JP2009172097A - 血圧計および血圧計の測定精度確認システム - Google Patents

血圧計および血圧計の測定精度確認システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ低廉な装置構成で、測定精度を確認可能な血圧計および血圧計の測定精度確認システムを提供する。
【解決手段】精度確認装置60は、接続用プラグ92が血圧計のコネクタ6に連結されることでエア系が本体2の測定用エア系23に連通されるとともに、通信回線70を介してCPU80が血圧計のCPU50と通信可能な状態となる。CPU50は、精度確認モードスイッチの操作を検知して動作モードを精度確認モードに設定すると、血圧測定処理を実行する。このとき、精度確認装置60のCPU80は、各部を制御してエア管90内に疑似脈波を発生し、CPU50からの最高血圧値の受信待機状態となる。CPU50から最高血圧値の受信が得られると、CPU80は、血圧計での最高血圧値と精度確認装置60での最高圧力値との圧力偏差を演算し、その演算した圧力偏差が所定の閾値以下である場合には、血圧計の測定精度が所定の水準を満たし、正常であると判定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、血圧計およびこの血圧計の測定精度を確認するための測定精度確認システムに関する。
近年、高血圧を要因とする生活習慣病が一般的となってきており、日常の健康管理の指標としては、血圧値を日々測定、管理を行なうことが重要である。そのため、家庭向けの血圧計が普及している。
このような家庭向けの血圧計においては、血圧値を測定できない等の不具合が生じた場合には、ユーザが血圧計を製造メーカに送付することにより、点検および修理のサービスを受けるのが一般的である。
しかしながら、測定不能といった不具合が生じていない場合であっても、家庭で測定した血圧値がユーザの予想していた血圧値から大きくずれる場合、あるいは、家庭で測定した血圧値が医療機関で測定した血圧値に一致していない場合などには、血圧計の測定精度に不安感を覚えるユーザが少なからず存在する。
このような場合、血圧自体が生活環境やストレスによって容易に変動するものであることから、血圧値のずれが血圧計の測定精度の低下によるものなのか、血圧の変動によるものなのかをユーザが判断することは困難である。
そのため、ユーザが血圧計をメーカに送付して測定精度についての点検のサービスを受けようとすると、血圧値を測定できない期間が発生してしまうという不具合が生じる。さらには、血圧計をメーカに送付する手間の煩わしさ等も生じることから、測定精度に対する不安感を抱きつつも血圧計の使用を継続している状況が存在する。
血圧計の測定精度については、たとえば特開平7−51233号公報(特許文献1)には、生産時に、計器固有の圧力調整データ(例えば、感度係数または直線性補正データ)を求め、これを不揮発性記憶手段に設定記憶しておく電子血圧計が開示される。これによれば、人が計器毎に、半固定抵抗を調整したり、基板のパターンカット等を行なう作業が不要となるため、生産性の向上および精度向上を図ることができる。
特開平7−51233号公報
上述した特開平7−51233号公報に記載の電子血圧計では、不揮発性記憶手段に設定記憶された生産時の圧力調整データを用いて、測定時に圧力センサで検出されるカフ圧を補正する構成が開示されている。しかしながら、圧力センサの感度係数および直線性は、計器の使用期間等の使用環境に応じた可変値であって、使用期間が経つにつれて生産時の圧力調整データとは異なったものとなることから、必ずしも電子血圧計の測定精度を保証することができないという問題がある。そのため、上述したような電子血圧計の測定精度に対してユーザが抱く不安感を解消することができない。なお、特開平7−51233号公報は、電子血圧計の測定精度をユーザが確認するための手段について何ら開示していない。
そこで、使用時の血圧計の測定精度を確認するために、血圧計の本体に2個の圧力センサを内蔵しておき、圧力センサの各々で検出された圧力値の圧力偏差に基づいて血圧計の測定精度を判定する構成を備えた血圧計が医療機関等で利用されている。
しかしながら、かかる構成は、圧力センサを2個搭載することにより血圧計本体が大型化するうえに、装置コストも嵩んでしまうため、家庭向けの血圧計への適用が容易ではないという問題がある。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易かつ低廉な装置構成で、測定精度を確認可能な血圧計および血圧計の測定精度確認システムを提供することである。
この発明のある局面に従う血圧計の測定精度確認システムは、血圧測定部位に装着されたカフの内圧変化に基づいて血圧を測定する血圧測定モードと、血圧測定モードにおける測定精度を確認するための精度確認モードとを有する血圧計と、精度確認モードにおいて、血圧計との間で通信可能に接続され、血圧計の測定精度を判定するための精度確認装置とを備える。血圧計は、血圧測定モードにおいてカフに連通される一方で、精度確認モードにおいて精度確認装置の空気系に連通される空気系配管と、空気系配管に印加する圧力を調整する加圧・減圧手段と、空気系配管内の圧力を検出する第1の圧力検出手段とを含む。精度確認装置は、予め設定された所定の圧力発生パターンに従って空気系内に圧力を発生させる圧力発生手段と、空気系内の圧力を検出する第2の圧力検出手段とを含む。血圧計および精度確認装置のいずれか一方は、第1の圧力検出手段の圧力検出値と、第2の圧力検出手段の圧力検出値との差値に基づいて血圧計の測定精度を判定する測定精度判定手段と、判定された血圧計の測定精度を表示する表示手段とを含む。
好ましくは、所定の圧力発生パターンは、血圧測定モードにおいて第1の圧力検出手段により検出される脈圧の変化を再現する脈波発生パターンを含む。
好ましくは、所定の圧力発生パターンは、予め設定された所定時間空気系配管に圧力を印加する発生パターンをさらに含む。測定精度判定手段は、所定時間経過後における第1の圧力検出手段の圧力検出値に基づいて加圧・減圧手段の構成部品の動作性能を診断する動作性能診断手段を含む。
好ましくは、血圧計は、判定された血圧計の測定精度を、該測定精度の確認日時と関連付けて格納するための記憶手段と、記憶手段に格納された測定精度に基づき、ユーザに対する血圧測定モードの実行の可否についての通知を行なうための通知手段とをさらに含む。
好ましくは、通知手段は、通知に関連して、ユーザに対する精度確認モードの実行を促す通知を行なう。
好ましくは、血圧計は、ユーザによる操作に応答して精度確認モードの選択を指示するための信号を出力する操作手段をさらに含む。
好ましくは、血圧計は、空気系通路と精度確認装置の空気系とを連結するためのコネクタ部を含み、コネクタ部が閉成されたことに応答して、精度確認モードを選択する。
この発明の他の局面に従う血圧計は、血圧測定部位に装着されたカフの内圧変化に基づいて血圧を測定する血圧測定モードと、血圧測定モードにおける測定精度を確認するための精度確認モードとを有する。血圧計は、血圧測定モードにおいてカフに連通される空気系配管と、空気系配管に印加する圧力を調整する加圧・減圧手段と、空気系配管内の圧力を検出する第1の圧力検出手段とを備える。空気系配管は、精度確認モードにおいて、装置外部に配された精度確認装置の空気系に連通されるとともに、精度確認装置が空気系内に発生した所定の圧力発生パターンからなる圧力が印加される。血圧計は、精度確認モードにおいて、第1の圧力検出手段の圧力検出値と予め設定された所定の圧力基準値との差値に基づいて血圧計の測定精度を判定する測定精度判定手段と、判定された血圧計の測定精度を表示する表示手段とをさらに備える。
好ましくは、血圧計は、精度確認装置の空気系の圧力信号を検知して、精度確認モードを選択するモード選択手段をさらに備える。
この発明によれば、血圧計の測定精度を簡易かつ低廉な装置構成で確認することができる。その結果、ユーザは、日々の血圧値の測定を安定した測定精度のもとで行なうことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[第1の実施の形態]
(血圧計の測定精度確認システムの構成)
図1は、この発明の実施の形態1に係る血圧計の測定精度確認システムの外観の概略図である。
図1を参照して、血圧計の測定精度確認システムは、血圧計1と、血圧計1の測定精度を確認するための精度確認装置60と、精度確認装置接続用プラグ(以下、接続用プラグ)92と、通信回線70とを備える。
血圧計1に対して測定精度の確認動作を行なう場合には、接続用プラグ92が血圧計1の本体2に設けられたコネクタ6に連結されるとともに、通信回線70が本体2と精度確認装置60との間に配設される。
血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付けるカフ5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、スイッチ等の操作部3と、測定結果を表示する表示部4とが配備される。
操作部3は、電源のオン/オフを指示するための電源スイッチ302と、測定の開始/停止を指示するための測定スイッチ304と、「精度確認モード」の選択を指示するためのスイッチ(以下、精度確認モードスイッチ)306とを含む。
ここで、「精度確認モード」とは、血圧計1の測定精度を確認するための動作モードをいう。血圧計1は、動作モードとして、通常の血圧測定動作を行なう「血圧測定モード」と、この精度確認モードとを有している。そして、血圧計1は、精度確認モードスイッチ306の操作による操作信号の入力を受けると、血圧測定モードから精度確認モードに移行する。
表示部4は、測定結果を表示するための表示領域40〜46を含む。表示領域40〜44には、最高血圧を示す最高血圧データ、最低血圧を示す最低血圧データおよび脈拍数を示す脈拍数データがそれぞれ表示される。表示領域46には、血圧測定の日時を示す時刻データが表示される。
表示部4は、さらに、血圧の測定日時における血圧計1の測定精度を示す測定精度データを表示するための表示領域48を含む。測定精度データは、精度確認モードの実行時において精度確認装置60によって取得され、通信回線70を介して血圧計1の本体2に送信された測定精度の判定結果に基づいて生成される。この測定精度データには、測定精度が予め設定された所定の水準を満たしており、血圧測定が実行可能であること示すデータと、測定精度が該所定の水準を満たさず、血圧測定が不可能であることを示すデータとが含まれている。
