JP2005179266A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノール、カチオン性界面活性剤及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80であり、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された歯磨剤組成物。
【効果】 本発明によれば、これら抗菌剤の保存安定性に優れ、かつ、口腔疾患の原因となる口腔内細菌に対しトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールを効率的に作用させ、優れた殺菌力を与える。
【選択図】 なし

Description

本発明は、トリクロサン又はイソプロピルメチルフェノールを含有し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された歯磨剤組成物に関し、更に詳述すると、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールが容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンに吸着することにより、組成物中のこれら成分の濃度が低下するのを抑えるとともに、口腔疾患の原因となる口腔内細菌に対しトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールを効率的に作用させた歯磨剤組成物に関する。
う蝕、歯周病の2大口腔疾患の原因は、口腔内プラーク中の各種細菌によるものであると考えられ、特に、う蝕はストレプトコッカス ミュータンス(S.mutans)等の連鎖球菌、歯周病はポルフィロモナス ジンジバリス(P.gingivalis)等の偏性嫌気性グラム陰性桿菌を主とした細菌による感染症であり、また、口臭の原因としてはフゾバクテリウム ヌクレアタム(F.nucleatum)等の口腔内細菌が関与している。従って、口腔内疾患の予防、改善に有効な手段として、プラークコントロール、即ち、口腔内の病原性細菌数を低レベルに保つことが有用であることが言われている。
口腔内の病原性細菌数を低下させる手段としては、難水溶性殺菌剤やカチオン性殺菌剤を口腔ケア製品に配合することが有効な手段となっており、口腔ケア製品に配合される殺菌剤の中でトリクロサン、イソプロピルメチルフェノール等の難水溶性殺菌剤はカチオン性殺菌剤に比べ抗菌スペクトルが広い傾向にある特徴を有することから、幾つかの歯磨剤に配合され、上市されている。
しかし、これら難水溶性殺菌剤を歯磨剤に配合する場合には、通常、ラウリル硫酸ナトリウムなどの発泡剤に可溶化して配合しており、この場合には可溶化状態が十分に安定な状態ではないため、最内層に直鎖状低密度ポリエチレンを用いた容器に充填した場合、その疎水表面へ吸着し、製剤中の濃度が低下してしまうという課題があることが知られていた。
この課題に対して、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール等の難水溶性殺菌剤を安定配合する技術としては、例えば、容器の最内層部分に特殊のポリマーを用いて非イオン性殺菌剤の容器への吸着を改善する手段としてポリフルオロエチレン,ポリ塩化ビニルを内層に使用(特許文献1参照)、特定のアクリロニトリルやエチレンビニルアルコールを内層に使用(特許文献2参照)、エチレンビニルアルコールを内層に使用(特許文献3参照)することなどが提案されている。
一方、組成面で容器吸着を抑える技術としては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーとアニオン性界面活性剤を用い、水分量を40%以下とすることでトリクロサンを安定化した口腔用組成物(特許文献4参照)、アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を特定の比率で配合し、水分量を40%以下とすることでフェノール系殺菌剤を安定配合した口腔用組成物(特許文献5参照)、特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルを配合することで安定化させて容器に充填した歯磨剤組成物(特許文献6参照)などが提案されている。また、本出願人は、先に特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することで安定化させて容器に充填した歯磨剤組成物などを提案した(特願2003−042816号)。
これらのなかで、容器の最内層部分に特殊のポリマーを用いて非イオン性殺菌剤の容器への吸着を改善する手段においては、特殊なポリマーを使用することにより容器製造性が低下するなどの新たな課題が生じることから、近年、製剤面で検討が多くなされる傾向にある。本発明者らは、これらの幾つかの製剤的特徴による吸着を改善する技術について実施例に基づき評価したところ、容器最内層への吸着が抑えられることが追認できたが、殺菌剤が安定可溶化された結果、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの細菌に対する殺菌力が低下してしまっていることを新たに知見した。そこで、本発明者らは、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールを歯磨剤組成物に配合し、その効果を十分に発揮させるためには、安定化技術に加え、細菌に対する作用性を高め、殺菌効果を向上させる技術を兼ね備えた組成を開発することが必要であるとの結論に至った。
殺菌剤の効果を向上させる技術についても多くの研究がなされており、例えばカチオン性又は両性殺菌剤と非イオン性界面活性剤にフェノール性化合物を配合することにより、これら殺菌剤の失活を防止する技術(特許文献7参照)、カチオン性殺菌剤と混合ミセルを形成する非イオン性界面活性剤を特定の比率で配合した口腔用組成物(特許文献8参照)、第四級アンモニウム塩系やノニオン系殺菌剤にシネオール及び非イオン性界面活性剤を配合した口腔用組成物(特許文献9参照)、カチオン性殺菌剤、フェノール性水酸基を有する非アニオン性化合物及び特定曇点のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック重合型界面活性剤を配合した口腔内滞留性を向上させた口腔用組成物(特許文献10参照)、カチオン性殺菌剤と特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルを配合することで優れた殺菌効果を示す口腔用組成物(特許文献11参照)などが挙げられるが、これら特許文献には特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油において難水溶性殺菌剤のプラスチック容器への吸着が抑制されることは示唆されておらず、更に本発明の組成において口腔細菌への難水溶性殺菌剤の作用性が向上することを容易に導き出させる知見についても全く述べられていない。
