JP5375538B2 - 電子血圧計 - Google Patents

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Description

この発明は、電子血圧計に関し、特に血圧測定値の信頼性を向上させる電子血圧計に関する。
血圧は循環器疾患を解析する指標の一つである。血圧に基づいて循環器疾患のリスク解析を行なうことは、たとえば脳卒中や心不全や心筋梗塞などの心血管系の疾患の予防に有効である。特に、早朝に血圧が上昇する早朝高血圧は心臓病や脳卒中などに関係している。さらに、早朝高血圧の中でも、モーニングサージと呼ばれる起床後1時間から1時間半ぐらいの間に急激に血圧が上昇する症状は、脳卒中との因果関係があることが判明している。そこで、時間(生活習慣)と血圧変化の相互関係を把握することが、心血管系の疾患のリスク解析に有用である。したがって、長期間にわたり、連続的に血圧測定することが必要となってきている。
また、近年の研究成果により、病院や健康診断時に測定する血圧(随時血圧)よりも、家庭で測定した家庭血圧が、より心血管系疾患の予防・診断・治療に有効であることが判明してきている。これにともない、家庭向け血圧計が広く普及し、家庭血圧値を診断に使用する動きも始まっている。
血圧計による測定精度を向上させるために、特許文献1に開示の発明によれば、血圧測定のための圧力センサの特性に依存した測定値の誤差を補正するための処理が、電子血圧計の生産時点で行なわれている。
特許文献2および3に開示の発明によれば、2つの圧力センサを用いて血圧測定値の信頼性を向上させる技術が開示されている。
特許文献1に開示される電子血圧計では、電子血圧計の生産時点で個別の電子血圧計における特性の相違に依拠して、圧力センサに関する補正をするが、病院等医療施設で用いる血圧計とは異なり、家庭向け血圧計は購入したあとは、故障したときなど特定の状況を除き、定期的な校正は行われないのが一般的である。
たとえば、血圧測定に最も重要な圧力センサの出力が、規定されている許容差以上にずれていたとしても、その現象を知る方法はなく、血圧測定値が正しいかどうかは不明であった。そのため、血圧測定値が通常の血圧値や随時血圧と大きく異なっていても、真に血圧値が異なっているのか、血圧計の圧力センサの誤差により異なっているのかが不明であり、使用者に不安を与える一因となっていた。
また、一部の医療施設向けの血圧計では、2個の圧力センサを搭載し、これら圧力センサの出力に基づき圧力の監視を行なうものがある。しかしながらこの血圧計においては、2個の圧力センサの機能は別の目的に用いられていた。つまり、一方の圧力センサで得られるカフ圧情報で血圧を算出し、他方の圧力センサの出力に基づき異常検出を行っていた。
具体的には、圧力センサの検出圧力値が、たとえば300mmHgを大きく超えたときに異常を検出する。この場合にはポンプを停止し、弁を開放して、安全が確保される。したがって、他方の圧力センサは、医療規格IEC60601−2−30に規定される安全対策のために適用されるものであり、血圧測定に使用する一方の圧力センサの精度を保証するものではなかった。
したがって、血圧算出のための一方の圧力センサの精度は、当該圧力センサそのものによって保証する必要がある。そのため、温度変化などの外乱に影響されず、経年変化の少ない高精度の圧力センサが要求されるので、圧力センサが高価となるという欠点があった。また、別目的の機能の圧力センサが2個搭載されているということより、圧力センサが1個の血圧計に比較し、圧力センサの故障による血圧計の故障率が単純に2倍になる。
特開平7−51233号公報 特開平2−19133号公報 米国特許第7,594,892号明細書
一方、電子血圧計の測定精度を高めるために2個以上の複数の圧力センサを使用して、それぞれの圧力センサにおける圧力を計測し、比較または平均化することにより精度を高めることが考えられるが、この場合、演算処理回路であるCPU(Central Processing Unit)のセンサ入力端子であるアナログ入力端子の数が圧力センサの個数分必要となり、回路規模が大きくなるという問題があるとともに、従来の電子血圧計で用いていたCPUを用いることはできない。
センサ入力端子であるアナログ入力端子の数が1つだけの安価なCPUを用いる場合には、複数の圧力センサからの出力を切り替える回路が必要となり、複雑で高価なリレー回路あるいはアナログスイッチング回路が必要となる。また、当該回路については、圧力センサからの出力信号の振幅や周波数を変質させない伝搬特性とすることも考慮する必要がある。
また、複数の圧力センサからの出力信号は、回路上で電磁的に相互に干渉して誤動作を生じさせる可能性があり、正確な測定をするためには、回路基板上で十分な電磁遮蔽を施す必要がある。
