JP2009142765A - 振動式スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】 筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を閉塞し、選別対象物の粒度に応じた正確な選別作業を行う。
【解決手段】 第2のフィンガー装置15を構成する左,右の取付フランジ16に、筺体10の左,右の側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に配置され、両者間の隙間26を埋めた状態で棒状体22の先端部22Aとほぼ等しい位置まで延びる隙間埋め突起部27を一体に設ける。これにより、筺体10の各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26を、取付フランジ16に一体に設けた隙間埋め突起部27によって閉塞することができる。この結果、各棒状体22間の間隔以上の粒度を有する中径選別物が、筺体10の各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26を通過して下方に落下してしまうのを確実に阻止することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば土砂、砕石、木材チップ等の選別対象物を、粒の大きさ(粒度)に応じて選別するのに好適に用いられる振動式スクリーンに関する。
一般に、建設工事、土木工事等の作業現場では、土砂、砕石等を含んだ大量の掘削残土が発生する。そして、発生した掘削残土を埋戻し材、基礎地盤材として再利用するため、この掘削残土に生石灰、セメント等の土質改良材を混合して改良土を生成することが知られている。
この場合、掘削残土と土質改良材とを混合する前作業として、掘削残土に含まれる砕石、土砂等の大きさ(粒度)を選別する必要がある。そこで、これら砕石、土砂等の選別対象物を選別する作業を行うため、選別対象物が投入される篩装置を有し、この篩装置に振動を与えて選別対象物を篩いにかけることにより、この選別対象物を、例えば所定の粒度以下の小さな選別物と所定の粒度よりも大きな選別物とに選別する振動式スクリーンが好適に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−54711号公報
この種の従来技術による振動式スクリーンは、左,右方向で対面する側面板を有し選別対象物が投入される筺体と、筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられた複数の第1のフィンガー装置と、該第1のフィンガー装置の下側に位置して筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられた複数の第2のフィンガー装置とを備えて構成されている。
この場合、第1,第2のフィンガー装置は、筺体の左,右の側面板にそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジと、この左,右の取付フランジ間に櫛歯状に並んで前,後方向に延びる多数の棒状体とを有し、第1のフィンガー装置を構成する各棒状体の間隔は、第2のフィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きく設定されている。
そして、上述の振動式スクリーンを用いて土砂等の選別作業を行うときには、油圧ショベル等を用いて土砂(選別対象物)を篩装置に投入し、加振装置等を用いて篩装置全体を振動させる。これにより、投入された土砂のうち粒度が小さな土砂は、第1のフィンガー装置を構成する各棒状体間の隙間(スリット)を通過して下方に落下し、さらに粒度が小さな土砂は、第2のフィンガー装置を構成する各棒状体間の隙間(スリット)を通過して下方に落下する。このようにして、篩装置に投入された選別対象物を、第1,第2のフィンガー装置によって大径、中径、小径の3段階の粒度に選別することができる。
しかし、上述した第1,第2のフィンガー装置は、通常、左,右方向の両端部に設けられた板状の取付フランジを、筺体の各側面板にボルト等を用いて固定する構成となっている。このため、フィンガー装置を筺体に取付けた状態では、各棒状体のうち筺体の側面板と隣合う棒状体と筺体の側面板との間隔が、取付フランジの板厚分だけ大きくなる。また、例えば選別対象物の粒度に応じて、櫛歯状に並ぶ各棒状体間の間隔を大きく設定し、または小さく設定した場合には、筺体の左,右の側面板と隣合う棒状体との間隔が大きくなることがある。
この結果、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に、フィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きな隙間が生じてしまい、本来ならばフィンガー装置を通過できない粒度の選別対象物が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を通過して落下することにより、選別作業の正確さが低下するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を閉塞し、選別対象物の粒度に応じた正確な選別作業を行うことができるようにした振動式スクリーンを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、支持構造体をなすフレームと、該フレームに設けられ振動が与えられることにより選別対象物を篩いにかけて選別する篩装置とからなり、前記篩装置は、左,右方向で対面する側面板を有し前記選別対象物が投入される筺体と、該筺体の左,右の側面板にそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジ間に櫛歯状に並んで前,後方向に延びる多数の棒状体が設けられたフィンガー装置とを備えてなる振動式スクリーンに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記フィンガー装置の各棒状体のうち前記筺体の側面板と隣合う棒状体と前記筺体の側面板との間に生じた隙間を閉塞する隙間閉塞部材を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記隙間閉塞部材は、前記フィンガー装置の取付フランジまたは前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を埋めた状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで前,後方向に延びる構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記隙間閉塞部材は、前記フィンガー装置の取付フランジまたは前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を上方から覆った状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで前,後方向に延びる構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記フィンガー装置の各棒状体は、前記左,右の取付フランジ間を連結するビーム部材に取付ける構成とし、前記隙間閉塞部材は、前記ビーム部材または前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を上方から覆った状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延びる隙間覆い板により構成したことにある。
請求項5の発明は、自走可能な走行体と、該走行体に設けられたベースフレームと、該ベースフレームに対し作業位置と運搬位置との間で上,下方向に傾動可能に設けられた可動フレームと、該可動フレームにばね部材を介して支持され振動が与えられることにより選別対象物を篩いにかけて選別する篩装置と、該篩装置の下側に位置して前記可動フレームに設けられたパワーユニットと、前記篩装置によって選別された選別物を粒度に応じて外部に排出する複数の排出コンベヤとからなり、前記篩装置は、左,右方向で対面する側面板を有し前記選別対象物が投入される筺体と、前記筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられ、前記選別対象物のうち粒度が大きいものを選別する複数の第1のフィンガー装置と、該第1のフィンガー装置の下側に位置して前記筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられ、前記選別対象物のうち粒度が小さいものを選別する複数の第2のフィンガー装置とにより構成してなる振動式スクリーンにおいて、前記各第2のフィンガー装置は、前記筺体の左,右の側面板にそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジと、これら左,右の取付フランジ間を連結するビーム部材と、前記各取付フランジ間に櫛歯状に並んで該ビーム部材に取付けられ前,後方向に延びる前記多数の棒状体とにより構成し、前記第2のフィンガー装置の取付フランジには、前記各棒状体のうち前記筺体の側面板と隣合う棒状体と前記筺体の側面板との間に生じる隙間を埋めた状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延びる隙間閉塞部材を一体に設ける構成としたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、筺体の左,右の側面板間にフィンガー装置を取付けることにより、筺体の側面板と当該側面板と隣合う棒状体との間に、櫛歯状に並んだ各棒状体の間隔よりも大きな隙間が生じたとしても、各棒状体の間隔よりも大きな粒度を有する選別対象物がこの隙間を通過して下方に落下するのを、隙間閉塞部材によって阻止することができる。これにより、筺体内に投入された選別対象物に対し、その粒度に応じた正確な選別作業を行うことができる。
請求項2の発明によれば、フィンガー装置の取付フランジ、または筺体の側面板に設けた隙間閉塞部材が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を埋めた状態で、棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延在するので、筺体の側面板と棒状体との間の隙間を確実に閉塞することができる。従って、フィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きな粒度を有する選別対象物が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を通過して落下するのを、隙間閉塞部材によって確実に阻止することができる。
請求項3の発明によれば、フィンガー装置の取付フランジ、または筺体の側面板に設けた隙間閉塞部材が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間の隙間を上方から覆った状態で棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延在するので、フィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きな粒度を有する選別対象物が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を通過して落下するのを、隙間閉塞部材によって確実に阻止することができる。
請求項4の発明によれば、フィンガーのビーム部材、または筺体の側面板に設けた隙間覆い板が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間の隙間を上方から覆った状態で棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延在することにより、フィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きな粒度を有する選別対象物が、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を通過して落下するのを、隙間覆い板によって確実に阻止することができる。
請求項5の発明によれば、第2のフィンガー装置の取付フランジに一体に設けた隙間閉塞部材によって、筺体の側面板と隣合う棒状体との間に生じた隙間を埋めることにより、フィンガー装置を構成する各棒状体の間隔よりも大きな粒度を有する選別対象物が、当該隙間を通過して落下するのを阻止することができ、筺体内に投入された選別対象物に対し、その粒度に応じた正確な選別作業を行うことができる。また、隙間閉塞部材を取付フランジに一体に設けることにより、フィンガー装置を筺体の左,右の側面板に取付けるだけで、筺体の側面板と隣合う棒状体との間の隙間内に容易に隙間閉塞部材を配置することができる。
