JP2009149537A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性に優れ、歯茎等の口腔粘膜への優れた浸透性を有し、かつ口腔内刺激性がなく、更には製剤での保存安定性も良好な、歯肉炎の予防又は抑制用として好適な口腔用組成物の提供。
【解決手段】リン酸L−アスコルビルマグネシウム及び/又はリン酸L−アスコルビルナトリウムを含有する口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜10のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、該組成物の25℃におけるpHを6.5〜9.0の範囲に調整した口腔用組成物。更に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びアルキル基の炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤を配合した上記口腔用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性に優れ、歯茎等の口腔粘膜への優れた浸透性を有し、かつ口腔内刺激性がなく、更には製剤での保存安定性も良好な、歯肉炎の予防又は抑制用として好適な口腔用組成物に関する。
口腔用組成物にリン酸L−アスコルビルマグネシウム、リン酸L−アスコルビルナトリウムのようなアスコルビン酸リン酸エステル塩を配合することで、歯肉炎等の口腔疾患の炎症を予防又は改善する効果を発揮させることは知られている(特許文献1〜13参照)。アスコルビン酸リン酸エステル塩は、口腔粘膜へ吸収されることによって上記効果を発揮することから、上記口腔用組成物においては、使用後に口腔内から排出した際に、少しでも多くのアスコルビン酸リン酸エステル塩が口腔内に留まるような製剤化技術が必要である。
従来、歯周病予防効果を向上させる手段はいくつか報告されている(特許文献1、2、3、4参照)。例えば、アスコルビン酸リン酸エステルとメントン,カルボン,オイゲノール等の特定のモノペノイドあるいはフェニルプロパノイドとを組み合わせることにより、アスコルビン酸リン酸エステルの活性酸素消去及び歯肉組織への吸収性を向上させ、歯周疾患の予防・治療効果を高めることが提案されている(特許文献1)。しかし、上記モノペノイド又はフェニルプロパノイドは、配合量を増やすと口腔内刺激が発現し易く、アスコルビン酸リン酸エステル塩を口腔内に十分に滞留させ、粘膜吸収性を高める技術としては改善の余地があった。
また、アスコルビン酸リン酸エステル塩等のアスコルビン酸誘導体を配合した組成物のpHを9.5〜11.0にすることで、粘膜吸収性、歯肉炎抑制効果が向上し、粘膜傷害性の問題がない口腔用組成物が提案されている(特許文献2参照)が、このpH9.5以上の口腔用組成物は、実際にこれを使用して口中で含そうすると、口腔内刺激感が強く、口中に痛みを感じる場合があることがわかった。近年、製造物責任に関する保証に対して十分に考慮に入れる必要があり、このような技術とは別のアプローチ方法が望まれている。
更に、歯磨組成物に、脂肪酸とノニオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤とを配合し、更にはアスコルビン酸リン酸エステル塩等のアスコルビン酸誘導体を配合することで、脂肪酸が均一に配合されて、脂肪酸の粘膜吸収効果が有効に発揮されることが提案され(特許文献3参照)、脂肪酸はアスコルビン酸又はその誘導体と併用すると歯肉炎抑制効果を高めることが記載されている。しかし、この技術は脂肪酸を均一に配合して有効に作用させたものであり、また、口腔内における歯磨剤分散液の粘膜吸収効果は十分とは言い難く、改善の余地があることが判明した。
また、アスコルビン酸リン酸エステル塩等のアスコルビン酸誘導体と抗プラスミン剤とを組み合わせて配合することにより、歯肉の炎症を予防・改善する技術が提案されている(特許文献4参照)が、アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性や粘膜吸収性については言及されていない。
上記したように、アスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物においては、使用後に口腔内から排出した際に、少しでも多くのアスコルビン酸リン酸エステル塩が口腔内に留まるような製剤化技術が必要であるが、従来の技術では口腔内滞留性が十分とは言い難く、また、口腔内刺激性が発現し使用感に劣るといった問題も生じ易い。従って、アスコルビン酸リン酸エステル塩が口腔内に満足に滞留し、歯茎等の口腔粘膜への浸透性を改善でき、かつ口腔内刺激性もなく、アスコルビン酸リン酸エステル塩由来の効果が有効に発揮される口腔用組成物を得ることが出来る新たな技術が強く望まれる。
一方、アスコルビン酸リン酸エステル塩とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノニオン性界面活性剤を口腔用組成物に配合することはよく知られており、種々提案されている。例えば、ノニオン性界面活性剤に、フェノキシエタノール等とエタノール、抗炎症成分を配合することで、化学的清掃効果向上により歯・舌面の美白効果が増大し、う蝕、歯周病、口臭を予防する技術が特許文献5に提案され、抗炎症成分としてアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウムが記載されているが、これはノニオン性界面活性剤配合により汚れを除去する技術である。特許文献6には、ビタミンEとアニオン性界面活性剤を含有する口腔用組成物にノニオン性界面活性剤と抗酸化剤としてアスコルビン酸誘導体を配合することで、ビタミンEを製剤中に安定配合できることが記載されている。
また、特許文献7〜13には、アスコルビン酸又はその誘導体と、着色抑制剤、脂肪酸、結晶セルロース等を配合することで、口腔用組成物の変色を防止する技術が提案され、特許文献14〜16には、アスコルビン酸又はその誘導体と、キレート剤や酸化防止剤、あるいはアミン化合物を配合すること、あるいはアニオン性界面活性剤、糖アルコールを配合し、保存後のpHを8以上とすることで、経時安定性向上及び残存率低下防止効果が得られることが記載されている。
しかし、これら技術は、アスコルビン酸リン酸エステル塩を満足に口腔内に滞留させる製剤化技術ではなく、アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性、粘膜浸透性を、使用感も良好に、十分に改善することは難しく、よって、アスコルビン酸リン酸エステル塩由来の効果を十分に発揮させることができる技術の開発が望まれる。