更に、本発明の構成要件に近い歯磨剤組成物として、炭化水素の歯牙コーティング効果を有する水系歯磨組成物(特許文献12参照)、カチオン、ノニオン殺菌剤特有不快味改善の口腔用組成物(特許文献13参照)などが挙げられるが、いずれの組成も本構成要件を導き出せるものはない。
特開平2−288820号公報(第3〜4頁) 特開平6−92830号公報(第3〜4頁) 特開平6−279248号公報(第2〜3頁) 特開平11−322553号公報(第2〜3頁) 特開平11−322554号公報(第2〜3頁) 特開2003−292426号公報(第2〜3頁) 特開昭59−101417号公報(第2〜4頁) 特開平7−165546号公報(第2〜3頁) 特開平11−12141号公報(第2頁) 特開平11−79961号公報(第2〜3頁) 特開平11−255629号公報(第3〜4頁) 特開2001−335447号公報(第2〜4頁) 特開2003−73247号公報(第2〜5頁)
従って、本発明の目的は、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールが配合され、最内層表面が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された歯磨剤組成物であって、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの容器最内層表面への吸着が抑えられ、なおかつ、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの細菌への作用性に優れ、高い殺菌力が得られる歯磨剤組成物を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールが配合され、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された歯磨剤組成物に対し、カチオン性界面活性剤及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80であるように配合することにより、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンであっても、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールの容器最内層への吸着が抑制され、その効果を十分に発揮させて、優れたトリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールの細菌への作用性を有し、高い殺菌力を与える歯磨剤組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノール、カチオン性界面活性剤、及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80であり、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填されたことを特徴とする歯磨剤組成物を提供する。
本発明によれば、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールが配合された歯磨剤組成物において、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールが容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンに吸着することによる組成物中のこれら成分の濃度が低下するのを抑制し、これら抗菌剤の保存安定性に優れ、かつ、口腔疾患の原因となる口腔内細菌に対しトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールを効率的に作用させ、優れた殺菌力を有した歯磨剤組成物が得られる。
本発明の歯磨剤組成物には、トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノールが配合される。トリクロサンは広範囲な抗菌スペクトルをもつハロゲン化ジフェニルエーテル型の殺菌剤であり、化学名は2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテルであり、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)からイルガケアMPの商品名で販売されている。一方、イソプロピルメチルフェノールは1−ヒドロキシ−4−イソプロピル−3−メチルフェノールであり、商品名ビオゾールとして大阪化成(株)から販売されている。これらの配合量は、組成物全体の0.001〜2質量%であることが好ましく、より好ましくは0.01〜0.5質量%である。0.001質量%未満では十分な殺菌効果が発揮されない場合があり、また、2質量%を超えると製剤中での可溶化が困難となり安定な歯磨製剤を得ることができない場合がある。
また、本発明の歯磨剤組成物には、カチオン性界面活性剤が配合される。
カチオン性界面活性剤としては、4級アンモニウムを有するカチオン性界面活性剤であって、歯磨剤組成物に適応できるものであればいずれでもよく、例えば、アルキルピリジニウム塩、ベンジル長鎖アルキル短鎖ジアルキルアンモニウム塩及びその誘導体、長鎖アルキル短鎖トリアルキルアンモニウム塩などが挙げられる。このようなカチオン性界面活性剤としては、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。これらのカチオン性界面活性剤は、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールの細菌への付着性を向上させる作用を有し、これにより殺菌力が高まるものと考えられる。カチオン性界面活性剤の配合量としては、組成物全体の0.001〜0.5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.01〜0.1質量%である。0.001質量%未満では細菌への付着量向上効果が得られなく、十分な殺菌力が発揮されない場合があり、0.5質量%を超えるとカチオン独特の苦みが強く使用感が悪くなる場合がある。なお、これらのカチオン性界面活性剤は、和光純薬工業(株)、関東化学工業(株)、東京化成工業(株)などの試薬メーカーから入手可能である。これらの中で、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウムはカチオン性殺菌剤としての作用効果も有しており、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールの殺菌力に加え、更に細菌に対する浄化効果の向上が得られる傾向にあり、より好ましい。
