JP2001087669A - 自走式破砕機 - Google Patents

自走式破砕機

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JP2001087669A
JP2001087669A JP26798099A JP26798099A JP2001087669A JP 2001087669 A JP2001087669 A JP 2001087669A JP 26798099 A JP26798099 A JP 26798099A JP 26798099 A JP26798099 A JP 26798099A JP 2001087669 A JP2001087669 A JP 2001087669A
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conveyor
crushed
crusher
raw material
self
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JP26798099A
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English (en)
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Kazuhide Seki
一秀 関
Takashi Shirai
隆 白井
Tadashi Shiohata
忠 塩畑
Masanori Shinooka
正規 篠岡
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】細長い外形形状あるいは側面形状を備えた長物
が破砕原料中に混入している場合であっても、リサイク
ル製品を確実に生産する。 【解決手段】トラックフレーム9に設けた無限軌道履帯
8aと、ホッパ2と、ジョークラッシャ3と、フィーダ
4と、メインコンベア5とを有する自走式破砕機1にお
いて、フィーダ4は、ホッパ2で受け入れた破砕原料を
載置する鋸歯状プレート4aを備えたグリズリフィーダ
であり、かつ、破砕原料のうち鋸歯状プレート4aの鋸
歯の間から落下したものが導入される網目を備えた篩部
材50と、その網目の間から落下したものを搬出するア
ンダサイズ排出コンベア51と、網目の間から落下しな
かったものをメインコンベア5やアンダサイズ排出コン
ベア51に導入することなく排出するオーバサイズ排出
コンベア53を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョークラッシ
ャ、ロールクラッシャ、インパクトクラッシャ、シュレ
ッダ等、破砕原料を破砕する破砕装置を備えた自走式破
砕機に関し、更に詳しくは、細長い外形形状あるいは側
面形状を備えた長物が破砕原料中に混入している場合で
あっても、リサイクル製品を確実に生産することができ
る自走式破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】破砕機は、例えばビル解体時に搬出され
るコンクリート塊や道路補修時に排出されるアスファル
ト塊などの建設現場で発生する大小さまざまな岩石・建
設廃材、あるいは産業廃棄物、及び自然石等を、運搬す
る前にその作業現場で所定の大きさに破砕することによ
り、廃材の再利用、工事の円滑化、コスト削減等を図る
ものである。
【0003】このような破砕機において、破砕プラント
の用地確保の困難化あるいは用地の分散化等の背景に基
づき、破砕機を自力走行可能として機動性を持たせた自
走式破砕機が既に提唱されている。この自走式破砕機
は、左・右の無限軌道履帯を備えた走行体と、その上部
に設けられ、例えばホッパから投入された破砕原料を所
定の大きさに破砕する破砕装置及びホッパから投入され
た破砕原料を破砕装置へ導くフィーダを備えた破砕機本
体と、破砕装置で破砕され小さくなった破砕物を運搬す
るコンベアと、このコンベアの上方に設けられコンベア
上を運搬中の破砕物に含まれる磁性物を磁気的に吸引除
去する磁選機とを備えている。
【0004】上記構成において、破砕機上部のホッパに
投入された破砕原料は、ホッパ下方のフィーダによって
破砕装置へ導かれ、この破砕装置で所定の大きさに破砕
される。破砕された破砕物は、破砕装置下部の空間から
破砕装置下方のコンベア上に落下し、このコンベアで運
搬される。この運搬の途中で、コンベア上方に配置され
た磁選機によって例えばコンクリート塊に混入している
鉄筋片等を吸着して取り除かれ、最終的にある程度大き
さが揃えられて破砕機の前部又は後部から搬出される。
【0005】このとき、このコンベアから搬出される破
砕物は、製品としてその粒度が所定の範囲(以下、目標
粒度範囲という)内におさまることが好ましいが、例え
ば特に破砕原料として採掘現場や切羽から採取した自然
石を用いる場合等には、採掘の際に混入した土砂等の非
常に粒度の小さいものが破砕原料に含まれることがあ
り、それらはそのまま破砕装置を通過してコンベアから
搬出される製品中に含まれることとなっていた。
【0006】この点を解決するために、特開平5−11
5809号公報に記載されているように、フィーダとし
