JP2009146556A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤読み出しを抑制し、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】半導体層102上に形成され、電荷蓄積層と該電荷蓄積層上に形成された制御ゲートとを有する複数のメモリセルMTと、前記メモリセルMTの前記制御ゲートに接続されたワード線WLと、前記メモリセルMTのドレインに電気的に接続されたビット線BLと、前記メモリセルMTのソースに電気的に接続されたソース線SLと、前記半導体層102の電位を前記ソース線SLの電位に連動して変化させるドライバ回路50とを具備する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体記憶装置に関する。例えば、電荷蓄積層と制御ゲートとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
従来から、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体メモリとして、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)が知られている。また、大容量化及び高集積化可能なEEPROMとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。
フラッシュメモリでは、ワード線に電圧を印加した際に、メモリセルがオン/オフのいずれの状態を取るかにより、データがセンスされる。メモリセルがオン状態となると、ビット線からソース線に電流が流れる。すると、ソース線の電位が上昇する。
NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルから一括してデータが読み出される。従って、オン状態となるメモリセルの数によって、ソース線の電位の上昇の程度は異なる。特に電位の上昇が大きい場合には、ソース線とワード線との電位差が小さくなるため、データの誤読み出しが発生する恐れがある。そこで、ワード線の電位をソース線の電位に応じて変化させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記方法を用いた場合であっても、誤読み出しの対策としては十分では無い場合があり得る。
特開平11−096783号公報
この発明は、誤読み出しを抑制し、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、半導体層上に形成され、電荷蓄積層と該電荷蓄積層上に形成された制御ゲートとを有する複数のメモリセルと、前記メモリセルの前記制御ゲートに接続されたワード線と、前記メモリセルのドレインに電気的に接続されたビット線と、前記メモリセルのソースに電気的に接続されたソース線と、前記半導体層の電位を前記ソース線の電位に連動して変化させるドライバ回路とを具備する。
この発明によれば、誤読み出しを抑制し、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供できる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図1は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ10、センスアンプ20、ロウデコーダ30、ソース線ドライバ40、ウェルドライバ50、ビット線ドライバ60、MOSトランジスタ70、電圧発生回路80、及び制御回路90を備えている。
メモリセルアレイ10は、不揮発性のメモリセルが直列接続されたメモリセルユニット11を複数備えている。各メモリセルのゲートにはワード線が接続される。またメモリセルユニットの一端側のメモリセルのドレインにはビット線が接続され、他端側のメモリセルのソースにはソース線が接続される。
センスアンプ20の各々は、データの読み出し時には、メモリセルからビット線に読み出されたデータをセンスして増幅する。またデータの書き込み時には、対応するビット線に書き込みデータを転送する。
ロウデコーダ30は、メモリセルアレイ10のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線を選択する。
ソース線ドライバ40は、ソース線に電圧を与える。そして、データの読み出し時にはソース線に電圧VSS(0V)を印加する。
ウェルドライバ50は、上記メモリセルアレイ10が形成されたウェル領域に電圧を与える。すなわち、上記メモリセルのバックゲートバイアスを印加する。
MOSトランジスタ70の各々は、ビット線とセンスアンプ20とを接続する。すなわち、各々のMOSトランジスタ70は、電流経路の一端が対応するビット線に接続され、電流経路の他端が対応するセンスアンプ20に接続される。そして、MOSトランジスタ70がオン状態とされることにより、ビット線とセンスアンプ20とが電気的に接続される。
ビット線ドライバ60は、MOSトランジスタ70のゲートに電圧BLCLAMPを与える。ビット線ドライバ60が電圧BLCLAMPを与えることにより、MOSトランジスタ70はオン状態となる。
電圧発生回路80は、各種の電圧を発生する。例えばデータの書き込み時には、プログラム電圧VPGM(例えば20V)及び中間電圧VPASSを発生する。またデータの読み出し時には、読み出し電圧VCGR及び電圧VREADを発生する。更にデータの消去時には、消去電圧VERA(例えば20V)を発生する。
制御回路90は、外部から信号(アドレス及びコマンド)を受け取る。そして受け取った信号に応じて、電圧発生回路80等の動作を制御する。
次に、上記メモリセルアレイ10の詳細について、図1を参照しつつ説明する。メモリセルアレイ10は、前述の通り、複数のメモリセルユニット11を備えている。メモリセルユニット11の各々は、例えば32個のメモリセルトランジスタMT(メモリセル)と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲート電極とを有する積層ゲート構造を備えている。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は32個に限られず、8個や16個、64個、128個、256個等であってもよく、その数は限定されるものではない。メモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極はワード線WL0〜WL31のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL31を、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ10において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BLに共通接続される。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、メモリセルユニットを選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。