カフ5には、図示しない空気袋が配置され、カフ5を測定部位である上腕に巻付けることで空気袋が測定部位に押付けられる。
精度確認装置60は、精度確認モードを実行する場合に、接続用プラグ92が血圧計1の本体2のコネクタ6に連結されることで、内部のエア系が本体2に内蔵された測定用エア系(ともに図示せず)に連通される。また、通信回線70を介して、本体2内部で血圧計1全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と通信可能な状態となる。なお、通信回線70は、有線または無線のいずれであってもよい。
精度確認装置60は、スイッチ等の操作部64と、測定精度の確認結果を表示する表示部62とを備える。
操作部64は、電源のオン/オフを指示するための電源スイッチ642と、精度確認モードの実行中において、診断項目の選択を指示するためのスイッチ(以下、診断項目スイッチ)646とを含む。この診断項目としては、血圧計1の測定精度を基本として、血圧計1の構成部品に対して個別に動作性能を診断可能なように複数の診断項目が含まれている。
図2は、血圧計1および精度確認装置60のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付けるカフ5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、スイッチ等の操作部3と、測定結果等を表示する表示部4とが配備される。カフ5には空気袋8が配置され、カフ5を測定部位である上腕に巻付けることで空気袋8が測定部位に押付けられる。
空気袋8は、測定用エア系23に接続されている。測定用エア系23は、空気袋8の内圧変化を測定する圧力センサ20と、空気袋8に対する給気/排気を行なうポンプ24と、弁28とを含む。
また、血圧計1の本体2内には、血圧計1全体を制御するCPU50と、測定用エア系23に接続されるA/D(Analog to Digital)変換器22、ポンプ24を駆動する駆動回路26および弁28の開閉を調整する駆動回路30と、測定日時を得るためのタイマ部54と、CPU50で実行されるプログラムや測定結果を記憶するメモリ部52とが含まれる。
CPU50は、操作部3から入力される操作信号に基づいてメモリ部52に記憶されている所定のプログラムを実行し、駆動回路26,30に制御信号を出力する。駆動回路26,30は、制御信号に従ってポンプ24および弁28を駆動させ、血圧測定動作を実行させる。
圧力センサ20は、空気袋8の内圧変化を検出し、検出信号を図示しない増幅器に入力する。入力された圧力信号は、増幅器において所定振幅まで増幅され、A/D変換器22においてデジタル信号に変換された後にCPU50に入力される。CPU50は、圧力センサ20から得られた空気袋8の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じて駆動回路26,30に上記制御信号を出力する。また、CPU50は、圧力センサ20から得られた空気袋8の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示部4に表示させるために出力する。
弁28は、CPU50からの制御信号に従った駆動回路30によってその開閉が制御されて、空気袋8内の空気を排出する。
以上の構成において、CPU50は、電源スイッチ302(図1)の操作による操作信号が入力されると、各部への電源供給を行ない、その後、次の操作信号の入力に対する待ち受け状態となる。そして、測定スイッチ304(図1)の操作による操作信号の入力を受けると、動作モードとして「血圧測定モード」を選択し、一連の血圧測定動作を実行する。
その一方で、待ち受け状態において精度確認モードスイッチ306(図1)の操作による操作信号の入力を受けると、動作モードとして「精度確認モード」を選択し、一連の測定精度確認動作を実行する。
血圧計1は、測定精度確認動作を実行するための構成として、コネクタ6をさらに備える。血圧計1に対して測定精度の確認動作を行なう場合には、精度確認装置60側の接続用プラグ92がコネクタ6に連結されることで、本体2内の測定用エア系20が精度確認装置60のエア系(エア管90)に連通される。
具体的には、接続用プラグ92は、図2に示すように、所定長さの円筒部分を有しており、当該円筒部分が、精度確認装置60のエア管90を測定用エア系23に連通させる一方で、空気袋8に対しては遮断するように構成されている。
精度確認装置60は、精度確認装置60全体を制御するCPU80と、エア管90に接続される圧力センサ82および圧力発生部84と、表示部62と、計時動作して計時データを出力するタイマ部86と、スイッチ等の操作部64と、CPU80で実行されるプログラムや測定精度の判定データを格納するためのメモリ部88とを含む。
CPU80は、操作部64から入力される操作信号に基づいてメモリ部88に記憶されている所定のプログラムを実行し、圧力発生部84に制御信号を出力する。圧力発生部84は、制御信号に従って予め設定された圧力発生パターンに基づいて圧力を発生する。
圧力センサ82は、エア管90の内圧変化を検出し、検出信号を図示しない増幅器に入力する。入力された圧力信号は、増幅器において所定振幅まで増幅され、図示しないA/D変換器においてデジタル信号に変換された後にCPU80に入力される。CPU80は、圧力センサ82から得られたエア管90の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じて圧力発生部84に上記制御信号を出力する。また、CPU80は、圧力センサ82から得られたエア管90の内圧変化に基づいて圧力(最高圧力)値を算出する。
CPU80は、さらに、通信回線70を介して血圧計1のCPU50が算出した血圧(最高血圧)値を受信する。そして、CPU80は、算出した最高圧力値とCPU50から受信した最高血圧値との圧力偏差を演算し、その演算した圧力偏差に基づいて血圧計1の測定精度を判定する。測定精度の判定結果は、表示部62に出力されるとともに、通信回線70を介して血圧計1のCPU50に与えられる。
血圧計1では、CPU50が、通信回線70を介して測定精度の判定結果の入力を受付けて、タイマ部54により得られる測定精度確認動作を実行した日時とともに、メモリ部52へのデータの格納処理を行なう。さらに、CPU50は、測定精度の判定結果に基づいて血圧測定の実行が可能であるか否かを判断し、その判断結果を表示部4に表示する。
(機能構成)
図3は、血圧計1の測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図3に示される機能は、CPU50,80がメモリ部52,88に記憶されている所定のプログラムをそれぞれ実行することで、CPU50,80により実行される機能である。また、図3に示される機能のうちの一部または全部が、ハードウェアによって実現されてもよい
図3を参照して、血圧計1の測定精度確認動作を行なうための機能は、血圧計1のCPU50により実現される精度確認モード設定部502、圧力測定部504、測定精度管理部506および表示処理部508と、精度確認装置60のCPU80により実現される圧力測定部802、測定精度判定部804および表示処理部806とを含む。なお、上述したように、CPU50とCPU80との間のデータの送受信は、通信回線70(図1)を介して行なわれる。
精度確認モード設定部502は、精度確認モードスイッチ306(図1)の操作による操作信号の入力に応答して、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。そして、精度確認モード設定部502は、圧力測定部504,802に対して精度確認要求を発生して、血圧計1の測定精度確認動作を実行する。
具体的には、圧力測定部802は、操作部64の診断項目スイッチ646(図1)の操作による操作信号の入力を受付けて、予め設定された複数の診断項目の中から診断項目を選択する。以下では、診断項目として、血圧計1の測定精度が選択された場合について説明する。
圧力測定部802は、血圧計1の測定精度を診断する場合には、圧力測定部504から送信される測定開始要求に応答して、圧力発生部84を制御して、通常の血圧測定時において血圧計1の圧力センサ20にて検出される被測定部位の脈圧の変化を再現させた疑似脈波を発生する。図4は、圧力発生部84が発生する疑似脈波を説明するための図である。図4を参照して、疑似脈波は、圧力の最高値(最高圧力)を予め設定された所定値(たとえば120mmHg)とする波形を示す。
このとき、圧力測定部802は、エア管90の内圧変化を圧力センサ82で検出し、その検出した圧力に基づき最高圧力値を算出する。そして、算出された最高圧力値を測定精度判定部804へ出力する。
一方、圧力測定部504は、測定スイッチ304(図1)の操作による操作信号の入力を受付けて、測定開始要求を発生して圧力測定部802へ出力するとともに、血圧測定処理を実行する。図5は、圧力センサ20で検出されるエア管90の内圧変化を説明するための図である。圧力測定部504は、図5に示す圧力センサ20で検出された内圧変化に基づいて血圧(最高血圧)値を算出し、その算出した最高血圧値を測定精度判定部804へ出力する。
測定精度判定部804は、圧力測定部504から最高血圧値を受け、圧力測定部802から最高圧力値を受けると、これら2つの圧力値の圧力偏差を演算する。そして、演算した圧力偏差に基づいて血圧計1の測定精度を判定する。
具体的には、測定精度判定部804は、演算した圧力偏差が予め設定された所定の閾値以下であるか否かを判断する。演算した圧力偏差が所定の閾値以下である場合には、測定精度判定部804は、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たしており、正常であると判定する。これに対して、演算した圧力偏差が所定の閾値を上回る場合には、測定精度判定部804は、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たしておらず、異常であると判定する。そして、測定精度判定部804は、測定精度の判定結果を表示処理部806へ出力する。表示処理部806は、測定精度の判定結果を表示部62に表示する処理を行なう。
測定精度判定部804は、さらに、測定精度の判定結果を、通信回線70(図1)を介してCPU50内部の測定精度管理部506へ送信する。
測定精度管理部506は、測定精度の判定結果の入力を受付けて、メモリ部52へのデータ格納処理を行なう。このとき、測定精度の判定結果は、タイマ部54により得られる測定精度確認動作を実行した日時と関連付けされてメモリ部52に格納される。
