JP2009169123A - ミラー、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

ミラー、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009169123A
JP2009169123A JP2008007516A JP2008007516A JP2009169123A JP 2009169123 A JP2009169123 A JP 2009169123A JP 2008007516 A JP2008007516 A JP 2008007516A JP 2008007516 A JP2008007516 A JP 2008007516A JP 2009169123 A JP2009169123 A JP 2009169123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
region
image
light beam
scanning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008007516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5118497B2 (ja
Inventor
Bunto Ando
文刀 安藤
Hiroshi Takemoto
浩志 竹本
Jun Yoshida
準 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008007516A priority Critical patent/JP5118497B2/ja
Publication of JP2009169123A publication Critical patent/JP2009169123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118497B2 publication Critical patent/JP5118497B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】所望の領域に容易に接着剤を塗布することが可能なミラーを提供する。
【解決手段】ガラス等を素材とする透明基材106aの上面に、反射領域a1と、この反射領域a1に対して撥水領域a3を介して接着領域a2を形成する。これにより、反射ミラー106を光学ハウジング100aに取り付ける際に、接着領域a2と支持部材の支持面101aとの間に注入された接着剤は、撥水性を有する撥水領域a3によって、接着領域a2から反射領域a1へ流出することなく、接着領域a2に滞留する。したがって、接着領域a2に対して所定量の接着剤を精確に塗布することができ、反射ミラー106,306を精度よく接着することが可能となる。また、反射ミラー106,306間で接着度合いが等しくなるので、各反射ミラー106,306間の相対位置関係を長期間に渡って維持することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ミラー、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光ビームを反射するミラー、光ビームで被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
カールソンプロセスを用いて画像を形成する画像形成装置としては、例えば、回転する感光ドラムの表面を、光ビームで走査することにより、感光ドラム表面に潜像を形成し、この潜像を可視化して得られたトナー像を、記録媒体としての用紙上に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置は、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷によく用いられており、近年では、カラー画像を形成することが可能な画像形成装置も広く普及するに至っている。
カラー画像を形成する画像形成装置(以下、カラー画像形成装置ともいう)には、例えば、複数の色に共通する感光体を有し、この感光体に形成された各色に対応する複数のトナー像を重ね合わせて記録媒体に転写する装置や、各色に対応した複数の感光体を有し、各感光体に対応する色のトナー像を重ね合わせて記録媒体に転写する装置などがある。いずれの装置にせよ、これらのカラー画像形成装置では、複数色のトナー像を重ね合わせることにより1つのカラー画像を形成するため、各色に対応したトナー像を、記録媒体としての用紙上に精度よく重ね合わせて定着させる必要がある。
上述したトナー像の重ね合わせ精度は、感光体と光ビームを感光体上に入射させる光学系などに含まれる光学素子との間の相対位置関係に密接に関係するものである。そのため、画像形成装置に対する折り返しミラーなどの光学素子の取り付けは、例えば特許文献1に記載の装置のように、光学素子を微少回動可能に保持する機構を介して行われるのが一般的である。そして近年では、例えば紫外線硬化性を有する接着剤によって姿勢調整がなされた折り返しミラーの一部を画像形成装置の筐体や支持部材などに接着することで、調整後の折り返しミラーの姿勢を長期間に渡って維持する方法が採用されている。
特開2001−100135号公報
折り返しミラーに接着材を塗布する場合には、所定量の接着材を所望の領域に塗布する必要があり、例えば折り返しミラーごとに接着材の塗布される領域が異なってしまうと、折り返しミラーごとに接着強度が異なってしまうという不都合がある。この場合には、折り返しミラーを接着する接着材が経年劣化した際に、装置に用いられる折り返しミラー相互間の位置関係が変化し、ひいては画像形成装置の光学特性の劣化を招来する場合がある。また、折り返しミラーに接着材を塗布する場合には、予定する領域以外には接着材が塗布されないことが好ましい。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、所望の領域に容易に接着剤を塗布することが可能なミラーを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、被走査面を精度よく走査することが可能な光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、精度よく画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、接着保持されるミラーであって、光に対して反射性を有する反射領域と;前記接着保持される接着領域と;少なくとも前記接着領域と前記反射領域との間に形成された、前記接着領域よりも撥水性の高い撥水領域と;が表面に形成された基材を備えるミラーである。