て、ホッパで受け入れた破砕原料を載置する鋸歯状プレ
ートを備え、破砕原料をその粒度に応じて選別しつつ破
砕装置に搬送するグリズリフィーダを用いるとともに、
このグリズリフィーダの下部に目標粒度範囲の略下限値
を基準として選別を行う網目型の篩手段を設けて前記鋸
歯状プレートの鋸歯の間から落下した破砕原料を導入
し、篩手段に導入された破砕原料のうち網目の間から落
下したものは非製品として補助コンベアを介し排出し、
網目の間から落下しなかったものは破砕装置からの破砕
物が導入されるメインコンベアへ導入して前記破砕物と
合流させる構成が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、篩
手段の網目の大きさを目標粒度範囲の略下限値としてそ
の下限値を基準として選別するようにしておき、その篩
手段を通過した破砕原料を非製品として排出することに
より、最終的にメインコンベアから搬出される製品にお
いて、目標粒度範囲の下限値より小さいもの(例えば前
述の例では土砂成分)を除去するものである。
【0008】しかしながら、この従来技術では、以下の
ような課題が存在する。
【0009】すなわち、近年、再生資源促進法(いわゆ
るリサイクル法)の施行(平成3年10月)といった廃
棄物再利用促進の背景の下、より小規模な建設現場等に
おいても積極的に自走式破砕機を導入してその現場で建
設廃材や産業廃棄物等の破砕を行おうという動きが活発
化している。このような傾向の下、破砕原料中に、建造
物の屋根に使用される瓦や湿気のある場所に使用される
タイル等、細長い外形形状あるいは側面形状を備えたも
の(以下適宜、長物と称する)が混入することが多くな
ってきている。
【0010】このような長物を含む破砕原料が上記従来
技術による自走式破砕機のホッパに投入された場合、形
状が細長いことからグリズリフィーダにおいて鋸歯状プ
レートの鋸歯の間から落下して篩手段に導入された後、
網目の間から落下しないことからそのままメインコンベ
アへと導入されることとなる。そのため、メインコンベ
アから搬出される比較的小さな粒度の製品中にこのよう
な大きな長物がそのまま混入することとなり、リサイク
ル製品として使用するのは事実上不可能であった。
【0011】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、細長い外形形状あるいは側面形状を備えた長
物が破砕原料中に混入している場合であっても、リサイ
クル製品を確実に生産することができる自走式破砕機を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、フレームと、このフレームに設け
た走行手段と、前記フレームの長手方向一の側に設けら
れ、破砕原料を受け入れるホッパと、その受け入れた破
砕原料を破砕する破砕装置と、前記ホッパで受け入れた
破砕原料を前記破砕装置に搬送するフィーダと、前記破
砕装置で破砕された破砕物を前記フレームの長手方向他
の側へ搬出する第1コンベアとを有する自走式破砕機に
おいて、前記フィーダは、前記ホッパで受け入れた破砕
原料を載置する鋸歯状プレートとこの鋸歯状プレートを
加振する第1加振機構とを備え、前記破砕原料をその粒
度に応じて選別しつつ前記破砕装置に搬送するグリズリ
フィーダであり、かつ、前記破砕原料のうち前記鋸歯状
プレートの鋸歯の間から落下したものが導入される網目
を備えた篩手段と、この篩手段に導入された破砕原料の
うち前記網目の間から落下したものを搬出する第2コン
ベアと、前記篩手段に導入された破砕原料のうち前記網
目の間から落下しなかったものを前記第1及び第2コン
ベアに導入することなく排出する排出手段とを設ける。
【0013】本発明においては、ホッパで受け入れられ
た破砕原料は、鋸歯状プレートを備えたグリズリフィー
ダによって破砕装置へ搬送される。破砕装置へ搬送され
た破砕原料は、破砕装置で破砕された後、第1コンベア
によって搬出される。一方、グリズリフィーダで搬送中
の破砕原料の一部は、鋸歯状プレートの鋸歯の間から落
下し、網目を備えた篩手段に導入される。導入されたも
ののうち網目の間から落下したものは、第2コンベアに
よって搬出される。一方、網目の間から落下しなかった
ものは、排出手段によって第1及び第2コンベアに導入
されることなく別途排出される。
【0014】このような破砕原料及び破砕物の流れとす
ることにより、例えば、網目の大きさを、目標粒度範囲
の略上限値を基準として選別を行うように適宜設定する
ことで、第2コンベアから搬出されるものをリサイクル
製品として得ることができる。
【0015】すなわち、第1コンベアで搬出された破砕
物を、別途(自走式破砕機に又は別体として)設けたリ
ターンコンベアか、あるいは油圧ショベル等の他の器具
によってホッパに再び投入することで、投入破砕物中の
うちある程度小さな粒度まで破砕されたものだけが加振
される鋸歯状プレートの鋸歯の間から落下して網目を備
えた篩手段に導入され、さらにそれらのうちほぼ目標粒
度の上限値以下となったものだけが網目の間から落下
し、第2コンベアによって搬出される。したがって、こ
の第2コンベアからの破砕物の粒度はほぼ目標粒度の上
