JP2009150506A - シフトケーブルの保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体の組み付けばらつきに影響されることなく、所望のシフトレバー操作感が得られるようにする。
【解決手段】シフトケーブル1を一方に移動させるとケーシングキャップ3がシフトケーブル1と同方向に移動して一方の例えばダンパ11を押し付ける。ケーシングキャップ3のフランジ5の両側面5a,5bに突起7,9を設け、ダンパ11,13の側面5a,5bに対向する面には、突起7,9に対応する凹部23a,29aを形成する。シフトレバーの操作によりシフトケーブル1がダンパ11側にケーシングキャップ3とともに移動すると、操作初期にはフランジ5の側面5aがダンパ11の凸部23bの端面23dを押圧して圧縮変形させ、操作後期には、フランジ5の突起7がダンパ11の凹部23aの底面に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シフトレバーとこのシフトレバーの操作によってシフトチェンジがなされるトランスミッションとを互いに連結するシフトケーブルの保持構造に関する。
従来、例えば下記特許文献1には、シフトケーブルを移動させる際のストッパ部材を、車体フロアに固定してあるブラケットの先端に取り付けている構造が記載されている。ストッパ部材を設けることでシフトレバーの操作感が所望に得られ、その際ストッパ部材を備えたストッパ機構を、シフトケーブルを弾性支持するケーブル弾性支持部とは独立して設けている。
実開平2−114252号公報
しかしながら、上記した従来のものは、ストッパ部材を、シフトケーブルを車体フロアに固定しているブラケットに取り付けているため、車体の組み付けばらつきによってストッパ部材の厚さを調整するなどの措置を講ずる必要が生じ、組み付け作業性の悪化を招いている。
そこで、本発明は、車体の組み付けばらつきに影響されることなく、所望のシフトレバー操作感が得られるようにすることを目的としている。
本発明は、シフトレバーとトランスミッションとを互いに連結するシフトケーブルを、筒状部材内に摺動可能に挿入し、この筒状部材をその外周側に設けた弾性体を介して中空の保持具に支持させ、筒状部材の外周にフランジを設ける一方、弾性体の前記フランジの側面に対向する面に凹凸部を設け、シフトケーブルが筒状部材に対して摺動して該筒状部材のフランジが前記凹凸部の凸部を押圧して圧縮変形させたときに、筒状部材の前記押圧方向の移動を規制するストッパ部を、前記凹凸部の凹部内に位置するよう設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、シフトケーブルを移動させる際のストッパ部を、シフトケーブルを摺動可能に収容する筒状部材の外周に設けた弾性体の凹部内に配置しているので、車体の組み付けばらつきに影響されることなく、所望のシフトレバー操作感を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるシフトケーブルの保持構造を示す断面図である。このシフトケーブルの保持構造は、例えば図2に簡略化して示すように、自動車の車体側であるフロアパネル51上の車室53側に設けてあるシフトレバー装置55のシフトレバー57と、車室外に設けてある車体側であるトランスミッション59とをシフトケーブル1により接続し、このシフトケーブル1のシフトレバー装置55側の保持部である接続部Aと、トランスミッション59側の保持部である接続部Bとの少なくともいずれか一方に適用することができる。
以下の説明では、シフトレバー装置55側の接続部Aについて行う。図1に示すようにシフトケーブル1を、筒状部材としてのケーシングキャップ3内に摺動可能に挿入し、シフトケーブル1の図1中で例えば右側の端部をシフトレバー57に連結する一方、同左側の端部をトランスミッション59側に連結し、シフトレバー57の操作によってトランスミッション59のシフトチェンジがなされる。
ケーシングキャップ3は、図3に斜視図として示すように、図1中で左側の端部付近の外周に環状のフランジ5を一体的に備え、フランジ5の両側面5a,5bの外周側には、円周方向に沿って等間隔に複数の突起7,9をストッパ部として形成している。
各突起7,9は、図3に示すように、ケーシングキャップ3の軸線に直交する外側から見て概略山形状となるよう円周方向両側に傾斜面7a,9aを備えるとともに、先端には端面7b,9bを備えている。また、図1に示すように、上記した突起7,9の外周側の外壁7c,9c及び、内周側の内壁7d,9dは、各側面5a,5bに対してそれぞれほぼ垂直に形成してある。