特開平8−99849号公報 特開2001−206831号公報 特開2002−20251号公報 特開平11−12142号公報 特開2002−47157号公報 特開2004−323488号公報 特開平2−292210号公報 特開平2−292211号公報 特開平9−175967号公報 特開平11−286422号公報 特開2000−109413号公報 特開2000−198723号公報 特開2000−256152号公報 特開2000−256153号公報 特開2001−220336号公報 特開2002−20292号公報 特開平8−175941号公報 特開2004−175766号公報 特開2005−247786号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性に優れ、歯茎等の口腔粘膜への優れた浸透性を有し、しかも口腔内刺激性がなく、更には、製剤の保存安定性も良好な、アスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、リン酸L−アスコルビルマグネシウム及びリン酸L−アスコルビルナトリウムから選ばれる少なくとも1種のアスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、かつ、該組成物の25℃におけるpHを6.5〜9.0に調整することにより、意外にも上記アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性が向上し、歯茎等の口腔粘膜への浸透性に優れ、口腔内刺激性もほとんどなく、アスコルビン酸リン酸エステル塩由来の効果を満足に発揮させることができること、更に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びアルキル基の炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を併用することにより、製剤の長期保存安定性も向上できることを知見した。
即ち、アスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物においては、その効果を有効に発揮させるには、使用時に口腔内から排出した後に、アスコルビン酸リン酸エステル塩が口腔内へ多く残存して滞留するような製剤化技術が必要であるが、従来の技術では口腔内滞留性を十分に向上させ、かつ使用感も良好とすることは難しく、滞留性を高めると口腔内刺激性が発現して使用感に劣るなどの問題が生じ、満足な口腔内滞留性を持たせることは難しかった。
これに対して、本発明では、後述する実施例からも明らかなように、リン酸L−アスコルビルマグネシウム及び/又はリン酸L−アスコルビルナトリウムを含有する口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10を超えるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合しても、上記アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留量はほとんど増加しないのに対して、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を選択的に配合し、かつ、該組成物の25℃におけるpHを7.0〜9.0に調整することによって、使用時に口腔内から製剤を排出した後の上記アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内での滞留量が顕著に増加し、口腔粘膜への浸透性が向上して、粘膜吸収量が向上し、しかも、口腔内で刺激が感じられることもなく使用性も良好となる。よって、本発明の口腔用組成物は、アスコルビン酸リン酸エステル塩由来の歯肉炎等の口腔疾患の炎症予防又は抑制効果が有効に発揮される。
エチレンオキサイドの平均付加モル数が10モル以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、口腔用組成物への配合成分として公知である。
特許文献17には、研磨剤として炭酸カルシウム、ベルベリンを配合し、更にエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、歯周疾患予防効果に優れた口腔用組成物が提案されている。これはベルベリンを炭酸カルシウムと併用した製剤中の安定化効果をポリオキシエチレン硬化ヒマシ油により高めたものである。
特許文献18には、水溶性ポリリン酸塩、アルキル硫酸塩、平均付加モル数40以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合して、歯牙の汚れ除去効果に優れ、良好な使用感を有する美白用歯磨組成物が提案されている。
更に、特許文献19には、ビタミンE、アニオン性界面活性剤、研磨剤、ポリオキシエチレン(POE)アルキルエーテルとエチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜80のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを配合し、ビタミンEが容器内に安定に保持され、外観安定性に優れ、十分な起泡性が確保され、味が良い歯磨剤組成物が提案されている。
しかし、アスコルビン酸リン酸エステル塩にエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、pHを特定範囲に調整することで口腔内滞留性及び粘膜吸収性、口腔内刺激性を改善できることは本発明者らの新知見である。本発明では、上記アスコルビン酸リン酸エステル塩に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を組み合わせて配合することによって、やや難溶性である上記アスコルビン酸リン酸エステル塩が、口腔内で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とベシクル様物質を形成し、これにより、ベシクル様物質の外側が疎水性を示すことで、唾液等により付着性を妨げられることなく、口腔内の粘膜や歯牙等に付着し易くなる。したがって、上記アスコルビン酸リン酸エステル塩が、洗口などして口腔用組成物を使用して口腔内から排出した後に、口腔内の粘膜や歯牙等へ付着して残存し易くなり、口腔粘膜への滞留性が向上し、粘膜吸収量が増加したものと推察される。このような本発明の作用効果は、通常口腔用組成物に配合されるエチレンオキサイドの平均付加モル数が大きいポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合しても、あるいは他の界面活性剤を使用してもなし得ず、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を選択して使用することによってなし得るものである。
