JP2009161629A - 新規リン含有難燃性樹脂、それを含有するエポキシ樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

新規リン含有難燃性樹脂、それを含有するエポキシ樹脂組成物及びその硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】ラミネート時のフロー特性に優れ、内層回路への埋め込み性、回路基板との接着性及びラミネート後の外層回路の平滑性に優れ、かつガラスクロスをほとんど用いず板厚を極薄にでき、さらに耐熱性と貯蔵安定性のある多層プリント配線板用エポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】重量平均分子量範囲が10,000から200,000、リン含有量が0.5重量%から10重量%、酸価が10mgKOH/gから200mgKOH/gであるリン含有難燃性樹脂組成物。
Figure 2009161629

【選択図】なし

Description

本発明は、多層プリント配線板用エポキシ樹脂組成物に関するものである。
これまで、多層プリント配線板は回路形成された内層回路基板上に、ガラスクロスまたはガラス不織布にエポキシ樹脂を含浸させた後Bステージ化したプリプレグシートを重ね、さらにその上に銅箔を重ね加圧加熱一体成型を行うという製造方法が主として採用されている。しかし、この方法では通常、まずガラスクロスまたはガラス不織布にエポキシ樹脂を含浸させBステージ化してプリプレグを作成するが、これに必要な設備は高価であり、生産性が悪いという欠点を有しており、さらに多層化する為に銅箔を重ねて加圧加熱一体成形する諸設備も必要であり、最終製品を得るまでに相当の時間がかかり、プロセス経済性の問題をかかえている。また、根本的な問題として、ガラスクロスまたはガラス不織布を用いる為に層間厚さを極薄化するにはガラスクロス厚みからくる物理的限界があり、この限界厚さはかなりの大きな値であることが挙げられる。
また、ガラスクロスまたはガラス不織布を使用しない3層フレキシブル銅張り積層板等のフレキシブルプリント配線板は、一般的に、絶縁性や耐屈曲性を向上させるためにカバーレイと称される接着剤層付きポリマーフィルムを回路パターン面に熱プレス接着して製造されている。しかしながら、熱膨張係数が大きいことで熱応力の増大による、細線化した銅回路の断線という不具合が増大している。さらに、近年のIT技術の高度化を背景とした半導体の高密度実装化により、プリント配線板においても同一面積内の導体回路パターン数が著しく増大しつつある。そのために、ランドと称される半導体との導通接合部の径も低下傾向にあり、ラミネート時に熱プレスした場合、接着剤のフローによってランドが塞がれて導通不良を生ずる不具合が増加している。
特許文献1や特許文献2ではリン含有フェノキシ樹脂が提案されているが、難燃性や回路材に対する利用に関しては何の記述もされていない。また、特許文献3ではカルボン酸グラフトしたフェノキシ樹脂が提案されているが、塗膜物性が向上する以外の特性についての記述はない。特許文献4は、リン含有フェノキシ樹脂の難燃性や回路基板用の接着剤としての使用を提案しているが同樹脂にはフロー性の抑制ができないという欠点があった。特許文献5は、リン含有エポキシ樹脂、硬化剤、フェノキシ樹脂を主要成分とするものであり、カルボキシル基含有フェノキシ樹脂を配合したものはない。
特許3873253号 特許3873258号 特公平6−99557号 特開2001−310939号 特開2005−290229号
本発明は従来の技術ではなし得なかった、多層プリント配線板の低コスト化、及び極薄化に伴い発生する不具合である加熱時フロー性の抑制と低熱膨張係数化が可能なエポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、下記一般式(1)で表され、前処理として、樹脂中のカルボキシル基の1.1倍モルのブチルグリシジルエーテル(DY−BP、四国化成(株)品)を用いて150℃にて、酸価=0mgKOH/gまで反応させて得られた樹脂を用いて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にて、カラムとしてShodex AD−800P+TSKgel SuperHM−H+SuperHM−H+SuperH2000を、溶離液として20mMの臭化リチウムを含有したN,N−ジメチルホルムアミドを使用し、試料濃度0.5%で測定した標準ポリエチレンオキサイド換算による重量平均分子量(以下、分子量というのはこの測定法による重量平均分子量をいう。ただし、酸価が0mgKOH/gの樹脂の場合は前処理を行わない)の範囲が10,000〜200,000、リン含有量が0.5重量%〜10重量%、酸価が10mgKOH/g〜200mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂、及び同樹脂を必須成分として含有するエポキシ樹脂組成物、及び同組成物を使用した電子回路基板用材料、及び電子回路基板を得ることができる。
Figure 2009161629
(1)
式(1)中、Xは一般式(2)、(3)、(4)から選ばれるものであり、Yは水素原子または一般式(6)のいずれかを表し、Zは水素原子または式(7)、(8)のいずれかから選ばれるものであり、nは繰り返し数を示す。
Figure 2009161629
(2)