上記したケーシングキャップ3は、弾性体としての2つのダンパ11,13を介して中空の保持具としての車体側保持具となる保持カバー15,17に保持させてある。
図4は、ダンパ11の斜視図であり、このダンパ11は、概略中空の円筒形状を呈し、その円筒部19の一方の端部に環状の円板部21を備え、前記したケーシングキャップ3が、図1に示すように円板部21から円筒部19の一部にまで移動可能に挿入されている。ダンパ11の他方の端部には小径部22を設けている。
円板部21のケーシングキャップ3におけるフランジ5の側面5aに対向する面の外周側には、凹部23a及び凸部23bからなる凹凸部23を設けている。そして、この凸部23bも、前記したケーシングキャップ3の突起7と同様に概略山形状を呈し、突起7の傾斜面7aに対応する傾斜面23cを備えるとともに、先端に端面23dを備えている。
図5は、ダンパ13の斜視図であり、このダンパ13も、前記したダンパ11と基本的な構造はほぼ同様であり、概略中空の円筒形状を呈し、その円筒部25の一方の端部に環状の円板部27を備え、図1に示すように前記したケーシングキャップ3が、円筒部25及び円板部27を貫通するよう移動可能に挿入されている。
そして、このダンパ13においても、円板部27のケーシングキャップ3におけるフランジ5の側面5bに対向する面の外周側には、凹部29a及び凸部29bからなる凹凸部29を設けている。そして、この凸部29bも、前記したケーシングキャップ3の突起9と同様に概略山形状を呈し、突起9の傾斜面9aに対応する傾斜面29cを備えるとともに、先端に端面29dを備えている。
ここで、シフトレバー57を操作していない無負荷状態では、図1に示すように、ダンパ11側の凸部23bの端面23dと、フランジ5側の突起7相互間における側面5aとが互いに接触した状態にあると同時に、ダンパ13側の凸部29bの端面29dと、フランジ5側の突起9相互間の側面5bとが互いに接触した状態にある。また、この無負荷状態では、図1に示すように、フランジ5側の各突起7,9の端面7b,9bは、ダンパ11,13側の各凹部23a,29aの底面に対して離反していてこれら相互間には隙間S1,S2がそれぞれ形成されている。
次に保持カバー15,17について説明する。第1保持具としての保持カバー15は、前記した各ダンパ11,13の円板部21,27の外周側及び、これら各円板部21,27相互間に位置するフランジ5の外周側を覆う第1筒部としての内側筒部15aと、ダンパ11の円筒部19に対応する位置の外側に設けてある固定部となる凹部15bとを備え、凹部15bに車体側のブラケット31を嵌合固定している。
この車体側のブラケット31は、図2におけるシフトレバー57を、支持軸61を介して回動可能に支持する支持フレーム63の、トランスミッション59側の端部に設定しているブラケット31Aに相当し、車体側保持具を構成する。
一方、第2保持具としての保持カバー17は、保持カバー15の内側筒部15aの外側を覆う第2筒部としての外側筒部17aと、外側筒部17aの前記したブラケット31と反対側の端部から内側に向けて屈曲し、ダンパ13の円板部27の外側面を覆う環状の端板部17bとを備えている。
また、前記した保持カバー15の凹部15bにおける端壁15cと、保持カバー17の端板部17bとの間に、各ダンパ11,13の円板部21,27が挟持された状態で保持されることになる。
そして、これら各保持カバー15,17は、内側筒部15aの外周面に設けてある係合突起15dを、外側筒部17aの内周面に設けてある係合凹部17cに係合させることで、互いに係合固定されることになる。
以上のようなシフトケーブルの保持構造において、例えばシフトレバー57を図2中で矢印C方向に向けて操作したときの動作を、図6の模式化した動作説明図によって説明する。なお、図6は、図1におけるケーシングキャップ3のフランジ5の外周縁に沿った位置、つまり周方向に沿って設けてある複数の突起7,9に対応する位置の断面図に相当する。
図6(a)は、シフトレバー57が例えばニュートラル位置にあってシフトケーブル1が図1中で左右のいずれにも引っ張られていない状態(無負荷状態)である。このとき、前述したように、ダンパ11側の凸部23bの端面23dと、フランジ5側の突起7相互間の側面5aとが互いに接触すると同時に、ダンパ13側の凸部29bの端面29dと、フランジ5側の突起9相互間の側面5bとが互いに接触している。また、この無負荷状態では、フランジ5側の各突起7,9の端面7b,9bは、ダンパ11,13側の凹部23a,29aの底面に対し離反していてこれら相互間には隙間S1,S2がそれぞれ形成されている。