そして、測定精度管理部506は、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果に基づいて、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。測定精度が所定の水準を満たしており、正常であると判定された場合には、測定精度管理部506は、血圧測定動作の実行が可能であると判断する。表示処理部508は、この判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。図6は、表示部4における表示例を示す図である。図6に示すように、測定精度が高いことを、「測定精度OK」のようなメッセージとして表示領域48に表示することも可能である。
これに対して、測定精度が所定の水準を満たさず、異常であると判定された場合には、測定精度管理部506は、血圧測定動作が実行不能と判断する。表示処理部508は、この判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。図7は、表示部4における他の表示例を示す図である。図7に示すように、測定精度が低いために血圧測定動作が実行不能であることを、「測定不能」のような警告として表示部4に表示することも可能である。
なお、血圧測定動作が実行不能と判断された場合には、上述したユーザに対する警告に加えて、次回以降の血圧測定動作の実行を禁止するための処理を行なう構成としてもよい。
さらに、測定精度管理部506は、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果およびタイマ部54からの計時情報に基づいて、血圧計1の測定精度確認動作を行なう必要があるか否かを判断する。具体的には、測定精度管理部506は、予め定められた頻度で測定精度の確認が行なわれるように、前回の測定精度確認動作を行なった日時からの経過時間をタイマ部54を用いて計時し、その計時した経過時間が所定の基準時間を超えたか否かを判断する。経過時間が所定の基準時間を超えた場合には、測定精度管理部506は、測定精度確認動作が必要であると判断する。表示処理部508は、この判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。図8は、表示部4における他の表示例を示す図である。図8を参照して、測定精度確認動作が必要であることを、ユーザに対する測定精度確認動作の実行を促す通知として、前回の測定精度確認動作を行なった日時とともに、「測定精度を確認して下さい」のように表示することも可能である。
なお、これらの通知としては、このような表示部4の表示に限られず、図示しない報知部により、LED(Light Emitting Diode)の点灯やブザーによる音等によりユーザに通知することとしてもよい。
図9は、血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1の測定精度確認動作を説明するためのフローチャートである。図9のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ部52,88に格納されて、CPU50,80によりそれぞれ読出されて実行される。なお、図9に示される処理は、たとえば血圧計1の電源スイッチ302および精度確認装置60の電源スイッチ642が操作された後に、CPU50,80に電力が供給された場合に開始される処理である。
図9を参照して、まず、血圧計1側では、CPU50は、精度確認モードスイッチ306(図1)の操作の有無を判断する(ステップS01)。精度確認モードスイッチ306の操作があったことが検知されると(ステップS01でYES)、CPU50は、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。また、CPU50は、精度確認要求を発生して通信回線70(図1)を介してCPU80に対して送信する。
さらに、CPU50は、精度確認装置60のCPU80からユーザが選択した診断項目を受信すると、選択された診断項目が血圧計1の測定精度であるか否かを判断する(ステップS02)。選択された診断項目が血圧計1の測定精度であると判断されると(ステップS02にてYES)、CPU50は、S03〜S07に示す血圧測定のための処理を実行する。この処理は、血圧計1が血圧測定モードにある場合に、血圧測定のために実行する処理と同じものである。
具体的には、CPU50は、測定スイッチ304(図1)の操作の有無を判断する(ステップS03)。そして、測定スイッチ304の操作があったことが検知されると(ステップS03にてYES)、CPU50は、血圧計1の初期化処理として、各部を制御して精度確認装置60内部のエア管90内の空気を排気し、圧力センサ20の0mmHg補正を行なう(ステップS04)。
次に、CPU50は、各部を制御して、エア管90内の圧力を疑似脈波の最高圧力(たとえば120mmHg)+40mmHg程度にまで加圧する(ステップS05)。そして、徐々にエア管90内の圧力を減圧していく(ステップS06)。この減圧過程においてエア管90内の圧力を圧力センサ20で検出して、CPU50は検出された圧力に基づき血圧(最高血圧)値DRを算出する(ステップS07)。そして、算出された最高血圧値DRを、通信回線70を介して精度確認装置60のCPU80へ送信する(ステップS08)。CPU50は、最高血圧値DRを送信すると、これに対する測定精度判定結果の受信待機状態となる。
そして、測定精度判定結果の受信が得られると(ステップS09)、CPU50は、測定精度判定結果に、タイマ部54により得られる測定精度確認動作を実行した日時を関連付けてメモリ部52に格納する(ステップS10)。
さらに、CPU50は、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果に基づいて、血圧測定動作が実行可能か否かを判断する。この判断結果により、図6および図7で示したような表示が表示部4になされる(ステップS11)。
これに対して、精度確認装置60側では、まず、血圧計1から送信される精度確認要求の受信待機状態にある(ステップS21)。血圧計1からの精度確認要求が受信されると(ステップS21にてYES)、CPU80は、診断項目スイッチ646(図1)から入力される操作信号に基づいて、選択された診断項目が血圧計1の測定精度であるか否かを判断する(ステップS22)。選択された診断項目が血圧計1の測定精度であると判断されると(ステップS22にてYES)、CPU80は、測定スイッチ304(図1)の操作があったことに連動してCPU50が発生する測定開始要求の受信待機状態となる。
そして、測定開始要求の受信が得られると(ステップS23)、CPU80は、各部を制御して、疑似脈波を発生する(ステップS24)。このときCPU80は、エア管90内の圧力を圧力センサ82で検出して、検出された圧力に基づき圧力(最高圧力)値DPを算出して(ステップS25)、メモリ部52に一時的に格納する(ステップS26)。そして、CPU80は、血圧計1のCPU50からの最高血圧値DRの受信待機状態となる。
CPU50から最高血圧値DRの受信が得られると(ステップS27)、CPU80は、血圧計1での最高血圧値DRと精度確認装置60での最高圧力値DPとの圧力偏差(=|DP−DR|)を演算し、その演算した圧力偏差が予め設定された所定の閾値X以下であるか否かを判断する(ステップS28)。演算した圧力偏差が所定の閾値X以下である場合には、CPU80は、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たしており、正常であると判定する(ステップS29)。これに対して、演算した圧力偏差が所定の閾値Xを上回る場合には、CPU80は、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たしておらず、異常であると判定する(ステップS30)。そして、CPU80は、測定精度の判定結果を、通信回線70を介して血圧計1のCPU50へ送信する(ステップS31)。さらに、CPU80は、測定精度の判定結果を表示部62に表示する処理を行なう(ステップS32)。
以上の構成とすることにより、ユーザは、精度確認装置60に血圧計1を接続させた状態において血圧計1に通常の血圧測定動作を実行させることによって、血圧計1の測定精度を確認することができる。これによれば、血圧計1の本体2に圧力センサを2個設置する必要がなくなるため、簡易かつ低廉な装置構成で血圧計1の測定精度を確認することができる。
また、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たさず、異常と判定された場合には、ユーザに対して血圧測定動作が不能である旨を通知する、もしくは、強制的に血圧測定動作を禁止する構成とすることにより、測定精度が異常な状態のままで血圧測定動作が継続されるのを回避することができる。さらに、定期的に測定精度の確認が行なわれるように、ユーザに対して測定精度確認動作の実行を促す通知を行なう構成とすることにより、血圧計1の測定精度を高い状態で維持することができる。その結果、測定精度に対する信頼性を向上することができるとともに、日常の血圧測定管理の実効性を高めることができる。
ここで、本実施の形態による血圧計1の測定精度確認システムによれば、上述した測定精度の確認動作に加えて、血圧計1の構成部品に対して個別に動作性能の診断を行なうことができる。したがって、血圧計1の測定精度が異常と判断された場合には、さらに血圧計1の各構成部品についての動作性能を診断することによって、測定精度の低下をもたらす要因を特定することが可能となる。
具体的には、血圧計1の構成部品についての動作性能の診断を行なう場合には、まず、ユーザが精度確認装置60の診断項目スイッチ646(図1)を操作したことに応じて、診断項目が選択される。診断項目には、例えば、測定用エア系23の気密性および圧力センサ20、ポンプ24および弁28の動特性などが含まれている。
そして、診断項目が選択されると、診断対象となる構成部品の動作性能を診断するのに最適な圧力発生パターンで血圧計1のエア管10内に圧力を発生させるように、測定用エア系23が制御される。このときのエア管10内の圧力を圧力センサ20で検出して、その検出された圧力に基づいて各構成部品の動作性能が診断される。
(測定用エア系の気密性診断)
最初に、血圧計1の測定用エア系23の気密性を診断する動作について説明する。
図10は、測定用エア系23の気密性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。