式(2)中、Aは単結合、または、−S−、−SO−、−O−、−CO−、または炭素数1〜20の直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれかの炭化水素基、のいずれかの2価の基から選ばれるものであり、R及びRは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基のいずれかを表し、i及びjは0〜4の整数である。
Figure 2009161629
(3)
式(3)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、kは0〜4の整数である。
Figure 2009161629
(4)
式(4)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、hは0〜6の整数である。
Figure 2009161629
(5)
式(5)中、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。cは、0または1のいずれかである。R及びRの具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルブチル基、1−メチルヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、ベンジル基、フェニル基、トルイル基、キシリル基等が挙げられ、R及びRは同一でも異なっていてもかまわない。また、R3及びR4が結合して環状構造を形成しているものの例としては、テトラメチレン、シクロペントレン、シクロヘキシレン、シクロヘブチレン、シクロオクチレン、シクロデシレン、ノルボルニレン基、ビフェニレン基等が挙げられる。
Figure 2009161629
(6)
式(6)中、Dは炭素数2〜24の直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれかの炭化水素基を表し、ヘテロ原子を含んでも良く、m=1〜3の整数である。
Figure 2009161629
(7)
Figure 2009161629
(8)
式(8)中、Yは水素原子または一般式(6)のいずれかを表し、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。cは、0または1のいずれかである。
本発明にかかるエポキシ樹脂組成物は、ラミネート時のフロー特性に優れ、内層回路への埋め込み性、回路基板との接着性及びラミネート後の外層回路の平滑性に優れ、かつガラスクロスをほとんど用いず板厚を極薄にでき、さらに耐熱性と貯蔵安定性のある多層プリント配線板用エポキシ樹脂を提供することが出来る。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物は当然のことながら、従来技術で作製されるガラスエポキシ回路基板と同等の耐熱性、難燃性、電気絶縁性等の様々な特性を満足し、かつ、銅箔に塗布した場合は、溶剤揮発後の銅箔カールや、裁断時の粉落ちが無いようにしなければならない。また、内層回路基板にラミネートした時は、内層回路埋め込み性が無ければならないし、フロー特性も制御されなければならない。
本発明におけるリン含有難燃性樹脂の分子量が10,000未満では、そのエポキシ樹脂組成物を銅箔に塗布し乾燥した後の接着剤付き銅箔が、銅箔カールや裁断時の粉落ち等を起こし、不良品となる。また分子量が200,000を超えると、溶剤で希釈溶解しても、一般に工業的に利用されている溶媒濃度である70重量%〜30重量%では、溶液粘度が高過ぎて塗布することが困難となる。また塗布可能な溶液粘度にするために余り好ましくない溶剤を多量に加えなければならず不経済であり、環境に対してもVOC(揮発性有機化合物)を可能なかぎり低減する方向にある現状では好ましいとは言い難い。こうしたことから、リン含有難燃性樹脂の分子量は好ましくは15,000〜100,000、より好ましくは20,000〜65,000である。
次にリン含有難燃性樹脂のリン含有量の適用濃度範囲について言及する。リン含有難燃性樹脂のリン含有量が0.5重量%未満では、単独で十分な難燃性を付与できない。10重量%以上含有するとリン含有難燃性樹脂の難燃性以外の特性が極端に悪化するため、リン含有量を0.5重量%〜10重量%の範囲に制御するのが実用的であり、好ましくは2重量%〜8重量%、より好ましくは3重量%〜5重量%である。
さらにリン含有難燃性樹脂の酸価について言及する。リン含有難燃性樹脂の酸価が10mgKOH/g未満では、内層回路基板にラミネートした時にフロー特性の制御が十分ではなく、硬化物の架橋密度が低くなり希望する耐熱性が出ない。また、200mgKOH/gを超えた樹脂を合成しようとした場合、2官能以上の酸無水物を大量に使用しなければならず、リン含有難燃性樹脂の合成時の副反応である自己付加重合反応を起こしゲル化してしまい、合成が非常に困難となることから、リン含有難燃性樹脂の酸価は10mgKOH/g〜200mgKOH/gに制御する必要があり、好ましくは20mgKOH/g〜100mgKOH/g、より好ましくは30mgKOH/g〜80mgKOH/gである。
リン含有難燃性樹脂は、変性高分子エポキシ樹脂の二級水酸基と酸無水物の付加反応によって製造される。ここで言う変性高分子エポキシ樹脂は、アルカリ金属水酸化物の存在下に一般式(10)、(11)、(12)で示される2価フェノール類とエピハロヒドリンの直接反応によって得られる2官能エポキシ樹脂と一般式(10)、(11)、(12)で示される2価フェノール類の付加重合反応によって得られる高分子エポキシ樹脂の末端エポキシ基と一般式(9)の付加重合反応によって得られる。この末端エポキシ基と一般式(9)の付加重合反応は行わなくても良い。リン含有難燃性樹脂は、分子量を適切な範囲に納めることが重要であることから、酸無水物の分子量も考慮しなければならないが、変性高分子エポキシ樹脂の選定にも十分な配慮が必要であり、分子量の範囲が8,000〜180,000の変性高分子エポキシ樹脂を選定しておくことが必須である。また、エポキシ基が多い変性高分子エポキシ樹脂だと、製造時に付加した酸無水物のカルボキシル基とエポキシ基との副反応である自己付加重合反応を起こしゲル化するため、エポキシ当量は7,000g/eq以上が好ましく、より好ましくは10,000g/eq以上である。