上記図6(a)の状態から、シフトレバー57を図2中で矢印C方向に向けて操作すると、シフトレバー57は支持軸61を中心として回動してシフトケーブル1を矢印D方向に押し付け、この結果シフトケーブル1は図1中で左方向へケーシングキャップ3に対して移動する。
この際、シフトケーブル1はケーシングキャップ3に対して摩擦抵抗を受けながら摺動するので、ケーシングキャップ3をシフトケーブル1と同方向に移動させる。図6(b)はその移動初期の状態(低負荷状態)を示し、ケーシングキャップ3がダンパ11側へ移動することで、前記互いに接触していたフランジ5側の突起7相互間の側面5aが、ダンパ11側の凸部23bの端面23dを押し付けて、凸部23bを圧縮変形させる。
このとき、フランジ5側の突起7の端面7bは、ダンパ11側の凹部23aの底面に対して離反した状態を維持しており、これら相互間には前記した隙間S1より狭い隙間S11が形成されている。
上記図6(b)の状態では、ダンパ11の先細の凸部23bの先端が撓むだけであるので、シフトレバー57の操作感としては、やわらかく低剛性となる。
上記図6(b)のシフトレバー57の操作初期からさらに同方向に操作を続けると、シフトケーブル1の移動に伴いケーシングキャップ3がさらに移動し、図6(c)に示すように、凸部23bをさらに圧縮変形させ、この圧縮変形によって、フランジ5側の突起7の端面7bが、ダンパ11側の凹部23aの底面に接触する。
この接触状態では、ケーシングキャップ3の突起7の端面7bが、ダンパ11の凹部23aを介してその後方に位置する保持カバー15の端壁15cを押し付け、しかもこの凹部23aを形成してある部位はダンパ11の他の部位(凸部23b)に対して薄くなっているので、シフトレバー57の操作感としては硬く高剛性となる。
図7は、上記したシフトレバー57の操作ストロークに対する操作力(荷重N)の変化を、本実施形態(実線)と、比較例(破線)とで示した操作剛性特性である。ここでの比較例としては、本実施形態におけるケーシングキャップ3のフランジ5の突起7,9及び、ダンパ11,13の凹凸部23,29を設けない構造であり、この場合には無負荷状態でフランジ5の平面状の側面がその両側のダンパ11,13の平面に接触していることになる。
本実施形態では、比較例に対し、ストローク初期から中期に至る領域Pでは操作力が小さく(操作剛性が低く)、操作中期から後期に至る領域Qでは、逆に操作力が大きく(操作剛性が高く)なっている。
比較例では、ケーシングキャップ3の平面状のフランジ5が凹凸部23,29のないダンパ11,13の平面に全体的接触するので、操作初期での操作剛性が凸部23b,29bのみを撓ませる本実施形態に比較して高く、操作後期においては、全体の厚さが厚いまま均一としているダンパ11の平面に対して全体的に接触しているので、本実施形態に比較して操作剛性が低くなる。
以上の説明ではシフトレバー57を図2中で矢印C方向に操作する場合を示したが、上記矢印Cとは逆方向にシフトレバー57を操作する場合には、ケーシングキャップ3のフランジ5が前記とは逆のダンパ13側に変位するだけで、操作力としては上記と同様に操作初期に小さく操作後期に大きくなる。
以上のように、本実施形態では、シフトレバー57の操作初期には操作力が小さく(操作剛性が低く)、操作後期には操作力が大きく(操作剛性が高く)なるので、シフトレバー57を操作する上で、所望の操作感を得ることが可能となる。
この際、本実施形態では、ストッパ機構のストッパ部となる突起7,9をケーシングキャップ3のフランジ5に設けることで、ケーシングキャップ3を支持する保持カバー15,17内にストッパ部を設定することになり、したがって、従来構造におけるストッパ部材を車体側に固定しているブラケットに取り付ける場合のような車体の組み付けばらつきの影響を受けることなく、所望のシフトレバー操作感を得ることができる。
また、本実施形態では、ストッパ部を、フランジ5の側面5a,5bに一体化する突起7,9として設けているので、別部材として設ける場合に比較して部品点数の増加を抑えることができ、組み付け作業性も別部材とした場合に比較して向上する。
さらに、本実施形態では、フランジ5の両側面5a,5bに、ストッパ部となる突起7,9をそれぞれ設けているので、シフトレバー57の操作方向によらず、所望の操作感が得られる。