本発明では、更にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が配合される。この場合、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のものであり、より好ましくは10〜20である。30を超えるとトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの安定性が低下する。このような、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、例えば、日光ケミカルズ(株)のHCO−5、HCO−10、HCO−20、HCO−30、日本エマルジョン(株)のHC−5、HC−7、HC−10、HC−20、HC−30、青木油脂工業(株)のBLAUNON RCW−20(ポリオキシエチレン20モル)などが挙げられる。これらのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填した場合に、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールが最内層の直鎖状低密度ポリエチレンに吸着するのを抑える効果を有している。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は組成物全体に対し0.1〜5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜2.5質量%である。0.1質量%未満ではトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの安定化効果が十分得られない場合があり、5質量%を超えるとカチオン性界面活性剤と組み合わせてもトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの細菌への付着性向上効果が十分得られない場合がある。
本発明において、カチオン性界面活性剤とエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比は、1:2〜1:80であることが口腔内細菌に対しトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールを効率的に作用させるために必要であり、より好ましくは1:5〜1:60であり、1:2よりカチオン性界面活性剤量が多いと、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着を抑えられず、1:80よりエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油量が多くなると細菌へのトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの作用性が低下する。
本発明の歯磨剤組成物は、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填される。かかる容器としては、例えば、外層から低密度ポリエチレン/エチレン・アクリル酸共重合体樹脂/アルミニウム/エチレン・アクリル酸共重合体樹脂/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)、低密度ポリエチレン/エチレン・ビニルアルコールの共重合体/低密度ポリエチレン/エチレン・ビニルアルコールの共重合体/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)、及び低密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/低密度ポリエチレン/ガラス蒸着ポリエチレンテレフタレート/エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂/直鎖状低密度ポリエチレン(最内層)などからなるラミネート層構造を有するものが挙げられるが、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンであれば他の層構成は通常歯磨剤容器として使用されているものであればいずれでもよい。最内層の直鎖状低密度ポリエチレンの厚さとしては、特に規定されないが、通常30〜100μm程度の厚さを有し、ラミネート層全体では200〜450μmの厚さのものが通常用いられる。このような容器は、例えば、歯磨チューブとして大日本印刷(株)、凸版印刷(株)などの容器包材メーカーから入手することができる。
直鎖状低密度ポリエチレンはリニア低密度ポリエチレンともいい、製法としては、高密度ポリエチレン製造工程において、直鎖状ポリマーにα−オレフィン(例えば、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン、オクテン−1)を共重合させ、短鎖分岐を導入して低密度化したものであり、押出コーティング用の直鎖状低密度ポリエチレンは、密度0.915〜0.938g/cm3のものが一般的に使用される。
本発明の歯磨剤組成物は、上記必須成分に加えて任意成分として本発明の効果を損なわない範囲でその他の添加剤を配合することができる。
例えば、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、有効成分、色素、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合し、製造できる。
