられている。前側ブラケット25には、ピン131が係合するガイド(長穴)133が形成されている。このガイド133は、前後方向に延びる形状となっている。更に、ガイド133に係合し、ガイド133を挿通したピン131には、ナット135が螺合し、前側リンク27の前側ブラケット25からの抜け止めとなっている。
前側ブラケット25には、ピン131を挟むように設けられ、ピン131がガイド133の長手方向の中央部に位置するように付勢する2枚の板ばね137が設けられている。
又、本形態では、図14に示すように、シートの使用位置で、2枚の板ばね137でガイド133の長手方向の中央部に位置するように付勢されたピン131と、前側リンク27の上側の回転中心軸(回転支持軸30)とを結ぶ線分と、ガイド133の方向とが90度となるように設定した。これにより、シート使用時に、前側リンク27に荷重が作用しても、板ばね137には、荷重が作用せず、前側リンク27がガイド133に沿って移動することが防止される。
このような構成によれば、図15に示すように、格納位置で、シートを前後方向に移動することで、ピン131がガイド133を移動し、格納シートの姿勢のばらつきをなくすことができる。
又、ピン131がガイド133の長手方向の中央部に位置するようにする2枚の板ばね(付勢手段)137を設けたことにより、前側リンク27がガイド133の長手方向の中央部を中心に回転し、使用位置と格納位置との間の格納シートの移動軌跡が一定となる。
尚、本形態は、上記形態に限定するものではない。上記形態では、ピン131を前側リンク27に設け、ガイド133を前側ブラケット25に設けたが、逆に、ピン131を前側ブラケット25に設け、ガイド133を前側リンク27に設けてもよい。
次に、本形態の格納位置ばらつき吸収機構は、前側リンク27と前側ブラケット25に設けたが、シートクッションフレームと前側リンク27とに設けてもよい。又、後脚35とシートクッションフレームとに設けてもよい。更に、ロッド33と、後側ブラケット31とに設けてもよい。また、これら4つの箇所の中で、複数箇所設けてもよい。
25 前側ブラケット
27 前側リンク
101 第1ピン
103 第2ピン
105 第1ガイド
107 第2ガイド

Claims (4)

  1. 座部を有するシートと、
    前後に並ぶシート設置部,シート格納部を有する床と、
    一端部側が前記床に、他端部側が前記座部の前部に回転可能に取り付けられた前側リンクと、
    一端部側が前記床に、他端部側が前記座部の後部に回転可能に取り付けられた後側リンクと、
    を有し、
    前記前側リンク、前記後側リンクの往復動により、前記シートが前記床のシート設置部上に位置して着座可能な使用位置と、前記シートが前記シート格納部に格納される格納位置との間を移動する格納シートにおいて、
    前記前側リンクと前記床との取り付け部、前記前側リンクと前記座部との取り付け部、前記後側リンクと前記床との取り付け部、前記後側リンクと前記座部との取り付け部のうち、少なくとも1つの取り付け部に設けられ、前記シートが格納位置にある時に、シートの前後方向の移動を可能とする格納位置ばらつき吸収機構と、
    使用位置と格納位置との間の前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構と、
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の格納シート。
  2. 前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、
    前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側とのうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合し、前記シートの使用位置と格納位置との間の移動を可能とするガイドとからなり、
    前記ピンは、前記リンクの回転中心軸と平行な第1ピン、第2ピンで構成され、
    これら第1ピン、第2ピンは、前記回転中心軸を介して両側に設けられ、
    前記ガイドは、前記第1ピン、第2ピンが係合する第1ガイド、第2ガイドで構成され、
    該第1ガイド、第2ガイドは、
    前記リンクの回転中心軸を中心とした円弧部と、
    前記円弧部の2つの終端のうち、前記シートが格納位置にある前記ピンが対向する終端に連設され、前記円弧部の半径方向に延出し、前記シートを前後方向に移動可能とするばらつき吸収部とを有し、
    前記第1ピン、第2ピンと、前記第1ガイド、第2ガイドの円弧部とで、前記移動軌跡一定化機構が形成され、
    前記第1ピン、第2ピンと、前記第1ガイド、第2ガイドのばらつき吸収部とで前記格納位置ばらつき吸収機構が形成されることを特徴とする請求項1記載の格納シート。
  3. 前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、
    前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合するガイドであって、前記シートが格納位置の場合、前後方向に延びる形状のガイドと、
    前記リンク側に設けられ、前記ガイドに係合した前記ピンの移動をロックするロック手段と、
    前記シートが格納位置になると、前記ロック手段をロック解除するロック解除手段と、
    前記シートが使用位置になると、前記ロック手段がロック可能な位置に、前記ピンと、前記リンクとの位置決めを行なうセンタリング手段とを有し、
    前記ピンと、前記ガイドと、前記ロック手段と、前記センタリング手段とで、使用位置から格納位置までの前記シートの移動軌跡を一定にする移動軌跡一定化機構が形成され、
    前記ピンと、前記ガイドと、前記ロック手段と、前記ロック解除手段とで、前記格納位置ばらつき吸収機構が形成されていることを特徴とする請求項1記載の格納シート。
  4. 前記格納位置ばらつき吸収機構、前記移動軌跡一定化機構は、
    前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの一方の側に設けられたピンと、
    前記リンク側と、前記床側、前記座部側のうちのいずれかの側と、のうちの他方の側に設けられ、前記ピンが係合するガイドであって、前記シートが格納位置の場合、前後方向に延びる形状のガイドと、
    前記ピンが前記ガイドの長手方向の中央部に位置するようにする付勢手段と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の格納シート。
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