JP2007275772A - 木材破砕機 - Google Patents

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Masanori Shinooka
正規 篠岡
Kazunori Ueda
和憲 植田
Tsutomu Iida
飯田  勉
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Abstract

【課題】 破砕装置によって破砕された破砕木材と磁性体とを確実に分別する。
【解決手段】 コンベヤフレーム16の先端側下方に配置した磁性体シュート24の枠体25に、磁性体と破砕木材とを分別して破砕木材のみを下方に落下させる金網29を取付ける構成とする。これにより、破砕木材を載置したベルト21が先端側プーリ19を折返して基端側プーリ18へと移動するときに、磁選機22によって選別された磁性体とベルト21に付着した破砕木材とが一緒に磁性体シュート24に落下したとしても、破砕木材は磁性体シュート24の枠体25に取付けた金網29を通じて破砕木材用の排出場所に排出し、磁性体は磁性体シュート24によって破砕木材とは異なる磁性体用の排出場所に排出することができる。従って、破砕木材と磁性体とが同一の排出場所に混在することがなく、両者を確実に分別することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、間伐材、廃木材等の大きな木材を細かく破砕して破砕木材を生成するのに好適に用いられる木材破砕機に関する。
一般に、森林での間伐作業によって発生する間伐材や抜根、木材の剪定作業によって発生する剪定枝材、木造家屋の解体作業によって発生する廃木材等の木材は、例えば発酵処理等を施すことにより肥料等として再利用される。そして、これら間伐材、剪定枝材、廃木材等の大きな木材を、作業現場において肥料等に適した小片状に破砕して破砕木材(木材チップ)を生成するため、木材破砕機が好適に用いられている。
この種の従来技術による木材破砕機は、通常、本体フレームと、この本体フレームに設けられ木材を破砕する破砕装置と、砕装置によって破砕された破砕木材を本体フレームの外部に排出する排出コンベヤとにより大略構成されている。そして、本体フレームを自走可能な走行体上に搭載することにより、自走式の木材破砕機が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−190833号公報
ここで、従来技術による木材破砕機の排出コンベヤは、基端側が破砕装置の下方に配置され先端側が本体フレームの外部へと斜め上向きに延びるコンベヤフレームと、該コンベヤフレームの基端側に設けられた基端側プーリ及び先端側に設けられた先端側プーリと、これら2つのプーリ間に巻回され破砕木材を搬送するベルトと、先端側プーリに設けられベルトによって搬送される破砕木材中の磁性体を選別する磁選機と、コンベヤフレームの先端側に設けられ磁選機によって選別された磁性体を破砕木材とは異なる場所に排出する磁性体シュートとにより大略構成されている。
そして、この排出コンベヤは、破砕木材を載置したベルトが先端側プーリを折返して基端側プーリへと移動するときに、このベルト上に載置された破砕木材をコンベヤフレームの先端側から外部に排出する構成となっている。
ここで、ベルトによって搬送される破砕木材に磁性体が含まれている場合には、先端側プーリに設けられた磁選機が、破砕木材中の磁性体に対してベルト越しに磁力を作用させることにより、この磁性体をベルトの表面に吸着する。そして、ベルトの表面に吸着された磁性体は、ベルトが先端側プーリを折返して基端側プーリへと移動する間に磁選機からの磁力が低下することにより、ベルトの表面から離脱し、排出コンベヤの先端側下方に設けられた磁性体シュートにより、破砕木材とは異なる場所に排出される構成となっている。
ところで、排出コンベヤのベルトの表面には、通常、破砕木材の滑りを防止するための多数のラグ(突起部)が設けられている。このため、ベルト表面のラグ間に破砕木材の細粒分が付着すると、この破砕木材の細粒分は、ベルトが先端側プーリを折返して基端側プーリへと移動するときにベルトの表面が下向きになると、このベルトから離脱して下方に落下するようになる。
しかし、排出コンベヤの先端側下方には、磁選機によって選別された磁性体を排出する磁性体シュートが設けられているため、ベルトから離脱して下方に落下した破砕木材の細粒分は、磁性体シュートによって磁性体と同じ排出場所に排出されてしまう。