これによれば、接着領域が形成された基材の表面には、接着領域に対して撥水領域を介して反射領域が形成されている。これにより、接着領域に塗布された接着剤が、撥水領域を介して、例えば反射領域などの接着領域以外の領域に流出するのを回避することができ、接着領域にのみ接着剤を精確に塗布することが可能となる。
本発明は第2の観点からすると、光ビームで被走査面を主走査方向へ走査する光走査装置であって、前記光ビームを射出する光源と;前記光ビームを偏向して、前記光ビームの像面を前記主走査方向へ走査する偏向ミラーと;偏向された前記光ビームを反射して前記光ビームの進行方向を変更する本発明のミラーと;前記ミラーの接着領域が接着される接着部を有するミラー保持部材と;を備える光走査装置である。
これによれば、所定量の接着剤をミラーの接着領域に精度よく塗布した状態で、ミラーをミラー保持部材に接着することができるので、長期にわたってミラーを所定の姿勢に維持することができる。したがって、被走査面を長期にわたり精度よく走査することが可能となる。
本発明は第3の観点からすると、画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置によって形成された潜像に基づいて、最終的な画像が形成される。したがって、記録媒体上に精度よく画像を形成することが可能となる。
また、本発明は第4の観点からすると、多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;前記複数の感光体の被走査面それぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置によって形成された潜像に基づいて、最終的な多色画像が形成される。したがって、記録媒体上に精度よく画像を形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置500の概略構成を示す図である。
画像形成装置500は、例えば、黒、イエロー、マゼンダ、シアンのトナー像を普通紙(用紙)上に重ね合わせて転写することにより、多色画像を印刷するタンデム方式のカラープリンタである。この画像形成装置500は、図1に示されるように、光走査装置100、4本の感光ドラム30A、30B、30C、30D、転写ベルト40、給紙トレイ60、給紙コロ54、第1レジストローラ56、第2レジストローラ52、定着ローラ50、排紙ローラ58、上記各部を統括的に制御する不図示の制御装置、及び上記構成部品を収容するほぼ直方体状のハウジング501などを備えている。
ハウジング501には、上面に印刷が終了した用紙が排出される排紙トレイ501aが形成され、その排紙トレイ501aの下方に光走査装置100が配置されている。
光走査装置100は、感光ドラム30Aに対しては、上位装置(パソコン等)から供給された画像情報に基づいて変調された黒色画像成分の光ビームを走査し、感光ドラム30Bに対してはシアン画像成分の光ビームを走査し、感光ドラム30Cに対してはマゼンダ画像成分の光ビームを走査し、感光ドラム30Dに対してはイエロー画像成分の光ビームを走査する。なお、光走査装置100の構成については後述する。
4本の感光ドラム30A、30B、30C、30Dは、その表面に、光ビームが照射されるとその部分が導電性となる性質をもつ感光層が形成された円柱状の部材であり、光走査装置100の下方にX軸に沿って等間隔に配置されている。
感光ドラム30Aは、ハウジング501内部の−X側端部にY軸方向を長手方向として配置され、不図示の回転機構により図1における時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転されるようになっている。そして、その周囲には、図1における12時(上側)の位置に帯電チャージャ32Aが配置され、2時の位置にトナーカートリッジ33Aが配置され、10時の位置にクリーニングケース31Aが配置されている。
帯電チャージャ32Aは、長手方向をY軸方向として、感光ドラム30Aの表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、感光ドラム30Aの表面を所定の電圧で帯電させる。
トナーカートリッジ33Aは、黒色画像成分のトナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム30Aとは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム30Aの表面に供給する。
クリーニングケース31Aは、Y軸方向を長手方向とする長方形状のクリーニングブレードを備え、該クリーニングブレードの一端が感光ドラム30Aの表面に接するように配置されている。感光ドラム30Aの表面に吸着されたトナーは、感光ドラム30Aの回転に伴いクリーニングブレードにより剥離され、クリーニングケース31Aの内部に回収される。
感光ドラム30B,30C,30Dは、感光ドラム30Aと同等の構成を有し、感光ドラム30Aの+X側に所定間隔隔てて順番に配置されている。そして、その周囲には、前述の感光ドラム30Aと同様の位置関係で、帯電チャージャ32B,32C,32D、トナーカートリッジ33B,33C,33D及びクリーニングケース31B,31C,31Dがそれぞれ配置されている。
帯電チャージャ32B〜32Dは、前述した帯電チャージャ32Aと同様に構成され、感光ドラム30B〜30Dの表面を所定の電圧で帯電させる。
トナーカートリッジ33B〜33Dは、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー画像成分のトナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム30B〜30Dとは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム30B〜30Dの表面にそれぞれ供給する。
クリーニングケース31B〜31Dは、クリーニングケース31Aと同様に構成され、同様に機能する。