さらに、複数の圧力センサを同時に使用すると、圧力センサの個数に比例して消費電力が増大し、特に電池駆動の製品では、使用回数が減少することにもなる。また、回路規模が大きいCPUは消費電力も大きい。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、簡易な方式で複数の圧力センサを使用して血圧測定値の信頼性を向上させることが可能な電子血圧計を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う電子血圧計は、測定部位に装着するカフと、カフに加える圧力を調整する加圧・減圧手段と、カフと接続された複数の圧力センサと、複数の圧力センサにそれぞれ対応して設けられ、圧力に応じた周波数の矩形波信号を出力する複数の発振回路と、複数の発振回路に対応して共通に設けられ、複数の発振回路からの出力のいずれか1つを通過させる発振回路調整回路と、発振回路調整手段からの矩形波信号の入力を受けて、矩形波信号の周波数から血圧を算出する制御回路とを含む。
好ましくは、発振回路調整回路は、複数の発振回路からの入力をそれぞれ受ける複数の入力ノードを有し、複数の入力ノードに入力される信号の論理演算結果に基づいて1つの信号を出力する論理回路を含む。
特に、各発振回路は、指示に従って活性化されて圧力に応じた周波数の矩形波信号を出力し、活性化されていない場合には、固定電圧信号を出力する。
好ましくは、制御回路は、複数の発振回路に対して活性化信号を出力して、複数の発振回路のうち活性化される発振回路を切り替える。
特に、制御回路は、複数の発振回路のうち第1の発振回路に第1の活性化信号を出力して、第1の発振回路から出力された第1の矩形波信号の周波数に応じた第1のカフ圧を検出する。制御回路は、複数の発振回路のうち第2の発振回路に第2の活性化信号を出力して、第2の発振回路から出力された第2の矩形波信号の周波数に応じた第2のカフ圧を検出する。制御回路は、第1のカフ圧と第2のカフ圧との差に基づいて、複数の圧力センサの異常を判定する。
特に、制御回路は、第1の活性化信号、第2の活性化信号を出力した後、複数の発振回路のうち第1の発振回路に第3の活性化信号を出力して、第1の発振回路から出力された第1の矩形波信号の周波数に応じた第3のカフ圧を検出し、制御回路は、第1のカフ圧と第3のカフ圧との平均と、第2のカフ圧との差に基づいて、複数の圧力センサの異常を判定する。
本発明によれば、複数の発振回路からの出力のいずれか1つを通過させる発振回路調整回路を設けて、制御回路が発振回路調整手段からの矩形波信号の入力を受けて、矩形波信号の周波数から血圧を算出することにより、簡易な方式で複数の圧力センサを使用して血圧測定値の信頼性を向上させることが可能である。
本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の外観について説明する図である。 本発明の実施の形態に従う電子血圧計のハードウェア構成を表わすブロック図である。 本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の本体部10から表面カバー11を取り外した状態における内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の機能構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う調整回路335の回路構成を説明する図である。 本実施の形態に係る血圧測定の処理手順について説明する図である。 本実施の形態におけるオシロメトリック法による血圧算出方法の概念を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う異常センサ検出処理を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う異常センサ検出処理時のカフ圧の測定を説明する図である。
以下、この発明に基づいた実施の形態における電子血圧計について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組み合わせることは、当初から予定されている。各図中、同一符号は同一または相当部分を指し、重複する説明は繰返さない場合がある。
本実施の形態では、測定部位を上腕とし、オシロメトリック法で血圧を算出し、一例として圧力センサが2個搭載されている電子血圧計について説明する。なお、血圧算出のために適用される方法は、オシロメトリック法に限定されない。
(電子血圧計1の外観)
図1は、本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の外観について説明する図である。
