JP4673029B2 - 血圧測定装置及び血圧測定方法、並びにプログラム - Google Patents

血圧測定装置及び血圧測定方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は血圧測定装置、特に脈波信号に基づいて血圧を計測する血圧測定装置における脈波信号のレベル調整に関するものである。
従来の脈波信号に基づいて血圧を計測する血圧測定装置においては、何等かの理由により脈波信号レベルが小さいか又は大きく飽和してしまう場合には、適切な血圧測定が行えないため、エラー信号を出してカフの取り付け位置の変更を促し再測定を行うか、又は特許文献1に示される方法等により、信号増幅等による信号レベル調整を行った後、再度加圧を行い血圧測定を行っていた。
特公平6−18555号公報
しかし、何等かの理由により脈波信号レベルが小さいか又は大きく飽和してしまう場合には、カフの適切な取り付け位置を変更するか、もしくは、適切な信号調整値を設定した後、再測定を行わなければならないという煩わしさがあった。また、結果的に被測定者は複数回の測定つまり複数回のカフによる圧迫が必要となり、身体的負担となっていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、適切な血圧測定を可能とするため脈波信号の信号レベルが所定の規格範囲内に収まるよう信号レベルを調整可能とすると同時に、血圧測定時間の短縮を可能とすることにより、カフ圧による利用者への身体的負担を軽減することを可能にする血圧測定装置及び血圧測定方法を提供するものである。
この課題を解決するため、本発明による血圧測定装置は、血圧測定するための適所に装着され、そこを圧迫するためのカフと、血管内の血液による脈波信号を検出する検出手段と、前記脈波信号の信号レベルを調整するレベル調整手段と、前記カフの加圧時に前記検出手段により検出された脈波信号から血圧を測定し、前記脈波信号の信号レベルが所定の範囲内に無かった場合、前記レベル調整手段により前記信号レベルが前記所定の範囲内に収まるよう調整を行いかつ前記カフの減圧時に血圧の測定を行うよう制御し、前記脈波信号の信号レベルが前記所定の範囲内にあった場合、ただちに血圧の測定を終了するよう制御する血圧測定制御手段と、を備える
さらなる本発明の特徴は、下記発明を実施するための最良の形態及び添付図面により明らかになるものである。
本発明によれば、血圧を測定するための適所において適切な血圧測定を可能とするため脈波信号の信号レベルが所定の規格範囲内になるよう信号レベルを調整可能とする。また、血圧測定時間の短縮を可能とすることにより、カフ圧による利用者への身体的負担を軽減することも可能にする血圧測定装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る電子血圧計の第1実施形態として、光電容積脈波血圧計を例に挙げて以下に説明する。
<装置構成>
図1は実施形態の光電容積脈波血圧計の構成を示すブロック図である。図において、1はカフであり、血圧測定部位に固定する。2はエアチューブであり、カフ1内への空気の流路を成す。3は圧力ポンプであり、カフ1内に圧力空気を送り込む。4は急排弁であり、カフ1内の圧力を急速に減少させる。5は微排弁であり、カフ1内の圧力を一定速度(例えば2〜3mmHg/sec)で減少させる。6は圧力センサであり、カフ1内の圧力に応じて電気的パラメータを変化させる。7は圧力検出アンプ(AMP)であり、圧力センサ6の電気的パラメータを検出し、これを電気的信号に変換し、かつ増幅してアナログのカフ圧信号Pを出力する。
8はカフ1内に設置された脈波センサであり、脈動する血管血流に光を照射するLED8aと、該血管血流による反射光を検出するフォトトランジスタ8bを含む(図2)。9は脈波検出アンプ(AMP)であり、フォトトランジスタ8bの出力信号を増幅してアナログの脈波信号Mを出力する。ここで、LED8aには光量を自動的に変化させる光量制御部18が接続され、一方脈波検出アンプ9には、ゲインを自動的に変化させるゲイン制御部19aと脈波検出フィルタ・アンプ9を構成する後述するフィルタアンプ91,92の時定数を変化させる時定数制御部19bとが接続されている。10はA/D変換器(A/D)であり、アナログ信号M,P(不図示)をデジタルデータD(不図示)に変換する。