以下、感光ドラム30A、帯電チャージャ32A、トナーカートリッジ33A及びクリーニングケース31Aを合わせて第1ステーションと呼び、感光ドラム30B、帯電チャージャ32B、トナーカートリッジ33B及びクリーニングケース31Bを合わせて第2ステーションと呼び、感光ドラム30C、帯電チャージャ32C、トナーカートリッジ33C及びクリーニングケース31Cを合わせて第3ステーションと呼び、感光ドラム30D、帯電チャージャ32D、トナーカートリッジ33D及びクリーニングケース31Dを合わせて第4ステーションと呼ぶものとする。
転写ベルト40は、無端環状の部材で、感光ドラム30A,30Dの下方にそれぞれ配置された従動ローラ40a,40cと、これらの従動ローラ40a,40cより少し低い位置に配置された駆動ローラ40bに、上端面が感光ドラム30A、30B、30C、30Dそれぞれの下端面に接するように巻回されている。そして、駆動ローラ40bが図1における反時計回りに回転することにより、反時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転される。また、転写ベルト40の+X側端部近傍には、上述した帯電チャージャ32A、32B、32C、32Dとは逆極性の電圧が印加された転写チャージャ48が配置されている。
給紙トレイ60は、転写ベルト40の下方に配置されている。この給紙トレイ60は略直方体状のトレイであり、内部に印刷対象としての複数枚の用紙61が積み重ねられて収納されている。そして、給紙トレイ60の上面の+X側端部近傍には矩形状の給紙口か形成されている。
給紙コロ54は、給紙トレイ60から用紙61を一枚ずつ取り出し、一対の回転ローラから構成される第1レジストローラ56を介して、取り出した用紙61を転写ベルト40と転写チャージャ48によって形成される隙間に導出する。
定着ローラ50は、一対の回転ローラから構成され、用紙61を過熱するとともに加圧し、第2レジストローラ52を介して、排紙ローラ58へ導出する。
排紙ローラ58は、一対の回転ローラから構成され、用紙61を排紙トレイ501aに順次スタックする。
次に、光走査装置100の構成について説明する。図2は光走査装置100を示す斜視図であり、図3は光走査装置100を示す側面図である。図2及び図3を総合して見るとわかるように、光走査装置100は、感光ドラム30A,30Bを走査する光ビームをポリゴンミラー104へ入射させる入射光学系200A、及び感光ドラム30C,30Dを走査する光ビームをポリゴンミラー104へ入射させる入射光学系200Bの2つの入射光学系と、ポリゴンミラー104、及びポリゴンミラー104によって偏向される光ビームの光路上に配置されたfθレンズ105,305、反射ミラー106,306、トロイダルレンズ107,307を含んで構成される走査光学系と、上記各部を収容する光学ハウジング100aを備えている。
前記入射光学系200A,200Bは、X軸に対して120度又は60度を成す方向から、ポリゴンミラー104の偏向面に光ビームを入射させる光学系であり、図2の入射光学系200Bに代表的に示されるように、光源装置70、この光源装置70から射出される光ビームの経路に沿って順に配置された、アパーチャ部材201、光束分割プリズム202、一組の液晶素子203A,203B、一組のシリンダレンズ204A,204Bを備えている。
前記光源装置70は、例えば複数のVCSELが2次元配置された面発光型の半導体レーザアレイ、及び各VCSELから射出された光ビームをカップリングするカップリングレンズを含んで構成され、複数の光ビームをポリゴンミラー104に向けて射出する。
前記アパーチャ部材201は、一例としてx軸方向(主走査方向)を長手方向とする矩形状の開口を有し、該開口中心が、光源装置70に含まれるカップリングレンズの焦点位置又はその近傍に位置するように配置されている。
前記光束分割プリズム202は、光源装置70から射出された複数本の光ビームそれぞれを、上下方向(副走査方向)に所定距離隔てた2本の光ビームに分割する。
前記液晶素子203A,203Bは、光束分割プリズム202に2分割された光ビームそれぞれに対応するように上下に隣接して配置され、制御装置(不図示)からの電圧信号に応じて光ビームを副走査方向へ偏向する。
シリンダレンズ204A,204Bは、光束分割プリズム202に2分割された光ビームそれぞれに対応して上下に隣接して配置され、入射した光ビームそれぞれをポリゴンミラー104へ集光する。
ポリゴンミラー104は、側面に光ビームの偏向面が形成された1組の正4角柱状部材からなり、それぞれの部材は相互に45度位相がずれた状態で上下方向に隣接して配置されている。そして、不図示の回転機構により、図2に示される矢印の方向に一定の角速度で回転されている。これにより、入射光学系200A,又は入射光学系200Bの光束分割プリズム202で2つに分割され、ポリゴンミラー104の偏向面にそれぞれ集光された2本の光ビームは、位相の異なる偏向面でそれぞれ偏向されることで、感光ドラム上に交互に入射する。
fθレンズ105、305それぞれは、光ビームの入射角に比例した像高をもち、ポリゴンミラー104により、一定の角速度で偏向される光ビームの像面をY軸に対して等速移動させる。
トロイダルレンズ107,307それぞれは、長手方向をY軸方向として配置され、入射する光ビームを、反射ミラー106,306を介して、感光ドラム30A,30B,30C,30Dの表面にそれぞれ結像させる。
反射ミラー106、306それぞれは相互に同等の構成を有し、入射する光ビームを反射する。以下、反射ミラー106,306の構成を反射ミラー106を代表的に取り上げて説明する。
図4は、反射ミラー106を示す斜視図である。図4に示されるように、反射ミラー106は直方体状のミラーであり、例えば表面が平坦に加工されたガラスなどを素材とし長手方向をY軸方向とする透明基材106aを有している。そして、図4及び反射ミラー106の側面図である図5を総合して見るとわかるように、透明基材106aの上面(+Z側の面)は、中央の領域に反射膜106bとコーティング膜106cが積層形成され、この領域から+Y方向及び−Y方向に所定距離隔てた領域にコーティング膜106cが形成されている。
前記反射膜106bは、光ビームに対して反射性を有する膜である。この反射膜106bは、一例として、透明基材106aを十分に精密洗浄した後に十分に乾燥させ、真空環境下で、透明基材106aの上面に、例えばアルミニウムや、アルミニウムを含む合金を蒸着することにより形成されている。