限値以下となっているので、これを破砕物製品として最
終的に得ることができる。一方、ホッパの投入破砕物中
のうちまだ比較的大きな粒度にまでしか破砕されていな
いものは、鋸歯状プレートの鋸歯の間から落下せず再び
破砕装置に投入されて破砕され、第1コンベアで搬出さ
れた後に再びホッパに投入され、ある程度小さな粒度ま
で破砕された段階で上述の流れによって破砕物製品とな
る。
【0016】ここで、破砕原料中に細長い外形形状ある
いは側面形状を備えた長物が含まれていた場合、グリズ
リフィーダにおいて鋸歯状プレートの鋸歯の間から落下
して篩手段に導入されるが、篩手段の網目の間からは落
下せず排出手段に導入されることにより、第1及び第2
コンベアに導入されることなく排出される。したがっ
て、第2コンベアから搬出される破砕物製品中に長物が
混入することを防止できる。
【0017】なお、上記のように、篩手段の網目の大き
さを目標粒度範囲の略上限値を基準として選別を行うよ
うに設定すると、破砕原料のうちほぼ目標粒度範囲の下
限値以下のもの(つまり小さすぎるもの)も篩手段の網
目の間から落下し、第2コンベアに導入されることとな
り、最終的に第2コンベアから搬出される破砕物製品中
に混入することとなる。しかしながら、一般に、リサイ
クル製品として使用可能かどうかという品質を問題とす
る場合、前述のように目標粒度範囲よりも大きな例えば
長物が混入している場合にはリサイクル製品として使用
することは不可能であるが、目標粒度範囲より小さなも
のが混入していてもリサイクル製品として使用する場合
には問題がない。したがって、本発明においては、第2
コンベアから搬出される破砕物製品を、品質良好なリサ
イクル製品として確実に使用することができる。
【0018】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記篩手段の網目の大きさは、目標粒度範囲の略上限値
を基準として選別を行うように設定されている。
【0019】(3)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記第1コンベアで搬出された破砕物を
前記ホッパへ導くリターンコンベアを設ける。
【0020】(4)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記篩手段は、前記網目を加振する第2
加振機構を備えており、かつ、この第2加振機構と前記
グリズリフィーダの第1加振機構とを共通の1つの駆動
源からの駆動力を用いて動作させる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自走式破砕機の一
実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施の
形態の自走式破砕機の全体構造を表す一部透視側面図で
あり、図2は、図1に示した自走式破砕機の上面図であ
る。
【0022】これら図1及び図2において、自走式破砕
機1は、例えば油圧ショベルのバケット等の作業具によ
り破砕原料(例えばビル解体時に搬出されるコンクリー
ト塊や道路補修時に排出されるアスファルト塊などの建
設現場で発生する大小さまざまな岩石・建設廃材、ある
いは産業廃棄物、及び自然石等、以下適宜、岩石・建設
廃材等という)が投入され、その岩石・建設廃材等を受
け入れるホッパ2、ホッパ2に受け入れた岩石・建設廃
材等を所定の大きさに破砕し下方へ排出する破砕装置、
例えばジョークラッシャ3、及びホッパ2に受け入れた
岩石・建設廃材等をジョークラッシャ3へと搬送し導く
フィーダ4を搭載した破砕機本体7と、ジョークラッシ
ャ3で破砕され下方へ排出された破砕物を受け入れて破
砕機1の後方側(図1及び図2中右側)に運搬し搬出す
るメインコンベア5と、このメインコンベア5の上方に
設けられメインコンベア5上を運搬中の破砕物に含まれ
る磁性物を磁気的に吸引除去する磁選機6と、前記の破
砕機本体7の下方に設けられた走行体8とを有する。
【0023】走行体8は、トラックフレーム9を備えて
おり、このトラックフレーム9は、略長方形の枠体によ
って形成され、前記ジョークラッシャ3、ホッパ2、パ
ワーユニット32(後述)等を載置する破砕機取付け部
9Aと、この破砕機取付け部9Aと走行手段としての左
・右無限軌道履帯8aとを接続する脚部9Bとから構成
される。また無限軌道履帯8aは、駆動輪19に設けら
れた走行用油圧モータ21によって駆動力が与えられ、
破砕機1を走行させるようになっている。
【0024】ホッパ2及びフィーダ4は、前記トラック
フレーム9の長手方向前方側(詳細にはトラックフレー
ム9の破砕機取付け部9Aの長手方向前方側、すなわち
図1及び図2中左側)端部の上方に搭載されている。
【0025】ジョークラッシャ3は、ホッパ2及びフィ
ーダ4よりも後方側(図1及び図2中右側)に位置して
おり、図1及び図2に示すように、トラックフレーム9
の長手方向(図1及び図2中左右方向)中間部上に搭載
されている。このとき、クラッシャ用油圧モータ10で
発生した駆動力をベルト11を介してフライホイール1
2に伝達し、さらにフライホイール12に伝達された駆
動力を公知の変換機構で動歯3a(図1参照)の揺動運
