JP3137133B2 - 破砕設備 - Google Patents
破砕設備Info
- Publication number
- JP3137133B2 JP3137133B2 JP03353528A JP35352891A JP3137133B2 JP 3137133 B2 JP3137133 B2 JP 3137133B2 JP 03353528 A JP03353528 A JP 03353528A JP 35352891 A JP35352891 A JP 35352891A JP 3137133 B2 JP3137133 B2 JP 3137133B2
- Authority
- JP
- Japan
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- crusher
- mobile
- crushing
- crushed
- conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の破砕設備は，採掘現場の
岩石等を現場において破砕する自走式の移動式クラッシ
ャと移動式コンベヤおよび固定式コンベヤとを組み合わ
せたものである。
岩石等を現場において破砕する自走式の移動式クラッシ
ャと移動式コンベヤおよび固定式コンベヤとを組み合わ
せたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，砕石やコンクリート用骨材ならび
にアスファルト用骨材の製造用として，岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し，採掘された岩石をその場で破砕
する移動式クラッシャが使用され，得られた産物をその
まま野積し，その後パワーショベルでダンプトラックに
積込み２次破砕して骨材や製砂を製造する砕石工場まで
輸送するという形態がとられていた。これまで使用され
ていた移動式クラッシャ１は，図８に示すように，キャ
タピラ２ａによる無限軌道によって走行するクローラ２
のフレーム３上にホッパ１０より受入れた岩石を破砕す
るジョークラッシャ３０を積載し，ディーゼルエンジン
４の出力を回転軸４ａおよびチエンホイル５を介して油
圧ポンプ６ならびに油圧モータ７を駆動する。ジョーク
ラッシャ３０は，図９に示すように，固定破砕板３５と
前後にスイングする可動破砕板３６との間に岩石を投入
挾圧して破砕するもので，油圧モータ７よりＶベルト，
Ｖプーリおよび偏心回転軸３６をスイングする。破砕さ
れた破砕産物は排出路３０Ａよりベルトコンベヤ４０に
よって機外へ排出される。以上の運転管理はオペレータ
室８で行なう。
にアスファルト用骨材の製造用として，岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し，採掘された岩石をその場で破砕
する移動式クラッシャが使用され，得られた産物をその
まま野積し，その後パワーショベルでダンプトラックに
積込み２次破砕して骨材や製砂を製造する砕石工場まで
輸送するという形態がとられていた。これまで使用され
ていた移動式クラッシャ１は，図８に示すように，キャ
タピラ２ａによる無限軌道によって走行するクローラ２
のフレーム３上にホッパ１０より受入れた岩石を破砕す
るジョークラッシャ３０を積載し，ディーゼルエンジン
４の出力を回転軸４ａおよびチエンホイル５を介して油
圧ポンプ６ならびに油圧モータ７を駆動する。ジョーク
ラッシャ３０は，図９に示すように，固定破砕板３５と
前後にスイングする可動破砕板３６との間に岩石を投入
挾圧して破砕するもので，油圧モータ７よりＶベルト，
Ｖプーリおよび偏心回転軸３６をスイングする。破砕さ
れた破砕産物は排出路３０Ａよりベルトコンベヤ４０に
よって機外へ排出される。以上の運転管理はオペレータ
室８で行なう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の移動
式クラッシャにおいては，採掘現場で採取した岩石は約
７００ｍｍ程度の大塊を含んだブロック状の岩石が大部
分であるうえに，多くの土砂分や発破の際に発生した岩
石屑の細粒をかなり含んでおり，純度の高い骨材のみを
採掘現場で生産するのは困難である。また，２次破砕に
供する原料サイズの約１５０ｍｍ程度の破砕産物を得る
のみで，採掘現場とかなり隔たった砕石工場まで，図７
に示すように，ダンプトラックでピストン輸送を繰返す
ので人件費他の労務費が高くコスト高を招いていた。
式クラッシャにおいては，採掘現場で採取した岩石は約