更に、口腔用組成物のpHは、虫歯予防に有効であり、安定性に優れるという条件からは、歯磨組成物においては、アルカリ性を維持する必要があり、緩衝剤等を添加してアルカリ性(pH7.5〜9.5)にすることが行われるが、本発明にかかわるアスコルビン酸リン酸エステル塩を含有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜10モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合した口腔用組成物は、pHが9.0を超えると口腔内刺激性が生じ、使用感が劣ってしまうものであるが、pHを6.5〜9.0に調整することで、口腔内滞留性、粘膜吸収性に優れる上、上記課題も解決して、口腔内刺激性がほとんどなく使用感も良好で、アスコルビン酸リン酸エステル塩が安定配合された製剤を得ることができるものである。
従って、本発明は、リン酸L−アスコルビルマグネシウム及びリン酸L−アスコルビルナトリウムから選ばれる少なくとも1種のアスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜10のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、かつ該組成物の25℃におけるpHを6.5〜9.0の範囲に調整したことを特徴とする口腔用組成物、更に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びアルキル基の炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を配合したことを特徴とする上記口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、アスコルビン酸リン酸エステル塩の口腔内滞留性に優れ、歯茎等の口腔粘膜への優れた浸透性を有し、粘膜吸収性に優れ、かつ口腔内刺激性のないものであり、アスコルビン酸リン酸エステル塩由来の歯肉炎等の炎症予防又は抑制効果を満足に発揮させることができるもので、歯肉炎の予防又は改善用として有効である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の口腔用組成物は、(A)アスコルビン酸リン酸エステル塩としてリン酸L−アスコルビルマグネシウム及び/又はリン酸L−アスコルビルナトリウムを含有し、かつ(B)エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、かつ組成物のpHが6.5〜9.0であることを特徴とする。
(A)リン酸L−アスコルビルマグネシウム、リン酸L−アスコルビルナトリウムとしては、旧化粧品原料基準(粧原基)又は医薬部外品原料規格2006などに適合するものが使用可能であり、化粧品や口腔用組成物に通常使用されているものを使用できる。
上記リン酸アスコルビル塩は、DSMニュートリションジャパン社、昭和電工社、協和発酵社、日光ケミカルズ社、和光純薬工業社等から販売されている市販品を使用できる。
リン酸L−アスコルビルマグネシウム及び/又はリン酸L−アスコルビルナトリウムの総配合量は、組成物全量に対して0.1〜1.5%(質量%、以下同様)、特に0.15〜1%が好適である。配合量が0.1%未満では、十分な歯周疾患の予防・改善効果が発揮されず、1.5%を超えると上記アスコルビン酸リン酸エステル塩が重合して製剤の安定性が低下する場合がある。また、2種のアスコルビン酸リン酸エステル塩の中では、口腔内滞留性、粘膜吸収性の面からリン酸L−アスコルビルマグネシウムがより好ましい。
本発明においては、(B)エチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を使用する。エチレンオキサイドの平均付加モル数が5モル未満のものは市販されていないが、5モル未満のものを配合したのでは、組成物中の水と分離してしまい、安定な組成物ができないものと推察できる。エチレンオキサイドの平均付加モル数が10モルを超えて20モル未満のものも市販されていないが、10モルを超えるものを配合したのでは口腔内滞留性及び粘膜吸収性の向上効果が得られない。
上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、旧化粧品原料基準(粧原基)又は医薬部外品原料規格2006などに適合するものが使用可能であり、化粧品や口腔用組成物に通常使用されているものを使用できる。具体的には、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL HCO−5、HCO−10、日本エマルジョン(株)のEMALEX HC−5、HC−7、HC−10、東邦化学工業(株)のペグノール HC−10等が挙げられる。
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、組成物全体の0.2〜2.0%、特に口腔内滞留量及び粘膜吸収性の向上効果と後味の点より0.5〜1.5%とすることが好ましい。配合量が0.2%未満では口腔内滞留量、粘膜吸収性が満足に発揮されない。また、2.0%を超えても口腔内滞留量、粘膜吸収性が満足に発揮されず、更に、味が悪化したり、歯磨剤中に溶解せず均一な製剤が製造できない場合がある。
更に本発明では、(C)成分として、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下であるポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を配合することが好ましく、この非イオン性界面活性剤を配合することにより、製剤の保存安定性も向上させることができる。
エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、旧化粧品原料基準(粧原基)又は医薬部外品原料規格2006などに適合するものが使用可能であり、化粧品や口腔用組成物に通常使用されているものを使用できる。この場合、エチレンオキサイドの平均付加モル数は20モル以上100モル以下、特に40モル以上80モル以下のものが望ましく、100モルを超えるものは市販されていない。
このようなポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL HCO−20、HCO−30、HCO−40、HCO−50、HCO−60、HCO−80、HCO−100、日本エマルジョン(株)のEMALEX HC−20、HC−30、HC−40、HC−50、HC−60、HC−80、HC−100、青木油脂工業(株)のBLAUNON RCW−20、RCW−40、RCW−60、RCW−80、RCW−100、花王(株)の等が挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、下記式(1)