動に変換し、この動歯3aを固定歯3b(同)に対して
前後に揺動させることにより、フィーダ4より供給され
た岩石・建設廃材等を所定の大きさに破砕するようにな
っている。
【0026】フィーダ4は、図1及び図2に示すよう
に、トラックフレーム破砕機取付け部9Aの長手方向
(図1及び図2中左右方向)前方側(図1及び図2中左
側)端部近傍に支柱16aを介して設けたフィーダフレ
ーム16上に搭載されており、その略直上にホッパ2が
位置している。このフィーダ4は、いわゆるグリズリフ
ィーダと称されるものであり、フィーダ用油圧モータ1
5で発生した駆動力によって、ホッパ2からの岩石・建
設廃材等を載置する複数枚(この例では3枚)の鋸歯状
プレート4a(図1参照)を含む底板部を加振する。こ
のような構造により、ホッパ2に投入された岩石・建設
廃材等を順次ジョークラッシャ3に搬送供給する(=搬
送機能)とともに、その搬送中において岩石・建設廃材
等中に含まれる細粒や細かい土砂等を鋸歯状プレート4
aの鋸歯の隙間から下方に落下させるようになってい
る。すなわち、鋸歯状プレート4aの鋸歯の隙間の大き
さよりも小さな粒度の岩石・建設廃材等をふるい落とす
ことにより、上記隙間の大きさ以上の粒度の岩石・建設
廃材等を選別するという選別機能も併せて備えている。
【0027】なお、この例では、図2に示すように、前
記底板部のうちホッパ2の下方に臨むすべての部分が鋸
歯状プレート4aとなっており、これによって上記選別
機能をより有効に発揮させるようにかつ岩石・建設廃材
等中に含まれる鉄筋等がなるべくフィーダ4内に引っか
からないように配慮されている。
【0028】メインコンベア5は、搬送側(破砕機後方
側、図1及び図2中右側)部分が支持部材(図示せず)
を介し後述のパワーユニット32に吊り下げ支持されて
いる。また、反搬送側(破砕機前方側、図1及び図2中
左側)部分は、トラックフレーム破砕機取付け部9Aよ
りも下方に位置し、支持部材(図示せず)を介し、トラ
ックフレーム破砕機取付け部9Aから吊り下げられるよ
うに支持されている。このメインコンベア5は、メイン
コンベア用油圧モータ17によってベルト5aを駆動
し、これによってジョークラッシャ3からベルト5a上
に落下してきた破砕物を運搬するようになっている。
【0029】磁選機6は、支持部材6bを介し、後述の
パワーユニット32に取り付けられており、前記のコン
ベアベルト5aの上方にこのコンベアベルト5aと略直
交するように配置された磁選機ベルト6aを、磁選機用
油圧モータ18によって磁力発生手段(図示せず)まわ
りに駆動することにより、磁力発生手段からの磁力をベ
ルト6a越しに作用させて磁性物をベルト6aに吸着さ
せた後、コンベアベルト5aと略直交する方向に運搬し
てそのコンベアベルト5aの側方に落下させるようにな
っている。
【0030】無限軌道履帯8aはそれぞれ、走行体8に
設けられた駆動輪19とアイドラ20との間に掛け渡さ
れており、駆動輪19側に設けられた左・右走行用油圧
モータ21によって駆動力が与えられることにより破砕
機1を走行させるようになっている。
【0031】トラックフレーム9には、前記破砕機取付
け部9Aの長手方向後方側(図1、図2中右側)端部の
上部に、パワーユニット積載部材20を介し、パワーユ
ニット32が搭載されている(図1参照)。
【0032】このパワーユニット32は、前記のクラッ
シャ用油圧モータ10、フィーダ用油圧モータ15、メ
インコンベア用油圧モータ17、磁選機用油圧モータ1
8、左・右走行用油圧モータ21等の油圧アクチュエー
タへの圧油を吐出する少なくとも1つの油圧ポンプ(図
示せず)と、この油圧ポンプを駆動する原動機としての
エンジン(同)と、前記油圧ポンプから前記油圧アクチ
ュエータへ供給される圧油の流れをそれぞれ制御する複
数のコントロールバルブ(同)を備えた制御弁装置(図
示せず)とを内蔵している。
【0033】また、パワーユニット32の前方側(図1
及び図2中左側)には、操作者が搭乗する運転席42が
併設されており、操作者がこの運転席42に立つことに
より、破砕作業中においてフィーダ4による岩石・建設
廃材等の供給状況やジョークラッシャ3による破砕状況
をある程度監視することができるようになっている。
【0034】ここで、本実施の形態による自走式破砕機
1の最も大きな特徴は、上記のような構成に加え、ホッ
パ2からフィーダ4へ導入された岩石・建設廃材等のう
ち前記の鋸歯状プレート4aの鋸歯の間から落下したも
のが導入される網目を備えたふるい部材50(篩手段)
と、このふるい部材50に導入された岩石・建設廃材等
のうち前記網目の間から落下したものを破砕機1の側方
(詳細には左側)へ搬出するアンダサイズ排出コンベア
51と、ふるい部材50に導入された岩石・建設廃材等
のうち前記網目の間から落下しなかったものがシュート
52を介し導入され、その岩石・建設廃材等を前記メイ
ンコンベア5及びアンダサイズ排出コンベア51に導入
することなく排出するオーバサイズ排出コンベア53
と、前記メインコンベア5で搬出された破砕物がシュー
ト54を介し導入され、その破砕物を前記ホッパ2へ導
くリターンコンベア55と、このリターンコンベア55