以下、本発明に係る振動式スクリーンの実施の形態を、自走式の振動式スクリーンを例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は自走式の振動式スクリーンを示し、この振動式スクリーン1は、例えば土木作業によって発生した掘削残土に含まれる砕石、土砂等の選別対象物を篩いにかけ、この選別対象物を粒度の大きさに応じて、例えば大径選別物、中径選別物、小径選別物に選別するものである。そして、この振動式スクリーン1は、後述の走行体2、ベースフレーム5、可動フレーム6、篩装置7、各排出コンベヤ29,30,31等により構成されている。
2は自走可能なクローラ式の走行体で、該走行体2は、トラックフレーム3と、該トラックフレーム3に設けられた駆動輪3A及び遊動輪3Bと、これら駆動輪3Aと遊動輪3Bとに巻回された履帯(クローラ)4とにより大略構成されている。そして、走行体2は、例えば遠隔操作装置(図示せず)によって操作され、作業現場等を走行するものである。
5は走行体2上に設けられたベースフレームで、該ベースフレーム5は、強固な支持構造体をなし、トラックフレーム3上に固定されて前,後方向に延びている。そして、ベースフレーム5上には、後述の可動フレーム6が設けられる構成となっている。
6はベースフレーム5上に設けられた可動フレームで、該可動フレーム6は、ベースフレーム5上を前,後方向に延びる強固な支持構造体をなし、後述の篩装置7を支持するものである。ここで、可動フレーム6の前,後方向の一側は、支点ピン6Aを介してベースフレーム5に回動可能にピン結合されている。
これにより、可動フレーム6の前,後方向の他側は、支点ピン6Aを中心として上,下方向に回動し、可動フレーム6は後述の篩装置7と共に、図1に示す作業位置と図3に示す運搬位置との間で傾動する構成となっている。そして、可動フレーム6が運搬位置(図3の位置)に変位した状態では、振動式スクリーン1が運搬姿勢となり、運搬車両に積載したときの振動式スクリーン1の最大高さ寸法が、公道走行時の高さ制限よりも低くなるように設定されている。
7は可動フレーム6に取付けられた篩装置で、該篩装置7は、図1に示すばね部材8を介して可動フレーム6に振動可能に支持されている。そして、篩装置7は、加振モータ9から振動が与えられることにより可動フレーム6に対して振動し、この振動によって砕石、土砂、木材チップ等の選別対象物を篩いにかけ、当該選別対象物を粒度に応じて、例えば大径選別物、中径選別物、小径選別物の3段階に選別するものである。ここで、篩装置7は、図4及び図5に示すように、後述の筺体10と、第1のフィンガー装置11と、第2のフィンガー装置15とにより大略構成されている。
10は篩装置7の外殻をなす筺体で、該筺体10は、その内部に第1,第2のフィンガー装置11,15が配設され、砕石、土砂等の選別対象物が投入されるものである。ここで、筺体10は、図4及び図5に示すように、一定の間隔をもって左,右方向で対面しつつ前,後方向に延びた略長方形状の左側面板10A,右側面板10Bと、これら左,右の側面板10A,10Bの後端部間を閉塞する後面板10Cと、上,下に離間した状態で左,右の側面板10A,10Bの前端部間を連結する上側前連結板10D,下側前連結板10Eとにより、全体として前,後方向に延びる直方体の箱状に形成されている。
この場合、筺体10の上側前連結板10Dと下側前連結板10Eとは、それぞれ略コ字状の断面形状を有し、左,右の側面板10A,10Bの前端部から前方に突出している。そして、上側前連結板10Dは、第1のフィンガー装置11によって選別された大径選別物を、後述する第1の排出コンベヤ29へと案内し、下側前連結板10Eは、第2のフィンガー装置15によって選別された中径選別物を、後述する第2の排出コンベヤ30へと案内するものである。
また、筺体10の左,右の側面板10A,10Bの外側面には、2個のばね受けブラケット10F,10Fが前,後に離間して設けられ、各ばね受けブラケット10F間には、図1に示す加振モータ9を取付けるための加振モータ取付部10Gが設けられている。そして、各ばね受けブラケット10Fと可動フレーム6との間に、図1に示すばね部材8を取付けることにより、筺体10は、可動フレーム6に対して弾性的に支持され、加振モータ取付部10Gに取付けた加振モータ9からの振動が付与されることにより、可動フレーム6に対して振動する構成となっている。
11,11,…は筺体10内の上端側に設けられた複数の第1のフィンガー装置で、これら各第1のフィンガー装置11は、図4等に示すように、筺体10の左,右の側面板10A,10B間に配置され、筺体10の前,後方向に階段状に連続している。そして、第1のフィンガー装置11は、筺体10内に投入された選別対象物のうち粒度が大きいもの(大径選別物)を選別するものである。
ここで、各第1のフィンガー装置11は、筺体10の左,右の側面板10A,10Bにボルト等(図示せず)を用いて取付けられる平板状の左,右の取付フランジ12(左側のみ図示)と、これら左,右の取付フランジ12間を連結し筺体10内を左,右方向に延びるビーム部材13と、基端側が溶接等によってビーム部材13に固着されることにより、各取付フランジ12間に一定の間隔をもって櫛歯状に並んだ状態で前,後方向に延びたフィンガーと呼ばれる多数の棒状体14,14,…とにより大略構成されている。
この場合、筺体10の各側面板10A,10Bに取付けられる左,右の取付フランジ12は、大きな剛性を有する一般構造用圧延鋼材(例えば、SS400)を用いて前,後方向に延びる平板状に形成されている。また、各棒状体14は、筺体10内に投入された選別対象物が衝突したときに撓みを生じるように、適度なばね性を有するばね鋼材(例えば、SUP6)を用いて形成され、各棒状体14の間隔は、例えば50mmに設定されている。
従って、筺体10内に投入された選別対象物のうち、各棒状体14間の間隔以上の大きな粒度を有するもの(大径選別物)は、各棒状体14上を転動して筺体10の後部側から前部側へと移動し、筺体10の上側前連結板10Dから後述する第1の排出コンベヤ29へと導かれる。一方、各棒状体14の間隔よりも小さな粒度を有するものは、各棒状体14の間を通過して下方に落下し、後述する各第2のフィンガー装置15によってさらに選別される構成となっている。
15,15,…は各第1のフィンガー装置11よりも下側に位置して筺体10内に設けられた複数の第2のフィンガー装置で、これら各第2のフィンガー装置15は、図4及び図5に示すように、筺体10の左,右の側面板10A,10B間に配置され、筺体10の前,後方向に階段状に連続している。そして、第2のフィンガー装置15は、第1のフィンガー装置11を通過して落下した選別対象物を、その粒度に応じて中径選別物と小径選別物とに選別するもので、図6に示すように、後述の各取付フランジ16と、ビーム部材19と、各棒状体22と、隙間埋め突起部27とにより大略構成されている。