図1では、1行のメモリセルユニット11のみを図示している。しかし、メモリセルアレイ10内には複数行のメモリセルユニット11が設けられても良い。この場合、同一列にあるメモリセルユニット11は同一のビット線BLに接続される。また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一行にある複数のメモリセルユニットは一括してデータが消去され、この単位をメモリブロックと呼ぶ。同一のメモリブロック内のメモリセルトランジスタMTのバックゲートは、互いに共通接続されている。すなわち、同一のウェル領域上に形成される。
図2は、上記構成のメモリセルユニットのビット線方向に沿った断面図である。図示するように、p型半導体基板100の表面領域内にn型ウェル領域101が形成され、n型ウェル領域101の表面領域内にp型ウェル領域102が形成されている。p型ウェル領域102上にはゲート絶縁膜103が形成され、ゲート絶縁膜103上に、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極が形成されている。メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、ゲート絶縁膜103上に形成された多結晶シリコン層104、多結晶シリコン層104上に形成されたゲート間絶縁膜105、及びゲート間絶縁膜105上に形成された多結晶シリコン層106を有している。ゲート間絶縁膜105は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜、またはそれらを含む積層構造、またはTiO、HfO、Al、HfAlO、HfAlSi膜とシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜との積層構造で形成される。またゲート絶縁膜103はトンネル絶縁膜として機能するものである。
メモリセルトランジスタMTにおいては、多結晶シリコン層104は電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート(FG))として機能する。他方、多結晶シリコン層106は、ビット線に直交する方向で隣接するもの同士で共通接続されており、制御ゲート電極(ワード線WL)として機能する。選択トランジスタST1、ST2においては、多結晶シリコン層104、106はワード線方向で隣接するもの同士で共通接続されている。そして、多結晶シリコン層104、106が、セレクトゲート線SGS、SGDとして機能する。なお、多結晶シリコン層104のみがセレクトゲート線として機能しても良い。この場合、選択トランジスタST1、ST2の多結晶シリコン層106の電位は、一定の電位、またはフローティングの状態とされる。ゲート電極間に位置する半導体基板100表面内には、n型不純物拡散層107が形成されている。不純物拡散層107は隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。また、隣接するソースとドレインとの間の領域は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。これらのゲート電極、不純物拡散層107、及びチャネル領域によって、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2となるMOSトランジスタが形成されている。
半導体基板100上には、上記メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2を被覆するようにして、層間絶縁膜108が形成されている。層間絶縁膜108中には、ソース側の選択トランジスタST2の不純物拡散層(ソース)107に達するコンタクトプラグCP1が形成されている。そして層間絶縁膜108上には、コンタクトプラグCP1に接続される金属配線層109が形成されている。金属配線層109はソース線SLの一部として機能する。また層間絶縁膜108中には、ドレイン側の選択トランジスタST1の不純物拡散層(ドレイン)107に達するコンタクトプラグCP2が形成されている。そして層間絶縁膜108上に、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層110が形成されている。
層間絶縁膜108上には、金属配線層109、110を被覆するようにして、層間絶縁膜111が形成されている。そして層間絶縁膜111中に、金属配線層110に達するコンタクトプラグCP3が形成されている。そして、層間絶縁膜111上には、複数のコンタクトプラグCP3に共通に接続された金属配線層112が形成されている。金属配線層112はビット線BLとして機能する。
次に、上記メモリセルトランジスタMTの閾値分布について図3を用いて説明する。図3は、横軸に閾値電圧Vthをとり、縦軸にメモリセルトランジスタMTの存在確率を示したグラフである。
図示するように、各々のメモリセルトランジスタMTは8値(8-levels)のデータ(3ビットデータ)を保持出来る。すなわちメモリセルトランジスタMTは、閾値電圧Vthの低い順に“0”、“1”、“2”、“3”、…“7”の8種のデータを保持出来る。メモリセルトランジスタMTにおける“0”データの閾値電圧Vth0は、Vth0<V01である。“1”データの閾値電圧Vth1は、V01<Vth1<V12である。“2”データの閾値電圧Vth2は、V12<Vth2<V23である。“3”データの閾値電圧Vth3は、V23<Vth3<V34である。“4”データの閾値電圧Vth4は、V34<Vth4<V45である。“5”データの閾値電圧Vth5は、V45<Vth5<V56である。“6”データの閾値電圧Vth6は、V56<Vth6<V67である。そして“7”データの閾値電圧Vth7は、V67<Vth7である。
なお、メモリセルトランジスタMTが保持可能なデータは上記8値に限らず、例えば2値(1ビットデータ)、4値(2ビットデータ)、16値(4ビットデータ)などであっても良い。
次に、図1に戻ってロウデコーダ30の詳細について説明する。ロウデコーダ30は、データの書き込み時及び読み出し時において、いずれかのワード線WLを選択し、選択ワード線及び非選択ワード線に電圧を印加する。また消去時には、p型ウェル領域102に消去電圧VERAを印加し、全ワード線WLに電圧VSSを印加する。更にロウデコーダ30は、ワード線ドライバ31を備えている。
ワード線ドライバ31は、データの読み出し時において、選択ワード線WLの電位をソース線SLに連動して変化させる。ワード線ドライバ31は、大まかには電流源回路32と可変抵抗素子33とを備えている。電流源回路32の出力ノードは抵抗素子33の一端に接続され、抵抗素子33の他端はソース線SLに接続されている。そして、電流源回路32と抵抗素子33との接続ノードの電位が、選択ワード線WLに印加される。本ワード線ドライバ31としては、例えば特開平11−96783号公報に開示された、読み出し及びベリファイ電圧発生回路7aを使用することも可能である。
次に、ウェルドライバ50の詳細について説明する。図1に示すようにウェルドライバ50は、MOSトランジスタ51〜53を備えている。
MOSトランジスタ51は、ゲートに消去信号ERAが入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102に接続され、電流経路の他端には電圧VERAが印加される。消去信号ERAは例えば制御回路90から与えられる。そして、消去動作時に信号ERAがアサートされることにより、MOSトランジスタ51がオン状態とされる。