Figure 2009161629
(9)
式(9)中、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。cは、0または1のいずれかである。R及びRの具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルブチル基、1−メチルヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、ベンジル基、フェニル基、トルイル基、キシリル基等が挙げられ、R及びRは同一でも異なっていてもかまわない。また、R及びRが結合して環状構造を形成しているものの例としては、テトラメチレン、シクロペントレン、シクロヘキシレン、シクロヘブチレン、シクロオクチレン、シクロデシレン、ノルボルニレン基、ビフェニレン基等が挙げられる。
Figure 2009161629
(10)
式(10)中、Aは単結合、または、−S−、−SO−、−O−、−CO−、または炭素数1〜20の直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれかの炭化水素基、のいずれかの2価の基から選ばれるものであり、R1及びR2は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基のいずれかを表し、i及びjは0〜4の整数である。
Figure 2009161629
(11)
式(11)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、kは0〜4の整数である。
Figure 2009161629
(12)
式(12)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、hは0〜6の整数である。
具体的に一般式(10)で示される2価フェノール類を例示すると、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールE、ビスフェノールK、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、ビスフェノールS、ビスフェノールZ、3,3’,5,5’−テトラメチルビスフェノールF、ビスフェノールフルオレン、ビスクレゾールフルオレン、4,4’−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチルビフェノール等が挙げられる。
具体的に一般式(11)で示される2価フェノール類を例示すると、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール、2,5−ジターシャリーブチルハイドロキノン等やリン骨格含有2価フェノール類として、化学式(13)で示される9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフォフェナントレン−10−オキサイドと1,4−ベンゾキノンの付加反応物、ジフェニルフォスフィニルハイドロキノン等が挙げられる。
Figure 2009161629
(13)
具体的に一般式(12)で示される2価フェノール類を例示すると、1,4−ナフタレンジオール、1,6−ナフタレンジオール等やリン骨格含有2価フェノール類として、化学式(14)で示される9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシドと1,4−ナフトキノンの付加反応物等が挙げられる。
Figure 2009161629
(14)
一方、酸無水物としては、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物等が用いられる。また、リン含有酸無水物として、一般式(15)を用いてもよい。リン含有酸無水物の例としては、化学式(16)で示される9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフォフェナントレン−10−オキサイドと無水イタコン酸の付加反応物が挙げられる。
Figure 2009161629
(15)
式(15)中、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。Rは、単結合または炭素数1〜12の炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良い。cは、0または1のいずれかである。
Figure 2009161629
(16)