この結果、磁性体と破砕木材とが同一の排出場所に混在することになり、排出された破砕木材と磁性体とを手作業で分別しながら回収しなければならず、これら破砕木材と磁性体を分別して回収するときの作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、破砕装置によって破砕された破砕木材と磁性体とを確実に分別することができるようにした木材破砕機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、本体フレームと、該本体フレームに設けられ木材を破砕する破砕装置と、該破砕装置によって破砕された破砕木材を前記本体フレームの外部に排出する排出コンベヤとからなり、前記排出コンベヤは、基端側が前記破砕装置の下方に配置され先端側が前記本体フレームの外部へと延びるコンベヤフレームと、該コンベヤフレームの基端側に設けられた基端側プーリ及び先端側に設けられた先端側プーリと、これら2つのプーリ間に巻回され破砕木材を搬送するベルトと、前記先端側プーリに設けられ前記ベルトによって搬送される破砕木材に含まれる磁性体を選別する磁選機と、前記コンベヤフレームの先端側に設けられ前記磁選機によって選別された磁性体を破砕木材とは異なる場所に排出する磁性体シュートとを備えてなる木材破砕機に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記磁性体シュートには、磁性体と破砕木材とを分別して破砕木材のみを下方へと落下させる網目部を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記コンベヤフレームには、前記磁性体シュートから排出された磁性体が衝突することにより当該磁性体を所望の排出位置に落下するように案内する排出案内部材を設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記磁性体シュートは、長さ方向の一端側となる前記先端側プーリ側を前記コンベヤフレームに揺動可能に取付け、長さ方向の他端側を自由端として構成したことにある。
請求項4の発明は、前記コンベヤフレームと前記磁性体シュートとの間には、前記磁性体シュートを振動させるシュート振動手段を設ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記排出案内部材は、前記磁性体シュートから排出された磁性体が衝突する衝突板と、前記コンベヤフレームに対する該衝突板の上,下方向および/または左,右方向の回動角度を調整する角度調整機構とにより構成したことにある。
請求項1の発明によれば、コンベヤフレームの先端側に配置した磁性体シュートに、破砕木材のみを下方に落下させる網目部を設けることにより、ベルトが先端側プーリを折返して基端側プーリへと移動するときに、磁選機によって選別された磁性体とベルトに付着した破砕木材とが一緒に磁性体シュート上に落下したとしても、破砕木材は磁性体シュートに設けた網目部を通じて下方に落下させ、磁性体は磁性体シュートによって破砕木材とは異なる排出場所に排出することができる。従って、破砕木材と磁性体とが同一の排出場所に混在することがなく、両者を確実に分別することができるので、排出された破砕木材と磁性体を分別して回収するときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、磁性体シュートから排出された磁性体は、排出案内部材に衝突することにより、当該排出案内部材によって案内され所望の排出位置に落下するようになる。従って、破砕木材に含まれる磁性体の形状、重さの違いによって磁性体シュートから排出される磁性体の速度(勢い)が異なる場合でも、これら各種の磁性体を排出案内部材に衝突させることにより、所望の排出場所にまとめて排出することができる。これにより、磁性体シュートから排出された磁性体が散らばるのを抑えることができ、磁性体を回収するときの作業性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、磁性体シュートの一端側をコンベヤフレームに揺動可能に取付け、他端側を自由端としたので、コンベヤフレームに対する磁性体シュートの取付角度を適宜に調整することができる。従って、例えば木材破砕機をトレーラ等に積載するときに、磁性体シュートの他端側をコンベヤフレームに接近させた状態に保持することにより、磁性体シュートが地面等に干渉するのを抑えることができる。
請求項4の発明によれば、コンベヤフレームと磁性体シュートとの間に設けたシュート振動手段が、磁性体シュートに振動を付与することにより、磁性体シュートに付着した破砕木材を網目部を通じて振い落すことができ、破砕木材と磁性体とを確実に分別することができる。
請求項5の発明によれば、コンベヤフレームに対する衝突板の上,下方向および/または左,右方向の回動角度を、角度調整機構によって適宜に調整することにより、磁性体シュートから排出されて衝突板に衝突する磁性体を、衝突板の回動角度に応じた所望の排出位置へと案内することができる。
以下、本発明に係る木材破砕機の実施の形態について図1ないし図10を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示し、図中、1は自走式の木材破砕機を示している。この木材破砕機1は、例えば森林での間伐作業によって発生する間伐材や抜根、木材の剪定作業によって発生する剪定枝材、木造家屋の解体作業によって発生する廃木材等を細かく破砕し、肥料等として再利用可能な小片状の破砕木材(木材チップ)を生成するものである。そして、木材破砕機1は、後述の走行体2、本体フレーム7、破砕装置11、排出コンベヤ15等により構成されている。