MOSトランジスタ52は、ゲートに書き込み信号WDが入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102に接続され、電流経路の他端には電圧VSSが印加される。書き込み信号WDは例えば制御回路90から与えられる。そして、書き込み動作時におけるデータプログラム時に信号WDがアサートされることにより、MOSトランジスタ52がオン状態とされる。
MOSトランジスタ53は、ゲートに読み出し信号RDが入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102に接続され、電流経路の他端がソース線SLに接続される。読み出し信号RDは例えば制御回路90から与えられる。そして、読み出し動作時、及び書き込み動作時におけるベリファイ時に信号RDがアサートされることにより、MOSトランジスタ53がオン状態とされる。
引き続き図1を用いて、ビット線ドライバ60の詳細について説明する。図示するようにビット線ドライバ60は、大まかには電流源回路61、nチャネルMOSトランジスタ62、及び可変抵抗素子63を備えている。電流源回路32の出力ノードは、MOSトランジスタ62の電流経路の一端に接続される。MOSトランジスタ62は、電流経路の他端とゲートとが共通に接続されている。すなわちMOSトランジスタ62は、ダイオード素子として機能する。抵抗素子63の一端は、MOSトランジスタ62の電流経路の他端とゲートとの接続ノードに接続され、他端はソース線SLに接続されている。そして、電流源回路61とMOSトランジスタ62との接続ノードの電位が、信号BLCLAMPとしてMOSトランジスタ70のゲートに与えられる。
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリにおける、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作につき、ウェルドライバ50の動作に着目しつつ、以下説明する。
<書き込み動作>
まず書き込み動作について説明する。書き込み動作は、プログラム動作とベリファイ動作との繰り返しによって行われる。プログラム動作は、メモリセルトランジスタMTの制御ゲートとチャネルとの間に電位差を生じさせ、書き込みデータに応じて電荷を電荷蓄積層に注入する動作である。以下では、電荷蓄積層に電荷を注入してメモリセルトランジスタMTの閾値電圧を上昇させる場合を“0”プログラムと呼ぶ。他方、電荷蓄積層に電荷を注入せず、閾値電圧を変化させない場合(換言すれば、保持データが別のレベルに遷移しない程度の電荷注入に抑える場合)を“1”プログラムと呼ぶことにする。またベリファイ動作は、プログラム動作の後、データを読み出すことによって、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が所望の値に達しているか否かを確認する動作であり、基本的には読み出し動作と同様の動作である。従って、本書き込み動作の説明では、プログラム動作についてのみ説明する。
図4は、データのプログラム時におけるメモリセルユニット11とウェルドライバ50の回路図である。以下では、ワード線WL1に接続されたメモリセルトランジスタMTに対してプログラムが行われる場合を例に説明する。
まず、ロウデコーダ30はワード線WL1を選択し、選択ワード線WL1にプログラム電圧VPGMを印加する。また非選択ワード線WL0、WL2〜WL31に電圧VPASSを印加する。更に、ロウデコーダ30は、セレクトゲート線SGDに電圧VDDを印加し、セレクトゲート線SGSに電圧VSS(0V)を印加する。
センスアンプ20は、MOSトランジスタ70の電流経路を介して、ビット線BLに0VまたはVDDを印加する。すなわち、“1”プログラムを行うメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線BLに対しては書き込み禁止電圧として電圧VDDを印加し、“0”プログラムを行うメモリセルトランジスタMTが接続されたビット線BLに対しては書き込み電圧として電圧VSSを印加する。
更にウェルドライバ50においては、MOSトランジスタ51、53がオフ状態とされ、MOSトランジスタ52がオン状態とされる。その結果、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2には、バックゲートバイアスとしてVSSが与えられる。
なお、電圧VPGMは、電荷蓄積層に電荷を注入するための高電圧であり、例えば20Vである。また電圧VPASSは、保持するデータに関わらずメモリセルトランジスタMTをオン状態とすることの出来る電圧であり、VPASS<VPGMである。
以上の結果、メモリセルトランジスタMTはオン状態となり、チャネルが形成される。つまり、メモリセルユニット11内のメモリセルトランジスタMTに電流経路が形成され、それらが導通状態となる。また、セレクトゲート線SGSには0Vが印加されているため、選択トランジスタST2はカットオフ状態となる。これに対して選択トランジスタST1は、書き込みデータに応じてオン状態、またはカットオフ状態となる。
“0”プログラムが行われる場合には、ビット線BLには書き込み電圧(例えば0V)が印加される。従って、選択トランジスタST1はオン状態となり、ビット線BLに与えられた0VがメモリセルトランジスタMTのチャネルへ転送される。すると、選択ワード線WL1に接続されたメモリセルトランジスタMTでは、ゲートとチャネルとの間の電位差がほぼVPGMとなり、電荷が電荷蓄積層に注入される。その結果、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が上昇し、“0”プログラムが行われる。
他方、“1”プログラムが行われる場合には、ビット線には書き込み禁止電圧VDD(>書き込み電圧)が印加され、選択トランジスタST1はカットオフ状態となる。従って、メモリセルユニット11内のメモリセルトランジスタMTのチャネルは電気的にフローティングの状態となり、ゲート電位(VPGM、VPASS)とのカップリングにより上昇する。そのため、選択ワード線WL1に接続されたメモリセルトランジスタMTでは、ゲートとチャネルとの間の電位差が十分ではなく、電荷蓄積層に電荷が(保持データが遷移するほどには)注入されない。その結果、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は変わらず、“1”プログラムが行われる。
<読み出し動作>
次に、データの読み出し動作について説明する。上記ベリファイ動作も、以下で説明する読み出し動作と同様である。図5は、データの読み出し時におけるメモリセルユニット11とウェルドライバ50の回路図である。以下では、ワード線WL1に接続されたメモリセルトランジスタMTに対して読み出しが行われる場合を例に説明する。
まず、センスアンプ20は、MOSトランジスタ70の電流経路を介してビット線BLをプリチャージする。
そしてロウデコーダ30はワード線WL1を選択し、選択ワード線WL1に読み出し電圧VCGRを印加する。また非選択ワード線WL0、WL2〜WL31に、電圧VREADを印加する。更に、ロウデコーダ30は、セレクトゲート線SGD、SGSに電圧VDDを印加する。