変性高分子エポキシ樹脂と酸無水物の反応は不活性な溶媒、例えばキシレン、トルエン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジエチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、メチルエチルカルビトール等を単独にまたは混合したものに変性エポキシ樹脂を溶かし、酸無水物を一括、または分割添加しながら反応させる。この時、触媒を加える場合はエポキシ樹脂の合成に使用される一般的な触媒で良く、その例としてイミダゾール類、トリフェニルフォスフィン、フォスフォニウム塩、三級アミン類が列挙できる。また、反応温度は90℃〜150℃、好ましくは115℃〜125℃である。反応圧力は通常、常圧であり、反応熱の除去が必要な場合は、使用する溶剤の還流または/及び間接冷却で行われる。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物に使用できるエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAとビスフェノールFとの共縮合型エポキシ樹脂、テトラメチルビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂、レゾルシン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、アミノフェノール型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート型樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン−フェノール系共縮合型エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、オキサゾリドン環含有エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂等の種々のエポキシ樹脂が挙げられるが、特に制限なく使用することができる。その中でも、Bステージ状態接着剤の耐割れ性向上を考慮すると、2価フェノール類のジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂であり、かつゲルパーミエーションクロマトグラフィーの面積パーセントを用いて測定した重合度n中のn=0体含有率が50%以上である、常温で液状ないし半固形状であるものが好ましい。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物では種々の硬化剤が使用できる。例えばジシアンジアミド及びその誘導体。2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類及びその誘導体。ビスフェノールA、ビスフェノールF、ナフタレンジオール、ジヒドロキシビフェニル等の2価のフェノール化合物、フェノール、クレゾール、ビスフェノールA、ナフトール、ナフタレンジオール等フェノール類とホルムアルデヒド等のアルデヒド類やケトン類との縮合反応により得られるノボラック型フェノール樹脂、また、フェノール、クレゾール、ビスフェノールA、ナフトール、ナフタレンジオール等フェノール類とキシリレングリコールとの縮合反応等により得られるアラルキル型フェノール樹脂等のフェノール系化合物類。無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等酸無水物系化合物類。ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、ダイマー酸等の酸類とポリアミン類との縮合反応等により得られるポリアミドアミン等のアミン系化合物類。アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド等のヒドラジド類等通常使用されるエポキシ樹脂用硬化剤が挙げられるが、特にこれらに限定されるわけではない。これらの硬化剤は単独でも良いし、2種類以上を併用しても良い。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物には必要に応じて、硬化促進剤を用いても良い。硬化促進剤としては、エポキシ樹脂に一般的に使用されている促進剤で良く、アミン系、イミダゾール系、トリフェニルフォスフォニウム、フォスフォニウム塩系等が用いられる。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物には、支持体に塗布するときに適度の粘性を保つために溶剤を用いても良い。粘度調整用の溶剤としては、100℃〜150℃の溶剤乾燥時にエポキシ樹脂組成物中に残存しないもので、具体的には、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジオキサン、エタノール、イソプロピルアルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、シクロヘキサノン等が挙げられる。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物には、その他、必須成分ではないが、保存安定性のために紫外線防止剤、可塑剤等、また無機充填材として水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸カルシウム、シリカ等、カップリング剤としてシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤等も使用可能である。また、さらに難燃性を向上させるために、ノンハロゲンタイプのP系、N系、シリコン系難燃剤等を添加しても良い。さらに柔軟性、接着性を向上させるために、ポリエステル系、ポリビニルブチラール系、アクリル系、ポリアミド系熱可塑性高分子物質等やNVRBCTBN、VTBN等のゴム成分等を添加しても良い。例えば日本ゼオン製品ニポール1072、日本合成ゴム製品PNR−1H、N−632S、宇部興産製品RLP、CTBN−1008等をそのまま用いることができる。