11は制御部(CPU)であり、本光電容積脈波血圧計の主制御を行う。CPU11は調整圧力を記憶する調整圧力レジスタ11aを有している。この制御の詳細は図4,図5のフローチャートに従って後述する。12はROMであり、CPU11が実行する例えば図4、図5に示される制御を行うプログラムを格納している。13はRAMであり、データメモリや画像メモリ等を備える。14は液晶表示器(LCD)であり、画像メモリの内容を表示する。16はキーボードであり、使用者の操作により測定開始指令や調整圧力値の設定等を行える。15はブザーであり、使用者に対して装置がキーボード16内のキーの押し下げを感知したことや測定終了等を知らせる。尚、本例では、CPU11に調整圧力レジスタ11aを設けたが、RAM13に調整圧力記憶部を設けてもよい。
図3は実施形態の光電容積脈波血圧計の外観斜視図である。図において、17は血圧計本体であり、内部には図1のカフ1及び脈波センサ8を除く構成が含まれる。ここで、ゴム管2は脈波センサ8との信号線(不図示)を含み、不図示のカフ1及び脈波センサ8に接続している。LCDの表示パネル14は、ドットマトリックス方式の表示パネルを使用しており、従って多様な情報(例えば文字,図形,信号波形等)を表示できる。また20は電源スイッチで、キーボード16は測定開始スイッチ(ST)とカフの圧力値等を入力するためのテンキーとを有している。
<測定部位への装着方法>
カフを含む測定部は、血圧測定するための適所、例えば上腕、手首、足首等の適所を適切に圧迫するよう構成されている。
<装置の動作>
次に、本実施形態に係る光電容積脈波血圧計の動作について以下に説明する。図4は第1実施形態の光電容積脈波血圧計の測定処理手順のフローチャートである。
装置に電源スイッチ20により電源投入すると、まず不図示の自己初期診断処理を行い装置の初期値化が行われる。その後、測定開始スイッチSTを押すことにより処理が開始される。
ステップS101ではカフ圧Pを読み取り、ステップS102でカフ1の残圧が規定値以内か否かを判別する。残圧が規定値を超えていれば、ステップS123でLCD14に「残圧エラー」を表示する。残圧が規定値以内であればステップS103でカフの加圧上限値(例えば120〜280mmHgの最高血圧値より大きい値)をキーボード16を使用して設定し、ステップS104で光量及びゲインを所定の値に設定する。
加圧値および光量・ゲインの設定が終わると、ステップS105,S106では急排弁4及び微排弁5を閉じる。ステップS107では圧力ポンプ3を駆動開始し加圧(昇圧)を開始する。これが加圧時の計測行程の開始であり、カフ圧は一定速度(例えば2〜3mmHg/sec)で増加開始する。この間にステップS108で各機能ブロックによるデータ処理が行われ、最低血圧(拡張期血圧)及び最高血圧(収縮期血圧)の測定が行われる。最高血圧が測定される(S109)とステップS112で加圧ポンプ3を停止する。ステップS110ではカフ圧がS103で設定した加圧値Uより高いか否かを判別する。P>Uでなければまだ正常測定範囲にあり、引き続き測定を行う。一方、P>Uの時はもはやカフ圧が設定値よりも高いのでステップS111でLCD14に「測定エラー」を表示する。必要なら「加圧時信号異常」等の詳細情報を付記表示する。ステップS114では加圧時に得られた脈波信号の信号レベルを元に光量及びゲインの調整を行う。
光量・ゲインの調整が終わると、ステップS115では微排弁5を開く。これが減圧(降圧)時の計測行程の開始であり、カフ圧は一定速度(例えば2〜3mmHg/sec)で減少開始する。この間にステップS116で各機能ブロックによるデータ処理が行われ、最高血圧及び最低血圧の測定が行われる。ステップS117では減圧時の最低血圧値の検出の有無を判別する。検出されていなければ引き続き計測を行う。ステップS118ではカフ圧が所定値L(例えば40mmHg)より低いか否かを判別する。P<Lでなければまだ正常測定範囲にあり、フローはステップS116に戻る。一方、P<Lの時はもはやカフ圧が正常測定範囲よりも低いのでステップS119でLCD14に「測定エラー」を表示する。必要なら「減圧時信号異常」等の詳細情報を付記表示する。