７００ｍｍ程度の大塊を含んだブロック状の岩石が大部
分であるうえに，多くの土砂分や発破の際に発生した岩
石屑の細粒をかなり含んでおり，純度の高い骨材のみを
採掘現場で生産するのは困難である。また，２次破砕に
供する原料サイズの約１５０ｍｍ程度の破砕産物を得る
のみで，採掘現場とかなり隔たった砕石工場まで，図７
に示すように，ダンプトラックでピストン輸送を繰返す
ので人件費他の労務費が高くコスト高を招いていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、純
度の高い一次破砕産物を例えば最寄りの砕石工場に搬送
するために、本発明は、移動式クラッシャと該移動式ク
ラッシャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤ
と、該移動式コンベヤに後続する固定式コンベヤとから
なる破砕設備であって、前記移動式クラッシャは、走行
自在なクローラの上に、供給された被破砕物を受入れる
ホッパと、供給された被破砕物を大塊と細粒に選別する
選別移送装置と、該被破砕物を破砕するクラッシャと、
破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去して篩
上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を輸送す
る補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエンジンな
らびに油圧ユニットとを搭載した破砕設備を要旨として
いる。上記の選別移送装置は好ましくはグリズリ付振動
フィーダであり、また上記のクラッシャは好ましくはジ
ョークラッシャである。 したがって、本発明の破砕設備
の好ましい態様は、移動式クラッシャと該移動式クラッ
シャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤと、
該移動式コンベヤに後続する固定式コンベヤとからなる
破砕設備であって、前記移動式クラッシャは、走行自在
なクローラの上に、供給された岩石を受入れるホッパ
と、供給岩石を大塊と細粒に選別しつつ移送するグリズ
リ付振動フィーダと、該岩石を破砕するジョークラッシ
ャと、破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去
して篩上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を
輸送する補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエン
ジンならびに油圧ユニットとを搭載した構成とした。
度の高い一次破砕産物を例えば最寄りの砕石工場に搬送
するために、本発明は、移動式クラッシャと該移動式ク
ラッシャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤ
と、該移動式コンベヤに後続する固定式コンベヤとから
なる破砕設備であって、前記移動式クラッシャは、走行
自在なクローラの上に、供給された被破砕物を受入れる
ホッパと、供給された被破砕物を大塊と細粒に選別する
選別移送装置と、該被破砕物を破砕するクラッシャと、
破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去して篩
上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を輸送す
る補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエンジンな
らびに油圧ユニットとを搭載した破砕設備を要旨として
いる。上記の選別移送装置は好ましくはグリズリ付振動
フィーダであり、また上記のクラッシャは好ましくはジ
ョークラッシャである。 したがって、本発明の破砕設備
の好ましい態様は、移動式クラッシャと該移動式クラッ
シャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤと、
該移動式コンベヤに後続する固定式コンベヤとからなる
破砕設備であって、前記移動式クラッシャは、走行自在
なクローラの上に、供給された岩石を受入れるホッパ
と、供給岩石を大塊と細粒に選別しつつ移送するグリズ
リ付振動フィーダと、該岩石を破砕するジョークラッシ
ャと、破砕産物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去