図2は、本発明の実施の形態に従う電子血圧計のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図1および図2を参照して、電子血圧計1は、本体部10と、表面カバー11と、被測定者の上腕に巻付け可能なカフ20とを備える。カフ20は、空気袋21を含む。表面カバー11には、たとえば液晶などにより構成される表示部40と、ユーザ(被測定者)からの指示を受付けるための複数のスイッチからなる操作部41とが配置されている。
本体部10は、上述の表示部40および操作部41に加え、各部を集中的に制御し各種の演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)100と、CPU100に所定の動作をさせるためのプログラムやデータを記憶するための処理用のメモリ42と、測定した血圧データなどを格納するためのデータ格納用のメモリ43と、本体部10の各部に電力を供給するための電源44と、現在時間を計時して計時データをCPU100に出力するタイマ45とを含む。
操作部41は、電源をONまたはOFFするための指示の入力と測定開始および終了の指示を受付ける測定/停止スイッチ41Aと、タイマ45をセットするために操作されるタイマセットスイッチ41Bと、メモリ43に格納された血圧データなどの情報をメモリ43から読出し、表示部40に表示する指示を受付けるためのメモリスイッチ41Cと、タイマセットの際の数字とメモリ呼び出しの際のメモリ番号の上げ下げの指示を受付けるための矢印スイッチ41D,41Eとを有する。
本体部10は、さらに、ポンプ51および排気弁(以下、弁という)52を含むカフ圧の調整機構を有する。ポンプ51、弁52および空気袋21内の圧力(カフ圧)を検出するための第1圧力センサ321および第2圧力センサ322からなるエア系は、カフ用エアチューブ31を介して、カフ20に内包される空気袋21と接続される。
本体部10は、さらに、上述したエア系と、カフ圧の調整機構と、第1発振回路331および第2発振回路332と、調整回路335とを含む。カフ圧の調整機構は、ポンプ51および弁52のほか、ポンプ駆動回路53と弁駆動回路54とを有する。
ポンプ51は、カフ圧を加圧するために、空気袋21に空気を供給する。弁52は、空気袋21の空気を排出しまたは封入するために開閉される。ポンプ駆動回路53は、ポンプ51の駆動をCPU100から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路54は弁52の開閉制御をCPU100から与えられる制御信号に基づいて行なう。
第1圧力センサ321および第2圧力センサ322には、一例として静電容量型の圧力センサを用いる。静電容量型の圧力センサは、検出するカフ圧に応じて容量値が変化する。第1発振回路331および第2発振回路332はそれぞれ、対応する圧力センサに接続されて、対応の圧力センサの容量値に基づき発振する。本例においては、第1発振回路331および第2発振回路332は、CPU100からの指示に応答して動作し、CPU100は、第1発振回路331および第2発振回路332の一方に対して活性化信号を出力する。
CPU100からの活性化信号を受けた第1発振回路331および第2発振回路332のいずれか一方は、対応する圧力センサの容量値に応じた周波数を有する信号(以下、周波数信号という)を出力する。出力した周波数信号は調整回路335を介してCPU100に与えられる。
調整回路335は、第1発振回路331および第2発振回路332と接続されており、後述するがいずれか一方の周波数信号を通過させてCPU100に出力する。
CPU100は、調整回路335を介して第1発振回路331または第2発振回路332から入力される周波数信号を圧力に変換することによって、圧力を検知する。
図3は、本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の本体部10から表面カバー11を取り外した状態における内部構造を示す斜視図である。本実施の形態における電子血圧計1は、載置面Bに載置した状態において、表面カバー11が傾斜する構造を有している。
ユーザ(被測定者)による表示部40の視認容易性、および、表面カバー11に設けられた操作部41の操作容易性の観点から、ユーザ(被測定者)側(手前側:図3中H1側)が低く、奥側(図3中H2側)が高くなるように、表面カバー11は傾斜(図3中Y方向)している。そのため、内部に収容される内部基板12も、表面カバー11と並行に配置され、手前側(図3中H1側)が低く、奥側(図3中H2側)が高くなるように傾斜している。
図3に示すように、第1圧力センサ321および第2圧力センサ322は、内部基板12の第1主面である表面側12aにおいて、電子血圧計1の表面カバー11の傾斜方向とは交差する横方向(図3中X方向)に沿って配置されている。
図4には、本発明の実施の形態に従う電子血圧計1の機能構成が示される。
図4を参照して、CPU100には、圧力調整部111、血圧算出部112、切替部113、記録部114、および表示処理部115を備える。