図10を参照して、測定用エア系23の気密性が診断項目に選択された場合には、血圧計1において、CPU50が駆動回路26を制御してポンプ24を所定時間T1動作させることにより、エア管10内を加圧する。このときの所定時間T1は、ポンプ24がエア管10内の圧力を所定の圧力基準値PPまで加圧するのに必要な時間に予め設定されている。
所定時間T1の経過後、CPU50は、所定時間T2だけ測定用エア系23の動作を停止させて待機状態とする。これは、加圧直後はエア管10内の圧力が不安定となり、正確な圧力値が検出できないことから、待機時間を設けることによってエア管10内の圧力が安定した後に正確な圧力値を検出するためである。
そして、所定時間T2が経過した時刻t2において、CPU50は、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出し、その検出した圧力値PRを、通信回線70を介してCPU80へ送信する。CPU80は、その検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差を演算し、その圧力偏差が所定の閾値以下であるか否かを判断する。
このとき、測定用エア系23の気密性が正常であれば、図10のラインLN1で示すように、エア管10内の圧力は時刻t2以降において略一定値を示す。その一方で、測定用エア系23の気密性が異常である(すなわち、漏気が発生している)場合には、図10のラインLN3で示すように、エア管10内の圧力は所定の圧力基準値PPを大きく下回るとともに、時刻t2以降において減少し続ける。
したがって、CPU80は、検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差が所定の閾値以下である場合には、測定用エア系23の気密性が正常であると判断する。一方、検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差が所定の閾値を上回る場合には、測定用エア系23の気密性が異常であると判断する。そして、CPU80は、この判断結果を表示部62に表示させる。表示部62には、図1に示すように、血圧計1の測定精度の判定結果に併せて、診断項目ごとにその判定結果が表示される。
図11は、血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1における測定用エア系23の気密性の診断動作を説明するためのフローチャートである。図11のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ部52,88に格納されて、CPU50,80によりそれぞれ読出されて実行される。なお、図11に示される処理は、たとえば血圧計1の電源スイッチ302および精度確認装置60の電源スイッチ642が操作された後に、CPU50,80に電力が供給された場合に開始される処理である。
図11を参照して、まず、血圧計1側では、CPU50は、精度確認モードスイッチ306(図1)の操作の有無を判断する(ステップS31)。精度確認モードスイッチ306の操作があったことが検知されると(ステップS31でYES)、CPU50は、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。また、CPU50は、精度確認要求を発生してCPU80に対して送信する。
さらに、CPU50は、精度確認装置60のCPU80からユーザが選択した診断項目を受信すると、選択された診断項目が血圧計1の測定用エア系23の気密性であるか否かを判断する(ステップS32)。選択された診断項目が測定用エア系23の気密性であると判断されると(ステップS32にてYES)、CPU50は、所定の圧力発生パターン(図10)に従ってエア管10内に圧力を発生し、そのときの圧力変化を圧力センサ20で検出する。
具体的には、CPU50は、測定スイッチ304(図1)の操作の有無を判断する(ステップS33)。そして、測定スイッチ304の操作があったことが検知されると(ステップS33にてYES)、CPU50は、血圧計1の初期化処理として、各部を制御して精度確認装置60内部のエア管90内の空気を排気し、圧力センサ20の0mmHg補正を行なう(ステップS34)。
次に、CPU50は、各部を制御して、エア管10内の圧力を所定時間T1加圧する(ステップS35)。これにより、エア管10内の圧力は所定の圧力基準値PP程度まで加圧される。そして、CPU50は、測定用エア系23を所定時間T2だけ待機状態とした後(ステップS36)、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出する(ステップS37)。CPU50は、検出された圧力値PRを、通信回線70を介して精度確認装置60のCPU80へ送信する(ステップS38)。CPU50は、圧力値PRを送信すると、これに対する気密性判定結果の受信待機状態となる。
そして、測定用エア系23の気密性判定結果の受信が得られると(ステップS39)、CPU50は、判定結果に、タイマ部54により得られる測定用エア系23の気密性の診断動作を実行した日時を関連付けてメモリ部52に格納する(ステップS40)。
さらに、CPU50は、メモリ部52に格納された判定結果に基づいて、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。この判断結果により、図6および図7で示したような表示が表示部4になされる(ステップS41)。
これに対して、精度確認装置60側では、まず、血圧計1から送信される精度確認要求の受信待機状態にある(ステップS51)。血圧計1からの精度確認要求が受信されると(ステップS51にてYES)、CPU80は、診断項目スイッチ646(図1)から入力される操作信号に基づいて、選択された診断項目が測定用エア系23の気密性であるか否かを判断する(ステップS52)。選択された診断項目が測定用エア系23の気密性であると判断されると(ステップS52にてYES)、CPU80は、測定スイッチ304(図1)の操作があったことに連動してCPU50が発生する測定開始要求の受信待機状態となる。
そして、測定開始要求の受信が得られると(ステップS53)、CPU80は、さらに、血圧計1のCPU50からの圧力検出値PRの受信待機状態となる。
CPU50から圧力検出値PRの受信が得られると(ステップS54)、CPU80は、圧力検出値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差(=|PP−PR|)を演算し、その演算した圧力偏差が予め設定された所定の閾値Y以下であるか否かを判断する(ステップS55)。演算した圧力偏差が所定の閾値Y以下である場合には、CPU80は、測定用エア系23の気密性が正常であると判定する(ステップS56)。これに対して、演算した圧力偏差が所定の閾値Yを上回る場合には、CPU80は、測定用エア系23の気密性が異常であると判定する(ステップS57)。そして、CPU80は、これらの判定結果を、通信回線70を介して血圧計1のCPU50へ送信する(ステップS58)。さらに、CPU80は、判定結果を表示部62に表示する処理を行なう(ステップS59)。
なお、図11のフローチャートを実行することにより、測定用エア系23の気密性を診断する以外に、圧力センサ20の動特性を診断することも可能である。
図12は、圧力センサ20の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。図12の圧力発生パターンは、図10で示した圧力発生パターンと同じである。
すなわち、CPU50は、ポンプ24を所定時間T1動作させることにより、エア管10内の圧力を所定の圧力基準値PPまで加圧し、その後、所定時間T2だけ待機状態とする。そして、所定時間T2の経過後に、CPU50は、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出して、その検出した圧力値をCPU80へ送信する。
このとき、圧力センサ20の動特性が正常であれば、図12のラインLN1で示すように、エア管10内の圧力は時刻t2以降において略一定値を示す。その一方で、圧力センサ20の動特性が異常である場合には、図12のラインLN2で示すように、エア管10内の圧力は、所定の圧力基準値PPから大きく外れた値を示す。
したがって、CPU80は、検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差が所定の閾値以下である場合には、圧力センサ20の動特性が正常であると判断する。一方、検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとの圧力偏差が所定の閾値を上回る場合には、圧力センサ20の動特性が異常であると判断する。
(ポンプの動特性診断)
次に、血圧計1のポンプ24の動特性を診断する動作について説明する。
図13は、ポンプ24の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。
図13を参照して、ポンプ24の動特性が診断項目に選択された場合には、血圧計1において、CPU50が駆動回路26を制御して、ポンプ24を最大能力で所定時間T3動作させることにより、エア管10内を加圧する。このときの所定時間T3は、ポンプ24がエア管10内の圧力を所定の圧力基準値PP以上に加圧するのに十分な時間に予め設定されている。
所定時間T3の経過後、CPU50は、所定時間T4だけ測定用エア系23の動作を停止させて待機状態とする。そして、所定時間T4が経過した時刻t4において、CPU50は、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出し、その検出した圧力値PRを、通信回線70を介してCPU80へ送信する。CPU80は、その検出された圧力値PRと所定の圧力基準値PPとを比較する。
このとき、ポンプ24の動特性が正常であれば、図13のラインLN4で示すように、エア管10内の圧力は所定の圧力基準値PP以上となる。その一方で、ポンプ24の動特性が異常である場合には、図13のラインLN5で示すように、エア管10内の圧力は所定の圧力基準値PPを大きく下回る。
したがって、CPU80は、検出された圧力値PRが所定の圧力基準値PP以上である場合には、ポンプ24の動特性が正常であると判断する。一方、検出された圧力値PRが所定の圧力基準値PPを下回る場合には、ポンプ24の動特性が異常であると判断する。そして、CPU80は、この判断結果を表示部62に表示させる。表示部62には、図1に示すように、血圧計1の測定精度の判定結果に併せて、ポンプ24の動特性についての判定結果が表示される。