前記コーティング膜106cは、光ビームに対して透過性を有する膜である。図6は、図5(又は図4)におけるAA線に沿った断面図である。図6に示されるように、このコーティング膜106cは3層構造の膜であり、最上層(+Z側の層)と最下層(−Z側の層)は親水性の高いSiOが蒸着されることにより形成され、最上層と最下層とに挟まれた中間層はTiOが蒸着されることにより形成されている。なお、このコーティング膜106cは、上述したように多層の膜であってもよいし、単層の膜であってもよい。
本実施形態にかかる反射ミラー106では、上述したように、反射膜106bとコーティング膜106cとが透明基材106aの上面に形成されることで、透明基材106aの上面は、その中央部が反射膜106bとコーティング膜106cとが積層形成された反射領域a1となっており、この反射領域a1から所定距離隔てた部分がコーティング膜106cが形成された接着領域a2となっている。そして、透明基材106a上面の反射領域a1と接着領域a2とで挟まれた領域が、透明基材106aの表面が露出した撥水領域a3となっている。
前記反射領域a1では、透明基材106aの反射膜106bに積層するようにコーティング膜106cが形成されたことで、透明基材106aとコーティング膜106cとの相互作用により、光ビームに対する反射率が向上した状態となっている(増反射作用)。また、反射膜106bは、コーティング膜106cによって電気的に絶縁された状態となっている。
そして、前記接着領域a2では、透明基材106aの上面にコーティング膜106cが形成されることで、後述する接着剤に対する濡れ性(親水性)が大きくなっている。なお、濡れ性とは、コーティング膜106cの表面に接着剤が付着したときの、接着剤表面とコーティング膜106c表面との接触角と等価であり、接触角が大きくなるほど濡れ性が大きい(良好である)と考えられる。
また、前記撥水領域a3は、透明基材106aの素材がガラス等であることから、反射領域a1及び接着領域a2に比べて親水性が低くなっており、後述する接着剤に対して撥水性を有している。
図7は光学ハウジング100aの一部を示す図である。図7に示されるように、光学ハウジング100aには、反射ミラー106の両端に形成された接着領域a2を支持する支持面101aが形成された複数組のリブ101A,101Bが形成されている。また、前記リブ101Aの支持面101aには、リブ101Bとは異なり、図8に示されるように、その中央部に母線方向をY軸方向とする半円柱状の突出部が形成されている。上述のように構成された反射ミラー106は、両端部がリブ101A,101Bによって支持されることで、光学ハウジング100aに装着されている。
以下、反射ミラー106の装着方法について説明する。反射ミラー106をリブ101A,101Bを介して装着する際には、図9に示されるように、まず反射ミラー106を、その両端部に形成された接着領域a2が、リブ101A,101Bそれぞれの支持面101aに対向した状態で配置する。そして、図9及び図10を総合して見るとわかるように、弾性材料からなる保持部材103を、反射ミラー106の+Y側の端部に当接させた状態で、ネジ80を保持部材103に設けられた丸孔を介してボス102に螺合する。これにより、反射ミラー106の+Y側の接着領域a2は、保持部材103の弾性力によってリブ101Aの支持面101aに対して押圧される。上述したように、リブ101Aの支持面101aには反射ミラー106の接着面に対して突出する半円柱状の突出部が形成されているため、この状態のときには、反射ミラー106は+Y側の端部を中心に−Y側の端部を動かすことが可能な状態となっている。
次に、図11に示されるように、反射ミラー106の−Y側端部の接着領域a2とリブ101Bの支持面101aとの間に、一例として紫外線硬化性を有する接着材を注入し、不図示の治具を用いて反射ミラー106を+Y側端部を中心に動かして、その姿勢の微調整を行う。
そして、図11中の矢印に示されるように、反射ミラー106の透明基材106aを介して紫外線を接着材に照射することにより接着材を硬化させる。これにより、反射ミラー106は、姿勢の調整が行われた状態で光学ハウジング100aに装着される。
次に、上述のように構成された光走査装置100を備える画像形成装置500の動作について説明する。上位装置などから画像情報が供給されると、入射光学系200Aの光源装置70から射出された光ビームは、アパーチャ部材201でビーム形状が整形された後、光束分割プリズム202によって上下方向に2分割される。分割された光ビームそれぞれは、液晶素子203A,203Bを透過することで副走査方向の位置補正がなされた後、シリンダレンズ204A,204Bよりポリゴンミラー104の偏向面に集光される。そして、ポリゴンミラー104で偏向された光ビームは、fθレンズ105へ入射する。
fθレンズ105へ入射した上方の光ビームは、反射ミラー106で反射されトロイダルレンズ107へ入射する。そして、トロイダルレンズ107により、反射ミラー106を介して感光ドラム30Bの表面に集光される。また、fθレンズ105へ入射した下方の光ビームは、反射ミラー106で反射されトロイダルレンズ107へ入射する。そして、トロイダルレンズ107により、反射ミラー106を介して感光ドラム30Aの表面に集光される。なお、ポリゴンミラー104は上述したように上下の偏向面間に45度の位相差がある。したがって、上方の光ビームによる感光ドラム30Bの走査と、下方の光ビームによる感光ドラム30Aの走査は、−Y方向へ向かって交互に行われることとなる。
一方、入射光学系200Bの光源装置70から射出された光ビームは、アパーチャ部材201でビーム形状が整形された後、光束分割プリズム202によって上下方向に2分割される。分割された光ビームそれぞれは、液晶素子203A,203Bを透過することで副走査方向の位置補正がなされた後、シリンダレンズ204A,204Bよりポリゴンミラー104の偏向面に集光される。そして、ポリゴンミラー104で偏向された光ビームは、fθレンズ305へ入射する。
fθレンズ305へ入射した上方の光ビームは、反射ミラー306で反射されトロイダルレンズ307へ入射する。そして、トロイダルレンズ307により、反射ミラー306を介して感光ドラム30Cの表面に集光される。また、fθレンズ305へ入射した下方の光ビームは、反射ミラー306で反射されトロイダルレンズ307へ入射する。そして、トロイダルレンズ307により、反射ミラー306を介して感光ドラム30Dの表面に集光される。なお、ポリゴンミラー104は上述したように上下の偏向面間に45度の位相差がある。したがって、上方の光ビームによる感光ドラム30Cの走査と、下方の光ビームよにる感光ドラム30Dの走査は、+Y方向へ向かって交互に行われることとなる。