して篩上を前記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を
輸送する補助輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエン
ジンならびに油圧ユニットとを搭載した構成とした。
【０００５】
【作用】本発明の破砕設備では、移動式クラッシャを採
掘現場の直近に移動させ、被破砕物ともに混入する土砂
分や細粒を予めグリズリ付振動フィーダで取除いたうえ
でジョークラッシャで被破砕物を破砕する。破砕産物は
移動式クラッシャに接続される複数個の移動式コンベヤ
とこれに接続された固定式コンベヤに導かれて採掘現場
最寄りの常設設備の砕石工場へ運搬され、２次加工され
て骨材や砂を生産する。
掘現場の直近に移動させ、被破砕物ともに混入する土砂
分や細粒を予めグリズリ付振動フィーダで取除いたうえ
でジョークラッシャで被破砕物を破砕する。破砕産物は
移動式クラッシャに接続される複数個の移動式コンベヤ
とこれに接続された固定式コンベヤに導かれて採掘現場
最寄りの常設設備の砕石工場へ運搬され、２次加工され
て骨材や砂を生産する。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。本発明はこうした実施例によって何ら
限定されるものではない。
詳細に説明する。本発明はこうした実施例によって何ら
限定されるものではない。
【０００７】実施例 図１〜図６は本発明に係る実施例を示し、図１は破砕設
備の全体概略斜視図、図２は移動式クラッシャの全体側
面図、図３は移動式クラッシャの要部平面図、図４は移
動式クラッシャの要部側面図、図５ジョークラッシャの
側面断面図、図６は移動式クラッシャの正面図である。
図１において、破砕設備は移動式クラッシャ１００とこ
れに接続される複数個の移動式コンベヤ２００、２０
０、２００、…と、再後尾が砕石工場のホッパまで延在
する長尺の固定式コンベヤ３００とで構成される。移動
式クラッシャ１００は、図２〜図６に示すように、エン
ドレスのキャタピラ２ａによって走行するクローラ２の
フレーム３の上に、柱脚１０ａ、１０ｂを介してホッパ
１０およびその下側に配設されるグリズリ付振動フィー
ダ２０が積載され、グリズリ付振動フィーダ２０は、図
３および図４に示すように、長手方向に適当間隔離間し
た並列のグリズリバー２０ａが多段に配列され、全体が
下流に向けて水平または下流側に向かってやや上側に傾
斜しており、駆動モータ２０ｂにより下流側に積載物を
移送する高速微小振動を与えられるよう構成される。グ
リズリ付振動フィーダ２０の下側にはシュート２１があ
り、グリズリバー２０ａ間を通過した細粒および土砂分
を受入れて細粒と土砂分とを選別する、たとえば、１０
ｍｍの網目をもつ振動篩５０が配設され、振動篩５０の
下方には篩下を集めて移動式クラッシャ１００の側面に
突出する補助輸送機６０へ落下するためのシュートが設
けられる。一方、振動篩５０上の細粒は、後述する輸送
機４０へ落下するようシュートが設けられる。グリズリ
付振動フィーダ２０の下流の直近にはジョークラッシャ
３０が配設され、ジョークラッシャ３０の破砕産物は下
側から移動式クラッシャ１００の長手方向下流側に向か
って傾斜して立上る輸送機４０へ落下するようシュート
が設けられる。そのほか、ディーゼルエンジン７０とデ
ィーゼルエンジン７０の燃料油である軽油を貯蔵する燃
料タンク８０および油圧機器の作動油を貯蔵する油タン
ク８２が下流側フレーム３上に固設される。ジョークラ
ッシャ３０の上部両側には踊場９２が設置され、階段９
０を介して作業員が昇降できるようになっている。
備の全体概略斜視図、図２は移動式クラッシャの全体側
面図、図３は移動式クラッシャの要部平面図、図４は移
動式クラッシャの要部側面図、図５ジョークラッシャの
側面断面図、図６は移動式クラッシャの正面図である。
図１において、破砕設備は移動式クラッシャ１００とこ
れに接続される複数個の移動式コンベヤ２００、２０
０、２００、…と、再後尾が砕石工場のホッパまで延在
する長尺の固定式コンベヤ３００とで構成される。移動
式クラッシャ１００は、図２〜図６に示すように、エン
ドレスのキャタピラ２ａによって走行するクローラ２の
フレーム３の上に、柱脚１０ａ、１０ｂを介してホッパ
１０およびその下側に配設されるグリズリ付振動フィー
ダ２０が積載され、グリズリ付振動フィーダ２０は、図
３および図４に示すように、長手方向に適当間隔離間し