2は自走可能なクローラ式の走行体で、該走行体2は、トラックフレーム3と、該トラックフレーム3に設けられた駆動輪4および遊動輪5と、これら駆動輪4と遊動輪5とに巻回された左,右のクローラ(履帯)6,6等により構成されている。そして、走行体2は、後述の走行レバー14に対する操作に応じて前,後方向への直進走行、左,右方向への旋回走行等を行なうものである。
7は走行体2のトラックフレーム3上に設けられた本体フレームで、該本体フレーム7は、トラックフレーム3上を前,後方向に延びている。そして、本体フレーム7上には、後述のホッパ8、搬送コンベヤ9、押付け装置10、破砕装置11、建屋カバー12等が配設されている。
8は本体フレーム7上に設けられたホッパで、該ホッパ8は、例えば森林での間伐作業によって発生する間伐材や抜根、木造家屋の解体作業によって発生する廃木材等の破砕すべき木材が投入されるものである。ここで、ホッパ8は、上方から斜め下向きに傾斜した左,右の側壁を有し、ホッパ8の下端側は後述の搬送コンベヤ9上に開口している。そして、ホッパ8内には、例えば間伐材、抜根、剪定枝材等の大量の木材が油圧ショベル等(図示せず)を用いて投入され、ホッパ8は、これらの木材を搬送コンベヤ9上に連続的に供給するものである。
9はホッパ8の下側に設けられた搬送コンベヤで、該搬送コンベヤ9は、本体フレーム7に沿って前,後方向に延びる無限軌道を形成している。そして、搬送コンベヤ9の基端側はホッパ8の下側に配置され、先端側は後述する破砕装置11の近傍まで延び、搬送コンベヤ9は、ホッパ8に投入された木材を破砕装置11に向けて連続的に搬送するものである。
10は搬送コンベヤ9の先端部上側に設けられた押付け装置で、該押付け装置10は、搬送コンベヤ9によって搬送される木材を上方から押え込む押付けローラ10Aを有している。そして、押付け装置10は、搬送コンベヤ9と押付けローラ10Aとの間で木材を挟込んだ状態で押付けローラ10Aを回転させることにより、搬送コンベヤ9と協働して木材を破砕装置11に押付けるように供給するものである。
11は本体フレーム7の中央部に設けられた破砕装置で、該破砕装置11は、搬送コンベヤ9の先端側に回転可能に配置され、その外周側には複数の破砕ビット(破砕刃)11Aが突設されている。ここで、破砕装置11は、搬送コンベヤ9と押付け装置10とによって供給されてくる木材を各破砕ビット11Aによって細かく破砕し、小片状の破砕木材を生成するものである。そして、破砕装置11によって破砕された破砕木材は、後述の排出コンベヤ15によって本体フレーム7の外部に排出される構成となっている。
12は本体フレーム7上に設けられた建屋カバーで、該建屋カバー12内には、エンジン、該エンジンによって駆動される油圧ポンプ等(いずれも図示せず)の動力源が収容されている。そして、木材破砕機1に搭載された各種油圧アクチュエータは、油圧ポンプから供給される圧油によって駆動されるものである。
13は建屋カバー12の近傍に設けられた運転台、14は運転台13に配設された走行レバーで、運転台13に乗込んだ作業者が、走行レバー14を操作して走行体2の左,右のクローラ6を駆動することにより、木材破砕機1を作業現場まで自走させることができる構成となっている。
15は破砕装置11によって破砕された破砕木材を本体フレーム7の外部に排出する排出コンベヤで、該排出コンベヤ15は、図1ないし図5に示すように、後述のコンベヤフレーム16、基端側プーリ18、先端側プーリ19、ベルト21、磁選機22、磁性体シュート24等により構成されている。
16は排出コンベヤ15のベースとなるコンベヤフレームで、該コンベヤフレーム16は、左,右方向で対面する一対の側板16A,16Aを有し、全体として前,後方向に延びる長方形の枠状に形成されている。そして、コンベヤフレーム16はコンベヤ支持アーム17等を用いて木材破砕機1に取付けられ、コンベヤフレーム16の基端側は破砕装置11の下方に配置され、コンベヤフレーム16の先端側は本体フレーム7の下側から斜め上向きに傾斜しつつ本体フレーム7の外部へと延びている。
ここで、図3ないし図5に示すように、コンベヤフレーム16を構成する各側板16Aの下端側には、後述する先端側プーリ19の近傍に位置する左,右一対のシュート取付ブラケット16B,16Bと、先端側プーリ19から離間した左,右一対のばね取付ブラケット16C,16Cとが、それぞれ溶接等の手段を用いて下向きに突設されている。そして、シュート取付ブラケット16Bには後述の磁性体シュート24が取付けられ、ばね取付ブラケット16Cには後述のコイルばね30が取付けられる構成となっている。
また、ばね取付ブラケット16Cよりも先端側プーリ19から離間した位置には、左,右の側板16A間に溶接等の手段を用いて固着された固定板16Dが設けられ、該固定板16Dには後述の排出案内部材31が取付けられる構成となっている。そして、図5等に示すように、固定板16Dの中央部には後述のボルト39が螺着されるボルト孔(雌ねじ孔)16Eが螺設されている。
18はコンベヤフレーム16の基端側に設けられた基端側プーリ(図1参照)、19はコンベヤフレーム16の先端側に設けられた先端側プーリを示している。ここで、先端側プーリ19は、図2に示すコンベヤモータ20によって回転駆動される駆動プーリとなり、基端側プーリ18は従動プーリとなっている。また、先端側プーリ19は中空な円筒状をなし、その内部には後述の磁石23が設けられている。