R−O−(EO)nH (1)
(但し、Rは炭素数14〜18のアルキル基、nは5〜10、EOは酸化エチレンを表す。)
で示されるものが使用される。上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数14〜18、好ましくは炭素数16〜18のアルキル基を有するもので、アルキル基の炭素数が14未満では十分な発泡性が得られず、18を超える場合には口腔用組成物を使用中に独特の異味・油っぽさが生じる場合がある。
また、上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのエチレンオキサイド平均付加モル数は5〜10モル、特に5〜8モルの範囲が好適であり、5モルより低いと、口腔用組成物中に液体成分の遊離が生じ、10モルを超えると独特の油っぽさ・香味発現の劣化が起こり、組成物の使用感が劣る場合がある。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして具体的には、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等が挙げられ、特にポリオキシエチレンステアリルエーテルが好適である。具体的には、日本エマルジョン(株)のEMALEX105、107、110、605、606、608、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL BC−5.5、BC−7、BC−10、花王(株)のEMALGEN1108、210、306、青木油脂工業(株)のBLAUNON CH−305、CH−310、SR−705、SR−707、710等が例示できる。
上記(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤の総配合量は、組成物全体の0.3〜5.0%、特に0.5〜2.5%が好ましい。配合量が0.3%未満では保存安定性が悪化することがあり、配合量が5.0%を超えると独特のベタツキが発生し、使用感に問題が生じる場合がある。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤、デンタルクリーム、チューインガム等の各種形態に調製できるが、中でも洗口剤として好適に調製される。この場合、本発明組成物には、上記成分に加えて任意成分としてその他の添加剤を配合できる。例えば湿潤剤、粘結剤、研磨剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、着色剤、香料、溶剤、更にガムベース等を、本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。洗口剤の場合は、例えば、湿潤剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、着色剤、香料、溶剤等を配合できる。
湿潤剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、分子量200〜6000のポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、パラチノース、トレハロース等の多価アルコール、糖アルコールなどが挙げられる(配合量は通常5〜50%)。
粘結剤としては、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシビニルポリマー、トラガントガム、グアガム、ヒドロキシプロピルグアガム、タラガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、クインスシードガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、セルロース、ジェランガム、ゼラチン、カードラン、アラビアガム、寒天、ペクチン、カゼインナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プルラン、増粘性シリカ、ビーガム、スメクタイト、ラポナイト、モンモリロナイト、ベントナイト等が挙げられる(配合量は通常0.01〜8%)。
研磨剤としては、シリカゲル、沈降シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、非晶質無水ケイ酸、第2リン酸カルシウム2水和物、第2リン酸カルシウム無水物、第3リン酸カルシウム、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、二酸化チタン、不溶性メタリン酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質単酸カルシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ポリメチルメタアクリレート、ナイロンパウダー、シルクパウダー、セルロースパウダー、グルコマンナン等が挙げられる。研磨剤の配合量は、歯磨剤組成物の場合、組成物全体の5〜60%、特に8〜50%であることが好ましい。
また、界面活性剤としては、上記した成分に加えて他のノニオン性界面活性剤、両性イオン界面活性剤の1種又は2種以上を併用することができる。ノニオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等が挙げられる、具体的には、ソルビタンモノオレエート、モノグリセリルステアレート、グリセリルモノオレエート、デカグリセリルラウレート、デカグリセリルモノオレエート、ジグリセリルジオレエート、ヘキサグリセリルモノラウレート、プロピレングリコールモノステアレート、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(エチレンオキサイド平均付加モル数20)、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビットテトラオレエート(エチレンオキサイド平均付加モル数60)、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(エチレンオキサイド平均付加モル数10)、ポリオキシエチレンオレイン酸アミド(エチレンオキサイド平均付加モル数5)等が好適に使用できる。
両性イオン界面活性剤としては、N−アシルメチルタウリン塩、N−アルキルジアミノエチルグリシン、酢酸ベタイン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタイン塩等が挙げられ、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好適に使用できる。