からの破砕物をホッパ2に形成された導入口2a(図2
参照)に導くためのシュート56とが設けられているこ
とである。
【0035】ふるい部材50は、例えば図示しない枠体
の内周側に網目を配置した固定的なふるいである。この
とき、網目のサイズは、例えば40mmであり、通常、
この種の自走式破砕機1から搬出されるリサイクル用の
破砕物製品の目標粒度として要求される粒度範囲(例え
ば40mm以下)の上限値にほぼ等しく設定され、これ
によってその上限値をほぼ基準として岩石・建設廃材等
の選別を行えるようになっている。なお、使用状況や要
求粒度範囲に応じて、適宜、網目のサイズを30mm、
25mm、13mm等としてもよいことは言うまでもな
い。
【0036】またふるい部材50は、図1に示すよう
に、破砕機1の後方側(図1中右側)が破砕機1の前方
側(図1中左側)より持ち上がって傾斜した形で、フィ
ーダフレーム16内に配置されており、これによって、
前記のオーバサイズコンベア53へ岩石・建設廃材等を
導く前記シュート52へ網目上に残った岩石・建設廃材
等を円滑に導入できるようになっている。
【0037】アンダサイズ排出コンベア51は、ふるい
部材50の下方に設けられ、図示しない支持部材を介し
破砕機本体7のいずれかの箇所(例えばフィーダフレー
ム16)に支持されている。またこのアンダサイズ排出
コンベア51は、アンダサイズ排出コンベア用油圧モー
タ58によってベルト51aを駆動し、これによって、
前記のように斜めになったふるい部材50の網目の間か
らシュート57を介して導入される岩石・建設廃材等
を、破砕機1の側方へ搬出するようになっている。
【0038】オーバサイズ排出コンベア53は、その反
搬出側(図1及び図2中右側)端部がふるい部材50の
斜め下方に位置するように設けられ、図示しない支持部
材を介し破砕機本体7のいずれかの箇所(例えばフィー
ダフレーム16や破砕機取付けフレーム9A等)に支持
されている。またこのオーバサイズ排出コンベア53
は、オーバサイズ排出コンベア用油圧モータ59によっ
てベルト53aを駆動し、これによって、前記のように
斜めになったふるい部材50の網目上からシュート52
を介して導入される岩石・建設廃材等を、破砕機1の前
方(図1及び図2中左側)へ搬出するようになってい
る。
【0039】リターンコンベア55は、図1に示すよう
に、その導入側(図1及び図2中右側)端部と導出側
(図1及び図2中左側)端部とに比べて、それらの中間
部が持ち上がって高くなった略への字状の側面形状をし
ている。そして、リターンコンベア55は、前記の導入
側端部がメインコンベア5の搬出側(図1及び図2中右
側)端部の少し下方に位置しかつ前記の導出側端部がホ
ッパ2の前記導入口2aより少し上方に位置するよう
に、図示しない支持部材を介し破砕機本体7のいずれか
の箇所(例えばパワーユニット32、破砕機取付けフレ
ーム9A、ホッパ2等)に支持されている。またこのリ
ターンコンベア55は、リターンコンベア用油圧モータ
60によってベルト55aを駆動し、これによって、前
記のようにメインコンベア5の搬出側端部からシュート
54を介して導入される岩石・建設廃材等を破砕機1の
前方側へ搬送した後、シュート56を介しホッパ2の導
入口2aへ送り込むようになっている。
【0040】なお、上記ジョークラッシャ3、フィーダ
4、コンベア5、磁選機6、及び無限軌道履帯8a、ア
ンダサイズ排出コンベア51、オーバサイズ排出コンベ
ア53、及びリターンコンベア55は、上記クラッシャ
用油圧モータ10、フィーダ用油圧モータ15、メイン
コンベア用油圧モータ17、磁選機用油圧モータ18、
走行用油圧モータ21、アンダサイズ排出コンベア用油
圧モータ58、オーバサイズ排出コンベア用油圧モータ
59、及びリターンコンベア用油圧モータ60や、前記
エンジン、前記油圧ポンプ、前記コントロールバルブ等
を含む公知の油圧駆動装置によって駆動される。
【0041】すなわち、例えば自走式破砕機1を自走さ
せる時には、前記の油圧ポンプからの圧油が、運転席4
2の操作レバー33,34の操作に応じて切り換えられ
るコントロールバルブ装置内の走行用コントロールバル
ブ(図示せず)を介し走行用油圧モータ21に供給さ
れ、これによって無限軌道履帯8aが駆動されて走行体
8が走行する。
【0042】また、破砕作業時には、例えば運転席42
に設けた操作盤(図示せず)のリターンコンベア起動ス
イッチ(同)、磁選機起動スイッチ(同)、メインコン
ベア起動スイッチ(同)、クラッシャ起動スイッチ
(同)、オーバサイズ排出コンベア起動スイッチ
(同)、アンダサイズ排出コンベア起動スイッチ
(同)、及びフィーダ起動スイッチ(同)が順次押され
ることで、その操作信号が図示しないコントローラを介
して駆動信号として出力される。そして、これらの駆動
信号が、前記制御弁装置内に配置された、リターンコン
ベア用コントロールバルブ(同)、磁選機用コントロー
ルバルブ(同)、メインコンベア用コントロールバルブ
(同)、クラッシャ用コントロールバルブ(同)、オー
バサイズ排出コンベア用コントロールバルブ(同)、ア
ンダサイズ排出コンベア用コントロールバルブ(同)、
及びフィーダ用コントロールバルブ(同)に入力されて
