JP2010066620A - 光源装置、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光源装置、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の光源が安定的に位置決めされた光源装置を提供する。
【解決手段】光源保持部材72A,72Bに、それぞれのレーザ光の射出方向(以下、第1軸方向、第2軸方向ともいう)が、光源保持部材72A,72Bの−y側の面に直交するように光源101A,101Bを保持させる。そして、光源保持部材72A,72Bを、−y側の面がベース部材71に形成された支持部71c,71dの第1面71及び第2面71に当接した状態で固定する。これにより、煩雑な調整をすることなく、光源101Aと光源101Bとを、第1軸方向と第2軸方向とのなす角が所望の角度となるように、ベース部材71に安定的に取り付けることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、光源装置、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、レーザ光を射出する光源装置、被走査面を走査する光走査装置、及び記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
レーザ光を用いて画像を形成する画像形成装置としては、例えば、回転する感光ドラムの表面を、レーザ光で走査することにより、感光ドラム表面に潜像を形成し、この潜像を可視化して得られたトナー像を、記録媒体としての用紙上に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置に用いられる偏光器としてのポリゴンミラーは、比較的高価である。このため、装置の低コスト化を図る手段として、例えば、特許文献1に記載の光源や、特許文献2に記載されているような斜入射光学系を用いる方法が種々提案されている。この光源や斜入射光学系を用いる方法では、複数本のレーザ光は、偏光器の偏向面に近づくにつれて相互に接近するような経路で偏向面に入射するため、偏向器の偏向面を小さくすることができる。このため、偏向器を小型化することができ、結果的に装置の小型化及び低コスト化を図ることがでる。
特開2004−271906号公報 特開2003−5114号公報
しかしながら、上述したように複数本のレーザ光を接近させながら偏向面に入射させるためには、レーザ光を射出する光源の角度を正確に調整する必要がある。このため、従来は、光源装置の組み立て、及び組み付けに多くの時間を要していた。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、複数の光源相互間の角度を容易に所望の角度に調整し、安定的に維持することが可能な光源装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、被走査面を精度よく走査することが可能な光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、精度よく画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明は第1の観点からすると、被走査面を主走査方向へ走査するためのレーザ光を射出する光源装置であって、前記レーザ光を第1軸方向へ射出する第1光源と;前記レーザ光を第2軸方向へ射出する第2光源と;前記主走査方向に直交する副走査方向に配列され、所望の角度をなす第1面及び第2面を有するベース部材と;前記第1面に当接する当接面を有し、前記第1軸が前記当接面に直交するように前記第1光源を保持する第1保持部材と;前記第2面に当接する当接面を有し、前記第2軸が前記当接面に直交するように前記第2光源を保持する第2保持部材と;を備える光源装置である。
これによれば、ベース部材に対して、第1保持部材、及び第2保持部材を取り付けることで、第1光源の第1軸と第2光源の第2軸との成す角が、ベース部材の第1面と第2面との角度によって規定される。したがって、予め第1面の法線と第2面の法線との成す角が、所望の角度となるように、ベース部材に第1面及び第2面を形成しておくことで、第1光源及び第2光源とを、容易に第1光源の第1軸と第2光源の第2軸との成す角が所望の角度となるように、安定的に位置決めすることができる。
本発明は第2の観点からすると、レーザ光を用いて被走査面を主走査方向へ走査する光走査装置であって、本発明の光源装置と;前記光源装置から射出されたレーザ光を前記主走査方向へ偏向走査する走査光学系と;を備える光走査装置である。
これによれば、光源間の角度が安定的に維持される。したがって、被走査面を継続的に精度よく走査することが可能となる。
本発明は第3の観点からすると、画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置によって形成された潜像に基づいて、記録媒体上に精度よく画像が形成される。
本発明は第4の観点からすると、多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;前記複数の感光体の被走査面それぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置によって形成された潜像に基づいて、記録媒体上に精度よく多色画像が形成される。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7(C)に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像形成装置10の概略構成が示されている。