更にウェルドライバ50においては、MOSトランジスタ51、52がオフ状態とされ、MOSトランジスタ53がオン状態とされる。その結果、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のバックゲートは、ソース線SLに電気的に接続される。つまり、バックゲートバイアスは、ソース線SLの電位に従って変動する。
なお、電圧VREADは、保持するデータに関わらずメモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。また電圧VCGRは、読み出し対象となるメモリセルトランジスタに印加される電圧であり、読み出そうとするデータに応じて変化される。例えば“0”データの読み出し時にはV01とされ、“1”データの読み出し時にはV12とされる。また、セレクトゲート線SGD、SGSに印加される電圧は、選択トランジスタST1、ST2をオン状態とすることの出来る電圧である。
以上の結果、非選択ワード線WL0、WL2〜WL31に接続されたメモリセルトランジスタMTはオン状態となり、チャネルが形成される。また選択トランジスタST1、ST2もオン状態とされる。
そして、選択ワード線WL1に接続されたメモリセルトランジスタMTが電圧VCGRよりも低い閾値電圧に相当するデータを保持していればオン状態となり、ビット線BLとソース線SLとが電気的に導通状態となる。すなわち、ビット線BLからソース線SLへ電流が流れる。他方、電圧VCGR以上の閾値電圧に相当するデータを保持していればオフ状態となり、ビット線とソース線とは電気的に非導通状態となる。すなわち、ビット線BLからソース線SLへは電流は流れない。
<消去動作>
次に、データの消去動作について説明する。図6は、データの消去時におけるメモリセルユニット11とウェルドライバ50の回路図である。
ロウデコーダ30は、全ワード線WL0〜WL31に電圧VSSを印加する。また、セレクトゲート線SGD、SGSを例えば電気的にフローティングの状態とする。
更に、ビット線BL及びソース線SLも電気的にフローティングの状態とされる。
ウェルドライバ50においては、MOSトランジスタ52、53がオフ状態とされ、MOSトランジスタ51がオン状態とされる。その結果、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のバックゲートバイアスとして、消去電圧VERAが印加される。
以上の結果、メモリセルトランジスタMTのゲートとp型ウェル領域102との間に電位差が生じ、浮遊ゲートから電荷がウェル領域102へ放出される。これにより、同一メモリブロック内における全てのメモリセルトランジスタMTにつき、データが消去される。データの消去によって、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は負の値となる。
上記のように、この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、下記(1)の効果が得られる。
(1)ソース線の電位変動による影響を抑制し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る(その1)。
背景技術で説明したように、ワード線の電位をソース線の電位に連動させる方法が知られている。本手法によれば、ソース線の電位が変動した場合であっても、ワード線とソース線との電位差を確保し、データを精度良く読み出すことが出来る。
しかし、上記手法を用いたとしても、メモリセルトランジスタMTのバックゲートバイアス依存性は補正出来ない。すなわち、メモリセルトランジスタMTのバックゲート(ウェル領域)とソースとの間の電位差VBSは、ソース線SLの電位変動の影響を受ける。例えば、ソース線SLの電位が300mV上昇した場合、バックバイアス効果によって、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は30mV程度変化する。
この点、本実施形態に係る構成であると、ウェルドライバ50は、メモリセルアレイ10が形成されたp型ウェル領域102(バックゲート)とソース線SLとを電気的に接続するMOSトランジスタ53を備えている。そしてデータの読み出し動作時及びベリファイ時には、MOSトランジスタ53によってウェル領域102とソース線SLとをショートしている。言い換えれば、ウェルドライバ50は、読み出し動作時においてウェル領域102の電位を、ビット線BLからメモリセルトランジスタMTを介してソース線SLに電流が流れ込むことによってソース線SLが最終的に到達する電位に等しくする。
従って、ソース線SLの電位変動によって電位差VBSが受ける影響を、非常に小さく出来る。つまり、バックバイアス効果による閾値電圧の変動を抑制出来る。その結果、データの誤読み出しを防止し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。更に、ソース線SLの電位変動がワード線及びバックゲートに与える影響を低減することで、データの分布幅を狭くすることが出来る。より具体的には、図3に示した閾値分布において、各データが取り得る閾値電圧の幅をより小さく出来る。その結果、データのプログラムや読み出しに必要な電圧を低減出来る。
更に本実施形態に係る構成であると、ビット線ドライバ60を設けている。そしてビット線ドライバ60により、信号BLCLAMPの電位をソース線SLに連動して変化させている。言い換えれば、ビット線BLの電位を、ソース線SLに連動して変化させる。その結果、ビット線BLの電位も、ソース線SLの電位変動の影響を受け難く出来る。このことも、誤読み出しの防止や閾値分布幅の縮小に寄与する。
図7は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の読み出し動作時におけるソース線SL、ウェル領域102、ワード線WL、及びビット線BL(または信号BLCLAMP)の電位の時間変化を示すタイミングチャートである。図示するように、ビット線BLの放電を開始すると、ソース線SLの電位が上昇する。本実施形態に係る構成であると、ソース線SLと同様にして、ウェル領域102、ワード線WL、及びビット線BLの電位が変動する。特に、ソース線SLとウェル領域102との間の電位差はほぼ一定であり、またほぼ同電位である。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、複数のメモリセルアレイを備えたNAND型フラッシュメモリに、上記第1の実施形態を適用したものである。図8は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの一部領域のブロック図である。
図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ10−1、10−2、センスアンプ20−1、20−2、ロウデコーダ30−1、30−2、ソース線ドライバ40−1、40−2、ウェルドライバ50、ビット線ドライバ60−1、60−2、及びMOSトランジスタ70−1、70−2を備えている。電圧発生回路80及び制御回路90については図示を省略するが、第1の実施形態と同様である。