それらコントロールバルブが切り換えられ、これによっ
て前記の油圧ポンプからの圧油がこれらのコントロール
バルブを介し対応する油圧モータ60,18,17,1
0,59,58,15に供給され、これによってリター
ンコンベア55、磁選機6、メインコンベア5、ジョー
クラッシャ3、オーバサイズ排出コンベア53、アンダ
サイズ排出コンベア51、及びフィーダ4が起動する。
【0043】なお、以上において、トラックフレーム9
がフレームを構成し、メインコンベア5が破砕装置で破
砕された破砕物をフレームの長手方向他の側へ搬出する
第1コンベアを構成する。
【0044】また、ふるい部材50が、破砕原料のうち
鋸歯状プレートの鋸歯の間から落下したものが導入され
る網目を備えた篩手段を構成し、アンダサイズ排出コン
ベア51が、篩手段に導入された破砕原料のうち網目の
間から落下したものを搬出する第2コンベアを構成し、
オーバサイズ排出コンベア53及びシュート52が、篩
手段に導入された破砕原料のうち網目の間から落下しな
かったものを第1及び第2コンベアに導入することなく
排出する排出手段を構成する。
【0045】さらに、グリズリフィーダ4に備えられ鋸
歯状プレート4aを含む底板を加振する加振機構が第1
加振機構を構成する。また、図1及び図2中左右方向
が、フレームの長手方向に相当し、図1及び図2中左側
がフレームの長手方向一の側に相当し、図1及び図2中
右側がフレームの長手方向他の側に相当する。
【0046】次に、本実施の形態の動作及び作用を以下
に説明する。
【0047】前述のようにして各機器を起動した状態
で、例えば油圧ショベルのバケット等によりホッパ2に
岩石・建設廃材等を投入すると、ホッパ2で受け入れら
れた岩石・建設廃材等は、フィーダ4によって鋸歯状プ
レート4aの鋸歯間の間隙よりも最小寸法が小さなもの
が除かれつつ、ジョークラッシャ3へ搬送される。ジョ
ークラッシャ3へ搬送された岩石・建設廃材等は、ジョ
ークラッシャ3で破砕される。このとき、破砕された破
砕物中には、大小さまざまな岩石・建設廃材等の破片が
混在しているが、それらはメインコンベア5によって搬
出される。
【0048】一方、前記したフィーダ4で搬送中の岩石
・建設廃材等の一部(=鋸歯状プレート4aの鋸歯間の
間隙よりも最小寸法が小さなもの)は、鋸歯状プレート
4aの鋸歯の間から落下し、網目を備えたふるい部材5
0に導入される。導入されたもののうち網目の間から落
下したものは、アンダサイズ排出コンベアに51によっ
て破砕機1の側方に排出される。一方、網目の間から落
下しなかったものは、オーバサイズ排出コンベア53に
よって破砕機1の前方に排出される。
【0049】このとき、ふるい部材50の網目の大きさ
が前述のように40mmであり、リサイクル破砕物製品
として通常要求される目標粒度範囲(40mm以下)の
略上限値とほぼ等しいことにより、アンダサイズ排出コ
ンベア51から排出されるものをリサイクル製品として
得ることができる。
【0050】すなわち、メインコンベア5で搬出された
破砕物は、メインコンベア5の搬出側端部からシュート
54を介してリターンコンベア55の導入側端部に導入
されてこのリターンコンベア55で搬送され、その導出
側端部からシュート56及びホッパ導入口2aを介して
ホッパ2内に再投入される。これにより、その投入破砕
物中のうちある程度小さな粒度まで破砕されたものだけ
が鋸歯状プレート4aの鋸歯の間から落下し、網目を備
えたふるい部材50に導入される。さらにそれらのうち
ほぼ目標粒度の上限値以下となったものだけが網目の間
から落下し、アンダサイズ排出コンベア51によって搬
出される。したがって、最初にホッパ2に投入されたと
きに鋸歯状プレート4aの鋸歯の間から落下しさらに網
目の間から落下したもの(一度もジョークラッシャ3で
破砕されていないもの)を含め、このアンダサイズ排出
コンベア51から排出される岩石・建設廃材等及びその
破片の粒度は、ほぼ目標粒度の上限値以下となっている
ので、これを破砕物製品として最終的に得ることができ
る。
【0051】一方、前述のようにしてホッパ2へ再投入
された破砕物のうちまだ比較的大きな粒度にまでしか破
砕されていないものは、鋸歯状プレート4aの鋸歯の間
から落下せず再びジョークラッシャ3に投入されて破砕
され、メインコンベア5で搬出された後にリターンコン
ベア55を介して再びホッパ2に投入され、ある程度小
さな粒度まで破砕された段階で上述の流れ(鋸歯状プレ
ート4a→ふるい部材50→アンダサイズ排出コンベア
51)によって破砕物製品となる。
【0052】ここで、ホッパ2から投入された(破砕作
業開始直後の最初の投入時及び少なくとも一度ジョーク
ラッシャ3で破砕後の投入時の両方を含む)岩石・建設
廃材等及び破片中に細長い外形形状あるいは側面形状を
備えた長物が含まれていた場合、その細長い形状の最小
寸法が鋸歯状プレート4aの鋸歯間の間隙よりも小さい
と、鋸歯状プレート4aの鋸歯の間から落下してふるい
部材50に導入されるが、ふるい部材50の網目の間か
らは落下せず、シュート52を介しオーバサイズ排出コ
ンベア53に導入される。これにより、それら長物は、
メインコンベア5やアンダサイズ排出コンベア51に導