一方、感光ドラム30A、30B、30C、30Dそれぞれの表面の感光層は、帯電チャージャ32A、32B、32C、32Dにより所定の電圧で帯電されることにより、電荷が一定の電荷密度で分布している。そして、上述したように、感光ドラム30A、30B、30C、30Dがそれぞれ走査されると、光ビームが集光したところの感光層が導電性を有するようになり、その部分では電位がほぼ零となる。したがって、図1の矢印の方向にそれぞれ回転している感光ドラム30A、30B、30C、30Dが、画像情報に基づいて変調された光ビームによって走査されるとことにより、それぞれの感光ドラム30A、30B、30C、30Dの表面には、電荷の分布により規定される静電潜像が形成される。
感光ドラム30A、30B、30C、30Dそれぞれの表面に静電潜像が形成されると、図1に示されるトナーカートリッジ33A、33B、33C、33Dの現像ローラにより、感光ドラム30A、30B、30C、30Dそれぞれの表面にトナーが供給される。このときトナーカートリッジ33A、33B、33C、33Dそれぞれの現像ローラは感光ドラム30A、30B、30C、30Dと逆極性の電圧により帯電されているため、現像ローラに付着したトナーは感光ドラム30A、30B、30C、30Dと同極性に帯電されている。したがって、感光ドラム30A、30B、30C、30Dの表面のうち電荷が分布している部分にはトナーが付着せず、走査された部分にのみトナーが付着することにより、感光ドラム30A、30B、30C、30Dの表面に静電潜像が可視化されたトナー像が形成される。
上述のように画像情報に基づいて第1ステーション、第2ステーション、第3ステーション、及び第4ステーションで形成されたそれぞれのトナー像は、転写ベルト40の表面に重ねあわされた状態で転写され、給紙トレイ60から取り出された用紙61の表面に、転写チャージャ48によって転写され、定着ローラ50により定着される。そして、このように画像が形成された用紙61は、排紙ローラ58により排紙され、順次排紙トレイ501aにスタックされる。
以上説明したように、本実施形態にかかる反射ミラー106では、透明基材106aの上面には、反射領域a1に対して撥水領域a3を介して接着領域a2が形成されている。これにより、反射ミラー106を光学ハウジング100aに取り付ける際に、接着領域a2とリブ101Bの支持面101aとの間に注入された接着剤は、撥水性を有する撥水領域a3によって、接着領域a2から反射領域a1へ流出することなく、接着領域a2に滞留する。したがって、接着領域a2に対して所定量の接着剤を精確に塗布することができ、反射ミラー106,306を精度よく接着することが可能となる。また、これにより反射ミラー106及び反射ミラー306相互間で接着度合いが等しくなるので、各反射ミラー106,306間の相対位置関係を長期間に渡って維持することが可能となる。
また、反射ミラー106では、反射領域a1及び接着領域a2の表面は、親水性の高いSiOが蒸着されることにより形成された最上層及び最下層と、TiOが蒸着されることにより形成された中間層とからなる3層構造のコーティング膜106cが形成されている。このため、透明基材106a上面の撥水領域a3をマスクして、透明基材106aの上面にコーティング膜106cを同一の工程で形成することが可能となる。
《変形例》
また、接着領域a2と撥水領域a3とは、図12に示されるように、透明基材106aの上面に接着領域a2が撥水領域a3で包囲されるような位置関係で形成してもよい。接着領域a2が撥水領域a3に包囲されるように各領域a2,a3を形成することで、接着領域a2から透明基材106aの側面へ接着剤が流出することを効果的に回避することが可能となる。
また、撥水領域a3に包囲された接着領域a2は、図13(A)に示されるように、複数設けてもよく、図13(B)に示されるように、内径及び外径が異なる複数の円状の接着領域a2を同心円状に形成してもよい。このように、撥水領域a3に包囲された複数の接着領域a2を形成することで、接着剤が接着領域a2から流出することを回避するとともに、反射ミラー106の接着面積、ひいては接着強度の微調整を行うことが可能となる。
また、図14に示されるように、透明基材106aの上面に、長手方向をX軸方向とし、Y軸方向の寸法がd1の接着領域a2と、長手方向をX軸方向とし、Y軸方向の寸法がd2の撥水領域a3とを交互に形成し、図15に示されるように、リブ101Bの支持面101aには、所定の間隔d1で幅(X軸方向と所定の角度をなす方向)d2の溝を複数形成してもよい。この場合に、透明基材106aに形成された撥水領域a3と、支持面101aに形成された溝とが対向した状態で、接着領域a2とリブ101Bの支持面101aとの間の接着を行うことにより、図15中に着色して示される接着材は、撥水領域a3には付着せず接着領域a2にのみ付着する。これによって、接着剤が硬化した際に透明基材106aに作用する応力を抑制することが可能となる。以下、図16を参照しつつ簡単に説明する。
図16は、一例として単一の接着領域が形成されたミラー106の前記接着領域がリブ101Bの支持面101aに接着された様子を模式的に示す図である。この図16に示されるように、ミラーなどの光学素子を筐体などに設けられる支持部材に接着剤を用いて接着する場合には、硬化した接着剤と支持部材の接着面との接着強度を増加させるために、支持部材の接着面に溝や凹部などを形成して接着剤に対する接触面積を大きくすることがある。この場合には、接着領域a2とリブ101Bの支持面101aとの間に注入された接着剤は、溝の部分では厚みが増してしまい透明基材106aに対する厚みが不均一になってしまう。通常接着剤が硬化する際には、徐々にその体積が小さくなるため、従来は図16中の矢印に示されるように、透明基材106aの接着領域には交合に大きさの異なる吸着力が作用してしまっていた。このように、大きさがバラついた吸着力が透明基材106a等に作用すると、透明基材106aに作用する応力(吸着力)によって、透明基材106aに形成された反射領域a1の平坦度が損なわれ、結果的に反射ミラー106の光学性能が劣化してしまうおそれがある。