メモリセルアレイ10−1、10−2はそれぞれ、第1の実施形態で説明したメモリセルアレイ10と同様の構成を有している。但し、両者は異なるp型ウェル領域102上に形成されており、互いに電気的に分離されている。以下、メモリセルアレイ10−1、10−2がそれぞれ形成されたウェル領域102を、ウェル領域102−1、102−2と呼ぶことにする。メモリセルアレイ10−1内のワード線WLと、メモリセルアレイ10−2内のワード線とは、電気的に分離されている。ソース線SLも同様である。
センスアンプ20−1、20−2はそれぞれ、第1の実施形態で説明したセンスアンプ20と同様の構成を有している。センスアンプ20−1は、MOSトランジスタ70−1を介してメモリセルアレイ10−1に接続され、センスアンプ20−2は、MOSトランジスタ70−2を介してメモリセルアレイ10−2に接続される。
ロウデコーダ30−1、30−2はそれぞれ、第1の実施形態で説明したロウデコーダ30と同様の構成を有している。ロウデコーダ30−1はメモリセルアレイ10−1に対して選択動作を行い、ロウデコーダ30−2はメモリセルアレイ10−2に対して選択動作を行う。
ソース線ドライバ40−1、40−2はそれぞれ、第1の実施形態で説明したソースドライバ40と同様の構成を有している。ソース線ドライバ40−1、40−2はそれぞれ、メモリセルアレイ10−1、10−2のソース線に電圧を与える。
ビット線ドライバ60−1、60−2はそれぞれ、第1の実施形態で説明したビット線ドライバ60と同様の構成を有している。ビット線ドライバ60−1、60−2はそれぞれ、メモリセルアレイ10−1、10−2のソース線SLに応じて、電圧BLCLAMPを発生する。
MOSトランジスタ70−1、70−2のゲートには、それぞれビット線ドライバ60−1、60−2から信号BLCLAMPが供給される。すなわち、MOSトランジスタ70−1のゲートに入力される信号BLCLAMPは、メモリセルアレイ10−1におけるソース線と連動して変化する信号である。また、MOSトランジスタ70−2のゲートに入力される信号BLCLAMPは、メモリセルアレイ10−2におけるソース線と連動して変化する信号である。
次にウェルドライバ50について説明する。ウェルドライバ50は、ウェルドライバ50は、MOSトランジスタ51−1〜53−1、51−2〜53−2を備えている。
MOSトランジスタ51−1は、ゲートに消去信号ERA1が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−1に接続され、電流経路の他端には電圧VERAが印加される。消去信号ERA1は、メモリセルアレイ10−1の消去時においてアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ51−1は、メモリセルアレイ10−1の消去時において、ウェル領域102−1に電圧VERAを印加する。
MOSトランジスタ51−2は、ゲートに消去信号ERA2が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−2に接続され、電流経路の他端には電圧VERAが印加される。消去信号ERA2は、メモリセルアレイ10−2の消去時においてアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ51−2は、メモリセルアレイ10−2の消去時において、ウェル領域102−2に電圧VERAを印加する。
MOSトランジスタ52−1は、ゲートに書き込み信号WD1が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−1に接続され、電流経路の他端には電圧VSSが印加される。書き込み信号WD1は、メモリセルアレイ10−1についての書き込み動作時にアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ52−1は、メモリセルアレイ10−1の書き込み動作時において、ウェル領域102−1に電圧VSSを印加する。
MOSトランジスタ52−2は、ゲートに書き込み信号WD2が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−2に接続され、電流経路の他端には電圧VSSが印加される。書き込み信号WD2は、メモリセルアレイ10−2についての書き込み動作時にアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ52−2は、メモリセルアレイ10−2の書き込み動作時において、ウェル領域102−2に電圧VSSを印加する。
MOSトランジスタ53−1は、ゲートに読み出し信号RD1が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−1に接続され、電流経路の他端はメモリセルアレイ10−1のソース線SLに接続される。読み出し信号RD1は、メモリセルアレイ10−1についての読み出し動作時にアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ53−1は、メモリセルアレイ10−1の読み出し動作時において、ウェル領域102−1をメモリセルアレイ10−1のソース線SLとショートさせる。
MOSトランジスタ53−2は、ゲートに読み出し信号RD2が入力され、電流経路の一端がp型ウェル領域102−2に接続され、電流経路の他端はメモリセルアレイ10−2のソース線SLに接続される。読み出し信号RD2は、メモリセルアレイ10−2についての読み出し動作時にアサートされる信号である。つまりMOSトランジスタ53−2は、メモリセルアレイ10−2の読み出し動作時において、ウェル領域102−2をメモリセルアレイ10−2のソース線SLとショートさせる。
図9は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の備えるメモリセルアレイ10−1、10−2、及びその他の周辺回路領域の断面図である。図9では周辺回路領域としてロウデコーダ30−1、30−2を例示しているが、これに限定されるものでは無い。
図示するように、p型半導体基板100中にはn型ウェル領域102が形成され、n型ウェル領域102の表面領域内には、p型ウェル領域102−1、102−2が形成されている。ウェル領域102−1、102−2は、例えば素子分離領域STIによって電気的に分離されている。ウェル領域102−1、102−2上にはそれぞれ、第1の実施形態で説明したメモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2が形成されている。更にウェル領域102−1、102−2の表面領域内にはp型不純物拡散層120が形成されている。そして拡散層120を介して、ウェル領域102−1、102−2はウェルドライバ50に接続されている。
半導体基板100中には、ウェル領域102−1、102−2と電気的に分離された素子領域AAが形成されている。素子領域AA上には、例えばロウデコーダ30−1、30−2に含まれる高耐圧MOSトランジスタTRが形成されている。トランジスタTRは、ゲート絶縁膜130上に形成されたゲート電極を備えている。ゲート絶縁膜130は、メモリセルトランジスタMTのゲート絶縁膜103よりも大きい膜厚とされる。またゲート電極は、メモリセルトランジスタMTと同様に、積層ゲート構造を有している。すなわち、ゲート絶縁膜103上に形成された多結晶シリコン層131、多結晶シリコン層131上に形成されたゲート間絶縁膜132、及びゲート間絶縁膜132上に形成された多結晶シリコン層133を備えている。そして、ゲート間絶縁膜132の一部が除去されることにより、多結晶シリコン層131、133が接続されている。そして素子領域AAの表面領域内には、MOSトランジスタTRのソース及びドレインとして機能するn型不純物拡散層134が形成されている。