入されることなくオーバサイズ排出コンベア53によっ
て排出される。したがって、アンダサイズ排出コンベア
51から搬出される上記破砕物製品中にこれら長物が混
入することを防止できる。
【0053】但し、上記のように、ふるい部材50の網
目の大きさを目標粒度範囲の略上限値を基準として選別
を行うように設定すると、岩石・建設廃材等及び破片の
うちほぼ目標粒度範囲の下限値以下のもの(つまり小さ
すぎるもの、例えば岩石・建設廃材等に含まれる土砂
等)もふるい部材50の網目の間から落下し、アンダサ
イズ排出コンベア51に導入されることとなり、最終的
にアンダサイズ排出コンベア51から搬出される破砕物
製品中に混入することとなる。しかしながら、一般に、
リサイクル製品として使用可能かどうかという品質を問
題とする場合、前述のように目標粒度範囲よりも大きな
もの(例えば上記の長物)が混入している場合にはリサ
イクル製品として使用することは不可能であるが、目標
粒度範囲より小さなもの(例えば前記の土砂等)が混入
していてもリサイクル製品として使用する場合にには問
題がない。したがって、本実施の形態の自走式破砕機1
によれば、アンダサイズ排出コンベア51から搬出され
る破砕物製品を、品質良好なリサイクル製品として確実
に使用することができる。
【0054】なお、上記目標粒度範囲より小さなもの
(土砂等)をさらに分離したい場合には、ふるい部材5
0の下部に、例えば網目のサイズを30mmとして土砂
成分のみが通過するようにした別のふるい部材を設け、
その網目を通過しないもののみをアンダサイズ排出コン
ベア51で搬出すればよい。この場合、破砕物製品のさ
らなる品質向上を図ることができる。
【0055】なお、上記本発明の一実施の形態において
は、ふるい部材50に導入された岩石・建設廃材等のう
ち網目の間から落下しなかったものをオーバサイズ排出
コンベア53によって破砕機1の前方側に排出したが、
これに限られない。すなわち、このふるい部材50の網
目の間から落下しなかったものは、製品として用いるこ
とのないものであるため、オーバサイズ排出コンベア5
3を用いることなく、単にシュート52のみで破砕機1
の下方に落下させ、地面61の上に山積みにしてもよ
い。特に、フィーダ4の鋸歯状プレート4aの鋸歯間の
間隔をふるい部材50の網目の間隔に略等しくした場合
には、ふるい部材50の網目から落下しないオーバーサ
イズの破砕物は前記の長物だけとなることから、上記の
ようにオーバサイズ排出コンベア53を省略するのに好
適である。この場合、シュート52のみが、篩手段に導
入された破砕原料のうち網目の間から落下しなかったも
のを第1及び第2コンベアに導入することなく排出する
排出手段を構成することとなる。そしてこの場合、自走
式破砕機1の小型化を図り、作業現場における自走式破
砕機1の占めるスペースを低減できるという効果があ
る。
【0056】また、上記本発明の一実施の形態において
は、リターンコンベア55を設けてメインコンベア5で
搬出された破砕物をホッパ2へと導いたが、これに限ら
れない。すなわち、本発明の基本的な効果である上記
「リサイクル破砕物製品の確実な生産」を得る限りにお
いては、リターンコンベア55を設ける必要はなく、こ
れを省略し、油圧ショベルのバケット等の作業具によっ
て破砕物をホッパ2へと再投入してもよい。逆に、リタ
ーンコンベア55を複数個直列に設けて、それら複数個
のリターンコンベアによってメインコンベア5で搬出さ
れた破砕物をホッパ2へと導くようにしてもよい。
【0057】さらに、上記本発明の一実施の形態におい
ては、ふるい部材50を固定的なふるいとしてが、ふる
い効率(選別効率)をあげるために、前記の網目を加振
する加振機構(第2加振機構)を備えた振動ふるいとし
てもよい。この場合、その加振機構と前記のグリズリフ
ィーダ4の鋸歯状プレート4aを加振する加振機構(第
1加振機構)とを、共通の駆動源(例えばフィーダ用油
圧モータ15)からの駆動力で動作するようにし、駆動
源の共通化を図ることもできる。さらに、2つの加振機
構そのものを一体化させて同期して振動させるようにし
てもよい。
【0058】また、上記本発明の一実施の形態において
は、破砕装置として動歯3aと固定歯3bとで破砕を行
うジョークラッシャ3を備えた自走式破砕機1を例にと
って説明したが、これに限られず、他の破砕装置、例え
ば、ロール状の回転体に破砕用の刃を取り付けたものを
一対としてそれら一対を互いに逆方向へ回転させ、それ
ら回転体の間に岩石・建設廃材等を挟み込んで破砕を行
う回転式破砕装置(いわゆるロールクラッシャを含む6
軸破砕機等)や、平行に配置された軸にカッタを備え、
互いに逆回転させることにより岩石・建設廃材等をせん
断する破砕装置(いわゆるシュレッダを含む2軸せん断
機等)や、複数個の刃物を備えた打撃板を高速回転さ
せ、この打撃板からの打撃及び反発板との衝突を用いて
岩石・建設廃材等を衝撃的に破砕するいわゆるインパク
トクラッシャを備えた破砕機にも適用可能である。これ
らの場合にも、同様の効果を得ることができる。
【0059】さらに、上記本発明の一実施の形態におい
ては、破砕装置による破砕作業に関連する作業を行う補
助機械として、フィーダ4、コンベア5、及び磁選機6