また、ステップS117の判別で測定終了の時は正常測定範囲で計測行程終了したことになり、ステップS120でLCD14に測定した最高血圧値及び最低血圧値を表示し、ステップS121でブザー15にトーン信号を送る。好ましくは、正常終了後と異常終了時とでは異るトーン信号を送る。ステップS122ではカフ1の残りの空気を急速排気し、次の測定開始を待つ。
<血圧の算出動作>
加圧時測定(ステップS108)の開始から減圧時測定(ステップS116)の終了までの時間におけるカフ圧と脈波信号のグラフ(模式図)を図6に示す。図6のグラフに対し血圧測定は概略以下のように行われる。すなわち、加圧時測定においては、脈波信号の大きさの変化が始まった点(a)のカフ圧を最低血圧、脈波信号の消失時点(b)のカフ圧を最高血圧とする。一方、減圧時の血圧測定は加圧時の血圧測定とは逆となり、脈波信号の出現時点(c)のカフ圧を最高血圧、脈波信号の大きさの変化が無くなった点(d)のカフ圧を最低血圧とする。
<装置光量及びゲインの調整の詳細動作>
図5に図4のステップS114に示す光量及びゲインの調整の詳細なフローチャートを、図7にこの光量及びゲインの調整を実現する回路例を示す。
まず、光量及びゲイン調整時には、ステップS51で図7のSW1〜SW2をONにして閉じ抵抗値を半分にすることにより、脈波フィルタアンプ91,92の時定数を半分にする。この状態で、ステップS52で搬送波レベルを検出し、ステップS53で脈波の搬送波が規格値(A/D10のフルスケールの20〜40%)内か否かがチェックされる。規格値以下の場合はステップS54に進んで光量が最大か否かをチェックし、最大でなければステップS56で光量制御部18を制御して光量を上げる。光量が最大の場合は、ステップS55でアンプ90のフィードバックを制御してゲインを上げる。ステップS55あるいはS56の処理後は、ステップS52に戻って再度搬送波のチェックを繰り返す。
一方、ステップS53で搬送波レベルが規格値以上の場合は、ステップS57でゲインが最小か否かがチェックされ、最小でないならばステップS59でゲイン制御部19aによりアンプ90のフィードバックを制御してゲインを下げる。最小ならばステップS58で光量を下げる。ステップS58あるいはS59の処理が終ると、ステップS52に戻って再度搬送波レベルがチェックされる。
ステップS53で搬送波レベルが規格値内であれば、ステップS60でSW1〜SW2を開いて、脈波フィルタアンプ91〜92の時定数を元に戻し、ステップS61で脈波ゲインをアンプ93で調整してリターンする。
本実施形態では血管内の血液による反射光を検出する例を示したが、替わりに透過光を検出するものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態の光電容積脈波血圧計により、脈波信号の信号レベルが所定の規格範囲内に収まるよう信号レベルを調整可能とし、精度の高い測定を可能とすると同時に、血圧測定時間の短縮を可能とすることにより、カフ圧による利用者への身体的負担を軽減することを可能にする光電容積脈波血圧計を提供することができる。
(第2実施形態)
本発明に係る電子血圧計の第2実施形態として、光電容積脈波血圧計を例に挙げて以下に説明する。本実施形態では加圧時の血圧測定時に先立って得られる、脈波信号を元に光量及びゲインの調整を行い加圧時測定のみで精度の高い血圧測定を提供している。
なお、装置の構成、測定部位への装着方法、血圧の算出動作および装置光量及びゲインの調整の詳細動作は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
<装置の動作>
次に、本実施形態に係る光電容積脈波血圧計の動作について以下に説明する。図8は第2実施形態の光電容積脈波血圧計の測定処理手順のフローチャートである。
装置に電源スイッチ20により電源投入すると、まず不図示の自己初期診断処理を行い装置の初期値化が行われる。その後、測定開始スイッチSTを押すことにより処理が開始される。