また、本実施形態では、ダンパ11,13を保持する保持具を2つの保持カバー15,17で構成してこれらを互いに係合固定するようにしているので、組み付け作業としては、保持カバー15内にケーシングキャップ3及びダンパ11,13を収容した状態で、保持カバー17を被せればよいので容易にできる。
また、上記した実施形態では、本シフトケーブルの保持構造を図2に示すシフトレバー装置55側に設定しているが、トランスミッション59側にも設定でき、その際には、図1のブラケット31は、トランスミッション59のハウジング表面に取り付けてあるブラケット31Bに相当することになる。この場合の保持具としての保持カバー15,17は、トランスミッション側保持具となる。
ここで、上記したシフトケーブルの保持構造を、図2に示す車体側に相当するシフトレバー装置55側と、トランスミッション59側との双方に設定することで、いずれか一方側にのみ設定する場合に比較してシフトレバー57の操作感が格段と向上し、狙った操作特性をより顕著に得ることができる。
図8,図9は、本発明の第2の実施形態に係わるシフトケーブルの保持構造を示す、前記図1,図6にそれぞれ対応する断面図,動作説明図である。この実施形態は、前記した第1の実施形態におけるストッパ部となる突起7,9に代えて、ケーシングキャップ3のフランジ5とは別部材となるスペーサ33,35を使用しており、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
すなわち、図3に示す第1の実施形態におけるケーシングキャップ3に対して本実施形態では、その突起7,9を設けずに、したがってフランジ5の両側面5a,5bは平面となっている。また図4,図5に示すダンパ11,13は全く同形状のものを使用する。
前記した各スペーサ33,35は、図10に斜視図として示すように、環状部材として形成してあり、外周部には、外側に突出するストッパ部となる突起部33a,35aを周方向等間隔に複数設けている。図8に示すように、スペーサ33,35の貫通孔33b,35bにケーシングキャップ3を挿入し、さらにこのケーシングキャップ3をダンパ11内に挿入することで、複数の突起部33a,35aが、ダンパ11,13の凹部23a,29a内の底部にそれぞれほぼ接触した状態で位置することになる。
これにより、図9に示すように、無負荷状態の図9(a)では、フランジ5の左右両側面5a,5bが、左右のダンパ11,13の凸部23b,29bの端面23d,29dにそれぞれ接触した状態にあり、このとき、フランジ5の側面5a,5bとスペーサ33,35の突起部33a,35aとの間には、隙間S1,S2が形成されている。
したがって、この状態から前記と同様にしてシフトレバー57を操作することで、図9(b)のように、フランジ5が凸部23bを押圧して圧縮変形させ、このとき、フランジ5の側面5aとスペーサ33の突起部33aとの間には、前記した隙間S1より狭い隙間S11が形成されている。
上記図9(b)の状態では、前記図6(b)と同様にダンパ11の先細の凸部23bの先端が撓むだけであるので、シフトレバー57の操作感としては、低剛性となる。
上記図9(b)のシフトレバー57の操作初期からさらに操作を続けると、図9(c)に示すように、凸部23bがさらに圧縮変形し、この圧縮変形によって、フランジ5の側面5aとスペーサ33の突起部33aとが接触する。この接触状態では、フランジ5が、スペーサ33を、ダンパ11の凹部23aを形成してある薄い部位を介してその後方の保持カバー15の端壁15cに押し付けることになるので、シフトレバー57の操作感としては高剛性となる。
このように第2の実施形態においても、シフトレバー57の操作初期には操作力が小さく(操作剛性が低く)、操作後期には操作力が大きく(操作剛性が高く)なるので、シフトレバー57を操作する上で、所望の操作感を得ることが可能となる。
この際、本実施形態においても、ストッパ機構のストッパ部となるスペーサ33,35をケーシングキャップ3のフランジ5とダンパ11,13との間にそれぞれ設けることで、ケーシングキャップ3を支持する保持カバー15,17内にストッパ部を設定することになり、したがって、従来構造におけるストッパ部材を車体側に固定しているブラケットに取り付ける場合のような車体の組み付けばらつきの影響を受けることなく、所望のシフトレバー操作感を得ることができる。