21は基端側プーリ18と先端側プーリ19とに巻回して設けられたベルトで、該ベルト21は、基端側プーリ18と先端側プーリ19との間に配置された複数のローラに案内されることにより、コンベヤフレーム16に沿って前,後方向に延び、先端側プーリ19の回転によって図1中の矢示Aで示す方向に周回するものである。
ここで、ベルト21は、破砕装置11によって破砕された破砕木材を載置し、先端側プーリ19に向けて移動する排出経路21Aと、先端側プーリ19を折返し排出経路21Aの下側を基端側プーリ18に向けて移動する戻り経路21Bとからなる無限軌道を形成している。この場合、ベルト21の表面には、破砕木材の滑りを防止する多数のラグ(図示せず)が左,右方向に延びるように突設され、破砕木材は、当該ラグによってベルト21上に保持された状態で、斜め上向きに傾斜するコンベヤフレーム16の先端側まで搬送される構成となっている。
そして、コンベヤフレーム16の先端側まで搬送された破砕木材は、ベルト21が先端側プーリ19を折返して排出経路21Aから戻り経路21Bへと移行するときに、先端側プーリ19からベルト21の移動速度に応じた速度で外部に放出され、破砕木材用の排出場所P1に排出される構成となっている(図1参照)。
22はベルト21によって搬送される破砕木材中に含まれた磁性体を選別する磁選機で、図3等に示すように、磁選機22は、先端側プーリ19と、該先端側プーリ19の内部に設けられた磁石23とにより大略構成されている。そして、磁選機22は、ベルト21の排出経路21Aに沿って搬送される破砕木材に対し、先端側プーリ19越しに磁石23からの磁力を作用させることにより、破砕木材中に含まれる釘、針金等の磁性体をベルト21の表面に吸着して破砕木材から選別するものである。
そして、ベルト21に吸着された磁性体は、ベルト21が先端側プーリ19を折返して排出経路21Aから戻り経路21Bへと移行し、先端側プーリ19から離間して磁石23からの磁力が弱まることにより、ベルト21から離脱し、後述の磁性体シュート24に沿って、破砕木材用の排出場所P1よりも走行体2側に寄った磁性体用の排出場所P2に排出される構成となっている(図1参照)。
24はコンベヤフレーム16の先端側下方に設けられた磁性体シュートで、該磁性体シュート24は、磁選機22によって破砕木材から選別された磁性体を、破砕木材用の排出場所P1とは異なる排出場所P2に排出するものである。ここで、磁性体シュート24は、図3ないし図5に示すように、後述の枠体25、一端側取付板26、他端側取付板28、金網29等により構成されている。
25は磁性体シュート24を構成する枠体で、該枠体25は、先端側プーリ19側に位置する一端側から他端側に向けてベルト21と対面しつつ前,後方向に延び、一端側から他端側に向けて左,右方向の幅寸法が徐々に狭まる六角形の枠状をなす底枠部25Aと、該底枠部25Aの左,右両端側から上向きに突出した左,右の側板部25B,25Bとにより構成されている。
ここで、左,右の側板部25B,25Bの間隔は、底枠部25Aの一端側から他端側に向けて徐々に小さくなり、各側板部25B,25Bの他端側は、磁性体を排出する排出開口部25Cとなっている。また、底枠部25Aには、後述の金網29が取付けられる構成となっている。
26は枠体25を構成する底枠部25Aの一端側に固着された一端側取付板で、該一端側取付板26は、底枠部25Aから左,右方向に延び各側板部25Bよりも大きな突出長さをもって上向きに突出している。そして、一端側取付板26の左,右方向の両端側は、コンベヤフレーム16に設けられた左,右のシュート取付ブラケット16Bと対面するように折曲げられた折曲片26A,26Aとなり、これら各折曲片26Aは、各シュート取付ブラケット16Bに軸27を用いて揺動可能に取付けられている。
28は枠体25を構成する底枠部25Aの他端側に固着された他端側取付板で、該他端側取付板28は、底枠部25Aから左,右方向に延びている。そして、図5に示すように、他端側取付板28の左,右方向の両端側は、コンベヤフレーム16に設けられた左,右のばね取付ブラケット16Cに向けて上向きに突出する突出片28A,28Aとなり、これら各突出片28Aと各ばね取付ブラケット16Cとの間には、後述のコイルばね30が設けられる構成となっている。
29は磁性体シュート24の枠体25に設けられた網目部としての金網で、該金網29は、枠体25の底枠部25Aにボルト等(図示せず)を用いて着脱可能に取付けられ、底枠部25Aを上方から覆っている。そして、金網29は、磁性体シュート24の底枠部25A上に破砕木材と磁性体とが落下したときに、破砕木材のみを下方に落下させることにより、磁性体と破砕木材とを分別するものである。
ここで、磁性体シュート24は、長さ方向の一端側(先端側プーリ19側)が軸27を用いてコンベヤフレーム16に支持され、磁性体シュート24の他端側は、軸27を中心として上,下方向に揺動する自由端となっている。従って、コンベヤフレーム16に対する磁性体シュート24の取付角度を適宜に調整することができ、例えば図1に示すように木材破砕機1が破砕作業を行うときには、図3等に示すように磁性体シュート24をコンベヤフレーム16に対してほぼ平行に保持し、例えば図8に示すように木材破砕機1をトレーラTに積載するときには、図9に示すように磁性体シュート24の他端側をコンベヤフレーム16に接近させた状態に保持することができる構成となっている。