16,16は筺体10の左,右の側面板10A,10Bにそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジで、これら左,右の取付フランジ16は、後述するビーム部材19によって連結されるものである。ここで、図6及び図9に示すように、各取付フランジ16は、大きな剛性を有する一般構造用圧延鋼材(例えば、SS400)を用いて前,後方向に延びる平板状に形成され、取付フランジ16の中央部位には、後述するパイプ体20の両端部が嵌合する角穴16Aが設けられている。
また、取付フランジ16のうち角穴16Aよりも後側にはボルト挿通孔16Bが穿設され、角穴16Aよりも前側には、ボルト挿通孔16Bを中心として上,下方向に円弧状に延びる長孔16Cが形成されている。そして、取付フランジ16のボルト挿通孔16Bに挿通したボルト17と、長孔16Cに挿通したボルト18とを、それぞれ筺体10の各側面板10A,10Bに挿通し、これらボルト17,18にナット17A,18Aを螺合して締付けることにより、筺体10の各側面板10A,10Bに取付フランジ16が固定される構成となっている。この場合、取付フランジ16を固定するボルト17,18を緩めることにより、取付フランジ16は、ボルト17を中心として長孔16Cの範囲で上,下方向に回動する。これにより、筺体10に対する各取付フランジ16の取付角度を調整することができる構成となっている。また、各取付フランジ16の上端側には、後述の隙間埋め突起部27が一体形成される構成となっている。
19は左,右の取付フランジ16間を連結するビーム部材で、該ビーム部材19は、後述する各棒状体22の基端側が取付けられるものである。そして、ビーム部材19は、四角形の断面形状を有し左,右方向に延びる中空なパイプ体20と、該パイプ体20に固着された後述のホルダ21とにより大略構成されている。
ここで、パイプ体20は、大きな剛性を有する角パイプ等を用いて形成され、筺体10内を左,右方向に延びている。そして、パイプ体20の長さ方向(左,右方向)の両端部は、それぞれ取付フランジ16の角穴16Aに嵌合した状態で、当該取付フランジ16に溶接によって固着されている。
また、図9に示すように、パイプ体20の上面20Aと下面20Bとには、上,下方向に貫通するボルト挿通孔20Cが設けられ、パイプ体20の下面20Bには、後述の押付ボルト24が螺入されるねじ座20Dが、ボルト挿通孔20Cと同心上に固着されている。そして、これらボルト挿通孔20Cとねじ座20Dとは、パイプ体20の長さ方向に一定の間隔をもって複数個配置されている。また、パイプ体20の後面20Eには後述のホルダ21が設けられる構成となっている。
21はパイプ体20の後面20Eに設けられたホルダで、該ホルダ21は、パイプ体20との間で後述する各棒状体22の基端側を支持するものである。ここで、ホルダ21は、図9に示すように、パイプ体20とほぼ等しい長さ寸法を有する鋼板材をL字型に折曲げることにより形成され、パイプ体20の後面20Eに溶接によって固着され上方に立上る縦板21Aと、該縦板21Aの上端側から前方に屈曲し、パイプ体20の上面20Aとほぼ一定の間隔をもって対面する横板21Bとにより構成されている。
そして、ホルダ21の縦板21Aには、前,後方向に貫通する複数のボルト挿通孔21Cが穿設されると共に、該各ボルト挿通孔21Cと同心上に複数のねじ座21Dが固着して設けられている。
22,22,…はビーム部材19に取付けられる多数の棒状体で、これら多数の棒状体22は、左,右の取付フランジ16,16間に配置され、ビーム部材19の長さ方向(左,右方向)に櫛歯状に並んだ状態で前,後方向に延びている。ここで、各棒状体22は、選別対象物が衝突したときに撓みを生じるように、適度なばね性を有するばね鋼材(例えば、SUP6)を用いて棒状に形成され、図7ないし図9に示すように、各棒状体22の基端側は、例えば超高分子ポリエチレン等の樹脂材料を用いて形成された取付ベース23に一定の間隔(例えば、10〜20mm)をもって差込まれ、各棒状体22の先端部22Aは、前方に配置された他の第2のフィンガー装置15を構成するビーム部材19の上方まで延在している。
このように、多数の棒状体22は取付ベース23によって櫛歯状に一体化され、この取付ベース23は、パイプ体20の上面20Aとホルダ21の横板21Bとの間に挟込まれる。この状態で、パイプ体20の各ねじ座20Dにそれぞれ押付ボルト24を螺入し、これら複数の押付ボルト24の先端部を、パイプ体20のボルト挿通孔20Cを通じて取付ベース23の下面に当接させることにより、取付ベース23がホルダ21の横板21Bに押付けられ、各棒状体22の基端側が、取付ベース23を介してビーム部材19に取付けられる構成となっている。
なお、各棒状体22を交換する場合には、各押付ボルト24を緩めることにより、パイプ体20の上面20Aとホルダ21の横板21Bとの間から取付ベース23を前方に抜取るが、例えばホルダ21の縦板21A、横板21B等に取付ベース23が付着した場合には、図9中に一点鎖線で示すボルト25を、ホルダ21のねじ座21Dに螺入する。これにより、ホルダ21に付着した取付ベース23をボルト25の推進力によって前方に押出し、各棒状体22の取外し作業を容易に行うことができる構成となっている。
このようにして、取付ベース23によって櫛歯状に一体化された各棒状体22をビーム部材19に取付けた状態において、図7及び図8に示すように、筺体10の左側面板10Aとこれに隣合う棒状体22との間に生じる隙間26、及び筺体10の右側面板10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じる隙間26の間隔をAとし、各棒状体22間の間隔をBとすると、これら隙間26の間隔Aと各棒状体22の間隔Bとは、下記数1の関係になっている。
Figure 2009142765
即ち、筺体10の各側面板10A,10Bに固定した取付フランジ16の板厚により、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26の間隔Aが、各棒状体22の間隔Bより大きくなっており、この隙間26を閉塞するため、左,右の取付フランジ16には後述の隙間埋め突起部27が一体に設けられている。
27は左,右の取付フランジ16にそれぞれ設けられた隙間閉塞部材としての隙間埋め突起部で、該隙間埋め突起部27は、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を閉塞するものである。ここで、隙間埋め突起部27は、図6及び図9に示すように、取付フランジ16の上端部に一体形成され、該取付フランジ16の上端部から前方に向けて突出する細長い板状に形成されている。