画像形成装置10は、例えば、黒、イエロー、マゼンダ、シアンのトナー像を普通紙(用紙)上に重ね合わせて転写することにより、多色画像を印刷するタンデム方式のカラープリンタである。この画像形成装置10は、図1に示されるように、光走査装置100、4本の感光ドラム30A、30B、30C、30D、転写ベルト40、給紙トレイ60、給紙コロ54、第1レジストローラ対56、第2レジストローラ対52、定着ローラ50、排紙ローラ58、及び上記構成部品を収容する直方体状のハウジング12などを備えている。
ハウジング12には、上面に印刷が終了した用紙が排出される排紙トレイ12aが形成され、その排紙トレイ12aの下方に光走査装置100が配置されている。
光走査装置100は、感光ドラム30Aに対しては、上位装置(パソコン等)から供給された画像情報に基づいて変調された黒色画像成分のレーザ光を走査し、感光ドラム30Bに対してはシアン画像成分のレーザ光を走査し、感光ドラム30Cに対してはマゼンダ画像成分のレーザ光を走査し、感光ドラム30Dに対してはイエロー画像成分のレーザ光を走査する。なお、光走査装置100の構成については後述する。
4本の感光ドラム30A〜30Dは、その表面に、レーザ光が照射されると、その部分が導電性となる性質をもつ感光層が形成された円柱状の部材であり、光走査装置100の下方にX軸に沿って等間隔に配置されている。
感光ドラム30Aは、ハウジング12内部の−X側端部にY軸方向を長手方向として配置され、不図示の回転機構により図1における時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転されるようになっている。そして、その周囲には、図1における12時(上側)の位置に帯電チャージャ32Aが配置され、2時の位置にトナーカートリッジ33Aが配置され、10時の位置にクリーニングケース31Aが配置されている。
帯電チャージャ32Aは、長手方向をY軸方向として、感光ドラム30Aの表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、感光ドラム30Aの表面を所定の電圧で帯電させる。
トナーカートリッジ33Aは、黒色画像成分のトナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム30Aとは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム30Aの表面に供給する。
クリーニングケース31Aは、Y軸方向を長手方向とする長方形状のクリーニングブレードを備え、該クリーニングブレードの一端が感光ドラム30Aの表面に接するように配置されている。感光ドラム30Aの表面に吸着されたトナーは、感光ドラム30Aの回転に伴いクリーニングブレードにより剥離され、クリーニングケース31Aの内部に回収される。
感光ドラム30B〜30Dは、感光ドラム30Aの+X側に所定間隔隔てて順次配置され、不図示の回転機構により、図1における時計回り(矢印に示される方向)に回転されるようになっている。そして、その周囲には、前述の感光ドラム30Aと同様の位置関係で、帯電チャージャ32B〜32D、トナーカートリッジ33B〜33D及びクリーニングケース31B〜31Dがそれぞれ配置されている。
帯電チャージャ32B〜32Dは、前述した帯電チャージャ32Aと同様に構成され、感光ドラム30B〜30Dの表面を所定の電圧で帯電させる。
トナーカートリッジ33B〜33Dは、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー画像成分のトナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム30B〜30Dとは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム30B〜30Dの表面にそれぞれ供給する。
クリーニングケース31B〜31Dは、クリーニングケース31Aと同様に構成され、同様に機能する。
転写ベルト40は、無端環状の部材で、感光ドラム30Aの下方に配置された従動ローラ40aと、感光ドラム30Dの下方に配置された従動ローラ40cと、これらの従動ローラ40a、40cより少し低い位置に配置された駆動ローラ40bに、上端面が感光ドラム30A〜30Dそれぞれの下端面に接するように巻回されている。そして、駆動ローラ40bが図1における反時計回りに回転することにより、反時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転される。また、転写ベルト40の+X側端部近傍には、上述した帯電チャージャ32A〜32Dとは逆極性の電圧が印加された転写チャージャ48が配置されている。
給紙トレイ60は、転写ベルト40の下方に配置されている。この給紙トレイ60は略直方体状のトレイであり、内部に印刷対象としての複数枚の用紙61が積み重ねられて収納されている。そして、給紙トレイ60の上面の+X側端部近傍には矩形状の給紙口か形成されている。
給紙コロ54は、給紙トレイ60から用紙61を一枚ずつ取り出し、第1レジストローラ対56を介して、転写ベルト40と転写チャージャ48によって形成される隙間に導出する。