図14は、血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1におけるポンプ24の動特性の診断動作を説明するためのフローチャートである。図14のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ部52,88に格納されて、CPU50,80によりそれぞれ読出されて実行される。なお、図14に示される処理は、たとえば血圧計1の電源スイッチ302および精度確認装置60の電源スイッチ642が操作された後に、CPU50,80に電力が供給された場合に開始される処理である。
図14を参照して、まず、血圧計1側では、CPU50は、精度確認モードスイッチ306(図1)の操作の有無を判断する(ステップS71)。精度確認モードスイッチ306の操作があったことが検知されると(ステップS71でYES)、CPU50は、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。また、CPU50は、精度確認要求を発生してCPU80に対して送信する。
さらに、CPU50は、精度確認装置60のCPU80からユーザが選択した診断項目を受信すると、選択された診断項目が血圧計1のポンプ24の動特性であるか否かを判断する(ステップS72)。選択された診断項目がポンプ24の動特性であると判断されると(ステップS72にてYES)、CPU50は、所定の圧力発生パターン(図13)に従ってエア管10内に圧力を発生し、そのときの圧力変化を圧力センサ20で検出する。
具体的には、CPU50は、測定スイッチ304(図1)の操作の有無を判断する(ステップS73)。そして、測定スイッチ304の操作があったことが検知されると(ステップS73にてYES)、CPU50は、血圧計1の初期化処理として、各部を制御して精度確認装置60内部のエア管90内の空気を排気し、圧力センサ20の0mmHg補正を行なう(ステップS74)。
次に、CPU50は、各部を制御して、ポンプ24を最大能力で駆動させることにより、エア管10内の圧力を所定時間T3加圧する(ステップS75)。これにより、エア管10内の圧力は所定の圧力基準値PP以上に加圧される。そして、CPU50は、測定用エア系23を所定時間T4だけ待機状態とした後(ステップS76)、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出する(ステップS77)。CPU50は、検出された圧力値PRを通信回線70を介して精度確認装置60のCPU80へ送信する(ステップS78)。CPU50は、圧力値PRを送信すると、これに対するポンプ24の動特性判定結果の受信待機状態となる。
そして、ポンプ24の動特性の判定結果が受信されると(ステップS79)、CPU50は、判定結果に、タイマ部54により得られるポンプ24の動特性の診断動作を実行した日時を関連付けてメモリ部52に格納する(ステップS80)。
さらに、CPU50は、メモリ部52に格納された判定結果に基づいて、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。この判断結果により、図6および図7で示したような表示が表示部4になされる(ステップS81)。
これに対して、精度確認装置60側では、まず、血圧計1から送信される精度確認要求の受信待機状態にある(ステップS91)。血圧計1からの精度確認要求が受信されると(ステップS91にてYES)、CPU80は、診断項目スイッチ(図1)から入力される操作信号に基づいて、選択された診断項目がポンプ24の動特性であるか否かを判断する(ステップS92)。選択された診断項目がポンプ24の動特性であると判断されると(ステップS92にてYES)、CPU80は、測定スイッチ304(図1)の操作があったことに連動してCPU50が発生する測定開始要求の受信待機状態となる。
そして、測定開始要求の受信が得られると(ステップS93)、CPU80は、さらに、血圧計1のCPU50からの圧力検出値PRの受信待機状態となる。
CPU50から圧力検出値PRの受信が得られると(ステップS94)、CPU80は、圧力検出値PRが所定の圧力基準値PP以上であるか否かを判断する(ステップS955)。圧力検出値PRが所定の圧力基準値PP以上である場合には、CPU80は、ポンプ24の動特性が正常であると判定する(ステップS96)。これに対して、圧力検出値PRが所定の圧力基準値PPを下回る場合には、CPU80は、ポンプ24の動特性が異常であると判定する(ステップS97)。そして、CPU80は、これらの判定結果を、通信回線70を介して血圧計1のCPU50へ送信する(ステップS98)。さらに、CPU80は、判定結果を表示部62に表示する処理を行なう(ステップS99)。
(弁の動特性診断)
最後に、血圧計1の弁28の動特性を診断する動作について説明する。
図15は、弁28の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。
図15を参照して、弁28の動特性が診断項目に選択された場合には、血圧計1において、CPU50が駆動回路26を制御してポンプ24を予め設定された所定時間T5動作させることにより、エア管10内を加圧する。そして、所定時間T5が経過した時刻t5において、CPU50は、弁28を開状態として測定用エア系23を大気に開放することにより減圧を開始する。そして、CPU50は、時刻t5以降におけるエア管10内の圧力を圧力センサ20で検出し、その検出した圧力値とタイマ部54からの計時情報とに基づいて圧力値の減少速度(以下、減圧速度)Vpを演算する。CPU50は、演算した減圧速度Vpを通信回線70を介してCPU80へ送信する。CPU80は、その演算された減圧速度Vpが、予め設定された減圧速度の範囲内にあるか否かを判断する。
このとき、弁28の動特性が正常であれば、図15のラインLN6で示すように、エア管10内の圧力は所定の設定範囲内の減圧速度で減少する。その一方で、弁28の動特性が異常である場合には、図15のラインLN7で示すように、エア管10内の圧力は所定設定範囲外の減圧速度で減少する。
したがって、CPU80は、演算された減圧速度Vpが所定の設定範囲内である場合には、弁28の動特性が正常であると判断する。一方、演算された減圧速度Vpが所定の設定範囲外である場合には、弁28の動特性が異常であると判断する。そして、CPU80は、この判断結果を表示部62に表示させる。表示部62には、図1に示すように、血圧計1の測定精度の判定結果に併せて、弁28の動特性についての判定結果が表示される。
図16は、血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1における弁28の動特性の診断動作を説明するためのフローチャートである。図16のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ部52,88に格納されて、CPU50,80によりそれぞれ読出されて実行される。なお、図16に示される処理は、たとえば血圧計1の電源スイッチ302および精度確認装置60の電源スイッチ642が操作された後に、CPU50,80に電力が供給された場合に開始される処理である。
図16を参照して、まず、血圧計1側では、CPU50は、精度確認モードスイッチ306(図1)の操作の有無を判断する(ステップS111)。精度確認モードスイッチ306の操作があったことが検知されると(ステップS111でYES)、CPU50は、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。また、CPU50は、精度確認要求を発生してCPU80に対して送信する。
さらに、CPU50は、精度確認装置60のCPU80からユーザが選択した診断項目を受信すると、選択された診断項目が血圧計1の弁28の動特性であるか否かを判断する(ステップS112)。選択された診断項目が弁28の動特性であると判断されると(ステップS112にてYES)、CPU50は、所定の圧力発生パターン(図15)に従ってエア管10内を加圧した後に減圧を開始し、そのときの圧力変化を圧力センサ20で検出する。
具体的には、CPU50は、測定スイッチ304(図1)の操作の有無を判断する(ステップS113)。そして、測定スイッチ304の操作があったことが検知されると(ステップS113にてYES)、CPU50は、血圧計1の初期化処理として、各部を制御して精度確認装置60内部のエア管90内の空気を排気し、圧力センサ20の0mmHg補正を行なう(ステップS114)。
次に、CPU50は、各部を制御して、エア管10内の圧力を所定時間T5加圧する(ステップS115)。その後、CPU50は、弁28を開状態とすることにより、減圧を開始するとともに(ステップS116)、エア管10内の圧力を圧力センサ20で検出する。CPU50は、検出した圧力値およびタイマ部54からの計時情報に基づいて減圧速度Vpを演算し(ステップS117)、その演算した減圧速度Vpを通信回線70を介して精度確認装置60のCPU80へ送信する(ステップS118)。CPU50は、減圧速度Vpを送信すると、これに対する弁28の動特性判定結果の受信待機状態となる。
そして、弁28の動特性の判定結果が受信されると(ステップS119)、CPU50は、判定結果に、タイマ部54により得られる弁28の動特性の診断動作を実行した日時を関連付けてメモリ部52に格納する(ステップS120)。
さらに、CPU50は、メモリ部52に格納された判定結果に基づいて、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。この判断結果により、図6および図7で示したような表示が表示部4になされる(ステップS121)。
これに対して、精度確認装置60側では、まず、血圧計1から送信される精度確認要求の受信待機状態にある(ステップS131)。血圧計1からの精度確認要求が受信されると(ステップS131にてYES)、CPU80は、診断項目スイッチ646(図1)から入力される操作信号に基づいて、選択された診断項目が弁28の動特性であるか否かを判断する(ステップS132)。選択された診断項目が弁28の動特性であると判断されると(ステップS132にてYES)、CPU80は、測定スイッチ304(図1)の操作があったことに連動してCPU50が発生する測定開始要求の受信待機状態となる。