圧力調整部111はポンプ駆動回路53および弁駆動回路54を介してポンプ51および弁52を制御し、カフ用エアチューブ31を介して空気袋21内に空気を流入・排出することにより、カフ圧を調整する。
血圧算出部112は、第1発振回路331または第2発振回路332から入力される周波数信号に基づき脈波振幅情報を検出し、検出した脈波振幅情報に基づきオシロメトリック法に従い収縮期血圧および拡張期血圧を算出し、ならびに検出した脈波振幅情報に基づき所定時間当たりの脈拍数を算出する。センサ異常検出部1122は、後述するが圧力センサの異常を検出する。
具体的には、圧力調整部111によりカフ圧を所定値まで徐々に加圧(または減圧)させる過程において、第1発振回路331または第2発振回路332から入力される周波数信号に基づいて脈波振幅情報を検出し、検出した脈波振幅情報に基づき被測定者の収縮期血圧および拡張期血圧を算出する。血圧算出部112によるオシロメトリック法に従う血圧の算出および脈拍の算出は、従来から知られている方法を適用することができる。
切替部113は、第1発振回路331および第2発振回路332の駆動を切り替える。
記録部114はメモリ43のデータを読出し、またはメモリ43に書込む機能を有する。具体的には、血圧算出部112からの出力データを入力し、入力したデータ(血圧測定データ)をメモリ43の所定記憶領域に格納する。また記録部114は、操作部41のメモリスイッチ41Cの操作に基づきメモリ43の所定記憶領域から測定データを読出し表示処理部115に出力する。
表示処理部115は、与えられるデータを入力し、表示可能な形式に変換して表示部40に表示する。
図5には、本発明の実施の形態に従う調整回路335の回路構成が示されている。
図5(a)を参照して、調整回路335は、ANDゲートIC336と、信号の伝搬特性等を調整するためのダンピング抵抗R1〜R3とを含む。ANDゲートIC336は、入力端子IP1,IP2と、電源端子VP,GPと、出力端子OPとを含む。入力端子IP1は、ダンピング抵抗R1を介して第1発振回路331と接続される。入力端子IP2は、ダンピング抵抗R2を介して第2発振回路332と接続される。電源端子VPは、電源電圧Vccと接続され、電源端子GPは、接地電圧GNDと接続される。なお、電源端子VP側には、電源容量C0も設けられている。
例えば、ここで、第1発振回路331が活性化されてANDゲートIC336の入力端子IP1に第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1からの矩形波の周波数信号が入力されるのものとする。
一方、第2発振回路332は、活性化されていないため第2発振回路332の最終段のNOR回路NR2からの出力信号は「H」レベルであるものとする。従って、ANDゲートIC336の入力端子IP2には、固定電圧信号(本例においては「H」レベル)が入力されるものとする。そうすると、ANDゲートIC336の入力端子IP1には、矩形波の周波数信号が入力され、入力端子IP2には、「H」レベルの固定電圧信号が入力されるためAND論理演算結果として、入力端子IP1に依存した矩形波の周波数信号が出力端子OPから出力される。
そして、当該出力信号をCPU100は受けることになる。
なお、本例においては、第1発振回路331が活性化されて、第2発振回路332は、不活性化されている場合について説明したがその逆の場合においても同様である。
なお、本例においては、ANDゲートを用いたANDゲートICについて説明したが、論理回路としてANDゲートではなく、例えばORゲートとすることも可能である。例えば、その場合には、活性化されていないため発振回路の出力信号は「L」レベルであるものとする。また、ANDゲートあるいは、ORゲートに限られず、論理の組み合わせに従って他の論理ゲートを用いるようにすることも当然に可能である。
図5(b)は、別の調整回路335aの回路構成が示されている。
図5(b)を参照して、調整回路335aは、ショットキーダイオードSD1,SD2と、信号の伝搬特性等を調整するためのダンピング抵抗R1〜R3と、プルアップ抵抗R4とを含む。プルアップ抵抗R4は、電源電圧VccとノードN0との間に設けられる。
ショットキーダイオードSD1は、アノード側がノードN0と接続され、カソード側がダンピング抵抗R1を介して第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1と接続される。ショットキーダイオードSD2は、アノード側がノードN0と接続され、カソード側がダンピング抵抗R2を介して第2発振回路332の最終段のNOR回路NR2と接続される。