定着ローラ50は、一対の回転ローラから構成され、用紙61を加熱するとともに加圧し、第2レジストローラ対52を介して、排紙ローラ58へ導出する。
排紙ローラ58は一対の回転ローラから構成され、導出された用紙61を排紙トレイ12aに順次スタックする。
次に、光走査装置100の構成について説明する。この光走査装置100は、図2及び図3を総合するとわかるように、感光ドラム30Aのほぼ上方(+Z側)に配置された6つの偏向面を有するポリゴンミラー104、このポリゴンミラー104の+X方向に順次配置されたfθレンズ105、及び反射ミラー106A、106B、106C、106D、fθレンズ105の下方に配置されたトロイダルレンズ107A、このトロイダルレンズ107Aの+X方向に順次配置された、トロイダルレンズ107B、107C、107D、感光ドラム30A、30B、30Cのほぼ上方にそれぞれ配置された反射ミラー108A、108B、108C、ポリゴンミラー104を基点としてX軸と所定の角度θをなす直線上に配置された、シリンダレンズ103、及び光源ユニット70A、70Bなどを備えている。
ここで、Z軸を中心にXY座標をθ回転することにより定まる座標系をxyz座標系とし、以下、光源ユニット70A,70Bなどの説明には当該座標系を用いるものとする。
図4(A)及び図4(B)は、前記光源ユニット70Aの斜視図である。図4(A)及び図4(B)を総合して見るとわかるように、光源ユニット70Aは、ベース部材71、1組の光源保持部材72A,72B、光源保持部材72A,72Bにそれぞれ保持された1組の光源101A,101B、ベース部材71に支持された1組のカップリングレンズ102A,102Bを含んで構成されている。
前記ベース部材71は、正方形板状の部材であり、−y側の面には−y方向に突出する円形の凸部71aが形成され、この凸部71aの中央部から−y方向へ向かってレンズ支持部71bが延設されている。このレンズ支持部71bは、図5の断面図に示されるように、−y方向に向かってZ軸方向の寸法が小さくなるように形成され、上面及び下面がV字状に整形されている。
また、図6の展開斜視図に示されるように、ベース部材71の+y側の面には、一対の支持部71c,71dがx軸方向に所定間隔隔てて形成されている。また、支持部71c,71dには、上下方向(z軸方向)に隣接し、zx面に対してそれぞれ傾斜した第1面71と第2面71とが形成されている。
前記光源保持部材72A,72Bそれぞれは、図4(B)に示されるように、長手方向をx軸方向とする板状の部材である。この光源保持部材72A,72Bそれぞれは、図5を参酌するとわかるように、中央部に円形の開口部72bが設けられ、+y側の面に、この開口部72bを囲むように環状凸部72aが形成されている。
光源101A,101Bそれぞれは、図5に示されるように、フランジ部と円柱状の本体部からなる半導体レーザである。これらの光源101A,101Bそれぞれは、本体部が光源保持部材72A,72Bに設けられた開口部72bに嵌合されることで、光源保持部材72A,72Bに保持されている。また、本実施形態では、光源101A,101Bのフランジ部は、光源保持部材72A,72Bの+y側の面に当接した状態となっている。これにより、光源101A,101Bからのレーザ光の射出方向と、光源保持部材72A,72Bの−y側の面の法線方向とが一致した状態で、光源101A,101Bと光源保持部材72A,72Bとの相対位置関係が規定されている。
図6及び図4(B)を参酌するとわかるように、光源101Aを保持した光源保持部材72Aは、−y側の面の両端部が、ベース部材71に形成された1組の支持部71c,71dの第1面71に当接した状態で、例えばネジなどでベース部材71に固定される。また、光源101Bを保持した光源保持部材72Bは、−y側の面の両端部が、ベース部材71に形成された1組の支持部71c,71dの第2面71に当接した状態で、例えばネジなどでベース部材71に固定される。これにより、光源101A,光源101Bそれぞれは、支持部71c,71dそれぞれの第1面71及びの第2面71の傾きに応じて傾斜した状態で、ベース部材71に取り付けられる。
図7(A)は、光源ユニット70Aのベース部材71に取り付けられた光源101A、101Bを示す図である。本実施形態では、光源101Aが、ベース部材71に形成された支持部71c,71dに形成された第1面71に、光源保持部材72Aを介して取り付けられることで、光源101Aから射出されるレーザ光L1の進行方向(経路)は、xy面に対して角度+α傾いた方向となる。また、光源101Bが、ベース部材71に形成された支持部71c,71dに形成された第2面71に、光源保持部材72Bを介して取り付けられることで、光源101Bから射出されるレーザ光L2の進行方向(経路)は、xy面に対して角度−β傾いた方向となる。
図4に戻り、前記カップリングレンズ102A,102Bは、光源101A,101Bから射出されたレーザ光の経路上にそれぞれ配置されている。これらのカップリングレンズ102A,102Bは、それぞれの光軸が、光源101A,101Bからのレーザ光の射出方向と一致し、かつ光源101A,101Bの中心を通るように位置決めされた状態で、例えば接着材でベース部材71のレンズ支持部71bの上面及び下面にそれぞれ接着されている