そして、測定開始要求の受信が得られると(ステップS133)、CPU80は、さらに、血圧計1のCPU50からの減圧速度Vpの受信待機状態となる。
CPU50から減圧速度Vpの受信が得られると(ステップS134)、CPU80は、減圧速度Vpが所定の設定範囲内であるか否かを判断する(ステップS135)。減圧速度Vpが所定の設定範囲内である場合には、CPU80は、弁28の動特性が正常であると判定する(ステップS136)。これに対して、減圧速度Vpが所定の設定範囲外である場合には、CPU80は、弁28の動特性が異常であると判定する(ステップS137)。そして、CPU80は、これらの判定結果を、通信回線70を介して血圧計1のCPU50へ送信する(ステップS138)。さらに、CPU80は、判定結果を表示部62に表示する処理を行なう(ステップS139)。
[変形例]
第1の実施の形態においては、精度確認装置60が血圧計1の測定精度を判定する構成としたが、血圧計1側で測定精度を判定する構成とすることもできる。
図17は、第1の実施の形態の変形例に係る血圧計の測定精度確認システムにおいて、血圧計1の測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図17に示される機能は、CPU50,80がメモリ部52,88に記憶されている所定のプログラムをそれぞれ実行することで、CPU50,80により実行される機能である。また、図17に示される機能のうちの一部または全部が、ハードウェアによって実現されてもよい。
図17を参照して、血圧計1の測定精度確認動作を行なうための機能は、血圧計1のCPU50により実現される精度確認モード設定部502、圧力測定部504、測定精度判定部512、測定精度管理部506および表示処理部508と、精度確認装置60のCPU80により実現される圧力測定部802および表示処理部806とを含む。
図17に示す機能構成は、図3で示した機能構成のうち、CPU80により実現される測定精度判定部804を、CPU50により実現される測定精度判定部512に変更したものである。したがって、図3の構成と重複する部位についての詳細な説明は省略する。
本変形例において、コネクタ6(図1)は、コネクタ6と接続用プラグ92との連結状態を検出するための連結検出センサ(図示せず)を含んでいる。CPU50により実現される精度確認モード設定部502は、この連結検出センサからの連結信号によって測定精度確認動作が実行可能な状態になったことを検出し、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。そして、精度確認モード設定部502は、圧力測定部504,800に対して精度確認要求を発生して、血圧計1の測定精度確認動作を実行する。
具体的には、圧力測定部802は、上述した方法によって、圧力測定部504から送信される測定開始要求に応答して、通常の血圧測定時において血圧計1の圧力センサ20にて検出される被測定部位の脈圧の変化を再現させた疑似脈波を発生する。そして、圧力測定部802は、エア管90の内圧変化を圧力センサ82で検出し、その検出した圧力に基づき最高圧力値を算出する。そして、算出された最高圧力値を通信回線70を介して測定精度判定部512へ送信する。
圧力測定部504は、測定スイッチ304(図1)の操作による操作信号の入力を受付けて、血圧測定処理を実行する。圧力測定部504は、圧力センサ20で検出された内圧変化に基づいて血圧(最高血圧)値を算出し、その算出した最高血圧値を測定精度判定部512へ出力する。
測定精度判定部512は、圧力測定部504から最高血圧値を受け、圧力測定部802から最高圧力値を受けると、これら2つの圧力値の圧力偏差を演算する。そして、演算した圧力偏差に基づいて血圧計1の測定精度を判定する。詳細な測定精度の判定方法は、上述した測定精度判定部804における判定方法と同じである。測定精度判定部512は、測定精度の判定結果を測定精度管理部506および表示処理部508へ出力する。
測定精度管理部506は、測定精度の判定結果の入力を受付けて、メモリ部52へのデータ格納処理を行なうとともに、上述した方法によって、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。表示処理部508は、測定精度の判定結果を表示部4に表示する処理を行なうとともに、血圧測定動作の実行が可能か否かの判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。さらに、測定精度管理部506が、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果およびタイマ部54からの計時情報に基づいて、血圧計1の測定精度確認動作が必要であると判断した場合には、表示処理部508は、ユーザに対する測定精度確認動作の実行を促す通知を表示部4に表示する処理を行なう。
図18は、表示部4における表示例を示す図である。図18に示すように、表示部4は、血圧測定の日時における血圧計1の測定精度を示す測定精度データを表示するための表示領域48と、測定精度確認動作により得られた判定結果を示す表示領域480とを含んでいる。
以上の構成とすることにより、ユーザは、精度確認装置60に血圧計1を接続させた状態において血圧計1に通常の血圧測定動作を実行させることによって、血圧計1の測定精度を確認することができる。その結果、血圧計1の本体2に圧力センサを2個設置する必要がなくなるため、簡易かつ低廉な装置構成で血圧計1の測定精度を確認することができる。
また、血圧計1の測定精度を維持するためには、定期的に測定精度の確認動作を行なえばよいことから、例えば、精度確認装置60を複数個の血圧計で共用する構成とすることにより、ユーザが個別に精度確認装置60を所有する必要がなくなり、より一層の低コスト化を図ることができる。
さらに、血圧計1の測定精度が所定の水準を満たしていないと判定された場合には、ユーザに対して血圧測定動作が不能である旨を通知する、もしくは、強制的に血圧測定動作を禁止する構成とすることにより、測定精度が異常な状態のままで血圧測定動作が継続されるのを回避することができる。また、定期的に測定精度の確認が行なわれるように、ユーザに対して測定精度確認動作の実行を促す通知を行なう構成とすることにより、血圧計1の測定精度を高い状態で維持することができる。その結果、測定精度に対する信頼性を向上できるとともに、日常の血圧測定管理の実効性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、血圧計1と精度確認装置60との間で通信を行なうことなく、血圧計1側に測定精度の確認機能を持たせた血圧計の測定精度確認システムについて説明する。なお、実施の形態2の血圧計の測定精度確認システムのハードウェア構成は、基本的に実施の形態1の血圧計の測定精度確認システムの構成と同様であり、以下に説明するように、通信回線70を有しない点、および、測定精度の確認動作が血圧計1側で行なわれる点で異なる。
図19は、この発明の実施の形態2に係る血圧計の測定精度確認システムの外観の概略図である。
図19を参照して、実施の形態2に係る血圧計の測定精度確認システムは、血圧計1Aと、精度確認装置60Aと、接続用プラグ92とを備える。
血圧計1Aに対して測定精度の確認動作を行なう場合には、接続用プラグ92が血圧計1の本体2Aに設けられたコネクタ6に連結される。
血圧計1Aは、本体2Aと、測定部位である上腕に巻付けるカフ5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2Aの正面には、スイッチ等の操作部3Aと、測定結果を表示する表示部4Aとが配備される。
操作部3Aは、電源のオン/オフを指示するための電源スイッチ302と、測定の開始/停止を指示するための測定スイッチ304と、精度確認モードスイッチ306と、診断項目の選択を指示するための診断項目スイッチ308とを含む。
表示部4Aは、測定結果を表示するための表示領域40〜46を含む。表示領域40〜44には、最高血圧を示す最高血圧データ、最低血圧を示す最低血圧データおよび脈拍数を示す脈拍数データがそれぞれ表示される。表示領域46には、血圧測定の日時を示す時刻データが表示される。
表示部4Aは、さらに、血圧測定の日時における血圧計1の測定精度を示す測定精度データを表示するための表示領域48と、精度確認モードの実行時において取得された測定精度の確認結果を表示するための表示領域480とを含む。
精度確認装置60Aは、精度確認モードを実行する場合に、接続用プラグ92が血圧計1Aの本体2Aのコネクタ6に連結されることで、内部のエア系が本体2Aに内蔵された測定用エア系(ともに図示せず)に連通される。精度確認装置60Aは、スイッチ等の操作部64Aと、測定精度の確認結果を表示する表示部62Aとを備える。
操作部64は、電源のオン/オフを指示するための電源スイッチ642と、加圧の開始を指示するための加圧スイッチ648と、診断項目の選択を指示するための診断項目スイッチ308とを含む。
図20は、血圧計1Aおよび精度確認装置60Aのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図20を参照して、血圧計1Aは、本体2Aと、測定部位である上腕に巻付けるカフ5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2Aの正面には、スイッチ等の操作部3Aと、測定結果等を表示する表示部4Aとが配備される。カフ5には空気袋8が配置され、カフ5を測定部位である上腕に巻付けることで空気袋8が測定部位に押付けられる。
空気袋8は、測定用エア系20に接続されている。測定用エア系20は、空気袋8の内圧変化を測定する圧力センサ20と、空気袋8に対する給気/排気を行なうポンプ24と、弁28とを含む。
また、血圧計1Aの本体2A内には、血圧計1A全体を制御するCPU50Aと、測定用エア系20に接続されるA/D変換器22、ポンプ24を駆動する駆動回路26および弁28の開閉を調整する駆動回路30と、測定日時を得るためのタイマ部54と、CPU50で実行されるプログラムや測定結果を記憶するメモリ部52とが含まれる。
CPU50Aは、電源スイッチ302(図19)の操作による操作信号が入力されると、各部への電源供給を行ない、その後、次の操作信号の入力に対する待ち受け状態となる。そして、測定スイッチ304(図19)の操作による操作信号の入力を受けると、動作モードとして「血圧測定モード」を選択し、一連の血圧測定動作を実行する。