これら他の界面活性剤の配合量は、通常、組成物全体の0.01〜5%、特に0.1〜1%が好ましい。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、グリチルリチン、ペリラルチン、ソーマチン、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、パラメトキシシンナミックアルデヒド、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、アセスルファムカリウム、スクラロース、スクロース、グルコース、デキストロース、転化糖、フラクトース、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、パラチノース、パラチニット、トレハロース、オリゴ糖、還元水飴、アスパルテーム等を配合することができる。
防腐剤としては、メチルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類、安息香酸又はその塩、サリチル酸又はそのエステルもしくは塩等が挙げられる。
有効成分としては、上記アスコルビン酸リン酸エステル塩に加えて、他の有効成分を配合してもよい。例えばトリクロサン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ドデシルジアミノエチルグリシン等の殺菌剤、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化錫、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アスコルビン酸及びその誘導体、トコフェロール及びその誘導体、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、β−カロテン、エルゴカルシフェロール、メナジオン、ユビキノン等のビタミン類、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、アラントイン類、オウバク、オウレン、ローズマリー、チョウジ、セージ、タイム、オウゴン、トウキ、ハマメリス、ビワ、緑茶、イチョウ、セイヨウサンザシ、ホップ、ワレモコウ、オトギリソウ、ウーロン茶、シナノキ、アセンヤク、ノバラ、ドクダミ、スギナ、紅茶、シャクヤク、シラカバ、サンザシ、マロニエ、ゼニアオイなどの植物抽出物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スーパーオキシドジスムターゼ等の酵素、硝酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、γ−オリザノール、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、アズレン、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、トリクロロカルバニリド、アラニン、グリシン、プロリン、L−アルギニン、L−アスパラギン酸ナトリウム、トリメチルグリシン、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛、ゼオライト、水溶性無機リン酸化合物、乳酸アルミニウム、塩化ナトリウム等を1種又は2種以上配合することができる。
着色剤としては、赤色2号、赤色3号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号、緑色3号等の法定色素、ベニバナ色素、クチナシ色素、コチニール色素、アナトー色素、雲母チタン、酸化チタン、ベンガラ等が挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。
また、香料の配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0%使用するのが好ましい。
また、溶剤としては精製水や未変性又は香料等により変性させたエタノール等が挙げられる。
本発明組成物をチューインガムとして調製する場合は、ガムベースが配合される。ガムベースとしては、通常用いられている重合度100〜1000のポリ酢酸ビニル樹脂、天然樹脂類(チクル、ジェルトン、ソルバ等)、ポリイソブチレン、ポリブデン、エステルガム等の基礎剤、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、タルク等の充填剤、また、ラノリン、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリン等の可塑剤又は軟化剤、並びに天然ワックス、石油ワックスパラフィンワックス等もガムベース中に配合できる。ガムベースの配合量は、通常、組成物全体の0.01〜5%、特に0.1〜1%が好ましい。
本発明の口腔用組成物は、25℃で3分間電極につけて測定したpHが6.5〜9.0、より好ましくは7.5〜9.0である。pHが6.5未満であると口腔内滞留性、粘膜吸収性が低下するだけではなく、アスコルビン酸リン酸エステル塩の製剤中での安定性が低下してしまい、pHが9.0を超えると口腔内刺激性が高くなってしまう。
なお、pHの調整は、組成の成り行きによるほか必要に応じて後述するpH調整剤を使用して緩衝溶液として用いたり、単に酸やアルカリ剤を添加することによって調整することができる。
pH調整剤としては、旧化粧品原料基準(粧原基)又は医薬部外品原料規格2006などに適合するものが使用可能であり、化粧品や口腔用組成物に通常使用されているものを使用できる。例えば、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、酢酸、リン酸、ピロリン酸、グリセロリン酸、炭酸、炭酸水素、セスキ炭酸、又は、これらのカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩等の各種塩、水酸化ナトリウム、塩酸等が挙げられる。
pH調整剤を使用する場合、その配合量は、通常、組成物全体の0.01〜2%である。
なお、歯磨剤組成物においては、無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどの研磨剤を配合すると、研磨剤固有に有するpHによってpH調整することもでき、このような成分を、組成物のpHが6.5〜9.0の範囲となるように単独で又は2種以上を組み合せて配合してpHを調整してもよい。