そして、隙間埋め突起部27は、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に配置され、両者間の隙間26を埋めた状態で前,後方向に延び、隙間埋め突起部27の先端部27Aは、各棒状体22の先端部22Aとほぼ等しい位置まで延在している。
この場合、図7及び図8に示すように、筺体10の各側面板10A,10Bに隣合う棒状体22と隙間埋め突起部27との間隔をCとすると、この間隔Cと各棒状体22間の間隔Bとは、下記数2の関係になっている。
Figure 2009142765
即ち、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に隙間埋め突起部27を設けることにより、各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26の間隔Aが低減され、棒状体22と隙間埋め突起部27との間隔Cは、棒状体22が選別対象物との衝突によって撓んだときに隙間埋め突起部27と干渉しないように、各棒状体22間の間隔Bとほぼ等しく設定されている。
従って、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に、各棒状体22間の間隔Bよりも大きな間隔Aを有する隙間26が生じたとしても、この隙間26を、取付フランジ16に一体形成した隙間埋め突起部27によって閉塞することができる。これにより、第1のフィンガー装置11を通過した選別対象物のうち、第2のフィンガー装置15を構成する各棒状体22間の間隔B以上の粒度を有するもの(中径選別物)が、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間の隙間26を通過して下方に落下してしまうのを阻止できる構成となっている。
そして、選別対象物のうち各棒状体22間の間隔B以上の粒度を有するもの(中径選別物)は、各棒状体22上を転動して筺体10の後部側から前部側へと移動し、筺体10の下側前連結板10Eから後述する第2の排出コンベヤ30へと導かれる。一方、各棒状体22間の間隔Bよりも小さな粒度を有するもの(小径選別物)は、各棒状体22の間を通過して下方に落下し、後述する第3の排出コンベヤ31へと導かれる構成となっている。
28は可動フレーム6の前,後方向の他側(後部側)に設けられたパワーユニットで、該パワーユニット28は、エンジン、油圧ポンプ等(いずれも図示せず)により構成され、振動式スクリーン1の動力源を構成するものである。
29はベースフレーム5に取付けられた第1の排出コンベヤで、該第1の排出コンベヤ29の基端側は、篩装置7の筺体10を構成する上側前連結板10Dの下側に配置され、第1の排出コンベヤ29の先端側は、ベースフレーム5の前,後方向の一側(前部側)から斜め上向きに傾斜しつつ前方へと延びている。そして、第1の排出コンベヤ29は、篩装置7の第1のフィンガー装置11によって選別された、各棒状体14の間隔以上の大きな粒度を有する選別対象物(大径選別物)を受取り、当該大径選別物を外部に排出するものである。
30はベースフレーム5に取付けられた第2の排出コンベヤで、該第2の排出コンベヤ30の基端側は、篩装置7の筺体10を構成する下側前連結板10Eの下側に配置され、第2の排出コンベヤ30の先端側は、ベースフレーム5の前,後方向の一側から斜め上向きに傾斜しつつ左,右方向へと延びている。そして、第2の排出コンベヤ30は、篩装置7の第2のフィンガー装置15によって選別された、各棒状体22の間隔以上の大きな粒度を有する選別対象物(中径選別物)を受取り、当該中径選別物を外部に排出するものである。
31は可動フレーム6に取付けられた第3の排出コンベヤで、該第3の排出コンベヤ31の基端側は、篩装置7の筺体10の下側に配置され、第3の排出コンベヤ31の先端側は、可動フレーム6の前,後方向の他側(後部側)から斜め上向きに傾斜しつつ後方へと延びている。そして、第3の排出コンベヤ31は、篩装置7の第2のフィンガー装置15によって選別された、各棒状体22の間隔よりも小さな粒度を有する選別対象物(小径選別物)を受取り、当該小径選別物を外部に排出するものである。
本実施の形態による振動式スクリーン1は上述の如き構成を有するもので、この振動式スクリーン1を用いて砕石、土砂等の選別対象物を選別する場合には、篩装置7の筺体10に加振モータ9からの振動を与えた状態で、当該筺体10内に油圧ショベル等(図示せず)を用いて選別対象物を投入する。
これにより、選別対象物は、筺体10の上端側に設けられた各第1のフィンガー装置11によって選別され、第1のフィンガー装置11を構成する各棒状体14間の間隔以上の大きな粒度を有する大径選別物は、各棒状体14上を転動して筺体10の後部側から前部側へと移動する。そして、筺体10の前部側に移動した大径選別物は、筺体10の上側前連結板10Dから第1の排出コンベヤ29へと導かれ、当該第1の排出コンベヤ29によって振動式スクリーン1の前方に排出される。
一方、各棒状体14の間隔よりも小さな粒度を有する選別対象物は、各棒状体14の間を通過し、各第2のフィンガー装置15によって再び選別される。これにより、第2のフィンガー装置15を構成する各棒状体22間の間隔以上の大きな粒度を有する中径選別物は、各棒状体22上を転動して筺体10の前部側へと移動する。そして、筺体10の前部側に移動した中径選別物は、筺体10の下側前連結板10Eから第2の排出コンベヤ30へと導かれ、当該第2の排出コンベヤ30によって振動式スクリーン1の右側方に排出される。
また、第2のフィンガー装置15を構成する各棒状体22間の間隔よりも小さな粒度を有する小径選別物は、各棒状体22間を通過して筺体10の下方に落下する。そして、この小径選別物は、筺体10の下側に配置された第3の排出コンベヤ31によって振動式スクリーン1の後方に排出される。
このようにして、筺体10内に投入された砕石、土砂等の選別対象物を、第1,第2のフィンガー装置11,15によって選別することにより、大径選別物、中径選別物、小径選別物の3段階に選別することができる。
この場合、本実施の形態によれば、第2のフィンガー装置15を構成する左,右の取付フランジ16に、筺体10の左,右の側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に配置され、両者間の隙間26を埋めた状態で棒状体22の先端部22Aとほぼ等しい位置まで延びる隙間埋め突起部27を一体に設ける構成としている。