一方、本変形例では、図15に示されるように、透明基材106aに形成された撥水領域a3と、支持面101aに形成された溝とが対向した状態で、透明基材106aの接着領域a2が支持面101aに接着されている。このため、透明基材106aには接着領域a2に付着した接着剤の吸着力のみが作用し、この結果、透明基材106aには均一な大きさの応力(吸着力)が作用することとなる。したがって、透明基材106aに形成された反射領域a1の平坦度を損なうことなく、反射ミラー106を支持面101aに接着することが可能となる。
また、本実施形態にかかる光走査装置100では、反射ミラー106、及びこれと同等の反射ミラー306が、光走査装置100の光学ハウジング100aに接着されているため、入射光学系200A、200B、及び走査光学系を構成する他の光学素子に対する位置変動が抑制され、感光ドラム30A〜30Dの表面を精度よく走査することが可能となる。
また、本実施形態にかかる画像形成装置500では、感光ドラム30A〜30Dの表面に精度よく潜像が形成され、この潜像に基づいて最終的な画像が形成されるため、用紙上に色ずれ等のない画像を形成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、複数の感光体30A〜30Bを備えた多色画像を形成する画像形成装置500について説明したが、これに限らず、本発明は、例えば1つの感光体を複数の光ビームで走査することにより、単色の画像を形成する画像形成装置などにも適用することができる。
また、本実施形態にかかる反射ミラー106では、透明基材106aの両端に接着領域a2が形成されているが、これに限らず、透明基材106aの両端部のうち、リブ101Bの支持面101aに接着される側にのみ接着領域を形成することとしてもよい。また、透明基材106aは、少なくとも接着領域に対応する部分が紫外線に対して透過性を有していればよい。
また、本実施形態では、反射ミラー106が、紫外線硬化性を有する接着材によって接着される場合について説明したが、これに限らず、電子線硬化性、熱硬化性を有する接着剤を用いて、反射ミラー106の接着を行ってもよい。
また、反射領域a1と接着領域a2とは、必ずしも基材の同一面に形成されている必要はなく、透明基材106aの表面に、撥水領域a3を介して反射領域a1と接着領域a2とが形成されていればよい。
また、ミラー106の基材はガラス等を素材とする透明基材106aに限られるものではなく、例えば表面が接着材に対して親水性を有する基材を用いてもよい。この場合には、接着材に対して撥水性を有する膜を基材の表面に形成することで、基材表面に撥水領域を形成することができる。
また、上記実施形態では、本発明の光走査装置100がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置500の概略構成を示す図である。 光走査装置100を示す斜視図である。 光走査装置100を示す側面図である。 反射ミラー106を示す斜視図である。 反射ミラー106の側面図である。 反射ミラー106の断面図である。 光学ハウジング100aに設けられたリブ101A、101Bを示す図である。 リブ101Aを示す斜視図である。 反射ミラー106の装着方法を説明するための図(その1)である。 反射ミラー106の装着方法を説明するための図(その2)である。 反射ミラー106の装着方法を説明するための図(その3)である。 反射ミラー106の変形例を説明するための図(その1)である。 図13(A)及び図13(B)は、反射ミラー106の変形例を説明するための図(その2、その3)である。 反射ミラー106の取り付け方法の応用例を説明するための図(その1)である。 反射ミラー106の取り付け方法の応用例を説明するための図(その2)である。 反射ミラー106の取り付け方法の従来例を説明するための図である。
符号の説明
30A〜30B…感光ドラム、31A〜31D…クリーニングケース、32A〜32D…帯電チャージャ、33A〜33D…トナーカートリッジ、40…転写ベルト、40a,40c…従動ローラ、40b…駆動ローラ、48…転写チャージャ、50…定着ローラ、52…第2レジストローラ、54…給紙コロ、56…第1レジストローラ、58…排紙ローラ、60…給紙トレイ、61…用紙、70…光源装置、80…ネジ、100…光走査装置、100a…光学ハウジング、101A,101B…リブ、101a…支持面、102…ボス、103…保持部材、104…ポリゴンミラー、105,305…fθレンズ、106,306…反射ミラー、106a…透明基材、106b…反射膜、106c…コーティング膜、107,307…トロイダルレンズ、200A,200B…入射光学系、201…アパーチャ部材、202…光束分割プリズム、203A,203B…液晶素子、204A,204B…シリンダレンズ、500…画像形成装置、501…ハウジング、501a…排紙トレイ、a1…反射領域、a2…接着領域、a3…撥水領域。

Claims (13)

  1. 接着保持されるミラーであって、
    光に対して反射性を有する反射領域と;
    前記接着保持される接着領域と;
    少なくとも前記接着領域と前記反射領域との間に形成された、前記接着領域よりも撥水性の高い撥水領域と;が表面に形成された基材を備えるミラー。
  2. 前記反射領域と前記接着領域とは、前記基材の一面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のミラー。
  3. 前記撥水領域は、前記接着領域を包囲するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミラー。
  4. 前記基材の前記一面には、複数の前記接着領域が同心円状に形成され、前記撥水領域は前記複数の接着領域それぞれを包囲するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のミラー。
  5. 前記基材は少なくとも前記接着領域に対応する部分が透明であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のミラー。
  6. 前記反射領域と前記接着領域とには、同一のコーティング膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のミラー。
  7. 前記コーティング膜は、同一の工程で形成されることを特徴とする請求項6に記載のミラー。
  8. 光ビームで被走査面を主走査方向へ走査する光走査装置であって、