その一方で、待ち受け状態において精度確認モードスイッチ306(図19)の操作による操作信号の入力を受けると、動作モードとして「精度確認モード」を選択し、一連の測定精度確認動作を実行する。
血圧計1Aは、測定精度確認動作を実行するための構成として、コネクタ6をさらに備える。血圧計1Aに対して測定精度の確認動作を行なう場合には、精度確認装置60A側の接続用プラグ92がコネクタ6に連結されることで、本体2A内の測定用エア系23が精度確認装置60のエア系(エア管90)に連通される。
なお、接続用プラグ92は、上述したように、精度確認装置60Aのエア管90を測定用エア系20に連通させる一方で、空気袋8に対しては遮断するように構成されている。
精度確認装置60Aは、精度確認装置60A全体を制御するCPU80Aと、エア管90に接続される圧力センサ82および圧力発生部84と、表示部62Aと、計時動作して計時データを出力するタイマ部86と、スイッチ等の操作部64Aと、CPU80Aで実行されるプログラムを格納するためのメモリ部88とを含む。
CPU80Aは、操作部64Aから入力される操作信号に基づいてメモリ部88に記憶されている所定のプログラムを実行し、圧力発生部84に制御信号を出力する。圧力発生部84は、制御信号に従って予め設定された圧力発生パターンに基づいて圧力を発生する。
圧力センサ82は、エア管90の内圧変化を検出し、検出信号を図示しない増幅器に入力する。入力された圧力信号は、増幅器において所定振幅まで増幅され、図示しないA/D変換器においてデジタル信号に変換された後にCPU80Aに入力される。CPU80Aは、圧力センサ82から得られたエア管90の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じて圧力発生部84に上記制御信号を出力する。
図21は、血圧計1Aの測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図21に示される機能は、CPU50A,80Aがメモリ部52,88に記憶されている所定のプログラムをそれぞれ実行することで、CPU50A,80Aにより実行される機能である。また、図21に示される機能のうちの一部または全部が、ハードウェアによって実現されてもよい
図21を参照して、血圧計1Aの測定精度確認動作を行なうための機能は、血圧計1AのCPU50Aにより実現される精度確認モード設定部502、圧力測定部504、測定精度判定部512、測定精度管理部506および表示処理部508と、精度確認装置60AのCPU80Aにより実現される圧力測定部802および表示処理部806とを含む。
精度確認モード設定部502は、精度確認モードスイッチ306(図19)の操作による操作信号の入力に応答して、血圧計1の動作モードを精度確認モードに設定する。そして、精度確認モード設定部502は、圧力測定部504に対して精度確認要求を発生して、血圧計1の測定精度確認動作を実行する。
なお、血圧計1における精度確認モードの設定については、精度確認モードスイッチ306からの操作信号に応答して行なう以外に、コネクタ6に設置されて、コネクタ6と接続用プラグ92との連結状態を検出するための連結検出センサからの連結信号によって測定精度確認動作が実行可能な状態になったことを検出して行なうことも可能である。あるいは、精度確認装置60Aのエア管90から血圧計1Aのエア管10に対して出力される圧力信号を検出して行なう構成としてもよい。
圧力測定部802は、操作部64Aの加圧スイッチ648(図19)の操作による操作信号の入力を受付けて、通常の血圧測定時において血圧計1Aの圧力センサ20にて検出される被測定部位の脈圧の変化を再現させた疑似脈波を発生する。この疑似脈波は、図4で示したような波形を有しており、圧力の最高値(最高圧力値)が所定値(たとえば120mmHg)となるように予め設定されている。
圧力測定部504は、測定スイッチ304(図19)の操作による操作信号の入力を受付けて、血圧測定処理を実行する。圧力測定部504は、圧力センサ20で検出された圧力に基づき血圧(最高血圧)値を算出し、その算出した最高血圧値を測定精度判定部512へ出力する。
測定精度判定部512は、圧力測定部504から最高血圧値を受けると、最高血圧値と予め設定されている疑似脈波の最高血圧値(たとえば120mmHg)との圧力偏差を演算する。そして、演算した圧力偏差に基づいて血圧計1Aの測定精度を判定する。
具体的には、測定精度判定部512は、演算した圧力偏差差が予め設定された所定の閾値以下であるか否かを判断する。演算した圧力偏差が所定の閾値以下である場合には、測定精度判定部512は、血圧計1Aの測定精度が所定の水準を満たしており、正常であると判定する。これに対して、演算した圧力偏差が所定の閾値を上回る場合には、測定精度判定部512は、血圧計1Aの測定精度が所定の水準を満たしておらず、異常であると判定する。そして、測定精度判定部512は、測定精度の判定結果を表示処理部508へ出力する。表示処理部508は、測定精度の判定結果を表示部4Aに表示する処理を行なう。
測定精度判定部512は、さらに、測定精度の判定結果を測定精度管理部506へ出力する。測定精度管理部506は、測定精度の判定結果の入力を受付けて、メモリ部52へのデータ格納処理を行なう。このとき、測定精度の判定結果は、タイマ部54により得られる測定精度確認動作を実行した日時と関連付けされてメモリ部52に格納される。
そして、測定精度管理部506は、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果に基づいて、血圧測定動作の実行が可能か否かを判断する。測定精度が所定の水準を満たし、正常であると判定された場合には、測定精度管理部506は、血圧測定動作の実行が可能であると判断する。表示処理部508は、この判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。これに対して、測定精度が所定の水準を満たさず、異常であると判定された場合には、測定精度管理部506は、血圧測定動作が実行不能と判断する。表示処理部508は、この判断結果を表示部4に表示する処理を行なう。
なお、血圧測定動作が実行不能と判断された場合には、ユーザに対する警告に加えて、次回以降の血圧測定動作を禁止するための処理を行なう構成としてもよい。
さらに、測定精度管理部506は、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果およびタイマ部54からの計時情報に基づいて、血圧計1の測定精度確認動作が必要であるか否かを判断する。具体的には、測定精度管理部506は、予め定められた頻度で測定精度の確認が行なわれるように、前回の測定精度確認動作を行なった日時からの経過時間を、タイマ部54を用いて計時し、その計時した経過時間が所定の基準時間を超えたか否かを判断する。経過時間が所定の基準時間を超えた場合には、測定精度管理部506は、測定精度確認動作が必要であると判断する。表示処理部508は、この判断結果を、ユーザに対する測定精度確認動作の実行を促す通知として、表示部4Aに表示する処理を行なう。
図22は、血圧計1AにおけるCPU50Aおよび精度確認装置60AにおけるCPU80Aが実行する血圧計1Aの測定精度確認動作を説明するためのフローチャートである。図22のフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ部52,88に格納されて、CPU50A,80Aによりそれぞれ読出されて実行される。なお、図22に示される処理は、たとえば血圧計1Aの電源スイッチ302および精度確認装置60Aの電源スイッチ642が操作された後に、CPU50A,80Aに電力が供給された場合に開始される処理である。
図22を参照して、まず、血圧計1A側では、CPU50Aは、精度確認モードスイッチ306(図19)の操作の有無を判断する(ステップS151)。精度確認モードスイッチ306の操作があったことが検知されると(ステップS151でYES)、CPU50Aは、血圧計1Aの動作モードを精度確認モードに設定する。
さらに、CPU50Aは、診断項目スイッチ308(図19)の操作による操作信号に基づいて、選択された診断項目が血圧計1の測定精度であるか否かを判断する(ステップS152)。選択された診断項目が血圧計1の測定精度であると判断されると(ステップS152にてYES)、CPU50Aは、S153〜S157に示す血圧測定のための処理を実行する。この処理は、血圧計1Aが血圧測定モードにある場合に、血圧測定のために実行する処理と同じである。
具体的には、CPU50Aは、測定スイッチ304(図19)の操作の有無を判断する(ステップS153)。そして、測定スイッチ304の操作があったことが検知されると(ステップS153にてYES)、CPU50Aは、血圧計1Aの初期化処理として、各部を制御して精度確認装置60内部のエア管90内の空気を排気し、圧力センサ20の0mmHg補正を行なう(ステップS154)。
次に、CPU50Aは、各部を制御して、エア管90内の圧力を疑似脈波の最高圧力+40mmHg程度にまで加圧する(ステップS155)。そして、徐々にエア管90内の圧力を減圧していく(ステップS156)。この減圧過程においてエア管90内の圧力を圧力センサ20で検出して、CPU50Aは検出された圧力に基づき血圧(最高血圧)値DRを算出する(ステップS157)。
そして、CPU50Aは、算出された最高血圧値DRと予め設定された疑似脈波の最高血圧値DPとの圧力偏差(=|DP−DR|)を演算し、その演算した圧力偏差が予め設定された所定の閾値X以下であるか否かを判断する(ステップS158)。演算した圧力偏差が所定の閾値X以下である場合には、CPU50Aは、血圧計1Aの測定精度が所定の水準を満たしており、正常であると判定する(ステップS159)。これに対して、演算した圧力偏差が所定の閾値Xを上回る場合には、CPU50Aは、血圧計1Aの測定精度が所定の水準を満たしておらず、異常であると判定する(ステップS160)。そして、CPU50Aは、測定精度の判定結果を、表示部4Aに表示する処理を行なうとともに、タイマ部54により得られる測定精度確認動作を実行した日時を関連付けてメモリ部52に格納する(ステップS161)。
さらに、CPU50Aは、メモリ部52に格納された測定精度の判定結果に基づいて、血圧測定動作が実行可能か否かを判断し、その判断結果を、図6および図7で示した態様で表示部4Aに表示する(ステップS162)。