また、第2の実施形態では、ストッパ部をフランジ5とは別部材のスペーサ33,35として設けているので、ケーシングキャップ3におけるフランジ5の形状を簡素化でき、ケーシングキャップ3の製造が容易となる。この際、ストッパ部は環状のスペーサ33,35の外周部に一体的に形成してある突起部33a,35aで構成しているので、スペーサ33,35の貫通孔にケーシングキャップ3を挿入することで、組み付け作業を容易にできる。
本発明の第1の実施形態に係わるシフトケーブルの保持構造を示す断面図である。 図1のシフトケーブルの保持構造を適用する自動車の要部の簡略化した構成図である。 図1のシフトケーブルの保持構造に使用するケーシングキャップの斜視図である。 図1のシフトケーブルの保持構造に使用する一方のダンパの斜視図である。 図1のシフトケーブルの保持構造に使用する他方のダンパの斜視図である。 図1のシフトケーブルの保持構造における模式化した動作説明図である。 シフトレバーのストロークに対する操作力の変化を、本実施形態(実線)と、比較例(破線)とで示した操作剛性特性図である。 本発明の第2の実施形態に係わるシフトケーブルの保持構造を示す断面図である。 図8のシフトケーブルの保持構造における模式化した動作説明図である。 図8のシフトケーブルの保持構造に使用するスペーサの斜視図である。
符号の説明
1 シフトケーブル
3 ケーシングキャップ(筒状部材)
5 ケーシングキャップのフランジ
5a,5b フランジの側面
7,9 フランジの側面に設けた突起(ストッパ部)
11,13 ダンパ(弾性体)
15 保持カバー(第1保持具,中空の保持具)
15a 保持カバーの内側筒部(第1筒部)
17 保持カバー(第2保持具,中空の保持具)
17a 保持カバーの外側筒部(第2筒部)
23,29 ダンパの凹凸部
23a,29a ダンパの凹凸部における凹部
23b,29b ダンパの凹凸部における凸部
31A ブラケット(車体側保持具)
31B ブラケット(トランスミッション側保持具)
33a,35a スペーサの突起部(ストッパ部)
51 フロアパネル
57 シフトレバー
59 トランスミッション

Claims (7)

  1. シフトレバーとこのシフトレバーの操作によってシフトチェンジがなされるトランスミッションとを互いに連結するシフトケーブルを、筒状部材内に摺動可能に挿入し、この筒状部材をその外周側に設けた弾性体を介し、該弾性体を収容する中空の保持具に支持させ、この保持具を車体側或いはトランスミッション側に固定するシフトケーブルの保持構造であって、前記筒状部材の外周にフランジを設ける一方、前記弾性体の前記フランジの側面に対向する面に凹凸部を設け、前記シフトケーブルが前記筒状部材に対して摺動して該筒状部材のフランジが前記凹凸部における凸部を押圧して圧縮変形させたときに、前記筒状部材の前記押圧方向の移動を規制するストッパ部を、前記凹凸部における凹部内に位置するよう設けたことを特徴とするシフトケーブルの保持構造。
  2. 前記ストッパ部は、前記フランジの側面に設けられた突起であることを特徴とする請求項1に記載のシフトケーブルの保持構造。
  3. 前記ストッパ部は、前記凹部の底部に配置したスペーサであることを特徴とする請求項1に記載のシフトケーブルの保持構造。
  4. 前記スペーサは、環状部材の外周部に外側に向けて突出して設けた突起部で構成されていることを特徴とする請求項3に記載のシフトケーブルの保持構造。
  5. 前記フランジの両側面に対向する位置に前記弾性体をそれぞれ設け、この各弾性体に前記凹凸部をそれぞれ設け、前記ストッパ部を、前記各凹凸部の凹部にそれぞれ位置するよう設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシフトケーブルの保持構造。
  6. 前記保持具は、前記弾性体及び前記筒状部材のフランジの外周部を覆う第1筒部を備える第1保持具と、この第1保持具の前記第1筒部の外周側に位置して第1筒部に係合固定される第2筒部を備える第2保持具とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシフトケーブルの保持構造。
  7. 前記保持具として、前記車体側のシフトレバー近傍に固定する車体側保持具と、前記トランスミッション側近傍に固定するトランスミッション側保持具との2種を設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシフトケーブルの保持構造。
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