た並列のグリズリバー２０ａが多段に配列され、全体が
下流に向けて水平または下流側に向かってやや上側に傾
斜しており、駆動モータ２０ｂにより下流側に積載物を
移送する高速微小振動を与えられるよう構成される。グ
リズリ付振動フィーダ２０の下側にはシュート２１があ
り、グリズリバー２０ａ間を通過した細粒および土砂分
を受入れて細粒と土砂分とを選別する、たとえば、１０
ｍｍの網目をもつ振動篩５０が配設され、振動篩５０の
下方には篩下を集めて移動式クラッシャ１００の側面に
突出する補助輸送機６０へ落下するためのシュートが設
けられる。一方、振動篩５０上の細粒は、後述する輸送
機４０へ落下するようシュートが設けられる。グリズリ
付振動フィーダ２０の下流の直近にはジョークラッシャ
３０が配設され、ジョークラッシャ３０の破砕産物は下
側から移動式クラッシャ１００の長手方向下流側に向か
って傾斜して立上る輸送機４０へ落下するようシュート
が設けられる。そのほか、ディーゼルエンジン７０とデ
ィーゼルエンジン７０の燃料油である軽油を貯蔵する燃
料タンク８０および油圧機器の作動油を貯蔵する油タン
ク８２が下流側フレーム３上に固設される。ジョークラ
ッシャ３０の上部両側には踊場９２が設置され、階段９
０を介して作業員が昇降できるようになっている。
【０００８】図５はジョークラッシャ３０を示し，ケー
シング３１に固定した固定ジョー３２と偏心回転軸３３
に上部が取付けられたスイングジョー３４とを備えてお
り，固定ジョー３２に取付けられた固定破砕板３５とス
イングジョー３４に取付けられた可動破砕板３６とで岩
石を破砕する。３３ａは偏心回転軸３３に固着したフラ
イホイールである。スイングジョー３４の下部にはトグ
ルプレート３７がフレーム３１へ固設したトグルヘッド
３８に連結される。３９はトグルプレート３７をトグル
ヘッド３８と離脱させないためスイングジョー３４の下
端を図５の右側方向へ付勢する圧縮ばねである。なお，
ホッパ１０とグリズリ付振動フィーダ２０とを一体化し
て，グリズリ付振動フィーダ２０の最頂部に傾斜した側
壁を設けても良い。
シング３１に固定した固定ジョー３２と偏心回転軸３３
に上部が取付けられたスイングジョー３４とを備えてお
り，固定ジョー３２に取付けられた固定破砕板３５とス
イングジョー３４に取付けられた可動破砕板３６とで岩
石を破砕する。３３ａは偏心回転軸３３に固着したフラ
イホイールである。スイングジョー３４の下部にはトグ
ルプレート３７がフレーム３１へ固設したトグルヘッド
３８に連結される。３９はトグルプレート３７をトグル
ヘッド３８と離脱させないためスイングジョー３４の下
端を図５の右側方向へ付勢する圧縮ばねである。なお，
ホッパ１０とグリズリ付振動フィーダ２０とを一体化し
て，グリズリ付振動フィーダ２０の最頂部に傾斜した側
壁を設けても良い。
【０００９】以上のように構成された本発明の移動式ク
ラッシャ１００の作動について説明すると，移動式クラ
ッシャ１００の前方先端（図２では右側）を採掘現場へ
向け，ディーゼルエンジン７０を始動して各機器の駆動
を確認したあと，ホッパ１０へ採取した岩石をショベル
ローダ等の積込機械により供給する。供給された岩石は
グリズリ付振動フィーダ２０でジョークラッシャ３０へ
移動させながら，グリズリバー２０ａ間を細粒および土
砂分が通過し，振動篩５０によってさらに細粒と土砂分
に選別され，細粒は輸送機４０へ，土砂分は補助輸送機
６０へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ２０に
よってジョークラッシャ３０へ送られた岩石は破砕され
て規定のサイズにセットされた約１５０ｍｍの大きさと
なって輸送機４０へ排出される。
ラッシャ１００の作動について説明すると，移動式クラ
ッシャ１００の前方先端（図２では右側）を採掘現場へ
向け，ディーゼルエンジン７０を始動して各機器の駆動
を確認したあと，ホッパ１０へ採取した岩石をショベル
ローダ等の積込機械により供給する。供給された岩石は
グリズリ付振動フィーダ２０でジョークラッシャ３０へ
移動させながら，グリズリバー２０ａ間を細粒および土
砂分が通過し，振動篩５０によってさらに細粒と土砂分
に選別され，細粒は輸送機４０へ，土砂分は補助輸送機
６０へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ２０に
よってジョークラッシャ３０へ送られた岩石は破砕され
て規定のサイズにセットされた約１５０ｍｍの大きさと