上記のように、第1の実施形態で説明した構成は、複数のメモリセルアレイ10を有するNAND型フラッシュメモリにも適用でき、第1の実施形態で説明した(1)の効果が得られる。更に本実施形態であると、下記(2)の効果が得られる。
(2)ソース線の電位変動による影響を抑制し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る(その2)。
異なるウェル領域に形成された複数のメモリセルアレイを備えたNAND型フラッシュメモリの場合、ソース線SLの変動の程度は、メモリセルアレイ毎に異なる。従って、本実施形態においては、メモリセルアレイ10毎にウェル電圧を独立して制御している。そして、メモリセルアレイ10−1が形成されたウェル領域102−1の電位を、当該メモリセルアレイ10−1のソース線に連動して変化させ、メモリセルアレイ10−2が形成されたウェル領域102−2の電位を、当該メモリセルアレイ10−2のソース線に連想して変化させている。このことは、選択ワード線の電圧及び信号BLCLAMPについても同様である。
本構成とすることで、各メモリセルアレイ10の特性に合わせてウェル領域102、ワード線WL、及び信号BLCLAMPの電圧を変動させることが出来る。その結果、複数のメモリセルアレイを備えた構成であっても、ソース線の電位変動の影響を抑制出来る。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1、第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける、センスアンプ20の構成及び動作に関するものである。以下では、センスアンプ20についてのみ説明する。その他の構成及び動作は、第1、第2の実施形態と同様である。図10は、上記実施形態において用いられるセンスアンプ20の一構成例を示す回路図である。
図示するようにセンスアンプ20は、スイッチ素子140〜143、nチャネルMOSトランジスタ144、146、pチャネルMOSトランジスタ147、キャパシタ素子148、及びラッチ回路149を備えている。
MOSトランジスタ144の電流経路の一端には、スイッチ素子140を介して電圧VDDが与えられ、他端はノードN1に接続され、ゲートには信号S1が入力される。ノードN1は、MOSトランジスタ70の電流経路を介してビット線BLに接続される。MOSトランジスタ146の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端はノードN2に接続され、ゲートには信号S2が与えられる。ノードN2には、スイッチ素子141を介して電圧VDDが与えられる。キャパシタ素子148の一方電極はノードN2に接続され、他方電極には電圧VSSが与えられる。MOSトランジスタ147の電流経路の一端には、スイッチ素子142を介して電圧VDDが与えられ、他端はラッチ回路149に接続され、ゲートはノードN2に接続される。スイッチ素子143は、ラッチ回路149の保持するデータに応じて、ビット線BLを電圧VSSノードに接続する。
上記構成のセンスアンプ20によるデータの読み出し方法について、図11乃至図14を用いて説明する。以下では、データの読み出し時にメモリセルトランジスタMTがオン状態となることを“1”読み出しと呼び、オフ状態であることを“0”読み出しと呼ぶことにする。なお、読み出し動作の間、信号S1、S2はそれぞれ(Vt+0.9V)、(Vt+1.2V)とされる。VtはそれぞれMOSトランジスタ144、146の閾値電圧である。また、信号BLCLAMPは(Vt+0.7V)とされる。VtはMOSトランジスタ70の閾値電圧である。
<“1”読み出し>
まず、“1”読み出しについて説明する。
初めに図11に示すように、ビット線BLのプリチャージが行われる。図示するように、スイッチ素子140がオン状態とされる。すると、メモリセルユニットは導通状態にあるから、スイッチ素子140、MOSトランジスタ144の電流経路、ノードN1、及びMOSトランジスタ70の電流経路を介して、ビット線に電流が流れる。その結果、ビット線BLの電位は0.7V程度となる。すなわち、ビット線BLからソース線SLに電流を流しながら、ビット線BLの電位は0.7Vに固定される。また、スイッチ素子141がオン状態とされ、キャパシタ素子148が充電され、ノードN2の電位は2.5V程度となる。スイッチ素子142、143はオフ状態である。
次に図12に示すように、ノードN2(キャパシタ素子148)のディスチャージが行われる。すなわち、スイッチ素子141がオフ状態とされる。すると、ノードN2からビット線BLに流れる電流によって、ノードN2が放電され、その電位は約0.9V程度に低下する。
引き続き図13に示すように、ノードN2のディスチャージが行われる。図示するように、ノードN1の電位が0.9V以下に低下しようとすると、MOSトランジスタ144が電流を供給しはじめる。その結果、ノードN1の電位は0.9Vに維持される。
次に図14に示すように、データのセンスが行われる。図示するように、ノードN2の電位が0.9Vであるので、MOSトランジスタ147がオン状態となる。よって、ラッチ回路149は電圧VDDを保持する。ラッチ回路149がVDDを保持することで、スイッチ素子140がオフ状態、スイッチ素子143がオン状態となる。その結果、ノードN2の電位は0Vとなる。その結果、ラッチ回路149は電圧VDDを保持し続ける。また、ビット線BLからスイッチ素子143を介してVSSノードに電流が流れ、ビット線BLの電位はVSS(0V)となる。
<“0”読み出し>
次に選択メモリセルが“0”データを保持する場合について説明する。この場合、ビット線BLに電流は流れず、0.7V一定となる。そしてノードN2の電位は約2.5Vを維持する。従って、MOSトランジスタ147はオフ状態となり、ラッチ回路149は電圧VSS(0V)を保持する。これにより、スイッチ素子140がオン状態、スイッチ素子143がオフ状態となり、ノードN2の電位は2.5Vを維持し、ラッチ回路149は電圧VSSを保持し続ける。
上記のように、第3の実施形態で説明したセンスアンプを用いることにより、上記第1、第2の実施形態で説明した(1)、(2)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)NAND型フラッシュメモリの動作速度を向上出来る(その3)。
本実施形態に係るセンスアンプ20は、ビット線BLの充電を開始してからセンスを行うまでの期間、電流を流し続ける。そして、この電流をセンスすることにより、データを読み出す。従って、センスを行う際、ビット線BLの電位は0V(“1”読み出しの場合)、または0.7V(“0”読み出しの場合)一定であり、電圧変動が殆ど無い。そのため、隣接するビット線BLをシールドする必要が無く、全ビット線BLにつき同時にデータの読み出しを行うことが可能となる。よって、読み出し速度を向上出来る。