ステップS201ではカフ圧Pを読み取り、ステップS202でカフ1の残圧が規定値以内か否かを判別する。残圧が規定値を超えていれば、ステップS222でLCD14に「残圧エラー」を表示する。残圧が規定値以内であればステップS203でカフの加圧値(例えば120〜210mmHgの最高血圧値より大きい値)をキーボード16を使用して設定し、ステップS204で光量及びゲインを所定の値に設定する。
加圧値および光量・ゲインの設定が終わると、ステップS205,S206では急排弁4及び微排弁5を閉じる。ステップS207では圧力ポンプ3を駆動開始し加圧(昇圧)を開始する。
ステップS208ではカフ圧がS203で設定した加圧値Cより高いか否かを判別する。P>Cでなければ引き続き加圧を行う。一方、P>Cの時はステップS209で加圧ポンプ3を停止する。ステップS210ではセンサ8を使用して、脈波信号を取得し、ステップS211で所定の信号レベルを得られる光量及びゲインの値に再設定する。ステップS212では圧力ポンプ3を駆動開始し再び加圧を開始する。これが加圧時の計測行程の開始であり、カフ圧は一定速度(例えば2〜3mmHg/sec)で増加開始する。この間にステップS213で各機能ブロックによるデータ処理が行われ、最低血圧及び最高血圧の測定が行われる。最高血圧が測定される(S214)とステップS217で加圧ポンプ3を停止し、ステップS218ではカフ1の残りの空気を急速排気する。
ステップS215ではカフ圧がS203で設定した加圧値Uより高いか否かを判別する。P>Uでなければまだ正常測定範囲にあり、引き続き測定を行う。一方、P>Uの時はもはやカフ圧が設定値よりも高いのでステップS216でLCD14に「測定エラー」を表示する。必要なら「加圧時信号異常」等の詳細情報を付記表示する。
ステップS214の判別で測定終了の時は正常測定範囲で計測行程終了したことになり、ステップS219でLCD14に測定した最高血圧値及び最低血圧値を表示し、ステップS220でブザー15にトーン信号を送る。好ましくは、正常終了後と異常終了時とでは異るトーン信号を送る。
以上説明したように、本実施形態の光電容積脈波血圧計により、適切な血圧測定が可能とするため脈波信号の信号レベルが所定の規格範囲内に収まるよう信号レベルを調整可能とすると同時に、減圧時の血圧再測定の確率を低減させる効果を持つ。さらなる血圧測定時間の短縮を可能とすることにより、カフ圧による利用者への身体的負担を軽減することを可能にする光電容積脈波血圧計を提供することができる。 (第3実施形態)
本発明に係る電子血圧計の第3実施形態として、光電容積脈波血圧計を例に挙げて以下に説明する。前述のように、第1及び第2の実施形態では、カフを用いて血圧測定するための適所のうちの1箇所の測定部位の血管の血流に対して光を照射する照射部(LED8a)と血流からの反射光を検出する受光部(フォトトランジスタ8b)を備えるようにしている。
一方、第3の実施形態では、血圧測定するための適所のうち、例えば上腕部と足首にそれぞれカフを装着し、その双方に光の照射部(図9参照:LED8a及び21a)と反射光を検出する受光部(図9参照:フォトトランジスタ8b及び21b)とを有し、複数の部位の血圧を同時に計測可能としている。
図9に示されるように、第3の実施形態に係る血圧測定装置は、第1実施形態の装置構成(図1参照)に加え、もう一方のカフ20内に脈波センサ21を有している。カフ20内部には脈動する血管血流に光を照射するLED21aと、該血管血流による反射光を検出フォトトランジスタ21bを有している。なお、血圧測定に異なる測定原理(圧脈波を用いる方法等)を用いるセンサを利用しても良い。
その他の構成及び動作については第1及び第2の実施形態と共通であるので説明を省略する。
本実施形態の光電容積脈波血圧計により、複数の測定部位において、脈波信号の信号レベルが所定の規格範囲内に収まるよう信号レベルとすることが可能となり、精度の高い血圧測定が可能となる。同時に、血圧測定時間の短縮を可能とすることにより、カフ圧による利用者への身体的負担を軽減することを可能にする光電容積脈波血圧計を提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