また、硬化物の機械強度の向上や難燃性の向上の為、有機及び/または無機のフィラーを添加することできる。有機フィラーとしては、コアシェル構造を有するアクリルゴム微粒子、シリコンパウダー、ナイロンパウダー等を挙げることができ、また無機フィラーとしては、シリカ、アルミナ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ホウ酸亜鉛、酸化アンチモン等を挙げることができ、繊維状無機物絶縁材料は繊維状チタン酸カリウムを挙げることができる。これらの無機フィラーは、シラン系カップリング剤等で表面処理して使用することもできる。また、高誘電率無機充填剤としては、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ビスマス、チタン酸ジルコニウム、チタン酸亜鉛、二酸化チタン等を挙げることができる。これらは単独で使用してもよく、2種類以上を混合して用いることもできる。これらの高誘電率無機充填剤は、シラン系カップリング剤等で表面処理して使用することもできる。このような配合をして、電子回路基板用材料、封止用材料、注型用材料等に用いられる。
本発明におけるエポキシ樹脂組成物を前述した様な溶剤で25℃における粘度を15,000mPa・S以下望ましくは10,000mPa・S以下に調整し、一定の硬化時間を持つように調整された適量の硬化促進剤を加えてワニス化し、銅箔に塗布し90℃〜150℃で溶剤を揮発させ接着剤付き銅箔を得る。得られた接着剤付き銅箔を、ドライラミネーター等により内層回路基板にラミネートし加熱硬化させることにより、外層銅箔を有する多層プリント配線板を作成することができる。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明を具体的に説明するが本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。さらに本発明では以下の試験方法を使用した。
(1)分子量:ゲルパーミネーションクロマトグラフィー(GPC)にて、カラムとしてShodex AD−800P+TSKgel SuperHM−H+SuperHM−H+SuperH2000を、溶離液として20mMの臭化リチウムを含有したN,N−ジメチルホルムアミドを使用し、試料濃度0.5重量%で測定した標準ポリエチレンオキサイド換算による重量平均分子量。ただし、比較例1以外は前処理として、樹脂中のカルボキシル基の1.1倍モルのブチルグリシジルエーテル(DY−BP、四国化成(株)品)を用いて150℃にて、酸価=0mgKOH/gまで反応させ、得られた樹脂を用いて測定した。
(2)エポキシ当量:JIS K−7236で測定し、樹脂固形分としての値に換算した。
(3)不揮発分:JIS K−7235に準じ、200℃、60分の乾燥時間で測定した。
(4)酸価:JIS C−2105に準じて測定し、樹脂固形分としての値に換算した。
(5)リン含有量:蛍光X線装置で測定し、樹脂固形分としての値に換算した。
(6)ガラス転移温度:熱機械測定装置(TMA)にて、−20℃から5℃/分の昇温速度により測定した。
(7)銅箔剥離強さ:JIS K6854−1に準拠し、オートグラフにて、25℃雰囲気下、50mm/minによる測定した。
(8)フロー特性:標準試験板(PM−3118M、日本テストパネル工業(株)製)にパンチ穴あり接着剤付きフィルムを重ね、170℃、1時間の加熱プレス後に、パンチ穴にしみだした接着剤の長さを測定し、2.5mm以下を○とした。
(9)ハンダ耐熱性試験:100℃、2時間煮沸後の試験片を、n=5で、260℃の半田浴に浸け、全て20秒以上膨れや剥がれを生じなかったものを○とした。
(10)回路埋め込み性:外層銅箔を剥がした後の内層回路に、樹脂が埋め込まれているものを○とした。
(11)燃焼性:UL−94規格に従い薄手材料垂直燃焼試験を行い、同規格の判定基準である、VTM−0、VTM−1、VTM−2、NG(難燃性なし)の4水準で判定した(後になるほど難燃性が悪い)。
実施例1
化学式(13)で示されるリン含有フェノールである、10−(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10H−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10H−9−オキサイド(三光(株)製、HCA−HQ、水酸基当量162g/eq、リン含有量9.5重量%)を135g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(東都化成(株)製、YD−8125、エポキシ当量172g/eq)を145.8g、シクロヘキサノンを120g、触媒として、2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成工業(株)製、2E4MZ)0.07gを攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧、150℃〜170℃の温度で6時間反応させた後、シクロヘキサノン580gを加えて、110℃まで冷却した。続いて、触媒としてのトリエチルアミン0.38gを仕込み、酸無水物として無水トリメリット酸(三菱ガス化学製、無水酸当量192g/eq)9.2gを仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量20,900g/eq、リン含有率4.3%、固形分濃度30%(以後NV.と略す)、重量平均分子量51,000、酸価41.1mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を合成樹脂ワニスIとした。