なって輸送機４０へ排出される。
【００１０】このようにして，移動式クラッシャ１００
で，採掘現場の直近で得られた岩石を１次破砕し，図１
に示すように，後続の移動式コンベヤ２００ならびに固
定式コンベヤ３００によって破砕産物は砕石工場へベル
ト輸送され，２次破砕や水洗などの２次加工をされてコ
ンクリート用ならびにアスファルト用の細骨材や製砂が
製造される。また，新たな岩石の採掘のための発破作業
の際には，安全上のため，移動式クラッシャ１００と移
動式コンベヤ２００は一時的に現場から待避し，発破終
了後に再び切羽最先端に設置されて作業を継続する。図
１の実施例では，ひとつの固定式コンベヤ３００に対し
て，１台の移動式クラッシャ１００およびこれに接続さ
れる複数の移動式コンベヤの組み合わせとしたが，伸縮
可能な移動式コンベヤを１台もしくは複数台使用しても
良いし，また，ひとつの固定式コンベヤ３００に対して
複数台の移動式クラッシャ１００の産物が流れ込む多連
方式としても良い。この場合には固定式コンベヤ３００
の能力を予め大きくする必要があるのはいうまでもな
い。なお，移動式コンベヤ２００は，図１に示すよう
に，１端または両端に転動するローラタイヤを備え，駆
動装置を具備して自走機能を持たせると，一層移動が容
易でレイアウト変更の段取時間が縮小されて生産効率が
向上する。自走機能を持たないものは作業車によって牽
引移動する。
で，採掘現場の直近で得られた岩石を１次破砕し，図１
に示すように，後続の移動式コンベヤ２００ならびに固
定式コンベヤ３００によって破砕産物は砕石工場へベル
ト輸送され，２次破砕や水洗などの２次加工をされてコ
ンクリート用ならびにアスファルト用の細骨材や製砂が
製造される。また，新たな岩石の採掘のための発破作業
の際には，安全上のため，移動式クラッシャ１００と移
動式コンベヤ２００は一時的に現場から待避し，発破終
了後に再び切羽最先端に設置されて作業を継続する。図
１の実施例では，ひとつの固定式コンベヤ３００に対し
て，１台の移動式クラッシャ１００およびこれに接続さ
れる複数の移動式コンベヤの組み合わせとしたが，伸縮
可能な移動式コンベヤを１台もしくは複数台使用しても
良いし，また，ひとつの固定式コンベヤ３００に対して
複数台の移動式クラッシャ１００の産物が流れ込む多連
方式としても良い。この場合には固定式コンベヤ３００
の能力を予め大きくする必要があるのはいうまでもな
い。なお，移動式コンベヤ２００は，図１に示すよう
に，１端または両端に転動するローラタイヤを備え，駆
動装置を具備して自走機能を持たせると，一層移動が容
易でレイアウト変更の段取時間が縮小されて生産効率が
向上する。自走機能を持たないものは作業車によって牽
引移動する。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように，本発明の破砕設備
では，純度の高い高品質の骨材１次破砕産物が能率良く
生産されるとともに，最寄りの砕石工場へ効率良く輸送
されるので製造コストの低減化を図ることができる。ま
た，移動の必要のない最終輸送工程のコンベヤを固定設
備とし，クラッシャ設備と中間のコンベヤを移動式とし
たため，発破採掘作業が安全に実施できるとともに，現
場に最も適したレイアウトが短時間のうちに完了でき，
ダンプトラックや運転手を全く省略できるので輸送費が
大幅に安くなる。
では，純度の高い高品質の骨材１次破砕産物が能率良く
生産されるとともに，最寄りの砕石工場へ効率良く輸送
されるので製造コストの低減化を図ることができる。ま
た，移動の必要のない最終輸送工程のコンベヤを固定設
備とし，クラッシャ設備と中間のコンベヤを移動式とし
たため，発破採掘作業が安全に実施できるとともに，現
場に最も適したレイアウトが短時間のうちに完了でき，
ダンプトラックや運転手を全く省略できるので輸送費が
大幅に安くなる。
【図１】本発明の破砕設備の実施例を示す全体概略斜視
図である。
図である。
【図２】本発明の破砕設備の移動式クラッシャの実施例
を示す全体側面図である。
を示す全体側面図である。
【図３】本発明の破砕設備の移動式クラッシャの実施例
を示す要部平面図である。
を示す要部平面図である。
【図４】本発明の破砕設備の移動式クラッシャの実施例
を示す要部側面図である。
を示す要部側面図である。
【図５】本発明の破砕設備の移動式クラッシャのジョー
クラッシャの実施例を示す側面断面図である。
クラッシャの実施例を示す側面断面図である。