本発明の口腔用組成物を充填する容器は特に限定されず、製剤の形態に応じたものを使用できる。例えば、洗口剤組成物に調製する場合は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ガラス、ポリプロピレン、ポリエチレンが使用できるが、非イオン性殺菌剤及び香料の吸着抑制の点からPETとガラスの使用が好ましい。最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填することが好ましい。
練歯磨などの容器としてチューブを用いる場合は、その最内層には主に直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル共重合体などが用いられる。これらのうち、柔軟性が高く、またヒートシール性に優れていることから、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが汎用され、特に、機械的強度・耐熱性・耐寒性に優れ、更に夾雑物付着シール性に優れていて製造適性が高いことから、直鎖状低密度ポリエチレンが好適に使用できる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるものではない。なお、各例中の%はいずれも質量%である。
下記例において、エチレンオキサイドはEOと略記した。洗口液は原料を撹拌混合後、PET(ポリエチレンテレフタレート)製透明容器(250mL)に充填した。
pHは、pHメーター(METTLER TOLEDO MP220 pH Meter)を用い、電極はMETTLER TOLEDO InLab pII複合電極を用いて、25℃における3分後のpHを測定した。
また、使用した原料を下記に示す。
リン酸アスコルビルマグネシウム:昭和電工社製 アスコルビン酸PM
リン酸アスコルビルナトリウム:DSMニュートリションジャパン社製 ステイC50
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数10)
:日光ケミカルズ社製HCO−10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数5)
:日光ケミカルズ社製HCO−5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数20)
:日光ケミカルズ社製HCO−20
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数60)
:日光ケミカルズ社製HCO−60
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数100)
:日光ケミカルズ社製HCO−100
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数5)
:青木油脂工業社製BLAUNON SR−705
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数8)
:日本エマルジョン社製EMALEX608
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO平均付加モル数10)
:日本エマルジョン社製EMALEX610
〔実施例1〜25、比較例1〜11〕
下記組成の洗口液(洗口剤組成物)を調製し、下記方法で評価した。結果を表1〜3に示す。
洗口液の基本組成
(A)アスコルビン酸リン酸エステル塩 表1〜3に示す量
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又は比較成分 表1〜3に示す量
(C)非イオン性界面活性剤 表1〜3に示す量
85%グリセリン 5%
無水エタノール 10%
香料* 0.3%
水酸化ナトリウム又は塩酸 適量
精製水 残
計 100%
*香料は、表4〜10に示す組成のものを用いた。
<口腔内滞留量>
洗口剤組成物10mLを、口腔内に含み、1分間洗口した。これをビーカー中へ吐き出し、更に口腔内を10mLの蒸留水で10秒間リンスして吐き出したものを加え、全体を50mLにメスアップした。この溶液を3000Gで10分間遠心後、上清を集めて液体クロマトグラフ用フィルター(0.45μm)用いてろ過し、下記分析条件のHPLCにより分析、定量を行った。口腔内滞留量は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油無配合で同じリン酸アスコルビル塩を同一配合量で配合した洗口液を標準品とし、その口腔内滞留量を100としたときの相対値で示した。
なお、口腔内滞留性の判断基準は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油無配合の洗口液と比較して下記4段階に分類した。
判断基準
◎:40以上の滞留量増加
○:20以上40未満の滞留量増加
△:0を超えて20未満の滞留量増加
×:変化なし、又は減少
HPLC条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:240nm)
カラム:ODSカラム
カラム温度:50℃付近の一定温度
移動相:リン酸二水素カリウム2.91g、リン酸水素二カリウム0.20g及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム1.53gを量り、水を加えて溶かして900mLとし、この液に液体クロマトグラフ用アセトニトリル100mLを加えて混和。
流量:リン酸L−アスコルビルマグネシウムの保持時間が約7分になるように調整。
<粘膜吸収性>
シリアンハムスター(8週齢、雄性)の頬粘膜を摘出し、生理食塩水で十分洗浄した後、既知量の生理食塩水を満たした直径1.5cmのフランツ型拡散セルに装着した。洗口液組成物を生理食塩水で3倍希釈後、装着した粘膜に3mL適用した。試料及び下層の生理食塩水は、35℃の水浴中、一定速度で撹拌し、30分後の下層に透過したアスコルビン酸類の総量を、液体クロマトグラフ用フィルター(0.45μm)を用いてろ過した後、下記の条件でHPLCにより定量し、粘膜吸収量を求めた。結果はポリオキシエチレン硬化ヒマシ油無配合で同じリン酸アスコルビル塩を同一配合量で配合した洗口液を標準品とし、その口腔内滞留量を100としたときの相対値で示した。
なお、粘膜吸収性の判断基準は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油無配合の洗口液と比較して下記4段階に分類した。
判断基準
◎:相対値130以上
○:相対値110以上130未満
△:相対値90以上110未満
×:相対値90未満
HPLC条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254nm)
カラム:STR−ODSII