第1実施形態の光電容積脈波血圧計の構成図である。 第1実施形態の光電容積脈波血圧計のカフ内のセンサ動作を示した説明図である。 第1実施形態の光電容積脈波血圧計の外観斜視図である。 第1実施形態の光電容積脈波血圧計の血圧測定動作のフローチャートを示した説明図である 第1実施形態の光電容積脈波血圧計の信号レベル調整動作のフローチャートを示した説明図である。 第1実施形態の光電容積脈波血圧計での測定中におけるカフ圧と脈波信号のグラフ(模式図)である。 第1実施形態の光電容積脈波血圧計の回路図である。 第2実施形態の光電容積脈波血圧計の血圧測定動作のフローチャートを示した説明図である。 第3実施形態の光電容積脈波血圧計の構成図である。

Claims (6)

  1. 血圧測定するための適所に装着され、そこを圧迫するためのカフと、
    血管内の血液による脈波信号を検出する検出手段と、
    前記脈波信号の信号レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記カフの加圧時に前記検出手段により検出された脈波信号から血圧を測定し、前記脈波信号の信号レベルが所定の範囲内に無かった場合、前記レベル調整手段により前記信号レベルが前記所定の範囲内に収まるよう調整を行いかつ前記カフの減圧時に血圧の測定を行うよう制御し、前記脈波信号の信号レベルが前記所定の範囲内にあった場合、ただちに血圧の測定を終了するよう制御する血圧測定制御手段と、
    を備えることを特徴とする血圧測定装置。
  2. 異なる複数の箇所の血圧を測定することを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
  3. 前記検出手段により検出される脈波信号は、血管内の血液による光の吸収および反射により得られる光電脈波信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧測定装置。
  4. 前記レベル調整手段は、
    発光素子からの出力光量を調整する光量調整手段と、
    受光素子からの信号レベルを調整するゲイン設定手段と
    を含み、
    記検出手段により検出された脈波信号の信号レベルが前記所定の範囲内に無かった場合、前記光量設定手段と前記ゲイン設定手段の少なくとも一方により信号レベルを前記所定の範囲内に収まるよう調整を行うことを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
  5. 血圧測定装置が実行する血圧測定方法であって、
    血圧測定するための適所に装着されたカフにより圧迫される血管内の血液による脈波信号を検出する検出工程と、
    前記脈波信号の信号レベルを調整するレベル調整工程と、
    前記カフの加圧時に前記検出工程により検出された脈波信号から血圧を測定し、前記脈波信号の信号レベルが所定の範囲内に無かった場合、前記レベル調整工程により前記信号レベルが前記所定の範囲内に収まるよう調整を行いかつ前記カフの減圧時に血圧の測定を行うよう制御し、前記脈波信号の信号レベルが前記所定の範囲内にあった場合、ただちに血圧の測定を終了するよう制御する血圧測定制御工程と、
    を備えることを特徴とする血圧測定方法。
  6. コンピュータに、
    血圧測定するための適所に装着されたカフにより圧迫される血管内の血液による脈波信号を検出する検出工程と
    前記脈波信号の信号レベルを調整するレベル調整工程と
    前記カフの加圧時に前記検出工程により検出された脈波信号から血圧を測定し、前記脈波信号の信号レベルが所定の範囲内に無かった場合、前記レベル調整工程により前記信号レベルが前記所定の範囲内に収まるよう調整を行いかつ前記カフの減圧時に血圧の測定を行うよう制御し、前記脈波信号の信号レベルが前記所定の範囲内にあった場合、ただちに血圧の測定を終了するよう制御する血圧測定制御工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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