研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、第2リン酸カルシウム2水和物、第2リン酸カルシウム無水和物、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、二酸化チタン、結晶性ジルコニウムシリケート、ポリメチルメタアクリレート、不溶性メタリン酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、カルシウム欠損アパタイト、第3リン酸カルシウム、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤などが挙げられる(配合量通常5〜60質量%、特に10〜50質量%)。
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、分子量200〜6000のポリエチレングリコール、エチレングリコール、還元でんぷん糖化物等の多価アルコール等の1種又は2種以上が使用できる(配合量通常10〜60質量%、特に15〜50質量%)。
粘結剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カーボポール、グアガム、ゼラチン、アビセル、それにモンモリロナイト、カオリン、ベントナイト等の無機粘結剤等が挙げられる(配合量通常0.5〜5質量%、特に0.8〜2質量%)。
界面活性剤としては、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油に加え、アニオン性界面活性剤として、例えば、ラウリル硫酸塩、ラウロイルサルコシン塩、ミリスチルサルコシン塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、N−ラウロイルタウリン塩、α−オレフィンスルホン酸塩、両性界面活性剤として、例えば、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ノニオン性界面活性剤として、例えば、アルキルグリコシド、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ラウリン酸デカグリセリル等が挙げられる。なかでも、カチオン性界面活性剤の効果を損なわないためには、両性及びノニオン性界面活性剤を使用することがより好ましい。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパラテーム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ぺリラルチン等、防腐剤としては、ブチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1錫、フッ化ストロンチウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化ナトリウム、酢酸dl−トコフェロール、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、クロルヘキシジン塩類、アズレン、グリチルレチン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、クロロフィル、グリセロホスフェートなどのキレート性リン酸化合物、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、カミツレ、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物などが挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及び、これら天然香料の加工処理(前留部カット、後留部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、歯磨剤組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。
また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1質量%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0質量%使用するのが好ましい。
着色剤としては、青色1号、青色4号、緑色3号等が例示される。
なお、これら各任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるものではない。なお、下記例で%は質量%、部は質量部を示す。
〔実験方法〕
(1)試験歯磨剤組成物の調製
後述する表8に示した難水溶性非イオン性抗菌剤を配合した歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26cmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に50g充填した。また、後述する表9に示した難水溶性非イオン性抗菌剤を配合した歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径37cmのラミネートチューブ(LDPE80/LDPE25/PET12/LDPE25/白LDPE100/SiOx−PET12/EMAA25/LLDPE80,厚み359μm(大日本印刷(株)製))に100g充填した。
これらの歯磨剤組成物の調製にはトリクロサン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))、イソプロピルメチルフェノール(大阪化成(株))、塩化セチルピリジニウム(和光純薬工業(株))、塩化ベンザルコニウム(関東化学工業(株))、塩化ベンゼトニウム(関東化学工業(株))、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム(東京化成工業(株))、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(5)硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油には日光ケミカルズ(株)のHCO−30,HCO−20,HCO−10,HCO−5,HCO−60を使用し、ポリオキシエチレン(20)セチルエーテルには日本エマルジョン(株)のエマレックス120を用いた。他成分については、シリカ(無水ケイ酸)、増粘性シリカ(無水ケイ酸)、ポリエチレングリコール4000、ヒドロキシエチルセルロース、ソルビット液、サッカリンナトリウム、精製水は化粧品原料基準規格品、ショ糖モノラウレートにはリョトーシュガーエステルL−1695(三菱化学フーズ(株))、フッ化ナトリウムは医薬部外品原料規格品を用いた。