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:20mM,KH2PO45mM
テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩:アセトニトリル(90:10)
pH3.0
<口腔内刺激性>
洗口液10mLを口に含み、30秒間洗口した後の口腔内刺激性について下記の4段階で評価し、10名の平均点を次の基準に従い、◎、○、△、×で表に示した。
口腔内刺激性
使用者10名の評価結果が
平均点3.5点以上4.0点以下 ◎
平均点3.0点以上3.5点未満 ○
平均点1.5点以上2.0点未満 △
平均点1.0点以上1.5点未満 ×
評価基準
4:刺激が認められなかった。
3:ほとんど刺激が認められなかった。
2:やや刺激が認められた。
1:刺激が認められた。
<保存安定性>
洗口液をPET製ボトルに充填し、25℃で1箇月間保存し、液分離を目視にて下記基準で評価した。
評価基準
○:液分離が認められなかった
△:わずかに液分離が認められた
×:液分離が認められた
Figure 2009149537
Figure 2009149537
Figure 2009149537
表1の結果から、本発明の口腔用組成物は、いずれも口腔内滞留量、粘膜吸収性に優れ、口腔内刺激性も良好であることが判明した。また、表2の比較例から明らかなように、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10モルを超えるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油や、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5モルのポリオキシエチレンステアリルエーテルを配合した場合や他のノニオン性界面活性剤を配合した場合、あるいは組成物のpHが6.5未満の場合では口腔内滞留性、粘膜吸収性の向上効果は得られなかった(比較例1〜6)。また、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合してもpH9.0を超える場合は、口腔内滞留性、粘膜吸収性の向上効果はあるものの、口腔内における刺激性を評価した結果、刺激が感じられた(比較例7)。一方、特定のモノペノイドあるいはフェニルプロパノイドを配合した場合は、口腔内刺激性が生じ、口腔内刺激性が良好なレベルまで配合量を減じると口腔内滞留量、粘膜吸収性が低く(比較例8〜11)、いずれの場合も、本発明の目的は達成できないことが判明した。
更に、(A)アスコルビン酸リン酸エステル塩及び(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、更に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を配合すると、保存安定性も良好となることが判明した(表3)。
なお、香料Aの代りに香料B、C、D、E、Fを用いても同様の結果が得られた。
次に、下記組成(実施例26〜30)の口腔用組成物を常法により調製し、上記と同様に評価したところ、いずれの口腔用組成物も高い口腔内滞留量、粘膜吸収性を示し、口腔内刺激性もなく、保存安定性が良好だった。
ここで、口腔内滞留量の評価は、歯磨剤組成物やデンタルクリームの場合、蒸留水で3倍希釈、混合した後、1分間洗口して、これをビーカー中へ吐出し、更に口腔内を10mLの蒸留水で10秒間リンスして吐き出したものを加え、蒸留水により50mLにメスアップした。以下、前述した口腔内滞留量測定方法と同様の方法にて評価した。一方、チューインガムの場合は、そのまま1分間咀嚼し、乳鉢内に吐き出した。それに蒸留水10mLを加え、乳棒等を用いて洗浄した。その洗液と、吐出後に口腔内を10mLの蒸留水で10秒間リンスして吐出したものとを合わせて、蒸留水により50mLにメスアップした。以下、前述した口腔内滞留量測定方法と同様の方法にて評価した。なお、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油無配合で同じリン酸アスコルビル塩を同一配合量で配合した組成物を標準品とし、その口腔内滞留量を100としたときの相対値で示し、上記記載の判断基準にて評価した。
また、粘膜吸収性の評価は、洗口液組成物の場合、生理食塩水で3倍希釈後、3mLを適用したが、歯磨剤組成物やデンタルクリームの場合、生理食塩水で3倍に希釈し、十分混合した後、3000Gで10分間遠心し、その上清3mLを適用した。更に、チューインガムの場合は、チューインガムを3倍量の生理食塩水に浸漬し、乳鉢と乳棒を用いて抽出して、その3mLを適用した。それ以外の方法は上記に記載した方法にしたがった。
一方、口腔内刺激性の評価は、洗口剤以外の口腔用組成物については、通常の使用方法にて評価した。すなわち、歯磨剤組成物やデンタルクリームの場合、歯ブラシに約1gとり、口腔内に3分間適用した後に評価し、チューインガムの場合は、そのまま、口腔内に3分間適用した後に評価した。なお、それ以外の方法は上記に記載した方法にしたがった。
保存安定性の評価は、歯磨剤組成物やデンタルクリームの場合、脱気混合製造後、後述する層構成を有するチューブに80g充填して保存し、白紙の上に押し出して目視にて観察して評価した。チューイングガムの場合は、混合して製造後、凸版印刷株式会社製の200mLのPET容器に入れ、蓋をして保存し、評価は目視にて行った。
チューブ(大日本印刷(株)製)の層構成(数値は厚さ(μm)を示す。)
最外層よりLDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30
厚さ257μm、直径26mm、充填量80g
*略号は以下のとおりである。
LDPE:低密度ポリエチレン
PET:ポリエチレンテレフタレート
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
AL:アルミニウム
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
〔実施例26〕 洗口剤
A リン酸−L−アスコルビルマグネシウム
(昭和電工社製 アスコルビン酸PM) 0.3%
B ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO平均付加モル数7:
日本エマルジョン社製EMALEX HC−7) 1.0
C ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数60:日光ケミカルズ社製HCO−60) 0.5
85%グリセリン 10.0
エタノール(99.5) 5.0
トラネキサム酸 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
クエン酸 0.06