    前記光ビームを射出する光源と;
    前記光ビームを偏向して、前記光ビームの像面を前記主走査方向へ走査する偏向ミラーと;
    偏向された前記光ビームを反射して前記光ビームの進行方向を変更する請求項1〜7のいずれか一項に記載のミラーと;
    前記ミラーの接着領域が接着される接着部を有するミラー保持部材と;を備える光走査装置。
  9. 前記ミラー保持部材の前記接着部には、複数の凹部が形成され、
    前記ミラーの前記基材は、前記凹部に対向する部分が撥水領域になっていることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記ミラー保持部材の前記接着部に形成された前記凹部は溝であることを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
  11. 前記ミラーを含む光学系を収容する筐体を更に備え、前記ミラー保持部材は前記筐体に形成されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の光走査装置。
  12. 画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項8〜11のいずれか一項に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;
    前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
  13. 多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項8〜11のいずれか一項に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;
    前記複数の感光体の被走査面それぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
JP2008007516A 2008-01-17 2008-01-17 ミラー、光走査装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5118497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007516A JP5118497B2 (ja) 2008-01-17 2008-01-17 ミラー、光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007516A JP5118497B2 (ja) 2008-01-17 2008-01-17 ミラー、光走査装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009169123A true JP2009169123A (ja) 2009-07-30
JP5118497B2 JP5118497B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40970356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008007516A Expired - Fee Related JP5118497B2 (ja) 2008-01-17 2008-01-17 ミラー、光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118497B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191286A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Brother Ind Ltd 走査光学装置
EP3364225A1 (en) * 2017-02-15 2018-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing light scanning apparatus, and image forming apparatus
WO2019198318A1 (ja) * 2018-04-11 2019-10-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器、および撮像装置の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100135A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Canon Inc 走査光学装置
JP2001318300A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Canon Inc 光アンテナ用反射光学系
JP2002267984A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Canon Inc 走査光学装置
JP2004240140A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Olympus Corp 光学素子保持機構
JP2007219244A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Kyocera Mita Corp ミラー調整機構、光走査ユニット、及びミラー調整方法
JP2009008883A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置内におけるミラー部材の固定構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100135A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Canon Inc 走査光学装置
JP2001318300A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Canon Inc 光アンテナ用反射光学系
JP2002267984A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Canon Inc 走査光学装置