使用したラミネートチューブの層構成における略号と名称は以下の通りであり、略号に続く数字は各層の厚み(μm)を示したものである。
LDPE:低密度ポリエチレン
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
AL:アルミニウム
EAA:エチレン・アクリル酸の共重合体樹脂
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
SiOx−PET:ガラス蒸着ポリエチレンテレフタレート
香料については、表1に示す香料A〜香料Iまでを作成し、配合した。
Figure 2005179266
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Figure 2005179266
Figure 2005179266
(2)トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着抑制効果の評価方法
調製した歯磨剤組成物をチューブに充填し、速やかに組成物中のトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールを定量(wt%)した値を初期値とし、50℃、1ヶ月保存した後の組成物中に含まれるトリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの配合濃度を評価サンプル値(wt%)とし、下記式にて残存率を計算し、90%以上の残存率を示すものを容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着を抑制する効果が十分あるものと判断した。なお、トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの定量は歯磨剤組成物を10g分取し(チューブから押し出した最初の10gを使用)、60%エタノール溶液で抽出した後、シリカゲル基剤にオクタデシル基を化学結合させたカラムを用い、液体クロマグラフィーで行った。
トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの残存率(%)
=評価サンプル値(wt%)/初期値(wt%)×100
(3)トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの細菌への付着量及び殺菌力の評価方法
表8及び表9の歯磨剤組成物(10g)に人工唾液(30ml)を加え、撹拌した後、遠心(10,000rpm、20min)し、得られた上清を試料原液とした。この試料原液を前もって培養した口腔細菌分散液(アクチノマイセス ナエスランディ(A.naeslundii)T14Vを人工唾液に分散し、波長660nmでの濁度(OD660)=1に調整したもの)2mlに対し、2mlを30秒間作用させた後、50μlを分取してTHB液体培地(4ml)に添加し、殺菌力評価サンプルとした。また、採取後の残液を速やかに遠心分離し、細菌を沈渣として回収し、上清を洗い流し、この沈渣に80%エタノール水溶液を1ml加え、撹拌することで細菌に付着した難水溶性殺菌剤を抽出した。この液を0.45μmのフィルターでろ過した後、高速液体クロマトグラフィー(カラム:ODS,4.6×150mm)を用いて抽出された量を測定し、難水溶性殺菌剤の細菌への付着量(ppm)とした。
殺菌力評価は、殺菌力評価サンプル液を嫌気培養(37℃、8時間)した後、増殖した菌量を濁度(OD660)を指標に測定し、数値の小さいものがより高い殺菌力が得られたものとして評価した。
なお、人工唾液としては、3.73gの塩化カリウム、0.14gのリン酸2水素1カリウム、0.15gの塩化カルシウム2水和物、0.02gの塩化マグネシウム6水和物を精製水に溶解し、水酸化カリウムでpHを7に調整し、1,000mlとしたものを使用した。
Figure 2005179266
実施例1〜9のトリクロサンとカチオン性界面活性剤及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80の範囲である歯磨剤組成物は、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された場合において、容器へのトリクロサン吸着が抑えられ、なおかつ、トリクロサンの細菌に対する吸着性が高まり製剤の殺菌力が向上することが確認された。
Figure 2005179266
実施例10〜19のイソプロピルメチルフェノール及びトリクロサンとカチオン性界面活性剤及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80の範囲である歯磨剤組成物は、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填された場合において、容器へのイソプロピルメチルフェノール及びトリクロサン吸着が抑えられ、なおかつ、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサンの細菌に対する吸着性が高まり、製剤の殺菌力が向上することが確認された。
[実施例20]練歯磨
イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
塩化セチルピリジニウム 0.05
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 1.5
シリカ 16
増粘性シリカ 5
ヒドロキシエチルセルロース 0.8
キサンタンガム 0.5
グリセリン 30
アルキルグルコシド 2.0
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 4
パラオキシ安息香酸メチル 0.06
パラオキシ安息香酸ブチル 0.01
酸化チタン 0.3
デキストラナーゼ(13,000u/g) 0.1
フッ化ナトリウム 0.21
香料A 1.3
水 残
計 100.0質量%
カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油の質量比=1:30