例えば、ここで、第1発振回路331が活性化されて第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1からの矩形波の周波数信号が入力されるのものとする。一方、第2発振回路332は、活性化されていないため第2発振回路332の最終段のNOR回路NR2からの出力信号は「H」レベルであるものとする。この場合、ノードN0は、初期状態においてプルアップ抵抗R4に従って「H」レベルに設定されているが、第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1からの矩形波の周波数信号が「L」レベルとなるのに従い接地電圧GND側に引き込まれるため結果として第1発振回路331の出力信号に依存した矩形波の周波数信号が出力される。
そして、当該出力信号をCPU100は受けることになる。
なお、本例においては、第1発振回路331が活性化されて、第2発振回路332は、不活性化されている場合について説明したがその逆の場合においても同様である。
図5(c)は、別の調整回路335bの回路構成が示されている。
図5(c)を参照して、調整回路335bは、バイポーラトランジスタTr1,Tr2と、信号の伝搬特性等を調整するためのダンピング抵抗R1〜R3と、プルアップ抵抗R4と、バイアス抵抗R5,R6とを含む。プルアップ抵抗R4は、電源電圧VccとノードN0との間に設けられる。
PNP型バイポーラトランジスタTr1は、エミッタがノードN0と接続され、コレクタが接地電圧GNDと接続され、ベースがダンピング抵抗R1を介して第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1と接続される。また、ベースとエミッタとの間にバイアス抵抗R5が接続される。
PNP型バイポーラトランジスタTr2は、エミッタがノードN0と接続され、コレクタが接地電圧GNDと接続され、ベースがダンピング抵抗R2を介して第2発振回路332の最終段のNOR回路NR2と接続される。また、ベースとエミッタとの間にバイアス抵抗R6が接続される
例えば、ここで、第1発振回路331が活性化されて第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1からの矩形波の周波数信号が入力されるのものとする。一方、第2発振回路332は、活性化されていないため第2発振回路332の最終段のNOR回路NR2からの出力信号は「H」レベルであるものとする。この場合、ノードN0は、初期状態においてプルアップ抵抗R4に従って「H」レベルに設定されているが、第1発振回路331の最終段のNOR回路NR1からの矩形波の周波数信号が「L」レベルとなるのに従いPNP型バイポーラトランジスタTr1がオンして接地電圧GND側に引き込まれるため結果として第1発振回路331の出力信号に依存した矩形波の周波数信号が出力される。
そして、当該出力信号をCPU100は受けることになる。
なお、本例においては、第1発振回路331が活性化されて、第2発振回路332は、不活性化されている場合について説明したがその逆の場合においても同様である。
上記で説明したように調整回路335を設けることにより、CPU100は、第1発振回路331あるいは第2発振回路332のいずれか一方からの周波数信号の入力を受けるためアナログ入力端子の数は1つで良い。したがって、2つの圧力センサを設けた場合であっても、CPU100の回路規模を縮小することができるとともに、従来の電子血圧計で用いていたCPUを用いることが可能である。
また、調整回路335は、複雑で高価なリレー回路等ではなく、例えばANDゲートで構成されているため安価に構成することが可能である。
また、上述したように調整回路335には、2つの圧力センサの発振回路それぞれからの周波数信号の入力を受けるではなく、一方の発振回路からの入力のみ受け、他方は固定電圧信号の入力を受けるため回路上で電磁的に相互に干渉して誤動作を生じさせるという問題を回避することが可能であるとともに、回路基板上で十分な電磁遮蔽を施すといった費用がかかる工程を追加する必要もない。また、一方の発振回路のみ駆動されるため消費電力も低減し、電池駆動の寿命を延ばすことも可能である。さらには、CPUの回路規模が大きくなることを抑制することが可能であるため消費電力も低減することが可能である。
図6を参照して、本実施の形態に係る血圧測定の処理手順について説明する。
図6の処理手順を示すフローチャートは、予めプログラムとして、メモリ42に格納されており、CPU100がメモリ42から当該プログラムを読出し命令を実行することにより、図6の血圧測定処理が実現される。
まず、被測定者が測定/停止スイッチ41Aを操作(押す)すると(ステップST1)、CPU100は、図示のない作業用メモリを初期化する(ST2)。
続いて、第1圧力センサ321および第2圧力センサ322の0mmHgの調整を行う(ST3)。