合成樹脂ワニスIをたて×よこ×厚さ=200mm×300mm×25μmのポリエステル製はく離フィルムの片面に溶剤乾燥後の樹脂厚みが60μmになる様にローラーコーターにて塗布し、150℃で30分間乾燥を行い、はく離フィルムからはがした後、150℃で3時間の後乾燥を行なって、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
実施例2
リン含有フェノール、HCA−HQ(前述)を104g、ビスフェノールA(水酸基当量114g/eq)を25g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、YD−8125(前述)を133g、シクロヘキサノンを112g、触媒として2E4MZ 0.10gを、攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧、150℃〜170℃の温度で5時間反応させた後、シクロヘキサノン588gを加えて、110℃まで冷却した。続いて、触媒としてのトリエチルアミン0.76gを仕込み、酸無水物として無水トリメリット酸(前述)38gを仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量19,000g/eq、リン含有率4.5%、NV.30%、重量平均分子量21,000、酸価80.4mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を合成樹脂ワニスIIとした。
合成樹脂ワニスIIを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
実施例3
化学式(14)で示されるリン含有フェノールである、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシドと1,4−ナフトキノンの付加反応物(水酸基当量187g/eq、リン含有量8.2%)を52g、ビスフェノールA(前述)を75g、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、YD−8170(東都化成(株)製、エポキシ当量159g/eq)を37.5g、YD−8125(前述)を121.5g、シクロヘキサノンを123g、触媒としてトリフェニルフォスフィン(北興化学製)0.57gを、攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧、150℃〜170℃の温度で7時間反応させた後、シクロヘキサノン577gを加えて、110℃まで冷却した。続いて、触媒としてのトリエチルアミン0.76gを仕込み、酸無水物としてメチルヘキサヒドロ無水フタル酸(新日本理化製、無水酸当量168g/eq)を14g仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量45,000g/eq、リン含有率1.4%、NV.30%、重量平均分子量80,000、酸価17.1mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を合成樹脂ワニスIIIとした。
合成樹脂ワニスIIIを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
実施例4
リン含有フェノール、ジフェニルフォスフィニルハイドロキノン(水酸基当量155g/eq、リン含有量10.0%)を102g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、YDF−8170(前述)を112g、シクロヘキサノンを95g、触媒としてトリフェニルフォスフィン(北興化学製)0.42gを、攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧、150℃〜170℃の温度で5時間反応させた後、リン含有フェノール、HCA(三光(株)製、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシド、水酸基当量216g/eq、リン含有量14.2%)を8g仕込み、さらに3時間反応させた後、シクロヘキサノン605gを加えて、110℃まで冷却した。続いて、触媒としてのトリエチルアミン1.58gを仕込み、酸無水物として化学式(16)で示されるM−アシッド(三光(株)製、無水酸当量328g/eq、リン含有量9.4%)を78g仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量32,000g/eq、リン含有率6.2%、NV.30%、重量平均分子量33,000、酸価49.0mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を合成樹脂ワニスIVとした。
合成樹脂ワニスIVを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
実施例5
ビスフェノールA型フェノキシ樹脂(東都化成(株)製、YP−50S、水酸基当量300g/eq、重量平均分子量60,000)を260g、シクロヘキサノンを700g、攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、110℃で完全に溶解させた後、触媒としてのトリエチルアミン0.8gを仕込み、酸無水物としてM−アシッド(前述)を40g仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量35,000g/eq、リン含有率1.3%、NV.30%、重量平均分子量63,000、酸価25.1mgKOH/gのリン含有難燃性樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を合成樹脂ワニスVとした。