JP2004240140A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Olympus Corp 光学素子保持機構
JP2007219244A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Kyocera Mita Corp ミラー調整機構、光走査ユニット、及びミラー調整方法
JP2009008883A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置内におけるミラー部材の固定構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191286A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Brother Ind Ltd 走査光学装置
EP3364225A1 (en) * 2017-02-15 2018-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing light scanning apparatus, and image forming apparatus
US10274860B2 (en) 2017-02-15 2019-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing light scanning apparatus, and image forming apparatus
WO2019198318A1 (ja) * 2018-04-11 2019-10-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器、および撮像装置の製造方法
US11877045B2 (en) 2018-04-11 2024-01-16 Sony Semiconductor Solutions Corporation Image-capturing apparatus with a plurality of camera modules and a support member in which at least one camera module is fixed to the support member using an adhesive, and electronic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5118497B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4859132B2 (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
US7450274B2 (en) Optical scanning apparatus, image forming apparatus, and beam positioning method
JP5038239B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8614726B2 (en) Light scanning unit and electrophotographic image forming apparatus using the same
JP5078811B2 (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP4027293B2 (ja) 走査光学装置
JP2010256397A (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
US8730290B2 (en) Light source device with light source and light-receiving element fixed to each other
JP2008268683A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2012113307A (ja) 多面鏡組立体とそれを用いた光走査装置及び画像形成装置
JP5142372B2 (ja) ミラー、光走査装置及び画像形成装置
JP5118497B2 (ja) ミラー、光走査装置及び画像形成装置
US20060103716A1 (en) Image forming apparatus
JP5664013B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008262125A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5316745B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4841268B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4989376B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4822542B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5326951B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5273559B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2010066620A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5123797B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置及びプラスチック光学素子
JP5257723B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5440189B2 (ja) 液晶素子の固定方法、光走査装置の製造方法、光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5118497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees