JP6626467B2 - コントロールケーブルの支持装置 - Google Patents
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Description
弾性部材4がソケット5に収納されたとき、軸方向凸部PLは、その先端Tがソケット5の端面S1、S2と接触し、ソケット5が鍔部本体部46を挟持する程度に押圧されて変形する。軸方向凸部PLが軸方向面PSよりも軸方向に凸となって、ソケット5による挟持の役目を担うにより、ソケット5による軸方向面PSの押圧が緩和され、インナーケーブル21の振動が抑制されて、防振性能が高まる。軸方向凸部PLは、軸X方向に対して傾いて設けられたものであってもよいが、軸X方向にのみ突出しているものは鍔部41の径方向にコンパクトとなる。また、軸方向凸部PLは、鍔部本体部46の軸X方向の両側でなく、振動の程度によっては、いずれか一方側にのみ設けられたものであってもよい。また、複数の軸方向凸部PLの各々は、弾性部材4がソケット5に収納された状態では圧縮されて高さが同じになるが、部材の部位により圧縮率が異なるような場合、収納前の状態では、高さが異なっていてもよい。
空間Cは、少なくとも前記1の方向及び鍔部本体部46の周方向のいずれか一方または両方が閉じた閉鎖部CBを有する。空間Cは、閉鎖空間または開口を有する空間として形成される。空間Cは、弾性部材4に負荷が掛かり、軸方向凸部PLの端面がソケット5に押圧されて変形したとき、空間C自身が体積変化して弾性部材4の変形を吸収し、ひいては振動を吸収するためのものである。本実施形態では、図2B及び図7に示されるように、鍔部41の端面(軸方向面PSの先端T2)の略中央部に設けられた開口部CAを有する孔部C1としている。この孔部C1は、開口部CAが円形である有底の穴であり、前記1の方向つまり弾性部材4の軸X方向に直交方向成分を含む面(穴の底部)及び鍔部本体部46の周方向(穴の周壁部)の両方が閉じた閉鎖部CBとなっている。本実施形態のように、軸方向面PSに開口部CAを有する孔部C1とした場合、弾性部材4に負荷が掛かったとき、軸方向面PSがソケット5の端面S1、S2と接触する面積が減り、伝達特性がさらに向上し、また、弾性部材4をケーシングキャップ3と一体成形することも容易となり、製造し易いものとなる。
空間Cは、弾性部材4の変形を吸収することができれば、その構成は限定されることなく、空間Cの大きさ、形状、配置位置、数など適宜に採用でき、その数は1つに限られず複数個設ける方が弾性部材4の変形をより一層吸収し易いものとなる。また、支持装置1に伝わる振動周波数に対応して効果的に振動低減を図れる構成が望まれる。例えば、空間Cは、軸方向や径方向に延びるものや、それら両方向の成分を含んで斜めに延びるものであってもよく、鍔部本体部46の径方向から軸Xに向けて垂直に延び、さらに軸X方向に延びて軸方向面PSに開口するような形状であってもよい。また、空間Cは、第一領域D1だけでなく、第一領域D1と第二領域D2との境界部位にあっても、さらには、第二領域D2を跨いで第一領域D1に臨むものであっても構わない。また、空間Cは、開口部CAを塞いだ、つまり弾性部材4の中実部に囲繞された閉鎖空間としてもよい。閉鎖空間を有する弾性部材4を製造するには、事後的に例えばピンで塞ぐなどすればよい。鍔部41の一面側から他面側へ貫通する貫通孔であってもよい。
図8(A)及び(B)に示されるように、軸方向凸部PLが設けられている第二領域D2は、ソケット5の端面S1により圧縮されて変形することにより硬くなり、鍔部41の軸X方向の位置を安定させる。このため、インナーケーブル21の操作時などに弾性部材4及びケーシングキャップ3が軸X方向に動くことにより生じる、インナーケーブル21のストロークロスを低減させる。したがって、コントロールケーブル2の伝達性能を向上させることができる。また、弾性部材4がソケット5内に収容された状態で、軸方向面PSは、ソケット5の端面S1に当接していないか、または、軸方向凸部PLと比較して収縮が小さいため、軸方向面PSを含む第一領域D1の弾性材料は柔軟な状態で維持される。このため、インナーケーブル21が摺動した際に、ソケット5の端面S1と軸方向面PSの先端T2が当接したときに、軸方向面PSを含む第一領域D1の弾性材料は、ソケット5やケーシングキャップ3の振動を緩和するのに充分な弾性を有し、弾性部材4に伝わった振動を減衰し易い。このように、軸方向凸部PLが設けられた第二領域D2と、軸方向面PSを含む第一領域D1とに異なった機能を持たせたことで、コントロールケーブル2の伝達性能の向上と、振動の減衰性能の向上とを両立させることができる。
11 第2の支持装置
2 コントロールケーブル
21 インナーケーブル
21a インナーケーブルの一端
21b インナーケーブルの他端
22 アウターケーシング
22a アウターケーシングの一端
22b アウターケーシングの他端
3 ケーシングキャップ
31 固定部
32 拡径部
33 挿通孔
34 筒状端部
4 弾性部材
41 鍔部
42 挿通孔
43 収容部
44a 一端側部
44b 他端側部
45 リブ
46 鍔部本体部
47 径方向凸部
5 ソケット
5a 内腔
5b 取付部
51 鍔部収容部
52 大径部
52a 大径部の端縁
52b 対向面
53 小径部
53a ネジ部
54 閉鎖部材
54a フランジ部
54b 筒状部
B1 操作部
B2 被操作部
C 空間
C1 孔部
CA 開口部
CB 閉鎖部
D1 第一領域
D2 第二領域
G ガイドパイプ
N ナット
Na ナットの端面
PL 軸方向凸部
PS 軸方向面
R ロッド
S1 第1の端面
S2 第2の端面
T 軸方向凸部の先端
T2 軸方向面の先端
X ケーシングキャップの軸
Claims (5)
- インナーケーブルと前記インナーケーブルが摺動可能に挿通されるアウターケーシングとを有するコントロールケーブルと、
前記アウターケーシングの一端側が固定される固定部と、外周の一部に周方向に拡径した拡径部と、内側に前記インナーケーブルが挿通される挿通孔とを有するケーシングキャップと、
外周に周方向に設けられた鍔部を有し、前記ケーシングキャップのアウターケーシング側端部が露出した状態で前記拡径部を含む前記ケーシングキャップの外周に装着される弾性部材と、
前記鍔部を前記ケーシングキャップの軸方向に挟持して、前記弾性部材の一部を収容するソケットと、を備えるコントロールケーブルの支持装置であって、
前記弾性部材は、前記ケーシングキャップが挿入され前記インナーケーブルが挿通される挿通孔と、前記鍔部の内側に前記挿通孔に挿通された前記ケーシングキャップの拡径部を収容する収容部を有し、
前記鍔部は、前記コントロールケーブルの軸方向に対して1の方向に面する軸方向面を有する鍔部本体部と、前記軸方向面よりも前記1の方向の側に突出し、前記軸方向面を挟んで前記本体部に複数設けられた軸方向凸部とを有し、
前記鍔部本体部は、
前記軸方向面を含んで軸方向に延びる第一領域と、
前記軸方向凸部が設けられて軸方向に延びる第二領域と、を有し、
前記第一領域には、前記1の方向及び前記鍔部本体部の周方向のいずれか一方または両方が閉じた閉鎖部を有する空間が設けられ、
前記軸方向凸部は、先端が前記ソケットの端面に押圧されて変形し、
前記軸方向面は、前記インナーケーブルが摺動した際に、前記ソケットの端面と当接するように前記ソケット内に収容され、
前記空間によって、前記インナーケーブルが摺動した際に前記インナーケーブルの摺動による振動を緩和する、コントロールケーブルの支持装置。 - 前記空間を複数有する、請求項1に記載のコントロールケーブルの支持装置。
- 前記空間は、前記弾性部材の軸方向成分を含んで延び、前記鍔部の端面に設けられた開口部を有する孔部である、請求項1または請求項2に記載のコントロールケーブルの支持装置。
- 複数の前記軸方向凸部同士の間には一つの前記孔部が設けられる、請求項3に記載のコントロールケーブルの支持装置。
- 前記弾性部材の径方向に突出する径方向凸部を有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコントロールケーブルの支持装置。
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- 2017-02-22 JP JP2017031464A patent/JP6626467B2/ja active Active
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