30,30は磁性体シュート24とコンベヤフレーム16との間に設けられたシュート振動手段としてのコイルばねで、該各コイルばね30の上端側は、コンベヤフレーム16に設けられた各ばね取付ブラケット16Cに掛止めされ、各コイルばね30の下端側は、磁性体シュート24を構成する他端側取付板28の各突出片28Aに掛止めされている。
そして、各コイルばね30は、磁性体シュート24の他端側をコンベヤフレーム16に対し弾性的に支持し、排出コンベヤ15の作動時に発生した振動を磁性体シュート24に伝達することにより、磁性体シュート24の他端側を軸27を中心として上,下方向に振動させるものである。これにより、磁性体シュート24に破砕木材が付着したとしても、この破砕木材を排出コンベヤ15の振動を利用して磁性体シュート24から離脱させ、金網29を通じて下方に落下させることができる構成となっている。
31は磁性体シュート24よりも下流側に位置してコンベヤフレーム16に設けられた排出案内部材で、該排出案内部材31は、磁性体シュート24(枠体25)の排出開口部25Cから排出される磁性体が衝突することにより、この磁性体を所望の排出位置に落下するように案内するものである。ここで、図3ないし図7に示すように、排出案内部材31は、後述の取付基板32、衝突板33、上,下方向角度調整機構35、ボルト39等により構成されている。
32は排出案内部材31のベースとなる取付基板で、該取付基板32は、図5に示すように、コンベヤフレーム16の各側板16Aの下端部に当接し、前,後方向に延びる左,右一対の縦板32A,32Aと、コンベヤフレーム16の固定板16Dに対面しつつ左,右方向に延び、左,右の縦板32A間を連結する横板32Bとにより構成されている。
そして、各縦板32Aの下面側には、後述の支持軸34が取付けられる軸取付ブラケット32Cと、後述のアーム37が取付けられるアーム取付ブラケット32Dとが、前,後方向に離間して下向きに突設されている。また、横板32Bの左,右方向の中央部には、コンベヤフレーム16の固定板16Dに形成されたボルト孔16Eと対応するボルト挿通孔32Eが穿設されている。
33は取付基板32に上,下方向に回動可能に取付けられた衝突板で、該衝突板33は、磁性体シュート24から排出された磁性体が衝突することにより、当該磁性体を所望の排出位置に落下するように案内するものである。ここで、衝突板33は図5等に示すように、例えば厚肉な鋼板等を用いて四角形状に形成され、左,右方向の両端側は前,後方向に向けてほぼ直角に折曲げられた折曲片33A,33Aとなっている。そして、衝突板33の各折曲片33Aの上端側には、左,右方向に延びる支持軸34が挿通され、該支持軸34の左,右方向の両端側は、取付基板32の各軸取付ブラケット32Cに挿通されている。従って、衝突板33は、取付基板32に対し支持軸34を中心として上,下方向に回動可能に取付けられている。
そして、磁性体シュート24の排出開口部25Cから排出された磁性体は、衝突板33に衝突することにより当該衝突板33の下方に落下するので、破砕木材に含まれる磁性体の形状、重さの違いによって磁性体シュート24から排出される磁性体の速度(勢い)が異なる場合でも、これら各種の磁性体を衝突板33の下方、即ち、図1に示す磁性体用の排出場所P2にまとめて排出することができる構成となっている。
35は支持軸34を中心とした衝突板33の上,下方向の回動角度を調整する上,下方向角度調整機構で、この上,下方向角度調整機構35は、図5等に示すように、取付基板32の各アーム取付ブラケット32Dにピン36を用いて回動可能に取付けられ、長さ方向に複数の軸挿通孔37Aが穿設された左,右一対のアーム37,37と、衝突板33の折曲片33Aの下端側に挿通され左,右方向に延びた連結軸38とにより大略構成されている。
そして、連結軸38の左,右方向の両端側を、各アーム37に設けられた複数の軸挿通孔37Aのうちの1個に挿通することにより、図3及び図4に示すように、支持軸34を中心としたコンベヤフレーム16に対する衝突板33の上,下方向の回動角度を適宜に調整することができる。従って、磁性体シュート24から排出されて衝突板33に衝突した磁性体は、衝突板33の回動角度に応じた位置に跳ね返るので、上,下方向角度調整機構35によって衝突板33の上,下方向の回動角度を予め設定し、磁性体の排出位置を適宜に調整することにより、磁性体シュート24から排出される磁性体を、破砕木材用の排出場所P1から適度に離間した所望の排出場所P2に落下するように案内することができる。
39は排出案内部材31の取付基板32をコンベヤフレーム16の固定板16Dに対して左,右方向に回動可能に取付ける左,右方向角度調整機構としてのボルトで、図5ないし図7に示すように、ボルト39は、取付基板32の横板32Bに穿設されたボルト挿通孔32Eに下から挿通され、コンベヤフレーム16の固定板16Dに螺設されたボルト孔16Eに螺着されるものである。