また、電流をセンスする読み出し方法であると、ビット線BLに電流を流しつつ読み出しを行うため、ソース線SLの電位変動が比較的大きい。従って、図12乃至図14の動作を複数回にわたって行うことが望ましい。すなわち、まずビット線BLに電流が流れやすいメモリセルトランジスタMTについて、データを読み出し、そのデータを確定させる。次に、データを確定させたメモリセルトランジスタMTについては放電をさせないことでノイズを低減しつつ、残ったメモリセルトランジスタMTからデータを読み出す。
しかし、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、ソース線SLの電位が大きく変動したとしても、各メモリセルトランジスタMTにおけるVBS(バックゲート・ソース間電圧)、VGS(ゲート・ソース間電圧)、及びVDS(ドレイン・ソース間電圧)はほぼ一定である。なぜなら、バックゲートバイアス、ゲート電位、及びドレイン電位は、ソース電位に連動して変化するからである。その結果、全てのビット線BLにつき、一度の読み出しでデータを確定することも可能となる。よって、データの読み出し動作を大幅に向上出来る。
以上のように、この発明の第1乃至第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリは、半導体層102上に形成され、電荷蓄積層104と該電荷蓄積層104上に形成された制御ゲート106とを有する複数のメモリセルMT;メモリセルMTの前記制御ゲート106に接続されたワード線WLと、メモリセルMTのドレイン107(D)に電気的に接続されたビット線BLと、メモリセルMTのソース107(S)に電気的に接続されたソース線SLと、半導体層102の電位をソース線SLの電位に連動して変化させるドライバ回路50とを備える。
従って、メモリセルトランジスタMTのバックゲートの電位が、ソース線SLの電位と共に変化する。従って、ソース線SLの電位が大幅に変動した場合であっても、誤読み出しの発生を抑制出来る。
なお、上記実施形態ではNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明したが、NAND型フラッシュメモリに限られず、例えばNOR型フラッシュメモリ等の他のフラッシュメモリや、フラッシュメモリ以外の半導体メモリ全般に広く適用することが出来る。また、上記実施形態では各メモリセルトランジスタMTが3ビットデータを保持する場合を例に挙げて説明した。しかし、1ビットデータや3ビットデータ、または4ビットデータを保持する場合であっても良く、特にビット数が多くなるほど、上記実施形態における効果は顕著となる。
すなわち、上記実施形態に係る半導体記憶装置は、
(1)半導体層上に形成され、電荷蓄積層と該電荷蓄積層上に形成された制御ゲートとを有する複数のメモリセル;前記メモリセルの前記制御ゲートに接続されたワード線;前記メモリセルのドレインに電気的に接続されたビット線;前記メモリセルのソースに電気的に接続されたソース線; and 前記半導体層の電位を前記ソース線の電位に連動して変化させるドライバ回路、を具備する。
(2)上記(1)において、前記ドライバ回路は、前記メモリセルからのデータの読み出し時において、前記半導体層と前記ソース線とをショートさせる。
(3)上記(1)において、前記ドライバ回路は、前記メモリセルからのデータの読み出し時において、前記半導体層の電位を、前記メモリセルから前記ソース線に電流が流れ込むことによって前記ソース線が最終的に到達する電位に等しくする。
(4)上記(1)において、前記ドライバ回路は、前記メモリセルからのデータの読み出し時において前記半導体層を前記ソース線に接続する第1スイッチ素子と、データの書き込み時において前記半導体層を第1電位ノードに接続する第2スイッチ素子と、データの消去時において前記半導体層を、前記第1電位ノードよりも高い正電位の第2電位ノードに接続する第3スイッチ素子とを備える。
(5)上記(1)において、前記ビット線の電位を前記ソース線に連動して変化させるビット線ドライバを更に備える。
(6)上記(1)において、前記ワード線の電位を前記ソース線に連動して変化させるワード線ドライバを更に備える。
(7)上記(1)において、前記メモリセルの各々は、閾値電圧に応じて3ビット以上のデータを保持可能である。
(8)上記(1)において、前記半導体層上に形成された第1選択トランジスタ及び第2選択トランジスタを更に備え、前記複数の前記メモリセルは、前記第1選択トランジスタのソースと前記第2選択トランジスタのドレインとの間に直列接続され;前記ビット線は、前記第1選択トランジスタのドレインに接続され;前記ソース線は、前記第2選択トランジスタのソースに接続される。
(9)上記(1)において、前記メモリセルからデータを読み出すセンスアンプを更に備え、前記センスアンプは、データを読み出している期間、前記ビット線に対して常に電流を流し続ける。
更に上記実施形態に係る半導体記憶装置は、
(10)半導体基板の表面領域内に設けられた第1半導体層;前記第1半導体層上に形成され、電荷蓄積層と制御ゲートとを備えた複数の第1メモリセルを有する第1メモリセルアレイ;前記半導体基板の表面領域内に設けられ、前記第1半導体層と電気的に分離された第2半導体層;前記第2半導体層上に形成され、電荷蓄積層と制御ゲートとを備えた複数の第2メモリセルを有する第2メモリセルアレイ; and 前記第1半導体層及び前記第2半導体層の電位を互いに独立して制御するドライバ回路。
(11)上記(10)において、前記第1メモリセルの前記制御ゲートに接続された第1ワード線;前記第1メモリセルのドレインに電気的に接続された第1ビット線;前記第1メモリセルのソースに電気的に接続された第1ソース線;前記第2メモリセルの前記制御ゲートに接続された第2ワード線;前記第2メモリセルのドレインに電気的に接続された第2ビット線; and 前記第2メモリセルのソースに電気的に接続された第2ソース線、を備え、前記ドライバ回路は、前記第1半導体層の電位を前記第1ソース線の電位に連動して変化させ、前記第2半導体層の電位を前記第2ソース線の電位に連動して変化させる。
(12)上記(11)において、前記ドライバ回路は、前記第1メモリセルからのデータの読み出し時において、前記第1半導体層と前記第1ソース線とをショートさせ;前記第2メモリセルからのデータの読み出し時において、前記第2半導体層と前記第2ソース線とをショートさせる。
(13)上記(11)において、前記ドライバ回路は、前記第1メモリセルからのデータの読み出し時においては、前記第1半導体層の電位を、前記第1メモリセルから前記第1ソース線に電流が流れ込むことによって前記第1ソース線が最終的に到達する電位に等しくし;前記第2メモリセルからのデータの読み出し時においては、前記第2半導体層の電位を、前記第2メモリセルから前記第2ソース線に電流が流れ込むことによって前記第2ソース線が最終的に到達する電位に等しくする。
(14)上記(11)において、前記ドライバ回路は、前記第1メモリセルからのデータの読み出し時において前記第1半導体層を前記第1ソース線に接続する第1スイッチ素子と、前記第2メモリセルからのデータの読み出し時において前記第2半導体層を前記第2ソース線に接続する第2スイッチ素子と、前記第1メモリセルへのデータの書き込み時において前記第1半導体層を第1電位ノードに接続する第3スイッチ素子と、前記第2メモリセルへのデータの書き込み時において前記第2半導体層を前記第1電位ノードに接続する第4スイッチ素子と、前記第1メモリセルのデータの消去時において前記第1半導体層を、前記第1電位ノードよりも高い正電位の第2電位ノードに接続する第5スイッチ素子と、前記第2メモリセルのデータの消去時において前記第2半導体層を、前記第2電位ノードに接続する第6スイッチ素子とを備える。