ここで、被測定者は、カフ20を図1のように測定部位に巻付けて装着する。カフ20を巻きつけた後、被測定者は測定/停止スイッチ41Aを操作(押す)すると(ステップST4)、圧力調整部111はポンプ駆動回路53および弁駆動回路54に制御信号を出力する。また、切替部113は、第1発振回路331に活性化信号を出力する。一方、第2発振回路332には活性化信号は出力しない。ポンプ駆動回路53および弁駆動回路54は制御信号に基づき弁52を閉鎖した後に、ポンプ51を駆動する。これにより、カフ圧は所定の圧力まで徐々に加圧される(ステップST5、ST6)。また、第1発振回路331は、活性化信号に応答してカフ圧に応じた第1圧力センサの容量値の変化に従う周波数信号を出力する。一方、第2発振回路332は、活性化されていないためその出力は、上述したように所定電圧信号(一例として「H」レベル)に固定されている。したがって、上述したように血圧算出部112には、第1発振回路331の周波数信号が入力されることになる。
次に、所定の圧力まで加圧した後(ステップST6で≧所定加圧値)、圧力調整部111はポンプ駆動回路53および弁駆動回路54に制御信号を出力する。ポンプ駆動回路53および弁駆動回路54は制御信号に基づきポンプ51を停止し、その後、弁52を徐々に開くように制御する。これにより、カフ圧は徐々に減圧していく(ステップST7)。
この減圧過程の初期において、本例においては、一例として異常センサの検出処理を実行する(ステップST7#)。異常センサの検出処理については後述する。
また、この減圧過程において、血圧算出部112は第1発振回路331から出力される周波数信号に基づき第1圧力センサ321によって検出されたカフ圧信号を取得して、当該カフ圧信号に基づき脈波振幅情報を検出し、検出した脈波振幅情報に所定の演算を行う。この演算により収縮期血圧および拡張期血圧が算出される(ステップST8、ST9)。脈波振幅情報は、測定部位の動脈の容積変化成分を表し、検出するカフ圧信号に含まれる。なお、血圧測定は減圧過程に限らず、加圧過程(ステップST5)において行なわれてもよい。
収縮期血圧・拡張期血圧が算出されて決定すると(ステップST9でYES)、圧力調整部111は弁駆動回路54を介して弁52を全開にし、カフ20内の空気を急速排気する(ステップST10)。
血圧算出部112により算出された血圧のデータは、表示処理部115と記録部114に出力される。表示処理部115は血圧データを入力して、表示部40に表示する(ステップST11)。また、記録部114は血圧データを入力し、タイマ45から入力する時間データを関連付けて、メモリ43の所定記憶領域に格納する(ステップST12)。
なお、血圧算出部112は検出される脈波振幅情報に基づき脈拍数を算出することもできる。算出された脈拍数は表示処理部115により表示部40に表示されるとともに、記録部114により血圧データと関連付けてメモリ43に格納される。
ここで、図7を用いて、本実施の形態におけるオシロメトリック法による血圧算出方法の概念を説明する。図7(a)には、徐々に減圧されるカフ圧がタイマ45が計時する時間軸に沿って示される。図7(b)には、同一の時間軸に沿って、上述の脈波振幅情報に対応する脈波振幅の包絡線600が示される。脈波振幅の包絡線600は圧力センサからの信号(カフ圧)に重畳した脈波振幅信号を時系列に抽出することにより検出される。
図7(a)と(b)を参照して、血圧算出部112は、脈波振幅の包絡線において振幅の最大値MAXを検出すると、その最大値に所定の定数(たとえば0.7および0.5)を乗じて2つの閾値TH_DBPおよびTH_SBPを算出する。そして、最大値MAXが検出された時点T0のカフ圧MAP(平均血圧)よりもカフ圧が低い側において、閾値TH_DBPと包絡線600とが交わった点におけるカフ圧を拡張期血圧として算出する。また、カフ圧MAPよりもカフ圧が高い側において、閾値TH_SBPと包絡線600とが交わった点におけるカフ圧を収縮期血圧として算出する。
なお、本例においては、オシロメトリック法について一例として説明したが、当該方式に限られず、脈波振幅情報を抽出して収縮期血圧SBPおよび拡張期血圧DBPを算出する方式であれば他の方式を採用することも可能である。
(センサ異常の判断)
従来の電子血圧計では、血圧を算出するための最も重要な要素である圧力センサが正常か異常かを使用者が判断することが不可能であったため、血圧測定値が通常の値(例えば、前日の測定値、病院での測定値など)と大きく異なった場合(例えば10mmHg以上相違していた場合)、それが生体の生理情報に起因するものなのか、圧力センサが故障したためなのかが不明であり、不安感を抱くことがあった。
そこで、本実施の形態の電子血圧計1は2個の圧力センサ321,322を搭載し、これら圧力センサが検出したカフ圧の値に基づいてセンサ異常の判断を実行する。これにより経年変化により一方の圧力センサが故障した場合であっても他方の圧力センサを用いて異常を判断することが可能であるので血圧測定値の信頼性を向上させることができる。
図8は、本発明の実施の形態に従う異常センサ検出処理を説明するフロー図である。