【図６】本発明の破砕設備の移動式クラッシャの実施例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図７】従来の採掘現場における輸送状況を示す概略斜
視図である。
視図である。
【図８】従来の移動式クラッシャの全体側面図である。
【図９】従来のジョークラッシャの側面図である。
１ 移動式クラッシャ ２ クローラ ２ａ キャタピラ ３ フレーム １０ ホッパ ２０ グリズリ付振動フィーダ ２０ａ グリズリバー ２０ｂ 駆動モータ ２１ シュート ３０ ジョークラッシャ ３１ ケーシング ３２ 固定ジョー ３３ 偏心回転軸 ３３ａ フライホイール ３４ スイングジョー ３５ 固定破砕板 ３６ 可動破砕板 ３７ トグルプレート ３８ トグルヘッド ３９ 圧縮ばね ４０ 輸送機（メインコンベヤ） ５０ 振動篩（サンドセパレータ） ６０ 補助輸送機（サイドコンベヤ） ７０ ディーゼルエンジン ８０ 燃料タンク ８２ 油タンク １００ 移動式クラッシャ ２００ 移動式コンベヤ ３００ 固定式コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−73555（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−139347（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−141849（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−130576（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−87483（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B02C 1/00 - 1/14 B02C 19/00 - 25/00 B07B 1/00 - 15/00
Claims (3)
- 【請求項１】 移動式クラッシャと、該移動式クラッシ
ャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤと、該
移動式コンベヤに後続する固定式コンベヤとからなる破
砕設備であって、前記移動式クラッシャは、走行自在な
クローラの上に、供給された被破砕物を受入れるホッパ
と、供給された被破砕物を大塊と細粒に選別する選別移
送装置と、該被破砕物を破砕するクラッシャと、破砕産
物の輸送機と、前記細粒から土砂分を除去して篩上を前
記輸送機へ排出する振動篩と、該土砂分を輸送する補助
輸送機と、各機器駆動用のディーゼルエンジンならびに
油圧ユニットとを搭載した破砕設備。 - 【請求項２】 上記の選別移送装置がグリズリ付振動フ
ィーダである請求項１の破砕設備。 - 【請求項３】 上記のクラッシャがジョークラッシャで
ある請求項１または２の破砕設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03353528A JP3137133B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 破砕設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03353528A JP3137133B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 破砕設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138060A JPH05138060A (ja) | 1993-06-01 |
| JP3137133B2 true JP3137133B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=18431451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03353528A Expired - Fee Related JP3137133B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 破砕設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3137133B2 (ja) |
Cited By (1)
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