上記の歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26cmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に50g充填した。イソプロピルメチルフェノールの容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着抑制は95%の残存率を示し、イソプロピルメチルフェノールの細菌への付着量は比較例6及び比較例8〜10よりも高く(0.38ppm)、殺菌力もこれら比較例に比べ優れたものであった(OD660=0.66)。
[実施例21]練歯磨
トリクロサン 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.2
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 0.8
第2リン酸水素カルシウム2水和物 40
増粘性シリカ 3
ヒドロキエチルセルロース 1.2
カラゲナン 0.4
ソルビット液(70%) 20
ラウリン酸デカグリセリル 1.5
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 3
酸化チタン 0.3
香料A 1.4
ε−アミノカプロン酸 0.03
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
水 残
計 100.0質量%
カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油の質量比=1:24
上記の歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26cmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に50g充填した。トリクロサン及びイソプロピルメチルフェノールの容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着抑制はそれぞれ96%、95%の残存率を示し、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールの細菌への付着量は比較例1及び比較例3〜5(トリクロサン配合)、比較例6及び比較例8〜10(イソプロピルメチルフェノール配合)よりも高く(それぞれ付着量は0.44ppm、0.58ppm)、殺菌力もこれら比較例に比べ優れたものであった(OD660=0.51)。
[実施例22]練歯磨
トリクロサン 0.3質量%
塩化ベンザルコニウム 0.05
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油 1.5
炭酸カルシウム 45
増粘性シリカ 3
ヒドロキシエチルセルロース 1.0
ポリエチレングリコール4000 0.45
カラゲナン 0.5
ソルビット液(70%) 20
N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム 2.0
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 4
酸化チタン 0.3
香料A 1.3
フッ化ナトリウム 0.21
トラネキサム酸 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
水 残
計 100.0質量%
カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油の質量比=1:30
上記の歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26cmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に50g充填した。トリクロサンの容器最内層の直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着抑制は95%の残存率を示し、トリクロサンの細菌への付着量は比較例1及び比較例3〜5よりも高く(0.50ppm)、殺菌力もこれら比較例に比べ優れたものであった(OD660=0.51)。
[実施例23]液状歯磨
イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
塩化セチルピリジニウム 0.05
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 1.2
シリカ 12
ヒドロキシエチルセルロース 1.0
ポリエチレングリコール4000 0.45
ソルビット液(70%) 50
グリセリン 15
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 4
香料A 1.3
トラネキサム酸 0.05
フッ化ナトリウム 0.21
色素(緑色3号) 0.005
水 残
計 100.0質量%
カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油の質量比=1:24
上記の歯磨剤組成物を調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26cmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に50g充填した。イソプロピルメチルフェノールの容器最内層直鎖状低密度ポリエチレンへの吸着抑制は94%の残存率を示し、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールの細菌への付着量は比較例6及び比較例8〜10よりも高く(0.36ppm)、殺菌力もこれら比較例に比べ優れたものであった(OD660=0.65)。

Claims (1)

  1. トリクロサン及び/又はイソプロピルメチルフェノール、カチオン性界面活性剤、及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、カチオン性界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比が1:2〜1:80であり、容器最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる容器に充填されたことを特徴とする歯磨剤組成物。
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