クエン酸ナトリウム 0.15
パラオオキシ安息香酸メチル 0.1
サッカリンナトリウム 0.01
香料B 0.2
精製水 残
計 100.0%
pH 7.5
口腔内滞留量 ◎
粘膜吸収性 ◎
口腔内刺激性 ◎
保存安定性 ◎
なお、香料Bの代りに香料A、C、D、E、Fを用いても同様の結果が得られた。
〔実施例27〕 練歯磨
A リン酸−L−アスコルビルナトリウム
(DSMニュートリションジャパン社製ステイC50) 0.3%
B ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数10:日光ケミカルズ社製HCO−10) 0.8
C ポリオキシエチレンステアリルエーテル
(EO平均付加モル数5:ライオンケミカル社製) 1.0
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
ε−アミノカプロン酸 0.05
イミダゾリンベタイン 0.5
酸化チタン 0.3
無水ケイ酸 16.0
デキストラナーゼ 0.1
ムタナーゼ 0.1
70%ソルビット液 50.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
カラギーナン(ラムダタイプ) 0.3
キシリトール 5.0
プロピレングリコール 3.0
サッカリンナトリウム 0.02
香料C 1.0
水酸化ナトリウム 0.1
精製水 残
計 100.0%
pH 7.8
口腔内滞留量 ○
粘膜吸収性 ○
口腔内刺激性 ◎
保存安定性 ◎
なお、香料Cの代りに香料A、B、D、E、Fを用いても同様の結果が得られた。
〔実施例28〕 デンタルクリーム
A リン酸−L−アスコルビルマグネシウム
(昭和電工社製 アスコルビン酸PM) 0.2%
B ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数5:日光ケミカルズ社製HCO−5) 0.8
C ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数20:日光ケミカルズ社製HCO−20) 1.0
C ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数80:日本エマルジョン社製HC−80) 1.0
アルギン酸ナトリウム 0.9
キサンタンガム 0.3
イソプロピルメチルフェノール 0.03
塩化セチルピリジニウム 0.05
グリチルレチン酸 0.03
エタノール 6.0
プロピレングリコール 3.0
グリセリン(85%) 10.0
ソルビット液(70%) 15.0
香料D 0.6
青色1号 0.001
水酸化ナトリウム 0.2
精製水 残
計 100.0%
pH 8.8
口腔内滞留量 ◎
粘膜吸収性 ◎
口腔内刺激性 ◎
保存安定性 ◎
なお、香料Dの代りに香料A、B、C、E、Fを用いても同様の結果が得られた。
〔実施例29〕 チューイングガム
A リン酸−L−アスコルビルマグネシウム
(昭和電工社製 アスコルビン酸PM) 0.2%
B ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数5:日光ケミカルズ社製HCO−5) 0.5
C ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数40:日光ケミカルズ社製HCO−40) 0.5
ガムベース 30.0
キシリトール 30.0
還元水飴 10.0
スクラロース 0.1
香料E 2.0
クエン酸ナトリウム 0.3
マルチトール 残
合計 100.0%
pH 8.1
口腔内滞留量 ◎
粘膜吸収性 ◎
口腔内刺激性 ◎
保存安定性 ◎
なお、香料Eの代りに香料A、B、C、D、Fを用いても同様の結果が得られた。
〔実施例30〕 練歯磨
A リン酸−L−アスコルビルナトリウム 0.2%
B ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数5:日光ケミカルズ社製HCO−5) 0.5
C ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(EO平均付加モル数20:日本エマルジョン社製HC−20) 0.3
C ポリオキシエチレンセチルエーテル
(EO平均付加モル数7:日本エマルジョン社製EMALEX107)1.2
非晶質無水ケイ酸 18.0
70%ソルビット液 40.0
アルギン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 0.4
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
サッカリンナトリウム 0.1
プロピレングリコール 3.0
香料F 1.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
増粘性シリカ 3.0
酸化チタン 0.3
ε−アミノカプロン酸 0.03
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
イソプロピルメチルフェノール 0.1
香料F 0.9
精製水 残
計 100.0%
pH 7.6
口腔内滞留量 ○
粘膜吸収性 ○
口腔内刺激性 ◎
保存安定性 ◎
なお、香料Fの代りに香料A、B、C、D、Eを用いても同様の結果が得られた。
Figure 2009149537
Figure 2009149537
表中、部はいずれも質量部である(以下、同様。)
Figure 2009149537
Figure 2009149537
Figure 2009149537
Figure 2009149537
Figure 2009149537

Claims (2)

  1. リン酸L−アスコルビルマグネシウム及びリン酸L−アスコルビルナトリウムから選ばれる少なくとも1種のアスコルビン酸リン酸エステル塩を含有する口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜10のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合し、かつ該組成物の25℃におけるpHを6.5〜9.0の範囲に調整したことを特徴とする口腔用組成物。
  2. 更に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びアルキル基の炭素鎖長が14〜18でエチレンオキサイドの平均付加モル数が5以上10以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を配合したことを特徴とする請求項1記載の口腔用組成物。
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