合成樹脂ワニスVを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
比較例1
リン含有フェノールとしてHCA−HQ(前述)を144g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、YD−8125(前述)を156g、シクロヘキサノンを144g、触媒として、2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成工業(株)製、2E4MZ)0.07gを攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧、150℃〜170℃の温度で8時間反応させた後、シクロヘキサノン556gを加えて、エポキシ当量19,900g/eq、リン含有率4.5%、NV.30%、重量平均分子量42,000、酸価0mgKOH/gのリン含有フェノキシ樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を比較合成樹脂ワニスIとした。
比較合成樹脂ワニスIを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、VTM−0だった。
比較例2
ビスフェノールA型フェノキシ樹脂として、YP−50S(前述)を295g、シクロヘキサノンを700g、攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、110℃で完全に溶解させた後、触媒としてのトリエチルアミン0.1gを仕込み、酸無水物としてメチルヘキサヒドロ無水フタル酸(前述)を5g仕込み、110〜120℃で5時間反応を行い、エポキシ当量32,000g/eq、リン含有率0%、NV.30%、重量平均分子量61,000、酸価6.1mgKOH/gのカルボキシル基含有ビスフェノールA型フェノキシ樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。この樹脂溶液を比較合成樹脂ワニスIIとした。
比較合成樹脂ワニスIIを使用した以外は実施例1と全く同様に行い、燃焼性測定用試験片を得た。燃焼性試験の結果は、NGだった。
実施例6
実施例1で得られた合成樹脂ワニスIを200gとエポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂、YD−128(東都化成(株)製、エポキシ当量187g/eq)を60g、硬化剤としてジシアンジアミド(日本カーバイト製、以後DICYと略す)を2.9g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た。この組成物ワニスをポリエステル製はく離フィルム(前述)へ溶剤乾燥後の樹脂厚みが60μmになるようにローラーコーターにて塗布し、150℃、30分間溶剤乾燥を行った後、はく離フィルムから樹脂フィルムを剥がし、さらに樹脂フィルムを180℃で3時間後硬化させて、硬化フィルムを得た。同硬化フィルムから燃焼性測定用試験片及びガラス転移温度測定用試験片を作成した。それとは別に、
この組成物ワニスを厚さ35μmの銅箔(三井金属鉱業製)のアンカー面に溶剤乾燥後の樹脂厚みが60μmになるようにローラーコーターにて塗布し、150℃、15分間溶剤乾燥を行って接着剤付き銅箔を得た。一方、模擬内層回路基板として、線間200μmピッチの銅黒化処理済みの銅張両面積層板(CCL−HL830、三菱瓦斯化学製、UL−94VTM-0、0.8mm板)を用いた。この模擬内層回路基板の両面に前記の接着剤付き銅箔をドライラミネーターでラミネートし、180℃、2時間加熱硬化させて、外層絶縁層厚みが50μmの4層プリント配線板を得た。同4層プリント配線板から、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片を作成した。さらに、たて×よこ×厚さ=200mm×300mm×25μmのポリイミドフィルムの片面に溶剤乾燥後の樹脂厚みが30μmになるようにローラーコーターにて塗布し、150℃、15分間溶剤乾燥を行って接着剤付きフィルムを得た。この接着剤付きフィルムに半径2.5mmのパンチ穴を開けてフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
実施例7
実施例2で得られた合成樹脂ワニスIIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を2.5g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
実施例8
実施例3で得られた合成樹脂ワニスIIIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を3.2g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
実施例9
実施例4で得られた合成樹脂ワニスIIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を2.8g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
実施例10