(15)上記(11)において、前記第1、第2ビット線の電位を、それぞれ前記第1、第2ソース線に連動して変化させるビット線ドライバを更に備える。
(16)上記(11)において、前記第1、第2ワード線の電位を、それぞれ前記第1、第2ソース線に連動して変化させるワード線ドライバを更に備える。
(17)上記(11)において、前記第1、第2メモリセルの各々は、閾値電圧に応じて3ビット以上のデータを保持可能である。
(18)上記(11)において、前記第1半導体層上に形成された第1選択トランジスタ及び第2選択トランジスタ; and 前記第2半導体層上に形成された第3選択トランジスタ及び第4選択トランジスタ、を更に備え、複数の前記第1メモリセルは、前記第1選択トランジスタのソースと前記第2選択トランジスタのドレインとの間に直列接続され;前記第1ビット線は、前記第1選択トランジスタのドレインに接続され;前記第1ソース線は、前記第2選択トランジスタのソースに接続され;複数の前記第2メモリセルは、前記第3選択トランジスタのソースと前記第4選択トランジスタのドレインとの間に直列接続され;前記第2ビット線は、前記第3選択トランジスタのドレインに接続され;前記第2ソース線は、前記第4選択トランジスタのソースに接続される。
(19)上記(11)において、前記第1、第2メモリセルからデータをそれぞれ読み出す第1、第2センスアンプを更に備え、前記第1、第2センスアンプは、データを読み出している期間、それぞれ前記第1、第2ビット線に対して常に電流を流し続ける。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルユニットの断面図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルが取り得る閾値電圧の分布を示すグラフ。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルユニットとウェルドライバの回路図であり、データプログラム時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルユニットとウェルドライバの回路図であり、データ読み出し時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルユニットとウェルドライバの回路図であり、データ消去時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリにおける、ソース線、ウェル、ワード線、及びビット線の電位変化を示すグラフ。 この発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリのブロック図。 この発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリの断面図。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるセンスアンプの回路図。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるセンスアンプの回路図。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるセンスアンプの回路図。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるセンスアンプの回路図。 この発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの備えるセンスアンプの回路図。
符号の説明
1…NAND型フラッシュメモリ、10、10−1、10−2…メモリセルアレイ、11…メモリセルユニット、20、20−1、20−2…センスアンプ、30、30−1、30−2…ロウデコーダ、31…ワード線ドライバ、32、61…電流源、33、63…抵抗素子、40、40−1、40−2…ソース線ドライバ、50…ウェルドライバ、51〜53、62、70、70−1、70−2、144、146、147…MOSトランジスタ、60、60−1、60−2…ビット線ドライバ、80…電圧発生回路、90…制御回路、140〜143…スイッチ素子、149…ラッチ回路

Claims (5)

  1. 半導体層上に形成され、電荷蓄積層と該電荷蓄積層上に形成された制御ゲートとを有する複数のメモリセルと、
    前記メモリセルの前記制御ゲートに接続されたワード線と、
    前記メモリセルのドレインに電気的に接続されたビット線と、
    前記メモリセルのソースに電気的に接続されたソース線と、
    前記半導体層の電位を前記ソース線の電位に連動して変化させるドライバ回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記ドライバ回路は、前記メモリセルからのデータの読み出し時において、前記半導体層と前記ソース線とをショートさせる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ドライバ回路は、前記メモリセルからのデータの読み出し時において、前記半導体層の電位を、前記メモリセルから前記ソース線に電流が流れ込むことによって前記ソース線が最終的に到達する電位に等しくする。
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 半導体基板の表面領域内に設けられた第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に形成され、電荷蓄積層と制御ゲートとを備えた複数の第1メモリセルを有する第1メモリセルアレイと、
    前記半導体基板の表面領域内に設けられ、前記第1半導体層と電気的に分離された第2半導体層と、
    前記第2半導体層上に形成され、電荷蓄積層と制御ゲートとを備えた複数の第2メモリセルを有する第2メモリセルアレイと、
    前記第1半導体層及び前記第2半導体層の電位を互いに独立して制御するドライバ回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記第1メモリセルの前記制御ゲートに接続された第1ワード線と、
    前記第1メモリセルのドレインに電気的に接続された第1ビット線と、
    前記第1メモリセルのソースに電気的に接続された第1ソース線と、
    前記第2メモリセルの前記制御ゲートに接続された第2ワード線と、
    前記第2メモリセルのドレインに電気的に接続された第2ビット線と、
    前記第2メモリセルのソースに電気的に接続された第2ソース線と
    を更に備え、前記ドライバ回路は、前記第1半導体層の電位を前記第1ソース線の電位に連動して変化させ、前記第2半導体層の電位を前記第2ソース線の電位に連動して変化させる
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
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