従って、例えば図7に示すように、ボルト39を僅かに緩めた状態で、該ボルト39の軸中心O−Oを中心として取付基板32を左,右方向(図7中の矢示B方向)に適宜に回動させた後、再びボルト39を締付けて取付基板32を固定することにより、該取付基板32のコンベヤフレーム16に対する左,右方向の回動角度を適宜に調整することができる。これにより、磁性体シュート24から排出されて衝突板33に衝突した磁性体を、ボルト39によって設定された取付基板32の左,右方向の回動角度に応じて、コンベヤフレーム16から左,右方向に離間した位置に跳ね返すことができる。
このように、衝突板33は、上,下方向角度調整機構35によってコンベヤフレーム16に対する上,下方向の回動角度を調整し、ボルト39によってコンベヤフレーム16に対する左,右方向の回動角度を調整することにより、磁性体シュート24から排出された磁性体が衝突して跳ね返る方向を適宜に調整し、当該磁性体を所望の排出場所P2に落下するように案内することができる構成となっている。
40は排出案内部材31よりも下流側に位置してコンベヤフレーム16に設けられたインパクトローラで、図3及び図4等に示すように、インパクトローラ40は、その外周面に周方向に一定の間隔をもって複数の突起部40Aが突設されている。そして、インパクトローラ40は、ベルト21の戻り経路21Bに間欠的に打撃力を与えることにより、ベルト21の表面に付着した破砕木材の細粒分を叩き落し、この破砕木材の細粒分を、磁性体用の排出場所P2よりも走行体2側に寄った破砕木材用の排出場所P3(図1参照)に排出するものである。
本実施の形態による木材破砕機1は上述の如き構成を有するもので、この木材破砕機1を用いて木材を破砕する場合には、まず、木材破砕機1のホッパ8内に、油圧ショベル等(図示せず)を用いて破砕すべき木材を投入する。これにより、ホッパ8内に投入された木材は、搬送コンベヤ9により破砕装置11に向けて搬送される。
そして、搬送コンベヤ9の先端側まで搬送された木材は、押付け装置10の押付けローラ10Aと搬送コンベヤ9との間に挟込まれ、高速で回転する破砕装置11に押付けられる。これにより、破砕装置11の外周側に設けられた各破砕ビット11Aによって木材が破砕され、小片状の破砕木材(木材チップ)が連続的に生成される。
このようにして、破砕装置11によって破砕された破砕木材は、排出コンベヤ15のベルト21のうち排出経路21A上に落下する。このとき、ベルト21は、コンベヤモータ20によって図1中の矢示A方向に周回することにより、破砕装置11から落下した破砕木材を、ベルト21の排出経路21Aによってコンベヤフレーム16の先端側へと連続的に搬送する。
このようにして、コンベヤフレーム16の先端側に搬送された破砕木材は、ベルト21が先端側プーリ19を折返して排出経路21Aから戻り経路21Bへと移行するときに、先端側プーリ19からベルト21の移動速度に応じた速度で外部に放出される。そして、先端側プーリ19から放出された破砕木材Wは、図1に示すように、破砕木材用の排出場所P1に排出される。
ここで、先端側プーリ19と磁石23とからなる磁選機22は、ベルト21によって搬送される破砕木材に対し、先端側プーリ19越しに常に磁力を作用させているので、破砕木材中に混入した釘、針金等の磁性体は、先端側プーリ19の近傍位置でベルト21の表面に吸着される。そして、ベルト21に吸着された磁性体は、ベルト21が先端側プーリ19を折返して排出経路21Aから戻り経路21Bへと移行した後、先端側プーリ19から離間して磁石23からの磁力が弱まることにより、自重によってベルト21から離脱する。
この場合、コンベヤフレーム16の先端側下方には磁性体シュート24が設けられているので、ベルト21から離脱した磁性体は、磁性体シュート24の枠体25に取付けられた金網29上を滑落し、磁性体シュート24の排出開口部25Cから斜め下向きに排出される。そして、排出開口部25Cから排出された磁性体Mは、図1に示すように、排出案内部材31の衝突板33に衝突することにより当該衝突板33の下方に落下し、破砕木材用の排出場所P1とは異なる磁性体用の排出場所P2に排出される。
ここで、ベルト21によって搬送される破砕木材の一部は、ベルト21が先端側プーリ19を折返して排出経路21Aから戻り経路21Bへと移行するときに外部に放出されずに、磁性体と一緒に磁性体シュート24の底枠部25A上に落下する。
これに対し、本実施の形態では、磁性体シュート24の底枠部25Aに金網29を設けているので、磁性体シュート24の底枠部25A上に磁性体と破砕木材とが一緒に落下したとしても、金網29を通じて破砕木材のみを下方に落下させることにより、当該破砕木材と磁性体とを確実に分別することができる。
これにより、破砕木材を磁性体シュート24の下方に位置する排出場所P1に排出することができ、磁性体を衝突板33の下方に位置する排出場所P2に排出することができる。従って、磁性体と破砕木材とが同一の排出場所に混在してしまうことがなく、これら破砕木材と磁性体とを分別して回収するときの作業性を高めることができる。