実施例5で得られた合成樹脂ワニスIIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を3.2g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
比較例3
比較例1で得られた比較合成樹脂ワニスIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を3.4g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
比較例4
比較例2で得られた比較合成樹脂ワニスIIを200gとエポキシ樹脂としてYD−128(前述)を60g、硬化剤としてDICY(前述)を3.3g、硬化促進剤として2E4MZ(前述)を0.2g、加え均一に攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物ワニスを得た以外は実施例6と全く同様の操作を行い、燃焼性測定用試験片、ガラス転移温度測定用試験片、銅箔剥離強さ測定用試験片、ハンダ耐熱性評価用試験片、及びフロー特性試験片を作成した。試験結果は表1に示した。
Figure 2009161629
表1に示すとおり、実施例のいずれも優れた特性を示した。特に、これまで課題であった接着剤のフロー特性は、比較例がいずれも2.5mm以上でNGなので、本発明のリン含有難燃性樹脂の効果が認められた。また、従来のリンフェノキシ樹脂である比較例1では難燃性、ガラス転移温度が良好だが、銅箔剥離強さが悪く、回路埋め込み性も満足できるレベルになく、本発明のリン含有難燃性樹脂の優位性は明かである。
実施例1で得られたリン含有難燃性樹脂のカルボキシル基をブチルグリシジルエーテルと付加反応を行って得られた樹脂のGPCチャートである。図1における実線が分子量分布を、波線が分子量をそれぞれ表し、左縦軸は分子量を、右縦軸は応答量を、横軸は溶出時間を表す。 実施例1で得られたリン含有難燃性樹脂のIRスペクトル図である。図2における縦軸は透過率を、横軸は波数を表す。

Claims (7)

  1. 一般式(1)で表され、重量平均分子量範囲が10,000から200,000、リン含有量が0.5重量%から10重量%、酸価が10mgKOH/gから200mgKOH/gであるリン含有難燃性樹脂。
    Figure 2009161629
    (1)
    式(1)中、Xは一般式(2)、(3)、(4)から選ばれるものであり、Yは水素原子または一般式(6)のいずれかを表し、Zは水素原子または式(7)、(8)のいずれかから選ばれるものであり、nは繰り返し数を示す。
    Figure 2009161629
    (2)
    式(2)中、Aは単結合、または、−S−、−SO−、−O−、−CO−、または炭素数1〜20の直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれかの炭化水素基、のいずれかの2価の基から選ばれるものであり、R及びRは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基のいずれかを表し、i及びjは0〜4の整数である。
    Figure 2009161629
    (3)
    式(3)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、kは0〜4の整数である。
    Figure 2009161629
    (4)
    式(4)中、Bは水素原子、一般式(5)または炭化水素基のいずれかを表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても、ヘテロ原子を含んでも良く、hは0〜6の整数である。
    Figure 2009161629
    (5)
    式(5)中、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。cは、0または1のいずれかである。
    Figure 2009161629
    (6)
    式(6)中、Dは炭素数2〜24の直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれかの炭化水素基を表し、ヘテロ原子を含んでも良く、m=1〜3の整数である。
    Figure 2009161629
    (7)
    Figure 2009161629
    (8)
    式(8)中、Yは水素原子または一般式(6)のいずれかを表し、R及びRは炭化水素基を表し、直鎖状、分岐鎖状、環状であっても良く、また、RとRが結合し、環状構造となっていても良い。cは、0または1のいずれかである。
  2. 前記一般式1(化1)で表され、重量平均分子量範囲が10,000から200,000、リン含有量が0.5重量%から10重量%、酸価が10mgKOH/gから200mgKOH/gであるリン含有難燃性樹脂の製造方法。
  3. 請求項1〜請求項2のいずれかに記載のリン含有難燃性樹脂を必須成分とし、エポキシ樹脂、硬化剤を配合してなるエポキシ樹脂組成物。
  4. 請求項3記載のエポキシ樹脂組成物を用いて得られる電子回路基板用材料。
  5. 請求項3記載のエポキシ樹脂組成物を用いて得られる封止用材料。
  6. 請求項3記載のエポキシ樹脂組成物を用いて得られる注型用材料。
  7. 請求項3〜6のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物、電子回路基板用材料、封止材、注型材を硬化してなる硬化物。
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