これにより、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に、各棒状体22間の間隔Bよりも大きな間隔Aを有する隙間26が生じたとしても、この隙間26を、取付フランジ16に一体に設けた隙間埋め突起部27によって閉塞することができる。
この結果、選別対象物のうち、第2のフィンガー装置15を構成する各棒状体22間の間隔以上の粒度を有する中径選別物が、筺体10の各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26を通過して下方に落下してしまうのを確実に阻止することができ、筺体10内に投入された選別対象物に対し、その粒度に応じた正確な選別作業を行うことができる。
また、第2のフィンガー装置15を構成する取付フランジ16に隙間埋め突起部27を一体に設けることにより、第2のフィンガー装置15を筺体10の左,右の側面板10A,10Bに取付けるだけで、左,右の側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26内に容易に隙間埋め突起部27を配置することができる。
次に、図10ないし図13は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第2のフィンガー装置の取付フランジに設けた隙間閉塞部材により、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を上方から覆う構成としたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41,41,…は筺体10内に設けられた複数の第2のフィンガー装置で、これら各第2のフィンガー装置41は、上述した第1の実施の形態による各第2のフィンガー装置15に代えて本実施の形態に用いたもので、第1のフィンガー装置(図示せず)を通過して落下した選別対象物を、その粒度に応じて中径選別物と小径選別物とに選別するものである。
ここで、第2のフィンガー装置41は、第1の実施の形態によるものと同様に、筺体10の左,右の側面板10A,10B間に配置され、筺体10の前,後方向に階段状に連続している。そして、第2のフィンガー装置41は、後述の各取付フランジ42と、ビーム部材19と、各棒状体22とにより大略構成されているものの、各取付フランジ42に後述の隙間覆い突起部43を設けた点で、第1の実施の形態とは異なるものである。
42,42は筺体10の左,右の側面板10A,10Bにそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジで、これら左,右の取付フランジ42はビーム部材19によって連結されるものである。ここで、各取付フランジ42は、大きな剛性を有する一般構造用圧延鋼材(例えば、SS400)を用いて前,後方向に延びる平板状に形成され、取付フランジ42の中央部位には、ビーム部材19を構成するパイプ体20の両端部が嵌合する角穴42Aが設けられている。
また、取付フランジ42のうち角穴42Aよりも後側にはボルト挿通孔42Bが穿設され、角穴42Aよりも前側には円弧状の長孔42Cが形成されている。そして、ボルト挿通孔42Bに挿通したボルト17と長孔42Cに挿通したボルト18とを、それぞれ筺体10の各側面板10A,10Bに挿通し、これらボルト17,18にナット17A,18Aを螺合して締付けることにより、筺体10の各側面板10A,10Bに取付フランジ42が固定される構成となっている。また、各取付フランジ42の上端側には、後述の隙間覆い部材43が一体形成される構成となっている。
43は左,右の取付フランジ42にそれぞれ設けられた隙間閉塞部材としての隙間覆い突起部で、該隙間覆い突起部43は、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆って閉塞するものである。ここで、隙間覆い突起部43は、取付フランジ42の上端部に一体形成され、該取付フランジ16の上端部から前方に向けて突出すると共に棒状体22側に向けて屈曲する、断面L字型の板状に形成されている。
そして、隙間覆い突起部43は、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆った状態で前,後方向に延び、隙間覆い突起部43の前,後方向の先端部43Aは、各棒状体22の先端部22Aとほぼ等しい位置まで延在している。一方、棒状体22側に屈曲した隙間覆い突起部43の左,右方向の側端部43Bは、筺体10の左,右の側面板10A,10Bと隣合う棒状体22の真上まで延びている。
この場合、図11に示すように、筺体10の左,右の側面板10A,10Bからの隙間覆い突起部43の側端部43Bの突出長さをLとし、左,右の側面板10Aとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26の間隔をAとすると、隙間覆い突起部43の側端部43Bの突出長さLと隙間26の間隔Aとは、下記数3の関係になっている。
Figure 2009142765
即ち、筺体10の左,右の側面板10A,10Bから棒状体22に向けて突出した隙間覆い突起部43により、左,右の側面板10Aとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から確実に覆うことができる構成となっている。
本実施の形態による振動式スクリーンは、上述の如き第2のフィンガー装置41を備えたもので、第2のフィンガー装置41を構成する左,右の取付フランジ42に、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆う隙間覆い突起部43を一体に設けることにより、各側面板10A,10Bと棒状体22との間に、各棒状体22間の間隔Bよりも大きな間隔Aを有する隙間26が生じたとしても、この隙間26を隙間覆い突起部43によって閉塞することができる。
この結果、選別対象物のうち、第2のフィンガー装置41を構成する各棒状体22間の間隔以上の粒度を有する中径選別物が、筺体10の各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26を通過して下方に落下してしまうのを確実に阻止し、筺体10内に投入された選別対象物に対し、その粒度に応じた正確な選別作業を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、例えば第2のフィンガー装置41を構成する棒状体22の本数を減らすことにより、または、棒状体22間の隙間寸法を大小に変更設定することにより、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26の間隔Aが大きくなったとしても、筺体10の各側面板10A,10Bからの隙間覆い突起部43の突出長さLを大きく設定することにより、この隙間覆い突起部43によって隙間26を確実に閉塞することができる。