また、本実施の形態では、磁性体シュート24の一端側を軸27を用いてコンベヤフレーム16に取付け、軸27を中心として上,下方向に揺動可能となった磁性体シュート24の他端側とコンベヤフレーム16との間には、磁性体シュート24の他端側を弾性的に支持するコイルばね30を設けている。これにより、磁性体シュート24の他端側は、排出コンベヤ15の作動時に発生した振動により軸27を中心として上,下方向に振動するので、磁性体シュート24に付着した破砕木材を、排出コンベヤ15の振動を利用して金網29を通じて振い落すことができる。この結果、破砕木材と磁性体とを確実に分別することができると共に、磁性体シュート24に設けた金網29の目詰まりを防止することができる。
一方、磁性体シュート24の排出開口部25Cから排出された磁性体は、コンベヤフレーム16に設けられた排出案内部材31の衝突板33に衝突することにより、当該衝突板33の下方に落下するようになる。このため、磁性体の形状、重さの違いによって磁性体シュート24から排出される磁性体の速度(勢い)が異なる場合でも、これら各種の磁性体が散らばるのを抑え、衝突板33の下方に位置する磁性体用の排出場所P2にまとめて排出することができるので、排出された磁性体を回収するときの作業性を高めることができる。
さらに、コンベヤフレーム16に対する衝突板33の上,下方向の回動角度は、上,下方向角度調整機構35によって適宜に調整することができ、コンベヤフレーム16に対する衝突板33の左,右方向の回動角度は、ボルト39によって適宜に調整することができる。従って、衝突板33の上,下方向及び左,右方向の回動角度を予め設定し、磁性体シュート24から排出された磁性体が衝突板33に衝突して跳ね返る方向を適宜に調整することにより、磁性体シュート24から排出される磁性体を、破砕木材用の排出場所P1から適度に離間した所望の排出場所P2に落下するように案内することができる。
また、コンベヤフレーム16のうち排出案内部材31よりも下流側には、ベルト21の戻り経路21Bに間欠的に打撃力を与えるインパクトローラ40を設けているので、ベルト21の表面に付着した破砕木材の細粒分を、インパクトローラ40によって叩き落とすことにより容易に除去することができ、この破砕木材の細粒分を、磁性体用の排出場所P2よりも走行体2側に寄った破砕木材用の排出場所P3に排出することができる。
そして、木材の破砕作業が終了した後、図8に示すように木材破砕機1をトレーラTに積載して輸送する場合には、例えば図9に示すように、磁性体シュート24の他端側をコンベヤフレーム16に接近させた状態に保持し、これと同様に排出案内部材31の衝突板33及びアーム37をコンベヤフレーム16に接近させた状態に保持する。これにより、磁性体シュート24、排出案内部材31の衝突板33及びアーム37等が地面等に干渉するのを防止でき、積載作業を容易に行なうことができる。
次に、図10は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、コンベヤフレームと磁性体シュートとの間に、シュート振動手段としての加振機を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10において、41は磁性体シュート24とコンベヤフレーム16との間に設けられたシュート振動手段としての加振機で、該加振機41は、第1の実施の形態によるコイルばね30に代えて本実施の形態に用いたものである。
ここで、加振機41は、コンベヤフレーム16に取付けられた油圧モータ等のモータ42と、該モータ42の出力軸に固定された円板43と、磁性体シュート24の他端側に固着された他端側取付板28の突出片28Aと円板43との間を連結するリンク44とにより構成されている。この場合、リンク44の一端側は、円板43の中心から外周側に寄った位置に回転可能にピン結合され、リンク44の他端側は、他端側取付板28の突出片28Aに回転可能にピン結合されている。
従って、モータ42によって円板43を回転させると、この円板43の回転運動がリンク44を介して磁性体シュート24の他端側に伝わり、磁性体シュート24の他端側は、図10中に実線及び二点鎖線で示すように、軸27を中心として強制的に上,下方向に振動するようになる。
このように、本実施の形態によれば、磁性体シュート24とコンベヤフレーム16との間に加振機41を設け、この加振機41によって磁性体シュート24を強制的に振動させることにより、磁性体シュート24に付着した破砕木材を確実に離脱させ、金網29を通じて下方に落下させることができる。
なお、上述した各実施の形態では、磁性体シュート24の底枠部25Aに金網29を着脱可能に取付ける構成を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばパンチングボード等の破砕木材が通過できる複数の透孔が設けられた板体を用いて磁性体シュートを構成してもよい。
また、上述した第1の実施の形態では、磁性体シュート24の他端側とコンベヤフレーム16との間をコイルばね30を用いて連結した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばコイルばね30に代えてゴムバンド等の他の弾性体を用いる構成としてもよい。