前記光源ユニット70Bは、上述した光源ユニット70Aと同等の構成を有している。そして、図2に示されるように、光源ユニット70Aと隣接し、かつ光源ユニット70Aと異なり、光源101Bが上方に位置し、光源101Aが下方に位置するように、ベース部材71が上下逆になった状態で配置されている。これにより、図7(B)に示されるように、光源ユニット70Bの光源101Aから射出されるレーザ光L3の進行方向は(経路)、xy面に対して角度−α傾いた方向となる。また、光源101Bから射出されるレーザ光L4の進行方向(経路)は、xy面に対して角度+β傾いた方向となる。
したがって、光源70A及び光源70Bから射出された4本のレーザ光L1〜L4は、図7(C)に示されるように、xy面に対する角度が相互に異なる方向に進行し、シリンドリカルレンズ103(図7(C)には不図示)を介して、xy面に垂直なポリゴンミラー104の偏向面に入射することとなる。
図2に戻り、シリンダレンズ103は、副走査方向に屈折力を有するシリンドリカルレンズであり、光源ユニット70A,70Bから射出されたレーザ光を、ポリゴンミラー104の偏向面に集光する。
前記ポリゴンミラー104は、高さの低い正六角柱状部材であり、側面には6面の偏向面が形成されている。このポリゴンミラー104は、不図示の回転機構によりZ軸に平行な軸回りに一定の角速度で回転されている。これにより、ポリゴンミラー104の偏向面に集光されたレーザ光は、ポリゴンミラー104の回転により、一定の角速度でY軸に沿って偏向走査される。
前記fθレンズ105は、レーザ光の入射角に比例した像高をもち、ポリゴンミラー104により、一定の角速度で偏向されるレーザ光の像面をY軸に対して等速移動させる。
前記反射ミラー106A〜106Dは、長手方向をY軸方向とし、fθレンズを経由したレーザ光を折り返し、トロイダルレンズ107A〜107Dそれぞれに導光する。
前記トロイダルレンズ107A〜107Dは、長手方向をY軸方向として配置され、反射ミラー106A〜106Dによりそれぞれ折れ返されたレーザ光を、Y軸方向を長手方向とする反射ミラー108A、108B、108Cを介して、或いは直接感光ドラム30A〜30Dの表面にそれぞれ結像する。
上述のように構成された光走査装置100では、光源ユニット70A,70Bそれぞれから射出されたレーザ光は、シリンダレンズ103を介して、ポリゴンミラー104の偏向面に入射し、Y軸方向へ偏向走査される。
図3に示されるように、ポリゴンミラー104で偏向されたレーザ光はレーザ光同士の間隔を広げつつ、fθレンズ105に入射する。fθレンズ105に入射したレーザ光はそれぞれ、反射ミラー106A〜106Dで反射されトロイダルレンズ107A〜107Dへ入射する。そして、各トロイダルレンズ107A〜107Dにより、感光ドラム30A〜30Dの表面にそれぞれ集光される。
感光ドラム30A〜30D上にそれぞれ形成されたレーザ光の集光点は、ポリゴンミラー104が回転することにより、図2の矢印Bに示される方向に一括して移動(走査)し、これにより、各感光ドラム30A〜30D表面の走査が行われる。
一方、感光ドラム30A〜30Dそれぞれの表面の感光層は、帯電チャージャ32A〜32Dにより所定の電圧で帯電されることにより、電荷が一定の電荷密度で分布している。そして、上述したように、感光ドラム30A〜30Dがそれぞれ走査されると、レーザ光が集光したところの感光層が導電性を有するようになり、その部分では電荷移動がおこり電位が零となる。したがって、図1の矢印の方向にそれぞれ回転している感光ドラム30A〜30Dに対し、画像情報に基づいて変調したレーザ光を走査することにより、それぞれの感光ドラム30A〜30Dの表面に、電荷の分布により規定される静電潜像を形成することができる。
感光ドラム30A〜30Dそれぞれの表面に静電潜像が形成されると、図1に示されるトナーカートリッジ33A〜33Dの現像ローラにより、感光ドラム30A〜30Dそれぞれの表面にトナーが供給される。このときトナーカートリッジ33A〜33Dそれぞれの現像ローラは感光ドラム30A〜30Dと逆極性の電圧により帯電しているため、現像ローラに付着したトナーは感光ドラム30A〜30Dと同極性に帯電されている。したがって、感光ドラム30A〜30Dの表面のうち電荷が分布している部分にはトナーが付着せず、走査された部分にのみトナーが付着することにより、感光ドラム30A〜30Dの表面に静電潜像が可視化されたトナー像が形成される。
これらのトナー像は転写ベルト40上で重ね合わされ、図1に示されるように、給紙トレイ60から取り出された用紙61に、転写チャージャ41によって転写された後に、定着ローラ50により定着される。そして、画像が形成された用紙61は、排紙ローラ58により排紙され、順次排紙トレイ12aにスタックされる。
以上説明したように、本実施形態では、一例として図5に示されるように、光源保持部材72A,72Bによって、光源101A,101Bが、それぞれのレーザ光の射出方向(以下、第1軸方向、第2軸方向ともいう)が光源保持部材72A,72Bの−y側の面に直交するように保持されている。このため、光源保持部材72Aを、−y側の面がベース部材71に形成された支持部71c,71dの第1面71に当接した状態で固定し、光源保持部材72Bを、−y側の面がベース部材71に形成された支持部71c,71dの第2面71に当接した状態で固定することで、煩雑な調整をすることなく、光源101Aと光源101Bとを、第1軸方向と第2軸方向とのなす角が所望の角度となるように、ベース部材71に安定的に取り付けることができる。