これに対して、精度確認装置60A側では、まず、CPU80Aが、診断項目スイッチ646(図19)から入力される操作信号に基づいて、選択された診断項目が血圧計1の測定精度であるか否かを判断する(ステップS171)。選択された診断項目が血圧計1Aの測定精度であると判断されると(ステップS171にてYES)、CPU80Aは、加圧スイッチ648(図19)の操作の有無を判断する(ステップS172)。加圧スイッチ648の操作があったことが検知されると(ステップS172でYES)、CPU80Aは、各部を制御して、所定時間疑似脈波を発生する(ステップS173)。この所定時間は、血圧計1Aでの血圧測定処理に要する時間を含むように予め設定されたものである。
以上の構成とすることにより、ユーザは、精度確認装置60Aに血圧計1を接続した状態で血圧計1Aに通常の血圧測定動作を実行させることにより、血圧計1Aの測定精度を確認することができる。その結果、簡易かつ低廉な装置構成で測定精度を確認することができる。
さらに、血圧計1Aの測定精度が所定の水準を満たしていないと判定された場合には、ユーザに対して血圧測定動作が不能である旨を通知する、もしくは、強制的に血圧測定動作を禁止する構成とすることにより、測定精度が異常な状態のままで血圧測定動作が継続されるのを回避することができる。また、定期的に測定精度の確認が行なわれるように、ユーザに対して測定精度確認動作の実行を促す通知を行なう構成とすることにより、血圧計1Aの測定精度を高い状態で維持することができる。
その結果、測定精度に対する信頼性を向上できるとともに、日常の血圧測定管理の実効性を高めることができる。
なお、本実施の形態においても、測定精度の確認動作に加えて、血圧計1Aの構成部品に対して個別に動作性能の診断を行なうことができる。血圧計1Aの構成部品の動作性能を診断する場合には、上述した方法によって、診断対象となる構成部品の動作性能を診断するのに最適な圧力発生パターンで血圧計1Aのエア管10内に圧力を発生させるように、測定用エア系23が制御される。これにより、血圧計1Aの測定精度が異常と判断された場合には、さらに各構成部品についての動作性能を診断することによって、測定精度の低下をもたらす要因を特定することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に係る血圧計の測定精度確認システムの外観の概略図である。 血圧計1および精度確認装置60のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 血圧計1の測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 圧力発生部84が発生する疑似脈波を説明するための図である。 圧力センサ20で検出されるエア管90の内圧変化を説明するための図である。 表示部4における表示例を示す図である。 表示部4における他の表示例を示す図である。 表示部4における他の表示例を示す図である。 血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1の測定精度確認動作を説明するためのフローチャートである。 測定用エア系23の気密性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。 血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1における測定用エア系23の気密性の診断動作を説明するためのフローチャートである。 圧力センサ20の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。 ポンプ24の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。 血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1におけるポンプ24の動特性の診断動作を説明するためのフローチャートである。 弁28の動特性を診断する場合における圧力発生パターンを示す図である。 血圧計1におけるCPU50および精度確認装置60におけるCPU80が実行する血圧計1における弁28の動特性の診断動作を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係る血圧計の測定精度確認システムにおいて、血圧計1の測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 表示部4における表示例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る血圧計の測定精度確認システムの外観の概略図である。 血圧計1Aおよび精度確認装置60Aのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 血圧計1Aの測定精度の確認動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 血圧計1AにおけるCPU50Aおよび精度確認装置60AにおけるCPU80Aが実行する血圧計1Aの測定精度確認動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,1A 血圧計、2,2A 本体、3,3A 操作部、4,4A 表示部、5 カフ、6 コネクタ、8 空気袋、10 エア管、20,82 圧力センサ、22 A/D変換器、23 測定用エア系、24 ポンプ、26,30 駆動回路、28 弁、40〜48,480 表示領域、52,88 メモリ部、54,86 タイマ部、60,60A 精度確認装置、62,62A 表示部、70 通信回線、84 圧力発生部、90 エア管、92 接続用プラグ、302,642 電源スイッチ、304 測定スイッチ、306 精度確認モードスイッチ、308,646 診断項目スイッチ、502 精度確認モード設定部、504,802 圧力測定部、506 測定精度管理部、508,806 表示処理部、512,804 測定精度判定部、648 加圧スイッチ。

Claims (9)

  1. 血圧測定部位に装着されたカフの内圧変化に基づいて血圧を測定する血圧測定モードと、前記血圧測定モードにおける測定精度を確認するための精度確認モードとを有する血圧計と、
    前記精度確認モードにおいて、前記血圧計との間で通信可能に接続され、前記血圧計の測定精度を判定するための精度確認装置とを備え、
    前記血圧計は、
    前記血圧測定モードにおいて前記カフに連通される一方で、前記精度確認モードにおいて前記精度確認装置の空気系に連通される空気系配管と、
    前記空気系配管に印加する圧力を調整する加圧・減圧手段と、
    前記空気系配管内の圧力を検出する第1の圧力検出手段とを含み、
    前記精度確認装置は、
    予め設定された所定の圧力発生パターンに従って前記空気系内に圧力を発生させる圧力発生手段と、
    前記空気系内の圧力を検出する第2の圧力検出手段とを含み、
    前記血圧計および前記精度確認装置のいずれか一方は、
    前記第1の圧力検出手段の圧力検出値と、前記第2の圧力検出手段の圧力検出値との差値に基づいて前記血圧計の測定精度を判定する測定精度判定手段と、
    判定された前記血圧計の測定精度を表示する表示手段とを含む、血圧計の測定精度確認システム。
  2. 前記所定の圧力発生パターンは、前記血圧測定モードにおいて前記第1の圧力検出手段により検出される脈圧の変化を再現する脈波発生パターンを含む、請求項1に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  3. 前記所定の圧力発生パターンは、予め設定された所定時間だけ前記空気系配管に圧力を印加する発生パターンをさらに含み、
    前記測定精度判定手段は、前記所定時間経過後における前記第1の圧力検出手段の圧力検出値に基づいて前記加圧・減圧手段の構成部品の動作性能を診断する動作性能診断手段を含む、請求項2に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  4. 前記血圧計は、
    判定された前記血圧計の測定精度を、該測定精度の確認日時と関連付けて格納するための記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された測定精度に基づき、ユーザに対する前記血圧測定モードの実行の可否についての通知を行なうための通知手段とをさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  5. 前記通知手段は、前記通知に関連して、ユーザに対する前記精度確認モードの実行を促す通知を行なう、請求項4に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  6. 前記血圧計は、ユーザによる操作に応答して前記精度確認モードの選択を指示するための信号を出力する操作手段をさらに含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  7. 前記血圧計は、前記空気系通路と前記精度確認装置の空気系とを連結するためのコネクタ部を含み、前記コネクタ部が閉成されたことに応答して、前記精度確認モードを選択する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の血圧計の測定精度確認システム。
  8. 血圧測定部位に装着されたカフの内圧変化に基づいて血圧を測定する血圧測定モードと、前記血圧測定モードにおける測定精度を確認するための精度確認モードとを有する血圧計であって、
    前記血圧測定モードにおいて前記カフに連通される空気系配管と、
    前記空気系配管に印加する圧力を調整する加圧・減圧手段と、
    前記空気系配管内の圧力を検出する第1の圧力検出手段とを備え、
    前記空気系配管は、前記精度確認モードにおいて、装置外部に配された精度確認装置の空気系に連通されるとともに、前記精度確認装置が前記空気系内に発生した所定の圧力発生パターンからなる圧力が印加され、
    前記精度確認モードにおいて、前記第1の圧力検出手段の圧力検出値と予め設定された所定の圧力基準値との差値に基づいて前記血圧計の測定精度を判定する測定精度判定手段と、
    判定された前記血圧計の測定精度を表示する表示手段とをさらに備える、血圧計。
  9. 前記精度確認装置の空気系の圧力信号を検知して、前記精度確認モードを選択するモード選択手段をさらに備える、請求項8に記載の血圧計。
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