図8の処理手順を示すフローチャートは、予めプログラムとして、メモリ42に格納されており、CPU100がメモリ42から当該プログラムを読出し命令を実行することにより、センサ異常検出部1122により図8の異常センサ検出処理が実現される。
図9は、本発明の実施の形態に従う異常センサ検出処理時のカフ圧の測定を説明する図である。
図8および図9を参照して、まず、CPU100は、減圧が開始されたかどうかを判断する(ステップST20)。減圧が開始されるまでは、ステップST20の状態を維持する。
続いて、減圧が開始された場合(ステップST20においてYES)には、第1圧力センサ321のカフ圧を測定する(ステップST22)。具体的には、既に活性化されている第1発振回路331から入力される周波数信号に基づいてカフ圧を測定する(カフ圧測定1回目)。図9においては、時刻T1に第1圧力センサ321におけるカフ圧測定1回目が示されている。
次に、第2圧力センサ322のカフ圧を測定する(ステップST24)。具体的には、CPU100の切替部113は、第1発振回路331に対して出力していた活性化信号を第2発振回路332に対して出力する。これにより、第2発振回路332は、活性化信号に応答してカフ圧に応じた第2圧力センサ322の容量値の変化に従う周波数信号を出力する。一方、第1発振回路331は、活性化されていないためその出力は、上述したように所定電圧信号(一例として「H」レベル)に固定される。したがって、当該場合には、調整回路335は、第2発振回路332の周波数信号を通過させる。そして、当該第2発振回路332の周波数信号がCPU100に入力され、入力される周波数信号に基づいてカフ圧を測定する。図9においては、時刻T2に第2圧力センサ322におけるカフ圧測定1回目が示されている。
次に、第1圧力センサ321のカフ圧を測定する(ステップST26)。具体的には、CPU100の切替部113は、再び、第2発振回路332に対して出力していた活性化信号を第1発振回路331に対して出力する。これにより、第1発振回路331は、活性化信号に応答してカフ圧に応じた第1圧力センサ321の容量値の変化に従う周波数信号を出力する。一方、第2発振回路332は、活性化されていないためその出力は、上述したように所定電圧信号(一例として「H」レベル)に固定される。したがって、当該場合には、調整回路335は、第1発振回路331の周波数信号を通過させる。そして、当該第1発振回路331の周波数信号がCPU100に入力され、入力される周波数信号に基づいてカフ圧を測定する(カフ圧測定2回目)。図9においては、時刻T3に第1圧力センサ321におけるカフ圧測定2回目が示されている。
次に、カフ圧を比較する(ステップST28)。
具体的には、第1圧力センサ321において検出された2回のカフ圧を平均化する。そして、第1圧力センサ321において検出された平均化されたカフ圧と、第2圧力センサ322において検出されたカフ圧とを比較する。
図9に示されるようにカフ圧は変動してるため第1圧力センサ321で検出される時点におけるカフ圧と、第2圧力センサ322において検出される時点におけるカフ圧とは異なる。すなわち、同じタイミングで2つの圧力センサでカフ圧を測定することはできないため第1圧力センサ321において検出された2回のカフ圧を平均化することにより当該値が時刻T2において第1圧力センサ321で検出された値と仮定して、第2圧力センサ322で検出されたカフ圧と比較するようにしている。なお、当該異常センサ検出処理を実行する期間は、カフ圧が線形に変化している期間が望ましい。
なお、本例においては、一例であり、例えば、第1圧力センサ321と第2圧力センサ322とを入れ替えて、第2圧力センサ322で2回カフ圧を検出して、第1圧力センサ321で1回カフ圧を検出して同様の方式によりカフ圧を比較するようにしても良い。
あるいは、第1圧力センサ321と、第2圧力センサ322でそれぞれ1回ずつカフ圧を検出して、検出する時点が異なることに基づく所定の係数を少なくとも一方のカフ圧に乗算して比較するようにすることも可能であり、比較の方式には限定されない。
次に、比較に基づいて異常か否かを判定する(ステップST30)。
具体的には、第1圧力センサ321において検出された平均化されたカフ圧と、第2圧力センサ322において検出されたカフ圧との両方の値の差が所定値(例えば5mmHg)を越えているかどうかを判断する。所定値を越えている場合には、異常と判定する。一方、所定値を越えていない場合には正常と判定する。
ステップST30において、異常であると判定した場合(ステップST30においてYES)には、エラー判定とする(ステップST32)。
一方、ステップST30において、異常でないと判定した場合(ステップST30においてNO)には、正常判定とする(ステップST34)。
そして、処理を終了する(リターン)。そして、上述したように、図6のステップST8の血圧算出処理を実行する。