また、上述した第1の実施の形態では、コンベヤフレーム16に対する衝合板33の上,下方向の回動角度を上,下方向角度調整機構35によって調整し、コンベヤフレーム16に対する衝突板33の左,右方向の回動角度をボルト39によって調整する場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばコンベヤフレーム16に対する衝突板33の上,下方向の回動角度のみを調整する構成としてもよく、コンベヤフレーム16に対する衝突板33の左,右方向の回動角度のみを調整する構成としてもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、磁性体シュート24の他端側とコンベヤフレーム16との間に、モータ42、円板43、リンク44等からなる加振機41を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば磁性体シュート24の他端側とコンベヤフレーム16との間に油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの伸縮動作によって磁性体シュート24を振動させる構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、自走可能なクローラ式の走行体2を有する木材破砕機1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の走行体を備えた木材破砕機に適用してもよく、さらに、トレーラ等によって牽引される非自走式の木材破砕機に適用してもよいものである。
本発明の第1の実施の形態による木材破砕機を示す正面図である。 木材破砕機を示す平面図である。 図1中の排出コンベヤ、磁性体シュート、排出案内部材等の要部を拡大して示す要部拡大の正面図である。 図3中の衝突板の回動角度を調整した状態を示す要部拡大の正面図である。 コンベヤフレーム、磁性体シュート、排出案内部材等を示す分解斜視図である。 コンベヤフレーム、排出案内部材等を図3中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 図6中の取付基板の回動角度を調整した状態を示す断面図である。 木材破砕機をトレーラに積載する状態を示す正面図である。 木材破砕機の輸送時に磁性体シュート等をコンベヤフレーム側に格納した状態を示す図3と同様な要部拡大の正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図3と同様な要部拡大の正面図である。
符号の説明
1 木材破砕機
2 走行体
7 本体フレーム
11 破砕装置
15 排出コンベヤ
16 コンベヤフレーム
18 基端側プーリ
19 先端側プーリ
21 ベルト
22 磁選機
24 磁性体シュート
29 金網(網目部)
30 コイルばね(シュート振動手段)
31 排出案内部材
32 取付基板
33 衝突板
35 上,下方向角度調整機構
39 ボルト(左,右方向角度調整機構)
40 インパクトローラ
41 加振機(シュート振動手段)

Claims (5)

  1. 本体フレームと、該本体フレームに設けられ木材を破砕する破砕装置と、該破砕装置によって破砕された破砕木材を前記本体フレームの外部に排出する排出コンベヤとからなり、前記排出コンベヤは、基端側が前記破砕装置の下方に配置され先端側が前記本体フレームの外部へと延びるコンベヤフレームと、該コンベヤフレームの基端側に設けられた基端側プーリ及び先端側に設けられた先端側プーリと、これら2つのプーリ間に巻回され破砕木材を搬送するベルトと、前記先端側プーリに設けられ前記ベルトによって搬送される破砕木材に含まれる磁性体を選別する磁選機と、前記コンベヤフレームの先端側に設けられ前記磁選機によって選別された磁性体を破砕木材とは異なる場所に排出する磁性体シュートとを備えてなる木材破砕機において、
    前記磁性体シュートには、磁性体と破砕木材とを分別して破砕木材のみを下方へと落下させる網目部を設ける構成としたことを特徴とする木材破砕機。
  2. 前記コンベヤフレームには、前記磁性体シュートから排出された磁性体が衝突することにより当該磁性体を所望の排出位置に落下するように案内する排出案内部材を設ける構成としてなる請求項1に記載の木材破砕機。
  3. 前記磁性体シュートは、長さ方向の一端側となる前記先端側プーリ側を前記コンベヤフレームに揺動可能に取付け、長さ方向の他端側を自由端として構成してなる請求項1または2に記載の木材破砕機。
  4. 前記コンベヤフレームと前記磁性体シュートとの間には、前記磁性体シュートを振動させるシュート振動手段を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の木材破砕機。
  5. 前記排出案内部材は、前記磁性体シュートから排出された磁性体が衝突する衝突板と、前記コンベヤフレームに対する該衝突板の上,下方向および/または左,右方向の回動角度を調整する角度調整機構とにより構成してなる請求項2,3または4に記載の木材破砕機。
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