次に、図14ないし図17は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第2のフィンガー装置のビーム部材に設けた隙間閉塞部材により、筺体の側面板とこれに隣合う棒状体との間に生じた隙間を上方から覆う構成としたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、51,51,…は筺体10内に設けられた複数の第2のフィンガー装置で、これら各第2のフィンガー装置51は、上述した第1の実施の形態による各第2のフィンガー装置15に代えて本実施の形態に用いたもので、第1のフィンガー装置(図示せず)を通過して落下した選別対象物を、その粒度に応じて中径選別物と小径選別物とに選別するものである。
ここで、第2のフィンガー装置51は、第1の実施の形態によるものと同様に、筺体10の左,右の側面板10A,10B間に配置され、筺体10の前,後方向に階段状に連続している。そして、第2のフィンガー装置51は、後述の各取付フランジ52と、ビーム部材19と、各棒状体22とにより大略構成されているものの、ビーム部材19の左,右方向の両端側に後述の隙間覆い板53を設けた点で、第1の実施の形態とは異なるものである。
52,52は筺体10の左,右の側面板10A,10Bにそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジで、これら左,右の取付フランジ52はビーム部材19によって連結されるものである。ここで、各取付フランジ52は、大きな剛性を有する一般構造用圧延鋼材(例えば、SS400)を用いて前,後方向に延びる平板状に形成され、取付フランジ52の中央部に設けられた角穴52Aには、ビーム部材19を構成するパイプ体20の両端部が嵌合する構成となっている。
また、取付フランジ52には、角穴52Aを挟んでボルト挿通孔52Bと円弧状の長孔52Cとが形成され、ボルト挿通孔52Bに挿通したボルト17と長孔52Cに挿通したボルト18とを、それぞれ筺体10の各側面板10A,10Bに挿通し、ナット17A,18Aを螺合して締付けることにより、筺体10の各側面板10A,10Bに取付フランジ52が固定されている。
53,53は第2のフィンガー装置51を構成するビーム部材19の左,右両端側に設けられた隙間閉塞部材としての隙間覆い板で、該各隙間覆い板53は、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆って閉塞するものである。ここで、隙間覆い板53は、適度なばね性を有する鋼板材等を用いて前,後方向に延びる長方形の平板状に形成されている。
そして、隙間覆い板53は、その基端側がビーム部材19を構成するホルダ21の左,右方向の両端部に溶接等によって固着されることにより、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆った状態で前,後方向に延び、隙間覆い板53の先端部53Aは、各棒状体22の先端部22Aとほぼ等しい位置まで延在している。
本実施の形態による振動式スクリーンは、上述の如き第2のフィンガー装置51を備えたもので、第2のフィンガー装置51を構成するビーム部材19の左,右方向の両端側に、筺体10の各側面板10A,10Bとこれに隣合う棒状体22との間に生じた隙間26を上方から覆う隙間覆い板53を固着して設けることにより、各側面板10A,10Bと棒状体22との間に、各棒状体22間の間隔Bよりも大きな間隔Aを有する隙間26が生じたとしても、この隙間26を隙間覆い板53によって閉塞することができる。
この結果、選別対象物のうち、第2のフィンガー装置51を構成する各棒状体22間の間隔以上の粒度を有する中径選別物が、筺体10の各側面板10A,10Bと棒状体22との間に生じた隙間26を通過して下方に落下してしまうのを確実に阻止し、筺体10内に投入された選別対象物に対し、その粒度に応じた正確な選別作業を行うことができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、第2のフィンガー装置15を構成する左,右の取付フランジ16に、隙間埋め突起部27を一体に設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図18に示す第1の変形例のように、取付フランジ16とは別部材からなる隙間埋め部材54を形成し、この隙間埋め部材54を、筺体10の左,右の側面板10A,10Bにボルト55等を用いて取付ける構成としてもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、第2のフィンガー装置41を構成する左,右の取付フランジ42に、隙間覆い突起部43を一体に設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図19に示す第2の変形例のように、取付フランジ42とは別部材からなる隙間覆い部材56を形成し、この隙間覆い部材56を、筺体10の左,右の側面板10A,10Bにボルト57等を用いて取付ける構成としてもよい。
さらに、上述した第3の実施の形態では、第2のフィンガー装置51を構成するビーム部材19(ホルダ21)に、平板状の隙間覆い板53を固着した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図20に示す第3の変形例のように、L字型に折曲げた隙間覆い板58を形成し、この隙間覆い板58を、筺体10の左,右の側面板10A,10Bにボルト59、ナット59A等を用いて取付ける構成としてもよい。