を備えた自走式破砕機に適用した場合を例にとって説明
したが、これに限られない。例えば、作業事情に応じ磁
選機6が省略されているものに対し適用しても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、グリズリフィーダで搬
送中の破砕原料の一部は、鋸歯状プレートの鋸歯の間か
ら落下し、網目を備えた篩手段に導入される。導入され
たもののうち網目の間から落下したものは、第2コンベ
アによって搬出される。したがって、第1コンベアで搬
出された破砕物をホッパに再び投入するようにし、かつ
篩手段の網目の大きさを例えば目標粒度範囲の略上限値
を基準として選別を行うように適宜設定すれば、第2コ
ンベアから搬出されるものをリサイクル製品として得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自走式破砕機の全体構
造を表す一部透視側面図である。
【図2】図1に示した自走式破砕機の上面図である。
【符号の説明】
2 ホッパ 3 ジョークラッシャ(破砕装置) 4 フィーダ(グリズリフィーダ) 4a 鋸歯状プレート 5 メインコンベア(第1コンベア) 8a 無限軌道履帯(走行手段) 9 トラックフレーム(フレーム) 50 ふるい部材(篩手段) 51 アンダサイズ排出コンベア(第2コン
ベア) 52 シュート(排出手段) 53 オーバサイズ排出コンベア(排出手
段) 55 リターンコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩畑 忠 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 篠岡 正規 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 4D067 DD04 DD08 DD10 DD12 GA02 GA06 GA20 GB10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、このフレームに設けた走行手
    段と、前記フレームの長手方向一の側に設けられ、破砕
    原料を受け入れるホッパと、その受け入れた破砕原料を
    破砕する破砕装置と、前記ホッパで受け入れた破砕原料
    を前記破砕装置に搬送するフィーダと、前記破砕装置で
    破砕された破砕物を前記フレームの長手方向他の側へ搬
    出する第1コンベアとを有する自走式破砕機において、 前記フィーダは、前記ホッパで受け入れた破砕原料を載
    置する鋸歯状プレートとこの鋸歯状プレートを加振する
    第1加振機構とを備え、前記破砕原料をその粒度に応じ
    て選別しつつ前記破砕装置に搬送するグリズリフィーダ
    であり、かつ、 前記破砕原料のうち前記鋸歯状プレートの鋸歯の間から
    落下したものが導入される網目を備えた篩手段と、 この篩手段に導入された破砕原料のうち前記網目の間か
    ら落下したものを搬出する第2コンベアと、 前記篩手段に導入された破砕原料のうち前記網目の間か
    ら落下しなかったものを前記第1及び第2コンベアに導
    入することなく排出する排出手段とを設けたことを特徴
    とする自走式破砕機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自走式破砕機において、前
    記篩手段の網目の大きさは、目標粒度範囲の略上限値を
    基準として選別を行うように設定されていることを特徴
    とする自走式破砕機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の自走式破砕機におい
    て、前記第1コンベアで搬出された破砕物を前記ホッパ
    へ導く少なくとも1つのリターンコンベアを設けたこと
    を特徴とする自走式破砕機。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の自走式破砕機におい
    て、前記篩手段は、前記網目を加振する第2加振機構を
    備えており、かつ、この第2加振機構と前記グリズリフ
    ィーダの第1加振機構とを共通の1つの駆動源からの駆
    動力を用いて動作させることを特徴とする自走式破砕
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004085071A1 (en) * 2003-03-28 2004-10-07 Wieland Investments Pty Ltd A crushing plant
CN109365112A (zh) * 2018-11-12 2019-02-22 环创(厦门)科技股份有限公司 多功能移动破碎车

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WO2004085071A1 (en) * 2003-03-28 2004-10-07 Wieland Investments Pty Ltd A crushing plant
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