センサ異常検出部1122によっていずれかの圧力センサが異常であると判断された場合には、血圧算出部112は、当該判断結果に基づき、算出した血圧測定データを表示・記録に使用しない、すなわち破棄することで、血圧測定値の信頼性を向上させることができる。また、破棄するのに代替して、圧力センサが異常であることを指示する情報(メッセージ)とともに、血圧測定データを表示部40に表示してもよい。また、圧力センサが異常であることを指示するフラグと関連付けて当該血圧測定データを、メモリ43に格納するようにしてもよい。この表示を確認した被測定者は、圧力センサが異常であるか否かを知ることができるので、血圧測定結果は通常の値を外れていたとしても、一応の安心感を得ることができる。また、血圧測定値への精度に対する不安を払拭することも可能である。
なお、本例においては、ステップST7#の異常センサ検出処理は、図6で説明した血圧算出を実行するステップST8,ST9の処理と重ならない期間として、カフ圧が減圧されてすぐに実行するものとして説明したが、ステップST8,ST9と重ならない期間であれば、例えば、血圧が決定された後、カフ内の空気を廃棄するまでの間に当該異常検出処理を実行するようにしても良い。あるいは、加圧の際に当該処理を実行するようにしても良い。
このようにして2個の圧力センサを用いることにより、簡易な方式で血圧測定値の信頼性を向上させることが可能である。
なお、本例においては、一例として2個の圧力センサを用いる場合について説明したが、3個以上の圧力センサを用いる場合においても同様に適用可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電子血圧計、10 本体部、11 表面カバー、12 内部基板、12a 表面側、20 カフ、21 空気袋、31 カフ用エアチューブ、40 表示部、41 操作部、41A 測定/停止スイッチ、41B タイマセットスイッチ、41C メモリスイッチ、41D,41E 矢印スイッチ、42,43 メモリ、44 電源、45 タイマ、51 ポンプ、52 弁、53 ポンプ駆動回路、54 弁駆動回路、100 CPU(Central Processing Unit)、111 圧力調整部、112 血圧算出部、113 切替部、114 記録部、115 表示処理部、321 第1圧力センサ、322 第2圧力センサ、331 第1発振回路、332 第2発振回路、335 調整回路、1122 センサ異常検出部。

Claims (6)

  1. 測定部位に装着するカフと、
    前記カフに加える圧力を調整する加圧・減圧手段と、
    前記カフと接続された複数の圧力センサと、
    前記複数の圧力センサにそれぞれ対応して設けられ、圧力に応じた周波数の矩形波信号を出力する複数の発振回路と、
    前記複数の発振回路に対応して共通に設けられ、前記複数の発振回路からの出力のいずれか1つを通過させる発振回路調整回路と、
    前記発振回路調整回路からの矩形波信号の入力を受けて、前記矩形波信号の周波数から血圧を算出する制御回路とを含む、電子血圧計。
  2. 前記発振回路調整回路は、前記複数の発振回路からの入力をそれぞれ受ける複数の入力ノードを有し、前記複数の入力ノードに入力される信号の論理演算結果に基づいて1つの信号を出力する論理回路を含む、請求項1記載の電子血圧計。
  3. 各前記発振回路は、指示に従って活性化されて前記圧力に応じた周波数の矩形波信号を出力し、活性化されていない場合には、固定電圧信号を出力する、請求項2記載の電子血圧計。
  4. 前記制御回路は、前記複数の発振回路に対して活性化信号を出力して、前記複数の発振回路のうち活性化される発振回路を切り替える、請求項1記載の電子血圧計。
  5. 前記制御回路は、前記複数の発振回路のうち第1の発振回路に第1の活性化信号を出力して、前記第1の発振回路から出力された第1の矩形波信号の周波数に応じた第1のカフ圧を検出し、
    前記制御回路は、前記複数の発振回路のうち第2の発振回路に第2の活性化信号を出力して、前記第2の発振回路から出力された第2の矩形波信号の周波数に応じた第2のカフ圧を検出し、
    前記制御回路は、前記第1のカフ圧と前記第2のカフ圧との差に基づいて、前記複数の圧力センサの異常を判定する、請求項4記載の電子血圧計。
  6. 前記制御回路は、前記第1の活性化信号、前記第2の活性化信号を出力した後、前記複数の発振回路のうち前記第1の発振回路に第3の活性化信号を出力して、前記第1の発振回路から出力された第1の矩形波信号の周波数に応じた第3のカフ圧を検出し、
    前記制御回路は、前記第1のカフ圧と前記第3のカフ圧との平均と、前記第2のカフ圧との差に基づいて、前記複数の圧力センサの異常を判定する、請求項5記載の電子血圧計。
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