また、本実施形態では、光源101A及び光源101Bから射出されるレーザ光の方向が、所望の角度を成すように光源101A及び101Bの位置が安定的に規定される。したがって、感光ドラム30A〜30Dに入射するレーザ光の位置関係の変動が抑制され、光源ユニット70A,70Bを構成する部品の膨張及び収縮による画像の劣化等を効果的に軽減することができる。
なお、本実施形態では、光源101A,101Bから単一のレーザ光が射出される場合について説明したが、これに限らず、光源101A,101Bは、複数の発光領域を有し、複数本のレーザ光を射出することとしてもよい。
また、本実施形態では、ベース部材71に、光源保持部材72A,72Bを介して、光源101A,101Bが取り付けられている場合について説明したが、これに限らず、光源101A,101Bは、直接ベース部材71に取り付けられていてもよい。
なお、上記実施形態では、一例として、各色に対応する4つのステーションを備えたタンデム方式の画像形成装置を用いた説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、単色の画像形成装置についても好適である。
また、上記実施形態では、本発明の光走査装置100がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す図である。 光走査装置の斜視図である。 光走査装置を構成する光学素子のレイアウト図である。 図4(A)及び図4(B)は、光源ユニットの斜視図である。 光源ユニットの断面図である。 光源ユニットの展開斜視図である。 図7(A)〜図7(C)は、光源ユニットから射出されるレーザ光の位置関係を説明するための図である。
符号の説明
10…画像形成装置、12…ハウジング、12a…トレイ、30A〜30D…感光ドラム、31A〜31D…クリーニングケース、32A〜32D…帯電チャージャ、33A〜33D…トナーカートリッジ、40…転写ベルト、48…転写チャージャ、50…定着ローラ、52…第2レジストローラ対、54…給紙コロ、56…第1レジストローラ対、58…排紙ローラ、60…給紙トレイ、61…用紙、70A,70B…光源ユニット、71…ベース部材、71a…凸部、71b…レンズ支持部、71c,71d…支持部、71…第1面、71…第2面、72A,72B…光源保持部材、72a…環状凸部、72b…開口部、100…光走査装置、101A,101B…光源、102A,102B…カップリングレンズ、103…シリンダレンズ、104…ポリゴンミラー、105…fθレンズ、106A〜106D…反射ミラー、107A〜107D…トロイダルレンズ、108A〜108C…反射ミラー。

Claims (7)

  1. 被走査面を主走査方向へ走査するためのレーザ光を射出する光源装置であって、
    前記レーザ光を第1軸方向へ射出する第1光源と;
    前記レーザ光を第2軸方向へ射出する第2光源と;
    前記主走査方向に直交する副走査方向に配列され、所望の角度をなす第1面及び第2面を有するベース部材と;
    前記第1面に当接する当接面を有し、前記第1軸が前記当接面に直交するように前記第1光源を保持する第1保持部材と;
    前記第2面に当接する当接面を有し、前記第2軸が前記当接面に直交するように前記第2光源を保持する第2保持部材と;を備える光源装置。
  2. 前記第1光源からのレーザ光を整形する第1光学素子と;
    前記第2光源からのレーザ光を整形する第2光学素子と;を更に備え、
    前記ベース部材は、前記第1光学素子を、該第1光学素子の光軸が前記第1面に直交するように保持するとともに、前記第2光学素子を、該第2光学素子の光軸が前記第2面に直交するように保持する請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1光源及び前記第2光源は、複数の発光点を有する請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記第1保持部材及び前記第2保持部材は、前記ベース部材に対して、ネジで固定されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. レーザ光を用いて被走査面を主走査方向へ走査する光走査装置であって、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の光源装置と;
    前記光源装置から射出されたレーザ光を前記主走査方向へ偏向走査する走査光学系と;を備える光走査装置。
  6. 画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項5に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;
    前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
  7. 多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項5に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;
    前記複数の感光体の被走査面それぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
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