また、上述した第1の実施の形態では、第2のフィンガー装置15を構成する左,右の取付フランジ16に隙間埋め突起部27を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば第1のフィンガー装置11を構成する左,右の取付フランジ12に、筺体10の各側面板10A,10Bと第1のフィンガー装置11の棒状体14との間に生じた隙間を閉塞する隙間埋め突起部を設ける構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態による振動式スクリーンを示す正面図である。 振動式スクリーンを上方からみた平面図である。 振動式スクリーンを運搬姿勢とした状態を示す正面図である。 篩装置を単体で示す斜視図である。 篩装置の筺体、第1,第2のフィンガー装置等を示す一部破断の正面図である。 第1の実施の形態による第2のフィンガー装置を示す斜視図である。 第2のフィンガー装置の取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図5中の矢示VII―VII方向からみた断面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図7中の矢示VIII―VIII方向からみた平面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図8中の矢示IX―IX方向からみた拡大断面図である。 第2の実施の形態による第2のフィンガー装置を示す斜視図である。 第2のフィンガー装置の取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を示す図7と同様位置の断面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図11中の矢示XII―XII方向からみた平面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図12中の矢示XIII―XIII方向からみた拡大断面図である。 第3の実施の形態による第2のフィンガー装置を示す斜視図である。 第2のフィンガー装置の取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を示す図7と同様位置の断面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図15中の矢示XVI―XVI方向からみた平面図である。 取付フランジ、ビーム部材、棒状体、隙間埋め突起部等を図16中の矢示XVII―XVII方向からみた拡大断面図である。 第1の変形例による隙間埋め部材を示す図7と同様位置の断面図である。 第2の変形例による隙間覆い部材を示す図7と同様位置の断面図である。 第3の変形例による隙間覆い板を示す図7と同様位置の断面図である。
符号の説明
1 振動式スクリーン
2 走行体
5 ベースフレーム
6 可動フレーム
7 篩装置
9 加振モータ
10 筺体
10A 左側面板
10B 右側面板
11 第1のフィンガー装置
12,16,42,52 取付フランジ
13,19 ビーム部材
14,22 棒状体
15,41,51 第2のフィンガー装置
26 隙間
27 隙間埋め突起部(隙間閉塞部材)
28 パワーユニット
29,30,31 排出コンベヤ
43 隙間覆い突起部(隙間閉塞部材)
53,58 隙間覆い板(隙間閉塞部材)
54 隙間埋め部材(隙間閉塞部材)
56 隙間覆い部材(隙間閉塞部材)

Claims (5)

  1. 支持構造体をなすフレームと、該フレームに設けられ振動が与えられることにより選別対象物を篩いにかけて選別する篩装置とからなり、前記篩装置は、左,右方向で対面する側面板を有し前記選別対象物が投入される筺体と、該筺体の左,右の側面板にそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジ間に櫛歯状に並んで前,後方向に延びる多数の棒状体が設けられたフィンガー装置とを備えてなる振動式スクリーンにおいて、
    前記フィンガー装置の各棒状体のうち前記筺体の側面板と隣合う棒状体と前記筺体の側面板との間に生じた隙間を閉塞する隙間閉塞部材を設ける構成としたことを特徴とする振動式スクリーン。
  2. 前記隙間閉塞部材は、前記フィンガー装置の取付フランジまたは前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を埋めた状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで前,後方向に延びる構成としてなる請求項1に記載の振動式スクリーン。
  3. 前記隙間閉塞部材は、前記フィンガー装置の取付フランジまたは前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を上方から覆った状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで前,後方向に延びる構成としてなる請求項1に記載の振動式スクリーン。
  4. 前記フィンガー装置の各棒状体は、前記左,右の取付フランジ間を連結するビーム部材に取付ける構成とし、
    前記隙間閉塞部材は、前記ビーム部材または前記筺体の側面板に設けられ、前記隙間を上方から覆った状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延びる隙間覆い板により構成してなる請求項1に記載の振動式スクリーン。
  5. 自走可能な走行体と、該走行体に設けられたベースフレームと、該ベースフレームに対し作業位置と運搬位置との間で上,下方向に傾動可能に設けられた可動フレームと、該可動フレームにばね部材を介して支持され振動が与えられることにより選別対象物を篩いにかけて選別する篩装置と、該篩装置の下側に位置して前記可動フレームに設けられたパワーユニットと、前記篩装置によって選別された選別物を粒度に応じて外部に排出する複数の排出コンベヤとからなり、
    前記篩装置は、左,右方向で対面する側面板を有し前記選別対象物が投入される筺体と、前記筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられ、前記選別対象物のうち粒度が大きいものを選別する複数の第1のフィンガー装置と、該第1のフィンガー装置の下側に位置して前記筺体の左,右の側面板間に前,後方向に階段状に連続して設けられ、前記選別対象物のうち粒度が小さいものを選別する複数の第2のフィンガー装置とにより構成してなる振動式スクリーンにおいて、
    前記各第2のフィンガー装置は、前記筺体の左,右の側面板にそれぞれ取付けられる左,右の取付フランジと、これら左,右の取付フランジ間を連結するビーム部材と、前記各取付フランジ間に櫛歯状に並んで該ビーム部材に取付けられ前,後方向に延びる前記多数の棒状体とにより構成し、
    前記第2のフィンガー装置の取付フランジには、前記各棒状体のうち前記筺体の側面板と隣合う棒状体と前記筺体の側面板との間に生じる隙間を埋めた状態で前記棒状体の先端とほぼ等しい位置まで延びる隙間閉塞部材を一体に設ける構成としたことを特徴とする振動式スクリーン。
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